和田穣二 (())
TAMURA, Kazushige (())
パナソニック株式会社 (51 大阪府門真市大字門真1006番地 Osaka, 5718501, JP)
WADA, Jyouji (())
和田穣二 (())
| チルト方向に回動可能なカメラと、 前記カメラを覆うカメラカバーと、 前記カメラカバーに設けられ、前記カメラで撮影可能な全チルト角範囲内に設定された複数の異なる部分チルト角範囲に対応して配置された複数の平面窓カバーと、 を備え、 前記カメラカバーは、前記カメラのチルト角に対応する前記部分チルト角範囲の平面窓カバーを撮影用の平面窓カバーとして用いるように、前記平面窓カバーの切替えが可能であることを特徴とする監視カメラ装置。 |
| 前記複数の平面窓カバーは、前記全チルト角範囲のうち横方向のチルト角範囲に対応する角度に配置された第1の平面窓カバーと、前記全チルト角範囲のうち縦方向のチルト角範囲に対応する角度に配置された第2の平面窓カバーを含むことを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ装置。 |
| 前記カメラカバーは、パン方向に回転可能であり、 前記第1の平面窓カバーと前記第2の平面窓カバーは、パン軸を中心にして互いに非線対称に配置され、 前記カメラカバーをパン方向に反転させるパン反転を行うことにより、前記第1の平面窓カバーと第2の平面窓カバーとの切替えが可能であることを特徴とする請求項2に記載の監視カメラ装置。 |
| 前記第1の平面窓カバーに対応する部分チルト角範囲と前記第2の平面窓カバーに対応する部分チルト角範囲には、互いに重複する部分が設けられており、前記第1の平面窓カバーと前記第2の平面窓カバーの各々には、前記重複する部分に対応するオーバーラップ領域がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の監視カメラ装置。 |
| 前記第1の平面窓カバーと前記第2の平面窓カバーは、前記カメラのチルト回転面に垂直であり、前記カメラがチルト回転したときに形成されるカメラ円軌跡に外接する位置に配置されており、 前記カメラ円軌跡は、前記カメラがチルト回転したときにカメラ外端部により形成される円軌跡の外側に所定のクリアランスを介して形成されることを特徴とする請求項2に記載の監視カメラ装置。 |
| 前記カメラをチルト方向に回動させるチルト駆動部と、 前記カメラカバーを前記カメラと一緒にパン方向に回転させるパン駆動部と、 前記チルト駆動部と前記パン駆動部の駆動制御を行う制御部と、 を備え、 前記制御部は、前記カメラカバーをパン反転させたときに、パン軸を中心にして線対称なミラー反転位置まで、前記カメラをチルト回転させるミラー反転制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の監視カメラ装置。 |
| 前記カメラで撮影されたカメラ画像の画像処理を行う画像処理部を備え、 前記画像処理部は、前記ミラー反転制御が行われたときに、前記カメラのカメラ画像を上下反転させる上下反転処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の監視カメラ装置。 |
本発明は、カメラ画像の画質を向上した 視カメラ装置に関するものである。
従来、施設や建物などの監視を行うため 監視カメラ装置として、施設や建物の壁や 井などに設置される監視カメラ装置が知ら ている。この従来の監視カメラ装置では、 メラを覆うドームカバーが備えられている このドームカバーによって、監視カメラ装 のカメラが保護されている。例えば、特開2 001-45344号公報(第3-6頁、第2図)には、このよう な監視カメラ装置が開示されている。
