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Patent Searching and Data


Title:
MULTILAYER STRUCTURE HAVING FINE PERIODIC STRUCTURE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047322
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a multilayer structure such as a cap or a metal can wherein a fine periodic structure, having a regular arrangement and developing a structural color when the fine periodic structure is irradiated with a laser beam having a periodic intensity distribution, is formed on the surface of the structure, and a variety of structural colors such as a hologram having an excellent decorative effect can be developed.

Inventors:
YUASA, Yoshiyuki (22-4 Okazawa-cho, Hodogaya-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 62, 〒2400062, JP)
湯淺 義之 (〒62 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町22番地4 東洋製罐グループ綜合研究所内 Kanagawa, 〒2400062, JP)
TAKENOUCHI, Ken (22-4 Okazawa-cho, Hodogaya-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 62, 〒2400062, JP)
竹之内 健 (〒62 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町22番地4 東洋製罐グループ綜合研究所内 Kanagawa, 〒2400062, JP)
KUNIMOTO, Go (2-12,Nagatoro, Hiratsuka-sh, Kanagawa 21, 〒2540021, JP)
Application Number:
JP2009/068052
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 20, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TOYO SEIKAN KAISHA,LTD. (3-1Uchisaiwai-cho 1-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 22, 〒1008522, JP)
東洋製罐株式会社 (〒22 東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 Tokyo, 〒1008522, JP)
JAPAN CROWN CORK CO., LTD. (3-1Uchisaiwai-cho 1-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 11, 〒1000011, JP)
日本クラウンコルク株式会社 (〒11 東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 Tokyo, 〒1000011, JP)
YUASA, Yoshiyuki (22-4 Okazawa-cho, Hodogaya-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 62, 〒2400062, JP)
湯淺 義之 (〒62 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町22番地4 東洋製罐グループ綜合研究所内 Kanagawa, 〒2400062, JP)
TAKENOUCHI, Ken (22-4 Okazawa-cho, Hodogaya-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 62, 〒2400062, JP)
International Classes:
B32B33/00; B32B15/08; B32B27/00; G02B5/18
Attorney, Agent or Firm:
ONO, Hisazumi et al. (Nippon Shuzo bldg, 1-21 Nishi-shimbashi 1-chome, Minato-k, Tokyo 03, 〒1050003, JP)
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Claims:
 基材及び被膜から成る積層構造体において、周期的強度分布を有するレーザ光照射により、前記被膜表面に構造色を発現する規則的配列を有する周期構造が形成されていることを特徴とする積層構造体。
 前記レーザ光の波長が、前記被膜が不透過性を示す波長領域に含まれるものである請求項1記載の積層構造体。
 前記被膜の表面に、前記レーザ光に対し透過性を有する保護層が形成され、該被膜と保護層の界面に構造色を発現する規則的配列を有する周期構造が形成された請求項1記載の積層構造体。
 前記被膜が、芳香環を有する化合物を1種以上含有する材料から成る請求項1記載の積層構造体。
 前記化合物が、分子鎖中に芳香環を有する高分子化合物である請求項4記載の積層構造。
 前記基材が、金属、ガラス、プラスチックの何れかから成る請求項1記載の積層構造体。
 前記基材の外面側に前記被膜が位置して成る金属製又は樹脂製キャップである請求項1記載の積層構造体。
 前記基材の外面側に被膜が位置して成る金属製缶である請求項1記載の積層構造体。
Description:
微細周期構造を有する積層構造

 本発明は、微細周期構造を有する積層構 体に関するものであり、より詳細には、加 効果に優れた構造色を呈する微細周期構造 被膜上に形成されたキャップ又は金属製缶 の積層構造体に関する。

 キャップ或いは容器等の分野において、容 等の表面を装飾することにより商品価値を 上させることは従来から行われているが、 年、リサイクル性や環境適性の観点から顔 等の物質を用いる化学的発色が受け入れら なくなりつつある。そのため、微細周期構 による光の回折・干渉等の現象を用いて発 する構造色がそれに変わる技術として種々 案されている。
 例えば、下記特許文献1では、熱可塑性合成 樹脂基材の表面に膜厚1000Åの金属薄膜層を 着して複合基材を形成し、この複合基材の 記金属薄膜層表面にレリーフホログラムの 凸形状を有する金型の金型表面を接触させ 且つ、加熱及び加圧して賦型することを特 とするレリーフホログラムの複製方法が提 されている。

