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Title:
METHOD FOR PRODUCING PHOTO-CURING TRANSFER DISC SHEET SUITABLE FOR PRODUCTION OF OPTICAL INFORMATION RECORDING MEDIUM, AND PHOTO-CURING TRANSFER DISC SHEET PRODUCED BY THAT METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026277
Kind Code:
A1
Abstract:
A method for producing a photo-curing transfer disc sheet suitable for continuous processing of a long photo-curing transfer material sheet under conveyance wherein precision of punching depth is achieved in punching work, and precision of circularity of disc shape is enhanced furthermore while collapse of the punching cross-section is avoided. The method for producing a photo-curing transfer disc sheet by pressing a roll rotated in synchronism with conveyance and having a punching blade projecting from the surface against the surface of a photo-curing transfer material sheet under conveyance, thereby punching the photo-curing transfer material sheet into a disc shape, the production method being characterized in that the tip of the punching blade has an elliptical plan view elongated in the conveyance direction of the photo-curing transfer material sheet on the plan development of the roll surface.

Inventors:
KITANO, Hideki (Gijutsu Center 3-1-1, Ogawahigashi-Cho, Kodaira-Sh, Tokyo 31, 1878531, JP)
北野 秀樹 (〒31 東京都小平市小川東町3-1-1 株式会社ブリヂストン 技術センター内 Tokyo, 1878531, JP)
INAMIYA, Takato (Gijutsu Center 3-1-1, Ogawahigashi-Cho, Kodaira-Sh, Tokyo 31, 1878531, JP)
Application Number:
JP2006/317204
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 31, 2006
Export Citation:
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Assignee:
BRIDGESTONE CORPORATION (10-1, Kyobashi 1-chome Chuo-k, Tokyo 31, 1040031, JP)
株式会社ブリヂストン (〒31 東京都中央区京橋一丁目10番1号 Tokyo, 1040031, JP)
KITANO, Hideki (Gijutsu Center 3-1-1, Ogawahigashi-Cho, Kodaira-Sh, Tokyo 31, 1878531, JP)
北野 秀樹 (〒31 東京都小平市小川東町3-1-1 株式会社ブリヂストン 技術センター内 Tokyo, 1878531, JP)
International Classes:
B26F1/38; B26F1/00; B26F1/08; B26F1/38; B26F1/00; B26F1/02
Attorney, Agent or Firm:
ETOH, Toshiaki (Showa Bldg, 9F8-18, Kyobashi 2-chome, Chuo-ku, Tokyo 31, 1040031, JP)
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Claims:
 搬送下の光硬化性転写材シートの表面に、表面に突出した打ち抜き刃を有するロールを、搬送に同期して回転させて押し当てることによって、前記光硬化性転写材シートを円盤状に打ち抜きする打ち抜き加工を行って光硬化性転写円盤シートを製造する方法であって、
 前記ロールの表面の平面展開図における、前記打ち抜き刃の刃先の平面視の形状が、前記光硬化性転写材シートの搬送方向に長い楕円形状を有することを特徴とする製造方法。
 前記楕円形状が、以下の式I:
 x 2 /p 2  + y 2  = r 2
(但し、光硬化性転写材シートの搬送方向がx軸、ロールの軸方向がy軸であり、
 rは、楕円の短軸半径、
 p×rは、楕円の長軸半径であり、且つ、
 p>1である)
で表される楕円形状である、請求項1に記載の製造方法。
 前記pが、1.1≧p>1 の範囲にある、請求項2に記載の製造方法。
 ロールの表面の平面展開図における打ち抜き刃の刃先の平面視の形状が、前記式Iで表される楕円形状である打ち抜き刃は、
楕円形状が、
 r=r a 、且つ、p=p a  (但し、1.1≧p a >1である)
である内刃と、
楕円形状が、
 r=r b 、且つ、p=p b  (但し、1.1≧p b >1である)
である外刃とが、次の条件:
 r b >r a  
を満たし、且つ、2つの楕円の中心が同一となるように配置されてなる、請求項2に記載の製造方法。
 前記p a とp b が、p b ≧p a  の関係にある、請求項4に記載の製造方法。
 前記p a が、1.04≧p a >1.00 の範囲にあり、且つ、
 前記p b が、1.10≧p b ≧1.04 の範囲にある、請求項4又は請求項5のいずれかの請求項に記載の製造方法。
 以下の工程:
A)搬送下の長尺剥離シートの表面上に、光硬化性転写層及び長尺剥離シートを順に積層して、光硬化性転写材シートを形成する工程、
B)該光硬化性転写材シートの表面の幅方向中央の領域に、平面視において外円の内部に同心円状に内円が打ち抜かれるように、前記長尺剥離シートのうちの一方の長尺剥離シート及び前記光硬化性転写層の2層を打ち抜く前記外円の打ち抜きと、該一方の長尺剥離シート、前記光硬化性転写層及び他方の長尺剥離シートの3層を打ち抜く前記内円の打ち抜きを、
搬送される前記光硬化性転写材シートの表面に、内円用打ち抜き刃と外円用打ち抜き刃とを表面に突出して有するロールを、搬送に同期して回転させて押し当てることにより行う工程、
C)打ち抜かれた外円の周囲の2層を剥離し、前記他方の長尺剥離シートの上に、円盤状光硬化性転写層と円盤状剥離シートとの積層体を長手方向に残す工程、
を含む光硬化性転写円盤シートの製造方法であって、
 前記内円用打ち抜き刃の刃先の平面視の形状と、前記外円用打ち抜き刃の刃先の平面視の形状とが、前記ロールの表面の平面展開図において、いずれも前記光硬化性転写材シートの搬送方向に長い楕円形状を有し、且つ、2つの楕円の中心が同一となるように配置されていることを特徴とする製造方法。
 前記打ち抜き刃により打ち抜かれる楕円が、搬送による張力のかからない状態で、真円となるように、前記光硬化性転写材シートの搬送の速度を増減する、請求項1~7のいずれかの請求項に記載の製造方法。
 請求項1~8のいずれかの請求項に記載の製造方法により製造された光硬化性転写円盤シート。
Description:
光情報記録媒体の製造に適した 硬化性転写円盤シートの製造方法、及び該 造方法により製造された光硬化性転写円盤 ート

 本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compa ct Disc)等の大容量の文字、音声、動画像等の 情報をディジタル信号として記録された及び /又は記録可能な光情報記録媒体の製造に有 に使用される光硬化性転写円盤シート、及 その製造方法に関する。

 ディジタル信号として表面にピット形成 れた記録済み光情報記録媒体として、オー ィオ用CD、CD-ROMが広く使用されているが、 近、動画像と記録も可能な両面にピット記 がなされたDVDが、CDの次世代記録媒体として 注目され、すでに使用されている。またピッ ト及びグルーブが形成されたユーザが記録可 能なCD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RW等もすでに使用さ るようになっている。

 両面読み出しDVDの製造は、従来、一般に 号ビットの凹凸が雄雌反対の凹凸を有する タンパを用いて、ポリカーボネート樹脂を 融し、射出成形することにより表面に凹凸 有する透明樹脂基板を作製し、この凹凸表 にアルミニウム等の金属をスパッタリング により蒸着することによって反射層を形成 、この反射層が形成された透明樹脂基板2枚 を反射層を対向させて接着剤で貼り合わせる ことにより行われていた。

 2002年2月10日に次世代光ディスクの統一規 格「ブル-レイ・ディスク(Blue-ray Disc)」が提 された。主な仕様は、記録容量:23.3/25/27GB、 レーザ波長:405nm(青紫色レーザ)、レンズ開口 (N/A):0.85、ディスク直径:120mm、ディスク厚:1. 2mm、トラックピッチ:0.32μm等である。

 上記のようにブル-レイ・ディスクでは、 溝の幅が狭く、且つピットも小さくなってい る。このため読み取りレーザのスポットを小 さく絞る必要があるが、スポットを小さくす るとディスクの傾きによる影響を大きく受け るようになり、再生しようとするDVDがわずか に曲がっていても再生できなくなる。このよ うな不利を補うため、基板の厚さを薄くし、 またレーザ照射側のピット上のカバー層の厚 さを0.1mm程度にすることが考えられている。

