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Patent Searching and Data


Title:
METHOD FOR PRODUCING INTERDENTAL BRUSH AND INTERDENTAL BRUSH
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150964
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a high-productivity method for producing an interdental brush which is hard to bend even after repetitive bending during use and is not likely to give pain when inserted between teeth.  Also provided is an interdental brush.  The method for producing an interdental brush comprises a step for molding the primary molding of a brush portion (2) by mold clamping first and second dies constituting a cavity (S1) having a shape corresponding to the shape of the brush portion (2) and then by filling the cavity (S1) with injected first resin, a step for molding the secondary molding of a handle portion (3) where the proximal portion (2a) of the brush portion (2) is embedded by mold clamping with respect to the first die a third die constituting a cavity (S2) having a shape corresponding to the shape of the handle portion (3) and then filling the cavity (S2) with injected second resin after mold opening the second die with respect to the first die and mold releasing the proximal portion (2a) of the brush portion (2) from the second die and a step for mold releasing the two-color molding of an interdental brush, consisting of the brush portion (2) and the handle portion (3) molded integrally, from the first and third dies.

Inventors:
KOBAYASHI Hiroyuki (3-7 Honjo 1-chome, Sumida-k, Tokyo 44, 〒1308644, JP)
Application Number:
JP2009/060061
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 02, 2009
Export Citation:
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Assignee:
LION CORPORATION (3-7 Honjo 1-chome, Sumida-ku Tokyo, 44, 〒1308644, JP)
ライオン株式会社 (〒44 東京都墨田区本所一丁目3番7号 Tokyo, 〒1308644, JP)
International Classes:
A46D5/00; A46B5/00
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA Masatake et al. (1-9-2, Marunouchi Chiyoda-k, Tokyo 20, 〒1006620, JP)
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Claims:
 第1の樹脂からなるブラシ部の基端部が第2の樹脂からなるハンドル部に埋設された状態で、前記ブラシ部と前記ハンドル部とが一体に成形されてなる歯間ブラシの製造方法であって、
 前記ブラシ部に対応した形状のキャビティを構成する第1の金型及び第2の金型を型締めし、前記第1の樹脂をキャビティ内に射出充填することにより、前記ブラシ部の一次成形体を成形する工程と、
 前記第1の金型に対して前記第2の金型を型開きし、前記ブラシ部の基端部を前記第2の金型から離型した後、前記ハンドル部に対応した形状のキャビティを構成する第3の金型を前記第1の金型に対して型締めし、前記第2の樹脂をキャビティ内に射出充填することにより、前記ブラシ部の基端部が埋設された前記ハンドル部の二次成形体を成形する工程と、
 前記ブラシ部と前記ハンドル部とが一体に成形されてなる歯間ブラシの二色成形体を前記第1及び第3の金型から離型する工程とを含むことを特徴とする歯間ブラシの製造方法。
 前記第1の樹脂が、熱可塑性エラストマーであり、前記第2の樹脂が、前記第1の樹脂に対して熱融着性を有する熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の歯間ブラシの製造方法。
 前記ブラシ部の基端部に径が拡大された溶着補助部を設けて、前記キャビティ内に射出充填された第2の樹脂によって前記溶着補助部を溶融固着させながら、前記ブラシ部の基端部を前記ハンドル部に埋設することを特徴とする請求項1又は2に記載の歯間ブラシの製造方法。
 前記溶着補助部に拡開部を設けて、前記キャビティ内に射出充填された第2の樹脂によって前記拡開部を押し広げながら、前記ブラシ部の基端部を前記ハンドル部に埋設することを特徴とする請求項3に記載の歯間ブラシの製造方法。
 前記ブラシ部の基端部を前記第2の金型から無理抜きによって離型することを特徴とする請求項4に記載の歯間ブラシの製造方法。
 第1の樹脂からなるブラシ部の基端部が第2の樹脂からなるハンドル部に埋設された状態で、前記ブラシ部と前記ハンドル部とが一体に成形されてなる歯間ブラシであって、
 前記ブラシ部の基端部には、径が拡大された溶着補助部が設けられ、この溶着補助部が溶融固着された状態で前記ハンドル部に埋設されていることを特徴とする歯間ブラシ。
 前記溶着補助部には、拡開部が設けられ、この拡開部が押し広げられた状態で、前記ブラシ部の基端部が前記ハンドル部に埋設されていることを特徴とする請求項6に記載の歯間ブラシ。
Description:
歯間ブラシの製造方法及び歯間 ラシ

