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Patent Searching and Data


Title:
MOLDING DIE STRUCTURE FOR SEMI-SOLIDIFIED METAL PRODUCT, METHOD OF MOLDING SEMI-SOLIDIFIED METAL PRODUCT, AND SEMI-SOLIDIFIED METAL PRODUCT MOLDED THEREBY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/054082
Kind Code:
A1
Abstract:
A molding die structure for semi-solidified metal product and method of molding a semi-solidified metal product that ensure a favorable retention of moldability of semi-solidified metal and also attain reduction of material and production costs and simplification of finishing operation; and a semi-solidified metal product molded thereby. The molding die structure for semi-solidified metal product is adapted to carry out pressurization/relative displacement of inferior die and superior die while the interior of the cavity formed by the closure of the inferior die and superior die is filled with a semi-solidified metal to thereby accomplish compression and molding of the semi-solidified metal. There is provided a runout space for semi-solidified metal lying in the superior die at a plane position corresponding to a window part of the product after molding, the runout space brought into communication with the cavity in the course of die closing. At pressurization, the metal corresponding to the window part enters the runout space of the superior die, thereby attaining reduction of pressurization force, downsizing of molding machine and simplification of finishing processing.

Inventors:
NISHIOKA, Tetsuya (1280 Toyooka Koshi-sh, Kumamoto 15, 8611115, JP)
西岡哲也 (〒15 熊本県合志市豊岡1280番地合志技研工業株式会社内 Kumamoto, 8611115, JP)
Application Number:
JP2008/000481
Publication Date:
April 30, 2009
Filing Date:
March 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GOSHI GIKEN CO.LTD. (1280 Toyooka, Koshi-shi Kumamoto, 15, 8611115, JP)
合志技研工業株式会社 (〒15 熊本県合志市豊岡1280番地 Kumamoto, 8611115, JP)
NISHIOKA, Tetsuya (1280 Toyooka Koshi-sh, Kumamoto 15, 8611115, JP)
International Classes:
B22D18/02; B22D17/00; B22D18/00; B22D17/00
Attorney, Agent or Firm:
ANAMI, Kensaku (7th Floor, Senju Building 4-30-1, Saiku-machi, Kumamoto-sh, Kumamoto 41, 8600041, JP)
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Claims:
下型と上型との型閉め状態で形成されるキャビティ内に半凝固金属を充填させた状態で同下型と上型の加圧相対移動により半凝固金属を圧縮させて成形させる半凝固金属製品の成形金型構造であり、
 上型であって成形後の製品の窓部に対応する平面位置であり型閉め途中でキャビティ部に連通する半凝固金属の逃げ用空隙を設けたことを特徴とする半凝固金属製品の成形金型構造。
逃げ用空隙の大きさが、キャビティ内に載置される半凝固金属であって、製品窓部の平面輪郭を上下に投影して形成される仮想立体形状により画成される半凝固金属の体積の80%よりも大としたことを特徴とする請求項1記載の半凝固金属製品の成形金型構造。
下型と上型との型閉め状態で形成されるキャビティ内に半凝固金属を充填させた状態で同下型と上型の加圧相対移動により半凝固金属を圧縮させて成形させる半凝固金属製品の成形金型構造であり、
 上型であって成形後の製品の窓部に対応する平面位置に本体上型に独立して上下に移動可能であり、本体上型の加圧下降移動に先立って加圧下降移動する上補助金型を設け、
 該上補助金型であってその下降移動途中でキャビティ部に連通する半凝固金属の逃げ用空隙を設けたことを特徴とする半凝固金属製品の成形金型構造。
下型と上型との型閉め状態で形成されるキャビティ内に型開き状態で半凝固金属を下型上に載置させて加圧成形するに際し、
 予め、上型であって成形後の製品の窓部に対応する平面投影位置であり型閉め途中でキャビティ部に連通する半凝固金属の逃げ用空隙を設けておき、
上型または下型による相対加圧移動により窓部対応部分の半凝固金属を逃げ用空隙内に逃げさせながら圧縮成形することを特徴とする半凝固金属製品の成形方法。
下型と上型との型閉め状態で形成されるキャビティ内に型開き状態で半凝固金属を下型上に載置させて加圧成形するに際し、
 予め、上型であって成形後の製品の窓部に対応する平面投影位置に本体上型に独立して上下に移動可能な上補助金型を用意し、
本体上型の加圧下降移動に先立って上補助金型を加圧下降移動させて下型との中間に存在する半凝固金属をキャビティ部側に押し出させ、
その後に本体上型を加圧下降移動させることを特徴とする半凝固金属製品の成形方法。
 上補助金型であってその下降移動途中でキャビティ部に連通する半凝固金属の逃げ用空隙を設けたものであることを特徴とする請求項5記載の半凝固金属製品の成形方法。
下型上に載置する半凝固金属が製品成形後の窓部の略平面輪郭形状を有するある程度の肉厚を持った扁平構造体である請求項1ないし6のいずれかに記載の半凝固金属製品の成型方法。
請求項1ないし7のいずれかに記載の構造または方法を用いて成形された半凝固金属製品
Description:
半凝固金属製品の成形金型構造 よび半凝固金属製品の成形方法ならびにそ らにより成形される半凝固金属製品

