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Title:
PARKING SUPPORT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147920
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a parking support device that can support the operation of parking by a driver in a reliable manner, and that is equipped with an image acquisition part that acquires an image peripheral to a vehicle photographed by an image pickup device mounted in the vehicle, an image display part that displays the peripheral image, and an indicator output part that displays, superimposed on the peripheral image, an indicator comprising a pair of left and right vehicle width extension lines extending to the rear of the vehicle in order to guide the driver during parking. To support parallel parking by providing a first turning step, wherein the vehicle is backed while being turned to enter a parking area, and a second turning step, wherein the vehicle is aligned in the parallel direction while being turned in the opposite direction from that in the first turning step; in the second turning step, the indicator output part superimposes, from the pair of left and right vehicle width extension lines, only the vehicle width extension line outside the turn.

Inventors:
KADOWAKI JUN (JP)
WATANABE KAZUYA (JP)
YAMANAKA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/058688
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
May 08, 2009
Export Citation:
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Assignee:
AISIN SEIKI (JP)
KADOWAKI JUN (JP)
WATANABE KAZUYA (JP)
YAMANAKA TAKASHI (JP)
International Classes:
B60R21/00; B60R1/00
Domestic Patent References:
WO2005108171A12005-11-17
Foreign References:
JP2004203365A2004-07-22
JP2007098979A2007-04-19
JP2003137051A2003-05-14
JP2003054340A2003-02-26
JP2008120293A2008-05-29
JP2001334899A2001-12-04
Other References:
See also references of EP 2281722A4
Attorney, Agent or Firm:
KITAMURA SHUICHIRO (JP)
Shuichiro Kitamura (JP)
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Claims:
 車載の撮影装置により撮影された車両の周辺画像を取得する画像取得部と、
 車室内に設けられ、前記周辺画像を表示させる画像表示部と、
 運転者による駐車操作の際に、運転者を案内するべく、前記車両の後方に伸びる左右一対の車幅延長線を含む指標を前記周辺画像に重畳表示させる指標出力部とを備え、
 旋回しつつ後退して前記車両を駐車領域に侵入させる第1旋回工程と当該第1旋回工程とは反対側に旋回しつつ前記車両を縦列方向に沿わせる第2旋回工程とを行う縦列駐車を支援するに際し、前記第2旋回工程においては、前記指標出力部が前記左右一対の車幅延長線のうち旋回外側の車幅延長線のみを重畳表示する駐車支援装置。
 車載の撮影装置により撮影された車両の周辺画像を取得する画像取得部と、
 車室内に設けられ、前記周辺画像を表示させる画像表示部と、
 運転者による駐車操作の際に、運転者を案内するべく、前記車両の後方に伸びる車幅延長線及び車両の進行が予測される方向に伸びる後方予測線とを含む指標を前記周辺画像に重畳表示させる指標出力部とを備え、
 旋回しつつ後退して前記車両を並列方向に沿わせる旋回後退工程と、直線的に後退して前記車両を駐車領域に侵入させる直線後退工程とを行う並列駐車を支援するに際し、指標出力部が、前記旋回後退工程においては前記後方予測線と前記車幅延長線のうち前記後方予測線のみを重畳表示し、前記直線後退工程においては前記後方予測線と前記車幅延長線のうち前記車幅延長線のみを重畳表示する駐車支援装置。
 前記指標出力部が前記車両の操舵角度に基づいて重畳表示する指標の切り替えを行う請求の範囲第1項又は第2項に記載の駐車支援装置。
 前記指標出力部が、前記車両と駐車領域を区画する駐車領域線との相対角度に基づいて、前記後方予測線と前記車幅延長線との表示を切り替える請求の範囲第2項に記載の駐車支援装置。
 前記指標出力部は、前記左右一対の車幅延長線のうち旋回内側の車幅延長線を重畳表示しない請求の範囲第1項に記載の駐車支援装置。
 前記指標出力部は、前記旋回外側の車幅延長線に加え、車両の進行が予測される方向に伸びる後方予測線を重畳表示する請求の範囲第1項に記載の駐車支援装置。
Description:
駐車支援装置

 本発明は、車両の駐車時に運転者の運転 作を支援する駐車支援装置に関する。

 車両の駐車時に運転者の負担を軽減する とができる駐車支援装置が知られている。 記に示す特許文献1には、このような駐車支 援装置として、後退する車両の舵角に応じた 車両の後端の予測軌跡を示す一対の後方予測 線や、車両の舵角に拘わらず車両の後方に延 在する一対の車幅延長線などの指標を、車載 カメラにより撮影された車両の周辺画像に重 畳表示し、これらの指標と音声とにより駐車 時の運転者の運転操作を支援する駐車支援装 置が記載されている。