 本発明は、ブラシ部に金属ワイヤーを使用 ない歯間ブラシの製造方法及び歯間ブラシ 関する。
 本願は、2008年6月13日に、日本に出願された 特願2008-155415号に基づき優先権を主張し、そ 内容をここに援用する。

 歯間ブラシは、主として歯ブラシでは清 が困難な歯と歯の間の隙間(隣接歯間)を清 するための補助清掃用具として使用される のであり、一般に、捩り合わせた金属ワイ ーの間に刷毛を挟持してなるブラシ部をハ ドル部の先端に固定したものからなる。こ ような歯間ブラシでは、ブラシ部を歯と歯 間の狭い隙間に挿入し前後に動かすことで 歯の隙間に堆積した歯垢などを刷毛で絡み りつつ除去することが可能となっている。

 ところで、ブラシ部に使用される金属ワイ ーは、使用中に曲げを繰り返すと疲労によ 折れ易くなったり、歯間挿入時に先端で歯 を刺したりして痛みを感じることがある。
 さらに、金属アレルギーがある人は使用に さず、歯茎が傷んだ人はブラシ部が当たる けで痛みを感じることもある。また、ブラ 部の金属ワイヤーはコストが高く、植毛工 も複雑であり、ブラシ部の基端部をハンド 部にインサート成形する場合、製造工程も くなるため、生産コストが嵩むといった問 が発生してしまう。

 このため、ブラシ部に金属ワイヤーを使 しない歯間ブラシが提案されている(例えば 、特許文献1~4を参照。)。また、市販されて る歯間ブラシの中には、ハンドル部がポリ ロピレン樹脂により形成されており、ハン ル部から延長された軸芯部分にエラストマ 樹脂からなる疑似ブラシを被覆したものが る(例えば、小林製薬製、商品名「やわらか 間ブラシ」を参照。)。

 しかしながら、ブラシ部に金属ワイヤー 使用しない歯間ブラシの場合、ブラシ部の 芯部分を細くすると、剛性が不足して疑似 ラシを被覆する際に射出成形時の圧力に耐 られずに軸芯部分が振れてしまい、不良品 発生率が高くなる。

特開2000-120号公報

特開平8-191845号公報

特開2000-166945号公報

特表2000-506514号公報

 本発明は、上記従来の事情に鑑みて提案 れたものであり、ブラシ部に金属ワイヤー 使用しない歯間ブラシであって、使用中に り返し曲げても折れ難く、歯間挿入時に痛 を感じ難く、なお且つ、生産性に優れた歯 ブラシの製造方法及び歯間ブラシを提供す ことを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明の請 項1に係る発明は、第1の樹脂からなるブラ 部の基端部が第2の樹脂からなるハンドル部 埋設された状態で、ブラシ部とハンドル部 が一体に成形されてなる歯間ブラシの製造 法であって、ブラシ部に対応した形状のキ ビティを構成する第1の金型及び第2の金型 型締めし、第1の樹脂をキャビティ内に射出 填することにより、ブラシ部の一次成形体 成形する工程と、第1の金型に対して第2の 型を型開きし、ブラシ部の基端部を第2の金 から離型した後、ハンドル部に対応した形 のキャビティを構成する第3の金型を第1の 型に対して型締めし、第2の樹脂をキャビテ 内に射出充填することにより、ブラシ部の 端部が埋設されたハンドル部の二次成形体 成形する工程と、ブラシ部とハンドル部と 一体に成形されてなる歯間ブラシの二色成 体を第1及び第3の金型から離型する工程と 含むことを特徴とする歯間ブラシの製造方 である。

 また、本発明の請求項2に係る発明は、第 1の樹脂が、熱可塑性エラストマーであり、 2の樹脂が、第1の樹脂に対して熱融着性を有 する熱可塑性樹脂であることを特徴とする請 求項1に記載の歯間ブラシの製造方法である

 また、本発明の請求項3に係る発明は、ブ ラシ部の基端部に径が拡大された溶着補助部 を設けて、キャビティ内に射出充填された第 2の樹脂によって溶着補助部を溶融固着させ がら、ブラシ部の基端部をハンドル部に埋 することを特徴とする請求項1又は2に記載の 歯間ブラシの製造方法である。