 本発明は、半凝固金属製品の成形金型構 および半凝固金属製品の成形方法ならびに れらにより成形される半凝固金属製品に関 、特に金型に半凝固金属を載置して、直接 プレス成形することで高品質の窓部付き成 品を成形する半凝固金属製品の成形金型構 および半凝固金属製品の成形方法並びにそ らにより成形される半凝固金属製品に関す 。

 近時、金属ビレットの加熱あるいは溶湯 冷却による、粒状の固相と液相を共存させ 例えば冷却曲線で540℃~650℃程度の半凝固( 融)状態での加工が、溶融状態からの加工に して保形性に優れ、同時に加工性にも優れ 点で種々の製品に採用されつつある。これ 対し、例えばアルミニウム合金材料による 動車用ホイールの半凝固(半溶融)成形につ ては、成形する金型に液体から温度を低下 せて製造した半凝固金属あるいは固体状態 材料を加熱させた半溶融金属を一旦スリー に移し、しかる後、上金型を移動させて加 成形するダイカストマシンを用いた成形方 が知られている。しかしながら、この方法 は、スリーブに挿入した段階で固液共存状 の金属はスリーブに接触して急速に熱を奪 れるために凝固層が生成しやすい。このた に、チップの動きに合わせて凝固層が混入 やすく機械的性質のばらつきの原因になり すい。また、スリーブ内に残されたビスケ ト部分と製品までのランナーを加えた製品 外の部分の全鋳込み重量に対する割合が高 。特に小型製品の場合にはその割合が高く る。その結果、製品価格が高くなる、とい 問題がある。これに対して特許文献1の方法 提案されている。

特開2003-126955号公報

特許文献1の方法では、図18~図20に示すよう に、キャビティ部70に連通するランナ部72と 縮部74を上下金型66、68に一体的に設けたも (図18(1)、(2))、ランナ部や圧縮部を設けずに 型内に半凝固金属を載置し直接成形するも (図19(1)、(2))、上金型66に上下移動可能な第 金型76もしくはピストンを設置して、必要 応じて部分加圧をするもの(図20(1)、(2))が示 れている。しかしながら、図18の方法では まず圧縮部に半凝固金属が接触し、さらに ビスケット部78、ランナ部72を経由してキャ ティ70内に金属が流入するようになってい ので金属は急速に熱を奪われることによる 固層の混入、機械的性質のバラツキ、全鋳 み重量に対する非製品部分の割合が高く、 品価格を高くさせる、等の問題は依然とし 解消されない。

また、図19の方法によれば、上金型66が半 固材80を押し潰しながら下降する際、空間で あるキャビティ内に半凝固材を押し出してい く。そして、成形初期の材料は温度も高く、 流動性が良いためキャビティ内へ押し出され ていくが、上型の下降に伴い半凝固材は金型 に熱を奪われて流動性が急激に低下し所定の 製品形状を得る前に凝固する問題が生じるお それがある。また、キャビティ内に半凝固金 属のビレットを置いて成形するから、安定さ せるため下型上面と密着性の良い部分に載置 する結果、半凝固金属の底面は凝固層を早期 に形成しやすい。また、半凝固金属を保持す る容器を反転して半凝固金属を下型内に載置 して成形する場合に容器の底部に滞留してい た酸化物を金属内に混入させるおそれがある 。また、例えば自動車用のホイールのように 空洞部が複数存在する製品の場合には、半凝 固金属を複数載置しなければならず、載置さ せるための駆動、搬送、反転構造が複雑とな り、高コスト化するばかりでなく、材料の半 凝固温度での投入量の高精度管理が必要であ った。また、上下型閉じと同時にキャビティ 内部を密閉する構成であるから、いわゆる湯 回りに相当する半凝固金属のキャビティの隅 々への充填作用が弱く、成形性に劣るという 問題があった。

