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Patent Searching and Data


Title:
MOTOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113540
Kind Code:
A1
Abstract:
A vibration motor is equipped with a core that is axially supported by a shaft, a commutator that supplies electric current to the coil, a commutator holder, in which through-holes are arranged extending in the axial direction of the shaft, and chip varistors that are fitted into the through-holes. The commutator possesses conductors that extend in the direction of the shaft axis L, said conductors being inserted into through-holes (15b) and compression-bonded to the end electrodes of the chip varistors. A first protrusion is arranged on a first wall surface that forms the through-hole, and a second protrusion is arranged facing the first protrusion on a second wall surface.

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Inventors:
SEGAWA NOBORU
Application Number:
PCT/JP2009/054548
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 10, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NIDEC COPAL CORP (JP)
SEGAWA NOBORU
International Classes:
B06B1/16; B06B1/04; H02K7/065; H02K23/00; H02K23/04
Foreign References:
JP2006115564A2006-04-27
JP2007027446A2007-02-01
JP2005028331A2005-02-03
JP2003333796A2003-11-21
JP2005051963A2005-02-24
JPH1097375A1998-04-14
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
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Claims:
 シャフトに軸支されたコアと、
 前記コアに巻き付けられたコイルに電流を供給するコミテータと、
 前記コミテータを保持し、前記シャフトの軸線方向に延在する貫通穴が設けられたコミテータホルダと、
 前記貫通穴に嵌め込まれたチップ型バリスタとを備え、
 前記コミテータには、前記シャフトの軸線方向に延在する導通部が設けられ、前記導通部は、前記貫通穴に挿入され、前記チップ型バリスタの端部電極に圧着されていることを特徴とするモータ。
 前記貫通穴を形成する第1の壁面には、挿入された2本の前記導通部間で軸線方向に延在する第1の突起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
 前記貫通穴を形成する前記第1の壁面に対向する第2の壁面には、前記第1の突起部と対向する第2の突起部が更に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ。 
 平板状のコアと、
 前記コアの平面に平行に延在するライザ部を有するコミテータと、
 前記コアを挟んで前記ライザ部の反対側に配置されると共に、前記コミテータに摺動接触するブラシと、
 前記コア、前記コミテータ及び前記ブラシを収容し、一側が開放された扁平な外筒部と、
 前記外筒部の開放側を塞ぐための蓋部と、
 前記外筒部の内周面に沿って配置されたバックヨークと、
 前記バックヨークを介し前記内周面に固定されたリング状のマグネットとを備え、
 前記外筒部は非磁性材料から構成されていることを特徴とするモータ。
 帯状の前記バックヨークの両端は近接して離間され、その離間部分は、前記マグネットの磁壁から90°の位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のモータ。
 前記コアは、一枚の珪素鋼板から構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のモータ。
 前記蓋部に埋設された回路基板と、
 前記ブラシに固定されたターミナルとを更に備え、
 前記回路基板の底面は露出され、前記蓋部には、前記回路基板の上面を露出させるための貫通穴が設けられ、
 前記ターミナルは、前記貫通穴内に配置され、半田により前記回路基板に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4~6の何れか1項に記載のモータ。
 前記コアのスロット内に分銅が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のモータ。 
 請求項8に記載のモータを搭載する振動報知機器。
 請求項8に記載のモータを搭載する携帯通信機器。
 請求項8に記載のモータを搭載する携帯情報端末機器。
 請求項8に記載のモータを搭載する遊戯機器。
Description:
モータ

 本発明は、各種携帯通信機器(例えば、携 帯電話機)、携帯情報端末機器、遊戯機器(例 ばPDA(Personal Digital Assistants))等に内蔵し、 えば振動発生源として利用するためのモー に関する。

 従来、このような分野の技術として、実 昭63-10765号公報がある。この公報に記載さ た小型モータは、コミテータに電気的に接 されたチップ型バリスタと、コミテータを 持するコミテータホルダと、コミテータを ミテータホルダに固定させる固定リングと 備え、コミテータホルダのベース部にはチ プ型バリスタを嵌め込むための凹部が設け れている。そして、チップ型バリスタをこ 凹部に嵌め込むことで、モータの厚さを薄 して、モータの薄型化が図られている。

