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Patent Searching and Data


Title:
MULTILAYER TAPE, ITS MANUFACTURING METHOD, AND PACKAGING BAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/108135
Kind Code:
A1
Abstract:
In the section of a multilayer tape (2A), a first surface layer (21) is not uniform in thickness along the width direction of the multilayer tape (2A). The first surface layer (21) is provided, at its two ends, with thin portions (211 and 212) made thinner, and a thick portion (213) made thicker between the thin portions (211 and 212). These thin portions (211 and 212) and the thick portion (213) form a convex portion. Here, the thin portions (211 and 212) become easily breakable or peelable portions, and the thick portion (213) becomes a hardly breakable or peelable portion. Moreover, an intermediate layer (23) adjoining the first surface layer (21) is recessed to bite that bulging portion.

Inventors:
YASUIKE, Tetsuro (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
安池 徹郎 (〒05 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Chiba, 2990205, JP)
GOTO, Shuichi (26-2, Shinkawa 1-chome Chuo-k, Tokyo 33, 1040033, JP)
後藤 修一 (〒33 東京都中央区新川一丁目26番2号 Tokyo, 1040033, JP)
TANAKA, Kenichi (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
Application Number:
JP2008/052032
Publication Date:
September 12, 2008
Filing Date:
February 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
IDEMITSU UNITECH CO., LTD. (26-2, Shinkawa 1-chome Chuo-k, Tokyo 33, 1040033, JP)
出光ユニテック株式会社 (〒33 東京都中央区新川一丁目26番2号 Tokyo, 1040033, JP)
YASUIKE, Tetsuro (1660, Kamiizumi Sodegaura-sh, Chiba 05, 2990205, JP)
安池 徹郎 (〒05 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Chiba, 2990205, JP)
GOTO, Shuichi (26-2, Shinkawa 1-chome Chuo-k, Tokyo 33, 1040033, JP)
後藤 修一 (〒33 東京都中央区新川一丁目26番2号 Tokyo, 1040033, JP)
International Classes:
B32B7/06; B32B27/00; B32B27/30; B65D33/00; B65D33/22; B65D33/25; B32B7/06; B32B27/00; B32B27/30; B65D33/00; B65D33/18; B65D33/25
Attorney, Agent or Firm:
KINOSHITA & ASSOCIATES (3rd floor, Ogikubo TM building26-13, Ogikubo 5-chome,Suginami-k, Tokyo 51, 1670051, JP)
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Claims:
 複数の層が積層されるとともに包装体の内面で狭着してシールされることによりシール部が形成される多層テープであって、
 該多層テープの表面を形成する第一の表面層と第二の表面層の少なくとも2層からなり、
 前記第一の表面層と前記第二の表面層のうちいずれか一方の表面層は、前記多層テープ断面方向の前記シール部において厚みが均一でなく、破断しやすいまたは剥離しやすい部位と破断しにくいまたは剥離しにくい部位とを有するとともに、
 該多層テープの表面は前記シール部において略平滑に形成されていることを特徴とする多層テープ。
 請求項1に記載の多層テープにおいて、
 前記破断しやすいまたは剥離しやすい部位は薄く形成され、
 前記破断しにくいまたは剥離しにくい部位は厚く形成されていることを特徴とする多層テープ。
 請求項1または請求項2に記載の多層テープにおいて、
 前記破断しやすいまたは剥離しやすい部位は、該表面層と該表面層に隣接する層との境界部であることを特徴とする多層テープ。
 請求項1から請求項3のいずれかに記載の多層テープにおいて、
 前記シール部は、その開口部側端部が前記破断しやすいまたは剥離しやすい部位に接し、さらに、その内容物側端部が前記破断しにくいまたは剥離しにくい部位に接することを特徴とする多層テープ。
 請求項1から請求項4のいずれかに記載の多層テープにおいて、
 前記第一の表面層と前記第二の表面層との間に、前記第一の表面層および前記第二の表面層に使用される樹脂とは異なる樹脂で形成された中間層が設けられていることを特徴とする多層テープ。
 請求項5に記載の多層テープにおいて、
 前記中間層は、スチレン系エラストマー、粘着付与樹脂および可塑剤からなる粘着樹脂からなることを特徴とする多層テープ。
 請求項1から請求項6のいずれかに記載の多層テープにおいて、
 該多層テープを包装体に取り付けたとき、前記中間層は、該多層テープの断面において、その端部が内容物側に露出していないことを特徴とする多層テープ。
 請求項1から請求項7のいずれかに記載の多層テープにおいて、
 帯状基部がそれぞれ連接した一対の雌雄部材を備えたチャックテープのいずれか一方の部材と連結したことを特徴とする多層テープ。
 請求項1から請求項8のいずれかに記載の多層テープの製造方法であって、
 異形共押出法によって製造することを特徴とする多層テープの製造方法。
 請求項1から請求項8のいずれかに記載の多層テープが互いに対向する包装体内面に取り付けられたことを特徴とする包装体。
 請求項10に記載の包装体において、
 前記多層テープより開口部側の包装体内面にチャックテープが取り付けられたことを特徴とする包装体。
Description:
多層テープ、その製造方法およ 包装袋

 本発明は、多層テープ、その製造方法お び包装袋に関する。

 食品や薬品は、熱成形容器や軟質包装袋に 装されて保存される。これら包装体は、内 物が収納された後、用途に応じてレトルト 菌が行われ、各地へ輸送される。このレト ト殺菌や輸送を行う際は破袋しない程度の 圧強度が求められるとともに、袋を開封す 際には易開封性が求められている。
 そこで、密封性と易開封性とを兼ね備えた 装体が検討されている。例えば、特許文献1 には、複数素材の積層構造の間に中間材を挿 入して密封する包装形態が記載されている。 これは、中間材と包装体の内面とをシールす る位置を中間材の両面でずらす(互いに異な た位置にする)ことにより易開封性を得てお 、さらに、中間材の内容物側の端部をシー 位置より内容物側に突出させることで耐圧 を得ている。