また、図20の方法では、製品(ホイール)中 に半凝固金属ビレット80を載置しているので 、リム部までの流動長が非常に長くなり、半 凝固金属の流動性を考慮すると、例えばリム 部の湯回り不良、充填圧不足による微細な内 部欠陥などによるリム部成形不良を生じさせ るおそれがあった。また、この方法では、上 型で材料をほぼ最終形状に近く成形し、その 後、局部肉厚部を加圧ピンにより圧縮し、そ の後その加圧ピンで打ち抜くものであるが、 この方式においても、上型の下降に伴い半凝 固材は金型に熱を奪われて流動性が急激に低 下し所定の製品形状を得る前に凝固する問題 を生じるおそれがある。また、窓部を有する 製品の場合には、上型で最終形状に成形し、 型閉め状態で加圧ピンで圧縮することにより 窓抜きを行うことは現実には不可能であり、 使用範囲が限定されて実用性が劣る問題があ った。さらに、金属ビレットをキャビティ内 の安定した下型水平面に載置する結果、半凝 固金属の底面は凝固層を早期に形成し、巣を 生じさせるおそれがあった。

本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ たものであり、その目的は、製品として窓部 を有する半凝固金属の成形に着目し、窓部を 鋳抜く金型構造を改良することにより、半凝 固金属の成形性を良好に保持し、同時に材料 、製作コストの低減、仕上げ作業の簡易化を 達成させることのできる半凝固金属製品の成 形金型構造および半凝固金属製品の成形方法 ならびにそれらにより成形される半凝固金属 製品を提供することにある。

 上記の目的を達成するために、本発明は 下型18と上型16との型閉め状態で形成される キャビティ20内に半凝固金属11を充填させた 態で同下型と上型の加圧相対移動により半 固金属を圧縮させて成形させる半凝固金属 品の成形金型構造であり、上型16であって成 形後の製品14の窓部12に対応する平面位置で り型閉め途中でキャビティ部20に連通する半 凝固金属の逃げ用空隙24を設けた半凝固金属 品の成形金型構造10から構成される。上型 半凝固金属に当たって加圧下降する際に下 の窓部対応位置部分に受けられて窓部対応 置の半凝固金属が上型の逃げ用空隙内に入 始め、最終的に上型が下型に密接した状態 、窓部対応位置の半凝固金属のほとんどが げ用空隙内に、他のキャビティ部内の製品 金属と分離孤立状態で入る。したがって、 部を除く製品部の半凝固金属についてのみ 圧力が加わるから、所要の圧縮力の成形機 必要部位に無駄なく加圧する結果、そのぶ 湯回りを良好に保持できる。また、鋳込み 必要な材料の適正量管理を確実に行え、材 コスト節約、成形後の仕上げ処理の簡易化 実現する。

その際、逃げ用空隙24の大きさV1が、キャ ティ20内に載置される半凝固金属11であって 製品窓部12の平面輪郭を上下に投影して形 される仮想立体形状により画成される半凝 金属11mの体積V2の80%よりも大とするとよい。

また、本発明は、下型18と上型16との型閉 状態で形成されるキャビティ20内に半凝固金 属11を充填させた状態で同下型と上型の加圧 対移動により半凝固金属を圧縮させて成形 せる半凝固金属製品の成形金型構造であり 上型16であって成形後の製品14の窓部12に対 する平面位置に本体上型30に独立して上下 移動可能であり、本体上型の加圧下降移動 先立って加圧下降移動する上補助金型32を設 け、該上補助金型32であってその下降移動途 でキャビティ部20に連通する半凝固金属の げ用空隙34を設けた半凝固金属製品の成形金 型構造から構成される。平面窓部対応位置に 位置する上補助金型を本体上型より先に加圧 下降して下型と協働して窓部対応半凝固金属 を窓部対応部分外に押し出して窓部用打抜き 動作を予め実行しておき、この後、本体上型 で最終成形するから、本来の製品部について の半凝固金属に対する加圧力を集中的に加え ることができる上に、上補助金型の加圧下降 時に 窓部対応位置の半凝固金属を逃げ用空 34内に逃げさせるから、これらが相乗的に 用し、高効率な加圧、材料コスト削減、仕 げ処理簡素化を実現できる。

また、本発明は、下型と上型との型閉め状 態で形成されるキャビティ内に型開き状態で 半凝固金属を下型上に載置させて加圧成形す るに際し、予め、上型であって成形後の製品 の窓部に対応する平面投影位置であり型閉め 途中でキャビティ部に連通する半凝固金属の 逃げ用空隙を設けておき、上型または下型に よる相対加圧移動により窓部対応部分の半凝 固金属を逃げ用空隙内に逃げさせながら圧縮 成形する半凝固金属製品の成形方法から構成 される。