 また、特開2006-115564号公報に記載された 型モータは、シャフトに支持されたコアと コアに巻き付けられたコイルに電気的に接 されたコミテータと、コミテータに摺動接 するブラシと、シャフトに支持された円環 のバリスタとを備えている。そして、コア 挟んでブラシの反対側にバリスタを設ける とで、モータケースの厚さを薄くして、モ タの薄型化が図られている。

 最近では、携帯通信機器等の小型化の促 により、使用される振動モータの薄型化が に要求されている。しかしながら、実開昭6 3-10765号公報に記載された小型モータでは、 ータの厚さ方向において、コミテータホル のベース部とチップ型バリスタとは積み重 られているので、両者を納めるスペースを 要する。その結果、モータの厚さを薄くす には限界があり、モータの更なる薄型化を り難いといった問題点がある。

 また、特開2006-115564号公報に記載された 型モータでは、モータの厚さ方向において コミテータの固定リングとコミテータとは み重ねられ、ブラシと電気的に接続された ーミナル端子は外方に延びているので、モ タケースの厚さを薄くすることに限界があ 、モータの更なる薄型化を図り難いといっ 問題点がある。

 本発明は、薄型化を図ることを可能にし 振動モータを提供することを目的とする。

 本発明に係るモータは、シャフトに軸支 れたコアと、コアに巻き付けられたコイル 電流を供給するコミテータと、コミテータ 保持し、シャフトの軸線方向に延在する貫 穴が設けられたコミテータホルダと、貫通 に嵌め込まれたチップ型バリスタとを備え コミテータには、シャフトの軸線方向に延 する導通部が設けられ、導通部は貫通穴に 入され、チップ型バリスタの端部電極に圧 されていることを特徴とする。

 本発明に係るモータでは、コミテータホ ダにシャフトの軸線方向に延在する貫通穴 設けられ、チップ型バリスタは貫通穴内に め込まれているので、チップ型バリスタに るモータの厚さへの影響が生じない。この うにチップ型バリスタによるモータの厚さ の影響を考慮する必要がないので、モータ 厚さを薄くし易くなり、モータの薄型化を ることができる。また、コミテータの導通 は貫通穴に挿入され、チップ型バリスタの 部電極に圧着されるので、ワンタッチで電 的に接続され、端部電極と導通部との間で 定した通電状態を確保することができる。

 本発明に係るモータにおいて、貫通穴を形 する第1の壁面には、挿入された2本の導通 間で軸線方向に延在する第1の突起部が設け れていることが好適である。
 この場合にあっては、第1の突起部は貫通穴 に挿入された導通部をガイドし、導通部をチ ップ型バリスタの端部電極に確実に圧着させ ることができるので、両者間で安定した通電 状態を確保することができる。

 本発明に係るモータにおいて、貫通穴を形 する第1の壁面に対向する第2の壁面には、 1の突起部と対向する第2の突起部が更に設け られていることが好適である。
 この場合にあっては、貫通穴に嵌め込まれ チップ型バリスタは第2の突起部によって第 1の突起部側に押し付けられるので、貫通穴 でチップ型バリスタを確実に固定すること でき、チップ型バリスタの端部電極を導通 に確実に圧着させることができる。従って 両者間で安定した通電状態を確保すること できる。

 さらに、本発明に係るモータは、平板状 コアと、コアの平面に平行に延在するライ 部を有するコミテータと、コアを挟んでラ ザ部の反対側に配置されると共に、コミテ タに摺動接触するブラシと、コア、コミテ タ及びブラシを収容し、一側が開放された 平な外筒部と、外筒部の開放側を塞ぐため 蓋部と、外筒部の内周面に沿って配置され バックヨークと、バックヨークを介し内周 に固定されたリング状のマグネットとを備 、外筒部は非磁性材料から構成されている とを特徴とする。

