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Title:
METHOD OF FORMING PATTERNS ON METAL OBJECTS, AND A METAL OBJECT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107361
Kind Code:
A1
Abstract:
This method includes a layering process in which a plurality of metal plates (11) made of different materials are layered, a bonding process in which the plurality of layered metal plates (11) are bonded to each other to form a multilayered metal object (14) having a plurality of stacked metal layers (12), a pattern formation process in which a prescribed pattern of recesses (16) is formed on the surface of the multilayered metal object (14), and a leveling process in which the surface height of the recessed portion (16) of the multilayered metal object (14) and the surface height of the non-pattern portion (17) are made equal.

Inventors:
TAKAHASHI, Masaki (Jingumae 3 chome Building 2F, 3-31-2 Jingumae, Shibuya-k, Tokyo 01, 15000, JP)
Application Number:
JP2009/000793
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
February 24, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TAKAHASHI, Masaki (Jingumae 3 chome Building 2F, 3-31-2 Jingumae, Shibuya-k, Tokyo 01, 15000, JP)
International Classes:
B44C1/24; B21D22/02; B21D31/00; B44C1/22; B44C3/02
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Sakaki (2-11-12, Ebisu-Nishi Shibuya-k, Tokyo 21, 15000, JP)
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Claims:
 材質の異なる複数の金属板を積層する積層工程と、
 積層された前記複数の金属板同士を接合して複数の金属層が積層された多層状金属体を形成する接合工程と、
 前記多層状金属体の表面を押圧して所定のパターン形状の凹部を形成するパターン形成工程と、
 前記多層状金属体の非パターン部分の表面を除去して前記凹部の表面高さと前記非パターン部分の表面高さをそろえる平面化工程と、
を含むことを特徴とする金属体表面へのパターン形成方法。
 材質の異なる複数の金属板を積層する積層工程と、
 積層された前記複数の金属板同士を接合して複数の金属層が積層された多層状金属体を形成する接合工程と、
 前記多層状金属体の表面を除去して所定のパターン形状の凹部を形成するパターン形成工程と、
 前記多層状金属体における非パターン部分の表面を押圧して前記凹部の表面高さと前記非パターン部分の表面高さをそろえる平面化工程と、
を含むことを特徴とする金属体表面へのパターン形成方法。
 材質の異なる複数の金属板を積層する積層工程と、
 積層された前記複数の金属板同士を接合して複数の金属層が積層された多層状金属体を形成する接合工程と、
 前記多層状金属体の一方の表面を押圧して反対側の表面にパターン形状の凸部を形成するパターン形成工程と、
 前記凸部を除去して前記凸部が形成されていた部分の表面高さと非パターン部分の表面高さをそろえる平面化工程と、を含むことを特徴とする金属体表面へのパターン形成方法。
 前記接合工程における金属板同士の接合は、前記金属板の拡散接合あるいはろう接により行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の金属体表面へのパターン形成方法。
 前記多層状金属体を、前記金属板の積層方向に直交する所定方向を軸にしてねじる、ねじり工程をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の金属体表面へのパターン形成方法。
 前記多層状金属体は、杢目金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の金属体表面へのパターン形成方法。
 前記パターンは、文字、記号、図形のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の金属体表面へのパターン形成方法。
 材質の異なる複数の金属層が積層された多層状の金属体であって、
 前記金属層の積層方向に圧縮された圧縮部分と、非圧縮部分とを有し、
 前記圧縮部分の表面と前記非圧縮部分の表面との境界において、前記金属層が不連続であり、
 前記圧縮部分あるいは前記非圧縮部分は平面視で所定のパターン形状であり、
 前記圧縮部分の表面高さと非圧縮部分の表面高さとがそろっている、
ことを特徴とする金属体。
 材質の異なる複数の金属層が積層された多層状の金属体であって、
 前記金属層が非ずれ部分に対して相対的にずれた、ずれ部分を有し、
 前記ずれ部分の表面と前記非ずれ部分の表面との境界において、前記金属層が不連続であり、
 前記ずれ部分は平面視で所定のパターン形状であり、
 前記ずれ部分の表面高さと非ずれ部分の表面高さとがそろっている、
ことを特徴とする金属体。
 前記金属体は、杢目金であることを特徴とする請求項8または9に記載の金属体。
 前記パターンは、文字、記号、図形のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の金属体。
Description:
金属体表面へのパターン形成方 および金属体

