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Title:
METHOD FOR REMOVING DIBENZYL DISULFIDE AND APPARATUS FOR REMVOING DIBENZYL DISULFIDE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110073
Kind Code:
A1
Abstract:
This invention provides a method for removing dibenzyl disulfide, which can remove dibenzyl disulfide from an insulating oil to be injected into an electrical equipment at room temperature with a compact apparatus. The method comprises a dibenzyl disulfide removing step of bringing an insulating oil to be injected into an electric equipment into contact with an adsorbent, which adsorbs dibenzyl disulfide at room temperature, to remove dibenzyl disulfide contained in the insulating oil, and an insulating oil injection step of injecting the insulating oil, from which the dibenzyl disulfide has been removed, into the electric equipment.

Inventors:
NAGAO, Eiichi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
永尾 栄一 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
AMIMOTO, Tsuyoshi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
網本 剛 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
Application Number:
JP2008/053960
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
March 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
Mitsubishi Electric Corporation (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 10, 10083, JP)
三菱電機株式会社 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 Tokyo, 10083, JP)
NAGAO, Eiichi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
永尾 栄一 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
AMIMOTO, Tsuyoshi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
International Classes:
H01F41/00; H01F27/00; B01J15/00; H01B3/22
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Sakai International Patent Office, Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, 10060, JP)
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Claims:
 電気機器に注入する絶縁油を、ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを吸着する吸着剤に接触させることによって、前記絶縁油に含まれるジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除去するジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去工程と、
 前記ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除去した絶縁油を前記電気機器に注入する絶縁油注入工程と、
を含むことを特徴とするジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法。
 前記電気機器は銅とセルロースからなる絶縁材料とが絶縁油に接触する構造を有することを特徴とする請求項1に記載のジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法。
 前記吸着剤はアルミナまたは活生炭であることを特徴とする請求項1に記載のジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法。
 前記絶縁油注入工程の後、ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを吸着する機能が低下した前記吸着剤を、ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを溶解する溶媒で洗浄することによって、前記吸着する機能を回復させる、ジ・ベンジル・ジ・スルフィド吸着機能回復工程をさらに含むことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載のジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法。
 前記溶媒はトルエンまたはベンゼンであることを特徴とする請求項4に記載のジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法。
 電気機器に注入する絶縁油から該絶縁油に含まれるジ・ベンジル・ジ・スルフィドを電気機器に注入する前に除去するジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置であって、
 絶縁油を収納する容器と、前記絶縁油と接触するように前記容器に収容され、前記絶縁油に含まれるジ・ベンジル・ジ・スルフィドを吸着する吸着剤と、
 を備えることを特徴とするジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置。
 前記吸着剤はアルミナまたは活生炭であることを特徴とする請求項6に記載のジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置。
Description:
ジ・ベンジル・ジ・スルフィド 去方法およびジ・ベンジル・ジ・スルフィ 除去装置

 この発明は、電気機器に使用される絶縁 に含まれるジ・ベンジル・ジ・スルフィド 除去するジ・ベンジル・ジ・スルフィド除 方法およびジ・ベンジル・ジ・スルフィド 去装置に関するものである。

 電気機器に使用される絶縁油は、鎖状飽 炭化水素であるパラフィン、環状飽和炭化 素であるナフテンおよびベンゼン環のよう 環内に二重結合を有する芳香族炭化水素で るアロマティックの3種類の炭化水素を主成 分とし、それ以外に少量の硫黄化合物、窒素 化合物および酸素化合物などを含んでいる。 このうち硫黄化合物が原因で、電気機器の構 成材料の一部である銅、銀および銅合金の表 面に硫化銅や硫化銀などの化合物が生成され ることが知られている。これら硫化金属は半 導体であり、接点表面への生成による接点部 の過熱、金属表面から脱離により絶縁油中に 浮遊して絶縁耐力の低下を引き起こす等、機 器の信頼性を損ねることが知られている。

 金属表面への硫化物生成に関しては、こ まで種々の検討がなされており、例えば特 文献1によれば、絶縁油を電気機器に注入す る前に別の容器を設けて、容器内には粉状の 銅または銅化合物あるいは銅合金が収納され ており、絶縁油中の硫黄化合物と反応して硫 化銅を生成させることで、絶縁油中の有害な 硫黄化合物を除去する技術が開示されている 。

