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Patent Searching and Data


Title:
METHOD FOR PRODUCING COMPOSITION-COATED TEA AND COMPOSITION-COATED TEA
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001495
Kind Code:
A1
Abstract:
It is intended to provide a method for producing a composition-coated tea with which a synergistic effect of a drying-treated plant or a powdered plant and a plurality of components contained in a composition coated on the surface of any of the plant; and the resulting composition-coated tea. Fermentation bacteria D obtained by mixing three types of bacteria: a lactic acid bacterium Da, yeast Db and Bacillus natto Dc are cultured in a culture medium E containing as a main component either or both of brown sugar Ea and a stevia sweetener Eb extracted from an organically grown agricultural product, whereby a liquid composition F is produced.The thus obtained composition F is coated on the surface of tea leaves A dried to a predetermined water content or powdered tea leaves Aa, whereby a composition-coated tea G is produced.

Inventors:
TAKAOKA TERUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000267
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
February 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ENSEKI AOJIRU CO LTD (JP)
TAKAOKA TERUMI (JP)
International Classes:
A23F3/00; A23L5/00; A23L19/00; A23L33/10; A61K9/16; A61K35/74; A61K35/744; A61K36/00; A61K36/064; A61K36/12; A61K36/16; A61K36/232; A61K36/28; A61K36/282; A61K36/31; A61K36/39; A61K36/48; A61K36/488; A61K36/605; A61K36/61; A61K36/82; A61K36/899; A61K36/8998; A61K36/9066; A61P1/10; A61P3/10; A61P9/00; A61P17/14; A61P27/12; A61P35/00; A61P37/08; A61K125/00; A61K127/00; A61K135/00
Domestic Patent References:
WO2005032591A12005-04-14
Foreign References:
JP2005168477A2005-06-30
JP2006296341A2006-11-02
JP2003274859A2003-09-30
JP3126963B12001-01-22
JP2004041139A2004-02-12
JP2005102525A2005-04-21
JP2004000153A2004-01-08
JP2005102618A2005-04-21
JP2000041625A2000-02-15
JP2001112460A2001-04-24
JPH1142066A1999-02-16
JPH09294560A1997-11-18
Attorney, Agent or Firm:
NAGATA, Yoshiaki et al. (7th Floor Shiroguchi Bldg.2-15, Kakuda-cho, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 17, JP)
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Claims:
 単一種又は複数種の発酵菌を天然甘味料からなる培養液で培養して液状の組成物を作り出す培養工程と、
 人為的又は機械的に摘み取られた植物を所定の水分量に乾燥する乾燥工程と、
 前記培養工程で作り出された液状の組成物を、前記乾燥工程で乾燥された植物又は粉末状の植物の表面に被覆する被覆工程とを備えたことを特徴とする
組成物被覆茶の製造方法。
 単一種又は複数種の発酵菌を天然甘味料からなる培養液で培養して液状の組成物を作り出す培養工程と、
 人為的又は機械的に摘み取られた植物を所定の水分量に乾燥しつつ、該乾燥処理された植物又は粉末状の植物の表面に前記培養工程で作り出された液状の組成物を被覆する被覆工程とを備えたことを特徴とする
組成物被覆茶の製造方法。
前記培養液の主成分を、有機栽培の農産物から抽出された黒糖、或いは、ステビア草から抽出されたステビア甘味料からなる天然甘味料で構成したことを特徴とする
請求項1又は2に記載の組成物被覆茶の製造方法。
前記植物を、遠赤外線の照射により所定の水分量に乾燥することを特徴とする
請求項1~3のいずれか一つに記載の組成物被覆茶の製造方法。
 単一種又は複数種の発酵菌を天然甘味料からなる培養液で培養してなる液状の組成物を、所定の水分量に乾燥された植物又は粉末状の植物の表面に被覆したことを特徴とする
組成物被覆茶。
前記培養液の主成分を、有機栽培の農産物から抽出された黒糖、或いは、ステビア草から抽出されたステビア甘味料からなる天然甘味料で構成したことを特徴とする
請求項5に記載の組成物被覆茶。
前記植物を、遠赤外線の照射により所定の水分量に乾燥したことを特徴とする
請求項5又は6に記載の組成物被覆茶。
Description:
組成物被覆茶の製造方法及びそ 組成物被覆茶