 非特許文献1の68頁に上記要求に合うDVDの 造方法が記載されている。図7を参照しなが ら説明する。凹凸表面に反射層(又は記録層)7 6aを有するディスク基板(1.1mm)74aのその反射層 上に紫外線硬化樹脂75Aを塗布により設け、凹 凸表面に反射層(又は記録層)を有するポリカ ボネート製スタンパ74bの上に紫外線硬化樹 75Bを塗布により設ける。次いで、基板を表 反転させて、基板とスタンパを貼り付け、 タンパ側から紫外線を照射して紫外線硬化 脂75A及び75Bを硬化させる。紫外線硬化樹脂7 5Bの層からスタンパ74bを除去し、その凹凸面 反射層(又は記録層)76bを形成し、その上に バー層(厚さ0.1mm程度)77を形成する。

 上記の方法において、ディスク基板及び タンパの表面には、塗布により紫外線硬化 脂が設けられ、さらにその後基板を表裏反 させて、スタンパと貼り付けている。この うに塗布及び反転の複雑な工程を行う必要 あり、また反転して基板とスタンパを貼り けする際、粘チョウな紫外線硬化樹脂同士 接触の際に気泡の発生等の不利があり、良 な貼り付けを行うことができないとの問題 ある。さらに、上記紫外線硬化樹脂は硬化 に収縮が大きく、得られる媒体の反り等の 形が目立つとの問題もある。

 上記問題点が改良可能なDVD等の光情報記 媒体の製造方法が、特許文献1(WO03/032305A1)に 開示されている。ここには、光重合性官能基 を有する反応性ポリマーを含み且つ加圧によ り変形可能な光硬化性組成物からなる光硬化 性転写シートを用いた製造方法が記載されて いる。即ち、上記紫外線硬化性樹脂の代わり に、固体状の上記光硬化性転写シートを用い て、スタンパに押圧することにより凹凸面を 転写して上記問題点が回避できる。

 DVD等の光情報記録媒体の上述のような製 方法において使用される光硬化性転写シー として、長尺剥離シートの面上に、円盤状 硬化性転写層、円盤状剥離シートが順に積 されている光硬化性転写円盤シートが、最 使用されるようになってきた。このような 硬化性転写円盤シートの基本構造の典型的 一例を図6に示す。図6において、長尺剥離 ート61の表面上に、円盤状光硬化性転写層62d と円盤状剥離シート63dとの積層体65が積層さ て、光硬化性転写円盤シート60が形成され いる。積層体65と長尺剥離シート61を貫通し 、内孔66が設けられている。円盤状光硬化 転写層62dは、ドーナツ形状の孔のある円盤 なっているために、上下の剥離シートを剥 して、DVD等の光情報記録媒体の製造に有利 使用可能なものとなっている。このような 硬化性転写円盤シートは、長尺剥離シート 表面上に、光硬化性転写層及び剥離シート 順に積層した光硬化性転写材シートから、 盤状の打ち抜き加工を行うことによって製 することができる。

 特許文献2(特開2004-79052)には、このような 打ち抜き加工として、回転するローラーの表 面上に環状に延在して設けられた打ち抜き刃 による打ち抜き加工、いわゆるロータリーダ イカットによる打ち抜き加工を積層シート材 に対して使用した光ディスクの製造方法が開 示されている。

WO03/032305A1

特開2004-79052 日経エレクトロニクス(NIKKEI ELECTRONICS)、 2001.11.5号

 光硬化性転写材シートの円盤状の打ち抜 加工は、長尺状の光硬化性転写材シートの 送下で、連続的に行われることが求められ さらに高い精度の打ち抜きが要求されてい 。この高い精度は、2つの点で求められてい る。まず第1に、光情報記録媒体に求められ 性質上、円盤形状が真円に極めて近くなけ ばならず、このために高い精度の真円形状 精度が求められている。次に、円盤状の積 体をシート上に設ける目的から、打ち抜か る外円は、第1の剥離シートと光硬化性転写 とを打ち抜きつつ、第2の剥離シートは打ち 抜かずに残すことができるような打ち抜き( 2の剥離シートをも完全に打ち抜くフルカッ と対比して、ハーフカットと呼ばれる)とし なければならないために、打ち抜き深さには 数μm程度以上のズレは許容されない。すなわ ち打ち抜き深さの精度が求められている。さ らに切断面の積層体が押し潰されることなく 、切断前の厚みの積層構造を保つことが求め られる。

 しかし、本発明者等の検討によれば、特 文献2(特開2004-79052)に開示されているような 、いわゆるロータリーダイカットによる打ち 抜き加工は、搬送下の長尺状の光硬化性転写 材シートを連続的に処理する生産工程に適し 、打ち抜き深さの精度を安定して達成し、打 ち抜き断面の押しつぶしを回避することが可 能である一方で、円盤形状の真円の精度をさ らに高めようとした場合に、十分な精度を達 成することが困難であることがわかった。

 一方で、ロータリーダイカットではない 常の打ち抜き加工、すなわちいわゆるトム ン刃やビクトリア刃による逐次打ち抜き加 は、上述した打ち抜き深さの精度を安定し 達成することが容易ではなく、打ち抜き断 を押し潰してしまう傾向もあり、さらに搬 下の長尺シートを連続的に処理する生産工 にはあまり適さない。

 したがって、本発明の目的は、搬送下の 尺状の光硬化性転写材シートの連続的な処 に適し、打ち抜き加工において打ち抜き深 の精度を達成し、打ち抜き断面の押しつぶ を回避し、且つ、円盤形状の真円の精度を らに高めた、光硬化性転写円盤シートの製 方法を提供することにある。

 また、本発明の目的は、上記の製造方法 より製造され、光情報記録媒体の製造に適 た高精度の円盤状積層体が設けられた光硬 性転写円盤シートを提供することにある。

 本発明者等は、上記目的が、搬送下の光硬 性転写材シートの表面に、表面に突出した ち抜き刃を有するロールを、搬送に同期し 回転させて押し当てることによって、前記 硬化性転写材シートを円盤状に打ち抜きす 打ち抜き加工を行って光硬化性転写円盤シ トを製造する方法であって、
 前記ロールの表面の平面展開図における、 記打ち抜き刃の刃先の平面視の形状が、前 光硬化性転写材シートの搬送方向に長い楕 形状を有することを特徴とする製造方法に って達成されることを見いだした。

 このような製造方法により、円盤形状の 円の精度をさらに高めた、光硬化性転写円 シートを製造することができる。

 本発明者等は、いわゆるロータリーダイ ットによる打ち抜きの真円からのズレは、 送されるシートがカットされる部位で搬送 向に張力を受けた結果、搬送方向に伸長さ た状態で打ち抜きを受けるためであると考 た。すなわち、作製された円盤状の積層体 、その後に張力を受けない状態となって収 して、以後の使用に供されるために、ロー リーダイカットの打ち抜き刃の真円形状か 期待される真円の精度を満たさない円盤と ってしまうと考えられる。そこで、この点 着目して、張力を取り除かれた収縮時に、 望の真円形状となるように、あらかじめ楕 形状の打ち抜き刃(ロールの表面の平面展開 図における、打ち抜き刃の刃先の平面視の形 状が、光硬化性転写材シートの搬送方向に長 い楕円形状を有する打ち抜き刃)を使用して ータリーダイカットを行う本発明に想到し ものである。

 本発明において、前記楕円形状が、以下の I:
 x 2 /p 2  + y 2  = r 2
(但し、光硬化性転写材シートの搬送方向がx 、ロールの軸方向がy軸であり、
 rは、楕円の短軸半径、
 p×rは、楕円の長軸半径であり、且つ、
 p>1である)
で表される楕円形状であることが好ましい。 また、前記pが、1.1≧p>1 の範囲にあること が好ましい。このように規定された楕円形状 を使用することで本発明の好適な実施が可能 である。

