Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
MULTI-POINT CONNECTION DEVICE, SIGNAL ANALYSIS AND DEVICE, METHOD, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001887
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a technique for controlling each of constituent elements corresponding to each of sound sources of input signals of respective points in a reception unit. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] Provided is a multi-point connection device including: a first signal reception unit which receives a first signal containing a plurality of constituent elements and first analysis information expressing the relationship between the constituent elements contained in the first signal; a second signal reception unit which receives a second signal containing a plurality of constituent elements and second analysis information expressing the relationship between the constituent elements contained in the second signal; a signal mixing unit which mixes the first signal and the second signal; and an analysis information mixing unit which mixes the first analysis information and the second analysis information.

Inventors:
SHIMADA OSAMU (JP)
NOMURA TOSHIYUKI (JP)
SUGIYAMA AKIHIKO (JP)
HOUSHUYAMA OSAMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061622
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
June 26, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
NEC CORP (JP)
SHIMADA OSAMU (JP)
NOMURA TOSHIYUKI (JP)
SUGIYAMA AKIHIKO (JP)
HOUSHUYAMA OSAMU (JP)
International Classes:
H04M3/56; G10L19/008; G10L21/0208
Foreign References:
JP2000022603A2000-01-21
JPH0678062A1994-03-18
JP2000069179A2000-03-03
JP2000083229A2000-03-21
JP2002204175A2002-07-19
Other References:
PROCEEDINGS OF ICASSP, vol. 1, May 2006 (2006-05-01), pages 473 - 476
"PRINCIPLES AND APPLICATIONS TO SPEECH AND VIDEO", 1990, PRENTICE-HALL, article "DIGITAL CODING OF WAVEFORMS"
"DIGITAL SIGNAL PROCESSING", 1975, PRENTICE-HALL
"MULTIRATE SYSTEMS AND FILTER BANKS", 1993, PRENTICE-HALL
IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON ACOUSTIC, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, vol. 25.1.1, March 1985 (1985-03-01), pages 937 - 940
IEEE TRANSACTIONS ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, vol. 32, no. 6, December 1984 (1984-12-01), pages 1109 - 1121
IEEE TRANSACTIONS ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, vol. 33, no. 2, April 1985 (1985-04-01), pages 443 - 445
EURASIP JOURNAL ON ADVANCES IN SIGNAL PROCESSING, vol. 2005, no. 7, July 2005 (2005-07-01), pages 1110 - 1126
IEEE TRANSACTION ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, vol. 27, no. 2, April 1979 (1979-04-01), pages 113 - 120
"Speech Enhancement", 2005, SPRINGER, pages: 371 - 402
"Microphone Arrays", 2001, SPRINGER
"Speech Enhancement", 2005, SPRINGER, pages: 229 - 246
"Speech Enhancement", 2005, SPRINGER, pages: 271 - 369
See also references of EP 2164238A4
Attorney, Agent or Firm:
UDAKA, Katsuki (14 Kandasakumacho 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo 25, JP)
Download PDF:
Claims:
 複数の構成要素を含む第1の信号と前記第1の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第1の分析情報とを受ける第1の信号受信部と、
 複数の構成要素を含む第2の信号と前記第2の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第2の分析情報とを受ける第2の信号受信部と、
 前記第1の信号と前記第2の信号とを混合する信号混合部と、
 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混合する分析情報混合部と
を含むことを特徴とする多地点接続装置。
 前記分析情報混合部は、前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分析パラメータとに変換し、前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを周波数成分毎に混合する分析パラメータ混合部を含むことを特徴とする請求項1に記載の多地点接続装置。
 前記信号混合部は混合情報を生成し、
 前記分析情報混合部は前記混合情報に基づいて前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混合することを特徴とする請求項1に記載の多地点接続装置。
 前記分析情報混合部は、前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分析パラメータとに変換し、前記混合情報に基づいて前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを周波数成分毎に混合する分析パラメータ混合部を含むことを特徴とする請求項3に記載の多地点接続装置。
 前記分析情報混合部は、前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを選択する選択部を含むことを特徴とする請求項4に記載の多地点接続装置。
 前記混合情報は前記第1の信号と前記第2の信号との重み付けであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の多地点接続装置。
 前記第1の信号受信部は、前記前記第1の信号の周波数成分毎の特性を表す第1のオブジェクト情報を受け、
 前記第2の信号受信部は、前記前記第2の信号の周波数成分毎の特性を表す第2のオブジェクト情報を受け、
 前記第1のオブジェクト情報と前記第2のオブジェクト情報とを混合するオブジェクト情報混合部をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の多地点接続装置。
 前記オブジェクト情報混合部は、前記第1のオブジェクト情報と前記第2のオブジェクト情報とを重要度に応じて選択することを特徴とする請求項7に記載の多地点接続装置。
 複数の構成要素を含む入力信号を受ける信号受信部と、
 前記入力信号から前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報を生成する信号分析部と、
 前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報を生成するオブジェクト情報抽出部と
を含むことを特徴とする信号分析装置。
 複数の構成要素を含む入力信号と前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受ける信号受信部と、
 前記構成要素の出力を制御する構成要素レンダリング情報を受け、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構成要素レンダリング情報とに基づいて前記構成要素が制御された出力信号を生成する出力信号生成部と
を含むことを特徴とする信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報に基づいて前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成する構成要素情報変換部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報と前記入力信号とに基づいて前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成する構成要素情報変換部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、さらに特定の構成要素を制御する信号制御情報を受け、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構成要素レンダリング情報と前記信号制御情報とに基づいて前記構成要素が制御された出力信号を生成することを特徴とする請求項10に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記オブジェクト情報に基づいて前記信号が周波数成分に分解されたオブジェクト信号を生成し、前記分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づいて前記構成要素を修正し、前記修正構成要素から修正信号を生成し、前記修正構成要素と前記修正信号との関係を表したパラメータを生成する信号制御部と、
 前記パラメータに基づいて前記構成要素レンダリング情報を前記修正信号と前記出力信号との関係を表すレンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記修正信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項13に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報と前記信号制御情報とに基づいて前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成する構成要素情報変換部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項13に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づいて前記オブジェクト信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成する構成要素情報変換部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項13に記載の信号制御装置。
 複数の構成要素を含む入力信号と前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受ける信号受信部と、
 前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報と特定の構成要素を制御する信号制御情報とを受け、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報と前記信号制御情報とに基づいて前記構成要素が制御された出力信号を生成する出力信号生成部と
を含むことを特徴とする信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記オブジェクト情報に基づいて前記信号が周波数成分に分解されたオブジェクト信号を生成し、前記分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づいて前記構成要素を修正し、前記修正構成要素から修正信号を生成し、前記修正構成要素と前記修正信号との関係を表したパラメータを生成する信号制御部と、
 前記パラメータと前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記修正信号と前記出力信号との関係を表すレンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記修正信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項17に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報と前記信号制御情報とに基づいて前記オブジェクトレンダリング情報を修正するオブジェクトレンダリング情報修正部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項17に記載の信号制御装置。
 前記出力信号生成部は、
 前記分析情報と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づいて前記オブジェクトレンダリング情報を修正するオブジェクトレンダリング情報修正部と、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて前記レンダリング情報を生成するレンダリング情報生成部と、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成するレンダリング部と
を含むことを特徴とする請求項17に記載の信号制御装置。
 複数の構成要素を含む第1の信号と、前記第1の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第1の分析情報とを受信し、
 複数の構成要素を含む第2の信号と、前記第2の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第2の分析情報とを受信し、
 前記第1の信号と前記第2の信号とを混合し、
 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混合する
ことを特徴とする多地点接続方法。
 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分析パラメータとに変換し、前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを周波数成分毎に混合することを特徴とする請求項21に記載の多地点接続方法。
 前記第1の信号と前記第2の信号とを混合して混合情報を生成し、
 前記混合情報に基づいて、前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混合することを特徴とする請求項21に記載の多地点接続方法。
 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分析パラメータとに変換し、前記混合情報に基づいて前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを周波数成分毎に混合することを特徴とする請求項23に記載の多地点接続方法。
 前記第1の分析パラメータと前記第2の分析パラメータとを選択することを特徴とする請求項24に記載の多地点接続方法。
 前記混合情報は前記第1の信号と前記第2の信号との重み付けであることを特徴とする請求項23または請求項24に記載の多地点接続方法。
 前記前記第1の信号の周波数成分毎の特性を表す第1のオブジェクト情報を受信し、
 前記前記第2の信号の周波数成分毎の特性を表す第2のオブジェクト情報を受信し、
 前記第1のオブジェクト情報と前記第2のオブジェクト情報とを更に混合する
ことを特徴とする請求項21に記載の多地点接続方法。
 前記第1のオブジェクト情報と前記第2のオブジェクト情報とを重要度に応じて選択することを特徴とする請求項27に記載の多地点接続方法。
 複数の構成要素を含む入力信号から前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報を生成し、
 前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報を生成することを特徴とする信号分析方法。
 複数の構成要素を含む入力信号と、前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と、前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受信し、
 前記構成要素の出力を制御する構成要素レンダリング情報を受信し、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構成要素レンダリング情報とに基づいて、前記構成要素が制御された出力信号を生成することを特徴とする信号制御方法。
 前記分析情報に基づいて前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項30に記載の信号制御方法。
 前記分析情報と前記入力信号とに基づいて、前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項30に記載の信号制御方法。
 特定の構成要素を制御する信号制御情報を受信し、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構成要素レンダリング情報と前記信号制御情報とに基づいて、前記構成要素が制御された出力信号を生成することを特徴とする請求項30に記載の信号制御方法。
 前記オブジェクト情報に基づいて、前記信号が周波数成分に分解されたオブジェクト信号を生成し、前記分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づいて前記構成要素を修正し、前記修正構成要素から修正信号を生成し、前記修正構成要素と前記修正信号との関係を表したパラメータを生成し、
 前記パラメータに基づいて前記構成要素レンダリング情報を前記修正信号と前記出力信号との関係を表すレンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記修正信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項33に記載の信号制御方法。
 前記分析情報と前記信号制御情報とに基づいて、前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項33に記載の信号制御方法。
 前記分析情報と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づいて、前記オブジェクト信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報を生成し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項33に記載の信号制御方法。
 複数の構成要素を含む入力信号と、前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と、前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受信し、
 前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報と特定の構成要素を制御する信号制御情報とを受信し、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報と前記信号制御情報とに基づいて、前記構成要素が制御された出力信号を生成することを特徴とする信号制御方法。
 前記オブジェクト情報に基づいて前記信号が周波数成分に分解されたオブジェクト信号を生成し、前記分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づいて前記構成要素を修正し、前記修正構成要素から修正信号を生成し、前記修正構成要素と前記修正信号との関係を表したパラメータを生成し、
 前記パラメータと前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記修正信号と前記出力信号との関係を表すレンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記修正信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項37に記載の信号制御方法。
 前記分析情報と前記信号制御情報とに基づいて、前記オブジェクトレンダリング情報を修正し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項37に記載の信号制御方法。
 前記分析情報と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づいて、前記オブジェクトレンダリング情報を修正し、
 前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報とに基づいて、前記レンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記入力信号から前記出力信号を生成することを特徴とする請求項37に記載の信号制御方法。
 複数の構成要素を含む第1の信号と前記第1の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第1の分析情報とを受信する処理と、
 複数の構成要素を含む第2の信号と前記第2の信号に含まれる複数の構成要素間の関係を表す第2の分析情報とを受信する処理と、
 前記第1の信号と前記第2の信号とを混合する処理と、
 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混合する処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
 複数の構成要素を含む入力信号を受信する処理と、
 前記入力信号から前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報を生成する処理と、
 前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報を生成する処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
 複数の構成要素を含む入力信号と前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受信する処理と、
 前記構成要素の出力を制御する構成要素レンダリング情報を受け、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構成要素レンダリング情報とに基づいて前記構成要素が制御された出力信号を生成する処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
 複数の構成要素を含む入力信号と前記複数の構成要素間の関係を表す分析情報と前記入力信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受信する処理と、
 前記入力信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダリング情報と特定の構成要素を制御する信号制御情報とを受け、前記分析情報と前記オブジェクト情報と前記オブジェクトレンダリング情報と前記信号制御情報とに基づいて前記構成要素が制御された出力信号を生成する処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
Description:
多地点接続装置、信号分析及び 置と、その方法及びプログラム

 本発明は、多地点接続装置、信号分析及 装置と、その方法及びプログラムに関する

 複数地点間を相互に接続し、遠隔地の参 者が参加して会議を行うことができる多地 接続システムは、例えば遠隔会議システム どとして広く利用されている。

 多地点接続システムの一例が、特許文献1 に開示されている(以下、従来技術1)。多地点 接続システムは、図74に示すように、各地点 分散して配置される端末9000、9001及び9002並 に端末間でのデータ交換を制御する多地点 続装置(MCU:Multipoint Control Unit)9005を備えて る。多地点接続装置9005は、各端末から出力 れた信号を混合して、全端末に分配する。 合に際しては、分配先の端末から出力され 信号だけを除外する。例えば、端末9000へ分 配する信号は、端末9001と9002から出力された 号を混合したものとなる。

 図75に、多地点接続装置9005の構成例を示 。図75では、3地点を接続する例を示してあ が、任意の数の地点を接続する構成とする とができる。図75において、第1から第3の地 点に設置された端末から受けた伝送信号が、 入力端子を介して復号部9020、9030、9040に出力 され、復号部9020、9030、9040において復号され る。復号信号は、さらに混合部9021、9031、9041 に出力される。混合部9021は第2と第3の地点か らの復号信号を混合し、第1の地点に送出す 混合信号を生成し、混合信号を符号化部9022 出力する。混合部9031は第1と第3の地点から 復号信号を混合し、第2の地点に送出する混 合信号を生成し、混合信号を符号化部9032に 力する。混合部9041は第1と第2の地点からの 号信号を混合し、第3の地点に送出する混合 号を生成し、混合信号を符号化部9042に出力 する。符号化部9022、9032、9042は、混合信号を 符号化し、出力端子を介して各端末に出力す る。なお、混合部9021、9031、9041は、単に複数 の信号を混合するだけでなく、予め定められ た様々なメディア処理(画像処理、音声処理 データ処理など)を適用することもできる。

 図74に、端末9000、9001、9002の第1の構成例 示す。なお、これらの端末は同一の構成と ることができるので、端末9000のみ構成例が 示してある。以降、端末9000を例として説明 る。端末9000は、雑音抑圧部9010と符号化部901 1を含む送信部9006と、復号部9012を含む受信部 9007から構成される。送信部9006の雑音抑圧部9 010には入力端子を介して入力信号が入力され る。例えば一般的な携帯電話では、マイクロ フォンによって捕捉した信号(マイクロフォ 信号)が入力信号となる。マイクロフォン信 は、所望の音声と背景雑音(以下、雑音)か 構成され、雑音抑圧部9010は、雑音だけを抑 し、所望の音声はできる限りそのままに保 、雑音抑圧音声として符号化部9011に出力す る。符号化部9011は、雑音抑圧部9010から出力 れた雑音抑圧音声を、CELPなどの符号化方式 に基づいて、符号化する。符号化された情報 は出力端子を介して出力され、変調・増幅な どされた後、伝送路へ出力される。すなわち 、送信部9006は、雑音抑圧処理の後で音声符 化などの処理を行い、信号を伝送路に出力 る。受信部9007は、伝送路から受けた信号を 調し、ディジタル化した後に、復号部9012に 出力する。復号部9012は、入力された信号を 号し、出力信号として出力する。出力信号 スピーカに入力され、可聴信号として再生 れる。

 雑音抑圧部9010は一般的にノイズサプレッ サ(雑音抑圧システム)として知られており、 望の音声信号に重畳されている雑音を抑圧 る。一般的に、周波数領域に変換した入力 号を用いて雑音成分のパワースペクトルを 定し、この推定パワースペクトルを入力信 から差し引くことにより、所望の音声信号 混在する雑音を抑圧するように動作する。 音成分のパワースペクトルを継続的に推定 ることにより、非定常な雑音の抑圧にも適 することができる。ノイズサプレッサの技 の一例が、特許文献2に開示されている(以 、従来技術2)。

 さらに、雑音の抑圧に対する演算量を削 する技術が、非特許文献1に開示されている (以下、従来技術3)。

 これらいずれの方式も、基本的な動作は しい。すなわち、入力信号を線形変換で周 数領域に変換し、振幅成分を取り出して周 数成分毎に抑圧係数を計算する。その抑圧 数と各周波数成分における振幅の積と各周 数成分の位相を組み合わせて逆変換して雑 抑圧された出力を得る。このとき、抑圧係 はゼロと1の間の値であり、ゼロなら完全抑 圧で出力はゼロ、1なら抑圧なしで入力がそ まま出力される。

 端末9000、9001、9002の第2の構成例として、 図74に示した第1の構成例から、雑音抑圧部901 0が存在しない場合が挙げられる。この構成 、端末が雑音抑圧部9010を具備していない場 だけではなく、利用者がその機能をオフに ている場合や雑音抑圧部9010の抑圧度が不十 分な場合にも相当する。このような端末では 、所望の音声信号に混入する雑音などが十分 に抑圧されることなく、そのまま他の端末に 伝送される。この場合、会議の参加者の聞く 混合信号には雑音が混入し、音質が低くなる 。このため、重要な語句を聞き間違える、或 いは長時間の利用で疲労が増すという問題が ある。雑音抑圧部9010を有する第1の構成例の 末が用いられても、雑音抑圧部9010の抑圧が 不十分な場合や雑音抑圧部9010の機能を無効 設定している場合は、同様の問題がある。

 ここで、一般的には、抑圧しきれずに残留 る残留雑音と、出力される雑音抑圧音声の はトレードオフの関係にある。残留雑音を らすと歪が増え、歪を減らすと残留雑音が える。従来技術1では、送信部における雑音 抑圧部で、残留雑音と歪のバランスの調整、 つまり、所望の音声と雑音の制御を行ってい る。

特開2000-83229号公報

特開2002-204175号公報 2006年5月、プロシーディングス・オブ・ イ・シー・エイ・エス・エス・ピー、(PROCEE DINGS OF ICASSP, VOL.I, PP.473-476, MAY, 2006)、473  ~476 ページ

 しかし、従来技術1には、受信部において 、各地点の入力信号の各音源に対応した構成 要素ごと(例えば所望の音声と雑音)に制御で ないという問題点があった。例えば、受信 側の環境により残留雑音と歪のバランスの 適な状態は異なるが、受信部側でそれを調 することはできない。また、各地点からの 号ごとに制御することができない。

 そこで、本発明は上述課題に鑑みて発明 れたものであって、その目的は、受信部に いて、各地点の入力信号の各音源に対応し 構成要素ごとに制御することのできる技術 提供することにある。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む第1の信号と前記第1の信号に含 れる複数の構成要素間の関係を表す第1の分 情報とを受ける第1の信号受信部と、複数の 構成要素を含む第2の信号と前記第2の信号に まれる複数の構成要素間の関係を表す第2の 分析情報とを受ける第2の信号受信部と、前 第1の信号と前記第2の信号とを混合する信号 混合部と、前記第1の分析情報と前記第2の分 情報とを混合する分析情報混合部とを含む とを特徴とする多地点接続装置である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号を受ける信号受信部と 前記入力信号から前記複数の構成要素間の 係を表す分析情報を生成する信号分析部と 前記入力信号の周波数成分毎の特性を表す ブジェクト情報を生成するオブジェクト情 抽出部とを含むことを特徴とする信号分析 置である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と前記複数の構成要素 の関係を表す分析情報と前記入力信号の周 数成分毎の特性を表すオブジェクト情報と 受ける信号受信部と、前記構成要素の出力 制御する構成要素レンダリング情報を受け 前記分析情報と前記オブジェクト情報と前 構成要素レンダリング情報とに基づいて前 構成要素が制御された出力信号を生成する 力信号生成部とを含むことを特徴とする信 制御装置である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と前記複数の構成要素 の関係を表す分析情報と前記入力信号の周 数成分毎の特性を表すオブジェクト情報と 受ける信号受信部と、前記入力信号と前記 力信号との関係を周波数成分毎に表したオ ジェクトレンダリング情報と特定の構成要 を制御する信号制御情報とを受け、前記分 情報と前記オブジェクト情報と前記オブジ クトレンダリング情報と前記信号制御情報 に基づいて前記構成要素が制御された出力 号を生成する出力信号生成部とを含むこと 特徴とする信号制御装置である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む第1の信号と、前記第1の信号に まれる複数の構成要素間の関係を表す第1の 析情報とを受信し、複数の構成要素を含む 2の信号と、前記第2の信号に含まれる複数 構成要素間の関係を表す第2の分析情報とを 信し、前記第1の信号と前記第2の信号とを 合し、前記第1の分析情報と前記第2の分析情 報とを混合することを特徴とする多地点接続 方法である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号から前記複数の構成要 間の関係を表す分析情報を生成し、前記入 信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェ ト情報を生成することを特徴とする信号分 方法である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と、前記複数の構成要 間の関係を表す分析情報と、前記入力信号 周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情 とを受信し、前記構成要素の出力を制御す 構成要素レンダリング情報を受信し、前記 析情報と前記オブジェクト情報と前記構成 素レンダリング情報とに基づいて、前記構 要素が制御された出力信号を生成すること 特徴とする信号制御方法である。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と、前記複数の構成要 間の関係を表す分析情報と、前記入力信号 周波数成分毎の特性を表すオブジェクト情 とを受信し、前記入力信号と前記出力信号 の関係を周波数成分毎に表したオブジェク レンダリング情報と特定の構成要素を制御 る信号制御情報とを受信し、前記分析情報 前記オブジェクト情報と前記オブジェクト ンダリング情報と前記信号制御情報とに基 いて、前記構成要素が制御された出力信号 生成することを特徴とする信号制御方法で る。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む第1の信号と前記第1の信号に含 れる複数の構成要素間の関係を表す第1の分 情報とを受信する処理と、複数の構成要素 含む第2の信号と前記第2の信号に含まれる 数の構成要素間の関係を表す第2の分析情報 を受信する処理と、前記第1の信号と前記第 2の信号とを混合する処理と、前記第1の分析 報と前記第2の分析情報とを混合する処理と を情報処理装置に実行させるプログラムであ る。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号を受信する処理と、前 入力信号から前記複数の構成要素間の関係 表す分析情報を生成する処理と、前記入力 号の周波数成分毎の特性を表すオブジェク 情報を生成する処理とを情報処理装置に実 させるプログラムである。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と前記複数の構成要素 の関係を表す分析情報と前記入力信号の周 数成分毎の特性を表すオブジェクト情報と 受信する処理と、前記構成要素の出力を制 する構成要素レンダリング情報を受け、前 分析情報と前記オブジェクト情報と前記構 要素レンダリング情報とに基づいて前記構 要素が制御された出力信号を生成する処理 を情報処理装置に実行させるプログラムで る。

 上記課題を解決する本発明は、複数の構 要素を含む入力信号と前記複数の構成要素 の関係を表す分析情報と前記入力信号の周 数成分毎の特性を表すオブジェクト情報と 受信する処理と、前記入力信号と前記出力 号との関係を周波数成分毎に表したオブジ クトレンダリング情報と特定の構成要素を 御する信号制御情報とを受け、前記分析情 と前記オブジェクト情報と前記オブジェク レンダリング情報と前記信号制御情報とに づいて前記構成要素が制御された出力信号 生成する処理とを情報処理装置に実行させ プログラムである。

 本発明では、送信部で信号の分析を行い 析情報を算出し、多地点接続装置で分析情 を混合し、混合された分析情報に基づいて 受信部において、入力信号の制御を行って る。

 よって、受信部において、各地点の入力 号の各音源に対応した構成要素ごとに制御 ることができる。例えば、主会場からの音 は雑音も入れるが、副会場からの音声は雑 を除去する、などの調整を受信部側で行う とができる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

