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Title:
METHOD OF REGULATING COMPOSITION OF MOLTEN METAL DURING CONTINUOUS CASTING AND APPARATUS THEREFOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069782
Kind Code:
A1
Abstract:
A method of regulating the composition of a molten metal in continuous casting. The method comprises continuously measuring the resistivity of a melt of copper and of a copper alloy, calculating the composition of the molten metal from the relationship between resistivity and component amount with respect to each component, the relationship having been grasped beforehand, and correcting the composition of the copper alloy melt based on the results of the calculation. In the calculation of the composition, a relationship with temperature or dissolved-oxygen concentration may be taken into account.

Inventors:
YOSHIDA, Hirokazu (2-3, Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 22, 1008322, JP)
吉田 浩一 (〒22 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 古河電気工業株式会社内 Tokyo, 1008322, JP)
TAKAZAWA, Tsukasa (2-3, Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 22, 1008322, JP)
Application Number:
JP2008/071726
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
November 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
THE FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD. (2-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 22, 1008322, JP)
古河電気工業株式会社 (〒22 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 Tokyo, 1008322, JP)
YOSHIDA, Hirokazu (2-3, Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 22, 1008322, JP)
吉田 浩一 (〒22 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 古河電気工業株式会社内 Tokyo, 1008322, JP)
International Classes:
B22D11/108; B22D1/00; B22D11/00; B22D11/06; B22D21/00; C22B15/14
Attorney, Agent or Firm:
IIDA, Toshizo (ISHII Bldg. 3F, 1-10 Shimbashi 3-chome,Minato-k, Tokyo 04, 1050004, JP)
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Claims:
 銅及び銅合金の溶湯中の比抵抗を連続的に測定し、予め把握している各成分における比抵抗と成分量の関係から溶融金属の成分組成を算出し、その結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正することを特徴とする連続鋳造中の溶融金属の成分調製方法。
 銅及び銅合金の溶湯中の温度を連続的に測定し、その値も考慮して成分の関係から溶融金属の成分組成を算出し、その結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正することを特徴とする請求項1記載の連続鋳造中の溶融金属の成分調製方法。
 銅及び銅合金の溶湯中の溶存酸素を連続的に測定し、その値も考慮して成分の関係から溶融金属の成分組成を算出し、その結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正することを特徴とする請求項1または2記載の連続鋳造中の溶融金属の成分調製方法。
 銅及び銅合金の溶湯中の比抵抗を連続的に測定する手段と、予め把握している比抵抗と成分の関係から溶融金属の成分組成を算出する手段と、その演算結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正する手段を有することを特徴とする連続鋳造中の溶融金属の成分調製装置。
 銅及び銅合金の溶湯中の温度を連続的に測定する手段と、その値も考慮して成分の関係から溶融金属の成分組成を算出する手段と、その演算結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正する手段とを有することを特徴とする請求項4記載の連続鋳造中の溶融金属の成分調製装置。
 銅及び銅合金の溶湯中の溶存酸素を連続的に測定する手段と、その値も考慮して成分の関係から溶融金属の成分組成を算出する手段と、その演算結果に基づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正する手段とを有することを特徴とする請求項4または5記載の連続鋳造中の溶融金属の成分調製装置。
Description:
連続鋳造中の溶融金属の成分調 方法及びその装置

 本発明は、銅合金材を連続鋳造で製造す 際に、溶融金属の成分の調製を行う方法及 その装置に関する。

技術背景

 銅合金を鋳造するにあたって、最も一般 な方法(A)として、以下の工程が知られてい 。まず、溶解炉(電気炉、ガス炉)に銅原料 スクラップ及び添加元素もしくはそれを含 する母合金固体を投入し、溶解を行う。そ 後炉内の材料が全て溶解後、炉内から分析 サンプルを採取して化学分析もしくは機器 析によって成分を確認し成分調整を行う。 定の成分を確認後に鋳造を施す。