しかしながら、従来の監視カメラ装置に いては、ドームカバーを通してカメラ画像 撮影が行われるので、このドームカバーに 光学的に高い性能が要求される。従来の監 カメラ装置では、製造が比較的容易である めに、半球状のドームカバーが多く用いら ている。この半球状のドームカバーでは、 ームカバーの厚さを均一に製造した場合で っても、ドームカバー(曲面の部分)を光が 過するときに、レンズ効果によって画像に みが生じてしまい、その結果、カメラ画像 画質が劣化してしまう。
そこで、上記のようなレンズ効果の影響 計算して、ドームカバーの各部の厚さを変 るように設計することも考えられる。しか 、その場合には、ドームカバーの設計が容 でなく、また、その設計どおりに各部で厚 の異なるドームカバーを製造するのは非常 困難であり、その結果、製造コストが高く る。
本発明は、上記背景の下でなされたもの ある。本発明の目的は、カメラ画像の画質 高く、設計や製造が容易であり製造コスト 低く抑えることのできる監視カメラ装置を 供することにある。
本発明の一の態様は、監視カメラ装置で り、この監視カメラ装置は、チルト方向に 動可能なカメラと、カメラを覆うカメラカ ーと、カメラカバーに設けられ、カメラで 影可能な全チルト角範囲内に設定された複 の異なる部分チルト角範囲に対応して配置 れた複数の平面窓カバーと、を備え、カメ カバーは、カメラのチルト角に対応する部 チルト角範囲の平面窓カバーを撮影用の平 窓カバーとして用いるように、平面窓カバ の切替えが可能である。
以下に説明するように、本発明には他の 様が存在する。したがって、この発明の開 は、本発明の一部の態様の提供を意図して り、ここで記述され請求される発明の範囲 制限することは意図していない。
1 監視カメラ装置
3 カメラ
4 カメラカバー
13 第1の平面窓カバー
14 第2の平面窓カバー
15 パンモータ
16 チルトモータ
17 制御部
18 画像処理
以下に本発明の詳細な説明を述べる。た し、以下の詳細な説明と添付の図面は発明 限定するものではない。代わりに、発明の 囲は添付の請求の範囲により規定される。
本発明の監視カメラ装置は、チルト方向 回動可能なカメラと、カメラを覆うカメラ バーと、カメラカバーに設けられ、カメラ 撮影可能な全チルト角範囲内に設定された 数の異なる部分チルト角範囲に対応して配 された複数の平面窓カバーと、を備え、カ ラカバーは、カメラのチルト角に対応する 分チルト角範囲の平面窓カバーを撮影用の 面窓カバーとして用いるように、平面窓カ ーの切替えが可能である構成を有している
この構成により、複数の平面窓カバーの 々が、全チルト角範囲のうちの異なる部分 ルト角範囲を分担する。そして、カメラの ルト角に応じて複数の平面窓カバーの切替 を行うことにより、広いチルト角範囲(全チ ルト角範囲)の撮影を行うことができる。こ 場合、平面窓カバー(平面の部分)を光が通過 するので、従来のドームカバーのようなレン ズ効果の影響を受けることがない。これによ り、カメラでの撮影時に、ボケや全体に浮く フレアー現象の発生を防止することができ、 カメラ画像の画質を向上することができる。 また、従来のドームカバーに比べて、平面窓 カバーの設計や製造は容易であり、製造コス トを低く抑えることができる。
また、本発明の監視カメラ装置では、複 の平面窓カバーは、全チルト角範囲のうち 方向のチルト角範囲に対応する角度に配置 れた第1の平面窓カバーと、全チルト角範囲 のうち縦方向のチルト角範囲に対応する角度 に配置された第2の平面窓カバーを含む構成 有してよい。
この構成により、第1の平面窓カバーが横 方向のチルト角範囲を分担し、第2の平面窓 バーが縦方向のチルト角範囲を分担する。 して、横方向を撮影するときには第1の平面 カバーを使用し、縦方向を撮影するときに 第2の平面窓カバーを使用する。このように 、二つの平面窓カバーをカメラのチルト角に 応じて使い分けることにより、広いチルト角 範囲(横方向と縦方向のチルト角範囲)の撮影 行うことができる。