本発明の第一の実施の形態を示すブロ ク図 符号化部100の構成例 復号部150の構成例 信号分析部101の構成例 信号制御部151の構成例 多地点接続装置(MCU)2105の構成例 分析情報混合部2114の構成例 多地点接続装置(MCU)2105の第二の構成例 分析情報混合部2117の構成例 分析情報計算部121の構成例 背景音情報生成部202の構成例 信号処理部172の構成例 抑圧係数復号部260の構成例 分析パラメータ混合部2151の構成例 分析パラメータ混合部2153の構成例 背景音情報生成部202の第二の構成例 抑圧係数再構成部250の構成例 背景音情報生成部202の第二の構成例 分析パラメータ混合部2151の第二の構 例 分析パラメータ混合部2153の第二の構 例 分析情報計算部121の第二の構成例 信号処理部172の第二の構成例 抑圧係数計算部252の構成例 信号処理部172の第三の構成例 分析パラメータ混合部2151の第三の構 例 分析パラメータ混合部2153の第三の構 例 本発明の第三の実施の形態を示すブロ ック図 信号制御部350の構成例 信号処理部360の構成例 抑圧係数再構成部450の構成例 抑圧係数修正部460の構成例 抑圧係数修正部460の第二の構成例 抑圧係数修正部460の第三の構成例 抑圧係数再構成部450の第二の構成例 抑圧係数再構成部450の第三の構成例 信号処理部360の第二の構成例 抑圧係数計算部452の構成例 信号処理部360の第三の構成例 抑圧係数計算部452の第二の構成例 本発明の第五の実施の形態を示すブロ ック図 多地点接続装置(MCU)2105の構成例 出力信号生成部2550の構成例 出力信号生成部2550の第二の構成例 構成要素情報変換部2565の構成例 出力信号生成部2550の第三の構成例 構成要素情報変換部2566の構成例 本発明の第七の実施の形態を示すブロ ック図 出力信号生成部2700の構成例 出力信号生成部2700の第二の構成例 オブジェクトレンダリング情報修正部 2770の構成例 出力信号生成部2700の第三の構成例 オブジェクトレンダリング情報修正部 2780の構成例 本発明の第九の実施の形態を示すブロ ック図 出力信号生成部2900の構成例 構成要素情報変換部2910の構成例 出力信号生成部2900の第二の構成例 構成要素情報変換部3001の構成例 本発明の第十一の実施の形態を示すブ ロック図 信号分析部900の構成例 信号分析部900の第二の構成例 分析情報計算部911の構成例 分析情報計算部912の第二の構成例 本発明の第十三の実施の形態を示すブ ロック図 符号化部1100の構成例 信号分析部1101の構成例 復号部1150の構成例 信号制御部1151の構成例 信号分析部101の第二の構成例 信号制御部151の第二の構成例 信号分析部101の第三の構成例 信号制御部151の第三の構成例 本発明の第十四の実施の形態を示すブ ロック図 本発明の第十五の実施の形態を示すブ ロック図 従来の多地点会議システムを示すブロ ック図 多地点接続装置9005の構成例

符号の説明

10, 2506, 90 送信部
15, 35, 2507 受信部
100, 1100, 2113, 2123, 2133, 2513, 9011, 9022,
9032, 9042 符号化部
101, 900, 1101 信号分析部
102, 2115, 2125, 2135, 2511, 2514 多重化部
110, 120, 171, 920 変換部
111 量子化部
121, 911, 912, 121 分析情報計算部
150, 1150, 2111, 2121, 2131, 2511, 2521, 2531, 9012,  9020, 9030, 9040 復号部
151, 2560, 2760 信号制御部
152, 2110, 2120, 2130, 2510, 2520, 2530, 2551 分離 部
160 逆量子化部
161, 173 逆変換部
172, 360 信号処理部
200 背景音推定部
201, 252, 452 抑圧係数計算部
201 抑圧係数計算部
202 背景音情報生成部
203, 207 信号対背景音比計算部
204 号対背景音比符号化部
205 背景音符号化部
250, 450 抑圧係数再構成部
251, 451, 470 乗算器
253 減算器
260 抑圧係数復号部
261 信号対背景音比復号部
262 抑圧係数変換部
263 背景音復号部
264 抑圧係数生成部
460 抑圧係数修正部
461 信号対背景音比修正部
464 背景音修正部
471 比較部
472 指定抑圧係数制御部
473 スイッチ
651, 653 構成要素パラメータ生成部
910 量子化歪み計算部
1020 背景音推定部
1200 信号分離分析部
1201 分離フィルタ符号化部
1202 分離フィルタ復号部
1203 フィルタ
1210 音環境分析部
1211 音環境情報符号化部
1212 音環境情報復号部
1213 音環境情報処理部
2021 抑圧係数符号化部
2100, 2101, 2102, 2300, 2301, 2302, 2500, 2501, 2502 , 3000, 3001, 3002, 3300, 3301, 3302, 3401, 3402, 3 403, 3404, 3405, 9001, 9002, 9006, 9007 端末
2105, 2505, 3410, 3411, 9005 多地点接続装置(MCU)
2112, 2122, 2132, 2116, 2126, 2136, 2512, 9021, 9031 , 9041 混合部
2114, 2117, 2124, 2127, 2134, 2137, 2516 分析情報 混合部
2150, 2160 分析情報復号部
2151, 2153 分析パラメータ混合部
2152 分析情報符号化部
2201, 2231 背景音混合部
2202, 2232, 2200, 2230 選択部
2203, 2233 抑圧係数混合部
2204, 2214 抑圧係数変換部
2205 抑圧係数逆変換部
2510 オブジェクト情報抽出部
2515 オブジェクト情報混合部
2550, 2700, 2900 出力信号生成部
2561, 2564 レンダリング情報生成部
2563 レンダリング部
2565, 2566 構成要素情報変換部
2611 オブジェクトレンダリング情報生成部
2770, 2780 オブジェクトレンダリング情報修 部
2810 オブジェクトレンダリング情報変更部
2910, 3001 構成要素情報変換部
3000, 3002 構成要素パラメータ生成部
3500, 3501, 3502, 3503 コンピュータ
9010 雑音抑圧部

 本発明における第一の実施の形態を、図1 を用いて説明する。本実施の形態は、分析情 報に基づいて、受信側端末で各地点の入力信 号の各音源に対応した構成要素ごとに制御す ることを特徴とする。

 図1に示すように、本実施の形態における 多地点接続システムは、各地点に分散して配 置される端末2100、2101及び2102並びに端末間で のデータ交換を制御する多地点接続装置(MCU:M ultipoint Control Unit)2105を備えている。多地点 続装置2105は、各端末から出力された信号を 混合して、全端末に分配する。混合に際して は、分配先の端末から出力された信号だけを 除外する。例えば、端末2100へ分配する信号 、端末2101と2102から出力された信号を混合し たものとなる。図1では、3地点を接続する例 示してあるが、任意の数の地点を接続する 成とすることができる。

 図1から図5を参照して、端末2100、2101、210 2の構成例を説明する。なお、これらの端末 同一の構成とすることができるので、端末21 00のみ構成例を示す。以下、端末2100を例とし て説明する。

 図1を参照すると、端末2100は、符号化部10 0と信号分析部101と多重化部102を含む送信部10 と、復号部150と信号制御部151と分離部152を含 む受信部15から構成される。入力信号は送信 10にある符号化部100及び信号分析部101に入 される。符号化部100は、入力信号を符号化 て、符号化信号を多重化部102に出力する。 号分析部101は、入力信号に含まれる各音源 対応した構成要素の分析情報を算出して、 重化部102に出力する。多重化部102は、符号 部100から出力された符号化信号と信号分析 101から出力された分析情報を多重化し、伝 信号として伝送路に出力する。伝送信号は 受信部15における分離部152に入力される。分 離部152は、伝送信号を符号化信号と分析情報 に分離し、符号化信号は復号部150に、分析情 報は信号制御部151に出力する。復号部150は、 符号化信号を復号して復号信号を生成し、信 号制御部151に出力する。ここで、復号信号は 一般的な複数音源から構成されるものである 。信号制御部151は、分離部152から出力された 分析情報に基づいて、復号部150から出力され た復号信号を各音源に対応した構成要素ごと に操作して、出力信号として出力する。信号 制御部151は、各音源に対応した構成要素の代 わりに、複数の構成要素からなる構成要素群 を単位として操作してもよい。

 図2を参照して、符号化部100の構成例を詳 細に説明する。符号化部100は、入力信号を受 信し、符号化信号を出力する。符号化部100は 、変換部110と量子化部111とから構成される。 まず、入力信号が、変換部110に入力される。 次に、変換部110は、入力信号を周波数成分に 分解し、第一の変換信号を生成する。変換部 110は、第一の変換信号を量子化部111に出力す る。そして、量子化部111は、第一の変換信号 を量子化し、符号化信号として出力する。

 変換部110は、複数の入力信号サンプルを とめて、1ブロックを構成し、このブロック に対して周波数変換を適用する。周波数変換 の例としては、フーリエ変換、コサイン変換 、KL(カルーネンレーベ)変換などが知られて る。これらの変換の具体的な演算に関連す 技術及びその性質は、非特許文献2(1990 年、 「ディジタル・コーディング・オブ・ウェー ブフォームス」、プレンティス・ホール (DIG ITAL CODING OF WAVEFORMS, PRINCIPLES AND APPLICATIONS TO SPEECH AND VIDEO, PRENTICE-HALL, 1990.))に開示 れている。

 変換部110はまた、1ブロックの入力信号サ ンプルを窓関数で重み付けした結果に対して 、前述の変換を適用することができる。この ような窓関数としては、ハミング、ハニング (ハン)、ケイザー、ブラックマンなどの窓関 が知られている。また、さらに複雑な窓関 を用いることもできる。これらの窓関数に 連する技術は、非特許文献3(1975 年、「デ ジタル・シグナル・プロセシング」、プレ ティス・ホール (DIGITAL SIGNAL PROCESSING, PRENT ICE-HALL, 1975.))及び非特許文献4(1993 年、「マ チレートシステムズ・アンド・フィルタバ クス」、プレンティス・ホール (MULTIRATE SY STEMS AND FILTER BANKS, PRENTICE-HALL, 1993.))に開示 されている。

 変換部110が複数の入力信号サンプルから1 ブロックを構成する際に、各ブロックに重な り(オーバラップ)を許容してもよい。例えば ブロック長の30%のオーバラップを適用する 合には、あるブロックに属する信号サンプ の最後30%は、次のブロックに属する信号サ プルの最初30%として複数のブロックで重複 て用いられる。オーバラップを有するブロ ク化と変換に関連する技術は、非特許文献2 に開示されている。

 さらに、変換部110は、帯域分割フィルタ ンクで構成してもよい。。帯域分割フィル バンクは、複数の帯域通過フィルタから構 される。帯域分割フィルタバンクは、受信 た入力信号を複数の周波数帯域に分割して 量子化部111に出力する。帯域分割フィルタ ンクの各周波数帯域は等間隔であってもよ し、不等間隔であってもよい。不等間隔に 域分割することによって、低域では狭い帯 に分割して時間分解能を低く、高域では広 帯域に分割して時間分解能を高くすること できる。不等間隔分割の代表例には、低域 向かって帯域が逐次半分になるオクターブ 割や人間の聴覚特性に対応した臨界帯域分 などがある。帯域分割フィルタバンクとそ 設計法に関連する技術は、非特許文献4に開 示されている。

 量子化部111は、入力された信号の冗長性 除去し、符号化信号を出力する。冗長性を 去する方法としては、入力された信号の相 が最小となるように制御する。さらに、マ キング効果などの聴覚特性を利用し、聴覚 認知されない信号成分を除去してもよい。 子化方法としては、線形量子化、非線形量 化などの量子化方法が知られている。量子 された信号は、ハフマン符号化などを用い さらに、冗長性を取り除くことができる。

 図3を参照して、復号部150の構成例を詳細 に説明する。復号部150は、主信号を受信し、 復号信号を出力する。復号部150は、逆量子化 部160と逆変換部161とから構成される。逆量子 化部160は、受信した各周波数の主信号を逆量 子化し、複数の周波数成分から構成される第 一の変換信号を生成する。そして、逆量子化 部160は、第一の変換信号を逆変換部161に出力 する。逆変換部161は、第一の変換信号を逆変 換して、復号信号を生成する。そして逆変換 部161は、復号信号を出力する。

 逆変換部161が適用する逆変換は、変換部1 10が適用する変換と対応する逆変換が選択さ ることが望ましい。例えば、変換部110が、 数の入力信号サンプルをまとめて1ブロック を構成し、このブロックに対して周波数変換 を適用するときには、逆変換部161は同一数の サンプルに対して対応する逆変換を適用する 。また、変換部110が複数の入力信号サンプル から1ブロックを構成する際に、各ブロック 重なり(オーバラップ)を許容する場合には、 これに対応して、逆変換部161は逆変換後の信 号に対して同一のオーバラップを適用する。 さらに、変換部110を帯域分割フィルタバンク で構成するときには、逆変換部161を帯域合成 フィルタバンクで構成する。帯域合成フィル タバンクとその設計法に関連する技術は、非 特許文献4に開示されている。

 図2及び図3の符号化部100と復号部150 の説 明では、内部に変換部を含む変換符号化を想 定して説明したが、パルス符号変調(PCM)、適 差分パルス符号変調(ADPCM)、さらにCELPなど 代表される分析合成符号化を適用してもよ 。PCM/ADPCMに関連する技術は非特許文献2に開 されている。また、CELPに関連する技術は非 特許文献5(1985年3月、アイ・イー・イー・イ ・インターナショナル・カンファレンス・ ン・アクースティック・スピーチ・アンド シグナル・プロセシング、25.1.1、 (IEEE INTER NATIONAL CONFERENCE ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL  PROCESSING, 25.1.1, MAR, 1985, pp.937-940) 937~940ペ ジ)に開示されている。

 また、符号化部100は、符号化処理を行わ に入力信号をそのまま多重化部102へ出力し 復号部150は、復号処理を行わずに主信号を のまま信号制御部151に入力してもよい。こ 構成により、符号化・復号処理に伴う信号 歪をなくすことができる。さらに、無歪の 縮・伸張処理を符号化部100および復号部150 行うように構成してもよい。この構成によ 、信号制御部151は、入力信号に歪を生じさ ることなく復号信号を受信することができ 。

 図4を参照し、信号分析部101の構成例を詳 細に説明する。信号分析部101は、入力信号を 受信し、分析情報を出力する。信号分析部101 は、変換部120と分析情報計算部121とから構成 される。変換部120は、受信した入力信号を周 波数成分に分解し、第二の変換信号を生成す る。変換部120は、第二の変換信号を分析情報 計算部121に出力する。分析情報計算部121は、 第二の変換信号を音源に対応した構成要素に 分解し、複数の構成要素間の関係を表す分析 情報を生成する。そして、分析情報計算部121 は、分析情報を出力する。また、分析情報計 算部121は、第二の変換信号を複数の構成要素 から構成される構成要素群に分解し、分析情 報を計算してもよい。信号分析部101は、分析 情報に冗長性があるときには、分析情報を符 号化してもよい。これにより、分析情報の冗 長性を最小化することが出来る。変換部120に おける変換の方式に関しては、変換部110にお ける変換の方式を用いてもよい。

 図5を参照して、信号制御部151の構成例を 詳細に説明する。信号制御部151は、復号信号 と分析情報とを受信し、出力信号を出力する 。信号制御部151は、変換部171、信号処理部172 及び逆変換部173から構成される。変換部171は 、受信した復号信号を周波数成分に分解し、 第二の変換信号を生成する。信号制御部151は 、第二の変換信号を信号処理部172に出力する 。信号処理部172は、第二の変換信号を、分析 情報を用いて音源に対応した構成要素に分解 し、複数の構成要素間の関係を変更し、修正 復号信号を生成する。そして、信号処理部172 は、修正復号信号を逆変換部173に出力する。 また、信号処理部172は、複数の構成要素から 構成される構成要素群に分解し、複数の構成 要素間の関係を変更してもよい。分析情報計 算部121において分析情報が符号化されている 場合には、信号処理部172は復号処理を行って から上記の処理を行う。逆変換部173は、修正 復号信号を逆変換し、出力信号を生成する。 そして、逆変換部173は出力信号を出力する。 逆変換部173における逆変換の方式に関しては 、逆変換部161における逆変換の方式を用いる ことが出来る。

 次に、多地点接続装置2105の第一の構成例 、第二の構成例について説明する。

 初めに、図6、図7を用いて、第一の構成 を説明する。

 図6に、多地点接続装置2105の第一の構成 を示す。図6では、3地点を接続する例を示し てあるが、任意の数の地点を接続する構成に できる。多地点接続装置2105は、分離部2110、2 120、2130と、復号部2111、2121、2131と、混合部21 12、2122、2132と、符号化部2113、2123、2133と、 析情報混合部2114、2124、2134と、多重化部2115 2125、2135と、から構成される。

 図6を参照すると、第1から第3の地点に設 された端末から出力された伝送信号が、入 端子を介して分離部2110、2120、2130に入力さ る。分離部2110、2120、2130は、伝送信号をそ ぞれ符号化信号と分析情報に分離し、符号 信号を復号部2111、2121、2131に出力し、分析 報を分析情報混合部2114、2124、2134に出力す 。復号部2111、2121、2131は、符号化信号を復 して復号信号を生成し、混合部2112、2122、21 32に出力する。

 分析情報混合部2114は第2と第3の地点から 分析情報を混合して混合分析情報を生成し 混合分析情報を多重化部2115に出力する。分 析情報混合部2124は第1と第3の地点からの分析 情報を混合して混合分析情報を生成し、混合 分析情報を多重化部2125に出力する。分析情 混合部2134は第1と第2の地点からの分析情報 混合して混合分析情報を生成し、混合分析 報を多重化部2135に出力する。

 混合部2112は第2と第3の地点からの復号信 を混合して混合信号を生成し、混合信号を 号化部2113に出力する。混合部2122は第1と第3 の地点からの復号信号を混合して混合信号を 生成し、混合信号を符号化部2123に出力する 混合部2132は第1と第2の地点からの復号信号 混合して混合信号を生成し、混合信号を符 化部2133に出力する。符号化部2113、2123、2133 、混合信号を符号化し、混合符号化信号を 各々多重化部2115、2125、2135に出力する。

 多重化部2115、2125、2135は、各々、符号化 2113、2123、2133から出力された混合符号化信 と分析情報混合部2114、2124、2134から出力さ た混合分析情報を多重化し、伝送信号とし 各地点の伝送路に出力する。

 なお、上記で説明した混合分析情報、混 符号化信号は、図1の端末2100、2101、2102で説 明した、分析情報、符号化信号と同じもので ある。多重化部2115、2125、2135から伝送信号と して出力され、端末2100、2101、2102の分離部152 で分離された際は、混合分析情報、混合信号 符号化信号は、各々、分析情報、符号化信号 として扱われている。ここでは、多地点の分 析情報や信号が混合されていることを明確に するために、混合分析情報、混合符号化信号 として説明した。以下の記載についても同様 である。

 また、復号部2111、2121、2131の詳細な動作 復号部150と、符号化部2113、2123、2133の詳細 動作は符号化部100と同様であるので、説明 省略する。

 図7は、図6の分析情報混合部2114、2124、213 4の構成例である。なお、これらの端末は同 の構成とすることができるので、以降、分 情報混合部2114を例として説明する。

 分析情報混合部2114は、分析情報復号部215 0、2160と分析パラメータ混合部2151と分析情報 符号化部2152から構成される。分析情報復号 2150は、分離部2120から出力された分析情報を 入力とし、分析情報復号部2160は、分離部2130 ら出力された分析情報を入力とする。分析 報復号部2150、2160は、各々入力された分析 報を復号して分析パラメータに変換し、分 パラメータを分析パラメータ混合部2151に出 する。分析パラメータ混合部2151は、分析情 報復号部2150、2160から出力された各々の分析 ラメータを周波数成分毎に混合し、混合さ た分析パラメータを分析情報符号化部2152に 出力する。混合方法としては、入力された分 析パラメータを全て混合しても良いし、分析 パラメータを重要度に応じて選択し、選択さ れた分析パラメータのみを混合しても良い。 別の混合方法としては入力された複数の分析 パラメータを多重化して一つの分析パラメー タ群にしても良い。分析情報符号化部2152は 混合された分析パラメータを符号化し、混 分析情報として出力する。

 次に、図8、図9を用いて、第二の構成例 説明する。

 図8に、多地点接続装置2105の第二の構成 を示す。図8では、3地点を接続する例を示し てあるが、任意の数の地点を接続する構成に できる。図6に示す第一の構成例と比較して 混合部2116、2126、2136と分析情報混合部2117、2 127、2137の構成が異なる。具体的には、混合 2116、2126、2136が、混合信号を生成した際に 成される混合情報を、分析情報混合部2117、2 127、2137に出力している点で異なる。これに 応して、分析情報混合部2117、2127、2137は、 合情報を利用して複数の分析情報を混合し 混合分析情報を多重化部2115、2125、2135に出 する。

 ここで、混合情報は、各端末の復号信号 重み付け加算して混合信号を作成した場合 は、その重み係数としてもよい。例えば、 常の会話では全ての端末の話者が同時に発 することは少なく、一部の端末の話者のみ 発言することが多い。このような場合、混 部2116、2126、2136では、発話中の端末からの 号信号に対する重み係数を他の端末からの 号信号に対する重み係数よりも大きくすれ よい。より効果的には、発話中の端末から 復号信号に対する重み係数を1とし、その他 を0とすると、混合部における重み付け加算 理の処理量を削減することができる。また 後述する分析情報混合部における分析パラ ータの混合処理の選択に利用することもで る。

 図9は、図8の分析情報混合部2117、2127、213 7の構成例である。なお、これらの端末は同 の構成とすることができるので、以降、分 情報混合部2117を例として説明する。

 図9を参照すると、分析情報混合部2117は 分析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混 合部2153と分析情報符号化部2152から構成され 。図7の分析情報混合部2114と比較して、分 パラメータ混合部2151が分析パラメータ混合 2153に置換されている点、混合情報が分析パ ラメータ混合部2153に入力される点が異なる 以下、分析パラメータ混合部2153について説 する。

 分析パラメータ混合部2153は、分析情報復 号部2150、2160から出力された分析パラメータ 周波数成分毎に、入力された混合情報を利 して混合し、分析情報符号化部2152に出力す る。混合方法としては、入力された分析パラ メータを全て混合しても良いし、分析パラメ ータを重要度に応じて選択し、選択された分 析パラメータのみを混合しても良い。別の混 合方法としては入力された複数の分析パラメ ータを多重化して一つの分析パラメータ群に しても良い。

 以上説明したように、本発明の第一の実 の形態によれば、各地点の分析情報が混合 れている分析情報に基づいて、受信部にお て、各地点の入力信号の各音源に対応した 成要素ごとに制御することができる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。また、多地点接続 置において複数の入力信号を混合し、複数 入力信号の分析情報を混合するので伝送量 減らすことが出来る。さらに、多地点接続 置において混合された入力信号に対応する 合分析情報を生成するので、受信部におい 混合分析情報を生成する必要は無く、受信 での分析情報の計算に係る演算量をさらに 減することが出来る。

 本発明の第二の実施の形態について説明 る。本実施の形態は、音源として、所望の 声(以下、目的音)と雑音(以下、背景音)の混 在した入力信号を対象とし、分析情報に基づ いて、目的音と背景音を制御することを特徴 とする。

 本実施の形態の構成は、図1で表される。 図1を参照すると、端末2100、2101、2102は、同 の構成とすることができるので、端末2100の 構成例が示してある。以降、端末に関して 端末2100を例として説明する。本実施の形態 は、第一の実施の形態と比較して、端末2100 おける信号分析部101と信号制御部151の構成 、多地点接続装置2105の構成が異なる。以下 各実施例について、端末2100における信号分 析部101と信号制御部151と、多地点接続装置210 5の詳細を説明する。

 本実施の形態における第一の実施例は、 析情報が抑圧係数(符号化された抑圧係数と して説明する。以下、全ての実施の形態にお ける分析情報についても同様に符号化された ものとする。)の場合である。信号分析部101 、分析情報として抑圧係数を算出し、分析 報を出力する。これに対応して、多地点接 装置2105は、各端末から出力された分析情報 混合して出力し、信号制御部151は、多地点 続装置2105から出力された分析情報を用いて 復号信号を制御する。

 はじめに、端末2100における信号分析部101 と信号制御部151について説明する。

 図4を参照すると、信号分析部101は、変換 部120と分析情報計算部121を備える。第一の実 施の形態と比較して、分析計情報計算部121の 構成が異なるため、以下、分析計情報計算部 121を説明する。

