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Patent Searching and Data


Title:
PARTITION, CONTROL METHOD, PROGRAM, AND RECORDING MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/014198
Kind Code:
A1
Abstract:
A partition that allows the sound and video image to be provided at a location best-suited for a user, a control method, a program, and a recording medium. A beam (111) is fixed to a frame (24). The beam (111) is connected with a beam (112) via a rotary shaft (113). Wheels (23A, 23B) are fixed to the beam (112), which are movable along a rail provided on a ceiling by means of the wheels (23A, 23B). A speaker, a display and the like are mounted on the frame (24). When the speaker is mounted, rotation of the frame (24) relative to the rotary shaft (113) as an axis allows the front side of the speaker to be directed toward a location where a user is present. The partition is, for example, applicable to a partition speaker apparatus.

Inventors:
KONDO TETSUJIRO (JP)
ARIMITSU AKIHIKO (JP)
SHIMA JUNICHI (JP)
EMA TAKURO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063350
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
July 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SONY CORP (JP)
KONDO TETSUJIRO (JP)
ARIMITSU AKIHIKO (JP)
SHIMA JUNICHI (JP)
EMA TAKURO (JP)
International Classes:
F21S11/00; H04R1/02; H04N5/64; H04R1/00; H04R1/32; H04R7/04
Foreign References:
JP2007067538A2007-03-15
JPS6336698A1988-02-17
JPH11113081A1999-04-23
JP2003316286A2003-11-07
JP2001016514A2001-01-19
JPS6229165U1987-02-21
JPH08122621A1996-05-17
JP2007074675A2007-03-22
Attorney, Agent or Firm:
INAMOTO, Yoshio (11-18 Nishi-Shinjuku 7-chom, Shinjuku-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 所定の形状のフレームを回転させる回転部を備え、
 前記フレームが所定の方向に向くように回転を制御する
 衝立。
 前記回転部は、複数のフレーム毎に設けられ、フレーム毎に回転を制御する
 請求項1に記載の衝立。
 前記フレームには、振動材が装着される
 請求項1に記載の衝立。
 前記回転部は、前記振動材が、ユーザの位置に向くように回転を制御する
 請求項3に記載の衝立。
 前記フレームのそれぞれに振動材が装着され、
 前記回転部のそれぞれは、前記振動材が、ユーザの位置に向くように回転を制御する
 請求項2に記載の衝立。
 前記回転部は、前記振動材からの音を集音するセンサにより集音された音を解析し、前記音の強度が適切な強度になるように回転を制御する
 請求項3に記載の衝立。
 前記フレームには、ディスプレイが装着される
 請求項1に記載の衝立。
 前記回転部は、前記ディプレイが、ユーザの位置に向くように回転を制御する
 請求項7に記載の衝立。
 前記フレームのそれぞれにディスプレイが装着され、
 前記回転部のそれぞれは、前記ディスプレイが、ユーザの位置に向くように回転を制御する
 請求項2に記載の衝立。
 前記フレームには、鏡が装着される
 請求項1に記載の衝立。
 前記回転部は、前記鏡が、所定のオブジェクトの位置に向くように回転を制御する
 請求項10に記載の衝立。
 前記フレームのそれぞれに鏡が装着され、
 前記回転部のそれぞれは、前記鏡が、所定のオブジェクトの位置に向くように回転を制御する
 請求項2に記載の衝立。
 前記回転部は、前記オブジェクトに照射されている光の強度を測定し、その測定結果が、所定の範囲内に収まるように回転を制御する
 請求項10に記載の衝立。
 前記複数のフレーム毎に、異なる機能を有するものが装着される
 請求項2に記載の衝立。
 前記フレームを移動させる移動部をさらに備える
 請求項1に記載の衝立。
 所定の形状のフレームを有する衝立の回転部を制御する制御部の制御方法において、
 外部のセンサから入力されるデータに基づき、前記フレームが、前記センサの方向に向くように制御する
 制御方法。
 複数のフレーム毎に設けられた回転部を、それぞれ制御する
 請求項16に記載の制御方法。
 前記フレームには、振動材が装着され、その振動材が、ユーザの位置に向くように制御する
 請求項16に記載の制御方法。
 前記振動材からの音を集音するセンサにより集音された音を解析し、前記音の強度が適切な強度になるように制御する
 請求項18に記載の制御方法。
 前記フレームには、ディスプレイが装着され、そのディスプレイが、ユーザの位置に向くように制御する
 請求項16に記載の制御方法。
 前記フレームには、鏡が装着され、その鏡が、所定のオブジェクトの位置に向くように制御する
 請求項16に記載の制御方法。
 前記オブジェクトに照射されている光の強度を測定し、その測定結果が、所定の範囲内に収まるように制御する
 請求項21に記載の制御方法。
 所定の形状のフレームを有する衝立の回転部を制御する制御部を制御し、
 外部のセンサから入力されるデータに基づき、前記フレームが、前記センサの方向に向くように制御する
 ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
 請求項23に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
 所定の形状のフレームを回転させる回転手段を備え、
 前記フレームが所定の方向に向くように回転を制御する
 衝立。
Description:
衝立、制御方法、プログラム、 びに記録媒体

