東洋製罐株式会社 (〒22 東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 Tokyo, 10085, JP)
| 缶詰の上端からトップパネルまでの距離と該缶詰の下端からボトムパネルまでの距離とを加えたデプス合計(Ds)と、該缶詰内圧との相関関係に基づいて、良品の缶詰内圧に対応するデプス合計判定基準を予め設定しておき、各缶詰に対し、該缶詰のデプス合計を各々求め、前記デプス合計判定基準に基づいて各缶詰の内圧の良否を判定することを特徴とする缶詰の内圧検査方法。 |
| 前記缶詰の上端から下端に到る高さ(Hc)が既知の時、一対の変位計を該缶詰の軸方向に一定の距離(Hp)を隔てて対向する形態で配設し、一方の変位計から前記トップパネルに到る距離(Lt)と、他方の変位計から前記ボトムパネルに到る距離(Lb)とを各々計測し、前記デプス合計をDs=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)によって各々求め、前記デプス合計判定基準に基づいて各缶詰の内圧の良否を判定する請求項1に記載の缶詰の内圧検査方法。 |
| 前記一対の変位計は軸芯を一致させて各々配設する請求項2に記載の缶詰の内圧検査方法。 |
| 前記一対の変位計の軸芯(中心)と前記缶詰の軸芯(中心)とが一致するタイミングで該変位計の各計測データを取り込む請求項3に記載の缶詰の内圧検査方法。 |
| 前記缶詰の缶蓋と缶底において互いに異金属から成る場合、前記変位計に対する感度が相対的に低い金属から成る部位が下側に位置するようにして前記缶詰を配設する請求項2から4の何れかに記載の缶詰の内圧検査方法。 |
| 缶詰の上端からトップパネルまでの距離と該缶詰の下端からボトムパネルまでの距離とを加えたデプス合計(Ds)を計測する計測手段と、該デプス合計と該缶詰内圧との相関関係に基づいて定められたデプス合計判定基準とを備え、各缶詰のデプス合計を各々求め、前記デプス合計判定基準に基づいて各缶詰の内圧の良否を判定することを特徴とする缶詰の内圧検査装置。 |
| 前記缶詰の軸方向(高さ方向)に一定の距離(Hp)を隔てて対向する形態で配設された一対の変位計を備え、 前記缶詰の上端から下端に到る高さ(Hc)が既知の時、一方の変位計から前記トップパネルに到る距離(Lt)と、他方の変位計から前記ボトルパネルに到る距離(Lb)とを各々計測し、前記デプス合計(Ds)をDs=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)によって各々求め、前記デプス合計判定基準に基づいて各缶詰の内圧の良否を判定する請求項6に記載の缶詰の内圧検査装置。 |
| 前記一対の変位計は軸芯が一致するように配設されている請求項7に記載の缶詰の内圧検査装置。 |
| 前記一対の変位計の軸芯(中心)と前記缶詰の軸芯(中心)とが一致するように、搬送されて来る前記缶詰を案内するガイドレールを備えた請求項8に記載の缶詰の内圧検査装置。 |
| 前記缶詰の缶蓋と缶底において互いに異金属から成る場合、前記変位計に対する感度が相対的に低い金属から成る部位が下側になるようにして前記缶詰を配設する請求項7から9の何れかに記載の缶詰の内圧検査装置。 |
本発明は、缶詰の内圧検査方法及びその 置に関し、充填直後のインライン上の缶詰 対しては内容物の性状に依存することなく 又、ケースに入った各缶詰に対しては、隣 する他の缶詰との密着状態、ケース底部内 へのめり込み状態、更には缶詰内容物の性 に依存することなく、缶詰の変位量に基づ て缶詰内圧の良否を正確に判定することが 来る缶詰の内圧検査方法及びその装置に関 る。
内容物を充填・密封・レトルト殺菌された
後の缶詰は、生産ラインに設置されたイン
イン打検器によって漏洩検査が行われる。
の漏洩検査は缶詰からの実リーク量を検査
るのではなく、リーク量に応じた缶詰の内
を検査することにより行われる。更に、こ
缶詰内圧検査も缶詰内部の圧力を直接に計
するのではなく、缶詰内圧に応じて発生す
打検音のピーク周波数(共振周波数)を計測
ることにより行われる。結局のところ、缶
の漏洩検査は缶詰の打検音を検査すること
より行われる。しかし、欠陥がピンホール
どの微少なものは空気の流入が少ないため
、生産直後では内圧の変化が少なく、その
果、その缶詰は打検音の検査では検出され
に良品として出荷される虞れがある。そこ
、出荷状態で数日間保管した後に缶詰の打
音を検査するという方法がある。この方法
と、欠陥がピンホールであったとしても、
部から空気が侵入する時間が充分にあるた
、缶詰内圧が十分に上昇して打検音の検査
よって検出することができる。ところで、
管状態にある缶詰は、カートンケースに入
た状態である。この状態の缶詰を打検する
は、缶の列に合ったヘッド配列を有するケ
ス打検器が用いられる。ケース打検器はピ
ホール欠陥を検出する手段として有用な検
