辻 義之 (〒01 大阪府大阪市北区梅田3丁目3番20号 明治安田生命大阪梅田ビル27階 椿本興業株式会社内 Osaka, 53000, JP)
SUNADA, Masahiro (662 Nojiri Nanto-shi Toyama, 02, 93915, JP)
椿本興業株式会社 (〒01 大阪府大阪市北区梅田3丁目3番20号 明治安田生命大阪梅田ビル27階 Osaka, 53000, JP)
Fabrica Toyama Corporation (Toyama Bldg, 6F 7-13, Azuchi-machi 1-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 52, 54100, JP)
株式会社ファブリカトヤマ (〒52 大阪府大阪市中央区安土町1丁目7-13 トヤマビル6階 Osaka, 54100, JP)
TSUJI, Yoshiyuki (LTD. Meiji Yasuda Life Osaka Umeda Bldg. 27F, 3-20, Umeda 3-chome, Kita-k, Osaka-shi Osaka 01, 53000, JP)
| 糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で、糸通しを回旋させることにより、抽出バッグ用シートにおける糸材の連続的パターンを形成する糸掛方法であって、 糸通しに供給する糸材の張力変動を、ダンサー機構と、その下流に設けたパス長調整装置とにより抑制することを特徴とする糸掛方法。 |
| パス長調整装置が、移動ローラ、移動ローラの位置を検出するポテンションメータ、及び移動ローラの位置を制御するサーボモータからなる請求項1記載の糸掛方法。 |
| 糸材と接着したタグが、通水濾過性シートの長手方向に所定間隔で配列している抽出バッグ用シートの製造方法であって、 (1)回転担持体にタグを所定間隔で担持させる工程 (2)糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で、糸通しを回旋させることにより糸材の連続的パターンを形成する糸掛工程 (3)糸材とタグを接着する工程 (4)回転担持体上のタグと糸材の上に通水濾過性シートを供給する工程 (5)回転担持体上で、タグ又は糸材と通水濾過性シートを接着する工程 を有し、(2)糸掛工程において、糸通しに供給する糸材の張力変動をダンサー機構と、その下流に設けたパス長調整装置とにより抑制することを特徴とする抽出バッグ用シートの製造方法。 |
| 糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で、糸通しを回旋させることにより、抽出バッグ用シートにおける糸材の連続的パターンを形成する糸掛装置、及び糸掛装置と糸材原反との間の経路に設けられた糸材の張力調整手段を備えた糸掛機構であって、 張力調整手段が、ダンサー機構とその下流のパス長調整装置とを有することを特徴とする糸掛機構。 |
| パス長調整装置が、移動ローラとその位置を検出するポテンションメータと移動ローラの位置を制御するサーボモータからなる請求項4記載の糸掛機構。 |
| 糸材と接着したタグが、通水濾過性シートの長手方向に所定間隔で配列している抽出バッグ用シートの製造機械であって、 (1)回転担持体にタグを所定間隔で担持させるタグ供給装置 (2)糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で、糸通しを回旋させることにより糸材の連続的パターンを形成する糸掛装置、及び糸掛装置と糸材原反との間の経路に設けられた糸材の張力調整手段を備えた糸掛機構 (3)タグと糸材を接着するシール装置 (4)回転担持体上のタグと糸材の上に通水濾過性シートを供給するシート供給装置 (5)回転担持体上で、タグ又は糸材と通水濾過性シートを接着するシール装置 を有し、(2)糸掛機構の張力調整手段が、ダンサー機構とその下流のパス長調整装置とを有することを特徴とする抽出バッグ用シートの製造機械。 |
