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Patent Searching and Data


Title:
NON-PENETRATING ACUPUNCTURE TREATMENT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/098905
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a device that allows easy non-penetrating acupuncture treatment using electricity by applying thermal stimulus instantaneously to sites of the body. Upon pressing a push-button (14), the device becomes energized, whereafter a second LED indicator (17) is lit to inform users of the device`s energized state. A signal corresponding to the temperature at the site detected by a thermistor (11) is fed back to a temperature control circuit (31A) when the push-button (14) is pressed. Current continues to flow until the thermistor (11) reaches the target temperature. Once the target temperature is reached, the flow of current is shut off. A timer circuit (31C) is connected to a current monitoring circuit (31B), and after a predetermined period of time the flow of electric current is shut off. The current monitoring circuit (31B) has the function of monitoring voltage of batteries (5); upon the batteries (5) falling below a predetermined level, an LED indicator (16) is lit to signal low batteries (5).

Inventors:
SHINOHARA Shoji (Honoda Hiyoshi-cho, Nantan-sh, Kyoto 92, 62903, JP)
篠原 昭二 (〒92 京都府南丹市日吉町保野田明治鍼灸大学内 Kyoto, 62903, JP)
IMAZATO Hidesato (1-9-32 Nakasuji, Takarazuka-sh, Hyogo 74, 66508, JP)
Application Number:
JP2009/000492
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
February 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
ZAIDANHOJIN SHINSANGYOSOZOKENKYUKIKO (1-5-2, Minatojima-minamimachi Chuo-ku, Kobe-sh, Hyogo 47, 65000, JP)
財団法人 新産業創造研究機構 (〒47 兵庫県神戸市中央区港島南町1-5-2 Hyogo, 65000, JP)
SHINOHARA Shoji (Honoda Hiyoshi-cho, Nantan-sh, Kyoto 92, 62903, JP)
篠原 昭二 (〒92 京都府南丹市日吉町保野田明治鍼灸大学内 Kyoto, 62903, JP)
International Classes:
A61H39/06
Foreign References:
JP3047096U
JPH07383U
JPS5630937U
JP3772797B2
JPH09331588A
JP3065940U
Attorney, Agent or Firm:
TORISU Minoru et al. (6th Floor Shinko-Bldg, 8 Kaigan-dori Chuo-ku, Kobe-shi, Hyogo 24, 65000, JP)
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Claims:
 治療器本体の先端部に小径の発熱素子を露出して備え、前記発熱素子を治療部位に対し直接接触させた状態で通電して、瞬間的に熱痛刺激を与える燔(はん)鍼治療器であって、
 前記発熱素子は、サーミスタで構成され、
 前記治療器本体は、乾電池あるいは充電池からなる電源と、前記サーミスタと前記電源との間に設けられ押圧により前記サーミスタに通電させる押しボタンスイッチと、前記サーミスタの温度を管理あるいは制御するための制御回路が設けられた回路基板とを筒状のケーシング内に備え、
 前記制御回路に、前記押しボタンスイッチの押圧の際に前記サーミスタからの温度信号を受け前記サーミスタが目標温度になるまで通電を継続する温度制御回路を含むことを特徴とする燔(はん)鍼治療器。
 前記サーミスタは、前記治療部位との接触面積が0.75~2.0mm 2 の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記目標温度は、62℃~70℃の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記筒状のケーシングは、前記発熱素子に対応する大きさを有する前側円筒部を有し、前記回路基板は、前記前側円筒部内に配置され先端部が前記前側円筒部の先端開口付近に位置する前側基板部を有し、
 前記サーミスタが、前記前側基板部の先端部に取付固定されると共に前記基板部の配線パターンに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記サーミスタは、サーミスタ本体の両側に電極部を備え、前記前側基板部の先端部は平坦な先端面を有するものであり、
 前記サーミスタのサーミスタ取付面を前記先端面に接触させた状態で、前記前側基板部の配線パターンにハンダにより電気的に接続されると共に取付固定され、
 前記サーミスタと前記前側円筒部の内周面との間の空間部に充填剤が充填されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記温度制御回路と前記押しボタンスイッチとの間に設けられ前記電源から前記温度制御回路への通電を監視する通電監視回路と、
 この通電監視回路に連係され、前記電源から前記温度制御回路への通電時間が一定時間を超えると、前記通電監視回路にて前記サーミスタへの通電を遮断するタイマー回路とを備えることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記温度制御回路には、通電表示LED又は通電報知ブザーで構成され通電時に点灯若しくは点滅又は鳴動する通電報知手段が接続されていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の燔(はん)鍼治療器。
 前記通電監視回路には、前記電源電圧が設定電圧以下になると点灯若しくは点滅する電池消耗表示LEDが接続されていることを特徴とする請求項6記載の燔(はん)鍼治療器。
Description:
燔(はん)鍼治療器

