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Title:
MOBILE COMMUNICATION SYSTEM, MOBILE STATION DEVICE, BASE STATION DEVICE, AND MOBILE COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/152986
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to reduce an information amount of reception quality information transmitted from a mobile station device to a base station device. In a mobile communication system including a mobile station device and a base station device, the mobile station device has: a reception quality measurement unit (111) which measures a reception quality of a plurality of channels according to a signal received from the base station device; a reception quality information generation unit (112) which selects a granularity of the region of the reception quality information measured in accordance with the relationship of the reception qualities measured at different times; and a radio transmission unit (105) which transmits the reception quality information measured with the granularity of the selected region and the granularity of the selected region to the base station device. The base station device has: a scheduler control unit (211) which controls scheduling of the signals to be transmitted, according to the reception quality information and the granularity of the region; and a radio transmission unit (205) which transmits signals which have been scheduled to the mobile station device.

Inventors:
KATSURAGAWA HIROSHI
AIBA TATSUSHI
Application Number:
PCT/JP2008/060469
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
June 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
KATSURAGAWA HIROSHI
AIBA TATSUSHI
International Classes:
H04J1/00; H04J11/00; H04W28/06; H04W72/12
Domestic Patent References:
WO2006059565A12006-06-08
Foreign References:
JP2005244991A2005-09-08
Attorney, Agent or Firm:
FUKUCHI, Takeo (Shibuya-ku Tokyo, 31, JP)
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Claims:
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択する測定領域選択部と、
 前記受信品質情報の領域の粒度および当該受信品質情報の領域の粒度で測定された受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 前記移動局装置は、前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質に基づいて、前記受信品質の関係を示す相関値を計算する相関値計算部を備え、
 前記測定領域選択部は、前記相関値に応じて、前記受信品質情報の領域の粒度を選択することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
 前記移動局装置は、前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質に基づいて、前記受信品質の関係を示す分散値を計算する分散値計算部を備え、
 前記測定領域選択部は、前記分散値に応じて、前記受信品質情報の領域の粒度を選択することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される領域の粒度で前記受信品質測定部が測定した受信品質情報および前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択部と、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が受信品質情報を測定する測定インターバルを選択する測定間隔選択部と、
 前記測定インターバルおよび当該測定インターバルで測定された受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 前記移動局装置は、
 前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質に基づいて、前記受信品質の関係を示す相関値を計算する相関値計算部を備え、
 前記測定間隔選択部は、前記相関値に応じて、前記測定インターバルを選択することを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
 前記移動局装置は、前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質に基づいて、前記受信品質の関係を示す分散値を計算する分散値計算部を備え、
 前記測定領域選択部は、前記分散値に応じて、前記測定インターバルを選択することを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される測定インターバルで前記受信品質測定部が測定した受信品質情報および前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した測定インターバルを出力する測定間隔選択部と、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される領域の粒度で、前記受信品質測定部が測定した受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択部と、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 移動局装置と基地局装置とを備える移動通信システムであって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される測定インターバルで、前記受信品質測定部が測定した受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、
 前記基地局装置は、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した測定インターバルを出力する測定間隔選択部と、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする移動通信システム。
 基地局装置と通信する移動局装置であって、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択する測定領域選択部と、
 前記受信品質情報の領域の粒度と当該受信品質情報の領域の粒度で測定された受信品質情報とを前記基地局装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
 基地局装置と通信する移動局装置であって、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される領域の粒度で前記受信品質測定部が測定した受信品質情報および前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
 基地局装置と通信する移動局装置であって、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定部が測定する受信品質情報の測定インターバルを選択する測定間隔選択部と、
 前記測定インターバルおよび当該測定インターバルで測定された前記受信品質情報を前記基地局装置に送信する受信品質情報送信部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
 基地局装置と通信する移動局装置であって、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
 前記基地局装置から通知される測定インターバルで前記受信品質測定部が測定した受信品質情報および前記受信品質測定部が異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に送信する受信品質情報送信部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置が送信する受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置が送信する受信品質の関係に応じて、前記移動局装置が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択部と、
 前記移動局装置が送信する前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置が送信する受信品質情報および前記受信品質情報の測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置が送信する受信品質の関係に応じて、前記移動局装置が測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した前記測定インターバルを出力する測定間隔選択部と、
 前記移動局装置が送信する前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記移動局装置が測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択部と、
 前記移動局装置が送信する前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と通信する基地局装置であって、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記移動局装置が測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した前記測定インターバルを出力する測定間隔選択部と、
 前記移動局装置が送信する前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューラ部と、
 前記スケジューラ部でスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記受信品質測定ステップで異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定ステップで測定する受信品質情報の領域の粒度を選択する測定領域選択ステップと、
 前記受信品質情報の領域の粒度と当該受信品質情報の領域の粒度で測定された受信品質情報とを前記基地局装置に送信する受信品質情報送信ステップとを実行し、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質情報と前記受信品質情報の領域の粒度とに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記基地局装置から通知される領域の粒度で、前記受信品質測定ステップにおいて測定する受信品質情報および前記受信品質測定ステップで異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に送信する受信品質情報送信ステップと、を実行し、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定ステップで測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択ステップと、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記受信品質測定ステップで異なる時間に測定した受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定ステップで測定した受信品質情報の測定インターバルを選択する測定間隔選択ステップと、
 前記測定インターバルおよび当該測定インターバルで測定された受信品質情報を前記基地局装置に送信する受信品質情報送信ステップと、を実行し、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質情報と前記測定インターバルとに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記基地局装置から通知される測定インターバルで、前記受信品質測定ステップにおいて測定した受信品質情報および前記受信品質測定ステップで異なる時間に測定した受信品質の関係を、前記基地局装置に対して送信する受信品質情報送信ステップと、を実行し、
 前記基地局装置は、
 前記受信品質の関係に応じて、前記受信品質測定ステップで測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した前記測定インターバルを出力する測定間隔選択ステップと、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記基地局装置から通知される領域の粒度で、前記受信品質測定ステップにおいて測定した受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信ステップと、を実行し、
 前記基地局装置は、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記受信品質測定ステップで測定する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選択ステップと、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記受信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信方法であって、
 前記移動局装置は、
 前記基地局装置から受信する信号に基づいて、複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
 前記基地局装置から通知される測定インターバルで、前記受信品質測定ステップにおいて測定した受信品質情報を前記基地局装置に送信する送信ステップと、を実行し、
 前記基地局装置は、
 前記移動局装置から異なる時間に送信される受信品質情報に応じて、前記受信品質測定ステップで測定する受信品質情報の測定インターバルを選択し、選択した測定インターバルを出力する測定間隔選択ステップと、
 前記移動局装置からの前記受信品質情報および前記測定インターバルに基づいて、前記移動局装置に送信する信号のスケジューリングの制御を行なうスケジューリングステップと、
 前記スケジューリングステップでスケジューリングされた信号を前記移動局装置に送信する信号送信ステップと、を実行することを特徴とする移動通信方法。
Description:
移動通信システム、移動局装置 基地局装置および移動通信方法

 本発明は、移動局装置が受信品質を測定 、受信品質情報を基地局装置へ送信する移 通信システム、移動局装置、基地局装置お び移動通信方法に関する。

 現在、移動通信システムにおいては、デ タ通信の需要が高まっており、それに伴う 信データの増加に対応した、高い周波数利 効率が得られる様々な技術が提案されてい 。周波数利用効率を高める技術の1つに、OFD MA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交 波数分割多元接続)がある。このOFDMAは、セ で構成される通信エリアにおいて、すべて セルで同じ周波数を用いて通信する際の変 方式の技術に関するものであり、高速なデ タ通信を実現することができる。

 OFDMAシステムにおいて、従来から知られ いる送信パケットのスケジューリング方法 は、移動局装置が、すべてのサブキャリア おける下り回線状態の受信品質を示す情報 あるCQI(Channel Quality Indicator)を基地局装置に 送信する。基地局装置は、各移動局装置から 送信された全てのサブキャリアのCQIに基づい て、パケットのスケジューリングを行なう( えば、非特許文献1参照)。

 また、複数のサブキャリアを用いるOFDM(Or thogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波 分割多重)システムにおいて、従来から知ら れている送信パケットのスケジューリング方 法では、移動局装置が下りの各チャネル状態 (周波数特性、すなわち、周波数に依存する 送損失等の特性)を評価し、各チャネル状態 量子化した情報を基地局装置に送信する。 地局装置は、送信された情報に基づいて各 動局装置に割り振るサブキャリアを決定す (例えば、特許文献1参照)。

 図19は、従来から知られている基地局装 と移動局装置との通信方法について説明す ための図である。図19に示す通信方法は、例 えば、非特許文献2に開示されている。図19に 示すように、基地局装置から受信品質測定に 用いる下り回線のダウンリンク情報を受信し た移動局装置は、そのダウンリンク情報に基 づいて各チャネルの受信品質を測定し、伝搬 路のチャネルプロファイルを作成する。

 移動局装置が作成したチャネルプロファ ルは、受信品質情報として、移動局装置か 基地局装置に送信される。基地局装置は、 の受信品質情報に基づいて、基地局装置か 移動局装置に対して送信するダウンリンク 報に対して、適応変調符号化や周波数選択 ケジューリングの処理を行なう。

 ここで、移動局装置にて行なわれる受信 質の測定について図20を用いて説明する。 20は、従来の移動局装置における受信品質の 測定について説明するための図である。図20 示すように、基地局装置から下り回線のダ ンリンク情報を受信した移動局装置は、受 した信号の中から、参照信号(図中の黒い部 分)を取り出すことで受信品質の測定を行な ことができる。

 この参照信号は、基地局装置と移動局装置 の間で予め決められている信号である。移 局装置は、この参照信号が予め決められて た値からどの程度劣化しているかを測定す ことにより、受信品質の測定を行なう。図2 0に示すように、移動局装置は、受信品質を 定する際に、全周波数帯領域をある領域ご に分割し、各領域について受信品質の測定 行なう。図20においては、周波数軸方向に4 時間軸方向に7の大きさを持ったブロックの 域について受信品質を測定し、それぞれの 信品質に基づいてチャネルプロファイルを 成していることを示している。

特開2005-130491号公報 “Comments on frequency scheduling and joint po wer and rate optimization for OFDM”、3GPP、TSG RAN  WG1 Meeting #29、R-02-1321、2002年11月 “CQI design and its impact to DL performance 、3GPP、TSG RAN WG1 Meeting #48、R1-071002、2007 2月

 しかしながら、従来の技術(図19)において 、基地局装置が、移動局装置に対して適切な 適応変調符号化や周波数選択スケジューリン グを行なうためには、移動局装置がある領域 ごとに分割された全てのチャネルについての 受信品質情報を基地局装置に対して送信する 必要がある。例えば、非特許文献2に記載さ ている技術においては、25個に分割されたチ ャネルのそれぞれについて32段階(5ビット)に 分される受信品質情報を移動局装置から基 局装置に対して送信する場合、25個×5ビッ =125ビットの情報量の受信品質情報を送信す 必要がある。

 つまり、従来の技術においては、基地局 置から移動局装置に送信する信号に対して 応変調符号化や周波数選択スケジューリン などの制御を行なうために、移動局装置か 基地局装置に対して送信する受信品質情報 情報量が大きいという問題がある。

 本発明は、このような問題点に鑑みて為 れたものであり、移動局装置から基地局装 に対して送信する受信品質情報の情報量を さくすることができる移動通信システム、 動局装置、基地局装置および移動通信方法 提供することを目的とする。

 (1)上記の目的を達成するため、本発明は 以下のような手段を講じた。すなわち、本 明に係る移動通信システムは、移動局装置 基地局装置とを備える移動通信システムで って、前記移動局装置は、前記基地局装置 ら受信する信号に基づいて、複数のチャネ の受信品質を測定する受信品質測定部と、 記受信品質測定部が異なる時間に測定した 信品質の関係に応じて、前記受信品質測定 が測定する受信品質情報の領域の粒度を選 する測定領域選択部と、前記受信品質情報 領域の粒度および当該受信品質情報の領域 粒度で測定された受信品質情報を前記基地 装置に送信する送信部と、を備え、前記基 局装置は、前記受信品質情報および前記受 品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移 局装置に送信する信号のスケジューリング 制御を行なうスケジューラ部と、前記スケ ューラ部でスケジューリングされた信号を 記移動局装置に送信する信号送信部と、を えることを特徴としている。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定した受信品質の関係に応じて受 品質情報の領域の粒度を選択して基地局装 に送信するようにしたので、受信品質情報 測定する際に分割する領域の粒度を粗く割 当てた場合、移動局装置から基地局装置へ 信する受信品質情報の情報量を減らすこと 可能となる。例えば、移動局装置において 受信品質の関係が所定の関係にある場合(例 えば、異なる時間に測定した受信品質の変動 が大きい場合)には、基地局装置は、受信品 情報を測定する領域の粒度を粗く割り当て 一方、受信品質の関係が所定の関係にない 合(例えば、異なる時間に測定した受信品質 変動が小さい場合)には、基地局装置は、受 信品質情報を測定する領域の粒度を細かく割 り当てる。これにより、異なる時間に測定さ れた受信品質の関係に応じて、基地局装置に 送信する受信品質情報を測定する領域の粒度 を、移動局装置で選択することができる。分 割する領域の粒度を粗く割り当てた場合は、 移動局装置から基地局装置へ送信する受信品 質情報の情報量を減らすことができる。