 しかしながら、版型の複製により微細周期 造を形成する従来の作成方法では、曲面や 凸面に微細周期構造を形成することが困難 あり、また版型の作成はコストが高い上に 模様を変えるには新たに版型を作成する必 があり、少量多品種の製品への適用は困難 ある。また平板上に微細周期構造を形成し おき、これを目的の形状に成形すると、加 効果が弱まるという問題もあった。
 一方、光照射により微細周期構造を形成し 構造色を発現する方法も提案されており、 えば、LIPS(Laser Induced Periodic Structures)があ (例えば、非特許文献1参照。)。これは、レ ザ照射により物質表面に自己組織的に形成 れる微細周期構造であり、このLIPSを利用し た構造色を発現する構造体も本出願人から提 案されている(特許文献2)。

特公平3-60115号公報

特開2007-286113号公報

Sylvain Lazare著「Large scale excimer laser pro duction of submicron periodic structures on polymer s urface.」Applied Surfa ce Science 69(1993)31-37 North- Holland

 上記LIPSを利用した構造色を発現可能な構造 体は、版型が不要で、模様の変更がスキャニ ング・プログラムの変更で対応できるため、 少量多品種への適用が容易であると共に、平 面のみならず、曲面や凹凸面にも容易に適用 することが可能である。更に、版型を用いた 場合のように被形成面と接触することがない ため、成形品への追加工も可能になるという 、優れた作用効果を有している。
 しかしながら、構造体の微細周期構造の被 成面の材質或いは状態等によっては、必ず も満足する構造色が得られない場合がある とがわかった。

 従って本発明の目的は、レーザ照射により 実且つ効率よく構造体表面に微細周期構造 形成され、ホログラムのような多彩な構造 を発現可能な積層構造体を提供することで る。
 本発明の他の目的は、構造色を発現する微 周期構造が表面に形成されたキャップや容 等を提供することである。

 本発明によれば、基材及び被膜から成る 層構造体において、周期的強度分布を有す レーザ光照射により、前記被膜表面に構造 を発現する規則的配列を有する周期構造が 成されていることを特徴とする積層構造体 提供される。

 本発明の積層構造体においては、
1.レーザ光の波長が、前記被膜が不透過性を す波長領域に含まれるものであること、
2.被膜の表面に、前記レーザ光に対し透過性 有する保護層が形成され、該被膜と保護層 界面に構造色を発現する規則的配列を有す 周期構造が形成されていること、
3.被膜が、芳香環を有する化合物を1種以上含 有する材料から成ること、特に前記化合物が 、分子鎖中に芳香環を有する高分子化合物で あること、
4.基材が、金属、ガラス、プラスチックの何 かから成ること、
5.基材の外面側に前記被膜が位置して成る金 製又は樹脂製キャップであること、
6.基材の外面側に被膜が位置して成る金属製 であること、
が好適である。

 本発明の積層構造体においては、構造色を 現可能な規則的配列を有する微細周期構造 効果的に形成されているため、ホログラム ような多彩な構造色が発現される。
 また微細周期構造を形成する被膜が、芳香 を有する化合物を1種以上含有する材料から 成っていることにより、被膜がレーザ光を有 効に吸収してレーザアブレーションを効果的 に発生することが可能となる。
 更に被膜表面に保護層を形成することによ 、積層構造体は外面から構造色を視認でき と共に、微細周期構造は積層構造体の内部 形成されている為、微細周期構造が傷つい り、或いは汚れによって、意図する構造色 発現されないということが有効に防止され 。また真贋を表わすマーキングとして利用 る場合には、マーキングの消去又は改ざん 不可能であると言う利点もある。更に保護 があることにより、部分的なパターン形成 可能であり、優れた加飾効果を付与するこ ができる。
 本発明の積層構造体は、版型の複製により 細周期構造が形成されたものと異なり、曲 や凹凸面に微細周期構造を形成することが き、キャップや缶等に後加工で施すことが 能であり、生産性にも優れている。
 また版型が不要で、模様の変更がスキャニ グプログラムの変更で対応できるため、少 多品種の製品への適用も可能である。

延伸ポリエチレンテレフタレートの透 スペクトルを示すグラフである。 本発明の積層構造体の断面構造の一例 示す図である。 本発明の積層構造体の断面構造の他の 例を示す図である。 レーザ照射装置の構成を示す概略斜視 である。 構造体に照射される光の干渉領域を示 模式図である。

 本発明の積層構造体においては、基材の表 に被膜を設け、この被膜表面に周期的強度 布を有するレーザ光が照射されることによ 、構造色を発現する規則的配列を有する周 構造が形成されていることが重要な特徴で る。
 本発明で採用する、周期的強度分布を有す レーザ光照射により周期構造を形成する加 (以下、「LIPS加工」ということがある)にお ては、被照射材が不透過性を示す波長のレ ザを用いて、このレーザ光束を交差させた 渉領域で被照射面に照射すると、被照射面 周期的な光強度分布が誘起され、高強度部 レーザアブレーションが発生して凹部が形 され、かかる凹部がほぼ等間隔に規則的に 続して形成されていることにより、光回折 起こす微細周期構造を形成する。この微細 期構造における凹部の間隔が可視光波長(約 400nm~700nm)に近い場合に、構造色を発現するこ とが可能となるのである。しかもレーザアブ レーションによる凹部形成により被照射面に は、凹凸形状の周期構造が形成されるため、 発色が単一でなく、ホログラムのような多彩 な色を発現することが可能となるのである。
 尚、レーザアブレーションとは、レーザ光 物質に照射したとき、その物質が分子クラ ターとなって表面から飛散する光分解現象( 蒸散)をいう。