器であるが、カートンケースに入った状態
缶詰を打検するため、隣接する他の缶詰と
接触状態によっては缶詰内圧に応じたピー
周波数の打検音が発生しない場合がある。
た、カートンケース底部内面に缶ボトム(3ピ
ース缶ではスチール蓋に相当)が強く押しつ
られた状態の場合も同様に、内圧に応じた
ーク周波数の打検音が得らず、良品・不良
の判定がつかないことがある。このように
ケース打検器による漏洩検査ではカートン
ース内の缶詰の状態によって正しい検査結
が得られないという問題がある。
更に、固形物が入った内容物や粘度が高い
容物の場合は、これらの内容物が缶詰のボ
ムに付着するため、缶詰内圧に応じたピー
周波数の打検音が得られない。また、付着
によっては打検音そのものが小さくなり判
できない。つまり、打検方式では缶詰内圧
良否を正確に判定することが出来ないとい
問題がある。
ケース打検器はカートンケースに入った状
の缶詰を打検するため、缶の列に応じた打
ヘッドを有し、複数列の缶詰を同時に打検
来る機能を持っている。検査のタイミング
コンベア上を流れてくるカートンケース端
光電スイッチで検出する。缶詰が打検ヘッ
真下に来たことは、コンベアのローラ軸に
り付けたエンコーダの出力パルスをカウン
することで知ることができる。この時、打
ヘッドのコイル部にパルス状電流を流し、
ボトムを吸引・解放して打検音を発生させ
いる。打検音は打検ヘッド内のマイクで集
し、増幅・フィルタリングした後、A/D変換
でデジタル信号に変換される。このデジタ
信号(波形データ)をマイクロコンピュータ
高速フーリエ変換(FFT)し、打検音のピーク周
波数を求めている。このピーク周波数が缶詰
の内圧に応じて変化するため、周波数の上限
・下限の各閾値を設けることによって、缶詰
内圧の良品・不良品を判定している。一般的
に、陰圧缶では缶詰内圧が低いほど打検音の
ピーク周波数は高くなる。このため、目標と
なる缶詰内圧に応じたピーク周波数を下限の
閾値として定め、これより低いピーク周波数
を発した缶詰を排斥すれば、缶詰内圧が上昇
した、すなわち穴の空いた不良缶詰を排除す
ることが可能となる。
缶詰にピンホールが空いている時、生産後
数日間で細菌などがそのピンホールを介し
内部に浸入し、内容物が腐敗する事がある
腐敗するとガスが発生し缶詰内部に放出さ
るが、缶詰に空いたピンホールが極めて小
いか、或いはピンホールが腐敗した内容物
遮蔽される場合は、このガスは缶詰内部に
積することになる。そしてガスの放出が少
い場合は、缶詰内圧が上昇するため、打検
のピーク周波数の下限閾値で検出される。
ところが、缶詰が陽圧になった場合は、陰
とは逆に缶詰内圧が高いほど打検音のピー
周波数は高くなる。従って、当初は陰圧で
っても、腐敗が進みガスが大量に缶詰内に
出されると缶詰内圧は陰圧から陽圧に転じ
ことになる。その結果、缶詰内圧の上昇に
って打検音のピーク周波数も高い値を示す
うになる。即ち、この陽圧に転じた状態で
穴が空いた不良缶詰であるにも拘らず、缶
内圧が高くなったために、打検音のピーク
波数は(下限閾値以上の)良品範囲に入り、
の結果、穴が空いた不良品であるにも拘わ
ず良品と判定されてしまう。つまり、腐敗
た内容物でピンホールが遮蔽されているよ
な缶詰に対しては、ケース打検器は有効に
能せずに見逃してしまう虞れがある。
このような不都合を防ぐため、ケース打検
には缶ボトムの高さを測定する変位センサ
備わり、直下に来た缶詰の缶ボトム(または
缶蓋)までの距離を測定している。これは、
敗ガスによって缶詰内圧が陽圧化した缶で
、膨張によって缶蓋または缶ボトムが凸に
るためである。従って、この変位センサで
蓋または缶ボトムまでの距離を測定し、一
値より小さい値を示したもの(凸状態を示し
もの)は打検音のピーク周波数が正常であっ
ても膨張缶として排斥している。
上述した通り、打検中の缶詰が隣の缶詰か
受ける押圧によって打検音のピーク周波数
変化することがある。また、保管中の積載
より缶蓋または缶ボトムがカートンケース
部内面に強く押し当てられ、カートンケー
に凹みが出た場合、打検時に缶詰から出て
る音量が不足する場合がある。また、この
うにカートンケースが凹んだ場合は、正常
場合と比べると、缶詰と変位センサの相対
置がずれるため、膨張缶の検出機能が正し
働かない場合がある。その一方で、このよ
な不都合を防ぐため、カートンケースの打
音に与える影響を軽減する発明が知られて
る(例えば、特許文献1を参照。)。この発明
、缶詰の入ったカートンケースにエアを吹
んで、缶蓋または缶ボトムからカートンケ
スを引離すアイディアである。カートンケ
スの打検音に与える影響を軽減するにはよ
方法ではあるが、費用が嵩むことやエアを
込む際にかかる時間が必要なため、検査処
速度が低下してしまうデメリットがある。
また、缶に充填する内容物としてコーンポ
ージュスープのように固形物が入っていた
、汁粉のように粘度が高い内容物が入って