特開2001-334899号公報

 しかしながら、上述の駐車支援装置では、 車運転の進行状況によっては必ずしも必要 はない指標についても重畳表示されていた このため、運転者に対して与えられる情報 が過多となり、着目すべき指標が認識しに く、必ずしも有効に運転操作の支援が行わ ていない場合があった。
 また、車両の周辺画像に重畳表示するため 不要な指標が周辺画像を覆い隠し、車両の 辺画像を視認しにくくする場合があった。
 これらの課題は、指標を運転者に視認させ すくするために、例えば指標の線を太くす など、指標を強調するほど顕著になる。

 本発明は、上記の課題に鑑みてなされた のであり、その目的は、運転者の駐車運転 作を確実に支援することができる駐車支援 置を提供することある。

 上記課題を解決するため、本発明に係る 車支援装置の特徴構成は、車載の撮影装置 より撮影された車両の周辺画像を取得する 像取得部と、車室内に設けられ、前記周辺 像を表示させる画像表示部と、運転者によ 駐車操作の際に、運転者を案内するべく、 記車両の後方に伸びる左右一対の車幅延長 を含む指標を運転操作の工程に応じて生成 、前記周辺画像に重畳表示させる指標出力 とを備え、旋回しつつ後退して前記車両を 車領域に侵入させる第1旋回工程と当該第1 回工程とは反対側に旋回しつつ前記車両を 列方向に沿わせる第2旋回工程とを行う縦列 車を支援するに際し、前記第2旋回工程にお いて、前記指標出力部が前記車幅延長線のう ち旋回外側の車幅延長線のみを重畳表示する 点にある。

 縦列駐車を行う場合、通常、第2旋回工程 の際の旋回外側に、例えば壁や路肩などの縦 列方向を決定する基準が存在し、運転者は車 両をこれらの基準に沿わせることにより、車 両を縦列方向に沿わせる。このため、運転者 が重畳表示された車幅延長線を参照して車両 を縦列方向に沿わせる場合、基準に近い旋回 外側の車幅延長線を参照する方が好ましい。 一方で、左右一対の車幅延長線を重畳表示す ると、左右一対の車幅延長線のうち、どちら の車幅延長線を参照すればよいのか明確では ない。そこで、本構成のように、左右一対の 車幅延長線のうち第2旋回工程における旋回 側の車幅延長線のみを重畳表示することに り、運転者にとって、参照すべき指標が明 になる。また、車両の周辺画像に重畳表示 る指標を減らすことにより、周辺画像のう 指標に覆われる領域が減少するので、周辺 像の視認性が低下するのを防止することが きる。この結果、有効に運転操作の支援可 な駐車支援装置を提供することができる。

 また、他の特徴構成は、車載の撮影装置 より撮影された車両の周辺画像を取得する 像取得部と、車室内に設けられ、前記周辺 像を表示させる画像表示部と、運転者によ 駐車操作の際に、運転者を案内するべく、 記車両の後方に伸びる車幅延長線及び車両 進行が予測される方向に伸びる後方予測線 を含む指標を運転操作の工程に応じて生成 、前記周辺画像に重畳表示させる指標出力 とを備え、旋回しつつ後退して前記車両を 列方向に沿わせる旋回後退工程と、直線的 後退して前記車両を駐車領域に侵入させる 線後退工程とを行う並列駐車を支援するに し、指標出力部が、前記旋回後退工程にお て前記後方予測線と前記車幅延長線のうち 記後方予測線のみを重畳表示するとともに 前記直線後退工程において前記後方予測線 前記車幅延長線のうち前記車幅延長線のみ 重畳表示する点にある。

 並列駐車を行う場合、旋回後退工程にお ては、操舵角を調整しつつ車両を後退させ 、車両を並列駐車方向に沿わせる必要があ 、運転者は操舵角と車両の進路の関係を把 する必要がある。このため、指標のうち特 後方予測線を参照しつつ操舵角を調整する とにより、確実に旋回後退工程を行うこと できる。直線後退工程においては、車両が 車領域に収まっていることを確認しつつ車 を後退させる必要がある。このため、指標 うち特に車幅延長線を参照しつつ車両を後 させることにより、確実に直線後退工程を うことができる。一方、工程に関係なく、 標として後方予測線及び車幅延長線の両方 重畳表示させると、夫々の工程における参 すべき指標が明確ではない。そこで、本構 のように、旋回後退工程においては後方予 線のみを重畳表示し、直線後退工程におい は車幅延長線のみを重畳表示することによ 、参照すべき指標が明確になる。また、車 の周辺画像に重畳表示する指標を減らすこ により、周辺画像のうち指標に覆われる領 が減少するので、周辺画像の視認性が低下 るのを防止することができる。この結果、 効に運転操作の支援可能な駐車支援装置を 供することができる。

 また、別の特徴構成は、前記指標出力部 前記車両の操舵角度に基づいて重畳表示す 指標の切り替えを行う点にある。

 上述した第1旋回工程と第2旋回工程、或 は、旋回後退工程と直線後退工程は、操舵 の違いにより識別することができる。この め、本構成のように、操舵角に基づいて重 表示する指標を切り替えることにより、各 程において参照すべき指標を確実に表示す ことができる。