 (2)また、本発明の移動通信システムにお て、前記移動局装置は、前記受信品質測定 が異なる時間に測定した受信品質に基づい 、前記受信品質の関係を示す相関値を計算 る相関値計算部を備え、前記測定領域選択 は、前記相関値に応じて、前記受信品質情 の領域の粒度を選択することを特徴として る。

 このように、相関値に応じて受信品質情 の領域の粒度が選択されるので、相関値が きい場合(例えば、移動局装置が静止してい る場合)には、受信品質情報を測定する領域 粒度を細かく割り当てる一方、相関値が小 い場合(例えば、移動局装置が高速で移動し いる場合)には、受信品質情報を測定する領 域の粒度を粗く割り当てることができる。こ れにより、相関値が小さい場合は、移動局装 置から基地局装置へ送信する受信品質情報の 情報量を減らすことができる。

 (3)また、本発明の移動通信システムにお て、前記移動局装置は、前記受信品質測定 が異なる時間に測定した受信品質に基づい 、前記受信品質の関係を示す分散値を計算 る分散値計算部を備え、前記測定領域選択 は、前記分散値に応じて、前記受信品質情 の領域の粒度を選択することを特徴として る。

 このように、分散値に応じて受信品質情 の領域の粒度が選択されるので、分散値が さい場合(例えば、移動局装置が静止してい る場合)には、受信品質情報を測定する領域 粒度を細かく割り当てる一方、分散値が大 い場合(例えば、移動局装置が高速で移動し いる場合)には、受信品質情報を測定する領 域の粒度を粗く割り当てることができる。こ れにより、分散値が大きい場合は、移動局装 置から基地局装置へ送信する受信品質情報の 情報量を減らすことができる。

 (4)また、本発明に係る移動通信システム 、移動局装置と基地局装置とを備える移動 信システムであって、前記移動局装置は、 記基地局装置から受信する信号に基づいて 複数のチャネルの受信品質を測定する受信 質測定部と、前記基地局装置から通知され 領域の粒度で前記受信品質測定部が測定し 受信品質情報および前記受信品質測定部が なる時間に測定した受信品質の関係を、前 基地局装置に送信する送信部と、を備え、 記基地局装置は、前記受信品質の関係に応 て、前記受信品質測定部が測定する受信品 情報の領域の粒度を選択し、選択した受信 質情報の領域の粒度を出力する測定領域選 部と、前記移動局装置からの前記受信品質 報および前記受信品質情報の領域の粒度に づいて、前記移動局装置に送信する信号の ケジューリングの制御を行なうスケジュー 部と、前記スケジューラ部でスケジューリ グされた信号を前記移動局装置に送信する 号送信部と、を備えることを特徴としてい 。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係に応じて、基地局装 において、受信品質情報の領域の粒度を選 するようにしたので、受信品質情報を測定 る際に分割する領域の粒度を粗く割り当て 場合、移動局装置から基地局装置へ送信す 受信品質情報の情報量を減らすことが可能 なる。例えば、基地局装置において、受信 質の変動が大きい場合(例えば、移動局装置 が高速で移動している場合)には、受信品質 報を測定する領域の粒度を粗く割り当てる 方、受信品質の変動が小さい場合(例えば、 動局装置が静止している場合)には、受信品 質情報を測定する領域の粒度を細かく割り当 てることができる。これにより、移動局装置 で異なる時間に測定された受信品質の関係に 応じて、基地局装置に送信する受信品質情報 を測定する領域の粒度を基地局装置で選択す ることができる。分割する領域の粒度を粗く 割り当てた場合は、移動局装置から基地局装 置へ送信する受信品質情報の情報量を減らす ことができる。また、基地局装置において受 信品質情報を測定する際の領域の粒度を選択 できるので、基地局装置が制御するセル内の 上りリンクリソースを考慮した領域の粒度の 選択を行なうことができる。

 (5)また、本発明に係る移動通信システム 、移動局装置と基地局装置とを備える移動 信システムであって、前記移動局装置は、 記基地局装置から受信する信号に基づいて 複数のチャネルの受信品質を測定する受信 質測定部と、前記受信品質測定部が異なる 間に測定した受信品質の関係に応じて、前 受信品質測定部が受信品質情報を測定する 定インターバルを選択する測定間隔選択部 、前記測定インターバルおよび当該測定イ ターバルで測定された受信品質情報を前記 地局装置に送信する送信部と、を備え、前 基地局装置は、前記受信品質情報および前 測定インターバルに基づいて、前記移動局 置に送信する信号のスケジューリングの制 を行なうスケジューラ部と、前記スケジュ ラ部でスケジューリングされた信号を前記 動局装置に送信する信号送信部と、を備え ことを特徴としている。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定された受信品質の関係に応じて 信品質情報を測定する測定インターバルを 択して基地局装置に送信するようにしたの 、受信品質情報を測定するインターバルを きく割り当てた場合、移動局装置は、基地 装置へ送信する受信品質情報の情報量を減 すことが可能となる。例えば、移動局装置 おいて、受信品質の関係が所定の関係にあ 場合(例えば、異なる時間に測定した受信品 質の変動が大きい場合)には、受信品質情報 測定する測定インターバルを大きく割り当 る一方、受信品質の関係が所定の関係にな 場合(例えば、異なる時間に測定した受信品 の変動が小さい場合)には、受信品質情報を 測定する測定するインターバルを小さく割り 当てる。これにより、異なる時間に測定され た受信品質の関係に応じて、基地局装置に送 信する測定インターバルを移動局装置で選択 することができる。測定インターバルを大き く割り当てた場合は、移動局装置から基地局 装置へ送信する受信品質情報の情報量を減ら すことができる。

 (6)また、本発明に係る移動通信システム おいて、前記移動局装置は、前記受信品質 定部が異なる時間に測定した受信品質に基 いて、前記受信品質の関係を示す相関値を 算する相関値計算部を備え、前記測定間隔 択部は、前記相関値に応じて、前記測定イ ターバルを選択することを特徴としている

 このように、相関値に応じて測定インタ バルが選択されるので、相関値が大きい場 (例えば、移動局装置が静止している場合) は、受信品質情報を測定する測定インター ルを小さく割り当てておき、相関値が小さ 場合(例えば、移動局装置が高速で移動して る場合)には、受信品質情報を測定する測定 インターバルを大きく割り当てておくことが できる。これにより、相関値が小さい場合に 、移動局装置から基地局装置へ送信する受信 品質情報の情報量を減らすことができる。

 (7)また、本発明に係る移動通信システム おいて、前記移動局装置は、前記受信品質 定部が異なる時間に測定した受信品質に基 いて、前記受信品質の関係を示す分散値を 算する分散値計算部を備え、前記測定領域 択部は、前記分散値に応じて、前記測定イ ターバルを選択することを特徴としている

 このように、分散値に応じて測定インタ バルが選択されるので、分散値が小さい場 (例えば、移動局装置が静止している場合) は、受信品質情報を測定する測定インター ルを小さく割り当てておき、分散値が大き 場合(例えば、移動局装置が高速で移動して る場合)には、受信品質情報を測定する測定 インターバルを大きく割り当てておくことが できる。これにより、分散値が大きい場合に 、移動局装置から基地局装置へ送信する受信 品質情報の情報量を減らすことができる。

 (8)また、本発明に係る移動通信システム 、移動局装置と基地局装置とを備える移動 信システムであって、前記移動局装置は、 記基地局装置から受信する信号に基づいて 複数のチャネルの受信品質を測定する受信 質測定部と、前記基地局装置から通知され 測定インターバルで前記受信品質測定部が 定した受信品質情報および前記受信品質測 部が異なる時間に測定した受信品質の関係 、前記基地局装置に送信する送信部と、を え、前記基地局装置は、前記受信品質の関 に応じて、前記受信品質測定部が測定する 信品質情報の測定インターバルを選択し、 択した測定インターバルを出力する測定間 選択部と、前記移動局装置からの前記受信 質情報および前記測定インターバルに基づ て、前記移動局装置に送信する信号のスケ ューリングの制御を行なうスケジューラ部 、前記スケジューラ部でスケジューリング れた信号を前記移動局装置に送信する信号 信部と、を備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係に応じて、基地局装 において、受信品質情報を測定する測定イ ターバルを選択するので、受信品質情報を 定するインターバルを大きく割り当てた場 、移動局装置から基地局装置へ送信する受 品質情報の情報量を減らすことが可能とな 。例えば、基地局装置において、受信品質 変動が大きい場合(例えば、移動局装置が高 速で移動している場合)には、受信品質情報 測定する測定インターバルを大きく割り当 る一方、受信品質の変動が小さい場合(例え 、移動局装置が静止している場合)には、受 信品質情報を測定する測定インターバルを小 さく割り当てておくことができる。これによ り、移動局装置で異なる時間に測定された受 信品質の関係に応じて、基地局装置に送信す る受信品質情報を測定する測定インターバル を、基地局装置で選択することができる。測 定インターバルを大きく割り当てた場合は、 移動局装置から基地局装置へ送信する受信品 質情報の情報量を減らすことができる。また 、受信品質情報を測定するインターバルを基 地局装置において選択できるので、基地局装 置が制御するセル内の上りリンクリソースを 考慮した測定インターバルの選択を行なうこ とができる。

 (9)また、本発明に係る移動通信システム 、移動局装置と基地局装置とを備える移動 信システムであって、前記移動局装置は、 記基地局装置から受信する信号に基づいて 複数のチャネルの受信品質を測定する受信 質測定部と、前記基地局装置から通知され 領域の粒度で前記受信品質測定部が測定し 受信品質情報を前記基地局装置に送信する 信部と、を備え、前記基地局装置は、前記 動局装置から異なる時間に送信される受信 質情報に応じて、前記受信品質測定部が測 する受信品質情報の領域の粒度を選択し、 択した前記受信品質情報の領域の粒度を出 する測定領域選択部と、前記移動局装置か の前記受信品質情報および前記受信品質情 の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置 送信する信号のスケジューリングの制御を なうスケジューラ部と、前記スケジューラ でスケジューリングされた信号を前記移動 装置に送信する信号送信部と、を備えるこ を特徴としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定する際の領域の 度を選択するので、受信品質情報を測定す 際に分割する領域の粒度を粗く割り当てた 合、移動局装置から基地局装置へ送信する 信品質情報の情報量を減らすことが可能と る。また、受信品質情報を測定する際の領 の粒度を基地局装置において選択できるの 、基地局装置が制御するセル内の上りリン リソースを考慮した領域の粒度の選択を行 うことができる。さらに、移動局装置から なる時間に測定した受信品質の関係を送信 る必要がなく、上りリンクのリソースを無 に使用しない。

 (10)また、本発明に係る移動通信システム は、移動局装置と基地局装置とを備える移動 通信システムであって、前記移動局装置は、 前記基地局装置から受信する信号に基づいて 、複数のチャネルの受信品質を測定する受信 品質測定部と、前記基地局装置から通知され る測定インターバルで前記受信品質測定部が 測定した受信品質情報を前記基地局装置に送 信する送信部と、を備え、前記基地局装置は 、前記移動局装置から異なる時間に送信され る受信品質情報に応じて、前記受信品質測定 部が測定する受信品質情報の測定インターバ ルを選択し、選択した測定インターバルを出 力する測定間隔選択部と、前記移動局装置か らの前記受信品質情報および前記測定インタ ーバルに基づいて、前記移動局装置に送信す る信号のスケジューリングの制御を行なうス ケジューラ部と、前記スケジューラ部でスケ ジューリングされた信号を前記移動局装置に 送信する信号送信部と、を備えることを特徴 としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定するインターバ を選択するので、受信品質情報を測定する ンターバルを大きく割り当てた場合、移動 装置から基地局装置へ送信する受信品質情 の情報量を減らすことが可能となる。また 受信品質情報を測定するインターバルを基 局装置において選択できるので、基地局装 が制御するセル内の上りリンクリソースを 慮した領域の粒度の選択を行なうことがで る。さらに、移動局装置から異なる時間に 定した受信品質の関係を送信する必要がな 、上りリンクのリソースを無駄に使用しな 。

