内藤憲嗣 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 株式会社 村田製作所内 Kyoto, 6178555, JP)
SAKO, Yoshihiro (10-1, Higashikotari 1-chome, Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
株式会社村田製作所 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 Kyoto, 6178555, JP)
NAITO, Kenji (10-1, Higashikotari 1-chome, Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
内藤憲嗣 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 株式会社 村田製作所内 Kyoto, 6178555, JP)
| (a)磁性体コアをボビンによって包囲し、前記ボビンにコイルを巻回する工程と、 (b)回路部品が複数の金属端子間に架設されるように、前記回路部品の電極を前記金属端子に電気的に接続した上で、前記金属端子を前記ボビンに固着する工程と、 (c)前記コイルと前記回路部品とを前記金属端子を介して電気的に接続する工程と、を備えることを特徴とする巻回体の製造方法。 |
| 工程(b)において、前記複数の金属端子は連結部によって連結された形状を有し、かつ前記連結部を工程(b)の後に切断することを特徴とする請求項1に記載の巻回体の製造方法。 |
| 工程(b)において、前記金属端子は貫通穴を有し、前記ボビンは突出部を有し、前記貫通穴に前記突出部を挿入し、前記突出部の先端を前記金属端子上で溶融することにより前記金属端子を前記ボビンに固着することを特徴とする請求項1または2に記載の巻回体の製造方法。 |
| (d)請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法によって得られた巻回体に外部接続線を電気的に接続する工程と、 (e)前記巻回体をケースに収容し、前記外部接続線が脱出した状態で、前記ケースを封止する工程と、をさらに備えるアンテナコイルの製造方法。 |
| 磁性体コアと、該磁性体コアを包囲するボビンと、該ボビンに巻回されたコイルと、前記ボビンに固着された複数の金属端子と、前記金属端子間に架設されるように電極が前記金属端子に電気的に接続され、前記金属端子を介して前記コイルと電気的に接続された回路部品と、からなり、 前記ボビンには前記回路部品の接続跡が形成されていないことを特徴とする巻回体。 |
| 前記複数の金属端子の側面に切断跡が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の巻回体。 |
| 前記ボビンに形成された突出部が前記金属端子に形成された貫通穴に挿入され、前記突出部の先端は前記金属端子上で溶融されていることを特徴とする請求項5または6に記載の巻回体。 |
| 前記突出部と前記貫通穴の内壁との間に間隙が形成されていることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の巻回体。 |
| 請求項5から8のいずれか一項に記載の巻回体と、前記巻回体に電気的に接続された外部接続線と、前記巻回体が収容されたケースと、を備え、前記ケースは前記外部接続線が脱出した状態で封止されていることを特徴とするアンテナコイル。 |
| 前記ケースはキャップによって封止され、前記キャップは前記ボビンと一体成形されていることを特徴とする請求項9に記載のアンテナコイル。 |
本発明は、送信用アンテナ、特にLF帯の 磁波を利用した近距離の通信システムに用 られる送信用アンテナに関する。
LF帯(30kHz~300kHz)の近距離通信システムは、 主に車両ドアの施解錠を遠隔操作するキーレ スエントリーシステムに用いられる。本シス テムにおける送信用アンテナは、磁性体コア を包囲するボビンの周囲にコイルを巻回する ことによって形成され、通常、車両のドアハ ンドルやサイドミラーに内蔵されて、利用者 が保有する受信用アンテナに電磁波を供給し ている。
送信用アンテナは、コイルだけでなく、 イルとともに共振回路を構成するコンデン や出力安定のための抵抗等、各種電子部品 組み合わせて構成されることがある。特許 献1には、ボビンにインサートモールドされ た金属端子にコンデンサおよび抵抗が実装さ れたアンテナコイルの構造が開示されている 。