 更に、別の特徴構成は、前記指標出力部 、前記車両と駐車領域を区画する駐車領域 との相対角度に基づいて、前記後方予測線 前記車幅延長線との表示を切り替える点に る。

 通常、並列駐車をする場合の駐車領域に 駐車領域線が設けられており、旋回後退工 の前後では、車両と駐車領域線との相対角 が変化する。そこで、本構成のように、車 域線との相対角度に基づいて、後方予測線 車幅延長線との表示を切り替えることによ 、各工程において参照すべき指標を確実に 示することができる。

 また、前記指標出力部は、前記左右一対 車幅延長線のうち旋回内側の車幅延長線を 畳表示しないように構成することも可能で る。

 このように、旋回内側の車幅延長線を重 表示しないようにすると、運転者は重畳表 されている旋回外側の車幅延長線に着目し くなり、運転者にとって、参照すべき指標 明確になる。また、車両の周辺画像に重畳 示する指標を減らすことにより、周辺画像 うち指標に覆われる領域が減少するので、 辺画像の視認性が低下するのを防止するこ ができる。この結果、有効に運転操作の支 可能な駐車支援装置を提供することができ 。

 また、前記指標出力部は、前記旋回外側 車幅延長線に加え、車両の進行が予測され 方向に伸びる後方予測線を重畳表示するよ に構成することも可能である。

 このように、後方予測線は重畳表示する 、運転者が、後退する車両の周囲に存在す 障害物等との位置関係を明確に把握するこ ができる。このため、運転者は必要に応じ 、ステアリングやブレーキペダルを操作し 車両の駐車位置を調整することができる。

車両の運転席前方を示す図である。 車両の基本構成を示すブロック図であ 。 縦列駐車の際の移動軌跡を示す図であ 。 駐車支援装置の構成例を模式的に示す ロック図である。 駐車支援装置により支援される縦列駐 の手順を示す工程図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 駐車支援装置により支援される並列駐 車の手順を示す工程図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。

〔第1実施形態〕
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて 明する。図1及び図2は車両30の基本構成を示 したものである。運転席に備えられたステア リング24は、パワーステアリングユニット33 連動し、回転操作力を前輪28fに伝えて車両30 の操舵を行う。前輪28fは本発明の操舵輪に相 当する。車体前部にはエンジン32と、このエ ジン32からの動力を変速して前輪28fや後輪28 rに伝えるトルクコンバータやCVT等を有する 速機構34とが配置されている。車両30の駆動 式(前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動)に応じ 、前輪28f及び後輪28rの双方もしくは何れか 動力が伝達される。運転席の近傍には走行 度を制御するアクセル操作手段としてのア セルペダル26と、前輪28f及び後輪28rのブレー キ装置31を介して前輪28f及び後輪28rに制動力 作用させるブレーキペダル27とが並列配置 れている。

 運転席の近傍のコンソールの上部位置に 表示部21にタッチパネル23が形成されたモニ タ20(表示装置)が備えられている。本実施形 において、モニタ20は、バックライトを備え た液晶式のものである。モニタ20には、スピ カ22が備えられている。タッチパネル23は、 感圧式のものや静電式のものが使用され、指 などの接触位置をロケーションデータとして 出力する。後述するように、本実施形態にお いては、モニタ20のタッチパネル23は駐車支 開始の指示入力手段として用いられる。車 30にナビゲーションシステムが搭載される場 合、モニタ20はナビゲーションシステムの表 装置として用いるものを兼用すると好適で る。

 尚、モニタ20は、プラズマ表示型のもの CRT型のものであっても良く、スピーカ22は、 ドアの内側など他の場所に備えられても良い 。また、駐車支援開始の指示入力手段として 他のスイッチなどを有している場合には、必 ずしもモニタ20のタッチパネル23を駐車支援 置の指示入力手段として用いなくてもよい

 ステアリング24の操作系にはステアリン センサ14が備えられ、ステアリング操作方向 と操作量とが計測される。シフトレバー25の 作系にはシフト位置センサ15が備えられ、 フト位置が判別される。アクセルペダル26の 操作系にはアクセルセンサ16が備えられ、操 量が計測される。ブレーキペダル27の操作 にはブレーキセンサ17が備えられ、操作の有 無などを検出する。

 また、移動距離センサとして、前輪28f及 後輪28rの少なくとも一方の回転量を計測す 回転センサ18が備えられる。本実施形態で 、後輪28rに回転センサ18が備えられた場合を 例示している。尚、移動距離については、変 速機構34において、駆動系の回転量から車両3 0の移動量を計測するようにしてもよい。ま 、車両30には本発明の駐車支援装置の中核で あり、駐車支援を含む走行制御を行うECU(elect ronic control unit)10が配置されている。

