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Title:
PARKING BRAKE SYSTEM IN AUTOMOBILE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102500
Kind Code:
A1
Abstract:
Configuration of a parking brake system in an automobile is simplified and fixing work to the body frame is facilitated furthermore. The parking brake system in an automobile comprises a rotary arm (20) pivoted to a bracket (18) fixed to the body frame (3), an equalizer (22) pivoted to the rotary arm (20), an inner cable (24) for coupling a brake unit (13) with the equalizer (22), an outer cable (25) into which the inner cable (24) is fitted slidably, and an operating cable (27) extended from a brake operating section (14) and coupled at an extended portion with the rotary end portion (20b) of the rotary arm (20). A bracket (18) is fixed to a cross member (5) and each outer cable (25) is supported by the bracket (18). The rotary arm (20) is arranged such that the locus (C) of rotary motion of the rotary arm (20) on the rotary end portion (20b) side is located at a corner (D) held between a side member (4) and the cross member (5) in the plan view of the body (2).

Inventors:
TAJIKA SHUNSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073403
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
December 04, 2007
Export Citation:
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Assignee:
DAIHATSU MOTOR CO LTD (JP)
TAJIKA SHUNSUKE (JP)
International Classes:
B60T11/08; B60T7/02; B60T11/06
Foreign References:
JPS60165256U1985-11-01
JPS56110053U1981-08-26
JPH0520967U1993-03-19
JPS5860560U1983-04-23
JPS59114331U1984-08-02
Attorney, Agent or Firm:
SUGAHARA, Ichiro (Petit Chateau Gouda 2052-8-25, Tamagawa-gakue, Machida-shi Tokyo 41, JP)
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Claims:
 左右一対のサイドメンバと前記サイドメンバに架設されるクロスメンバを有する車体フレームと、
 前記車体フレームに取り付けられたブラケットと前記ブラケットに枢支される回動アームと、
 前記回動アームの長手方向の中途部に入力部が枢支されるイコライザと、
 左右車輪用の各ブレーキ装置から延出した延出部が前記イコライザの出力部に連結される左右一対のインナケーブルと、
 前記インナケーブルを摺動可能となるようそれぞれ内嵌する左右一対のアウタケーブルと、
 制動操作用の制動操作部から延出した延出部が前記回動アームの回動端部に連結される操作ケーブルとを備えた自動車におけるパーキングブレーキ装置において、
 前記クロスメンバに前記ブラケットを取り付け、前記ブラケットに前記各アウタケーブルを支持させ、
 前記回動アームの回動端部が、車体の平面視で、前記サイドメンバとクロスメンバとに挟まれた隅部を回動するように前記回動アームを配置したことを特徴とする自動車におけるパーキングブレーキ装置。
 前記回動アームの回動端部が前記車体フレームの前方に設けられたエンジンと前記クロスメンバとの間を回動するように前記回動アームを配置したことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ装置。
 前記回動アームの回動端部が前記車体フレームの後方に設けられた燃料タンクと前記クロスメンバとの間を回動するように前記回動アームを配置したことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ装置。
Description:
自動車におけるパーキングブレ キ装置

 本発明は、左右車輪用の各ブレーキ装置 、イコライザを介して制動操作用の操作部 連動連結させるようにした自動車における ーキングブレーキ装置に関するものである

 上記自動車におけるパーキングブレーキ 置には、従来、下記特許文献1に示されるも のがある。この公報のものによれば、車体フ レームに取り付けられた第1ブラケットに枢 される回動アームと、この回動アームの長 方向の中途部に入力部が枢支されるイコラ ザと、左右車輪用の各ブレーキ装置から延 して、その延出部が上記イコライザの出力 に連結される左右一対のインナケーブルと これらインナケーブルを摺動可能となるよ それぞれ内嵌して上記車体フレームに不図 の第2ブラケットにより支持される左右一対 アウタケーブルと、制動操作用の制動操作 から延出してその延出部が上記回動アーの 動端部に連結される操作ケーブルとを備え いる。

 そして、自動車の駐車時などに、この自動 を制動状態に保持させようとして、上記制 操作部に対し操作力を与えるよう制動操作 れば、この操作力は上記制動操作部から操 ケーブル、回動アーム、イコライザ、およ 各インナケーブルを介して上記各ブレーキ 置に伝達され、これら各ブレーキ装置が制 動作する。この場合、上記回動アームが回 し、この回動アームの回動に連動するイコ イザは、上記制動操作部への操作力が上記 ブレーキ装置に対し互いに均等に与えられ よう働く。このため、上記操作力により上 各ブレーキ装置はそれぞれ均等に制動動作 、これにより、自動車が制動状態に保持さ る。

