| JP58012736 | MANUFACTURE OF KICKING PLATE FOR AUTOMOBILE |
| JP3197452 | MANUFACTURE OF WEATHERSTRIP |
| JP54090355 | DECORATIVE LAMINATE AND ITS PRODUCTION |
末藤 真一 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内 Aichi, 〒4718571, JP)
トヨタ自動車株式会社 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 Aichi, 〒4718571, JP)
SUEFUJI Shinichi (1 Toyota-cho, Toyota-sh, Aichi 71, 〒4718571, JP)
| ネジ穴を有するインサートが内包されたインサート付FRP部材を製造する方法において、 前記インサートに前記ネジ穴を形成するインサート加工工程と、 該インサート加工工程によって前記ネジ穴が形成された前記インサートの少なくとも前記ネジ穴をFRPからなる外皮で閉塞したFRP部材を成形するFRP成形加工工程と、 該FRP成形加工工程によって成形された前記FRP部材の前記外皮を貫通して前記インサートの前記ネジ穴に連通する連通孔を形成する穴開け加工工程と、 を含むことを特徴とするインサート付FRP部材の製造方法。 |
| 前記FRP成形加工工程において、 前記インサートのネジ穴にシール材を充填して前記ネジ穴を閉塞した状態で前記FRP部材を成形することを特徴とする請求項1に記載のインサート付FRP部材の製造方法。 |
| 前記FRP成形加工工程において、 前記ネジ穴の開口部をシールテープで閉塞した状態で前記FRP部材を成形することを特徴とする請求項2に記載のインサート付FRP部材の製造方法。 |
| 前記FRP成形加工工程において、 前記ネジ穴の開口部側を前記シール材で閉塞して前記ネジ穴内に密閉された空間部を形成した状態で、前記FRP部材を加熱成形することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のインサート付FRP部材の製造方法。 |
| 前記穴開け加工工程後に、前記連通孔にカラーを挿入して、該カラーの先端を前記インサートに当接させ且つ前記カラーの基端を前記外皮から突出させた状態で前記カラーを前記FRP部材に取り付けるカラー取付加工工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のインサート付FRP部材の製造方法。 |
| 前記請求項1から請求項5のいずれか一つに記載された製造方法により製造されたことを特徴とするインサート付FRP部材。 |
| 前記連通孔は、前記ネジ穴よりも大きな内径を有することを特徴とする請求項6に記載のインサート付FRP部材。 |
| 前記ネジ穴は、前記インサートに一定径を有して穿設されたストレート穴部と、該ストレート穴部に連続して同軸上に螺設された雌ネジ部とを有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のインサート付FRP部材。 |
| 前記連通孔に挿入されて、前記インサートに先端が当接し、基端が前記外皮から突出するカラーを有することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一つに記載のインサート付FRP部材。 |
本発明は、インサートが内包されたFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化樹脂)部材の製造方 法及びインサート付FRP部材に関する。
従来より、FRP部材に他の取付部品を取り ける方法として、FRP部材の内部に金属製の ンサートを埋設し、そのインサートのネジ を利用して他の取付部品を締結する方法が る。
例えば、特許文献1には、図8に示すよう 、凹状穴102を設けた発泡体からなるコア101 発泡形成し、その凹状穴102にインサートと て金属ブロック103を装填した後、FRP成形を い(図8(a)を参照)、得られたFRP部材105のFRPか なる外皮を通して内部の金属ブロック103に ップ加工を施してネジ孔104を開け(図8(b)を参 照)、ネジ孔104にボルト107を螺入して他の取 部品108を取り付ける技術(図8(c)を参照)が示 れている。