 図10を参照して、分析情報計算部121の構 例を詳細に説明する。分析情報計算部121は 第二の変換信号を受信し、分析情報として 圧係数を出力する。分析情報計算部121は、 景音推定部200と背景音情報生成部202とから 成される。背景音推定部200は、第二の変換 号を受信し、背景音の推定を行い、背景音 情報を生成する。背景音推定部200は、背景 の情報を背景音情報生成部202に出力する。 景音の情報としては、背景音の振幅絶対値 エネルギ、背景音と入力信号との振幅比や ネルギ比及びこれらの平均値などがある。 景音情報生成部202は、第二の変換信号と背 音の情報とを受信する。背景音情報生成部20 2は、第二の変換信号と背景音の情報とに基 いて、抑圧係数を計算する。そして、背景 情報生成部202は、抑圧係数又は符号化され 抑圧係数を分析情報として出力する。

 図11を参照して、背景音情報生成部202の 成例を詳細に説明する。背景音情報生成部20 2は、第二の変換信号と背景音の情報とを受 し、分析情報として抑圧係数を出力する。 景音情報生成部202は、抑圧係数計算部201と 圧係数符号化部2021から構成される。抑圧係 計算部201は、第二の変換信号と背景音の情 とを用いて、背景音を抑圧するための適切 抑圧係数を計算する。そして、抑圧係数計 部201は、抑圧係数を抑圧係数符号化部2021に 出力する。抑圧係数の計算方法に関連する技 術としては、非特許文献6(1984年12月、アイ・ ー・イー・イー・トランザクションズ・オ ・アクースティクス・スピーチ・アンド・ グナル・プロセシング、第32巻、第6号、 (I EEE TRANSACTIONS ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PRO CESSING, VOL.32, NO. 6, PP. 1109-1121, Dec. 1984) 11 09~1121ページ)に最小平均二乗誤差短時間スペ トル振幅に基づく方法 (MMSE STSA)、非特許 献7(1985年4月、アイ・イー・イー・イー・ト ンザクションズ・オン・アクースティクス スピーチ・アンド・シグナル・プロセシン 、第33巻、第2号、 (IEEE TRANSACTIONS ON ACOUSTI CS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, VOL.33, NO. 2, PP . 443-445, Apr. 1985) 443~445ページ)に最小平均 乗誤差対数スペクトル振幅に基づく方法(MMSE  LSA)、非特許文献8(2005年7月、ユーラシップ ジャーナル・オン・アプライド・シグナル プロセシング、第2005巻、第7号、 (EURASIP JOU RNAL ON ADVANCES IN SIGNAL PROCESSING, VOLUME 2005,  Issue 7, JUL, 2005, pp.1110-1126.)1110~1126ページ)に 最小平均二乗誤差短時間スペクトル振幅に基 づく方法(MMSE STSA)などが開示されている。

 抑圧係数符号化部2021は、抑圧係数を受け 、符号化する。抑圧係数符号化部2021は、符 化された抑圧係数を分析情報として出力す 。抑圧係数符号化部2021は、線形量子化、非 形量子化などの量子化を行い、ハフマン符 化などにより符号化された抑圧係数を出力 る。これにより、抑圧係数の冗長性を除去 ることが出来る。また、抑圧係数符号化部2 021は、情報量を削減する必要がない場合には 、これらの符号化処理を行わずに、抑圧係数 を分析情報として出力してもよい。

 次に、図12を参照して、信号処理部172の 成例を詳細に説明する。信号処理部172は、 二の変換信号と分析情報とを受信し、修正 号信号を出力する。信号処理部172は、抑圧 数再構成部250と乗算器251とから構成される 第二の変換信号が乗算器251に入力され、分 情報が抑圧係数再構成部250に入力される。 圧係数再構成部250は、入力された分析情報 用いて抑圧係数を再構成し、抑圧係数を乗 器251に出力する。乗算器251は、第二の変換 号と抑圧係数とを乗算し、修正復号信号を 成する。乗算器251は、修正復号信号を逆変 部173に出力する。

 図13を参照して、抑圧係数再構成部250の 成例を詳細に説明する。抑圧係数再構成部25 0は、分析情報として符号化された抑圧係数 受信し、抑圧係数を出力する。抑圧係数再 成部250は、抑圧係数復号部260から構成され 。抑圧係数復号部260は、受信した抑圧係数 復号する。抑圧係数が符号化されていない きには、抑圧係数復号部260は、復号動作を わず、抑圧係数を出力する。

 次に、多地点接続装置2105について、第一 の構成例と第二の構成例を説明する。

 第一の構成例を図6に示す。第一の実施の 形態とは、分析情報混合部2114、2124、2134の構 成が異なる。以下、図7、図14を用いて、本実 施例における分析情報混合部2114、2124、2134に ついて説明する。なお、これらは同一の構成 とすることができるので、分析情報混合部211 4を例として説明する。

 図7を参照すると、分析情報混合部2114は 分析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混 合部2151と分析情報符号化部2152から構成され 。分析情報復号部2150は、分離部2120から出 された分析情報を入力とし、分析情報復号 2160は、分離部2130から出力された分析情報を 入力とする。分析情報復号部2150、2160は、各 、分析情報を復号し抑圧係数を算出し、抑 係数を分析パラメータ混合部2151に出力する 。分析パラメータ混合部2151は、分析情報復 部2150、2160から出力された抑圧係数を周波数 成分毎に混合し、分析情報符号化部2152に出 する。分析情報符号化部2152は、混合された 圧係数を符号化して分析情報を生成し、分 情報を出力する。

 図14を参照すると、分析パラメータ混合 2151は、選択部2202と抑圧係数混合部2203とか 構成される。

 選択部2202は、分析情報復号部2150、2160か 出力された抑圧係数の中から所定の抑圧係 を選択し、抑圧係数混合部2203に出力する。 選択方法としては、たとえば、復号信号のエ ネルギが閾値以上である端末から出力される 抑圧係数のみを選択する方法が挙げられる。 ここで、あらかじめ信号分析部101において入 力信号のエネルギを表す情報を分析情報に多 重化しておき、復号信号のエネルギの代わり に用いてもよい。他の方法としては、選択を 行わずに全ての抑圧係数を抑圧係数混合部220 3に出力してもよい。

 抑圧係数混合部2203は、選択部2202から出 された抑圧係数を混合する。混合方法とし は、たとえば、エネルギの比に応じて混合 ることができる。選択部2202から出力された 圧係数がL’個の場合、混合後の抑圧係数g 、次の式で算出することができる。

[数1]
 
 
 ここで、E i は、抑圧係数g i に対応する復号信号のエネルギを表す。ここ で、あらかじめ信号分析部101において入力信 号のエネルギを表す情報を分析情報に多重化 しておき、復号信号のエネルギの代わりに用 いてもよい。他の方法として、すべての抑圧 係数を多重化して出力してもよい。

 分析情報符号化部2152は、図11における抑 係数符号化部2021と同じ構成であるため、説 明を省略する。

 次に、第二の構成例を説明する。図8に第 二の構成例を示す。図6に示す第一の構成例 比較して、混合部2116、2126、2136と分析情報 合部2117、2127、2137の構成が異なる。具体的 は、混合部2116、2126、2136が、混合信号を生 した際に生成される混合情報を、分析情報 合部2117、2127、2137に出力している点で異な 。よって、以下、図9、図15を用いて分析情 混合部2117、2127、2137について説明する。

 図9に分析情報混合部2117、2127、2137の構成 例を示す。なお、これらは同一の構成とする ことができるので、以下、分析情報混合部211 7を例として説明する。

 図9を参照すると、分析情報混合部2117は 析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混合 部2153と分析情報符号化部2152から構成される 図7の分析情報混合部2114と比較して、分析 ラメータ混合部2151が分析パラメータ混合部2 153に置換されている点、混合情報が分析パラ メータ混合部2153に入力される点、が異なる よって、以下、分析パラメータ混合部2153に いて説明する。

 図15に分析パラメータ混合部2153の構成例 示す。分析パラメータ混合部2153は、選択部 2232と抑圧係数混合部2233とから構成される。

 選択部2232は、混合部2116から出力される 合情報を利用して、分析情報復号部2150、2160 から出力された抑圧係数の中から所定の抑圧 係数を選択し、抑圧係数混合部2233に出力す 。選択方法としては、例えば、混合情報が 端末の復号信号に対する重み係数である場 、重み係数が閾値以上となる端末の抑圧係 を選択する方法が挙げられる。他の方法と て、選択を行わずにすべての抑圧係数を抑 係数混合部2203に出力してもよい。

 抑圧係数混合部2233は、混合部2116から出 される混合情報を利用して、選択部2232から 力された抑圧係数を混合する。混合方法と ては、たとえば、エネルギの比に応じて混 することができる。選択部に入力された抑 係数がL’個の場合、混合後の抑圧係数をg すると、混合後の抑圧係数gは次の式で算出 ることができる。

[数2]
 
 
 ここで、E i は、抑圧係数g i に対応する復号信号のエネルギを表す。あら かじめ信号分析部101において入力信号のエネ ルギを表す情報を分析情報に多重化しておき 、復号信号のエネルギの代わりに用いてもよ い。m i は抑圧係数g i に対応する混合部から出力される混合情報を 表す。他の混合方法として、すべての抑圧係 数を多重化して出力してもよい。

 本実施の形態における第二の実施例は、 析情報が信号対背景音比の場合である。第 の実施例は、図1を参照すると、信号分析部 101が、目的音と背景音の比である信号対背景 音比を分析情報として出力する。これに対応 して、多地点接続装置2105は、各端末から出 された信号対背景音比を混合し、信号制御 151は、多地点接続装置2105から出力された信 対背景音比を用いて復号信号を制御する。 一の実施例とは、端末2100における信号分析 部101と信号制御部151と、多地点接続装置2105 構成が異なる。

 はじめに、端末2100について説明する。

 まず、信号分析部101について説明する。 号分析部101は、第一の実施例と同じく、図4 で表される。本実施例と第一の実施例とを比 較すると、図10で示される分析情報計算部121 含まれる背景音情報生成部202の構成が異な 。

 図16を参照して、本実施例の背景音生成 202について詳細に説明する。背景音情報生 部202は、第二の変換信号と背景音の情報と 受信し、分析情報として符号化された信号 背景音比を出力する。背景音情報生成部202 、抑圧係数計算部201、信号対背景音比計算 203、及び信号対背景音比符号化部204から構 される。抑圧係数計算部201は、第二の変換 号と背景音の情報とを用いて、背景音を抑 するための適切な抑圧係数を計算する。そ て、抑圧係数計算部201は、信号対背景音比 算部203に抑圧係数を出力する。抑圧係数の 算方法は、図11に示される第一の実施例の抑 圧係数計算部201の計算方法を用いることが出 来る。信号対背景音比計算部203は、入力され た抑圧係数Gを用いて、信号対背景音比Rを計 する。入力信号をX、目的音をS、背景音をN すると、次の関係が成立する。

[数3]
 
 

[数4]
 
 

[数5]
 
 
 この定義によるRは、背景音が雑音であると きに、事前信号対雑音比(事前SNR)として知ら ている。

 式[数3]と[数4]を[数5]に代入すると、

[数6]
 
 
を得る。信号対背景音比計算部203は、計算し た信号対背景音比Rを信号対背景音比符号化 204に出力する。信号対背景音比符号化部204 、入力された信号対背景音比Rを符号化する 信号対背景音比符号化部204は、符号化され 信号対背景音比Rを分析情報として出力する 。符号化処理の詳細については、抑圧係数符 号化部2021における符号化処理と同様の符号 処理を用いることが出来る。これにより、 号対背景音比Rの冗長性を除去することが出 る。また、信号対背景音比符号化部204は、 報量を削減する必要がない場合には、信号 背景音比Rの符号化処理を行わずに、信号対 背景音比を分析情報として出力してもよい。

 次に、本実施例の信号制御部151について 細に説明する。信号制御部151は、第一の実 例と同じく、図5で表される。本実施例と第 一の実施例とは、図12に示される信号処理部1 72に含まれる抑圧係数再構成部250の構成が異 る。

 図17を参照して、抑圧係数再構成部250の 成例を詳細に説明する。抑圧係数再構成部25 0は、符号化された信号対背景音比Rを分析信 として受信し、抑圧係数Gを出力する。抑圧 係数再構成部250は、信号対背景音比復号部261 と抑圧係数変換部262から構成される。信号対 背景音比復号部261は、受信した符号化された 信号対背景音比Rを復号し、信号対背景音比R 抑圧係数変換部262に出力する。信号対背景 比Rが符号化されていないときには、信号対 背景音比復号部261は、復号動作を行わず、信 号対背景音比を出力する。抑圧係数変換部262 は、信号対背景音比Rを抑圧係数Gに変換する そして、抑圧係数変換部262は、抑圧係数Gを 出力とする。RからGへの変換は、[数6]に基づ て行う。[数6]をGについて解くと、

[数7]
 
 
を得る。乗算器251でGを復号信号に乗算する とによって、背景音が抑圧される。

 また、図18を参照して、背景音情報生成 202の他の構成例を詳細に説明する。図16に示 される背景音情報生成部202比較すると、本構 成例の背景音情報生成部202は抑圧係数計算部 201を備えていない点が異なる。図18に示され 背景音情報生成部202の構成では、信号対背 音比Rの定義として、[数5]の代わりに[数8]が 用られる。この定義によるRは、背景音が雑 であるときに、事後信号対雑音比(事後SNR)と して知られている。

[数8]
 
 
 すなわち、本構成例は、背景音が雑音であ 場合には、事前SNRに代えて事後SNRを分析情 として用いる構成である。[数8]のRは、抑圧 係数Gを必要とせず、入力信号と背景音とか 計算される。これにより、信号対背景音比 算部207は、第二の変換信号と背景音の情報 に基づいて、信号対背景音比を計算するこ ができる。そして、信号対背景音比計算部20 7は、信号対背景音比を信号対背景音比符号 部204に出力する。信号対背景音比符号化部20 4の動作は、図16に示される信号対背景音比符 号化部204の動作と同様であるので説明は省略 する。

 一方、[数3]と[数4]を[数8]に代入し、SとN 無相関であると仮定すると、

[数9]
 
 
を得る。信号対背景音比計算部203において、 [数9]を用いて信号対背景音比Rを計算しても い。

 本構成例において、受信側の図12に示さ る抑圧係数再構成部250は、上述の構成例と じく、図17で表される。信号対背景音比復号 部261は、受信した符号化された信号対背景音 比Rを復号し、信号対背景音比Rを抑圧係数変 部262に出力する。抑圧係数変換部262は、信 対背景音比Rを抑圧係数Gに変換して、抑圧 数Gを出力する。RからGへの変換は、[数10]に づいて行う。すなわち、[数9]をGについて解 くと、

[数10]
 
 
を得る。乗算器251でGを復号信号に乗算する とによって、背景音が抑圧される。

 次に、多地点接続装置2105について、第一 の構成例と第二の構成例を説明する。

 第一の構成例を図6に示す。第一の実施例 とは、分析情報混合部2114、2124、2134の構成が 異なる。図7に分析情報混合部2114、2124、2134 構成例を示す。なお、これらは同一の構成 することができるので、以下、分析情報混 部2114を例として、図7、図19を用いて説明す 。

 図7を参照すると、分析情報混合部2114は 分析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混 合部2151と分析情報符号化部2152から構成され 。分析情報復号部2150は、分離部2120から出 された分析情報を入力とし、分析情報復号 2160は、分離部2130から出力された分析情報を 入力とする。分析情報復号部2150、2160は、各 、分析情報を復号し信号対背景音比を算出 、信号対背景音比を分析パラメータ混合部2 151に出力する。分析パラメータ混合部2151は 分析情報復号部2150、2160から出力された信号 対背景音比を周波数成分毎に混合し、分析情 報符号化部2152に出力する。分析情報符号化 2152は、図18における信号対背景音比符号化 204と同じであり、既に説明したとおりであ 。

 図19に分析パラメータ混合部2151の構成例 示す。分析パラメータ混合部2151は、抑圧係 数変換部2204、2214と選択部2202と抑圧係数混合 部2203と抑圧係数逆変換部2205とから構成され 。抑圧係数変換部2204は、分析情報復号部215 0から出力された信号対背景音比を入力とし 抑圧係数変換部2214は、分析情報復号部2160か ら出力された信号対背景音比を入力とする。 抑圧係数変換部2204、2214は、信号対背景音比 ら[数7]または[数10]を用いて抑圧係数を算出 する。算出した抑圧係数は、選択部2202に出 される。選択部2202と抑圧係数混合部2203は、 第一の実施例における、図14に示した選択部2 202と抑圧係数混合部2203と同様に作用するた 、詳細な説明は省略する。選択部2202では、 力された抑圧係数の中から所定の抑圧係数 選択し、選択した抑圧係数を抑圧係数混合 2203に出力する。抑圧係数混合部2203は、選 部2202から出力された抑圧係数を混合して、 圧係数逆変換部2205に出力する。抑圧係数逆 変換部2205は、[数6]または[数9]を用いて抑圧 数を信号対背景音比に変換し、混合された 号対背景音比を出力する。

 次に、第二の構成例を説明する。図8に第 二の構成例を示す。図6に示す第一の構成例 比較して、混合部2116、2126、2136と分析情報 合部2117、2127、2137の構成が異なる。具体的 は、混合部2116、2126、2136が、混合信号を生 した際に生成される混合情報を、分析情報 合部2117、2127、2137に出力している点で異な 。よって、以下、図9、図20を用いて分析情 混合部2117、2127、2137について説明する。

 図9に分析情報混合部2117、2127、2137の構成 例を示す。なお、これらは同一の構成とする ことができるので、以下、分析情報混合部211 7を例として説明する。

 図9を参照すると、分析情報混合部2117は 析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混合 部2153と分析情報符号化部2152から構成される 図7の分析情報混合部2114と比較して、分析 ラメータ混合部2151が分析パラメータ混合部2 153に置換されている点、混合情報が分析パラ メータ混合部2153に入力される点、が異なる よって、以下、分析パラメータ混合部2153に いて説明する。

 図20に分析パラメータ混合部2153の構成例 示す。分析パラメータ混合部2153は、抑圧係 数変換部2204、2214と選択部2232と抑圧係数混合 部2233と抑圧係数逆変換部2205とから構成され 。分析パラメータ混合部2153は、図19に示す 一の構成例と比較して、選択部2002が選択部 2232に、抑圧係数混合部2203が抑圧係数混合部2 233に置換されている点が異なる。

 ここで、選択部2232、抑圧係数混合部2233 、本実施の形態の第一の実施例における、 地点接続装置2105の第二の構成例と同じであ 。図15を用いて説明したため、説明を省略 る。

 第三の実施例は、分析情報が背景音の場 である。図1を参照すると、信号分析部101が 背景音そのものを、分析情報として信号分析 部101が計算する。これに対応して、多地点接 続装置2105は、各端末から出力された背景音 混合し、信号制御部151は、多地点接続装置21 05から出力された背景音を用いて復号信号を 御する。第一の実施例とは、端末2100におけ る信号分析部101と信号制御部151と、多地点接 続装置2105の構成が異なる。

 初めに、端末2100について説明する。

 まず、信号分析部101について説明する。 号分析部101は、第一の実施例と同じく、図4 で表される。本実施例の分析情報計算部121の 構成は、図10に示される第一の実施例の分析 報計算部121の構成と異なる。

 図21を参照して、本実施例の分析情報計 部121の構成例について詳細に説明する。図10 に示される第一の実施例の分析情報計算部121 の構成例と比較すると、背景音情報生成部202 が背景音符号化部205で構成されている。本構 成例の分析情報計算部121は、第二の変換信号 を受信し、分析情報として符号化された背景 音を出力する。本構成例の分析情報計算部121 は、背景音推定部200と背景音符号化部205とか ら構成される。本構成例の背景音推定部200は 、背景音そのものを、背景音情報生成部202に 出力する。背景音符号化部205は、入力された 背景音を符号化して出力する。これにより、 背景音の冗長性を除去することが出来る。ま た、背景音符号化部205は、情報量を削減する 必要がない場合には、背景音の符号化処理を 行わずに、背景音を分析情報として出力して もよい。

 符号化処理については、抑圧係数符号化 2021と同様の符号化処理を用いることが出来 る。

 次に、信号制御部151について説明する。 号制御部151は、第一の実施例と同じく、図5 で表される。信号処理部172の構成は、図12に される第一の実施例の信号処理部172の構成 異なる。

 図22を参照して、本実施例の信号処理部17 2の構成例を詳細に説明する。図12に示される 第一の実施例の信号処理部172の構成例と比較 すると、抑圧係数再構成部250が抑圧係数計算 部252で構成されている。信号処理部172は、第 二の変換信号と分析情報として符号化された 背景音を受信し、修正復号信号を出力する。 信号処理部172は、抑圧係数計算部252と乗算器 251とから構成される。第二の変換信号が抑圧 係数計算部252及び乗算器251に入力され、符号 化された背景音が分析情報として抑圧係数計 算部252に入力される。抑圧係数計算部252は、 背景音と第二の変換信号とに基づいて抑圧係 数を計算する。そして、抑圧係数計算部252は 、抑圧係数を乗算器251に出力する。乗算器251 は、第二の変換信号と抑圧係数とを乗算し、 修正復号信号を逆変換部173に出力する。

 さらに、図23を参照して、抑圧係数計算 252の構成を詳細に説明する。抑圧係数計算 252は、背景音復号部263と抑圧係数生成部264 ら構成される。背景音復号部263は、分析情 として符号化された背景音を受信する。そ て、背景音復号部263は、符号化された背景 を復号し、背景音を抑圧係数生成部264に出 する。背景音が符号化されていないときに 、背景音復号部263は、復号動作を行わず、 景音を出力する。抑抑圧係数生成部264は、 景音と第二の変換信号とを受信する。そし 、抑圧係数生成部264は、背景音と第二の変 信号とに基づいて背景音を抑圧するための 切な抑圧係数を計算する。この抑圧係数の 算は、図11に示される抑圧係数計算部201と同 様の計算方法を用いてもよい。抑圧係数生成 部264は、抑圧係数を出力する。抑圧係数の計 算方法に関連する技術としては、前述の非特 許文献6、非特許文献7、又は非特許文献8に開 示されている技術がある。

 さらに、図24を参照して信号処理部172の の構成例を詳細に説明する。信号処理部172 、第二の変換信号と符号化された背景音と 受信し、背景音が除去された信号を修正復 信号として出力する。本構成例の信号処理 172は、背景音復号部263と減算器253とで構成 れている。第二の変換信号が減算器253に入 され、分析情報として符号化された背景音 背景音復号部263に入力される。背景音復号 263は、符号化された背景音を復号し、背景 を減算器253に出力する。分析情報が符号化 れていない背景音である場合には、背景音 号部263は不要である。減算器253は、第二の 換信号から背景音を減算する。そして、減 器253は、背景音が除去された信号を修正復 信号として出力する。背景音が雑音である 合、この減算はスペクトル減算として知ら ている。スペクトル減算に関連する技術が 非特許文献9(1979年4月、アイ・イー・イー・ ー・トランザクションズ・オン・アクース ィクス・スピーチ・アンド・シグナル・プ セシング、第27巻、第2号、 (IEEE TRANSACTIONS ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING, VOL.27, NO. 2, PP. 113-120, April 1979) 113~120ページ)に 示されている。

 また、減算器253には、減算に加えて、付 機能を含めることもできる。例えば、付加 能として、減算結果が負になるときにこれ ゼロあるいは微小な正の値に補正する機能 減算結果の最小値を正の値に設定するリミ タ機能、又は背景音情報に対して係数を乗 したり定数を加算したりすることで修正し から減算する機能が挙げられる。

 次に、多地点接続装置2105について、第一 の構成例と第二の構成例を説明する。

 第一の構成例を図6に示す。第一の実施例 とは、分析情報混合部2114、2124、2134の構成が 異なる。図7に分析情報混合部2114、2124、2134 構成例を示す。なお、これらは同一の構成 することができるので、以下、分析情報混 部2114を例として、図7、図25を用いて説明す 。

 図7を参照すると、分析情報混合部2114は 分析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混 合部2151と分析情報符号化部2152から構成され 。分析情報復号部2150は、分離部2120から出 された分析情報を入力とし、分析情報復号 2160は、分離部2130から出力された分析情報を 入力とする。分析情報復号部2150、2160は、各 、入力された分析情報を復号し背景音を算 し、背景音は分析パラメータ混合部2151に出 力する。分析パラメータ混合部2151は、分析 報復号部2150、2160から出力された背景音を周 波数成分毎に混合し、分析情報符号化部2152 出力する。分析情報符号化部2152は、図21に ける背景音符号化部205と同じであり、既に 明したとおりである。