 その他のケースとして、純銅溶湯移送中に 金元素を添加する方式がある。その中で、 体を添加する方式(B)として、例えば次のも を挙げることができる。
a.銅合金線のSCRやContirod鋳造法で、溶解炉と 造機の間で添加元素を投入することで所定 合金組成にして鋳造する(例えば、特許文献1 参照)。
b.銅及び銅合金を鋳造する鋳造ラインの最後 に、合金元素を添加配合する配合樋と添加 合ルツボが設けられ、ルツボの内部の溶湯 間接加熱する連続鋳造装置(例えば、特許文 献2参照)。
c.溶解炉により金属を溶解し樋移送し、鋳型 て鋳造する方法において、前記樋に加熱溶 貯留部を設け、溶湯貯留部内の溶湯に粒状 合金元素を連続的に落下添加する合金の連 鋳造方法(例えば、特許文献3参照)。
d.無酸素銅の溶銅が供給される加熱炉を有し 該加熱炉には、合金元素を添加できる第1の 添加手段が備えられるとともに、加熱炉の下 流側に溶銅が通過する樋を介してタンディシ ュが配備され、樋とタンディシュとのいずれ か一方に、第2の添加手段が備えられた銅合 の連続製造装置(例えば、特許文献4参照)。

 更に、連続鋳造中の溶湯移送工程において 融金属を直接添加する方法(C)として、例え 次に示されるものが知られている。
e.合金元素を半溶融または溶融状態にして連 鋳造のタンディッシュ直上で溶融金属内に 元素を滴下して化学成分調整し、均質溶湯 作成する(例えば、特許文献5参照)。
f.溶銅をタンディッシュ内に収容すると共に タンディッシュ内の溶銅中に、Ni-P化合物の 形態にて添加し、連続鋳造する高導電性銅合 金の製造方法(例えば、特許文献6参照)。
g.添加合金成分から成る線材をアーク放電に り連続的に溶融または半溶融し、基本合金 分の流動する溶湯に添加する、合金の連続 造方法(例えば、特許文献7参照)。
 また、連続鋳造時の成分調整方法として、 続鋳造圧延で製造された荒引線の電気抵抗 連続的に測定し、その結果をフィードバッ する方法(D)が知られている。それは、溶融 属に連続的に添加元素を供給し、導電用合 を連続的に鋳造圧延する方法で、圧延後の 引線の該測定値により上記合金元素添加量 連続的に制御する(例えば、特許文献8参照)

 ところで、溶融金属の比抵抗は既に知ら ている。例えば、日本機械学会編集「金属 ーター・ブック」には純金属の比抵抗値が されており、その値は室温での比抵抗より 大きな値である(下記表1参照)。

 更に、SnとInの混合比率によって比抵抗が連 続的に変化することが報告されているが(非 許文献1)、この関係を用いて成分制御を行う 記載は見当たらない。
 この溶融金属の電気特性に着目したものと て溶融金属(特にアルミ合金)中の介在物を 出する方法(E)が示されている(例えば、特許 献9)。これは、電流経路の断面積減少分を ニターする手法で、電流経路内を介在物粒 が通過する際の電気信号の変化を検出する のであり、電気経路内の溶融金属の組成的 化に伴う抵抗値の変化を検出するものでは い。
 この他に電気的特性を連続鋳造に適応した のとして、複層材製造法(F)がある(例えば特 許文献10)。これは、表層部と内層部の化学成 分の異なる複層金属材を溶融金属から連続的 に製造するもので、鋳型内金属の電気抵抗を 測定して2種の金属の境界を推定し、境界位 が目標値と一致するように2種の金属の単位 間当たり供給量を制御する。

特開昭55-128353号公報

特開平6-63710号公報

特開平10-193059号公報

特開2006-341268号公報

特開昭59-169654号公報

特開平8-300119号公報

特開2002-86251号公報

特開昭58-65554号公報

特開昭59-171834号公報

特開平05-277641号公報 喜多、森田、松本『日本金属学会講演概 要』Vol.86、p. 166 (1980)「溶融In-Sn系合金の電 抵抗測定」

 方法(A)のように溶解炉で電気銅、他純金属 びそれらの母合金並びに転回屑(成分が判明 している製造工程内で発生するスリッター屑 や先後端の端末屑)を溶解する方式では、少 多品種を製造する際に前材質からの汚染を 避する為に複数回の炉洗いが必要となるが これは、大きなエネルギー・ロスとなり、 効率である。
 この炉洗いを回避するために、方法(B)(C)が 案された。これらの方式では、品種変更時 炉洗いが不要であり、容易に少量多品種の 産に対応できる。しかし、添加後の成分を 御するすべが無く、得られた鋳塊の成分を 析することで成分保証するだけであった。 れらの方法(B)(C)において、例えば搬送途中 添加成分材が引っ掛かるなどの停滞が生じ 場合には大量の成分不良が発生することも 々有った。

