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Title:
METHOD FOR PRODUCING METAL FINE PARTICLE, METHOD FOR PRODUCING METAL-CONTAINING PASTE, AND METHOD FOR FORMING METAL THIN FILM WIRING
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/093596
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a method for safely producing metal fine particles at low cost without using a chlorine gas. Specifically, copper fine particles (101a, 101b) are produced by sputtering a copper target (2), which is arranged in a chamber (6) of a sputtering apparatus, by generating a plasma (100) in the chamber (6) while setting the pressure within the chamber (6) to not less than 13 Pa.

Inventors:
SASAKI, Koichi (1 Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya-sh, Aichi 01, 4608601, JP)
佐々木 浩一 (〒01 愛知県名古屋市千種区不老町1番 国立大学法人名古屋大学内 Aichi, 4608601, JP)
IKEDA, Masayoshi (2-5-1 Kurigi, Asao-ku, Kawasaki-sh, Kanagawa 50, 2158550, JP)
Application Number:
JP2009/050834
Publication Date:
July 30, 2009
Filing Date:
January 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
CANON ANELVA CORPORATION (2-5-1, Kurigi Asao-ku, Kawasaki-sh, Kanagawa 50, 2158550, JP)
キヤノンアネルバ株式会社 (〒50 神奈川県川崎市麻生区栗木2-5-1 Kanagawa, 2158550, JP)
National University Corporation Nagoya University (1 Furo-cho, Chikusa-ku Nagoya-sh, Aichi 01, 4608601, JP)
国立大学法人名古屋大学 (〒01 愛知県名古屋市千種区不老町1番 Aichi, 4608601, JP)
SASAKI, Koichi (1 Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya-sh, Aichi 01, 4608601, JP)
International Classes:
B22F9/02; B22F9/14; C23C14/34; H01B13/00; H01L21/288
Attorney, Agent or Firm:
OHTSUKA, Yasunori (7th FL, KIOICHO PARK BLDG.3-6, KIOICH, CHIYODA-KU Tokyo 94, 1020094, JP)
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Claims:
 金属材料からなるターゲットをスパッタ装置のチャンバー内に設置し、
 前記チャンバー内の圧力を13Pa以上とした状態で前記チャンバー内にプラズマを生成して前記ターゲットをスパッタすることにより金属微粒子を生成することを特徴とする、金属微粒子の生成方法。
 前記スパッタ装置としてマグネトロンスパッタ装置を用いる、請求項1に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記チャンバー内に放電用ガスを導入する、請求項1または2に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記チャンバーには、前記チャンバー内に放電用ガスを導入するガス導入口と、前記チャンバーから放電用ガスを排気するガス排気口とが接続されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記ガス導入口と前記ガス排気口とは互いに連通しており、前記ガス導入口及び前記ガス排気口は接続経路を介して前記チャンバーに接続されている、請求項4に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記ターゲットを、前記チャンバーの内壁面から40mm以上の距離をおいて前記チャンバー内に設置する、請求項1から5のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記金属微粒子を堆積させて回収する金属微粒子回収部材を前記チャンバー内に配置する、請求項1から6のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記金属微粒子回収部材を前記チャンバーの底面に配置する、請求項7に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記金属微粒子回収部材を、前記ターゲットの下方の前記ターゲットに対向する位置に配置する、請求項7に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記チャンバー内を、前記ターゲットが配置された第1の空間と前記金属微粒子回収部材が配置された第2の空間とに仕切り、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通させた状態と遮断させた状態とに切り替えるシャッター機構を前記チャンバー内に設置する、請求項8に記載の金属微粒子の生成方法。
 前記ターゲットと前記シャッター機構との間の距離を40mm以上とする、請求項10に記載の金属微粒子の生成方法。
 銅又は銅合金からなるターゲットを用いる、請求項1から11のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法。
 請求項1から12のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法によって生成された金属微粒子をペースト材に含有させる工程を有する、金属含有ペーストの製造方法。
 請求項1から12のいずれか1項に記載の金属微粒子の生成方法によって生成された金属微粒子を前記チャンバー内に設置した基板の上に堆積させて金属薄膜を形成する工程と、
 前記金属薄膜をパターニングして配線を形成する工程と、
 を有する、金属薄膜配線の形成方法。
Description:
金属微粒子の生成方法、金属含 ペーストの製造方法及び金属薄膜配線の形 方法

