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Patent Searching and Data


Title:
NON-REVERSIBLE CIRCUIT ELEMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087782
Kind Code:
A1
Abstract:
A non-reversible circuit element having a reduced insertion loss achieved without increasing the height and size by reducing the angle of intersection between center electrodes. The non-reversible circuit element has ferrite (32) to which a direct current field is applied by a permanent magnet, center electrodes (35, 36) disposed in the ferrite (32), and a circuit board. The center electrode (35) is constructed from conductor films (35a, 35b), and the center electrode (36) is constructed from conductor films (36a to 36h). The conductor films (36b, 36d, 36f, 36h) of the center electrode (36) are formed on a main surface (32a) of the ferrite (32), and the conductor films (35a) of the center electrode (35) is formed on these conductor films with an insulation film (37) in between. Also, the conductor film (35b) of the center electrode (35) is formed on the main surface (32b) of the ferrite, and the conductor films (36a, 36c, 36e, 36g) of the center electrode (36) are formed on the conductor film with an insulation film (38) in between.

Inventors:
HINO, Seigo (10-1, Higashikotari 1-chome, Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
Application Number:
JP2007/071628
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
November 07, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MURATA MANUFACTURING CO., LTD. (10-1, Higashikotari 1-chome Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
株式会社村田製作所 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 Kyoto, 6178555, JP)
International Classes:
H01P1/36; H01P1/383; H01P1/32
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Takekazu et al. (Sanmoto Building, 2-18 Minamihommachi 4-chome,Chuo-k, Osaka-shi Osaka 54, 5410054, JP)
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Claims:
 永久磁石と、
 前記永久磁石により直流磁界が印加される直方体形状のフェライトと、
 前記フェライトの長辺を含む第1及び第2主面にほぼ対角線上にかつほぼ平行に配置された導体膜からなり、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続された第1中心電極と、
 第1中心電極と電気的に絶縁状態で交差して前記フェライトの第1及び第2主面に短辺方向に巻回状態で配置された導体膜からなり、一端が出力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続された第2中心電極と、
 入力ポートと出力ポートとの間に電気的に接続された第1整合容量と、
 出力ポートとグランドポートとの間に電気的に接続された第2整合容量と、
 入力ポートとグランドポートとの間に電気的に接続された第3整合容量と、
 入力ポートと出力ポートとの間に電気的に接続された抵抗と、
 表面に端子電極が形成された回路基板と、を備え、
 フェライトと永久磁石は、フェライトの第1主面側及び第2主面側から一対の永久磁石によって挟着されたフェライト・磁石組立体を構成し、
 前記フェライト・磁石組立体は、前記回路基板上に、第1及び第2主面が該回路基板の表面に対して垂直方向に配置され、
 フェライトの第1主面と第2主面のいずれか一方では、第2中心電極の導体膜の上に絶縁膜を介して第1中心電極の導体膜が形成されていること、
 を特徴とする非可逆回路素子。
 前記フェライトの第1及び第2主面と直交する上面及び下面には該第1及び第2主面に臨む凹部が形成され、該凹部には導体が設けられ、
 前記第1中心電極の導体膜はフェライトの上面の凹部に設けた導体を介して電気的に接続され、
 前記第2中心電極の導体膜はフェライトの上下面の凹部に設けた導体を介して電気的に接続されていること、
 を特徴とする請求の範囲第1項に記載の非可逆回路素子。
 第1中心電極の一端がフェライトに設けた接続用電極に接続される第1主面においては、該第1主面上に第2中心電極の導体膜が形成され、その上に絶縁膜を介して第1中心電極の導体膜が形成され、
 第1中心電極の他端及び第2中心電極の一端がフェライトに設けた接続用電極に接続される第2主面においては、該第2主面上に第1中心電極の導体膜が形成され、その上に絶縁膜を介して第2中心電極の導体膜が形成されていること、
 を特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の非可逆回路素子。
 第1中心電極の一端がフェライトに設けた接続用電極に接続される第1主面においては、該第1主面上に第1中心電極の導体膜が形成され、その上に絶縁膜を介して第2中心電極の導体膜が形成され、
 第1中心電極の他端及び第2中心電極の一端がフェライトに設けた接続用電極に接続される第2主面においては、該第2主面上に第2中心電極の導体膜が形成され、その上に絶縁膜を介して第1中心電極の導体膜が形成されていること、
 を特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の非可逆回路素子。
                                                                        
