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Title:
METHOD FOR MANUFACTURING SCALE BOARD AND INK JET PRINTER FOR PRINTING SCALE BOARD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031178
Kind Code:
A1
Abstract:
In a method for manufacturing the scale board of electric meters where a pattern such as characters or a figure is printed on the surface of a substrate, a pattern is printed on the surface (30a) of a substrate (30) by using an ink jet printer (1) for printing a scale board. Thermosetting ink such as resin ink is used as the print ink. When printing is performed, an ink droplet adhering to the substrate (30) is heated by means of a heating lamp unit (40) moving together with an ink jet head and fixed to its surface. Printing can be performed on a metallic or plastic substrate (30) without requiring surface preparation, and a print pattern formed on the surface of the substrate can be fixed quickly. Consequently, a scale board of arbitrary print pattern can be manufactured efficiently.

Inventors:
OZAWA CHIZUO (JP)
MIYAZAKI YOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000948
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
September 03, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MASTERMIND CO LTD (JP)
YOKOGAWA METERS & INSTR CORP (JP)
OZAWA CHIZUO (JP)
MIYAZAKI YOSHIO (JP)
International Classes:
B41J2/01; G01D13/02
Foreign References:
JP2003182106A2003-07-03
JPH02258346A1990-10-19
JPS63109083A1988-05-13
JP2002298545A2002-10-11
JP2000190467A2000-07-11
JPH03133654A1991-06-06
Attorney, Agent or Firm:
YOKOZAWA, Shiro (Shimadachi Matsumoto-sh, Nagano 52, JP)
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Claims:
 基板の表面に文字、図形等のパターンが印刷されている計器類の目盛板の製造方法において、
 インクジェットプリンタを用いて前記基板の表面に前記パターンを印刷し、
 印刷用のインクとして熱硬化形インクまたはソルベントインクを使用し、
 印刷時には、前記基板および当該基板に付着したインクのうち、少なくとも一方を加熱することを特徴とする目盛板の製造方法。
 請求項1に記載の目盛板の製造方法において、
 前記パターンの印刷に先立って前記基板を加熱しておき、
 前記印刷時には前記基板を所定の加熱状態に保持することを特徴とする目盛板の製造方法。
 請求項1に記載の目盛板の製造方法において、
 前記印刷時には、前記インクジェットプリンタのインクジェットヘッドから吐出されたインク液滴が付着する前記基板の表面部分を、インクが付着する直前にハロゲンランプ等の加熱手段を用いて加熱することを特徴とする目盛板の製造方法。
 請求項1に記載の目盛板の製造方法において、
 前記印刷時には、前記インクジェットプリンタのインクジェットヘッドから吐出して前記基板に付着したインク液滴を、付着直後にハロゲンランプ等の加熱手段を用いて加熱することを特徴とする目盛板の製造方法。
 請求項1に記載の目盛板の製造方法に用いる目盛板印刷用インクジェトプリンタであって、
 前記基板を載せる基板載置面を備えたテーブルと、
 レジンインクなどの熱硬化形インクにより印字を行うインクジェットヘッドと、
 このインクジェットヘッドを担持しているヘッドキャリッジと、
 このヘッドキャリッジを前記基板載置面に平行な方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、
 前記ヘッドキャリッジに熱的に遮断された状態で搭載され、前記基板載置面を照射しながら当該ヘッドキャリッジと一緒に移動する加熱手段と、
を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱手段を駆動制御する駆動制御機構を有しており、
 当該駆動制御手段は、前記ヘッドキャリッジが前記インクジェットヘッドの印刷領域を外れたホームポジションに待機している間は前記加熱手段による加熱を止めることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱手段は加熱ランプであることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱手段はハロゲンランプなどのアークランプであることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱手段は、前記ヘッドキャリッジの移動方向の両側に配置された第1加熱手段および第2加熱手段を備えていることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項9に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記第1および第2加熱手段を駆動制御する駆動制御手段を有しており、
 当該駆動制御手段は、前記インクジェットヘッドによる印刷動作時には、前記第1および第2加熱手段のうち、少なくとも前記ヘッドキャリッジの移動方向の後側に位置している加熱手段を駆動して前記基板上に吐出されたインク液滴を加熱することを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記基板載置面を加熱する加熱機構を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項11に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱機構は前記基板載置面に載せたラバーヒータであることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記キャリッジ駆動機構が搭載されている支持ユニットと、
 当該支持ユニットを前記ヘッドキャリッジの移動方向とは直交する方向に往復移動させるユニット送り機構とを有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記テーブルを前記ヘッドキャリッジの移動方向とは直交する方向に往復移動させるテーブル送り機構を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記テーブルを昇降させるテーブル昇降機構を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱手段により前記インクジェットヘッドが加熱されることを防止するための冷却手段を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項16に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記冷却手段はヒートパイプを備えていることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項5に記載の目盛板の製造方法に用いる目盛板印刷用インクジェトプリンタであって、
 前記基板を載せる基板載置面を備えたテーブルと、
 レジンインクなどの熱硬化形インクにより印字を行うインクジェットヘッドと、
 このインクジェットヘッドを担持しているヘッドキャリッジと、
 このヘッドキャリッジを前記基板載置面に平行な方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構と、
 前記基板載置面を加熱する加熱機構と、
を有していることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
 請求項18に記載の目盛板印刷用インクジェットプリンタにおいて、
 前記加熱機構は前記基板載置面に載せたラバーヒータであることを特徴とする目盛板印刷用インクジェットプリンタ。
Description:
目盛板の製造方法および目盛板 刷用インクジェットプリンタ