 この点を改善するために、方法(D)が提案さ ているが、添加位置から測定位置までの物 的な距離があることから、材料が移動する に時間が必要であり、そのために時差が生 る。そのために、タイムリーなフィードバ ク制御は出来なかった。また、方法(D)のよ な連続鋳造圧延方式では、圧延温度に依存 る。例えば圧延温度が低い場合には、固溶 合金の場合には材料に加工歪が蓄積され導 率が低くなることがあり、析出型合金の場 に圧延温度が低いと析出が進み、逆に導電 が高くなる。その為に、前述の方法(B)(C)と 様に、圧延上がり温度によっては自動制御 成立せず、大量の成分不良が発生した。
 溶融金属の電気的特性については広く知ら ており、溶融金属の構造等の検討や、介在 測定に利用されている。特に、この特性を 用して工業化されているのは方法(E)の介在 検出方法が挙げられるが、品質保証的なも であり、製造パラメーターとしては利用さ ていない。その他の方式としては、方法(F) どがあるが、特殊な事例のみである。

 多品種少量生産を行う折の品種変更時の り替えロス(炉洗い)を最少化するために、 続鋳造時に添加元素の主成分金属若しくは 合金の添加が有効である。しかし、その添 時の制御方式は多々あるが、その添加した 金の成分については出来栄え管理となって るし、全長保証はできない。そこで、本発 は、連続鋳造で銅合金を製造する際に、全 に渡って安定した合金成分組成を有する鋳 を製造することを課題とする。また、連続 に品種変更を行う際にも、添加量の調整を ることで、切り替えロスの軽減を図ること 課題とするものである。

 本発明者らは、上記課題に鑑み検討し、合 を連続的に製造する工程において、銅及び 合金溶湯の比抵抗を測定し、比抵抗と成分 成の関係を用いる知見を得、これに基づき 発明に至った。
 本発明によれば、以下の手段が提供される:
(1)銅及び銅合金の溶湯中の比抵抗を連続的に 測定し、予め把握している各成分における比 抵抗と成分量の関係から溶融金属の成分組成 を算出し、その結果に基づき前記銅合金の溶 湯中の成分組成を補正することを特徴とする 連続鋳造中の溶融金属の成分調製方法、
(2)銅及び銅合金の溶湯中の温度を連続的に測 定し、その値も考慮して成分の関係から溶融 金属の成分組成を算出し、その結果に基づき 前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正するこ とを特徴とする(1)記載の連続鋳造中の溶融金 属の成分調製方法、
(3)銅及び銅合金の溶湯中の溶存酸素を連続的 に測定し、その値も考慮して成分の関係から 溶融金属の成分組成を算出し、その結果に基 づき前記銅合金の溶湯中の成分組成を補正す ることを特徴とする(1)または(2)記載の連続鋳 造中の溶融金属の成分調製方法、
(4)銅及び銅合金の溶湯中の比抵抗を連続的に 測定する手段と、予め把握している比抵抗と 成分の関係から溶融金属の成分組成を算出す る手段と、その演算結果に基づき前記銅合金 の溶湯中の成分組成を補正する手段を有する ことを特徴とする連続鋳造中の溶融金属の成 分調製装置、
(5)銅及び銅合金の溶湯中の温度を連続的に測 定する手段と、その値も考慮して成分の関係 から溶融金属の成分組成を算出する手段と、 その演算結果に基づき前記銅合金の溶湯中の 成分組成を補正する手段とを有することを特 徴とする(4)記載の連続鋳造中の溶融金属の成 分調製装置、および、
(6)銅及び銅合金の溶湯中の溶存酸素を連続的 に測定する手段と、その値も考慮して成分の 関係から溶融金属の成分組成を算出する手段 と、その演算結果に基づき前記銅合金の溶湯 中の成分組成を補正する手段とを有すること を特徴とする(4)または(5)記載の連続鋳造中の 溶融金属の成分調製装置。
 本発明の上記及び他の特徴及び利点は、適 添付の図面を参照して、下記の記載からよ 明らかになるであろう。