特開平01-294466号公報

 しかしながら、特許文献1に記載の包装体で は、中間材の両面のシール位置をずらす工程 は、1工程ではできないので製造工程が複雑 なってしまう。また、シール精度が悪いと ール位置にズレが生じず、易開封性や耐圧 を得られない可能性が大きい。
 そして、内容物側に中間材の最内層が露出 ているため、最内層の樹脂が内容物へ溶出 るという問題が懸念され、最内層に使用す 原料が制限されるとともに、中間材とシー 部との境界点のシール強度が弱く、ピンホ ルが生じやすいという問題もある。

 また、液体包装に用いられるチャックテ プ付き包装袋においては、チャックテープ が液体に汚損されるという問題がある。

 したがって、本発明の主な目的は、耐圧 と易開封性に優れ、製造工程が簡便でコス 低減を図ることができる多層テープとその 造方法および包装体を提供することである

 本発明の多層テープは、複数の層が積層 れるとともに包装体の内面で狭着してシー されることによりシール部が形成される多 テープであって、該多層テープの表面を形 する第一の表面層と第二の表面層の少なく も2層からなり、前記第一の表面層と前記第 二の表面層のうちいずれか一方の表面層は、 前記多層テープ断面方向の前記シール部にお いて厚みが均一でなく、破断しやすいまたは 剥離しやすい部位と破断しにくいまたは剥離 しにくい部位とを有するとともに、該多層テ ープの表面は前記シール部において略平滑に 形成されていることを特徴とする。

 この発明によれば、多層テープは2層以上の 複数層で形成され、包装体の内面に狭着して シールされ、シール部が形成される。
 多層テープの表面を形成する第一の表面層 第二の表面層のうちいずれか一方の表面層 シール部において、破断しやすいまたは剥 しやすい部位と、破断しにくいまたは剥離 にくい部位とを有している。
 破断しやすいまたは剥離しやすい部位とは 表面層の形状により、破断しやすい部位で ったり、剥離しやすい部位であることを意 する。同様に、破断しにくいまたは剥離し くい部位とは、表面層の形状により破断し くい部位や剥離しにくい部位になることを 味する。
 例えば、表面層が薄く形成されている部分 ある場合、その位置から破断しやすいので 破断しやすい部位となる。また、該多層テ プの表面に表面層と別の層との境界点があ 場合は、その位置から剥離しやすいので、 離しやすい部位となる。

 このような部位を有することにより、該多 テープの断面形状は、各層の厚さが均一に 成されず、凹凸状となっている。一方、多 テープの表面は略平滑に形成されているの 、この表面層と隣接する層との境界面が凹 状に形成されることになる。例えば、2層構 成の場合は、多層テープの表面を形成してい る第一の表面層と第二の表面層が隣接してい るため、第一の表面層と第二の表面層との境 界面が凹凸状に形成される。また、3層以上 構成の場合は、第一の表面層と第二の表面 のうちいずれか一方の表面層と、この表面 と隣接する層との間の境界面が凹凸状に形 される。
 このように、第一の表面層と第二の表面層 うちいずれか一方の表面層は、破断しやす または剥離しやすい部位を有しているため この位置で容易に破断または剥離される。 たがって、この多層テープが取り付けられ 包装体の易開封性を実現することができる

 本発明の多層テープにおいて、前記破断し すいまたは剥離しやすい部位は薄く形成さ 、前記破断しにくいまたは剥離しにくい部 は厚く形成されていることが好ましい。
 この発明によれば、表面層の破断しやすい たは剥離しやすい部位が薄く形成されてい ので、前述のとおり、この部位が破断しや く、易開封性に優れている。
 また、表面層の破断しにくいまたは剥離し くい部位は厚く形成されているので、この 位は破断しにくい。この部位を、包装袋の 容物側において応力が集中する位置に配置 ると、多層テープが破断しにくいので、包 袋の密封性を維持することができる。

 本発明の多層テープにおいて、前記破断し すいまたは剥離しやすい部位は、該表面層 該表面層に隣接する層との境界部であるこ が好ましい。
 この発明によれば、破断しやすいまたは剥 しやすい部位が該表面層と該表面層に隣接 る層との境界部となっている。この境界部 多層テープの表面に設けられ、多層テープ 包装袋をシールしたときのシール位置が境 部を含んでいなければならない。包装袋と 層テープの接着力が強く、多層テープの層 接着強度が弱いため、開封時は境界部で易 離することになる。境界部が2箇所設けられ ているときは、包装袋の開口部側から易剥離 し、包装袋の内容物側ではがれる。したがっ て、易開封性に優れている。

 本発明の多層テープにおいて、前記シール は、その開口部側端部が前記破断しやすい たは剥離しやすい部位に接し、さらに、そ 内容物側端部が前記破断しにくいまたは剥 しにくい部位に接することが好ましい。
 この発明によれば、多層テープを包装体に り付けるとき、シール部の開口部側端部が 面層の破断しやすいまたは剥離しやすい部 に接し、かつ、シール部の内容物側端部が 面層の破断しにくいまたは剥離しにくい部 に接する位置にシールする。
 ここで、シール部の開口部側端部とは、包 袋の開封を開始する位置であり、開封時に も応力のかかる場所である。また、シール の内容物側端部とは、包装袋の内側からの 力が最もかかる場所である。
 したがって、開封時に応力のかかる場所(シ ール部の開口部側端部)に破断しやすいまた 剥離しやすい部位が接しているので、この 位が破断または剥離しやすく、易開封性を ることができる。また、内側からの応力が かる場所(シール部の内容物側端部)に破断し にくいまたは剥離しにくい部位が接している ので、この部位は破断または剥離しにくく、 密封性および耐圧性を得ることができる。

 本発明の多層テープにおいて、前記第一の 面層と前記第二の表面層との間に、前記第 の表面層および前記第二の表面層に使用さ る樹脂とは異なる樹脂で形成された中間層 設けられていることが好ましい。
 中間層は一層でも複数層でもよい。多層テ プの各層には、各種ポリオレフィンを使用 ることができる。例えば、ホモポリプロピ ン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、ブロ ックポリプロピレン(BPP)、低密度ポリエチレ (LDPE)直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密 度ポリエチレン(HDPE)などを1種または2種以上 ブレンドした物が挙げられる。各層に使用 るポリオレフィンは、3層とも異なるポリオ レフィンを使用してもよいし(3種3層)、最外 である第一の表面層と第二の表面層には同 ポリオレフィンを使用し、中間層だけを異 るポリオレフィンとしてもよい(2種3層)。