図5は特許文献1に記載のアンテナコイルの
造を示す斜視図である。図5では内部が見え
ようケースを透過して表示している。特許
献1に記載のアンテナコイル500において、ケ
ース502に巻回体504が収容されている。巻回体
504はボビン508に磁性体コア(図示せず)を挿入
、ボビン508の周囲にコイル510を巻回してな
。ボビン508には金属端子514がインサート成
されており、金属端子514上には抵抗512等の
路部品が実装されている。コイル510と抵抗5
12等の回路部品とは金属端子514を介して電気
に接続されている。
ところが、特許文献1に記載の通り、ボビ ン508にインサート成形された金属端子514に回 路部品を半田により実装すると、半田付け時 の熱によって樹脂で形成されるボビン508が変 形するという不具合が生じた。この不具合を 防止するためには、ボビン508を耐熱性の高い 樹脂により形成したり半田付け時の条件を厳 しく管理する必要があり、ボビン508の変形防 止には多大なコストがかかるという問題があ った。
そこで本発明の目的は、半田付け時の熱 よってもボビンの変形の生じない巻回体お びアンテナコイルの製造方法を提供するこ にある。
上記問題点を解決するために本発明は以 のような構成を採る。
本発明の請求項1に係る巻回体の製造方法 は、(a)磁性体コアをボビンによって包囲し、 前記ボビンにコイルを巻回する工程と、(b)回 路部品が複数の金属端子間に架設されるよう に、前記回路部品の電極を前記金属端子に電 気的に接続した上で、前記ボビンを溶融して 前記金属端子を前記ボビンに固着する工程と 、(c)前記コイルと前記回路部品とを前記金属 端子を介して電気的に接続する工程と、を備 えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る巻回体の製造方法 は、請求項1に記載の巻回体の製造方法にお て、工程(b)において、前記複数の金属端子 連結部によって連結された形状を有し、か 前記連結部を工程(b)の後に切断することを 徴とする。
本発明の請求項3に係る巻回体の製造方法 は、請求項1または2に記載の巻回体の製造方 において、工程(b)において、前記金属端子 貫通穴を有し、前記ボビンは突出部を有し 前記貫通穴に前記突出部を挿入し、前記突 部の先端を前記金属端子上で溶融すること より前記金属端子を前記ボビンに固着する とを特徴とする。
本発明の請求項4に係る巻回体の製造方法 は、(d)請求項1から3のいずれか一項に記載の 造方法によって得られた巻回体に外部接続 を電気的に接続する工程と、(e)前記巻回体 ケースに収容し、前記外部接続線が脱出し 状態で、前記ケースを封止する工程と、を らに備える。
本発明の請求項5に係る巻回体は、磁性体 コアと、該磁性体コアを包囲するボビンと、 該ボビンに巻回されたコイルと、前記ボビン に固着された複数の金属端子と、前記金属端 子間に架設されるように電極が前記金属端子 に電気的に接続され、前記金属端子を介して 前記コイルと電気的に接続された回路部品と 、からなり、前記ボビンには前記回路部品の 接続跡が形成されていないことを特徴とする 。
本発明の請求項6に係る巻回体は、請求項 5に記載の巻回体において、前記複数の金属 子の側面に切断跡が形成されていることを 徴とする。
本発明の請求項7に係る巻回体は、請求項 5または6に記載の巻回体において、前記ボビ に形成された突出部が前記金属端子に形成 れた貫通穴に挿入され、前記突出部の先端 前記金属端子上で溶融されていることを特 とする。
本発明の請求項8に係る巻回体は、請求項 5から7のいずれか一項に記載の巻回体におい 、前記突出部と前記貫通穴の内壁との間に 隙が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項9に係るアンテナコイルは 、請求項5から8のいずれか一項に記載の巻回 と、前記巻回体に電気的に接続された外部 続線と、前記巻回体が収容されたケースと を備え、前記ケースは前記外部接続線が脱 した状態で封止されていることを特徴とす 。
本発明の請求項10に係るアンテナコイル 、請求項9に記載のアンテナコイルにおいて 前記ケースはキャップによって封止され、 記キャップは前記ボビンと一体成形されて ることを特徴とする。
