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Patent Searching and Data


Title:
NON-PNEUMATIC TIRE, AND ITS MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016962
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a non-pneumatic tire having a supporting structure for supporting the load from a vehicle. The supporting structure (SS) comprises an inner annular portion (1), an intermediate annular portion (2) formed concentrically on the outer side of the former, an outer annular portion (3) formed concentrically on the outer side of the former, a plurality of inner connecting portions (4) connecting the inner annular portion (1) and the intermediate annular portion (2) and made circumferentially independent of one another, and a plurality of outer connecting portions (5) connecting the outer annular portion (3) and the intermediate annular portion (2) and made circumferentially independent of one another.

Inventors:
IWASE, Masanori (17-18, Edobori 1-chome,Nishi-k, Osaka-shi Osaka 61, 5508661, JP)
岩瀬 雅則 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Osaka, 5508661, JP)
Application Number:
JP2008/062781
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYO TIRE & RUBBER CO., LTD. (17-18, Edobori 1-chome Nishi-ku, Osaka-sh, Osaka 61, 5508661, JP)
東洋ゴム工業株式会社 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 Osaka, 5508661, JP)
IWASE, Masanori (17-18, Edobori 1-chome,Nishi-k, Osaka-shi Osaka 61, 5508661, JP)
International Classes:
B60C7/00; B60C7/18; B60C7/00
Attorney, Agent or Firm:
UNIUS PATENT ATTORNEYS OFFICE (SHIN-OSAKA MT Bldg. 1, 13-9 Nishinakajima 5-chome, Yodogawa-ku, Osaka-sh, Osaka 11, 5320011, JP)
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Claims:
 車両からの荷重を支持する支持構造体を備える非空気圧タイヤにおいて、
 前記支持構造体は、内側環状部と、その内側環状部の外側に同心円状に設けられた中間環状部と、その中間環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、前記内側環状部と前記中間環状部とを連結し周方向に各々が独立する複数の内側連結部と、前記外側環状部と前記中間環状部とを連結し周方向に各々が独立する複数の外側連結部とを備えることを特徴とする非空気圧タイヤ。
 前記中間環状部は、補強繊維により補強されている請求項1記載の非空気圧タイヤ。
 前記支持構造体は、弾性材料で一体成形されている請求項1記載の非空気圧タイヤ。
 前記支持構造体は、更に前記外側環状部、前記外側連結部、前記内側連結部及び前記内側環状部が、補強繊維により補強されている請求項1記載の非空気圧タイヤ。
 前記補強繊維は、タイヤ軸方向に配列される繊維とタイヤ周方向に配列される繊維とから構成されるネット状繊維集合体である請求項2記載の非空気圧タイヤ。
 前記外側環状部の外側には、その外側環状部の曲げ変形を補強する補強層が設けられている請求項1記載の非空気圧タイヤ。
 前記外側環状部の外側の最外層には、トレッド層が設けられている請求項1記載の非空気圧タイヤ。
 請求項2記載の非空気圧タイヤの製造方法であって、前記支持構造体に対応する空間部を有する成形型を用いて、その空間部の一部に前記補強繊維を配置する工程と、前記成形型の空間部に弾性材料の原料液を充填する工程と、前記弾性材料の原料液を固化させる工程とを有する非空気圧タイヤの製造方法。
 前記補強繊維を空間部に配置する際に、前記外側連結部に対応する空間部を経由させつつ、前記中間環状部に対応する空間部と前記外側環状部に対応する空間部とを、交互に通過させてある請求項8に記載の非空気圧タイヤの製造方法。
Description:
非空気圧タイヤ及びその製造方

 本発明は、タイヤ構造部材として、車両 らの荷重を支持する支持構造体を備える非 気圧タイヤ(non-pneumatic tire)及びその製造方 に関するものであり、好ましくは空気入り イヤの代わりとして使用することができる 空気圧タイヤに関するものである。

 空気入りタイヤは、荷重の支持機能、接 面からの衝撃吸収能、および動力等の伝達 (加速、停止、方向転換)を有し、このため 多くの車両、特に自転車、オートバイ、自 車、トラックに採用されている。

 特に、これらの能力は自動車、その他の ーター車両の発展に大きく貢献した。更に 空気入りタイヤの衝撃吸収能力は、医療機 や電子機器の運搬用カート、その他の用途 も有用である。

 従来の非空気圧タイヤとしては、例えば リッドタイヤ、スプリングタイヤ、クッシ ンタイヤ等が存在するが、空気入りタイヤ 優れた性能を有していない。例えば、ソリ ドタイヤおよびクッションタイヤは、接地 分の圧縮によって荷重を支持するが、この のタイヤは重くて、堅く、空気入りタイヤ ような衝撃吸収能力はない。また、非空気 タイヤでは、弾性を高めてクッション性を 善することも可能であるが、空気入りタイ が有するような荷重支持能または耐久性が くなるという問題がある。

 そこで、下記の特許文献1には、空気入り タイヤと同様な動作特性を有する非空気圧タ イヤを開発する目的で、タイヤに加わる荷重 を支持する補強された環状バンドと、この補 強された環状バンドとホイールまたはハブと の間で張力によって荷重力を伝達する複数の ウェブスポークとを有する非空気圧タイヤが 提案されている。そして、ウェブスポークに ついても、引張弾性率を高める目的で、ゴム 等を補強する点が開示されている。