 本発明は、金属体表面へのパターン形成 法および金属体に関する。

 リングやペンダントなどの金属製の装身 などにおける金属体の表面に、文字、図形 記号などのパターンを形成する方法として 、たとえば以下の方法が知られている。す わち、パターンを金属体表面に打刻、彫刻 てパターンを形成する方法がある。あるい 金属体表面のパターン部分あるいは非パタ ン部分を腐食させることでパターンを形成 る方法がある。これらの方法は、非パター 部分の金属体表面の高さと、パターン部分 金属体表面の高さとを異ならせることによ て、金属体表面にパターンを形成するもの ある。

 また別の方法として、打刻などにより形成 たパターン形状の凹部に、パターン形状に 工した材質の異なる金属をはめ込むか、あ いは材質の異なる金属を溶かして凹部内に し込むことで金属体表面にパターンを形成 る方法がある(特許文献1参照)。この方法は 表面にパターンが形成される金属体と、凹 にはめ込まれ、あるいは流し込まれてパタ ンを構成する金属との間の色や光沢の違い どにより、金属体表面にパターンを形成す ものである。

特開2003-52425号公報

 上述の色の違いなどによってパターンを 成する方法の場合、金属体表面の高さを異 らせることでパターンを形成する方法とは なり、パターン形成後の金属体表面の高さ 一定であり、面一性が保たれている。した って、金属体表面の高さを異ならせること パターンを形成する方法とは異なる審美性 有する。

 しかしながら、パターン形状に加工した 属をはめ込む方法では、金属をパターン形 に加工する際に高い加工精度が要求される また加工精度には限界があるため、金属体 面への審美性の高いパターン形成が困難で る。また、金属を流し込む方法では、パタ ンが複雑な場合にはパターン形状凹部の細 にまで金属を流し込むことができず、正確 パターン形成が困難である。そのため、金 体表面への審美性の高いパターン形成が困 である。

 本発明はこうした課題に鑑みてなされた のであり、その目的は、金属体表面にパタ ンを形成する方法において、パターン形成 の金属体表面の面一性を保ちつつ、より正 で審美性の高いパターン形成を行うことが きる技術の提供にある。

 本発明のある態様は、金属体表面へのパ ーン形成方法である。当該金属体表面への ターン形成方法は、材質の異なる複数の金 板を積層する積層工程と、積層された複数 金属板同士を接合して複数の金属層が積層 れた多層状金属体を形成する接合工程と、 層状金属体の表面を押圧して所定のパター 形状の凹部を形成するパターン形成工程と 多層状金属体の非パターン部分の表面を除 して凹部の表面高さと非パターン部分の表 高さをそろえる平面化工程と、を含むこと 特徴とする。

 この態様によれば、パターン形成後の金 体表面の面一性を保ちつつ、より正確で審 性の高いパターン形成が可能となる。

 本発明の別の態様もまた金属体表面への ターン形成方法である。当該金属体表面へ パターン形成方法は、材質の異なる複数の 属板を積層する積層工程と、積層された複 の金属板同士を接合して複数の金属層が積 された多層状金属体を形成する接合工程と 多層状金属体の表面を除去して所定のパタ ン形状の凹部を形成するパターン形成工程 、多層状金属体における非パターン部分の 面を押圧して凹部の表面高さと非パターン 分の表面高さをそろえる平面化工程と、を むことを特徴とする。