 また、本発明の請求項4に係る発明は、溶 着補助部に拡開部を設けて、キャビティ内に 射出充填された第2の樹脂によって拡開部を し広げながら、ブラシ部の基端部をハンド 部に埋設することを特徴とする請求項3に記 の歯間ブラシの製造方法である。

 また、本発明の請求項5に係る発明は、ブ ラシ部の基端部を第2の金型から無理抜きに って離型することを特徴とする請求項4に記 の歯間ブラシの製造方法である。

 また、本発明の請求項6に係る発明は、第 1の樹脂からなるブラシ部の基端部が第2の樹 からなるハンドル部に埋設された状態で、 ラシ部とハンドル部とが一体に成形されて る歯間ブラシであって、ブラシ部の基端部 、径が拡大された溶着補助部が設けられ、 の溶着補助部が溶融固着された状態でハン ル部に埋設されていることを特徴とする歯 ブラシである。

 また、本発明の請求項7に係る発明は、溶 着補助部に、拡開部が設けられ、この拡開部 が押し広げられた状態で、ブラシ部の基端部 がハンドル部に埋設されていることを特徴と する請求項6に記載の歯間ブラシである。

 以上のように、本発明によれば、ブラシ に金属ワイヤーを使用しない歯間ブラシで っても、使用中に繰り返し曲げても折れ難 、歯間挿入時に痛みを感じ難くすることが 能であり、なお且つ、そのような歯間ブラ を歩留りよく安価に製造することが可能で る。

図1Aは、本発明を適用した歯間ブラシ 一例を示す側面図である。 図1Bは、本発明を適用した歯間ブラシ 一例を示す、ブラシ部の各位置での断面図 ある。 図1Cは、本発明を適用した歯間ブラシ 一例を示す、ブラシ部を基端部側から見た である。 図2は、複数本がゲート部を介してラン ナー部に連結された歯間ブラシを示す平面図 である。 図3Aは、本発明を適用した歯間ブラシ 製造工程を示し、第1の金型及び第2の金型 型締めされた状態の透視側面図である。 図3Bは、本発明を適用した歯間ブラシ 製造工程を示す、拡開部における断面図で る。 図4は、本発明を適用した歯間ブラシの 製造工程を示し、ブラシ部の一次成形体を成 形した後、第1の金型に対して第2の金型が離 された状態を示す透視側面図である。 図5は、本発明を適用した歯間ブラシの 製造工程を示し、第1の金型及び第2の金型が 締めされた状態の透視側面図である。 図6は、本発明を適用した歯間ブラシの 製造工程を示し、ハンドル部の二次成形体を 成形した状態を示す透視側面図である。 図7は、本発明を適用した歯間ブラシの 他例を示す側面図である。 図8は、図7に示す歯間ブラシの製造工 を示し、ブラシ部の一次成形体を成形した 、第1の金型に対して第2の金型が離型された 状態を示す透視側面図である。 図9Aは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図9Bは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図9Cは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図9Dは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図9Eは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図9Fは、ブラシ部における刷掃部の変 例を例示する断面図である。 図10Aは、実施例1の歯間ブラシを示す 面図である。 図10Bは、実施例1の歯間ブラシを示す ブラシ部の各位置での断面図である。 図11Aは、実施例2の歯間ブラシを示す 面図である。 図11Bは、実施例2の歯間ブラシを示す ブラシ部の各位置での断面図である。

 以下、本発明を適用した歯間ブラシの製造 法及び歯間ブラシについて、図面を参照し 詳細に説明する。
 なお、以下の説明で用いる図面は、特徴を かりやすくするために、便宜上特徴となる 分を拡大して示している場合があり、各構 要素の寸法比率などが実際と同じであると 限らない。

 本発明の一実施形態として図1A~図1Cに示 歯間ブラシ1は、第1の樹脂からなるブラシ部 2と、第2の樹脂からなるハンドル部3とを備え 、ブラシ部2の基端部2aがハンドル部3に埋設 れた状態で、これらブラシ部2とハンドル部3 とが一体に成形されてなるものである。

