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Title:
METHOD OF PRODUCING SEAMLESS METAL TUBE AND PUNCH FOR USE THEREIN
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122620
Kind Code:
A1
Abstract:
A hole (30) is formed in the center of the rear end face (20) of a round billet (10). The hole (30) has a predetermined depth from the rear end face (20) and a plurality of grooves (31) are provided in the side surface thereof. Each groove (31) extends in the depth direction of the hole (30). Pierce-rolling of the round billet (10) having a hole (30) is performed using a punch having a plug. During pierce-rolling, the base of the hole (30) is broken through with the plug and a protrusion becoming the starting point of bur is formed, and the protrusion is absorbed by the groove (31) as the plug advances. Consequently, occurrence of burs at the rear end of a hollow bare tube after pierce-rolling thereof can be suppressed.

Inventors:
SHIMODA, Kazuhiro (5-33, Kitahama 4-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 54100, JP)
下田 一宗 (〒41 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 Osaka, 54100, JP)
YAMAKAWA, Tomio (5-33, Kitahama 4-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 54100, JP)
山川 富夫 (〒41 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 Osaka, 54100, JP)
Application Number:
JP2008/072746
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
December 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMITOMO METAL INDUSTRIES, LTD. (5-33, Kitahama 4-chome Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 54100, JP)
住友金属工業株式会社 (〒41 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 Osaka, 54100, JP)
SHIMODA, Kazuhiro (5-33, Kitahama 4-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 54100, JP)
下田 一宗 (〒41 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 Osaka, 54100, JP)
YAMAKAWA, Tomio (5-33, Kitahama 4-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 54100, JP)
International Classes:
B21B23/00; B21B19/04
Attorney, Agent or Firm:
UEBA, Hidetoshi et al. (Intelix International, Aqua Dojima West4-16, Dojimahama 1-chome, Kita-k, Osaka-shi Osaka 04, 53000, JP)
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Claims:
 複数の傾斜ロールと前記複数の傾斜ロールの間に配設されたプラグとを備えた穿孔機を用いた継目無金属管の製造方法であって、
 ビレットを準備する工程と、
 前記ビレットの後端中央部に、前記ビレットの軸方向に所定の深さを有し、内面に溝を有する穴を形成する工程と、
 前記穿孔機により、前記穴が形成されたビレットを先端から穿孔圧延する工程とを備えることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項1に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記溝は、前記穴の側面に形成され、前記穴の深さ方向に延びることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項2に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記穴を形成する工程は、
 柱状部と、前記柱状部の表面に形成され、前記柱状部の軸方向に延びる凸部とを備えるポンチを準備する工程と、
 前記ビレットの後端中央部に前記ポンチを押し込む工程とを含むことを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項3に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記ポンチを押し込む工程は、
 前記穿孔機の前方に配設され、前記ビレットを押すための押し棒と、前記押し棒を前進させる駆動装置とを備えたプッシャの前記押し棒の先端に、前記ポンチを取り付ける工程と、
 前記プッシャにより、前記ポンチを前記ビレットの後端中央部に押し込む工程とを含み、
 前記穿孔圧延する工程は、
 前記ポンチを押し込まれたビレットをプッシャにより前進させて、前記ビレットを前記複数の傾斜ロールに噛み込ませることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項3に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記柱状部の外径は、前記柱状部の先端から後端に向かって徐々に大きくなることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項2に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記溝はさらに、前記穴の底面に形成されることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 請求項1に記載の継目無金属管の製造方法であって、
 前記溝は、前記穴の底面に形成されることを特徴とする継目無金属管の製造方法。
 ビレットの端面中央部に穴を形成するためのポンチであって、
 柱状部と、
 前記柱状部の表面に形成され、前記柱状部の軸方向に延びる凸部とを備えることを特徴とするポンチ。
 請求項8に記載のポンチであって、
 前記柱状部の外径は、前記柱状部の先端から後端に向かって徐々に大きくなることを特徴とするポンチ。
Description:
継目無金属管の製造方法及びそ に用いられるポンチ

 本発明は、継目無金属管の製造方法及び れに用いられるポンチに関し、さらに詳し は、穿孔機を用いた継目無金属管の製造方 及びそれに用いられるポンチに関する。

 鋼管の製造方法の1つに、穿孔機を用いて 継目無金属管を製造する方法がある。穿孔機 は、パスラインの周りに等間隔に配設された 複数の傾斜ロールと、複数の傾斜ロールの間 のパスライン上に配置されるプラグとを備え る。