 本発明は衝立、制御方法、プログラム、 びに記録媒体に関し、特に、映像や音声な を提供するとき、ユーザの居る位置が、最 な位置となるように、スピーカやディスプ イを移動できるようにした衝立、制御方法 プログラム、並びに記録媒体に関する。

 図1は、従来の衝立スピーカ装置11の構成 示す図である(例えば、特許文献1参照)。衝 スピーカ装置11は、スピーカの機能と同時 、衝立としての役割も果たす。衝立スピー 装置11は、天井21に設けられたガイド22に、 輪23A,23Bが嵌め込まれることにより、支持さ る構成とされる。

 衝立スピーカ装置11は、車輪23A,23B、フレ ム24、プレート25A-1乃至25B-3、振動材31‐1乃 31‐3、振振動子41A乃至43Cを含むようにして 成される。

 車輪23A、車輪23Bは、それぞれフレーム24 固定されている。フレーム24は、振動材31-1 至31-3を加重のかかる方向(垂直方向)に固定 るための機構と、振動材31-1乃至31-3を図中前 後方向に固定するための、プレート25A-1乃至2 5B-3を有している。振動材31-1乃至31-3は、それ らの支えにより着脱自在に固定されている。 フレーム24とプレート25A-1乃至25B-3により、振 動材31-1乃至31-3は、垂直方向にも、前後方向 も固定されるように構成されている。

 振動材31-1乃至31-3のそれぞれは、例えば 石膏ボード、MDF(Medium Density Fiberboard)などの 木材、アルミプレート、カーボン、もしくは アクリルなどの樹脂、またはガラスなどの素 材から板状に形成される。また、振動材31-1 至31-3のそれぞれは、異なる素材を組み合わ た(積層させた)複合材料により形成するよ にしてもよい。

 また、振動材31-1乃至31-3の振動材には、 れぞれ複数の振動子(図1では3つの振動子)が 図中横一列に取り付けられており、振動材3 1-1には、振動子41A乃至41C、振動材31-2には、 動子42A乃至42C、振動材31-3には、振動子43A乃 43Cが図中横一列にそれぞれ取り付けられて る。

 そして、例えば、アンプリファイアなど 音源(図示せず)に駆動された振動子41A乃至43 Cのそれぞれが、音源から入力されてくる音 信号に応じて、振動材31-1乃至31-3のそれぞれ を振動させることで、振動材31-1乃至31-3のそ ぞれは、音声を出力する。すなわち、衝立 ピーカ装置11は、音声信号を音声に変換す スピーカとしての役割を果たす。

 また、振動子41A乃至43Cのそれぞれは、振動 31-1乃至31-3のそれぞれの振動特性にしたが て、所定の位置に着脱自在に配置される。

特開2007-67538号公報

 図1に示した衝立スピーカ装置11は、ガイ 22に沿って、移動可能に設置されている。 って、ユーザは、好みの位置に衝立スピー 装置11を移動させ、その衝立スピーカ装置11 ら出力される音声を楽しむことが可能とさ ていた。

 しかしながら、図1に示した衝立スピーカ 装置11の移動可能な位置は、ガイド22が設置 れている場所に制限されるため、例えば、 ーザと衝立スピーカ装置11の相対角度が必ず しも最適な音量が得られる位置に設置できる とは限らなかった。

 例えば、ユーザと衝立スピーカ装置11が 図2に示すような位置関係であった場合を考 る。ユーザ61は、衝立スピーカ装置11の正面 と角度θ有する位置に位置している。衝立ス ーカ装置11の正面方向から音波が出る。音 の出る方向と音の波の進行方向は同じであ 。よって、図2に示した状況の場合、音の進 方向に対して、ユーザ61は、角度θだけずれ た位置に位置していることになり、音響伝達 ロスが生じてしまうことになる。