 本発明は、金属粒子の生成方法、金属含 ペーストの製造方法及び金属薄膜配線の形 方法に関する。

 近年、金属微粒子が様々な分野で応用さ ており、粒径の小さな微粒子の製造が求め れている。例えば、多くの電子機器の導線 して導電性ペーストが使用されている。導 性ペーストの中には主に銅粒子が分散され おり、ペーストの揮発成分を蒸発させるこ により、任意の形状の導線を作製すること できる。近年における電子部品の更なる小 化に伴って、この導電性ペーストの薄膜化 求められているが、そのためには導電性ペ スト中の銅粒子の粒径を小さくすることが 要とされている。

 従来から、金属微粒子を生成する方法とし 特許文献1に示されるような方法が知られて いる。特許文献1に示された方法によれば、 素と銅部材によって銅成分と塩素との前駆 を生成し、生成された前駆体を基板に成膜 、その後、水素を含有する還元ガスからの 子状水素を前駆体に照射することで、基板 銅超微粒子が形成される。

特開2001-335959号公報

 上述した従来技術では、金属微粒子の形 方法を行うために、腐食性及び毒性の高い 素ガスを使用する必要がある。その一方で 通常、チャンバーを形成する部材には強度 観点から金属部品が使用される。しかしな ら、塩素ガスを使用する場合、装置のメン ナンス、温度管理、装置シーケンス等を駆 して装置管理を十分に行わないと、チャン ーの金属部品が腐食して塩素ガスが漏れた 、生成物が腐食したりするおそれがある。 ころが、装置のメンテナンス、温度管理、 置シーケンス等を充実させることは、金属 粒子のコストを増大させる原因となる。

 そこで本発明は、金属微粒子を安全にか 安価に生成する方法等を提供することを目 とする。

 上記目的を達成するため、本発明の金属 粒子の生成方法は、スパッタ装置のチャン ー内に金属材料からなるターゲットを設置 、前記チャンバー内の圧力を13Pa以上とした 状態で前記チャンバー内にプラズマを生成し て前記ターゲットをスパッタすることにより 金属微粒子を生成することを特徴とする。

 本発明によれば、金属微粒子を安全にか 安価に生成することができる。また、本発 は種々の金属の微粒子を製造可能である。

 添付図面は明細書に含まれ、その一部を構 し、本発明の実施の形態を示し、その記述 共に本発明の原理を説明するために用いら る。
図1は、本発明の第1の実施例に係る金 微粒子の生成方法に使用するマグネトロン パッタ装置を示す概略図である。 図2は、本発明の第2の実施例に係る金 微粒子の生成方法に使用するマグネトロン パッタ装置を示す概略図である。

 以下、本発明の実施形態について詳細に 明する。ただし、この実施形態に記載され いる構成要素はあくまで例示であり、本発 の技術的範囲は、請求の範囲によって確定 れるのであって、以下の個別の実施形態に って限定されるわけではない。

 本発明の一実施形態に係る金属微粒子の 成方法では、まず、たとえば銅を含有する ーゲット(銅、銅・ニッケル、銅・コバルト 、銅・シリコン、銅・炭素等)、アルミニウ 、マグネシウム、チタンなどを含有するタ ゲットをスパッタ装置(好ましくはマグネト ンスパッタ装置)のチャンバー内に設置する 。そして、チャンバー内の圧力を13Pa以上、 ましくは26Pa程度にした状態でプラズマを生 し、気相中に均一に分布した金属微粒子を 生させることで、金属微粒子を生成する。 のとき、チャンバー内に放電用ガス(例えば Arガス等の希ガス)を導入することが好ましい 。