たりする場合、これらが缶詰のボトムに付
してパネル部分の実効質量を増大させ、缶
内圧に応じた打検音の周波数スペクトルが
られないことがある。これはカートンケー
の凹みによる影響とは異なり、エアを吹き
むことにより軽減することは困難である。
一方、上記打検音に依らない缶詰の内圧検
方法としては、缶蓋が缶詰内圧に応じて凹
状に変形することに着目して、缶蓋中心部
所定の基準位置からの変位量を(距離)セン
によって計測し、その変位量に基づいて缶
内圧の良否を判定する缶詰の内圧検査方法
知られている(例えば、下記特許文献2-4を参
。)。これらの発明では、変位検査ポイント
として缶蓋中央部を採用し、その変位の基準
位置として、その中央部を通り搬送方向に平
行した缶蓋両側の巻締め上端部(2点平均値)、
または搬送方向に交差した缶蓋両側の巻締め
上端部(2点平均値)、或いは缶蓋の巻締め上端
部の内側(2点平均値)を採用している。なお、
下記特許文献2において、変位の基準位置と
て搬送方向に交差した缶蓋両側の巻締め上
部が採用されているのは、変位センサが対
とする巻締め上端部の計測信号と共に対象
しない隣接する缶詰の巻締め上端部の計測
号をも取り込み、対象とする巻締め上端部
おける計測精度が低下するという現象を防
ためである。また、下記特許文献3では、缶
の中央部を通り搬送方向に平行した缶蓋両
の巻締め上端部を変位の基準位置として設
し、缶蓋中心部のその基準位置からの変位
を予め設定した閾値と比較することにより
缶詰内圧の良否を判定している。また、下
特許文献4では、変位センサによって計測さ
れる先頭缶および末尾缶の各変位量に対し所
定の補正量を加えることにより、先頭缶およ
び末尾缶の各変位量が過小計測され、良品が
不良品と誤判別されて排斥されてしまう不都
合を防止している。また、下記特許文献2-4に
おいて、缶詰はカートンケースに入った状態
でコンベア等によって搬送されるため、変位
センサが測定対象物に作用する計測信号はカ
ートンケースに対し透過性を有することが必
要となる。そのため、変位センサとしては、
渦電流式変位センサが用いられている。
ところで、渦電流式変位センサの測定原理
、高周波の磁束(磁場)を測定対象物に作用
、測定対象物(導電体)の表面に渦電流を誘起
させ、この渦電流が発生する磁束によって変
位センサ(コイル)自身のインピーダンス(≒コ
イルの誘導リアクタンス)が変化するという
互誘導現象を利用したものである。すなわ
、このインピーダンスの変化量は、変位セ
サから測定対象物に到る距離に強く依存す
。従って、このインピーダンスの変化量を
気信号として取り出すことにより、センサ
ら測定対象物に到る距離を求めることが可
となる。従って、測定対象物に対しては、
ンサとの間で電磁的に干渉し合う範囲に位
していることに加え、その磁束が十分に通
(透磁)するだけのある程度の(有効)面積が必
となる。従って、缶蓋の巻締め上端部等の
方向の厚みが小さい部位、すなわち径方向
断面積が小さい部位に対しては、センサが
する磁束が測定対象部位を十分に透磁する
とが出来ないため、センサからその部位に
る正確な距離を求めることは困難であると
えられる。また、下記特許文献2に見られる
ように、缶蓋の上部かつ径方向に渦電流式変
位センサを並列に3個配置して、中心のセン
が缶蓋の中心部までの距離を、その両側の
ンサが缶蓋の巻締め上端部までの距離を同
に計測する場合は、各センサの磁束が相互
干渉し合うため、同様に各センサから各測
対象部位までの正確な距離の測定は困難で
ると考えられる。
上述した通り、インライン打検器またはケ
ス打検器を用いた缶詰の内圧検査方法、す
わち缶詰の打検音のピーク周波数を基にす
缶詰の内圧検査方法では、缶詰内容物が固
物や高粘性物の場合は缶詰内圧に応じたピ
ク周波数の打検音が得られないという問題
または缶詰がカートンケースに入った状態
搬送される場合は、隣接する缶詰との密着
態、缶詰のカートンケース底部内面へのめ
込み状態(カートンケースの凹み状態)によ
ては、同様に缶詰内圧に応じたピーク周波
が得られず、缶詰内圧の良否、すなわち缶
の漏洩の有無を正確に判定することが出来
いという問題がある。
また、缶詰の打検音ではなく、缶蓋中央部
巻締め上端部(基準位置)からの変位量に基
いて、缶詰内圧の良否を判定する内圧検査
法では、缶蓋の変位量は、缶詰内容物の性
、隣接する缶詰との密着状態、缶詰のカー
ンケース底部内面へのめり込み状態等に影
されることはないが、変位センサが電磁式
場合は、そもそも基準位置となる巻締め上
部までの距離を精度良く計測することが難
いという問題がある。
他方、変位の基準位置として、上記従来技
に見られるように、巻締め上端部ではなく
巻締め上端部より内側の点を採用すること
より、缶蓋中央部の変位量を求めることは
能である。
しかし、この場合の缶蓋中央部の変位量は
基準位置を巻締め上端部とする場合に比べ