 よってこのような場合、ユーザ61と衝立 ピーカ装置11の相対角度は必ずしも最適な音 量が得られる位置関係ではなく、衝立スピー カ装置11が、ガイド22との関係で、図2に示し 位置から移動できない場合、ユーザ61自身 、衝立スピーカ装置11の正面に移動すること で、最適な位置関係へと改善がされていた。

 衝立スピーカ装置11から出力される音声 限らず、映像や光なども、ユーザがいる場 に適切に届くとは限らなかった。例えば、 レビジョン受像機からの映像を適切な位置 視聴したい場合には、テレビジョン受像機 位置を変更するか、ユーザ自身が移動する いうことが行われていた。

 本発明は、このような状況に鑑みてなさ たものであり、音声や映像などを最適な位 に提供することができるようにするもので る。

 本発明の一側面の衝立は、所定の形状の レームを回転させる回転部を備え、前記フ ームが所定の方向に向くように制御する。

 前記回転部は、複数のフレーム毎に設け れ、フレーム毎に回転を制御するようにす ことができる。

 前記フレームには、振動材が装着される うにすることができる。

 前記回転部は、前記振動材が、ユーザの 置に向くように回転を制御するようにする とができる。

 前記フレームのそれぞれに振動材が装着 れ、前記回転部のそれぞれは、前記振動材 、ユーザの位置に向くように回転を制御す ようにすることができる。

 前記回転部は、前記振動材からの音を集 するセンサにより集音された音を解析し、 記音の強度が適切な強度になるように回転 制御するようにすることができる。

 前記フレームには、ディスプレイが装着 れるようにすることができる。

 前記回転部は、前記ディプレイが、ユー の位置に向くように回転を制御するように ることができる。

 前記フレームのそれぞれにディスプレイ 装着され、前記回転部のそれぞれは、前記 ィスプレイが、ユーザの位置に向くように 転を制御するようにすることができる。

 前記フレームには、鏡が装着されるよう することができる。

 前記回転部は、前記鏡が、所定のオブジ クトの位置に向くように回転を制御するよ にすることができる。

 前記フレームのそれぞれに鏡が装着され 前記回転部のそれぞれは、前記鏡が、所定 オブジェクトの位置に向くように回転を制 するようにすることができる。

 前記回転部は、前記オブジェクトに照射 れている光の強度を測定し、その測定結果 、所定の範囲内に収まるように回転を制御 るようにすることができる。

 前記複数のフレーム毎に、異なる機能を するものが装着されるようにすることがで る。

 前記フレームを移動させる移動部をさら 備えるようにすることができる。

 本発明の一側面の衝立においては、所定 形状のフレームを有し、そのフレームには を出力する装置、画像を出力する装置、鏡 どが装着される。また、そのフレームは、 置が装着された状態で、例えば、ユーザの る方向に回転される。

 本発明の一側面の制御方法は、所定の形 のフレームを有する衝立の回転部を制御す 制御部の制御方法において、外部のセンサ ら入力されるデータに基づき、前記フレー が、前記センサの方向に向くように制御す 。

 複数のフレーム毎に設けられた回転部を それぞれ制御するようにすることができる

 前記フレームには、振動材が装着され、 の振動材が、ユーザの位置に向くように制 するようにすることができる。

 前記振動材からの音を集音するセンサに り集音された音を解析し、前記音の強度が 切な強度になるように制御するようにする とができる。

 前記フレームには、ディスプレイが装着 れ、そのディスプレイが、ユーザの位置に くように制御するようにすることができる

 前記フレームには、鏡が装着され、その が、所定のオブジェクトの位置に向くよう 制御するようにすることができる。

 前記オブジェクトに照射されている光の 度を測定し、その測定結果が、所定の範囲 に収まるように制御するようにすることが きる。

 本発明の一側面のプログラムは、所定の 状のフレームを有する衝立の回転部を制御 る制御部を制御し、外部のセンサから入力 れるデータに基づき、前記フレームが、前 センサの方向に向くように制御するステッ を含む処理をコンピュータに実行させる。

 本発明の一側面の記録媒体は、前記プロ ラムを記録している。

 本発明の一側面の制御方法、プログラム 並びに記録媒体においては、所定の形状の レームに取り付けられている回転部が、所 の方向に向くように制御される。その制御 、センサから得られる情報を基に行われる