Description:
非可逆回路素子

 本発明は、非可逆回路素子、特に、マイ ロ波帯で使用されるアイソレータやサーキ レータなどの非可逆回路素子に関する。

 従来より、アイソレータやサーキュレー などの非可逆回路素子は、予め定められた 定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝 しない特性を有している。この特性を利用 て、例えば、アイソレータは、自動車電話 携帯電話などの移動体通信機器の送信回路 に使用されている。

 この種の非可逆回路素子としては、例え 、特許文献1に記載のものが知られている。 この非可逆回路素子は、フェライト、永久磁 石、回路基板、ヨークとで構成された2ポー 型アイソレータであり、フェライトには第1 び第2中心電極が互いに絶縁されて交差した 状態で配置されている。例えば、図10に示す うに(図10は特許文献1に記載のものとは若干 異なるが、あくまで本願発明との対照を容易 にするために先行例として描いたものであり 、公知ではない)、フェライト32にはその上下 面32c,32dに電極35c~35e,36i~36pが形成され、第1及 第2主面32a,32bにおいては、各主面32a,32b上に 1中心電極35の導体膜35a,35bが形成され、その 上に絶縁膜37,38を介して第2中心電極36の導体 36a~36hが形成されている。導体膜35a,35bは電 35cを介して接続されて第1中心電極35を構成 、その一端は電極(A端子)35dに接続され、他 は電極(B端子)35eに接続されている。導体膜36 a~36hは電極36i~36k,36m~36pを介して接続されて第2 中心電極36を構成し、その一端は電極(B端子)3 5eに接続され、他端は電極(GND)36lに接続され いる。

 以上のアイソレータにおいて、入力イン ーダンスのマッチングをとって挿入損失を さくするには、図11に示すように、第1及び 2中心電極35,36をそれぞれ所定の角度θ1,θ2で 交差させる必要がある。挿入損失を最小にす るには種々の条件を考慮しなければならない が、交差角度θ1,θ2を一定値以下に小さくす 必要がある。

 しかしながら、前記第1及び第2中心電極35,36 は、第1中心電極35の導体膜35a,35bが第2中心電 36の導体膜36a~36hよりも内側に形成されてい ため、前記交差角度θ1,θ2を小さくしていく と、図12に示すように、導体膜35a,35bと電極36p ,35e,36iとのそれぞれのギャップG1~G4が小さく り、短絡不良が発生することになる。それ え、十分なギャップG1~G4を設けるとフェライ ト32の縦(短辺)方向の寸法が大きくなり、ア ソレータの小型化、低背化に支障を生じる 即ち、この形式では、交差角度θ1,θ2を小さ すること(入力インピーダンスのマッチング 及び低挿入損失化)と、ギャップG1~G4の確保( 絡不良の防止)との両立は困難であった。こ により、素子の小型化及び低背化は達成で なかった。しかも、動作周波数が高くなる ど交差角度θ1,θ2を小さくする必要があるの で、特に、1GHz以上の高周波には十分な対応 できていないのが現状である。

特開2006-135419号公報

 そこで、本発明の目的は、高背化、大型 を招くことなく、中心電極の交差角度を小 くして挿入損失の低下を図ることのできる 可逆回路素子を提供することにある。

 前記目的を達成するため、本発明に係る非 逆回路素子は、
 永久磁石と、
 前記永久磁石により直流磁界が印加される 方体形状のフェライトと、
 前記フェライトの長辺を含む第1及び第2主 にほぼ対角線上にかつほぼ平行に配置され 導体膜からなり、一端が入力ポートに電気 に接続され、他端が出力ポートに電気的に 続された第1中心電極と、
 第1中心電極と電気的に絶縁状態で交差して 前記フェライトの第1及び第2主面に短辺方向 巻回状態で配置された導体膜からなり、一 が出力ポートに電気的に接続され、他端が ランドポートに電気的に接続された第2中心 電極と、
 入力ポートと出力ポートとの間に電気的に 続された第1整合容量と、
 出力ポートとグランドポートとの間に電気 に接続された第2整合容量と、
 入力ポートとグランドポートとの間に電気 に接続された第3整合容量と、
 入力ポートと出力ポートとの間に電気的に 続された抵抗と、
 表面に端子電極が形成された回路基板と、 備え、
 フェライトと永久磁石は、フェライトの第1 主面側及び第2主面側から一対の永久磁石に って挟着されたフェライト・磁石組立体を 成し、
 前記フェライト・磁石組立体は、前記回路 板上に、第1及び第2主面が該回路基板の表 に対して垂直方向に配置され、
 フェライトの第1主面と第2主面のいずれか 方では、第2中心電極の導体膜の上に絶縁膜 介して第1中心電極の導体膜が形成されてい ること、
 を特徴とする。