 穿孔機を用いた継目無金属管の製造方法 次のとおりである。初めに、加熱された丸 レットを準備し、パスライン上に配置する 穿孔機の前方に配置されたプッシャを用い 、丸ビレットを複数の傾斜ロールの間に押 込む。丸ビレットが複数の傾斜ロールに噛 込まれると、丸ビレットは螺旋状に回転し がら傾斜ロール及びプラグにより穿孔圧延 れ、中空素管となる。

 穿孔圧延中、プラグは丸ビレットを穿孔 るが、プラグ先端が丸ビレットの後端から け出るとき、丸ビレットの後端部のうち、 ラグ先端が抜け出る直前までプラグ先端と 触していた鋼部分が突き破られる。突き破 れた鋼部分は、バリとなって中空素管内面 は端部に残存する。

 バリは、穿孔圧延後に実施されるエロン ータやサイジングミル等の圧延工程におい 、中空素管に内面疵を発生させる。

 このようなバリの発生を防止する方法が 実開昭59-148102号公報、実開昭62-199201号公報 特開平7-214112号公報に開示されている。こ らの文献に開示された方法では、ポンチ又 ガスを用いて、穿孔圧延前の丸ビレットの 端中央部に所定の深さの穴を形成する。そ て、穴が形成された丸ビレットを穿孔圧延 る。これらの文献では、丸ビレットの後端 央部に穴を形成することにより、バリとな 得る余肉が削除され、その結果、バリの発 を抑制できるとしている。

 また、上述の方法と異なる他の方法が、 開平7-214113号公報に開示されている。この 法では、後端面に一状又は十状の溝が形成 れた丸ビレットを穿孔圧延する。この文献 よると、後端面に一状又は十条の溝が形成 れるために端面中央領域に余肉が存在しな かあるいは余肉が少ないので、バリの発生 抑制できるとしている。

 要するに、これらの文献に記載された方 は、ビレット後端中央部を削ることにより バリとなり得る余肉を減らしてバリの発生 抑えることができるとしている。

 しかしながら、これらの方法を採用した 合であっても、依然としてバリが発生する 合がある。

 本発明の目的は、穿孔圧延後の中空素管 後端にバリが発生するのを抑制できる継目 金属管の製造方法を提供することである。

 本発明による継目無金属管の製造方法は 複数の傾斜ロールと、複数の傾斜ロールの に配設されたプラグとを備えた穿孔機を用 る。本発明の継目無金属管の製造方法は、 レットを準備する工程と、ビレットの後端 央部に、ビレットの軸方向に所定の深さを し、内面に溝を有する穴を形成する工程と 穿孔機により、穴が形成されたビレットを 端から穿孔圧延する工程とを備える。

 本発明による継目無金属管の製造方法で 、穴の内面に溝が形成される。穿孔圧延中 プラグの先端がビレット後端の穴の底面部 突き破るとき、突き破られた底面の鋼部分 、バリの起点となり得る突起部を形成しよ とする。しかしながら、穴の内面に形成さ た溝により、突起部となり得る鋼部分が吸 される。さらに、穴を形成することにより 突起部のサイズを増大させ得る余肉が既に 去されている。そのため、バリの発生を抑 できる。

 好ましくは、穴の内面は、側面と底面と 含む。穴の溝は、穴の側面に形成され、穴 深さ方向に延びる。

 上述のとおり、プラグに突き破られた穴 底面の鋼部分は、バリの起点となる突起部 形成し得る。しかし、プラグの前進ととも 突起部がビレット後端面側に移動するにと ない、突起部は、穴の長手方向に延びた溝 吸収される。そのため、バリの発生が抑制 れる。

 好ましくは、溝は、穴の底面に形成され 。

 この場合、プラグに突き破られた穴の底 の鋼部分が、突起部を形成する前に、穴の 面に形成された溝に吸収される。そのため バリの発生を抑制できる。

 好ましくは、穴を形成する工程は、柱状 と、柱状部の表面に形成され、柱状部の長 方向に延びる凸部とを備えたポンチを準備 る工程と、ビレットの後端中央部にポンチ 押し込む工程とを含む。