本発明の製造方法によれば、回路部品を 属端子に電気的に接続した上で金属端子を ビンに固着するため、半田付け時の熱によ てもボビンの変形が生じず、信頼性の高い 回体およびアンテナコイルを実現すること できる。
100 アンテナコイル
102 ケース
104 巻回体
106 磁性体コア
108 ボビン
110 コイル
113 コンデンサ
114a,114b,114c 金属端子
本発明の第一の実施形態に係るアンテナ イルの構造とその製造方法を、図1を参照し ながら説明する。図1に第一の実施形態に係 アンテナコイルの構造を示す。図1はケース 一部を透視した透視図であり、(a)は平面図 (b)は底面図である。図1では内部が見えるよ うにケースを透過して表示している。
図1に示すように、第一の実施形態に係る アンテナコイル100は、ケース102とケース102に 収容された巻回体104を備える。ケース102は一 端が開口し、他端が閉口した扁平状の筒であ り、プラスティック製である。
巻回体104は、磁性体コア106と、磁性体コ 106を包囲するボビン108と、ボビン108の周囲 巻回されたコイル110からなる。磁性体コア1 06は、強磁性を示すMn-Zn系フェライトや、そ 以外のアモルファス系磁性体からなり、こ らの磁性体微粉末を平板状に圧縮成形して 成されたものである。
ボビン108は、磁性体コア106を保護し、製 時や製品使用時に加わる変形や衝撃などに り磁性体コア106が破損することを抑制する のであり、キャップ116、ベース部118、脚部1 20a,120b、先端部122をPBT(ポリブチレンテレフタ レート)の一体成形により構成したものであ 。キャップ116、ベース部118、先端部122は磁 体コア106に沿って形成される脚部120a,120bを 続している。コイル110は脚部120a,120bを軸と て巻回されており、コイル110のコイル軸は 部120a,120bと平行である。
キャップ116はケース102の開口に嵌合して る。キャップ116には貫通穴(図示せず)が形 されており、貫通穴には外部接続線124a,124b 挿入され、外部接続線124a,124bの一部がケー 102内部に、他部がケース102外部に脱出した 態で、キャップ116がケース102を封止してい 。この外部接続線124a,124bは柔軟性のある材 により成形することが好ましい。これによ キャップ116側から加わった衝撃を緩和する とができる。
キャップ116はボビン108に一体成形されて り、キャップ116がケース102に嵌合すること より巻回体104はケース102の中央に保持され いる。これにより巻回体104とケース102との に一定の間隙を設けることができ、ケース1 02に加わった衝撃が巻回体104に伝わりにくい 造となる。また、キャップ116とケース102と わずかな隙間、およびキャップ116の貫通穴 外部接続線124a,124bとのわずかな隙間にシー 材(図示せず)が充填され、温度や湿度によ て影響を受けにくい構造としている。なお キャップ116をケース102の端部よりも内側に 置し、ケース102の端部とキャップ116との間 エポキシ等の樹脂を充填することにより、 水対策とすることも可能である。
先端部122には開口(図示せず)が形成され おり、この開口から磁性体コア106が挿入さ て、磁性体コア106をボビン108が包囲する。
ベース部118には金属端子114a,114b,114cが固 されている。金属端子114a,114cは単一の直線 からなり、金属端子114bは平行な二つの直線 とこれらを接続する接続部からなる。金属 子114aの直線部と金属端子114bの直線部とは 行に設置されており、コンデンサ113の両電 がそれぞれ金属端子114a,114bに電気的に接続 れることによってコンデンサ113が金属端子11 4a,114b間に架設されている。金属端子114aには イル110の一方端部が接続され、これによっ コンデンサ113とコイル110とが電気的に接続 れている。また、金属端子114bには外部接続 線124aが接続され、金属端子114cにはコイル110 他方端部と外部接続線124bが接続されている 。コンデンサ113とコイル110は共振回路を構成 する。コンデンサ113とコイル110とからなる共 振回路の共振周波数を送信信号の周波数に合 致させることにより、低電圧であっても大き なコイル電流を得て大きな磁界出力を実現す ることができる。