 この発明は、例えばケール、緑茶、抹茶 発芽玄米、発芽黒豆、シモン芋、ウコンの 、ヤーコンの根、稲若葉、大麦若葉、イチ ウ葉、シモン葉、ウコン葉、ヤーコン葉、 した葉、すぎな葉、桑の葉、グァバ葉、よ ぎ葉、葛の葉等の植物表面に組成物を被覆 る際に用いられる組成物被覆茶の製造方法 びその組成物被覆茶に関する。

 従来、前記顆粒状の経口食品としては、例 ば摘み取った原料茶葉を乾燥及び焙煎した 、ドコサヘキサエン酸の水溶性化合物を含 溶液を茶葉に噴霧するとともに、熱風乾燥 て茶葉の表面にドコサヘキサエン酸の水溶 化合物をコーティングする特許文献1のDHAコ ーティング茶及びその製造方法がある。

特開平8-70771号公報

 しかし、前記特許文献1のDHAコーティング 茶及びその製造方法は、ドコサヘキサエン酸 の水溶性化合物を茶葉の表面にコーティング したものであるが、DHAコーティング茶を経口 投与しても、ドコサヘキサエン酸(DHA)と、お に含まれる成分のみの効果しか得られない

 この発明は前記問題に鑑み、所定の水分 に乾燥された植物又は粉末状に粉砕された 物と、該植物の表面に被覆された組成物と 含まれる複数の成分による効果が相乗して られる組成物被覆茶の製造方法及びその組 物被覆茶の提供を目的とする。

 この発明は、単一種又は複数種の発酵菌 天然甘味料からなる培養液で培養して液状 組成物を作り出す培養工程と、人為的又は 械的に摘み取られた植物を所定の水分量に 燥する乾燥工程と、前記培養工程で作り出 れた液状の組成物を、前記乾燥工程で乾燥 れた植物又は粉末状の植物の表面に被覆す 被覆工程とを備えた組成物被覆茶の製造方 であることを特徴とする。

 また、この発明は、単一種又は複数種の 酵菌を天然甘味料からなる培養液で培養し 液状の組成物を作り出す培養工程と、人為 又は機械的に摘み取られた植物を所定の水 量に乾燥しつつ、該乾燥処理された植物又 粉末状の植物の表面に前記培養工程で作り された液状の組成物を被覆する被覆工程と 備えた組成物被覆茶の製造方法であること 特徴とする。

 また、この発明は、単一種又は複数種の 酵菌を天然甘味料からなる培養液で培養し なる液状の組成物を、所定の水分量に乾燥 れた植物又は粉末状の植物の表面に被覆し 組成物被覆茶であることを特徴とする。

 また、組成物被覆茶の製造方法における 明の態様と、組成物被覆茶の発明における 様として、前記培養液の主成分を、有機栽 の農産物から抽出された黒糖、或いは、ス ビア草から抽出されたステビア甘味料から る天然甘味料で構成することができる。

 また、他の態様として、前記植物を、遠 外線の照射により所定の水分量に乾燥する とができる。

 前記植物は、例えばケール、緑茶、抹茶 発芽玄米、発芽黒豆、シモン芋、ウコンの 、ヤーコンの根、稲若葉、大麦若葉、イチ ウ葉、シモン葉、ウコン葉、ヤーコン葉、 した葉、すぎな葉、桑の葉、グァバ葉、よ ぎ葉、葛の葉等の植物の葉や根、穀物、野 、豆類、或いは、煎茶、番茶、ほうじ茶、 ーロン茶、はこ茶、杜仲茶、紅茶等で構成 ることができる。

 また、発酵菌は、例えば乳酸菌、酵母菌 納豆菌等の中から選択した単一種又は複数 の発酵菌で構成することができる。また、 然甘味料は、例えば有機栽培の農産物から 出された黒糖、或いは、ステビア草から抽 されたステビア甘味料で構成することがで る。また、培養液は、例えば天然水、蒸留 等の水に対して天然甘味料を所定の濃度で かしたもので構成することができる。また 組成物は、前記単一種又は複数種の発酵菌 、黒糖及びステビア甘味料のいずれか一方 は両方を主成分とする天然甘味料からなる 養液で培養して作り出したもので構成する とができる。