本発明は、抽出バッグ用シートの製造に 用する糸掛装置及びこの糸掛装置を用いた 出バッグ用シートの製造機械に関する。
紅茶、緑茶、ハーブ等のティーバッグ、 干し、鰹節等のだしの抽出バッグとして、 織布等の通水濾過性シートを平袋状、四面 状等の袋体に形成すると共に、その内部に 葉等の抽出材料を充填し、外表面にタグ付 吊し糸を取り付けたものが使用されている
このような抽出バッグの製造に使用する抽
バッグ用シートとしては、抽出バッグ1個分
のタグ付吊し糸を、帯状の通水濾過性シート
の長手方向に所定間隔で配置したものが知ら
れているが(特許文献1)、抽出バッグ用シート
をより高い生産性で製造できるようにするも
のとして、帯状の通水濾過性シートにタグを
該シートの長手方向に所定間隔で配置すると
共に、長尺の糸材を各タグに架かるように特
定の回旋パターンに配置したものが知られて
いる(特許文献2)。
しかしながら、長尺の糸材を特定の回旋 ターンに配置する従来の抽出バッグ用製造 ートの製造方法は、ピンを回転担持体から 出させ、そのピンを回転担持体の周面で移 させることにより糸材を張るか、回転駆動 ャフトに接続したクランク機構で糸ガイド 動かして、回転担持体から突出したピンに を掛けるものであり、いずれも、回転担持 の周面で糸材を所定の回旋パターンに糸掛 るため、回転担持体上における糸材の消費 は短時間で大きく変化し、糸材の張力も大 く変動する。
一般に、糸材の走行時の張力変動に対し は、走行経路内にダンサー機構を設け、張 変動を抑制することがなされる。しかしな ら、糸材の消費量が短時間で大きく変動す 場合には、走行経路内にダンサー機構を設 ても、そのダンサーローラが急激な上下動 繰り返すことになり、張力変動を十分に抑 することができない。
これに対し、本発明は、糸材の消費量が 時間で大きく変動する糸掛時においても、 材の張力変動を抑制し、糸材が安定して走 できるようにすることを目的とする。
本発明者は、回転担持体の周面で糸材を 定の回旋パターンに糸掛する糸掛装置と糸 原反との間にダンサー機構を設けるだけで く、糸掛装置とダンサー機構との間にさら パス長調整装置を設けることにより上述の 的を達成できることを見出した。
即ち、本発明は、糸掛用ピンが突出した回
担持体の周面で、糸通しを回旋させること
より、抽出バッグ用シートにおける糸材の
続的パターンを形成する糸掛方法であって
糸通しに供給する糸材の張力変動を、ダンサ
ー機構と、その下流に設けたパス長調整装置
により抑制することを特徴とする糸掛方法を
提供する。
また、本発明は、この糸掛方法を使用する
出バッグ用シートの製造方法として、糸材
接着したタグが、通水濾過性シートの長手
向に所定間隔で配列している抽出バッグ用
ートの製造方法であって、
(1)回転担持体にタグを所定間隔で担持させる
工程
(2)糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で
、糸通しを回旋させることにより糸材の連続
的パターンを形成する糸掛工程
(3)糸材とタグを接着する工程
(4)回転担持体上のタグと糸材の上に通水濾過
性シートを供給する工程
(5)回転担持体上で、タグ又は糸材と通水濾過
性シートを接着する工程
を有し、(2)糸掛工程において、糸通しに供給
する糸材の張力変動を、ダンサー機構と、そ
の下流に設けたパス長調整装置とにより抑制
することを特徴とする抽出バッグ用シートの
製造方法を提供する。
さらに、本発明は、上述の糸掛方法を実 する糸掛機構として、糸掛用ピンが突出し 回転担持体の周面で、糸通しを回旋させる とにより、抽出バッグ用シートにおける糸 の連続的パターンを形成する糸掛装置、及 糸掛装置と糸材原反との間の経路に設けら た糸材の張力調整手段を備えた糸掛機構で って、
張力調整手段が、ダンサー機構とその下流 のパス長調整装置とを有することを特徴とす る糸掛機構を提供する。
