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Title:
OUTLET AND PLUG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081951
Kind Code:
A1
Abstract:
An outlet (1) comprises a first plug blade receiving portion (13) to which an electric potential of 0 V is applied and two or more second plug blade receiving portions (14) to which different electric potentials are applied. The two or more second plug blade receiving portions (14) have different shapes or dispositions depending on set suitable voltages. One plug blade (21A) of a plug (2) is connected to the first plug blade receiving portion (13). The other plug blade (21B) of the plug (2) has a different shape or disposition corresponding to the different shape or disposition of the second plug blade receiving portions (14) so as to be connected to any one of second plug blade receiving portions (14) corresponding to the received suitable voltage out of the two or more second plug blade receiving portions (14).

Inventors:
UENO SATORU (JP)
OKAMURA YUKIHIKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/073475
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
December 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
UENO SATORU (JP)
OKAMURA YUKIHIKO (JP)
International Classes:
H01R27/00; H01R13/703; H01R29/00
Foreign References:
JPH08163777A1996-06-21
JP2002231396A2002-08-16
JPH0474885U1992-06-30
JP2005310715A2005-11-04
JP2002134210A2002-05-10
Other References:
See also references of EP 2234223A4
Attorney, Agent or Firm:
NISHIKAWA, Yoshikiyo et al. (Umeda Square Bldg. 9F 12-17, Umeda 1-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 01, JP)
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Claims:
 プラグの2極の栓刃をアウトレットの2極の栓刃受部に接続して、プラグ毎に異なる適合電圧の直流電力をアウトレットからプラグに供給するアウトレット及びプラグであって、
 前記アウトレットは、0Vの電位が与えられる第1栓刃受部と、異なる複数の電位が各々与えられる2極以上の第2栓刃受部とを備え、
 前記2極以上の第2栓刃受部は前記プラグの適合電圧に応じて異なる形状若しくは配置となっており、
 前記プラグの一方の栓刃は前記第1栓刃受部に接続され、
 前記プラグの他方の栓刃は前記2極以上の第2栓刃受部のうち前記適合電圧に応じたいずれか1極の第2栓刃受部に接続されるように、第2栓刃受部の異なる形状若しくは配置に対応した異なる形状若しくは配置となっていることを特徴とするアウトレット及びプラグ。
 プラグの2極の栓刃をアウトレットの2極の栓刃受部に接続して、プラグ毎に異なる適合電圧の直流電力をアウトレットからプラグに供給するアウトレット及びプラグであって、
 前記アウトレットには、前記2極の栓刃受部間に印加する直流電圧の大きさを切り替えるための電圧切替スイッチを設け、
 前記プラグには、前記栓刃をアウトレットの前記栓刃受部に接続した際に前記電圧切替スイッチと接触する突起部を設け、
 前記突起部は、前記適合電圧に応じて異なる形状若しくは配置となっており、
 前記電圧切替スイッチは、接触する突起部の形状若しくは配置に応じて印加する直流電圧を前記適合電圧に切り替えるように構成されていることを特徴とするアウトレット及びプラグ。
 前記電圧切替スイッチは、切り替える直流電圧に応じて異なる配置で複数設けられており、
 前記突起部は、前記プラグの前記栓刃をアウトレットの前記栓刃受部に接続した際に前記適合電圧に切り替える前記電圧切替スイッチに接触する配置若しくは形状となっていることを特徴とする請求項2記載のアウトレット及びプラグ。
 プラグと、
 前記プラグが接続されるアウトレットとで構成され、
 前記プラグは、第1栓刃と、第2栓刃とを備え、
 前記アウトレットは、前記第1栓刃が接続される第1栓刃受部と、前記第2栓刃が接続される第2栓刃受部とを備えるアウトレット及びプラグにおいて、
 前記アウトレットは、前記第2栓刃受部を複数備え、
 前記第1栓刃受部には、基準電位が与えられ、
 前記複数の第2栓刃受部には、互いに異なる電位が与えられ、
 前記第2栓刃は、前記プラグの電圧規格に応じて前記複数の第2栓刃受部のいずれか1つに接続されるように構成されていることを特徴とするアウトレット及びプラグ。
 プラグと、
 前記プラグが接続されるアウトレットとで構成され、
 前記プラグは、一対の栓刃を備え、
 前記アウトレットは、前記一対の栓刃とそれぞれ接続される一対の栓刃受部を備えるアウトレット及びプラグにおいて、
 前記アウトレットは、前記一対の栓刃受部間に印加する直流電圧の電圧値を選択する電圧選択部を備え、当該電圧選択部で選択された電圧値の直流電圧を前記一対の栓刃受部間に印加するように構成され、
 前記プラグは、前記アウトレットとの接続時に、前記電圧選択部により当該プラグの電圧規格に応じた電圧値を選択する操作部を備えていることを特徴とするアウトレット及びプラグ。
 前記電圧選択部は、複数の電圧切替スイッチを有し、前記複数の電圧切替スイッチのオンオフ状態に応じて前記直流電圧の電圧値を選択するように構成され、
 前記操作部は、前記プラグと前記アウトレットとの接続時に、前記複数の電圧切替スイッチのオンオフ状態を切り替えるように構成されていることを特徴とする請求項5記載のアウトレット及びプラグ。
Description:
アウトレット及びプラグ

 本発明は、アウトレット及びプラグに関 、詳しくはプラグの2極の栓刃をアウトレッ トの2極の栓刃受部に接続して、プラグ毎に なる適合電圧の直流電力をアウトレットか プラグに供給するアウトレット及びプラグ 関する。

 従来から、配線とコードとの接続、又は ード相互の接続に使うアウトレット及びプ グ(接続器)が提供されている。アウトレッ 及びプラグでは、プラグをアウトレット(プ グ受)に抜き差しすることによって、配線と コード又はコード相互間の電気的接続および (または)断路を随時容易にできるようにして る。ここで、壁などの造営材や、機器など 固定されるアウトレットをソケット・アウ レット(コンセント)という。

 この種のアウトレット及びプラグは、配 用差込接続器と呼ばれており、一対の栓刃 備えるプラグ(差込プラグ)と、一対の栓刃 それぞれ接続される一対の栓刃受部を備え アウトレットとで構成されている。

 ここで、プラグとアウトレットとは、一 一で対応するように形成されている。その め、アウトレットには、対応するプラグと 種類が異なるプラグを接続することはでき い。つまり、アウトレットに接続できるプ グは1種類に限られているのが現状である。

 したがって、アウトレットに種類が異な プラグを接続するにあたっては、日本国公 特許公報2002-134210に記載されているような ダプタを用いる必要があった。

 本発明は上述の点に鑑みて為されたもの ある。本発明の目的は、アダプタを用いず 1種類のアウトレットに対して電圧規格が異 なるプラグを選択的に接続でき、これにより 、供給する直流電力の電圧値の変更に柔軟に 対応でき、汎用性が高いアウトレット及びプ ラグを提供することにある。

 本発明に係るアウトレット及びプラグは プラグの2極の栓刃をアウトレットの2極の 刃受部に接続して、前記プラグ毎に異なる 合電圧の直流電力を前記アウトレットから 記プラグに供給する。前記アウトレットは 0Vの電位が与えられる第1栓刃受部と、異な 複数の電位が各々与えられる2極以上の第2栓 刃受部とを備えている。前記2極以上の第2栓 受部は前記プラグの適合電圧に応じて異な 形状若しくは配置となっている。前記プラ の一方の栓刃は前記第1栓刃受部に接続され る。前記プラグの他方の栓刃は前記2極以上 第2栓刃受部のうち前記適合電圧に応じたい れか1極の第2栓刃受部に接続されるように 第2栓刃受部の異なる形状若しくは配置に対 した異なる形状若しくは配置となっている

 この発明によれば、前記アウトレットの 記2極の第2栓刃受部が例えば12V用と48V用で る場合において、12V規格の前記プラグの前 一方の栓刃を前記第1栓刃受部に接続でき且 前記他方の栓刃を12V用の前記第2栓刃受部に 接続できる形状若しくは配置としている。ま た、24V規格の前記プラグ2の前記一方の栓刃 前記第1栓刃受部に接続でき且つ前記他方の 刃を24V用の前記第2栓刃受部に接続できる形 状若しくは配置としている。従来のアダプタ を用いずに、1種類の前記アウトレットに対 て電圧規格が2種類以上の前記プラグを選択 に適宜使用可能となる。

 本発明に係る他のアウトレット及びプラ は、プラグの2極の栓刃をアウトレットの2 の栓刃受部に接続して、プラグ毎に異なる 合電圧の直流電力をアウトレットからプラ に供給するアウトレット及びプラグである 前記アウトレットには、前記栓刃受部間に 加する直流電圧の大きさを切り替えるため 電圧切替スイッチを設けている。前記プラ には、前記栓刃をアウトレットの前記栓刃 部に接続した際に前記電圧切替スイッチと 触する突起部を設けている。前記突起部は 前記適合電圧に応じて異なる形状若しくは 置となっている。前記電圧切替スイッチは 接触する突起部の形状若しくは配置に応じ 印加する直流電圧を前記適合電圧に切り替 るように構成されている。

 この発明によれば、前記アウトレットの 記栓刃受部が例えば、12V用と48V用に前記電 切替スイッチにより切り替え可能とされて る場合において、12V規格の前記プラグを接 したときはこのプラグに設けた前記突起部 前記電圧切替スイッチを押して前記栓刃受 に印加される電圧を12Vに切り替える。また 24V規格の前記プラグを接続したときはこの ラグに設けた前記突起部が前記電圧切替ス ッチを押して前記栓刃受部に印加される電 を24Vに切り替える。これにより、前記栓刃 部の数を増やすことなく1種類の前記アウト レットに対して電圧規格が2種類以上のプラ を選択的に適宜使用可能となる。さらに加 て、前記プラグに前記突起部を設けただけ 簡単な構造で、前記プラグの規格に応じた 合電圧に切り替えて出力させることが可能 なる。そのため、複雑な切り替え機構や操 手段が一切不要であり、使い勝手が良好と る。