また、本発明の監視カメラ装置では、カ ラカバーは、パン方向に回転可能であり、 1の平面窓カバーと第2の平面窓カバーは、 ン軸を中心にして互いに非線対称に配置さ 、カメラカバーをパン方向に反転させるパ 反転を行うことにより、第1の平面窓カバー 第2の平面窓カバーとの切替えが可能である 構成を有してよい。
この構成により、第1の平面窓カバーと第 2の平面窓カバーをパン軸を中心にして非線 称に配置して、第1の平面窓カバーと第2の平 面窓カバーがそれぞれ異なるチルト角範囲を 分担するように設計することができる。第1 平面窓カバーと第2の平面窓カバーを切り替 るときには、カメラカバーをパン反転させ 。これにより、第1の平面窓カバーと第2の 面窓カバーの切替えを容易に行うことがで る。
また、本発明の監視カメラ装置では、第1 の平面窓カバーに対応する部分チルト角範囲 と第2の平面窓カバーに対応する部分チルト 範囲には、互いに重複する部分が設けられ おり、第1の平面窓カバーと第2の平面窓カバ ーの各々には、重複する部分に対応するオー バーラップ領域がそれぞれ設けられている構 成を有してよい。
この構成により、オーバーラップ領域の 向を撮影するときには、第1の平面窓カバー と第2の平面窓カバーのどちらを使用しても 影を行うことができる。これにより、第1の 面窓カバーの部分チルト角範囲から第2の平 面窓カバーの部分チルト角範囲へカメラのチ ルト角を変化させるときに、カメラのチルト 角が少し変動しただけで平面窓カバーの切替 えが頻繁に行われるのを抑えることができる 。
また、本発明の監視カメラ装置では、第1 の平面窓カバーと第2の平面窓カバーは、カ ラのチルト回転面に垂直であり、カメラが ルト回転したときに形成されるカメラ円軌 に外接する位置に配置されており、カメラ 軌跡は、カメラがチルト回転したときにカ ラ外端部により形成される円軌跡の外側に 定のクリアランスを介して形成される構成 有してよい。
この構成により、第1の平面窓カバーと第 2の平面窓カバーをカメラの近傍に配置する とができる。これにより、カメラカバーの 計をコンパクトにすることができ、監視カ ラ装置の小型化を図ることができる。この き、所定のクリアランスが設けられている で、カメラがチルト回転するときにカメラ カメラカバーが接触することがない。
また、本発明の監視カメラ装置では、カ ラをチルト方向に回動させるチルト駆動部 、カメラカバーをカメラと一緒にパン方向 回転させるパン駆動部と、チルト駆動部と ン駆動部の駆動制御を行う制御部と、を備 、制御部は、カメラカバーをパン反転させ ときに、パン軸を中心にして線対称なミラ 反転位置まで、カメラをチルト回転させる ラー反転制御を行う構成を有してよい。
この構成により、カメラカバーとカメラ パン駆動部を共用することができるので、 置の小型化を図ることができる。また、こ 場合、カメラカバーをパン反転させて平面 カバーの切替えを行うと、カメラがカメラ バーとともにパン反転してしまい、カメラ 撮影方向が変わってしまう。このときに、 メラをミラー反転位置までチルト回転させ ことにより、カメラの撮影方向を元の撮影 向に戻すことができる。
また、本発明の監視カメラ装置では、カ ラで撮影されたカメラ画像の画像処理を行 画像処理部を備え、画像処理部は、ミラー 転制御が行われたときに、カメラのカメラ 像を上下反転させる上下反転処理を行う構 を有してよい。
この構成により、平面窓カバーの切替え に、上下方向の正しいカメラ画像を得るこ ができる。つまり、上記のように平面窓カ ーの切替えを行って、カメラの撮影方向を の撮影方向に戻すと、カメラ画像の上下方 が逆転してしまう。このときに、カメラ画 を上下反転させることにより、上下方向の しいカメラ画像を得ることができる。