めて小さいため、その缶蓋の変位量から缶
内圧の良否を正確に判定することは難しい
のと考えられる。
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題
に鑑みなされたものであって、その目的は
填直後のインライン上の缶詰に対しては内
物の性状に依存することなく、又、ケース
入った各缶詰に対しては、隣接する他の缶
との密着状態、ケース底部内面へのめり込
状態、更には缶詰内容物の性状に依存する
となく、缶詰の変位量に基づいて缶詰内圧
良否を正確に判定することが出来る缶詰の
圧検査方法及びその装置を提供することに
る。
前記目的を達成するために請求項1に記載の
缶詰の内圧検査方法は、缶詰の上端からトッ
プパネルまでの距離と該缶詰の下端からボト
ムパネルまでの距離とを加えたデプス合計(Ds
)と、該缶詰内圧との相関関係に基づいて、
品の缶詰内圧に対応するデプス合計判定基
を予め設定しておき、各缶詰に対し、該缶
のデプス合計を各々求め、前記デプス合計
定基準に基づいて各缶詰の内圧の良否を判
することを特徴とする。
上述した通り、缶詰内圧が低下するに従っ
缶蓋(トップパネル)およびボトムパネルは
側に引き込まれるため、缶の上端からトッ
パネルに到るトップデプス(Dt)と缶詰内圧と
関係、ならびに缶の下端からボトムパネル
到るボトムデプス(Db)と缶詰内圧との関係に
は、ある相関関係が各々有ることは広く知ら
れている。しかし、本願発明者は、これらト
ップデプス(Dt)とボトムデプス(Db)とを加えた
プス合計(Ds)と缶詰内圧との間にもある一定
の相関関係が有り、前2つのデプスに係る相
関係よりも更に強い相関関係を有すること
見出した。
しかし、これらトップデプス(Dt)、ボトムデ
プス(Db)はそれぞれ缶詰の上端、下端(缶詰の
締め上端部、同下端部)を変位の基準位置に
している。つまり、変位センサとして電磁式
センサが用いられる場合、これらの部位は透
磁面積(測定有効面積)としては極めて狭小で
り、従って、これらの部位を電磁式変位セ
サによって直接かつ正確に計測することは
めて難しいと考えられる。
そこで、本願発明者は、詳細については後
するが、缶詰の上端および下端を直接に計
せずに、十分な測定有効面積を有するトッ
パネル及びボトムパネルまでの距離のみを
変位センサによって計測することにより、
プス合計(Ds)を正確に求める方法を考案した
。
しかも、このデプス合計(Ds)は、もともと缶
の上端および缶の下端を基準にしているため
、例えば缶詰がカートンケース底部内面にめ
り込み缶の高さ方向(垂直方向)の位置が変動
る場合であっても、このデプス合計は変動
ることはない。更に、このデプス合計は、
わゆる長さ(距離)であるから、打検音の周
数スペクトルのように隣接する缶詰同士の
触状態(密着状態)、ケース底部内面へのめり
込み状態あるいは缶に充填された内容物に影
響されることはない。
そこで、上記缶詰の内圧検査方法では、上
トップデプス(Dt)と上記ボトムデプス(Db)と
加えたデプス合計(Ds)と、缶詰内圧との相関
係に基づいて、良品の缶詰内圧に対応する
プス合計判定基準を予め設定しておき、搬
されて来る各缶詰のデプス合計を各々求め
そのデプス合計判定基準に基づいて各缶詰
内圧を検査することにより、隣接する缶詰
士の接触状態、缶詰のカートンケースに対
るめり込み状態、更には缶詰内容物の性状
依存することなく、缶詰の変位量に基づい
缶詰内圧の良否を正確に判定することが出
る。
請求項2に記載の缶詰の内圧検査方法では、
前記缶詰の上端から下端に到る高さ(Hc)が既
の時、一対の変位計を該缶詰の軸方向に一
の距離(Hp)を隔てて対向する形態で配設し、
方の変位計から前記トップパネルに到る距
(Lt)と、他方の変位計から前記ボトムパネル
に到る距離(Lb)とを各々計測し、前記デプス
計をDs=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)によって各々求め、前記
プス合計判定基準に基づいて各缶詰の内圧
良否を判定することとした。
上記缶詰の内圧検査方法では、デプス合計
Ds=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)により求めることにより、十
な測定有効面積を有するトップパネル及び
トムパネルまでの距離データのみを用いて
缶詰の上端および下端を変位の基準位置と
るデプス合計を正確に求めることが出来る
うになる。従って、変位計(変位センサ)が
磁式の場合であってもデプス合計を正確に
めることが可能となる。
また、缶詰が倒立した状態でケース底部内
にt[mm]めり込み、上記LbがLb→Lb+tと変動する
場合は、逆に上記LtはLt→Lt-tと変動する。つ
り、デプス合計DsをDs=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)によって