本発明が適用される溶解工程及び連続 造圧延工程の一例を示す概略図である。 本発明が適用される溶解工程及び連続 造圧延工程の他の例を示す概略図である。 傾動式の添加元素用溶解炉からの出湯 を制御する方法を示す説明図である。 加圧式の添加元素用溶解炉からの出湯 を制御する方法を示す説明図である。 溶湯中に設置した比抵抗を検出する測 器の一例の概略図である。 溶湯中に設置した比抵抗を検出する測 器の他の例の概略図である。 溶湯中の酸素含有量と比抵抗の関係を すグラフである。 攪拌エネルギーと得られる鋳塊のNi分 値の偏差の関係を示すグラフである。 実施例における鋳造時間とSn濃度の変 を示すグラフである。

 本発明の溶融金属の成分調製方法およびそ 装置の実施の形態の種々の例について説明 る。尚、各図において同一要素には同一符 を付して重複する説明を省略する。
 まず、本発明の実施形態の前提について説 する。銅及び希薄銅合金をベルト&ホイ ル式または双ベルト式の移動鋳型を用いて 連続鋳造圧延する際の鋳型内面にはアセチ ンガスを不完全燃焼下で発生させた煤を繰 返し吹き付け奪熱量の安定化及び鋳型への 付けを防止しておおよそ800℃以上の高温鋳 を鋳造し、熱間圧延機にて連続圧延を行っ いる。ここで、析出強化型の銅合金の連続 造圧延においても溶体化状態を維持する上 、鋳塊温度を高くすることが極めて重要で る。鋳塊温度が低い場合には誘導加熱装置 用いて熱間圧延機の前または途中で昇温を みている。このことは、本発明者らが特願20 07-146226号等で既に提案済みである。

 図1及び図2は本発明が適用される溶解工程 び連続鋳造圧延工程の一例を示すもので、 ルト&ホイール式移動鋳型を用いた連続鋳 造装置の一例の概略図である(後続する熱間 延機、焼入れ装置等は図示せず)。図1及び図 2に示すように、シャフト炉1において原料銅 1090~1150℃で溶解させ、純銅溶湯をシャフト 1から保持炉2へ出湯させた後、保持炉2内に いて1100~1200℃で滞留させながら保持炉2内の 溶銅を、合流部(混合槽)4へ出湯させる。保持 炉2と合流部4との間に脱酸・脱水素ユニット3 を設けるのが好ましい。
 その後、合流部4にて、傾動式の添加元素用 溶解炉10(図1)又は加圧式の添加元素用溶解炉1 1(図2)から出湯した合金元素成分を含む高濃 融体を純銅溶湯に添加して、所定の合金組 となるように調整する。なお、添加元素用 解炉は1基で所定量の合金を製造することが きるが、より好ましくは2基以上設置し交互 に出湯することで大量の合金を製造すること ができる。

 合流部4からの合金溶湯は、フィルター5付 の樋6を通って鋳造ポット7内に連続的に移送 され、そのポットの合金溶湯を不活性ガス又 は還元性ガスでシールされた状態で回転移動 鋳型であるベルト&ホイール鋳造機9へ鋳造 スパウト8から注湯し、凝固させる。この凝 した鋳塊の温度をできるだけ低下させない 態(好ましくは900℃以上、この鋳塊の温度の 限値には特に制限はないが、通常950℃以下 ある。)で、連続熱間圧延機(図示せず)で所 の銅合金材を製造することができる。この 合金材は、線材に限らず、条材、板材等の 意の形状とすることもできる。
 なお、上記脱酸処理は周知の方法、例えば 熱化した木炭と溶湯を接触させる方法で行 。この方法では、溶湯中の酸素は粒状木炭 反応して、炭酸ガスとなり、溶湯中を浮上 、放出される方法で行う。脱水素処理は周 の方法、例えば溶湯を非酸化ガス、不活性 ス又は還元ガスと接触させて行うことがで る。脱水素は、脱酸処理後に行っても、脱 処理と同時に行ってもよい。