ところで、FRPは、油が付着すると強度低下
招くおそれがあり、また、例えばFRP同士を
着剤で接着する際に、接着が阻害されて接
性に影響を及ぼすおそれがある。従って、
記のFRP部材105の成形後に金属ブロック103に
ジ孔104を形成する従来の方法の場合、切削
を用いたウェット加工ではなく、切削油を
いないドライ加工によってネジ孔104を形成
ていた。
しかしながら、ドライ加工は超低速加工 あり、ウェット加工と比較して加工時間が くかかる。従って、上記した従来方法では 金属ブロック103にネジ孔104を形成するため 、金属ブロック103に下孔を穿設する工程と その下孔にタップをたてる工程という、2つ の工程の機械加工をドライ加工で行わなけれ ばならず、加工時間が長くかかっていた。
特に、上記したFRP部材が例えば自動車の 体を構成するサイドメンバーである場合に 、数十個から数百個のインサートが設けら ており、これらすべてのインサートにドラ 加工を行うとすると、加工時間が極めて長 なる。従って、従来の方法では、生産性を 上させることができず、製造コストが高騰 ていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたも であり、その目的とするところは、加工時 を短縮化して生産性を向上させることがで るインサート付FRP部材の製造方法、及び、 ンサート付FRP部材を提供することを課題と る。
上記課題を解決する本発明のインサート FRP部材の製造方法は、ネジ穴を有するイン ートが内包されたインサート付FRP部材を製 する方法において、インサートにネジ穴を 成するインサート加工工程と、インサート 工工程によってネジ穴が形成されたインサ トの少なくともネジ穴をFRPからなる外皮で 塞したFRP部材を成形するFRP成形加工工程と FRP成形加工工程によって成形されたFRP部材 外皮を貫通してインサートのネジ穴に連通 る連通孔を形成する穴開け加工工程とを含 ことを特徴としている。
本発明のインサート付FRP部材の製造方法 よれば、インサートにネジ穴を形成し、イ サートの少なくともネジ穴をFRPからなる外 で閉塞したFRP部材を成形した後に、そのFRP 材の外皮を貫通してインサートのネジ穴に 通する連通孔を形成する穴開け加工を行う で、ドライ加工が必須とされるFRP部材の成 後の加工工程を、穴開け加工工程のみとす ことができる。
従って、成形後にFRP部材に下孔を穿設す 工程と、その下孔にタップをたててネジ穴 形成する工程の2つの加工工程を行っていた 従来と比較して、ドライ加工の加工時間を短 縮することができる。従って、生産性を向上 させることができ、製造コストを低減するこ とができる。
また、FRP成形加工工程において、インサ トのネジ穴にシール材を充填してネジ穴を 塞した状態でFRP部材を成形することとして よい。これにより、FRP成形加工工程にてFRP 樹脂溶液がインサートのネジ穴に侵入する を防ぎ、硬化樹脂によってネジ穴のネジ山 埋まるのを防ぐことができる。
そして、FRP成形加工工程において、ネジ の開口部をシールテープで閉塞した状態で FRP部材を成形することとしてもよい。これ より、シール材によるシール効果に加えて 樹脂溶液がインサートのネジ穴に侵入する を確実に防ぐことができる。
また、FRP成形加工工程において、ネジ穴 開口部側をシール材で閉塞して、ネジ孔内 密閉された空間部を形成した状態で、FRP部 を加熱成形することとしてもよい。これに り、加熱成形の熱を利用して空間部内の気 を膨張させ、空間部内を高圧状態に保ち、 脂溶液のネジ穴への侵入を防ぐことができ 。
また、本発明のインサート付FRP部材の製 方法は、穴開け加工工程後に、連通孔にカ ーを挿入して、カラーの先端をインサート 当接させ且つカラーの基端を外皮から突出 せた状態でカラーをFRP部材に取り付けるカ ー取付加工工程を含むこととしてもよい。 れによれば、インサートとの間にカラーを 在させて取付部材を取り付けることができ 。従って、取付ボルトの締め込みによって ンサートと取付部材との間でFRP部材のFRPが 縮されるのを防ぎ、へたり等の経時劣化を ぐことができる。
また、本発明の製造方法により製造され インサート付FRP部材は、連通孔がネジ穴よ も大きな内径を有する構成としてもよい。 かる構成によれば、FRP部材に対するインサ トの位置ずれを許容することができ、連通 をネジ穴に確実に連通させることができる