 本発明は、金属製あるいはプラスチック の基板の表面に文字、図形等のパターンが 刷されている計器類の目盛板の製造方法、 よび、目盛板印刷用インクジェットプリン に関する。

 計器類の計器板、表示盤あるいは目盛板( 以下、これらを含めて目盛板と呼ぶ。)は、 般に、金属製あるいはプラスチック製の基 の表面にスクリーン印刷により目盛などの 刷パターンが形成されている。特許文献1に スクリーン印刷により製造された自動車用 器板が開示されている。また、基板の表面 色の異なる層を積層しておき、レーザ光線 用いて目的の色の層が露出するように所定 パターンでエッチングして多色の図形、文 などが表示された目盛板を製造する方法が 許文献2に開示されている。

 スクリーン印刷による場合には印刷パタ ンに応じて版を予め製作しておく必要があ ので、少量多品種の製造には向いていない レーザ光線を用いた製造方法は、表示色が くなるとそれに応じて印刷層を多層にして く必要があり、任意の多色パターンを簡単 表現することができない。

 そこで、任意の多色の印刷パターンを簡単 印刷するために、インクジェットプリンタ 用いることが考えられる。特許文献3には、 厚さ、大きさの異なる各種の記録媒体に印字 を行うことのできるインクジェットプリンタ が提案されている。ここに開示されているイ ンクジェットプリンタは、木製の板材、丸材 などのような厚い記録媒体の表面に印字を行 うのに適したものであり、記録媒体を印字ヘ ッドによる印字位置を経由して搬送すること により印字を行い、媒体搬送トレーの搬送機 構を昇降することにより、印字ヘッドと記録 媒体のギャップ調整を行うように構成されて いる。

特開2006-71622号公報

特開平7-139972号公報

特開2000-190467号公報

 インクジェットプリンタでは一般に水性 ンクが使用されている。水性インクを使用 る場合には、樹脂板、金属板などのように ンク定着性の悪い記録媒体に印字を行う際 、下地処理を施してインク吸収層を形成し 、インクを定着させることができるように る必要がある。ソルベントインクを用いれ 塩化ビニル製の記録媒体の表面に直接に印 を行うことが可能であるが、インクの定着 時間を要し、また、塩化ビニル製以外のプ スチック、金属などの素材からなる記録媒 への定着性が悪く、やはり下地処理が必要 ある。

 目盛板は、金属製あるいはプラスチック の基板の表面に所定の印刷パターンが形成 れた構成となっている。インクジェットプ ンタを用いる場合には、インクの定着性が く、また、インクの定着性を改善するため は下地処理が必要になる。