めることにより、デプス合計が缶詰の高さ
向の位置変動に影響されないようになる(変
値tが自動的に相殺されることになる。)。
って、求めたデプス合計を上記デプス合計
定基準に適用することによって、缶詰が高
方向に変動する場合であっても缶詰内圧の
否を正確に判定することが出来るようにな
。
請求項3に記載の缶詰の内圧検査方法では、
前記一対の変位計は軸芯を一致させて各々配
設することとした。
上記缶詰の内圧検査方法では、一対の変位
を上記形態で配設することにより、同一の
イミングで缶蓋(開栓タブ)までの距離(Lt)お
びボトルパネルまでの距離(Lb)を各々計測す
ることが可能となる。
請求項4に記載の缶詰の内圧検査方法では、
前記一対の変位計の軸芯(中心)と前記缶詰の
芯(中心)とが一致するタイミングで該変位
の各計測データを取り込むこととした。
上記缶詰の内圧検査方法では、缶蓋および
トルパネルの最も変位した部位までの距離
同一のタイミングで各々計測することが可
となる。その結果、搬送されて来る缶詰の
プス合計を精度良く求め、各缶詰の内圧の
否を正確に判定することが可能となる。
請求項5に記載の缶詰の内圧検査方法では、
前記缶詰の缶蓋と缶底において互いに異金属
から成る場合、前記変位計に対する感度が相
対的に低い金属から成る部位が下側に位置す
るようにして前記缶詰を配設することとした
。
上記缶詰の内圧検査方法では、缶詰を上記
態で配設することにより、例えば缶詰がケ
スに入れられて搬送される場合、缶詰の重
でケース底部へめり込み、その結果、変位
に対する感度が低い部位が変位計により近
し、より正確な距離データ(Lt,Lb)を得ること
が出来るようになる。
前記目的を達成するために請求項6に記載の
缶詰の内圧検査装置は、缶詰の上端からトッ
プパネルまでの距離と該缶詰の下端からボト
ムパネルまでの距離とを加えたデプス合計(Ds
)を計測する計測手段と、該デプス合計と該
詰内圧との相関関係に基づいて定められた
プス合計判定基準とを備え、各缶詰のデプ
合計を各々求め、前記デプス合計判定基準
基づいて各缶詰の内圧の良否を判定するこ
を特徴とする。
上記缶詰の内圧検査装置では、上記請求項1
に記載の缶詰の内圧検査方法を好適に実施す
ることが出来る。
請求項7に記載の缶詰の内圧検査装置では、
前記缶詰の軸方向(高さ方向)に一定の距離(Hp)
を隔てて対向する形態で配設された一対の変
位計を備え、
前記缶詰の上端から下端に到る高さ(Hc)が既
知の時、一方の変位計から前記トップパネル
に到る距離(Lt)と、他方の変位計から前記ボ
ルパネルに到る距離(Lb)とを各々計測し、前
デプス合計(Ds)をDs=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)によって各々
求め、前記デプス合計判定基準に基づいて各
缶詰の内圧の良否を判定することとした。
上記缶詰の内圧検査装置では、上記請求項2
に記載の缶詰の内圧検査方法を好適に実施す
ることが出来る。
請求項8に記載の缶詰の内圧検査装置では、
前記一対の変位計は軸芯が一致するように配
設されていることとした。
上記缶詰の内圧検査装置では、上記請求項3
に記載の缶詰の内圧検査方法を好適に実施す
ることが出来る。
請求項9に記載の缶詰の内圧検査装置では、
前記一対の変位計の軸芯(中心)と前記缶詰の
芯(中心)とが一致するように、搬送されて
る前記缶詰を案内するガイドレールを備え
こととした。
上記缶詰の内圧検査装置では、上記請求項4
に記載の缶詰の内圧検査方法を好適に実施す
ることが出来る。
請求項10に記載の缶詰の内圧検査装置では
前記缶詰の缶蓋と缶底において互いに異金
から成る場合、前記変位計に対する感度が
対的に低い金属から成る部位が下側になる
うにして前記缶詰を配設することとした。
上記缶詰の内圧検査装置では、上記請求項5
に記載の缶詰の内圧検査方法を好適に実施す
ることが出来る。
本発明の缶詰の内圧検査方法によれば、充
直後のインライン上の缶詰に対しては内容
の性状に依存することなく、又、ケースに
った各缶詰に対しては、隣接する他の缶詰
の密着状態、ケース底部内面へのめり込み
態、更には缶詰内容物の性状に依存するこ
なく、缶詰の変位量に基づいて缶詰内圧の
否を正確に判定することが出来る。すなわ
、缶詰内圧の検査は、缶詰の上端からトッ
パネルまでの距離と該缶詰の下端からボト
パネルまでの距離とを加えたデプス合計(Ds)
を、缶詰内圧とデプス合計(Ds)との相関関係
基づいて定められたデプス合計判定基準に
てはめることにより行われる。
また、本発明に係る上記デプス合計(Ds)を求
める方法は、缶詰の高さ方向が変動する場合
であっても、その高さ方向の変動分を相殺す
るように構成されている。
更に、缶詰の上端からトップパネルまでの
離と同下端からボトムパネルまでの距離は
従来の変位量を基にする缶詰内圧検査方法
同様に、それぞれ缶詰の巻締め部(上端、下