本発明は、カメラのチルト角に応じて切 え可能な複数の平面窓カバーをカメラカバ に設けることにより、カメラ画像の画質が く、設計や製造が容易であり製造コストを く抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態の監視カメラ 置について、図面を用いて説明する。本実 の形態では、施設や建物の天井に設置され 監視カメラ装置の場合を例示する。この監 カメラ装置は、遠隔操作でカメラのパン・ ルト制御が可能な自動監視カメラ装置であ 。
本発明の実施の形態の監視カメラ装置を 1~図8に示す。図1は、監視カメラ装置の概略 構成を示す側断面図であり、図2は、監視カ ラ装置の斜視図である。図1および図2に示す ように、本実施の形態の監視カメラ装置1は 天井に取り付けられる本体2と、本体2の下面 に取り付けられるカメラ3と、カメラ3を下側 ら覆うカメラカバー4を備えている。監視カ メラ装置1の本体2は、天井板5に設けられたカ メラ設置穴6の内部に取り付けられ、カメラ3 、天井板5のカメラ設置穴6から外部に露出 ている(図1参照)。この場合、カメラ3は、本 2とカメラカバー4の内部に収納されており 外部から保護されている。
監視カメラ装置1の本体2は、天井の構造 7に取り付けられる取付けベース8と、取付け ベース8に固定される本体ケース9と、本体ケ ス9の内部に収納される本体フレーム10を備 ている。本体フレーム10の下面には、パン 向に回転可能なパンフレーム11が取り付けら れており、パンフレーム11には、カメラ3をチ ルト方向に回動可能に支持するチルトフレー ム12が取り付けられている。この場合、カメ 3のパン軸Xpは、垂直上下方向(図1における 下方向)に設けられており、カメラ3のチルト 軸Xtは、水平方向(図1における紙面垂直方向) 設けられている。
カメラ3は、水平方向(図1における左右方 )に対して2°から90°(垂直下方向、図1におけ る下方向)の範囲でチルト方向に回動可能で る。この場合、カメラ3で撮影可能な全チル 角範囲が、水平方向に対して2°から90°の範 囲であるともいえる。また、カメラ3は、パ 方向に360°回動可能である。この場合、パン フレーム11はカメラカバー4に固定されており 、カメラカバー4はカメラ3と一緒にパン方向 回転可能である。
図1および図2に示すように、カメラカバ 4は、複数の平面を組み合わせた概ね箱形の 状をしている。そして、このカメラカバー4 には、カメラ3のチルト回転面(図1における紙 面と平行な面)に垂直な二つの平面に、第1の 面窓カバー13と第2の平面窓カバー14がそれ れ設けられている。これらの平面窓カバー13 、14は、透光性を有する光学ガラスで構成さ ている。なお、これらの平面窓カバー13、14 には、外部からカメラ3を視認されるのを防 ために、スモーク処理が施されていてもよ 。
また、図1に示すように、第1の平面窓カ ー13と第2の平面窓カバー14は、カメラ3がチ ト回転したときに形成されるカメラ円軌跡S 外接する位置に配置されている。ここで、 メラ円軌跡Sとは、カメラ3がチルト回転し ときにカメラ外端部によって形成された円 跡So(図1において二点鎖線で図示した内側の 軌跡)の外側にある程度のクリアランスを設 けて形成される円軌跡S(図1において一点鎖線 で図示した外側の円軌跡)である。
第1の平面窓カバー13は、カメラ3の全チル ト角範囲のうち、水平方向のチルト角範囲( えば2°から37°までのチルト角範囲)に対応す る角度に配置されており、第2の平面窓カバ 14は、カメラ3の全チルト角範囲のうち、垂 下方向のチルト角範囲(例えば37°から90°ま のチルト角範囲)に対応する角度に配置され いる。例えば、本実施の形態では、第1の平 面窓カバー13は、水平方向に対して17°(垂直 方向に対して73°)の角度で配置されており、 第2の平面窓カバー14は、水平方向に対して61. 5°(垂直下方向に対して28.5°)の角度で配置さ ている。ここで、平面窓カバー13、14の水平 方向に対する角度とは、平面窓カバー13、14 法線の水平方向に対する角度である。