 また、第一の表面層と第二の表面層を異 るポリオレフィンとしてもよい(2種2層)。2 2層の例としては、RPP/LDPE、RPP/HDPEなどが挙げ られる。

 3種3層の構成としては、HPP/LDPEまたはHDPE たはLLDPE/RPP、BPP/HPPとLDPEとのブレンド/RPP、BP P/HPPとLDPEとHDPEとのブレンド/RPP、LLDPE/HPPまた BPPまたはRPP/HDPE、LDPE/HPPまたはBPPまたはRPP/HD PE、LDPE/RPP/LLDPEなどが挙げられる。

 2種3層の構成としては、HPP/LDPEまたはHDPEま はLLDPE/HPP、BPP/LDPEまたはHDPEまたはLLDPE/BPP、RP P/LDPEまたはHDPEまたはLLDPE/RPP、HPP/HPPとLDPEとの ブレンド/HPP、BPP/HPPとLDPEとのブレンド/BPP、RP P/HPPとLDPEとのブレンド/RPP、RPP/HPPとLDPEとHDPE のブレンド/RPP、LLDPE/HPPまたはBPPまたはRPP/LLD PE、HDPE/HPPまたはBPPまたはRPP/HDPEなどが挙げら れる。
 その他前記の樹脂にEPRやスチレン系エラス マーを添加してもよい。添加することによ て開封感を向上させることが出来る。

 このように、隣接する層に使用する樹脂 異なる樹脂にすることによって、それらの 界面で剥離しやすくなる。特に、第一の表 層と第二の表面層のうち薄肉部を有する方 表面層と、この層と隣接する層に使用され 樹脂の組み合わせを、比較的接着強度が弱 樹脂の組み合わせにすることで、より剥離 やすくなり、易開封性を向上させることが きる。すなわち、樹脂の組み合わせを選択 ることで、剥離面を所望の位置にすること できるのである。

 本発明の多層テープにおいて、前記中間層 、スチレン系エラストマー、粘着付与樹脂 よび可塑剤からなる粘着樹脂からなること 好ましい。
 スチレン系エラストマーは、スチレンブロ クとジエンブロックとを含有するゴム質ブ ック共重合体のことである。例えば、ポリ チレンブロックとビニル-ポリイソプレンブ ロックが結合したブロック共重合体、ポリス チレンブロックとエチレン-プロピレンブロ クが結合したブロック共重合体、ポリスチ ンブロックとエチレン-エチレン-プロピレン ブロックが結合したブロック共重合体などが 挙げられる。
 粘着付与樹脂とは、粘着性を向上させる樹 のことで、例えば、水添ロジン系樹脂、テ ペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、C5・C6系 脂肪族石油樹脂、脂環族石油樹脂等が挙げら れる。
 可塑剤とは、柔軟性,加工性を高める物質の ことで、例えば、流動パラフィン、プロセス オイル(芳香族系又はナフテン系又はパラフ ン系石油系炭化水素)、合成ワックス等が挙 られる。
 この発明によれば、中間層を粘着樹脂で形 しているので、第一の表面層と第二の表面 のうちのいずれか一方と中間層との間で剥 したときに粘着樹脂が露出し、この露出部 再接着させることができる。したがって、 の多層テープを取り付けることで、再密封 能な包装体を提供することができる。
 また、スチレン系エラストマー、粘着付与 脂および可塑剤を主成分とする粘着樹脂を いているので、臭気が少なく、再接着強度 高い。

 本発明の多層テープにおいて、該多層テー を包装体に取り付けたとき、前記中間層は 該多層テープの断面において、その端部が 容物側に露出していないことが好ましい。
 この発明によれば、多層テープを包装体に り付けたとき、中間層の端部が包装体の内 物側に露出していない。すなわち、包装体 内容物側において、中間層が第一の表面層 よび第二の表面層に被覆された形状となっ おり、中間層に用いた樹脂が内容物側に溶 する心配がないので、使用する樹脂の選択 おいて制限がない。特に、中間層に粘着樹 を用いても、衛生的で安全である。
 また、内容物が多層テープの層間に浸透し 、界面接着強度を低下させることがない。 に、刺激性内容物が収納されている場合に 効である。

 本発明の多層テープは、帯状基部がそれぞ 連接した一対の雌雄部材を備えたチャック ープのいずれか一方の部材と連結したこと 好ましい。
 この発明は、チャックテープの帯状基部に 発明の多層テープが一体成形されたもので る。この多層テープは、開口部側にチャッ テープ部、内容物側に多層部が配置される うに包装袋の内面に溶着される。したがっ 、内容物とチャックテープ部とは、多層テ プ部により遮断されているため、内容物が ャックテープ部の咬合部に付着せず、内容 が漏洩するおそれがない。特に、内容物が 体などの場合に有効である。

 本発明の多層テープの製造方法は、異形共 出法によって製造することを特徴とする。
 この発明によれば、各層を形成する樹脂を 形ダイに通すことにより、前述の2種2層、3 3層および3種4層などからなる多層テープや チャックテープと一体化した多層テープを1 つの工程で製造することができる。

 本発明の包装体は、請求項1から請求項8の ずれかに記載の多層テープが互いに対向す 包装体内面に取り付けられたことを特徴と る。
 この発明によれば、包装体の内面に前述の 層テープが取り付けられているので、前述 効果を奏することができる包装体を提供す ことができる。

 本発明の包装体は、前記多層テープより開 部側の包装体内面にチャックテープが取り けられたことが好ましい。
 この発明は、多層テープのみ取り付けられ 包装袋にチャックテープを取り付けること 、チャックテープと一体化した多層テープ 取り付けた包装体と同等の効果を奏するこ ができる。

本発明の第一実施形態にかかる包装袋 示す正面図。 前記第一実施形態にかかる図1のII-II断 図。 図2において、開封した状態を示す断面 図。 前記第一実施形態にかかる多層テープ 製造方法を示す概略図。 図4における異形ダイの断面を示す斜視 図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 方法を示す概略図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 造工程を示す概略図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 造工程を示す概略図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 造工程を示す概略図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 造工程を示す概略図。 前記第一実施形態にかかる包装袋の製 造工程を示す概略図。 本発明の第二実施形態にかかる図1のII- II断面図。 図8において、開封した状態を示す断面 図。 本発明の第三実施形態にかかる多層テ ープの断面図。 本発明の第四実施形態にかかる多層テ ープの断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる多層テープの 断面図。 本発明の変形例にかかる包装袋を示す 正面図。