 縦型連続鋳造機並びにSCR等のベルト&ホ ール式及びContirodなど双ベルト式の移動鋳型 を有する連続鋳造機の鋳造能力と同等な溶解 能力を持つ溶解炉を備えることで中断するこ となく長時間の連続鋳造が可能となる。例え ば、SCRでは専ら15~50トン/時の鋳造能力を有し ており、これと同等な電気溶解炉を有するこ とは大変大きな設備投資が必要である。また 、全てを電気で溶解する場合には溶解原単位 も悪く、加工費増大やCO 2 排出増大などのデメリットが発生する。その ために、銅合金の溶銅を得る上で、屑リサイ クル分を除く銅分相当分をガス炉(反射炉、 ャフト炉)で溶解することで溶解原単位の改 を図ることができる。

 また、添加元素については、専用の電気溶 炉である添加元素用溶解炉にて溶解を行い 高濃度融体を得る。高濃度融体を製造する には、Ni、Co、Si、Sn等の添加元素又それを 有する母合金を同時に溶解炉に添加する。 1100℃以上に加熱すると急激な混合熱が生成 、局所的に1600℃以上にもなる。この熱を隣 接するSi等にも伝播して熱膨張により表面酸 膜が破壊されて容易に溶解が進んでいく。 のことから、Siの還元処理などが不要とな 安価なSiが使用できる。また、この混合熱が 連鎖的に周辺のNiやSiの溶解に利用されるこ で大幅な省エネルギーで溶解が可能となる
 完全に溶解後に高濃度融体を出湯し、純銅 湯とブレンドすることで合金溶湯の製作を うことができる。

 この高濃度融体を添加元素用溶解炉から 湯する際において、その出湯量の制御の精 向上のために、(1)その下流の合流部(混合槽 )までに三角堰又は四角堰のような堰を設け 計測樋を設置し、その堰を乗り越えて融体 流れていくようにし、樋内を通過する溶湯 を利用する、(2)その高濃度融体と純銅溶湯 が合流する合流部において、機械攪拌又は 泡攪拌により攪拌動力を与えて均一化し、 濃度融体と純銅溶湯が均一に混合した合金 湯の比抵抗値を合金溶湯の構成元素の成分 成の代用特性として利用する。この一方ま は両方の値を用いて高濃度融体の出湯量制 へのフィードバックとする。

 出湯している計測樋12中の溶湯量はどのよ な手段で求めても良いが、例えば図3に示す うなロードセル又は図4に示すような液面レ ベル計での計測値に基づいて知ることができ る。この溶湯量から日本工業規格(JIS)K0094の8 該当する方法等によって溶湯通過量を算出 る。傾動式添加元素用溶解炉の傾動角度と こからの出湯量の関係はこれまでの操業実 から、予め把握することができる。また、 圧式添加元素用溶解炉への加圧ガス注入量 そこからの出湯量の関係はテスト操業によ 、予め把握することができる。
 また、合金溶湯の電気抵抗については、事 に各種の成分比率に調整された高濃度融体 純銅溶湯に添加し、比抵抗を求めることで 合金溶湯の比抵抗値で銅合金の成分組成の 握ができる。合金溶湯はNi、CoやSiを含有す ことから、これらの成分組成と比抵抗値と 関係は直線性が強いからである。

 図3に示すように、制御機構を介して計測 樋12に付設したロードセルと傾動式の添加元 用溶解炉10の傾動角度変更機構と接続し、 ィードバック制御によりロードセルで得ら る値で傾動角度(θ)を変更し、添加元素用溶 炉からの出湯量を制御する。あるいは、前 と同様に、図4に示すように、制御機構を介 して計測樋12に付設した液面レベル計と加圧 の添加元素用溶解炉11の加圧ガス注入量変 機構と接続し、フィードバック制御により 面レベル計で得られる値でガス注入量を変 し、添加元素用溶解炉からの出湯量を制御 ることもできる。なお、構造物が増える為 、好ましくは無いが添加元素用溶解炉から 湯された高濃度融体をトリベ等に溜め、ニ ドル・バルブやスライディング・ゲートな で流量制御を施すことも問題ない。