 本発明の一側面によれば、音声や映像な を最適な位置に提供することが可能となる

従来の衝立スピーカ装置の一例の構成 示す図である。 音響伝達ロスについて説明する図であ 。 本発明を適用した衝立スピーカ装置の 実施の形態の構成を示す図である。 フレーム構造について説明する図であ 。 回転機構の構造について説明する図で る。 回転機構の構造について説明する図で る。 制御部の構成例を示す図である。 モータの回転制御について説明するフ ーチャートである。 ユーザの位置の検出の仕方について説 する図である。 フレームにディスプレイを装着した場 合について説明する図である。 フレームに異なる機能を有する装置を 装着した場合について説明する図である。 フレームに鏡を装着した場合について 説明する図である。 鏡の回転の制御に係わるシステムの構 成例を示す図である。 制御部の構成例を示す図である。 モータの回転制御について説明するフ ローチャートである。 複数の回転軸を有するフレーム構造に ついて説明する図である。 スピーカとして用いたときの構成につ いて説明する図である。 スピーカの配置について説明する図で ある。 制御部の構成例を示す図である。 モータの回転制御について説明するフ ローチャートである。 記録媒体について説明する図である。

符号の説明

 21 天井, 22 ガイド, 23 車輪, 24 フレー ム, 25 プレート, 31 振動材, 41 振動子, 101  衝立スピーカ装置, 111,112 ビーム, 113 回 軸, 114,115 タップ穴, 116 ロック機構, 117  ーム, 118 タップ穴, 151 モータ, 152 プー , 161 ベルト, 201 リモートコントローラデ ータ処理部, 202 回転制御部, 203 映像デー 処理部, 204 背景データ保持部, 231 ディス レイ, 251 鏡, 301 光センサ, 331 リモート ントローラデータ処理部, 332 回転制御部, 333 光センサデータ処理部, 403,413 センサ,  451 音声セレクタ部, 452 音質調整部, 453 第 1回転制御部, 454 第2回転制御部, 455 センサ データ処理部

 以下に、本発明の実施の形態について図 を参照して説明する。

 図3は、本発明の一実施の形態の衝立スピ ーカ装置11の構成を示す図である。衝立スピ カ装置101は、スピーカの機能と同時に、衝 としての役割も果たす、本発明の音声出力 置の一例である。

 衝立スピーカ装置101は、天井21に設けら たガイド22に、車輪23A、車輪23Bが嵌め込まれ ることにより、支持される構成とされる。

 衝立スピーカ装置101は、車輪23A,23B、フレ ーム24、プレート25A-1乃至25B-3、振動材31-1乃 31-3、振動子41A乃至43Cを含むようにして構成 れる。

 この車輪23Aと車輪23Bは、それぞれ、ビー 112に固定されている。ビーム112は、回転軸1 13で、ビーム111と接続されている。ビーム111 、フレーム24に固定されている。フレーム24 は、振動材31-1乃至31-3を加重のかかる方向(垂 直方向)に固定するための機構と、振動材31-1 至31-3を図中前後方向に固定するための、プ レート25A-1乃至25B-3を有している。

 振動材31-1乃至31-3は、それらの支えによ 着脱自在に固定されている。フレーム24とプ レート25A-1乃至25B-3により、振動材31-1乃至31-3 は固定されるように構成されている。

 振動材31-1乃至31-3のそれぞれは、例えば 石膏ボード、MDF(Medium Density Fiberboard)などの 木材、アルミプレート、カーボン、もしくは アクリルなどの樹脂、またはガラスなどの素 材から板状に形成される。また、振動材31-1 至31-3のそれぞれは、異なる素材を組み合わ た(積層させた)複合材料により形成するよ にしてもよい。

 また、振動材31-1乃至31-3の振動材には、 れぞれ複数の振動子(図3では3つの振動子)が 図中横一列に取り付けられており、振動材3 1-1には、振動子41A乃至41C、振動材31-2には、 動子42A乃至42C、振動材31-3には、振動子43A乃 43Cが図中横一列にそれぞれ取り付けられて る。

 そして、例えば、アンプリファイアなど 音源(図示せず)に駆動された振動子41A乃至43 Cのそれぞれが、音源から入力されてくる音 信号に応じて、振動材31-1乃至31-3のそれぞれ を振動させることで、振動材31-1乃至31-3のそ ぞれは、音声を出力する。すなわち、衝立 ピーカ装置101は、音声信号を音声に変換す スピーカとしての役割を果たす。