 この場合、上述の溝を有する穴をポンチ より容易に形成できる。

 好ましくは、柱状部の外径は、柱状部の 端から後端に向かって徐々に大きくなる。

 この場合、ポンチはテーパ形状を有する そのため、ビレットの後端中央部にポンチ 押し込んだ後、ポンチを引き抜きやすい。

 好ましくは、ポンチを押し込む工程は、 孔機の前方に配設され、ビレットを押すた の押し棒と、押し棒を前進させる駆動装置 を備えたプッシャの押し棒の先端に、ポン を取り付ける工程と、プッシャにより、ポ チをビレットの後端中央部に押し込む工程 を含み、穿孔圧延する工程は、ポンチを押 込まれたビレットをプッシャにより前進さ て、ビレットを複数の傾斜ロールに噛み込 せる。

 この場合、プッシャにより上述の溝付き を形成し、かつ、ビレットを複数の傾斜ロ ルに噛み込ませることができる。

 本発明によるポンチは、上述の継目無金 管の製造方法に用いられる。

本発明の実施の形態による丸ビレット 端部の斜視図である。 図1に示した丸ビレットの正面図である 。 図1に示した丸ビレットの側面図である 。 図1に示した穴を形成するためのポンチ の正面図である。 図4に示したポンチの側面図である。 図1に示した穴を形成するためのクラン クダイスの正面図である。 図1に示した丸ビレットを穿孔圧延する 穿孔機及びプッシャの構成を示す模式図であ る。 図7の穿孔機の側面図である。 穿孔圧延によりバリが発生するメカニ ムを説明するための図である。 図9に続く工程を説明するための図で る。 図10に続く工程を説明するための図で る。 図1と異なる形状の穴が形成された丸 レットの正面図である。 図12に示した丸ビレットの側面図であ 。 図1及び図12と異なる形状の穴が形成さ れた丸ビレットの斜視図である。 図14に示した丸ビレットの正面図であ 。 図14に示した丸ビレットの側面図であ 。 図1、図12及び図14と異なる形状の穴が 成された丸ビレットの正面図である。 図17に示した丸ビレットの側面図であ 。 図17に示した穴を形成するためのポン の正面図である。 図19に示したポンチの側面図である。 図19に示したポンチを用いた穴の形成 法を説明するための模式図である。 図20と異なる形状のポンチの側面図で る。

 以下、図面を参照し、本発明の実施の形 を詳しく説明する。図中同一又は相当部分 は同一符号を付してその説明は繰り返さな 。

 [第1の実施の形態]

 本実施の形態による継目無金属管の製造 法では、図1~図3に示すような丸ビレットを 備し、準備された丸ビレットを用いて穿孔 延する。

 図1~図3を参照して、丸ビレット10の後端 20の中央部には穴30が形成される。穴30は、 端面20から所定の深さを有する。穴30はさら 、側面に複数の溝31を有する。各溝31は穴の 深さ方向に延びる。各溝31は、丸ビレット10 軸心の周りに等間隔に配置されている。

 穴30は、以下の方法で形成する。図4及び 5に示すようなポンチを準備する。図4及び 5を参照して、ポンチ100は、柱状部101と、柱 部101の表面に形成される4つの凸部102とを備 える。

 柱状部101の横断形状は円である。柱状部1 01の先端面は丸みを帯びている。なお、柱状 101の先端面は平坦であってもよい。柱状部1 01の後端は、円柱状の土台103の底面に固定さ る。なお、土台103の他方の底面には、固定 具104が形成されている。固定治具104はたと ば雄ネジである。

 凸部102は、柱状部101の表面に形成される 各凸部102は、柱状部101の軸方向に延びる。 して、各凸部102は円周方向に等間隔に配設 れる。各凸部102は、穴30内の溝31を形成する 役割を有する。

 上述のポンチ100を用いた穴30の形成方法 以下のとおりである。加熱炉から丸ビレッ 10を抽出後、図6に示すクランプダイス400で ビレット10を拘束する。クランプダイス400は 、円形の孔型を有するダイス401及び402と、ダ イス401を昇降する駆動装置403とを備える。

 拘束された丸ビレット10の後端面20の中央 部に、図示しない油圧シリンダの先端に取り 付けたポンチ100を押し込み、穴30を形成する たとえば油圧シリンダの先端面には、固定 具104に対応した雌ネジが形成され、ポンチ1 00は螺着により油圧シリンダ先端に取り付け れる。

 以上の方法により穴30は形成されるが、 の方法でも穴30を形成することができる。た とえば、丸ビレット10の後端面の中央部を、 ラズマガス等で溶融することにより、溝31 有する穴30を形成してもよい。