 また、下記の特許文献2には、内周輪と外 周輪とをリング板状のウェブとリブとで連結 した非空気圧タイヤであって、前記ウェブ及 びリブを横切る中間輪を備えたものが提案さ れている。

特表2005-500932号公報

特開平1-311902号公報

 しかしながら、特許文献1に記載された非 空気圧タイヤでは、同一たわみ量となるよう に縦荷重を負荷する場合に、ウェブスポーク の位置と接地面中央位置との位置関係によっ て、縦荷重の変動が生じ易い傾向があること が判明した。つまり、図9(a)に示すように、 ェブスポークS間の中央位置が接地面中央TC 位置する場合には、タイヤからの反力が小 く(軟らかく)なり、図9(b)に示すように、ウ ブスポークSの下端の位置が接地面中央TCに 置する場合には、タイヤからの反力が大き (硬く)なり、両者の接地状態で剛性変動が見 られる。その結果、ユニフォーミティの悪化 や不均一な接地による各種性能の悪化が懸念 される。

 なお、特許文献1の非空気圧タイヤでは、 ウェブスポークの張力によって、車軸からの 荷重の支持や動力の伝達を行う旨が記載され ており、その場合、理論的にはウェブスポー クの圧縮力に対する剛性を低下させることで 、上記の剛性変動は改善することが可能であ る。しかし、ウェブスポークの張力のみで車 軸からの動力の伝達を行うのは、耐久性の問 題が大きいため、ウェブスポークには圧縮力 に対するある程度の剛性が必要となる。

 また、特許文献2に記載された非空気圧タ イヤでは、内周輪と外周輪とをリング板状の ウェブで連結するため、連結部が周方向に各 々独立した構造ではなく、ウェブの変形によ ってタイヤに要求される撓み量を確保するの が困難であった。

 そこで、本発明の目的は、耐久性に優れ と共に、スポーク位置と接地面中央位置と 位置関係によって剛性変動が生じにくく、 かも十分な撓み量を確保することができる 空気圧タイヤ、及びその製造方法を提供す ことにある。

 上記目的は、下記の如き本発明により達成 きる。   
 即ち、本発明の非空気圧タイヤは、車両か の荷重を支持する支持構造体を備える非空 圧タイヤにおいて、前記支持構造体は、内 環状部と、その内側環状部の外側に同心円 に設けられた中間環状部と、その中間環状 の外側に同心円状に設けられた外側環状部 、前記内側環状部と前記中間環状部とを連 し周方向に各々が独立する複数の内側連結 と、前記外側環状部と前記中間環状部とを 結し周方向に各々が独立する複数の外側連 部とを備えることを特徴とする。

 本発明の非空気圧タイヤによると、周方 に各々が独立する複数の連結部により、内 環状部と外側環状部とを連結しているため 連結部が周方向に変形し易くなり、連結部 変形によってタイヤに要求される撓み量を 分確保できるようになる。

 また、内側環状部と外側環状部とを連結 る複数の連結部に中間環状部を介在させて るため、スポーク位置と接地面中央位置と 位置関係による剛性変動を生じにくくする とができる(図1(a)~(d)参照)。つまり、従来の 中間環状部が介在しない非空気圧タイヤでは 、縦荷重が負荷された場合に、図1(a)に示す うに、ウェブスポークS1の下端の位置が接地 面中央TCに位置する場合には、ウェブスポー S1に曲げ力が生成しにくく、ウェブスポー S1の座屈が生じにくいのに対して、図1(b)に すように、ウェブスポークS3の中央位置が接 地面中央TCに位置する場合には、踏面の変形 荷重方向のズレなどにより、ウェブスポー S3に曲げ力が生成して、座屈(外側矢印方向 曲げ変形)が生じ易くなる。その結果、同一 たわみ量となるように縦荷重を負荷する場合 に、図1(a)に示す位置関係では、図1(b)に示す 置関係と比較して、タイヤからの反力が大 く(硬く)なり、両者の接地状態で剛性変動 生じる。

 一方、本発明のように、中間環状部2が介 在する非空気圧タイヤでは、縦荷重が負荷さ れた場合に、図1(c)に示すように、外側連結 5の下端の位置が接地面中央TCに位置する場 には、図1(a)と同様に、外側連結部5及び内側 連結部4の座屈が生じにくく、図1(d)に示すよ に、外側連結部5の中央位置が接地面中央TC 位置する場合にも、外側連結部5及び内側連 結部4に生じる曲げ力に対して、中間環状部2 張力による補強(内側の内向き矢印の張力) 圧縮による補強(外側の内向き矢印の圧縮力) を行うことで、外側連結部5及び内側連結部4 座屈が生じにくくなる。その結果、本発明 非空気圧タイヤでは、従来技術と比較して 両者の接地状態で座屈が生じにくくなり、 屈が生じるまでのたわみ量や縦荷重が大き なり(即ち、座屈が生じ始めるブレークポイ ントが高くなり)、図1(c)に示す位置関係と、 1(d)に示す位置関係とで、剛性変動が僅かと なる領域を広く設定することができる。