 また、上述の金属微粒子の生成方法によ て金属微粒子を生成し、その金属微粒子を ースト材(エポキシ系接着性樹脂やフェノー ル系接着性樹脂等)中に含有させることによ て、電気異方性の導電ペーストを製造する とができる。

 このほか、粉末冶金における粉末原料と ても用いることができる。これにより、鍛 法や鋳造法などによる加工が困難な金属に いても、精度が要求される加工品や微細な 品の製造が可能である。

 さらに、スパッタ装置のチャンバー内に リコンウエハー等の半導体基板やガラス基 を装着し、上記のようにして生成した金属 粒子をその基板の上に堆積させることによ て、基板の上に金属薄膜配線を形成するこ もできる。具体的には、その基板の上に、 述の金属微粒子の生成方法によって生成し 金属微粒子を堆積させて金属薄膜を形成さ 、その後、通常のフォトリソグラフィー技 を用いてその金属薄膜をパターニングする とで、金属薄膜配線を形成することが可能 ある。

 本実施形態によれば、プロセスガスとし 不活性ガス(ヘリウム、アルゴンガス、クリ プトンガス、窒素ガス等)が使用されるため スパッタ装置のチャンバー部品が塩素等の 食性ガスによって腐食することを抑制する とができる。したがって、本実施形態によ ば、腐食対策としての装置のメンテナンス 業、温度管理作業や装置シーケンス管理作 を省略することができる。そのため、金属 粒子、該金属微粒子を含有したペースト及 金属薄膜配線を安全にかつ安価に作製する とが可能である。

 以下、本発明を実施例を参照して説明す 。

 (第1の実施例)
 図1は、本発明の第1の実施例に係る金属微 子の生成方法に使用するマグネトロンスパ タ装置を示す概略図である。本実施例では ターゲットとして銅ターゲットを用い、銅 粒子を生成する場合を例に挙げて説明する

 まず、本実施例の金属微粒子の生成方法 使用するマグネトロンスパッタ装置の基本 成について説明する。このマグネトロンス ッタ装置は、チャンバー6と、チャンバー6 の下面側に絶縁部品5を介して設置されたタ ゲット電極1と、ターゲット電極1に接続さ たDC電源4と、チャンバー6内の底面に配置さ た回収用トレー10とを有している。チャン ー6には、放電用ガスを導入するガス導入口7 と、チャンバー6から排気ガスを排気するガ 排気口8とが設けられている。ガス導入口7と ガス排気口8とは互いに連通し、接続経路20を 介してチャンバー6に接続されている。これ より、チャンバー6内の圧力がガスの拡散の で決定されるようになっている。

 DC電源4は、陰極側がターゲット電極1に接 続され、陽極側が接地されている。ターゲッ ト電極1は被スパッタ面が上方を向くように 置されており、その被スパッタ面上には銅 ーゲット2が載置されている。ターゲット電 1には、被スパッタ面に対して水平な磁束ル ープを閉じるように生じさせるカソードマグ ネット3が設けられている。この磁束ループ 、チャンバー6内にプラズマ100を生成したと に電子を銅ターゲット2の表面にトラップす ることを目的として生成されるものである。 磁束ループは単一でも複数でもよい。

 次に、上述したマグネトロンスパッタ装 の動作について説明する。

 まず、銅微粒子を生成する準備として、 ス排気口8に接続されている不図示の排気ポ ンプによって、チャンバー6内のベース圧力 1E-5Pa以下となるまでチャンバー6内を排気す 。ガス導入を行っていないときのチャンバ 6内の圧力値は、不図示の圧力計(たとえば ルレンジゲージやクリスタルイオンゲージ ど)を用いて確認する。なお、不図示の加熱 構によってチャンバー6内の真空部品を加熱 して、チャンバー6内の部品の水分や気化性 不純物を排気しやすい状態にすることによ 、排気時間の短縮やチャンバー6内の清浄化 図ることができる。加熱機構による部品の 熱は、チャンバー6内のベース圧力が1E-5Pa以 下となった段階で停止する。以上により、銅 微粒子を生成する準備が完了する。