端)を変位量の基準位置とする。しかし、本
明では、変位計(センサ)が実際に計測するの
は有効面積の大きいトップパネルに到る距離
(Lt)と、同じく有効面積の大きいボトムパネ
に到る距離(Lb)であり、これらの距離のみで
プス合計(Ds)を求めることが出来るように構
成されている。加えて、従来の変位量を基に
する缶詰内圧検査方法では、計測される変位
量は、缶詰上端からトップパネルまでの距離
であるが、本発明はこれに缶詰下端からボト
ムパネルまでの距離(Db)を加えた値を缶詰内
に応じた変位量(=デプス合計(Ds))としている
従って、従来の変位量を基にする缶詰内圧
査方法に比べ、計測される変位量が大きく
その結果、缶詰内圧に応じた変位量(=デプ
合計(Ds))を精度良く求めことが出来る。
その結果、本発明は、従来の打検音(ピーク
周波数)を基にした缶詰内圧検査方法の問題
であるところの、缶詰内容物が固形物や高
性物の場合は缶詰内圧に応じたピーク周波
の打検音が得られないという問題点、また
缶詰がカートンケースに入った状態で搬送
れる場合は、隣接する缶詰との密着状態、
詰のカートンケース底部内面へのめり込み
態(カートンケースの凹み状態)によっては、
同様に缶詰内圧に応じたピーク周波数が得ら
れないとする問題点を好適に解決することが
出来る。また、従来の変位量を基にする缶詰
内圧検査方法の問題点であるところの、変位
センサが電磁式の場合は基準位置となる巻締
め上端部までの距離を精度良く計測すること
が難しいという問題点を好適に解決すること
が出来る。従って、本発明の缶詰の内圧検査
方法は、缶詰がケースに入っているか否かに
拘わらず、並びに缶詰内容物の性状に拘わら
ず各缶詰の内圧の良否を正確に判定すること
が出来る。
また、本発明の内圧検査装置は、本発明の
詰の内圧検査方法を好適に実施することが
き、更に打検装置に比べ機構が簡素である
め、低コストで製作することが可能である
1 ローラコンベア
2 第1変位センサ
3 第2変位センサ
4 変位センサ取付けブラケット
5 光電スイッチ
6 ロータリエンコーダ
7 データ処理装置
8 サイドガイド(右)
9 サイドガイド(左)
10 排斥シュート
11 エアシリンダ
12 排斥プッシャ
100,200 ケース入り缶詰の内圧検査装置
300 缶詰内圧検査装置
以下、図に示す実施の形態により本発明 さらに詳細に説明する。
図1は、本発明のケース入り缶詰の内圧検査
装置100を示す説明図である。なお、説明の都
合上、カートンケースCおよびローラコンベ
1については、内部を透視して図示されてい
。
このケース入り缶詰の内圧検査装置100は、
ートンケースCを所定の位置へ搬送するロー
ラコンベア1と、缶詰Kのボトルパネルまでの
離を計測する第1変位センサ2と、缶詰Kのタ
までの距離を計測する第2変位センサ3と、
数の変位センサを固定する変位センサ取付
ブラケット4と、カートンケース端を検出す
光電スイッチ5と、ローラの回転角に応じた
パルス信号を出力するロータリエンコーダ6
、第1変位センサ2および第2変位センサ3の計
データを取り込み所定の処理を実行するデ
タ処理装置7とを具備して構成されている。
なお、詳細については、図3から図8を参照し
がら後述するが、このケース入り缶詰の内
検査装置100は、カートンケースC内の各缶詰
Kの中心が一対の変位センサ2,3の中心を通過
るタイミングで、第1変位センサ2および第2
位センサ3の各計測データを取り込み、そし
各缶詰Kのデプス合計(Ds)(缶詰Kの上端からタ
ブに到るトップデプス(Dt)と同下端からボト
パネルに到るボトムデプス(Db)とを加えた値)
を各々算出し、そして各算出結果を缶詰内圧
とデプス合計値(Ds)との相関データ(缶詰内圧
デプス合計との相関関係を示すデータ)の内
で、良品の缶詰内圧に対応する良品判定基準
(デプス合計判定基準)に当てはめ、ケース内
各缶詰Kの缶詰内圧を精度良く検査し、各缶
詰内圧の良否を正確に判定する。
第1変位センサ2と第2変位センサ3はある一 定の距離を隔てて対向する形態で対を成し、 第1変位センサ2は変位センサ取付けブラケッ 4に等間隔に取り付けられ、第2変位センサ3 ローラコンベア1のローラ間1a,1aに等間隔に り付けられている。また、図示の都合上、 対のみ描かれているが、実際は、図2に示す ように例えば搬送方向に直交する方向に等間 隔に5対(={(2k,3k)|k=1,・・・,5})配置されている
また、第1変位センサ2と第2変位センサ3は 同芯に配置され、且つ搬送されて来る缶詰K 中心とこれら一対の変位センサ2,3の中心が 致することが出来るように各々配置されて る。また、第1変位センサ2はカートンケース Cに接触しないように、カートンケースCの上 から例えば1.0[mm]程度離されて変位センサ取 付けブラケット4に配置されている。従って これら変位センサの間隔はカートンケースC 厚みに応じて所定の間隔に調整される。