 上記を具体的なデータで示したものが、 2(a)~(b)である。これによると、中間環状部2 介在しない非空気圧タイヤでは、図2(a)に示 すように、小さいたわみ量でウェブスポーク Sの座屈(図1(b)の状態)が生じて、ブレークポ ントを高く設定できない(荷重負荷の初期か 剛性差が生じる)のに対し、本発明のように 、中間環状部2が介在する非空気圧タイヤで 、図1(d)に示す位置関係で座屈を生じにくく ることができるので、ブレークポイントを く設定できる。このようにして、図1(c)に示 す位置関係と、図1(d)に示す位置関係とで、 性変動が僅かとなる領域を広く設定するこ ができるため、スポーク位置と接地面中央 置との位置関係によって剛性変動が生じに い非空気圧タイヤを提供することができる

 更に、本発明の非空気圧タイヤでは、上 のような中間環状部による補強効果により ウェブスポークの付け根付近での応力集中 緩和されることにより、従来技術と比較し 耐久性を向上させることができる。

 上記において、前記中間環状部は、補強 維により補強されていることが好ましい。 れによって、中間環状部による上記の補強 果が更に高まり、耐久性をより向上させら ると共に、スポーク位置と接地面中央位置 の位置関係による剛性変動をより小さくす ことができる。

 上記において、前記支持構造体は、弾性 料で一体成形されていることが好ましい。 持構造体は、弾性材料で一体成形されてい ため、ウェブスポークの付け根付近での応 集中が緩和されることにより、従来技術と 較して耐久性を向上させることができる。

 上記において、前記支持構造体は、更に 記外側環状部、前記外側連結部、前記内側 結部及び前記内側環状部が、補強繊維によ 補強されていることが好ましい。このよう 補強構造によって、耐久性がより向上する 共に、軽量化を図ることができ、更に荷重 対する負荷能力を向上させることができる

 また、前記補強繊維は、タイヤ軸方向に 列される繊維とタイヤ周方向に配列される 維とから構成されるネット状繊維集合体で ることが好ましい。このようなネット状繊 集合体を使用することにより、弾性材料が 次元的に補強されるため、タイヤ横力に対 る剛性や、耐久性を向上させることができ 。

 また、前記外側環状部の外側には、その 側環状部の曲げ変形を補強する補強層が設 られていることが好ましい。この構成によ と、踏面の曲げ変形を生じにくくして、ブ ークポイントを高い荷重域に設定すること できる。また、踏面の局所的な曲げ変形を じにくくして接地圧をより均一化すること できる。

 また、前記前記外側環状部の外側の最外 には、トレッド層が設けられていることが ましい。トレッド層を設けることにより、 空気圧タイヤの旋回性能、制動性能、トラ ション性能、衝撃吸収性能などを向上させ ことができる。

 一方、本発明の非空気圧タイヤの製造方 は、前記支持構造体に対応する空間部を有 る成形型を用いて、その空間部の一部に前 補強繊維を配置する工程と、前記成形型の 間部に弾性材料の原料液を充填する工程と 前記弾性材料の原料液を固化させる工程と 有することを特徴とする。

 本発明の製造方法によると、所定の位置 補強繊維が配置され、弾性材料で一体成形 れた本発明の支持構造体を製造でき、耐久 に優れると共に、スポーク位置と接地面中 位置との位置関係によって剛性変動が生じ くい非空気圧タイヤを提供することができ 。

 上記において、前記補強繊維を空間部に 置する際に、前記外側連結部に対応する空 部を経由させつつ、前記中間環状部に対応 る空間部と前記外側環状部に対応する空間 とを、交互に通過させてあることが好まし 。この製造方法によると、簡易な工程によ て、外側連結部、中間環状部、外側環状部 補強繊維を継ぎ目なく配置することができ 補強効果や耐久性をより向上させることが きる。

本発明の非空気圧タイヤの作用効果を 明するための説明図 本発明の非空気圧タイヤの作用効果を 明するためのグラフ 本発明の非空気圧タイヤの一例を示す 面図 本発明の非空気圧タイヤの製造方法の 例を示す正面図 本発明の非空気圧タイヤの他の例を示 正面図 実施例及び比較例における剛性変動試 の結果を示すグラフ 実施例における剛性変動試験の結果を すグラフ 比較例3における剛性変動試験の結果を 示すグラフ 従来の非空気圧タイヤの課題を説明す ための説明図

符号の説明

1     内側環状部
2     中間環状部
2a    補強繊維
3     外側環状部
4     内側連結部
5     外側連結部
6     補強層
7     トレッド層
10    成形型
C     空間部

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照しながら説明する。図3は本発明の非 空気圧タイヤの一例を示す正面図であり、(a) は全体を示す正面図、(b)は要部を示す正面図 である。ここで、Oは軸芯を、H1はタイヤ断面 高さを、それぞれ示している。

 本発明の非空気圧タイヤは、車両からの 重を支持する支持構造体を備えるものであ 。本発明の非空気圧タイヤは、このような 持構造体を備えるものであればよく、その 持構造体の外側(外周側)や内側(内周側)に、 トレッドに相当する部材、補強層、車軸やリ ムとの適合用部材などを備えていてもよい。