 (11)本発明に係る移動局装置は、基地局装 置と通信する移動局装置であって、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 部と、前記受信品質測定部が異なる時間に測 定した受信品質の関係に応じて、前記受信品 質測定部が測定する受信品質情報の領域の粒 度を選択する測定領域選択部と、前記受信品 質情報の領域の粒度と当該受信品質情報の領 域の粒度で測定された受信品質情報とを前記 基地局装置に送信する送信部と、を備えるこ とを特徴としている。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定した受信品質の関係に応じて受 品質情報の領域の粒度を選択して基地局装 に送信するので、受信品質情報を測定する に分割する領域の粒度を粗く割り当てた場 、移動局装置から基地局装置へ送信する受 品質情報の情報量を減らすことが可能とな 。例えば、移動局装置において、受信品質 関係が所定の関係にある場合(例えば、異な る時間に測定した受信品質の変動が大きい場 合)には受信品質情報を測定する領域の粒度 粗く割り当てる一方、受信品質の関係が所 の関係にない場合(例えば、異なる時間に測 した受信品質の変動が小さい場合)には受信 品質情報を測定する領域の粒度を細かく割り 当てておくことができる。これにより、異な る時間に測定された受信品質の関係に応じて 、基地局装置に送信する受信品質情報を測定 する領域の粒度を移動局装置で選択すること ができる。分割する領域の粒度を粗く割り当 てた場合は、移動局装置から基地局装置へ送 信する受信品質情報の情報量を減らすことが できる。

 (12)また、本発明に係る移動局装置は、基 地局装置と通信する移動局装置であって、前 記基地局装置から受信する信号に基づいて、 複数のチャネルの受信品質を測定する受信品 質測定部と、前記基地局装置から通知される 領域の粒度で前記受信品質測定部が測定した 受信品質情報および前記受信品質測定部が異 なる時間に測定した受信品質の関係を、前記 基地局装置に送信する送信部と、を備えるこ とを特徴としている。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係を基地局装置に送信 るので、基地局装置が、異なる時間に測定 た受信品質の関係に応じて、領域の粒度を 択することができる。これにより、分割す 領域の粒度を粗く割り当てた場合、移動局 置から基地局装置へ送信する受信品質情報 情報量を減らすことが可能となる。また、 信品質情報を測定する際の領域の粒度を基 局装置において選択できるので、基地局装 が制御するセル内の上りリンクリソースを 慮した領域の粒度の選択を行なうことがで る。

 (13)また、本発明に係る移動局装置は、基 地局装置と通信する移動局装置であって、前 記基地局装置から受信する信号に基づいて、 複数のチャネルの受信品質を測定する受信品 質測定部と、前記受信品質測定部が異なる時 間に測定した受信品質の関係に応じて、前記 受信品質測定部が測定する受信品質情報の測 定インターバルを選択する測定間隔選択部と 、前記測定インターバルおよび当該測定イン ターバルで測定された前記受信品質情報を前 記基地局装置に送信する受信品質情報送信部 と、を備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定した受信品質の関係に応じて受 品質情報を測定する測定インターバルを選 して基地局装置に送信するので、受信品質 報を測定するインターバルを大きく割り当 た場合、移動局装置から基地局装置へ送信 る受信品質情報の情報量を減らすことが可 となる。例えば、移動局装置において、受 品質の関係が所定の関係にある場合(例えば 、異なる時間に測定した受信品質の変動が大 きい場合)には、受信品質情報を測定する測 インターバルを大きく割り当てる一方、受 品質の関係が所定の関係にない場合(例えば 異なる時間に測定した受信品質の変動が小 い場合)には、受信品質情報を測定する測定 するインターバルを小さく割り当てることが できる。これにより、異なる時間に測定され た受信品質の関係に応じて、基地局装置に送 信する測定インターバルを移動局装置で選択 することができる。測定インターバルを大き く割り当てた場合は、移動局装置から基地局 装置へ送信する受信品質情報の情報量を減ら すことができる。

 (14)また、本発明に係る移動局装置は、基 地局装置と通信する移動局装置であって、前 記基地局装置から受信する信号に基づいて、 複数のチャネルの受信品質を測定する受信品 質測定部と、前記基地局装置から通知される 測定インターバルで前記受信品質測定部が測 定した受信品質情報および前記受信品質測定 部が異なる時間に測定した受信品質の関係を 、前記基地局装置に送信する受信品質情報送 信部と、を備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係を基地局装置に送信 るので、基地局装置が、異なる時間に測定 た受信品質の関係に応じて、測定インター ルを選択することができる。受信品質情報 測定するインターバルを大きく割り当てた 合は、移動局装置から基地局装置へ送信す 受信品質情報の情報量を減らすことが可能 なる。また、受信品質情報を測定するイン ーバルを基地局装置において選択できるの 、基地局装置が制御するセル内の上りリン リソースを考慮した測定インターバルの選 を行なうことができる。

 (15)本発明に係る基地局装置は、移動局装 置と通信する基地局装置であって、前記移動 局装置が送信する受信品質情報および前記受 信品質情報の領域の粒度に基づいて、前記移 動局装置に送信する信号のスケジューリング の制御を行なうスケジューラ部と、前記スケ ジューラ部でスケジューリングされた信号を 前記移動局装置に送信する信号送信部と、を 備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置からの受信品質 報と受信品質情報の領域の粒度に基づいて 動局装置に送信する信号のスケジューリン が制御されるので、基地局装置が、異なる 間に測定した受信品質の関係に応じて、領 の粒度を選択することができる。分割する 域の粒度を粗く割り当てた場合は、移動局 置から基地局装置へ送信する受信品質情報 情報量を減らすことが可能となる。また、 信品質情報を測定する際の領域の粒度を基 局装置において選択できるので、基地局装 が制御するセル内の上りリンクリソースを 慮した領域の粒度の選択を行なうことがで る。

 (16)また、本発明に係る基地局装置は、移 動局装置と通信する基地局装置であって、前 記移動局装置が送信する受信品質の関係に応 じて、前記移動局装置が測定する受信品質情 報の領域の粒度を選択し、選択した前記受信 品質情報の領域の粒度を出力する測定領域選 択部と、前記移動局装置が送信する前記受信 品質情報および前記受信品質情報の領域の粒 度に基づいて、前記移動局装置に送信する信 号のスケジューリングの制御を行なうスケジ ューラ部と、前記スケジューラ部でスケジュ ーリングされた信号を前記移動局装置に送信 する信号送信部と、を備えることを特徴とし ている。

 このように、移動局装置が送信する受信 質の関係に応じて移動局装置が測定する受 品質情報の領域の粒度を基地局装置で選択 るので、受信品質情報を測定する際に分割 る領域の粒度を粗く割り当てた場合、移動 装置から基地局装置へ送信する受信品質情 の情報量を減らすことが可能となる。例え 、基地局装置において、受信品質の変動が きい場合(例えば、移動局装置が高速で移動 している場合)には、受信品質情報を測定す 領域の粒度を粗く割り当てる一方、受信品 の変動が小さい場合(例えば、移動局装置が 止している場合)には、受信品質情報を測定 する領域の粒度を細かく割り当てることがで きる。これにより、移動局装置で異なる時間 に測定された受信品質の関係に応じて、基地 局装置に送信する受信品質情報を測定する領 域の粒度を基地局装置で選択することができ 、移動局装置から基地局装置へ送信する受信 品質情報の情報量を減らすことができる。ま た、受信品質情報の粒度を基地局装置におい て選択できるので、基地局装置が制御するセ ル内の上りリンクリソースを考慮した領域の 粒度の選択を行なうことができる。

 (17)本発明に係る基地局装置は、移動局装 置と通信する基地局装置であって、前記移動 局装置が送信する受信品質情報および前記受 信品質情報の測定インターバルに基づいて、 前記移動局装置に送信する信号のスケジュー リングの制御を行なうスケジューラ部と、前 記スケジューラ部でスケジューリングされた 信号を前記移動局装置に送信する信号送信部 と、を備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置からの受信品質 報と受信品質情報の測定インターバルに基 いて移動局装置に送信する信号のスケジュ リングが制御されるので、基地局装置が異 る時間に測定した受信品質の関係に応じて 測定インターバルを選択することができる これにより、受信品質情報を測定するイン ーバルを大きく割り当てた場合、移動局装 から基地局装置へ送信する受信品質情報の 報量を減らすことが可能となる。また、受 品質情報を測定するインターバルを基地局 置において選択できるので、基地局装置が 御するセル内の上りリンクリソースを考慮 た領域の粒度の選択を行なうことができる

 (18)本発明に係る基地局装置は、移動局装 置と通信する基地局装置であって、前記移動 局装置が送信する受信品質の関係に応じて、 前記移動局装置が測定する受信品質情報の測 定インターバルを選択し、選択した前記測定 インターバルを出力する測定間隔選択部と、 前記移動局装置が送信する前記受信品質情報 および前記測定インターバルに基づいて、前 記移動局装置に送信する信号のスケジューリ ングの制御を行なうスケジューラ部と、前記 スケジューラ部でスケジューリングされた信 号を前記移動局装置に送信する信号送信部と 、を備えることを特徴としている。

 このように、移動局装置が送信する受信 質の関係に応じて移動局装置が測定する受 品質情報の測定インターバルを基地局装置 選択するので、受信品質情報を測定するイ ターバルを大きく割り当てた場合、移動局 置から基地局装置へ送信する受信品質情報 情報量を減らすことが可能となる。例えば 基地局装置において、受信品質の関係が所 の関係にある場合(例えば、異なる時間に測 定した受信品質の変動が大きい場合)には、 信品質情報を測定する測定インターバルを きく割り当てる一方、受信品質の関係が所 の関係にない場合(例えば、異なる時間に測 した受信品質の変動が小さい場合)には、受 信品質情報を測定する測定するインターバル を小さく割り当てることができる。これによ り、移動局装置で異なる時間に測定された受 信品質の関係に応じて、基地局装置に送信す る測定インターバルを基地局装置が選択する ことができ、移動局装置から基地局装置へ送 信する受信品質情報の情報量を減らすことが できる。また、受信品質情報を測定するイン ターバルを基地局装置において選択できるの で、基地局装置が制御するセル内の上りリン クリソースを考慮した測定インターバルの選 択を行なうことができる。

 (19)また、本発明に係る基地局装置は、移 動局装置と通信する基地局装置であって、前 記移動局装置から異なる時間に送信される受 信品質情報に応じて、前記移動局装置が測定 する受信品質情報の領域の粒度を選択し、選 択した前記受信品質情報の領域の粒度を出力 する測定領域選択部と、前記移動局装置が送 信する前記受信品質情報および前記受信品質 情報の領域の粒度に基づいて、前記移動局装 置に送信する信号のスケジューリングの制御 を行なうスケジューラ部と、前記スケジュー ラ部でスケジューリングされた信号を前記移 動局装置に送信する信号送信部と、を備える ことを特徴としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定する際の領域の 度を選択するので、受信品質情報を測定す 際に分割する領域の粒度を粗く割り当てた 合、移動局装置から基地局装置へ送信する 信品質情報の情報量を減らすことが可能と る。また、受信品質情報を測定する際の領 の粒度を基地局装置において選択できるの 、基地局装置が制御するセル内の上りリン リソースを考慮した領域の粒度の選択を行 うことができる。さらに、移動局装置から なる時間に測定した受信品質の関係を送信 る必要がなく、上りリンクのリソースを無 に使用しない。

 (20)また、本発明に係る基地局装置は、移 動局装置と通信する基地局装置であって、前 記移動局装置から異なる時間に送信される受 信品質情報に応じて、前記移動局装置が測定 する受信品質情報の測定インターバルを選択 し、選択した前記測定インターバルを出力す る測定間隔選択部と、前記移動局装置が送信 する前記受信品質情報および前記測定インタ ーバルに基づいて、前記移動局装置に送信す る信号のスケジューリングの制御を行なうス ケジューラ部と、前記スケジューラ部でスケ ジューリングされた信号を前記移動局装置に 送信する信号送信部と、を備えることを特徴 としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定するインターバ を選択するので、受信品質情報を測定する ンターバルを大きく割り当てた場合、移動 装置から基地局装置へ送信する受信品質情 の情報量を減らすことが可能となる。また 受信品質情報を測定するインターバルを基 局装置において選択できるので、基地局装 が制御するセル内の上りリンクリソースを 慮した領域の粒度の選択を行なうことがで る。さらに、移動局装置から異なる時間に 定した受信品質の関係を送信する必要がな 、上りリンクのリソースを無駄に使用しな 。

 (21)本発明に係る移動通信方法は、移動局 装置と基地局装置とを用いた移動通信方法で あって、前記移動局装置は、前記基地局装置 から受信する信号に基づいて、複数のチャネ ルの受信品質を測定する受信品質測定ステッ プと、前記受信品質測定ステップで異なる時 間に測定した受信品質の関係に応じて、前記 受信品質測定ステップで測定する受信品質情 報の領域の粒度を選択する測定領域選択ステ ップと、前記受信品質情報の領域の粒度と当 該受信品質情報の領域の粒度で測定された受 信品質情報とを前記基地局装置に送信する受 信品質情報送信ステップとを実行し、前記基 地局装置は、前記受信品質情報と前記受信品 質情報の領域の粒度とに基づいて、前記移動 局装置に送信する信号のスケジューリングの 制御を行なうスケジューリングステップと、 前記スケジューリングステップでスケジュー リングされた信号を前記移動局装置に送信す る信号送信ステップと、を実行することを特 徴としている。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定した受信品質の関係に応じて受 品質情報の領域の粒度を選択して基地局装 に送信するので、受信品質情報を測定する に分割する領域の粒度を粗く割り当てた場 、移動局装置から基地局装置へ送信する受 品質情報の情報量を減らすことが可能とな 。例えば、移動局装置において、受信品質 関係が所定の関係にある場合(例えば、異な る時間に測定した受信品質の変動が大きい場 合)には、受信品質情報を測定する領域の粒 を粗く割り当てる一方、受信品質の関係が 定の関係にない場合(例えば、異なる時間に 定した受信品質の変動が小さい場合)には、 受信品質情報を測定する領域の粒度を細かく 割り当てることができる。これにより、異な る時間に測定された受信品質の関係に応じて 、基地局装置に送信する受信品質情報を測定 する領域の粒度を移動局装置で選択すること ができる。分割する領域の粒度を粗く割り当 てた場合は、移動局装置から基地局装置へ送 信する受信品質情報の情報量を減らすことが できる。