実開昭60-165256号公報

 ところで、上記従来の技術では、次のよ な問題点がある。

 即ち、第1に、車体フレームに対する回動 アームと各アウタケーブルとのそれぞれの支 持のために、個別に第1、第2ブラケットが設 られている。このため、上記パーキングブ ーキ装置の全体的な構成部品の点数が多く って、その構成が複雑になりがちである。 た、このように構成が複雑である分、車体 レームに対するパーキングブレーキ装置の み付け作業が煩雑となりがちである。

 また、第2に、上記各ブレーキ装置から延 出する各インナケーブルと、これらインナケ ーブルと連結されるイコライザとは、上記各 ブレーキ装置がより確実な制動動作をするよ う上記回動アームの大きい回動に連動して十 分にストロークすることが要求される。また 、上記各ブレーキ装置の制動動作が上記制動 操作部への軽快な操作力によってできるよう 、上記回動アームの長さを大きくして上記操 作力に基づくモーメントを大きくすることも 要求される。

 このため、車体の平面視での上記回動ア ムの回動軌跡が大きくなりがちであり、つ り、この回動アームの占有空間が大きくな がちである。よって、特に、余剰空間が狭 小型車両などにおいては、エンジンやその 機類などに阻害されてパーキングブレーキ 置の設置の自由度が阻害されがちとなり、 の点でも、車体フレームに対するパーキン ブレーキ装置の組み付け作業が煩雑になる それがある。

 本発明の目的は、自動車におけるパーキ グブレーキ装置の構成を簡単にして、車体 レームへの組み付け作業がより容易にでき ようにすることである。

 また、本発明の他の目的は、上記パーキ グブレーキ装置の設置の自由度を向上させ 、上記組み付け作業が更に容易にできるよ にすることである。

 第1の発明は、左右一対のサイドメンバ4と 記サイドメンバ4に架設されるクロスメンバ5 を有する車体フレーム3と、前記車体フレー 3に取り付けられたブラケット18と前記ブラ ット18に枢支される回動アーム20と、前記回 アーム20の長手方向の中途部に入力部21が枢 支されるイコライザ22と、左右車輪9用の各ブ レーキ装置13から延出した延出部が前記イコ イザ22の出力部23に連結される左右一対のイ ンナケーブル24と、前記インナケーブル24を 動可能となるようそれぞれ内嵌する左右一 のアウタケーブル25と、制動操作用の制動操 作部14から延出した延出部が前記回動アーム2 0の回動端部20bに連結される操作ケーブル27と を備えた自動車におけるパーキングブレーキ 装置において、
 前記クロスメンバ5に前記ブラケット18を取 付け、前記ブラケット18に前記各アウタケ ブル25を支持させ、
 前記回動アーム20の回動端部20bが、車体2の 面視(図1)で、前記サイドメンバ4とクロスメ ンバ5とに挟まれた隅部Dを回動するように前 回動アームを配置したことを特徴とする自 車におけるパーキングブレーキ装置である
 なお、第1の発明における「車体の平面視」 とは、自動車を垂直方向からみた場合を意味 する(図1では垂直方向上方)。
 第2の発明は、前記第1の発明において、前 回動アームの回動端部が前記車体フレーム 前方に設けられたエンジンと前記クロスメ バとの間を回動するように前記回動アーム 配置する。
 第3の発明は、前記第1の発明において、前 回動アームの回動端部が前記車体フレーム 後方に設けられた燃料タンクと前記クロス ンバとの間を回動するように前記回動アー を配置する。

 なお、この項において、上記各用語に付 した符号は、本発明の技術的範囲を後述の 実施例」の項や図面の内容に限定解釈する のではない。

 本発明による効果は、次の如くである。

 前記第1の発明は、左右一対のサイドメンバ と前記サイドメンバに架設されるクロスメン バを有する車体フレームと、前記車体フレー ムに取り付けられたブラケットと前記ブラケ ットに枢支される回動アームと、前記回動ア ームの長手方向の中途部に入力部が枢支され るイコライザと、左右車輪用の各ブレーキ装 置から延出した延出部が前記イコライザの出 力部に連結される左右一対のインナケーブル と、これらインナケーブルを摺動可能となる ようそれぞれ内嵌する左右一対のアウタケー ブルと、制動操作用の制動操作部から延出し た延出部が前記回動アームの回動端部に連結 される操作ケーブルとを備えた自動車におけ るパーキングブレーキ装置において、
 前記クロスメンバに前記ブラケットを取り け、前記ブラケットに前記各アウタケーブ を支持させている。