なお、本実施の形態のカメラ3はズーム機 能を備えている。水平方向の撮影時には、カ メラ3の片側画角αは、カメラ3のズーム倍率 応じて0°(最大ズームモード)から20°(最大広 モード)までの範囲で調整可能である。した がって、カメラ3のチルト角を2°に設定した 合でも、ズーム倍率を低くすることにより 平方向(最大広角モードでは-18°まで)の撮影 可能である(図5参照)。また、垂直下方向の 影時には、カメラ3の片側画角βは、カメラ3 のズーム倍率に応じて0°(最大ズームモード) ら28.5°(最大広角モード)までの範囲で調整 能である。ここで、カメラ3の片側画角α、β とは、カメラ3の光軸に対する画角をいい、 メラ3の画角の半分(片側分)に相当する。
この場合、第1の平面窓カバー13と第2の平 面窓カバー14は、カメラ3のパン軸Xpを中心に て互いに非線対称である。したがって、後 するように、カメラカバー4をパン反転(例 ば、パン方向に180°回転)させると、第1の平 窓カバー13と第2の平面窓カバー14が入れ替 られる(図6および図7参照)。
また、第1の平面窓カバー13の部分チルト 範囲(2°から37°までのチルト角範囲)と第2の 平面窓カバー14の部分チルト角範囲(37°から90 °までのチルト角範囲)には、重複する部分(37 °のチルト角)が設けられている。つまり、第 1の平面窓カバー13と第2の平面窓カバー14の各 々には、重複する部分(37°のチルト角)に対応 するオーバーラップ領域A1、A2がそれぞれ設 られている。
本実施の形態では、第1の平面窓カバー13 オーバーラップ領域A1は、カメラ3の片側画 αを0°(最大ズームモード)から20°(最大広角 ード)まで変化させても、ケラレが発生する ことがないような位置に設けられている(図6 照)。また、第2の平面窓カバー14のオーバー ラップ領域A2は、カメラ3の片側画角βを0°(最 大ズームモード)から28.5°(最大広角モード)ま で変化させても、ケラレが発生することがな いような位置に設けられている(図7参照)。
図3は、監視カメラ装置1のブロック図で る。図3に示すように、監視カメラ装置1は、 パンフレーム11とともにカメラ3をパン方向に 回転させるパンモータ15と、チルトフレーム1 2に支持されたカメラ3をチルト方向に回動さ るチルトモータ16と、パンモータ15とチルト モータ16の駆動制御を行う制御部17を備えて る。この制御部17は、例えばDSP(デジタル信 プロセッサ)などで構成されている。ここで 、パンモータ15が、本発明のパン駆動部に 当し、チルトモータ16が、本発明のチルト駆 動部に相当する。また、制御部17が、本発明 制御部に相当する。
図6および図7を用いて後述するように、 の制御部17は、パンモータ15を駆動させてカ ラカバー4をパン反転させるとともに、チル トモータ16を駆動させてカメラ3をミラー反転 させることにより、第1の平面窓カバー13と第 2の平面窓カバー14の切替え(撮影用の平面窓 バーの切替え)を行う。ミラー反転とは、パ 軸Xpを中心にして線対称な位置(ミラー反転 置)まで、カメラ3をチルト回転させること いう。
また、監視カメラ装置1は、カメラ3で撮 されたカメラ画像に画像処理を施す画像処 部18を備えている。この画像処理部18は、例 ばCPUやメモリなどで構成されており、カメ 画像の上下を反転させる上下反転処理など 行うことができる。ここでは、画像処理部1 8が、本発明の画像処理部に相当する。
図4は、本実施の形態の監視カメラ装置1 光路図を示す図である。カメラ3は、CCDなど 撮像素子19と、光路上に配置された複数の ンズ20を備えている。図4に示すように、平 窓カバー13、14を通過した光は、従来のドー カバーのようなレンズ効果の影響を受ける となく、撮像素子19の撮像面に結像する。 の場合、カメラ3のCCDの撮像面に対して平面 カバー13、14が斜めに配置されていても、カ メラ画像に歪みは生じない。