 かかるLIPS加工においては、使用するレーザ と、被照射面の材質の選定が重要な因子とな るが、一般に使用し得るレーザの選択肢は限 られており、これらのレーザに対して適合す る被照射面を選定することが重要になる。
 すなわち、LIPS加工により構造色を発現する 規則的配列を有する周期構造が形成されるた めには、用いるレーザは、高パワーパルスレ ーザであること、紫外線波長であること、コ ヒーレンシーが高いことが要求され、現在の ところ、このような要求を満たすものは、後 述するYAGレーザ等の特定のものに限定されて しまう。
 本発明においては、用いるレーザ光の波長 対して不透過性を有する被膜形成材料の中 も、芳香環を有する化合物を少なくとも1種 以上含有する材料が、このようなレーザ光を 効率よく吸収して効果的にレーザアブレーシ ョンを発生し、規則的な配列を有する微細周 期構造を形成し得ることを見出したのである 。

 このことは後述する実施例の結果からも明 かである。
 すなわち、用いるレーザ光に対して透過性 有する樹脂である塩化ビニル等から成る被 が形成された積層構造体においては、構造 が発現されていないのに対して(比較例1~5) 用いるレーザ光に対して不透過性を有する 脂であるポリエチレンテレフタレート或い フタル酸系樹脂等から成る被膜が形成され 積層構造体においては、構造色が発現され いる(実施例1~7)。
 また被膜を構成する樹脂が塩化ビニルであ ても、芳香環を有する化合物が配合されて る場合には、構造色が発現されている(実施 例8~9)。

 本発明の積層構造体においては、基材上に 成された、使用するレーザ光の波長に対し 不透過性の芳香環を有する化合物を含有す 材料から成る被膜の上に、使用するレーザ の波長に対して透過性の材料から成る保護 を形成した二層構造をとることもできる。
 これにより、レーザ光は保護層を透過して 膜に達し、被膜表面でレーザアブレーショ を発生して、被膜と保護層の界面に微細周 構造を形成することが可能となり、積層構 体は外面から構造色を視認できると共に、 細周期構造は積層構造体の内部に形成され いる為、微細周期構造が傷ついたり、或い 汚れ等によって、意図する構造色が発現さ ないということが有効に防止される。

 尚、本発明において、透過性或いは不透過 は、次のように定義される。
 すなわち、特定の波長に対して、そのもの おける光の透過率が70%以上の場合を「透過 」、透過率が10%以上70%未満の場合を「半透 性」、透過率が10%未満の場合を「不透過性 とし、ある波長に対してそのものが透過性 示す場合、その波長の光はそのものの内部 で進入し、一方不透過性を示す場合は、そ 光はそのものの表面近傍にしか進入しない
 具体例として延伸ポリエチレンテレフタレ ト(以下、「延伸PET」という)について説明 ると、図1に示すように、約330nm以上の波長 対して延伸PETは透過率が70%以上であること ら、延伸PETは波長が330nm以上の光に対して透 過性を示し、320nm前後の波長の光に対して透 率は10%以上70%未満の値を示すことから半透 性を示し、約310nm以下の波長の光に対して 過率が10%未満であることから不透過性を示 。

(積層構造体)
 本発明において、レーザ光の照射により構 色を発現する規則的配列を有する微細周期 造が形成される、積層構造体は、図2に示す ように、基材1の表面に使用するレーザ光の 長に対して、不透過性を有し且つ芳香環を する化合物から成る材料から成る被膜2が形 され、被膜2の表面にレーザアブレーション による凹部3が、可視光波長(約400nm~700nm)に近 間隔で規則的に配列された周期構造が形成 れている。
 また積層構造体は、図3に示すように、被膜 2の上に更に保護層4が形成されていてもよく この場合には、上述したように、保護層4を 形成する材料が、使用するレーザ光の波長に 対して透過性を有する材料から成ることが重 要であり、これにより、被膜2と保護層4の界 にレーザアブレーションによる凹部3が、可 視光波長(約400nm~700nm)に近い間隔で規則的に 列された周期構造が形成されている。