 本発明は、燔(はん)鍼治療器に関するも である。

 一般に、動作時のつっぱり、引きつり、 攣、痛みなどの経筋病に対する鍼治療の方 として、局所の圧痛点への鍼刺激あるいは 周波鍼通電が多く行われている。そのよう 鍼治療の方法として、従来、燔(はん)鍼(焼 鍼:鍼先を赤くなるまであぶり、それを皮膚 に接触あるいは刺入する方法)で、劫刺(速刺 抜する刺法)する燔(はん)鍼治療が知られて る。

 この燔(はん)鍼治療は、瞬間的に熱痛刺 を与えるのが原則であり、約2千年前に記述 れた『黄帝内経霊枢』第13篇のなかで、「 (はん)鍼劫刺」(燔(はん)鍼で速刺速抜)とい ことが明記されている。そして、(i) 燔(は )鍼により同一カ所に3回以上反復して熱刺激 を与えるので、火傷を来す可能性が極めて高 いこと、(ii)温感から熱感ではなく、熱痛感 を与えること、(iii)通常の温灸の皮膚への刺 激面積が大きいのに対して、燔(はん)鍼治療 よる刺激面積は、有瘢痕灸に近似して極め 小さいこと、などの特徴を有する。一方、 灸は無痕灸の範疇に入り、艾を皮膚面上に いて直接皮膚を焼灼する有痕灸(直接灸、有 瘢痕灸)とは異なり、皮膚と艾の間に生姜や ンニクといったものを介在させたり、皮膚 熱源との間に一定の空間を設けて温熱刺激 加えるもので、生体に瘢痕を残さない灸法 いい(尾崎昭広:図解・鍼灸臨床手技の実際、 医歯薬出版、pp26-28,1994)、燔(はん)鍼治療とは 根本的に異なるものである。

 このような燔(はん)鍼による刺激は、患 に恐怖感を与えるおそれがある。また、燔( ん)鍼による治療を行うには、技術を習得す る必要がある。さらに、上手に刺激しても、 やけどによる小さな瘢痕が残るおそれがある 。

 ところで、ニクロム線やフィルムヒータ どを用いて、熱を発生させて、それを熱源 して温熱治療を行う温熱治療器や、絶縁性 有する熱伝導層の内部に正特性サーミスタ 熱体を装備した温灸器は知られている(例え ば、特許文献1,2参照)。

 そこで、発明者らは、鋭意研究を重ねた結 、前記特許文献1,2の技術を利用して、燔(は ん)鍼治療器を電気式として、治療部位に対 小径の加熱部を接触させ、瞬間的に熱痛刺 を与えるようにすれば、鍼を炙って刺入し くても、小径の尖端(加熱部)で熱痛刺激を加 えることができることに着想した。

特開2004-041530号公報(段落0019および図1)

実開平3-52515号公報(第4欄第11行~第25行お び図2)

 しかしながら、前記特許文献1,2の技術で 、パワートランジスタが発生する熱によっ 金属板を介して加熱されるセラミック板や 正特性サーミスタ発熱体が発生する熱によ て熱伝導層を介して加熱される突起部を、 療部位に接触させる構造であるので、燔(は ん)鍼治療のために、治療部位に接触させる 熱部を小径として、その加熱部の温度制御 行ったとしても、その加熱部の温度制御に れが生じ、瞬間的に熱痛刺激を与えるのが 難である。その一方、治療部位(皮膚)に加熱 部を直接接触させるので、やけどを回避する 必要もある。