さらに、本発明は、下型と上型との型閉め 状態で形成されるキャビティ内に型開き状態 で半凝固金属を下型上に載置させて加圧成形 するに際し、予め、上型であって成形後の製 品の窓部に対応する平面投影位置に本体上型 に独立して上下に移動可能な上補助金型を用 意し、本体上型の加圧下降移動に先立って上 補助金型を加圧下降移動させて下型との中間 に存在する半凝固金属をキャビティ部側に押 し出させ、その後に本体上型を加圧下降移動 させる半凝固金属製品の成形方法から構成さ れる。その際、上補助金型であってその下降 移動途中でキャビティ部に連通する半凝固金 属の逃げ用空隙を設けるとよい。さらに、そ の際、下型上に載置する半凝固金属が製品成 形後の窓部の略平面輪郭形状を有するある程 度の肉厚を持った扁平構造体であるとよい。

また、本発明は、上記の成形金型構造、ま たは成形方法を用いて成形された半凝固金属 製品から構成される。

 本発明の半凝固金属製品の成形金型構造 よびその成形方法によれば、成形機による 圧時のキャビティ内の湯回りを良好に保持 き、高品質の成形製品を製造することがで る。また、鋳込みに必要な材料の適正量管 を確実に行え、材料コスト節約、成形後の 上げ処理の簡易化を実現することが可能で る。

本発明の第1実施形態に係る半凝固金属 製品の成形金型構造の半凝固金属を下型上に 載置して上型で加圧作動させる前の状態の縦 断面図である。 図1の成形金型構造において、窓部に対 応する位置の半凝固金属と上型に設ける逃げ 用空隙との空間的位置関係を説明する説明図 である。 図1の成形金型構造において、上型の加 圧作動時の半截縦断面作用説明図である。 図1の成形金型構造において、上型の加 圧作動完了時の半截縦断面作用説明図である 。 図1の成形金型構造の上型の逃げ用空隙 と窓部対応半凝固金属と下型との側面視の位 置対応関係を示す拡大説明図である。 本発明の成形金型構造により成形する 示製品の正面図である。 図1の第1実施形態の成形金型構造の上 金型の成形終了時の型閉め状態を示す縦断 図で、キャビティ及び逃げ用空隙内の金属 省略して示した図である。 本発明の第1実施形態で、スライド型を 不要とするキャビティを有する場合の金型に ついての適用を示した縦断面図であり、上型 で加圧作動させる前の状態を示している。 本発明の第2の実施形態に係る半凝固金 属製品の成形金型構造の半凝固金属を下型上 に載置して上補助金型で加圧作動させる前の 状態の縦断面図である。 図9の成形金型構造において、上補助 型の加圧作動時の半截縦断面作用説明図で る。 図9の成形金型構造において、上補助 型の加圧作動終了時の半截縦断面作用説明 である。 図9の成形金型構造において、本体上 の加圧作動終了時の半截縦断面作用説明図 ある。 本発明の第2実施形態において、上補 金型に逃げ用空隙を設けた例の半截縦断面 成兼作用説明図である。 本発明の第2実施形態において、上補 金型に逃げ用空隙を設けた例の成形終了時 半截縦断面構成兼作用説明図である。 本発明の第1実施形態に関連した比較 についての縦断面構成兼作用説明図である 図15の比較例の縦断面作用説明図であ 。 図15の比較例の成形終了時の縦断面作 説明図である。 従来の半凝固金属の金型成形方法を示 すである。 従来の半凝固金属の他の金型成形方法 を示すである。 従来の半凝固金属の他の金型成形方法 を示すである。

符号の説明

 10 半凝固金属製品の成形金型構造
 11 半凝固金属
 11m 窓部対応の半凝固金属
 12 窓部
 14 製品
 16 上型
 18 下型
 20 キャビティ部
 24 逃げ用空隙
 24a 空隙開口
 26 縁壁部
 28 仮想立体形状
 30 本体上型
 32 上補助金型
 34 逃げ用空隙
 34a 空隙開口
 36 縁壁部

 以下、添付図面を参照しつつ本発明を実 するための最良の形態について説明する。 実施形態の半凝固金属製品の成型金型構造 、例えば図6のようにハブ部210と、リム部212 と、これらを連結するスポーク部214と、それ らに区画される複数の窓部12を有する自動車 ホイール製品14を成形する例を示す。