 具体的に、ブラシ部2に用いられる第1の 脂については、例えば、オレフィン系エラ トマー(TPO)、塩化ビニル系エラストマー(TPVC) 、スチレン系エラストマー(SBC)、ウレタン系 ラストマー(TPU)、ポリエステル系エラスト ー(TPEE)、ポリアミド系エラストマー(TPAE)な の熱可塑性エラストマー樹脂を挙げること できる。また、単色成形の場合は、シリコ 樹脂を用いてもよい。また、第1の樹脂は、 用中にブラシ部2を繰り返し曲げても折れ難 く、歯間挿入時に痛みを感じ難くするため、 硬度15~75度(JIS-A)程度のものを用いることが好 ましい。

 ブラシ部2は、歯間に挿入するのに充分な 長さで形成された軸芯部2bと、この軸芯部2b 周囲に設けられた刷掃部2cとが第1の樹脂に り一体に成形されたものであり、ハンドル 3の先端部に軸線を一致させて取り付けられ いる。

 軸芯部2bは、先端に向かって尖形となる 状を有し、且つ、その可撓性により繰り返 折り曲げ可能となっている。刷掃部2cは、例 えば図1A,図1Bに示すように、軸芯部2bの周囲 ら四方に延びる十字状の突起2dを有し、この 十字状の突起2dが軸芯部2bの長さ方向に複数 んで設けられた構造を有している。また、 れら十字状の突起2dは、各位置での突起2dの さが軸芯部2bの先端側から基端側に向うに って漸次長くなるように形成されると共に 軸芯部2bと平行な方向から見て各突起2dの位 が重ならないように軸周りに位相を順にず して配置されている。さらに、各突起2dは その先端に向かって軸芯部2bの軸線方向から 見て尖形且つ軸線方向と直交する方向から見 て扁平となる形状を有している。

 なお、刷掃部2cにおいて、突起2dの配置と 数等については任意に変更することが可能で あるが、軸芯部2bの周囲から四方(突起間角度 =90゜)に延びる十字状の突起2dの他にも、軸芯 部2bの周囲から三方(突起間角度=120゜)に延び 突起2dとすることが後述する第1の金型11か 離型する上で好ましい。

 また、軸芯部2bの長さは、5~15mm程度であ 、軸芯部2bの太さは、先端部側で0.1~1.0mm程度 、基端部側で1.0~6.0mm程度の範囲である。突起 2dの長さは、0.5~1.5mm程度であり、突起2dの基 側の厚みが0.2~1.0mm程度、先端側の厚みが0.1~0 .5mm程度とすることが好ましい。

 ブラシ部2の基端部2aには、溶着補助部4が 軸芯部2bと一体に設けられている。この溶着 助部4は、軸芯部2bの最太部よりも径が拡大 れた部分であり、また、この溶着補助部4に は、例えば図1Cに示すような拡開部5が設けら れている。

 拡開部5は、軸芯部2bと平行な方向(矢印D 向)から見て正方形状を為す溶着補助部4の中 央部に円筒状の第1のスリット5aと、この第1 スリット5aから四方に延びて溶着補助部4の 面中央に至る十字状の第2のスリット5bとを 成することによって、溶着補助部4の中央部 円柱状を為す中央片5cと、この中央片5cの周 囲に溶着補助部4を4分割した四方片5dとを有 て構成されている。

 そして、ブラシ部2の基端部2aは、この拡 部5を構成する中央片5cに対して四方片5dが し広げられた状態で、ハンドル部3に埋設さ ている。また、溶着補助部4は、溶融固着さ れた状態でハンドル部3に埋設されている。

 ハンドル部3は、使用者が把持するのに適 した長さで長尺状に形成されている。また、 ハンドル部3は、その形状について特に限定 れるものではないものの、上記繰り返し折 曲げ可能なブラシ部2を支持するのに充分な 性を有することが好ましい。また、ハンド 部の表面には、グリップ性を良くするため 凹凸などを設けてもよい。