 この態様によっても、パターン形成後の 属体表面の面一性を保ちつつ、より正確で 美性の高いパターン形成が可能となる。

 本発明のさらに別の態様もまた金属体表 へのパターン形成方法である。当該金属体 面へのパターン形成方法は、材質の異なる 数の金属板を積層する積層工程と、積層さ た複数の金属板同士を接合して複数の金属 が積層された多層状金属体を形成する接合 程と、多層状金属体の一方の表面を押圧し 反対側の表面にパターン形状の凸部を形成 るパターン形成工程と、凸部を除去して凸 が形成されていた部分の表面高さと非パタ ン部分の表面高さをそろえる平面化工程と を含むことを特徴とする。

 この態様によっても、パターン形成後の 属体表面の面一性を保ちつつ、より正確で 美性の高いパターン形成が可能となる。

 また、上記態様において、接合工程にお る金属板同士の接合は、金属板の拡散接合 るいはろう接により行われてもよい。また 多層状金属体を、金属板の積層方向に直交 る所定方向を軸にしてねじる、ねじり工程 さらに含んでいてもよい。

 また、上記態様において、多層状金属体 杢目金であってもよい。また、パターンは 文字、記号、図形のいずれか1つを含んでい てもよい。

 本発明の別の態様は、金属体である。当 金属体は、材質の異なる複数の金属層が積 された多層状の金属体であって、金属層の 層方向に圧縮された圧縮部分と、非圧縮部 とを有し、圧縮部分の表面と非圧縮部分の 面との境界において、金属層が不連続であ 、圧縮部分あるいは非圧縮部分は平面視で 定のパターン形状であり、圧縮部分の表面 さと非圧縮部分の表面高さがそろっている ことを特徴とする。

 本発明のさらに別の態様もまた金属体で る。当該金属体は、材質の異なる複数の金 層が積層された多層状の金属体であって、 属層が非ずれ部分に対して相対的にずれた ずれ部分を有し、ずれ部分の表面と非ずれ 分の表面との境界において、金属層が不連 であり、ずれ部分は平面視で所定のパター 形状であり、ずれ部分の表面高さと非ずれ 分の表面高さとがそろっている、ことを特 とする。

 上記態様において、金属体は杢目金であ てもよい。またパターンは、文字、記号、 形のいずれか1つを含んでいてもよい。

 なお、上述した各要素を適宜組み合わせ ものも、本件特許出願によって特許による 護を求める発明の範囲に含まれうる。

 本発明によれば、金属体表面にパターン 形成する方法において、パターン形成後の 属体表面の面一性を保ちつつ、より正確で 美性の高いパターン形成が可能となる。

実施形態1に係る金属体の構成を示す概 略断面図である。 図2(A)~(E)は、実施形態1に係る金属体表 へのパターン形成方法を説明するための概 断面図である。 実施形態2に係る金属体の構成を示す概 略断面図である。 図4(A)~(E)は、実施形態2に係る金属体表 へのパターン形成方法を説明するための概 断面図である。 実施形態3に係る金属体の構成を示す概 略断面図である。 図6(A)~(E)は、実施形態3に係る金属体表 へのパターン形成方法を説明するための概 断面図である。 多層状金属体14をねじった状態で形成 れたパターンを示す概略平面図である。

符号の説明

 11、11a~11h 金属板、 12、12a~12j 金属層、 14 多層状金属体、 16 凹部、 17 非パター 部分、 18 パターン部分、 20 凸部。

 以下、本発明の実施の形態を図面を参照 て説明する。なお、すべての図面において 同様の構成要素には同様の符号を付し、以 の説明において詳細な説明を適宜省略する

 (実施形態1)
 図1は、実施形態1に係る金属体10の構成を示 す概略断面図である。

 図1に示すように、金属体10は、材質の異 る複数の金属層12(12a~12h)が積層された多層 の金属体である。積層された複数の金属層12 はお互いが接合されて金属体10は多層状金属 14となっている。また、金属体10は、金属層 12の積層方向に圧縮された圧縮部分と非圧縮 分とを有し、圧縮部分の表面と非圧縮部分 表面との境界において、金属層12が不連続 なっている。具体的には、圧縮部分では金 層12hが露出し、非圧縮部分では、金属層12h 材質の異なる金属層12fが露出している。そ て、圧縮部分が文字、記号、図形などの所 のパターン部分18を形成し、非圧縮部分が非 パターン部分17を形成している。また、圧縮 分の表面高さと非圧縮部分の表面高さとが ろっていて、金属体10の表面は平面となっ いる。