 図1ないし図7に基づき、本発明の第1実施 態について説明する。図7は、本実施形態の 半凝固金属製品の成型金型構造10の圧縮によ 型閉め状態を示す縦断面図であり、本実施 態では、スライド型を有する構造の例を示 ている。なお、図7の状態は、上型を駆動さ せて上下型を閉めた状態であるが、半凝固金 属については図示を省略している。本実施形 態の成形金型構造10は、図示しない作業手順 シーケンス制御あるいは記憶装置によるプ グラム制御等を行う制御装置の制御に基づ 油圧プレス等により駆動されて上下に相対 動可能な上型16と、下型18と、上型と下型の 型閉め状態で形成されるキャビティ部20に向 て横方向から進退自在にスライド移動する ライド型22と、を含む。スライド型22は平面 視で例えばキャビティの周囲の対称位置から キャビティ部に向けて進退移動し、その進出 位置で上下型とともに成形製品の側部外形輪 郭を決めてキャビティ部20を形成させる。

 本実施形態の半凝固金属製品の成型金型 造10は、下型と上型との型閉め状態で形成 れるキャビティ内に半凝固金属を充填させ 状態で同下型と上型の加圧相対移動により 凝固金属を圧縮させて所望の製品を成形さ るものであり、キャビティ部20内には半凝固 金属11が投入される。半凝固金属は、凝固開 温度と凝固終了温度の範囲の半凝固(半溶融 )状態の特性の金属であり、それぞれの合金 成に対応する半凝固温度範囲を有している 半凝固金属は、温度の上昇(固相率の低下)に 伴い結晶(固相成分)が球状化し、それが次第 分離する。アルミニウム合金では、固相率 30%から70%ではその内部組織は球状の固相粒 液相中に浮遊した状態となっており、適度 軟質性、流動性とともに、粒状の均一な組 を得ることができる。この性質から、半凝 金属による成形では、さらに、(イ)低温の 凝固状態で金型に鋳込むため凝固収縮量が 少し引け傾向が減少する。(ロ)冷却速度が速 まり微細な組織が得られ内部欠陥を低減でき 、機械的性質に優れた製品を製造できる。( )半凝固状態で鋳こむため、粒状の均一な組 を得ることができる。本実施形態では、半 固金属材料11は図1に示すように、製品ホイ ルの平面形状に対応し、かつある程度の厚 を有する円盤形状で形成され、この円盤形 の半凝固金属が上下型を開いた状態で下型 上面側に載置される。半凝固金属材料11は ャビティ部の平面輪郭大きさと略同じ大き かあるいはそれよりもやや大きい平面輪郭 きさでキャビティ部に対応する下型上に載 される。なお、上下型の中間位置に挿入さ る半凝固金属は必ずしも厚板円盤形状とす 必要はなく、製品成形後の窓部の略平面輪 形状を有するある程度の肉厚を持った扁平 造体であるとよい。さらにいうと、理想的 は可能な限りキャビティ部形状に近似させ 形状とするのが好ましい。また、図中、上 金型のキャビティ部において、製品の窓部12 を鋳込み形成させる部分を(12)で示している

 図7において、本実施形態における一つの 特徴的事項は、上型16に半凝固金属の逃げ用 隙24を設けたことである。図1にも示すよう 、上型であって成形後の製品の窓部に対応 る平面位置に空隙24が設けられている。空 24は、図1、図7上、下面側を開口24aし上方に けて穿穴したメクラ穴からなり、上型16の 閉め動作のために下降する際にキャビティ 20に連通するように設けられている。したが って、上型の下降動作時に開口24aの周囲の上 型部分がまず下型上に載置された半凝固金属 に当たり、そのまま窓部12に対応する部分を 降させて空隙24内に反凝固金属を誘導させ 入らせながら下型18に当接する。

 詳細には、上型16の窓部に対応する平面 置部分には窓部12の平面輪郭にある程度の壁 厚を有する縁壁部26を円形状に形成しており この縁壁部26の内側に逃げ用空隙24が設けら れている。上型16の縁壁部26が先に半凝固金 に当たり、さらに上型16を下降させることに より縁壁部26の内部に半凝固金属を取り込み 最終的に加圧終了時に縁壁部の内外を仕切 て内側の空隙24部分において製品の窓部を 成させる。

 図2において、逃げ用空隙24の大きさは、 型上に載置された半凝固金属の窓部12に対 する部分の大きさの少なくとも80%よりも大 く設定されている。すなわち、図2、図5にお いて、上型による圧縮前(上下型閉め前)にキ ビティ部20に載置される半凝固金属であっ 、製品窓部12の平面外形輪郭12f(図6参照)を上 下に投影して形成される柱状の仮想立体形状 28により画成される半凝固金属11mの体積V2の80 %よりも大となるように、逃げ用空隙24の大き さV1が設定されている。逃げ用空隙により、 部に対応する部分の半凝固金属11mは上型の 縮時に該空隙24内に入り、その他のキャビ ィ部20内に圧入される半凝固金属への加圧力 を減殺しないようにするとともに、縁壁部26 より空隙24内の半凝固金属のみを閉鎖して り、型を開けたときに窓部対応の半凝固金 11のみを容易に分離して取り出すことができ る。半凝固金属11の体積V2の80%よりも逃げ用 隙24の大きさV1が小さいと、窓部に対応する 置の半凝固金属が十分に空隙内に逃げるこ ができず、成形圧が加わる結果、いわゆる 回り不良、成形不良を生じるおそれがある なお、逃げ用空隙24の大きさは仮想立体形 28により画成される半凝固金属11mの体積V2と 体積(100%)でも良いし、上型の機能を損なわ い材厚の限度において体積V2以上の大きさ(1 00%以上)としてもよい。