 本発明に係るモータでは、コミテータの イザ部は、コアを挟んでブラシの反対側に 置されると共にコアの平面に平行に延在し いるので、モータの外筒部の厚さ方向にお るライザ部を納める空間を小さくすること できる。従って、外筒部の厚さを薄くする とができ、モータの薄型化を図ることが可 となる。加えて、マグネットはバックヨー を介して外筒部の内周面に固定されている で、このマグネットとバックヨークによっ 磁気回路を効率的に作り出すことができ、 かも、外筒部は非磁性材料から構成される で、磁束の漏れを確実に防止することがで る。その結果、マグネットによる磁束を有 に利用し、モータのトルクを高めることが 能となる。このような構成は、振動モータ 薄型化を図る上で最適である。

 本発明に係るモータにおいて、帯状のバッ ヨークの両端は近接して離間され、その離 部分は、マグネットの磁壁から90°の位置に 配置されていることが好適である。
 この場合にあっては、バックヨークの離間 分はマグネットの磁壁から90°の位置に配置 されるので、磁気回路を効率的に作り出すこ とができる。

 本発明に係るモータにおいて、コアは、一 の珪素鋼板から構成されていることが好適 ある。
 この場合にあっては、複数の珪素鋼板を積 して形成されるコアと比較して、コアの製 が容易になり、しかも、珪素鋼板のコーテ ングによるコアの厚さの増加が生じないの 、コアの寸法を管理し易く、モータの薄型 が一層図り易くなる。

 本発明に係るモータにおいて、蓋部に埋設 れた回路基板と、ブラシに固定されたター ナルとを更に備え、回路基板の底面は露出 れ、蓋部には、回路基板の上面を露出させ ための貫通穴が設けられ、ターミナルは、 通穴内に配置され、半田により回路基板に 気的に接続されていることが好適である。
 この場合にあっては、回路基板は蓋部に埋 されるので、回路基板の厚さによる外筒部 厚さへの影響は生じない。加えて、蓋部に 回路基板の上面を露出させるための貫通穴 設けられ、ターミナルはこの貫通穴内に配 されるので、ターミナルによる外筒部の厚 への影響も生じない。その結果、外筒部の さを薄くすることができ、モータの薄型化 一層図り易くなる。また、ターミナルは半 によって回路基板に電気的に接続されてい ので、モータの組み立て作業性を向上する とができる。更に、回路基板の底面が露出 れるので、振動モータを携帯通信機器等に 気的に接続するのは容易になる。

 本発明に係るモータにおいて、コアのスロ ト内に分銅が嵌め込まれていることが好適 ある。
 この場合にあっては、分銅の厚さによる外 部の厚さへの影響を抑制することでき、モ タの薄型化が図り易くなる。

 本発明によれば、薄型化を図ることを可 にしたモータを提供することができる。

本発明に係るモータの一実施形態であ 振動モータを示す分解斜視図である。 図1に示された振動モータの断面図であ る。 外筒部の内部構造を示す斜視図である 外筒部、バックヨーク及びマグネット 位置関係を示す分解斜視図である。 外筒部、バックヨーク及びマグネット 位置関係を示す平面図である。 ロータアッセンブリーを示す分解斜視 である。 図1に示された振動モータの貫通穴の拡 大図である。 コミテータホルダを示す斜視図である コミテータホルダを示す斜視図である ブラケット、ターミナル及びブラシホ ルダの位置関係を示す分解斜視図である。 ブラケットと回路基板との位置関係を 示す分解斜視図である。 本発明に係るモータが搭載された携帯 電話を示す斜視図である。 本発明に係るモータが搭載された携帯 情報端末機器を示す斜視図である。 本発明に係るモータが搭載された遊戯 機器を示す斜視図である。

符号の説明

 1…振動モータ、4…シャフト、5…コア、1 2…コイル、13…コミテータ、14…コミテータ ルダ、15b…貫通穴、15c…第1の壁面,15e…第2 壁面、15d…第1の突起部、15f…第2の突起部 16c,16d…導通部、18…チップ型バリスタ、18b,1 8c…端部電極、L…軸線。

 以下、図面を参照しつつ本発明に係るモ タの好適な実施形態について詳細に説明す 。

 図1及び図2に示すように、モータは、2極3 スロットタイプの振動モータ1であって、直 約10mm、厚さ約2mmと小型化が図られ、携帯電 などに内蔵され振動発生源として利用され 。この振動モータ1は、一側が開放された扁 平な外筒部2と、外筒部2の開放側を塞ぐため ブラケット3(蓋部)とから構成されたモータ ースCを有し、モータケースC内には、コア5 有するロータアッセンブリーRがシャフト4 回転自在に支持されている。