 車両30の後部には、車両30の後方の情景を 撮影するカメラ12が備えられている。カメラ1 2は、CCD(charge coupled device)やCIS(CMOS image senso r)などの撮像素子を内蔵し、当該撮像素子に 像された情報を動画情報としてリアルタイ に出力するデジタルカメラである。カメラ1 2は、広角レンズを備えており、例えば左右 140度程度の画角を有している。カメラ12は、 車両30の後方に向けて例えば30度程度の俯角 有して設置され、概ね後方8m程度までの領域 を撮影する。撮影された画像は、ECU10に入力 れ、駐車支援などに利用される。

 ECU10を中核として構成される本実施形態 駐車支援装置は、図3に示すように、例えば 2台の駐車車両40(41及び42)の間の駐車スペー Eに縦列駐車を行う場合の駐車支援を行う。 車両30は、駐車スペースEの横を通過して前進 し、切り返しを伴って後退して、駐車スペー スEに駐車される。ECU10は、車両30の後輪28rの 軸の略中央部を車両30の基準点Qとして、車 30の誘導経路を演算し、駐車スペースEへの 車運転を支援する。即ち、ECU10は、ポイン P1からポイントP2へと前進し、後退開始位置 あるポイントP2から後退を始め、切り返し 置であるポイントP3でステアリング24を切り して駐車目標位置であるポイントP4で駐車 完了するように縦列駐車を支援する。ECU10は 、後退開始位置P2から切り返し位置P3への移 時の舵角、切り返し開始位置P3から駐車目標 位置P4への移動時の舵角を一定として後退開 位置P2から駐車目標位置P4までの誘導経路を 演算する。

 図中のポイントAは、後退開始位置P2から 回を伴って駐車スペースEへと向かう車両30 、車両30の前方側の障害物と接触しない位 を示している。図3に示す例においては、車 30の前方側の障害物は駐車車両41であり、後 退開始位置P2において車両30に隣接する車両41 の右後端部がほぼポイントAに相当する。ECU10 は、駐車車両41との接触が回避されるように イントAとの関係から後退開始位置P2に適切 位置を演算する。

 図4は、ECU10を中核とする本発明に係る駐 支援装置の構成例を模式的に示すブロック である。図に示すように、ECU10は、演算部1 画像取得部2、表示制御部3、指標出力部6な の機能部を有して構成されている。演算部1 は、図3に基づいて上述した誘導経路などを 算する機能部であり、駐車目標設定部4や誘 部5などの機能部を有している。ECU10が有す 上記各機能部は、マイクロコンピュータやD SP(digital signal processor)などの論理演算ハード ウェアを中核とし、当該ハードウェア上で実 行されるプログラムなどのソフトウェアとの 協働により実現される。従って、各機能部は 、機能としての分担を示すものであり、必ず しも物理的に独立して構成される必要はない 。また、ECU10には、画像格納用のフレームメ リなどの各種メモリ、画像処理回路などの 種電子回路も含まれる。これらの各種メモ や各種電子回路の構成や機能については公 であるので、図示並びに詳細な説明は省略 る。

 画像取得部2は、カメラ12(車載の撮影装置 )により撮影された車両30の周辺画像を取得す る機能部である。画像取得部2は、画像格納 のフレームメモリや同期分離回路などを有 て構成される。表示制御部3は、カメラ12に り撮影された車両30の周辺画像を車室内のモ ニタ20(表示装置)に表示させる機能部である また、表示制御部3は、後述するように運転 を案内する指標を周辺画像に重畳する。

 演算部1は、車両30の駐車目標位置P4を設 するとともに、駐車目標位置P4までの誘導経 路を演算する。演算部1が有する駐車目標設 部4は、車両30の駐車目標位置P4を設定する機 能部である。また、演算部1が有する誘導部5 、駐車目標位置P4までの誘導経路を演算す 機能部である。演算部1には、ステアリング ンサ14、シフト位置センサ15、アクセルセン サ16、ブレーキセンサ17、回転センサ18などか ら検出結果が入力され、これらセンサの検出 結果に基づいて、駐車目標位置P4や誘導経路 演算される。

 駐車支援装置が利用される場合、車両30 、運転者による複数工程の運転操作により 誘導経路に従って駐車目標位置P4へ駐車され る。指標出力部6は、運転者を案内する指標 工程に応じて生成し、表示制御部3を介して 辺画像に重畳表示させる。

 詳細については後述するが、ここで図5を 参照し、本実施形態に係る駐車支援装置によ り案内される縦列駐車の大まかな手順につい て説明する。

〔第1工程〕
 車両30を後退させることによって縦列駐車 行うため、運転者は、駐車スペースEが車両3 0の後方に設置されたカメラ12の撮影範囲Fに るまで車両30を前進させ、停止させる。車両 30を図3に示した後退開始位置P2に一致させて 止することは困難である。従って、はじめ 後退開始位置P2を超えて前進し、駐車支援 置を起動させた後、図5(a)に示す指標a(垂直 標)を参照して後退開始位置P2まで車両30を後 退させる。