 このため、前記制動操作部とイコライザ を連結する回動アームを枢支させるブラケ トが、前記各ブレーキ装置とイコライザと 連結する各アウタケーブルの支持に利用さ ている。よって、これら各アウタケーブル 支持のために別途のブラケットを設けてい 従来の技術に比べて、パーキングブレーキ 置の部品点数を少なくでき、その構成を簡 にできる。この結果、前記車体フレームに するパーキングブレーキ装置の組み付け作 がより容易にできる。

 また、前記回動アームの回動端部側の回 軌跡を、車体の平面視で、前記サイドメン とクロスメンバとに挟まれた隅部に配置し いる。

 ここで、前記サイドメンバとクロスメン とに挟まれた隅部は、デッドスペースにな 易い部分である。そこで、車体の平面視で 形状が大きくなりがちな前記回動アームの 動端部側の回動軌跡を前記隅部を利用して 置している。よって、このようにデッドス ースになりがちな隅部を利用した分、パー ングブレーキ装置の設置の自由度が向上し この点でも、前記車体フレームに対するパ キングブレーキ装置の組み付け作業が更に 易にできる。

実施例1を示し、自動車の部分平面図で ある。 実施例1を示し、図1の部分拡大図であ 。 実施例1を示し、図2のIII-III線矢視断面 である。 実施例2を示し、図1に相当する図であ 。

符号の説明

 1   自動車
 2   車体
 3   車体フレーム
 4   サイドメンバ
 5   クロスメンバ
 6   中心線
 9   車輪
 10  エンジン
 12  パーキングブレーキ装置
 13  ブレーキ装置
 14  制動操作部
 18  ブラケット
 19  枢支軸
 20  回動アーム
 20a 基部
 20b 回動端部
 21  入力部
 22  イコライザ
 23  出力部
 24  インナケーブル
 25  アウタケーブル
 25a 端部
 25b 端部
 27  操作ケーブル
 A   往回動
 B   復回動
 C   回動軌跡
 D   隅部
 F   操作力
 S1  スポット溶接
 S2  スポット溶接
 S3  スポット溶接

 本発明の自動車におけるパーキングブレ キ装置に関し、自動車におけるパーキング レーキ装置の構成を簡単にして、車体フレ ムへの組み付け作業がより容易にできるよ にする、という目的を実現するため、本発 を実施するための最良の形態は、次の如く ある。

 即ち、自動車におけるパーキングブレー 装置は、車体の長手方向に延びる左右一対 サイドメンバ、およびこれら両サイドメン に架設されるクロスメンバを有する車体フ ームと、この車体フレームに取り付けられ ブラケットに枢支される回動アームと、こ 回動アームの長手方向の中途部に入力部が 支されるイコライザと、左右車輪用の各ブ ーキ装置から延出して、その延出部が上記 コライザの出力部に連結される左右一対の ンナケーブルと、これらインナケーブルを 動可能となるようそれぞれ内嵌する左右一 のアウタケーブルと、制動操作用の制動操 部から延出してその延出部が上記回動アー の回動端部に連結される操作ケーブルとを えている。

 上記クロスメンバの長手方向の中途部に 記ブラケットが取り付けられ、このブラケ トに上記各アウタケーブルにおける上記イ ライザ側の端部が支持されている。また、 記回動アームの回動端部が、車体の平面視 、上記サイドメンバとクロスメンバとに挟 れた隅部を回動するように前記回動アーム 配置されている。

 本発明をより詳細に説明するために、そ 実施例1を添付の図1~3に従って説明する。

 図1~3において、符号1は自動車である。ま た、矢印Frは、この自動車1の進行方向の前方 を示している。

 上記自動車1の車体2は板金製の車体フレ ム3を備えている。この車体フレーム3は、車 体2の長手方向(前後方向)に延びる左右一対の サイドメンバ4、および車体2の幅方向に延び 上記左右サイドメンバ4に架設されるクロス メンバ5とを有している。上記車体フレーム3 、車体2の幅方向の中央を通る中心線6を基 として左右対称形とされている。また、上 車体フレーム3の上面に沿ってフロアパネル7 が延び、上記車体フレーム3の上面部とフロ パネル7とはスポット溶接S1によって、互い 結合されている。上記フロアパネル7の上方 間が車体2内部の車室8とされている。