符号の説明

100…包装袋
  1…袋体
 15…ヒートシール部
  2…多層テープ
 21…第一の表面層
 22…第二の表面層
 23…中間層
  3…チャックテープ
 31…咬合部
 32…雄部材
 33…雌部材
321、331…帯状基部
  4…多層異形共押出機
  5…製造装置
  S…境界部

 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて 明する。各実施形態の説明において同一符 を付した部材は説明を省略もしくは簡略に る。
 まず、本発明の第一実施形態を図1から図3 基づいて説明する。
[1.第一実施形態]
 図1は本実施形態の積層テープが装着された 包装袋の密封状態の正面図、図2は第一実施 態にかかる図1のII-II断面図、図3は図2の開封 状態を示す断面図である。

[1-1.包装袋100の構成]
 図1に示されるように、袋体1の内面には、 層テープ2Aとチャックテープ3Aが取り付けら ている。この袋体1は、包材となる基材フィ ルム11を重ね合わせて、その周縁にサイドシ ル部12およびトップシール部13を形成するこ とによって形成される。袋体1の開口部14の内 面に多層テープ2Aが取り付けられ、さらに、 層テープ2Aより開口部側にチャックテープ3A が取り付けられている。
 なお、この袋体1は、図示しない内容物が袋 体1の底方向から収納された後は、袋体1の底 をシールすることにより、密封状態とされ 。

 使用者は、袋体1の開口部14において対向 る基材フィルム11を両手で把持し、開封時 はチャックテープ3Aを開いた後、多層テープ 2Aで密封された開口部14を開封する。

[1-2.多層テープ2Aの構成]
 多層テープ2Aは、図2にその断面構成を示す うに、断面略矩形状で、最外層である第一 表面層21と、第二の表面層22と、これらの間 に配置された中間層23とを備えた三層構造で る。多層テープ2Aは、袋体1の対向する基材 ィルム11に挟まれるように、シール部15にて シールされる。

 多層テープ2Aの断面において、第一の表 層21は、多層テープ2Aの幅方向に沿って厚さ 不均一となっている。第一の表面層21の両 には、薄く形成された薄肉部211および212を え、薄肉部211と212に挟まれて厚く形成され 厚肉部213を備えている。これら薄肉部211お び212と厚肉部213とで凸状部を形成している ここで、薄肉部211および212が破断しやすい たは剥離しやすい部位となり、厚肉部213が 断しにくいまたは剥離しにくい部位となる また、第一の表面層21と隣接する中間層23は この凸状部と咬合するように凹状に形成さ ている。

 なお、第一の表面層21の薄肉部211および21 2の厚さは0(薄肉部が欠落した状態)~30μmの範 であることが好ましい。30μmを超えると、第 一の表面層21が切れにくくなり、易開封性を られない。厚肉部213の厚さは、薄肉部211お び212よりも厚く形成されていればよいが、4 0~100μmの範囲であることが好ましい。(100μmを 超えてもよいが、テープが厚くなりすぎ、包 装体としたときにサイドシール部分の外観が 悪くなる。)

 多層テープ2Aの各層の幅方向に沿った長さ 、第一の表面層21と第二の表面層22との両方 端部が中間層23の端部よりも長く形成され 中間層23の両方の端部を覆うように互いに接 合し、包装袋100Aの内容物側において、中間 23が露出しない構造となっている。
 また、シール部15は、多層テープ2Aの各層の 幅方向に沿った長さよりも短く、開口部側端 部151が薄肉部211に接し、さらに、内容物側端 部152が厚肉部213に接するような位置にシール される。

 このような構成の多層テープ2Aであれば 図3に示すように、第一の表面層21の薄肉部21 1が破断し、第一の表面層21と中間層23との境 面で剥離する。そして、薄肉部212に到達す と、薄肉部212が破断して、包装袋100Aを開封 することができる。

 多層テープ2Aの各層には、各種ポリオレ ィンを使用することができる。例えば、ホ ポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレ ン(RPP)、ブロックポリプロピレン(BPP)、低密 ポリエチレン(LDPE)直鎖状低密度ポリエチレ (LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)などを1種ま たは2種以上をブレンドした物が挙げられる

 本実施形態では、中間層23に粘着樹脂を いる。中間層23に使用される粘着樹脂は、ス チレンブロックとジエンブロックとを含有す るゴム質ブロック共重合体と粘着付与樹脂か らなる粒子と、スチレンブロックとジエンブ ロックとを含有するゴム質ブロック共重合体 と可塑剤からなる粒子とを混合したものであ る。

 前記粘着樹脂は、スチレンブロックとジ ンブロックとを含有するゴム質ブロック共 合体と粘着付与樹脂からなる粒子(A)、スチ ンブロックとジエンブロックとを含有する ム質ブロック共重合体と可塑剤からなる粒 (B)に加え、さらに主としてスチレンブロッ とジエンブロックとを含有するゴム質ブロ ク共重合体からなる粒子(C)を混合すると、 ム質ブロック共重合体、粘着付与樹脂及び 塑剤の配合比率を調整することができ、粘 材料の要求に応じた物性変更ができる点で ましい。

 (C)のゴム質ブロック共重合体として、上 (A)(B)に含まれるゴム質ブロック共重合体と じ共重合体を使用できる。また、(C)のゴム ブロック共重合体は、(A)(B)に含まれるゴム ブロック共重合体と同じでも異なってもよ 。

 スチレンブロックとジエンブロックとを含 するゴム質ブロック共重合体として、例え 、ポリスチレンブロックとビニル-ポリイソ プレンブロックが結合したブロック共重合体 、ポリスチレンブロックとエチレン-プロピ ンブロックが結合したブロック共重合体、 リスチレンブロックとエチレン-ブタジエン ロックが結合したブロック共重合体、ポリ チレンブロックとエチレン-エチレン-プロ レンブロックが結合したブロック共重合体 どが挙げられる。好ましくは、臭気がない とからゴム質ブロック共重合体水素添加物 ある。
 スチレンブロックとジエンブロックとを含 するゴム質ブロック共重合体には、その特 を損なわない範囲において、酸化防止剤お び滑剤などを加えてもよい。