〔第2工程〕
 運転者は、車両30を後退開始位置P2に停車さ せたままでステアリング24を操作して、図5(b) に示す指標c(駐車領域線)が駐車スペースEに まるように移動させ、駐車目標位置P4を設定 する。同時にこのステアリング24の操作によ 、操舵輪である前輪28fには縦列駐車を開始 る際の舵角が設定される。

 駐車スペースEと車両30との横方向の距離 、運転者によって異なる場合がある。車両3 0の前後方向における後退開始位置P2と駐車ス ペースEとの幾何学的関係は、第1工程によっ 適切な位置に調整されている。車両30の左 方向における後退開始位置P2と駐車スペース Eとの幾何学的関係は、運転者により様々で るから、本第2工程において調整される。第2 工程において駐車領域線cが駐車スペースE内 設定されるので、ECU10は駐車目標位置P4を定 めることができる。後退開始位置P2と駐車目 位置P4とが定まると、ECU10は誘導経路並びに 切り返し位置P3を定めることができる。

 上記第1工程及び第2工程における後退開 位置P2、駐車目標位置P4(駐車領域線c)、誘導 路、切り替えし位置P3の設定は、演算部1の 車目標設定部4及び誘導部5との協働により 施される。これらの設定に際しては、後退 始位置P2と駐車目標位置P4とが定められた後 、誘導経路や切り替えし位置を設定しても いし、その逆でもよい。つまり、後退開始 置P2から、誘導可能な位置を演算しながら 駐車目標位置P4を設定してもよい。

〔第3工程〕
 運転者は、図5(c)に示すように、指標d(切り し線)を参照しながら、第2工程で設定した 角を保持して車両30を後退させる。また、後 述する図5(d)は、車両30が第2工程で設定した 角を保持して行う後退を完了した時点又は 了する頃、即ち切り返し位置P3又はその近辺 に達した状態を示している。図5(c)は、後退 始位置P2と切り返し位置P3との間で運転者が 両30を後退させる運転操作を伴う工程を示 ている。

〔第4工程〕
 運転者は、切り返し線dを参照しながら第2 程で設定した舵角を保持して、図5(d)に示す うに所定位置(切り返し位置P3)まで後退する と、車両30を停止させる。具体的には、切り し線dが駐車領域線cの奥側、即ち路肩に達 る位置まで後退すると、運転者はブレーキ ダル27を踏んで車両30を停止させる。ここで 第3工程及び第4工程は、本発明の第1旋回工 に相当する。

〔第5工程〕
 運転者は、第4工程で停止した位置(切り返 位置P3)において、車両30を停車させたままで ステアリング14を操作し、図5(e)に示すように 逆方向へほぼ最大舵角となるまで切り返しを 行う。即ち、縦列駐車の切り返し後の舵角を 設定する。操舵輪である前輪28fには切り返し 後の舵角が設定される。
 運転者は、設定した舵角を保持して、後方 測線gを参照しながら車両30を後退させる。 転者は、図5(f)に示すように指標e(車両後方 )が駐車スペースEとほぼ平行となったこと 確認すると、車両30を停止させる。つまり、 駐車目標位置P4に達すると、運転者は車両30 停止させる。ここで、第5工程は、本発明の 2旋回工程に相当する。
 ここで、後方予測線gは、車両30の進行が予 される方向に伸びるものであるが、車両30 進行が予測される方向とは、例えばステア ング24の操舵角度で求めることができる。

 以上の工程により、車両30は駐車スペー Eに縦列駐車される。駐車スペースE内での前 後方向の位置を微調整する必要がある場合に は、運転者は、ステアリング24等を操作して 車両30を移動させる。車両後方線e及び後方 測線gが継続して表示されると、両指標が重 なるようにステアリング24を操作することに ってステアリング24を中立位置に戻すこと できて好適である。

 以下に図6~図14を参照して、各工程におけ るモニタ20の表示画面の変化について説明す 。尚、本実施形態においては、図6~図14に示 すモニタ20の表示画面においては、周辺画像 鏡像化している。周辺画像は、カメラ12の 影方向に準じた画像であり、例えば運転者 後方を振り向いて見た画像とほぼ等価であ 。一方、図1に示すように、モニタ20は運転 の前方に配置されているため、運転者はモ タ20に表示される後方の周辺画像を、前方を 向いて見ることとなる。従って、運転者の左 右方向の向きにおいて、実際の駐車スペース Eの方向と、表示画面上における駐車スペー Eの方向とが一致するように、周辺画像は鏡 化して表示される。

 運転者は、図3に示す後退開始位置P2より 前方まで前進し、障害物である駐車車両41 対して横方向に余裕をもって停車する。そ て、運転者は、モニタ20のタッチパネル22を 作して、縦列駐車の駐車支援を開始させる ともに、シフトレバー25を操作して、シフ をリバースに変更する。尚、タッチパネル22 の操作とシフトレバー25の操作とは何れが先 も構わない。また、タッチパネル22とは異 る場所に駐車支援の開始スイッチが設けら ている場合には、当該スイッチの操作によ 駐車支援が開始される。また、本実施形態 は、「縦列駐車の駐車支援の開始」として るが、単に「駐車支援の開始」でもよく、 の操作により縦列駐車を選択するように構 されていてもよい。