 好ましい形態では、前記電圧切替スイッ は、切り替える直流電圧に応じて異なる配 で複数設けられている。前記突起部は、前 プラグの前記栓刃をアウトレットの前記栓 受部に接続した際に前記適合電圧に切り替 る前記電圧切替スイッチに接触する配置若 くは形状となっている。

 この発明によれば、前記複数の電圧切替 イッチ及び前記複数の突起部を、それぞれ 切り替える直流電圧に応じた異なる配置ま は形状とするだけで、前記プラグの規格に じた適合電圧に切り替えて出力させること 可能となる。

 本発明に係る別のアウトレット及びプラ は、プラグと、前記プラグが接続されるア トレットとで構成されている。前記プラグ 、第1栓刃と、第2栓刃とを備えている。前 アウトレットは、前記第1栓刃が接続される 1栓刃受部と、前記第2栓刃が接続される第2 刃受部とを備えている。前記アウトレット 、前記第2栓刃受部を複数備えている。前記 第1栓刃受部には、基準電位が与えられ、前 複数の第2栓刃受部には、互いに異なる電位 与えられる。前記第2栓刃は、前記プラグの 電圧規格に応じて前記複数の第2栓刃受部の ずれか1つに接続されるように構成されてい 。

 この発明によれば、前記プラグを前記ア トレットに接続すると、前記第1栓刃が前記 第1栓刃受部に接続されるとともに、前記第2 刃が前記プラグの種類に応じて前記複数の 2栓刃受部のいずれか1つに接続される。こ で、前記第1栓刃受部には、基準電位が与え れ、前記複数の第2栓刃受部には、互いに異 なる電位が与えられる。そのため、前記プラ グの前記第1栓刃と前記第2栓刃との間には、 記プラグの電圧規格に応じた電圧が印加さ る。したがって、アダプタを用いずに1種類 のアウトレットに対して電圧規格が異なるプ ラグを選択的に接続できる。よって、出力す る直流電圧の電圧値の変更に柔軟に対応でき 、汎用性が高い。

 本発明に係る別のアウトレット及びプラ は、プラグと、前記プラグが接続されるア トレットとで構成されている。前記プラグ 、一対の栓刃を備えている。前記アウトレ トは、前記一対の栓刃とそれぞれ接続され 一対の栓刃受部を備えている。前記アウト ットは、前記一対の栓刃受部間に印加する 流電圧の電圧値を選択する電圧選択部を備 、当該電圧選択部で選択された電圧値の直 電圧を前記一対の栓刃受部間に印加するよ に構成されている。前記プラグは、前記ア トレットとの接続時に、前記電圧選択部に り当該プラグの電圧規格に応じた電圧値を 択する操作部を備えている。

 この発明によれば、前記プラグを前記ア トレットに接続すると、前記操作部によっ 、前記プラグの電圧規格に応じた電圧値の 流電圧が選択される。そのため、前記プラ の前記一対の栓刃間には、前記プラグの電 規格に応じた電圧が印加される。したがっ 、アダプタを用いずに1種類のアウトレット に対して電圧規格が異なるプラグを選択的に 接続できる。よって、出力する直流電圧の電 圧値の変更に柔軟に対応でき、汎用性が高い 。また、前記アウトレットは一対の栓刃受部 間に印加する電圧を変更するから、栓刃受部 自体の数を増やさなくて済む。

 好ましい形態では、前記電圧選択部は、 数の電圧切替スイッチを有し、前記複数の 圧切替スイッチのオンオフ状態に応じて前 直流電圧の電圧値を選択するように構成さ ている。前記操作部は、前記プラグと前記 ウトレットとの接続時に、前記複数の電圧 替スイッチのオンオフ状態を切り替えるよ に構成されている。

 この発明によれば、簡単な構造で、アウ レットの直流電圧の電圧値をプラグの電圧 格に応じた値とすることができる。よって 複雑な切り替え機構や操作手段を設けなく 済み、使い勝手が良くなる。また、電圧選 部の複数の電圧切替スイッチの配置や、操 部を、電圧規格に応じて設定するだけで、 ラグの電圧規格に応じて直流電圧の電圧値 変更することができる。

実施形態1のアウトレット及びプラグを 示し、(a)はアウトレットの斜視図、(b)は12V規 格のプラグの斜視図、(c)は24V規格のプラグの 斜視図、(d)は48V規格のプラグの斜視図である 。 同上におけるアウトレットを示し、(a) 内部構成の概略図、(b)は内部回路の概略図 ある。 実施形態2のアウトレット及びプラグを 示し、(a)はアウトレットの斜視図、(b)はアウ トレットの正面図、(c)は12V規格のプラグの正 面図、(d)は24V規格のプラグの正面図、(e)は48V 規格のプラグの正面図である。 実施形態3のアウトレット及びプラグを 示し、(a)はアウトレットの斜視図、(b)は24V規 格のプラグの斜視図、(c)は48V規格のプラグの 斜視図である。 (a)はプラグを接続前の状態を示す説明 、(b)は24V規格のプラグ接続前の状態を示す 明図、(c)は24V規格のプラグ接続後の状態を す説明図、(d)は48V規格のプラグ接続前の状 を示す説明図、(e)は48V規格のプラグ接続後 状態を示す説明図である。 同上におけるアウトレットの要部の斜 図である。 同上におけるアウトレットを示し、(a) 内部構成の概略図、(b)は内部回路の概略図 (c)は内部回路の他例の概略図である。 実施形態4のアウトレット及びプラグを 示し、(a)はアウトレットの斜視図、(b)はアウ トレットの正面図、(c)はプラグの正面図、(d) は動作説明図、(e)は他例の動作説明図である 。 同上のアウトレット及びプラグにおけ アウトレットを示し、(a)は電圧切替スイッ の配置を示す概略図、(b)は内部回路の説明 である。 各実施形態のアウトレット及びプラグ を用いる直流配電システムのシステム構成図 である。

 (実施形態1)
 本実施形態のアウトレット1は、直流用のコ ンセントであり、図2に示すように、アウト ット1の端子部16と栓刃受部13,14との間にDC/DC ンバータ15が介在されている。アウトレッ 1は、端子部16から入力される1つの入力電圧 DC/DCコンバータ15により3つのレベルの出力 圧にして出力するようになっている。

 アウトレット1のプラグ受け面10aには、図 1(a)に示すように、複数の栓刃挿入口11,12が開 口している。栓刃挿入口11の奥側に栓刃受部( 以下、必要に応じて「第1栓刃受部」という)1 3が配置されている。また、各栓刃挿入口12の 奥側に栓刃受部(以下、必要に応じて「第2栓 受部」という)14がそれぞれ配置されている アウトレット1の栓刃受部13,14はそれぞれ細 状に形成されている。第1栓刃受部13は、共 する0V用である。3極の第2栓刃受部14は、例 ば、12V用と24V用と48V用である。3極の第2栓 受部14は、第1栓刃受部13に対し、その適合電 圧に応じて異なる配置となっている。図1の では、第1栓刃受部13は縦方向に長く延びて る。3極の第2栓刃受部14はそれぞれ第1栓刃受 部13の側方位置で縦方向に間隔をあけて並設 れている。

 一方、プラグ2は、直流用のコンセントプ ラグであり、平板状の2極の栓刃21を備えてい る。プラグ2は、一方の栓刃21(21A)をアウトレ ト1の第1栓刃受部13に接続した状態で、他方 の栓刃21(21B)をアウトレット1の12V用、又は24V 、又は48V用のうちのいずれか1極の第2栓刃 部14に対して選択的に接続できるような異な る形状となっている。つまり、図1の例では 各規格のプラグ2の一方の栓刃21(21A)はいずれ も第1栓刃受部13に差込可能な配置となってい る。しかしながら、12V規格のプラグ2の他方 栓刃21(21B)は12V用の第2栓刃受部14(14A)に差込 能な形状となっている。24V規格のプラグ2の 方の栓刃21(21B)は24V用の第2栓刃受部14(14B)に 込可能な形状となっている。48V規格のプラ 2の他方の栓刃21Bは48V用の第2栓刃受部14(14C) 差込可能な形状となっている。

 このように本実施形態では、アウトレッ 1の3極の第2栓刃受部14を電圧値に応じて異 る配置とすると共に、3種類のプラグ2の他方 の栓刃21Bを3極の第2栓刃受部14の配置にそれ れ対応した異なる形状とした。そのため、 来のようなアダプタを用いずに、1種類のア トレット1に対して12V規格、24V規格、48V規格 のプラグ2を選択的に適宜使用可能となる。 かもプラグ2の他方の栓刃21Bが誤って規格外 第2栓刃受部14に接続されるようなことがな なる。これによって、誤接続を確実に防止 きる。さらに、供給電圧の変更に柔軟に対 できて、汎用性の高いアウトレット及びプ グを得ることができる。

 以下に、本実施形態のアウトレット及びプ グについて詳細に説明する。本実施形態は
 本実施形態は、図1に示すようなアウトレッ ト1と、2極のプラグ(差込プラグ)2とで構成さ ている。本実施形態のアウトレット及びプ グは、プラグ2毎に異なる電圧規格(適合電 )の直流電力をアウトレット1からプラグ2に 給する。

 プラグ2は、直方体状の器体20を備えてい 。器体20の一面には、一対の栓刃21が突設さ れている。栓刃21は、金属材料により矩形の 板状に形成されている。以下、一対の栓刃2 1を区別するために、必要に応じて一方の栓 21を第1栓刃と称して符号21Aで表し、他方の 刃21を第2栓刃と称して符号21Bで表す。