 そこで、本発明の主眼として、加熱部を サーミスタ機能を有する発熱素子そのもの 構成すれば、温度制御の応答性にも優れ、 間的に熱痛刺激を与えることができること 見出し、本発明をなすに至ったものである

 また、燔(はん)鍼治療器は、何度施術し も火傷などを起こさないことが前提であり 温熱刺激も温感から軽度の熱感覚までの温 設定とする必要があり、従来の灸治療器と しても、手軽で、装置が非常に小さく、安 性に優れ、効果的な治療器とすることが求 られる。それに加えて、動作時のつっぱり 引きつり、痛みといった経筋病に対する治 原則が瞬間的な熱痛刺激を与えることであ ので、その原理を再現できることも求めら る。

 予備実験として、皮膚面上で燔(はん)鍼 療器を使って、温度設定を60℃、70℃、80℃ 実施したとき、80℃では一回刺激においても 第1度の火傷が生じる可能性があることを確 している。一方、60℃では温熱感覚はあるが 、刺激感が弱いために、効果を期待すること が困難と思われた。さらに、70℃では、火傷 生じないものの、熱痛感覚よりやや痛み感 が強くなることも検証した。したがって、 傷が生じることなく、熱痛感覚を与える温 設定として、60℃を超え70℃以下であれば問 題ないと考えられるが、65℃が理想的である 判断した。

 そのため、燔(はん)鍼治療には、1秒程度 短時間で65℃といった熱痛感覚を与えるこ が必要で、そのためには、皮膚に接触させ 加熱部を可能な限り小さくする必要がある

 つまり、燔(はん)鍼治療自体が鍼を加熱 て皮膚に接触あるいは刺鍼する方法である とから、鍼に変わる加熱刺激が重要であり サーミスタ機能を有する発熱素子は小さい とが求められる。

 再現性を追求しながら一定温度を短時間 再現するには、発熱素子は可能な限り小さ して、発熱素子を直接皮膚に当てることが 想である。但し、異常な高温に達する可能 を極力回避しなければならないことはいう でもない。

 本発明は、治療部位に対し熱痛刺激を瞬 的に与える燔(はん)鍼を電気的に安全かつ 単に行うことができる燔(はん)鍼治療器を提 供することを目的とする。

 本発明は、治療器本体の先端部に小径の 熱素子を露出して備え、前記発熱素子を治 部位に対し直接接触させた状態で通電して 瞬間的に熱痛刺激を与える燔(はん)鍼治療 であって、前記発熱素子は、サーミスタで 成され、前記治療器本体は、乾電池あるい 充電池からなる電源と、前記サーミスタと 記電源との間に設けられ押圧により前記サ ミスタに通電させる押しボタンスイッチと 前記サーミスタの温度を管理あるいは制御 るための制御回路が設けられた回路基板と 筒状のケーシング内に備え、前記制御回路 、前記押しボタンスイッチの押圧の際に前 サーミスタからの温度信号を受け前記サー スタが目標温度になるまで通電を継続する 度制御回路を含むことを特徴とする。ここ 、押しボタンスイッチとは、押している間 け、回路を閉じているスイッチを意味し、 ッシュスイッチともいう。

 このようにすれば、治療部位(皮膚)に対 サーミスタ(発熱素子)を直接接触させた状態 で、押しボタンスイッチを押すだけで前記サ ーミスタに電流が流れ、熱痛刺激が瞬間的に 与えられる。このように、治療部位に接触さ せて、押しボタンスイッチを押すだけである ので、燔(はん)鍼を電気的に簡単に行うこと できる。特に発熱素子としてサーミスタを 接治療部位に接触させるようにしているの 、皮膚による吸熱があっても、サーミスタ 目標温度まで瞬間的に高めることができる

 前記発熱素子は接触面積は、熱痛刺激を瞬 的かつ局所的に与えるという燔(はん)鍼治 ができる大きさであれば特に制限されない 、請求項2に記載のように、前記サーミスタ 、前記治療部位との接触面積が0.75~2.0mm 2 の範囲に設定されていることが望ましい。