 図3及び図4に示すように、外筒部2は、ス ンレス等の非磁性材料から構成され、その 央には、シャフト4の先端が挿入するための 円孔2aが設けられている。外筒部2の外周壁に は、外周壁を内側に押し出すことによって凹 部2bが形成され、そして、外筒部2の内周壁に は凹部2bに対応して凸部2cが形成されている

 外筒部2の内周面には、帯状のバックヨー ク6を介し、リング状のマグネット7が固定さ ている。バックヨーク6は、軟磁性材料から なり、その両端6a,6bが近接して離間され、C字 状になっている。図5に示すように、両端6a,6b 間の離間部分Kは、マグネット7の磁壁Pから90 の位置(すなわちS極の中心位置)に配置され いる。ここでの磁壁Pとは、マグネット7のN とS極との境界を意味する。このように外筒 2は非磁性材料から構成されることで、磁束 の漏れを確実に防止することができる。両端 6a,6b間の離間部分はマグネット7の磁壁Pから90 °の位置に配置されるので、磁気回路を効率 に作り出すことができる。

 両端6a,6b間の離間部分Kが、下部空間より 上部空間の方が広くなるように、バックヨ ク6の両端6a,6bは、互いに対面すると共に、 状に形成されている。そして、この上部空 には外筒部2の凸部2cが入り込む。

 図1に示すように、ブラケット3は、非磁 の金属材料から略円板状に形成され、その 央には、ブラケット3と一体的に形成された 筒状の軸ホルダ9が立設されている。シャフ ト4は、軸ホルダ9内に圧入され固定されてい 。軸ホルダ9の上方には、ワッシャ10と軸受1 1が配置され、ロータアッセンブリーRは、軸 11を介してシャフト4に回転自在に支持され いる(図2参照)。

 ロータアッセンブリーRは、コイル12が巻 付けられたコア5と、コイル12に電流を供給 るコミテータ13と、コミテータ13を保持する ためのコミテータホルダ14とから主として構 されている(図6参照)。コア5は、2極3スロッ であって平板状に形成され、厚さ0.35mmの一 の珪素鋼板を打ち抜き加工することにより り出されている。そして、3つのスロットの うちの1つには、タングステンなどの高比重 属からなる分銅19が嵌め込まれている。この ように分銅19はコア5のスロットに配置される ことにより、分銅19の厚さによるモータケー Cの厚さへの影響を抑制することでき、振動 モータ1の薄型化を図り易くなる。さらに、 銅19は、コア5のコミテータ13側で周方向に延 出させると、後述するブラシ20の径方向外側 空間を有効に利用でき、振動モータ1の振動 の増大化と薄型化が両立できる。

 コミテータ13は、銅製薄板のプレス成形 よって作られた3枚のコミテータセグメント1 6を有する。各コミテータセグメント16は、シ ャフト4の軸線L方向に沿って延在すると共に 面円弧状の本体部16aと、本体部16aの端部か 起立して、コア5の平面5aに平行に延在する イザ部16bとを備える。ライザ部16bの先端で 、コイル12の電線が巻き付けられ、半田付 されている(図1参照)。コミテータセグメン 16には、本体部16aと一体化されると共に、本 体部16aの端部から突出する棒状の導通部16c,16 dが設けられている。これらの導通部16c,16dは シャフト4の軸線L方向に延在し、ライザ部16 bに対して左右対称に配置されている。そし 、各コミテータセグメント16は、本体部16aに 圧入された固定リング23によってコミテータ ルダ14に固定されている。

 コミテータホルダ14には、貫通穴15bが3つ けられ、その中には火花及びノイズの発生 防止するためのチップ型バリスタ18がそれ れ嵌め込まれている。チップ型バリスタ18は 、略直方体形状の積層体18aと、積層体18aの長 手方向の両端面にそれぞれ形成された一対の 端部電極18b,18cとを備える。図7に示すように コミテータセグメント16の導通部16c,16dは、 通穴15bに挿入され、バリスタ18の端部電極18 b,18cにそれぞれ圧着され電気的に接続されて る。