 また、図3、図4に示すように、制御機構を して合流部(混合層)に付設した比抵抗を測定 する手段として電気抵抗検出用の測定器13と 動式の添加元素用溶解炉10の傾動角度変更 構又は加圧式の添加元素用溶解炉11の加圧ガ ス注入量変更機構と接続し、フィードバック 制御により抵抗値で傾動角度(θ)又はガス注 量を変更し、高濃度溶解炉からの出湯量を 御することもできる。
 なお、電気抵抗検出用の測定器13を合流部( 合層)4に付設するのに代えて、図5、図6に示 すように合金溶湯の流動する樋6に付設して 同様に抵抗値をフィードバックし、添加元 用溶解炉からの出湯量を制御しても良い。
 さらに、計測樋12中の溶湯量に基づくフィ ドバック制御と電気抵抗値に基づくフィー バック制御とを併用して高濃度溶解炉から 出湯量を制御することもできる。

 フィードバック制御機構は、傾動式の添 元素用溶解炉10の傾動サイクル時間内に計 樋12で測定される重量若しくは体積から通過 重量を測定・積算する。この重量が所定重量 と乖離する場合には、次回の炉傾動量を増加 若しくは減少すべく炉の傾動装置の稼動量を 変更する。なお、ここで炉の傾動を制御する ための関係式は、炉傾動角度と高濃度融体の 出湯量の関係を予め数学的に算出して求めて おく。次に、傾動サイクル時間の2倍以上の 間に測定器13で検出された電気抵抗から成分 を算出したものを平均化し、その値が目標値 と乖離する場合には、次回の炉傾動量を増加 若しくは減少すべく炉の傾動装置の稼動量を 変更する。

 銅合金製造の銅溶湯移送経路で、合金成 となる固体若しくは液体元素またはその母 金を添加し、合金を連続的に製造する工程 おいて、純銅溶湯および合金溶湯の比抵抗 連続的に測定する手段を設け測定する。そ て、予め把握している各成分の比抵抗と成 量との関係を用いてその合金溶湯中の成分 成を簡単な演算器で算出する。なお、純銅 湯の比抵抗値は、例えばブランクテスト(対 照試験)に用いるものである。この結果に基 いて、添加元素の添加量、添加元素の種類 たは銅溶湯量を先に述べたような制御手段 変更し、合金組成を補正し、所定の合金組 とするフィードバック制御を行うものであ 。

 また、溶湯中に分散する介在物(特に酸化物 )で、特にこの介在物が導電性を有する(例え SnO 2 など)場合において、酸化物量によっても比 抗が変化することが図7に示すように我々の 験から確認された。そのために、比抵抗測 を行う部位で溶湯中の温度および/または酸 素濃度を例えば、熱電対やジルコニアを用い た濃淡電池形ジルコニア式酸素分析計で同時 に測定し、その温度および/または溶存酸素 と比抵抗結果から溶湯中の成分量を算出す ことで、更に測定精度の向上を図ることが きる。そのために、例えばSn含有タフピッチ 銅においては補正式(1)からSn濃度の算出がで る。なお、各合金元素によって式(1)は変化 る。

 更に、室温ベースでの銅合金の導電率の 性管理が必要な場合には、式(1)から得られ Sn濃度並びに酸素濃度から一般的に式(2)よ 推定することができる。

 縦型連続鋳造機やSCR、Contirodなどの移動鋳 を有する連続鋳造機にて銅合金を生産する に、電気抵抗測定器を用いて合金溶湯や純 溶湯の比抵抗を連続的に測定し、その結果 基づいて合金成分の種類、組成の制御を行 ことで全長にわたって成分の安定した鋳塊 製造する。また、この環境下で多品種少量 鋳塊を連続的に製造する際に、同様にセン ーを用いて所定成分に到達した部位を明確 把握できることから、過剰な不良切断等を くすことが出来るために、この品種切替え ス(炉洗いを含む)を最少化できる。
 具体的には、溶融金属の移送工程中に添加 属の主成分である単体金属(Sn、Cr、Znなど) 母合金(15%Si-Cu、50%Mg-Cu、50%Ti-Cuなど)を固体( 材若しくは加熱材)若しくは液体で添加した 流側の小さな湯溜りに測定器を設置し、そ 合金溶湯の比抵抗の測定を行う。測定原理 しては四端子法が最も簡便で尚且つ精度良 測定ができるが、渦電流方式などの他の検 方法でもなんら問題は無い。