 (22)また、本発明に係る移動通信方法は、 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信 方法であって、前記移動局装置は、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 ステップと、前記基地局装置から通知される 領域の粒度で、前記受信品質測定ステップに おいて測定する受信品質情報および前記受信 品質測定ステップで異なる時間に測定した受 信品質の関係を、前記基地局装置に送信する 受信品質情報送信ステップと、を実行し、前 記基地局装置は、前記受信品質の関係に応じ て、前記受信品質測定ステップで測定する受 信品質情報の領域の粒度を選択し、選択した 前記受信品質情報の領域の粒度を出力する測 定領域選択ステップと、前記移動局装置から の前記受信品質情報および前記受信品質情報 の領域の粒度に基づいて、前記移動局装置に 送信する信号のスケジューリングの制御を行 なうスケジューリングステップと、前記スケ ジューリングステップでスケジューリングさ れた信号を前記移動局装置に送信する信号送 信ステップと、を実行することを特徴として いる。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係に応じて、基地局装 において、受信品質情報の領域の粒度を選 するので、受信品質情報を測定する際に分 する領域の粒度を粗く割り当てた場合、移 局装置から基地局装置へ送信する受信品質 報の情報量を減らすことが可能となる。例 ば、基地局装置において、受信品質の変動 大きい場合(例えば、移動局装置が高速で移 動している場合)には、受信品質情報を測定 る領域の粒度を粗く割り当てる一方、受信 質の変動が小さい場合(例えば、移動局装置 静止している場合)には、受信品質情報を測 定する領域の粒度を細かく割り当てることが できる。これにより、移動局装置で異なる時 間に測定された受信品質の関係に応じて、基 地局装置に送信する受信品質情報を測定する 領域の粒度を基地局装置で選択することがで きる。分割する領域の粒度を粗く割り当てた 場合は、移動局装置から基地局装置へ送信す る受信品質情報の情報量を減らすことができ る。

 (23)また、本発明に係る移動通信方法は、 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信 方法であって、前記移動局装置は、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 ステップと、前記受信品質測定ステップで異 なる時間に測定した受信品質の関係に応じて 、前記受信品質測定ステップで測定した受信 品質情報の測定インターバルを選択する測定 間隔選択ステップと、前記測定インターバル および当該測定インターバルで測定された受 信品質情報を前記基地局装置に送信する受信 品質情報送信ステップと、を実行し、前記基 地局装置は、前記受信品質情報と前記測定イ ンターバルとに基づいて、前記移動局装置に 送信する信号のスケジューリングの制御を行 なうスケジューリングステップと、前記スケ ジューリングステップでスケジューリングさ れた信号を前記移動局装置に送信する信号送 信ステップと、を実行することを特徴として いる。

 このように、移動局装置において、異な 時間に測定された受信品質の関係に応じて 信品質情報を測定する測定インターバルを 択して基地局装置に送信するので、受信品 情報を測定するインターバルを大きく割り てた場合、移動局装置から基地局装置へ送 する受信品質情報の情報量を減らすことが 能となる。例えば、移動局装置において、 信品質の関係が所定の関係にある場合(例え ば、異なる時間に測定した受信品質の変動が 大きい場合)には、受信品質情報を測定する 定インターバルを大きく割り当てる一方、 信品質の関係が所定の関係にない場合(例え 、異なる時間に測定した受信品質の変動が さい場合)には、受信品質情報を測定する測 定するインターバルを小さく割り当てること ができる。これにより、異なる時間に測定さ れた受信品質の関係に応じて、基地局装置に 送信する測定インターバルを移動局装置で選 択することができる。測定インターバルを大 きく割り当てた場合は、移動局装置から基地 局装置へ送信する受信品質情報の情報量を減 らすことができる。

 (24)また、本発明に係る移動通信方法は、 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信 方法であって、前記移動局装置は、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 ステップと、前記基地局装置から通知される 測定インターバルで、前記受信品質測定ステ ップにおいて測定した受信品質情報および前 記受信品質測定ステップで異なる時間に測定 した受信品質の関係を、前記基地局装置に対 して送信する受信品質情報送信ステップと、 を実行し、前記基地局装置は、前記受信品質 の関係に応じて、前記受信品質測定ステップ で測定する受信品質情報の測定インターバル を選択し、選択した前記測定インターバルを 出力する測定間隔選択ステップと、前記移動 局装置からの前記受信品質情報および前記測 定インターバルに基づいて、前記移動局装置 に送信する信号のスケジューリングの制御を 行なうスケジューリングステップと、前記ス ケジューリングステップでスケジューリング された信号を前記移動局装置に送信する信号 送信ステップと、を実行することを特徴とし ている。

 このように、移動局装置で異なる時間に 定した受信品質の関係に応じて、基地局装 において、受信品質情報を測定する測定イ ターバルを選択するので、受信品質情報を 定するインターバルを大きく割り当てた場 、移動局装置から基地局装置へ送信する受 品質情報の情報量を減らすことが可能とな 。例えば、基地局装置において、受信品質 変動が大きい場合(例えば、移動局装置が高 速で移動している場合)には、受信品質情報 測定する測定インターバルを大きく割り当 る一方、受信品質の変動が小さい場合(例え 、移動局装置が静止している場合)には、受 信品質情報を測定する測定インターバルを小 さく割り当てることができる。これにより、 移動局装置で異なる時間に測定された受信品 質の関係に応じて、基地局装置に送信する受 信品質情報を測定する測定インターバルを基 地局装置で選択することができる。測定イン ターバルを大きく割り当てた場合、移動局装 置から基地局装置へ送信する受信品質情報の 情報量を減らすことができる。

 (25)また、本発明に係る移動通信方法は、 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信 方法であって、前記移動局装置は、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 ステップと、前記基地局装置から通知される 領域の粒度で、前記受信品質測定ステップに おいて測定した受信品質情報を前記基地局装 置に送信する送信ステップと、を実行し、前 記基地局装置は、前記移動局装置から異なる 時間に送信される受信品質情報に応じて、前 記受信品質測定ステップで測定する受信品質 情報の領域の粒度を選択し、選択した前記受 信品質情報の領域の粒度を出力する測定領域 選択ステップと、前記移動局装置からの前記 受信品質情報および前記受信品質情報の領域 の粒度に基づいて、前記移動局装置に送信す る信号のスケジューリングの制御を行なうス ケジューリングステップと、前記スケジュー リングステップでスケジューリングされた信 号を前記移動局装置に送信する信号送信ステ ップと、を実行することを特徴としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定する際の領域の 度を選択するので、受信品質情報を測定す 際に分割する領域の粒度を粗く割り当てた 合、移動局装置から基地局装置へ送信する 信品質情報の情報量を減らすことが可能と る。また、受信品質情報を測定する際の領 の粒度を基地局装置において選択できるの 、基地局装置が制御するセル内の上りリン リソースを考慮した領域の粒度の選択を行 うことができる。さらに、移動局装置から なる時間に測定した受信品質の関係を送信 る必要がなく、上りリンクのリソースを無 に使用しない。

 (26)また、本発明に係る移動通信方法は、 移動局装置と基地局装置とを用いた移動通信 方法であって、前記移動局装置は、前記基地 局装置から受信する信号に基づいて、複数の チャネルの受信品質を測定する受信品質測定 ステップと、前記基地局装置から通知される 測定インターバルで、前記受信品質測定ステ ップにおいて測定した受信品質情報を前記基 地局装置に送信する送信ステップと、を実行 し、前記基地局装置は、前記移動局装置から 異なる時間に送信される受信品質情報に応じ て、前記受信品質測定ステップで測定する受 信品質情報の測定インターバルを選択し、選 択した測定インターバルを出力する測定間隔 選択ステップと、前記移動局装置からの前記 受信品質情報および前記測定インターバルに 基づいて、前記移動局装置に送信する信号の スケジューリングの制御を行なうスケジュー リングステップと、前記スケジューリングス テップでスケジューリングされた信号を前記 移動局装置に送信する信号送信ステップと、 を実行することを特徴としている。

 このように、基地局装置が、移動局装置 ら異なる時間に送信される受信品質情報に じて、受信品質情報を測定するインターバ を選択するので、受信品質情報を測定する ンターバルを大きく割り当てた場合、移動 装置から基地局装置へ送信する受信品質情 の情報量を減らすことが可能となる。また 受信品質情報を測定するインターバルを基 局装置において選択できるので、基地局装 が制御するセル内の上りリンクリソースを 慮した領域の粒度の選択を行なうことがで る。さらに、移動局装置から異なる時間に 定した受信品質の関係を送信する必要がな 、上りリンクのリソースを無駄に使用しな 。

 本発明によれば、異なる時間に測定され 受信品質の関係に応じて受信品質情報を測 する際の領域の粒度を選択するので、受信 質の関係が所定の関係にある場合には、受 品質情報を測定する領域の粒度を粗く割り てる一方、受信品質の関係が所定の関係に い場合には、受信品質情報を測定する領域 粒度を細かく割り当てることができる。こ により、移動局装置で異なる時間に測定さ た受信品質の関係に応じて、基地局装置に 信する受信品質情報を測定する領域の粒度 基地局装置が選択することができる。分割 る領域の粒度を粗く割り当てた場合、移動 装置から基地局装置に対して送信する受信 質情報の情報量を小さくすることが可能と る。

本発明の第1の実施形態に係る基地局装 置および移動局装置の概略構成を示すブロッ ク図である。 第1の実施形態に係る移動局装置の受信 品質測定部が測定する受信品質について説明 するための図である。 第1の実施形態に係る基地局装置で行な われる受信品質を測定する領域の粒度の選択 について説明する図である。 第1の実施形態に係る基地局装置の受信 品質情報生成部が記憶する情報の一例を示す 図である。 第1の実施形態に係る基地局装置の受信 品質情報生成部が記憶する情報の一例を示す 図である。 第1の実施形態に係る移動通信システム の処理を示すシーケンスチャートである。 第1の実施形態に係る移動通信システム における効果について説明するための図であ る。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信 システムが有する移動局装置および基地局装 置の概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る移動通信システム の処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局 置で行なわれる測定インターバルの選択に いて説明する図である。 第3の実施形態に係る基地局装置の受 品質情報生成部が記憶する情報の一例を示 図である。 第3の実施形態に係る移動通信システ の処理を示すシーケンスチャートである。 第3の実施形態に係る基地局装置で行 われる測定インターバルの選択について説 する図である。 本発明の第4の実施形態に係る移動通 システムの処理を示すシーケンスチャート ある。 本発明の第5の実施形態に係る基地局 置の受信品質情報生成部が記憶する情報の 例を示す図である。 第5の実施形態に係る移動通信システ の処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第6の実施形態に係る基地局 置の受信品質情報生成部が記憶する情報の 例を示す図である。 第6の実施形態に係る移動通信システ の処理を示すシーケンスチャートである。 従来の基地局装置と移動局装置との通 信方法について説明するための図である。 従来の移動局装置における受信品質の 測定について説明するための図である。

符号の説明

101 送信バッファ
102 変調符号化部
103 マッピング部
104 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
105 無線送信部(受信品質情報送信部)
106 送信制御部
107 無線受信部
108 高速フーリエ変換(FFT)部
109 復調復号化部
110 アンテナ
111 受信品質測定部
112 受信品質情報生成部
113 相関値/分散値計算部
115 送信部
201 送信バッファ
202 変調符号化部
203 マッピング部
204 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
205 無線送信部(信号送信部)
206 無線受信部
207 高速フーリエ変換(FFT)部
208 復調復号化部
209 受信品質情報生成部
210 変調符号制御部
211 スケジューラ制御部
212 アンテナ
215 信号送信部
216-1、216-2 信号送信制御部

 以下、本発明の実施形態について、図面を 照しながら説明する。
 (第1の実施形態)
 まず、本発明の第1の実施形態に係る移動通 信システムの構成について説明する。第1の 施形態に係る移動通信システムは、基地局 置と移動局装置とを備えている。図1は、第1 の実施形態に係る移動通信システムが有する 移動局装置および基地局装置の概略構成を示 すブロック図である。