 器体20の上記一面とは異なる面からは、 ード22が導出されている。当該コード22は、2 本の絶縁被覆電線(図示せず)を1本の絶縁チュ ーブ内に配してなる。このコード22の絶縁被 電線の一方は、器体20内において第1栓刃21A 接続されている。また、絶縁被覆電線の他 は、器体20内において第2栓刃21Bに接続され いる。コード22は、直流機器102(図10参照)な の直流負荷に、直接的あるいは間接的に接 される。したがって、直流機器102には、プ グ2の第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの間に印加さ る電圧(本実施形態では直流電圧)が与えら る。

 アウトレット1は、略直方体状の器体10を えている。器体10の前面(プラグ受け面)10aに は、プラグ2の第1栓刃21Aが挿入される第1栓刃 挿入口11が形成されている。また、器体10の 面10aには、プラグ2の第2栓刃21Bが挿入される 第2栓刃挿入口12が複数(図示例では3つ)形成さ れている。以下の説明では、3つの第2栓刃挿 口12を区別するために必要に応じて符号12A,1 2B,12Cで表す。

 ここで、第1栓刃挿入口11は、器体10の前 10aにおける幅方向の一端側に形成されてい 。第1栓刃挿入口11の開口形状は矩形状であ 、短手方向が器体10の幅方向と一致している 。一方、3つの第2栓刃挿入口12A~12Cは、器体10 前面10aにおける幅方向の他端側に形成され いる。各第2栓刃挿入口12の開口形状は矩形 であり、長手方向が器体10の幅方向と一致 ている。また、3つの第2栓刃挿入口12A~12Cは 器体10の前面10a内において幅方向に直交する 方向に所定間隔で並んでいる。

 なお、器体10の後面には、直流電源(図示 ず)からの給電線が挿入される電線挿入孔( 示せず)が形成されている。

 器体10には、図2(a),(b)に示すように、第1 刃21Aが接続される第1栓刃受部13と、第2栓刃2 1Bが接続される第2栓刃受部14とが収納されて る。なお、各栓刃受部13,14は、金属材料よ なる板材より曲成される。このような栓刃 部13,14は、従来周知の刃受けの構成を適宜応 用して作製することができる。

 第1栓刃受部13は、第1栓刃挿入口11から器 10内に挿入された第1栓刃21Aが接続されるよ に、器体10内に収納されている。

 第2栓刃受部14は、3つの第2栓刃挿入口12そ れぞれに対応して3つ設けられている。以下 説明では、3つの第2栓刃受部14を区別するた に必要に応じて符号14A,14B,14Cで表す。特に 本実施形態では、第2栓刃受部14Aは、第2栓刃 挿入口12Aから器体10内に挿入された第2栓刃21B が接続されるように、器体10内に収納されて る。また、第2栓刃受部14Bは、第2栓刃挿入 12Bから器体10内に挿入された第2栓刃21Bが接 されるように、器体10内に収納されている。 また、第2栓刃受部14Cは、第2栓刃挿入口12Cか 器体10内に挿入された第2栓刃21Bが接続され ように、器体10内に収納されている。

 本実施形態におけるアウトレット1では、 器体10に形成された栓刃挿入口11,12と、器体10 に収納された栓刃受部13,14とによって、プラ 2が接続されるプラグ接続部が構成されてい る。

 また、器体10には、DC/DCコンバータ15と、 子部16とが収納されている。

 図示例では、2つの端子部16が設けられて る。ここで、一方の端子部16には、前記電 挿入孔から器体10内に挿入された前記給電線 が接続される。なお、他方の端子部16は送り 線に用いられる。

 DC/DCコンバータ15は、直流電源の直流電圧 を昇降圧して、第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの間 所定の電圧値の直流電圧を印加するように 成されている。本実施形態では、DC/DCコン ータ15は、3つの第2栓刃受部14A~14Cに、それぞ れ異なる電位を与える。例えば、DC/DCコンバ タ15は、第2栓刃受部14Aに12Vの電位を、第2栓 刃受部14Bに24Vの電位を、第2栓刃受部14Cに48V 電位を与える。また、DC/DCコンバータ15は、 1栓刃受部13を前記給電線の接地側に接続す 。すなわち、第1栓刃受部13には、基準電位( グラウンド電位)として0Vを与える。

 以上述べたように、本実施形態における ウトレット1は、第2栓刃受部14を複数備えて いる。そして、第1栓刃受部13には、基準電位 が与えられ、複数の第2栓刃受部14A~14Cには、 いに異なる電位(本実施形態では、12V、24V、 48V)が与えられる。そのため、本実施形態に けるアウトレット1では、12Vと、24Vと、48Vの3 種類の電圧値の直流電力を供給することがで きる。

 このようなアウトレット1には、電圧規格 (適合電圧)が異なる3種類のプラグ2を接続す ことができるようになっている。以下の説 では、電圧規格が異なる3種類のプラグ2を区 別するために、必要に応じて符号2A~2Cで表す

 これらプラグ2A~2Cは、図1(a)~(c)に示すよう に、第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関係が異 っている。

 ここで、プラグ2Aは、電圧規格が12Vのプ グである(すなわち、12V規格のプラグである) 。そのため、プラグ2Aでは、第1栓刃21Aを第1 刃受部13に接続したときに、第2栓刃21Bが12V 電位が与えられる第2栓刃受部14Aに接続され ように、第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関 が規定されている。すなわち、第2栓刃21Bは 第2栓刃受部14Aに接続されるように器体20に けられている。

 プラグ2Bは、電圧規格が24Vのプラグであ (すなわち、24V規格のプラグである)。そのた め、プラグ2Bでは、第1栓刃21Aを第1栓刃受部13 に接続したときに、第2栓刃21Bが24Vの電位が えられる第2栓刃受部14Bに接続されるように 第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関係が規定 れている。すなわち、第2栓刃21Bは、第2栓刃 受部14Bに接続されるように器体20に設けられ いる。

 プラグ2Cは、電圧規格が48Vのプラグであ (すなわち、48V規格のプラグである)。そのた め、プラグ2Cでは、第1栓刃21Aを第1栓刃受部13 に接続したときに、第2栓刃21Bが48Vの電位が えられる第2栓刃受部14Cに接続されるように 第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関係が規定 れている。すなわち、第2栓刃21Bは、第2栓刃 受部14Cに接続されるように器体20に設けられ いる。

 このようにプラグ2の第2栓刃21Bは、プラ 2の電圧規格に応じて複数の第2栓刃受部14の ずれか1つに接続されるように構成されてい る。

 以上述べたように、本実施形態のアウト ット及びプラグによれば、プラグ2をアウト レット1に接続すると、第1栓刃21Aが第1栓刃受 部13に接続されるとともに、第2栓刃21Bがプラ グ2の電圧規格に応じて複数の第2栓刃受部14A~ 14Cのいずれか1つに接続される。ここで、第1 刃受部13には、基準電位(0V)が与えられ、複 の第2栓刃受部14A~14Cには、互いに異なる電 (12V、24V、48V)が与えられる。そのため、プラ グ2の第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの間には、プラ グの電圧規格に応じた電圧が印加される。し たがって、電圧規格を適合させるためのアダ プタなどを用いずに1種類のアウトレット1に して電圧規格が異なるプラグ2A~2Cを選択的 接続できる(所望のプラグ2を選択して使用す ることができる)。よって、出力する直流電 の電圧値の変更に柔軟に対応でき、汎用性 高い。しかも、第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位 置関係は、プラグ2の電圧規格に応じて異な ている。そのため、例えば、プラグ2Aをアウ トレット1に接続する際に、第2栓刃21Bが、第2 栓刃受部14A以外の第2栓刃受部14B,14Cに接続さ てしまうことがない。よって、プラグ2の誤 接続を確実に防止することができる。

 なお、本実施形態では、プラグ2の電圧規 格として12V、24V、48Vの3種類を例に挙げてい 。しかしながら、プラグ2の電圧規格は、上 の3種類以外の電圧値であってもよい。すな わち、アウトレット及びプラグが出力する直 流電圧の電圧値や、極数は適宜設計すること ができる。この点は後述する実施形態2でも 様である。

 また、本実施形態のアウトレット及びプ グでは、アウトレット1の複数の第2栓刃受 14は与えられる電位に応じて異なる形状若し くは配置されていればよい。また、プラグ2 第2栓刃21Bは、複数の第2栓刃受部14のうち受 する前記適合電圧に応じたいずれか1極の第 2栓刃受部14に接続されるように、第2栓刃受 14の異なる形状若しくは配置に対応した異な る形状若しくは配置となっていればよい。

 (実施形態2)
 図3はアウトレット1の栓刃受部13,14をピン孔 型とし、プラグ2の栓刃21をピン型とした場合 の一例である。他の構成は図1、図2の実施形 と同様である。本例では、アウトレット1の 第1栓刃受部13が中央部に配置されている。ま た、この第1栓刃受部13を中心とした同一円周 上にほぼ90度の間隔をあけて、例えば12V、24V 48Vの3極の第2栓刃受部14(14A,14B,14C)が配置さ ている。一方、プラグ2は、ピン型の2極の栓 刃21を備えている。一方の栓刃21Aはアウトレ ト1の第1栓刃受部13と対応する形状となって いる。他方の栓刃21Bはアウトレット1の3極の 2栓刃受部14A~14Cのうちのいずれか1極と対応 る形状となっている。つまり、1つのプラグ 2には、アウトレット1の第2栓刃受部14Aに対応 する他方の栓刃21B、或いは、アウトレット1 第2栓刃受部14Bに対応する他方の栓刃21B、ア トレット1の第2栓刃受部14Cに対応する他方 栓刃21Bのいずれかが設けられている。これ より、実施形態1と同様、1種類のアウトレッ ト1に対して12V規格、24V規格、48Vの3種類のプ グ2を選択的に適宜使用可能となっている。