 続いて、実施形態1に係る金属体表面への パターン形成方法について説明する。

 図2(A)~(E)は、実施形態1に係る金属体表面 のパターン形成方法を説明するための概略 面図である。

 まず、図2(A)に示すように、材質の異なる 複数の金属板11(11a~11h)を積層する。金属板11 材質としては、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、銅(C u)、真鍮(黄銅)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、ニッケル (Ni)、ステンレス、タンタル(Ta)、あるいはこ らの混合物などが用いられる。複数の金属 11はそれぞれ異なる材質からなるものであ 、色や光沢の度合いなどの視覚的に認識さ る性質が異っている。金属板11の厚さは約0.3 ~1.0mmである。なお、材質の異なる金属板11は 少なくとも2種類あればよい。

 次に、図2(B)に示すように、積層された複数 の金属板11同士を接合して複数の金属層12が 層された多層状金属体14を形成する。各金属 板11(11a~11h)によって金属層12(12a~12h)が形成さ る。金属板11同士の接合は、たとえば金属板 11を密着させ、金属板11の融点以下の温度条 で、金属板11の塑性変形ができるだけ生じな い程度に加圧して、金属板11同士の接合面間 生じる原子の拡散を利用して接合する拡散 合により行われる。拡散接合を行う際の条 はたとえば以下の通りである。すなわち、5 00~1200℃、200~500kgf/cm 2 まで加熱・加圧して行う。なお、金属板11同 の接合は、ろう接により行ってもよい。

 次に、図2(C)に示すように、多層状金属体 14は所定厚さとなるまで展延される。具体的 は、たとえば所定の間隔を開けて回転可能 設置された2つのローラ間に多層状金属体14 挿通して表面を押圧することにより、多層 金属体14は展延される。これにより、多層 金属体14は約0.5~2.0mm程度にまで展延される。

 次に、図2(D)に示すように、展延された多 層状金属体14の表面に、文字、記号、図形な の所定のパターン形状の凹部16を形成する 凹部16の形成は、たとえば、パターン形状と 鏡面対称にある鏡面パターン形状の凸部が形 成された刻印を、所定の圧力で多層状金属体 14の表面に押圧する、すなわち打刻すること 行う。これにより、多層状金属体14の押圧 れた部分における金属層12が圧縮されて陥没 し、多層状金属体14の表面にパターン形状の 部16が形成される。凹部16の表面と、打刻さ れていない非圧縮部分、すなわち非パターン 部分17の表面とには、同じ金属層12hが露出し いる。ここで、打刻深さ、すなわち凹部16 深さは、金属層12同士の界面が多層状金属体 14の表面に対して平行に延びている場合には 展延された多層状金属体14の一層の厚さ以 である。

 次に、図2(E)に示すように、多層状金属体 14における凹部16の表面高さと非パターン部 17の表面高さとをそろえて平面にする。多層 状金属体14の表面の平面化は、たとえば、非 ターン部分17の表面を除去することにより われる。非パターン部分17の表面の除去は、 たとえば多層状金属体14の表面を所定粗さの ンドペーパーなどを用いて研磨することで われる。本実施形態では、図2(D)に示すよう に、凹部16の表面が非パターン部分17におけ 金属層12fの深さまで達している。そのため 非パターン部分17の金属層12h、金属層12g、お よび金属層12fの一部が研磨によって除去され る。これにより、多層状金属体14の表面が面 となり、凹部16が形成されていた部分は金 層12hが露出したパターン部分18となる。ここ で、パターン部分18と非パターン部分17との 界において、金属層12が不連続となる。本実 施形態では、パターン部18には、非パターン 分17の表面にある金属層12fと色などの異な 金属層12hが露出している。その結果、多層 金属体14の表面にパターンが形成される。