 図6は、上記の状態、即ち、車両30が後退 始位置P2よりもやや前方で停止し、シフト バー25がリバースに変更され、駐車支援が開 始された際のモニタ20の表示部21の表示例を している。つまり、図6は、上述した第1工程 の直前の状態を示している。

 ECU10は、シフトレバーセンサ15からシフト レバー25がリバースに変更されたことを示す 出結果を受け取ると、カメラ12により撮影 れた周辺画像を、表示制御部3を介してモニ 20の表示部21に表示させる。また、この時、 指標出力部6において描画した後方予測線gを 表示制御部3を介して周辺画像に重畳する。 後方予測線gは、後退する車両30の舵角に応じ た車両30の後端の予測軌跡などを示す指標で る。図6では、車両30が図3に示すポジション P1とポジションP2とを結ぶ直線上に位置して るので、ステアリング24が中立位置であり、 後方予測線gが車両30の真後ろに重畳されてい る。本実施形態において、後方予測線gは、 両30の後端の予測軌跡を示す後端予測軌跡線 g1及び車両30の後方の距離目安線g2、g3、g4か 構成される。距離目安線は、本例では、5m目 安線g2、3m目安線g3、1m注意線g4である。後方 測線gは、基本的に黄色で描画される。但し 1m注意線g4及び、g4よりも車両30側の後端予 軌跡線g5については、運転者に注意を喚起す るために、赤色で描画される。この後方予測 線gの重畳は、ECU10が駐車支援を開始したこと を運転者に報知する意味で行われ、例えば2~5 秒程度の所定時間の経過後に消去される。そ して、後述する別の指標aが新たに重畳され 。

 ECU10は、スピーカ23を介して、「縦列駐車 の駐車支援を開始します。垂直ガイド線が隣 の車両の後端にあうまでバックしてください 。」などの音声案内を発する。この時、表示 部21には図7に示すような指標a及び指標bが表 される。道路に対して垂直な指標aと、駐車 スペースEの道路側を示す水平な指標bとが周 画像に重畳される。

 尚、車両30が後退開始位置2よりも手前に 車していた場合は、後退によって垂直指標a を好適な位置に合わせることはできない。そ の場合には、運転者は、車両30を一度前進さ た上で再度、タッチパネル23及びシフトレ ー25を操作して後退することで、垂直指標a 合わせる。

 垂直指標aに基づいて車両30が後退され、 止された後、例えば3~5秒の所定時間が経過 ると、ECU10は第1工程が完了したと判定する あるいは、ECU10は、ステアリング24が操作さ れたことを検出すると、第1工程が完了した 判定する。そして、図8に示すように矩形の 標cを周辺画像に重畳させる。指標cは、駐 スペースE内に収まる車両30の駐車領域線を すものであり、青色で表示される。垂直指 aに基づく誘導が完了した時点では、車両30 ステアリング24は中立位置である。このため 、第2工程の開始時には、駐車領域線cは、周 画像の中央、即ち、車両30のほぼ真後ろに 画される。

 ECU10はスピーカ23を介して、「ステアリン グを左方向に回して、四角形の駐車領域線を 駐車スペースに合わせてください。」などの 音声案内を行う。図9もまた第2工程における 示部21の表示例を示しており、ステアリン 24の操作により駐車領域線cが駐車スペースE 合わされた状態を示している。

 操舵角に変化のない状態、即ちステアリ グ24が操作されない状態が例えば3~5秒の所 時間経過すると、ECU10は駐車領域線cが駐車 ペースEに合わされたと判定する。そして、 10に示すように新たな指標d(切り返し線)を 辺画像に重畳させる。切り返し線dは、第2工 程において設定された操舵角を保持して車両 30が後退する目安となる指標であり、青色で 示される。この切り返し線dは、後端予測軌 跡線g1の一部と一致し、ステアリング24を略 大舵角に切り返した場合の車両30の予測軌跡 を示したものである。本例では、切り返し線 dは円弧状に描画され、駐車領域線cの奥側、 ち図9及び図10に示す駐車領域線cの辺c1に接 るまで車両30を後退させるように誘導され 。

 尚、運転者が駐車領域線cを駐車スペース Eに合わせた後、直ちにブレーキペダル27を緩 めて後退を開始したような場合には、ECU10は 記所定時間の経過を待つことなく、第2工程 が完了して第3工程に移行したと判定する。

 第3工程に移行すると、ECU10はスピーカ23 介して、「ステアリングを保持して、指標 路肩に接するまで後退してください。」な の音声案内を行う。車両30が後退を開始して 一定時間が経過すると、ECU10は第3工程が完了 したと判定し、第4工程の処理に移行する。