また、上述の抽出バッグ用シートの製造 法を実施する機械として、糸材と接着した グが、通水濾過性シートの長手方向に所定 隔で配列している抽出バッグ用シートの製 機械であって、
(1)回転担持体にタグを所定間隔で担持させる
タグ供給装置
(2)糸掛用ピンが突出した回転担持体の周面で
、糸通しを回旋させることにより糸材の連続
的パターンを形成する糸掛装置
(3)タグと糸材を接着するシール装置
(4)回転担持体上のタグと糸材の上に通水濾過
性シートを供給するシート供給装置
(5)回転担持体上で、タグ又は糸材と通水濾過
性シートを接着するシール装置
を有し、(2)糸掛手段が、糸材原反と糸通しの
間の糸材の経路に、ダンサー機構とその下流
のパス長調整装置とを有することを特徴とす
る抽出バッグ用シートの製造機械を提供する
。
本発明の糸掛方法ないし糸掛機構によれ 、回転担持体の周面で糸材を回旋パターン 糸掛することにより、回転担持体上での糸 の消費量が短時間で大きく変動する場合で ダンサー機構とパス長調整装置により、糸 の張力変動を抑制し、その張力を略一定に 持することができるので、糸材を安定して 行させることが可能となる。
1 抽出バッグ用シートの製造機械
2 タグ
2r タグテープ原反
2t タグテープ
3 糸材
3r 糸材原反
4 通水濾過性シート
4r シート原反
5 抽出バッグ用シート
6 抽出バッグ
10 回転担持体
11、11a、11b、11c、11d ピン
20 タグ供給装置
21 タグカット供給装置
22 タグ受渡ドラム
30 糸掛装置
31 ジョイント部
32a 第1の駆動クランク機構
32b 第2の駆動クランク機構
33Ma、33Mb サーボモータ
34a、34b クランクアーム
35a、35b リンク
36 糸ガイド
37 糸通し
38 糸通し保持ブラケット
40 糸掛機構
401 駆動ローラ
402 ニップローラ
403 サーボモータ
410 糸材の張力調整手段
420 ダンサー機構
421 ダンサーローラ
422 ダンサーアーム
423 角度検出器
430 パス長調整装置
431 移動ローラ
432 サーボモータ(移動ローラ駆動用)
50 シート供給装置
51 ダンサーローラ
52 ニップ駆動ローラ
60 シール装置
61 第1のシール装置
62 第2のシール装置
63 第3のシール装置
64 第4のシール装置
70 充填包装機
71 基準送りローラ
72 フォーマーガイド
73 筒体
74 送りローラ
75 縦シール装置
76 横シール装置
76a シールヘッド
76b シールヘッドの受け
77 スクラップ巻き取り手段
80 オーガ充填機
La 糸通しのピンに対する軌道
Lb 固定座標における糸通しの軌道
θa、θb クランクアームの揺動角
s1、s2、s3、s4 シール部位
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体 に説明する。なお、各図中、同一符号は同 又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の糸掛方法を行う糸掛機構 40の一実施例の構成図であり、図2は、この糸 掛機構40を組み込んだ抽出バッグ用シートの 造機械の構成図である。
この抽出バッグ用シートの製造機械1は、 概略、矢印方向に回転する回転担持体10、回 担持体10の周面に所定間隔でタグ2を供給す タグ供給装置20、本実施例の糸掛機構40、回 転担持体10上のタグ2と糸材3の上に通水濾過 シート4を供給するシート供給装置50、タグ2 糸材3との接着、タグ2と通水濾過性シート4 の接着、又は糸材3と通水濾過性シート4と 接着を行うシール装置60からなっている。
また、抽出バッグ用シートの製造機械1の 下流には、抽出バッグ用シートの製造機械1 製造された抽出バッグ用シート5を用いてピ ミッド形に製袋すると共に、その中に茶葉 の内容物を充填して抽出バッグ6を製造する 充填包装機70が設けられている。