 なお、図5では、柱状部101は円柱状である が、柱状部101の外径は柱状部101の先端から後 端に向かうに従って徐々に大きくなってもよ い。この場合、丸ビレット10の後端に押し込 れたポンチ100が抜けやすくなる。

 穴30を形成した後、丸ビレット10を穿孔機 を用いて穿孔圧延する。図7及び図8を参照し 、穿孔機200は、2つのコーン型傾斜ロール( 下、単に傾斜ロールという)1と、プラグ2と 芯金3とを備える。

 2つの傾斜ロール1は、パスラインPLを挟ん で互いに対向して配置される。各傾斜ロール 1は、パスラインPLに対して、傾斜角δ及び交 角γを有する。プラグ2は2つの傾斜ロール1 間であって、パスラインPL上に配置される。 芯金3は、穿孔機200の出側のパスラインPLに沿 って配置され、その先端はプラグ2の後端と 続される。

 プッシャ4は、穿孔機200の入側前方に、パ スラインPLに沿って配置される。プッシャ4は 、シリンダ本体41と、シリンダ軸42と、接続 材43と、ビレット押し棒44とを備える。ビレ ト押し棒44は接続部材43により、周方向に回 転可能にシリンダ軸42と連結される。接続部 43は、ビレット押し棒44を周方向に回転可能 にするためのベアリングを含む。

 駆動装置であるシリンダ本体41は、油圧 又は電動式であり、シリンダ軸42を前進及び 後退させる。プッシャ4は、ビレット押し棒44 の先端面を丸ビレット10の後端面20に当接さ 、シリンダ本体41によりシリンダ軸42及びビ ット押し棒44を前進させることで、丸ビレ ト10を後方から押し進める。

 プッシャ4と傾斜ロール1との間のパスラ ンPL上には、入口ガイド7が配設される。入 ガイド7は、丸ビレット10がプッシャ4に押さ て前進している間、丸ビレット10がパスラ ンPLからずれるのを抑制する。

 穴30を有する丸ビレット10を、傾斜ロール 1とプッシャ4との間のパスラインPL上に配置 る。このとき、丸ビレット10の後端面20はプ シャ4と対向し、丸ビレット10の先端面はプ グ2と対向する。

 プッシャ4は、丸ビレット10をパスラインP Lに沿って押し進め、2つの傾斜ロール1の間に 押し込む。丸ビレット10は、2つの傾斜ロール 1に噛み込まれる。丸ビレット10は、傾斜ロー ル1により螺旋状に回転しながら前進して、 心にプラグ2を押し込まれる。そして、プラ 2及び傾斜ロール1は、丸ビレット10を穿孔圧 延する。

 穴30を有する丸ビレット10を穿孔圧延して 中空素管とした場合、中空素管の後端にはバ リが発生しにくい。その理由として、以下の 事項が推定される。

 従来技術では、図9に示すように、余肉( ラグ穿孔によりはみ出すビレットの肉量)と り得る後端中央部を予め除去して、穴70を 成する。しかしながら、図10に示すように、 プラグ2の先端が穴70の底面を突き破るときに 、穴70の底面近傍の鋼部分が引き裂かれて、 起部71が形成される。穴70の内面は溝を有さ ないなめらかな面であるため、ひとたび突起 部71が発生すれば、プラグ2が前進するにつれ て突起部71が成長する。その結果、図11に示 ように、穿孔圧延後の中空素管の後端に、 リ72が発生する。

 一方、丸ビレット10に穴30を形成した場合 、穴30の側面には溝31が形成されている。穿 中のプラグ2の先端が穴30の底面部を突き破 とき、図10と同様に、プラグ2の先端に突き られた鋼部分は、突起部を形成しようとす 。しかしながら、穴30の側面には溝31が形成 れているため、プラグ2が進むにつれ、突起 部を形成しようとする鋼部分は、溝31に吸収 れる。溝31が突起部を形成しようとする鋼 分を吸収するため、穿孔圧延後のビレット10 の後端には、バリが発生しにくい。

 以上より、溝31を有する穴30の形成により 、穿孔圧延後の中空素管にバリが発生するの を抑制できる。そのため、中空素管をエロン ゲータやサイジングミル等で所定の寸法に圧 延して継目無金属管とした場合、継目無金属 管に内面疵が発生しにくい。