 また、振動子41A乃至43Cのそれぞれは、振 材31-1乃至31-3のそれぞれの振動特性にした って、所定の位置に着脱自在に配置される

 なお、図3の例において、衝立スピーカ装 置101は、振動材31-1乃至31-3の3枚の振動材を固 定しているが、本発明においては、振動材31 数は3枚に限らず、1または複数枚、着脱自 に固定することができる。すなわち、ユー は、振動材31を垂直方向に自由に組み合わせ ることにより、衝立スピーカ装置101を所望の 高さにすることができる。

 また、以下の説明においては、プレート2 5A-1乃至25B-3を個々に区別する必要がない場合 、単に、プレート25と称し、プレート25A-1、 レート25A-2、およびプレート25A-3を個々に区 する必要がない場合、単に、プレート25Aと し、プレート25B-1、プレート25B-2、およびプ レート25B-3を個々に区別する必要がない場合 単に、プレート25Bと称する。

 また、以下の説明において、衝立スピー 装置101の左右方向(図3中の左右方向)を、x軸 方向とし、前後方向(図3中の紙面を貫く方向) を、y軸方向とし、上下方向(図3中の上下方向 )を、z軸方向として説明する。

 図3に示した衝立スピーカ装置101は、回転 軸113を備える構造とされているため、フレー ム24を、回転軸113を軸として回転させること 可能である。衝立スピーカ装置101は、ガイ 22に沿って移動可能であるとともに、移動 で、回転軸113を軸とした回転を行うことで フレーム24の向きをさらに変更することが可 能である。すなわち、衝立スピーカ装置101は 、ガイド22に沿って、大きな移動を行うこと 可能であるとともに、回転軸113により角度 微調整を行うことが可能である。

 図4は、図3に示した衝立スピーカ装置101 フレーム構造を示す図である。フレーム24に は、振動材31を取り付けるための無数の穴が けられている。この穴と、例えば、ボルト ナットなどの留め具により、振動材31はフ ーム24に固定される。

 ビーム111、ビーム112、およびビーム117は それぞれ、タップ穴114、タップ穴115、およ タップ穴118を有する。ビーム111のタップ穴1 14とビーム112のタップ穴115は、ロック機構116 実現するために設けられている。回転軸113 軸として、フレーム24は回転することが可 な構造とされているが、例えば、衝立スピ カ装置101をガイド22に沿って移動させるとき 、フレーム24が回転してしまうと移動させづ く、安全面からも好ましくない。移動中な に回転することを防ぐために、ロック機構1 16が設けられている。

 図4に示したロック機構116は、タップ穴114 とタップ穴115をそれぞれ貫通することで、ま た、貫通した状態で、固定されることで、ビ ーム111とビーム112の相対位置がずれることが ない状態とする。ロック機構116をこのように ビーム111とビーム112に係合するように構成し た場合、タップ穴114やタップ穴115は、図4に したように、複数設けなくても良く、その ック機構116を実現できる個数だけ設けられ ば良い。また、ロック機構116は、図4に示し 形状に限定されるものではなく、ビーム111 ビーム112の相対位置が所定の位置からずれ いような機構であればよい。

 ビーム117は、フレーム24の下側に取り付 られている。ビーム117に設けられているタ プ穴118は、センサなどを取り付けるために けられている。ここでは、ビーム117をフレ ム24の下側に設け、そこに、センサなどが取 り付けられるとして説明を続けるが、ビーム 117をフレーム24の下側以外に設けても良いし ビーム117を設けずに、ビーム111やビーム112 、センサを取り付けるようにしても良い。

 このように、衝立スピーカ装置101のフレ ム24は、ビーム112に対して、回転軸113を軸 して回転するように構成されている。次に 回転軸113について説明を加える。

 図5に示すように、回転軸113は、ここでは 、モータ151とプーリ152をつなぐ軸とする。モ ータ151には、図示していな動力源が接続され ている。また、図5には図示していないが、 ータ151には、モータ151の回転速度や回転方 を制御する制御部も接続されている。モー 151は、固定治具153により、ビーム112に固定 れる。固定治具153には、ボルトでビーム112 固定するための穴も設けられている。この 定治具153の穴と、ビーム112のタップ穴115に ルトが通され、ナットで締め付けられるこ により、モータ151が、ビーム112に固定され 。