また、ネジ穴がインサートに一定径を有 て穿設されたストレート穴部と、ストレー 穴部に連続して同軸上に螺設された雌ネジ とを有する構成としてもよい。このように ネジ穴にストレート穴部を設けることによ て、ネジ穴の雌ネジ部に取付ボルトを螺入 る際に、取付ボルトの中心軸線を雌ネジ部 中心軸線上に一致させる姿勢状態に誘導す ことができ、取付ボルトの取付作業性を向 させることができる。
また、インサート付FRP部材は、連通孔に 入されてインサートに先端が当接し基端が 通孔から突出するカラーを設ける構成とし もよい。かかる構成によれば、インサート の間にカラーを介在させて取付部材を取り けることができる。従って、取付ボルトの め込みによってインサートと取付部材との でFRP部材のFRPが圧縮されるのを防ぎ、へた 等の経時劣化を防ぐことができる。
本発明によれば、ドライ加工が必須とさ るFRP部材の成形後の加工工程を、FRP部材の 皮を貫通してインサートのネジ穴に連通す 連通孔を形成する穴開け加工のみとするこ ができる。従って、従来と比較してドライ 工の加工時間を短縮することができる。従 て、FRP部材全体の加工時間の短縮化を図る とができ、生産性を向上させることができ 製造コストを低減することができる。
本明細書は、本願の優先権の基礎である 本国特許出願2008-141299号の明細書及び/また 図面に記載されている内容を包含する。
1…インサート付FRP部材、2…FRP部材、3…イ ンサート、4…外皮、11…ネジ穴、12…ストレ ト穴部、13…雌ネジ部、14…空間部、21…シ ル材、22…シールテープ、31…座繰り穴(連 孔)、41…カラー、51…取付部材、53…取付ボ ト
次に、本発明の実施の形態について図を いて説明する。
図1は、インサート加工工程を説明するた めのインサート3の断面図、図2は、FRP成形加 工程を説明するためのFRP部材2の断面図、図 3は、穴開け加工工程を説明するためのFRP部 2の断面図、図4は、カラー取付加工工程を説 明するためのFRP部材2の断面図、図5は、イン ート付FRP部材1の完成状態を示す断面図、図 6は、インサート付FRP部材1の締結状態の一例 示す断面図である。なお、説明の便宜上、 中の上方を上側、下方を下側と称するが、 面に対する上下に限定されるものではない
本実施の形態では、インサート付FRP部材1 は、インサート加工工程、FRP成形加工工程、 穴開け加工工程、カラー取付加工工程の4つ 加工工程によって得られる。
[インサート加工工程]
インサート3は、アルミニウム等の金属製又
は硬質樹脂製のブロック状部材からなり、ウ
ェット加工によりネジ穴11が形成される。ネ
穴11は、図1に示すように、インサート3の上
面3aから下方に向かって穿設されており、上
3aから一定径で所定深さまで穿孔されたス
レート穴部12と、ストレート穴部12に連続し
同軸上に螺設された雌ネジ部13を有する。
トレート穴部12の穴径は、雌ネジ部13の穴径
りも大径に設定されている。
[FRP成形加工工程]
FRP成形加工工程では、上記インサート3が内
包されたFRP部材2を成形する加工が行われる
まず最初に、FRP成形前にインサート3のネジ
11をシール材21で閉塞する処理が行われる。
シール材21には、膨張性樹脂であるシリコー
が用いられ、予めネジ穴11に充填して硬化
せることによりネジ穴11を閉塞する。
シール材21は、図2に示すように、ネジ穴1 1の開口部11a側であるストレート穴部12に充填 され、ネジ穴11の先端側である雌ネジ部13内 密閉された空間部14を形成する。そして、FRP 部材2の成形時にその加熱成形の熱(約130℃)を 利用して空間部14内の空気を膨張させ、空間 14内を高圧に保ち、樹脂溶液がネジ穴11に侵 入するのを防ぐようにしている。
ネジ穴11にシール材21が充填された後、ネ ジ穴11の開口部11aがシールテープ22で閉塞さ る。シールテープ22は、FRP部材2の成形時に 脂溶液がネジ穴11に侵入するのを防止すると ともに、シール材21から油が染み出して外皮4 に付着するのを防止する役割を有する。シー ルテープ22は、テフロン(登録商標)等の樹脂 材料からなり、シート状に形成され、イン ート3に貼着される貼着面22aには接着剤が塗 されている。