 このようにすれば、発熱素子の接触面積が0 .75~2.0mm 2 の範囲と小さいので、燔(はん)鍼治療に必要 熱痛刺激を瞬間的かつ局所的に与えること できる。

 前記発熱素子の目標温度も、同様に、熱 刺激を瞬間的かつ局所的に与えるという燔( はん)鍼治療ができる温度範囲であれば特に 限されないが、請求項3に記載のように、前 目標温度は、62℃~70℃の範囲に設定されて ることが望ましい。

 このようにすれば、火傷を生じることな 、燔(はん)鍼治療に必要な熱痛感覚を得る とができる。

 請求項4に記載のように、前記筒状のケー シングは、前記発熱素子に対応する大きさを 有する前側円筒部を有し、前記回路基板は、 前記前側円筒部内に配置され先端部が前記前 側円筒部の先端開口付近に位置する前側基板 部を有し、前記サーミスタが、前記前側基板 部の先端部に取付固定されると共に前記基板 部の配線パターンに電気的に接続されている 構成とすることが可能である。

 このようにすれば、回路基板の前側基板 を利用して、簡単な構成で、サーミスタが 前記前側基板部の先端部に取付固定される 共に、前記基板部の配線パターンに電気的 接続される。

 請求項5に記載のように、前記サーミスタ は、サーミスタ本体の両側に電極部を備え、 前記前側基板部の先端部は平坦な先端面を有 するものであり、前記サーミスタのサーミス タ取付面を前記先端面に接触させた状態で、 前記前側基板部の配線パターンにハンダによ り電気的に接続されると共に取付固定され、 前記サーミスタと前記前側円筒部の内周面と の間の空間部に充填剤が充填されていること が望ましい。

 このようにすれば、サーミスタのサーミ タ取付面を前側基板部の平坦な先端面に接 させた状態で、前記前側基板部の配線パタ ンにハンダにより電気的に接続されると共 取付固定されるので、前側基板部の平坦な 端面を利用して精度よく取り付けることが き、また、前記サーミスタと前記前側円筒 の内周面との間の空間部に充填剤が充填さ ているので、前記発熱素子を治療部位に対 直接接触させる使用を繰り返しても、サー スタが外れることなく、長期にわたって安 して使用することができる。

 請求項6に記載のように、前記温度制御回 路と前記押しボタンスイッチとの間に設けら れ前記電源から前記温度制御回路への通電を 監視する通電監視回路と、この通電監視回路 に連係され、前記電源から前記温度制御回路 への通電時間が一定時間を超えると、前記通 電監視回路にて前記サーミスタへの通電を遮 断するタイマー回路とを備える構成とするこ とができる。

 このようにすれば、電源電圧の低下や電 制御回路の故障などにより通電時間が異常 長くなるのが防止される。よって、目標温 に達することなく、通電時間が長くなって 低温やけどが発生するなどの不具合が回避 れる。

 請求項7に記載のように、前記温度制御回 路には、通電表示LED又は通電報知ブザーで構 成され通電時に点灯若しくは点滅又は鳴動す る通電報知手段が接続されていることが望ま しい。

 このようにすれば、通電報知手段により 通電状態にあることを視覚的又は聴覚的に 認することができる。

 請求項8に記載のように、前記通電監視回 路には、前記電源電圧が設定電圧以下になる と点灯若しくは点滅する電池消耗表示LEDが接 続されていることも望ましい。

 このようにすれば、電源電圧が設定電圧 下になると、温度制御が正常に作用しなく るおそれがあるので、電池消耗表示LEDが点 若しくは点滅され、注意が喚起される。

 本発明は、以上のように、治療部位(皮膚 )に対しサーミスタ(発熱素子)を直接接触させ た状態で、押しボタンスイッチを押すだけで 前記サーミスタに電流が流れ、前記治療部位 に対し瞬間的に熱痛刺激を与えることができ るので、燔(はん)鍼を電気的に安全かつ簡単 行うことができる。特に発熱素子としてサ ミスタを直接治療部位に接触させるように ているので、皮膚による吸熱があっても、 ーミスタを目標温度まで瞬間的に高めるこ ができる。