特開2001-311083号公報

 ところで、上述の硫化銅は金属表面に生 されるが、近年、電気機器の構成材料の一 であるセルロースからなる絶縁物表面にも 化銅が析出することが明らかとなってきた 例えば、油入変圧器の場合、セルロースか なるコイル絶縁紙に硫化銅が析出し、コイ 間の絶縁耐力が低下した結果、コイル間で 縁破壊が生じ、機器故障に至る。

 すなわち、絶縁油中にジ・ベンジル・ジ スルフィドという特定の硫黄化合物が含ま 、電気機器が銅とセルロースからなる絶縁 とが絶縁油に接触する構造を有していると 絶縁物表面に硫化銅が析出する。

 ジ・ベンジル・ジ・スルフィドは特許文 1に開示される技術でも除去可能であるが、 この技術でジ・ベンジル・ジ・スルフィドを 除去する場合、金属表面に硫化物を生成させ るには150℃程度まで加熱する必要があり、こ の加熱により絶縁油が劣化する恐れがあると いう問題点があった。また、加熱のためのヒ ーターおよびその制御装置、粉状金属を絶縁 油中に浮遊させるための攪拌装置などの付属 機材も必要であり、装置が複雑化、大型化す るという問題点があった。

 本発明は上記に鑑みてなされたもので、 ・ベンジル・ジ・スルフィドを常温でコン クトな装置で除去するジ・ベンジル・ジ・ ルフィド除去方法およびジ・ベンジル・ジ スルフィド除去装置を得ることを目的とす 。

 上記目的を達成するため、この発明にか るジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方法 、電気機器に注入する絶縁油を、ジ・ベン ル・ジ・スルフィドを吸着する吸着剤に接 させることによって、前記絶縁油に含まれ ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除去する ・ベンジル・ジ・スルフィド除去工程と、 記ジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除去し 絶縁油を前記電気機器に注入する絶縁油注 工程と、を含むことを特徴とする。

 この発明によれば、ジ・ベンジル・ジ・ ルフィドを常温でコンパクトな装置で除去 ることができるという効果を有する。

図1は、この発明による実施の形態のジ ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置の構成 を示す図である。 図2は、この発明による実施の形態のジ ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置によっ て吸着剤処理を行う前の絶縁油の分析結果を 示す図である。 図3は、この発明による実施の形態のジ ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置によっ て吸着剤処理を行った後の絶縁油の分析結果 を示す図である。

符号の説明

 1 容器
 2 吸着剤
 3 導入管
 4 注入配管
 5 吸着剤処理前の絶縁油
 6 吸着剤処理された絶縁油
 10 ジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去装置

 以下に添付図面を参照して、この発明に かるジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去方 およびジ・ベンジル・ジ・スルフィド除去 置の好適な実施の形態を詳細に説明する。 お、この実施の形態によりこの発明が限定 れるものではない。

実施の形態.
 本発明の実施の形態のジ・ベンジル・ジ・ ルフィド除去方法およびジ・ベンジル・ジ スルフィド除去装置が対象とする電気機器 、絶縁油を入れた容器とその絶縁油中に浸 された銅や銅合金を有する銅部品とセルロ スからなる絶縁物を備えるものである。例 ば、銅からなるコイルとそのコイルに巻か た絶縁紙とを有する変圧器である。また絶 油は例えば日本工業規格JIS C 2320で示され ような絶縁油である。

 図1は、この発明による実施の形態のジ・ ベンジル・ジ・スルフィド除去装置の構成を 示す図である。図1において、ジ・ベンジル ジ・スルフィド除去装置10は、容器1と、容 1内に収容されている吸着剤2と、容器1の上 からジベンジルスルフィド除去装置10で吸着 剤処理を行う前の絶縁油5を導入する導入管3 、吸着剤処理された絶縁油6を電気機器に注 ぐために容器1の下部に接続されている注入 管4とを備える。

 ここで、吸着剤2は、ジ・ベンジル・ジ・ スルフィドを常温で吸着する吸着剤であれば 種類は問わないが、ここではアルミナまたは 活生炭を用いる。アルミナおよび活生炭は、 吸着剤処理前の絶縁油5の主成分である炭化 素には影響を及ぼさないが、ジ・ベンジル ジ・スルフィドを常温で吸着して前記する 縁油5から除去することができる。従って、 着剤処理された絶縁油6はジ・ベンジル・ジ ・スルフィドを含有していない。