 図25に分析パラメータ混合部2151の構成例 示す。分析パラメータ混合部2151は、選択部 2200と背景音混合部2201とから構成される。

 選択部2200は、分析情報復号部2150、2160か 出力された背景音の中から所定の背景音を 択し、背景音混合部2201に出力する。選択方 法としては、たとえば、背景音が閾値以上の ものだけを選択する。また、聴感上の音質を 劣化させる背景音のみ選択することもできる 。選択を行わずに全ての背景音を背景音混合 部2201に出力してもよい。

 背景音混合部2201は、選択部2200から出力 れた背景音を混合して、混合された背景音 出力する。混合方法としては、たとえば、 力された全ての背景音の和を用いることで る。また、背景音の相関を考慮して相関を 償する補償係数を算出し、補償係数を用い 背景音を混合してもよい。他の方法として すべての背景音を多重化して出力してもよ 。

 次に、第二の構成例を図6に示す。第一の 構成例とは、分析情報混合部2117、2127、2137の 構成が異なる。図9に分析情報混合部2117、2127 、2137の構成例を示す。なお、これらは同一 構成とすることができるので、以降、分析 報混合部2117を例として説明する。

 次に、第二の構成例を説明する。図8に第 二の構成例を示す。図6に示す第一の構成例 比較して、混合部2116、2126、2136と分析情報 合部2117、2127、2137の構成が異なる。具体的 は、混合部2116、2126、2136が、混合信号を生 した際に生成される混合情報を、分析情報 合部2117、2127、2137に出力している点で異な 。よって、以下、分析情報混合部2117、2127、 2137について説明する。

 図9に分析情報混合部2117、2127、2137の構成 例を示す。なお、これらは同一の構成とする ことができるので、以下、分析情報混合部211 7を例として説明する。

 図9を参照すると、分析情報混合部2117は 析情報復号部2150、2160と分析パラメータ混合 部2153と分析情報符号化部2152から構成される 図7の分析情報混合部2114と比較して、分析 ラメータ混合部2151が分析パラメータ混合部2 153に置換されている点、混合情報が分析パラ メータ混合部2153に入力される点、が異なる よって、以下、分析パラメータ混合部2153に いて説明する。

 図26に分析パラメータ混合部2153の構成例 示す。分析パラメータ混合部2153は、選択部 2230と背景音混合部2231とから構成される。図2 5における第1の構成例と比較すると、選択部2 000が選択部2230に、背景音混合部2201が背景音 合部2231に置換されている点で異なる。

 選択部2230は、混合部2116から出力される 合情報を利用して、分析情報復号部2150、2160 から出力された背景音の中から所定の背景音 を選択し、背景音混合部2231に出力する。選 方法としては、例えば、混合情報が各端末 復号信号に対する重み係数である場合、重 係数を用いて背景音を重み付けしたものが 値以上となる端末の背景音を選択する。別 方法として、重み係数が閾値以上となる端 の背景音を選択することもできる。さらに 聴感上の音質を劣化させる背景音のみを選 してもよい。なお、選択を行わずに、すべ の背景音を背景音混合部2231に出力してもよ 。

 背景音混合部2231は、混合部2116から出力 れる混合情報を利用して、選択部2230より供 された背景音を混合する。混合する方法と ては、たとえば、混合情報が各端末の復号 号に対する重み係数である場合、重み係数 用いて背景音を重み付け加算したものとし 表すことができる。また、重み付け背景音 相関を考慮して相関を補償する補償係数を 出し、補償係数を用いて重み付け背景音を 正してから混合してもよい。他の方法とし 、混合部2116の出力信号である混合信号を構 成する各端末の背景音すべてを多重化して出 力してもよい。

 以上で、第三の実施例の説明を終える。

 さらに、本実施の形態において、送信部1 0は、入力信号が複数チャンネルで構成され 場合、上記の第一乃至第三の実施例の分析 報をチャンネル毎に独立に算出してもよい また、送信部10は、入力信号の全チャンネル の和を算出し、和信号から全チャンネルで共 通の分析情報を算出してもよい。あるいは、 送信部10は、入力信号を複数のグループに分 して、各グループの入力信号の和を算出し その和信号からグループで共通の分析情報 算出してもよい。これに対応して、受信部1 5は、各チャンネルに対応する分析情報を用 て復号信号を制御する。

 また、上記の第一の実施例乃至第三の実 例で説明した分析情報は、複数の周波数帯 で共通の分析情報として算出されてもよい たとえば、送信部10は、等間隔に周波数帯 を分割し、分割した周波数帯域毎に分析情 を算出してもよい。さらに、送信部10は、人 間の聴覚特性にあわせ、低周波数帯域は細か く分割し、高周波数帯域は荒く分割し、分割 した単位で分析情報を算出してもよい。これ により、分析情報の情報量を削減することが できる。

 以上説明したように、本発明の第二の実 の形態によれば、各地点の分析情報が混合 れている分析情報に基づいて、受信部にお て、各地点の目的音と背景音とから構成さ る入力信号を、各地点の目的音、背景音ご に独立に制御することができる。たとえば 各地点の背景音の量を同じにしたり、主会 の背景音の量に合わせたりすることができ など、各地点で自分の好みに合うように調 することができる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 また、多地点接続装置において複数の入 信号を混合し、複数の入力信号の分析情報 混合するので伝送量を減らすことが出来る さらに、多地点接続装置において混合され 入力信号に対応する混合分析情報を生成す ので、受信部において混合分析情報を生成 る必要は無く、受信部での分析情報の計算 係る演算量をさらに削減することが出来る

 次に、本発明の第三の実施の形態につい 説明する。本実施の形態は、分析情報と信 制御情報に基づいて、受信側端末で各地点 入力信号の各音源に対応した構成要素ごと 制御することを特徴とする。

 図27は、本発明の第三の実施の形態を示 ブロック図である。第一の実施の形態を表 図1と比較すると、端末2100、2101、2102が端末2 300、2301、2302に、受信部15が受信部35に、信号 制御部151が信号制御部350に置換されている点 が異なる。すなわち、受信側端末で各地点の 入力信号の各音源に対応した構成要素ごとに 制御する際に、分析情報だけではなく信号制 御情報も利用する信号制御部350の構成が異な る。よって、以下、本実施の形態の特徴であ る信号制御部350について説明する。

 図28を参照して、信号制御部350の構成例 ついて詳細に説明する。信号制御部350は、 換部171、信号処理部360及び逆変換部173から 成される。第一の実施の形態と比較すると 信号制御部151に含まれる信号処理部172が、 実施の形態では信号処理部360で置換されて る。信号制御部350は、分析情報と信号制御 報とを受信し、出力信号を出力する。信号 御部350は、信号制御情報と分析情報とに基 いて、復号部150から受けた復号信号を、各 源に対応した構成要素ごとに操作する。ま 、信号制御部350は、各音源に対応した構成 素の代わりに、複数の構成要素からなる構 要素群を単位として操作することも可能で る。信号処理部360は、変換部171からの第二 変換信号と信号制御情報とを受信する。信 処理部360は、分析情報と信号制御情報とに づいて、第二の変換信号の周波数成分の構 要素を制御し、修正復号信号を生成する。 号処理部360は、修正復号信号を逆変換部173 出力する。

 さらに、具体的には、信号処理部360は、 析情報に基づいて、周波数毎の分析パラメ タを導出する。そして、信号処理部360は、 二の変換信号を、分析パラメータに基づい 、音源に対応した構成要素に分解する。さ に、信号処理部360は、信号制御情報に基づ 周波数毎のパラメータに応じて、複数の構 要素間の関係を変更した修正復号信号を作 する。信号処理部360は、修正復号信号を逆 換部173に出力する。また、信号処理部360は 分析パラメータに基づいて、複数の構成要 から構成される構成要素群に分解してもよ 。

 信号制御情報は、利用者によって外部か 入力されることとしてもよい。例えば、外 から入力される信号制御情報としては、受 部に予め登録されていた利用者の嗜好など 個人情報、受信部の動作状態(スピーカをオ フにしてあるなどの外部環境情報を含む)、 信部の種類や形式、電源や電池の利用状態 残量、アンテナの種類や状態(折りたたまれ いるなどの形状、向きなど)がある。また、 信号制御情報は、別の形式で自動的に獲得さ れることとしてもよい。信号制御情報は、受 信部内部または近傍に設置されたセンサを経 由して、自動的に獲得されることとしてもよ い。例えば、自動的に獲得される信号制御情 報としては、外部雑音量、明るさ、時間帯、 地理的な位置、気温、映像との同期情報、カ メラを通じたバーコード情報などがある。

 以上説明したように、本発明の第三の実 の形態によれば、各地点の分析情報が混合 れている分析情報に基づいて、受信部にお て、各地点の入力信号の各音源に対応した 成要素ごとに制御することができる。また 信号制御情報に基づいて、特定の音源だけ 独立に制御することもできる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第四の実施の形態を説明する。 実施の形態は、音源として目的音と背景音 混在した入力信号を対象とし、分析情報と 号制御情報に基づいて、目的音と背景音を 御することを特徴とする。

 図27を参照して、本実施の形態を詳細に 明する。本実施の形態と第二の実施の形態 を比較すると、図1に示される受信部15に含 れる信号制御部151が図27に示される受信部35 含まれる信号制御部350で構成されている。 た、本実施の形態においては、信号制御情 が信号制御部350に入力されている。信号制 情報については、第三の実施の形態におい 用いたものと同様であり、説明は省略する さらに、図28を参照して、信号制御部350の 成を説明する。信号制御部350は、変換部171 信号処理部360及び逆変換部173から構成され 。第二の実施の形態と比較すると、図5に示 れる信号制御部151に含まれる信号処理部172 、本実施の形態では信号処理部360で構成さ ている。

 続いて、第一の実施例について説明する 第一の実施例は、分析情報として抑圧係数 用いるものである。

 図29を参照して、信号処理部360の構成例 ついて詳細に説明する。第二の実施の形態 比較すると、信号処理部360は、図12に示され る信号処理部172に含まれる抑圧係数再構成部 250が抑圧係数再構成部450で置換されている。 抑圧係数再構成部450は、外部から信号制御情 報を受信している。信号制御情報は、第三の 実施の形態において用いたものと同様であり 、説明は省略する。

 信号処理部360は、第二の変換信号、分析 報及び信号制御情報を受信し、修正復号信 を出力する。信号処理部360は、抑圧係数再 成部450と乗算器451とから構成される。第二 変換信号が乗算器451に入力され、分析情報 信号制御情報とが抑圧係数再構成部450に入 される。抑圧係数再構成部450は、入力され 分析情報と信号制御情報とを用いて修正抑 係数を生成する。修正抑圧係数は、信号制 情報を用いて分析情報として受信した抑圧 数を修正したものである。抑圧係数再構成 450は、修正抑圧係数を乗算器451に出力する 乗算器451は、第二の変換信号と修正抑圧係 とを乗算し、修正復号信号を生成する。乗 器451は、修正復号信号を逆変換部173に出力 る。

 図30を参照して、第一の実施例の抑圧係 再構成部450の構成を詳細に説明する。抑圧 数再構成部450は、抑圧係数修正部460を含む 第二の実施の形態の図14に示される抑圧係数 再構成部250は、抑圧係数修正部460を含まない 。抑圧係数修正部460は、外部から入力された 信号制御情報を用いて、抑圧係数を修正する 。この信号制御情報は、既に第三の実施の形 態において用いたものと同様であり、説明は 省略する。

 抑圧係数再構成部450は、分析情報として 号化された抑圧係数と信号制御情報とを受 し、修正抑圧係数を出力する。抑圧係数再 成部450は、抑圧係数復号部260と抑圧係数修 部460から構成される。抑圧係数復号部260は 受信した抑圧係数を復号する。抑圧係数が 号化されていないときには、抑圧係数復号 260は、復号動作を行わず、抑圧係数を抑圧 数修正部460に出力する。抑圧係数修正部460 、外部から入力された信号制御情報を用い 、入力された抑圧係数を修正する。抑圧係 修正部460は、修正抑圧係数を出力する。

 図31を参照して、抑圧係数修正部460の第 の構成例を詳細に説明する。抑圧係数修正 460は、抑圧係数と信号制御情報とを受信し 修正抑圧係数を出力する。本構成例の抑圧 数修正部460は、乗算器470から構成される。 算器470は、抑圧係数と信号制御情報との積 計算し、修正抑圧係数を出力する。本構成 では、信号制御情報は、抑圧係数に対する 率が入力される。このような構成により、 易な信号制御情報により抑圧係数を制御す ことができる。

 図32を参照して、抑圧係数修正部460の第 の構成例を詳細に説明する。抑圧係数修正 460は、抑圧係数と信号制御情報とを受信し 修正抑圧係数を出力する。本構成例の抑圧 数修正部460は、比較部471から構成される。 較部471は、抑圧係数と信号制御情報を比較 て、その比較結果に応じた信号を出力する 例えば、比較部471は、最大比較を行う場合 、抑圧係数と信号制御情報との大きい方の を出力する。また、比較部471は、最小比較 行うこととしてもよい。これらの場合には 信号制御情報は、抑圧係数の最大値または 小値が入力される。このような構成により 出力信号の範囲を予め規定することができ 想定外の信号が出力されて音質を損ねるこ を回避できる。

 図33を参照して、抑圧係数修正部460の第 の構成例を詳細に説明する。抑圧係数修正 460の第三の構成例は、上述の第一の構成例 第二の構成例とを組み合わせたものである 抑圧係数修正部460は、抑圧係数と信号制御 報とを受信し、修正抑圧係数を出力する。 構成例の抑圧係数修正部460は、乗算器470、 較部471、指定抑圧係数制御部472及びスイッ 473から構成される。指定抑圧係数制御部472 、信号制御情報を乗算器470、比較部471、又 スイッチ473に出力する。ここで、信号制御 報には、乗算器470で使用する抑圧係数の倍 と、比較部471で使用する抑圧係数の最大値 たは最小値とを少なくとも含む。さらに、 号制御情報には、スイッチ473における選択 ための制御情報が含まれても良い。指定抑 係数制御部472は、信号制御情報として抑圧 数の倍率を受信した場合は、抑圧係数の倍 を乗算器470に出力する。乗算器470は、抑圧 数と抑圧係数の倍率との積を計算し、修正 圧係数をスイッチ473に出力する。指定抑圧 数制御部472は、信号制御情報として抑圧係 の最大値または最小値を受信した場合は、 圧係数の最大値または最小値を比較部471に 力する。比較部471は、抑圧係数と抑圧係数 最大値または最小値とを比較して、その比 結果に応じた信号を修正抑圧係数としてス ッチ473に出力する。指定抑圧係数制御部472 、選択のための制御情報を受信した場合は 制御情報をスイッチ47に出力する。スイッチ 473は、指定抑圧係数制御部472から制御情報が 入力された場合、その信号制御情報に応じて 、乗算器470の出力または比較部471の出力のい ずれかを選択して出力する。

 次に、第二の実施例について説明する。 二の実施例は、目的音と背景音との構成比 ある信号対背景音比を分析情報として用い ものである。第二の実施例の信号処理部360 、図29で示される第一の実施例の信号処理 と同様であるが、抑圧係数再構成部450の構 が異なる。

 図34を参照して、第二の実施例の抑圧係 再構成部450の構成例を詳細に説明する。図17 に示す第二の実施の形態の抑圧係数再構成部 250と比較すると、本構成例の抑圧係数再構成 部450は、信号対背景音比修正部461をさらに含 んでいる。

 抑圧係数再構成部450は、符号化された信 対背景音比と信号制御情報とを受信し、修 抑圧係数を出力する。抑圧係数再構成部450 、信号対背景音比復号部261、信号対背景音 修正部461及び抑圧係数変換部262から構成さ る。信号対背景音比復号部261は、受信した 号化された信号対背景音比を復号し、信号 背景音比を信号対背景音比修正部461に出力 る。信号対背景音比が符号化されていない きには、信号対背景音比復号部261は、復号 作を行わず、信号対背景音比を出力する。 号対背景音比修正部461は、外部から受けた 号制御情報を用いて、入力された信号対背 音比を修正し、修正信号対背景音比を生成 る。信号対背景音比の修正については、第 の実施例における抑圧係数修正部460と同様 修正方法を適用することとしてもよい。す わち、信号制御情報として信号対背景音比 倍率を入力することにより信号対背景音比 修正してもよい。また、信号制御情報とし 信号対背景音比の最大値または最小値を入 することにより信号対背景音比を修正して 良い。さらに、信号制御情報として信号対 景音比の倍率により修正された信号対背景 比と信号対背景音比の最大値または最小値 より修正された信号対背景音比とを選択す 制御情報を入力することにより修正しても い。信号対背景音比修正部461は、修正信号 背景音比を抑圧係数変換部262に出力する。 圧係数変換部262は、修正信号対背景音比を 圧係数に変換し、修正抑圧係数を出力する 信号対背景音比を抑圧係数に変換する方法 、図11に示される抑圧係数変換部262と同様 変換方法を用いても良い。第二の実施例で 、信号制御情報によって信号対背景音比を 正した後、修正信号対背景音比抑圧係数に 換する。信号制御情報は、第三の実施の形 において用いたものと同様であり、説明は 略する。

 さらに、第三の実施例について説明する 上述の第二の実施例と比較すると、第三の 施例は信号対背景音比を抑圧係数に変換し から、信号制御情報によって抑圧係数を修 する構成である。

 図35を参照して、第三の実施例の抑圧係 再構成部450を詳細に説明する。図17に示す第 二の実施の形態の抑圧係数再構成部250と比較 すると、本実施例の抑圧係数再構成部450は、 抑圧係数修正部460をさらに含んでいる。

 抑圧係数再構成部450は、符号化された信 対背景音比と信号制御情報とを受信し、修 抑圧係数を出力する。抑圧係数再構成部450 、信号対背景音比復号部261、抑圧係数変換 262及び抑圧係数修正部460から構成される。 号対背景音比復号部261は、符号化された信 対背景音比を受信し、復号する。信号対背 音比復号部261は、信号対背景音比を抑圧係 変換部262に出力する。抑圧係数変換部262は 復号された信号対背景音比を抑圧係数に変 する。抑圧係数変換部262は、抑圧係数を抑 係数修正部460に出力する。抑圧係数修正部4 60は、外部から受けた信号制御情報を用いて 背景音情報変換部262から入力された抑圧係 を修正する。抑圧係数修正部460は、修正抑 係数を出力する。信号制御情報は、第三の 施の形態において用いたものと同様であり 説明は省略する。抑圧係数修正部460の構成 、図30に示される第一の実施例の抑圧係数 正部460と同様のものであり、説明は省略す 。

 続いて、第四の実施例について説明する。 四の実施例は、分析情報として背景音その のを用いる場合の構成例である。図36を参 して、第四の実施例の信号処理部360の第一 構成例を詳細に説明する。図22に示される第 二の実施例の信号処理部172の抑圧係数計算部 252が、本実施例の信号処理部360において抑圧 係数計算部452で置換されている。抑圧係数計 算部452は、外部から信号制御情報を受信して いる。
 信号処理部360は、第二の変換信号、符号化 れた背景音及び信号制御情報を受信し、修 復号信号を出力する。信号処理部360は、抑 係数計算部452と乗算器251とから構成される 第二の変換信号が抑圧係数計算部452及び乗 器251に入力され、符号化された背景音が分 情報として抑圧係数計算部452に入力される 抑圧係数計算部452は、符号化された背景音 第二の変換信号及び信号制御情報に基づい 修正抑圧係数を計算する。そして、抑圧係 計算部452は、修正抑圧係数を乗算器251に出 する。乗算器251は、第二の変換信号と抑圧 数とを乗算し、修正復号信号を逆変換部173 出力する。信号制御情報は、第三の実施の 態において用いたものと同様であり、説明 省略する。

 図37を参照して、抑圧係数計算部452の構 例を詳細に説明する。抑圧係数計算部452は 第二の変換信号、符号化された背景音及び 号制御情報を受信し、抑圧係数を出力する 抑圧係数計算部452は、背景音復号部263、背 音修正部464、抑圧係数生成部264から構成さ る。

 背景音復号部263は、符号化された背景音 受信し、復号する。背景音復号部263は、復 された背景音を背景音修正部464に出力する 背景音が符号化されていないときには、背 音復号部263は、復号動作を行わず、背景音 背景音修正部464に出力する。背景音修正部4 64は、外部から入力された信号制御情報を用 て、背景音を修正する。背景音の修正につ ては、第一の実施例における抑圧係数修正 460と同様の修正方法を適用することとして よい。すなわち、信号制御情報として背景 の倍率を入力することにより背景音を修正 てもよい。また、信号制御情報として背景 の最大値または最小値を入力することによ 背景音を修正しても良い。さらに、信号制 情報として背景音の倍率により修正された 景音と背景音の最大値または最小値により 正された背景音とを選択する制御情報を入 することにより修正してもよい。背景音修 部464は、修正された背景音を抑圧係数生成 264 に出力する。抑圧係数生成部264は、第 の変換信号と修正された背景音を用いて背 音を抑圧するための適切な抑圧係数を計算 る。この抑圧係数の計算は、図10に示される 抑圧係数計算部201と同様の計算方法を用いて もよい。抑圧係数生成部264は、抑圧係数を出 力する。信号制御情報は、第三の実施の形態 において用いたものと同様であり、説明は省 略する。

 図38を参照して、信号処理部360の第二の 成例を詳細に説明する。本構成例の信号処 部360は、背景音復号部263、背景音修正部464 び減算器253で構成される。信号処理部360は 第二の変換信号、符号化された背景音及び 号制御情報を受信し、背景音が制御された 号を出力する。

 第二の変換信号が減算器253に入力される また、符号化された背景音が分析情報とし 背景音復号部263に入力される。背景音復号 263は、入力された符号化された背景音を復 する。そして、背景音復号部263は、復号さ た背景音を背景音修正部464に出力する。背 音が符号化されていないときには、背景音 号部263は、復号動作を行わず、背景音を出 する。背景音修正部464は、信号制御情報を いて背景音情報を修正し、修正背景音を生 する。背景音修正部464は、修正背景音を減 器253に出力する。減算器253は、第二の変換 号から修正背景音を減算し、減算結果を出 する。

 第五の実施例は、第四の実施例とは反対 、背景音を復号し、抑圧係数を生成してか 、信号制御情報によって抑圧係数を修正す 。このとき、抑圧係数計算部452は、図39に すように、背景音復号部263、抑圧係数生成 264、抑圧係数修正部461から構成される。背 音復号部263は、符号化された背景音として 析情報を受け取り、これを復号して復号分 情報を求める。抑圧係数生成部264は、復号 号と背景音復号部263から出力された復号分 情報(復号された背景音)を用いて抑圧係数を 生成する。抑圧係数修正部461は、外部から受 けた信号制御情報を用いて抑圧係数生成部264 から受けた抑圧係数を修正し、これを出力す る。信号制御情報は、既に第三の実施の形態 に関して説明したとおりであり、説明は省略 する。次に、第五の実施例について説明する 。第四の実施例と比較すると、本実施例は、 復号された背景音から抑圧係数を生成した後 、信号制御情報によって抑圧係数を修正する 構成である。

 図39を参照して、抑圧係数計算部452につ て詳細に説明する。抑圧係数計算部452は、 二の変換信号、符号化された背景音及び信 制御情報を受信し、修正抑圧係数を出力す 。抑圧係数計算部452は、背景音復号部263、 圧係数生成部264、抑圧係数修正部460から構 される。

 背景音復号部263は、符号化された背景音 受信し、復号する。そして、背景音復号部2 63は、復号された背景音を抑圧係数生成部264 出力する。抑圧係数生成部264は、第二の変 信号と復号された背景音とから抑圧係数を 成する。この抑圧係数の計算は、図27に示 れる抑圧係数計算部201と同様の計算方法を いてもよい。そして、抑圧係数生成部264は 抑圧係数を抑圧係数修正部460に出力する。 圧係数修正部460は、受信した信号制御情報 用いて、抑圧係数を修正し、修正抑圧計数 生成する。抑圧係数の修正については、図33 で示される抑圧係数修正部460と同様の修正方 法を適用することとしてもよい。すなわち、 信号制御情報として抑圧係数の倍率を入力す ることにより修正してもよい。また、信号制 御情報として抑圧係数の最大値または最小値 を入力することにより修正しても良い。さら に、信号制御情報として抑圧係数の倍率と抑 圧係数の最大値または最小値とを選択する制 御情報を入力することにより修正してもよい 。抑圧係数修正部460は、修正抑圧係数を出力 する。信号制御情報は、第三の実施の形態に おいて用いたものと同様であり、説明は省略 する。