以上のように構成された監視カメラ装置1 について、図5~図8を用いてその動作を説明す る。ここでは、カメラ3のチルト角を全チル 角範囲で(2°から90°まで)変化させたときに つの平面窓カバー13、14を通してカメラ画像 撮影するときの動作を説明する。
図5は、本実施の形態の監視カメラ装置1 用いて水平方向の撮影を行う様子を示す側 面図である。図5に示すように、本実施の形 の監視カメラ装置1を用いて水平方向(図5に ける左方向)の撮影を行うときには、第1の 面窓カバー13がカメラ3の正面に配置され、 影用の平面窓カバーとして使用される。こ 場合、カメラ3のチルト角は、水平方向に対 て2°の角度であるが、上述のように、ズー 倍率を低くしてカメラ3の画角を大きくする ことにより水平方向(最大広角モードでは-18° まで)の撮影が可能である。
図6は、第1の平面窓カバー13を用いてオー バーラップ領域A1(カメラ3のチルト角が37°)の 方向の撮影を行う様子を示す側断面図である 。図6に示すように、カメラ3をチルト回転さ てチルト角を徐々に大きくしていった場合 カメラ3のチルト角が37°(図6における斜め左 下方向)になるまで、第1の平面窓カバー13が 影用の平面窓カバーとして使用される。こ 場合、カメラ3の片側画角αを0°(最大ズーム ード)から20°(最大広角モード)まで変化させ ても、ケラレのないカメラ画像を撮影するこ とができる。
図7は、第2の平面窓カバー14を用いてオー バーラップ領域A2(カメラ3のチルト角が37°)の 方向の撮影を行う様子を示す側断面図である 。図7に示すように、カメラ3のチルト角を37° 以上に設定しようとするときには、第1の平 窓カバー13から第2の平面窓カバー14へ切替え が行われる。
平面窓カバー13、14の切替えを行う場合に は、まず、カメラカバー4をパン方向に180°回 転させる。このとき、カメラカバー4ととも カメラ3もパン反転するので、カメラ3の撮影 方向が反対方向(図7における右方向)を向くこ とになる。
その後、カメラ3をパン軸Xpを中心にして 対称な位置(ミラー反転位置)までチルト回 させる。この場合、カメラ3とパン軸Xpのな 角θが53°であるので、カメラ3を106°(=2θ)だ チルト回転させる。その結果、第1の平面窓 バー13の向きの水平方向(図7における右方向 )からのチルト角は143°になる。すなわち、第 2の平面窓カバー14の向きの水平方向(図7にお る左方向)からのチルト角は37°(=180°-143°)に なる。これにより、カメラ3の撮影方向が元 撮影方向(図7における左方向)に戻される。
このようにして、第2の平面窓カバー14が メラ3の正面に配置され、撮影用の平面窓カ バーとして使用される。このとき、カメラ3 チルト角が90°より大きいので、カメラ画像 上下が反転してしまう。そこで、カメラ画 の上下反転処理を行って、上下方向の正し カメラ画像を得る。この場合、カメラ3の片 側画角βを0°(最大ズームモード)から28.5°(最 広角モード)まで変化させても、ケラレのな いカメラ画像を撮影することができる。
図8は、第2の平面窓カバー14を用いて垂直 下方向の撮影を行う様子を示す側断面図であ る。図8に示すように、第2の平面窓カバー14 向きの水平方向(図8における左方向)からの ルト角を徐々に大きくしていった場合、カ ラ3のチルト角が90°(図8における下方向)にな るまで、第2の平面窓カバー14が撮影用の平面 窓カバーとして使用される。この場合、カメ ラ3の片側画角βを0°(最大ズームモード)から2 8.5°(最大広角モード)まで変化させても、ケ レのないカメラ画像を撮影することができ 。