 本発明に係る非可逆回路素子においては フェライトの第1主面と第2主面のいずれか 方では、第2中心電極の導体膜の上に絶縁膜 介して第1中心電極の導体膜が形成されてい るため、該導体膜とフェライトに形成された 接続/中継用電極とは絶縁膜を介して短絡不 を生じることがなく、両者のギャップは小 くてもよい。このことは、第1中心電極の導 膜を、比較的自由な角度で、即ち、フェラ トの高背化、素子の大型化をきたすことな 第1及び第2中心電極の交差角度が小さくな ようにフェライトの主面に形成することが きることを意味し、入力インピーダンスと マッチング及び低挿入損失化が達成される

 本発明に係る非可逆回路素子において、 記フェライトの第1及び第2主面と直交する 面及び下面には該第1及び第2主面に臨む凹部 が形成されており、該凹部には導体が設けら れ、前記第1中心電極の導体膜はフェライト 上面の凹部に設けた導体を介して電気的に 続され、前記第2中心電極の導体膜はフェラ トの上下面の凹部に設けた導体を介して電 的に接続されていてもよい。第2中心電極を フェライトに複数ターン巻回することで、第 1及び第2中心電極の結合度が向上する。

 また、本発明に係る非可逆回路素子にお て、第1中心電極の一端がフェライトに設け た接続用電極に接続される第1主面において 、該第1主面上に第2中心電極の導体膜が形成 され、その上に絶縁膜を介して第1中心電極 導体膜が形成され、第1中心電極の他端及び 2中心電極の一端がフェライトに設けた接続 用電極に接続される第2主面においては、該 2主面上に第1中心電極の導体膜が形成され、 その上に絶縁膜を介して第2中心電極の導体 が形成されていてもよい。

 あるいは、第1中心電極の一端がフェライ トに設けた接続用電極に接続される第1主面 おいては、該第1主面上に第1中心電極の導体 膜が形成され、その上に絶縁膜を介して第2 心電極の導体膜が形成され、第1中心電極の 端及び第2中心電極の一端がフェライトに設 けた接続用電極に接続される第2主面におい は、該第2主面上に第2中心電極の導体膜が形 成され、その上に絶縁膜を介して第1中心電 の導体膜が形成されていてもよい。

 前記前者の形態では、第1中心電極の比較 的長くてインダクタンスの大きい導体膜の交 差角度が小さくなるため、挿入損失の低下に 寄与する効果が大きく、入力インピーダンス とのマッチングがとりやすくなり、素子の小 型化、低背化及び高周波対策に有利である。

 本発明によれば、フェライトの第1主面と 第2主面のいずれか一方では、第2中心電極の 体膜の上に絶縁膜を介して第1中心電極の導 体膜が形成されているため、該導体膜とフェ ライトに形成された接続/中継用電極とのギ ップは小さくてもよく、フェライトの高背 、素子の大型化をきたすことがなく、かつ 第1及び第2中心電極の交差角度を小さくして 入力インピーダンスとのマッチング及び低挿 入損失化を達成できる。

本発明に係る非可逆回路素子(2ポート アイソレータ)の一実施例を示す分解斜視図 ある。 2ポート型アイソレータの等価回路図で ある。 フェライトの斜視図である。 フェライトの主面に形成した中心電極 第1例を示す分解斜視図である。 フェライトの主面に形成した中心電極 第2例を示す分解斜視図である。 前記第1例におけるフェライトの第1主 を示す正面図である。 前記第2例におけるフェライトの第2主 を示す正面図である。 第1及び第2中心電極の最適な交差角度 示すグラフである。 本発明例と比較例との挿入損失を示す ラフである。 フェライトの主面に形成した中心電極 の先行例を示す分解斜視図である。 前記先行例における第1及び第2中心電 の交差角度を示す正面図である。 前記先行例における第1中心電極の導 膜と電極との位置関係を示す正面図である

 以下、本発明に係る非可逆回路素子の実 例について添付図面を参照して説明する。

 本発明に係る非可逆回路素子の一実施例 ある2ポート型アイソレータの分解斜視図を 図1に示す。この2ポート型アイソレータは、 中定数型アイソレータであり、概略、電磁 ールド膜11を形成した樹脂基板10と、軟鉄製 の環状ヨーク9と、回路基板20と、フェライト 32と一対の永久磁石41とからなるフェライト 磁石組立体30とで構成されている。なお、図 1において、斜線を付した部分は導電体であ 。