次いで、上記インサート3を内包するFRP部 材2を成形する。FRP部材2の成形は、バキュー バック成形法を用いて行われる。具体的に 、ネジ穴11の開口部11aが上方に向かって開 するようにインサート3が配置され、そのイ サート3をFRPからなる外皮4で被覆したもの 、図示していない成形型の成形面に載せて 成形型とともにシート状のバキュームバッ で覆い、バキュームバック内を真空引きし FRP部材2を成型面に押圧し、かかる状態で加 して成形される。
外皮4は、ガラス繊維、炭素繊維等の強化 繊維からなる繊維基材に、マトリックス樹脂 となる熱硬化性の樹脂溶液を含浸させたプリ プレグが用いられる。なお、FRP成形は、バキ ュームバック成形法に限定されるものではな く、RI法、RTM成形法、S-RIM法等の方法で成形 てもよい。また、外皮4は、プリプレグを用 るものに限定されず、例えば成形型内に樹 溶液を注入して繊維基材に含浸させて加熱 形するものであってもよい。
FRP部材2は、上面の外皮4と下面の外皮4の にインサート3を包み込むように内包し、そ の周縁部分は、上面と下面の外皮4の合わせ 造で互いに溶着されて一体的に結合されて る。
[穴開け加工工程]
ここでは、インサート3のネジ穴11に連通す
座繰り穴31(連通孔)をFRP部材2に形成する加
が行われる。座繰り穴31は、切削油を用いな
いドライ加工によって形成される。座繰り穴
31は、インサート3のネジ穴11に連通するよう
、FRP部材2の外側からネジ穴11が存在すると
測される箇所に穿設される。本実施の形態
は、取付部材が取り付けられる側であるFRP
材2の上方から、図示していないドリルカッ
タを接近させることによって穿設される。
座繰り穴31は、図3に示すように、上面の 皮4を貫通してインサート3の上面3aからイン サート3内まで穿孔される。座繰り穴31の深さ hは、ストレート穴部12の軸方向途中位置まで 到達する深さに設定されている。
そして、FRP部材2に対するインサート3の 置ずれを許容してネジ穴11に連通することが できるように、ネジ穴11のストレート穴部12 りも大きな内径を有して形成され、座繰り 31の段差面32が上方の開口部側に向かって対 する。
座繰り穴31は、ネジ穴11と比較して浅く、 ネジ山もないので、ドライ加工であっても短 い加工時間で形成することができる。なお、 シールテープ22とシール材21(図2を参照)は、 繰り穴31の穴開け加工によって、FRP部材2と もに切削されて消失する。
[カラー取付加工工程]
ここでは、座繰り穴31にカラー41を取り付け
る加工が行われる。カラー41は、座繰り穴31
挿入されて、座繰り穴31の段差面32に先端部4
2aが当接し、基端が外皮4から突出する構成を
有する。具体的には、図4に示すように、円
状の筒部42と、筒部42の一方端部で径方向外
に向かって突出するフランジ部43とを有す
。
筒部42は、取付ボルト53(図6を参照)を挿通 することができ、また、図5に示す座繰り穴31 内に挿入された状態で、座繰り穴31の内周面3 3との間に所定の間隙を有し、座繰り穴31に対 するカラー41の径方向への移動を許容する形 を有する(D1>D2)。従って、ネジ穴11と座繰 穴31との間に位置ずれが生じていた場合で 、カラー41を移動させて、カラー41の中心を ジ穴11の中心に一致させた位置に配置する とができる。
フランジ部43は、座繰り穴31に筒部42を挿 して筒部42の先端部42aを段差面32に当接させ た状態で、フランジ部43の下面43aが外皮4の上 面4aに対向して接面する(H1=H2)。フランジ部43 下面43aには、接着剤が塗布されており、外 4の上面4aに接着されてカラー41が固定され 。
以上、インサート加工工程、FRP成形加工 程、座繰り加工工程、カラー取付加工工程 4つの加工工程によって、図5に示すインサ ト付FRP部材1を得ることができる。
図6は、インサート付FRP部材1に取付部品51 を取り付けた場合の一例を示す断面図である 。取付部材51には、取付孔52が設けられてお 、取付ボルト53が挿通されている。取付ボル ト53の先端は、インサート3のネジ穴11に挿入 れて、雌ネジ部13に螺入されている。取付 材51は、カラー41のフランジ部43と取付ボル 53の頭部53bとの間に挟持されて固定されてい る。
取付部材51の取付孔52は、取付孔52に挿入 れた取付ボルト53の軸部53aとの間に所定の 隙を有する大きさの内径を有しており、イ サート付FRP部材1に対する取付部材51の位置 、取付ボルト53の軸方向に直交する方向に調 整できるようになっている。