 黒糖には、例えばカルシウム、カリウム ナトリウム、マグネシウム、マンガン、リ 、亜鉛、鉄、銅等のミネラルと、ビタミンB 1、B2、ナイアシン、パントテン酸等のビタミ ン類が豊富に含まれている。

 ステビア草には、例えばステビオサイド レバウディオサイド等の甘味成分が多量に まれており、甘味は砂糖の250倍であり、カ リーは90分の1である。

 培養工程は、例えば培養装置、培養施設 の培養に適した環境(温度、湿度等)に調節 ることができるもので構成することができ 。

 乾燥工程は、例えば人為的又は機械的に み取られた植物を所定の水分量に乾燥する 動床型乾燥機、噴流床型乾燥機、回転ドラ 型乾燥機、回転皿型乾燥機等の乾燥機で構 することができる。また、蒸す、粗揉、柔 、中揉、精揉、乾燥等の工程で構成しても い。

 被覆工程は、例えば乾燥工程で乾燥され 植物の表面に、培養工程で作り出された液 の組成物を吹き付けて霧状に噴射する噴射 置を備えた乾燥装置等で構成することがで る。

 この発明によれば、所定の水分量に乾燥 れた植物又は粉末状の植物の表面に、単一 又は複数種の発酵菌を天然甘味料からなる 養液で培養してなる液状の組成物を被覆し 組成物被覆茶を製造する。つまり、植物の 出時において、乾燥処理された植物の表面 被覆された組成物の層が外側から徐々に溶 出すため、植物の表面に被覆された組成物 摂取することができ、組成物に含まれる成 の効果が長い時間継続して得られる。また 粉末状に粉砕された植物の表面に組成物を 覆して組成物被覆茶を製造すれば、組成物 被覆された粉末状の植物を直接経口投与す ことができ、粉末状の植物及び組成物に含 れる成分を体内から吸収することができる これにより、乾燥処理された植物又は粉末 の植物と、これら植物の表面に被覆された 成物とに含まれる複数の成分による効果が 乗して得られる。

組成物被覆茶の製造方法を示す工程図 被覆装置による組成物の被覆方法を示 説明図。 組成物が被覆される茶葉の乾燥状態を す説明図。 図3の組成物が被覆され収縮した茶葉を 示す断面図。 茶葉に被覆された組成物の厚みを示す 大断面図。 組成物を粉末状の茶葉に被覆した組成 被覆茶を示す斜視図。 組成物を乾燥処理された茶葉内部に被 した例を示す拡大断面図。

符号の説明

 A…茶葉
 D…発酵菌
 E…培養液
 F…組成物
 G…組成物被覆茶
 a…培養工程
 b…乾燥工程
 c…被覆工程
 d…茶葉包装工程
 e…粉砕工程

 この発明は、乾燥処理された植物又は粉 状の植物と、該各植物の表面に被覆された 成物とに含まれる複数の成分による効果が 乗して得られるという目的を、所定の水分 に乾燥された植物又は粉末状の植物の表面 、単一種又は複数種の発酵菌を天然甘味料 らなる培養液で培養してなる液状の組成物 被覆して組成物被覆茶を製造することで達 した。

 この発明の一実施例を以下図面に基づい 詳述する。

 図面は、植物の一例として所定の水分量 乾燥された茶葉又は粉末状の茶葉の表面に 酵菌及び天然甘味料からなる液状の組成物 被覆する際に用いられる組成物被覆茶の製 方法及びその組成物被覆茶を示している。