 以下、本発明の実施の形態を図面に沿っ 説明する。

 図1は本発明の一実施の形態である燔(は )鍼治療器の中央縦断面図、図2は図1のII-II線 における断面図、図3は前記燔(はん)鍼治療器 の分解図である。

 図1~図3に示すように、燔(はん)鍼治療器1 、治療器本体2の先端ノーズ部に、フック部 3aを有するノーズキャップ3が着脱可能に設け られ、ペン型に形成されている。治療器本体 2は、後述する回路基板21や電池5(電源)が収納 される中空筒状のケーシング4を有する。こ 中空ケーシング4は、メインケース4Aと、そ メインケース4Aの前側に結合されるノーズケ ース4Bと、メインケース4Bの後側に結合され ケースキャップ4Cとを備える。

 メインケース4Aは、円筒形状で、内部に 源としての2つの電池5(例えばリチウム電池) 収納されている。ノーズケース4Bは、後側 位置する大径の後側円筒部4Baと、前側に位 する小径の前側円筒部4Bbと、それらの間に けられ前側になるほど直径が小さくなる中 テーパ部4Bcとを備える。このノーズケース4B 内に、このノーズケース4Bの内部形状に対応 る平板形状を有する回路基板21が収納され いる。つまり、回路基板21は、後側円筒部4Ba 内に配置される後側基板部21Aと、前側円筒部 4Bb内に配置される前側基板部21Bと、中間テー パ部4Bc内に配置されるテーパ基板部21Cとを有 する。

 前側基板部21B(回路基板21)の先端面21aは、図 4に示すように、平坦な面とされ、その平坦 先端面21aに、治療部位に直接接触すること なる発熱素子であるサーミスタ11が取付固定 されている。このサーミスタ11は、直方体形 (あるいは立方体形状)のサーミスタ本体11A 両側に電極部11B,11Cを備えるもので、このサ ミスタ11の、平坦な取付面11aを先端面21aに 触させた状態で(あるいは接触させた状態で 着して)、前側基板部21B(回路基板21)の配線 ターン21bにハンダ12により電気的に接続され ると共に固定される。サーミスタ11は、使用 (施術者)が患部などの治療部位に直接接触 せるもので、発熱して熱痛刺激を与える機 だけでなく、治療部位との接触部分の温度 検出する機能も有する。なお、サーミスタ11 (発熱素子)の接触面積は、0.75~2.75mm 2 の範囲で治療部位に応じて適宜選択されるが 、望ましくは0.75~2.00mm 2 の範囲であり、この実施の形態では、1mm 2 に設定されている。

 サーミスタ11が前側基板部21Bに取付固定 れた状態で、回路基板21がノーズケース4A内 挿入されると、回路基板21が取り付けられ 状態では、サーミスタ11は前側円筒部4Bbの先 端部分から露出することになる。つまり、前 側基板部21Bの先端面21aが前側円筒部4Bbの先端 面4aとほぼ面一とされ、サーミスタ11がケー ング4の先端部分(前側円筒部4Bbの先端面4a)か ら若干突出して露出することになり、治療部 位に直接接触させることができるようになる 。

 また、前側基板部21Bの、サーミスタ11が り付けられている部分付近と、前側円筒部4B bとの間の空間部には、接着機能を有する充 剤22(例えばシリコン接着剤)が充填されてい 。これにより充填剤22によって前記空間部 埋められると共に、サーミスタ11と前側基板 部21Bとが前側筒状部4Bbに強固に固定される。 このように充填剤22によって固定されること 、サーミスタ11を治療部位に強く接触させ 使用を繰り返ししても、サーミスタ11がケー シング4あるいは回路基板21から外れないよう になっている。

 回路基板21には、サーミスタ11の温度を管 理あるいは制御するための制御回路31が設け れている。また、回路基板21の後側基板部21 Aには、サーミスタ11への通電のための押しボ タンスイッチ14が外部から押圧可能なように けられ、その外側にシリコンゴムからなる 状カバー15を設けて滑り止めの効果を持た ている。つまり、押しボタンスイッチ14のノ ブ14aが、後側円筒部4Baの第1の開口4bを通じて 外部に突出し、その突出部分(ノブ14a)が、例 ばシリコンゴムからなる筒状カバー15にて われている。後側基板部21Aの、押しボタン イッチ14とは反対側の部分には、温度調整用 可変抵抗器18が設けられ、その調整器18の前 に通電報知ブザー19が設けられている。なお 、目標温度は、例えば65℃(±3℃)に設定され 後側円筒部4Baの第2の開口4cは通常シール材( 示せず)にて覆われ、外部から見えないよう にしているが、その第2の開口4cを通じて工具 (図示せず)を温度調整用可変抵抗器18に適用 ることで、温度調整することは可能である このことによって、今後より一層効果的な 度設定での治療器の提供も可能にしている また、体幹部や頭部、顔面部では比較的温 感覚の閾値が低く、四肢では閾値が高いこ から、体幹部や頭部・顔面部用の燔(はん)鍼 治療器と四肢用の温度を若干高く設定した燔 (はん)鍼治療器の提供も可能にしている。