このような本発明の実施の形態の監視カ ラ装置1によれば、カメラ3のチルト角に応 て切替え可能な二つの平面窓カバー13、14を メラカバー4に設けることにより、カメラ画 像の画質を向上させることができる。また、 平面窓カバー13、14は設計や製造が容易であ 、監視カメラ装置1の製造コストを低く抑え ことができる。
すなわち、本実施の形態では、二つの平 窓カバー13、14の各々が、全チルト角範囲(2 から90°までのチルト角範囲)のうちの異なる 部分チルト角範囲を分担する。そして、カメ ラ3のチルト角に応じて二つの平面窓カバー13 、14の切替えを行うことにより、広いチルト 範囲(全チルト角範囲)の撮影を行うことが きる。この場合、平面窓カバー13、14(平面の 部分)を光が通過するので、従来のドームカ ーのようなレンズ効果の影響を受けること ない。これにより、カメラ3での撮影時に、 ケや全体に浮くフレアー現象の発生を防止 ることができ、カメラ画像の画質を向上す ことができる。また、従来のドームカバー 比べて、平面窓カバー13、14の設計や製造は 容易であり、製造コストを低く抑えることが できる。
具体的には、第1の平面窓カバー13が横方 のチルト角範囲(2°から37°までのチルト角 囲)を分担し、第2の平面窓カバー14が縦方向 チルト角範囲(37°から90°までのチルト角範 )を分担する。そして、横方向を撮影すると きには第1の平面窓カバー13を使用し、縦方向 を撮影するときには第2の平面窓カバー14を使 用する。このように、二つの平面窓カバー13 14をカメラ3のチルト角に応じて使い分ける とにより、広いチルト角範囲(2°から90°ま のチルト角範囲)の撮影を行うことができる
従来の半球状のドームカバーでは、特に 平方向付近の画質が劣化するという問題が った。そこで、従来のドームカバーの水平 向の画質を改善する方法も提案されている 、その場合には、天頂方向(垂直方向)付近 画質が劣化するという問題があった。それ 対して、本実施の形態では、水平方向を撮 するときには第1の平面窓カバー13が使用さ 、垂直方向を撮影するときには第2の平面窓 バー14が使用される。このように、いずれ 方向を撮影する場合であっても、平面窓カ ー13、14が使用されるので、従来のドームカ ーのようなレンズ効果の影響を受けること なく、カメラ画像の画質が向上する。
また、本実施の形態では、第1の平面窓カ バー13と第2の平面窓カバー14をパン軸Xpを中 にして非線対称に配置して、第1の平面窓カ ー13と第2の平面窓カバー14がそれぞれ異な チルト角範囲を分担するように設計するこ ができる。第1の平面窓カバー13と第2の平面 カバー14を切り替えるときには、カメラカ ー4をパン反転させる。これにより、第1の平 面窓カバー13と第2の平面窓カバー14の切替え 容易に行うことができる。
また、本実施の形態では、オーバーラッ 領域A1、A2の方向を撮影するときには、第1 平面窓カバー13と第2の平面窓カバー14のどち らを使用しても撮影を行うことができる。こ のオーバーラップ領域A1、A2は、第1の平面窓 バー13から第2の平面窓カバー14への切替え ためのバッファゾーンとして設けられてい ともいえる。これにより、第1の平面窓カバ 13の部分チルト角範囲から第2の平面窓カバ 14の部分チルト角範囲へカメラ3のチルト角 変化させるときに、カメラ3のチルト角が少 し変動しただけで平面窓カバー13、14の切替 が頻繁に行われるのを抑えることができる
また、本実施の形態では、第1の平面窓カ バー13と第2の平面窓カバー14をカメラ3の近傍 に配置することができる。これにより、カメ ラカバー4の設計をコンパクトにすることが き、監視カメラ装置1の小型化を図ることが きる。このとき、所定のクリアランスが設 られているので、カメラ3がチルト回転する ときにカメラ3とカメラカバー4が接触するこ がない。