 プーリ152は、図6に示したような歯車状の 凹凸のあるベルト161の凹凸に咬合するように 構成されている。モータ151が駆動されること により、プーリ152が回転し、プーリ152が回転 することで、咬合しているベルト161が移動さ れる。ベルト161の両端には、ボルトでビーム 111に固定するための穴162も設けられている。 よって、ベルト161が移動することで、ビーム 111も移動することになる。この場合、回転軸 113を軸として、回転することになる。

 次に、モータ151の回転の制御について説 する。まずここでは、図3に示したような衝 立スピーカ装置101を、ユーザの所望の位置に 回転させるときを例に挙げて説明する。また ここでは、ユーザの所望の位置とは、音響伝 達ロスがない状態で、衝立スピーカ装置101か らの音をユーザに伝達できる位置であり、ユ ーザが衝立スピーカ装置101の正面に位置する ような位置である。

 図7は、衝立スピーカ装置101を、ユーザの 正面に向かせるためにモータ151を制御する制 御部に係わるブロック図である。図7に示し 制御部は、リモートコントローラデータ処 部201、回転制御部202、映像データ処理部203 および、背景データ保持部204を含む構成と れている。

 リモートコントローラデータ処理部201は 衝立スピーカ装置101から出力される音の音 などを調整するときに操作されるリモート ントローラ(不図示)からの信号を処理する 回転制御部202は、モータ151の回転方向、回 スピード、回転角度などを制御する。回転 御部202の制御のもと、モータ151が駆動され ことにより、衝立スピーカ装置101のフレー 24(ビーム111が固定されているフレーム24)が 転される。

 映像データ処理部203は、図示されていな カメラからの入力信号を処理することで、 ーザの位置を認識し、その位置を示す位置I Dを、回転制御部202に発行する。回転制御部20 2は、位置IDを基に、モータ151の回転角度など を制御する。映像データ処理部203に映像デー タを供給するカメラは、例えば、衝立スピー カ装置101のビーム112(図4)に取り付けられ、衝 立スピーカ装置101が設置されている部屋を撮 影するように構成されている。

 なお、カメラにより撮影されるのは、動 像であっても良いし、静止画像であっても い。静止画像の場合、所定の間隔で連続的 撮影され、その所定の間隔毎に、ユーザの る位置を認識できるように構成した方が好 しい。

 背景データ保持部204は、カメラにより撮 された映像を保持する。背景データ保持部2 04は、部屋の背景を、画像として保持する。 屋の背景とはここでは、ユーザ以外の、例 ば、椅子や机といった基本的に動くことが い家具などの画像であるとする。映像デー 処理部203は、カメラから供給される映像と 背景データ保持部204に保持されている背景 比較し、その差分を探し出すことで、ユー の位置を認識する。

 図8のフローチャートを参照し、図7に示 た制御部により行われる処理について説明 加える。ステップS11において、電動回転機 位置や映像センサなどがリセットされる。 テップS11において、回転制御部202に保持さ ていたデータ(前回終了時の角度などのデー )がリセットされ、映像データ処理部203の前 回の処理結果などがリセットされる。

 ステップS12において、人物位置の検出処 が実行される。人物位置の検出は、映像デ タ処理部203により行われる。映像データ処 部203は、例えば、人の肌の色を検出する機 と、パラメータを決定する機能を有する。 メラで撮像された画像が、図9に示したよう な画像であり、このような画像の画像データ が、映像データ処理部203に供給されたとする 。

 図9に示したような画像から、人の肌の色 を検出する機能により、人物の顔の領域が肌 色抽出領域として抽出される。この肌色抽出 領域は、図9に示した点線の四角形内の画像 あり、ユーザの顔を含む領域とされる。こ ような肌色抽出領域から、肌色の領域がさ に検出され、その画素群の重心座標がユー の居る位置と見なされる。肌色の抽出は、 相を示す値が、所定の範囲内の値である画 値が所定の値以上である場合の画素が求め れる。ユーザの居る位置と見なされた位置 パラメータが、パラメータを決定する機能 より決定され、位置パラメータ(位置ID)とし 出力される。

 なお、このようなユーザの肌色部分の検 に関する詳細は、本出願人が先に出願した 開2007-74675号公報に記載されている。

 ステップS12において、人物位置検出処理 実行されると、その処理結果が用いられて ステップS13において、人物位置に変化があ たか否かが判断される。人物位置に変化は いと判断された場合、ステップS12に処理が され、それ以降の処理が繰り返される。す わち、ユーザが移動したか否かが、常に監 されている状態が維持され、ユーザが移動 たと判断されたときに、その判断に基づく 理として、ステップS14移行の処理が実行さ る。