 図1に於いて、この組成物被覆茶の製造方 法は、発酵菌の一例である乳酸菌Da、酵母菌D b、納豆菌Dcの3種を混合してなる発酵菌Dを、 然甘味料の一例である黒糖Ea、ステビア甘 料Ebのいずれか一方又は両方を主成分とする 培養液Eで培養して液状の組成物Fを作り出す 養工程aと、人為的又は機械的に摘み取られ た植物の一例である茶葉Aを所定の水分量に 燥する乾燥工程bと、培養工程aで培養された 液状の組成物Fを、乾燥工程bで乾燥された茶 Aの表面全体に被覆する被覆工程cと、被覆 程cで組成物Fを茶葉Aに被覆してなる組成物 覆茶Gを包装する茶葉包装工程dと、乾燥工程 bで乾燥された茶葉Aを粉末状に粉砕する粉砕 程eとを備えている。

 培養工程aでは、図示しない培養装置によ って乳酸菌Da、酵母菌Db、納豆菌Dcの3種を混 してなる発酵菌Dを、有機栽培の農産物から 出した黒糖Ea及びステビア甘味料Ebのいずれ か一方又は両方を主成分とする培養液Eで培 して、液状の組成物Fを作り出す。

 乾燥工程bでは、有機栽培された茶葉Aに 図示しない乾燥装置の遠赤外線照射装置か 発射される遠赤外線nを照射して、25℃~30℃ 範囲に含まれる低い温度で所定の水分量に 燥する。

 被覆工程cでは、培養工程aで培養された 状の組成物Fを、図2に示す乾燥装置1の乾燥 2内に投入された茶葉Aの表面全体に付着させ て熱風Hにより乾燥する。これにより、茶葉A 表面全体に対して組成物Fからなる均等な厚 みの層を形成する。

 乾燥室2内の下部には、多数の通気孔が穿 設された受け板2aを設けており、その受け板2 aの下部には、図示しない熱風発生装置から 給される熱風Hを送気可能に設けている。ま 、乾燥室2の上部には、図示しない熱風排気 装置によって茶葉Aの乾燥に使用された熱風H 室外に向けて排気可能に設けている。また 乾燥室2内の上部には、図示しない組成物供 給装置から供給される液状の組成物Fを、乾 室2内に投入された茶葉Aに向けて霧状に散布 するための噴射装置2b,2bを設けている。

 粉砕工程eでは、乾燥工程bで所定の水分 に乾燥された茶葉Aを、図示しない粉砕装置 よって直接経口投与が許容される粉末状の 葉Aaに粉砕する(図6参照)。実施例では、乾 処理された茶葉Aを、1mm程度の大きさを有す 粉末状の茶葉Aaに粉砕するが、1mm以下又は1m m以上の大きさに粉砕してもよい。

 前記製造方法により組成物被覆茶Gを製造 する場合、図1に示すように、培養工程aにお て、図示しない培養装置によって培養に適 た環境の下で、乳酸菌Da、酵母菌Db、納豆菌 Dcの3種を混合してなる発酵菌Dを、黒糖Ea或い はステビア甘味料Ebのいずれか一方又は両方 主成分とする培養液Eで所定期間培養して、 液状の組成物Fを作り出す。

 また、茶葉Aの表面全体に対して組成物F 被覆する際の粘着剤或いは結合剤として、 えばデキストリン、不溶性デンプン等の添 物を組成物Fに所定量添加してもよい。

 なお、培養工程aでは、乳酸菌Da、酵母菌D b、納豆菌Dcの3種を混合して培養するのが最 であるが、3種のうち単一種又は複数種を、 の他の食用に供する菌等の中から選択した 酵菌に変更するか、乳酸菌Da、酵母菌Db、納 豆菌Dcの全種を、実施例以外の菌に変更する してもよい。

 一方、乾燥工程bにおいて、摘み取られた 茶葉Aの表面全体に、図示しない乾燥装置に えられた遠赤外線照射装置から発射される 赤外線nを照射するか、或いは、鏡面体や反 板等で反射させた遠赤外線nを間接的に照射 するなどして、茶葉A全体を、25℃~30℃の範囲 に含まれる低い温度で所定の水分量に乾燥或 いは焙煎する。

 つまり、茶葉A全体を含まれる水分やアル コール分等を蒸発させて所定の水分量に乾燥 することにより、茶葉Aに含まれるグルタミ 酸が変化し、γ-アミノ酪酸及び必須アミノ の含量増大や富化を図ることができる。