また、ベース部118には有底穴127が形成さ ており、この有底穴127に小型コア126が収容 れている。小型コア126はコイル110の磁束が 過する位置に配置されており、楕円形状を する。有底穴127内で小型コア126を回転させ と、小型コア126と磁性体コア106との間の距 が変化して、磁束の結合量に変化が生じる これによって、コイル110のインダクタンス 調整することができる。なお、この小型コ 126はコイル110のインダクタンス値の調整が 要である場合には必ずしもアンテナコイル1 00に設ける必要はない。
図2は金属端子114a,114b,114cがボビン108に固 されている固着部131a,131b,131c,131d,131eの形状 示す断面図であり、図2には特に金属端子114 aの固着部131aの、金属端子114aの主面に対して 垂直な断面を表す。図2に示すように、金属 子114aには貫通穴132aが形成されており、ボビ ン108には突出部109が形成されている。突出部 109の先端は溶融されて溶融部133を形成し、溶 融部133は金属端子114aの上面に位置する。突 部109の溶融されていない軸部134は、貫通穴13 2aの内壁間に位置し、溶融部133と軸部134とで 出部109を構成している。溶融部133の口径が 通穴132aの口径よりも大きいことによって金 属端子114aがボビン108に固着されている。な 、軸部134の断面は円形に限られず、長方形 あっても構わない。
ここで、金属端子114aに形成される貫通穴 132aの口径はボビン108に形成された突出部109 軸部134の口径よりも大きく設計され、貫通 132aの内壁と軸部134との間に間隙dが設けられ ている。間隙dを設けることにより、ボビン10 8の温度変化による膨張率と金属端子114aの温 変化による膨張率との間に変異差がある場 にも、変異差に起因する応力が金属端子114a や突出部109に加わりにくい構造となる。なお 、その他の固着部131b,131c,131d,131eも同様の構 である。
さらに、金属端子114a,114bに形成される固 部131a,131b,131c,131dにおいては、上記間隙dが ンデンサ113が架設される方向、すなわち図1 おける横方向に設けられていることが特に ましい。金属端子114a,114b間にはコンデンサ1 13が架設されている。コンデンサ113は温度変 によっても膨張や収縮が生じにくいため、 属端子114a,114b間の距離は変化しにくい。一 、ボビン108は樹脂により形成されているた 温度変化による膨張、収縮率が大きい。し がって、金属端子114a,114bに形成された貫通 間の距離はほとんど変化しないにも関わら 、ボビン108に形成された突出部109間の距離 大きく変化し、この変異差による応力はコ デンサ113の架設方向に発生する。間隙dが、 コンデンサ113が架設される方向に設けられて いる場合、この応力を緩和し易くなるため、 より好ましい。
金属端子114a,114bに形成された貫通穴の形 は円形に限られず、コンデンサ113が架設さ る方向を長手方向とする楕円形や長方形で っても良い。このような形状とすると、コ デンサ113が架設される方向に間隙dが設けら れ、温度変化に起因する応力を緩和する効果 が得られると共に、コンデンサ113が架設され る方向と直交する方向においては貫通穴132a 内壁と突出部109との間の間隙がほとんど形 されないため金属端子114a,114bが位置ずれし くいという効果も得られる。
なお、貫通穴132a,132b,132c,132d,132eの口径は 出部109の軸部134の口径よりも0.1mm~0.3mm大き ことが好ましい。0.1mmよりも小さい場合には 想定される温度変化に対して十分な応力吸収 の効果が得られず、0.3mmよりも大きい場合に 金属端子114a,114b,114cが位置ずれを起こし易 だけでなく、突出部109の溶融部133による固 効果が弱くなるため、金属端子114a,114b,114cが 安定しないためである。
さらに、突出部109先端の溶融部133の口径 貫通穴132a,132b,132c,132d,132eの口径よりも0.2mm~0 .4mm大きいことが好ましい。突出部109の溶融 133の口径と貫通穴132a,132b,132c,132d,132eの口径 の差が0.2mmよりも小さい場合には、金属端子 114a,114b,114c上面と突出部109とが十分に接触し いため、固定効果が低下する。また0.4mmよ も大きい場合には、溶融する樹脂の体積が く、固着作業が困難となるためである。