 図8及び図9に示すように、コミテータホ ダ14は、略三角形状のベース部15と、ベース 15の中央に立設された円筒部17とを有する。 ベース部15には、円筒部17から外方に向けて 在する3つの溝15aが形成されている。これら 溝15aには、コミテータ13のライザ部16bが収 されている。3つの溝15aのうち、隣接する溝1 5a同士の間であって円筒部17の根元付近には 貫通穴15bがそれぞれ設けられている。これ の貫通穴15bは、シャフト4の軸線L方向に延在 すると共に、円筒部17を中心にした円周上に 間隔に配置されている。

 貫通穴15bを形成する第1の壁面15cには、第 1の壁面15cから円筒部17の径方向に沿って外方 に突出する第1の突起部15dが設けられている この第1の突起部15dは、矩形状に形成され、 1の壁面15cの中央に配置されると共に、シャ フト4の軸線L方向に延在している。第1の突起 部15dは、その第1の壁面15cから突出する長さ 導通部16c,16dの厚さよりも小さく形成されて る。このようにすれば、第1の突起部15dの設 置によって、導通部16c,16dと端部電極18b,18cと 接触を阻害することがない。従って、この 1の突起部15dは、貫通穴15bに挿入された隣接 した導通部16c,16dの間で、導通部16c,16dをガイ しチップ型バリスタ18の端部電極18b,18cにそ ぞれ圧着させるので、ワンタッチで導通部1 6c,16dと端部電極18b,18cとを電気的に接続し、 者の間で安定した通電状態を確保すること できる。

 第1の壁面15cに対向する第2の壁面15eには 第2の壁面15eから円筒部17の径方向に沿って 方に突出する第2の突起部15fが設けられてい 。この第2の突起部15fは、円弧状に形成され 、第1の突起部15dと対向に設置されている。 2の突起部15fは、貫通穴15bに嵌め込まれたチ プ型バリスタ18の積層体18aに当接し、チッ 型バリスタ18を導通部16c,16d側に押し付けて 両者を密接に接触させる。従って、このチ プ型バリスタ18は、貫通穴15b内で確実に固定 されると共に、その端部電極18b,18cが導通部16 c,16dに確実に圧着されるので、端部電極18b,18c と導通部16c,16dとの間で安定した通電状態を 保することができる。

 このように端部電極18b,18cと導通部16c,16d を確実に圧着させる以上、両者を半田付け 接続する作業を省くことが可能となる。そ 結果、振動モータ1の組み立て作業性を向上 ると共に、コストの削減を図ることができ 。仮に両者を半田付けで接続した場合にも 端部電極18b,18cと導通部16c,16dとが密接に接 されているので、半田付け作業を容易に行 ことができ、作業性の向上を図ることがで る。

 図1、図10及び図11に示すように、ブラケ ト3の上面には、コミテータセグメント16に 動接触する一対のブラシ20が配置されている 。この一対のブラシ20は、コア5を挟んでコミ テータセグメント16のライザ部16bの反対側に 置されている(図2参照)。ブラケット3の中央 には、給電用の電極を配した回路基板8が埋 されている。このように回路基板8をブラケ ト3に埋設することで、回路基板8の厚さに る振動モータ1の厚さへの影響は生じないの 、振動モータ1の薄型化を一層図り易くなる 。

 回路基板8は、円板状に形成され、ブラケ ット3により囲まれ、その上面8aはブラケット 3に覆われ、底面8bはブラケット3から露出す 。このように回路基板8の底面8bを露出させ ことで、回路基板8と外部の配線基板との接 を簡単に行うことが可能となるので、振動 ータ1を携帯通信機器等に容易に組み込むこ とができる。また、回路基板8には切欠部8cが 設けられ、一方、ブラケット3にはこの切欠 8cに対応する突起部3bが設置されている。こ によって、回路基板8をブラケット3に取り ける際に、両者の位置決めを容易に行うこ ができると共に、取り付けられた回路基板8 回転を防止する効果をもたらす。