 ステップS14において、位置IDが回転制御 202に発行される。すなわち、ユーザが移動 たと判断されるときに、その移動先の位置ID が、回転制御部202に発行される。位置IDとは 上記したように、ユーザの部屋内の位置を 定できるIDである。

 ステップS15において、電動回転機構が回 される。すなわち、回転制御部202は、供給 れた位置IDと、それまでの位置IDを比較し、 ユーザがどの方向に、どれだけ移動したかを 認識し、その認識結果に基づいて、モータ151 を制御する。この制御により、ユーザが位置 する方向に、衝立スピーカ装置101の正面が向 くように回転される。

 ステップS16において、機能終了であるか かが判断される。例えば、リモートコント ーラ(不図示)による指示や、インタラプト 号が入力されたときなどに、機能終了であ と判断され、図8に示したフローチャートの 理は終了される。

 このようにして、衝立スピーカ装置101に 転する機能を設け、その回転を、ユーザの 置に合わせるように制御することで、ユー に対して音響伝達ロスがない状態で、音声 伝えることが可能となる。

 このようなことは、音声に限られること はない。例えば、映像などでも、同じこと 言える。すなわち、映像をユーザに提供す ディスプレイの正面にユーザが位置してい い場合、最適な位置で映像をユーザに提供 きない可能性があり、ディスプレイ面が死 になってしまう可能性がある。よって、ユ ザの正面に、ディスプレイの正面が位置す ことが好ましい。

 衝立スピーカ装置101は、スピーカとして 機能を有するが、スピーカとしての機能の わりに、映像を提供する機能を有するよう しても良い。図4に示したフレーム24に、振 材31の代わりに、液晶ディスプレイ、有機EL ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)などのパ ネル状のディスプレイ(モニタ)を取り付ける とが可能である。

 図10は、フレーム24にディスプレイを取り 付けたときの一例を示す図である。図10に示 た例では、ディスプレイ231ー1乃至231‐4が り付けられている。図10に示した例では、デ ィスプレイ231ー1は、1台で駆動し、ディスプ イ231ー2乃至231ー4は、3台で連動して駆動す 。このように、ディスプレイ231ー1乃至231ー 4を、振動材31の代わりにフレーム24に取り付 ることが可能である。

 なお、図3に示した衝立スピーカ装置101で は、3枚の振動材31‐1乃至31‐3が装着されて る例を示したが、また、図3に示した衝立ス ーカ装置101に対応したフレーム24の構成を 図4に示したが、フレーム24の構成を変える とで、4枚以上の振動材31を取り付けること 可能である。そして、図10に示したように、 4台のディスプレイ231‐1乃至231‐4を装着する ことも可能である。

 このように、フレーム24にディスプレイ23 1を取り付けたときも、上記した実施の形態 同様に、例えば、図7に示した構成を有する 御部を有し、図8に示したフローチャートの 処理が実行されることで、ディスプレイ231の 正面を、ユーザが位置する方向に向かせるこ とが可能である。よって、ディスプレイ面が 死角になるようなことを防ぎ、ユーザにとっ て最適な方向に向けることができるようにな る。

 例えば、図16を参照して後述するように 本発明によれば、フレーム24に回転軸113を複 数設けることが可能である。図10に示した例 場合、ディスプレイ231‐1乃至231‐4毎に回 軸113を設ければ(ディスプレイ231‐1乃至231‐ 4がそれぞれ装着されているフレーム毎に、 転軸113を設ければ)、ディスプレイ231‐1乃至 231‐4を、それぞれ別の方向に向けることも 能となる。このように、複数の回転軸113を けた場合、例えば、複数のユーザに対して その複数のユーザ毎に最適な角度でディス レイからの映像を楽しませることが可能と る。

 図10に示した例では、4台のディスプレイ2 31‐1乃至231-4がフレーム24に装着されている を示し、図3に示した例では、3枚の振動材31- 1乃至31-3がフレーム24に装着されている例を したが、ディスプレイ231や振動材31といった 同一の機能を有するものだけが、フレーム24 装着されることを限定しているわけではな 。