また、第1変位センサ2と第2変位センサ3は 、測定対象物がアルミから成る場合は、その 較正はアルミで行い、一方、スチールから成 る場合は、その較正はスチールで行う。本実 施例では、缶詰Kの蓋部はアルミから成るた 、第2変位センサ3はアルミで較正され、一方 、缶詰の底部はスチールから成るため、第1 位センサ2はスチールで較正され、測定対象 に応じて十分な感度が得られるよう調整さ ている。
また、変位センサが渦電流式の場合、ア ミはスチールに比べ磁化率が小さい。従っ 、アルミはスチールに比べ変位センサに対 る感度が若干小さいため、測定対象部位が ルミから成る場合は、変位センサに近接す 形態で、缶詰Kの姿勢を決めることが好まし い。本実施の形態では、缶詰Kの蓋部がアル から成るため、缶詰Kの蓋部が下側(底部が上 側)になるようにカートンケースCがローラコ ベア1に置かれ搬入される。
データ処理装置7が、これら一対の変位セ ンサ2,3からの計測データを取り込む(検査)タ ミングは、これら変位センサ2,3の中心と缶 Kの中心とが一致するタイミングであり、そ のタイミングは、例えばローラコンベア1の 動軸に配設されたロータリエンコーダ6が出 する(回転角に応じた)パルス信号を、(デー 処理装置7が)カウントすることにより、缶 毎の検査タイミングを得ることが出来る。 お、検査開始のタイミングについては、光 スイッチ5によってカートンケース端が検出 れ、その検出信号をトリガとしてロータリ ンコーダ6が出力するパルス信号をカウント することにより得ることが出来る。より詳細 には、ローラコンベア1にカートンケースCが れられ、カートンケースCが光電スイッチ5 遮光した時に、データ処理装置7がロータリ ンコーダ6のパルス信号をカウントし始める 。カートンケース内各列の缶詰が一対の変位 センサ直下に来るタイミングで、データ処理 装置7は全ての変位センサの信号を取り込む データ処理装置7にはA/D変換器が備わり、変 センサの信号をデジタルデータに変換する 上述した通り、各変位センサは測定対象物 材質に応じて較正されているため、データ ら距離に変換することは容易である。
図3は、缶詰の側面を示す説明図である。
缶の上側にはアルミ蓋が巻き締められてい
。缶の上端から蓋面までの深さをDt(トップ
プス)とする。飲料缶の場合、アルミ蓋には
タブが付けられているので、この場合のトッ
プデプスはトップパネル上端からタブまでの
距離となる。一方、缶の下端からボトムパネ
ルまでの深さをDb(ボトムデプス)とする。缶
3ピース缶の場合、ボトム側にスチール蓋が
き閉められているため、蓋のパネルまでの
さとなる。
内圧が異なる缶詰のDt、Dbを測定すると、 図4に示すグラフ(缶詰内圧とボトムデプス・ ップデプスの相関関係)が得られる。缶詰内 圧が低下するに従って、缶蓋やボトムパネル は内側に引き込まれるため、Dt、Dbの値は大 くなっていく。ボトム側はスチールのため 変化量は少ないが内圧に応じて値が上昇し いくのがわかる。
このトップデプスDtまたはボトムデプスDbを
測定することによって、缶詰の缶詰内圧を求
め得ると考えられる。しかし、缶詰がカート
ンケースに収納された状態では、カートンケ
ース内の位置(ケースの中央部か端部かによ
て)やダンボールの凹み具合で缶の垂直位置
変わるため、測定結果に大きなばらつきが
る。
一方、トップデプスDtとボトムデプスDbの和
(=デプス合計Ds)を考えてみる。図4のグラフか
ら内圧による深さの値はデプス合計Dsの方が
ップデプスDt、ボトムデプスDb単体より大き
く変化しており、缶詰内圧検査に向いた値と
いえる。従って、本実施の形態ではこのデプ
ス合計Dsを測定することによって缶詰の缶詰
圧を検査し漏洩の有無の判定(良品か否かの
判定)を行う。
図5から図7に、本発明のケース入り缶詰の
圧検査方法に係る測定系を示す。なお、こ
測定系は、図1の一対の変位センサ2,3に特化
た部分である。カートンケースCに入った缶
詰が通る部分に上下一対の(例えば渦電流式)
位センサ2,3を置く。ここで流す缶詰Kの上下
方向を予め定めておき、材質(アルミ蓋、ま
はスチールボトム)によって、相対する位置
各材質に応じた一対の変位センサ2,3を配置
る。これら一対の変位センサ2,3の中心は缶
Kの中心と一致しており、缶詰Kの中心がこ
ら一対の変位センサの中心を通過するタイ
ングで、変位センサの計測データを読み込
ばそれぞれの距離Lt,Lbを読み取ることができ
る。なお、一対の変位センサ2,3の間隔Hpは、
型によって一定の値とする。
図5から図7の各部寸法の内容は下記のとお
である。
Hp:一対の変位センサ2,3の間隔
Hc:缶詰Kの高さ
Lt:タブKtから第2変位センサ3までの距離
Lb:ボトムパネルKbから第1変位センサ2までの
距離
この状態で測定を行うと、トップデプスDt
ボトムデプスDbの合計であるデプス合計Dsは