次に、アンテナコイル100の製造方法を図3 を参照しながら説明する。
まず、図3(a)のコンデンサ実装工程におい て、リードフレーム130にコンデンサ113を実装 する。リードフレーム130は真鍮に錫めっきを 施したものであり、図1において3箇所に分割 れた金属端子114a,114b,114cが連結部115a,115bに って連結された形状を有し、後に連結部115a, 115bが切断されることによって金属端子114a,114 b,114cが形成される。前述した通り、金属端子 114a,114cは単一の直線部からなり、金属端子114 bは平行な二つの直線部とこれらを接続する 続部からなる。金属端子114a,114b,114cにはそれ ぞれ貫通穴132a,132b,132c,132d,132eが形成されてお り、後工程において貫通穴132a,132b,132c,132d,132e にボビン108に設けられた突出部109が挿入され る。したがって、貫通穴132a,132b,132c,132d,132eは 突出部109の形成位置に合わせて形成されてい る。金属端子114a,114b,114cと連結部115a,115bとの 界はそれぞれ容易に切断できるように切欠 が形成されている。
金属端子114aと金属端子114bの直線部にコ デンサ113の電極を半田付けによって電気的 接続する。これによって、金属端子114aと金 端子114bにコンデンサ113が架橋された状態と なる。コンデンサ113を半田付けする本工程に おいて、未だ金属端子114a,114bはボビン108に固 着されていないため、半田付けの熱によって ボビン108の樹脂が融解する可能性はなく、ボ ビン108への影響を考慮することなく半田付け することが可能となる。したがって、コンデ ンサ実装工程が非常に容易であり、ボビン108 にコンデンサ113を半田付けした接続跡、例え ば半田熱によってボビン108を形成する樹脂が 融解し、変形した箇所が残存することがない 。
また、コンデンサ実装工程においては金 端子114a,114bは連結部115aによって連結されて いる。そのため、金属端子114a,114b間の距離を 一定に保ったままコンデンサ113を実装するこ とができ、金属端子114a,114b間の距離がこの後 変化することはない。
次に、図3(b)のリードフレーム固着工程に おいては、リードフレーム130の貫通穴132a,132b ,132c,132d,132eに、ボビン108に形成された突出部 109が挿入される。その後、突出部109の先端に 約300℃の熱を加えることによって溶融して変 形させ、溶融部133を形成する。溶融すること によって突出部109の先端、すなわち溶融部133 の口径が貫通穴132a,132b,132c,132d,132eの口径より も大きくなり、リードフレーム130がボビン108 に固着される。
溶融部133の形成には一端に半球状の切欠 を有するこてを用いる。このこての切欠き 突出部109の先端に押し当て、こてを金属端 114a,114b,114c側に移動させることによって、 融部133が切欠きの形状に沿って形成される なお、こてに形成された切欠きの容積は溶 部133の体積よりも小さいことが好ましい。 のように設計されていると、こてを金属端 114a,114b,114c側に移動させた際、溶融部133の一 部がこての切欠きからはみ出し、そのはみ出 しがこてと金属端子114a,114b,114cとの間の緩衝 となって、こての熱が金属端子114a,114b,114c 直接加わることを防止できるからである。 工程において、金属端子114a,114b,114cは分離さ れておらず、リードフレーム130として一体と なっているため、貫通穴132a,132b,132c,132d,132eに ボビン108の突出部109を挿入する際、貫通穴132 a,132b,132c,132d,132eそれぞれについて位置合わせ する必要がなく、挿入作業が非常に容易に行 える。
なお、リードフレーム固着工程において 突出部109の先端には熱が加えられるが、加 範囲が非常に狭いことから突出部109に加え 熱によって、ボビン108の他の部分が熱変形 ることはない。
本実施形態においては、突出部109の先端 こてにより加熱することによって溶融部133 形成したが、溶融部133の形成方法はこれに られない。例えば、突出部109の先端に超音 振動を加えることによって摩擦熱を発生さ 、これによって溶融部133を形成することが きる。