 本発明の課題は、下地処理を必要とする となく、インクジェットプリンタを用いて 意の印刷パターンの目盛板を簡単かつ廉価 製造可能な目盛板の製造方法を提案するこ にある。

 また、本発明の課題は、目盛板の製造方 に用いるのに適した目盛板印刷用インクジ ットプリンタを提案することにある。

 上記の課題を解決するために、本発明は、 板の表面に文字、図形等のパターンが印刷 れている電気計器類の目盛板の製造方法に いて、
 インクジェットプリンタを用いて前記基板 表面に前記パターンを印刷し、
 印刷用のインクとして熱硬化形インクまた ソルベントインクを使用し、
 印刷時には、前記基板および当該基板に付 したインクの少なくとも一方を加熱するこ を特徴としている。

 本発明では、印刷用のインクとして熱硬 形インクまたはソルベントインクを用いて る。熱硬化形インクを用いることにより、 属製およびプラスチック製の基板に下地処 を施すことなく印刷を行うことができる。 た、ソルベントインクの場合には塩化ビニ などのプラスチック製基板に下地処理を施 ことなく印刷を行うことができる。また、 発明では基板あるいは基板に付着したイン を加熱しているので、基板に付着したイン を迅速に当該基板表面に定着させることが きる。よって、任意の印刷パターンの目盛 を効率良く製造することが可能になる。

 ここで、前記パターンの印刷に先立って 記基板を加熱しておき、前記印刷時には前 基板を所定の加熱状態に保持することが望 しい。

 または、前記印刷時に、前記インクジェ トプリンタのインクジェットヘッドから吐 されたインク液滴が付着する前記基板の表 部分を、インクが付着する直前にハロゲン ンプ等の加熱手段を用いて加熱してもよい このようにすれば、必要部分のみを効率良 加熱することができる。

 さらには、前記印刷時に、前記インクジ ットプリンタのインクジェットヘッドから 出して前記基板に付着したインク液滴を、 着直後にハロゲンランプ等の加熱手段を用 て加熱してもよい。インク液滴を直接加熱 ることにより瞬時にインク液滴を硬化させ 基板表面に定着させることができる。

 次に、上記の目盛板の製造方法に用いる目 板印刷用インクジェトプリンタは、
 前記基板を載せる基板載置面を備えたテー ルと、
 レジンインクなどの熱硬化形インクにより 刷を行うインクジェットヘッドと、
 このインクジェットヘッドを担持している ッドキャリッジと、
 このヘッドキャリッジを前記基板載置面に 行な方向に往復移動させるキャリッジ駆動 構と、
 前記ヘッドキャリッジに熱的に遮断された 態で搭載され、前記基板載置面を照射しな ら当該ヘッドキャリッジと一緒に移動する 熱手段と、
を有していることを特徴としている。

 本発明の目盛板印刷用インクジェットプ ンタでは、テーブルの基板載置面に基板を せ、キャリッジ駆動機構によってヘッドキ リッジを往復移動させながら、そこに搭載 れているインクジェットヘッドにより基板 表面に印刷を行う。インクジェットヘッド よる印刷位置は加熱手段によって加熱され ので、基板の表面に付着した熱硬化形イン のインク液滴が熱硬化してその表面に定着 る。

 ここで、本発明の目盛板印刷用インクジ ットプリンタは、前記加熱手段を駆動制御 る駆動制御機構を有しており、当該駆動制 手段は、前記ヘッドキャリッジが前記イン ジェットヘッドの印刷領域を外れたホーム ジションに待機している間は前記加熱手段 よる加熱を止めることを特徴としている。

 ここで、前記加熱手段として加熱ランプ 用いることができる。加熱ランプとしては ハロゲンランプなどのアークランプを用い ことができる。このようなランプは放熱量 多く、また、温度上昇が早いので、点灯時 から直ちに高熱が発生する。さらに、電圧 御によって加熱対象の記録媒体表面の温度 御も容易である。