 本実施形態の金型は、固定配設された下 18に上方から加圧力P1で下降する上型16が密 したときに製品キャビティ部20が形成され 。そして、半凝固金属は平面視において必 製品キャビティ部20より大のものが下型に載 置される。図1のように下型18上に円盤状の半 凝固金属11を載置させ、上型16を加圧下降さ る。このとき、スライド型22は、前進位置に あって、側部あるいは周囲のキャビティ部形 状を画成し、所望の製品形状を得られるキャ ビティを形成した状態となっている。上型16 加圧下降に伴い、図3のように窓部に対応す る部分に載置されている半凝固金属11mは空隙 開口24aから上型16の逃げ用空隙24内に入る。 たがって、この窓部12部分については半凝固 金属11mは金型による圧縮力を受けない。そし て、最終的に図4のように上下型が密接し成 が終了する。図4の状態で縁壁部26により仕 られた内部空隙24内に窓部に対応して位置す る半凝固金属11mが他のキャビティ部に充填さ れる金属と分離して封入状態で収容され、こ れらの金属には成形機の加圧力は加わらない 。これによって、成形機の最終成形圧を低減 することができ、成形機自体のサイズダウン 、ひいては設備コストを低減し得る。

 最終成形圧の低減は、窓部に材料が残ら いことにより、窓部は最終圧を受けること なく、最終成形圧は製品形状の投影面積の に相関することによる。例えば14インチホ ールについて、次の仕様を与えるとする。&l t;<製品投影面積:873cm2、窓部投影面積:302cm2( 60.4cm2×4箇所)、キャビティ総投影面積:1175cm2(8 73cm2+302cm2)>>。必要成形圧を500Kgf/cm2(4903N/c m2)とすると、比較例方法、従来方法(図15~図17 、図19参照)では1175cm2×500Kgf/cm2≒588Ton。本実 形態方法では、873cm2×500Kgf/cm2=473Ton、となり 約20%の荷重削減が可能となる。

 また、流動性低下による窓部対応部分の 化残り部分が生じないから、仕込み材料の 減、ひいては材料コスト低減を達成し得る 例えば、図15~図17の方法で窓部を形成した 合、肉厚が4~7mmとすると材料の重量は326g~570g となり、その材料を再溶解でリサイクルした として、約12円~21円の費用を要する。本実施 態では、窓部が成形されないので、その分 コストダウンとなる。

また、後仕上げとして硬化残り部分の板状 アルミニウム合金材の打抜き工程、プレス成 形機、打抜き金型、作業人件コスト等を含む 加工コスト削減に寄与し得る。例えば、図15~ 図17、図19の方法で窓部を形成した場合、肉 4mm~7mmの板状アルミニウムを打ち抜く工程が 要となり、プレス機、打ち抜き金型、作業 人件コストが必要となる。この円盤形状の 凝固金属が上下型を開いた状態で下型の上 側に載置される。半凝固金属材料11はキャ ティ部の平面輪郭大きさと略同じ大きさか るいはそれよりもやや大きい平面輪郭大き でキャビティ部に対応する下型上に載置さ る。

なお、この実施形態では、半凝固金属はあ る程度の厚みを有する扁平な円盤形状で形成 され、これを下型上に作業ロボットに把持さ せて挿入載置させることにより、半凝固金属 を保持する容器を反転して投入することによ る半凝固金属底面の早期の凝固層形成や、底 部滞留の酸化物の金属内混入の問題を生じな いようにし得る。また、投入する半凝固金属 もキャビティ部の平面大きさと同等あるいは それ以上の大きさの1個の半凝固金属を下型 に載置するだけでよい。

上記は、キャビティ部の周囲あるいは側部 にキャビティ部に向けて進退移動するスライ ド型22を設けた金型構造の例を示したが、図8 に示すように、本発明の金型構造は、スライ ド型22を設けずに上下型のみで最終成形を行 タイプの金型構造についても、有効に適用 うる。