 また、テーパ基板部21Cの先端部分付近に 、電池5の消耗状態を表示する、例えば赤色 の第1の表示LED16(電池消耗表示LED)と、通電状 を表示する、例えば緑色の第2の表示LED17(通 電表示LED)が並んで設けられている。そして 中間テーパ部4Bcの透光可能な樹脂材料(例え 、ABS樹脂)で形成され、表示LED16,17の点灯を 中間テーパ部4Bcを通じて外部から、使用者( 施術者)が容易に視認できるようになってい 。

 後側基板部21Aの後端には、電池5のプラス 端子が接触し制御回路31に接続される接続端 部23が設けられ、ケースキャップ4C内には、 電池5のマイナス端子に接触し制御回路31に接 続されるスプリング24が設けられている。

 制御回路31は、図5に示すように、通電監 回路31Aと、温度制御回路31Bと有し、電池5と 、サーミスタ11との間には押しボタンスイッ 14が設けられている。そして、温度制御回 31Bは、押しボタンスイッチ14の押圧により通 電されると、第2の表示LED17を点灯(若しくは 滅)すると共に、通電報知ブザー19を鳴動さ るようになっており、通電状態であること 使用者に報知する。つまり、第2の表示LED17 ブザーとが、通電状態を使用者に知らせる 電報知手段として機能する。

 通常の鍼灸治療では、灸治療が一般的に 用されているが、盲人鍼灸師にとっては、 灸時の艾への火の点火が困難であり、ほと ど灸治療が行えないのが現状である。そう った場合に対しても、スイッチおよび通電 知ブザーは、便宜を提供するものである。

 温度制御回路31Aには、サーミスタ11によ て検知される治療部位の温度に対応する信 がフードバックされ、押しボタンスイッチ14 の押圧の際にサーミスタ11が目標温度(例えば 65℃±3℃)になるまでサーミスタ11への通電が 続され、治療部位の温度が目標温度になる 、前記通電が遮断されるようになっている

 なお、この目標温度は、灸治療の最低温 とも近似した温度であり、灸治療の代用器 しても活用しうる汎用性を持っている。つ り、燔(はん)鍼治療器を、日常臨床で多用 れている灸治療においても、上質艾を皮膚 上で燃焼する場合には、60℃~80℃であり、温 度調整用可変抵抗器18にて目標温度を、前記6 0℃~80℃の範囲で調整することで灸治療にも 活用することも可能である。

 通電監視回路31Bにはタイマー回路31Cが接 され、サーミスタ11への通電が一定時間(例 ば、1.2秒)以上継続されると、低温やけどを 防止するために、押しボタンスイッチ14の押 の有無にかかわらず、サーミスタ11への通 を遮断するようになっている。つまり、被 者4名について、65℃の温熱を与え続けると 我慢できない熱さを感じる限界が1.2秒であ 、1.5秒以上我慢すると、軽度の発赤が発生 、第1度のやけどとなることから、通電時間 1.2秒を超えないようにしている。

 また、通電監視回路31Bは、電池5の電圧を 監視する機能を有し、電池5の電圧が設定電 以下の低電圧になると、第1の表示LED16を点 (若しくは点滅)し、電池5が消耗しているこ が報知される。この電池消耗状態では、通 監視回路31Bにおいて、サーミスタ11への通電 が遮断される。