 粘着付与樹脂としては、例えば、水添ロジ 系樹脂、テルペン系樹脂、水添テルペン系 脂、C5・C6系脂肪族石油樹脂、脂環族石油樹 脂などが挙げられる。
 可塑剤としては、例えば、流動パラフィン プロセスオイル(芳香族系又はナフテン系又 はパラフィン系石油系炭化水素)、合成ワッ スなどが挙げられる。

 これらの樹脂の配合量は、ゴム質ブロック 重合体:粘着付与樹脂:可塑剤=40~70質量%:20~50 量%:10~30質量%であることが好ましい。より ましくは、40~60質量%:22~50質量%:10~28質量%であ る。この配合量から外れる場合、再接着強度 が弱くなる恐れがある。
 粘着樹脂は、ゴム質ブロック共重合体、粘 付与樹脂および可塑剤等を、単軸押出機、 軸押出機および混練機などを用いて混練溶 して製造できる。

 なお、各層の材料の選択においては、剥 する境界面に隣接する第一の表面層21と中 層23との接着強度が、第二の表面層22と中間 23との接着強度、および第一および第二の 面層21、22と袋体1の基材フィルム11との接着 度よりも小さくなるようにすることが好ま い。

[1-3.チャックテープ3Aの構成]
 チャックテープ3Aは、一対の雄部材32および 雌部材33から構成され、雄部材32は、袋体1に して融着される帯状基部321と、断面が略鏃( やじり)形状の凸部322を備えている。また、 部材33は、前記した雄部材32と同様に、袋体1 に対して融着される帯状基部331と、凹部332と を備えている。そして、チャックテープ3Aは 雄部材32の凸部322と雌部材33の凹部332が咬合 して咬合部31を形成しており、これらが離れ り咬合することにより、開封または再封が われることとなる。
 チャックテープ3Aは、多層テープ2Aで用いら れた前述の樹脂を使用することができる。

[1-4.多層テープ2Aの製造方法]
 多層テープ2Aは、フィードブロック方式や ルチマニホールド方式の多層異形押出装置 ほか、多層サーキュラーダイで押出した後 押しつぶしてテープ状にする方法などで製 することができる。
 ここでは、3種3層からなる多層テープ2Aの製 造方法を図4に基づいて説明する。
 多層異形共押出機4は、3種類のポリオレフ ンP、Q、Rを投入する3つのホッパー41と、投 されたポリオレフィンを押し出す押出機42と 、押し出されたポリオレフィンを多層テープ 2Aの形状に成形する異形ダイ43と、成形され 多層テープ2Aを冷却する冷却ロール44および 却された多層テープ2Aを巻き取る巻き取り ール45とを備えている。なお、ホッパー41お び押出機42は、成形する多層テープの層の だけ設置される。

 異形ダイ43の内部では、流路を変形させて 一の表面層21と中間層23と第二の表面層22か なる3層の多層テープ2Aを成形する。図4にお る異形ダイ43の斜視図が図5に示されている 図5は、一定間隔おきの異形ダイ43の断面を しており、異形ダイ43の入口から順に431A、4 31B、431C,431Dとする。
 断面431Aは、異形ダイ43の入口における断面 であり、各樹脂の流路432、433、434が形成さ ている。各流路間は、略等間隔となってい 。中央に配置された流路433は粘着樹脂であ 、粘着樹脂の両側の流路432および434は、ポ オレフィンである。
 断面431Bでは、各流路が各層の形状に押し出 され、断面431Cでは、各流路が当接し、異形 イ43の出口である断面431Dに到達する。
 断面431Dは、幅60mm×厚さ0.5mmの矩形状の流路4 35が一つだけ形成されている。入口では3つに 分かれていた流路432、433、434が、異形ダイ43 内部で変形し(431B、431Cを参照)、出口では流 路435になって、各材料が合流して3層構成の 層テープ2Aを成形する。
 なお、多層テープ2Aの各層の厚さは、押出 42のスクリュー回転数の各層比率を変更し、 多層テープ2Aの全厚および幅は、多層テープ2 Aの引き取り速度により調整することができ 。

[1-5.包装袋100Aの製造方法]
 次に、図6および図7A~図7Eを用いて多層テー 2Aを袋体1に装着する方法について説明する 図6には、包装袋100Aを製造する製造装置5の 略図が示され、図7A~図7Eには図6の各製造工 を示す概略図が示されている。
 第一実施形態では、包装袋100Aを四方袋とし た。袋体1の基材フィルム11には、ポリエチレ ンテレフタレート(PET)とナイロン(Ny)と無延伸 ポリプロピレン(CPP)からなるフィルム、PETと ルミ箔(AL)とCPPからなるフィルム、PETとNyとL -LDPEからなるフィルム、PETとL-LDPEとからなる 明蒸着のフィルム、Nyとエチレンビニルア コール(EVOH)とL-LDPEとからなるフィルムのほ 、ポリプロピレン(PP)シートや、ポリエチレ (PE)とポリスチレン(PS)とからなる多層シー 、NyとPEからなる多層シートの熱成形品等を 用することができる。

 図6に示すように、製造装置5は繰り出しロ ル51、52、53、54と、三台のロール55と、チャ クテープシール装置56と、多層テープシー 装置57と、超音波シール装置58と、基材フィ ムシール装置59および60とを備えて構成され ている。
 繰り出しロール51は、多層テープ2Aを予め巻 回させておき、この多層テープ2Aを送り出し 繰り出しロール52は、チャックテープ3Aを予 め巻回させておき、このチャックテープ3Aを り出し、繰り出しロール53および54は、基材 フィルム11を予め巻回させておき、この基材 ィルム11を送り出すものである。ロール55は 、基材フィルム11を支持するものである。