 なお、遠赤外線nに代わる他の乾燥方法と して、例えばヒータから放射される放射熱、 ブロワから送風される温風等で乾燥してもよ い。また、乾燥時の温度を、例えば25℃より 低い温度或いは30℃よりも高い温度に変更 てもよい。

 次に、被覆工程cにおいて、乾燥工程bで 燥された茶葉Aを、図2に示す乾燥装置1の乾 室2内に投入した後、図示しない熱風発生装 から供給される熱風Hを乾燥室2内の下部か 上部に向けて送風し、培養工程aで培養され 液状の組成物Fを乾燥室2内に設けた噴射装 2b,2bから霧状に噴射して、熱風H中に放出さ る茶葉Aの表面全体に吹き付けて凝集する(図 3の3-a、3-b参照)。

 すなわち、液状の組成物Fを、茶葉Aの表 全体に対して均一に連続して吹き付け、略10 0℃前後の高温に加熱された熱風Hにより茶葉A 自体を所定の水分量に乾燥させるとともに、 茶葉A自体の表面に付着された組成物Fから水 を蒸発させて乾燥する(図3の3-c)。これによ 、茶葉A自体の表面全体に対して組成物Fか なる均等な厚みの層が形成される(図4参照) 或いは、組成物Fを、茶葉Aの表面全体に対し て吹き付ける処理を所定数繰り返してもよい 。

 この後、茶葉A自体の表面全体が組成物F 被覆された組成物被覆茶Gを乾燥室2から取り 出せば、組成物被覆茶Gの製造が完了する。

 また、茶葉Aの表面全体に吹き付けられる 組成物Fの量を多くすれば、組成物Fの層が厚 組成物被覆茶Gを製造することができる(図5 5-a参照)。また、茶葉Aの表面全体に吹き付 られる組成物Fの量を少なくすれば、組成物F の層が薄い組成物被覆茶Gを製造することが きる(図5の5-b参照)。

 発酵菌Dを培養液Eで培養してなる液状の 成物Fを、茶葉Aの表面全体に吹き付けて乾燥 させるので、組成物Fが濃縮された層を茶葉A 表面全体に対して均一に形成することがで る。

 また、乾燥工程bで茶葉Aを乾燥処理した に、茶葉Aの内部に含まれる水分やアルコー 分等が蒸発した部分に小さな孔や隙間が形 されるので、被覆工程cにおいて、乾燥処理 された茶葉Aの表面に対して液状の組成物Fを き付ければ、茶葉Aの内部に形成された小さ な孔や隙間にも液状の組成物Fが浸透し、茶 Aの表面及び内部に組成物Fの層が形成された 組成物被覆茶Gを製造することができる(図7参 照)。

 次に、茶葉包装工程dにおいて、前記製造 方法で製造された組成物被覆茶Gを包装する 合、例えば袋、缶、瓶、プラスチック容器 の図示しない包装体に組成物被覆茶Gを所定 投入した後、その包装体内に、図示しない ス充填包装装置(ガス置換包装装置)により 活性ガスを充填又は置換して密封包装する 或いは、密封包装又は真空包装する際に、 えば脱臭剤や乾燥剤等を同封して包装する とが望ましい。

 また、被覆工程cにおいて、摘み取られた 茶葉Aを乾燥工程bで乾燥せずに、図2に示す乾 燥装置1の乾燥室2内に投入した後、噴射装置2 b,2bから噴射される霧状の組成物Fを茶葉A自体 の表面に吹き付ける。図示しない熱風発生装 置から供給される熱風Hにより茶葉A自体を所 の水分量に乾燥しつつ、茶葉A自体の表面に 付着された組成物Fから水分を蒸発させて乾 する。これにより、茶葉A自体の表面全体が 成物Fで被覆された組成物被覆茶Gを製造す こともできる。

 また、粉砕工程eにおいて、乾燥工程bで 定の水分量に乾燥された茶葉Aを、図示しな 粉砕装置によって粉末状に粉砕し、直接経 投与が許容される粉末状の茶葉Aaに粉砕し 後、被覆工程cにおいて、粉末状に粉砕され 茶葉Aaの表面に組成物Fを被覆して組成物被 茶Gを製造してもよい(図6参照)。