 本発明の非空気圧タイヤは、図3に示すよ うに、支持構造体SSが、内側環状部1と、その 外側に同心円状に設けられた中間環状部2と その外側に同心円状に設けられた外側環状 3と、内側環状部1と中間環状部2とを連結し 方向に各々が独立する複数の内側連結部4と 外側環状部3と中間環状部2とを連結し周方 に各々が独立する複数の外側連結部5とを備 ている。

 内側環状部1は、ユニフォーミティを向上 させる観点から、厚みが一定の円筒形状であ ることが好ましい。また、内側環状部1の内 面には、車軸やリムとの装着のために、嵌 性を保持するための凹凸等を設けるのが好 しい。

 内側環状部1の厚みは、内側連結部4に力 十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を る観点から、タイヤ断面高さH1の2~7%が好ま く、3~6%がより好ましい。

 内側環状部1の内径は、非空気圧タイヤを 装着するリムや車軸の寸法などに併せて適宜 決定されるが、本発明では中間環状部2を備 るために、内側環状部1の内径を従来より大 に小さくすることが可能である。但し、一 の空気入りタイヤの代替を想定した場合、2 50~500mmが好ましく、330~440mmがより好ましい。

 内側環状部1の軸方向の幅は、用途、車軸 の長さ等に応じて適宜決定されるが、一般の 空気入りタイヤの代替を想定した場合、100~30 0mmが好ましく、130~250mmがより好ましい。

 内側環状部1の引張モジュラスは、内側連 結部4に力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久 の向上、装着生を図る観点から、5~180000MPaが 好ましく、7~50000MPaがより好ましい。なお、 発明における引張モジュラスは、JIS K7312に じて引張試験を行い、10%伸び時の引張応力 ら算出した値である。

 本発明における支持構造体SSは、弾性材 で一体成形されているため、内側環状部1、 間環状部2、外側環状部3、内側連結部4、及 外側連結部5は、補強構造を除いて基本的に 同じ材質となる(共通の母材となる)。

 本発明における弾性材料とは、JIS K7312に 準じて引張試験を行い、10%伸び時の引張応力 から算出した引張モジュラスが、100MPa以下の ものを指す。本発明の弾性材料としては、十 分な耐久性を得ながら、適度な剛性を付与す る観点から、好ましくは引張モジュラスが5~1 00MPaであり、より好ましくは7~50MPaである。母 材として用いられる弾性材料としては、熱可 塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂 が挙げられる。

 熱可塑性エラストマーとしては、ポリエ テルエラストマー、ポリオレフィンエラス マー、ポリアミドエラストマー、ポリスチ ンエラストマー、ポリ塩化ビニルエラスト ー、ポリウレタンエラストマー等が例示さ る。架橋ゴム材料を構成するゴム材料とし は、天然ゴムの他、スチレンブタジエンゴ (SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム( IIR)、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴ ム(水添NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン プロピレンゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコン ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等の合成 ゴムが例示される。これらのゴム材料は必要 に応じて2種以上を併用してもよい。

 その他の樹脂としては、熱可塑性樹脂、 は熱硬化性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹 としては、ポリエチレン樹脂、ポリスチレ 樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられ 熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フ ノール樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン 脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂などが げられる。

 上記の弾性材料のうち、成形・加工性や ストの観点から、好ましくは、ポリウレタ 樹脂が用いられる。なお、弾性材料として 、発泡材料を使用してもよく、上記の熱可 性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂 発泡させたもの使用可能である。

 弾性材料で一体成形された支持構造体SS 、少なくとも中間環状部2が補強繊維2aによ 補強されており、更に外側環状部3、外側連 部5、内側連結部4、及び内側環状部1が、補 繊維により補強されていることが好ましい

 補強繊維としては、長繊維、短繊維、織 、不織布などの補強繊維が挙げられるが、 繊維を使用する形態として、タイヤ軸方向 配列される繊維とタイヤ周方向に配列され 繊維とから構成されるネット状繊維集合体 使用するのが好ましい。

 補強繊維の種類としては、例えば、レー ンコード、ナイロン-6,6等のポリアミドコー ド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ ステルコード、アラミドコード、ガラス繊維 コード、カーボンファイバー、スチールコー ド等が挙げられる。

 本発明では、補強繊維を用いる補強の他 粒状フィラーによる補強や、金属リング等 よる補強を行うことが可能である。粒状フ ラーとしては、カーボンブラック、シリカ アルミナ等のセラミックス、その他の無機 ィラーなどが挙げられる。

 中間環状部2の形状は、円筒形状に限られ ず、多角形筒状、などでもよい。

 中間環状部2の厚みは、内側連結部4と外 連結部5とを十分補強しつつ、軽量化や耐久 の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1 3~10%が好ましく、4~9%がより好ましい。

 中間環状部2の内径は、内側環状部1の内 を超えて、外側環状部3の内径未満となる。 し、中間環状部2の内径としては、前述した ような内側連結部4と外側連結部5との補強効 を向上させる観点から、外側環状部3の内径 から内側環状部1の内径を差し引いた値の20~80 %の値を、内側環状部1の内径に加えた内径と ることが好ましく、30~60%の値を、内側環状 1の内径に加えた内径とすることがより好ま しい。