 フェライト32には、以下の図4(第1例)、図5 (第2例)に示すように、第1主面32a、第2主面32b 互いに電気的に絶縁された第1中心電極35及 第2中心電極36が形成されており、その構成 後に詳述する。ここで、フェライト32は互 に平行な第1主面32a及び第2主面32bを有する直 方体形状をなし、上面32c、下面32dを有してい る。

 また、永久磁石41はフェライト32の主面32a ,32bに対して磁界を該主面32a,32bに略垂直方向 印加するように主面32a,32bに、例えば、エポ キシ系の接着剤を介して接着され、フェライ ト・磁石組立体30を形成している。永久磁石4 1の主面はフェライト32の主面32a,32bと同一寸 であり、互いの外形が一致するようにそれ れの主面どうしを対向させて配置されてい 。

 回路基板20は、複数枚の誘電体シート上 所定の電極を形成して積層し、焼結した積 型基板であり、その内部には、等価回路で る図2に示すように、整合用コンデンサC1,C2,C s1,Cs2,CA、終端抵抗Rが内蔵されている。また 上面には端子電極25a,25b,25cが、下面には外部 接続用端子電極26,27,28がそれぞれ形成されて る。

 (中心電極の第1例、図4参照)
 第1及び第2中心電極35,36に関して、第1例に いては図4に示し、第2例については図5に示 。まず、第1例に関して説明すると、図4に示 すように、第1中心電極35は、導体膜35a,35bか なり、該導体膜35a,35bはフェライト32の上面32 cに形成された電極35cにて電気的に接続され いる。第2中心電極36は、導体膜36a~36hからな 、該導体膜36a~36hはフェライト32の上下面32c, 32dに形成された電極36i~36pにて電気的に接続 れている。

 即ち、フェライト32の第1主面32aにおいて 、該第1主面32a上に第2中心電極36の導体膜36b ,36d,36f,36hが垂直方向に形成され、その上に絶 縁膜37を介して第1中心電極35の導体膜35aが導 膜36b,36d,36f,36hと絶縁状態で所定の角度で交 して形成されている。フェライト32の第2主 32bにおいては、該第2主面32b上に第1中心電 35の導体膜35bがほぼ水平方向に形成され、そ の上に絶縁膜38を介して第2中心電極36の導体 36a,36c,36e,36gが導体膜35bと絶縁状態で所定の 度で交差して形成されている。

 第1及び第2中心電極35,36や各種電極は銀や 銀合金の厚膜又は薄膜として印刷、転写、フ ォトリソグラフなどの工法で形成することが できる。絶縁膜37,38としてはガラスやアルミ などの誘電体厚膜、ポリイミドなどの樹脂 などを用いることができる。これらも印刷 転写、フォトリソグラフなどの工法で形成 ることができる。

 本実施例において第2中心電極36はフェラ ト32に螺旋状に4ターン巻回されている。こ で、ターン数とは、中心電極36が第1又は第2 主面32a,32bをそれぞれ1回横断した状態を0.5タ ンとして計算している。そして、中心電極3 5,36の交差角は必要に応じて設定され、入力 ンピーダンスや挿入損失が調整されること なる。

 また、電極35c~35e,36i~36pは、図3に示すよう に、フェライト32の上下面32c,32dに形成された 凹部39に銀、銀合金、銅、銅合金などの電極 導体を塗布又は充填して形成されている。 の種の電極は、例えば、マザーフェライト 板に予めスルーホールを形成し、このスル ホールを電極用導体で充填した後、スルー ールを分断する位置でカットすることによ て形成される。なお、電極は凹部39に導体 として形成したものであってもよい。

 (中心電極の第2例、図5参照)
 次に、第1及び第2中心電極35,36の第2例に関 て、前記第1例との相違点について説明する 、図5に示すように、フェライト32の第1主面 32aにおいては、該第1主面32a上に第1中心電極3 5の導体膜35aがほぼ水平方向に形成され、そ 上に絶縁膜37を介して第2中心電極36の導体膜 36b,36d,36f,36hが絶縁状態で垂直方向に形成され ている。フェライト32の第2主面32bにおいては 、該第2主面32b上に第2中心電極36の導体膜36a,3 6c,36e,36gが所定の角度で形成され、その上に 縁膜38を介して第1中心電極35の導体膜35bが導 体膜36a,36c,36e,36gと絶縁状態で所定の角度で交 差して形成されている。