 このようなハンドル部3に用いられる第2 樹脂については、第1の樹脂に対して熱融着 を有する熱可塑性樹脂が好ましく、例えば ポリスチレン樹脂(PS)、ポリプロピレン樹脂 (PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、 アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(AB S)、セルロースプロピオネート樹脂(CP)、ポリ アリレート樹脂、飽和ポリエステル樹脂(PCTA PCTG)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロ トリルスチレン樹脂(AS)、ポリアセタール樹 脂(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、 リウレタン、生分解性樹脂などを挙げるこ ができ、また、これらの中から単独で又は2 以上を混合して使用することもできる。ま 、第2の樹脂は、硬度30~95度(JIS-A)程度のもの (硬質樹脂)を用いることが好ましい。また、 ンドル部3は、滑り止め効果と握り易さ(フ ット感)を得るため、上記熱可塑性エラスト ー樹脂を使用することもできるが、硬度が3 0度未満になると、剛性が不足して操作性が くなる。

 以上のような歯間ブラシ1は、例えば図2 示すように、複数本が平行に並べられた状 で、各ハンドル部3の基端部側から延びるゲ ト部6がランナー部7に連結された構造を有 ている。これにより、歯間ブラシ1は、この から1本ずつゲート部6で切り離して使用す ことが可能となっている。

 次に、上記歯間ブラシ1の製造工程について 説明する。
 なお、上記歯間ブラシ1は、複数本がゲート 部6を介してランナー部7に連結された構造を して一括して製造されるものであるが、以 の説明では、これら複数本の歯間ブラシ1の うち、1本の歯間ブラシ1のみに着目して説明 るものとする。

 上記歯間ブラシ1を製造するに際しては、 先ず、図3に示すように、カセット金型を交 して使用する射出成形機を用いて、上記第1 樹脂からなるブラシ部2の一次成形体を成形 する。

 具体的には、上記ブラシ部2に対応した形 状のキャビティS1を構成する第1の金型11及び 2の金型12からなるカセット金型を用意する このカセット金型は、前後2分割式であり、 このうち、第1の金型11は、上記ブラシ部2の 端部側を成形するキャビティを構成し、第2 金型12は、上記ブラシ部2の基端部2a側を成 するキャビティを構成している。また、第2 金型12には、成形されるブラシ部の基端部 拡開部5を形成するため、上記第1及び第2の リット5a,5bに対応した形状の仕切り壁12a,12b 設けられている。なお、第1の金型11は、上 ブラシ部2の先端部側を離型する際に上下2分 割式としてもよい。

 射出成形機は、図示を省略するものの、 ールドベースに固定支持された固定部と、 ールドベースに設けられた複数のタイロッ に移動自在に支持された可動部とを備え、 れら固定部と可動部とが互いに対向配置さ て、油圧機構により固定部に対して可動部 接離可能となっている。また、射出成形機 は、加熱溶融(可塑化)された樹脂材料をキ ビティ内に高圧で射出充填させる射出機構 設けられている。なお、射出機構は、ホッ ランナー方式とコールドランナー方式の何 であってもよい。但し、ホットランナー方 の場合は、1本毎に歯間ブラシ1を製造する場 合に用いられる。

 そして、カセット金型を固定部の可動部 対向する側の位置決め部にセットした後、 圧機構により可動部を固定部に対して接近 作させることにより、固定部と可動部との で第1の金型11及び第2の金型12が型締めされ と共に、第1の金型11と第2の金型12の間で上 ブラシ部2に対応した形状のキャビティS1が 成される。そして、このキャビティS1内に 2の金型12側から、射出機構により加熱溶融 れた第1の樹脂を高圧で射出充填した後、キ ビティS1内に充填された第1の樹脂を冷却固 する。これにより、上記ブラシ部2の一次成 形体が成形される。なお、第1の樹脂の成形 度は、170~260℃、好ましくは180~220℃程度であ る。また、金型の冷却温度は、10~40℃、好ま くは20~25℃程度である。

 次に、図4に示すように、所定の冷却時間 を経過した後、油圧機構により可動部を固定 部に対して離間動作させた後、第1の金型11に 対して第2の金型12を型開きする。

 このとき、成形された一次成形体のうち 上記ブラシ部2の基端部2aに対応する部分に 、上述した軸芯部2bの最太部よりも径が拡 された溶着補助部4が設けられているが、こ 溶着補助部4の拡開部5が閉縮方向に弾性変 することにより、この部分を第2の金型12か 無理抜きによって離型させることができる これにより、第2の金型12を上下分割式とす といった必要がなく、金型の構造を簡略化 ることによって、初期投資の抑制及び生産 ピードの向上を図ることができる。