 上記車体フレーム3に懸架されるそれぞれ 左右一対の前車輪(不図示)と、後車輪9とが設 けられている。また、上記中心線6の一側方( 側方)、かつ、クロスメンバ5の前方に配置 れて上記車体フレーム3に支持されるエンジ 10が設けられている。このエンジン10が出力 する駆動力により上記自動車1が走行可能と れている。

 上記自動車1は、駐車時などに、この自動 車1を制動状態に保持可能とさせるパーキン ブレーキ装置12を備えている。このパーキン グブレーキ装置12は、上記各車輪9をそれぞれ 個別に制動可能とするブレーキ装置13と、乗 による操作力Fを入力して上記各ブレーキ装 置13を制動動作させ、かつ、これら各ブレー 装置13を制動動作した状態に保持可能とす 制動操作部14とを備えている。図1では、こ 制動操作部14は手動操作式のステッキ構造と され、自動車1の運転席に配置されている。

 また、上記パーキングブレーキ装置12は 上記中心線6の一側方(左側方)で、上記クロ メンバ5の長手方向の中途部、および上記フ アパネル7にスポット溶接S2,S3により結合さ る延長ブラケット16と、上記クロスメンバ5 長手方向の中途部、および上記延長ブラケ ト16に複数(3つ)の締結具17により強固に取り 付けられるブラケット18と、このブラケット1 8に枢支軸19により前方に向かって往復回動A,B 可能となるよう枢支される回動アーム20とを えている。

 上記延長ブラケット16とブラケット18とは 共に板金製とされている。上記延長ブラケッ ト16は、車体2の正面視で倒立ハット形状をな している。上記クロスメンバ5の中途部の底 下面に浅い凹部5aが形成され、この凹部5aに 記延長ブラケット16の底板の後端部16aが嵌 されて、上記スポット溶接S2されている。ま た、上記延長ブラケット16の左右上端部16bが 記フロアパネル7の下面に上記スポット溶接 S3されている。上記クロスメンバ5と延長ブラ ケット16との各下面は面一とされている。そ て、この面一の面に上記ブラケット18の上 が面接触させられ、このブラケット18が上記 したようにクロスメンバ5と延長ブラケット16 とに取り付けられている。

 上記回動アーム20は、上記クロスメンバ5 前側近傍に配置されて車体2の幅方向に延び 、上記回動アーム20の基部20aは上記枢支軸19 共に上記中心線6側に位置し、上記回動アー 20の回動端部20bは上記一側方のサイドメン 4の近傍に位置しており、回動アーム20の回 端部20bがサイドメンバ4とクロスメンバ5とに はさまれた隅部Dを回動するように回動アー 20が配置されている。

 これにより、上記回動アーム20の回動端 20b側の回動軌跡Cは、車体2の平面視(図1)で、 上記サイドメンバ4とクロスメンバ5とに挟ま た隅部Dに位置する。また、上記ブラケット 18と回動アーム20とのそれぞれ少なくとも一 分は、高さ方向で、上記フロアパネル7の下 近傍、かつ、上記サイドメンバ4の上、下端 面間の範囲内に配置されている。図例では、 上記ブラケット18と回動アーム20とのほぼ全 が上記範囲内に配置されている。

 また、上記パーキングブレーキ装置12は 上記回動アーム20の長手方向の中途部に入力 部21が枢支されるイコライザ22と、上記各ブ ーキ装置13から延出して上記イコライザ22の 右各出力部23に連結される左右一対のイン ケーブル24と、これら各インナケーブル24を の長手方向に摺動可能となるようそれぞれ 嵌して、上記車体フレーム3側に支持される チューブ構造のアウタケーブル25とを備えて る。これら各アウタケーブル25における上 各ブレーキ装置13側の端部25aはそれぞれ上記 車体フレーム3に支持されている。一方、上 各アウタケーブル25における上記各イコライ ザ22側の端部25bは、それぞれ締結具26により 記ブラケット18に支持され、つまり、このブ ラケット18を介し車体フレーム3に支持されて いる。

 また、上記パーキングブレーキ装置12は 上記制動操作部14から後方に向かい延出して 、その延出部が上記回動アーム20の回動端部2 0bに連結される操作ケーブル27とを備えてい 。この操作ケーブル27は、上記制動操作部14 回動アーム20の回動端部20bとを連結するイ ナケーブル29と、このインナケーブル29をそ 軸方向に摺動可能となるよう内嵌して、上 車体フレーム3側に支持具30により支持され チューブ構造のアウタケーブル31とを備え いる。