 図1に示すように、移動局装置は、送信バ ッファ101、変調符号化部102、マッピング部103 、逆高速フーリエ変換(IFFT)部104、無線送信部 105、送信制御部106、無線受信部107、高速フー リエ変換(FFT)部108、復調復号化部109およびア テナ110を備えている。送信制御部106は、受 品質測定部111、受信品質情報生成部112およ 相関値/分散値計算部113を備えている。なお 、送信バッファ101、変調符号化部102、マッピ ング部103、逆高速フーリエ変換(IFFT)部104、お よび無線送信部105は、送信部115を構成する。

 移動局装置は、基地局装置から送信され ダウンリンク情報を、無線受信部107で受信 る。この受信した信号をベースバンド信号 ダウンコンバートし、アナログ/デジタル変 換した後、高速フーリエ変換部108にて各サブ キャリアを変調シンボルに変換する。高速フ ーリエ変換部108によって変換された変調シン ボルは、復調復号化部109によって復調および 復号化され、受信品質測定部111および相関値 /分散値計算部113に出力される。

 一方、移動局装置には、上位レイヤから 地局装置に対する送信情報が入力される。 の送信情報には、信号の送信先である基地 装置の情報が含まれており、送信バッファ1 01に一時的に保存される。変調符号化部102は 送信バッファ101から出力される信号に変調 理や誤り訂正符号化処理を施し、符号化ビ ト系列をマッピング部103に出力する。マッ ング部103は、変調符号化部102から出力され 符号化ビット系列を各サブキャリア上のシ ボル系列にマッピングし、逆高速フーリエ 換部104に出力する。

 逆高速フーリエ変換部104は、マッピング 103から出力されるシンボル系列に逆高速フ リエ変換の処理を施し、時系列のベースバ ドデジタル信号に変換し、無線送信部105に 力する。逆高速フーリエ変換部104からの出 信号は、無線送信部105においてデジタル/ア ナログ変換され、送信に適した周波数にアッ プコンバートされた後に、アンテナ110を介し て、各基地局装置に送信される。

 受信品質測定部111は、基地局装置から受 する信号に基づいて、複数のチャネルの受 品質を測定する。なお、本実施形態におい は、受信品質測定部111は、受信品質として CINR(Carrier-to-Interference plus Noise power Ratio: 送波対干渉波+雑音電力比)を測定する。

 基地局装置は、送信バッファ201、変調符 化部202、マッピング部203、逆高速フーリエ 換(IFFT)部204、無線送信部205、無線受部206、 速フーリエ変換(FFT)部207、復調復号化部208 受信品質情報生成部209、変調符号制御部210 スケジューラ制御部211、アンテナ212を備え いる。なお、送信バッファ201、変調符号化 202、マッピング部203、逆高速フーリエ変換(I FFT)部204、無線送信部205は、信号送信部215を 成し、受信品質情報生成部209、変調符号制 部210、スケジューラ制御部211は、信号送信 御部216-1を構成する。

 基地局装置には、上位レイヤから送信情 (ダウンリンク情報とも称する)が入力され 。ダウンリンク情報には、信号の送信先で る移動局装置の情報が含まれており、それ れの移動局装置に送信する信号が、送信バ ファ201に一時的に保存される。変調符号化 202は、変調符号制御部210から出力されるMCS(M odulation and Coding Scheme:変調方式および符号 率)情報に基づいて、送信バッファ201から出 される信号に対して、変調処理や誤り訂正 号化処理を施し、符号化ビット系列をマッ ング部203に出力する。

 マッピング部203は、スケジューラ制御部2 11から出力されるスケジューリング情報に基 いて、変調符号化部202から出力される符号 ビット系列を各サブキャリア上のシンボル 列にマッピングし、逆高速フーリエ変換部2 04に出力する。受信品質情報生成部209は、移 局装置から送信された相関値/分散値に基づ いて受信品質を測定するパラメータを選択す る。

 逆高速フーリエ変換部204は、マッピング 203から出力されるシンボル系列に逆高速フ リエ変換の処理を施し、時系列のベースバ ドデジタル信号に変換し、無線送信部205に 力する。逆高速フーリエ変換部204からの出 信号は、無線送信部205においてデジタル/ア ナログ変換され、送信に適した周波数にアッ プコンバートされた後に、無線送信部205およ びアンテナ212を介して、各移動局装置に送信 される。

 一方、基地局装置は、移動局装置から送 された送信信号を、無線受信部206で受信す 。無線受信部206は、受信した信号を、ベー バンド信号へダウンコンバートし、アナロ /デジタル変換する。高速フーリエ変換部207 は、無線受信部206が出力する各サブキャリア を、変調シンボルに変換する。高速フーリエ 変換部207によって変換された変調シンボルは 、復調復号化部208によって復調および復号化 され、変調符号制御部210およびスケジューラ 制御部211に出力される。

 変調符号制御部210は、移動局装置に送信 る信号について変調符号化の処理を行なう また、スケジューラ制御部211は、移動局装 の無線送信部105が送信した受信品質情報と 受信品質情報の領域の粒度とに基づいて、 動局装置に送信する信号について周波数選 スケジューリングの処理を行なう。ここで 「粒度」とは、全周波数帯領域をある領域 とに分割し、各領域について受信品質の測 を行なう際の分割の細かさのことを意味す 。すなわち、領域の分割が多いと粒度は細 くなり、領域の分割が少ないと粒度は粗く る。

 図2は、第1の実施形態に係る移動局装置 受信品質測定部111が測定する受信品質につ て説明するための図である。図2においては 横軸方向に周波数をとっており、縦軸方向 時間をとっている。また、横軸と縦軸とに 交する方向に受信品質をとっている。図2に 示す受信品質は、基地局装置から送信された 信号についての移動局装置における受信品質 を示している。

 図2において、受信品質測定部111は、時刻t A で、曲線g1で示される受信品質を測定してい 。その後、受信品質測定部111は、時刻t B で、曲線g2で示される受信品質を測定してい 。その後、受信品質測定部111は、時刻t C で、曲線g3で示される受信品質を測定してい 。なお、移動局装置の受信品質測定部111で 定する受信品質は、時刻tおよび周波数fの 数として、X(t,f)と表すことができる。

 相関値/分散値計算部113は、受信品質測定部 111が異なる時間(例えば、図2における時刻t A と時刻t B )に測定した受信品質に基づいて受信品質の 係を示す相関値/分散値を計算する。具体的 、相関値は以下のようにして計算する。

 相関値/分散値計算部113は、移動局装置の受 信品質測定部111で測定された、所定時刻t、 定周波数fにおける受信品質X(t,f)と、所定時 tよりも時刻差Tだけ以前の時刻t-T、所定周 数fにおける受信品質X(t-T,f)を用いて、以下 式(1)により相関値R T (t)を計算する。
 ここで、式(1)におけるnは、受信品質の相関 値を測定する区間を示している。例えば、受 信品質の相関値を測定する区間が5TTI(Time Tran smission Interval)であるならば、n=5となる。

 また、式(1)におけるE(t)、S(t)は、それぞれ 時刻tにおける受信品質X(t,f)の周波数方向の 均値、標準偏差を示している。平均値E(t)は 、以下の式(2)のように表すことができる。ま た、標準偏差S(t)は、以下の式(3)のように表 ことができる。

 さらに、相関値を計算するための受信品質X (t,f)の測定時間長を、L(=t C -t A (図2))とすると、相関値R T (t)を時刻τ近傍で平均化したものは、以下の (4)で表すことができる。
 ここで、受信品質X(t,f)の時間方向の変化速 が十分に緩やかであるとすると、R T,τ を測定した時刻τでの受信品質X(τ,f)と、それ より時刻差Tだけ後の時刻での受信品質X(τ+T,f )とには、大きい相関値R T,τ があると推定できる。

 なお、上述した式(1)~式(4)を用いた方法以 外の計算方法を用いて相関値を計算してもよ い。また、本実施形態においては、受信品質 としてCINRを用いて相関値を計算している場 について説明しているが、その他の受信品 指標を用いて相関値を計算してもよい。

 一方、分散値は、以下のようにして計算 る。移動局装置にて測定された受信品質の る時刻t、ある周波数fにおける測定された をX(t,f)とする。このとき、測定された受信 質X(t,f)の時間方向の分散値は、以下のよう 求めることができる。

 移動局装置が、分散を測定する測定時間長 Lとした時、周波数fにおけるX(t,f)の時刻τ近 傍での分散は、以下の式(5)のように表すこと ができる。
 ここでE(t,f)は、区間τ±1/2L、周波数fにおけ 受信品質X(t,f)の時間方向の平均値を示し、 下の式(6)で表すことができる。

 さらに、周波数fにおける分散V(τ,f)を周波 方向に平均化したものは、以下の式(7)で表 ことができる。
 ここで、分散V(τ)が小さい場合には、V(τ)を 測定した時刻τでの受信品質X(τ,f)と、それよ り時刻差Tだけ後の時刻での受信品質X(τ+T,f) には、強い相関がある。逆に、分散値V(τ)が 大きい場合には、測定した受信品質X(τ,f)か 時刻差T後の受信品質X(τ+T,f)を推定すること 困難である。

 なお、上述した式(5)~式(7)を用いた方法以 外の分散値の計算方法を用いてもよい。また 、本実施形態においては、受信品質としてCIN Rを用いて分散値を計算する場合について示 ているが、その他の受信品質指標を用いて 散値を計算してもよい。

 次に、基地局装置の受信品質情報生成部2 09が、移動局装置から送信される相関値/分散 値に基づいて、領域の粒度を選択する方法に ついて説明する。

 図3は、第1の実施形態に係る基地局装置 、移動局装置から送信される相関値/分散値 基づいて、受信品質を測定する領域の粒度 選択する様子について説明する図である。 地局装置は、移動局装置が異なる時間に測 した受信品質の相関値/分散値の大小に応じ て、受信品質を測定する領域の粒度を選択し 、その領域の粒度を移動局装置に通知する。

 移動局装置によって異なる時間に測定さ た受信品質の相関値が、大きい(すなわち分 散値が小さい)場合、基地局装置は領域の粒 を細かくして受信品質を測定するよう移動 装置に通知する。一方、移動局装置によっ 異なる時間に測定された受信品質の相関値 、小さい(すなわち分散値が大きい)場合、基 地局装置は領域の粒度を粗くして受信品質を 測定するよう移動局装置に通知する。

 ここで、領域の粒度が最も粗い場合とは 全周波数領域を分割せずに受信品質を測定 る、すなわち、全周波数帯に対する受信品 の平均値を測定することを意味する。移動 装置は、基地局装置から通知された領域の 度に従って、受信品質の測定を行ない、そ 結果を受信品質情報として基地局装置に送 する。

 図4は、第1の実施形態に係る基地局装置 受信品質情報生成部209が記憶する情報の一 を示す図である。ここでは、移動局装置が なる時間に測定した受信品質の相関値を基 局装置に送信し、その値に基づいて、基地 装置が受信品質を測定する領域の粒度を選 して、その領域の粒度を移動局装置に通知 る場合について説明する。

 図4に示すように、基地局装置の受信品質 情報生成部209は、移動局装置から送信される 相関値(例えば、R13以上)と受信品質を測定す 領域の粒度(例えば、B1)とを対応付けて記憶 している。本実施形態においては、相関値に 、3つの閾値R11、R12、R13を設定している。な 、各閾値の関係は、R11<R12<R13である。

 相関値が所定の閾値R13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB1を選択する。この領域の粒度としてB1 が選択された場合、例えば、移動局装置の受 信品質測定部111は、2リソースブロックごと 受信品質を測定し、その情報を、基地局装 に対して送信する。

 相関値が所定の閾値R12以上であって所定 閾値R13未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定する領域の粒度としてB2を選択す 。この領域の粒度としてB2が選択された場合 、例えば、移動局装置の受信品質測定部111は 、10リソースブロックごとの受信品質を測定 、その情報を、基地局装置に対して送信す 。

 相関値が所定の閾値R11以上であって所定 閾値R12未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定する領域の粒度としてB3を選択す 。この領域の粒度としてB3が選択された場合 、例えば、移動局装置の受信品質測定部111は 、15リソースブロックごとの受信品質を測定 、その情報を、基地局装置に対して送信す 。

 相関値が所定の閾値R11未満である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB4を選択する。この領域の粒度としてB4 が選択された場合、例えば、移動局装置の受 信品質測定部111は、全周波数領域を分割せず に受信品質を測定する、すなわち、全周波数 帯に対する受信品質の平均値を測定し、その 情報を、基地局装置に対して送信する。

 上記に示すように、基地局装置は、移動 装置から送信された相関値に基づいて受信 質を測定する領域の粒度を選択し、その粒 を移動局装置に通知し、移動局装置は通知 れた粒度で受信品質を測定する。これによ 、領域の粒度が粗い場合には、移動局装置 、基地局装置に送信する受信品質情報の情 量を削減することができる。

 図5は、図4と同様に、第1の実施形態に係 基地局装置の受信品質情報生成部209が記憶 る情報の一例を示す図である。ここでは、 動局装置が異なる時間に測定した受信品質 分散値を基地局装置に送信し、その値に基 いて、基地局装置が受信品質を測定する領 の粒度を選択して、その領域の粒度を移動 装置に通知する場合について説明する。