 以上説明した方法によって、金属体表面 パターンが形成される。

 実施形態1の金属体表面へのパターン形成 方法では、材質の異なる複数の金属層12が積 された多層状金属体14の表面に、打刻によ パターン形状の凹部16を形成している。その ため、パターンが複雑な形状であっても正確 なパターン形成が可能である。

 また、非パターン部分17の表面を除去し 多層状金属体14の表面を平面化するとともに 、パターン部分18と非パターン部分17との境 で金属層12を不連続とすることでパターンを 形成している。そのため、パターン形状の凹 部16に金属をはめ込む方法や金属を流し込む 法に比べて、パターン部分18と非パターン 分17との境界における整合性が高くなる。ま た、多層状金属体14の表面におけるより精度 高い平面性が得られる。よって、高い加工 度を必要とせずに、より審美性の高いパタ ン形成を行うことができる。

 さらに、材質の異なる金属をパターン形 の凹部16に流し込んでパターンを形成する 合には、流し込む金属とパターンが形成さ る金属との融点が所定程度異なる必要があ 。そのため、使用可能な金属の材質が制限 れてしまう。しかしながら、実施形態1の金 体表面へのパターン形成方法によれば、材 が異なる金属同士の融点が異なる必要はな ため、使用可能な金属の材質が制限されな 。

 また、パターン部分18において露出する 属と非パターン部分17において露出する金属 との種類を変更することで、色や光沢の度合 いなどの違いを自由に組み合わせることがで きるため、より審美性の高いパターン形成が 可能となる。

 またさらに、パターン形状の凹部16にパ ーン形状に加工した金属をはめ込む方法や 属を流し込む方法では、はめ込んだ金属あ いは流し込んだ金属が、使用時の摩擦、衝 などにより凹部16から離脱、剥離してしまう おそれがあった。しかしながら実施形態1の 属体10では、金属体10自体を構成する金属層1 2を金属体10の表面上で不連続とすることでパ ターンを形成しているため、パターンが離脱 、剥離してしまうおそれがない。

(実施形態2)
 上述の実施形態1では、パターン部分18を押 し、非パターン部分17を除去して金属体表 にパターンを形成したが、実施形態2ではパ ーン部分18の金属を除去し、非パターン部 17を押圧して金属体表面にパターンを形成し た。以下、実施形態2について説明する。な 、実施形態1と同一の構成については同一の 号を付し、その説明は適宜省略する。

 図3は、実施形態2に係る金属体10の構成を 示す概略断面図である。

 図3に示すように、実施形態2の金属体10は 、材質の異なる複数の金属層12(12a~12h)が積層 れた多層状の金属体である。積層された複 の金属層12はお互いが接合されて金属体10は 多層状金属体14となっている。また、金属体1 0は、金属層12の積層方向に圧縮された圧縮部 分と非圧縮部分とを有し、圧縮部分の表面と 非圧縮部分の表面との境界において、金属層 12が不連続となっている。具体的には、圧縮 分では金属層12hが露出し、非圧縮部分では 金属層12hと材質の異なる金属層12fが露出し いる。そして、非圧縮部分が文字、記号、 形などのパターン部分18を形成し、圧縮部 が非パターン部分17を形成している。また、 圧縮部分の表面高さと非圧縮部分の表面高さ とがそろっていて、金属体10の表面は平面と っている。

 続いて、実施形態2に係る金属体表面への パターン形成方法について説明する。

 図4(A)~(E)は、実施形態2に係る金属体表面 のパターン形成方法を説明するための概略 面図である。

 まず、図4(A)に示すように、材質の異なる 複数の金属板11(11a~11h)を積層する。

 次に、図4(B)に示すように、積層された複 数の金属板11同士を接合して多層状金属体14 形成する。

 次に、図4(C)に示すように、多層状金属体 14は所定厚さとなるまで展延される。

 次に、図4(D)に示すように、展延された多 層状金属体14の表面に、所定のパターン形状 凹部16を形成する。凹部16の形成は、たとえ ばレーザー照射、彫刻、腐食(エッチング)な により凹部形成領域の金属を除去すること より行われる。これにより、多層状金属体1 4の表面にパターン形状の凹部16が形成される 。凹部16の表面には金属層12fが、非パターン 分17の表面には金属層12fと材質の異なる金 層12hが露出している。