 続いて、銅微粒子の生成について説明す 。

 まず、不活性ガスであるAr(アルゴン)ガス9 の希ガスを放電用ガスとしてガス導入口7か 導入する。このとき、チャンバー6内の圧力 を不図示の圧力計(たとえばダイヤフラムゲ ジ等)で測定する。そして、チャンバー6内の 圧力が所望の圧力、たとえば26Paになるよう 、ガス排気口8と不図示の排気ポンプとの間 設置された不図示の可変オリフィスで排気 ンダクタンスを調整する。所望の圧力に到 したところで、DC電源4をオンにして所望の 力、例えば0.5W/cm 2 をターゲット電極1に印加し、チャンバー6内 プラズマ100を生成させる。プラズマ100を生 した後、しばらくすると、銅ターゲット2か らプラズマ100中に放出された銅原子が気相中 に互いに結合し、プラズマ100中に銅微粒子101 aが漂い始める。

 銅微粒子101aが気相中で成長するためには 、銅原子の運動エネルギーをできるだけプラ ズマ100中で消失させ、銅原子を気相中にとど まらせて銅微粒子101aに成長させることが重 である。

 そのための一つめのポイントは、チャン ー6内の圧力を13Pa以上、好ましくは26Pa程度 維持して、銅原子や銅微粒子101aがガスに衝 突する頻度を増加させることである。チャン バー6内の圧力の上限は26Pa程度とすることが ましい。

 二つめのポイントは、ターゲット電極1か らチャンバー6の内壁面までの距離をたとえ 40mm以上、好ましくは100mm以上にすることで る。これにより、チャンバー6内で銅ターゲ ト2からたたき出された銅原子がガスと衝突 してエネルギーを消失する空間を十分に確保 することができる。

 さらに、銅微粒子101aが気相中で成長する ためには、銅微粒子101aの漂うのを妨げない 境をつくることが重要である。そのために チャンバー6内にガスの流れが発生しないよ に、上述したようにガス導入口7とガス排気 口8とを互いに連通させて接続経路20を介して チャンバー6に接続させることで、チャンバ 6内の圧力制御をガス拡散を主体として行う とが好ましい。

 プラズマ100を生成させ、所定の時間放電 維持した後に、DC電源4をオフにしてプラズ 100の生成を終了する。DC電源4をオフにする 、プラズマ100中を漂っていた銅微粒子101aは 、プラズマが存在していた領域よりも全方位 的に外に広がるように拡散する。全方位的に 拡散した銅微粒子101aは、チャンバー6の側壁 上壁に衝突してそれらの壁から跳ね返され り、静電気によってチャンバー6の壁面に付 着したり、空間中で速度を失って、そのまま チャンバー6の底面に落下する。銅微粒子101a 一部は、チャンバー6の底面に設置されてい る金属微粒子回収部材としての回収用トレー 10内に入り、回収用トレー10内に蓄積される 以下、回収用トレー10内に蓄積された銅微粒 子を「銅微粒子101b」と称する。多くの銅微 子101bを生成したい場合は、DC電源4のオン/オ フを繰り返して、プラズマ100中での銅微粒子 101aの生成と、プラズマ100の生成を終了させ 状態での銅微粒子101aの全方位的な拡散とを り返し行う。これにより、回収用トレー10 に多くの銅微粒子101bが蓄積される。