 以下に、本実施形態のアウトレット及び ラグについて詳細に説明する。本実施形態 、図3に示すようなアウトレット1と、2極の ラグ(差込プラグ)2とで構成されている。本 施形態のアウトレット及びプラグは、プラ 2毎に異なる適合電圧の直流電力をアウトレ ット1からプラグ2に供給する。なお、実施形 1と同様の構成については同一の符号を付し て説明を省略する。

 本実施形態におけるプラグ2の器体20は、 周形状が円形状に形成されている。器体20 前面には、第1栓刃21Aおよび第2栓刃21Bが突設 されている。各栓刃21A,21Bは丸棒状に形成さ ている。すなわち、プラグ2では、栓刃21が ン型である。なお、図3では図示していない 、コード22は、器体20の後面から導出されて いる。また、器体20の外周面の前端側には、 欠部20aが形成されている。切欠部20aは、ア トレット1との位置合わせに用いられる。

 本実施形態におけるアウトレット1では、 器体10の前面10aに、凹所10bが形成されている 凹所10bの内周形状は、プラグ2の器体20の外 形状よりやや大きい円形状である。この凹 10bの底面には、第1栓刃挿入口11と、第2栓刃 挿入口12とが形成されている。これら栓刃挿 口11,12の開口形状は、円形状である。すな ち、アウトレット1では、栓刃挿入口11,12が ン孔型である。また、凹所10bの内周面には 突部10cが形成されている。突部10cは切欠部20 aと凹凸嵌合する形に形成されている。

 また、アウトレット1では、第1栓刃挿入 11が凹所10bの底面の中心に形成されている。 そして、第2栓刃挿入口12Aは、第1栓刃挿入口1 1に対して幅方向の一端側(図3(b)における左端 側)に形成されている。また、第2栓刃挿入口1 2Bは、第1栓刃挿入口11に対して突部10c側とは 対側に形成されている。また、第2栓刃挿入 口12Cは、第1栓刃挿入口11に対して幅方向の他 端側(図3(b)における右端側)に形成されている 。図示例では、第1栓刃挿入口11を中心とする 各第2栓刃挿入口12間の角度は90度である。

 さらに、アウトレット1の器体10には、実 形態1と同様に、第1栓刃受部13と、第2栓刃 部14A~14Cと、DC/DCコンバータ15と、端子部16と 収納されている。ここで、第1栓刃受部13お び第2栓刃受部14は、ピン型の栓刃21を接続 きる形に形成されている。このような栓刃 部13,14の形状自体は周知であるから説明を省 略する。また、DC/DCコンバータ15、端子部16は 実施形態1と同様であるから説明を省略する

 ところで、図3(c)に示すプラグ2Aは、電圧 格が12Vである。そのため、プラグ2Aでは、 1栓刃21Aを第1栓刃受部13に接続したときに、 2栓刃21Bが12Vの電位が与えられる第2栓刃受 14Aに接続されるように、第1栓刃21Aと第2栓刃 21Bとの位置関係が規定されている。また、図 3(d)に示すプラグ2Bは、電圧規格が24Vである。 そのため、プラグ2Bでは、第1栓刃21Aを第1栓 受部13に接続したときに、第2栓刃21Bが24Vの 位が与えられる第2栓刃受部14Bに接続される うに、第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関係 規定されている。また、図3(e)に示すプラグ2 Cは、電圧規格が48Vである。そのため、プラ 2Cでは、第1栓刃21Aを第1栓刃受部13に接続し ときに、第2栓刃21Bが48Vの電位が与えられる 2栓刃受部14Cに接続されるように、第1栓刃21 Aと第2栓刃21Bとの位置関係が規定されている このように図3(c)~(e)に示すプラグ2の第2栓刃 21Bは、プラグ2の電圧規格に応じて複数の第2 刃受部14のいずれか1つに接続されるように 成されている。

 したがって、本実施形態のアウトレット びプラグにおいても、実施形態1と同様に、 電圧規格を適合させるためのアダプタなどを 用いずに1種類のアウトレット1に対して電圧 格が異なるプラグ2A~2Cを選択的に接続でき 。よって、出力する直流電圧の電圧値の変 に柔軟に対応でき、汎用性が高い。しかも 第1栓刃21Aと第2栓刃21Bとの位置関係は、プラ グ2の電圧規格に応じて異なっている。その め、プラグ2の誤接続を確実に防止すること できる。

 (実施形態3)
 本実施形態は、プラグ2の2極の栓刃21をアウ トレット1の2極の栓刃受部13,14に接続して、 ラグ2毎に異なる適合電圧の直流電力をアウ レット1からプラグ2に供給するアウトレッ 及びプラグである。アウトレット1には、プ グ2の栓刃21をアウトレット1の栓刃受部13,14 接続した際に栓刃受部13,14間に印加する適 電圧に切り替えるための電圧切替スイッチ17 が設けられている。プラグ2には、栓刃21をア ウトレット1の栓刃受部13,14に接続した際に電 圧切替スイッチ17と接触する突起部23が設け れている。この突起部23は前記適合電圧に応 じて異なる形状若しくは配置となっている。 電圧切替スイッチ17は接触する突起部23の形 若しくは配置に応じて印加する直流電圧を 記適合電圧に切り替える。本実施形態では アウトレット1側の電圧切替スイッチ17は、 り替える直流電圧に応じて異なる配置で複 (本実施形態では2個)設けられており、プラ 2側の突起部23は、上記2個数の電圧切替スイ チ17のいずれか一方に接触する配置若しく 形状となっている。

 また、本実施形態では、図4(a)に示すよう に、アウトレット1は、縦長の第1栓刃挿入口1 1と、U字形の第2栓刃挿入口12とを有している 第2栓刃挿入口12は、縦長辺部12aと、縦長辺 12aの両端からそれぞれL字状に屈曲する一対 の屈曲辺部12b,12cとが一体に連続形成されて る。第1栓刃挿入口11の奥に臨ませて第1栓刃 部13が配置されている。また、第2栓刃挿入 12の縦長辺部12aの奥に臨ませて、図6に示す うに、第2栓刃受部14が配置され、一対の屈 辺部12b,12cの奥にそれぞれ臨ませて一対の電 圧切替スイッチ17がそれぞれ配置されている ここでは左右のスイッチボックスから操作 (スイッチ部)17aがそれぞれ突出している。 方の電圧切替スイッチ17(17A)は例えば24V切替 、他方の電圧切替スイッチ17(17B)は例えば48V 切替用とする。

 一方、プラグ2の一方の栓刃21Aは、図4(b),( c)に示すように、第1栓刃受部13に差込接続可 な形状とされている。他方の栓刃21Bは、第2 栓刃受部14に差込接続可能な形状とされてい 。さらに、他方の栓刃21Bの端部には、24V用 電圧切替スイッチ17Aの操作片17a、或いは48V の電圧切替スイッチ17Bの操作片17aのいずれ 一方を押圧する形状の突起部23が屈曲形成 れている。特に、24V規格のプラグ2の突起部2 3は、他方の栓刃21Bを第2栓刃受部14に差込接 したときに突起部23が屈曲辺部12b(図4(a))から 挿入されて、図5(c)に示すように24V用の電圧 替スイッチ17の操作片17aを押圧する形状とな っている。また、48V規格のプラグ2の突起部23 は、他方の栓刃21Bを第2栓刃受部14に差込接続 したときに突起部23が屈曲辺部12c(図4(a))から 入されて、図5(e)に示すように48V用の電圧切 替スイッチ17の操作片17aを押圧する形状とな ている。

 以上のべた本実施形態では、アウトレッ 1の第1栓刃受部13にプラグ2の一方の栓刃21A 差込接続し、アウトレット1の第2栓刃受部14 プラグ2の他方の栓刃21Bを差込接続したとき は、この他方の栓刃21Bに一体に設けられてい る突起部23を利用して、プラグ2の電圧規格に 応じた適合電圧が出力されるように電圧切替 スイッチ17が切り替えられる。そのため、1種 類のアウトレット1に対して電圧規格が2種類 上のプラグ2を選択的に適宜使用できる。こ の結果、供給電圧の変更に柔軟に対応するこ とができ、汎用性を高めることができる。さ らに加えて、プラグ2の他方の栓刃21Bに突起 23を一体に設けただけの簡単な構造で、プラ グ2の規格に応じた適合電圧に切り替えて出 させることができる。よって、複雑なスイ チ切り替え機構や操作手段が一切不要であ 、使い勝手がきわめて良好となる。

 以下に、本実施形態のアウトレット及び ラグについて詳細に説明する。本実施形態 、図4に示すようなアウトレット1と、2極の ラグ(差込プラグ)2とで構成されている。本 施形態のアウトレット及びプラグは、プラ 2毎に異なる適合電圧の直流電力をアウトレ ット1からプラグ2に供給する。なお、実施形 1と同様の構成については同一の符号を付し て説明を省略する。

 本実施形態におけるプラグ2は、実施形態 1と同様に、器体20と、第1栓刃21Aと、第2栓刃2 1Bとを備えている。また、実施形態1と同様に コード22が接続されている。ここで、本実施 態におけるプラグ2には、突起部23が設けら ている。この突起部23は矩形の平板状に形 されている。また、突起部23は、第2栓刃21B 一体に形成されている。なお、本実施形態 おけるプラグ2では、第1栓刃21Aと第2栓刃21B は、互いに平行するように配置されている