 中間環状部2の軸方向の幅は、用途等に応 じて適宜決定されるが、一般の空気入りタイ ヤの代替を想定した場合、100~300mmが好ましく 、130~250mmがより好ましい。

 中間環状部2の引張モジュラスは、内側連 結部4と外側連結部5とを十分補強して、耐久 の向上、負荷能力の向上を図る観点から、8 000~180000MPaが好ましく、10000~50000MPaがより好ま しい。

 中間環状部2の引張モジュラスは、内側環 状部1のそれより高いことが好ましいため、 可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の 脂を繊維等で補強した繊維補強材料が好ま い。つまり、図3(b)に示すように、中間環状 2は補強繊維2aにより補強されていることが ましい。補強繊維2aは、単数又は複数の層 して設けることが可能である。

 外側環状部3の形状は、ユニフォーミティ を向上させる観点から、厚みが一定の円筒形 状であることが好ましい。外側環状部3の厚 は、外側連結部5からの力を十分伝達しつつ 軽量化や耐久性の向上を図る観点から、タ ヤ断面高さH1の2~7%が好ましく、2~5%がより好 ましい。

 外側環状部3の内径は、その用途等応じて 適宜決定されるが、本発明では中間環状部2 備えるために、外側環状部3の内径を従来よ 大きくすることが可能である。但し、一般 空気入りタイヤの代替を想定した場合、420~ 750mmが好ましく、480~680mmがより好ましい。

 外側環状部3の軸方向の幅は、用途等に応 じて適宜決定されるが、一般の空気入りタイ ヤの代替を想定した場合、100~300mmが好ましく 、130~250mmがより好ましい。

 外側環状部3の引張モジュラスは、図3に すように外側環状部3の外周に補強層6が設け られている場合には、内側環状部1と同程度 設定できる。このような補強層6を設けない 合には、外側連結部5からの力を十分伝達し つつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点から 、5~180000MPaが好ましく、7~50000MPaがより好まし い。

 補強層6を設けずに、外側環状部3の引張 ジュラスを高める場合、弾性材料を繊維等 補強した繊維補強材料を用いるのが好まし 。つまり、補強層6を設けない場合、外側環 部3は補強繊維により補強されていることが 好ましい。

 内側連結部4は、内側環状部1と中間環状 2とを連結するものであり、両者の間に適当 間隔を開けるなどして、周方向に各々が独 するように複数設けられる。内側連結部4は 、ユニフォーミティを向上させる観点から、 一定の間隔を置いて設けることが好ましい。 内側連結部4を全周に渡って設ける際の数(軸 向に複数設ける場合は1個として数える)と ては、車両からの荷重を十分支持しつつ、 量化、動力伝達の向上、耐久性の向上を図 観点から、10~80個が好ましく、40~60個がより ましい。

 個々の内側連結部4の形状としては、板状 体、柱状体などが挙げられ、これらの内側連 結部4は、正面視断面において、半径方向又 半径方向から傾斜した方向に延びている。 発明では、ブレークポイントを高くして剛 変動を生じにくくすると共に、耐久性を向 させる観点から、正面視断面において、内 連結部4の延設方向が、半径方向±25°以内が ましく、半径方向±15°以内がより好ましく 半径方向が最も好ましい。

 内側連結部4の厚みは、内側環状部1から 力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向 、横剛性の向上を図る観点から、タイヤ断 高さH1の4~12%が好ましく、6~10%がより好まし 。

 内側連結部4を軸方向に単数設ける場合、 内側連結部4の軸方向の幅は、用途等に応じ 適宜決定されるが、一般の空気入りタイヤ 代替を想定した場合、100~300mmが好ましく、13 0~250mmがより好ましい。

 内側連結部4の引張モジュラスは、内側環 状部1からの力を十分伝達しつつ、軽量化や 久性の向上、横剛性の向上を図る観点から 5~50MPaが好ましく、7~20MPaがより好ましい。

 内側連結部4の引張モジュラスを高める場 合、弾性材料を繊維等で補強した繊維補強材 料が好ましい。

 外側連結部5は、外側環状部3と中間環状 2とを連結するものであり、両者の間に適当 間隔を開けるなどして、周方向に各々が独 するように複数設けられる。外側連結部5は 、ユニフォーミティを向上させる観点から、 一定の間隔を置いて設けることが好ましい。 外側連結部5と内側連結部4とは全周の同じ位 に設けてもよく、異なる位置に設けてもよ が、中間環状部2による補強効果を向上させ る観点から、外側連結部5と内側連結部4とは 周の同じ位置に設けるのが好ましい。

 外側連結部5を全周に渡って設ける際の数 (軸方向に複数設ける場合は1個として数える) としては、車両からの荷重を十分支持しつつ 、軽量化、動力伝達の向上、耐久性の向上を 図る観点から、10~80個が好ましく、40~60個が り好ましい。

 個々の外側連結部5の形状としては、板状 体、柱状体などが挙げられ、これらの外側連 結部5は、正面視断面において、半径方向又 半径方向から傾斜した方向に延びている。 発明では、ブレークポイントを高くして剛 変動を生じにくくすると共に、耐久性を向 させる観点から、正面視断面において、外 連結部5の延設方向が、半径方向±25°以内が ましく、半径方向±15°以内がより好ましく 半径方向が最も好ましい。