 以上説明したように、本発明の第四の実 の形態によれば、各地点の分析情報が混合 れている分析情報に基づいて、受信部にお て、各地点の目的音と背景音とから構成さ る入力信号を、各地点の目的音、背景音ご に独立に制御することができる。また、信 制御情報に基づいて、特定の音源だけを独 に制御することもできる。

 さらに、送信部で抑圧係数又は信号対背 音比といった分析情報の計算を行うので、 信部は分析情報の計算に係る演算量を削減 ることができる。

 本発明の第五の実施の形態について説明 る。本実施の形態は、分析情報とオブジェ ト情報と信号制御情報と構成要素レンダリ グ情報に基づいて、受信側端末で各地点の 力信号の各音源に対応した構成要素ごとに 御することを特徴とする。

 図40を参照すると、本実施の形態におけ 多地点接続システムは、各地点に分散して 置される会議端末2500、2501及び2502並びに会 端末間でのデータ交換を制御する多地点接 装置(MCU:Multipoint Control Unit)2505を備えている 。多地点接続装置2505は、各端末から出力さ た伝送信号を混合して、各端末に、同一の 合された信号を分配する。図40では、3地点 接続する例を示してあるが、任意の数の地 を接続する構成とすることができる。

 同じく図40を用いて、端末2500、2501、2502 構成例を説明する。なお、これらの端末は 一の構成とすることができるので、端末2500 み構成例が示してある。以下、端末2500を例 として説明する。

 端末2500は、符号化部100と信号分析部101と オブジェクト情報抽出部2510と多重化部2511を む送信部2506と、復号部150と出力信号生成部 2550と分離部2551を含む受信部2507から構成され る。

 入力信号は送信部2506にある符号化部100と 信号分析部101とオブジェクト情報抽出部2510 入力される。符号化部100は、入力信号を符 化して、符号化信号を多重化部2511に出力す 。信号分析部101は、入力信号に含まれる各 源に対応した構成要素の分析情報を算出し 分析情報を多重化部2511に出力する。オブジ ェクト情報抽出部2510は、入力信号を一つの ブジェクト信号として捉え、オブジェクト 号を周波数変換して、周波数成分毎のオブ ェクト信号の特性を表すオブジェクトパラ ータを抽出し、これらのオブジェクトパラ ータをまとめてオブジェクト情報として多 化部2511に出力する。多重化部2511は、符号化 部100から出力された符号化信号と信号分析部 101から出力された分析情報とオブジェクト情 報抽出部2510から出力されたオブジェクト情 を多重化し、伝送信号として伝送路に出力 る。なお、符号化部100と信号分析部101と復 部150の詳細な動作は、既に第一の実施の形 において説明したとおりである。

 受信部2507における分離部2551は、伝送路 ら入力された伝送信号を、符号化信号と分 情報とオブジェクト情報に分離し、符号化 号は復号部150に、分析情報とオブジェクト 報は出力信号生成部2550に出力する。復号部1 50は、符号化信号を復号して復号信号を生成 、出力信号生成部2550に出力する。ここで、 復号信号は一般的な複数音源から構成される ものである。出力信号生成部2550は、分離部25 51から出力された分析情報とオブジェクト情 と、入力端子を介して入力される信号制御 報と構成要素レンダリング情報とに基づい 、復号部150から出力された復号信号を、各 源に対応した構成要素ごとに操作し、出力 号を出力する。出力信号生成部2550は、各音 源に対応した構成要素の代わりに、複数の構 成要素からなる構成要素群を単位として操作 することも可能である。

 ここで、構成要素レンダリング情報は、 号信号に含まれる構成要素と受信部の出力 号との関係を周波数成分毎に表した情報で る。例えば、出力信号が再現する音響情景 おいて、復号信号に混合されている各構成 素の音像定位を表す情報でも良い。

 図41に、多地点接続装置2505の構成例を示 。図41では、3地点を接続する例を示してあ が、任意の数の地点を接続する構成とする とができる。図41において、第1から第3の地 点に設置された端末から受けた伝送信号が、 入力端子を介して分離部2510、2520、2530に入力 される。

 分離部2510、2520、2530は、伝送信号をそれ れ符号化信号と分析情報とオブジェクト情 に分離し、符号化信号は復号部2511、2521、25 31に、分析情報は分析情報混合部2516に、オブ ジェクト情報はオブジェクト情報混合部2515 出力する。復号部2511、2521、2531は、符号化 号を復号して復号信号を生成し、混合部2512 出力する。混合部2512は各地点からの復号信 号を全て混合して、混合信号を生成し、混合 信号を符号化部2513に出力する。符号化部2513 、混合信号を符号化し、符号化した混合信 を多重化部2514に出力する。分析情報混合部 2516は各地点からの分析情報を全て混合し、 合した分析情報を多重化部2514に出力する。 ブジェクト情報混合部2515は各地点からのオ ブジェクト情報を全て混合し、混合したオブ ジェクト情報を多重化部2514に出力する。

 ここで、オブジェクト情報は復号信号の 周波数成分を表すオブジェクトパラメータ ら構成され、オブジェクトパラメータの混 は、入力されたオブジェクトパラメータを て混合しても良いし、オブジェクトパラメ タを重要度に応じて選択し、選択されたオ ジェクトパラメータのみを混合しても良い 別の混合方法としては入力された複数のオ ジェクトパラメータを多重化して一つのオ ジェクトパラメータ群にしても良い。オブ ェクト情報混合部2515から出力されるオブジ ェクト情報は、混合部2512で生成された混合 号とその入力である各復号信号(以後、オブ ェクト信号とする)との関係を周波数成分毎 に表したものとなる。

 多重化部2514は、符号化部2513から出力さ る符号化した混合信号と、分析情報混合部25 16から出力される混合した分析情報と、オブ ェクト情報混合部2515から出力される混合し たオブジェクト情報と、を多重化し、伝送信 号として各地点の伝送路に出力する。なお、 復号部2511、2521、2531の詳細な動作は、第一の 実施の形態における復号部150と、符号化部251 3の詳細な動作は第一の実施の形態における 号化部100と同様である。分析情報混合部2516 詳細な動作は、第一の実施の形態における 6に示した分析情報混合部2114と同様である

 以下、出力信号生成部2550の第一の構成例 と第二の構成例について説明する。

 第一の構成例を、図42に示す。出力信号 成部2550は、信号制御部2560とレンダリング情 報生成部2561とレンダリング部2563から構成さ る。

 信号制御部2560は、復号信号、オブジェク ト情報、分析情報を入力とする。オブジェク ト情報、分析情報を復号して、各々オブジェ クトパラメータと分析パラメータを生成する 。次に、オブジェクトパラメータを用いて復 号信号をオブジェクト信号(混合前の信号)に 解し、さらに、分析パラメータを用いてオ ジェクト信号を構成要素に分解する。さら 、信号制御情報に基づいて構成要素を修正 た修正構成要素を生成した後、修正構成要 から修正復号信号(混合後の信号、つまり、 復号信号を信号制御情報に基づいて修正した 信号)を再構成し、修正復号信号をレンダリ グ部2563に出力する。また、信号制御部2560は 、修正復号信号と修正構成要素との関係を周 波数成分毎に表した修正パラメータを生成し 、修正パラメータをレンダリング情報生成部 2561に出力する。

 信号制御部2560の他の動作例として、修正 構成要素を生成せずに、オブジェクトパラメ ータと分析パラメータと信号制御情報を用い て、復号信号を修正復号信号に変換してもよ い。その場合、復号信号を修正復号信号に変 換する際に使用した修正パラメータをレンダ リング情報生成部2561に出力する。

 以下に、信号制御部2560の動作の具体例を 説明する。

 ある周波数帯域fにおける復号信号の周波数 成分をX k (f), k=1,2,…,P(Pは復号信号のチャンネル数)、 じくオブジェクト信号の周波数成分をZ ih (f), i=1,2,…,L, h=1,2,…,K(Lはオブジェクト数、 つまり、端末数であり、Kはオブジェクト信 のチャンネル数)、i番目のオブジェクト信号 の構成要素の周波数成分をY ij (f), j=1,2,…,M i (M i はi番目のオブジェクト信号の構成要素数)、 号制御情報に基づいて修正した構成要素の 波数成分をY’ ij (f)、修正オブジェクト信号をZ’ ij (f)、修正復号信号をX’(f)とすると、オブジ クトパラメータにより規定される変換関数F 500 と、分析パラメータにより規定される変換関 数F 501 と、信号制御情報により規定される変換関数 F 502 を用いて次の関係が成立する。

[数11]
 
 

[数12]
 
 

[数13]
 
 

[数14]
 
 
ここで、変換関数F 503 は修正構成要素を修正復号信号に変換する関 数であり、修正パラメータは変換関数F 503 の逆関数を表すパラメータとなる。

 他の動作例として上述したように、関数F 500 、F 501 、F 502 、F 503 を統合して

[数15]
 
 
としてもよい。このとき、変換関数F 504 はオブジェクトパラメータと分析パラメータ と信号制御情報と修正パラメータにより規定 される。

 上記変換の具体例として、周波数帯域fの オブジェクトパラメータC(f)を、

[数16]
 
 
と表し、分析パラメータB(f)を、全ての行列 素が0であるM i 行K列の零行列
を用いて、

[数17]
 
 
と表し、信号制御情報A(f)を
 

[数18]
 
 
と表すと、[数11]から[数15]は

[数19]
 
 
と表せる。すなわち、復号信号を修正復号信 号に変換する行列はD(f)×A(f)×B(f)×C(f)として 算できる。ここで、D(f)は任意のP行M列の行 であり、修正パラメータをE(f)とすると、

[数20]
 
 
となる。例えば、D(f)としてB(f)×C(f)の逆行列 用いると、修正パラメータはE(f)=B(f)×C(f)と る。なお、[数19]から明らかなように、D(f) してB(f)×C(f)の逆行列を用いることは修正構 要素を修正復号信号に変換する操作として 当である。

 レンダリング情報生成部2561は、信号制御 部2560から出力された修正パラメータを用い 、入力端子を介して入力された構成要素レ ダリング情報をレンダリング情報に変換し レンダリング情報をレンダリング部2563に出 する。

 構成要素レンダリング情報をレンダリン 情報に変換する具体例として、構成要素レ ダリング情報U(f)とレンダリング情報W(f)を

[数21]
 
 
と表すと、W(f)=U(f)×E(f)とすることができる。 ここで、Qは出力信号のチャンネル数である

 なお、レンダリング情報は修正復号信号 出力信号生成部2550の出力信号との関係を周 波数成分毎に表した情報であり、信号間のエ ネルギ差、時間差や相関などを用いて表すこ とができる。

 レンダリング部2563は、レンダリング情報 生成部2561から出力されたレンダリング情報 用いて、信号制御部2560から出力された修正 号信号を変換して出力信号を生成し、出力 号生成部2550の出力信号として出力する。

 上記では、信号制御部2560において、周波 数成分に分解された修正復号信号が、レンダ リング部2563に出力されている構成について 明したが、信号制御部2560の出力において、 正復号信号が逆変換され時間信号としてレ ダリング部2563に出力される場合、レンダリ ング部2563では、時間信号を周波数成分に分 してから処理を行う。レンダリング部2563の 力は、周波数成分に分解された信号を逆変 した信号を出力信号として出力する。

 出力信号の周波数成分をV k (f), k=1,2,…,Q(Qは出力信号のチャンネル数)と 、

[数22]
 
 
とすると、レンダリング部の動作は、V(f)=W(f) ×X’(f)となる。

 なお、レンダリング部2563における修正復 号信号を出力信号に変換する方法とレンダリ ング情報の具体例が、非特許文献10(2007年、 イエスオー/アイイシー 23003-1:2007 パート1  エムペグ サラウンド、(ISO/IEC 23003-1:2007 Part  1 MPEG Surround))に開示されている。

 非特許文献10に開示されている変換方法 レンダリング部2563として用いる場合、レン リング部2563に入力されるレンダリング情報 として非特許文献10に開示されたデータスト ーム形式を使用してもよい。なお、レンダ ング情報をデータストリーム形式に変換す ことなく、非特許文献10に開示された変換 処理部に入力してもよい。

 次に、第二の構成例を説明する。図43を 照すると、出力信号生成部2550は、レンダリ グ情報生成部2564と構成要素情報変換部2565 レンダリング部2563から構成される。

 構成要素情報変換部2565は、分析情報と信 号制御情報と構成要素レンダリング情報を入 力とする。分析情報を復号し分析パラメータ を生成する。さらに、分析パラメータと信号 制御情報を用いて、構成要素レンダリング情 報をオブジェクトレンダリング情報に変換し 、オブジェクトレンダリング情報をレンダリ ング情報生成部2564に出力する。

 ここで、オブジェクトレンダリング情報 オブジェクト信号と出力信号生成部2550の出 力信号との関係を周波数成分毎に表した情報 である。具体的には、オブジェクトレンダリ ング情報をT(f)とすると、

[数23]
 
 
となる。ここで、B(f)、A(f)、U(f)は[数17]、[数1 8]、[数21]に定義したとおりである。

 レンダリング情報生成部2564は、オブジェ クト情報とオブジェクトレンダリング情報を 入力とする。オブジェクト情報を復号しオブ ジェクトパラメータを生成し、オブジェクト パラメータと、オブジェクトレンダリング情 報とから、レンダリング情報を生成し、レン ダリング情報をレンダリング部2563に出力す 。具体的には、

[数24]
 
 
となる。ここで、C(f)、W(f)、T(f)は[数16]、[数2 1]、[数23]に定義したとおりである。

 なお、レンダリング情報は復号信号と出 信号生成部2550の出力信号との関係を周波数 成分毎に表した情報であり、信号間のエネル ギ差、時間差や相関などを用いて表すことが できる。レンダリング情報の一例が、非特許 文献10に開示されている。

 レンダリング部2563は既に第一の構成例に おいて、図42を用いて説明したとおりである この場合、レンダリングの動作はV(f)=W(f)×X( f)となる。

 以上説明したように、本発明の第五の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の入力信号の各音源に対応した 成要素ごとに制御することができる。また 信号制御情報に基づいて、特定の音源だけ 独立に制御することもできる。また、構成 素レンダリング情報に基づいて、個々の音 の定位を制御することもできる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 また、本実施の形態においては、それぞ の入力信号に対応するオブジェクト信号を 合し、混合されたオブジェクト信号に基づ て受信側で制御を行う。このため、複数の 信部それぞれに対して、同一の信号を出力 ることができる。これにより、多地点接続 置において、複数の入力信号は全て混合す ことができ、符号化は1つの信号に対して行 えばよいので、符号化を複数回行う必要はな い。従って、多地点接続装置において符号化 に係る演算量を削減することが出来る。

 本発明の第六の実施の形態を説明する。 実施の形態は、音源として目的音と背景音 混在した入力信号を対象とし、分析情報と ブジェクト情報と信号制御情報と構成要素 ンダリング情報に基づいて、目的音と背景 を制御することを特徴とする。

 図40を参照すると、本実施の形態におけ 多地点接続システムは、各地点に分散して 置される会議端末2500、2501及び2502並びに会 端末間でのデータ交換を制御する多地点接 装置(MCU:Multipoint Control Unit)2505を備えている 。多地点接続装置2505は、各端末から出力さ た信号を混合して混合信号を生成し、同一 混合信号を各端末に分配する。図40では、3 点を接続する例を示してあるが、任意の数 地点を接続する構成とすることができる。 末2500、2501、2502は、同一の構成とすること できるので、端末2500のみ構成例を示してい 。よって、以下、端末に関しては、端末2500 を例として説明する。

 初めに、多地点接続装置2505の構成例を図 41に示す。本実施の形態は、第五の実施の形 と同様の構成であるが、分析情報混合部2516 の動作が異なる点がある。本実施の形態にお ける分析情報混合部2516は、第二の実施の形 で説明した図7に示す分析情報混合部2114と同 じ動作である。詳細な説明は省略する。

 次に、端末2500の構成例を図40に示す。本 施の形態は、第五の実施の形態と同様の構 であるが、信号分析部101と出力信号生成部2 550の動作が異なる点がある。よって、以下、 信号分析部101と出力信号生成部2550について 細に説明する。

 本実施の形態における第一の実施例は、 析情報が抑圧係数の場合である。図40を参 すると、信号分析部101が分析情報として抑 係数を計算する。これに対応して、多地点 続装置2505は、第二の実施の形態で説明した うに、抑圧係数を混合し、出力信号生成部2 550は、信号制御情報と構成要素レンダリング 情報とオブジェクト情報に基づき抑圧係数を 用いて復号信号を制御する。抑圧係数を分析 情報として算出する信号分析部101の構成につ いては第二の実施の形態における第一の実施 例で詳細に説明しているため、説明を省略す る。以下、出力信号生成部2550について詳細 説明する。

 抑圧係数を用いて目的音と背景音を制御 る図40の出力信号生成部2550の構成は、第五 実施の形態における出力信号生成部2550の第 二の構成例と同じく図43で表されるが、構成 素情報変換部2565の構成で異なる点がある。 そこで、以下、構成要素情報変換部2565につ て説明する。

 図44に構成要素情報変換部2565の構成例を す。構成要素情報変換部2565は、構成要素パ ラメータ生成部651とオブジェクトレンダリン グ情報生成部2611とから構成される。構成要 パラメータ生成部651は、分析情報から抑圧 数を算出し、算出した抑圧係数と信号制御 報を用いて、構成要素パラメータを算出し オブジェクトレンダリング情報生成部2611に 力する。

 上記変換の具体例として、周波数帯域fのオ ブジェクト信号iの抑圧係数をg ih (f) , i=1,2,…,L, h=1,2,…,K(Lはオブジェクト数 Kはオブジェクト信号のチャンネル数)とし オブジェクト信号iの構成要素数をM i =2とすると、[数17]の分析パラメータB(f)は

[数25]
 
 
と表せ、[数18]の信号制御情報A(f)は、オブジ クト信号iの目的音を制御するための信号制 御情報をA main i (f)、背景音を制御するための信号制御情報を A sub i (f)とすると、

[数26]
 
 
と表せる。このとき、構成要素パラメータH(f )は、

[数27]
 
 
と表せる。多地点接続装置2505において、抑 係数が混合されている場合は、混合されて るオブジェクト信号で共通の抑圧係数を用 ても良い。

 オブジェクトレンダリング情報生成部2611 は、構成要素パラメータと構成要素レンダリ ング情報に基づき、オブジェクト信号と出力 信号の関係を表すオブジェクトレンダリング 情報を出力する。上記変換の具体例として、 オブジェクトレンダリング情報T(f)は、[数21] U(f)を用いて、T(f)=U(f)×H(f)とすることができ る。

 なお、構成要素情報変換部2566の他の構成 例として、図44における構成要素パラメータ 成部651とオブジェクトレンダリング情報生 部2611を統合することもできる。この場合、 分析情報を復号して抑圧係数を算出し、算出 した抑圧係数と信号制御情報と構成要素レン ダリング情報とから、オブジェクトレンダリ ング情報を計算し、オブジェクトレンダリン グ情報をレンダリング情報生成部2564に出力 る。すなわち、オブジェクトレンダリング 報T(f)は、T(f)=U(f)×A(f)×B(f)とすることができ 。

 本実施の形態における第二の実施例は、 析情報が信号対背景音比の場合である。図4 0を参照すると、信号分析部101が分析情報と て信号対背景音比を出力する。これに対応 て、多地点接続装置2505は、信号対背景音比 混合し、出力信号生成部2550は、信号対背景 音比とオブジェクト情報と信号制御情報と構 成要素レンダリング情報に基づき、復号信号 を制御する。信号対背景音比を分析情報とし て用いた場合の信号分析部101は、第二の実施 の形態における第二の実施例で説明している ため、以下、出力信号生成部2550について詳 に説明する。

 信号対背景音比を用いて目的音と背景音 制御する図40における出力信号生成部2550の 成は、第一の実施例と同じく図43及び図44で 表される。本実施例と第一の実施例を比較す ると、図44における構成要素パラメータ生成 651の動作が異なる。よって、以下、構成要 パラメータ生成部651について説明する。

 構成要素パラメータ生成部651は、分析情報 復号し信号対背景音比を算出し、信号対背 音比から信号制御情報に基づき、構成要素 ラメータを算出し、オブジェクトレンダリ グ情報生成部2611へ出力する。たとえば、第 二の実施の形態において説明したように、信 号対背景音比を抑圧係数に変換した後、第一 の実施例で説明したように、[数25]、[数26]、[ 数27]を用いて抑圧係数と信号制御情報に基づ いて構成要素パラメータを算出することがで きる。また、他の方法として、第四の実施の 形態で説明したように、信号対背景音比を信 号制御情報に基づいて操作し、操作した信号 対背景音比を抑圧係数に変換してから構成要 素パラメータを算出してもよい。この場合、 オブジェクト信号iの変換された抑圧係数をg ih (f)とすると、分析パラメータB’(f)は、

[数28]
 
 
となり、構成要素パラメータH(f)はB’(f)とな 。

 図43の構成要素情報変換部2565の他の構成例 して、図44における構成要素パラメータ生 部651とオブジェクトレンダリング情報生成 2611を統合することもできる。この場合、分 情報を復号して信号対背景音比を算出し、 出した信号対背景音比と信号制御情報と構 要素レンダリング情報とから、オブジェク レンダリング情報を計算し、オブジェクト ンダリング情報をレンダリング情報生成部2 564に出力する。具体例として、たとえば、第 二の実施の形態において説明したように、信 号対背景音比を抑圧係数に変換した後、第一 の実施例で説明したように、抑圧係数と信号 制御情報と構成要素レンダリング情報とから オブジェクトレンダリング情報を計算し、オ ブジェクトレンダリング情報をレンダリング 情報生成部2564に出力する。すなわち、オブ ェクトレンダリング情報T(f)は、[数21]で定義 した構成要素レンダリング情報と、[数25]で 義した抑圧係数から算出できる分析パラメ タと[数26]で定義した信号制御情報とを用い 、T(f)= U(f)×A(f)×B(f)とすることができる。 た、他の方法として、第四の実施の形態に いて説明したように、信号対背景音比を信 制御情報に基づいて操作し、操作した信号 背景音比を抑圧係数に変換してから、変換 た抑圧係数と構成要素レンダリング情報と らオブジェクトレンダリング情報を算出し もよい。この場合、オブジェクト信号iの変 された抑圧係数をg’ ih (f)とすると、[数28]のB’(f)を用いてオブジェ トレンダリング情報T(f)は、

[数29]
 
 
となる。ここで、U(f)は[数21]に定義されたと りである。

 本実施の形態における第三の実施例は、 析情報が背景音の場合である。図40を参照 ると、信号分析部101が分析情報として背景 を計算する。これに対応して、多地点接続 置2505は、背景音を混合し、出力信号生成部2 550は、背景音とオブジェクト情報と信号制御 情報と構成要素レンダリング情報に基づき、 復号信号を制御する。背景音を分析情報とし て用いた場合の信号分析部101は、第二の実施 の形態における第三の実施例で説明している ため、説明は省略する。よって、以下、出力 信号生成部2550の動作について詳細に説明す 。

 出力信号生成部2550の構成例を図45に示す 図45に示す出力信号生成部2550は、図43に示 第一の実施例の出力信号生成部2550と比較す と、構成要素情報変換部2565が構成要素情報 変換部2566に置換されている点が異なる。以 、構成要素情報変換部2566について説明する

 図45を参照すると、構成要素情報変換部25 66は、復号信号と分析情報と信号制御情報と 成要素レンダリング情報を入力とする。そ らに基づいて、復号信号に含まれるオブジ クト信号と出力信号の関係を周波数成分毎 表したオブジェクトレンダリング情報を生 し、レンダリング情報生成部2564に出力する 。

 図46に構成要素情報変換部2566の構成例を す。構成要素情報変換部2566は、変換部171と 構成要素パラメータ生成部653とオブジェクト レンダリング情報生成部2611とから構成され 。変換部171は、復号信号を入力とし、復号 号を各周波数成分に分解して第二の変換信 を生成し、第二の変換信号を構成要素パラ ータ生成部653に出力する。

 構成要素パラメータ生成部653は、第二の 換信号と分析情報と信号制御情報を入力と る。分析情報を復号して背景音を算出し、 出した背景音と第二の変換信号とから信号 御情報に基づいて、構成要素パラメータを 出し、オブジェクトレンダリング情報生成 2611へ出力する。