ここで、糸掛機構40は、糸材3の張力を略 定に調整しつつ、タグ2が所定間隔で配置さ れた回転担持体10の周面に、糸材3の連続的回 旋パターンを形成するものであり、糸材原反 3rから糸材3を繰り出す駆動ローラ401とそれに 対向するニップローラ402、糸材3の張力調整 段410、及び回転担持体10の周面に糸材3の連 的回旋パターンを形成する糸掛装置30を備え 、糸材3の張力調整手段410として、ダンサー 構420とその下流のパス長調整装置430を有し いる。
駆動ローラ401はサーボモータ403で駆動さ 、ダンサー機構420のダンサーローラ421に接 したダンサーアーム422が常に所定の角度を つように、ダンサーアーム422の角度に応じ 糸の繰り出し速度を制御する。ダンサーア ム422の角度検出方法の一つの例として、本 施例ではダンサーアーム回転軸に角度検出 423を取付けている。
パス長調整装置430は、移動ローラ431、及 移動ローラ431の位置を制御するサーボモー 432からなる。
パス長調整装置430を設けない従来の糸掛 構では、糸掛装置30により回転担持体10の周 面に糸材3の連続的回旋パターンを形成する に、ダンサー機構420と糸掛装置30との間の糸 材3のパス長が変動し、その結果、ダンサー ーラ421が大きく上下する。特に、糸材3の連 的回旋パターンの形成を高速で行う場合に ダンサーローラ421の上下動が顕著になり、 ンサーアーム422が追随できず、糸材3のテン ションが大きく変動する事となる。
これに対し、本実施例ではダンサー機構4 20と糸掛装置30との間にパス長調整装置430を 置する。そして、糸掛装置30で回転担持体10 周面に糸材3の連続的回旋パターンを形成す る際の、ダンサー機構420と糸掛装置30との間 糸材3のパス長の変動量を回旋パターンの軌 跡から予め計算しておき、その変動量を吸収 するように移動ローラ431の位置をサーボモー タ432で制御する。このとき、移動ローラ431の 位置を必ずしも厳密に制御する必要は無く、 糸材3のパス長の変動量を、ダンサー機構420 吸収できる程度まで緩和できればよい。
こうして、ダンサー機構420とその下流の ス長調整装置430からなる張力調整手段410に れば、糸材3の連続的回旋パターンの形成を 高速で行う場合でも、糸材3の張力を略一定 保持することができるので、糸材3を安定し 走行させることが可能となる。
一方、糸掛装置30は、図3に示すように、 ョイント部31で略直交方向に接続された第1 駆動クランク機構32aと第2の駆動クランク機 構32bからなっている。これらの駆動クランク 機構32a、32bは、それぞれサーボモータ33Ma、33 Mbで駆動されるクランクアーム34a、34bと、ク ンクアーム34a、34bと接続したリンク35a、35b らなり、第1の駆動クランク機構32aと第2の 動クランク機構32bのジョイント部31は、第1 駆動クランク機構32aのリンク35aの中間部と 2の駆動クランク機構32bのリンク35bの先端部 を連結するものとなっている。また、第1の 駆動クランク機構32aのリンク35aの先端部には 、リング状の糸ガイド36と糸通し37を備えた 通し保持ブラケット38が設けられている。
このように第1の駆動クランク機構32aと第 2の駆動クランク機構32bのジョイント部31を、 第1の駆動クランク機構32aのリンク35aの中間 に設けると、ジョイント部31や、クランクア ーム34bとリンク35bとのジョイント部といった 発塵源となる摺動部を回転担持体10の周面上 位置させないことができる。また、回転担 体10の周面上には糸通し保持ブラケット38が 位置するだけで、リンクは周面外に位置する ため、糸掛時や通水濾過性シートの回転担持 体10上への供給時に障害となり得るものも極 なくすことができる。
さらに、この糸掛装置30によれば、糸通 保持ブラケット38を、2つの駆動クランク機 32a、32bによって駆動し、各駆動クランク機 32a、32bの駆動源としてそれぞれサーボモー 33Ma、33Mbを使用するので、糸掛に必要な軌道 に糸通し37を動かすことが可能となる。