 次に、図4(E)に示すように、多層状金属体 14における凹部16の表面高さと非パターン部 17の表面高さとをそろえる。多層状金属体14 表面の平面化は、非パターン部分17の表面 押圧することにより行われる。多層状金属 14の表面の押圧は、たとえば所定の間隔を開 けて回転可能に設置された2つのローラ間に 層状金属体14を挿通することにより行う。こ れにより、非パターン部分17の金属層12が圧 されて陥没し、多層状金属体14の表面が面一 となり、凹部16が形成されていた部分は金属 12fが露出したパターン部18となる。ここで パターン部分18と非パターン部分17との境界 おいて、金属層12が不連続となる。本実施 態では、パターン部18には、非パターン部分 17の表面にある金属層12hと色などの異なる金 層12fが露出している。その結果、多層状金 体14の表面にパターンが形成される。

 以上説明した方法によって、金属体表面 所定のパターンが形成される。

 実施形態2の金属体表面へのパターン形成 方法によっても、実施形態1と同様の効果を ることができる。また、レーザー照射によ て凹部16を形成した場合には、より正確なパ ターン形成が可能となるため、より審美性の 高いパターン形成を行うことができる。

(実施形態3)
 上述の実施形態1では、パターン部分18を押 し、非パターン部分17を除去して金属体表 にパターンを形成した。また上述の実施形 2では、パターン部分18の金属を除去し、非 ターン部分17を押圧して金属体表面にパター ンを形成した。一方、実施形態3では、多層 金属体14の裏面側を押圧して表面側にパター ン形状の凸部を形成し、該凸部を除去して金 属体表面にパターンを形成した。以下、実施 形態3について説明する。なお、実施形態1お び2と同一の構成については同一の符号を付 し、その説明は適宜省略する。

 図5は、実施形態3に係る金属体10の構成を 示す概略断面図である。

 図5に示すように、実施形態3の金属体10は 、材質の異なる複数の金属層12(12a~12h)が積層 れた多層状の金属体である。積層された複 の金属層12はお互いが接合されて金属体10は 多層状金属体14となっている。また、金属体1 0は、金属層12が非ずれ部分に対して相対的に ずれた、ずれ部分を有している。すなわち、 金属体10は断層状構造を有している。また、 れ部分の表面と非ずれ部分の表面との境界 おいて、金属層12が不連続となっている。 体的には、ずれ部分では金属層12fが露出し 非ずれ部分では金属層12fと材質の異なる金 層12hが露出している。そして、ずれ部分が 字、記号、図形などのパターン部分18を形成 し、非ずれ部分が非パターン部分17を形成し いる。また、ずれ部分の表面高さと非ずれ 分の表面高さとがそろっていて、金属体10 表面は平面となっている。