 その代表的な測定器およびその設置概略を 5および図6に例示す。
 図5では、測定器13のうち検出部13aの構造が 端閉となっている円筒状のものである。こ 場合、検出部13a内に絶えず新しい溶融金属 入る必要があるため、検出部13a内において 圧(検出部13a内の液面下降)・排気(検出部13a の液面上昇)を繰り返すようにして、検出部 13a内の溶融金属の入れ替えを可能にしている 。なお、図5の構成では、溶融金属の静水圧 よって減圧することなく検出部13a内に新し 溶融金属が流入することで、構造的には簡 なものとなっている。
 図6では、溶融金属の流れの経路自体(たと ば樋6の一部)を測定器13にしたもので、この 合には加圧機構も不要となる。なお、図6の 14は、測定器13の構造物であり、アルミナの うに絶縁性に優れる耐火材であるが、必ず も焼成品(アルミナ管・石英管等)である必要 はない。
 また、主成分の一部が酸化、炭化等により 在物を生成するものがあるが、これらの介 物は一般的には絶縁体であるが、一部のも は導電体であるものがある。例えば酸素を1 00~500ppm含有するSn入り銅合金の場合には、多 のSnがSnO 2 を形成していることは周知の事実であるが、 このSnO 2 の融点が1126℃であることから、この温度以 であれば固体酸化物を形成し、この温度以 であれば液体酸化物を形成する。銅の比抵 の温度係数以上のこの酸化物の形態並びに の含有量が比抵抗に大きく影響する(図7参照 )ことから、比抵抗を測定する際に温度及び 素含有を同時に測定し、これらの結果をも 慮して式(1)から溶銅成分を測定する。また 荒引線等の性能はこれらの結果をも考慮し 式(2)から算出するものである。

 なお、溶湯の比抵抗を測定するに当たって 測定器と添加元素の添加部位が著しく近接 る場合には、(1)2種類の溶湯を混合し測定さ れる比抵抗値が溶湯全体の値を表すことと、 (2)例えばコルソン合金の場合は、酸素との親 和力の強いSiなどが純銅溶湯中の酸素と結合 て酸化膜を形成するが、これを破壊するこ を目的として攪拌し成分の均一化が必要と る。
 このために、ガスバブリングを行なうが、3 0W/m 3 以上の攪拌エネルギーが必要であり、より好 ましくは100W/m 3 以上が良く、多くても400W/m 3 程度までである。ここで言うガスバブリング による攪拌エネルギー(ε:W/m 3 )は、「森、佐野ら、『鉄と鋼』、Vol.67(1981)P. 672-695」にて報告されている下記の式(3)から 出した。

 また、機械攪拌では、20W/m 3 以上の攪拌エネルギーεが必要であり、より ましくは100W/m 3 以上が良く、多くても400W/m 3 程度までである。ここでの攪拌エネルギーは 下記の式(4)から算出した。

 攪拌エネルギーと得られる鋳塊のNi分析 の偏差との関係を図8に示した。

 また、溶湯中の電気抵抗は直流電流また パルス電流を用いた図5、図6に示すような4 子法で測定することが望ましいが、渦電流 用いても良い。ここで電流の経路断面は、 ルミニウムとは異なり高温であり電流印加 端子並びに電圧測定用端子及びその絶縁物 どの設置を考慮すると直径8mm以上が好まし 、より好ましくは直径11mm以上の円であると 安定して長時間測定することが可能となる。 この経路断面積の直径の上限値には特に制限 はないが、通常20mm以下である。また、NiやSi 含有されていることから、これらの成分と 気抵抗とは直線性が強く、十分に電気抵抗 からNiやSi等の添加量にフィードバックでき ることが判明した。

 この発明によりシャフト炉で純銅溶銅を 解し、その溶銅の移送工程において連続的 しくは間歇的に高濃度の添加成分含有融体( Sn入り銅の場合はSnを含有、コルソン合金の 合はNi、Si等を含有)を添加することで、大量 に安価に簡便にSn入り銅合金溶湯やコルソン 金溶湯を安定的に製造することができる。 た、Siなどの使用原料についても大きな制 を設ける必要が無く安価な原料の使用が可 で、混合熱で溶解原単位を低減でき、溶銅 送工程における炉洗い等が極めて少なくて み、品種変更などが容易であることから、 コストで所定の成分組成を有する銅合金を 定的に供給できる。また、溶解設備の小型 などの設備投資も少なくて済むようになる