 2枚の基材フィルム11が繰り出しロール53お び54より連続的に製造装置5に供給されると もに、多層テープ2Aとチャックテープ3Aも繰 出しロール51および52より製造装置5に供給 れ、かかる多層テープ2Aとチャックテープ3A 、2枚の基材フィルム11の間に挟まれるよう 配置され、まず、チャックテープ3Aと基材 ィルム11とがチャックテープシール装置56に りシールされる(図7A)。次に、多層テープシ ール装置57を用いて、多層テープ2Aと、2枚の 材フィルム11とを幅7mmのヒートシールバー て両側からシールして接着する(図7B)。
 そして、超音波シール装置58により、包装 100Aにおける開口部14の長さの間隔で、多層 ープ2Aおよびチャックテープ3Aと、基材フィ ム11とが重なる部分を超音波シールにより 超音波シール部16を形成する(図7C)。
 そして、基材フィルム11の長手方向とは垂 な方向に、超音波シール部16を含み、サイド シール部12となる区画部17を基材フィルムシ ル装置59でシールする。その後、基材フィル ムシール装置60により、包装袋100Aのトップシ ール部13となる区画部18をシールする(図7D)。
 最後に、基材フィルム11を、区画部17の中心 線に沿って切断することにより、包装袋100A 得られる(図7E)。

[1-6.第一実施形態の作用効果]
 したがって、第一実施形態によれば、次の 用効果を奏することができる。
(1)第一実施形態では、多層テープ2Aの第一の 面層21が薄肉部211を有しているため、包装 100Aを開封するときにこの薄肉部211が破断し すい。そして、第一の表面層21と隣接する 間層23との間の境界面で剥離し、第一の表面 層21の内容物側の端部が薄くなった薄肉部212 破断し、容易に開封することができる。特 、第一実施形態では薄肉部211にシール部15 開口部側端部151が接するようにシールして るので、易開封性をさらに向上させること できる。

(2)一方、シール部15の内容物側端部152は、 層テープ2Aの厚肉部213と接しているので、 容物側に圧力がかかったとしても、容易に 断されない、したがって、密封性および耐 性を維持することができる。

(3)第一の表面層21と、中間層23に使用され 樹脂を異なるものとしたので、第一の表面 21と中間層23との境界面で剥離しやすい。し がって、易開封性を向上させることができ 。

(4)また、多層テープ2Aは、中間層23の粘着 脂が第一の表面層21および第二の表面層22に 覆され、外部に露出していない。したがっ 、粘着樹脂が内容物へ溶出することがない で、内容物を加熱殺菌したときの油溶成分 溶出が減少し、衛生的である。また、多層 ープ2Aの層間に内容物が浸透しないので、 婆豆腐やカレーなどの刺激性の内容物であ ても、界面接着強度を低下させることがな 、密封性に優れた包装袋を提供することが きる。

(5)中間層23に粘着樹脂を使用しているので 一度開封した後でも密封することができる また、粘着樹脂は、スチレンブロックとジ ンブロックとを含有するゴム質共重合体か 構成されているため、臭気が少なく、また 再接着強度が高い。

(6)さらに、チャックテープ3Aと内容物との に多層テープ2Aにより包装袋100Aを密封して るので、輸送やレトルト処理を行っても内 物がチャックテープに付着することがない したがって、チャックテープが汚損されず 麗な状態を維持できる。また、チャックテ プから内容物が漏洩することもなく密封性 維持することができる。

(7)多層テープ2Aと袋体1をシールしているシー ル部15は、多層テープ2Aの両面で位置をずら 必要がないため、一工程で形成することが きる。また、シール部15の幅は7mmで、多層テ ープ2Aに対して大幅に短いため、シールでき 位置に幅がある。したがって、シール精度 悪い場合でも、確実にシールして密封性を 保することができるとともに、第一の表面 21の薄肉部211から破断されることで易開封 も維持することができる。
 すなわち、製造工程を簡単に、しかも低コ トで行うことができる。

(8)多層テープ2Aの製造において、多層異型 押出機を用いているので、一工程で製造す ことができ、手間およびコストがかからな 。

[2.第二実施形態]
 次に、本発明の第二実施形態を図8と図9を いて説明する。第二実施形態の多層テープ 、チャックテープと一体成形されている。 層テープ以外は第一実施形態と同様である で、説明は省略する。

[2-1.多層テープ2Bの構成]
 図8は、第二実施形態の多層テープ2Bを取り けた包装袋100Bの断面図である。
 多層テープ2Bは、図8に示すように、再封可 なチャックテープ部3Bと、包装袋100Bを密封 る多層部20とを有している。
 チャックテープ部3Bは、第一実施形態のチ ックテープ3Aと同様に、一対の雄部材32およ 雌部材33から構成され、袋体1に対して融着 れる帯状基部321および331をそれぞれ有して る。チャックテープ部3Bは、雄部材32と雌部 材33が咬合することで咬合部31を形成してお 、これらが離れたり咬合することにより、 封または再封が行われる。

 多層部20は、チャックテープ部3Bの帯状基部 331が内容物側に向かって幅広に形成された幅 広部に一体的に形成されている。
 多層部20の断面形状は、第一実施形態と同 である。最外層である第一の表面層21と、第 二の表面層22と、これらの間に配置された中 層23とを備えた3層構造で、第一の表面層21 、多層テープ2Bの幅方向に沿って厚さが不均 一となっている。シール部15は、多層部20の 中央に位置するようにシールされることに って形成される。

 このような構成の多層テープ2Bは、図9に示 ように、薄肉部211が破断し、第一の表面層2 1と中間層23との境界面で剥離する。そして、 薄肉部212が破断し、開封することができる。
 多層テープ2Bの各層に用いられる樹脂は、 一実施形態と同様であるが、第二実施形態 は、2種3層構造とした。第一の表面層21およ 第二の表面層22には同種のポリオレフィン 用い、中間層23には粘着樹脂を用いた。
 なお、多層テープ2Bは、第一実施形態で用 た多層異形共押出機4の異形ダイを、多層テ プ2Bの形状とした異形ダイに代えることで 造することができる。

 したがって、第二実施形態では、第一実施 態と同様の作用効果と、以下の作用効果を することができる。
(9)第二実施形態では、チャックテープ部3Bを 体化した多層テープ2Bとしたので、多層異 共押出機4によって、一工程でチャックテー の機能を備えた多層テープ2Bを製造するこ ができる。また、袋体1に多層テープ2Bを取 付ける工程で2枚の基材フィルム11の間に多 テープ2Bを挿入するときの位置決めおよび溶 着も簡単に行うことができる。