 丸ビレット10の外径をDb(mm)、穴30の深さを Hd(mm)、穴30の直径をHw(mm)、溝31の幅をGw(mm)、 31の深さをGd(mm)とした場合、以下の式(1)~(4) 満たすのが好ましい。

 Hw/Db≧0.11 (1)

 Hd/Db≧0.10 (2)

 Gw/Db≧0.04 (3)

 Gd/Db≧0.02 (4)

 ただし、式(1)~(4)を満たさない場合であっ ても、バリの発生をある程度抑制することが できる。

 図1~3では、穴30に4つの溝31を形成したが 溝の数は1以上あればよい。たとえば、図12 び図13に示すように、互いに対向する2つの 31を有する穴35を丸ビレット10に形成しても い。

 また、穴30は円柱状としたが、穴30の形状 は、穴30の開口部から穴30の底面に向かって 々に内径が小さくなる円錐台状又は円錐状 あってもよい。また、穴30の底面は凹状の丸 みをおびていてもよい。

 [第2の実施の形態]

 第2の実施の形態による継目無金属管の製 造方法では、図14~図16に示す穴50を丸ビレッ 10に形成する。

 穴50は、後端面20の中央部に形成される。 穴50は、後端面20から所定の深さを有する。 50はさらに、底面に複数の溝51が形成される 図14~図16では、2つの溝51が互いに直交して る。また、各溝51は、丸ビレット10の軸心CNT 交差するように形成される。なお、穴50の 面に溝は形成されていない。

 穴50の形成方法は、第1の実施の形態と同 である。具体的には、溝51に対応する凸部 柱状部の先端面に有するポンチを、加熱さ た丸ビレット10の後端に押し込んで穴50を形 する。

 穴50が形成された丸ビレット10を、第1の 施の形態と同様に穿孔圧延する。つまり、 ビレット10の先端を傾斜ロール1の間に押し み、穿孔圧延する。

 丸ビレット10は、底面に溝51が形成された 穴50を有する。そのため、穿孔圧延により製 された中空素管の後端にバリが発生しにく 。その理由として以下の事項が推定される

 丸ビレット10を穿孔中のプラグ2の先端が 穴50の底面を突き破るとき、プラグ2の先端 、溝51と軸心CNTとが交差する領域を突き破 。このとき、突き破られた鋼部分が突起部 形成しようとするが、突起部を形成しよう する鋼部分は溝51に吸収される。さらに、突 起部を成長させる余肉は、穴50が形成されて るために既に除去されている。つまり、溝5 1により、バリの起点となりうる突起部の発 を抑制し、さらに、穴50により、突起部の成 長を抑制する。そのため、バリの発生が抑制 される。

 なお、穴50の底面に形成される溝51は、1 であってもよいし、3以上であってもよい。

 [第3の実施の形態]

 丸ビレット10の後端面20に形成される穴の 側面及び底面に、1又は複数の溝を形成して よい。たとえば、図17及び図18に示すように 穴60の側面及び底面に、複数の溝61が形成さ れてもよい。このとき、溝61のうち、底面に 成される部分は、丸ビレットの軸心と交差 る。

 丸ビレット10を穿孔中のプラグ2の先端が 60の底面を突き破るとき、突き破られた鋼 分が突起部を形成しようとするが、穴60の底 面及び側面に形成された溝61に吸収される。 のためバリの発生が抑制される。

 [第4の実施の形態]

 上述の実施の形態で利用されるポンチは プッシャ4の先端に取り付けてもよい。以下 、図17及び図18に示す穴60を、プッシャ4に取 付けたポンチで形成する方法について説明 るが、他の形状の穴30、35、50についても同 である。

 図19及び図20を参照して、ポンチ300は、柱 状部301と、柱状部301の表面に形成される4つ 凸部302とを備える。

 柱状部301の横断形状は円状であり、柱状 301の先端は丸みを帯びている。また、柱状 301の外径は、先端から後端に向かうにした って徐々に大きくなる。柱状部301は土台103 取り付けられる。

 各凸部302は、柱状部301の表面に形成され 。また、各凸部302は、柱状部301の軸方向に びる。各凸部302は円周方向に等間隔に配設 れる。

 ポンチ300は、図21に示すように、プッシ 4のビレット押し棒44の先端に取り付けられ 。ビレット押し棒44の先端面の中央には、固 定治具104に対応した雌ネジが形成されている 。ポンチ300は、ビレット押し棒44の先端に螺 され、固定される。なお、ポンチ300とビレ ト押し棒44との間に、スラストベアリング 配設してもよい。