 最後に、チャンバー6内に不活性ガスを導 入してチャンバー6を開放することにより、 収用トレー10内に蓄積された銅微粒子101bを 収することができる。

 上述したように、本実施例の金属微粒子 生成方法によれば、塩素ガスを使用するこ なく銅微粒子を生成することが可能である したがって、スパッタ装置の構成部材が塩 ガスによって腐食するおそれがないため、 パッタ装置の管理に要する手間を省くこと できる。また、スパッタ装置のチャンバー ら塩素ガスが漏れ出ることもない。そのた 、銅微粒子の生成を安全にかつ安価に行う とができる。

 また、本実施例によれば、直径の分布が 一な銅微粒子101bを生成することができた。 具体的には、本実施例によって生成された全 ての銅微粒子101bの80重量%以上の銅微粒子101b 、銅微粒子101bの直径が80nm~150nmの範囲に分 していた。このように、本実施例によれば 直径の均一度が優れた銅微粒子を生成する とが出来た。

 (第2の実施例)
 図2は、本発明の第2の実施例に係る金属微 子の生成方法に使用するマグネトロンスパ タ装置を示す概略図である。本実施例にお ても、ターゲットとして銅ターゲットを用 、銅微粒子を生成する場合を例に挙げて説 する。

 まず、本実施例の金属微粒子の生成方法 使用するマグネトロンスパッタ装置の基本 成について説明する。このマグネトロンス ッタ装置は、チャンバー6と、チャンバー6 の上面側に絶縁部品5を介して設置されたタ ゲット電極1と、ターゲット電極1に接続さ たDC電源4とを有している。さらに、チャン ー6内の底面側には、チャンバー6内で生成さ れた銅微粒子を回収する回収用基板14と、そ を支持する基板ホルダー16とが配置されて る。基板ホルダー16は、チャンバー6の底面 上に設置されたホルダー12と、ホルダー12の に設置されたステージ13とを有しており、 収用基板14はステージ13の上に載せられてい 。

 チャンバー6には、放電用ガスを導入する ガス導入口7と、チャンバー6から排気ガスを 出するガス排気口8とが設けられている。ガ ス導入口7とガス排気口8とは互いに連通し、 続経路20を介してチャンバー6に接続されて る。これにより、チャンバー6内の圧力がガ スの拡散のみで決定されるようになっている 。

 DC電源4は、陰極側がターゲット電極1に接 続され、陽極側が接地されている。ターゲッ ト電極1は被スパッタ面が下方を向くように 置されており、ターゲット電極1の被スパッ 面は回収用基板14に対向している。その被 パッタ面には銅ターゲット2が取り付けられ いる。ターゲット電極1には、被スパッタ面 に対して水平な磁束ループを閉じるように生 じさせるカソードマグネット3が設けられて る。この磁束ループは、チャンバー6内にプ ズマ100を生成したときに電子を銅ターゲッ 2の表面にトラップすることを目的として生 成されるものである。磁束ループは単一でも 複数でもよい。

 さらに、本実施例におけるマグネトロン パッタ装置では、チャンバー6内のターゲッ ト電極1と基板ホルダー16との間にシャッター 機構15が設けられている。シャッター機構15 開閉動作を行うことが可能な構成となって る。シャッター機構15が閉じた状態では、チ ャンバー6内のターゲット電極1が設置されて る第1の空間と基板ホルダー16が設置されて る第2の空間とが互いに遮断される。一方、 シャッター機構15が開いた状態では、それら 空間が互いに連通した状態となる。このよ に、シャッター機構15は、チャンバー6内を 記の第1の空間と第2の空間とに仕切り、第1 空間と第2の空間とを連通させた状態と遮断 させた状態とに切り替える。本実施例では、 ターゲット電極1とシャッター機構15との距離 は40mm以上好ましくは100mm以上である。