 本発明によれば、連続鋳造機(縦型連続鋳造 、ベルト&ホイール、双ベルト連続鋳造な )でコルソン合金等の銅合金を製造する際に 、全長に渡って極めて安定な成分組成を有す る鋳塊を製造することができる。
 また、連続的に目標成分の変更を行っても 合金成分の添加量の調整を図ることで、切 替えロス(炉洗い)の軽減を図ることができ 品種変更が容易である。
 さらに、大型炉でバッチ溶解する場合や横 連続鋳造機で製造する場合においても、例 ばZrのように酸素との親和力の強い元素を する場合には経時的に徐々に酸化により減 していくが、本発明を適応して経時的なロ を把握しながら、Zrの微量添加(例えばワイ フィーダ方式)を調整できることで、同様な 果を得ることができる。

 以下に、本発明を実施例に基づいてさらに 細に説明する。この実施例では、説明を簡 化するためにSn入り銅(Sn入りタフピッチ銅) 製造する図1の連続鋳造圧延装置について図 5に示す測定器13を用いた例について説明する が、本発明はこれに制限されるものではない 。
 20トン/時の鋳造能力を有するSCRで0.7%Sn入り フピッチ銅(酸素濃度200ppm)を製造した。Snは 直径1mmのショットを30秒間隔で溶銅移送樋6に 添加した。Sn添加位置から下流にあるポット 、上部から内径φ16mmのアルミナ管を用いた 定器13の検出部13aを浸漬させ、5秒間隔で検 部13a内に窒素ガスによる加圧及び排気(大気 圧に戻す)を繰り返すことで、検出部13a内の 金溶湯の入替えを行った。
 この実施例では連続鋳造中のポット内に測 器を浸漬させて測定を行う。
 具体的には、4端子法で測定された電圧値を 用いて比抵抗を求め、式(1)から演算器を用い てSn成分量を算出した。
 次に、目標値との乖離がある場合に、その 離が徐々に変化する場合は溶銅流入量が変 したためであり、それを補正することを目 にSnショットの投入量を自動的に変化させ 。
 また、目標値との乖離がある場合で、その 離が急激な場合はSnショット添加装置に設 トラブルが発生したためであり、設備異常 報を発令する。若しくは、予備ラインからSn ショットの添加を自動的に実施する。
 特開昭59-171834公報に記載のように測定器の ルミナ管径が最大直径φ5mmでは吸引(大気圧 下の減圧)が必要となり、測定器の構成、保 守が複雑になるが、この実施例の測定器13は 圧のみで済むことから簡便な取り扱いがで た。

 この測定結果を図9に示す。この測定器13 用いその結果に基づき成分調製を制御する 合金溶湯中のSn含有濃度は、自動制御実施 では平均:0.699%、標準偏差:0.032%であったが、 自動制御実施後では平均:0.700%、標準偏差:0.01 0%と著しく成分変動が減少した。

 なお、測定器内部の検出端の距離や断面積 どの製作上のバラツキから、測定から得ら る比抵抗にバラツキが生じる場合がある。 の際には、以下のように補正を行うことが ましい。
 a.初めに合金製造前の純銅での値を測定し その値を既知の純銅の値になるように補正 行う。
 b.溶銅から分析用サンプルを採取し、蛍光X 分析装置等で成分分析を実施し、その値を 知の検量値から逆算することにより補正を う。

 本発明によれば、連続鋳造機(縦型連続鋳造 、ベルト&ホイール、双ベルト連続鋳造な )でコルソン合金等の銅合金を製造する際に 、全長に渡って極めて安定な溶融金属成分組 成を有する鋳塊を製造することができる。
 また、連続的に目標成分の変更を行っても 合金成分の添加量の調整を図ることで、切 替えロス(炉洗い)の軽減を図ることができ 品種変更が容易である。

 本発明をその実施態様とともに説明した 、我々は特に指定しない限り我々の発明を 明のどの細部においても限定しようとする のではなく、添付の請求の範囲に示した発 の精神と範囲に反することなく幅広く解釈 れるべきであると考える。

 本願は、2007年11月30日に日本国で特許出 された特願2007-311616および2008年11月27日に日 国で特許出願された特願2008-302813に基づく 先権を主張するものであり、これらはいず もここに参照してその内容を本明細書の記 の一部として取り込む。