上記したインサート付FRP部材1の製造方法 によれば、まず最初に、インサート3にネジ 11を形成する。そして、インサート3の少な ともネジ穴11を外皮4で閉塞したFRP部材2を成 する。それから、FRP部材2に座繰り穴31を穴 け加工して、インサート付FRP部材1を得る。
これにより、ドライ加工が必須とされるF RP部材の成形後の加工工程を、FRP部材2に座繰 り穴31を形成する穴開け加工工程のみとする とができ、インサート3のネジ穴加工はウェ ット加工により行うことができる。
従って、従来のFRP部材に下穴を穿設する 程と、その下孔にタップをたててネジ穴を 成する加工工程の2つの加工工程を行ってい た方法と比較して、ドライ加工の加工時間を 飛躍的に短縮することができる。
従って、インサート付FRP部材1が、例えば 自動車の車体を構成するサイドメンバーのよ うに、数十個から数百個のインサートを有す るものであっても、短時間で製造することが できる。また、インサート3のネジ穴加工は インサート3単体の状態で行うので、小型の 工機で行うことができ、設備費用を低く抑 ることができる。従って、インサート付FRP 材1の生産性を向上させることができ、製造 コストを低減することができる。
また、上記したインサート付FRP部材の製 方法によれば、シリコーン等の膨張性樹脂 らなるシール材21をネジ穴11に充填して閉塞 するので(第1段階)、FRP成形加工工程において 、例えばプリプレグから染み出した樹脂溶液 や、図示していない成形型のキャビティ空間 部内に注入された樹脂溶液が、ネジ穴11に侵 するのを防ぐことができる。
そして、シール材21をネジ穴11の基端側に 充填してネジ穴11の先端側に空間部14を形成 る構成としたので(第2段階)、加熱成形の熱 利用して空間部14内の気体を膨張させ、空間 部14内を高圧に保ち、上記樹脂溶液がネジ穴1 1に侵入するのを防ぐことができる。
そしてさらに、ネジ穴11にシール材21を充 填した後に、ネジ穴11の開口部11a(図2を参照) シールテープ22で閉塞し(第3段階)、かかる 態のままFRP成形を行うので、ネジ穴11のシー ル効果をさらに向上させることができる。
このように、上記した第1段階から第3段 までの3つの方法でネジ穴11をシールするの 、FRP成形加工工程においてネジ穴11に樹脂溶 液が侵入するのを確実に防ぐことができる。
また、上記したインサート3の構造によれ ば、ネジ穴11の基端側にストレート穴部12を けて、座繰り穴31の深さを、ストレート穴部 12の範囲内に設定したので、座繰り穴31の穴 け加工によってネジ穴11の雌ネジ部13のネジ がつぶれるのを防ぐことができる。従って 穴開け加工後に、再び雌ネジ部13のネジ山 タップでさらう必要がなく、製造作業の効 化を図ることができる。
また、座繰り穴31の穴開け加工によって トレート穴部12をすべて切削するのではなく 、ストレート穴部12を若干残すことによって ネジ穴11に取付ボルト53を螺入する際に、取 付ボルト53の中心軸線をネジ穴11の中心軸線 一致させる姿勢状態に積極的に誘導するこ ができ、取付ボルト53の取付作業性を向上さ せることができる。
また、上記したインサート3の構造によれ ば、カラー41を座繰り穴31内に挿入して、イ サート3と取付部材51との間にカラー41を介在 させる。従って、フランジ部43の下面43aとイ サート3の上面3aとの間に介在される外皮4が 、取付ボルト53の締結によって圧縮されるの 防ぐことができる。
従って、後述する図7に示すインサート構 造のように、カラー41を介さずにインサート FRP部材1に取付部材51を直接取り付ける構造 比較して、外皮4の圧縮によるへたり等の経 時変化が生じず、このような経時変化によっ て取付ボルト53が緩むのを防止できる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限 されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱 ない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態におけるカラ 41は、大きな力が作用しない締結部位では 図7に示すように、省略することもできる。 7に示す本発明の他の実施の形態であるイン サート構造によれば、穴開け加工工程におい て、外皮4を切削して開口部4bを形成するだけ でよく、ネジ穴11を有するインサート3が内包 されたインサート付FRP部材1’を簡単に製造 ることができる。