 ここで、第2栓刃21Bにおいて突起部23が形 される位置は、プラグ2の電圧規格によって 異なっている。図2(b)に示すプラグ2Aは、電圧 規格が24Vであり、図2(c)に示すプラグ2Bは、電 圧規格が48Vである。ここで、プラグ2Aにおい は、突起部23は、第2栓刃21Bの幅方向の一端 に突設されている。なお、突起部23は、第2 刃21Bにおける第1栓刃21A側とは反対側に突出 している。一方、プラグ2Bにおいては、突起 23は、第2栓刃21Bの幅方向の他端側に突設さ ている。なお、突起部23は、第2栓刃21Bにお る第1栓刃21A側とは反対側に突出している。 以下の説明では、プラグ2Aの突起部23を必要 応じて符号23Aで表し、プラグ2Bの突起部23を 要に応じて符号23Bで表す。

 本実施形態におけるアウトレット1は、実 施形態1と同様に器体10を備えている。器体10 前面(プラグ受け面)10aには、図4(a)に示すよ に、プラグ2の第1栓刃21Aが挿入される第1栓 挿入口11が形成されている。また、器体10の 前面10aには、プラグ2の第2栓刃21Bが挿入され 第2栓刃挿入口12が形成されている。

 ここで、第1栓刃挿入口11は、器体10の前 10aにおける幅方向の一端側に形成されてい 。第1栓刃挿入口11の開口形状は矩形状であ 、短手方向が器体10の幅方向と一致している 。一方、第2栓刃挿入口12は、器体10の前面10a おける幅方向の他端側に形成されている。 2栓刃挿入口12は、第1挿入口(縦長辺部)12aと 第2挿入口(屈曲辺部)12bと、第3挿入口(屈曲 部)12cとが連通した形状に形成されている。 こで、第1挿入口12aには、第2栓刃21Aが挿入 れる。また、第2挿入口12bには、突起部23Aが 入される。また、第3挿入口12cには、突起部 23Bが挿入される。第1挿入口12aの開口形状は 形状であり、短手方向が器体10の幅方向と一 致している。

 なお、器体10の後面には、実施形態1と同 に、前記電線挿入孔が形成されている。

 器体10には、図7(a)に示すように、第1栓刃 21Aが接続される栓刃受部(以下、必要に応じ 第1栓刃受部という)13と、第2栓刃21Bが接続さ れる栓刃受部(以下、必要に応じて第2栓刃受 という)14とが収納されている。

 第2栓刃受部14は、図6に示すように、一対 の刃受ばね14aと、一対の刃受ばね14aの基端部 同士を一体に連結する連結部14bとを備えてい る。一対の刃受ばね14aは、第2栓刃21Bを挟み むようにして保持する。なお、第1栓刃受部1 3も、第2栓刃受部14と同様の形状に形成され 。このような栓刃受部13,14は、金属材料より なる板材より曲成される。このような栓刃受 部13,14は、従来周知の刃受けの構成を適宜応 して作製することができる。本実施形態に けるアウトレット1では、器体10に形成され 栓刃挿入口11,12と、器体10に収納された栓刃 受部13,14とによって、プラグ2が接続されるプ ラグ接続部が構成されている。

 また、器体10には、DC/DCコンバータ15と、 子部16とに加えて、複数(本実施形態では2つ )の電圧切替スイッチ17が収納されている。な お、端子部16は実施形態1と同様であるから説 明を省略する。

 本実施形態におけるDC/DCコンバータ15は、 直流電源の直流電圧を昇降圧して、第1栓刃21 Aと第2栓刃21Bとの間に所定の電圧値の直流電 を印加するように構成されている。本実施 態では、DC/DCコンバータ15は、第2栓刃受部14 に、異なる電位を与えることができるように 構成されている。例えば、本実施形態では、 DC/DCコンバータ15は、第2栓刃受部14に24Vを与 るための第1出力端子(図示せず)と、第2栓刃 部14に48Vの電位を与えるための第2出力端子( 図示せず)とを備える。また、DC/DCコンバータ 15は、第1栓刃受部13を前記給電線の接地側に 続する。すなわち、第1栓刃受部13には、基 電位(グラウンド電位)として0Vを与える。

 電圧切替スイッチ17は、接点をオンオフ るスイッチ部(操作片)17aを有している。電圧 切替スイッチ17は、操作片17aの押圧時のみオ となるように構成されている(すなわち、電 圧切替スイッチ17は常開型である)。以下の説 明では、2つの電圧切替スイッチ17を区別する ために、必要に応じて符号17A,17Bで表す。

 各電圧切替スイッチ17は、図6(a),(b)に示す ように、DC/DCコンバータ15と第2栓刃受部14と 間の電路に設けられている。さらに詳細に 明すると、電圧切替スイッチ17Aは、図6(a),(b) に示すように、DC/DCコンバータ15の第1出力端 と第2栓刃受部14との間の電路に設けられて る。また、電圧切替スイッチ17Aは、操作片1 7aが第2栓刃挿入口12の第2挿入口12bより器体10 外部に臨むように配置される。これによっ 、操作片23Aを第2挿入口12bに挿入したときに 、操作片17aが突起部23Aによって押圧されるよ うにしている。そして、本実施形態では、第 2栓刃21Bを第2栓刃受部14に接続した際に、電 切替スイッチ17Aの操作片17aの押圧量が規定 を超えて、電圧切替スイッチ17Aがオンとな ようにしている。

 電圧切替スイッチ17Bは、DC/DCコンバータ15 の第2出力端子と第2栓刃受部14との間の電路 設けられている。また、電圧切替スイッチ17 Bは、操作片17aが第2栓刃挿入口12の第3挿入口1 2cより器体10の外部に臨むように配置される これによって、操作片23Bを第3挿入口12cに挿 したときに、操作片17aが突起部23Bによって 圧されるようにしている。そして、本実施 態では、第2栓刃21Bを第2栓刃受部14に接続し た際に、電圧切替スイッチ17Bの操作片17aの押 圧量が規定量を超えて、電圧切替スイッチ17B がオンとなるようにしている。

 なお、各電圧切替スイッチ17の操作片17a 、先端側が基端側よりも器体10の後方に位置 するように傾斜している。これによって、操 作片17aが突起部23によって押圧されやすくし いる。

 以上により本実施形態におけるアウトレ ト1が構成されている。次に、アウトレット 1にプラグ2を接続するときの動作について図5 を参照して説明する。

 まず、アウトレット1にプラグ2を接続し いないときは、図5(a)に示すように、両電圧 替スイッチ17の操作片17aは押圧されていな 。よって、両電圧切替スイッチ17はオフであ る。したがって、DC/DCコンバータ15から第2栓 受部14には電位が与えられない。

 ここで、図4(b)に示すプラグ2Aをアウトレ ト1に接続すると、図5(b),(c)に示すように、 圧切替スイッチ17Aの操作片17aが突起部23Aに って押圧される。よって、電圧切替スイッ 17Aのみがオンになる。この場合、DC/DCコン ータ15の第1出力端子のみが第2栓刃受部14に 続される。よって、第2栓刃受部14には24Vの 位が与えられる。よって、一対の栓刃受部13 ,14間には、24Vの電圧が印加される。したがっ て、プラグ2Aには、その電圧規格に応じた電 値の直流電圧が印加される。

 一方、図4(c)に示すプラグ2Bをアウトレット1 に接続すると、図5(d),(e)に示すように、電圧 替スイッチ17Bの操作片17aが突起部23Bによっ 押圧される。よって、電圧切替スイッチ17B みがオンになる。この場合、DC/DCコンバー 15の第2出力端子のみが第2栓刃受部14に接続 れる。よって、第2栓刃受部14には48Vの電位 与えられる。よって、一対の栓刃受部13,14間 には、48Vの電圧が印加される。
したがって、プラグ2Bには、その電圧規格に じた電圧値の直流電圧が印加される。

 このように本実施形態では、電圧切替ス ッチ17Aがオン、電圧切替スイッチ17Bがオフ あれば、電圧値が24Vになり、電圧切替スイ チ17Aがオフ、電圧切替スイッチ17Bがオンで れば、電圧値が48Vになる。すなわち、本実 形態におけるアウトレット1では、電圧切替 スイッチ17A,17Bが、一対の栓刃受部13,14間に印 加する直流電圧の電圧値を選択する電圧選択 部を構成している。そして、突起部23は、プ グ2とアウトレット1との接続時に、前記電 選択部である電圧切替スイッチ17A,17Bにより ラグ2の電圧規格に応じた電圧値を選択する 。

 以上述べたように、本実施形態における ウトレット1は、前記電圧選択部を備え、当 該電圧選択部で選択された電圧値の直流電圧 を一対の栓刃受部13,14間に印加するように構 されている。そして、本実施形態における ラグ2は、アウトレット1との接続時に、前 電圧選択部によりプラグ2の電圧規格に応じ 電圧値を選択する操作部となる突起部23を えている。

 したがって、本実施形態のアウトレット びプラグによれば、プラグ2をアウトレット 1に接続すると、突起部23によって、プラグ2 電圧規格に応じた電圧値の直流電圧が選択 れる。そのため、プラグ2の一対の栓刃21A,21B 間には、プラグ2の電圧規格に応じた直流電 が印加される。したがって、アダプタを用 ずに1種類のアウトレットに対して電圧規格 異なるプラグを選択的に接続できる。よっ 、直流電圧の電圧値の変更に柔軟に対応で 、汎用性が高い。また、アウトレット1は一 対の栓刃受部13,14間に印加する電圧を変更す から、実施形態1,2のように栓刃受部13,14自 の数を増やさなくて済む。