 前記第1例及び第2例において、整合用回 素子と第1及び第2中心電極35,36との接続関係 、図2の等価回路に示すとおりである。即ち 、回路基板20の下面に形成された外部接続用 子電極26が入力ポートP1として機能し、この 端子電極26は整合用コンデンサCs1を介して整 用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続されて る。また、この電極26は回路基板20の上面に 形成された端子電極25a及びフェライト32の下 32dに形成された電極(A端子)35dを介して第1中 心電極35(導体膜35a)の一端に接続されている

 第1中心電極35(導体膜35b)の他端及び第2中 電極36(導体膜36a)の一端は、フェライト32の 面32dに形成された電極(B端子)35e及び回路基 20の上面に形成された端子電極25bを介して 端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、か 、コンデンサCs2を介して回路基板20の下面に 形成された外部接続用端子電極27に接続され いる。この電極27が出力ポートP2として機能 する。

 第2中心電極36(導体膜36h)の他端は、フェ イト32の下面32dに形成された電極36l及び回路 基板20の上面に形成された端子電極25cを介し コンデンサC2及び回路基板20の下面に形成さ れた外部接続用端子電極28と接続されている この電極28はグランドポートP3として機能す る。また、A端子とグランドポートP3との間に はコンデンサCAが接続されている。

 前記フェライト・磁石組立体30は、回路 板20上に載置され、フェライト32の下面32dの 種電極が回路基板20上の端子電極25a,25b,25cと リフローはんだ付けされて一体化されるとと もに、永久磁石41の下面が回路基板20上に接 剤にて一体化される。

 以上の構成からなる2ポート型アイソレー タにおいては、第1中心電極35の一端が入力ポ ートP1に接続され、他端が出力ポートP2に接 され、第2中心電極36の一端が出力ポートP2に 接続され、他端がグランドポートP3に接続さ ているため、挿入損失の小さな2ポート型の 集中定数型アイソレータとすることができる 。さらに、動作時において、第2中心電極36に 大きな高周波電流が流れ、第1中心電極35には ほとんど高周波電流が流れない。従って、第 1中心電極35及び第2中心電極36によって生じる 高周波磁界の方向は第2中心電極36の配置によ って決まる。高周波磁界の方向が決まること により、挿入損失をより低下させる対策が容 易になる。

 ここで、コンデンサC1は第1中心電極35(L1) ともに並列共振回路を構成し、コンデンサC 2は第2中心電極36(L2)とともに並列共振回路を 成し、それらの共振周波数がアイソレータ 動作周波数に一致するように容量値を調整 る。コンデンサCs1は入力インピーダンスの 部を整合させ、コンデンサCs2は出力インピ ダンスの虚部を整合させる。なお、コンデ サCs1,Cs2は省略してもよい。コンデンサCAは 心電極35,36の交差角度とともに入力インピ ダンスの実部を整合させる。

 本アイソレータにおいて、フェライト・ 石組立体30は、フェライト32と一対の永久磁 石41が接着剤で一体化されていることで、機 的に安定となり、振動や衝撃で変形・破損 ない堅牢なアイソレータとなる。

 ところで、本アイソレータにおいて、入 インピーダンスのマッチングをとり、挿入 失を小さくするには、第1及び第2中心電極35 ,36を所定の交差角度θ1,θ2(図6及び図7参照)で 差させる必要がある。交差角度θ1,θ2と挿入 損失との関係の一例を以下の表1に示す。

 挿入損失を最小にするための交差角度θ1, θ2は、コンデンサCAの整合容量値により変化 る。この整合容量値が大きくなるほど交差 度θ1,θ2を小さくする必要がある。しかし、 整合容量値CAを小さくするのは、回路基板20 でのキャパシタパターンにより0.1~1.0pF程度 容量値が発生するので、現実的には限界が る。それゆえ、交差角度θ1,θ2を一定以上に さくする必要がある。

 800MHz帯で動作するアイソレータにおいて 整合容量値CAと交差角度θ1,θ2の最適値との 係を以下の表2に示す。実際には、動作周波 数でも交差角度θ1,θ2の最適値は変化し、動 周波数が高いほど、交差角度θ1,θ2の最適値 小さくなる傾向にある。