 また、本発明のより好適な実施の態様にお て、ロールの表面の平面展開図における打 抜き刃の刃先の平面視の形状が、前記式Iで 表される楕円形状である打ち抜き刃は、
楕円形状が、
 r=r a 、且つ、p=p a  (但し、1.1≧p a >1である)
である内刃と、
楕円形状が、
 r=r b 、且つ、p=p b  (但し、1.1≧p b >1である)
である外刃とが、次の条件:
 r b >r a  
を満たし、且つ、2つの楕円の中心が同一と るように配置されてなることが好ましい。

 前記p a とp b が、p b ≧p a  の関係にあることが好ましい。内刃と外刃 をこのような関係の楕円形状とすることに って、結果として打ち抜かれる同心円の内 と外円を、それぞれさらに真円形状に近い とすることができる。

 このような関係のp a とp b は、前記p a が、1.04≧p a >1.00 の範囲にあり、且つ、
 前記p b が、1.10≧p b ≧1.04 の範囲にあることが好ましい。この範 囲の値とすることにより、過度の張力による シート材の損傷防止と、シート材の高速搬送 による生産効率向上を同時に達成することが できる。

 また、本発明は、 以下の工程:
A)搬送下の長尺剥離シートの表面上に、光硬 性転写層及び長尺剥離シートを順に積層し 、光硬化性転写材シートを形成する工程、
B)該光硬化性転写材シートの表面の幅方向中 の領域に、平面視において外円の内部に同 円状に内円が打ち抜かれるように、前記長 剥離シートのうちの一方の長尺剥離シート び前記光硬化性転写層の2層を打ち抜く前記 外円の打ち抜きと、該一方の長尺剥離シート 、前記光硬化性転写層及び他方の長尺剥離シ ートの3層を打ち抜く前記内円の打ち抜きを
搬送される前記光硬化性転写材シートの表面 に、内円用打ち抜き刃と外円用打ち抜き刃と を表面に突出して有するロールを、搬送に同 期して回転させて押し当てることにより行う 工程、
C)打ち抜かれた外円の周囲の2層を剥離し、前 記他方の長尺剥離シートの上に、円盤状光硬 化性転写層と円盤状剥離シートとの積層体を 長手方向に残す工程、
を含む光硬化性転写円盤シートの製造方法で あって、
 前記内円用打ち抜き刃の刃先の平面視の形 と、前記外円用打ち抜き刃の刃先の平面視 形状とが、前記ロールの表面の平面展開図 おいて、いずれも前記光硬化性転写材シー の搬送方向に長い楕円形状を有し、且つ、2 つの楕円の中心が同一となるように配置され ていることを特徴とする製造方法にもある。 このような製造方法によって光硬化性転写材 シートの製造から光硬化性転写円盤シートの 製造までを好適に実施することができる。

 また、本発明の製造方法においてはさら 、前記打ち抜き刃により打ち抜かれる楕円 、搬送による張力のかからない状態で、真 となるように、前記光硬化性転写材シート 搬送の速度を増減することが好適である。 のように搬送速度を調節して、打ち抜き刃 楕円形状と、搬送されるシート、及びロー 等を含む装置に対して最適化を行うことに り、極めて真円に近い打ち抜き形状を得る とができる。

 また、本発明は上述の製造方法により製 された光硬化性転写円盤シートにもある。

 本発明の製造方法は、搬送下の長尺状の 硬化性転写材シートの連続的な処理に適し 打ち抜き加工において打ち抜き深さの精度 達成し、打ち抜き断面の押しつぶしを回避 、且つ、円盤形状の真円の精度をさらに高 て、光硬化性転写円盤シートを製造するこ ができる。トムソン刃等の逐次打ち抜きを 用する場合と比べては、打ち抜き深さ精度 打ち抜き断面の押しつぶしの回避の点で優 、通常の真円形状の打ち抜き刃によるロー リーダイカットと比べては、円盤形状の真 の精度と、円盤の中心の孔の形状の真円の 度の点で優れている。そのために、得られ 光硬化性転写円盤シートは、DVD等の光情報 録媒体に求められる高い厚み精度、均一性 真円精度を備えた円盤状積層体が設けられ いるために、高精度の光情報記録媒体の製 に特に適したものとなっている。

 また、本発明は、上述の優れた特性を有 る光硬化性転写円盤シートにもある。

本発明の製造方法に使用されるロータ ーダイカッターの一例の説明図である。 本発明において、ロータリーダイカッ ーが搬送下のシートに対して使用される流 の一例を説明する断面図である。 本発明の製造方法によって光硬化性転 材シートから光硬化性転写円盤シートを製 する流れの一例の説明図である。 本発明の製造方法に使用される打ち抜 刃の刃先の楕円形状の説明図である。 円形状の刃先の打ち抜き刃を説明する 開図である。 光硬化性転写円盤シートの基本構造の 型的な一例の説明図である。 日経エレクトロニクスに記載の光情報 録媒体の製造方法の手順を示す断面図であ 。

符号の説明

10  ロータリーダイカッター
11  ロール表面
15  打ち抜き刃の内刃
15a 打ち抜き刃の内刃
15b 打ち抜き刃の内刃
16  打ち抜き刃の外刃
16a 打ち抜き刃の外刃
16b 打ち抜き刃の外刃
20  ダイロール
21  ロール表面
22  アンビルロール
25  打ち抜き刃の内刃
25a 打ち抜き刃の内刃
25b 打ち抜き刃の内刃
26  打ち抜き刃の外刃
26a 打ち抜き刃の外刃
26b 打ち抜き刃の外刃
29  搬送されるシート
31  長尺剥離シート
32  光硬化性転写層
32d 円盤状光硬化層
33  長尺剥離シート
33d 円盤状剥離シート
35  積層体
36  内孔
38  内円
39  外円
51  展開されたロール表面
55  内刃
56  外刃
60  光硬化性転写円盤シート
61  長尺剥離シート
62d 円盤状光硬化性転写層
63d 円盤状剥離シート
65  積層体
66  内孔
74a ディスク基板
74b スタンパ
75A 紫外線硬化樹脂
75B 紫外線硬化樹脂
76a 反射層(記録層)
76b 反射層(記録層)
77  カバー層

 以下に図面を参照して本発明の実施の形 を詳細に説明する。

 図1は、本発明の製造方法に使用する、表 面に突出した打ち抜き刃を有するロール(ロ タリーダイカッター)の典型的な一例を説明 るための図である。図1の(1-1)は、本発明に 用する打ち抜き刃を備えたロール(ロータリ ーダイカッター)の一例の上方斜視図である ロータリーダイカッター10には、打ち抜き刃 の内刃15と外刃16とが、ロール表面11から突出 して設けられている。表面に突出して設けら れたこの打ち抜き刃は、ロールが搬送される シートに同期して回転することによってシー トに押し当てられて、シートに内円と外円と を同時に打ち抜く。打ち抜かれた直後のシー ト上に生じる打ち抜き円の形状は、シートの 滑りが全く無いとすれば、ロール表面11を平 上に展開した展開図上で内刃15と外刃16とが 示す形状となる。

 図1の(1-2)は、(1-1)の上方斜視図において ール表面11を展開した平面図である。内刃15 外刃16は、同心円状に配置され、その刃先 いずれもx軸方向に長い楕円形状となってい 。(1-2)では、シートの搬送方向がx軸、ロー の軸方向がy軸であり、これは上述の式Iのx 、y軸に対応している。シートは搬送下の張 力を受けて搬送方向に引き延ばされた状態で このような楕円形状に打ち抜きを受け、その ために、これによって形成された円盤状積層 体は、その後に張力が取り除かれて収縮した 状態で、極めて真円に近い形状の円盤(及び の内孔)となる。

 この図1の(1-2)と比較するために、楕円形 ではなく円形状の刃先の打ち抜き刃をロー 表面に備えたロータリーダイカッターのロ ル表面を平面上に展開した展開図を、一例 して図5に示す。展開されたロール表面51上 おいて、内刃55と外刃56は、同心円状に配置 され、いずれもその刃先が真円形状をしてい る。シートは搬送下の張力を受けて搬送方向 に引き延ばされた状態でこのような真円形状 に打ち抜きを受け、そのために、これによっ て形成された円盤状積層体は、その後に張力 が取り除かれて収縮した状態で、y軸方向に い楕円形状の円盤(及びその内孔)となってし まい、高精度の真円を達成することができな い。