 第2の実施例で使用するマグネトロンスパ ッタ装置の動作について説明する。

 本実施例における銅微粒子101aを気相中に 生成する過程は第1の実施例と同様である。 たがって、本実施例では第1の実施例と異な 点に焦点を絞って説明する。

 本実施例におけるマグネトロンスパッタ 置は、回収用基板14とターゲット電極1とが いに対向している点において第1の実施例と 異なる。本実施例でも、シャッター機構15を いた状態で、DC電源4をオンにしてチャンバ 6内にプラズマ100を発生させ、その中に銅微 粒子101aを生成させた後にDC電源4をオフにす ことで、回収用基板14上に銅微粒子101bを蓄 することが可能である。しかしながら、タ ゲット電極1の被スパッタ面が回収用基板14 対向しているため、シャッター機構15を開い た状態ではチャンバー6内に生成されるプラ マ100が回収用基板14にも及ぶ。そのため、多 量の銅微粒子101bを回収しようとして、第1の 施例で説明したのと同様にDC電源4のオン/オ フを繰り返すと、回収用基板14に回収された 微粒子101bは、生成と消失とを繰り返すプラ ズマ100に繰り返し曝されることとなる。その 場合、回収用基板14に回収された銅微粒子101b がプラズマ100の影響で互いに結合してしまう 可能性がある。

 そこで本実施例では、プラズマ100中に銅 粒子101aを生成しているときは、シャッター 機構15を閉じて、ターゲット電極1が設置され ている空間と基板ホルダー16が設置されてい 空間とを互いに遮断する。そして、DC電源4 オフにする直前にシャッター機構15を開き DC電源4をオフにしている間に銅微粒子101bが 収用基板14上に蓄積されるようにする。銅 粒子101aを生成するためにDC電源4を再びオン するときは、その直前にシャッター機構15 閉じて上記の両空間を再び互いに遮断して プラズマ100によって回収用基板14上の銅微粒 子101b同士が結合することを防ぐ。

 なお、図2に示したマグネトロンスパッタ 装置に回収用基板14を真空中で搬送する機構 追加すれば、チャンバー6を大気開放するこ となく銅微粒子101bを回収することが可能で る。

 上述した第1及び第2の実施例では銅微粒 を生成する場合について説明したが、ター ットの材料を銅から別の金属材料に変更す ば、他の金属微粒子を生成することができ 。また、上述した各実施例ではターゲット 極1にDC電源4を接続したマグネトロンスパッ 装置を使用したが、ターゲット電極1にDC電 4の代わりにAC電源を接続してターゲット電 1に交流電力を印加しても、同様の作用効果 を奏することが可能である。あるいは、ター ゲット電極1にDC電源4とAC電源とを接続し、タ ーゲット電極1に直流電力と交流電力とを重 的に印加しても、同様の作用効果を奏する とが可能である。

 (第3の実施例)
 上述した第1又は第2の実施例で生成した銅 粒子をフェノール系接着樹脂中に分散含有 せて、電気異方性ペーストを製造した。こ 電気異方性ペーストを、液晶パネルの導線 子部とTABフィルムの導線端子との間に配置 て両者を接着固定したところ、電気的導通 および接着性が良好な接続構造を得ること できた。

 (第4の実施例)
 上述した第1又は第2の実施例におけるチャ バー6内の銅微粒子101bが堆積する位置にシリ コンウエハー基板を配置し、その上に銅微粒 子101bを堆積させた。これにより、一般的な 薄膜よりも抵抗が低い銅薄膜をシリコンウ ハー基板上に形成することができた。

 そして、通常のフォトリソグラフィー技 を用いてその金属薄膜を所望の形状にパタ ニングすることで、シリコンウエハー基板 に金属薄膜配線を形成することができた。

 以上、本発明の好ましい実施形態を添付 面の参照により説明したが、本発明はかか 実施形態に限定されるものではなく、請求 範囲の記載から把握される技術的範囲にお て種々な形態に変更可能である。

 本願は、2008年1月22日提出の日本国特許出 願特願2008-11801を基礎として優先権を主張す ものであり、その記載内容の全てを、ここ 援用する。