 そして、図10に示した先行例では、第2中 電極36の内側に第1中心電極35を配置してい ため、図12で説明したように、ギャップG1~G4 確保することと交差角度θ1,θ2を小さくする ことの両立は困難であった。これに対して、 前記第1例(図4参照)では、第1中心電極35の一 がフェライト32に設けた電極(A端子)35dに接続 される第1主面32aにおいては、第2中心電極36 導体膜36b,36d,36f,36hを絶縁膜37を介して第1中 電極35の導体膜35aの内側に形成している。こ れにて、図12(A)に示したギャップG3,G4を小さ しても導体膜35aと電極35e,36pとが短絡するお れはなく(図6参照)、交差角度θ1を小さくす ことができ、入力インピーダンスのマッチ グをとることができ、挿入損失が低下する 換言すれば、フェライト32の高さを大きく ることがなく、アイソレータの低背化を損 うことはない。

 また、前記第2例(図5参照)では、第1中心 極35の他端及び第2中心電極36の一端がフェラ イト32に設けた電極(B端子)35eに接続される第2 主面32bにおいては、第2中心電極36の導体膜36a ,36c,36e,36gを絶縁膜38を介して第1中心電極35の 体膜35bの内側に形成している。これにて、 12(B)に示したギャップG1,G2を小さくしても導 体膜35bと電極36p,36iとが短絡するおそれはな (図7参照)、交差角度θ2を小さくすることが き、入力インピーダンスのマッチングをと ことができ、挿入損失が低下する。換言す ば、フェライト32の高さを大きくすることが なく、アイソレータの低背化を損なうことは ない。

 図8に整合容量値CAと最適な交差角度θ1,θ2 との関係を示し、短絡防止のために角度θ1を 85°以下にできず、かつ、角度θ2を56°以下に きない場合、容量値CAは実現不可能な値に る。しかし、第1例によれば、角度θ1を85°よ り小さく、あるいは、第2例によれば、角度θ 2を56°より小さくできるので、容量値CAが実 可能な値となり、挿入損失の小さなアイソ ータを得ることができる。

 なお、フェライト32の第1及び第2主面32a,32 bともに、第2中心電極36を第1中心電極35の内 に形成した場合、第1及び第2主面32a,32bのい れにおいても第1中心電極35の導体膜35a,35bの 計の自由度が大きくなり、入力インピーダ スのマッチングを容易にとれる利点を有す 。しかし、第2中心電極36の巻回径が小さく ってそのQ値が小さくなり、挿入損失が大き くなるので、好ましいものではない。

 フェライト32の第1及び第2主面32a,32bとも 、第2中心電極36を第1中心電極35の内側に形 した場合(比較例)と、本発明との挿入損失の 比較を図9に示す。図9において、特性曲線Aが 本発明(第1例及び第2例)を示し、特性曲線Bが 較例を示す。具体的には、824~849MHz帯域内で の挿入損失の最悪値は本発明では0.47dBであり 、比較例では0.53dBである。

 ここで、前記第1例及び第2例を比較する 、第1例では、第1中心電極35の比較的長くて ンダクタンスの大きい導体膜35aの交差角度 1が小さくなるため、挿入損失の低下に寄与 る効果が大きく、入力インピーダンスとの ッチングがとりやすくなり、低背化、小型 及び高周波対策に有利である。

 また、本アイソレータにおいて、回路基 20は多層誘電体基板である。これにて、内 にコンデンサや抵抗などの回路網を内蔵す ことができ、アイソレータの小型化、薄型 が達成でき、回路素子間の接続が基板内で われるために信頼性の向上が期待できる。 論、回路基板20は必ずしも多層である必要は なく、単層であってもよく、整合用コンデン サなどをチップタイプとして外付けしてもよ い。

 (他の実施例)
 なお、本発明に係る非可逆回路素子は前記 施例に限定するものではなく、その要旨の 囲内で種々に変更することができる。

 例えば、永久磁石41のN極とS極を反転させ れば、入力ポートP1と出力ポートP2が入れ替 る。また、第1及び第2中心電極35,36の形状は 々に変更することができる。例えば、第1中 心電極35はフェライト32の主面32a,32b上で2本に 分岐したものであってもよい。また、第2中 電極36は1ターン以上巻回されていればよい

 以上のように、本発明は、非可逆回路素子 有用であり、特に、高背化、大型化を招く となく、中心電極の交差角度を小さくして 入損失の低下を図ることができる点で優れ いる。