 以下、構成要素パラメータの算出方法の 体例を示す。第一の方法では、第二の実施 形態における第三の実施例で説明したよう 、背景音と第二の変換信号とから抑圧係数 算出する。さらに、[数25]、[数26]、[数27]を いて、抑圧係数と信号制御情報に基づいて 成要素パラメータを算出する。第二の方法 は、第四の実施の形態の第四の実施例、第 の実施例で説明した方法で、背景音と信号 御情報と第二の変換信号とから抑圧係数を 出する。上述の方法により算出された抑圧 数に対して、[数28]を用いて分析パラメータ B’(f)を算出し、構成要素パラメータH(f)をB’ (f)とする。

 オブジェクトレンダリング情報生成部2611 の動作は、本実施の形態における第一の実施 例で説明したとおりである。

 なお、構成要素情報変換部2566の他の構成 例として、図46における構成要素パラメータ 成部653とオブジェクトレンダリング情報生 部2611を統合することもできる。この場合、 各周波数成分に分解された第二の変換信号と 、分析情報を復号した背景音と、信号制御情 報と構成要素レンダリング情報とから、オブ ジェクトレンダリング情報を計算し、オブジ ェクトレンダリング情報をレンダリング情報 生成部2564に出力する。

 以下、オブジェクトレンダリング情報の 出方法の具体例を示す。第一の方法では、 二の実施の形態における第三の実施例で説 したように、背景音から、復号信号を用い 抑圧係数を算出する。さらに、第一の実施 で説明したように、抑圧係数と信号制御情 と構成要素パラメータとからオブジェクト ンダリング情報を計算する。すなわち、オ ジェクトレンダリング情報T(f)は、[数21]で 義した構成要素レンダリング情報と、[数25] 定義した抑圧係数から算出できる分析パラ ータと[数26]で定義した信号制御情報とを用 いて、T(f)= U(f)×A(f)×B(f)とすることができる 第二の方法では、第四の実施の形態の第四 実施例、第五の実施例で説明した方法で、 景音と信号制御情報と第二の変換信号とか 抑圧係数を算出する。上述の方法により算 された抑圧係数を用いて、本実施の形態に ける第二の実施例で説明したように、[数28] のB’(f)と、[数21]のU(f)とから、[数29]を用い オブジェクトレンダリング情報を算出して よい。

 以上説明したように、本発明の第六の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の目的音と背景音とから構成さ る入力信号を、各地点の目的音、背景音ご に独立に制御することができる。また、信 制御情報に基づいて、特定の目的音および 景音を独立に制御することもできる。また 構成要素レンダリング情報を用いて、個々 目的音および背景音の定位を制御すること できる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第七の実施の形態を説明する。 実施の形態は、分析情報とオブジェクト情 と信号制御情報とオブジェクトレンダリン 情報に基づいて、受信側端末で各地点の入 信号の各音源に対応した構成要素ごとに制 することを特徴とする。

 図47に、本発明の第七の実施の形態にお る構成を示す。第五の実施の形態を表す図40 と比較すると、受信部2507の出力信号生成部25 50が出力信号生成部2700に置換されている点、 出力信号生成部2700に対して、構成要素レン リング情報ではなくオブジェクトレンダリ グ情報が入力されている点、が異なる。よ て、以下、出力信号生成部2700の第一の構成 、第二の構成例について説明する。

 図48を参照すると、出力信号生成部2700の 一の構成例は、信号制御部2760とレンダリン グ情報生成部2561とレンダリング部2563から構 される。

 信号制御部2760は、復号信号、オブジェク ト情報、分析情報、信号制御情報を入力とす る。オブジェクト情報と分析情報を復号しオ ブジェクトパラメータと分析パラメータを生 成する。次に、オブジェクトパラメータを用 いて復号信号をオブジェクト信号(混合前の 号)に分解し、さらに、分析パラメータを用 てオブジェクト信号を構成要素に分解する その後、構成要素を、信号制御情報に基づ て修正して修正構成要素を生成し、修正構 要素から修正復号信号(混合後の信号、つま り、復号信号を信号制御情報に基づいて修正 した信号)を再構成し、修正復号信号をレン リング部2563に出力する。また、信号制御部2 760は、修正復号信号と修正オブジェクト信号 (混合前の信号を信号制御情報に基づいて修 した信号)との関係を周波数成分毎に表した 正オブジェクトパラメータを生成し、修正 ブジェクトパラメータをレンダリング情報 成部2561に出力する。

 なお、信号制御部2760の他の動作例として 、修正構成要素を生成せずに、オブジェクト パラメータと分析パラメータと信号制御情報 を用いて、復号信号を修正復号信号に変換し てもよい。この場合も、復号信号を修正復号 信号に変換する際に修正復号信号と修正オブ ジェクト信号との関係を周波数成分毎に表し た修正オブジェクトパラメータを生成し、修 正オブジェクトパラメータをレンダリング情 報生成部2561に出力する。

 修正オブジェクトパラメータの算出方法 示す。第五の実施の形態に示したように、[ 数11]から[数15]の関係が成立する。このとき 具体例として[数16]から[数19]を用いると、復 号信号を修正復号信号に変換する行列はD(f)× A(f)×B(f)×C(f)として表せる。ここで、D(f)はP行 M列の行列であり、B(f)×C(f)の逆行列を用いる 、修正オブジェクトパラメータは、C(f)、す なわち、オブジェクトパラメータで表せる。

 レンダリング情報生成部2561は、信号制御 部2760から出力された修正オブジェクトパラ ータと入力端子を介して入力されたオブジ クトレンダリング情報を入力とする。修正 ブジェクトパラメータを用いて、オブジェ トレンダリング情報をレンダリング情報に 換し、レンダリング情報をレンダリング部25 63に出力する。具体的な動作は[数24]を用いて 説明したとおりである。

 レンダリング部2563はレンダリング情報生 成部2561から出力されたレンダリング情報に づいて、信号制御部2760から出力された修正 号信号から出力信号を生成し、出力信号を 力する。第五の実施の形態において図42を いて説明したため、詳細な説明を省略する

 次に、出力信号生成部2700の第二の構成例 を説明する。図49を参照すると、出力信号生 部2700は、レンダリング情報生成部2564とオ ジェクトレンダリング情報修正部2770とレン リング部2563から構成される。

 オブジェクトレンダリング情報修正部2770 は、分析情報、信号制御情報、オブジェクト レンダリング情報を入力とする。分析情報を 復号して分析パラメータを生成し、分析パラ メータと信号制御情報を用いて、オブジェク トレンダリング情報を修正し、修正オブジェ クトレンダリング情報をレンダリング情報生 成部2564に出力する。具体的には、修正オブ ェクトレンダリング情報をT’(f)とすると、

[数30]
 
 
となる。ここで、B(f)、A(f)は[数17]、[数18]に 義したとおりである。

 レンダリング情報生成部2564は、オブジェ クト情報と修正オブジェクトレンダリングを 入力とする。オブジェクト情報と修正オブジ ェクトレンダリング情報に基づいてレンダリ ング情報を生成して、レンダリング部2563に 力する。第五の実施の形態において図43を用 いて説明した説明したため、詳細な説明は省 略する。

 レンダリング部2563では、復号信号とレン ダリング情報を入力とする。レンダリング情 報に基づいて、復号信号から出力信号を生成 し、出力信号を出力する。第五の実施の形態 において図43を用いて説明した説明したため 詳細な説明は省略する。

 以上説明したように、本発明の第七の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の入力信号の各音源に対応した 成要素ごとに制御することができる。また 信号制御情報に基づいて、特定の音源だけ 独立に制御することもできる。また、オブ ェクトレンダリング情報を用いて、個々の ブジェクト信号の定位を制御することもで る。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第八の実施の形態を説明する。 実施の形態は、音源として目的音と背景音 混在した入力信号を対象とし、分析情報と ブジェクト情報と信号制御情報とオブジェ トレンダリング情報に基づいて、目的音と 景音を制御することを特徴とする。

 本実施の形態における多地点接続システ の構成は、第七の実施の形態と同様に、図4 7で表される。各地点に分散して配置される 議端末2500、2501及び2502並びに会議端末間で データ交換を制御する多地点接続装置(MCU:Mul tipoint Control Unit)2505を備えている。端末2500 2501、2502は、同一の構成とすることができる ので、端末2500のみ構成例が示してある。よ て、以下、端末に関しては、端末2500を例と て説明する。

 多地点接続装置2505については、第六の実 施の形態において図41を用いて説明したとお であるため、説明を省略する。

 次に、端末2500について説明する。本実施 の形態における端末2500の構成を図47に示す。 第七の実施の形態と同様の構成であるが、信 号分析部101と出力信号生成部2550の動作が異 る。よって、以下、信号分析部101と出力信 生成部2700について詳細に説明する。

 本実施の形態における第一の実施例は、 析情報が抑圧係数の場合である。図47を参 すると、信号分析部101が分析情報として抑 係数を出力する。これに対応して、多地点 続装置2505は、抑圧係数を混合し、出力信号 成部2700は、信号制御情報とオブジェクトレ ンダリング情報とオブジェクト情報と抑圧係 数を用いて復号信号を制御する。抑圧係数を 分析情報として用いた場合の信号分析部101の 動作は、第二の実施の形態における第一の実 施例で説明したとおりである。よって、以下 、出力信号生成部2700について詳細に説明す 。

 出力信号生成部2700の構成を図49に示す。 七の実施の形態における出力信号生成部2700 の第二の構成例と同様であるが、オブジェク トレンダリング情報修正部2770の動作で異な 点がある。よって、以下、オブジェクトレ ダリング情報修正部2770について説明する。

 オブジェクトレンダリング情報修正部2770 の構成例を図50に示す。オブジェクトレンダ ング情報修正部2770は、構成要素パラメータ 生成部651とオブジェクトレンダリング情報変 更部2810とから構成される。

 構成要素パラメータ生成部651は、分析情 と信号制御情報を入力とし、構成要素パラ ータを出力する。詳細な動作については、 六の実施の形態における第一の実施例で説 したため、説明を省略する。

 オブジェクトレンダリング情報変更部2810 は、分析情報と構成要素パラメータを入力と する。分析情報を復号して抑圧係数を生成し 、抑圧係数と構成要素パラメータに基づいて 、オブジェクトレンダリング情報を修正する 。

 具体的には、オブジェクトレンダリング 報をT(f)とし、修正オブジェクトレンダリン グ情報をT’(f)とすると、

[数31]
 
 
となる。ここで、B(f)、H(f)は[数25]、[数27]に 義したとおりである。

 なお、図49のオブジェクトレンダリング 報修正部2770の他の構成例として、図50にお る構成要素パラメータ生成部651とオブジェ トレンダリング情報変更部2810を統合するこ もできる。この場合、分析情報を復号して 圧係数を算出し、算出した抑圧係数と信号 御情報とからオブジェクトレンダリング情 を修正し、修正オブジェクトレンダリング 報をレンダリング情報生成部2564に出力する 。

 具体的には、修正オブジェクトレンダリ グ情報T’(f)は、

[数32]
 
 
とすることができる。ここで、A(f)、B(f)は[数 26]、[数25]に定義されたとおりである。

 本実施の形態における第二の実施例は、 析情報が信号対背景音比の場合である。第 の実施例は、図47を参照すると、信号分析 101が分析情報として信号対背景音比を出力 る。これに対応して、多地点接続装置2505は 信号対背景音比を混合し、出力信号生成部2 700は、信号対背景音比とオブジェクト情報と 信号制御情報とオブジェクトレンダリング情 報に基づき、復号信号を制御する。信号対背 景音比を分析情報として用いた場合の信号分 析部101の動作は、第二の実施の形態で説明し たとおりである。

 出力信号生成部2700の構成例を、図49、図5 0に示す。本実施例と第一の実施例とを比較 ると、図50の構成要素パラメータ生成部651と オブジェクトレンダリング情報変更部2810の 成が異なる。

 構成要素パラメータ生成部651については 第六の実施の形態における第二の実施例で 明しているため、説明を省略する。

 オブジェクトレンダリング情報変更部2810 は、分析情報、構成要素パラメータ、オブジ ェクトレンダリング情報を入力とする。分析 情報を復号して信号対背景音比を生成し、信 号対背景音比と構成要素パラメータとからオ ブジェクトレンダリング情報を修正し、修正 オブジェクトレンダリング情報を出力する。

 修正オブジェクトレンダリング情報の算 方法の例を説明する。第二の実施の形態に ける第二の実施例で説明したように、信号 背景音比から抑圧係数を算出する。さらに 本実施の形態における第一の実施例で説明 たように[数31]を適用して、オブジェクトレ ンダリング情報と抑圧係数と構成要素パラメ ータに基づいて、修正オブジェクトレンダリ ング情報を算出する。

 なお、オブジェクトレンダリング情報修 部2770の他の構成例として、図50における構 要素パラメータ生成部651とオブジェクトレ ダリング情報変更部2810を統合することもで きる。この場合、分析情報を復号して信号対 背景音比を算出し、算出した信号対背景音比 と信号制御情報とオブジェクトレンダリング 情報から、修正オブジェクトレンダリング情 報を計算し、修正オブジェクトレンダリング 情報をレンダリング情報生成部2564に出力す 。

 その場合の、修正オブジェクトレンダリ グ情報の算出方法の例を説明する。第二の 施の形態における第二の実施例で説明した うに、信号対背景音比から抑圧係数を算出 る。さらに、本実施の形態における第一の 施例で説明したように[数32]を適用して、抑 圧係数と信号制御情報とオブジェクトレンダ リング情報に基づいて、修正オブジェクトレ ンダリング情報を算出する。

 本実施の形態における第三の実施例は、 析情報が背景音の場合である。第三の実施 は、図47を参照すると、信号分析部101が分 情報として背景音を出力する。これに対応 て、多地点接続装置2505は、信号対背景音比 混合し、出力信号生成部2700は、背景音とオ ブジェクト情報と信号制御情報とオブジェク トレンダリング情報に基づき、復号信号を制 御する。背景音を分析情報として用いた場合 の信号分析部101の動作は、第二の実施の形態 における第三の実施例で説明したとおりであ る。

 出力信号生成部2700の構成例を図51に示す 図49における第一の実施例と比較すると、 ブジェクトレンダリング情報修正部2770がオ ジェクトレンダリング情報修正部2780に置換 されている点が異なる。よって、以下、オブ ジェクトレンダリング情報修正部2780につい 説明する。

 オブジェクトレンダリング情報修正部2780 は、分析情報と復号信号と信号制御情報とオ ブジェクトレンダリング情報を入力とする。 分析情報と復号信号と信号制御情報を用いて 、オブジェクトレンダリング情報を修正し、 修正オブジェクトレンダリング情報をレンダ リング情報生成部2564に出力する。

 図51にオブジェクトレンダリング情報修 部2780の構成例を示す。オブジェクトレンダ ング情報修正部2780は、変換部171と構成要素 パラメータ生成部653とオブジェクトレンダリ ング情報変更部2810とから構成される。変換 171は、復号信号を各周波数成分に分解し第 の変換信号を生成し、第二の変換信号を構 要素パラメータ生成部653に出力する。

 構成要素パラメータ生成部653は、第二の 換信号と信号制御情報と分析情報を入力と 、構成要素パラメータをオブジェクトレン リング情報変更部2810に出力する。詳細な動 作は、図46を用いて第六の実施の形態におけ 第三の実施例で既に説明したとおりである め、説明を省略する。

 オブジェクトレンダリング情報変更部2810 は、分析情報から背景音を計算し、背景音と 構成要素パラメータとからオブジェクトレン ダリング情報を修正し、修正オブジェクトレ ンダリング情報をレンダリング情報生成部256 4に出力する。

 修正オブジェクトレンダリング情報の算 方法の例を説明する。第二の実施の形態に ける第三の実施例で説明したように、背景 から抑圧係数を算出する。さらに、本実施 形態における第一の実施例で説明したよう [数31]を適用して、抑圧係数と構成要素パラ メータとオブジェクトレンダリング情報から 、修正オブジェクトレンダリング情報を算出 する。

 なお、オブジェクトレンダリング情報修 部2780の他の構成例として、図52における構 要素パラメータ生成部653とオブジェクトレ ダリング情報変更部2810を統合することもで きる。この場合、第二の変換信号と、分析情 報を復号した背景音と、信号制御情報と、オ ブジェクトレンダリング情報とから、修正オ ブジェクトレンダリング情報を計算し、修正 オブジェクトレンダリング情報をレンダリン グ情報生成部2564に出力する。

 このときの、修正オブジェクトレンダリ グ情報の算出方法の例を説明する。第二の 施の形態における第三の実施例で説明した うに、背景音から抑圧係数を算出する。さ に、本実施の形態における第一の実施例で 明したように、[数32]を適用して、抑圧係数 と信号制御情報とオブジェクトレンダリング 情報とから、修正オブジェクトレンダリング 情報を算出する。

 以上説明したように、本発明の第八の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の目的音と背景音とから構成さ る入力信号を、各地点の目的音、背景音ご に独立に制御することができる。また、信 制御情報に基づいて、特定の目的音および 景音を独立に制御することもできる。また オブジェクトレンダリング情報を用いて、 々のオブジェクト信号の定位を制御するこ もできる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第九の実施の形態を説明する。 実施の形態は、分析情報とオブジェクト情 と構成要素レンダリング情報に基づいて、 信側端末で各地点の入力信号の各音源に対 した構成要素ごとに制御することを特徴と る。

 図53を参照すると、本実施の形態は、第 の実施の形態を表す図40と比較して、端末250 0の出力信号生成部2900に入力される信号制御 報が構成要素レンダリング情報に混合され いる点、これに対応して受信部2507の出力信 号生成部2550が出力信号生成部2900に置換され いる点が異なる。よって、以下、出力信号 成部2900について説明する。

 図54を参照すると、本実施の形態におけ 出力信号生成部2900は、レンダリング情報生 部2564と構成要素情報変換部2910とレンダリ グ部2563から構成される。

 構成要素情報変換部2910は、分析情報と構 成要素レンダリング情報を入力とする。分析 情報を復号し分析パラメータを生成し、分析 パラメータを用いて、構成要素レンダリング 情報をオブジェクトレンダリング情報に変換 し、オブジェクトレンダリング情報をレンダ リング情報生成部2564に出力する。具体的に 、T(f)=U(f)×B(f)という式で表すことができる ここで、T(f)は[数29]、U(f)は[数21]、B(f)は[数17 ]に定義したとおりである。

 レンダリング情報生成部2564は、オブジェ クト情報とオブジェクトレンダリング情報を 入力としてレンダリング情報を生成し、レン ダリング情報をレンダリング部2563に出力す 。詳細な動作は、第五の実施の形態におい 、図43を用いて説明したため、説明は省略す る。

 レンダリング部2563は、復号信号とレンダ リング情報を入力として出力信号を生成し、 出力信号を出力する。詳細な動作は、第五の 実施の形態において、図43を用いて説明した め、説明は省略する。

 以上説明したように、本発明の第九の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の入力信号の各音源に対応した 成要素ごとに制御することができる。また 構成要素レンダリング情報に基づいて、特 の音源だけを独立に制御し、個々の音源の 位を制御することもできる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第十の実施の形態を説明する。 実施の形態は、音源として目的音と背景音 混在した入力信号を対象とし、本実施の形 は、分析情報とオブジェクト情報と構成要 レンダリング情報に基づいて、目的音と背 音を制御することを特徴とする。

 図53を参照すると、本実施の形態は、図40 の第六の実施の形態と比較して、端末2500の 力信号生成部2900に入力される信号制御情報 構成要素レンダリング情報に統合されてい 点、これに対応して受信部2507の出力信号生 成部2550が出力信号生成部2900に置換されてい 点が異なる。よって、以下、出力信号生成 2900について説明する。

 本実施の形態における第一の実施例は、 析情報が抑圧係数の場合である。図53を参 すると、信号分析部101が分析情報として抑 係数を出力する。これに対応して、多地点 続装置2505は、抑圧係数を混合し、出力信号 成部2900は、信号制御情報を含んだ構成要素 レンダリング情報とオブジェクト情報と抑圧 係数を用いて復号信号を制御する。

 図54に、出力信号生成部2900の構成例を示 。図43に示す第六の実施の形態と比較する 、構成要素情報変換部2565が構成要素情報変 部2910に置換されている点が異なる。よって 、以下、構成要素情報変換部2910について説 する。

 図55に構成要素情報変換部2910の構成例を す。構成要素情報変換部2910は、構成要素パ ラメータ生成部3000とオブジェクトレンダリ グ情報生成部2611とから構成される。図44に す第六の実施の形態の構成要素情報変換部25 65と比較して、構成要素パラメータ生成部651 構成要素パラメータ生成部3000に置換されて いる点が異なる。

 構成要素パラメータ生成部3000は、分析情 報を入力とする。分析情報を復号して抑圧係 数を算出し、構成要素パラメータを生成し、 オブジェクトレンダリング情報生成部2611へ 力する。

 構成要素パラメータの算出方法の例を説明 る。第六の実施の形態における第一の実施 とは、信号制御情報を利用しない点で異な 。すなわち、[数26]においてオブジェクト信 号iの目的音を制御するための信号制御情報A main i (f)と、背景音を制御するための信号制御情報 A sub i (f)が、A main i (f)=1、A sub i (f)=1の場合に相当し、構成要素パラメータH   (f)は、

[数33]
 
 
となる。
 
 オブジェクトレンダリング情報生成部2611で は、構成要素パラメータと構成要素レンダリ ング情報を入力とし、オブジェクトレンダリ ング情報を生成する。詳細な動作については 、第六の実施の形態における第一の実施例で 詳細に説明しているため、説明を省略する。 なお、多地点接続装置2505において、抑圧係 が混合されている場合は、全オブジェクト 共通の抑圧係数を用いても良い。

 なお、図54の構成要素情報変換部2910の他 構成例として、図55における構成要素パラ ータ生成部3000とオブジェクトレンダリング 報生成部2611を統合することもできる。この 場合、分析情報を復号して抑圧係数を算出し 、抑圧係数と構成要素レンダリング情報とか ら、オブジェクトレンダリング情報を計算し 、オブジェクトレンダリング情報をレンダリ ング情報生成部2564に出力する。すなわち、 ブジェクトレンダリング情報T(f)は、

[数34]
 
 
とすることができる。

 本実施の形態における第二の実施例は、 析情報が信号対背景音比の場合である。第 の実施例は、図53を参照すると、信号分析 101が分析情報として信号対背景音比を出力 る。これに対応して、多地点接続装置2505は 信号対背景音比を混合し、出力信号生成部2 900は、構成要素レンダリング情報に基づき、 信号対背景音比とオブジェクト情報を用いて 復号信号を制御する。

 出力信号生成部2900の構成は、第一の実施 例と同様に、図54及び図55で表される。本実 例と第一の実施例を比較すると、図55の構成 要素パラメータ生成部3000の構成が異なる。 って、以下、構成要素パラメータ生成部3000 ついて説明する。

 構成要素パラメータ生成部3000は、分析情 報を入力とする。分析情報を復号して信号対 背景音比を算出し、算出した信号対背景音比 から構成要素パラメータを算出し、構成要素 パラメータをオブジェクトレンダリング情報 生成部2611に出力する。

 構成要素パラメータの算出方法の例を説 する。第二の実施の形態における第三の実 例で説明したように、信号対背景音比から 圧係数を算出する。さらに、本実施の形態 おける第一の実施例で説明したように、[数 33]を適用して、構成要素パラメータを算出す ることができる。

 なお、図54の構成要素情報変換部2910の他 構成例として、図55における構成要素パラ ータ生成部3000とオブジェクトレンダリング 報生成部2611を統合することもできる。この 場合、分析情報を復号して信号対背景音比を 算出し、算出した信号対背景音比と構成要素 レンダリング情報とから、オブジェクトレン ダリング情報を計算し、オブジェクトレンダ リング情報をレンダリング情報生成部2564に 力する。

 このときのオブジェクトレンダリング情 の算出方法の例を説明する。第二の実施の 態における第三の実施例で説明したように 信号対背景音比から抑圧係数を算出する。 らに、本実施の形態における第一の実施例 説明したように、[数34]を適用して、抑圧係 数と構成要素パラメータとから、オブジェク トレンダリング情報を計算する。

 本実施の形態における第三の実施例は、 析情報が背景音の場合である。第三の実施 は、図53を参照すると、信号分析部101が分 情報として背景音を出力する。これに対応 て、多地点接続装置2505は、背景音を混合し 出力信号生成部2900は、背景音とオブジェク ト情報と構成要素レンダリング情報に基づき 復号信号を制御する。