 上記回動アーム20を復回動Bさせるよう付 するばね34が設けられている。また、上記 動アーム20が所定角度まで復回動Bしたとき それ以上の復回動Bを阻止するストッパ35が 記ブラケット18に一体的に形成されている。 上記回動アーム20が復回動Bした状態(図1~3中 実線)では、上記各ブレーキ装置13の制動動 は解除されている。

 そして、自動車1の駐車時などに、この自 動車1を制動状態に保持させようとして、上 制動操作部14に対し操作力Fを与えるよう制 操作すれば、この操作力Fは上記制動操作部1 4から操作ケーブル27、回動アーム20、イコラ ザ22、および各インナケーブル24を介して上 記各ブレーキ装置13に伝達され、これら各ブ ーキ装置13が制動動作する。この場合、上 回動アーム20が往回動Aし、この回動アーム20 の往回動Aに連動するイコライザ22は、上記制 動操作部14への操作力Fが上記各ブレーキ装置 13に対し互いに均等に与えられるよう働く。 のため、上記操作力Fにより上記各ブレーキ 装置13はそれぞれ均等に制動動作し、これに り、自動車1が制動状態に保持される。

 一方、上記各ブレーキ装置13の制動動作 解除は、上記制動操作部14への解除操作によ って可能とされる。この解除操作により、上 記パーキングブレーキ装置12は、上記ばね34 付勢によって元の状態(図1~3中、実線)に戻さ れる。

 なお、図示しないが、自動車1の走行中に 、上記各ブレーキ装置13を制動動作可能とす 他の制動操作部(ブレーキペダル)が設けら ている。

 上記構成によれば、クロスメンバ5に上記 ブラケット18を取り付け、このブラケット18 上記各アウタケーブル25を支持させている。

 このため、上記制動操作部14とイコライ 22とを連結する回動アーム20を枢支させるブ ケット18が、上記各ブレーキ装置13とイコラ イザ22とを連結する各アウタケーブル25の支 に利用されている。よって、これら各アウ ケーブル25の支持のために別途のブラケット を設けていた従来の技術に比べて、パーキン グブレーキ装置12の部品点数を少なくでき、 の構成を簡単にできる。この結果、上記車 フレーム3に対するパーキングブレーキ装置 12の組み付け作業がより容易にできる。

 また、上記回動アーム20の回動端部20b側 回動軌跡Cを、車体2の平面視(図1)で、上記サ イドメンバ4とクロスメンバ5とに挟まれた隅 Dに位置するように回動アーム20が配置され いる。

 ここで、上記サイドメンバ4とクロスメン バ5とに挟まれた隅部Dは、デッドスペースに り易い部分である。そこで、車体2の平面視 (図1)での形状が大きくなりがちな上記回動ア ーム20の回動端部20b側の回動軌跡Cが上記隅部 Dとなるように回動アーム20を配置している。 よって、このようにデッドスペースになりが ちな隅部Dを利用した分、パーキングブレー 装置12の設置の自由度が向上し、この点でも 、上記車体フレーム3に対するパーキングブ ーキ装置12の組み付け作業が更に容易にでき る。

 なお、以上は図示の例によるが、上記左 インナケーブル24を一本のケーブルで構成 、上記イコライザ22を滑車として、この滑車 に上記ケーブルの中央部を掛合させるように してもよい。また、上記制動操作部14は踏動 のペダル構造としてもよい。また、本願の 施例ではないが、上記回動アーム20を設け いで、上記イコライザ22を上記制動操作部14 上記操作ケーブル27を介して連動連結させ ことが考えられる。

 以下の図4は、実施例2を示している。こ 実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果に おいて多くの点で共通している。そこで、こ れら共通するものについては、図面に共通の 符号を付してその重複した説明を省略し、異 なる点につき主に説明する。また、これら実 施例における各部分の構成を、本発明の目的 、作用効果に照らして種々組み合せてもよい 。

 本発明をより詳細に説明するために、そ 実施例2を添付の図4に従って説明する。

 図4において、上記中心線6の一側方、か 、クロスメンバ5の後方に燃料タンク38が配 されている。車体2の長手方向で、上記クロ メンバ5と燃料タンク38との間に上記パーキ グブレーキ装置12のブラケット18、枢支軸19 回動アーム20、およびイコライザ22が配置さ れている。また、上記制動操作部14は手動式 ハンドルレバー構造とされている。