 また、前記ヘッドキャリッジにおける移 方向の両側に第1加熱手段および第2加熱手 を備えたものを用いることができる。

 この場合、当該駆動制御手段は、前記イ クジェットヘッドによる印刷動作時には、 記第1および第2加熱手段のうち、少なくと 前記ヘッドキャリッジの移動方向の後側に 置している加熱手段を駆動して基板上に吐 されたインク液滴を加熱することが望まし 。

 次に、前記基板載置面を加熱する加熱機 を有していることが望ましい。基板載置面 加熱しておけば、そこに載せた基板が加熱 れ、加熱状態で印刷が行われる。この結果 基板の表面に付着した熱硬化形インク液滴 熱硬化を短時間で行うことができるので、 刷速度を高めることが可能になる。加熱機 としては、前記基板載置面に載せたラバー ータを用いることができる。

 次に、本発明の目盛板印刷用インクジェ トプリンタは、前記キャリッジ駆動機構が 載されている支持ユニットと、当該支持ユ ットを前記ヘッドキャリッジの移動方向と 直交する方向に往復移動させる送り機構と 有していることを特徴としている。重量の る基板の場合には、それを載せたトレーを 送するよりも、インクジェットヘッドの側 その移動方向とは直交する方向に移動させ 印刷を行うことが望ましい。

 逆に、基板を載せた前記テーブルを前記 ッドキャリッジの移動方向とは直交する方 に往復移動させるテーブル送り機構を配置 、基板の側を移動させることもできる。

 次に、本発明の目盛板印刷用インクジェ トプリンタは前記テーブルを昇降させるテ ブル昇降機構を有していることが望ましい 厚さの異なる基板に印刷を行う場合に、テ ブルを昇降させることによりプラテンギャ プを調整できる。

 次に、前記加熱手段により前記インクジ ットヘッドが加熱されることを防止するた の冷却手段を有していることが望ましい。 えば、ヒートパイプを用いてインクジェッ ヘッドの加熱を抑制することが望ましい。

 本発明の目盛板の製造方法では、インク ェットプリンタにより熱硬化形インクある はソルベントインクを用いて基板の表面に 刷を行い、加熱手段によって印刷を定着さ るようにしている。したがって、金属製あ いはプラスチック製の基板の表面に、下地 理を施すことなく、任意の印刷パターンが 板表面に印刷された目盛板を簡単かつ廉価 製造できる。

本発明を適用した目盛板印刷用インク ェットプリンタを示す概略構成図である。 図1の目盛板印刷用インクジェットプリ ンタの制御系を中心に示す概略ブロック図で ある。 (a)および(b)は、図1におけるヘッドキャ リッジに搭載されている加熱ランプユニット を示す概略斜視図、および、その概略断面図 である。

 以下に、図面を参照して本発明を適用し 目盛板印刷用インクジェットプリンタおよ 、目盛板の製造方法を説明する。

(目盛板印刷用インクジェットプリンタ)
 図1は目盛板印刷用インクジェットプリンタ を示す概略構成図であり、図2はその制御系 含めて示す概略構成図である。目盛板印刷 インクジェットプリンタ1は、縦長の矩形枠 の架台2と、この架台2に搭載されている門 の支持ユニット3と、架台2の内側に設置され た水平な長方形の基板載置面4を備えたテー ル5とを有している。

 支持ユニット3は、左右の垂直枠6、7と、 れらの間に架け渡した水平枠8とを備えてい る。水平枠8は左右の垂直枠6、7の間に水平に 架け渡したキャリッジガイド9を備えており このキャリッジガイド9に沿って、ヘッドキ リッジ10がプリンタ幅方向に往復移動可能 ある。ヘッドキャリッジ10にはインクジェッ トヘッド11が下向きに担持されている。ヘッ キャリッジ10はキャリッジモータ14を含むキ ャリッジ駆動機構によってプリンタ幅方向X 往復移動する。

 ヘッドキャリッジ10における移動方向の 方の側面にはハロゲンランプ41を備えた加熱 ランプユニット40が取り付けられている。加 ランプユニット40からの照射光は放熱用開 42から下向きに照射される。なお、ハロゲン ランプ以外の加熱ランプを用いることもでき る。また、加熱ランプ以外の加熱手段を用い ることもできる。さらに、ヘッドキャリッジ 10の両側に加熱ランプユニットを取り付けて 良い。