 図1の(1-3)は、(1-1)の上方斜視図において B-B’を含みロールの軸に垂直な断面におけ 断面図である。楕円形状の刃先の打ち抜き (内刃15a、内刃15b、外刃16a、外刃16b)は、いず れもロール表面11に垂直な針状突起として(1-3 )に示されている。内刃15a、15bは、光硬化性 写材シートに対していわゆるフルカットの ち抜きを行い、外刃16a、16bはいわゆるハー カットの打ち抜きを行う(後述する)。そのた めに、打ち抜き刃の外刃の高さは、打ち抜か ずに残す長尺剥離シート層の厚みに相当する 分だけ、内刃の高さよりも低く設けられてい る。

 図2は、上述したロータリーダイカッター が搬送下のシートに対して使用される流れを 説明する断面図である。ダイロール20は、図1 の(1-3)のように軸方向に対して垂直な断面図 示されており、ロール表面21には、打ち抜 刃(内刃25a、内刃25b、外刃26a、外刃26b)が突出 して設けられている。矢印の方向に搬送され るシート29は、アンビルロール22によりダイ ール20の表面に押し当てられている。アンビ ルニップロール23は、アンビルロール22にシ ト29を押し当てることでアンビルロール22と 送下のシートとの滑りを抑制している。ダ ロール20はアンビルロール22と同期しつつ、 搬送方向に張力を受けつつ搬送されるシート を、打ち抜き刃によって打ち抜いてゆく。搬 送されるシートは、ダイロールと接触する付 近ではできるだけ伸長しないように張力をか けない設計とすることが望ましいと考えられ るが、現実の搬送では張力をかけることは不 可避である。そこで、本発明においては、楕 円形状の打ち抜き刃(楕円形状の刃先の打ち き刃)で打ち抜くことにより、伸長したシー に対する打ち抜きに対応している。

 本発明の製造方法においてはさらに、打 抜き刃により打ち抜かれる楕円が、搬送に る張力のかからない状態で、真円となるよ に、前記光硬化性転写材シートの搬送の速 を増減することが好適である。このように 送速度を調節して、打ち抜き刃の刃先の楕 形状と、搬送されるシート、及びロール等 含む装置に対して最適化を行うことにより 極めて真円に近い打ち抜き形状を得ること できる。

 本発明者等のさらに進んだ知見によれば 打ち抜き刃が搬送ロールと同期して回転す 一方で、シートが搬送ロールとの間にすべ を生じつつ搬送されるために、打ち抜き刃 シートと接触する予定位置がずれることも こると考えられる。このことは、真円形状 ロータリーダイカットの打ち抜き刃を使用 た場合に、期待される真円の精度を満たさ い円盤を生じる別な要因となっていると思 れる。上述の搬送速度調節による最適化は このような要因を加味して、総合的に真円 度を向上させるために役立っていると考え れる。

 図3は、本発明の製造方法によって光硬化 性転写材シートから光硬化性転写円盤シート を製造する流れの一例を説明した説明図であ る。最初に、図示しない工程により、長尺剥 離シート31、光硬化性転写層32、及び長尺剥 シート33とを積層して、光硬化性転写材シー ト(図3の(3-1))を形成する。次に、シートに張 をかけた搬送下で、ロール表面に楕円形状 設けられた打ち抜き刃を使用したロータリ ダイカットによる打ち抜き加工を行って、 円38と外円39とが同心円状に打ち抜かれたシ ート(図3の(3-2))を作製する(工程D)。内円38は 長尺剥離シート31、光硬化性転写層32、及び 尺剥離シート33の3層を貫通している(フルカ ット、全抜き)。一方、外円39は、光硬化性転 写層32及び長尺剥離シート33の2層までを貫通 ている(ハーフカット、半抜き)。この内円 内部にあたる3層からなる円柱をカス部分と て除去し、また外円の周囲部分もカス部分 して剥離して除去する(工程E)。内円内部の 柱の除去は、打ち抜きと同時に行うことも きる。これによって内孔36を有して、円盤 光硬化層32dと円盤状剥離シート33dとからな 積層体35が、長尺剥離シート31上に形成され (図3の(3-3))。搬送の張力による伸長から解 された状態の積層体は、極めて真円に近い 盤形状であり、極めて真円に近い形状の内 とを有している。図3の(3-4)には、図3の(3-3) シートをC-C’を含む断面で切断した横断面 が示されている。長尺剥離シート31の表面上 に、円盤状光硬化性転写層32dと円盤状剥離シ ート33dとの積層体35が積層されて、光硬化性 写円盤シート30が形成されている。積層体35 と長尺剥離シート31を貫通して、内孔36が設 られている。

 すなわち、本発明は、以下の工程:
A)搬送下の長尺剥離シートの表面上に、光硬 性転写層及び長尺剥離シートを順に積層し 、光硬化性転写材シートを形成する工程、
B)該光硬化性転写材シートの表面の幅方向中 の領域に、平面視において外円の内部に同 円状に内円が打ち抜かれるように、前記長 剥離シートのうちの一方の長尺剥離シート び前記光硬化性転写層の2層を打ち抜く前記 外円の打ち抜きと、該一方の長尺剥離シート 、前記光硬化性転写層及び他方の長尺剥離シ ートの3層を打ち抜く前記内円の打ち抜きを
搬送される前記光硬化性転写材シートの表面 に、内円用打ち抜き刃と外円用打ち抜き刃と を表面に突出して有するロールを、搬送に同 期して回転させて押し当てることにより行う 工程、
C)打ち抜かれた外円の周囲の2層を剥離し、前 記他方の長尺剥離シートの上に、円盤状光硬 化性転写層と円盤状剥離シートとの積層体を 長手方向に残す工程、
を含む光硬化性転写円盤シートの製造方法で あって、
 前記内円用打ち抜き刃の刃先の平面視の形 と、前記外円用打ち抜き刃の刃先の平面視 形状とが、前記ロールの表面の平面展開図 おいて、いずれも前記光硬化性転写材シー の搬送方向に長い楕円形状を有し、且つ、2 つの楕円の中心が同一となるように配置され ていることを特徴とする製造方法にもある。

 図4は、ロール表面の展開図上で示された打 ち抜き刃の刃先の楕円形状を説明するための 図である。楕円形状は、以下の式I:
 x 2 /p 2  + y 2  = r 2
(但し、光硬化性転写材シートの搬送方向がx 、ロールの軸方向がy軸であり、
 rは、楕円の短軸半径、
 p×rは、楕円の長軸半径であり、且つ、
 p>1である)
で表される形状となっている。前記pが、1.1 p>1 の範囲にあることが好ましい。このよ うに規定された楕円形状を使用することで本 発明の好適な実施が可能である。この範囲に pが収まるように実施することで、シートを 理に伸長して円盤積層体を損なうことなく 施することができる。

 本発明の好適な実施の態様においては、上 したような内刃(内円用打ち抜き刃)と外刃( 円用打ち抜き刃)の両方の打ち抜き刃が、ロ ール表面上に設けられている。すなわち、刃 先の楕円形状が、
 r=r a 、且つ、p=p a  (但し、1.1≧p a >1である)
である内刃と、刃先の楕円形状が、
 r=r b 、且つ、p=p b  (但し、1.1≧p b >1である)
である外刃とが、次の条件:
 r b >r a  
を満たし、且つ、2つの楕円の中心が同一と るように配置されて設けられている(図1の(1- 1)参照)。

 p a とp b とは、独立して変更することができるが、p b ≧p a  の関係にあることが好ましい。内刃と外刃 をこのような関係の楕円形状とすることに って、結果として打ち抜かれる同心円の内 と外円を、それぞれさらに真円形状に近い とすることができる。