 特に、本実施形態では、前記電圧選択部 、複数(本実施形態では2つ)の電圧切替スイ チ17を有し、複数の電圧切替スイッチ17のオ ンオフ状態に応じて直流電圧の電圧値を選択 するように構成されている。また、突起部23 、プラグ2とアウトレット1との接続時に、 数の電圧切替スイッチ17のオンオフ状態を切 り替えるように構成されている。

 したがって、簡単な構造で、アウトレッ 1の直流電圧の電圧値をプラグ2の電圧規格 応じた値とすることができる。よって、複 な切り替え機構や操作手段を設けなくて済 、使い勝手が良くなる。また、前記電圧選 部の複数の電圧切替スイッチ17の配置や、突 起部23を、電圧規格に応じて設定するだけで プラグ2の電圧規格に応じて直流電圧の電圧 値を変更することができる。

 なお、上記のアウトレット1では、電圧切 替スイッチ17をDC/DCコンバータ15と第2栓刃受 14との間の電路に設けている(図7(b)参照)。し かしながら、図7(c)に示すように、DC/DCコンバ ータ15と第2栓刃受部14とを直接的に接続して よい。この場合、DC/DCコンバータ15は、電圧 切替スイッチ17A,17Bのオンオフ状態に応じて 2栓刃受部14に与える電位を切り替えるよう 構成される。具体的には、DC/DCコンバータ15 、電圧切替スイッチ17Aがオン、電圧切替ス ッチ17Bがオフであれば、第2栓刃受部14に24V 電位を与え、電圧切替スイッチ17Aがオフ、 圧切替スイッチ17Bがオンであれば、第2栓刃 受部14に48Vの電位を与えるように構成される このようにしても、プラグ2の電圧規格に応 じて直流電圧の電圧値を変更することができ る。

 このように本実施形態のアウトレット及 プラグでは、アウトレット1に、一対の栓刃 受部13,14に印加する直流電圧の大きさを切り えるための電圧切替スイッチ17を設け、プ グ2には、栓刃21をアウトレット1の栓刃受部1 3,14に接続した際に電圧切替スイッチ17と接触 する突起部23を設ければよい。ここで、突起 23は適合電圧に応じて異なる形状若しくは 置とすればよく、アウトレット1は、電圧切 スイッチ17に接触する突起部23の形状若しく は配置に応じて印加する直流電圧を適合電圧 に切り替えればよい。また、電圧切替スイッ チ17は、切り替える直流電圧に応じて異なる 置で複数設けられていればよい。突起部23 、プラグ2の栓刃21をアウトレット1の栓刃受 13,14に接続した際に適合電圧に切り替える 圧切替スイッチ17に接触する配置若しくは形 状となっていればよい。

 (実施形態4)
 なお、実施形態3では、2種類の電圧レベル(2 4Vと48V)の切り替えを例示した。しかしながら 、電圧切替スイッチ17の数を増やして、図8、 図9に示すように、例えば6V、12V、24V、48Vの4 類の電圧レベルに切り替え可能な構造とす ことも可能である。図8ではピン型の栓刃21 ピン孔型の栓刃受部13,14を例示している。図 8(a),(b)、図9に示すように、アウトレット1の 央側には第1栓刃受部13と第2栓刃受部14とが けられる。アウトレット1の外周側には同一 周上に略30°の間隔をあけて4つの操作片17a 配置されている。本例の操作片17aは下方に されることで電圧切替スイッチ17が切り替わ る。これによって、切り替わった電圧切替ス イッチ17に対応した電圧出力がプラグ2に供給 されるようになっている。一方、プラグ2に 、図8(c)に示すように、一対の栓刃21と、ア トレット1の4つの操作片17aのいずれか1つに 応する1つの突起部23とが設けられている。 8(c)の例では、例えば、48V用の電圧切替スイ チ17Dに対応する1箇所のみに突起部23(23D)が けられており、他の3箇所には突起部23は設 られていない。これにより、48V規格のプラ 2をアウトレット1に接続したときには、突起 部7が48V用の操作片17aを図8(d)に示すように押 する。これによって、48Vの電圧に切り替え れる。なお、操作片17aは必ずしも突起部23 押し下げられる構造に限られない。例えば 図8(e)に示すように、突起部23が操作片17aの ずれか1つを横から押すことで電圧切替スイ チ17を切り替える構造とすることも可能で る。本構成においても、1種類のアウトレッ 1に対して4種類の電圧規格のプラグ2を選択 に適宜使用可能となる。なお本例では4種類 の電圧を出力する電圧切替スイッチ17を例に げたが、勿論これに限られない。電圧切替 イッチ17の数は必要とする電圧レベルに応 て適宜設計変更自在である。

 以下に、本実施形態のアウトレット及び ラグについて詳細に説明する。本実施形態 、図8および図9に示すようなアウトレット1 、2極のプラグ2とで構成されている。本実 形態のアウトレット及びプラグは、プラグ2 に異なる適合電圧の直流電力をアウトレッ 1からプラグ2に供給する。なお、実施形態3 同様の構成については同一の符号を付して 明を省略する。

 本実施形態におけるプラグ2の器体20は、 周形状が円形状に形成されている。器体20 前面には、第1栓刃21Aおよび第2栓刃21Bが突設 されている。各栓刃21A,21Bは丸棒状に形成さ ている。すなわち、プラグ2では、栓刃21が ン型である。なお、図8(c)では図示していな が、コード22は、器体20の後面から導出され ている。また、器体20の前面には、その外周 沿って周壁部20bが突設されている。周壁部2 0bは、アウトレット1との位置合わせなどに用 いられる。

 本実施形態におけるプラグ2も、突起部23 備えている。突起部23は、周壁部20bの内周 に器体20の前後方向に沿って形成された角棒 状の突起部よりなる。図8(c)では、4つの突起 23が図示されているが、実際にプラグ2に設 られるのは1つだけである。以下の説明では 、4つの突起部23を区別するために必要に応じ て符号23A~23Dで表す。

 本実施形態におけるアウトレット1では、 器体10の前面10aに、凹所10bが形成されている 凹所10bの内周形状は、プラグ2の器体20の外 形状よりやや大きい円形状である。この凹 10bの底面には、図8(b)に示すように、第1栓 挿入口11と、第2栓刃挿入口12とが形成されて いる。これら栓刃挿入口11,12の開口形状は、 形状である。すなわち、このアウトレット1 では、栓刃挿入口11,12がピン孔型である。ま 、凹所10bの底面には、環状の溝部10dが形成 れている。溝部10dは、プラグ2の周壁部20bと 凹凸嵌合する形に形成されている。

 また、アウトレット1では、第1栓刃挿入 11が凹所10bの底面の中心に形成されている。 そして、第2栓刃挿入口12Aは、第1栓刃挿入口1 1に対して幅方向の一端側(図3(b)における左端 側)に形成されている。また、第2栓刃挿入口1 2Bは、第1栓刃挿入口11に対して突部10c側とは 対側に形成されている。また、第2栓刃挿入 口12Cは、第1栓刃挿入口11に対して幅方向の他 端側(図3(b)における右端側)に形成されている 。

 また、アウトレット1の器体10には、実施 態3と同様に、一対の栓刃受部13,14と、DC/DC ンバータ15と、端子部16と、複数(本実施形態 では4つ)の電圧切替スイッチ17とが収納され いる。ここで、栓刃受部13,14は、ピン型の栓 刃21を接続できる形に形成されている。この うな栓刃受部13,14の形状自体は周知である ら説明を省略する。また、端子部16と電圧切 替スイッチ17とは実施形態3と同様であるから 説明を省略する。なお、以下の説明では、4 の電圧切替スイッチ17を区別するために、必 要に応じて符号17A~17Dで表す。

 本実施形態におけるDC/DCコンバータ15は、 第2栓刃受部14と直接的に接続されている。そ して、DC/DCコンバータ15は、図9(b)に示すよう 、電圧切替スイッチ17A~17Dのオンオフ状態に 応じて第2栓刃受部14に与える電位を切り替え るように構成される。具体的には、DC/DCコン ータ15は、電圧切替スイッチ17Aのみがオン あれば、第2栓刃受部14に6Vの電位を与える。 また、DC/DCコンバータ15は、電圧切替スイッ 17Bのみがオンであれば、第2栓刃受部14に12V 電位を与える。また、DC/DCコンバータ15は、 圧切替スイッチ17Cのみがオンであれば、第2 栓刃受部14に24Vの電位を与える。また、DC/DC ンバータ15は、電圧切替スイッチ17Dのみがオ ンであれば、第2栓刃受部14に48Vの電位を与え る。なお、DC/DCコンバータ15は、いずれの電 切替スイッチ17もオフであれば、一対の栓刃 受部13,14間に直流電圧を印加しない。また、D C/DCコンバータ15は、実施形態3と同様に、第1 刃受部13には、基準電位0Vを与える。

 すなわち、DC/DCコンバータ15は、電圧切替 スイッチ17A~17Dのオンオフ状態に応じて、一 の栓刃受部13,14間に印加する直流電圧の電圧 値を変更する。本実施形態の場合、6V、12V、2 4V、48Vの4種類の直流電圧が選択可能である。

 ところで、各電圧切替スイッチ17A~17Dの操 作片17aは、図8(b)および図9(a)に示すように、 体10の凹所10bの底面に露設される。図示例 は、各操作片17aは30°間隔で配置されている そして、突起部23Aは、プラグ2とアウトレッ ト1との接続時に、電圧切替スイッチ17Aの操 片17aを押圧するようにプラグ2の器体20に設 られている。同様に、突起部23Bは電圧切替 イッチ17Bの操作片17aを、突起部23Cは電圧切 スイッチ17Cの操作片17aを、突起部23Dは電圧 替スイッチ17Dの操作片17aを、それぞれ押圧 るようにプラグ2の器体20に設けられている そのため、電圧規格が6Vのプラグ2(以下必要 応じて2Aで表す)には、突起部23Aのみが設け れている。また、電圧規格が12Vのプラグ2( 下必要に応じて2Bで表す)には、突起部23Bの が設けられている。電圧規格が24Vのプラグ2( 以下必要に応じて2Cで表す)には、突起部23Cの みが設けられている。電圧規格が48Vのプラグ 2(以下必要に応じて2Dで表す)には、突起部23D みが設けられている。