 よって、治療部位に対しサーミスタ11を 接接触させた状態で、押しボタンスイッチ14 を押すことで、ほとんど時間遅れを生ずるこ となく、サーミスタ11に加熱用電流が流れ、 ぼ同時にサーミスタ11の温度上昇が始まる サーミスタ11が目標温度となると、加熱電流 が遮断され、0.025秒程度の熱応答遅れの後、 ーミスタの温度の下降が始まる。前記目標 度になると、熱痛刺激(チクリとした軽度の 熱痛感)を瞬間的に与えることができる。

 このように、治療部位にサーミスタ11を 接に接触させて、押しボタンスイッチ14を押 すだけであるので、燔(はん)鍼を電気的に安 かつ簡単に行うことができる。なお、この (はん)鍼治療器1は、動作時のつっぱり、引 つり、痙攣、痛みなどの経筋病を対象とす ほか、灸治療の代用器、スポット的な温熱 激装置としても用いることができる。

 続いて、前記燔(はん)鍼治療器を用いて 源と患者の皮膚との間の温度変化を、目標 度を(やけどが起こりにくい)65℃として測定 た結果を、図6(a)に示す。比較のために、従 来より使用されている温灸器(モグサ灸)を用 て熱源と患者の皮膚との間の温度変化を、 標温度を45℃として測定した結果を、図6(b) 示す。

 図6(a)に示す燔(はん)鍼治療器の場合には 先端の加熱部と皮膚表面との間の温度は、0 .7秒前後で目標温度(最高加熱温度)に達し、 の目標温度の維持時間は0.5秒以下であるが 温灸器の場合には、図6(b)に示すように、150 前後で目標温度に達し、目標温度を240秒前 維持する。

 よって、燔(はん)鍼治療器によれば、前 急激な温度上昇が焼き針を刺したときの強 刺激感になり、1秒以下で目標温度に達し、1 秒程度で皮膚温度に戻るため、燔(はん)鍼治 の場合の手技に近い温度変化を付与するこ が可能となる。このような急激な温度変化 、従来の温灸器(図6(b)参照)では得ることが きない。

 サーミスタ11(発熱素子)は定期的にアルコ ール綿花等で清拭して使用するような配慮が 必要である。なお、皮膚面上に傷がある場合 、出来物や皮膚病がある場合には、使用しな いことを徹底すれば、感染の可能性は極めて 小さい、と考えられる。また、患者の体液等 が付着する可能性も極めて小さいと考えられ るが、消毒モードを有する構成とすることも 可能である。例えば、通常時は可変抵抗器18 設定値を65℃とするが、消毒モードのとき は、前記設定値が110℃となり1.2秒通電する イッチを別途設け、そのスイッチを操作す ようにすれば、簡単に実現することができ 。

 ところで、温度制御はサーミスタを直接 皮膚に接触させ、通電により発熱させるた 、温度に対する抵抗値の変化の遅れはほと どないと考えられるが、サーミスタ11にお て、温度-抵抗の関係は一定の関係があるの 、抵抗の変化=電圧の変化を制御回路31で監 することにより正確な温度設定および温度 御を行っている。

本発明の一実施の形態である燔(はん) 治療器の中央縦断面図である。 図1のII-II線における断面図である。 前記燔(はん)鍼治療器の分解図である サーミスタの取付状態を示す詳細図で る。 前記燔(はん)治療器の電気系統の説明 である。 (a)は前記燔(はん)鍼治療器を用いて熱 と患者の皮膚との間の温度変化を、目標温 65℃として測定した結果を示す図、(b)は従来 より使用されている温灸器(モグサ灸)を用い 熱源と患者の皮膚との間の温度変化を、目 温度45℃として測定した結果を示す図であ 。

符号の説明

  1  燔(はん)鍼治療器
  4  ケーシング
  4Bb  前側円筒部
  5  電池
 11  サーミスタ(発熱素子)
 11a  取付面
 11A  サーミスタ本体
 11B,11C  電極部
 12  ハンダ
 14  押しボタンスイッチ
 16  第1の表示LED(電池消耗表示LED)
 17  第2の表示LED(通電表示LED)
 21  回路基板
 21B  前側基板部
 21a  先端面
 21b  配線パターン
 22  充填剤
 31  制御回路
 31A  通電監視回路
 31B  温度制御回路
 31C  タイマー回路