 図5に示すように、基地局装置の受信品質 情報生成部209は、分散値(例えば、V13以上)と 信品質を測定する領域の粒度(例えば、B4)と を対応付けて記憶している。本実施形態にお いては、分散値に、3つの閾値V11、V12、V13を 定している。なお、各閾値の関係は、V11<V 12<V13である。

 分散値が所定の閾値V13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB4を選択する。分散値が所定の閾値V12 上であって所定の閾値V13未満である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB3を選択する。

 分散値が所定の閾値V11以上であって所定 閾値V12未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定する領域の粒度としてB2を選択す 。分散値が所定の閾値V11未満である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB1を選択する。なお、領域の粒度B1~B4は 受信品質の相関値に基づいて領域の粒度を 択する際と同様であるため、それらの説明 省略する。

 上記に示すように、基地局装置は、移動 装置から送信された分散値に基づいて受信 質を測定する領域の粒度を選択し、その粒 を移動局装置に通知し、移動局装置は通知 れた粒度で受信品質を測定する。これによ 、領域の粒度が粗い場合には、移動局装置 、基地局装置に送信する受信品質情報の情 量を削減することができる。

 図6は、第1の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図6に示すように、基地局装置の無線送信 205は、移動局装置に対してアンテナ212を介 て信号を送信する(S601)。移動局装置の無線 信部107は、基地局装置から送信された信号 受信し、受信品質測定部111は、その受信し 信号に基づいて、複数のチャネルの受信品 を測定する。

 そして、移動局装置の相関値/分散値計算部 113は、受信品質測定部111が異なる時間(例え 、図2のt A とt B )に測定した受信品質(例えば、図2の曲線g1と 線g2)に基づいて、上述した式(1)~式(4)、およ び、式(5)~式(7)を用いて相関値/分散値を計算 る。ここでは、移動局装置の相関値/分散値 計算部113が、相関値としてR14(ただし、R12<R 14<R13)を得た場合について説明する。

 そして、移動局装置の無線送信部105は、 関値/分散値計算部113が計算した相関値R14を 、基地局装置に対してアンテナ110を介して送 信する(S602)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した相関値R14の情報を受信する。次 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置の相関値/分散値計算部113が計算し た相関値R14に応じた受信品質を測定する領域 の粒度を、図3の情報に基づいて選択する。 こでは、受信品質情報生成部209は、相関値R1 4に対応付けられている領域の粒度B2を選択す る。

 そして、基地局装置の無線送信部205は、 信品質情報生成部209が選択した領域の粒度B 2を、移動局装置に対してアンテナ212を介し 通知する(S603)。

 次に、移動局装置の無線送信部105は、無 受信部107が受信した領域の粒度B2で、受信 質測定部111が測定した受信品質情報を、基 局装置に対してアンテナ110を介して送信す (S604)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した受信品質情報を受信する。そし 、基地局装置のスケジューラ制御部211は、 線受信部206が受信した受信品質情報に基づ て、周波数選択スケジューリングを行なっ 信号を、移動局装置に対してアンテナ212を して送信する(S605)。

 図7は、第1の実施形態に係る移動通信シス ムにおける効果について説明するための図 ある。図7(a)は、移動局装置が低速移動の際 測定される受信品質の特性を示している。 お、図7(a)において、基地局装置は、時刻t 1 、t 2 、t 3 で、移動局装置に対して信号を送信している 。図7(b)は、移動局装置が高速移動の際に測 される受信品質の特性を示している。なお 図7(b)において、基地局装置は、時刻t 4 、t 5 、t 6 で、移動局装置に対して信号を送信している 。

 移動局装置の受信品質測定部111が測定する 信品質は、基地局装置から移動局装置まで 伝搬路の状況によって大きく異なる。この うな伝搬路の状況に対して、移動局装置の 関値/分散値計算部113は、時刻t 1 で測定した受信品質情報と時刻t 2 で測定した受信品質情報、時刻t 2 で測定した受信品質情報と時刻t 3 で測定した受信品質情報、および、時刻t 4 で測定した受信品質情報と時刻t 5 で測定した受信品質情報、時刻t 5 で測定した受信品質情報と時刻t 6 で測定した受信品質情報の相関値/分散値を 算する。なお、相関値/分散値計算部113が異 る時間に測定した2つの受信品質から相関値 /分散値を計算するのではなく、ある一定区 に亘って測定した受信品質情報から相関値/ 散値を計算してもよい。

 移動局装置が静止していたり、低速で移動 たりしている場合、受信品質の時間的な変 が小さいため、相関値/分散値計算部113で算 出される相関値は大きな値となり、分散値は 小さな値となる。例えば、移動局装置が、図 7(a)に示す時刻t 1 、時刻t 2 、時刻t 3 で受信品質を測定した場合は、より大きな相 関値、および、より小さな分散値が算出され る。

 この場合において、本実施形態において 、移動局装置から送信される相関値/分散値 に基づいて、基地局装置が、受信品質を測定 する領域の粒度を細かく測定するように選択 し、移動局装置に通知する。これにより、移 動局装置は、通知された細かな領域の粒度で 受信品質の測定を行ない、基地局装置は、そ の受信品質情報を用いて周波数選択スケジュ ーリングを行なうことができる。

 一方、移動局装置が高速で移動している場 、受信品質の時間的な変動が大きいため、 関値/分散値計算部113で算出される相関値は 小さな値、分散値は大きな値となる。例えば 、移動局装置が、図7(b)に示す時刻t 4 、時刻t 5 、時刻t 6 で受信品質を測定した場合は、より大きな相 関値、より小さな分散値が算出される。

 この場合において、本実施形態において 、移動局装置から送信される相関値/分散値 に基づいて、基地局装置が、受信品質を測定 する領域の粒度を粗く測定するように選択し 、移動局装置に通知する。これにより、移動 局装置は、通知された粗い領域の粒度で受信 品質の測定を行ない、基地局装置は、その受 信品質情報を用いて周波数選択スケジューリ ングを行なうことができる。さらに、全周波 数帯に対する受信品質の平均値を測定するよ うに選択し、移動局装置に通知するので、移 動局装置は、受信品質の平均値を測定し、基 地局装置は、周波数選択スケジューリングの 処理は行なわず、例えば任意のチャネルを割 り当てるスケジューリングの処理を行なうこ とができる。

 このように、本実施形態においては、相 値が大きい(分散値が小さい)場合、つまり 移動局装置における受信品質の変動が小さ 場合には、基地局装置が受信品質を領域の 度を細かくして測定するように移動局装置 通知する。移動局装置は、通知された細か 領域の粒度で受信品質を測定し送信するの 、基地局装置は、与えられた受信品質情報 用いての周波数選択スケジューリングを行 うことができる。

 一方、相関値が小さい(分散値が大きい) 合、つまり、移動局装置における受信品質 変動が大きい場合には、基地局装置が受信 質を領域の粒度を粗くして測定するように 動局装置に通知する。移動局装置は、通知 れた粗い領域の粒度で受信品質を測定し送 するので、基地局装置は、与えられた受信 質情報を用いての周波数選択スケジューリ グを行なうことができる。さらに、基地局 置は、全周波数帯に対する受信品質の平均 を測定するように移動局装置に通知し、移 局装置は、受信品質の平均値を測定するこ ができる。この場合、基地局装置は、周波 選択スケジューリングの処理は行なわず任 のチャネルを割り当てる処理を行なうので その移動局装置よりも他の移動局装置に対 るチャネルの割り当て等を優先して行なう とができる。

 本実施形態においては、基地局装置が、 動局装置からの相関値/分散値に基づいて、 受信品質情報を測定する際の領域の粒度を選 択している。これにより、基地局装置は、送 信される相関値/分散値に加えて、自らが制 するセル内の上りリンクのリソースを考慮 た領域の粒度を選択することができる。例 ば、基地局装置は、移動局装置から送信さ た相関値がある程度小さい値だったとして 、制御するセル内の上りリンクのリソース 余裕があれば、細かい領域の粒度を割り当 ることができる。

 なお、第1の実施形態においては、受信品 質としてCINRを用いる場合について説明して るが、これに限定されるものではない。例 ば、受信品質として、RSSI(Receive Signal Strengt h Indication:受信信号強度値)、SNR(Signal to Noise  power Ratio:信号対雑音電力比)、SIR(Signal to I nterference power Ratio:信号対干渉電力比)、SINR(S ignal to Interference plus Noise power Ratio:信号対 干渉および雑音電力比)、CNR(Carrier to Noise po wer Ratio:搬送波対雑音電力比)、CIR(Carrier to I nterference power Ratio:搬送波対干渉波電力比)な ど受信信号電力や搬送波電力に関連して受信 品質を示す指標を用いてもよい。また、受信 品質としてBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)、PE R(Packet Error Rate:パケット誤り率)、BLER(Block E rror Rate:ブロック誤り率)など受信の成否に関 連して受信品質を示す指標受信の成否に関連 して受信品質を示す指標などを用いてもよい 。

 また、第1の実施形態におけるチャネルは 、1つあるいは複数のサブキャリアからなる 、MIMO(Multiple Input Multiple Output)などのSDMA(Spa ce Division Multiple Access)においての送信アン ナあるいは固有モードが示す複数のチャネ 、あるいは、これらの組み合わせのチャネ などを利用する移動通信システムに本実施 態を適用しても良い。

 また、異なる時間に測定した受信品質の 関値、分散値について記載したが、相関値 分散値と同様の指標、例えば、標準偏差の うな値を用いて、本実施形態を運用しても い。

 (第2の実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態に係る移動通 信システムについて説明する。第2の実施形 に係る移動通信システムは、第1の実施形態 係る移動通信システムが、基地局装置で受 品質を測定する領域の粒度を選択するのに し、移動局装置で受信品質を測定する領域 粒度を選択する点で相違する。

 なお、第2の実施形態に係る移動通信シス テムにおいては、基地局装置が、受信品質情 報生成部209を備えていない点で第1の実施形 に係る基地局装置と相違している。図8は、 2の実施形態に係る移動通信システムが有す る移動局装置および基地局装置の概略構成を 示すブロック図である。図8において、信号 信制御部216-2は、変調符号制御部210と、スケ ジューラ制御部211とから構成される。なお、 図8において、図1と同一の構成については、 一の符合を付与し、その説明を省略する。

 図9は、第2の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図9に示すように、基地局装置の無線送信 205は、移動局装置に対してアンテナ212を介 て信号を送信する(S901)。移動局装置の無線 信部107は、基地局装置から送信された信号 受信し、受信品質測定部111は、その受信し 信号に基づいて、複数のチャネルの受信品 を測定する。

 そして、移動局装置の相関値/分散値計算部 113は、受信品質測定部111が異なる時間(例え 、図2のt A とt B )に測定した受信品質(例えば、図2の曲線g1と 線g2)に基づいて、上述した式(1)~式(4)を用い て相関値を計算する。ここでは、相関値とし てR14(ただし、R12<R14<R13)が得られた場合 ついて説明する。

 次に、移動局装置の受信品質情報生成部1 12は、相関値/分散値計算部113が計算した相関 値R14に応じた受信品質を測定する領域の粒度 を、図3の情報に基づいて選択し、その領域 粒度で受信品質の測定を行なう。ここでは 受信品質情報生成部112は、相関値R14に対応 けられている領域の粒度B2を選択する。

 移動局装置の無線送信部105は、受信品質 報生成部111が選択した領域の粒度がB2であ ことを示す情報と、その領域の粒度で測定 た受信品質情報とを、基地局装置に対して ンテナ110を介して送信する(S902)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した領域の粒度を示す情報と、その 域の粒度で測定した受信品質情報とを受信 る。そして、基地局装置のスケジューラ制 部211は、無線受信部206が受信した粒度を示 情報および受信品質情報に基づいて、周波 選択スケジューリングを行なった信号を、 動局装置に対してアンテナ212を介して送信 る(S903)。

 これにより、第2の実施形態においては、 相関値が大きい場合、つまり、移動局装置に おける受信品質の変動が小さい場合には、移 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度を 細かくして測定し、その結果を基地局装置に 送信する。これにより、その移動局装置に対 して基地局装置が与えられた受信品質情報を 用いて周波数選択スケジューリングの処理を 行なうことができる。

 一方、相関値が小さい場合、つまり、移 局装置における受信品質の変動が大きい場 には、移動局装置が受信品質を測定する領 の粒度を粗くして測定し、その結果を基地 装置に送信する。これにより、その移動局 置に対して基地局装置が与えられた受信品 情報を用いて周波数選択スケジューリング 処理を行なうことができる。さらに、移動 装置が全周波数帯に対する受信品質の平均 を測定し送信するので、基地局装置は、周 数選択スケジューリングの処理は行なわず 意のチャネルを割り当てる処理を行なうこ ができ、その移動局装置よりも他の移動局 置に対するチャネルの割り当てを優先して なうことができる。