 次に、アウトレット1にプラグ2を接続す ときの動作について説明する。まず、アウ レット1にプラグ2を接続していないときは、 各電圧切替スイッチ17A~17Dの操作片17aは押圧 れていない。よって、いずれの電圧切替ス ッチ17もオフである。したがって、DC/DCコン ータ15は、一対の栓刃受部13,14間には直流電 圧を印加しない。

 ここで、プラグ2Aをアウトレット1に接続 ると、電圧切替スイッチ17Aの操作片17aが突 部23Aによって押圧される。よって、電圧切 スイッチ17Aのみがオンになる。この場合、D C/DCコンバータ15は第2栓刃受部14に6Vの電位を える。よって、一対の栓刃受部13,14間には 48Vの電圧が印加される。一方、プラグ2Bをア ウトレット1に接続すると、電圧切替スイッ 17Bの操作片17aが突起部23Bによって押圧され 。よって、電圧切替スイッチ17Bのみがオン なる。その結果、一対の栓刃受部13,14間には 、12Vの電圧が印加される。また、プラグ2Cを ウトレット1に接続すると、電圧切替スイッ チ17Cの操作片17aが突起部23Cによって押圧され る。よって、電圧切替スイッチ17Cのみがオン になる。その結果、一対の栓刃受部13,14間に 、24Vの電圧が印加される。また、プラグ2D アウトレット1に接続すると、電圧切替スイ チ17Dの操作片17aが突起部23Dによって押圧さ る(図8(d)参照)。よって、電圧切替スイッチ1 7Dのみがオンになる。その結果、一対の栓刃 部13,14間には、48Vの電圧が印加される。こ ようにプラグ2には、その電圧規格に応じた 圧値の直流電圧が印加される。

 上述したように本実施形態におけるアウ レット1では、電圧切替スイッチ17A~17Dが、 対の栓刃受部13,14間に印加する直流電圧の電 圧値を選択する電圧選択部を構成している。 そして、突起部23は、プラグ2とアウトレット 1との接続時に、前記電圧選択部である電圧 替スイッチ17A~17Dによりプラグ2の電圧規格に 応じた電圧値を選択する。

 以上述べたように、本実施形態における ウトレット1によれば、実施形態3と同様の 果を得ることができる。

 なお、図8(d)では、電圧切替スイッチ17の 作片17aを器体10の前方から押圧する構成を 示している。しかしながら、アウトレット1 、図8(e)に示すように、器体10の側方から操 片17aを押圧する構成とすることもできる。

 ところで、上述した実施形態1~4では、ア トレット1に直流電源を接続する場合を例示 している。しかしながら、アウトレット1に 交流電源を接続することも考えられる。こ 場合には、アウトレット1の端子部16とDC/DCコ ンバータ15との間に、AC/DCコンバータ(図示せ )を設ければよい。また、アウトレット1は プラグ2に交流電圧を印加するように構成さ ていてもよい。この場合には、DC/DCコンバ タ15の代わりにAC/ACコンバータを利用すれば い。ここで、交流電源の電圧値が100Vや230V あり、プラグ2に印加する電圧が48V以下であ ときには、前記AC/ACコンバータに絶縁トラ スを用いることが好ましい。

 以上述べた本発明のアウトレット及びプ グは、例えば、図10に示すような直流配電 ステムに用いることができる。なお、図10で は、直流配電システムを適用する建物として 、戸建て住宅の家屋Hを例示している。しか 、直流配電システムは、集合住宅にも適用 きる。

 家屋Hには、直流電力を出力する直流電力 供給部101と、直流機器102とが設けられている 。直流機器102は、直流電力により駆動される 負荷である。ここで、直流機器102には、直流 電力供給部101の出力端部に接続された直流供 給線路Wdcを通して直流電力が供給される。な お、直流電力供給部101と直流機器102との間に は、直流ブレーカ114が設けられている。直流 ブレーカ114は、直流供給線路Wdcに流れる電流 を監視し、異常を検知したときに直流給電線 路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器102へ の給電を制限ないし遮断する。

 直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路と 信路とに兼用されている。例えば、高周波 搬送波を用いてデータを伝送する通信信号 直流電圧に重畳することで、直流供給線路W dcに接続された機器間での通信を可能にして る。この技術は、交流電力を供給する電力 において交流電圧に通信信号を重畳させる 力線搬送技術と類似した技術である。

 上述した直流供給線路Wdcは、直流電力供 部101を介して情報ブレーカ116に接続される 情報ブレーカ116は、宅内の通信網(以下、「 宅内網」という)を構築する主装置である。 報ブレーカ116は、宅内網において直流機器10 2が構築するサブシステムなどと通信を行う

 図10に示す例では、サブシステムとして 情報機器システムK101と、照明システムK102,K1 05と、玄関システムK103と、住警器システムK10 4とが設けられている。なお、各サブシステ は、自立分散システムを構成している。し がって、サブシステム単独でも動作が可能 ある。また、サブシステムは上記の例に限 されない。

 ところで、直流ブレーカ114は、サブシス ムに関連付けて設けられている。図10に示 例では、情報機器システムK101と、照明シス ムK102および玄関システムK103と、住警器シ テムK104と、照明システムK105とにそれぞれ1 ずつ直流ブレーカ114を関連付けて設けてい 。なお、1個の直流ブレーカ114に複数のサブ ステムを関連付ける場合には、接続ボック 121が設けられる。接続ボックス121は、サブ ステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割 るように構成されている。図10に示す例で 、照明システムK102と玄関システムK103との間 に接続ボックス121が設けられている。

 情報機器システムK101は、パーソナルコン ピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、 IP電話機のような情報系の直流機器102からな 。当該直流機器102は、例えば、壁コンセン あるいは床コンセントの形態で家屋Hに先行 配置(家屋Hの建築時に施工)される直流コンセ ント131に接続される。

 照明システムK102,K105は、照明器具のよう 照明系の直流機器102からなる。図10に示す では、照明システムK102は、家屋Hに先行配置 される照明器具(直流機器102)からなる。ここ 、照明システムK102の照明器具に対する制御 の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与え ることができる。また、制御の指示は、直流 供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信 信号を用いて与えることもできる。すなわち 、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機 能を有している。さらに、制御の指示は、宅 内網の別の直流機器102あるいは情報ブレーカ 116から通信信号を用いて与えることもできる 。照明器具への指示内容は、例えば、点灯、 消灯、調光、点滅点灯などである。一方、照 明システムK105は、天井に先行配置される引 シーリング132に接続する照明器具(直流機器1 02)からなる。なお、引掛シーリング132には、 家屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を り付けるか、または家人自身が照明器具を り付ければよい。

 玄関システムK103は、来客対応や侵入者の 監視などを行う直流機器102からなる。

 住警器システムK104は、火災感知器のよう な警報系の直流機器102からなる。

 上述した直流コンセント131および引掛シ リング132には、任意の直流機器102を接続す ことができる。直流コンセント131および引 シーリング132は、接続された直流機器102に 流電力を出力する。よって、以下では直流 ンセント131と引掛シーリング132とを区別す 必要がない場合には、これらを「直流アウ レット」と呼ぶ。これら直流アウトレット 器体には、直流機器102の接触子が差し込ま る接続口(差込式の接続口)が開口している また、当該器体には、接続口に差し込まれ 接触子に直接接触する接触子受けが保持さ ている。よって、このような構造を有する 流アウトレットは接触式で給電を行う。直 機器102が通信機能を有する場合には、直流 給線路Wdcを通して通信信号を伝送すること 可能になる。なお、直流機器102だけではな 直流アウトレットにも通信機能が設けられ いる。また、上記接触子は、直流機器102に 接設けられるか、または接続線を介して設 られる。

 情報ブレーカ116は、宅内網に接続される けではなく、インターネットを構築する広 網NTにも接続される。情報ブレーカ116が広 網NTに接続されている場合、広域網NTに接続 れたセンタサーバ(コンピュータサーバ)200 よるサービスを享受することができる。な 、図示していないが、情報ブレーカ116はDHCP ーバの機能を有したルータを介して広域網N Tに接続される。

 センタサーバ200は、例えば、広域網NTを して宅内網に接続された機器(主として直流 器102であるが通信機能を有した他の機器も む)の監視や制御を可能にするサービスを提 供する。当該サービスにより、パーソナルコ ンピュータ、インターネットTV、移動体電話 などのブラウザ機能を備える通信端末(図示 せず)を用いて宅内網に接続された機器の監 や制御が可能になる。

 情報ブレーカ116は、センタサーバ200との 信のための通信ミドルウェアとしての機能 、広域網NTと接続するネットワークセキュ ティとしての機能とを備える。また、情報 レーカ116は、時刻合わせの機能や、宅内網 機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレ を用いるものとする)を取得する機能も備え いる。

 通信ミドルウェアとしては、広域網NTに 続されたセンタサーバ200との通信機能と、 内網に接続された機器との通信機能との両 の機能を備える必要がある。

 ここで、センタサーバ200との通信機能を 単に説明する。宅内の機器は、センタサー 200に対して定期的に片方向のポーリング通 を行い、センタサーバ200におけるコンテン の有無を確認する。一方、広域網NTに接続 れた情報端末から監視や制御の要求がある 、センタサーバ200ではコンテンツが生成さ 記憶される。宅内の機器からセンタサーバ20 0へのポーリング時にコンテンツが記憶され いると、機器への制御ないし監視の要求が される。この要求に対する応答をセンタサ バが受信すると、センタサーバは情報端末 応答内容を送信する。したがって、宅内の 器に関する制御ないし監視を情報端末によ 行うことが可能になる。