具体的には、例えば、図4に示すように、 回転担持体10の周面に、2枚ずつのタグ2が近 するように所定間隔で配置されて吸引によ 固定されている場合に、糸材3を、各タグ2上 で回転担持体の軸方向に引き延ばした連続的 回旋パターンに形成する場合、図5に示すよ に、糸掛時には、糸掛用ピン11a、11bを各タ 2の両側(回転担持体10の回転方向の上流側と 流側)で回転担持体10の一方の周縁10a寄りの 置に突出させると共に、各タグ2から回転担 持体10の軸方向に離れた位置にも糸掛用ピン1 1c、11dを突出させ、糸通し保持ブラケット38 先端の糸通し37が、これらのピン11(11a、11b、 11c、11d)の周りを所定の半径(例えば、6~10mm)の 円軌道で動き、ピン11とピン11の間は上述の 軌道の接線上を走行するように糸掛装置30を 動かせばよい。なお、図4及び図5において、 線は、後に回転担持体10の周面に供給され 通水濾過性シート4を示し、点線は通水濾過 シート4における抽出バッグ1個分の領域の 切りを示している。
ここで、図5の軌道Laは、回転担持体10の 転により矢印方向に移動しているピン11に対 する軌道であるから、固定座標に対しては、 糸通し37が、図6に示す軌道Lbを描くように糸 装置30を動かす。なお、図5と図6中の符号P1 、これらの軌道La、Lb上の対応する点を示し ている。また、図6において、細線の連続的 旋パターンは図4の連続的回旋パターンに対 する。
このような糸通し37の動きは、各サーボ ータ33Ma、33Mbにそれぞれ往復運動させ、その 回転速度、回転時間を制御することにより得 ることができる。この場合、クランクアーム 34a、34bの揺動角θa、θbの範囲を120度以下とす ることが好ましい。クランクアーム34a、34bの 上死点や下死点近くになると、リンク35a、35b の動きがクランクアーム34a、34bの動きに比し て小さくなり、糸通し37を所期の速度で動か ことが困難になるが、上述の範囲でクラン アーム34a、34bを動かすことにより、糸通し3 7を所期の速度で動かすことが可能となる。
また、各サーボモータ33Ma、33Mbによって 通し37の動きを制御するに際しては、(i)糸通 し37の走行速度が等速になるように制御する (ii)糸通し37がピン11の周りを周回するとき 速度を低速とし、ピンとピンの間の直線部 を走行するときは高速となるように制御す 、(iii)糸通し37の加速と減速を所定の変形曲 に基づいて行う、(iv)糸材3を巻き回した糸 原反3rからの糸材3の繰り出し速度が等速に るようにする等の態様をとることができる 、中でも糸のテンション変動を小さく抑え 点から(iv)とすることが好ましい。
なお、このような糸掛装置30の動きは、 ーボモータ33Ma、33Mbについているロータリエ ンコーダでサーボ機構を働かせることにより 制御することができる。
図7A及び図7Bは、それぞれ糸材3の連続的 旋パターンの変更例である。これらの糸材3 回旋パターンは、図4の回旋パターンに比し て、糸掛用ピン11c及び11dの位置を回転担持体 10の周方向にずらすことにより、糸材3をタグ 2上から引き延ばす方向を回転担持体10の軸方 向に対して斜めとし、抽出バッグ用シートか ら製造される個々の抽出バッグにおいて、吊 し糸を長くしたものである。
また、図7Aと図7Bの糸材3の回旋パターン 、糸材3と通水濾過性シート4との後述する強 シール部位s2(即ち、抽出バッグにおける吊し 糸の貼着位置)を、抽出バッグ用シートから 造される個々の抽出バッグにおいて、その ラミッド型の頂部近傍とするか、またピラ ッド型の辺の中央部にするかで異ならせた のである。