 また、このような関係のp a とp b は、前記p a が、1.04≧p a >1.00 の範囲にあり、且つ、
 前記p b が、1.10≧p b ≧1.04 の範囲にあることが好ましい。本発明 の知見に基づけば、生産効率向上のためのシ ート材の搬送の高速化は、シート材にかかる 張力の増大を伴い、その結果、p a とp b は、より大きな値をとることになる。しかし 、過度の張力はシート材を損傷するために好 ましくない。すなわち、p a とp b を上記範囲の値とすることにより、過度の張 力によるシート材の損傷防止と、シート材の 高速搬送による生産効率向上を同時に達成す ることができる。そしてこの範囲のp a とp b として設けられた内刃及び外刃に対して、シ ート材の搬送速度をさらに調節することによ り本発明の好適な実施が可能となる。

 本発明において、打ち抜き刃(内刃及び外 刃)は、ロール表面から突出して設けられて ればよく、好ましくは楕円形状の全周にわ って、ロール表面から垂直に突出している しかし、この突出の角度を変えてることで れ味を変えることもできる。打ち抜き刃の さは、打ち抜くシートの厚みに従って変更 ることが好ましい。上述した好適な実施の 様においては、打ち抜き刃の外刃はハーフ ットを行い、内刃はフルカットを行うため 、外刃の高さは、打ち抜かずに残す長尺剥 シート層の厚みに相当する分だけ、内刃の さよりも低く設けられている。打ち抜き刃 、ロータリーダイカッターとして使用され 一般的な材質のものを使用することができ 例えば鋼、鋼合金、特にステンレス、及び ラミック等が好ましい。

 本発明の製造方法によって処理される光 化性転写材シート、さらに光硬化性転写円 シートにおいて使用されている光硬化性転 層、及び長尺剥離シートの材料等について 下に説明する。

 円盤状光硬化性転写層の材料、すなわち 硬化性転写層の材料は、光情報記録媒体の 製にあたって、スタンパの凹凸表面を押圧 ることにより精確に転写できるものであっ 、光照射(可視光照射、紫外線照射を含む放 射線照射)によって硬化可能な層とすること できる材料であれば使用することができる さらに、加圧により変形し易い層であると もに、反応性ポリマーを僅かに架橋させる とにより転写層のしみ出し、層厚変動が抑 られた層を形成可能な材料であれば好適に 用できる。

 また、硬化後の円盤状光硬化性転写層の 料は、情報の高密度化のため、再生レーザ より読み取りが容易なように380~420nmの波長 域の光透過率が70%以上であることが好まし 。特に、380~420nmの波長領域の光透過率が80% 上であることが好ましい。従って、この光 化性転写材シート用いて作製される本発明 光情報記録媒体は380~420nmの波長のレーザを いてピット信号を再生する方法に有利に使 することができる。

 このような材料としては、光硬化性組成 を挙げることができ、このような光硬化性 成物は、一般に、光重合性官能基を有する 合性化合物(モノマー及び/又はオリゴマー) 光重合開始剤、添加剤等を含んで使用され 。光重合性の官能基として、エチレン性二 結合(好ましくはアクリロイル基又はメタク リロイル基)を有する重合性化合物が好まし 。

 上記光重合性官能基を有する重合性モノ ーとしては、例えばアルキルアクリレート( 例、メチルアクリレート、エチルアクリレー ト、ブチルアクリレート、2-エチルヘキシル クリレート)及び/又はアルキルメタクリレ ト(例、メチルメタクリレート、エチルメタ リレート、ブチルメタクリレート、2-エチ ヘキシルメタクリレート)を挙げることがで る。

 上記重合性モノマーは、光重合性官能基 一般に1~50モル%、特に5~30モル%含むことが好 ましい。この光重合性官能基としては、アク リロイル基、メタクリロイル基、ビニル基が 好ましく、特にアクリロイル基、メタクリロ イル基が好ましい。

 上述の光硬化性組成物は、更に光重合性 能基を有する反応性希釈剤を含むことが好 しい。反応性希釈剤としては、例えば、2- ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒド キシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロ キシブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘ シルポリエトキシ(メタ)アクリレート、ベン ジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ )アクリレート、フェニルオキシエチル(メタ) アクリレート、トリシクロデカンモノ(メタ) クリレート、ジシクロペンテニルオキシエ ル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフル リル(メタ)アクリレート、アクリロイルモル ホリン、N-ビニルカプロラクタム、2-ヒドロ シ-3-フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレ ート、o-フェニルフェニルオキシエチル(メタ )アクリレート、ネオペンチルグリコールジ( タ)アクリレート、ネオペンチルグリコール ジプロポキシジ(メタ)アクリレート、ヒドロ シピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メ タ)アクリレート、トリシクロデカンジメチ ールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジ ールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオール ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ ントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ スリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリ 〔(メタ)アクリロキシエチル〕イソシアヌ ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メ )アクリレート等の(メタ)アクリレートモノ ー類、ポリオール化合物(例えば、エチレン グリコール、プロピレングリコール、ネオペ ンチルグリコール、1,6-ヘキサンジオール、3- メチル-1,5-ペンタンジオール、1,9-ノナンジオ ール、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオー 、トリメチロールプロパン、ジエチレング コール、ジプロピレングリコール、ポリプ ピレングリコール、1,4-ジメチロールシクロ キサン、ビスフェノールAポリエトキシジオ ール、ポリテトラメチレングリコール等のポ リオール類、前記ポリオール類とコハク酸、 マレイン酸、イタコン酸、アジピン酸、水添 ダイマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ フタル酸等の多塩基酸又はこれらの酸無水物 類との反応物であるポリエステルポリオール 類、前記ポリオール類とε-カプロラクトンと の反応物であるポリカプロラクトンポリオー ル類、前記ポリオール類と前記、多塩基酸又 はこれらの酸無水物類のε-カプロラクトンと の反応物、ポリカーボネートポリオール、ポ リマーポリオール等)と有機ポリイソシアネ ト(例えば、トリレンジイソシアネート、イ ホロンジイソシアネート、キシリレンジイ シアネート、ジフェニルメタン-4,4'-ジイソ アネート、ジシクロペンタニルジイソシア ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2 ,4,4'-トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ ート、2,2',4-トリメチルヘキサメチレンジイ シアネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレ ト(例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリ レート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ ート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー 、2-ヒドロキシ-3-フェニルオキシプロピル( タ)アクリレート、シクロヘキサン-1,4-ジメ ロールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエ スリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセ リンジ(メタ)アクリレート等)の反応物である ポリウレタン(メタ)アクリレート、ビスフェ ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型 ポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ 脂と(メタ)アクリル酸の反応物であるビスフ ェノール型エポキシ(メタ)アクリレート等の( メタ)アクリレートオリゴマー類等を挙げる とができる。これら光重合可能な官能基を する化合物は1種又は2種以上、混合して使用 することができる。

 光重合開始剤としては、公知のどのよう 光重合開始剤でも使用することができるが 配合後の貯蔵安定性の良いものが望ましい このような光重合開始剤としては、例えば アセトフェノン系、ベンジルジメチルケタ ルなどのベンゾイン系、ベンゾフェノン系 イソプロピルチオキサントン、2-4-ジエチル チオキサントンなどのチオキサントン系、そ の他特殊なものとしては、メチルフェニルグ リオキシレートなどが使用できる。特に好ま しくは、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプ パン-1-オン、1-ヒドロキシシクロヘキシル ェニルケトン、2-メチル-1-(4-(メチルチオ)フ ニル)-2-モルホリノプロパン-1、ベンゾフェ ン等が挙げられる。これら光重合開始剤は 必要に応じて、4-ジメチルアミノ安息香酸 ごとき安息香酸系又は、第3級アミン系など 公知慣用の光重合促進剤の1種または2種以 を任意の割合で混合して使用することがで る。また、光重合開始剤のみの1種または2種 以上の混合で使用することができる。光硬化 性組成物中に、光重合開始剤を一般に0.1~20質 量%、特に1~10質量%含むことが好ましい。