 宅内の機器において火災検知など情報端 に通知すべきイベントが生じたときには、 内の機器はセンタサーバ200にイベントの発 を通知する。そして、センタサーバ200は、 内の機器からイベントの発生が通知される 、電子メールにより当該イベントの発生を 報端末に通知する。なお、センタサーバ200 のアクセスは、SSL(Secure Sockets Layer Protocol) による暗号化がなされている。また、センタ サーバ200は多重化されており、いずれかのセ ンタサーバ200で通信エラーが生じると、他の センタサーバ200が機能を代替する。

 ところで、情報ブレーカ116における宅内 との通信機能のうち重要な機能は、宅内網 構成する機器の検出と管理を行う機能であ 。情報ブレーカ116は、UPnP(Universal Plug and P lay)を応用して宅内網に接続された機器を自 的に検出する。また、情報ブレーカ116は、 ラウザ機能を有する表示器117を備えている また、情報ブレーカ116は、検出した機器の 覧を表示器117に表示する。ここで、表示器11 7はタッチパネル、またはその他の操作部を する構成としている。そのため、表示器117 画面に表示された選択肢から所望の内容を 択することができる。したがって、情報ブ ーカ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、 表示器117の画面上で機器の監視や制御が可能 になる。なお、表示器117は情報ブレーカ116と は分離して設けてもよい。

 宅内網に接続される各機器は宅内網への 加時(宅内網への接続時あるいは接続後の最 初の電源投入時)に参加パケットを送信する うに構成されている。情報ブレーカ116は機 からの参加パケットを受信することによっ 、宅内網に参加している機器の種類や機能 知ることができる。機器のアドレス(IPアド スを用いる)は機器が自動的に設定する(DHCP ーバが存在するときには、機器はDHCPサーバ らアドレスを取得する)。また、各機器は生 存確認応答パケットを返送する機能を有して いる。情報ブレーカ116から生存確認パケット を受信した機器においてアドレスの変更など の機器構成の変更がなされているときには、 生存確認応答パケットに状態変化通知フラグ を含めて生存確認パケットに応答する。

 情報ブレーカ116では、機器の接続に関す 情報を管理している。例えば、情報ブレー 116は、参加パケットおよび生存確認応答パ ットの受信により、宅内網に接続された機 の種類や機能とアドレスとを把握する。

 ところで、宅内網に接続された機器にお て何らかのイベントが発生すると、情報ブ ーカ116にイベントの発生が通知される。こ 場合、情報ブレーカ116は管理下の機器に対 て、アプリケーション層で生成されるイベ トパケットを機器の種類や機能に応じてユ キャストで送信する。機器では、情報ブレ カ116から送信されたイベントパケットの内 を判断する。そして、機器は、必要なイベ トパケットであればその内容に従って動作 、不要なイベントパケットであれば機器側 破棄する。したがって、宅内網の機器を連 動作させることができる。例えば、機器で るスイッチの操作により、機器である照明 具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが 能になる。

 また、機器を連動動作させるにあたって 情報ブレーカ116にパーソナルコンピュータ ような情報端末を接続し、情報端末のブラ ザ機能を利用してアドレスにより機器の関 付けを行ってもよい。機器の連動動作の関 は各機器がそれぞれ保持する。したがって 機器は情報ブレーカ116を通すことなく連動 作することができる。各機器について連動 作の関係付けを行えば、例えば、機器であ スイッチの操作により、機器である照明器 の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可 になる。また、連動動作の関係付けはサブ ステム内で行うことが多いが、サブシステ を超える関係付けも可能である。例えば、 警器システムK104により火災が検知されると 、照明システムK102を点滅点灯させて警報報 を行ったり、避難経路に相当する照明シス ムK102を点灯させて避難経路の誘導を行った することが可能になる。

 次に、情報ブレーカ116におけるネットワ クセキュリティの機能について簡単に説明 る。宅内の機器とセンタサーバ200との間で 、情報ブレーカ116を経由して通信を行って る。ここで、情報ブレーカ116ではSPI(Stateful Packet Inspection)に対応したファイアウォール 能により、宅内の機器とセンタサーバ200と 間の通信におけるセッションを管理する。 たがって、情報ブレーカ116は、広域網NTか の不正なアクセスを検出し、不正なパケッ を廃棄する。また、情報ブレーカ116では、MA Cアドレスを用いてアクセス制限を行ってお 、登録されていない情報端末からのアクセ を防止する。

 以上説明したように、情報ブレーカ116は 宅内網に接続された機器間の連動動作のた の管理を行うサービスと、ブラウザ機能を える通信端末による機器の監視および制御 可能にするサービスとを行う。したがって 情報ブレーカ116は、宅内網に対して宅内サ バとしての機能を有すると言える。

 ところで、直流電力供給部101は、基本的 は、交流電源(例えば、宅外から供給される 商用電源)ACの電力変換により直流電力を生成 する。図10に示す構成では、交流電源ACは、 幹ブレーカ111を通してスイッチング電源を むAC/DCコンバータ112に入力される。ここで、 主幹ブレーカ111は、分電盤110に内器として取 り付けられている。AC/DCコンバータ112から出 される直流電力は、協調制御部113を通して 直流ブレーカ114に供給される。

 直流電力供給部101には、交流電源ACから 力が供給されない期間(たとえば、商用電源 停電期間)を考慮して二次電池162が設けられ ている。また、直流電力を生成する太陽電池 161や燃料電池163を併用することができる。AC/ DCコンバータ112を備える主電源に対して、太 電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電 になる。なお、図10に示す例において、太 電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電 を制御する回路部を含んでいる。また、二 電池162は放電だけではなく充電を制御する 路部も含んでいる。

 分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163 必ずしも設けなくてもよい。しかし、二次 池162は設けるのが望ましい。二次電池162は 電源や他の分散電源により適時充電される 二次電池162の放電は、交流電源ACから電力 供給されない期間だけではなく必要に応じ 適時に行われる。二次電池162の充放電や主 源と分散電源との協調は、協調制御部113に り行われる。すなわち、協調制御部113は、 流電力供給部101を構成する主電源および分 電源から直流機器102への電力の配分を制御 る直流電力制御部として機能する。なお、 陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力 交流電力に変換してAC/DCコンバータ112に入力 するようにしてもよい。

 ところで、直流機器102の駆動電圧は機器 応じた複数種類の電圧(例えば、5V、12V、24V 48Vなど)から選択される。そのため、協調制 御部113は、主電源および分散電源から得られ る直流電圧を必要な電圧に変換するDC/DCコン ータを備えていることが望ましい。通常は 1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブ ーカ114に接続された直流機器102)に対して1 類の電圧が供給される。しかしながら、1系 のサブシステムに対して3線以上を用いて複 数種類の電圧を供給するように構成してもよ い。また、2線式の直流供給線路Wdcを用いる 合には、線間に印加する電圧を時間経過に って変化させる構成を採用できる。DC/DCコン バータは、直流ブレーカと同様に複数に分散 して設けてもよい。

 上述したように直流給電線Wdcを通して供 される直流電圧は、商用電源のような交流 源ACに比較すると低電圧である。また、1系 の直流給電線Wdcに流すことができる電流に 制限がある。よって、住宅内で使用する電 機器のうち消費電力が比較的大きい電気機 への電力供給を直流電力で賄うことは難し 。とくに、洗濯機のような動力系の電気機 や炊飯器や電子レンジのような熱系の電気 器、あるいは大画面テレビジョン受像機な への電力供給には交流電力が必要である。

 この種の電気機器に対しては、主幹ブレ カ111とともに分電盤110内に設けた分岐ブレ カ(図示せず)に接続した交流供給線(図示せ )を通して交流電力を供給する。当該交流供 給線は、壁コンセントや床コンセントや引掛 シーリングの形態で先行配置されるアウトレ ット(図示せず)に接続される。電気機器は、 身に接続された電源コードの一端部に設け 電源プラグ(図示せず)をアウトレットに差 込むことにより交流電力が供給される。な 、交流供給線Wacを通して直流ブレーカ114と 電気機器K101あるいはアウトレットとの通信 可能にする機能を設けてもよい。この機能 設けると交流電源により駆動される電気機 にまで宅内網を拡張することができる。

 図10に示す例では、AC/DCコンバータ112を1 だけ設けている。しかしながら、複数個のAC /DCコンバータ112を並設してもよい。複数個の AC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の 数を増減させることが望ましい。

 上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部11 3、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池16 2、燃料電池163には通信機能が設けられてい 。これによって、主電源および分散電源や 流機器102を含む負荷の状態に対処する連携 作を行えるようにしている。この通信に用 る通信信号は、直流機器102に用いる通信信 と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送さ る。

 図10に示す例では、主幹ブレーカ111から 力された交流電力を直流電力に変換するた に、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置し ている。しかしながら、AC/DCコンバータ112は ずしも分電盤110内に配置する必要はない。 えば、主幹ブレーカ111の出力側において分 盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)に って、交流供給線路を複数系統に分岐させ 各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設 けてもよい。すなわち、系統ごとに交流電力 を直流電力に変換する構成を採用してもよい 。この場合、家屋Hの各階や各部屋を単位と て直流電力供給部101を設けることができる そのため、直流電力供給部101を系統別に管 できる。しかも、直流電力を利用する直流 器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さ なる。これによって、直流供給線路Wdcでの 圧降下による電力損失を低減できる。また 主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電 110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部 113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電 盤110とは別の盤に収納してもよい。