 外側連結部5の厚みは、内側環状部1から 力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向 、横剛性の向上を図る観点から、タイヤ断 高さH1の4~12%が好ましく、6~10%がより好まし 。

 外側連結部5を軸方向に単数設ける場合、 外側連結部5の軸方向の幅は、用途等に応じ 適宜決定されるが、一般の空気入りタイヤ 代替を想定した場合、100~300mmが好ましく、13 0~250mmがより好ましい。

 外側連結部5の引張モジュラスは、内側環 状部1からの力を十分伝達しつつ、軽量化や 久性の向上、横剛性の向上を図る観点から 5~50MPaが好ましく、7~20MPaがより好ましい。

 外側連結部5の引張モジュラスを高める場 合、弾性材料を繊維等で補強した繊維補強材 料が好ましい。

 本実施形態では、図3に示すように、支持 構造体SSの外側環状部3の外側に、その外側環 状部3の曲げ変形を補強する補強層6が設けら ている例を示す。補強層6としては、従来の 空気入りタイヤのベルト層と同様のものを設 けることが可能である。

 補強層6は、単数又は複数の層から構成さ れ、例えば、タイヤ周方向に対して約20°の 斜角度で平行配列したスチールコード、ア ミドコード、レーヨンコード等をゴム引き た層を、スチールコード等が逆方向に交差 るように積層して、形成することができる また、両層の上層に、タイヤ周方向に平行 列した各種コードからなる層を設けてもよ 。

 本実施形態では、図3に示すように、補強 層6の更に外側にトレッド層7が設けられてい 例を示すが、本発明では、このように外側 状部3の外側の最外層に、トレッド層7が設 られているのが好ましい。トレッド層7とし は、従来の空気入りタイヤのトレッド層と 様のものを設けることが可能である。また トレッドパターンとして、従来の空気入り イヤと同様のパターンを設けることが可能 ある。

 例えば、トレッド層7を形成するトレッド ゴムの原料としては、天然ゴム、スチレンブ タジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソ プレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)等が挙げられ る。これらのゴムはカーボンブラックやシリ カ等の充填材で補強されると共に、加硫剤、 加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤等が適宜配 合される。

 本発明の非空気圧タイヤは、モールド成 、射出成形などにより支持構造体SSを製造 た後、必要に応じて、補強層6、トレッド層7 などを形成して製造することができる。支持 構造体SSの補強構造として、補強繊維を使用 る場合、予めモールド内に補強繊維を配置 ることにより、繊維補強構造を形成するこ ができる。

 本発明の製造方法は、以上のような本発 の非空気圧タイヤを好適に製造できる製造 法であって、前記支持構造体に対応する空 部を有する成形型を用いて、その空間部の 部に前記補強繊維を配置する工程と、前記 形型の空間部に弾性材料の原料液を充填す 工程と、前記弾性材料の原料液を固化させ 工程とを有することを特徴とする。

 これらの工程により、内側環状部1と、そ の外側に同心円状に設けられた中間環状部2 、その外側に同心円状に設けられた外側環 部3と、内側環状部1と中間環状部2とを連結 る複数の内側連結部4と、外側環状部3と中間 環状部2とを連結する複数の外側連結部5とを え、弾性材料で一体成形されていると共に 少なくとも中間環状部2が補強繊維2aにより 強されている支持構造体SSを得ることがで る。好ましくは、更に外側環状部3、外側連 部5及び内側連結部4が、補強繊維により補 されているものを得ることができる。

 成形型としては、図4(a)に示すように、支 持構造体SSに対応する空間部Cを有する成形型 10が使用される。各々の空間部C1~C5は、それ れ支持構造体SSの内側環状部1、中間環状部2 外側環状部3、内側連結部4、外側連結部5に 応している。このような空間部Cは、内周側 型部材11と、外周側型部材12と、底面型部材13 と、中子型部材14,15、および上面型部材(図示 省略)によって形成される。

 成形型10には、図4(b)に示すように、その 間部Cの一部に補強繊維2aが配置される。図 した例では、中間環状部2に対応する空間部 C2に連続する補強繊維2aが配置されている。 強繊維2aとしては、タイヤ軸方向に配列され る繊維とタイヤ周方向に配列される繊維とか ら構成されるネット状繊維集合体であること が好ましい。

 本発明では、補強繊維2aを空間部Cに配置 る際に、連続する補強繊維2aが、空間部C1~C5 のうち、複数の空間部を経由して補強繊維2a 配置することも可能である。例えば、図4(c) に示すように、補強繊維2aを空間部Cに配置す る際に、外側連結部5に対応する空間部C5を経 由させつつ、中間環状部2に対応する空間部C2 と外側環状部3に対応する空間部C3とを、交互 に通過させることも可能である。更に、図4(b )に示す補強繊維2aの配置に追加して、図4(c) 示すような補強繊維2aを配置することも可能 である。