Ds=Dt+Db
=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)
となる。
カートンケースCの状態(凹み具合)が変わり
缶詰Kがt[mm]だけカートンケース底部にめり
んだとする(下方向にt[mm]だけ移動したとす
)。この時のデプス合計Dstの値は、
Dst=((Lt-t)+(Lb+t))-(Hp-Hc)=(Lt+Lb)-(Hp-Hc)=Ds
と求められる。
このように、カートンケースCの影響などで
缶の高さ方向の位置が変わったとしても、原
理的にデプス合計Dsの値は変わらないので、
確なデプス合計の測定が行える。
また、実際の変位センサの計測ポイントは
分な測定面積を有するトップパネル及びボ
ムパネルであるため、変位センサが渦電流
の場合であっても正確なデプス合計の測定
行える。
図8は、ケース入り缶詰の良品判定基準の一
例を示すグラフである。
今、良品の缶詰内圧範囲を-10[kPa]から-40[kPa]
とすると、それに対応するデプス合計Dsの範
(良品判定基準)は、図8のグラフから7.6(下限
)から8.8(上限)[mm]となる。検査装置の上下限
定にこの値を入力し、この範囲を超えたも
(デプス合計がこの範囲を超える缶詰)を排斥
すれば、不良品を排除することができる。
このケース入り缶詰の良品判定基準の上限
および下限値は、データとしてデータ処理
置7に内蔵される一方、データ処理装置7は
缶詰Kの中心が一対の変位センサ2,3の中心と
致するタイミングでこれら変位センサ2,3か
の計測データを取り込み、そしてこれら計
データを基に各缶詰Kについてのデプス合計
Dsを算出する。そして算出したデプス合計Ds
この良品判定基準に当てはめて、ケース入
缶詰の缶詰内圧を検査し漏洩の有無の判定
行う。
また、この方法は打検のように音を判定 象としていない。このため、缶詰Kとカート ンケースCの当たり具合や内容物の粘度・固 物の有無にかかわらず正確にケース入り缶 Kの漏洩の有無を判定することができる。
図9は、実施形態1に係るケース入り缶詰の
圧検査装置200を示す説明図である。
このケース入り缶詰の内圧検査装置200は、
送されて来るケース入り缶詰のデプス合計D
sを一対の変位センサ2,3によって求め、その
プス合計Dsを図8に示す良品判定基準(缶詰内
とデプス合計との相関関係)に適用し、ケー
スに入った各缶詰の缶詰内圧を検査し、缶詰
内圧の良否を正確に判定する点においては上
記ケース入り缶詰の内圧検査装置100と共通す
る。
しかし、このケース入り缶詰の内圧検査装
200では、カートンケースCを入れる部分(ロ
ラコンベア)にはサイドガイド8,9(ガイドレー
ル)がついており、投入時の横方向のずれを
制して一対の変位センサの中心に缶詰Kの中
が確実に来るように構成されている。検査
のカートンケースCはさらに左方向に送られ
る。ここで不良品が入ったケースは、エアシ
リンダ11により駆動される排斥プッシャ12に
って排斥シュート10ヘ送られ、良品と区別さ
れる。良品はローラコンベアでそのまま後工
程に搬送される。
図10は、実施形態2に係る缶詰内圧検査装置3
00を示す要部説明図である。なお、図10(a)は
面図であり、同(b)は右側面図である。
この缶詰内圧検査装置300は、缶詰Kの外径よ
り小さい距離を隔てて2台のチェーンコンベ
13,13を並列に配設し、これらのコンベア間に
一対の変位センサ2,3を配設した構成である(
お、一対の変位センサ2,3以外の他のセンサ
データ処理装置、及び変位センサ固定手段
については省略してある。)。また、缶詰内
の良否を判定する方法については、上記ケ
ス入り缶詰の内圧検査装置100,200と同様に、
缶詰Kのデプス合計Dsを一対の変位センサ2,3に
よって求め、そして求めたデプス合計Dsを図8
に示す良品判定基準に当てはめることにより
行われる。従って、この缶詰内圧検査装置300
は、缶詰単体の内圧検査、例えば内容物を充
填・密封しレトルト殺菌した直後の缶詰内圧
を検査するインライン缶詰検査装置として使
用することが可能である。
また、以上の実施の形態では、缶詰Kの缶 としては陰圧缶であるが、これに限らず、図 4に示すように、缶詰内圧とデプス合計との にある一定の相関関係を有する缶詰に対し 好適に適用することが出来る。
また、以上の実施の形態では、缶詰Kはカ ートンケースCに入れられてローラコンベア1 よって搬送され、そして一対の変位センサ2 ,3によってトップデプスDt及びボトムデプスDb が各々計測されるという形態である。しかし 、これに限らず、缶詰Kのままローラコンベ 1によって搬送される形態であっても良い。 の形態での変位センサとしては、電磁式、 学式、音響式等の非接触式タイプを用いる とが可能である。
本発明の缶詰の内圧検査方法及びその装 は、缶詰内圧を精度良く検査する工程に対 好適に適用することが可能である。