 光重合開始剤のうち、アセトフェノン系 合開始剤としては、例えば、4-フェノキシ クロロアセトフェノン、4-t-ブチル-ジクロロ アセトフェノン、4-t-ブチル-トリクロロアセ フェノン、ジエトキシアセトフェノン、2- ドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロパン-1-オ 、1-(4-イソプロピルフェニル)-2-ヒドロキシ-2 -メチルプロパン-1-オン、1-(4-ドデシルフェニ ル)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-1-オン、4- (2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル(2-ヒドロキ -2-プロピル)ケトン、1-ヒドロキシシクロヘ シルフェニルケトン、2-メチル-1-(4-(メチル オ)フェニル)-2-モルホリノプロパン-1など、 ベンゾフェノン系重合開始剤としては、ベン ゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイ ル安息香酸メチル、4-フェニルベンゾフェノ 、ヒドロキシベンゾフェノン、4-ベンッゾ ル-4’-メチルジフェニルサルファイド、3,3 -ジメチル-4-メトキシベンゾフェノンなどが 用できる。

 アセトフェノン系重合開始剤としては、 に、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロ ン-1-オン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェ ニルケトン、2-メチル-1-(4-(メチルチオ)フェ ル)-2-モルホリノプロパン-1が好ましい。ベ ゾフェノン系重合開始剤としては、ベンゾ ェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル 息香酸メチルが好ましい。また、第3級アミ 系の光重合促進剤としては、トリエタノー アミン、メチルジエタノールアミン、トリ ソプロパノールアミン、4,4’-ジメチルアミ ノベンゾフェノン、4,4’-ジエチルアミノベ ゾフェノン、2-ジメチルアミノ安息香酸エチ ル、4-ジメチルアミノ安息香酸エチル、4-ジ チルアミノ安息香酸(n-ブトキシ)エチル、4- メチルアミノ安息香酸イソアミル、4-ジメチ ルアミノ安息香酸2-エチルヘキシルなどが使 できる。特に好ましくは、光重合促進剤と ては、4-ジメチルアミノ安息香酸エチル、4- ジメチルアミノ安息香酸(n-ブトキシ)エチル 4-ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4-ジ チルアミノ安息香酸2-エチルヘキシルなど 挙げられる。

 上記光重合性化合物:光重合開始剤の質量 比は、一般に、40~100:0.1~10、特に60~100:1~10の範 囲が好ましい。

 光硬化性転写層はガラス転移温度が20℃ 下で、透過率70%以上を満たすように光硬化 組成物を設計することが好ましい。ガラス 移温度を20℃以下とすることにより、得られ る光硬化性転写層がスタンパの凹凸面に圧着 されたとき、常温においてもその凹凸面に緊 密に追随できる可撓性を有することができる 。特に、ガラス転移温度が15℃~-50℃、特に15 ~-10℃の範囲にすることにより追随性が優れ ている。ガラス転移温度が高すぎると、貼り 付け時に高圧力及び高圧力が必要となり作業 性の低下につながり、また低すぎると、硬化 後の十分な硬度が得られなくなる。このため に、上記光重合可能な官能基を有する化合物 及び光重合開始剤に加えて、所望により後述 の熱可塑性樹脂及び他の添加剤を添加するこ とが好ましい。

 他の添加剤として、シランカップリング (接着促進剤)を添加することができる。こ シランカップリング剤としてはビニルトリ トキシシラン、ビニルトリス(β-メトキシエ キシ)シラン、γ-メタクリロキシプロピルト リメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシ ラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシ シラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキ シシラン、β-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エ チルトリメトキシシラン、γ-クロロプロピル メトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、 γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、 γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、N-β( ミノエチル)-γ-アミノプロピルトリメトキ シランなどがあり、これらの1種を単独で又 2種以上を混合して用いることができる。こ れらシランカップリング剤の添加量は、上記 反応性ポリマー100質量部に対し通常0.01~5質量 部で十分である。

 また同様に接着性を向上させる目的でエ キシ基含有化合物を添加することができる エポキシ基含有化合物としては、トリグリ ジルトリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌ レート;ネオペンチルグリコールジグリシジ エーテル;1,6-ヘキサンジオールジグリシジル エーテル;アクリルグリシジルエーテル;2-エ ルヘキシルグリシジルエーテル;フェニルグ シジルエーテル;フェノールグリシジルエー テル;p-t-ブチルフェニルグリシジルエーテル; アジピン酸ジグリシジルエステル;o-フタル酸 ジグリシジルエステル;グリシジルメタクリ ート;ブチルグリシジルエーテル等が挙げら る。また、エポキシ基を含有した分子量が 百から数千のオリゴマーや重量平均分子量 数千から数十万のポリマーを添加すること よっても同様の効果が得られる。これらエ キシ基含有化合物の添加量は上記反応性ポ マー100質量部に対し0.1~20質量部で十分で、 記エポキシ基含有化合物の少なくとも1種を 単独で又は混合して添加することができる。

 さらに他の添加剤として、加工性や貼り わせ等の加工性向上の目的で炭化水素樹脂 添加することができる。この場合、添加さ る炭化水素樹脂は天然樹脂系、合成樹脂系 いずれでも差支えない。天然樹脂系ではロ ン、ロジン誘導体、テルペン系樹脂が好適 用いられる。ロジンではガム系樹脂、トー 油系樹脂、ウッド系樹脂を用いることがで る。ロジン誘導体としてはロジンをそれぞ 水素化、不均一化、重合、エステル化、金 塩化したものを用いることができる。テル ン系樹脂ではα-ピネン、β-ピネンなどのテ ペン系樹脂のほか、テルペンフェノール樹 を用いることができる。また、その他の天 樹脂としてダンマル、コーバル、シェラッ を用いても差支えない。一方、合成樹脂系 は石油系樹脂、フェノール系樹脂、キシレ 系樹脂が好適に用いられる。石油系樹脂で 脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂 族系石油樹脂、共重合系石油樹脂、水素化 油樹脂、純モノマー系石油樹脂、クマロン ンデン樹脂を用いることができる。フェノ ル系樹脂ではアルキルフェノール樹脂、変 フェノール樹脂を用いることができる。キ レン系樹脂ではキシレン樹脂、変性キシレ 樹脂を用いることができる。

 アクリル樹脂も添加することができる。 えば、アルキルアクリレート(例、メチルア クリレート、エチルアクリレート、ブチルア クリレート)及び/又はアルキルメタクリレー (例、メチルメタクリレート、エチルメタク リレート、ブチルメタクリレート)から得ら る単独重合体又は共重合体を挙げることが きる。またこれらのモノマーと、他の共重 可能なモノマーとの共重合体も挙げること できる。特に、光硬化時の反応性や硬化後 耐久性、透明性の点からポリメチルメタク レート(PMMA)が好ましい。

 上記炭化水素樹脂等のポリマーの添加量 適宜選択されるが、上記反応性ポリマー100 量部に対して1~20質量部が好ましく、より好 ましくは5~15質量部である。

 以上の添加剤の他、光硬化性の組成物に 紫外線吸収剤、老化防止剤、染料、加工助 等を少量含んでいてもよい。また、場合に ってはシリカゲル、炭酸カルシウム、シリ ン共重合体の微粒子等の添加剤を少量含ん もよい。

 好適な実施の一態様として、光硬化性組 物中に含まれる光重合性化合物が、活性水 を有する官能基を有し、同時に光硬化性組 物中に、活性水素を有する官能基と反応性 有する基を少なくとも2個有する化合物が含 まれることが好ましい。このような光硬化性 組成物を材料として使用した場合には、転写 層を有するシートの処理中或いは保存中に、 これらが相互に反応して僅かに架橋し、転写 層の粘度を上昇させる。これにより、転写層 のしみ出し、層厚変動が大きく抑えることが できる。