[基材]
 基材としては、表面に被膜を形成できる限 種々の材料を使用することができるが、金 、ガラス、プラスチック、紙等、従来包装 等に使用されていた種々の材料を使用する とが望ましい。
 特に構造体が、缶、ボトル、カップ、トレ 等の容器である場合には、金属、ガラス、 ラスチック等を好適に使用することができ キャップの場合には、金属或いはプラスチ クを好適に使用することができる。
 金属としては、これに限定されないが、テ ンフリースチール、錫めっき鋼板、ブリキ の各種表面処理鋼板、アルミニウム箔等の 金属板等、従来金属缶や金属製キャップに いられている金属板を用いることができる
 またプラスチックとしては、ポリエチレン レフタレート、ポリブチレンテレフタレー 、ポリアリレート等のポリエステル樹脂、 リエチレン、ポリプロピレン等のオレフィ 系樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂 ポリスチレン、ポリカーボネート等の従来 ラスチック容器やプラスチック製キャップ 用いられているプラスチックを用いること できる。
 尚、本発明の積層構造体においては、基材 被膜側の表面粗さが、平均表面粗さ(Ra)で10 m以下、特に3μm以下であることが特に好まし い。これにより平滑な被膜を形成することが でき、レーザアブレーションによって規則的 な配列を有する微細周期構造により発現され る構造色が鮮明に映し出すことが可能となる のである。

[被膜]
 本発明の積層構造体において、基材表面に 成される被膜は使用するレーザ光に対して 透過性を有し且つ芳香環を有する化合物を 有する材料から形成される。
 尚、本発明における芳香環の骨格構造とし は、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラ ン環、フェナントレン環、フルオレン環、 ェナンスレン環、アズレン環、ピレン環な の芳香族炭化水素環、ピリジン環、ピラジ 環、フラン環、チオフェン環、ピロール環 ベンゾチオフェン環、ベンゾピロール環、 ミダゾール環、オキサジアゾール環、キノ ン環、イソキノリン環、キノキサリン環、 ンゾフラン環、カルバゾール環、チアゾー 環、ジベンゾチオフェン環等の複素芳香族 等を挙げることができる。

 本発明において、被膜は、樹脂フィルム又 塗膜の何れの形態であっても良い。
 樹脂フィルムを構成可能な樹脂としては、 用するレーザ光に対して不透過性を有し且 芳香環を有する化合物、特に分子鎖中に芳 環を有する高分子化合物であり、この条件 満たす限り、フィルム形成可能な従来公知 すべての熱可塑性樹脂を使用することがで る。

 このような熱可塑性樹脂としては、例え 、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸 イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、p -β-オキシエトキシ安息香酸、ビフェニル-4,4 -ジカルボン酸、ジフェノキシエタン-4,4’- カルボン酸、5-ナトリウムスルホイソフタ 酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、トリメリ ト酸、ピロメリット酸、ヘミメリット酸、 フェニル-3,4,3’,4’-テトラカルボン酸等の 香環を有するジカルボン酸成分を有する芳 族ポリエステル樹脂や、ジアミン成分とし メタキシリレンジアミン等を有する芳香族 リアミド樹脂、スチレン樹脂を挙げること できる。

 またフィルムを構成する樹脂として、例え 、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレ ィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボ ート等の分子鎖に芳香環を有しない樹脂で っても、後述する染料や顔料等の芳香環を する化合物から成る添加剤を配合すること より用いることもできる。
 本発明における被膜を樹脂フィルムから構 する場合には、ポリエチレンテレフタレー 、エチレンテレフタレートイソフタレート 重合体、ポリブチレンテレフタレート等を に好適に使用することができる。

 また塗膜を構成可能な塗料としては、使用 るレーザ光に対して不透過性を有し且つ芳 環を有する化合物を含有する限り、従来金 製缶や金属製キャップに使用されていた熱 化性樹脂塗料、熱可塑性樹脂塗料、紫外線 化型塗料等のすべて用いることができる。
 塗料は、分子鎖中に芳香環を有する高分子 合物をベース樹脂として用いることもでき し、また硬化剤や重合開始剤等が芳香環を する化合物からなっていてもよい。
 ベース樹脂となる熱硬化性樹脂としては、 えば、フェノール樹脂、ケトンホルムアル ヒド樹脂、ノボラック樹脂、キシレン樹脂 芳香族系アクリル樹脂、ビスフェノール型 ポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェ キシ樹脂、フェノール変性アルキド樹脂、 飽和ポリエステル樹脂、アミノ樹脂等を挙 ることができる。
 また上記熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂、例 ば、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化 ビニル-マレイン酸共重合体、塩化ビニル-マ イン酸-酢酸ビニル共重合体、アクリル重合 体、飽和ポリエステル樹脂との組成物等を挙 げることができる。これらの樹脂塗料は単独 でも2種以上の組合せでも使用される。
 また紫外線硬化型塗料の場合は、例えば、 外線硬化型エポキシ樹脂と光カチオン重合 媒の組み合わせから成る紫外線カチオン型 料や、紫外線硬化型モノマー乃至プレポリ ーと光重合触媒の組み合わせから成る紫外 ラジカル重合型塗料を挙げることができる