図7A、図7Bの連続的パターンを得る場合の 、糸掛用ピン11(11a、11b、11c、11d)に対する糸 しの軌道Laを図8A、図8Bに示す。このように 図7Aの回旋パターンと図7Bの回旋パターンは 回転担持体10の周面から突出させる糸掛用 ン11の配置のパターンとしては、双方とも共 通のものを使用するが、図8Aに示すように、1 1a~11dの全ての糸掛用ピン11に糸掛をする軌道L aを糸通し37にとらせることにより図7Aの回旋 ターンを得、図8Bに示すように、一つのピ 11aには糸掛をしない軌道Laをとらせることに より図7Bの回旋パターンを得る。そして、こ 糸掛装置30によれば、このような糸通し37の 軌道Laの変更は、サーボモータ33Ma、33Mbの制 により容易に行うことができる。
なお、糸掛用ピン11は、前述のように回 担持体10の回転により図8A、図8Bに矢印で示 ように移動しているから、固定座標に対す 糸通し37の軌道は、例えば、図7Bの回旋パタ ンを得る場合、図9の軌道Lbのようになる。
図2の抽出バック用シートの製造機械1は 上述の糸掛機構40を組み込んだものである。
この製造機械1において、回転担持体10は この製造機械1の稼働中はサーボモータによ り矢印方向に連続回転するようになっている (図3)。
回転担持体10の外周は24分割され、各分割 領域にタグ2の載置部位が2個ずつ近接するよ に設けられている。タグ2の載置部位には、 タグ供給装置20との対向部位からタグ2の吸引 を開始し、タグ2と通水濾過性シート4とを後 するように弱シールする位置(シール装置64) から、抽出バッグ用シートが回転担持体10の 面から離れる前までの間で吸引を切るよう 、ロータリーバブルによる吸引経路の切替 より真空ポンプ又はブロアーモーターでタ 2を吸引し担持する機構が設けられている。
また、回転担持体10は、糸掛用のピン11の 上下機構を備えている。この上下機構では、 ピン11は、常時、回転担持体の周面から突き るようにスプリングで付勢されているが、 水濾過性シート4が回転担持体10の周面に供 される領域では、回転担持体10の内部に設 られた固定カムの形状に沿って回転担持体 部方向へ下げられ、ピン11の周面からの突出 量が僅かになるようにしている。
タグ供給装置20は、タブテープ2tを巻き回 したタグテープ原反2rからタグテープ2tを繰 出し、それを所定の長さのタグ2に切断する グカット供給装置21と、タグカット供給装 21で切断されたタグ2を回転担持体10の周面に 移すタグ受渡ドラム22からなっている。
このタグ供給装置20では、タグテープ原 2rから回転担持体10に、タグテープ2tを弛ま ることなく、かつできる限り高速にタグ2を 給できるように、タグカット供給装置21を ム機構で矢印のように揺動させつつタグテ プ2tを切断すると共に、切断したタグ2をタ 受渡ドラム22に受け渡す。そして、タグ受渡 ドラム22は、等速回転し、タグカット供給装 21から渡されたタグ2を、所定間隔で回転担 体10に担持させる。
シート供給装置50は、通水濾過性シート4 巻き回したシート原反4rから通水濾過性シ ト4を繰り出し、通水濾過性シート4を、回転 担持体10上に所定間隔で担持されたタグ2とそ のタグ2上に形成された糸材3の連続的パター の上に載せるように供給する。ここで、通 濾過性シート4の繰り出しは、経路途中のダ ンサーローラ51に取り付けてある角度検出器 、通水濾過性シート4を繰り出すニップ駆動 ローラ52で繰り出し速度を制御することによ 、できる限り等速に調整される。
シール装置60としては、回転担持体10上に 通水濾過性シート4を供給する前に、回転担 体10上に担持されているタグ2と糸材3を図10(a )に示すシール部位s1で強シールする第1のシ ル装置61、回転担持体10上に通水濾過性シー 4を供給した後に、図10(b)のように、各抽出 ッグ1個分ずつの領域において、タグ2から 水濾過性シート4の長手方向に離れた部位s2 糸材3と通水濾過性シート4とを強シールする 第2のシール装置62、図10(c)のように、タグ2か ら回転担持体10の軸方向、即ち、通水濾過性 ート4の幅方向に糸材3を引き延ばした部位s3 で糸材3と通水濾過性シート4とを弱シールす 第3のシール装置63、図10(d)に示すシール部 s4でタグ2と通水濾過性シート4とを弱シール る第4のシール装置64を備えている。