 次に、図5、図6に示すように、上記第2の 脂からなるハンドル部3の二次成形体を成形 する。具体的には、上記ハンドル部3に対応 た形状のキャビティS2を構成する上下分割式 の第3の金型13を用意する。そして、この第3 金型13を第2の金型12と交換し、第1の金型11と 突き合わせて、キャビティS2内に上記一次成 体の基端部側を配置したカセット金型とす 。

 そして、このカセット金型を固定部の可 部と対向する側の位置決め部にセットした 、油圧機構により可動部を固定部に対して 近動作させることにより、固定部と可動部 の間で第1の金型11及び第3の金型13が型締め れると共に、第1の金型11と第3の金型13の間 上記ハンドル部3に対応した形状のキャビテ ィS2が構成される。そして、このキャビティS 2内に射出機構により加熱溶融された第2の樹 を高圧で射出充填した後、キャビティS2内 充填された第2の樹脂を冷却固化する。これ より、上記ブラシ部2の基端部2aが埋設され ハンドル部3の二次成形体が成形される。な お、第2の樹脂の成形温度は、170~260℃、好ま くは180~220℃程度である。また、金型の冷却 温度は、10~40℃、好ましくは20~25℃程度であ 。

 ここで、キャビティS2内に配置された上 ブラシ部2の基端部2aは、このキャビティS2内 に射出充填される第2の樹脂によって上記拡 部5の四方片5dが押し広げられた状態でハン ル部3に埋設される。また、溶着補助部4は、 加熱溶融された第2の樹脂により溶融固着さ た状態でハンドル部3に埋設される。

 この場合、加熱溶融された第2の樹脂が拡 開部5のスリット5a,5bの間に回り込みながら、 上記ブラシ部2の基端部2aを上記ハンドル部3 物理的に固定すると共に、上記ブラシ部2の 端部2aを溶着により上記ハンドル部3に熱的 固定するため、上記ブラシ部2の基端部2aと 記ハンドル部3とを強固に連結することがで きる。

 次に、図7に示すように、所定の冷却時間 を経過した後、油圧機構により可動部を固定 部に対して離間動作させた後、ブラシ部2と ンドル部3とが一体に成形されてなる歯間ブ シ1の二色成形体を第1の金型11及び第3の金 13から離型する。

 以上の工程を経ることによって、第1の樹 脂からなるブラシ部2の基端部2aが第2の樹脂 らなるハンドル部3に埋設された状態で、ブ シ部2とハンドル部3とが一体に成形されて る歯間ブラシ1を得ることができる。なお、 数本がゲート部6を介してランナー部7に連 された歯間ブラシ1の成形品は、外観検査後 包装して仕上げられる。

 以上のように、本発明を適用した歯間ブ シ1の製造方法では、ブラシ部2に対応した 状のキャビティS1を構成する第1の金型11及び 第2の金型12を型締めし、第1の樹脂をキャビ ィS1内に射出充填することにより、ブラシ部 2の一次成形体を成形する。更に、第1の金型1 1に対して第2の金型12を型開きし、ブラシ部2 基端部2aを第2の金型12から離型する。その 、ハンドル部3に対応した形状のキャビティS 2を構成する第3の金型13を第1の金型11に対し 型締めし、第2の樹脂をキャビティS2内に射 充填することにより、ブラシ部2の基端部2a 埋設されたハンドル部3の二次成形体を成形 る。

 この場合、ブラシ部2に金属ワイヤーを使 用する場合に比べて、ブラシ部2の基端部2aを 高い寸法精度で位置決めすることなく、キャ ビティS2内に容易に配置することができる。 して、キャビティS2内に配置されたブラシ 2の基端部2aは、このキャビティS2内に射出充 填される第2の樹脂によって拡開部5の四方片5 dが押し広げられた状態でハンドル部3に埋設 れる。また、溶着補助部4は、加熱溶融され た第2の樹脂により溶融固着された状態でハ ドル部3に埋設される。これにより、ハンド 部3に金属ワイヤーを固定する場合よりも、 ブラシ部2の基端部2aをハンドル部3に強固に 定することができる。

 また、本発明によれば、ブラシ部2を第1 樹脂により一色成形することから、ブラシ 2の成形が容易であり、ブラシ2の成形不良も 低く抑えることができる。また、金型を交換 するだけで様々な品種の歯間ブラシに対応で きるため、品種の切替が容易であり、金型の 設計及び作製が容易であり、なお且つ、金型 の製造コストも安価である。