 ポンチ300を取り付けた後、後端面に穴が 成されていない丸ビレット10を、穿孔機200 プッシャ4との間のパスラインPL上に配置す 。また、入口ガイド7の出口(つまり、入口ガ イド7の2つの端部のうち、傾斜ロール1に近い 端部)に遮へい板8を取り付ける。

 遮へい板8を取り付けた後、プッシャ4で ビレット10を押して前進させる。そして、丸 ビレット10の先端面が遮へい板8に接触した後 も、プッシャ4は丸ビレット10を押し続ける。 ビレット押し棒44の先端に取り付けられたポ チ300は、丸ビレット10の後端面の中央部に し込まれ、穴60が形成される。

 ポンチ300が丸ビレット10の後端面に押し まれたとき、プッシャ4は丸ビレット10を押 のを止める。遮へい板8が取り外された後、 ッシャ4は再び丸ビレット10を押して前進さ る。その結果、丸ビレット10は傾斜ロール1 噛み込まれ、穿孔圧延が開始される。この き、プッシャ4は丸ビレット10を押すのを止 る。丸ビレット10は、穿孔圧延されて前進 るため、ポンチ300が丸ビレット10の後端面か ら抜ける。なお、丸ビレット10が傾斜ロール1 により周方向に回転すると、接続部材43によ 、ポンチ300も丸ビレット10とともに回転す 。

 ポンチ300の柱状部301は、先端から後端に かって徐々に外径が大きくなる、いわゆる ーパ形状を有する。そのため、穿孔圧延時 、ポンチ300は丸ビレット10から抜けやすい

 上述の方法では、柱状部301はテーパ形状 したが、たとえば、図22に示すように、柱 部301は円柱状であってもよい。ただし、柱 部301がテーパ形状である方が、丸ビレット10 から抜けやすい。

 複数の丸ビレットを準備した。各丸ビレッ の外径は70mmであり、材質は機械構造用炭素 鋼(JIS規格のS45Cに相当)とした。準備された各 丸ビレットの後端面中央部に、表1に示す形 の穴を放電加工により作製した。

 表1を参照して、「穴タイプ」欄は、各番 号のビレットに形成された穴の種類を示す。 「円柱状」は、穴の形状が円柱であることを 示し、従来例を想定している。「穴30」は、 1~図3に示すように、側面に4つの溝31を有す 穴30が形成されたことを示す。「穴35」は、 図12及び図13に示すように、側面に2つの溝31 有する穴35が形成されたことを示す。「穴50 は、図14~図16に示すように、底面に溝51を有 する穴50が形成されたことを示す。

 表1中の「穴寸法」は、各穴の寸法を示す 。図2、図3、図12、図13、図15及び図16に示す うに、「Hw」は、各穴の直径(mm)を示す。「Hd 」は穴の深さ(mm)を示す。「Gw」は穴の側面に 形成された溝の幅(mm)を示し、「Gd」は溝の深 さ(mm)を示す。「Cw」は穴の底面に形成された 溝の幅(mm)を示し、「Cd」は溝の深さ(mm)を示 。

 表1中の「穴寸法比」は、丸ビレット直径 Db(=70mm)に対する各穴寸法の比を示す。

 各番号の丸ビレットを5本ずつ準備した。 そして、図7に示す構成の穿孔機を用いて、 丸ビレットを同じ条件で穿孔圧延した。具 的には、各丸ビレットを加熱炉で加熱した このとき、加熱温度は1200℃とした。加熱さ た丸ビレットを穿孔圧延し、外径81mm、肉厚 11mmの中空素管とした。

 製造された中空素管の後端にバリが発生 ているか否かを目視により判断した。そし 、各番号について、穿孔圧延した本数(5本) 対するバリが発生した本数Pの比(=P/5)を、バ リ発生率(%)として求めた。

 求めたバリ発生率を表1に示す。表1を参 して、従来例である番号1の丸ビレットでは バリ発生率が100%であり、5本の丸ビレット いずれにもバリが発生した。一方、番号2~番 号10の丸ビレットでは、いずれも、バリ発生 は40%以下であった。

 以上、本発明の実施の形態を説明したが 上述した実施の形態は本発明を実施するた の例示に過ぎない。よって、本発明は上述 た実施の形態に限定されることなく、その 旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形 を適宜変形して実施することが可能である