ここで、強シールとは、通常の抽出バッ の使用において、シール部位が剥離しない 度に強固にシールすることをいい、弱シー とは、抽出バッグの使用時に、シール部位 容易に剥離できる程度に弱くシールするこ をいう。また、図中、シール部位s1、s2、s3 s4を囲むハッチング枠は、シールヘッドが たる領域を示している。
なお、本発明の抽出バッグ用シートの製 機械1において、シール部位は糸材3の回旋 ターン、ピン11の配置等に応じて適宜変更す ることができる。例えば、糸材3と通水濾過 シート4との強シール部位s2を、図10(b)に破線 で示すs2’のように抽出バッグ1個分ずつの境 界領域から各抽出バッグ一個分の領域の中央 側にずらしても良い。また、抽出バッグ1個 ずつの境界領域のシール部位s2を、製袋時の 通水濾過性シート4の幅方向のシールで兼ね もよい。しかし、製袋前にシール部位s2にお いて糸材3と通水濾過性シート4とを強シール ることにより、抽出バッグにおいて袋本体 構成する通水濾過性シート4に、吊し糸とな る糸材3を確実に接着することができるので ましい。
これらのシール装置60(61、62、63、64)にお るシール手段は、超音波溶着としてもよく 加熱溶着としてもよいが、超音波溶着が、 ール装置にシートの溶けかすが付着しにく 点で好ましい。
また、これらのシール装置60は、回転担 体10の駆動源とは別にサーボモータを駆動源 として、回転担持体10の周面に対して上下動 せることが好ましく、さらには、回転担持 10の回転に合わせて図2に示した矢印のよう 揺動させることが好ましい。これにより、 ール装置60のシールヘッドと、シール対象 となるタグ、糸材あるいは通水濾過性シー との接触時間が長くなるので、最適なシー 条件を容易に設定することができ、これら 材料を変更した場合にも適切なシール条件 設定することが可能となる。
本実施例の抽出バッグ用シート製造機械1 で抽出バッグ用シート5を製造する方法とし は、まず、タグテープ原反2r、糸材原反3r、 ート原反4rをそれぞれ本機械内にセットし タグ供給装置20により、タグテープ原反2rか タグテープ2tを繰り出し、それを切断して グ2とし、タグ2を回転担持体10の周面に所定 隔で担持させる。
次に、回転担持体10の周面から糸掛用の ン11を突出させ、糸掛機構40により、糸材原 3rから糸材3を繰り出し、糸材3を回転担持体 10の周面に図4に示す連続的パターンに糸掛す る。
そして第1のシール装置61により図10(a)に すようにタグ2と糸材3を強シールし、シート 供給装置50により、回転担持体10上のタグ2と 材3の上に通水濾過性シート4を供給する。 掛時に回転担持体10の周面から突出させてい たピン11は、この通水濾過性シート4の供給時 には引き下げ、タグ2又は糸材3と通水濾過性 ート4とのシール時に、通水濾過性シート4 シワがよることを防止する。
その後、第2のシール装置62により図10(b) 示すように糸材3と通水濾過性シート4とを強 シールし、第3のシール装置63により、図10(c) 示すように糸材3と通水濾過性シート4とを シールし、第4のシール装置64により図10(d)に 示すようにタグ2と通水濾過性シート4とを弱 ールする。
こうして、回転担持体10上で図11に示す抽 出バッグ用シート5を得ることができる。図 、s1はタグ2と糸材3の強シール部位、s2は糸 3と通水濾過性シート4との強シール部位、s3 糸材3と通水濾過性シート4との弱シール部 、s4はタグ2と通水濾過性シート4との弱シー 部位である。
この抽出バッグ用シート5をロール状に巻 き取り、別個の充填包装機にかけて抽出バッ グの製造に供しても良いが、図2に示したよ に、回転担持体10から抽出バッグ用シート5 連続的に充填包装機70に送り、抽出バッグ6 製造してもよい。その場合、サーボモータ 備えた基準送りローラ71で繰り出される抽出 バッグ用シート5の速度にあわせて充填包装 70を稼動させる。