[3.第三実施形態]
 次に、本発明の第三実施形態について、図1 0を用いて説明する。第三実施形態の多層テ プ2Cは、2層構成で、包装袋100Cの内面に取り けられている。多層テープ2C以外は、第一 施形態と同様であるので、説明は省略する
[3-1.多層テープ2Cの構成]
 図10は第三実施形態の多層テープ2Cの断面図 である。
 図10に示すように、多層テープ2Cは断面略矩 形状で、第一の表面層21と、第二の表面層22 を備えた2層構造である。

 多層テープ2Cの断面において、第一の表 層21と第二の表面層22は、多層テープ2Cの幅 向に沿って厚さが不均一となっている。第 の表面層21において、開口部側は薄く形成さ れた薄肉部211となっている。また、内容物側 は薄肉部211より厚く形成された厚肉部213とな っている。第三実施形態では、薄肉部211が破 断しやすいまたは剥離しやすい部位、厚肉部 213が破断しにくいまたは剥離しにくい部位で ある。

 多層テープ2Cの各層には、第一実施形態で 用した各種ポリオレフィンを使用すること できる。第一の表面層21と第二の表面層22に 用される樹脂は、これら2層と基材フィルム 11との接着強度より弱い接着強度である樹脂 組み合わせが、易開封性を得るという点で ましい。たとえば、基材フィルム11にLLDPEを 使用し、第一の表面層21にLDPEを、第二の表面 層22にRPPを使用する。LDPEとRPPとの接着強度は 、LLDPEとLDPEとの接着強度およびLLDPEとRPPとの 着強度よりも弱い。したがって、LDPE(第一 表面層21)とRPP(第二の表面層22)との境界面で 離する。
 多層テープ2Cは、袋体1の対向する基材フィ ム11に挟まれるようにシールされ、シール 15を形成する。シール部15は多層テープ2Aの 中央に位置するようにシールされる。

 このような構成の多層テープ2Cは、図10の 破線で示したように、第一の表面層21の薄肉 211が破断し、第一の表面層21と第二の表面 22との境界面で剥離して包装袋100Cを開封す ことができる。

[3-2.多層テープ2Cの製造方法]
 多層テープ2Cは、第一実施形態と同様に、 層異形共押出機4により一工程で製造するこ ができる。ただし、多層テープ2Cは2層構造 あるので、ホッパー、押出機および異形ダ の入口における流路は2つずつで構成される 。これにより、第一実施形態と同様の製造方 法により、多層テープ2Cを成形する。
 したがって、第三実施形態では、第一実施 態の(1)(2)(3)(6)(7)(8)と同様の作用効果を奏す ことができる。

[4.第四実施形態]
 次に、本発明の第四実施形態について、図1 1を用いて説明する。第四実施形態の多層テ プ2Dは、3層構成である。多層テープ2Dの断面 形状以外は、第一実施形態と同様であるので 、説明は省略する。

[4-1.多層テープ2Dの構成]
 図11は第四実施形態の多層テープ2Dの断面図 である。
 図11に示すように、多層テープ2Dの断面にお いて、第一の表面層21は第二の表面層22より 短く、包装袋100Dの開口部側において中間層2 3が多層テープ2Dの表面に露出した形状となっ ている。

 第一の表面層21は、厚く形成された厚肉部21 3と、薄く形成された薄肉部212とを有してい 。第四実施形態では、第一の表面層21と中間 層23との境界部Sが破断しやすいまたは剥離し やすい部位であり、厚肉部213が破断しにくい または剥離しにくい部位である。
 このような形状であれば、図11の破線で示 たように、中間層23と第一の表面層21との境 部Sから破断し、これらの層の境界面で剥離 する。そして、薄肉部212が破断して包装袋100 Dを開封することができる。
 したがって、第四実施形態では、第一実施 態と同様の作用効果を奏することができる

[5.本発明の変形例]
 なお、本発明は前述の実施形態に限定され ものではなく、本発明の目的を達成できる 囲での変形、改良等は本発明に含まれるも である。
 例えば、多層テープ2の断面形状は、第一実 施形態から第四実施形態に示したものに限ら れず、たとえば以下のような形状でもよい。

 3層構造の場合は、図12に示すように、中間 23が包装袋100の内容物側において露出した 状でもよい。この場合、中間層23に使用する 樹脂は安全性の高いものを使用する必要があ る。このような形状の多層テープ2は、破線 沿って剥離する。
 さらに、これら以外にも図13から図17に示す ような断面形状の多層テープでもよい。これ らの断面形状であれば、各図の破線で示した ように、第一の表面層21の薄肉部211または第 の表面層21と中間層23との境界部Sが破断し 第一の表面層21と中間層23との境界面で剥離 る。

 2層構造の場合は、図18から図21に示すよ な断面形状の多層テープでもよい。これら 断面形状であれば、各図の破線で示したよ に、第一の表面層21の薄肉部211または第一の 表面層21と第二の表面層22との境界部Sが破断 、第一の表面層21と第二の表面層22との境界 面で剥離する。

 また、多層テープは、第一実施形態およ 第二実施形態の3層構造、および第三実施形 態の2層構造に限られない。たとえば、3種類 樹脂からなる4層構造で形成されていてもよ い。この場合の樹脂の組み合わせとしては、 RPP/HPP/LDPEまたはHDPEまたはLLDPE/RPP、RPP/BPP/HPPと LDPEとのブレンド/RPP、RPP/BPP/HPP+LDPE+HDPE/RPP、LLD PE/HPPまたはBPPまたはRPP/HDPE/LLDPE、LDPE/HPPまた BPPまたはRPP/HDPE/LDPEなどが挙げられる。この うに、表面層を同じ樹脂にすることによっ 、ヒートシール温度を同じにすることがで るため、両側の表面層の収縮率が同じにな 。したがって、包装袋がカールせず、見た の美しい包装袋を提供することができる。

 さらに、前記実施形態では、多層テープ2 の超音波シール部16がサイドシール部12の端 で形成されていたが、図22のように、多層テ ープ2の長さを短くして超音波シール部16をサ イドシール部12の内側のみに形成してもよい これにより、サイドシール部12の端縁は、 材フィルム11同士でシールされるので、密封 性がさらに向上する。