 続いて、実施形態3に係る金属体表面への パターン形成方法について説明する。

 図6(A)~(E)は、実施形態3に係る金属体表面 のパターン形成方法を説明するための概略 面図である。

 まず、図6(A)に示すように、材質の異なる 複数の金属板11(11a~11h)を積層する。

 次に、図6(B)に示すように、積層された複 数の金属板11同士を接合して多層状金属体14 形成する。

 次に、図6(C)に示すように、多層状金属体 14は所定厚さとなるまで展延される。

 次に、図6(D)に示すように、展延された多 層状金属体14の表面に、所定のパターン形状 凸部20を形成する。凸部20の形成は、たとえ ばパターン形状の凸部が形成された台座上に 、パターンが形成される側と反対側の表面を 台座側に向けて多層状金属体14を載置し、台 に対して多層状金属体14を所定圧力で押圧 ることで行われる。あるいは、パターン形 と鏡面対称にある鏡面パターン形状の凹部 形成された刻印をパターン形状が形成され 側の多層状金属体14の表面に押圧することで 凸部20を形成してもよい。また、多層状金属 14の一方の表面をパターン形状の凸部が形 された刻印で押圧し、他方の表面を鏡面パ ーン形状の凹部が形成された刻印で押圧す ことで、凸部20を形成してもよい。これによ り、多層状金属体14の押圧された部分の金属 12が押圧されていない部分の金属層12に対し てずれて、押圧された表面の反対側の表面に パターン形状の凸部20が形成される。凸部20 表面と、非ずれ部分、すなわち非パターン 分17の表面とには、同じ金属層12hが露出して いる。

 次に、図6(E)に示すように、多層状金属体 14における凸部20が形成されていた部分の表 高さと非パターン部分17の表面高さとをそろ える。多層状金属体14の表面の平面化は、凸 20を除去することにより行われる。凸部20の 除去は、たとえば多層状金属体14の表面を所 粗さのサンドペーパーなどを用いて研磨す ことで行われる。これにより、多層状金属 14の表面が面一となり、凸部20が形成されて いた部分は金属層12fが露出したパターン部分 18となる。ここで、パターン部分18と非パタ ン部分17との境界において、金属層12が不連 となる。本実施形態では、パターン部18に 、非パターン部分17の表面にある金属層12hと 色などの異なる金属層12fが露出している。そ の結果、多層状金属体14の表面にパターンが 成される。

 以上説明した方法によって、金属体表面 所定のパターンが形成される。

 実施形態3の金属体表面へのパターン形成 方法によっても、実施形態1および2と同様の 果を得ることができる。

 本発明は、上述の各実施の形態に限定さ るものではなく、当業者の知識に基づいて 種の設計変更等の変形を加えることも可能 あり、そのような変形が加えられた実施の 態も本発明の範囲に含まれうるものである

 たとえば、上述の実施形態1において多層 状金属体14が展延される前に、多層状金属体1 4を金属層12の積層方向に直行する所定方向を 軸にして、所定量だけねじるようにしてもよ い。これによれば、多層状金属体14の表面に 数の金属層12からなる層状模様が現れるた 、より審美性を高めることができる。この 層状金属体14に上述の方法によりパターンを 形成した場合には、図7に示すように、パタ ン部分18と非パターン部分17との境界におい 表面の模様が不連続となることで、パター が視覚的に認識される。図7は2種類の金属 12i、12jからなる多層状金属体14をねじった状 態で形成されたパターンを示す概略平面図で ある。

 また、多層状金属体14は、いわゆる杢目 であってもよい。ここで、木目金には、色 どの異なる金属を複数枚積層したものに、 定の文様などのパターンを掘った金属体、 わゆるグリ彫りの施された金属体を含む。

 上述の各実施形態に係る金属体および金 体表面へのパターン形成方法は、リングや ンダント、ネックレス、イヤリング、カフ 、ブローチ、タイタック、バングル、バッ ル、チョーカー、ブレスレットなどの金属 装身具の他に、ナイフ、刀剣、スプーン、 金属製宝石箱、貴金属製の花瓶および水盆 コンパクト、時計、喫煙用具などに適用す ことができる。

 なお、各図において、金属板11の枚数、 属層12の層数は8枚の場合を示しているが特 これに限定されない。金属板11、金属層12の さ、積層枚数、多層状金属体14の展延後の さなどは、パターンが形成された金属体10が 最終的に加工されるものに応じて適宜変更す ることができる。

 また、各図において、金属層12の圧縮部 と非圧縮部分とが完全に切断されているよ に示されている。同様に、金属層12のずれ部 分と非ずれ部分とが完全に切断されているよ うに示されている。しかしながら、各図は本 発明を模式的に示しているものである。した がって、本発明は図示された形状に限定され るものではなく、圧縮部分と非圧縮部分とが 、あるいはずれ部分と非ずれ部分とが、それ ぞれ連結された状態も本発明に含まれる。

 本発明は、金属製の装身具に利用できる