 以上のように、本発明によれば、このよ なブラシ部2に金属ワイヤーを使用しない歯 間ブラシ1であっても、使用中にブラシ部2を り返し曲げても折れ難く、ブラシ部2の歯間 挿入時に痛みを感じ難くすることが可能であ り、なお且つ、そのような歯間ブラシ1を歩 りよく安価に製造することが可能である。

 なお、本発明は、上記実施形態のものに ずしも限定されるものではなく、本発明の 旨を逸脱しない範囲において種々の変更を えることが可能である。なお、以下の説明 は、上記歯間ブラシ1と同等の部位について は、説明を省略すると共に、図面において同 じ符号を付すものとする。

 例えば、上記溶着補助部4は、上記拡開部 5が設けられたものに必ずしも限定されるも ではなく、例えば図7に示すような溶着補助 21が設けられた構成としてもよい。具体的 、この溶着補助部21は、軸芯部2bの最太部よ も径が拡大された略球状を為すと共に、そ 周囲に複数の溝部21aが設けられた構成とな ている。

 このような溶着補助部4が設けられたブラ シ部2の基端部2aは、例えば図8に示すような 下分割式の第2の金型12c,12dを用いて、第1の 脂により一次成形することができる。

 そして、この場合も、溶着補助部21が加 溶融された第2の樹脂により溶融固着された 態でハンドル部3に埋設されるため、ブラシ 部2の基端部2aをハンドル部3に強固に固定す ことが可能である。

 また、上記ブラシ部2の刷掃部2cは、上記 字状の突起2dの形状に必ずしも限定される のではなく、例えば図9A~図9Fに示すような様 々な形状のものとすることができ、これらを 組み合わせたものであってもよい。

 また、本発明は、ブラシ部2をハンドル部 3の先端に軸線方向に一致させて取り付けたI 型の歯間ブラシに限らず、ブラシ部2をハン ドル部3の先端に軸線方向に対し所定の角度 取り付けたL字型の歯間ブラシにも適用可能 ある。

 以下、実施例により本発明の効果をより らかなものとする。なお、本発明は、以下 実施例に限定されるものではなく、その要 を変更しない範囲で適宜変更して実施する とができる。

 本実施例では、上記本発明の製造方法を いて、実施例1の歯間ブラシと、実施例2の 間ブラシとを実際に作製した。

(実施例1)
 実施例1では、上記本発明の製造方法を用い て、図10A,図10Bに示す歯間ブラシを作製した 具体的に、この歯間ブラシは、上記十字状 突起2dの形状がその先端に向かって円錐形と なる突起である以外は、上記図1A~図1Cに示す 間ブラシ1と同様の形状を有している。なお 、この歯間ブラシは、10本がゲート部を介し ランナー部に連結された成形品であり、歯 ブラシの全長が70mm、ブラシ部の長さが12mm ハンドル部の長さが58mm、ハンドル部の直径 7mmである。また、軸芯部の太さが先端部側 0.2mm、基端部側で4.0mm、突起の長さが0.5~1.5mm 、突起の厚みが基部側で0.2mm~1.0mm、先端側で0 .1~0.5mmである。

 そして、この歯間ブラシを製造する際は 先ず、10本取りの前後2分割式の第1及び第2 金型を用意し、ホットランナー式の射出成 機を用いて、第1及び第2の金型を型締めした 後、この第1及び第2の金型により構成される ャビティ内に第2の金型側から、第1の樹脂 して硬度20(JIS-A)のスチレン系エラストマー 220℃で加熱溶融させて射出充填した。次に 5秒冷却(金型温度24℃)した後、第1の金型に して第2の金型を型開きし、成形されたブラ 部の基端部を第2の金型から無理抜きによっ て離型した。なお、ブラシ部の基端部に形成 される拡開部のスリットの幅は0.2mm、深さは3 mmである。次に、ハンドル部に対応した形状 キャビティを構成する上下分割式の第3の金 型を用意し、この第3の金型のキャビティ内 ブラシ部の基端部を配置した状態で第1及び 3の金型を型締めした後、キャビティ内に第 3の金型側のサイドゲート(幅×厚み=1.0mm×0.5mm) から、第2の樹脂としてポリスチレン樹脂を22 0℃で加熱溶融させて射出充填した。そして 20秒冷却(金型温度25℃)した後、ブラシ部の 端部がハンドル部に埋設されてなる歯間ブ シの二色成形体を第1及び第3の金型から離型 した。これにより、10本がゲート部を介して ンナー部に連結された歯間ブラシの成形品 得た。