 インクジェットヘッド11は、不図示のイ クタンクからレジンインクが供給され、レ ンインクを用いて、基板載置面4に載せた目 板製造用の基板30の表面30aに所定のパター を印刷する。多数個取りの基板30の場合には 、同一の印刷パターンが繰り返し表面30a上に 印刷されることになる。レジンインク以外の 熱硬化形インクを用いることもできる。また 、基板30の種類によっては、ソルベントイン 、ライトソルベントインクを用いることも きる。

 次に、ヘッドキャリッジ10などが搭載さ ている支持ユニット3は、架台2の左右のガイ ド枠15、16に沿ってプリンタ前後方向Yに移動 能な状態で支持されている。支持ユニット3 は、送りモータ17を含む送り機構によってプ ンタ前後方向Yに移動する。

 テーブル5には基板載置面4を加熱するた の加熱機構18が備わっている。基板載置面4 載せた基板30は、加熱機構18によって裏面側 ら加熱される。また、ヘッドキャリッジ10 一緒に移動する加熱ランプユニット40によっ て、上側からインク液滴が着弾した部分がス ポット的に加熱される。加熱機構18には温度 御機能が組み込まれており、加熱ランプユ ット40にはトランスなどからなる電圧制御 路19を介して駆動電流が供給され、加熱温度 を制御可能となっている。

 加熱機構18として、ラバーヒータを用い こともできる。この場合には、基板載置面4 上にラバーヒータを置き、その上に印刷対 の基板30を載せて、当該基板30を加熱すれば よい。

 なお、テーブル5は、例えば油圧式の昇降 式テーブルであり、油圧駆動機構21によって さ調整を行うことが可能となっている。ま 、各部の制御はマイクロコンピュータなど 中心に構成されているプリンタ制御盤22に って行われるようになっている。

 図3はヘッドキャリッジ10に搭載されてい 加熱ランプユニット40を示す概略斜視図、 よびその概略断面図である。加熱ランプユ ット40は、ハロゲンランプ41と、このハロゲ ランプ41が取り付けられている反射鏡43と、 この反射鏡43の射出開口部の側に同軸状態で り付けられている矩形断面の鏡筒44とを備 ており、鏡筒44の下端開口が放熱用開口42と っている。鏡筒44は矩形断面以外の形状で よく、例えば円筒状のものであってもよい ハロゲンランプ41の発光部からの出射光は、 反射鏡43によって反射されて、基板載置面4上 の基板30の表面30aに所定の径の光スポット45 形成し、当該表面30aの部位を加熱する。

 この構造の加熱ランプユニット40には、 ートパイプからなる冷却機構50が取り付けら れている。本例の冷却機構50は、鏡筒44の内 面の四隅に上下方向に延びる4本の内蔵ヒー パイプ51を備えている。これらの内蔵ヒー パイプ51の上端は鏡筒44の上端面から上方に 出している。これらの上端は、それぞれ反 鏡43の背面に沿って配置した4本の外付けヒ トパイプ52に接続されている。ヒートパイ の本数は4本に限定されるものではなく、1本 でもよく、4本以外の複数本であってもよい また、ヒートパイプは直線状のものであっ もよいし、湾曲状のもの、螺旋状に巻いた のであってもよい。

 これらの外付けヒートパイプ52は一つに ねられて上方に延び、それらの上端には水 に延びる放熱板53の下面に取り付けられてい る。放熱板53は、支持ユニット3の内側に形成 されたガイド(図示せず)に沿ってプリンタ幅 向に移動可能な状態で支持されている。放 板53の表面には移動方向に延びる複数枚の 熱フィン53aが形成されている。加熱ランプ ニット40の発熱量が多くない場合、すなわち 、ヒートパイプ51、52による放熱作用のみに って、加熱ランプユニット40を十分に冷却で き、インクジェットヘッド11に加熱による弊 が発生しない場合には、放熱板を省略する とも可能である。