充填包装機70としては、公知の種々のも を使用することができるが、例えば、図12に 示すように、抽出バッグ用シート5を案内す フォーマーガイド72を備えた筒体73、抽出バ グの内容物となる茶葉等を筒体73に所定量 つ送り込むオーガ充填機80、筒体73に巻き付 た抽出バッグ用シート5を下方に走行させる 送りローラ74、抽出バッグ用シート5の両側縁 部をシールして筒状にする縦シール装置75、 状に成形した抽出バッグ用シート5を幅方向 にシールする横シール装置76を備えたものを 用することができる。この横シール装置76 、シールヘッド76aの取付基台(図示せず)を筒 体73の長手方向に垂直な平面内で90°ずつ揺動 させ、かつその揺動の度にシールヘッド76aを 抽出バッグ用シート5の幅方向に走行させる とにより、順次、抽出バッグ用シート5の幅 向の溶着溶断を行う。これにより、例えば 図11の抽出バッグ用シート5から、図13に示 抽出バッグ6のように、上下両端縁の幅方向 シールsx、syがねじれの位置となったピラミ ッド型の抽出バッグであって、その頂部近傍 のシール部位s2で、糸材3からなる吊し糸の一 端と通水濾過性シート4とが強シールされ、 の吊し糸の他端の部位s1で吊し糸とタグ2が シールされ、吊し糸とタグ2がそれぞれ部位s 3、s4で通水濾過性シート4と弱シールされて る抽出バッグを得ることができる。
充填包装機70において、横シール装置76と しては、抽出バッグ用シートの幅方向のシー ル時にはシールヘッド76aとその受け76bを下方 に移動させ、抽出バッグ用シート5の走行を めないようにすることが好ましい。この場 、横シール装置76のシールヘッド76aとその受 け76bは、最も下がった位置からは、90°回転 つつ上方の位置に戻るようにする。したが て、横シール装置76は、図12の矢印のように り返し動かすことが好ましい。
なお、縦シール装置75及び横シール装置76 のシール手段は、超音波によってもよく、加 熱によってもよい。
この他、横シール装置76としては、筒体73 の長手方向に垂直な平面内で、シール方向が 90°異なる第1の横シール装置と第2の横シール 装置を設け、これらを交互に使用するように しても良い。
また、縦シール装置75を用いて、抽出バ グ用シート5の両側縁部の溶着溶断すること より不要な縁部(耳部)が生じる場合には、 れを巻き取るスクラップ巻き取り手段77を設 けても良い。
本発明の糸掛機構40は、種々の抽出バッ 用シートの製造機械で使用することができ 。例えば、平袋状の抽出バッグを製造する めの抽出バッグ用シートの糸材の引き回し も使用することができる。
なお、本発明の糸掛機構40や抽出バッグ シートの製造機械1で使用する、糸材3、タグ テープ2t、通水濾過性シート4としては、従前 のものを使用することができる。例えば、糸 材3としては、ポリプロピレン、ポリエチレ 等の熱可塑性合成繊維をはじめとして超音 溶着や熱溶着が可能な素材から形成された のを使用することができ、タグテープ2tとし ては、紙、プラスチックシート等から形成さ れたものを使用することができる。また、通 水濾過性シート4としては、ポリエステル、 イロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等 合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウ 、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊 からなる織布、不織布、紙類、多くの孔を けたフィルム等を使用することができる。
本発明の糸掛装置や抽出バッグ用シート 製造機械は、紅茶、緑茶、ハーブ等のティ バッグ、煮干し、鰹節等のだしの抽出バッ を生産ラインで連続的に製造するために有 である。