 図56に示す本実施例の構成は、図54に示す 第一の実施例の構成と比較すると、構成要素 情報変換部2910が構成要素情報変換部3001に置 されている点が異なる。よって、以下、構 要素情報変換部3001について説明する。

 図57に構成要素情報変換部3001の構成例を す。構成要素情報変換部3001は、変換部171と 構成要素パラメータ生成部3002とオブジェク レンダリング情報生成部2611とから構成され 。

 変換部171は、復号信号を入力とし、復号 号を各周波数成分に分解した第二の変換信 を生成し、第二の変換信号を構成要素パラ ータ生成部3002に出力する。

 構成要素パラメータ生成部3002は、分析情 報と第二の変換信号を入力とする。分析情報 を復号し背景音を算出する。さらに、背景音 と第二の変換信号とから、構成要素パラメー タを算出し、構成要素パラメータをオブジェ クトレンダリング情報生成部2611へ出力する

 構成要素パラメータの算出方法の例を説 する。第二の実施の形態における第三の実 例で説明したように、背景音と復号信号と ら抑圧係数を算出する。さらに、本実施の 態における第一の実施例で説明したように [数33]を用いて構成要素パラメータを算出す る。

 オブジェクトレンダリング情報生成部2611 は、構成要素パラメータと構成要素レンダリ ング情報を入力とし、オブジェクトレンダリ ング情報を出力する。詳細な動作は、第六の 実施の形態における第三の実施例で説明した ため、説明を省略する。

 なお、図56の構成要素情報変換部3001の他 構成例として、図57における構成要素パラ ータ生成部3002とオブジェクトレンダリング 報生成部2611を統合することもできる。この 場合、第二の変換信号と、分析情報を復号し て算出した背景音と、構成要素レンダリング 情報とから、オブジェクトレンダリング情報 を計算し、オブジェクトレンダリング情報を レンダリング情報生成部2564に出力する。

 オブジェクトレンダリング情報の算出方 の例を説明する。第二の実施の形態におけ 第三の実施例で説明したように、背景音と 号信号とから抑圧係数を算出する。さらに 本実施の形態における第一の実施例で説明 たように、[数34]を用いて抑圧係数と構成要 素パラメータとからレンダリング情報を算出 する。

 以上説明したように、本発明の第十の実 の形態によれば、受信部において、各地点 分析情報が混合されている分析情報に基づ て、各地点の目的音と背景音とから構成さ る入力信号を、各地点の目的音、背景音ご に独立に制御することができる。また、構 要素レンダリング情報に基づいて、特定の 的音および背景音を独立に制御し、個々の 源の定位を制御することができる。

 さらに、送信部で分析情報の計算を行う で、受信部は分析情報の計算に係る演算量 削減することができる。

 本発明の第十一の実施の形態を説明する 本実施の形態は、送信部が符号化部におい 発生した量子化歪みの効果を考慮に入れた 析を行うことにより、受信部において復号 行う際に発生する量子化歪みを低減するこ を特徴とする。

 図58を参照すると、本実施の形態は、第 の実施の形態と比較して、送信部10が送信部 90に置換されている点が異なる。送信部10と 信部90を比較すると、信号分析部101が信号分 析部900に置換され、さらに信号分析部900には 、入力信号に加え、符号化部100からの信号が 入力される点が異なる。

 図59を参照して、信号分析部900の第一の 成例について詳細に説明する。

 信号分析部900は、入力信号と符号化部100 らの符号化信号とから分析情報を生成する 符号化信号は量子化歪みの加わった信号で るので、量子化歪み量を考慮して分析情報 生成することが出来る。

 信号分析部900は、入力信号と符号化部100 らの符号化信号を受信し、分析情報を出力 る。信号分析部900は、変換部120、復号部150 量子化歪み計算部910、分析情報計算部911及 変換部920から構成される。

 入力信号は、変換部120に入力される。ま 、符号化部100からの符号化信号は、復号部1 50に入力される。

 復号部150は、符号化部100から入力された 号化信号の復号を行う。復号部150は、復号 号を変換部920へ出力する。変換部920では、 号信号を周波数成分へと分解する。変換部9 20は、周波数成分分解された復号信号を量子 歪み計算部910へ出力する。

 変換部120は、入力信号を周波数成分へと 解する。変換部120は、周波数成分分解され 入力信号を量子化歪み部910および分析情報 算部911へ出力する。量子化歪み計算部910は 周波数成分分解された復号信号と周波数成 分解された入力信号とを比較し、量子化歪 量を周波数成分ごとに計算する。例えば、 波数成分分解された復号信号の各周波数成 の大きさと周波数成分分解された入力信号 各周波数成分の大きさとの差を、その周波 における量子化歪みとしてもよい。量子化 み計算部910は、各周波数の量子化歪み量を 析情報計算部911に出力する。

 分析情報計算部911は、変換部120から周波 成分分解された入力信号を受信し、量子化 み計算部910から各周波数の量子化歪み量を 信する。分析情報計算部911は、周波数成分 解された入力信号について、入力信号を音 に対応した構成要素ごとに分解する。そし 、分析情報計算部911は、複数の構成要素間 関係を表す分析情報を生成する。分析情報 算部911は、分析情報を出力する。また、周 数成分分解された入力信号について、分析 報計算部911は、複数の構成要素から構成さ る構成要素群に分解することとしてもよい

 分析情報計算部911は、量子化歪み量を考 し、受信部における復号の際に、量子化歪 が低減されるように分析情報の計算を行う 例えば、分析情報計算部911は、周波数成分 解された入力信号の各周波数成分の大きさ その周波数における量子化歪みの大きさと ら、量子化歪みが聴覚マスキングされるよ に、分析情報を計算してもよい。ここで、 析情報計算部911は、聴覚マスキングにおい 、周波数成分の大きさが大きい周波数の周 周波数では、小さい成分は聞こえにくくな ことを利用してもよい。各周波数成分の大 さから周辺周波数において聞こえにくくな 成分の大きさをマスキング特性とする。分 情報計算部911は、マスキング特性を全周波 において計算する。分析情報計算部911は、 周波数において、量子化歪みの影響を考慮 て分析情報の補正を行う。マスキング特性 り量子化歪みの大きさが小さい場合には、 子化歪みが聞こえにくい。この場合には、 子化歪みの影響が少ないので、分析情報計 部911は、分析情報の補正は行わない。マス ング特性より量子化歪みの大きさが大きい 合は、マスキングされない。この場合には 分析情報計算部911は、量子化歪みを低減さ るように分析情報を補正する。例えば、分 情報として抑圧係数を用いる場合は、量子 歪みも背景音と同時に抑圧するように小さ の抑圧係数としてもよい。

 以上のように、分析情報計算部911が分析 報を補正することにより、受信部において 号を行った際に量子化歪みが聴覚マスキン され、歪や雑音が低減される。

 これまで聴覚マスキングを考慮して量子 歪みを低減するような分析情報の補正につ て説明してきた。しかし、聴覚マスキング 考慮せず、全ての周波数において量子化歪 を低減するように分析情報を補正する構成 もよい。

 図60を参照して、信号分析部900の第二の 成例を詳細に説明する。

 信号分析部900は、入力信号と符号化部100 らの符号化信号を受信し、分析情報を出力 る。信号分析部900は、変換部120、復号部150 量子化歪み計算部910、分析情報計算部912及 変換部920から構成される。

 入力信号は、変換部120に入力される。ま 、符号化部100からの符号化信号は、復号部1 50に入力される。

 復号部150は、符号化部100から入力された 号化信号の復号を行う。復号部150は、復号 号を変換部920へ出力する。変換部920では、 号信号を周波数成分へと分解する。変換部9 20は、周波数成分分解された復号信号を量子 歪み計算部910と分析情報計算部912とに出力 る。

 変換部120は、入力信号を周波数成分へと 解する。変換部120は、周波数成分分解され 入力信号を量子化歪み計算部910へ出力する 量子化歪み計算部910は、周波数成分分解さ た復号信号と周波数成分分解された入力信 とを比較し、量子化歪み量を周波数成分ご に計算する。例えば、周波数成分分解され 復号信号の各周波数成分の大きさと周波数 分分解された入力信号の各周波数成分の大 さとの差を、その周波数における量子化歪 としてもよい。量子化歪み計算部910は、各 波数の量子化歪み量を分析情報計算部912に 力する。

 分析情報計算部912は、変換部920から周波 成分分解された復号信号を受信し、量子化 み計算部910から各周波数の量子化歪み量を 信する。分析情報計算部912は、周波数成分 解された復号信号について、入力信号を音 に対応した構成要素ごとに分解する。そし 、分析情報計算部912は、複数の構成要素間 関係を表す分析情報を生成する。分析情報 算部912は、量子化歪みを低減されるように 正された分析情報を出力する。量子化歪み 低減されるような分析情報の計算について 、第一の構成例と同様であるので、説明は 略する。

 以上説明したように、信号分析部900の第 の構成例及び第二の構成例は、符号化部100 おいて発生した符号化歪みの効果を低減す ように分析情報の生成を行うことにより、 信部15において復号を行う際に発生する量 化歪みを低減することができるという効果 有する。

 続いて、本発明の第十二の実施の形態に いて説明する。本発明の第十二の実施の形 は、音源として目的音と背景音とから構成 れる入力信号を制御するものである。本発 の第十一の実施の形態の構成は、本発明の 九の実施の形態の構成と同様に図58および 59で示される。本実施の形態は、図59におけ 分析情報計算部911の構成が異なる。

 図61を参照して、本発明の第十二の実施 形態における分析情報計算部911の構成例を 細に説明する。図10に示される分析情報計算 部121と図61に示される分析情報計算部911とを 較すると、量子化歪み計算部910からの各周 数の量子化歪み量が入力される点が異なっ いる。さらに、分析情報計算部121に含まれ 背景音推定部200が、分析情報計算部911に含 れる背景音推定部1020で構成されている。図 10、図43の説明と重複する部分の説明は省略 る。

 分析情報計算部911は、周波数成分分解さ た入力信号と各周波数の量子化歪み量とを 信し、分析情報を出力する。分析情報計算 911は、背景音情報生成部202と背景音推定部1 020とから構成される。

 背景音推定部1020は、周波数成分分解され た入力信号と各周波数の量子化歪み量とを受 信する。背景音推定部1020は、量子化歪み量 考慮し、背景音の推定を行う。たとえば、 景音推定部1020は、推定した背景音に量子化 みを加算したものを推定背景音として、分 情報計算部121に含まれる背景音推定部200と 様の処理を行うことができる。背景音推定 1020は、量子化歪みが考慮された背景音の情 報を背景音情報生成部202に出力する。背景音 情報生成部202は、背景音の情報に基づいて、 分析情報を生成する。そして、背景音情報生 成部202は、量子化歪みが考慮された分析情報 を出力する。

 受信部15は、量子化歪みが考慮された分 情報に基づいて、復号信号の制御を行う。 の構成により、復号信号の制御において、 子化歪みを考慮した高品質な制御を行うこ が出来る。さらに、受信部15において復号を 行う際に発生する量子化歪みを低減すること ができるという効果を有する。

 さらに、本発明の第十二の実施の形態の 明において、背景音情報生成部202は、分析 報として抑圧係数、信号対背景音比又は背 音そのものを出力することとしてもよい。

 分析情報として信号対背景音比を符号化 、出力する場合には、図59における分析情 計算部911は、信号対背景音比を算出し、符 化する。信号対背景音比を符号化するため 、分析情報計算部911における背景音情報生 部202として図16に示される構成や、図18に示 れる構成を用いてもよい。この場合、図58 おける受信部15の信号制御部151は、信号対背 景音比による復号信号の制御に対応した構成 とする。

 分析情報として背景音そのものを符号化 、出力する場合には、図59における分析情 計算部911は、背景音推定部1020で推定した推 背景音を符号化し、出力する。

 図62を参照して、分析情報として背景音 のものを出力する分析情報計算部911の構成 について説明する。本構成例の分析情報計 部911は、周波数成分分解された入力信号と 周波数の量子化歪み量とを受信し、符号化 れた背景音を出力する。分析情報計算部911 、背景音符号化部205と背景音推定部1020とか 構成される。背景音推定部1020の動作につい ては、図61の説明と重複するので省略する。 た、背景音符号化部205の動作については、 21の説明と重複するので省略する。

 この場合、図58における受信部15の信号制 御部151は、背景音による復号信号の制御に対 応した構成とする。

 以上、本発明の第十二の実施の形態は、 子化歪みが考慮された抑圧係数、信号対背 音比又は背景音に基づいて、復号信号の制 を行う。この構成により、復号信号の制御 おいて、量子化歪みを考慮した高品質な制 を行うことが出来る。さらに、受信部15に いて復号を行う際に発生する量子化歪みや 号化歪みを低減することができるという効 を有する。

 次に、本発明の第十三の実施の形態につ て説明する。本発明の第十一の実施の形態 、送信側部における演算量と、分析情報に づいて受信側部で各音源に対応した構成要 ごとの制御に係る演算量を低減する。

 図63を参照して、本発明の第十三の実施 形態を説明する。図1に示す本発明の第一の 施の形態と、図63に示す本発明の第十三の 施の形態とは、送信部10が送信部13で構成さ ている点、受信部15が受信部18で構成されて いる点で異なる。この構成により、本発明の 第十三の実施の形態は、送信部の中にある変 換部を共用し、受信部の中にある変換部を共 用することができる。この結果、送信部13及 受信部18の演算量を低減することが出来る

 図1に示される送信部10と図63に示される 信部13は、符号化部100が符号化部1100で構成 れている点、信号分析部101が、信号分析部11 01で構成されている点で異なる。本実施例で 、符号化部1100が周波数成分分解された入力 信号を信号分析部1101に出力している。

 図64を参照して、符号化部1100の構成例を 細に説明する。図2に示される符号化部100と 図64に示される符号化部1100とは、変換部110の 出力である第一の変換信号が、信号分析部110 1へ出力される点で異なる。変換部110及び量 化部111の動作については図2と重複するので 説明は省略する。ここで、符号化部1100の演 算量は、図2に示される符号化部100と出力さ る信号が異なるのみであるので、符号化部10 0の演算量とほぼ同一である。

 図65を参照して、信号分析部1101の構成例 詳細に説明する。図4に示す信号分析部101と 図65に示される信号分析部1101とは、信号分析 部101に含まれている変換部120が削除されてい る点である。分析情報計算部121の動作につい ては、図4の説明と重複するので省略する。

 信号分析部1101は、符号化部1100から第一 変換信号を受信する。受信した第一の変換 号は分析情報計算部121へ入力される。ここ 、図64に示される符号化部1100内の変換部110 、図4に示される信号分析部101内の変換部120 を比較すると、変換部に供給される入力信 が同一であり、変換部の動作が同一ならば 各々の出力である第一の変換信号と第二の 換信号は同一となる。そのため、変換部110 変換部120の動作が同一である場合、信号分 部1101では変換部120を削除し、信号分析部110 1が出力する第一の変換信号を第二の変換信 として使用することが出来る。この構成に り、信号分析部1101の演算量は、変換部120の 算量に相当する分だけ、信号分析部101より 削減される。

 受信部について、図1に示される受信部15 図63に示される受信部18と復号部150が復号部 1150で構成されている点と、信号制御部151が 号制御部1151で構成されている点で異なる。

 図66を参照して、復号部1150の構成例を説 する。図3に示される復号部150と復号部1150 は、復号部1150において逆変換部161が削除さ ている点で異なる。逆量子化部160の動作に いては、図3の説明と重複するので省略する 。図3に示される復号部150は、逆量子化部160 出力する第一の変換信号を逆変換部161によ 時間領域信号に逆変換し、復号信号として 5に示される変換部171に出力している。図5で は、変換部171が復号信号を受信し、第二の変 換信号に変換する処理を行っている。ここで 、上述の通り、変換部110と変換部120の動作が 同一である場合、第一の変換信号を第二の変 換信号として使用することが出来る。これに より、本実施例の形態において、復号部1150 、逆量子化部160の出力する第一の変換信号 信号制御部1151に含まれる信号処理部172に出 している。従って、本実施の形態において 逆変換部161が削除されている。

 図67は、信号制御部1151の構成例を示す図 ある。信号制御部151と信号制御部1151との差 異は、図5に示す信号制御部151においては、 間領域信号として供給された入力信号が変 部171により周波数成分に変換されてから信 処理部172に供給されているのに対し、信号 御部1151においては、変換部171が取り除かれ 復号部1150からの周波数成分が直接、信号処 理部172に供給されていることである。ここで 信号制御部1151に復号部1150から供給される周 数成分に着目すると、図1に示す第一の実施 の形態と、図63に示す第十三の実施の形態と 差異は、逆量子化部160が出力する周波数成 が、逆変換部161および変換部171を通じたか かの差であり、いずれの場合も、逆量子化 160が出力する周波数成分と同一の信号が供 されており、信号制御部1151内の信号処理部 172は同一の結果を出力することがわかる。こ こで受信部の演算量について考察すると、復 号部1150の演算量は、逆変換部161の演算量に 当する分だけ、復号部150よりも削減されて ることがわかる。また、信号制御部1151の演 量は、変換部171の演算量に相当する分だけ 信号制御部151よりも削減されていることが かる。

 図67を参照して、信号制御部1151の構成例 詳細に説明する。図5に示される信号制御部 151と図67に示される信号制御部1151とは、信号 制御部1151において変換部171が削除されてい 点で異なる。信号処理部172及び逆変換部173 動作については、図5の説明と重複するので 略する。

 図5の信号制御部151は、時間領域信号とし て入力された復号信号が変換部171により第二 の変換信号に変換され、信号処理部172に出力 している。上述の通り、変換部110と変換部120 の動作が同一である場合、第一の変換信号を 第二の変換信号として使用することが出来る 。これにより、信号制御部1151に含まれる信 処理部172は、逆量子化部160の出力する第一 変換信号を受信することができる。従って 本実施例において、変換部171が取り除かれ いる。

 ここで、信号制御部1151に復号部1150から 力される信号に着目すると、図1に示される 一の実施の形態と図63に示される第十三の 施の形態とは、逆量子化部160が出力する信 が、逆変換部161および変換部171を通じたか かの違いがある。第一の変換信号を第二の 換信号として使用できる場合において、第 の実施の形態及び第十三の実施の形態のい れも、逆量子化部160が出力する信号の周波 成分と信号制御処理部172に入力される信号 周波数成分は同じである。従って、信号制 部1151内の信号処理部172は、図5に示される信 号処理部172と同一の結果を出力する。また、 復号部1150の演算量は、図3に示される逆変換 161の演算量に相当する分だけ、復号部150よ も削減されている。さらに、信号制御部1151 の演算量は、図5に示される変換部171の演算 に相当する分だけ、信号制御部151よりも削 されている。

 以上、本発明の第十三の実施の形態は、 発明の第一の実施の形態の効果に加えて、 換部120、逆変換部161及び変換部160のそれぞ の演算量に相当する分だけ、第一の実施の 態よりも演算量が削減されるという効果を する。さらに、第十三の実施の形態の演算 削減の構成は、本発明の第二の実施の形態 ら第十二の実施の形態に適用することが可 である。これにより、各実施の形態は、本 明の第十三の実施の形態と同様の演算量削 の効果を有する。

 以上、これまでは、本発明の第一の実施 形態から第十三の実施の形態において複数 音源から構成される入力信号を分析し、分 情報を算出し、受信側で分析情報に基づい 復号信号を制御する方法について説明して た。ここで、具体例を用いてさらに詳細を 明する。入力信号は、利用方法によって異 るが、例えば、音声、楽器音などがある。 の他、音による監視を目的とする場合は、 機械が発生する動作音や、操作者の音声や 音などがある。

 入力信号に複数の構成要素がある場合、 発明は、入力信号を分析し、分析した結果 分析情報として符号化する構成である。構 要素が複数ある場合、図1に示される構成と 同様の構成が適用される。信号分析部101およ び、信号制御部151の構成、信号分析部101が多 重化部102へ出力する情報、分離部152から信号 制御部151に送られる情報ついてそれぞれ詳細 に説明する。

 図68を参照して、信号分析部101の第二の 成例を詳細に説明する。信号分析部101の第 の構成例は、構成要素が複数ある場合に適 する構成である。この信号分析部101は、音 境分析部1210と音環境情報符号化部1211とから 構成されている。音環境分析部1210は、入力 号に含まれる複数の構成要素の情報を分析 る。音環境分析部1210は、構成要素分析情報 音環境情報符号化部1211へ出力する。音環境 情報符号化部1211は、音環境分析部1210から入 された構成要素分析情報を符号化する。そ て、音環境情報符号化部1211は、符号化され た構成要素分析情報を図1に示される多重化 102へ出力する。ここで、図1に示される多重 部102は、音環境情報符号化部1211から入力さ れた構成要素分析情報に対応した多重化を行 う。

 音環境分析部1210についてさらに詳細に説 明する。

 音環境分析部1210における複数音源の情報 の分析の方法としては、様々な方法を用いる ことが可能である。例えば、複数音源の情報 の分析の方法として、非特許文献11(2005年、 スピーチ・エンハンスメント」、シュプリ ガー、(Speech Enhancement, Springer, 2005, pp. 371- 402)、371ページから402ページ)に記載されてい 信号分離の方法を用いてもよい。また、複 音源の情報の分析の方法としては、音情景 析、コンピューテーショナル・オーディト ィ・シーン・アナリシス(Computational Auditory Scene Analysis)、単一入力信号分離、シングル チャンネル・シグナル・セパレーション、 どと呼ばれる信号分離の手法を用いてもよ 。これらの信号分離の手法により、音環境 析部1210は、入力信号を複数の各構成要素に 分離する。さらに、音環境分析部1210は、分 された各構成要素から出力すべき構成要素 析情報に変換して出力する。この構成要素 析情報は、様々な形式で出力することが可 である。例えば、構成要素分析情報として 、背景音を抑圧するための抑圧係数や、各 波数成分におけるそれぞれの構成要素の割 や、それぞれの構成要素そのものの信号の 周波数成分の大きさがある。構成要素の割 には、例えば、入力信号との振幅比、入力 号とのエネルギ比、及びこれらの平均値な が含まれる。信号の各周波数成分の大きさ は、例えば、振幅絶対値、エネルギ、及び れらの平均値などが含まれる。また、信号 離の方法によっては、信号分離の途中にお て、出力すべき分析結果そのもの、または 出力すべき分析結果に容易に変換可能な信 が得られる。その場合は、信号分離を最後 で行わずに、信号分離を行う途中から出力 べき分析結果を得る処理を行うことも可能 ある。

 図69を参照して、信号制御部151の構成例 詳細に説明する。信号制御部151の構成例は 構成要素が複数ある場合に適用する構成で る。信号制御部151は、音環境情報復号部1212 よび音環境情報処理部1213から構成されてい る。信号制御部151は、復号部150からの復号信 号、分離部152から分析情報を符号化した信号 を受信する。音環境情報復号部1212は、分離 152から受信した分析情報を符号化した信号 復号する。音環境情報復号部1212は、復号し 分析情報を出力して音環境情報処理部1213へ 出力する。分析情報は、図68に示される信号 析部101に含まれる音環境分析部1210が出力し た分析情報に相当する。音環境情報処理部121 3は、音環境情報復号部1212から入力された分 情報に基づいて、復号信号の制御を行う。 の制御の方法は、制御の目的によって異な 。例えば、第二の実施の形態と同様に、背 音を抑圧する制御を行ってもよい。

 以上、入力信号に含まれる構成要素が複 ある場合、本発明を適用し、本発明の第一 実施の形態における効果を得ることができ 。

 以上、本発明の第一の実施の形態を、入 信号に含まれる構成要素が複数ある場合に 用される構成を例に説明してきた。第二の 施の形態から第十三の実施の形態に対して 、同様に信号分析部および信号制御部また 出力信号生成部を変更してもよい。また、 五の実施の形態から第十の実施の形態の構 のように、各構成要素の出力を複数のチャ ネルから構成される出力信号に定位させる 御を行ってもよい。