 次に、図9ないし図12により、本発明の第2 実施形態について説明するが、第1実施形態 同一部材には同一符号を付し、その詳細な 明を省略する。この第2実施形態では、下型1 8と上型16との型閉め状態で形成されるキャビ ティ20内に半凝固金属11を充填させた状態で 下型と上型の加圧相対移動により半凝固金 11を圧縮させて成形させる半凝固金属製品の 成形金型構造である点は第1実施形態と同様 ある。

 この第2実施形態では、成形後の製品の窓 部に対応する平面位置となる上型16に、本体 型30に独立して上下に移動可能に上補助金 32を設けたことが第1実施形態と異なる。上 助金型32は、平面上でキャビティ部20内の窓 12に対応した位置に配置され、本体上型30の 例えば内部において上下に打ち抜いた孔を穿 孔し、この孔に縦に摺動自在に筒形の上補助 金型32を設けている。上補助金型32は、窓部 形成される際の下型18の窓部用下型平面18aに 対向する窓部用上型平面32aを有しており、上 補助金型32が下降して下型に接したときに窓 を形成するようにその部分の半凝固金属11m キャビティ部内の製品部側に押し出させる

 上補助金型32は、本体上型30に独立して上 下に移動可能であり、本体上型の加圧下降移 動に先立って加圧下降移動する。すなわち、 図9に示すように、型開き状態で下型18上にキ ャビティ部と略同じ平面輪郭、大きさの円盤 状の半凝固金属11を載置させる。そして、本 上型30の加圧に先立って、まずこの上補助 型32が加圧下降移動し、窓部に対応する平面 位置(製品窓部の平面輪郭を上下に投影して 成される立体形状により画成される半凝固 属)に存在する半凝固金属11mに当たり(図9)、 らに下方に向けて押圧駆動させる(図10)。窓 部用下型平面18aと窓部用上型平面32a間の半凝 固金属は圧縮されながら窓部対応位置からそ の周囲側のキャビティ部20内に押し出され、 いには上補助金型32は下型18上に当着し窓部 を抜いた状態となる(図11)。次に、本体上型30 が加圧下降移動し、窓部対応位置から周囲に 押し出された半凝固金属を加圧し製品キャビ ティを形成するように最終成形する(図12)。 のように、予め、上型であって成形後の製 の窓部に対応する平面投影位置に本体上型 独立して上下に移動可能な上補助金型を用 し、本体上型の加圧下降移動に先立って上 助金型を加圧下降移動させて下型との中間 存在する半凝固金属をキャビティ部側に押 出させ、その後に本体上型を加圧下降移動 せることにより、窓部に対応する金型部分 先に押動させて予めキャビティ内を窓抜き 態とし、この状態で本体上型30を加圧駆動さ せるから、キャビティ内の窓部を除く製品部 のみについての半凝固金属について加圧力を 生じさせればよい。したがって、成形機の最 終成形圧を低減することができ、成形機自体 のサイズダウン、ひいては設備コストを低減 し得る。また、流動性低下による窓部対応部 分の硬化残り部分が生じないから、仕込み材 料の削減、ひいては材料コスト低減を達成し 得る。さらに、後仕上げとして硬化残り部分 の板状Al合金材の打抜き工程、プレス成形機 打抜き金型、作業人件コスト等を含む加工 スト削減を達成し得る。

 次に、図13、図14により、本発明の第2実 形態の他の例を示す。図13,図14の実施形態で は、下型18と上型16との型閉め状態で形成さ るキャビティ20内に半凝固金属11を充填させ 状態で同下型と上型の加圧相対移動により 凝固金属11を圧縮させて成形させる半凝固 属製品の成形金型構造である点は第1実施形 と同様である。