 本発明における被膜を塗膜により形成する 合は、エポキシ-フェノール系塗料(エポキ 樹脂/ビスフェノール樹脂)、ポリエステル- ミノ系塗料(ポリエステル樹脂/ブチル化メラ ミン樹脂)等を特に好適に用いることができ 。
 上記塗料は、エナメル或はラッカー等の有 溶媒溶液の形で、或は水性分散液または水 液の形で、ローラ塗装、スプレー塗装、浸 塗装、静電塗装、電気泳動塗装等で金属板 施し、焼付け、或いは紫外線硬化させるこ によって、基材上に被膜を形成する。
 尚、塗膜の硬化が進みすぎると、被膜が硬 なりすぎて、レーザ出力を上げないと、効 的にレーザアブレーションを発生させるこ ができず、経済性及び生産性に劣るように るので好ましくない。

 また前述したように、樹脂フィルム又は塗 を構成する樹脂が芳香環を有しない場合で 、染料又は有機顔料、或いは酸化防止剤等 芳香環を有する化合物から成る添加剤等を 合することにより、レーザ光照射により効 よくレーザアブレーションを発生させるこ ができ、構造色を発現可能な規則的配列を する微細周期構造を形成させることができ 。
 このような染料としては、これに限定され いが、アゾ系染料、アントラキノン系染料 インジゴ系染料、フタロシアニン系染料、 ラゾロン染料、スチルペン系染料、チアゾ ル系染料、キノリン染料、ジフェニルメタ 染料、トリフェニルメタン染料、アクリジ 染料、アジン染料、チアジン染料、オキサ ン染料、ポリメチン染料、インドフェノー 染料、ナフタルイミド染料、ペリレン染料 を挙げることができる。
 染料の含有量は、その種類によって一概に 定できないが、被膜を構成する樹脂成分100 量部に対して1乃至20重量部の量で含有する とが好ましい。

 また顔料としては、これに限定されないが モノアゾ系顔料、ジスアゾ系顔料、βーナ トール・ナフトールAS系顔料、アゾレーキ系 顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、ジスアゾ 縮合系顔料、イソインドリノン・イソインド リン系顔料、フタロシアニン系顔料、キナク リドン系顔料、ジオキサジン系顔料、ジクロ ピロロピロール系顔料、キノフタロン系顔料 、ペリレン・ペリノン系顔料、チオインジゴ 系顔料、アントラキノン系等の有機顔料を挙 げることができる。
 顔料の含有量は、その種類によって一概に 定できないが、被膜を構成する樹脂成分100 量部に対して0.01乃至20重量部の量で含有す ことが好ましい。
 添加剤としては、例えばフェノール系の酸 防止剤等を挙げることができる。

 被膜の厚みは、特に限定されるものではな 、積層構造体の用途によって、適宜定める とができるが、一般に樹脂フィルムの場合 、1乃至300μm、特に12乃至150μmの範囲にある が好ましく、塗膜の場合で、1乃至20μm、特 3乃至15μmの範囲になるのが好ましい。
 また被膜は、必ずしも基材表面の全面に形 されている必要はなく、所望のパターンを 成することにより、また新たな加飾効果を 加することもできる。
 被膜が基材との間に接着性がない場合には 接着剤層を設けることもできる。

[保護層]
 本発明の積層構造体において、必要により 成される保護層は、使用するレーザ光に対 て透過性を有する限り、従来公知の樹脂フ ルム又は塗膜の何れの形態をとることもで る。
 このような樹脂フィルムとしては、ポリエ レンテレフタレート等のポリエステル樹脂 ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ ン系樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、 リカーボネート等から成るものを好適に使 することができる。
 また塗膜としては、従来トップコートとし 用いられていたアクリル系塗料等、或いは 上げワニス等を好適に使用することができ 。
 保護層の厚みは、保護層を形成する樹脂又 塗料の種類によって一概に規定できないが 樹脂フィルムの場合で1乃至300μm、特に12乃 150μmの範囲にあるのが好ましく、塗膜の場 で1乃至10μm、特に3乃至5μmの範囲にあるの 好ましい。上記範囲よりも薄いと、保護層 形成することによる微細周期構造の保護が 分でなく、一方上記範囲よりも厚いと、上 範囲にある場合に比してレーザ光の被膜へ 到達が効果的に行われず、経済性に劣るだ なので好ましくない。
 また、上記被膜との間に接着性がない場合 は、接着剤を設けることもできるが、この 合、接着剤層も使用するレーザ光に対して 過性を有することは言うまでもない。