 以上のように、所定の水分量に乾燥され 茶葉A又は粉末状の茶葉Aaの表面全体に、乳 菌Da、酵母菌Db、納豆菌Dcの3種類の発酵菌D 、黒糖Ea或いはステビア甘味料Ebの天然甘味 からなる培養液Eで培養してなる液状の組成 物Fを吹き付けて組成物被覆茶Gを製造する。 まり、茶葉Aの抽出時において、乾燥処理さ れた茶葉Aの表面に被覆された組成物Fの層が 側から徐々に溶け出すため、茶葉A自体の表 面に被覆された組成物Fを摂取することがで 、組成物Fに含まれる成分の効果が長い時間 続して得られる。また、粉末状に粉砕され 茶葉Aaの表面に組成物Fを被覆して組成物被 茶Gを製造すれば、組成物Fで被覆された粉 状の茶葉Aaを直接経口投与することができ、 粉末状の茶葉Aa及び組成物Fに含まれる成分を 体内から吸収することができる。これにより 、乾燥処理された茶葉A又は粉末状の茶葉Aaと 、茶葉A又は茶葉Aaの表面に被覆された組成物 Fとに含まれる複数の成分による効果が相乗 て得られる。

 また、組成物被覆茶Gの経口投与により得 られる効果としては、例えば便通、冷え性、 生理痛、糖尿病、脱毛、アトピー、花粉症、 自律神経失調症、膠原病、脳梗塞、坐骨神経 痛、痛風、癌、白内障、高血圧、肺動脈瘤等 がある。

 便通の場合、1週間~2週間、排便がなかっ も、組成物被覆茶Gを朝昼夜に所定量経口投 与した結果、便が2日~3日で出るようになり、 毎朝便通があり、便秘が解消されるという効 果が得られる。

 冷え性の場合、足首から下が冷たく夜靴 を履いていた。特に冬は2枚重ねて履いてい たが、組成物被覆茶Gを朝昼夜に所定量経口 与した結果、1日~2日で足首から下が暖かく 下を履かなくても熟睡することが出来るよ になるという効果が得られる。

 生理痛の場合、生理が不規則で、有る月 無い月があり、また周期も早くなったり遅 なったり、そして、生理痛は2週間も続くこ とがあったが、組成物被覆茶Gを朝昼夜に所 量経口投与した結果、2ヶ月目からは生理痛 なくなり生理不順もなく、きちっと28日周 で規則正しくなるという効果が得られる。

 糖尿病の場合、糖尿病で壊疽になり、足 親指の元から切断しなければならないと診 されたが、組成物被覆茶Gを朝昼夜に所定量 経口投与した結果、冷たかった足が温かくな り、切断しなくても良くなるという効果が得 られる。

 脱毛の場合、抜け毛が気になって髪が少 くなってきて、白髪も急に前のほうから増 てきたが、組成物被覆茶Gを朝昼夜に所定量 経口投与すると3ヶ月位で黒い髪が増え、6ヶ 経過した時には、前と両サイドの白髪が減 し、黒髪に変化するという効果が得られる

 アトピーの場合、全身アトピーで頭の頭 がボコボコしていましたが、組成物被覆茶G を1日に所定量経口投与した結果、3ヶ月後、 の痒みとボコボコ感が無くなり、耳の後ろ 痒みもなくなるという効果が得られる。

 花粉症の場合、早い年で1月中旬頃より鼻 水が出て、目の周りが痒くなり、風邪も引き やすくなり一旦風邪を引くと状態が長く痰も よく出ていたが、組成物被覆茶Gを朝昼夜と1 に所定量経口投与し続けた結果、鼻水も出 くなり、目の周りの痒みも無くなり、風邪 引かなくなり、痰も出なくなるという効果 得られる。

 自律神経失調症の場合、暗い所に1週間も じっとしていなければ落ち着かず、また不眠 の状態が続いていたが、組成物被覆茶Gを朝 夜と1日に所定量経口投与し続けて4ヶ月が経 過したころから症状はなくなるという効果が 得られる。

 膠原病の場合、6年間病院に通っていまし たが、快方に向かわず、組成物被覆茶Gを朝 夜と1日に所定量経口投与し続けて4ヶ月、驚 くくらい症状が改善されるという効果が得ら れる。