 第4工程では、図11に示すように駐車領域 cが消去される。運転者は、誘導に従い、図 12に示すように、路肩、即ち駐車領域線cの辺 c1と、円弧状の指標である切り返し線dとが接 するまで車両30を後退させ、車両30を停止さ る。この際、車両30は、図3に示すポジショ P3まで誘導されたことになる。

 切り返し線dに基づいて車両30が後退され 停止された後、例えば3~5秒の所定時間が経 すると、ECU10は第4工程が完了したと判定す 。そして、第5工程の案内を開始し、「指標 が路肩に接したら、ステアリングを逆方向い っぱいに切り返してください。」などの音声 案内を行う。尚、運転者が車両30を停止させ 後、直ちにステアリング24を反対方向に操 し始めた場合には、上記所定時間の経過を つことなく、ECU10は第4工程が完了したと判 する。

 図13は、第5工程において、運転者により テアリング24が逆方向いっぱいに切り返さ た後の表示部21の表示を示している。ECU10は 図13に示すように新たな指標である車両後 線eを周辺画像に重畳させる。車両後方線eは 、車両30の舵角に拘わらず、車両30の後方の 定位置を示す指標である。従って、車両30に 設置されたカメラ12との光学的な関係により 周辺画像中の固定された所定位置に重畳さ る。通常、車両後方線eは、左右一対の車幅 延長線e1、距離目安線としての1m目安線e2など から構成されるが(図21を参照)、この第5工程 おいては、旋回内側の車幅延長線e1及び1m目 安線は重畳されず、旋回外側、つまり、路肩 側の車幅延長線e1のみが表示重畳される。ま 、車両後方線eは、前述したように、所定画 像中の固定された所定位置に表示されるが、 車幅延長線e1はステアリング24の状態に拘わ ず、ステアリング24が中立の状態のときの指 標線である。

 ECU10は、スピーカ23を介して、さらに「ス テアリングを保持して、指標が路肩に接する まで後退してください。」などの音声案内を 行う。運転者は、旋回外側の車幅延長線e1が 車スペースEの路肩と略平行になるように車 両30を後退させる。図14に示すように、旋回 側の車幅延長線e1が駐車スペースEの路肩と 平行となるとブレーキペダル27を操作して車 両30を停止させる。

 ECU10は、車両30が停止されて例えば3~5秒の 所定時間が経過すると、車両30の誘導が完了 たと判定する。そして、ECU10は、スピーカ23 を介して、「案内を終了します。」などの音 声案内を行って駐車支援を終了する。

 上述のように、左右一対の車幅延長線e1 うち第2旋回工程における旋回外側の車幅延 線e1のみを重畳表示することにより、運転 にとって、参照すべき指標が明確になる。 の結果、有効に運転操作の支援をすること できる。

 なお、上述の第5工程において、旋回外側 の車幅延長線e1のみを重畳する例を示したが 図15及び図16に示すように、旋回外側の車幅 延長線e1に加えて、後方予測線gを周辺画像に 重畳させてもよい。後方予測線gは、上述し ように、後退する車両30の舵角に応じた車両 30の後端予測軌跡などを示す指標である。こ 場合、ステアリング24は右方向へ操舵され いるため、後方予測線gは、大きく湾曲した 態で描画される。この場合、駐車支援の終 後においても、後方予測線gが周辺画像に重 畳されると好適である。運転者は、ステアリ ング24やブレーキペダル27を操作して車両30の 駐車位置を調整することができる。

〔第2実施形態〕
 上記第1実施形態においては、縦列駐車の駐 車支援を行う駐車支援装置を例として説明し た。しかし、本発明は、並列駐車の駐車支援 を行う駐車支援装置にも適用することができ る。以下、本実施形態に係る駐車支援装置に より案内される並列駐車の手順について説明 する。

〔第1工程〕
 図17(a)は、第1工程を示す工程図であり、図1 8は第1工程におけるモニタ20を示す図である 車両30を後退させることによって車庫入れ駐 車を行うため、運転者は、駐車スペースEが 両30の後方に設置されたカメラ12の撮影範囲F に入るように、斜め前方へ車両30を前進させ 停止させる。この際、好適には車両30の操 角が中立位置に戻されているとよい。

 本実施形態では、この停止位置において 演算部1Aが、駐車領域線Wを画像認識するこ により、駐車スペースEを検出し、駐車目標 位置P4を設定する。尚、駐車目標位置P4は、 転者により微調整が可能である。モニタ20に は、駐車目標位置P4とリンクした表示として 駐車領域線を示す指標cが重畳されており、 運転者はこの駐車領域線cを、タッチパネル23 等を介して移動させることにより微調整が可 能である。本実施形態では、モニタ21の画面 には調整用の矢印Hが重畳表示される。この 矢印Hはタッチパネル23と連動し、運転者によ る操作指示に基づいて駐車領域線cの位置を 整可能である。運転者は、タッチパネル23等 を操作して、駐車目標位置(本例では、駐車 域線cの位置)を確定させる。駐車目標位置が 確定されると、運転者は、スピーカ22から発 られる音声案内に従って、シフトレバー25 リバースに変更する。