 本発明の積層構造体における、使用するレ ザ光、積層構造体を構成する被膜及び保護 の組合せとしては、これに限定されるもの はないが、以下の組合せが好適である。
(1)YAG3倍波(パルス発振):355nmを用いる場合
 被膜:保護層の順で、PEN/PET、PEN/ワニス等を げることができる。
(2)YAG4倍波(パルス発振):266nmを用いる場合
 被膜:保護層の順で、PET/PP、PET/ワニス、エ キシ-フェノール系塗料/尿素系塗料、ポリエ ステル-アミノ系塗料/アクリル系塗料等を挙 ることができる。

(積層構造体の形成方法)
 本発明の積層構造体は、上述した層構成を する構造体であり、その形態としては、キ ップ、缶蓋、缶、ボトル、カップ、トレイ パウチ、シート、フィルム等を挙げること でき、本発明の積層構造体においては、上 した被膜が形成され、成形後にLIPS加工によ って微細構造が形成される以外は、従来公知 の成形法により製造することができる。
 キャップは、金属製又は樹脂製の何れでも く、金属製キャップの場合は、前述した被 が形成された塗装金属板又は樹脂被覆金属 を用いて成形するか或いは被膜未形成の金 板からキャップを成形後に上述した塗料を すことにより、キャップ表面に被膜を形成 、キャップ成形後LIPS加工を行って被膜表面 に微細周期構造を形成することが好ましい。
 また樹脂製キャップの場合は、射出成形、 出成形、圧縮成形等従来公知の樹脂製キャ プの成形方法により成形することができ、 形後のキャップに上述した塗料を施すこと より、被膜を形成することが好ましいが、 ャップの形状や用いる樹脂の種類等によっ は共射出成形や、共押出成形、或いは基材 構成する樹脂が被膜を構成する樹脂で包含 れた溶融塊を圧縮成形することにより、基 表面に被膜を形成することもできる。キャ プ成形後にLIPS加工を行う点は金属製キャッ プと同様である。

 金属製缶の場合は、前述した被膜が形成さ た塗装金属板又は樹脂被覆金属板を用いて 形しても良いし、或いは被膜未形成の缶を 形した後に上述した塗料または樹脂フィル を施すことにより、被膜を形成し、後LIPS加 工を行って被膜表面に微細周期構造を形成す ることが好ましい。尚、金属缶は、スリーピ ース缶又はツーピース缶の何れでもよく、従 来公知の方法によって成形することができる 。
 また樹脂製ボトルの場合は、用いる樹脂の 類等によっては、共射出成形又は基材を構 する樹脂が被膜を構成する樹脂で包含され 溶融塊を圧縮成形して得られた多層プリフ ームを二軸延伸ブロー成形することにより 形することもできるし、インジェクション ロー成形等により成形してもよい。またボ ル成形後、ボトル表面に被膜を形成する塗 を塗布することもできる。
 また押出コート法、ドライラミネーション 、キャストフィルムや延伸フィルムの熱接 法等によって形成された多層シート又は多 フィルムにLIPS加工を行って包装材として使 用してもよく、或いは多層シート又は多層フ ィルムを真空成形、プラグアシスト成形等で トレイ、カップ等の所望の形状に成形した後 、LIPS加工を行うこともできるし、或いはLIPS 工を行った多層シート又は多層フィルムか パウチ等を成形してもよい。
 また樹脂製容器においても、成形後に塗料 塗布して上述した被膜を形成することもで る。

(レーザ光照射装置)
 本発明の積層構造体の被膜表面に、構造色 発現する規則的配列を有する微細周期構造 形成する為のレーザ光照射装置10は、図4に すように、レーザ発振機11、ビームスプリ タ(透過型回折光学素子)12、コリメータ素子1 3、光束選択素子14と、集光素子15を備えてい 。
 レーザ発振器(レーザ光源)11は、レーザを出 力する装置であって、本発明においては、YAG レーザ、YVO 4 レーザ、YLFレーザ等を好適に用いることがで きる。
 すなわち、上述した被膜表面を加工するに 、高パワーパルスレーザであることが必要 あり、また微細周期構造により構造色を発 させる場合、可視光で効率よく発色する為 は微細周期構造のピッチは0.5~2μm程度がよ 、その周期構造を精度よく加工するために レーザ光の波長をこのピッチよりも短い紫 線波長域にする必要があると共に、被膜を 成する多くの樹脂がUV領域で吸収性を示すこ とから、紫外線波長を有するものであること が必要であり、更に、微細周期構造を形成す るレーザアブレーションはレーザ光の干渉を 利用するものである為、コヒーレンシーの高 いレーザを使用する必要があることから、上 記レーザを好適に用いることができる。
 これらのパルスレーザは、数Hz~数十MHzの繰 返し周波数を有するが、この繰り返し周期 間、蓄えられたエネルギーを数ps~数十nsと うきわめて短い時間幅で放出する為、少な 入力エネルギーから高いピークパワーを効 的に得ることができる。