さらに図3(c)のリードフレーム切断工程に おいて、リードフレーム130の連結部115a,115b,11 5cを除去する。リードフレーム130の連結部115a ,115b,115cと金属端子114a,114b,114cとの境界には切 欠きが形成されているので、容易くリードフ レーム130を切断することができる。これによ って、金属端子114a,114b,114cが分離され、金属 子114a,114b,114cの連結部115a,115b,115cとの境界に は切断跡が残存する。リードフレーム130は真 鍮に錫めっきが施されているため、切断箇所 においては真鍮が露出する。また、切断方法 によっては連結部115a,115b,115cの一部が金属端 114a,114b,114cに付着した状態で残存すること ある。このような真鍮の露出や連結部115a,115 b,115cの残存という形で切断跡が形成される。
次に、図3(d)の磁性体コア挿入およびコイ ル巻回工程において、ボビン108の先端部122に 設けられた開口から磁性体コア106を挿入し、 ボビン108の脚部120a,120bを軸としてコイル110を 巻回する。コイル110の一方端部は金属端子114 aに半田付けによって接続され、金属端子114a 介してコイル110とコンデンサ113とが電気的 接続される。また、コイル110の他方端部は 属端子114cに半田付けによって接続される。 この工程において有底穴127に小型コア126を収 容する。
図3(e)の外部接続線接続工程において、ボ ビン108のキャップ116に形成された貫通穴に外 部接続線124a,124bを挿入し、外部接続線のボビ ン108側端部を金属端子114b,114cに半田付けによ って接続する。これによって、外部接続線124 aは金属端子115bを介してコンデンサ113と電気 に接続され、外部接続線124bは金属端子114c 介してコイル110と電気的に接続される。
なお、外部接続線接続工程をより効率化 るために、金属端子114b,114cに外部接続線124a ,124bの固定箇所を設けても良い。図4はリード フレームの変形例を示す斜視図である。リー ドフレーム230には延出部234が形成されており 、延出部234は左右に切起こしを有する。この ような形状のリードフレーム230を用いてアン テナコイルを製造した場合、工程(e)の外部接 続線接続工程においては延出部234の切起こし の間に外部接続線124a,124bを挟み込み、左右の 切起こしをかしめることによって外部接続線 124a,124bを金属端子114b,114cに仮固定することが できる。そのため、外部接続線124a,124bの金属 端子114a,114cへの半田付け作業を効率よく行う ことができる。
次に、図3(f)の巻回体挿入工程において、 上記工程により得られた巻回体104をケース102 に挿入し、ボビン108と一体成形されたキャッ プ116によってケース102を封止する。さらにケ ース102とキャップ116との間に形成されたわず かな隙間、およびキャップ116の貫通穴の内壁 と外部接続線124a,124bとの間に形成されたわず かな隙間をシール材によって充填する。本巻 回体挿入工程においては、ケース102に挿入す る全ての部材が一体化されているので、ケー ス102への挿入作業をスムーズに行うことがで きる。
以上の工程により得られたアンテナコイ 100は、リードフレーム130にコンデンサ113を 田付けするコンデンサ実装工程を行った後 リードフレーム130をボビン108に固着するの 、コンデンサ113実装時にボビン108が変形す 可能性がなく、厳格な条件管理や耐熱性の い樹脂の使用を必要とせず、容易に信頼性 高いアンテナコイル100を製造することがで る。
なお、本実施形態においては巻回体104が ース102に挿入されたアンテナコイル100およ その製造方法を説明したが、本発明はケー 102を必ずしも必要としない。ケース102は巻 体104の耐環境性や耐衝撃性を高めるもので り、例えばアンテナコイル100を搭載する車 に予め巻回体104設置のためのケースが内蔵 れていても構わない。
また、金属端子の形状は本実施形態に記 の形状に限られず、また金属端子に実装す 回路部品はコンデンサに限られず、例えば 抗を実装することも可能である。
Next Patent: LIPOSOME PREPARATION FOR IONTOPHORESIS HAVING ANTIOXIDANT COMPONENT ENCAPSULATED THEREIN