 以下、実施例および比較例を挙げて、本発 をより具体的に説明するが、本発明は実施 等の内容に何ら限定されるものではない。
 実施例1、2および比較例1に示される方法で 製した多層テープを取り付けた包装袋の密 性と開封性を評価した。

[実施例1]
 チャックテープと一体化した多層テープを 製した。なお、多層部の層構成は、2種類の 樹脂で3層構成とし、多層部の断面形状は、 一実施形態と同様の形状とした。使用した 脂は以下の通りである。

 A.チャックテープ部の雌部材および多層部 両側の表面層:RPP(商品名「プライムポリプロ F-744NP」、(株)プライムポリマー製、MI=7g/10min 密度0.9)
 B.多層部の中間層:LLDPE(商品名「モアテック0 628G」、(株)プライムポリマー製、MI=6g/10min、 度0.916)
 C.チャックテープ部の雄部材:RPP(商品名「プ ライムポリプロF-744NP」、(株)プライムポリマ ー製、MI=7g/10min、密度0.9)

 上記AおよびBの樹脂を多層異形共押出機の ッパーにそれぞれ投入し、多層部の内側に る表面層は30mmφの押出機を用い、雌部材と 層部の外側にある表面層は40mmφの押出機を い、多層部の中間層は30mmφの押出機を用い 異形押出によりチャックテープと一体化し 多層テープを成形した。なお、多層テープ 断面形状の寸法は、多層部の長さ15mm、チャ クテープ部の長さ20mm、帯状基部の厚さ0.15mm 、表面層の薄肉部の厚さ0.01μm、厚肉部の厚 0.06μmとした。
 また、Cの樹脂を多層異形共押出機のホッパ ーに投入し、雄部材を成形した。

 次に、多層テープを袋体に取り付けて製袋 た。袋体に使用された基材フィルムは、ポ エチレンテレフタレート(PET)/アルミニウム( AL)/ナイロン(Ny)/無延伸ポリプロピレン(CPP)か なる多層フィルムである。
 2本のロールから繰り出された2枚の基材フ ルムのCPP面どうしを向かい合わせた状態で 袋機に供給させるとともに、2枚の基材フィ ムの間に雌雄部材を咬合させた多層テープ 挿入し、CPP面に熱接着させた。
 次に、雌部材と連結した多層部と、対向す 基材フィルムのCPP面とを、幅7mmのヒートシ ルバーによりシールした。
 そして、先端が35mm×20mmの超音波ホーンによ り、2枚の基材フィルムと多層テープの端部 潰すようにしてシールした後、この超音波 ール部の位置に合わせて包装袋の三方をシ ルし、カットした。なお、包装袋の外寸は 140mm×190mmである。

[実施例2]
 実施例2では、中間層に粘着樹脂を使用した 以外は、実施例1と同様の方法で多層テープ 作製した後、この多層テープを袋体に取り けて包装袋を作製した。使用した粘着樹脂 、以下の材料を2:1:2の割合でドライブレンド して用いた。

 材料1:ポリスチレン-ポリイソプレンブロッ 共重合体(商品名「クインタック3520」、日 ゼオン(株)製、MFR=7/10min(200℃、荷重5kg)、比 0.93)25質量%に対し、C5-方向族系共重合水素添 加樹脂粒子(商品名「アイマーブP-125」、出光 興産(株)製、軟化点125℃、密度1.03g/m 3 (20℃))75質量%を混合したもの100質量部に、酸 防止剤(商品名「イルガノックス1010」、チ スペシャリティケミカル(株)製)を1質量部加 て攪拌混合した。この後、二軸押出機にて1 80℃の温度で溶融混合して、水冷ストランド 出し、さらにこれをカッティングし造粒し 。

 材料2:ポリスチレン-ポリイソプレンブロッ 共重合体(商品名「クインタック3520」、日 ゼオン(株)製、MFR=7g/10min(200℃、荷重5kg)、比 0.93)40質量%に対し、プロセスオイル(商品名 プロセスオイルダイアナプロセスオイルPW-9 0」、出光興産(株)製、密度0.8722g/m 3 (15℃))60質量%を加えて攪拌混合した後、二軸 出機にて180℃の温度で溶融混合して、水冷 トランド押出し、さらにこれをカッティン して造粒した。造粒品は梱包保管中、粒子 士のブロッキングを防ぐためにタルク粉0.2 量部を外添した。

 材料3:スチレン系ゴム質ブロック共重合 (商品名「クインタックSL-125」、日本ゼオン( 株)製、MFR=17g/10min(200℃、荷重5kg)、比重0.93)

[比較例1]
 チャックテープを異形押出機により成形し 袋体の内面に取り付けて包装袋を作成した 樹脂は、実施例1でチャックテープ部に使用 したものと同様のものを使用した。

[接着強度の評価]
 接着強度の評価を行った。多層テープのヒ トシール部を、ヒートシール部に対して直 に幅15mmに切り取り、(株)イマダ製デジタル フォースゲージ MODEL-DPSIIを用いて開口部側 内容物側の接着強度を測定した。なお、一 に、密封性を示すには23N/15mm以上、易開封 を示すには12N/15mm以下であることが目安とさ れている。
 また、実施例2については、再封したときの 接着強度についても同様に評価した。再封時 の密封性は、通常は4N/15mm程度しか得られな ことが知られている。

[製袋品の評価]
 市販のレトルトカレー150gを充填し、密封し た後、120℃で30分間、0.2MPaの圧力で、定圧熱 レトルト処理を行った。
 評価結果を表1に示す。

 実施例1および実施例2の未開封時の内容物 の接着強度は23N/15mm以上となっており、十分 な密封性があることが確認できた。また、製 袋品のレトルトカレーの評価についても、内 容物がチャックテープの咬合部へ漏洩するこ となく、開封後のチャックテープは美麗であ った。
 さらに、実施例1および実施例2の未開封時 開口部側の接着強度は12N/15mm以下となってお り、易開封性も備えていることが確認できた 。
 実施例2では、再封時の接着強度が10N/15mmと っており、非常に強い再接着強度が得られ 。
 一方、比較例1では、内容物がチャックテー プ咬合部にしみ込み、開封後のチャックテー プが汚れていた。

 本発明は、食品や薬品を収納する包装袋 どに利用することができる。