 このレーザ発振器11は、照射パルス数を調 する機能を有している。またレーザ発振器11 は、レーザ出力を調整することで、エネルギ ー密度(フルエンス:1パルス照射面積当たりの エネルギー)をコントロールすることもでき 。
 尚、エネルギー密度のコントロールは、レ ザ発振器11におけるレーザ出力の調整の他 例えば、レーザ出力が同じで照射ビーム径 変化させることによっても実現できる。

 ビームスプリッタ12は、表面に微細な凹部 は凸部が周期的に刻まれている為に回折を こす、透過型の光学素子であって、レーザ を複数の光束に分割する。
 コリメータ素子13は、例えば焦点距離が200mm の合成石英平凸レンズを用いることができ、 この場合は、ビームスプリッタ12から200mmの 置に置かれる。そして、コリメータ素子13は 、ビームスプリッタ12で分割された複数の光 を通す。
 光束選択素子14は、コリメータ素子13を通過 した光束が焦点を結ぶ位置におかれ、複数の 光束のうち干渉に不必要な光束を遮り、必要 な光束のみを通過させる。
 集光素子15は、例えば、焦点距離が100mmの合 成石英平凸レンズを用いることができ、光束 選択素子14を通過した光束を集光し、光束を 差させ干渉させる。
 尚、コリメータ素子や集光素子としては、 レンズの他、フレネルレンズやGRIN(Graded-Inde x)レンズ等の光学素子を用いることができる
 この干渉した領域は図5に示すように高強度 域の分布となり、この領域で積層構造体20に 射する。このとき、干渉領域における高強 域の間隔(周期)dは、光束の交差角度θによ て異なる。高強度域の周期dは、レーザ波長 、光束の交差角度θを用いて次式から求めら れる。
  d=λ/(2sin(θ/2))

(微細周期構造の形成)
 本発明の積層構造体において、前述した基 表面に被膜が形成された積層構造体をレー 光照射装置の集光素子15から所定の距離の ころに配置する。この位置は集光素子15によ り複数の光束が交差する干渉領域である(図5 照)。
 レーザ光照射装置10が、レーザ光を出力し ビームスプリッタ12がレーザ光を分割して複 数の光束を形成し、集光素子15がそれら複数 光束を交差させて干渉領域を形成し、積層 造体20に照射させる。ここで積層構造体20は 、レーザ光の波長に対して不透過性を示す材 料から形成されているため、被膜2の表面か 先に進入することができない。
 また図3に示した積層構造体の場合には、保 護層を構成する材料はレーザ光に対して透過 性を有するため、レーザ光は保護層を透過し て、被膜表面に到達し、被膜の表面からは先 に進入することができない。

 更に、レーザ光の照射を干渉領域で行う とで、被膜2の表面に周期的な光強度分布が 励起し、高強度部でレーザアブレーションが 発生する。このレーザアブレーションが発生 することで、被膜表面に凹部3が形成され、 膜表面に凹凸形状の微細周期構造が形成さ 、この微細周期構造は周期的強度分布と同 周期で形成される。

 本発明を次の実施例により、詳細に説明す 。
(実施例1)
 アルミニウム製板の両面側にPETフィルムを ミネートし、これを缶胴形に成形した積層 造体を作製した。成形後の各層の厚みは、 ルミニウム製板が約100μm、内外面のPETフィ ムがそれぞれ約6μmである。この積層構造体 の外面PETフィルム側から、レーザ光照射装置 を用いてYAG第4高調波(波長266nm)を照射した。 ルスYAGレーザの仕様は、パルス幅が5ns、繰 返し周波数が10Hzである。なお、PETフィルム における第4高調波の透過率は0%である。
 その結果、外面PETフィルム表面に凹凸形状 微細周期構造が形成され、虹色に発色する 造色が観察された。なお、形成された微細 期構造の周期は、約1.6μmであった。

(実施例2)
 アルミニウム製板の片面側にPETフィルムを ミネートした後、PETフィルム面側に塩化ビ ル-酢酸ビニル系塗料(VAGH)を塗布し積層構造 体を作製した。ここで、アルミニウム製版は 基材に、PETフィルムは被膜に、塩化ビニル- 酸ビニル系塗料は保護層に相当する。なお 各層の厚みは、アルミニウム製版が200μm、PE Tフィルムが12μm、塩化ビニル-酢酸ビニル系 料が約2μmである。