 図10に示すように、ブラケット3には、回 基板8の上面8aの一部を露出させるための貫 穴3aが2つ設けられている。これらの貫通穴3 aは、矩形状に形成され、シャフト4の中心軸 対して左右対称に配置され、貫通穴3aの中 は、ブラシ20に固定されたターミナル21が収 されている。ターミナル21は、半田によっ 回路基板8の電極パターンPに電気的に接続さ れると共に、ターミナルホルダ22によって回 基板8に押し付けられる。ターミナルホルダ 22は、接着等によってブラケット3に固定され る。

 このように構成された振動モータ1にあっ ては、コミテータホルダ14にはシャフト4の軸 線L方向に延在する貫通穴15bが設けられ、チ プ型バリスタ18は貫通穴15b内に嵌め込まれて いるので、チップ型バリスタ18の厚さによる 動モータ1の厚さへの影響は生じない。この ようにチップ型バリスタ18による振動モータ1 の厚さへの影響を考慮する必要がないので、 振動モータ1の厚さを薄くし易くなり、振動 ータ1の薄型化を図ることができる。そして 貫通穴15bに挿入された導通部16c,16dと、嵌め 込まれたチップ型バリスタ18の端部電極18b,18c とは、第1の突起部15dと第2の突起部15fとの協 で、確実に圧着されているので、端部電極1 8b,18cと導通部16c,16dとの間で安定した通電状 を確保することができる。

 さらに、コミテータセグメント16のライ 部16bは、コア5を挟んでブラシ20の反対側に 置されるので、モータケースCの厚さ方向に けるライザ部16bを納めるスペースとして、 イザ部16bの板厚分だけを確保すれば良い。 って、モータケースCの厚さを薄くすること ができ、振動モータ1の薄型化を図ることが 能となる。

 加えて、マグネット7はバックヨーク6を して外筒部2の内周面に固定されているので このマグネット7とバックヨーク6によって 気回路を効率的に作り出すことができる。 かも、外筒部2は非磁性材料から構成される で、磁束の漏れを確実に防止することがで る。その結果、マグネット7による磁束を有 効に利用して、振動モータ1のトルクを高め ことが可能となる。このような構成は、振 モータ1の薄型化を図る上で最適である。

 また、回路基板8はブラケット3に埋設さ るので、回路基板8の厚さによるモータケー Cの厚さへの影響は生じない。加えて、ブラ ケット3には回路基板8の上面8aを露出させる めの貫通穴3aが設けられ、ブラシ20に接続さ たターミナル21は、この貫通穴3a内に配置さ れるので、ターミナル21によるモータケースC の厚さへの影響を抑制することができる。従 って、モータケースCの厚さを薄くすること でき、振動モータ1の薄型化が一層図り易く る。また、このターミナル21は半田によっ 回路基板8の電極パターンTに電気的に接続さ れているので、振動モータ1の組み立て作業 を向上することができる。

 更に、コア5は一枚の珪素鋼板から構成さ れるので、複数の珪素鋼板を積層して形成さ れるコアと比較して、コア5の製作が容易に る。しかも、珪素鋼板のコーティングによ コアの厚さの増加がないので、コア5の寸法 管理し易い。その結果、振動モータ1の薄型 化が一層図り易くなる。

 以上、本発明に係るモータの実施形態に いて種々説明したが、コア5のスロット内に 分銅19が嵌め込まれた、本発明にかかるモー を搭載して、各種の振動報知機器を形成す ことができる。図12に示すように、携帯通 機器、例えば携帯電話100の配線基板101上に ータを搭載して回路基板8と接続することに り、振動報知機能を有する携帯通信機器を 成することができる。また、図13に示すよ に、携帯情報端末機器110、例えばPDAや携帯 デジタルプレーヤの配線基板111上にモータ 搭載して回路基板8と接続することにより、 動報知機能を有する携帯情報端末機器を形 できる。また、図14に示すように、遊戯機 120、例えばゲーム機のコントローラ、携帯 ゲーム機本体やパチンコのハンドルなどの 線基板121上にモータを搭載して回路基板8と 続することにより、振動報知機能を有する 戯機器を形成することができる。これらは 着信があっととき、操作されたとき、画面 操作者がタッチしたとき等や、ゲームの進 状況に合わせて適宜、モータを回転させる とで振動を発生させる。