 また、吸着剤2に吸着したジ・ベンジル・ ジ・スルフィドは、トルエンまたはベンゼン などの溶剤で除去することができる。ジ・ベ ンジル・ジ・スルフィド除去装置10を使用し 、吸着剤2のジ・ベンジル・ジ・スルフィド を吸着する機能が低下したとき、吸着剤2を ルエンまたはベンゼンなどのジ・ベンジル ジ・スルフィドを溶解する溶剤で洗浄する 、吸着剤2に吸着していたジ・ベンジル・ジ スルフィドはトルエンまたはベンゼン中に 解し、吸着剤2はジ・ベンジル・ジ・スルフ ィドを吸着する機能を回復する。この処理に より、吸着剤2は繰り返し使用されることが 能となる。

 次に、このように構成されるジ・ベンジ ・ジ・スルフィド除去装置10によって絶縁 からジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除去 る動作を説明する。まず、ジ・ベンジル・ ・スルフィドを含んでいる吸着剤処理前の 縁油5は、導入管3を通して容器1内に導入さ る。導入された吸着剤処理前の絶縁油5は、 着剤2と接触し、この接触している過程にお いて吸着剤処理前の絶縁油5が含有していた ・ベンジル・ジ・スルフィドが吸着剤2に吸 される。この処理を経て得られた吸着剤処 された絶縁油6は、導入配管4を通して電気 器に注入可能となる。

 この吸着剤処理が行われることによって 着剤2のジ・ベンジル・ジ・スルフィドを吸 着する機能が低下してきたとき、ジ・ベンジ ル・ジ・スルフィド除去装置10が稼動してい い時などに、吸着剤2をトルエンまたはベン ゼンなどのジ・ベンジル・ジ・スルフィドを 溶解する溶剤で洗浄することによって、前記 する吸着する機能を回復させることができる 。

 次に、ジ・ベンジル・ジ・スルフィド除 装置10によって吸着剤処理される前後の絶 油についてのジ・ベンジル・ジ・スルフィ の分析結果を示す。図2はジ・ベンジル・ジ スルフィド除去装置10によって吸着剤処理 行う前の絶縁油、すなわち吸着剤処理前の 縁油5の分析結果を示す図である。図3はジ・ ベンジル・ジ・スルフィド除去装置10によっ 吸着剤処理を行った後の絶縁油、すなわち 着剤処理された絶縁油6の分析結果を示す図 である。本分析では、ガスクロマトグフラフ 質量分析法GC-MS(Gas Chromatograph-Mass Spectrometry) 用いた。図2において、吸着剤処理前の絶縁 油5に、ジ・ベンジル・ジ・スルフィドのピ クが観測された。一方、図3において、吸着 処理された絶縁油6にはジ・ベンジル・ジ・ スルフィドのピークは観測されなかった。こ のことにより、吸着剤処理前の絶縁油5に含 れていたジ・ベンジル・ジ・スルフィドが 着剤2の吸着剤処理によって吸着・除去され ことがわかる。

 このように、吸着剤処理された絶縁油6に は、電気機器の構成材料の一部であるセルロ ースからなる絶縁物表面に硫化銅を析出させ る原因物質のジ・ベンジル・ジ・スルフィド が含まれていないため、この吸着剤処理され た絶縁油6を注入配管4により銅からなるコイ とそのコイルに巻かれた絶縁紙とを有する 圧器に注入して該変圧器を使用しても、絶 紙上に硫化銅が析出することなく、コイル の絶縁耐力が低下しないので、信頼性の高 変圧器の運転が可能となる。また、常温で 着剤処理を行っているので、吸着剤処理さ た絶縁油6の主成分の炭化水素は、吸着剤処 理前の絶縁油5と比較して劣化することはな 。

 以上のように、本発明の実施の形態によ ば、アルミナまたは活生炭などジ・ベンジ ・ジ・スルフィドを吸着する吸着剤に絶縁 を接触させて該絶縁油に含まれるジ・ベン ル・ジ・スルフィドを吸着・除去するよう したので、ヒーターや攪拌装置を必要とし いコンパクトな装置で絶縁油を劣化させる となくジ・ベンジル・ジ・スルフィドを除 できる。また、この吸着剤をトルエンまた ベンゼンなどのジ・ベンジル・ジ・スルフ ドを溶解する溶媒で洗浄することによって 吸着剤のジ・ベンジル・ジ・スルフィドを 着する機能を回復させることができる。

 以上のように、この発明にかかるジ・ベ ジル・ジ・スルフィド除去方法およびジ・ ンジル・ジ・スルフィド除去装置は、電気 器に使用される絶縁油に含まれるジ・ベン ル・ジ・スルフィドを除去するジ・ベンジ ・ジ・スルフィド除去方法およびジ・ベン ル・ジ・スルフィド除去装置に適用して好 である。