 次に、成形型10の空間部Cに弾性材料の原 液を充填する。弾性材料の原料液としては 前述した弾性材料を高温で軟化させたもの 、反応硬化前又は架橋前の液状原料が挙げ れる。充填の際、空間部Cの隙間への浸入や 補強繊維への含浸を好適に行う上で、充填の 際に原料液の粘度が小さいことが好ましい。

 また、原料液の充填を均一に行う目的で 遠心力を付与する方法も効果的である。そ 場合、成形型10の底面型部材13を円盤状に形 成して、成形型10を軸芯Oの周りにモーター等 で回転させる方法が利用できる。

 次いで、弾性材料の原料液を固化させ、 型することにより支持構造体SSを得ること できる。原料液を固化させる方法としては 反応硬化、加熱硬化、冷却固化などが挙げ れる。脱型を容易にするためには、成形型10 の中子型部材14,15を着脱可能な形態とするこ が効果的である。

 脱型後には、ポストキュア工程などを実 することも可能である。また、端面をトリ ングする工程、外側連結部5の外周面の加工 工程、補強層6及びトレッド層7を形成する工 、加硫工程などを実施することができる。

 本発明の非空気圧タイヤは、耐久性に優 ると共に、スポーク位置と接地面中央位置 の位置関係によって剛性変動が生じにくい め、従来の空気入りタイヤの代替が可能と ると共に、ソリッドタイヤ、スプリングタ ヤ、クッションタイヤ等の非空気圧タイヤ 代替として使用することが可能となる。一 の空気入りタイヤ以外の具体的な用途とし は、例えば車椅子用タイヤ、建設車両用タ ヤ等が挙げられる。

 [他の実施形態]
 (1)前述の実施形態では、平板状の内側連結 および外側連結部が軸方向に平行に配設さ る例を示したが、図5(a)~(d)に示すように、 側連結部および外側連結部の形状や形成方 は、種々の形態をとることができる。

 例えば、図5(a)に示すように、外側連結部 5(内側連結部も同様)の配設方向は、軸芯Oの 向から傾斜していてもよい。

 また、図5(b)に示すように、外側連結部5( 側連結部も同様)は、平板が屈曲した形状で もよい。

 また、図5(c)に示すように、外側連結部5( 側連結部も同様)は、平板がリブ5aを有する 状でもよい。

 なお、図5(d)に示すように、軸芯Oの方向 複数の外側連結部5(内側連結部も同様)を形 することも可能である。

 (2)前述の実施形態では、外側環状部の外 に補強層を介してトレッド層を設ける例を したが、本発明では、外側環状部に直接ト ッド層を設けることも可能である。また、 途によっては、トレッド層を省略すること 可能である。

 (3)前述の実施形態では、中間環状部を1つ だけ設ける例を示したが、本発明では、中間 環状部を複数設けることも可能である。これ により内側環状部の内径をより小さくするこ とが可能である。

 (4)前述の実施形態では、リム等を介して 車軸に装着可能なように、内側環状部の内 をある程度大きくした場合の例を示したが 本発明では、直接車軸に装着可能なように 内側環状部の内径を車軸の外径等に合わせ 小さく構成することも可能である。

 (5)前述の実施形態では、成形型が閉じた 間部を有する例を示したが、上面が開放し 成形型を用いて、同様に成形を行い、得ら た支持構造体の上面部にトリミング加工等 施して、環状部を一定の幅にすることも可 である。

 (6)前述の実施形態では、補強繊維をその ま成形型に配置する例を示したが、予め補 繊維を筒状又は平板状などに予備成形して き、これを配置することも可能である。予 成形することにより、スパイラル状に巻回 たコードなどをより均一に配置することが きる。また、予備成形を行う際、予め支持 造体の母材となる弾性材料を使用して、こ を補強繊維に含浸、固化させることで、補 繊維と母材との接着性や弾性材料の充填性 向上させることが可能である。

 以下、本発明の構成と効果を具体的に示 実施例等について説明する。なお、実施例 における評価項目は下記のようにして測定 行った。

 (1)最大接地圧
 縦荷重2000Nを負荷する際に、外側スポーク( たはスポーク)の外側端点が接地中心上にあ る場合と、隣接する外側スポーク(またはス ーク)の外側端点の中央位置が接地中心上に る場合のそれぞれの接地面内における最大 地圧を平均したもので、比較例1を100とした ときの指数で示す。この値が小さい方が優れ る。

 (2)最大接地圧差
 縦荷重2000Nを負荷する際に、外側スポーク( たはスポーク)の外側端点が接地中心上にあ る場合と、隣接する外側スポーク(またはス ーク)の外側端点の中央位置が接地中心上に る場合のそれぞれの接地面内における最大 地圧の差であり、比較例1を100としたときの 指数で示す。この値が小さい方が優れる。

 (3)縦剛性値
 縦荷重2000Nを負荷する際に、外側スポーク( たはスポーク)の外側端点が接地中心上にあ る場合と、隣接する外側スポーク(またはス ーク)の外側端点の中央位置が接地中心上に る場合のそれぞれのたわみ量で荷重を除し 値の平均値であり、比較例1を100としたとき の指数で示す。この値が大きいと縦剛性が高 い。なお、たわみ量はタイヤ軸芯の変位を基 準として測定した。