 脳梗塞の場合、64歳で脳梗塞になり、右 右足が不自由になり、字を書いたり、物を む時に手が震えたり、右手を上げる時、痛 が激しく刺すような痛みだったが、組成物 覆茶Gを朝昼夜と1日に所定量経口投与し続け た結果、手の震えが少なく物を掴む時につか みやすくなり、右手を上げる時の痛みが軽く なり、体全体が暖かく特に下の部分が暖かく なり、水風呂に足をつけてもしばらくは耐え られるようになるという効果が得られる。

 坐骨神経痛の場合、朝起き上がる時に、 から足先までビリビリ電気が走るような痛 があり、尿酸値も高く、足の関節も痛く、 が重くだるさがあり、組成物被覆茶Gを朝昼 夜と1日に所定量経口投与するようになって ら、足首から下が1週間位で暖かくなり、腰 痛みが1ヶ月位で少なくなり、3ヶ月でほと ど感じなくなるという効果が得られる。

 痛風の場合、足の甲の痛みが激しく、足 の下が特に冷えて右足には20kg位のオモリを 付けているのかと思えるくらいでしたが、組 成物被覆茶Gを朝昼夜と1日に所定量経口投与 るようになってから、1ヶ月位して痛みが少 なくなり、3ヶ月経過した頃にはほとんど感 なくなるという効果が得られる。

 癌の場合、2年前に胃癌にかかり全摘した が、その後、検査で再発が見つかり、現在抗 癌剤を使った治療を3週間毎に繰り返してい す。以前から足が冷たく、また腸の動きが く、そのため抗癌剤を投与してから3日~4日 寝たまま、起き上がることも出来ない状態 した。その後、組成物被覆茶Gを1日に所定量 経口投与するようになってから、4日目位に が暖かくなってきたことに気づき、腸の動 も以前より良く動いて以前には無かった空 感が出てきました。抗癌剤投与後も今は以 のように副作用がひどく起き上がれなくな ことも少なくなるという効果が得られる。

 白内障の場合、55歳の時に、メガネを掛 ていても見にくくなり、視力が低下しただ だと思って診察に行くと、医師から白内障 診断され目薬をもらいました。幸いにもま 早期で手術をするほどではありませんでし が、組成物被覆茶Gを半年位飲んでいると視 が回復するという効果が得られる。

 高血圧の場合、会社の健康診断で高血圧 診断され病院へ行った際に、血圧の薬を飲 と飲み続けなければ効果が得られないと言 れました。そこで、組成物被覆茶Gを、出張 の際も小袋へ入れる等して、毎日、所定量経 口投与するようになってから、3ヶ月位から どかった肩こりが無くなくなり、血圧がほ 正常値になるという効果が得られる。

 肺動脈瘤の場合、息苦しさから病院で検 を受けると、肺動脈瘤があることがわかり 投薬しながら経過を見て手術するようにな ていました。そこで、組成物被覆茶Gを、毎 日、朝昼夜と食前に所定量経口投与するよう になってから、2ヶ月後の検査で動脈瘤が消 るという効果が得られる。なお、前記のよ な症状が改善する日数、期間には個人差が る。

 この発明の構成と、前記実施例との対応に いて、 
 この発明の植物は、実施例の茶葉Aに対応す るも、 
 本発明は、上述の実施例の構成のみに限定 れるものではなく、請求項に示される技術 想に基づいて応用することができ、多くの 施の形態を得ることができる。

 実施例では、培養工程aで作り出された液 状の組成物Fを、乾燥工程bで乾燥された茶葉A の表面全体(表裏両面)に対して均一に被覆し いるが、茶葉Aの一部表面、すなわち、茶葉 Aの表面全体又は裏面全体のいずれか一方の に被覆してもよい。或いは、茶葉Aの表面又 裏面に対して部分的に被覆してもよい。

 また、例えば液状の組成物Fを茶葉Aの表 に塗布するか、茶葉A全体を液状の組成物F中 に浸漬するか、霧状の組成物Fを茶葉Aの表面 蒸着する等して被覆してもよい。