(実施例2)
 実施例2では、上記本発明の製造方法を用い て、図11A,図11Bに示す歯間ブラシを作製した 具体的に、この歯間ブラシは、上記突起2dの 形状が軸芯部2bの軸線方向から見て円形とな 突起である以外は、上記図7に示す歯間ブラ シと同様の形状を有している。なお、この歯 間ブラシは、10本がゲート部を介してランナ 部に連結された成形品であり、歯間ブラシ 全長が70mm、ブラシ部の長さが12mm、ハンド 部の長さが58mm、ハンドル部の直径が7mmであ 。また、軸芯部の太さが先端部側で0.2mm、 端部側で5.0mm、突起の長さが0.5~1.5mm、突起の 厚みが基部側で0.2mm~1.0mm、先端側で0.1~0.5mmで る。

 そして、この歯間ブラシを製造する際は 先ず、10本取りの前後2分割式の第1及び第2 金型を用意し、コールドランナー式の射出 形機を用いて、第1及び第2の金型を型締めし た後、この第1及び第2の金型により構成され キャビティ内に第2の金型側から、第1の樹 として硬度40(JIS-A)のオレフィン系エラスト ーを210℃で加熱溶融させて射出充填した。 に、5秒冷却(金型温度24℃)した後、第1の金 に対して第2の金型を上下2分割で型開きし、 成形されたブラシ部の基端部を第2の金型か 離型した。なお、ブラシ部の基端部に形成 れる球状の溶着補助部には、幅0.5mm、深さ1mm の2本の溝部を形成した。次に、ハンドル部 対応した形状のキャビティを構成する上下 割式の第3の金型を用意し、この第3の金型の キャビティ内にブラシ部の基端部を配置した 状態で第1及び第3の金型を型締めした後、キ ビティ内に第3の金型側のサイドゲート(径1. 0mm)から、第2の樹脂としてポリプロピレン樹 を200℃で加熱溶融させて射出充填した。そ て、20秒冷却(金型温度25℃)した後、ブラシ の基端部がハンドル部に埋設されてなる歯 ブラシの二色成形体を第1及び第3の金型か 離型した。これにより、10本がゲート部を介 してランナー部に連結された歯間ブラシの成 形品を得た。

 そして、これら実施例1,2の歯間ブラシと、 較例1のワイヤー歯間ブラシ(軸芯:金属ワイ ー、用毛:ナイロン610)と、比較例2の静電植 歯間ブラシ(軸芯:ナイロン、用毛:ナイロン6 10)と、比較例3のTPE被覆歯間ブラシ(軸芯:ポリ プロピレン樹脂、刷掃部:オレフィン系エラ トマー(硬度60)とについて、「歯肉へのやさ さ」、「歯間挿入性」、「歯垢除去実感」 「耐折強度」、「金属アレルギー」及びこ らの「総合評価」を行った。その評価結果 表1に示す。
 なお、「歯肉へのやさしさ」、「歯間挿入 」及び「歯垢除去実感」については、10人 専門パネラーに1週間使用してもらい、その 能評価(絶対評価)を7段階で行った。「耐折 度」については、10人の専門パネラーに15回 (3回×5日)使用してもらい、その平均耐久回数 を調べた。

 表1に示すように、実施例1,2の歯間ブラシ では、比較例1~3の歯間ブラシと比較して、何 れの評価も良い結果が得られたため、「総合 評価」についても非常に良い結果が得られた 。

 本発明によれば、ブラシ部に金属ワイヤ を使用しない歯間ブラシであっても、使用 に繰り返し曲げても折れ難く、歯間挿入時 痛みを感じ難くすることが可能であり、な 且つ、そのような歯間ブラシを歩留りよく 価に製造することが可能であるため、口腔 疾患の効果的な予防に有用である。

 1 歯間ブラシ
 2 ブラシ部 
 2a 基端部 
 3 ハンドル部
 4 溶着補助部
 5 拡開部