(目盛板の製造方法)
 この構成の目盛板印刷用インクジェットプ ンタ1を用いた目盛板の製造手順を説明する 。まず、目盛板製造用の基板を制作しておく 。印刷時には、この基板30を目盛板印刷用イ クジェットプリンタ1のテーブル5の基板載 面4に載せる。そして、油圧駆動機構21によ て基板30の表面30aとインクジェットヘッド11 ギャップ調整を行う。これに先立って、あ いは、このギャップ調整の後に、加熱機構1 8を駆動して基板載置面4を加熱する。

 しかる後に、キャリッジモータ14および りモータ17を駆動して、支持ユニット3を図 のホームポジションからプリンタ前後方向Y 移動させると共に、そこに搭載されている ッドキャリッジ10をプリンタ幅方向Xに移動 せる。これに同期させて、ヘッドドライバ2 3を介してインクジェットヘッド11を駆動して 、レジンインク液滴を基板30の表面30aに吐出 ながら、所望のパターンおよび色の印刷を 該表面30aに施す。

 ここで、インクジェットヘッド11の印刷 作に先立って加熱ランプユニット40が点灯す る。したがって、インクジェットヘッド11か 基板30の表面30aに吐出されてそこに付着し レジンインク液滴31には直ちに熱線が照射さ れ、熱硬化を開始する。本例では、上記のよ うに基板載置面4も加熱されているので、基 30の表面30aを、レジンインクが熱硬化するの に適した最適な加熱状態に保持できる。よっ て、印刷動作と同時にレジンインク液滴が基 板の表面30aに定着していく。このようにして 印刷および熱硬化が同時に行われながら、基 板30の表面30aに印刷が行われる。

 また、加熱ランプユニット40は、そこに 置されている冷却機構50によって冷却される 。すなわち、加熱ランプユニット40で発生し 熱は、4本の内蔵ヒートパイプ51、外付けヒ トパイプ52を介して放熱板53に放出される。 放熱板53はヘッドキャリッジ10と共にプリン 幅方向Xに移動するので、ここに集まった熱 放熱板53の放熱フィン53aから効率良く外部 放出される。

 印刷動作が終了すると、支持ユニット3は 再び図示のホームポジションに復帰する。加 熱ランプユニット40は、プリンタ制御盤によ て、ヘッドキャリッジ10がインクジェット ッド11の印刷領域を外れたホームポジション に待機している間はオフに保持される。

 なお、ヘッドキャリッジ10の両側に第1お び第2の加熱ランプユニットが配置されてい る場合には、少なくともヘッドキャリッジ10 移動方向の後側に位置している加熱ランプ ニットをオンにして基板30に吐出されたイ ク液滴を加熱すればよい。勿論、双方の加 ランプユニットをオンにして、インク液滴 吐出される直前の基板30の表面部分を加熱し てもよい。

(実施の形態の作用効果)
 以上説明したように、本例の目盛板印刷用 ンクジェットプリンタ1を用いた目盛板の製 造方法では、レジンインクを用いて基板30の 面30aに印刷を行うようにしている。したが て、各種素材の基板30に対してインク受像 を形成するための下地処理を前もって行う 要がない。

 また、印刷動作と同時に加熱ランプユニ ト40によってレジンインクの熱硬化も行わ るので、印刷動作の終了と同時にインクが 着した状態の印刷済み基板が得られる。こ に加えて、加熱機構18によって基板載置面4 加熱されているので、効率良くレジンイン を熱硬化させることができる。

 したがって、目盛板印刷用インクジェッ プリンタ1を用いることにより、任意の印刷 パターンを有する目盛板を効率良く簡単かつ 廉価に製造することができる。

 また、加熱ランプユニット40には冷却機 50が取り付けられているので、加熱ランプユ ニット40で発生した熱が放熱板53から外部に 率良く放出される。よって、隣接した位置 配置されているインクジェットヘッド11が加 熱ランプユニット40からの熱によって加熱さ て、ノズルの目詰まり、インクジェットヘ ド自体の熱破壊などが引き起こされること 防止できる。

 これに加えて、本例では、テーブル5を昇 降させることにより、プラテンギャップを調 整できるので、各種の厚さの基板に、印刷品 位を低下させることなく印刷パターンを形成 できる。