 なお、第2の実施形態に係る移動通信シス テムにおいては、相関値を用いる場合につい て説明したが、第1の実施形態に係る移動通 システムで説明したように、分散値を用い ようにしてもよい。

 (第3の実施形態)
 次に、本発明の第3の実施形態に係る移動通 信システムについて説明する。第3の実施形 に係る移動通信システムは、第1の実施形態 係る移動通信システムが、受信品質を測定 る領域の粒度を選択するのに対し、受信品 を測定するインターバル(以下、適宜「測定 インターバル」と称する)を選択する点で相 する。なお、第3の実施形態に係る移動局装 および基地局装置の各部の構成は、第1の実 施形態に係る移動局装置および基地局装置と 同様であるため、その説明を省略する。

 ここで、第3の実施形態に係る基地局装置 の受信品質情報生成部209が、移動局装置から 送信される相関値/分散値に基づいて、測定 ンターバルを選択する方法について説明す 。図10は、第3の実施形態に係る基地局装置 、移動局装置から送信される相関値/分散値 基づいて、測定インターバルを選択する様 について説明する図である。基地局装置は 移動局装置から送信される異なる時間に測 した受信品質の相関値/分散値の大小に応じ て測定インターバルを選択し、その測定イン ターバルを移動局装置に通知する。

 移動局装置から異なる時間に測定した受 品質の相関値が大きい(すなわち分散値が小 さい)場合、基地局装置は、測定インターバ を小さくして受信品質を測定するように、 動局装置に通知する。一方、移動局装置か 異なる時間に測定した受信品質の相関値が さい(すなわち分散値が大きい)場合、基地局 装置は、測定インターバルを大きくして受信 品質を測定するように、移動局装置に通知す る。移動局装置は、通知された測定インター バルに従って受信品質の測定を行ない、その 結果を受信品質情報として基地局装置に送信 する。

 図11は、第3の実施形態に係る基地局装置 受信品質情報生成部209が記憶する情報の一 を示す図である。図11(a)は、移動局装置が なる時間に測定した受信品質の相関値を計 し、その値に基づいて、基地局装置が受信 質を測定するインターバルを移動局装置に 知する場合についての情報を示している。

 図11(a)に示すように、基地局装置の受信 質情報生成部209は、相関値(例えば、R13以上) と受信品質を測定する測定インターバル(例 ば、I1)とを対応付けて記憶している。本実 形態においては、相関値に、3つの閾値R11、R 12、R13を設定している。なお、各閾値の関係 、R11<R12<R13である。

 相関値が所定の閾値R13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定するインターバ としてI1を選択する。この測定インターバ I1としては、例えば、移動局装置の受信品質 測定部が1msごとに受信品質を測定し、その情 報を、基地局装置に対して送信する。

 相関値が所定の閾値R12以上であって所定 閾値R13未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定する測定インターバルとしてI2を 択する。この測定インターバルI2としては、 例えば、5msごとに受信品質を測定し、その情 報を、基地局装置に対して送信する。

 相関値が所定の閾値R11以上であって所定 閾値R12未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定する測定インターバルとしてI3を 択する。この測定インターバルI3としては、 例えば、10msごとに受信品質を測定し、その 報を、基地局装置に対して送信する。

 相関値が所定の閾値R11未満である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定するインターバ としてI4を選択する。この測定インターバ I4としては、例えば、20msごとに受信品質を 定し、その情報を、基地局装置に対して送 する。

 このように、基地局装置は、移動局装置 ら送信された相関値に基づいて受信品質を 定する測定インターバルを選択し、その測 インターバルを移動局装置に通知する。移 局装置は、基地局装置から通知された測定 ンターバルで受信品質を測定するので、受 品質情報を基地局装置に送信する際の情報 を削減することができる。

 一方、図11(b)は、移動局装置が異なる時 に測定する受信品質の分散値を計算し、そ 値に基づいて、基地局装置が受信品質を測 する測定インターバルを移動局装置に通知 る場合についての情報を示している。

 図11(b)に示すように、基地局装置の受信 質情報生成部209は、分散値(例えば、V13以上) と受信品質を測定するインターバル(例えば I4)とを対応付けて記憶している。本実施形 においては、分散値に、3つの閾値V11、V12、V 13を設定している。なお、各閾値の関係は、V 11<V12<V13である。

 分散値が所定の閾値V13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定するインターバ としてI4を選択する。分散値が所定の閾値V1 2以上であって所定の閾値V13未満である場合 は、基地局装置の受信品質情報生成部209は 移動局装置が受信品質を測定するインター ルとしてI3を選択する。

 分散値が所定の閾値V11以上であって所定 閾値V12未満である場合には、基地局装置の 信品質情報生成部209は、移動局装置が受信 質を測定するインターバルとしてI2を選択 る。分散値が所定の閾値V11未満である場合 は、基地局装置の受信品質情報生成部209は 移動局装置が受信品質を測定するインター ルとしてI1を選択する。なお、測定インター バルI1~I4は、受信品質の相関値に基づいて測 インターバルを選択する際と同様であるた 、それらの説明を省略する。

 このように、基地局装置は、移動局装置 ら送信された分散値に基づいて受信品質を 定する測定インターバルを選択し、その測 インターバルを移動局装置に通知する。移 局装置は、基地局装置から通知された測定 ンターバルで受信品質を測定するので、受 品質情報を基地局装置に送信する際の情報 を削減することができる。

 図12は、第3の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図12に示すように、基地局装置の無線送 部205は、移動局装置に対してアンテナ212を して信号を送信する(S1201)。移動局装置の無 受信部107は、基地局装置から送信された信 を受信し、受信品質測定部111は、その受信 た信号に基づいて、複数のチャネルの受信 質を測定する。

 そして、移動局装置の相関値/分散値計算部 113は、受信品質測定部111が異なる時間(例え 、図2のt A とt B )に測定した受信品質(例えば、図2の曲線g1と 線g2)に基づいて、上述した式(1)~式(4)を用い て相関値を計算する。ここでは、移動局装置 の相関値/分散値計算部113が、相関値としてR1 4(ただし、R12<R14<R13)を得た場合について 明する。

 そして、移動局装置の無線送信部105は、 関値/分散値計算部が計算した相関値R14を、 基地局装置に対してアンテナを介して送信す る(S1202)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した相関値R14の情報を受信する。次 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置の相関値/分散値計算部113が計算し た相関値R14に応じた測定インターバルを、図 11(a)の情報に基づいて選択する。ここでは、 信品質情報生成部209は、相関値R14に対応付 られている測定インターバルI2を選択する

 そして、基地局装置の無線送信部205は、 信品質情報生成部209が選択した測定インタ バルI2を、移動局装置に対してアンテナ212 介して通知する(S1203)。移動局装置の無線送 部105は、無線受信部107が受信した測定イン ーバルI2で、受信品質測定部111が測定した 信品質情報を、基地局装置に対してアンテ 110を介して送信する(S1204)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した受信品質情報を受信する。そし 、基地局装置のスケジューラ制御部211は、 線受信部206が受信した受信品質情報に基づ て、周波数選択スケジューリングを行なっ 信号を、移動局装置に対してアンテナ212を して送信する(S1205)。

 なお、図12に示す第3の実施形態に係る移 通信システムの処理を示すシーケンスにお ては、移動局装置が異なる時間に測定した 信品質の相関値を用いた測定インターバル 選択について説明したが、分散値を用いた 定インターバルの選択についても同様のシ ケンスで実現することができる。

 これにより、本実施形態においては、相 値が大きい(分散値が小さい)場合、つまり 移動局装置における受信品質の変動が小さ 場合には、基地局装置が測定インターバル 小さくして測定するように移動局装置に通 する。一方、相関値が小さい(分散値が大き )場合、つまり、移動局装置における受信品 質の変動が大きい場合には、基地局装置が測 定インターバルを大きくして測定するように 移動局装置に通知する。移動局装置は、通知 された測定インターバルで受信品質の測定を 行なう。これにより、移動局装置における受 信品質の変動が大きい場合において、受信品 質情報を基地局装置に送信する際の情報量を 削減することができる。

 なお、図13に示すように、基地局装置が 移動局装置が異なる時間に測定した受信品 の相関値/分散値に基づいて、測定インター ルを選択する際の選択方法として、移動局 置が測定した受信品質の相関値が小さい(す なわち分散値が大きい)場合に、基地局装置 測定インターバルを小さくして受信品質を 定するように移動局装置に通知し、受信品 の相関値が大きい(すなわち分散値が小さい) 場合に、基地局装置は測定インターバルを大 きくして受信品質を測定するように、移動局 装置に通知することもできる。移動局装置は 、基地局装置から通知された測定インターバ ルに従って受信品質の測定を行ない、その結 果を受信品質情報として基地局装置に送信す る。

 なお、この場合における基地局装置の受 品質情報生成部209が記憶する情報、並びに 移動通信システムが実行するシーケンスは 上記実施形態と同様の要領で実現すること できる。

 これにより、本実施形態においては、相 値が小さい(分散値が大きい)場合、つまり 移動局装置における受信品質の変動が大き 場合には、基地局装置が測定インターバル 小さくして測定するように移動局装置に通 する。一方、相関値が大きい(分散値が小さ )場合、つまり、移動局装置における受信品 質の変動が小さい場合には、基地局装置が測 定インターバルを大きくして測定するように 移動局装置に通知する。移動局装置は通知さ れた測定インターバルで受信品質の測定を行 なう。これにより、移動局装置における受信 品質の変動が小さい場合において、受信品質 情報を基地局装置に送信する際の情報量を削 減することができる。また、基地局装置によ って、受信品質情報を測定するインターバル を選択することができるため、移動局装置か ら送信される相関値/分散値に加えて、自ら 制御するセル内の上りリンクのリソースを 慮した測定インターバルの選択を行なうこ ができる。例えば、移動局装置から送信さ た相関値がある程度小さい値だったとして 、制御するセル内の上りリンクのリソース 余裕があれば、小さい測定インターバルを 動局装置に対して割り当てることができる

 (第4の実施形態)
 次に、本発明の第4の実施形態に係る移動通 信システムについて説明する。第4の実施形 に係る移動通信システムは、第3の実施形態 係る移動通信システムが、基地局装置で受 品質を測定する測定インターバルを選択す のに対し、移動局装置で受信品質を測定す 測定インターバルを選択する点で相違する なお、第4の実施形態に係る移動局装置およ び基地局装置の各部の構成は、第2の実施形 に係る移動局装置および基地局装置と同様 あるため、その説明を省略する。

 図14は、第4の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図14に示すように、基地局装置の無線送 部205は、移動局装置に対してアンテナ212を して信号を送信する(S1401)。移動局装置の無 受信部107は、基地局装置から送信された信 を受信し、受信品質測定部111は、その受信 た信号に基づいて、複数のチャネルの受信 質を測定する。

 そして、移動局装置の相関値/分散値計算部 113は、受信品質測定部111が異なる時間(例え 、図2のt A とt B )に測定した受信品質(例えば、図2の曲線g1と 線g2)に基づいて、上述した式(1)~式(4)を用い て相関値を計算する。ここでは、相関値とし てR14(ただし、R12<R14<R13)が得られた場合 ついて説明する。

 次に、移動局装置の受信品質情報生成部1 12は、相関値/分散値計算部113が計算した相関 値R14に応じた受信品質を測定する測定インタ ーバルを、図11(a)の情報に基づいて選択し、 の測定インターバルで受信品質の測定を行 う。ここでは、受信品質情報生成部112は、 関値R14に対応付けられている測定インター ルI2を選択する。

 移動局装置の無線送信部105は、受信品質 報生成部112が選択した測定インターバルがI 2であることを示す情報と、その測定インタ バルで測定した受信品質情報とを、基地局 置に対してアンテナ110を介して送信する(S140 2)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した測定インターバルを示す情報と その測定インターバルで測定した受信品質 報とを受信する。そして、基地局装置のス ジューラ制御部211は、無線受信部206が受信 た測定インターバルを示す情報および受信 質情報に基づいて、周波数選択スケジュー ングを行なった信号を、移動局装置に対し アンテナ212を介して送信する(S1403)。

 これにより、本実施形態においては、移 局装置が異なる時間に測定した受信品質の 関値に基づいて、受信品質を測定する測定 ンターバルを選択することができ、基地局 置に受信品質情報を送信する際の情報量を 減することができる。

 なお、第4の実施形態に係る移動通信シス テムにおいては、測定インターバルを選択す る際、相関値を用いる場合について説明して いるが、これに限定されるものではなく、第 3の実施形態で説明したように、分散値を用 て測定インターバルを選択するようにして よい。

 (第5の実施形態)
 次に、本発明の第5の実施形態に係る移動通 信システムについて説明する。第5の実施形 に係る移動通信システムは、第1の実施形態 係る移動通信システムでは、基地局装置が 移動局装置からの受信品質の相関値/分散値 に基づいて、領域の粒度を選択しているのに 対し、移動局装置からの受信品質情報に基づ いて、領域の粒度を選択する点で相違する。 なお、第5の実施形態に関わる移動局装置お び基地局装置の各部の構成は、第1の実施形 に係る移動局装置および基地局装置と同様 あるため、その説明を省略する。