 照射するレーザ光には、PETフィルムに対 て不透過性を示し、塩化ビニル-酢酸ビニル 系塗料に対して透過性を示すQ-スイッチ パ スYAGレーザ第4高調波(波長266nm)を用いた。YAG 第4高調波の透過率は、PETフィルムに対して 0%、塩化ビニル-酢酸ビニル系塗料に対して 85.4%である。パルスYAGレーザの仕様は、パル ス幅が5ns、繰り返し周波数が10Hzである。

 上記の積層構造体に、レーザ光照射装置 用いて塩化ビニル-酢酸ビニル系塗料側から YAG第4高調波を照射した。その結果、虹色に 色する構造色が観察され、指で擦った後も 色が消失することはなかった。このことか 、保護層である塩化ビニル-酢酸ビニル系塗 と被膜であるPETフィルムの界面に微細周期 造が形成されたことが分かった。なお、形 された微細周期構造の周期は、約1.6μmであ た。

(実施例3~9及び比較例1~5)
 石英ガラス板(厚み0.1cm、幅1cm、長さ6cm、Ra=0 .55μm)の片面側に、表1に示す各種塗料用樹脂 成物を塗膜厚み2μmとなるよう塗布し、実施 例3~9、及び比較例1~5の試料を調製した。調製 した各試料の塗膜面側に前述のレーザ光照射 装置を用いて、レーザ波長域266nmのレーザ光 照射した後、虹彩発現の有無、レーザ波長 における吸収の有無を紫外分光光度計で確 した。結果を表1に示す。

 結果、塗料樹脂骨格にベンゼン環を有し い比較例1~5ではレーザ照射前後で外観の変 はなかった。一方、ベンゼン環を有する実 例3~9ではレーザ照射後の塗膜面に規則配列 た鮮やかな虹彩が発現した。また、実施例3 ~9については、レーザ光波長域266nmにおける 収が認められた。よって、この波長域に対 て吸収を持つ、換言すれば不透過性を示す 脂を含む塗膜には虹彩が発現すると言える

(実施例10~13、参考例1,2及び比較例6,7)
 アルミニウム製板(厚み0.2mm、Ra=2.3μm)の片面 側に、表2に示す各種塗料用樹脂組成物から る被膜(塗膜厚み4μm)、保護層(塗膜厚み4μm) 組み合わせから成り、少なくとも被膜にベ ゼン環を有する樹脂組成物を含む塗膜を持 実施例10~13の試料を調製した。また比較例と して、ベンゼン環を有する樹脂組成物を含む 塗膜からなる単層塗膜を形成した参考例1,2と 、被膜にベンゼン環を有しない樹脂組成物を 含む塗膜を持つ比較例6,7を調製した。得られ た塗装アルミニウム板を塗膜面が外面側にな るようプレス成形した後、天面外径38mmのア ミニウム製キャップを作製した。このキャ プ外面塗膜面側に前述のレーザ光照射装置 用いて、レーザ波長域266nmのレーザ光を照射 した後、虹彩発現の有無、表面を指で擦った 後の変化を確認した。結果を表2に示す。

 結果、被膜、保護層の何れかに不透過性 示す樹脂を含む塗膜には全て虹彩が発現し 。しかし、最表面塗膜層に不透過性を示す 脂を含む参考例1,2及び比較例6,7は、照射後 指で塗膜面を擦ると虹彩が薄くなることが かった。一方、被膜にのみ不透過性を示す 脂を含む塗膜、保護層(最表面塗膜層)に透 性を示す樹脂を含む塗膜を有する実施例10~13 では変化は見られず、鮮やかな虹彩が残った 。このことから虹彩発現層が不透過性を示す 樹脂を含む塗膜の極めて最表面界面に存在す ることがわかった。

 本発明で採用するLIPS加工においては、版型 の複製により微細周期構造が形成されたもの と異なり、曲面や凹凸面に微細周期構造を形 成できることから、キャップや缶等に後加工 で生産性よく微細周期構造を施すことができ る。
 また被膜表面に保護層を形成することによ 、積層構造体は外面から構造色を視認でき と共に、微細周期構造は積層構造体の内部 形成されている為、微細周期構造が傷つい り、或いは汚れによって、意図する構造色 発現されないということが有効に防止され ため、真贋を表わすマーキングとして有効 利用できる。
 更に版型が不要で、模様の変更がスキャニ グプログラムの変更で対応できるため、少 多品種の製品への適用も可能である。

 1 基材、2 被膜、3 凹部、4 保護層、10  レーザ光照射装置、11 レーザ発振器、12 ビ ムスプリッタ、13 コリメータ素子、14 光 選択素子、15 集光素子、20 積層構造体。