〔第2工程〕
 シフトレバー25がリバースに変更されると 1工程を終了して第2工程に移行する。図17(b) 第2工程を示す工程図であり、図19は第2工程 におけるモニタ20を示す図である。第2工程に おいて、後方予測線gが周辺画像に重畳され 。後方予測線gは、上述したように、後退す 車両30の舵角に応じた車両30の後端予測軌跡 などを示す指標である。運転者は、後方予測 線gを参照しつつ、ステアリング24の操舵を行 い、車両を旋回させつつ後退させ、車両30を 車領域線Wに沿わせる。図19は、ステアリン 24を操舵した後のモニタ20を示しており、後 方予測線gは大きく湾曲した状態で描画され 。ここで、第2工程は、本発明の旋回後退工 に相当する。

 図17(c)は、第2工程の終了時の工程図であ 、図20は第2工程の終了時のモニタ20を示す である。第2工程の終時には、車両30は駐車 域線Wに沿った状態となっている。なお、後 するように第3工程に移行すると、図21で示 モニタ表示に切り替わるので、図20のよう 車両30が駐車領域線Wに沿っており、かつ後 予測線gを表示する状態のモニタ表示は実際 は瞬間的にしか表示されないことになる。

 なお、第2工程から第3工程への移行は、 両30と駐車領域線Wとの相対角度に基づいて う。例えばECU10は画像認識により、車両30と 車領域線Wとの相対角度を随時演算し、車両 30が駐車領域線Wに沿うと、第2工程から第3工 へ移行してもよい。また、例えば後進前に めユーザが設定した目標駐車位置に対して 両30の後進による車両30と駐車領域線Wとの 対角度の変化を逐次計算して車両30が駐車領 域線Wに沿うと、第2工程から第3工程へ移行し てもよい。すなわち、車両30が駐車領域線Wに 沿うと、第2工程から第3工程へ移行するので り、ステアリング24の操舵状態とは無関係 第2工程から第3工程へ移行してもよい。この ように構成すると、第2工程における旋回中 第3工程に移行するとともに、後述するよう 図21のモニタ表示に切り替わるので、第3工 に移行したことを運転者に間接的に報知す こともできる。

 図17(d)は第3工程の工程図を示す図であり 図21は第3工程におけるモニタ20を示す図で る。この第3工程において、車両後方線eが重 畳表示される。車両後方線eは、車両30の舵角 に拘わらず、車両30の後方の所定位置を示す 標である。従って、車両30に設置されたカ ラ12との光学的な関係により、周辺画像中の 固定された所定位置に重畳される。本実施形 態において、車両後方線eは、左右一対の車 延長線e1、距離目安線としての1m目安線e2か 構成される。本実施形態において、後方予 線gから車両後方線eへの切り替えは、上述の ように車両30が駐車領域線Wに沿ったことを検 出することにより行われる。運転者は、後方 予測線gを参照しつつ車両30を直進的に後退さ せて、車両30を駐車目標位置に位置させる。 こで、第3工程は、本発明の直線後退工程に 相当する。

 ECU10は、車両30が停止されて例えば3~5秒の 所定時間が経過すると、車両30の誘導が完了 たと判定する。そして、ECU10は、スピーカ23 を介して、「案内を終了します。」などの音 声案内を行って駐車支援を終了する。

 上述のように、この駐車支援装置では、 2工程において、後方予測線gと車両後方線e うち、後方予測線gのみを重畳表示する。一 方、第3工程において後方予測線gと車両後方 eのうち、車両後方線eのみを重畳表示する つまり、第2工程においては、操舵角を調整 つつ車両30を後退させて、車両を駐車領域 Wに沿わせる必要があり、運転者は操舵角と 両の進路の関係を把握する必要があり、参 すべき指標は後方予測線gである。一方、第 3工程においては、車両30が駐車領域線Wに収 っていることを確認しつつ車両30を後退させ る必要があり、参照すべき指標は車両後方線 eである。そこで、本構成のように、第2工程 おいて、後方予測線gと車両後方線eのうち 後方予測線gのみを重畳表示し、第3工程にお いて後方予測線gと車両後方線eのうち、車両 方線eのみを重畳表示することにより、参照 すべき指標が明確になる。この結果、有効に 運転操作の支援を行うことができる。

 なお、上述例では、後方予測線gを消す処 理と車両後方線eを表示する処理とを同時に う場合を例に説明したが、車両後方線eを表 した後に後方予測線gを消す処理を行っても 良い。図22は、車両30が図17(c)の状態にある場 合のモニタ20の表示画面を示す。この例では 車両30と駐車領域線Wとの相対角度に基づい 車両30が駐車領域線Wに沿うと車両後方線eが 表示され、その後、操舵角が中立に戻される と後方予測線gを消す処理が行われる。

 本発明は、車両の駐車時に運転者の運転 作を支援する駐車支援装置に利用可能であ 。




 
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