 上記活性水素を有する官能基及び光重合 官能基を有する化合物としては、例えばア キルアクリレート(例、メチルアクリレート 、エチルアクリレート、ブチルアクリレート 、2-エチルヘキシルアクリレート)及び/又は ルキルメタクリレート(例、メチルメタクリ ート、エチルメタクリレート、ブチルメタ リレート、2-エチルヘキシルメタクリレー )から得られる単独重合体又は共重合体(即ち アクリル樹脂)であって、且つ、主鎖又は側 に光重合性官能基及び活性水素を有する官 基を有するものを挙げることができる。従 て、このような反応性の化合物(反応性ポリ ー)は、例えば、上記1種以上の(メタ)アクリ レートと、ヒドロキシル基等の官能基を有す る(メタ)アクリレート(例、2-ヒドロキシエチ (メタ)アクリレート)とを共重合させ、得ら た重合体とイソシアナトアルキル(メタ)ア リレートなどの、重合体の官能基と反応し つ光重合性基を有する化合物と反応させる とにより得ることができる。その際、ヒド キシル基が残るようにイソシアナトアルキ (メタ)アクリレートの量を調節して使用する ことにより、活性水素を有する官能基として ヒドロキシル基及び光重合性官能基を有する 反応性ポリマーが得られる。

 或いは上記において、ヒドロキシル基の わりにアミノ基を有する(メタ)アクリレー (例、2-アミノエチル(メタ)アクリレート)を いることにより活性水素を有する官能基と てアミノ基を有する、光重合性官能基含有 応性ポリマーを得ることができる。同様に 活性水素を有する官能基としてカルボキシ 基等を有する、光重合性官能基含有反応性 リマーも得ることができる。

 また、上記のようにイソシアナトアルキ (メタ)アクリレート等を用いてウレタン結 を介して光重合性基を形成しているが、他 方法、例えばカルボン酸を含むアクリル樹 を形成し、このカルボン酸にエポキシ基を する(メタ)アクリレート(例、グリシジル(メ )アクリレート)を反応させて光重合性基を 成することもできる。

 前記光重合性官能基をウレタン結合を介 て有するアクリル樹脂が特に好ましい。

 上記活性水素を有する官能基と反応性を する基を少なくとも2個有する化合物として は、イソシアネート化合物、エポキシ化合物 等を挙げることができるが、常温でも高い反 応性を有するイソシアネート化合物が使い易 く好ましい。

 少なくとも2官能性のイソシアネート化合 物としては、トリレンジイソシアネート(TDI) イソホロンジイソシアネート、キシリレン イソシアネート、ジフェニルメタン-4,4-ジ ソシアネート、ジシクロペンタニルジイソ アネート、ヘキサメチレンジイソシアネー 、2,4,4’-トリメチルヘキサメチレンジイソ アネート、2,2’,4-トリメチルヘキサメチレ ジイソシアネートを挙げることができる。 たトリメチロールプロパンのTDI付加体等の3 能以上のイソシアネート化合物も使用する とができる。これらの中でトリメチロール ロパンのヘキサメチレンジイソシアネート 加体が好ましい。

 上述の活性水素を有する官能基と反応性 有する基を少なくとも2個有する化合物は、 光硬化性組成物中に0.2~4質量%、特に0.2~2質量% の範囲で含まれていることが好ましい。転写 層のしみ出しを防止するために適当な架橋が もたらされると共に、基板やスタンパの凹凸 の良好な転写性も維持される。上記化合物と 反応性ポリマーとの反応は、転写層形成後、 徐々に進行し、常温(一般に25℃)、24時間でか なり反応している。転写層形成用の塗布液を 調製した後、塗布するまでの間にも反応は進 行するものと考えられる。転写層を形成後、 シート巻き物に巻き取る前にある程度硬化さ せることが好ましいので、必要に応じて、転 写層を形成時、或いはその後、シート巻き物 の状態で巻き取る前の間に加熱して反応を促 進させても良い。

 光硬化性転写層は、上述のような光硬化 の材料組成物を、所望により添加剤と共に 一に混合し、押出機、ロール等で混練した 、カレンダー、ロール、Tダイ押出、インフ レーション等の製膜法により所定の形状に製 膜し、長尺剥離シート上に積層して用いるこ とができる。所望により支持体を用いること ができ、この場合には支持体上に製膜する。 好適な態様には、支持体として長尺剥離シー トを使用して、この長尺剥離シート上に直接 に成膜することにより積層する。特に好まし い本発明の光硬化性接着剤の製膜方法は、各 構成成分を良溶媒に均一に混合溶解し、この 溶液をシリコーンやフッ素樹脂を精密にコー トしたセパレーターにフローコート法、ロー ルコート法、グラビアロール法、マイヤバー 法、リップダイコート法等により支持体(長 剥離シート)上に塗工し、溶媒を乾燥するこ により製膜する方法である。

 光硬化性転写層の厚さは一般に1~1200μmの 囲、好ましくは5~500μmの範囲である。特に5~ 300μmの範囲(好ましくは150μm以下)が好ましい 1μmより薄いと封止性が劣り、透明樹脂基板 の凸凹を埋め切れない場合が生じる。一方、 1000μmより厚いと記録媒体の厚みが増し、記 媒体の収納、アッセンブリー等に問題が生 るおそれがあり、更に光線透過に影響を与 るおそれもある。光情報記録媒体の多層化 ためには、上述の範囲で小さな厚みとする とが有利である。

 このような円盤状光硬化性転写層は、膜 精度を精密に制御したフィルム状で提供す ことができるため、基板及びスタンパとの り合わせを容易にかつ精度良くおこなうこ が可能である。また、この貼り合わせは、 着ロールや簡易プレスなどの簡便な方法で2 0~100℃で仮圧着した後、光により常温、1~数 秒で硬化できる上、本接着剤特有の自着力 よりその積層体にズレや剥離が起き難いた 、光硬化まで自由にハンドリングができる いう特徴を有している。

 円盤状光硬化性転写層を硬化する場合は 光源として紫外~可視領域に発光する多くの ものが採用でき、例えば超高圧、高圧、低圧 水銀灯、ケミカルランプ、キセノンランプ、 ハロゲンランプ、マーキュリーハロゲンラン プ、カーボンアーク灯、白熱灯、レーザ光等 が挙げられる。照射時間は、ランプの種類、 光源の強さによって一概には決められないが 、数秒~数分程度である。また、硬化促進の めに、予め円盤状光硬化性転写層を30~80℃に 加温し、これに紫外線を照射してもよい。

 長尺剥離シートの材料としては、ガラス 移温度が50℃以上の透明の有機樹脂が好ま く、このような材料としては、ポリエチレ テレフタレート、ポリシクロヘキシレンテ フタレート、ポリエチレンナフタレート等 ポリエステル系樹脂、ナイロン46、変性ナイ ロン6T、ナイロンMXD6、ポリフタルアミド等の ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィ ド、ポリチオエーテルサルフォン等のケトン 系樹脂、ポリサルフォン、ポリエーテルサル フォン等のサルフォン系樹脂の他に、ポリエ ーテルニトリル、ポリアリレート、ポリエー テルイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボ ネート、ポリメチルメタクリレート、トリア セチルセルロース、ポリスチレン、ポリビニ ルクロライド等の有機樹脂を主成分とする透 明樹脂基板を用いることができる。これら中 で、ポリカーボネート、ポリメチルメタアク リレート、ポリビニルクロライド、ポリスチ レン、ポリエチレンテレフタレートが好適に 用いることができる。厚さは10~200μmが好まし く、特に20~100μmが好ましい。

 また、本発明の光硬化性転写円盤シート 、上述した製造方法により製造することが きる。

 以下の実施例により、本発明をさらに詳 に説明する。

 [実施例1]
 <光硬化性転写材シートの作製>
 (ポリマー1の作製)
 ポリマー配合1
 メチルメタクリレート                 74.6質量部
 n-ブチルメタクリレート               13.2質量部
 2-ヒドロキシエチルメタクリレート         12.1質量部
 AIBN                      1.2質量
 トルエン                      70 質量部
 酢酸エチル                     3 0質量部
 上記の配合の混合物を、穏やかに撹拌しな ら、70℃に加熱して重合を開始させ、この 度で8時間撹拌し、側鎖にヒドロキシル基を するヒドロキシル基を有するポリマー1(ア リル樹脂)を得た。固形分を36質量%に調製し (ポリマー溶液1)。