 図15は、第5の実施形態に係る基地局装置 受信品質情報生成部209が記憶する情報の一 を示す図である。図15(a)は、移動局装置が 測定した受信品質情報を送信し、基地局装 において、その受信品質情報の相関値を計 し、受信品質情報を測定する際の領域の粒 を選択する場合についての情報を示してい 。

 図15(a)に示すように、基地局装置の受信 質情報生成部209は、移動局装置から送信さ る受信品質情報の相関値(例えば、R13以上)と 受信品質を測定する領域の粒度(例えば、B1) を対応付けて記憶している。本実施形態に いては、相関値に、3つの閾値R11、R12、R13を 定している。なお、各閾値の関係は、R11< R12<R13である。

 相関値が所定の閾値R13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB1を選択する。相関値が所定の閾値R12 上であって所定の閾値R13未満である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度 してB2を選択する。相関値が所定の閾値R11以 上であって所定の閾値R12未満である場合には 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、移 動局装置が受信品質を測定する領域の粒度と してB3を選択する。相関値が所定の閾値R11未 である場合には、基地局装置の受信品質情 生成部209は、移動局装置が受信品質を測定 る領域の粒度としてB4を選択する。ここで B1、B2、B3、B4は、具体的には、例えば、第1 実施形態で説明したような値をとる。

 上記に示すように、基地局装置は、移動 装置から送信された受信品質情報の相関値 計算し、受信品質を測定する領域の粒度を 択し、その粒度を移動局装置に通知する。 動局装置は、通知された粒度で受信品質を 定する。これにより、領域の粒度が粗い場 には、移動局装置は、基地局装置に送信す 受信品質情報の情報量を削減することがで る。

 図15(b)は、同様に、第5の実施形態に係る 地局装置の受信品質情報生成部209が記憶す 情報の一例を示す図である。基地局装置は 移動局装置から送信される受信品質情報の 散値を計算し、その値に基づいて受信品質 測定する領域の粒度を選択する。記憶する 信品質情報の分散値、領域の粒度の関係は 第1の実施形態と同様であるのでそれらの説 明を省略する。

 上記に示すように、基地局装置は、移動 装置から送信された受信品質情報の分散値 計算し、受信品質を測定する領域の粒度を 択し、その粒度を移動局装置に通知する。 動局装置は、通知された粒度で受信品質を 定する。これにより、領域の粒度が粗い場 には、移動局装置は、基地局装置に送信す 受信品質情報の情報量を削減することがで る。

 図16は、第5の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図16に示すように、基地局装置の無線送 部205は、移動局装置に対してアンテナ212を して信号を送信する(S1601)。移動局装置の無 受信部107は、基地局装置から送信された信 を受信し、受信品質測定部111は、その受信 た信号に基づいて、複数のチャネルの受信 質を測定し、基地局装置に対してアンテナ1 10を介して送信する(S1602)。

 基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置から異なる時間に送信された受信 質情報に基づいて、上述した式(1)~式(4)を用 いて相関値を計算する。ここでは、基地局装 置の受信品質情報生成部209が、相関値として R14(ただし、R12<R14<R13)を得た場合につい 説明する。基地局装置の受信品質情報生成 209は、計算した相関値R14に応じた領域の粒 を、図15(a)の情報に基づいて選択する。ここ では、受信品質情報生成部209は、相関値R14に 対応付けられている領域の粒度B2を選択する

 そして、基地局装置の無線送信部205は、 信品質情報生成部209が選択した領域の粒度B 2を、移動局装置に対してアンテナ212を介し 通知する(S1603)。移動局装置の無線送信部105 、無線受信部107が受信した領域の粒度B2で 受信品質測定部111が測定した受信品質情報 、基地局装置に対してアンテナ110を介して 信する(S1604)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した受信品質情報を受信する。そし 、基地局装置のスケジューラ制御部211は、 線受信部206が受信した受信品質情報に基づ て、周波数選択スケジューリングを行なっ 信号を、移動局装置に対してアンテナ212を して送信する(S1605)。

 なお、図16に示す第5の実施形態に係る移 通信システムの処理を示すシーケンスにお ては、基地局装置が受信した受信品質情報 相関値を用いた領域の粒度の選択について 明したが、分散値を用いた領域の粒度の選 についても同様のシーケンスで実現するこ ができる。

 これにより、本実施形態においては、移 局装置から送信された受信品質情報の相関 が大きい(分散値が小さい)場合、つまり、 動局装置における受信品質の変動が小さい 合には、基地局装置が領域の粒度を細かく て測定するように移動局装置に通知する。 方、相関値が小さい(分散値が大きい)場合、 つまり、移動局装置における受信品質の変動 が大きい場合には、基地局装置が領域の粒度 を粗くして測定するように移動局装置に通知 する。移動局装置は、通知された領域の粒度 で受信品質の測定を行なう。これにより、移 動局装置における受信品質の変動が大きい場 合において、受信品質情報を基地局装置に送 信する際の情報量を削減することができる。 また、基地局装置は、受信品質情報を測定す る領域の粒度を選択することができるため、 基地局装置が制御するセル内の上りリンクの リソースを考慮した領域の粒度の選択を行な うことができる。例えば、移動局装置から送 信された相関値がある程度小さい値だったと しても、制御するセル内の上りリンクのリソ ースに余裕があれば、基地局装置は、細かい 粒度を移動局装置に対して割り当てることが できる。さらに、移動局装置から異なる時間 に測定した受信品質の関係を送信する必要が なく、上りリンクのリソースを無駄に使用し ないで済む。

 (第6の実施形態)
 次に、本発明の第6の実施形態に係る移動通 信システムについて説明する。第6の実施形 に係る移動通信システムは、第5の実施形態 係る移動通信システムが、移動局装置から 受信品質情報に基づいて、受信品質を測定 る領域の粒度を選択するのに対し、移動局 置からの受信品質情報に基づいて、受信品 を測定する測定インターバルを選択する点 相違する。なお、第6の実施形態に係る移動 局装置および基地局装置の各部の構成は、第 1の実施形態に係る移動局装置および基地局 置と同様であるため、その説明を省略する

 図17(a)に示すように、基地局装置の受信 質情報生成部209は、移動局装置から送信さ る受信品質情報の相関値(例えば、R13以上)と 受信品質を測定する測定インターバル(例え 、I1)とを対応付けて記憶している。本実施 態においては、相関値に、3つの閾値R11、R12 R13を設定している。なお、各閾値の関係は R11<R12<R13である。

 相関値が所定の閾値R13以上である場合に 、基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置が受信品質を測定する測定インタ バルとしてI1を選択する。相関値が所定の 値R12以上であって所定の閾値R13未満である 合には、基地局装置の受信品質情報生成部20 9は、移動局装置が受信品質を測定する測定 ンターバルとしてI2を選択する。相関値が所 定の閾値R11以上であって所定の閾値R12未満で ある場合には、基地局装置の受信品質情報生 成部209は、移動局装置が受信品質を測定する 測定インターバルとしてI3を選択する。相関 が所定の閾値R11未満である場合には、基地 装置の受信品質情報生成部209は、移動局装 が受信品質を測定する測定インターバルと てI4を選択する。ここで、I1、I2、I3、I4は、 具体的には、例えば、第3の実施形態で説明 たような値をとる。

 上記に示すように、基地局装置において 移動局装置から送信された受信品質情報の 関値を計算し、受信品質を測定する測定イ ターバルを選択し、その測定インターバル 移動局装置に通知する。移動局装置は、通 された測定インターバルで受信品質を測定 る。これにより、受信品質情報を測定する 定インターバルが大きい場合には、移動局 置は、基地局装置に送信する受信品質情報 情報量を削減することができる。

 図17(b)は、同様に、第6の実施形態に係る 地局装置の受信品質情報生成部209が記憶す 情報の一例を示す図である。基地局装置は 移動局装置から送信される受信品質情報の 散値を計算し、その値に基づいて受信品質 測定するインターバルを選択する。記憶す 受信品質情報の分散値、領域の粒度の関係 、第1の実施形態と同様であるのでそれらの 説明を省略する。

 上記に示すように、基地局装置において 移動局装置から送信された受信品質情報の 散値を計算し、受信品質を測定するインタ バルを選択し、その測定インターバルを移 局装置に通知する。移動局装置は、通知さ た測定インターバルで受信品質を測定する これにより、受信品質情報を測定する測定 ンターバルが大きい場合には、移動局装置 、基地局装置に送信する受信品質情報の情 量を削減することができる。

 図18は、第6の実施形態に係る移動通信シ テムの処理を示すシーケンスチャートであ 。図18に示すように、基地局装置の無線送 部205は、移動局装置に対してアンテナ212を して信号を送信する(S1801)。移動局装置の無 受信部107は、基地局装置から送信された信 を受信し、受信品質測定部111は、その受信 た信号に基づいて、複数のチャネルの受信 質し、基地局装置に対してアンテナ110を介 て送信する(S1802)。

 基地局装置の受信品質情報生成部209は、 動局装置から異なる時間に送信された受信 質情報に基づいて、上述した式(1)~式(4)を用 いて相関値を計算する。ここでは、基地局装 置の受信品質情報生成部209が、相関値として R14(ただし、R12<R14<R13)を得た場合につい 説明する。基地局装置の受信品質情報生成 209は、計算した相関値R14に応じた測定イン ーバルを、追加図15(a)の情報に基づいて選択 する。ここでは、受信品質情報生成部209は、 相関値R14に対応付けられている測定インター バル2を選択する。

 そして、基地局装置の無線送信部205は、 信品質情報生成部209が選択した測定インタ バルI2を、移動局装置に対してアンテナ212 介して通知する(S1803)。移動局装置の無線送 部105は、無線受信部107が受信した測定イン ーバルI2で、受信品質測定部111が測定した 信品質情報を、基地局装置に対してアンテ 110を介して送信する(S1804)。

 基地局装置の無線受信部206は、移動局装 が送信した受信品質情報を受信する。そし 、基地局装置のスケジューラ制御部211は、 線受信部206が受信した受信品質情報に基づ て、周波数選択スケジューリングを行なっ 信号を、移動局装置に対してアンテナ212を して送信する(S1805)。

 なお、図18に示す第6の実施形態に係る移 通信システムの処理を示すシーケンスにお ては、移動局装置が異なる時間に測定した 信品質の相関値を用いた測定インターバル 選択について説明したが、分散値を用いた 定インターバルの選択についても同様のシ ケンスで実現することができる。

 これにより、本実施形態においては、移 局装置から送信された受信品質情報の相関 が大きい(分散値が小さい)場合、つまり、 動局装置における受信品質の変動が小さい 合には、基地局装置が測定インターバルを さくして測定するように移動局装置に通知 る。一方、相関値が小さい(分散値が大きい) 場合、つまり、移動局装置における受信品質 の変動が大きい場合には、基地局装置が測定 インターバルを大きくして測定するように移 動局装置に通知する。移動局装置は通知され た測定インターバルで受信品質の測定を行な う。これにより、移動局装置における受信品 質の変動が大きい場合において、受信品質情 報を基地局装置に送信する際の情報量を削減 することができる。また、受信品質情報を測 定するインターバルを基地局装置によって選 択することができるため、基地局装置が制御 するセル内の上りリンクのリソースを考慮し た測定インターバルの選択を行なうことがで きる。例えば、移動局装置から送信された相 関値がある程度小さい値だったとしても、制 御するセル内の上りリンクのリソースに余裕 があれば、基地局装置は、小さい測定インタ ーバルを移動局装置に対して割り当てること ができる。さらに、移動局装置から異なる時 間に測定した受信品質の関係を送信する必要 がなく、上りリンクのリソースを無駄に使用 しないで済む。

 また、以上説明した実施形態において、 れらの機能またはこれらの機能の一部を実 するためのプログラムをコンピュータ読み り可能な記録媒体に記録して、この記録媒 に記録されたプログラムをコンピュータシ テムに読み込ませ、実行することにより基 局装置または移動局装置の制御を行なって よい。なお、ここでいう「コンピュータシ テム」とは、OSや周辺機器等のハードウェ を含むものとする。

 また、「コンピュータ読み取り可能な記 媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁 ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピ ータシステムに内蔵されるハードディスク の記憶装置のことをいう。さらに「コンピ ータ読み取り可能な記録媒体」とは、イン ーネット等のネットワークや電話回線等の 信回線を介してプログラムを送信する場合 通信線のように、短時間の間、動的にプロ ラムを保持するもの、その場合のサーバや ライアントとなるコンピュータシステム内 の揮発性メモリのように、一定時間、プロ ラムを保持しているものも含むものとする また上記プログラムは、前述した機能の一 を実現するためのものであっても良く、さ に前述した機能をコンピュータシステムに でに記録されているプログラムとの組み合 せで実現できるものであっても良い。

 以上、本発明の実施形態について図面を 照して詳述してきたが、本発明の具体的な 成はこの実施形態に限定されるものではな 、適宜変更することが可能であり、本発明 要旨を逸脱しない範囲の設計等も請求の範 に含まれる。




 
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