 この実施形態では、成形後の製品の窓部 対応する平面位置に本体上型に独立して上 に移動可能であり、本体上型の加圧下降移 に先立って加圧下降移動する上補助金型を け、さらに、該上補助金型であってその下 移動途中でキャビティ部に連通する半凝固 属の逃げ用空隙を設けたことが第1実施形態 と異なる。この図13,図14の実施形態では、本 上型30の加圧下降移動に先立って加圧下降 る上補助金型に逃げ用空隙34が設けられてい るので、上補助金型32が加圧下降移動し、窓 に対応する平面位置(製品窓部の平面輪郭を 上下に投影して形成される立体形状により画 成される半凝固金属)に存在する半凝固金属11 mに当たり(図13)、さらに下方に向けて押圧駆 させる。このとき、上補助金型32の逃げ用 隙34の開口34aから窓部対応位置の半凝固金属 11mがキャビティ部20に進入すると窓部対応位 に存在した半凝固金属は同開口34aから逃げ 空隙34内に入る。さらに上補助金型32は下降 し、下型の窓部用上型平面32aに縁壁部36が当 り、逃げ用空隙34と製品部のキャビティ部20 部分とを分断し、窓部対応の半凝固金属11mと その他の製品部半凝固金属とを分離させる。 上補助金型32の下型への当着後、本体上型30 下降動作しキャビティ内の製品部の半凝固 属部分を加圧し、最終成形する(図14)。この 施形態では、逃げ用空隙34内に入る半凝固 属には金型による圧縮力は加わらないので 成形機の最終成形圧の低減、成形機自体の イズダウン、設備コスト低減をし得る。ま 、材料コスト低減、後仕上げ処理の簡素化 よる工程数削減、人件コスト削減等を達成 る。同時にこの例では、本体上型30による加 圧構成と分断して、予め窓部対応の半凝固金 属部分を非加圧領域として確保しておき、そ の状態で本体上型による加圧を行うので、こ の点においても、成形機コストの低減、材料 コスト低減、工程数削減、人件コスト削減等 の技術上の有利な効果を相乗的に奏し得る。

 次に、本発明の効果を確認した実施例に いて、説明する。前記した実施形態の半凝 金属製品の成形金型構造および半凝固金属 品の成形方法について、逃げ用空隙の大き について、本発明の範囲に入る場合を実施 とし、入らない場合を比較例として、主に 回りを含む成形状況を比較した。

 実施例及び比較例に用いた試料は、AC4CH 当合金、AC2B相当合金の半凝固金属を用いて 形した。鋳込み製品としては自動車用ホイ ルを想定して形状を簡略化した窓部を有す 円盤形状のものとした。半凝固金属は、予 微細化処理とデンドライトを破砕した円盤 素材を電気炉中で半凝固温度に加熱して成 した。実施例に用いた金型の温度は320~400℃ であり、成形前に上下金型のキャビティ部の 表面に離型材を塗布した。使用した成形機は 、型閉め力1200tのものである。最終製品形状 、標準肉厚8mm、最大肉厚18mm、φ390mmの円盤 状である。

表1に、各実施例(図1~図4に示す構成のもの)及 び比較例を示す。No.1~No.6が比較例、No.7~No.10 実施例を示した。表中、空隙大きさ(%)は、 品窓部の平面輪郭を上下に投影して形成さ る仮想立体形状により画成される半凝固金 の体積V2に対する逃げ用空隙の体積V1の大き の百分率表示である。

 比較例1~6では、上型側の空隙大きさV1が 部対応の半凝固金属体積V2の20%~60%であり、 縮力を500tonで一定にしたものでは、逃げ用 隙(24,34)側に逃げさせる半凝固金属量が充分 はなく、そのぶん空隙内に入ることができ かった金属に金型の加圧力が加わり、湯回 不良や、やや成形不良となる状況であった これに対し、V1>V2×0.8の実施例No.7~10では 充分な量の半凝固金属を空隙側に逃げさせ ことができ、良好な成形が得られることが 認された。本実施例では、半凝固金属の合 材料としてAC4CH相当合金、AC2B相当合金を用 たが、別途実施したAC4CのCu量、Si量をやや下 げたAC4C改を用いても同様な結果が得られた

比較例

 次に、本発明の第1の実施形態(図1~図5)の 較例として、上型に逃げ用空隙24を設けな 概略構成について、図15~図17により説明する 。なお、金型の半截縦断面のみを示し第1実 形態と同一部材には同一符号を付している この比較例では、上型16に逃げ用空隙24を設 ていない点以外は、第1実施形態の構成と同 様であり、下型18と上型16との型閉め状態で 成されるキャビティ20内に半凝固金属11を充 させた状態で同下型と上型の加圧相対移動 より半凝固金属11を圧縮させて成形させる 凝固金属製品の成形金型構造である。図15に 示すように、半凝固材料をキャビティ部20に いて、上型16が半凝固金属を押し潰しなが 下降してくる。上型下降に伴い、半凝固材 は押し潰されながら、キャビティ部内の他 空間へ押し出されていく。成形初期の材料 温度も高く、流動性が良いためキャビティ 20内へ押し出されていく(図16)が、上型の下 に伴い、金型に熱が奪われて流動性が急激 低下して最終的に凝固し、図17で示すように 本来密接する窓部において、上下の型間に隙 間Hが存在して材料が残った状態で成形完了 なった。実験では、初期厚35mmの円盤状の半 固金属は成形完了時に窓部で4mm~7mmの厚みで 残った。その結果、上型は最終位置(上下型 窓部が密接する位置)まで下降できず、所定 製品形状が得られなかった。