 得られたポリマー1は、Tgが100℃であり、 量平均分子量が110000であった。

 組成物配合1
 ポリマー溶液1                    100質量部
 ヘキサンジオールジアクリレート(KS-HDDA)    110質量部
 ジイソシアネート(BXX5627、東洋インキ製造( )製) 1質量部
 イルガキュア651(チバガイギー(株)製)      1質量部
ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)       0.05質量部
上記配合の混合物を均一に溶解、混練して、 光重合性組成物を得た。

 (光硬化性転写材シートの作製)
 第1の長尺剥離シートとして用意した離型フ ィルム(幅200mm、長さ300m、厚さ50μm;商品名No.23 、藤森工業(株)製)の面上に、全面塗布して、 乾燥厚さ20±2μmの光硬化性転写層を形成した シートの反対側に、第2の長尺剥離シートと して用意した離型フィルム(幅200mm、長さ300m 厚さ38μm;商品名No.33、藤森工業(株)製)を貼付 した。これらの操作は搬送下で連続的に行っ た。

 <光硬化性転写円盤シートの作製>
 次に、上記のように作製された光硬化性転 材シートを、ダイロールマシンSRD-W350(ソル ック工業(株)製)を使用して、ロータリーダ カットにより円盤状の打ち抜き加工を行っ 。打ち抜き加工は、ラインスピード5m/minで れる光硬化性転写材シートを、第1の長尺剥 離シート側から、ダイロールのロール表面に 同心円状に設けられた楕円形状の内刃(式Iに いて、r=11mm、a=1.01)と外刃(式Iにおいて、r=60 mm、a=1.05)とを接触させることにより行った。 外刃の高さは内刃の高さより38μm低く設けた 同心円の中心が、光硬化性転写材シートの 方向の中央部で、長手方向に125mmの間隔で 置するように打ち抜きを行った。ラインス ードは、速度を変えつつ試験的な打ち抜き 数回行い、真円に近い形状が得られる速度 なるように微調整した。内円の打ち抜きは 第1の長尺剥離シート、光硬化性転写層及び 2の長尺剥離シートの3層全てを全て打ち抜 (フルカット、全抜き)ように行い、外円の打 ち抜きは、第1の長尺剥離シート及び光硬化 転写層の2層を打ち抜いて最後の1層に相当す る第2の長尺剥離シートは打ち抜かずに残す( ーフカット、部分抜き)ように行った。フル カットされた内円の内側部分はカス部分とし て完全に除去し、ハーフカットされた外円の 周囲部分もまた、カス部分として剥離して除 去した。こうして、長尺剥離シートの表面の 幅方向中央部の領域に、円盤状光硬化性転写 層とその上に設けられた円盤状剥離シートと の積層体が、長手方向に設けられてなる光硬 化性転写円盤シートを、楕円形状の刃を使用 したロータリーダイカットにより作成した。

 [比較例1]
 <光硬化性転写材シートの作製>
 実施例1と同様に光硬化性転写材シートを作 製した。

 <光硬化性転写円盤シートの作製>
 作製された光硬化性転写材シートを、トム ン刃(塚谷刃物(株)製)を使用して円盤状の打 ち抜き加工を行った。打ち抜き加工は、上記 実施例1と同じ光硬化性転写材シートを切断 て作成して枚葉シート(幅200mm、長さ600mm)を 意し、これに対して行った。上記実施例1と じく第1の長尺剥離シート側から、円状の内 刃(直径22mm)と円状の外刃(直径120mm)とで、内 と外円が同心円状になるように打ち抜くこ により行った。外刃の高さは内刃の高さよ 38μm低く設けた。実施例1と同様に、同心円 中心が、光硬化性転写材シートの幅方向の 央部で、長手方向に125mmの間隔で位置するよ うに打ち抜きを行った。また、実施例1と同 に、内円の打ち抜きは、フルカット(全抜き) により行い、外円の打ち抜きは、ハーフカッ ト(部分抜き)により行った。生じたカス部分 、実施例1と同様に除去した。こうして、長 尺剥離シートの表面の幅方向中央部の領域に 、円盤状光硬化性転写層とその上に設けられ た円盤状剥離シートとの積層体が、長手方向 に設けられてなる光硬化性転写円盤シートを 、トムソン刃を使用した逐次打ち抜きにより 作成した。

 [比較例2]
 <光硬化性転写材シートの作製>
 実施例1と同様に光硬化性転写材シートを作 製した。

 作製された光硬化性転写材シートを、実 例1と同様に、ダイロールマシンSRD-W350(ソル テック工業(株)製)を使用して、ロータリーダ イカットにより円盤状の打ち抜き加工を行っ た。但し、実施例1とは異なり、楕円形状で なく円形状の内刃(直径22mm)及び外刃(直径120m m)を使用した。また、速度を変えた試験的打 抜きによるラインスピードの微調整は、行 なかった。こうして、長尺剥離シートの表 の幅方向中央部の領域に、円盤状光硬化性 写層とその上に設けられた円盤状剥離シー との積層体が、長手方向に設けられてなる 硬化性転写円盤シートを、円形状の刃を使 したロータリーダイカットにより作成した

 [評価方法と結果]
 実施例1、比較例1及び比較例2で作製した光 化性転写円盤シートの上の円盤について、 ち抜き断面の外観精度、打ち抜きの高さ精 、打ち抜きの真円精度を評価した。評価はx -yステージを備えた光学顕微鏡下の観察によ て以下のように行った。

 打ち抜き断面の外観精度の評価: 光硬化 転写円盤の積層体が押し潰され、光硬化性 料が積層体からはみ出てしまった状態の断 を×と評価し、光硬化性転写円盤の積層体 押し潰されることなく積層構造を保ったま 切断された状態の断面を○と評価した。

 打ち抜きの高さ精度の評価: 意図通りの ち抜きの深さが達成されて、内円の打ち抜 がフルカット(全抜き)となり、外円の打ち きがハーフカット(部分抜き)となっているも のを、高さ精度が○であると評価し、打ち抜 きの深さにばらつきが生じて所望のハーフカ ットとフルカットにならなかったものを、高 さ精度が×であると評価した。

 打ち抜きの真円精度の評価: 外刃により 円として打ち抜かれた円盤の円周、及び内 により内円として打ち抜かれた円盤の内孔 円周のそれぞれについて、光硬化性転写材 ートの搬送方向(x軸方向)とロールの軸方向( y軸方向)との2方向の直径の長さを光学顕微鏡 下で測定した。そして、外円又は内円のどち らか一方でも、y軸方向の直径に対してx軸方 の直径の長さが、1%以上異なっているもの 真円から遠い形状であるとして、打ち抜き 真円精度を×と評価した。外円及び内円の両 方で、y軸方向に対するx軸方向の直径の長さ 1%未満であるものは真円に近い形状である して、打ち抜きの真円精度を○と評価した

 得られた評価を次の表に示す。

 実施例1の光硬化性転写円盤シートの上の 円盤は、その断面においては積層体構造が保 たれ、フルカットとハーフカットは所望通り に行われ、さらに極めて真円に近い平面形状 を有するものであった。これに対して、比較 例1の円盤は、平面形状としては真円に近い 態が得られたものの、断面の積層体構造は 断時に押し潰されて切断面からは光硬化性 料がはみ出た部分が生じており、また打ち きの深さが一様ではなく、フルカットとハ フカットの形成が所望通りに行われない場 があった。また、比較例2の円盤は、断面の 層体構造が保たれ、フルカットとハーフカ トも所望通りに行われていたものの、平面 状は真円から遠く、楕円に近いものとなっ いた。

 すなわち、トムソン刃による打ち抜きは 面の積層体の保持や打ち抜きの高さ精度で 題があり、円形状の打ち抜き刃によるロー リーダイカットでは真円精度に問題がある 、本発明の楕円形状の打ち抜き刃によるロ タリーダイカットによる方法では、その全 について優れた打ち抜きが可能であること わかった。

 本発明の製造方法により得られる光硬化 転写円盤シートは、DVD等の光情報記録媒体 求められる高い厚み精度、均一性、真円精 を備えた円盤状積層体が設けられているた に、本発明の製造方法は高精度の光情報記 媒体の製造に特に適したものとなっている