 (4)縦剛性差
 縦荷重2000Nを負荷する際に、外側スポーク( たはスポーク)の外側端点が接地中心上にあ る場合と、隣接する外側スポーク(またはス ーク)の外側端点の中央位置が接地中心上に る場合のそれぞれの縦剛性値の差であり、 較例1を100としたときの指数で示す。この値 が小さい方が剛性の不均一性に優れる。

 (5)耐久性
 速度40km/h、縦荷重2000Nの条件でドラム試験 行い、スポークに故障が生じるまでの走行 離を測定した。その結果を、比較例1を100と たときの指数で示す。この値が大きい方が 久性に優れる。

 (6)剛性変動試験
 負荷する縦荷重を徐々に増加させながら、 の際のたわみ量の変化を測定して、剛性の 化の様子を試験した。試験の際、外側スポ ク(またはスポーク)の外側端点が接地中心 にある場合と、隣接する外側スポーク(また スポーク)の外側端点の中央位置が接地中心 上にある場合との両者について測定を行い、 両者の縦剛性の差(剛性変動)がどのように変 するか調べた。

 比較例1(従来品)
 表1に示す寸法および物性等にて、内側リン グと外側リングと両者を連結するスポーク( 径方向に直立)とを備える支持構造体、その 周に設けられた2層の補強層、並びにトレッ ドゴムを備える非空気圧タイヤを作製し、上 記性能を評価した。その結果を表1に併せて す。また、剛性変動試験の結果を図6に示す

 なお、何れの実施例および比較例におい も、軸方向の幅を、何れのリングおよびス ーク共に、140mmとした。また、支持構造体 成形は、支持構造体に対応する空間部を有 る金型を用いて、その空間部に弾性材料(ポ ウレタン樹脂)の原料液(イソシアネート末 プレポリマー:東洋ゴム工業社製ソフランネ ト、硬化剤:イハラケミカル社製MOCA)を:ウレ タン注型機を用いて充填し、固化させること で実施した。

 比較例2
 比較例1と同様にして、表1に示す寸法およ 物性等にて、内側リングと外側リングと両 を連結するスポーク(半径方向に直立)とを備 える支持構造体を成形し、その外周に設けら れた3層の補強層、並びにトレッドゴムを備 る非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評 した。その結果を表1に併せて示す。また、 性変動試験の結果を図6に示す。

 実施例1
 表1に示す寸法および物性等にて、内側リン グと中間リングと外側リングと各々のリング を連結する内側スポーク(半径方向に直立)と 側スポーク(半径方向に直立)とを備える支 構造体、その外周に設けられた2層の補強層 並びにトレッドゴムを備える非空気圧タイ を作製し、上記性能を評価した。その結果 表1に併せて示す。また、剛性変動試験の結 果を図6に示す。

 なお、支持構造体の成形は、支持構造体 対応する空間部を有する金型を用いて、そ 空間部の中間リングに対応する部分に、表1 に示すネット状のガラス繊維補強材を配置し た後、金型の空間部全体に弾性材料(ポリウ タン樹脂)の原料液(イソシアネート末端プレ ポリマー:東洋ゴム工業社製ソフランネート 硬化剤:イハラケミカル社製MOCA)を:ウレタン 型機を用いて充填し、固化させることで実 した。

 実施例2
 実施例1と同様にして、表1に示す寸法およ 物性等にて、内側リングと中間リング(ガラ 繊維の平織物による補強構造とした)と外側 リングと各々のリングを連結する内側スポー ク(半径方向に直立)と外側スポーク(半径方向 に直立)とを備える支持構造体を形成し、そ 外周に設けられた3層の補強層、並びにトレ ドゴムを備える非空気圧タイヤを作製し、 記性能を評価した。その結果を表1に併せて 示す。また、剛性変動試験の結果を図7に示 。

 実施例3~4
 実施例2において、中間リングの内径を表1 示す寸法に変えること以外は、実施例2と同 構造の非空気圧タイヤを作製し、上記性能 評価した。その結果を表1に併せて示す。ま た、剛性変動試験の結果を図7に示す。

 図6~7及び表1の結果が示すように、実施例 1~4の非空気圧タイヤは、従来品と比較して、 スポーク位置と接地面中央位置との位置関係 による剛性変動が小さく、しかも耐久性が優 れている。特に、中間環状部が補強繊維によ り補強されている実施例2~4では、縦荷重が大 きい領域まで、位置関係による剛性変動が殆 どない。

 なお、比較例1~2の非空気圧タイヤは、図6 に示すように、ブレークポイントが低く、こ れが剛性変動の増加に大きく影響しているこ とが分かる。

 比較例3
 実施例2において、内側スポークの中央と外 側スポークの中央とに通過しつつ、内側リン グから中間リングを経て外側リングまでに跨 がる板状の連接部(引張モジュラス7MPa)を、タ イヤ幅の中央に厚み10mmで設けたこと以外は 実施例2と同じ構造の非空気圧タイヤを作製 、上記性能を評価した。その結果を表1に併 せて示す。また、剛性変動試験の結果を図8 示す。その結果、最大接地圧および縦剛性 値が指数比で非常に大きくなり、タイヤに 求される撓み量が達成できないことが分か た。