 さらに、入力信号のチャンネル数が複数 ある場合は、本発明の信号分析部101におけ 分析の方法として、指向性制御、ビームフ ーミング(Beamforming)、ブラインド信号源分離 (Blind Source Separation)や、独立成分分析(Independ ent Component Analysis)と呼ばれる手法を用いて よい。特に、入力信号のチャンネル数が目 音数より多い場合には、上述の背景音情報 推定方法や第十三の実施の形態における分 の方法を用いず、指向性制御、ビームフォ ミング(Beamforming)、ブラインド信号源分離(Bli nd Source Separation)や、独立成分分析(Independent Component Analysis)のみを用いて、分析を行って もよい。例えば、指向性制御およびビームフ ォーミングに関連する技術は、非特許文献12( 2001年、「マイクロホン・アレイズ」、シュ リンガー、(Microphone Arrays, Springer, 2001))、 び非特許文献13(2005年、「スピーチ・エンハ スメント」、シュプリンガー、(Speech Enhance ment, Springer, 2005, pp. 229-246)、229ページから2 46ページ)に開示されている。また、ブライン ド信号源分離および独立成分分析の方法に関 連する技術は、非特許文献14(2005年、「スピ チ・エンハンスメント」、シュプリンガー (Speech Enhancement, Springer, 2005, pp. 271-369)、27 1ページから369ページ)に開示されている。

 上述の分析の方法を用いる場合、本発明 第一の実施の形態には、図1に示される構成 が適用される。さらに、信号分析部101の構成 、信号制御部151の構成、信号分析部101が多重 化部102へ出力する情報、および、分離部152か ら信号制御部151に送られる情報について詳細 に説明する。入力信号は複数チャンネルの信 号である。基本的な動作は、第一の実施の形 態の動作と同様であり、図1と重複するので 明は省略する。

 図70を参照して、信号分析部101の第三の 成例を詳細に説明する。信号分析部101の第 の構成例は、入力信号のチャンネル数が複 である場合に対応している。本構成例の信 分析部101は、入力信号の分析の方法として 独立成分分析の方法を用いる。本構成例の 号分析部101は、入力信号に含まれる各音源 対応した構成要素の信号分離のためのフィ タ係数を分析情報として出力する。

 信号分析部101は、信号分離分析部1200と分 離フィルタ符号化部とから構成されている。 信号分離分析部1200は、独立成分分析の方法 より、分離フィルタ係数を算出する。分離 ィルタ係数は、入力信号に含まれる各音源 対応した構成要素の信号分離を行うために いられるフィルタ係数である。そして、信 分離分析部1200は、分離フィルタ係数を分離 ィルタ符号化部1201へ出力する。分離フィル タ符号化部1201は、信号分離分析部1200から入 された分離フィルタ係数を符号化する。分 フィルタ符号化部1201は、符号化分離フィル タ係数を分析情報として出力する。

 図71を参照して、信号制御部151の第三の 成例を詳細に説明する。信号制御部151の第 の構成例は、入力信号のチャンネル数が複 である場合に対応している。

 信号制御部151は、分離フィルタ復号部1202 とフィルタ1203とから構成されている。分離 ィルタ復号部1202は、分離部152から分析情報 して符号化された分離フィルタ係数を受信 る。そして、分離フィルタ復号部1202は、符 号化分離フィルタ係数を復号し、分離フィル タ係数をフィルタ1203へ出力する。フィルタ12 03は、復号部150から複数チャンネルの復号信 を受信し、分離フィルタ復号部1202から分離 フィルタ係数を受信する。そして、フィルタ 1203は、複数チャンネルの復号信号に対し、 離フィルタ係数に基づくフィルタ処理を行 。フィルタ1203は、各音源に対応した構成要 の信号が分離された信号を出力する。

 以上説明したとおり、入力信号のチャン ル数が複数である場合、本発明は、入力信 の分析を送信部で行っている。この構成に り、入力信号のチャンネル数が複数である 合にも、送信部での信号分析情報に基づい 、受信部で複数音源から構成される入力信 を各音源に対応した構成要素ごとに制御す ことができる。さらに、送信部で信号の分 を行うので、受信部は信号分析に係る演算 を削減することが出来る。

 また、図70及び図71に示された構成例は、 入力信号の分析情報として分離フィルタのフ ィルタ係数を用いたが、第一の実施の形態か ら第十三の実施の形態において用いた分析情 報を用いてもよい。そのためには、図70に示 れる信号分離分析部1200は、分離フィルタの 算出し、分離フィルタを用いた信号分離を行 う構成にすればよい。それにより、分離フィ ルタ符号化部1201は図68に示される音環境情報 符号化部1211に置換された構成になる。

 さらに、信号分析部101における入力信号 分析の方法としては、独立成分分析だけで く、非特許文献12乃至15に開示されている方 法を用いてもよい。また、これらの分析の方 法を、本発明の第一の実施の形態乃至第十三 の実施の形態における分析の方法に組み合わ せて用いてもよい。さらに、分析の方法によ っては、分析の途中で、出力すべき分析結果 、または、出力すべき分析結果に容易に変換 可能な信号が得られる。その場合は、分析を 最後まで行わずに分析結果を出力するように 分析の処理を変更してもよい。

 本発明の第十四の実施の形態を説明する 図72に、本実施の形態における多地点接続 ステムの構成を示す。本実施の形態は、多 点接続装置を多段に接続したものである。 72における端末3401、3402、3403、3404、3405と多 点接続装置3410、3411は、例えば、第一の実 の形態において説明した端末2500と多地点接 装置2105を用いることができる。なお、多地 点接続装置の入出力1組と端末の入出力は同 であるため、多地点接続装置を多段で接続 ることに何ら不都合はないことは明らかで る。多地点接続装置の多段接続により、本 明の第一の実施の形態の効果に加えて、多 点接続装置の処理量負荷の分散ができ、大 模な遠隔会議システムが構築できる。なお 本発明の第二から第十三の実施の形態に適 することも可能である。

 本発明の第十五の実施の形態を説明する 図73は、本発明の第十五の実施の形態に基 く信号処理装置のブロック図である。本発 の第十五の実施形態は、プログラム制御に り動作するコンピュータ(中央処理装置;プロ セッサ;データ処理装置)3500、3501、3502、およ 3503を具備する。コンピュータ3500、3501、3502 は、第一乃至第十四の実施の形態で説明した 受信部と送信部の処理を行い、入力信号を受 け伝送信号を出力するとともに、伝送信号を 受け出力信号を生成するためのプログラムに 基づき動作する。一方、コンピュータ3503は 第一乃至第十四の実施の形態で説明した多 点接続装置の処理を行い、各端末からの伝 信号を混合して混合結果を各端末に配信す ためのプログラムに基づき動作する。本実 の形態では、コンピュータ3503に接続するコ ピュータが3台となる例を説明したが、任意 の端末数で構成できる。

 以上好ましい実施の形態及び実施例をあ て本発明を説明したが、本発明は必ずしも 記実施の形態及び実施例に限定されるもの はなく、その技術的思想の範囲内において 々に変形し実施することが出来る。

 以上の如く、第1の発明は、複数の構成要 素を含む第1の信号と前記第1の信号に含まれ 複数の構成要素間の関係を表す第1の分析情 報とを受ける第1の信号受信部と、複数の構 要素を含む第2の信号と前記第2の信号に含ま れる複数の構成要素間の関係を表す第2の分 情報とを受ける第2の信号受信部と、前記第1 の信号と前記第2の信号とを混合する信号混 部と、前記第1の分析情報と前記第2の分析情 報とを混合する分析情報混合部とを含むこと を特徴とする多地点接続装置である。

 また、第2の発明は、上記第1の発明にお て、前記分析情報混合部は、前記第1の分析 報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波 数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分 パラメータとに変換し、前記第1の分析パラ メータと前記第2の分析パラメータとを周波 成分毎に混合する分析パラメータ混合部を むことを特徴とする。

 また、第3の発明は、上記第1の発明にお て、前記信号混合部は混合情報を生成し、 記分析情報混合部は前記混合情報に基づい 前記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを 混合することを特徴とする。

 また、第4の発明は、上記第3の発明にお て、前記分析情報混合部は、前記第1の分析 報と前記第2の分析情報とをそれぞれの周波 数成分を表す第1の分析パラメータと第2の分 パラメータとに変換し、前記混合情報に基 いて前記第1の分析パラメータと前記第2の 析パラメータとを周波数成分毎に混合する 析パラメータ混合部を含むことを特徴とす 。

 また、第5の発明は、上記第4の発明にお て、前記分析情報混合部は、前記第1の分析 ラメータと前記第2の分析パラメータとを選 択する選択部を含むことを特徴とする。

 また、第6の発明は、上記第3又は第4の発 において、前記混合情報は前記第1の信号と 前記第2の信号との重み付けであることを特 とする。

 また、第7の発明は、上記第1の発明にお て、前記第1の信号受信部は、前記前記第1の 信号の周波数成分毎の特性を表す第1のオブ ェクト情報を受け、前記第2の信号受信部は 前記前記第2の信号の周波数成分毎の特性を 表す第2のオブジェクト情報を受け、前記第1 オブジェクト情報と前記第2のオブジェクト 情報とを混合するオブジェクト情報混合部を さらに含むことを特徴とする。

 また、第8の発明は、上記第7の発明にお て、前記オブジェクト情報混合部は、前記 1のオブジェクト情報と前記第2のオブジェク ト情報とを重要度に応じて選択することを特 徴とする。

 また、第9の発明は、複数の構成要素を含 む入力信号を受ける信号受信部と、前記入力 信号から前記複数の構成要素間の関係を表す 分析情報を生成する信号分析部と、前記入力 信号の周波数成分毎の特性を表すオブジェク ト情報を生成するオブジェクト情報抽出部と を含むことを特徴とする信号分析装置である 。

 また、第10の発明は、複数の構成要素を む入力信号と前記複数の構成要素間の関係 表す分析情報と前記入力信号の周波数成分 の特性を表すオブジェクト情報とを受ける 号受信部と、前記構成要素の出力を制御す 構成要素レンダリング情報を受け、前記分 情報と前記オブジェクト情報と前記構成要 レンダリング情報とに基づいて前記構成要 が制御された出力信号を生成する出力信号 成部とを含むことを特徴とする信号制御装 である。

 また、第11の発明は、上記第10の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 に基づいて前記入力信号と前記出力信号との 関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレ ンダリング情報を生成する構成要素情報変換 部と、前記オブジェクト情報と前記オブジェ クトレンダリング情報とに基づいて前記レン ダリング情報を生成するレンダリング情報生 成部と、前記レンダリング情報に基づいて、 前記入力信号から前記出力信号を生成するレ ンダリング部とを含むことを特徴とする。

 また、第12の発明は、上記第10の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 と前記入力信号とに基づいて前記入力信号と 前記出力信号との関係を周波数成分毎に表し たオブジェクトレンダリング情報を生成する 構成要素情報変換部と、前記オブジェクト情 報と前記オブジェクトレンダリング情報とに 基づいて前記レンダリング情報を生成するレ ンダリング情報生成部と、前記レンダリング 情報に基づいて、前記入力信号から前記出力 信号を生成するレンダリング部とを含むこと を特徴とする。

 また、第13の発明は、上記第10の発明にお いて、前記出力信号生成部は、さらに特定の 構成要素を制御する信号制御情報を受け、前 記分析情報と前記オブジェクト情報と前記構 成要素レンダリング情報と前記信号制御情報 とに基づいて前記構成要素が制御された出力 信号を生成することを特徴とする。

 また、第14の発明は、上記第13の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記オブジェ クト情報に基づいて前記信号が周波数成分に 分解されたオブジェクト信号を生成し、前記 分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の 構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づ いて前記構成要素を修正し、前記修正構成要 素から修正信号を生成し、前記修正構成要素 と前記修正信号との関係を表したパラメータ を生成する信号制御部と、前記パラメータに 基づいて前記構成要素レンダリング情報を前 記修正信号と前記出力信号との関係を表すレ ンダリング情報を生成するレンダリング情報 生成部と、前記レンダリング情報に基づいて 、前記修正信号から前記出力信号を生成する レンダリング部とを含むことを特徴とする。

 また、第15の発明は、上記第13の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 と前記信号制御情報とに基づいて前記入力信 号と前記出力信号との関係を周波数成分毎に 表したオブジェクトレンダリング情報を生成 する構成要素情報変換部と、前記オブジェク ト情報と前記オブジェクトレンダリング情報 とに基づいて前記レンダリング情報を生成す るレンダリング情報生成部と、前記レンダリ ング情報に基づいて、前記入力信号から前記 出力信号を生成するレンダリング部とを含む ことを特徴とする。

 また、第16の発明は、上記第13の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づ いて前記オブジェクト信号と前記出力信号と の関係を周波数成分毎に表したオブジェクト レンダリング情報を生成する構成要素情報変 換部と、前記オブジェクト情報と前記オブジ ェクトレンダリング情報とに基づいて前記レ ンダリング情報を生成するレンダリング情報 生成部と、前記レンダリング情報に基づいて 、前記入力信号から前記出力信号を生成する レンダリング部とを含むことを特徴とする。

 また、第17の発明は、複数の構成要素を む入力信号と前記複数の構成要素間の関係 表す分析情報と前記入力信号の周波数成分 の特性を表すオブジェクト情報とを受ける 号受信部と、前記入力信号と前記出力信号 の関係を周波数成分毎に表したオブジェク レンダリング情報と特定の構成要素を制御 る信号制御情報とを受け、前記分析情報と 記オブジェクト情報と前記オブジェクトレ ダリング情報と前記信号制御情報とに基づ て前記構成要素が制御された出力信号を生 する出力信号生成部とを含むことを特徴と る信号制御装置である。

 また、第18の発明は、上記第17の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記オブジェ クト情報に基づいて前記信号が周波数成分に 分解されたオブジェクト信号を生成し、前記 分析情報に基づいて前記オブジェクト信号の 構成要素を分解し、前記信号制御情報に基づ いて前記構成要素を修正し、前記修正構成要 素から修正信号を生成し、前記修正構成要素 と前記修正信号との関係を表したパラメータ を生成する信号制御部と、前記パラメータと 前記オブジェクトレンダリング情報とに基づ いて前記修正信号と前記出力信号との関係を 表すレンダリング情報を生成するレンダリン グ情報生成部と、前記レンダリング情報に基 づいて、前記修正信号から前記出力信号を生 成するレンダリング部とを含むことを特徴と する。

 また、第19の発明は、上記第17の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 と前記信号制御情報とに基づいて前記オブジ ェクトレンダリング情報を修正するオブジェ クトレンダリング情報修正部と、前記オブジ ェクト情報と前記オブジェクトレンダリング 情報とに基づいて前記レンダリング情報を生 成するレンダリング情報生成部と、前記レン ダリング情報に基づいて、前記入力信号から 前記出力信号を生成するレンダリング部とを 含むことを特徴とする。

 また、第20の発明は、上記第17の発明にお いて、前記出力信号生成部は、前記分析情報 と前記信号制御情報と前記入力信号とに基づ いて前記オブジェクトレンダリング情報を修 正するオブジェクトレンダリング情報修正部 と、前記オブジェクト情報と前記オブジェク トレンダリング情報とに基づいて前記レンダ リング情報を生成するレンダリング情報生成 部と、前記レンダリング情報に基づいて、前 記入力信号から前記出力信号を生成するレン ダリング部とを含むことを特徴とする。

 また、第21の発明は、複数の構成要素を む第1の信号と、前記第1の信号に含まれる複 数の構成要素間の関係を表す第1の分析情報 を受信し、複数の構成要素を含む第2の信号 、前記第2の信号に含まれる複数の構成要素 間の関係を表す第2の分析情報とを受信し、 記第1の信号と前記第2の信号とを混合し、前 記第1の分析情報と前記第2の分析情報とを混 することを特徴とする多地点接続方法であ 。

 また、第22の発明は、上記第21の発明にお いて、前記第1の分析情報と前記第2の分析情 とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析 パラメータと第2の分析パラメータとに変換 、前記第1の分析パラメータと前記第2の分析 パラメータとを周波数成分毎に混合すること を特徴とする。

 また、第23の発明は、上記第21の発明にお いて、前記第1の信号と前記第2の信号とを混 して混合情報を生成し、前記混合情報に基 いて、前記第1の分析情報と前記第2の分析 報とを混合することを特徴とする。

 また、第24の発明は、上記第23の発明にお いて、前記第1の分析情報と前記第2の分析情 とをそれぞれの周波数成分を表す第1の分析 パラメータと第2の分析パラメータとに変換 、前記混合情報に基づいて前記第1の分析パ メータと前記第2の分析パラメータとを周波 数成分毎に混合することを特徴とする。

 また、第25の発明は、上記第24の発明にお いて、前記第1の分析パラメータと前記第2の 析パラメータとを選択することを特徴とす 。

 また、第26の発明は、上記第23又は第24の 明において、前記混合情報は前記第1の信号 と前記第2の信号との重み付けであることを 徴とする。

 また、第27の発明は、上記第21の発明にお いて、前記前記第1の信号の周波数成分毎の 性を表す第1のオブジェクト情報を受信し、 記前記第2の信号の周波数成分毎の特性を表 す第2のオブジェクト情報を受信し、前記第1 オブジェクト情報と前記第2のオブジェクト 情報とを更に混合することを特徴とする。

 また、第28の発明は、上記第27の発明にお いて、前記第1のオブジェクト情報と前記第2 オブジェクト情報とを重要度に応じて選択 ることを特徴とする。

 また、第29の発明は、複数の構成要素を む入力信号から前記複数の構成要素間の関 を表す分析情報を生成し、前記入力信号の 波数成分毎の特性を表すオブジェクト情報 生成することを特徴とする信号分析方法で る。

 また、第30の発明は、複数の構成要素を む入力信号と、前記複数の構成要素間の関 を表す分析情報と、前記入力信号の周波数 分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受 し、前記構成要素の出力を制御する構成要 レンダリング情報を受信し、前記分析情報 前記オブジェクト情報と前記構成要素レン リング情報とに基づいて、前記構成要素が 御された出力信号を生成することを特徴と る信号制御方法である。

 また、第31の発明は、上記第30の発明にお いて、前記分析情報に基づいて前記入力信号 と前記出力信号との関係を周波数成分毎に表 したオブジェクトレンダリング情報を生成し 、前記オブジェクト情報と前記オブジェクト レンダリング情報とに基づいて、前記レンダ リング情報を生成し、前記レンダリング情報 に基づいて、前記入力信号から前記出力信号 を生成することを特徴とする。

 また、第32の発明は、上記第30の発明にお いて、前記分析情報と前記入力信号とに基づ いて、前記入力信号と前記出力信号との関係 を周波数成分毎に表したオブジェクトレンダ リング情報を生成し、前記オブジェクト情報 と前記オブジェクトレンダリング情報とに基 づいて、前記レンダリング情報を生成し、前 記レンダリング情報に基づいて、前記入力信 号から前記出力信号を生成することを特徴と する。

 また、第33の発明は、上記第30の発明にお いて、特定の構成要素を制御する信号制御情 報を受信し、前記分析情報と前記オブジェク ト情報と前記構成要素レンダリング情報と前 記信号制御情報とに基づいて、前記構成要素 が制御された出力信号を生成することを特徴 とする。

 また、第34の発明は、上記第33の発明にお いて、前記オブジェクト情報に基づいて、前 記信号が周波数成分に分解されたオブジェク ト信号を生成し、前記分析情報に基づいて前 記オブジェクト信号の構成要素を分解し、前 記信号制御情報に基づいて前記構成要素を修 正し、前記修正構成要素から修正信号を生成 し、前記修正構成要素と前記修正信号との関 係を表したパラメータを生成し、前記パラメ ータに基づいて前記構成要素レンダリング情 報を前記修正信号と前記出力信号との関係を 表すレンダリング情報を生成し、前記レンダ リング情報に基づいて、前記修正信号から前 記出力信号を生成することを特徴とする。

 また、第35の発明は、上記第33の発明にお いて、前記分析情報と前記信号制御情報とに 基づいて、前記入力信号と前記出力信号との 関係を周波数成分毎に表したオブジェクトレ ンダリング情報を生成し、前記オブジェクト 情報と前記オブジェクトレンダリング情報と に基づいて、前記レンダリング情報を生成し 、前記レンダリング情報に基づいて、前記入 力信号から前記出力信号を生成することを特 徴とする。

 また、第36の発明は、上記第33の発明にお いて、前記分析情報と前記信号制御情報と前 記入力信号とに基づいて、前記オブジェクト 信号と前記出力信号との関係を周波数成分毎 に表したオブジェクトレンダリング情報を生 成し、前記オブジェクト情報と前記オブジェ クトレンダリング情報とに基づいて、前記レ ンダリング情報を生成し、前記レンダリング 情報に基づいて、前記入力信号から前記出力 信号を生成することを特徴とする。

 また、第37の発明は、複数の構成要素を む入力信号と、前記複数の構成要素間の関 を表す分析情報と、前記入力信号の周波数 分毎の特性を表すオブジェクト情報とを受 し、前記入力信号と前記出力信号との関係 周波数成分毎に表したオブジェクトレンダ ング情報と特定の構成要素を制御する信号 御情報とを受信し、前記分析情報と前記オ ジェクト情報と前記オブジェクトレンダリ グ情報と前記信号制御情報とに基づいて、 記構成要素が制御された出力信号を生成す ことを特徴とする信号制御方法である。

 また、第38の発明は、上記第37の発明におい て、前記オブジェクト情報に基づいて前記信 号が周波数成分に分解されたオブジェクト信 号を生成し、前記分析情報に基づいて前記オ ブジェクト信号の構成要素を分解し、前記信 号制御情報に基づいて前記構成要素を修正し 、前記修正構成要素から修正信号を生成し、 前記修正構成要素と前記修正信号との関係を 表したパラメータを生成し、前記パラメータ と前記オブジェクトレンダリング情報とに基 づいて、前記修正信号と前記出力信号との関 係を表すレンダリング情報を生成し、
 前記レンダリング情報に基づいて、前記修 信号から前記出力信号を生成することを特 とする。

 また、第39の発明は、上記第37の発明にお いて、前記分析情報と前記信号制御情報とに 基づいて、前記オブジェクトレンダリング情 報を修正し、前記オブジェクト情報と前記オ ブジェクトレンダリング情報とに基づいて、 前記レンダリング情報を生成し、前記レンダ リング情報に基づいて、前記入力信号から前 記出力信号を生成することを特徴とする。

 また、第40の発明は、上記第37の発明にお いて、前記分析情報と前記信号制御情報と前 記入力信号とに基づいて、前記オブジェクト レンダリング情報を修正し、前記オブジェク ト情報と前記オブジェクトレンダリング情報 とに基づいて、前記レンダリング情報を生成 し、前記レンダリング情報に基づいて、前記 入力信号から前記出力信号を生成することを 特徴とする。

 また、第41の発明は、複数の構成要素を む第1の信号と前記第1の信号に含まれる複数 の構成要素間の関係を表す第1の分析情報と 受信する処理と、複数の構成要素を含む第2 信号と前記第2の信号に含まれる複数の構成 要素間の関係を表す第2の分析情報とを受信 る処理と、前記第1の信号と前記第2の信号と を混合する処理と、前記第1の分析情報と前 第2の分析情報とを混合する処理とを情報処 装置に実行させるプログラムである。

 また、第42の発明は、上記第30の発明にお いて、複数の構成要素を含む入力信号を受信 する処理と、前記入力信号から前記複数の構 成要素間の関係を表す分析情報を生成する処 理と、前記入力信号の周波数成分毎の特性を 表すオブジェクト情報を生成する処理とを情 報処理装置に実行させるプログラムである。

 また、第43の発明は、複数の構成要素を む入力信号と前記複数の構成要素間の関係 表す分析情報と前記入力信号の周波数成分 の特性を表すオブジェクト情報とを受信す 処理と、前記構成要素の出力を制御する構 要素レンダリング情報を受け、前記分析情 と前記オブジェクト情報と前記構成要素レ ダリング情報とに基づいて前記構成要素が 御された出力信号を生成する処理とを情報 理装置に実行させるプログラムである。

 また、第44の発明は、複数の構成要素を む入力信号と前記複数の構成要素間の関係 表す分析情報と前記入力信号の周波数成分 の特性を表すオブジェクト情報とを受信す 処理と、前記入力信号と前記出力信号との 係を周波数成分毎に表したオブジェクトレ ダリング情報と特定の構成要素を制御する 号制御情報とを受け、前記分析情報と前記 ブジェクト情報と前記オブジェクトレンダ ング情報と前記信号制御情報とに基づいて 記構成要素が制御された出力信号を生成す 処理とを情報処理装置に実行させるプログ ムである。

 本出願は、2007年6月27日に出願された日本 出願特願2007-168547号を基礎とする優先権を主 し、その開示の全てをここに取り込む。