また、本実施の形態では、カメラカバー4 とカメラ3のパンモータ15を共用することがで きるので、装置の小型化を図ることができる 。また、この場合、カメラカバー4をパン反 させて平面窓カバー13、14の切替えを行うと カメラ3がカメラカバー4とともにパン反転 てしまい、カメラ3の撮影方向が変わってし う。このときに、カメラ3をミラー反転位置 までチルト回転させることにより、カメラ3 撮影方向を元の撮影方向に戻すことができ 。
また、本実施の形態では、平面窓カバー1 3、14の切替え後に、上下方向の正しいカメラ 画像を得ることができる。つまり、上記のよ うに平面窓カバー13、14の切替えを行って、 メラ3の撮影方向を元の撮影方向に戻すと、 メラ画像の上下方向が逆転してしまう。こ ときに、カメラ画像を上下反転させること より、上下方向の正しいカメラ画像を得る とができる。
また、本実施の形態のカメラカバー4は、 複数の平面を組み合わせた概ね箱形の形状を している。このカメラカバー4の形状の外観 、従来のドームカバーの形状とは大きく異 る新規な形態であり、監視対象者が一見し カメラ3と認識するのは困難である。したが て、本実施の形態の監視カメラ装置1によれ ば、監視対象者に監視カメラ装置1の存在を 付かれることなく、監視を行うことが可能 なる。
以上、本発明の実施の形態を例示により 明したが、本発明の範囲はこれらに限定さ るものではなく、請求項に記載された範囲 において目的に応じて変更・変形すること 可能である。
例えば、以上の説明では、カメラカバー4 が二つの平面窓カバー13、14を備えた場合を 示したが、本発明の範囲はこれに限定され ものではなく、カメラカバーは三つ以上の 面窓カバーを備えてもよい。
また、以上の説明では、カメラカバーが メラとともにパン回転する場合について例 したが、本発明の範囲はこれに限定される のではなく、カメラカバーとカメラがそれ れ独立にパン回転してもよい。その場合、 ラー反転制御や上下反転処理は不要となる 、カメラカバーとカメラのそれぞれにパン ータが必要になる。
さらに、以上の説明では、遠隔操作でカ ラ3のパン・チルト制御が可能な自動監視カ メラ装置1の場合を例示したが、本発明の範 はこれに限定されるものではない。例えば 監視カメラ装置の設置時に、設置作業者が 動でカメラをパン・チルトさせて監視方向 設定する定点式の監視カメラ装置であって よい。
以上の説明では、横方向のチルト角範囲 水平方向に対して2°から37°までの範囲であ る場合を例示したが、本発明の範囲はこれに 限定されるものではない。例えば、横方向の チルト角範囲に水平方向(水平方向に対して0 )からの範囲であってもよく、水平方向より 向きの方向(例えば水平方向に対して-2°)か の範囲であってもよい。
また、以上の説明では、縦方向のチルト 範囲が水平方向に対して37°から90°(垂直下 向)までの範囲である場合を例示したが、本 発明の範囲はこれに限定されるものではない 。例えば、縦方向のチルト角範囲は、垂直下 方向より小さい角度(例えば水平方向に対し 80°)までの範囲であってもよく、垂直下方向 より大きい角度(例えば水平方向に対して100° )までの範囲であってもよい。
さらに、以上の説明では、第1の平面窓カ バー13と第2の平面窓カバー14の部分チルト角 囲の重複する部分が37°という角度のみであ る場合を例示した。しかし、本発明の範囲は これに限定されるものではなく、平面窓カバ ーの部分チルト角範囲の重複する部分は、あ る程度広がりのある角度範囲(例えば36°から3 8°の範囲)であってもよい。
以上に現時点で考えられる本発明の好適 実施の形態を説明したが、本実施の形態に して多様な変形が可能なことが理解され、 して、本発明の真実の精神と範囲内にある のようなすべての変形を添付の請求の範囲 含むことが意図されている。
以上のように、本発明にかかる監視カメ 装置は、カメラ画像の画質が高く、設計や 造が容易であり製造コストを低く抑えるこ ができるという効果を有し、施設や建物の 井に設置される監視カメラ装置等として有 である。