 すなわち、フレーム24には、異なる機能 有する異なるものを装着することが可能で る。例えば、図11に示すように、フレーム24 上段には振動材31を装着し、中段にはディ プレイ231を装着そ、下段には鏡251を装着す 構成とすることも可能である。

 図11に示したような構成の場合、例えば ディスプレイ231の映像に対応する音声を振 材31により出力させることが可能であり、か つ、回転軸113の回転が制御されることにより 、そのディスプレイ231からの映像や振動材31 らの音声を、ユーザにとって最適な位置で しませることが可能となる。

 また、図11に示したような構成であり、 動材31、ディスプレイ231、および鏡251が、そ れぞれ独立に回転するように回転軸113が設け られるような構成にすることも後述するよう な機構により可能である。回転軸113を複数設 けた場合、例えば、振動材31からの音声を、 ーザAに提供するのに最適な向きに振動材31 向けることが可能となる。そして、ディス レイ231からの映像を、ユーザAとは異なる位 置にいるユーザBに提供するのに最適な向き ディスプレイ231を向けることができる。す わち、別々の位置に居るユーザに対して、 々のコンテンツを、それぞれのユーザにと て最適な向きで提供することが可能となる

 図11に示した例では、フレーム24に鏡251が 装着されている例を示した。鏡251は、ユーザ が、自分の姿を見るときに用いられる。また 図11に示したように、鏡252に植物を映し、そ 映し出された植物をユーザが見て楽しんだ するときに用いられる。さらに、鏡252で外 らの光を反射させて、外からの光を間接的 植物に当てさせたりするといったときにも 鏡251が用いられることがある。このような 251の用いられ方を考慮し、図12のように、 251のみを、フレーム24に装着しても良い。

 図12に示した例では、フレーム24に鏡251だ けが装着されている。そして、鏡251には、植 物261が映っている状態である。フレーム24に 251を装着し、回転軸113を設けることで、ユ ザが居る位置で、鏡251に映った植物261'を楽 しませることができる。すなわち、ユーザが 位置を変えたとしても、その位置の方向に回 転軸113を軸として鏡251を回転させることがで きるので、ユーザの居る位置で、植物261'を しませることが可能である。

 また、フレーム24に鏡251を装着すること 、上記したように、植物261に外からの光を てることが可能となる。すなわち、例えば 窓から室内に入ってくる光は、時間経過と もに、その位置が変化するが、その変化に わせて、回転軸113による回転を制御すれば 光が入射される位置が変わろうとも、植物26 1に、鏡251により反射される光を当てること 可能となる。そのようなことを、ユーザの を煩わすことなく行われるようにするため 仕組みについて、説明を加える。

 図13は、鏡251による反射される光を植物26 1に照射するためのシステムの構成を示す図 ある。フレーム24に鏡251が装着された衝立が 設置されている部屋の窓281から、部屋に光が 入射する。入射した光は、鏡251に当たり、反 射され、植物261に照射される。植物261には、 光センサ301が設置されている。なおここでは 、光センサ301を例に挙げて説明を続けるが、 光を検出するセンサであれば良く、例えば、 照度センサにより照度を測定したり、カメラ などを用いて輝度などを測定したりする仕組 みを、光センサ301として利用することができ る。

 光センサ301は、植物261に照射されている の量を測定するために設けられており、そ 測定結果が用いられて、鏡251の角度が調整 れる。光センサ301は、回転軸113の回転を制 する制御部(図14)と無線または有線で接続さ れ、測定結果を供給するように構成されてい る。

 図14は、制御部の構成例を示す図である 図14に示した制御部は、リモートコントロー ラデータ処理部331、回転制御部332、および光 センサデータ処理部333を含む構成とされる。

 リモートコントローラデータ処理部331は リモートコントローラ(不図示)からの信号 処理する。回転制御部332は、モータ151(図5) 回転方向、回転スピード、回転角度などを 御する。回転制御部332の制御のもと、モー 151が駆動されることにより、鏡251が装着さ ているフレーム24(ビーム111が固定されてい フレーム24)が回転される。

 光センサデータ処理部333は、光センサ301( 図13)からの入力信号を処理することで、植物 261に照射されている光の量(強度など)を測定 、その測定結果から、回転が必要であるか かを判断し、その判断結果を回転制御部332 供給する。回転制御部332は、供給された判 結果に基づき、モータ151の回転角度などを 御する。モータ151が回転され、鏡251の向き 変わることにより、反射される光の向きも わるため、光センサ301の測定結果も変化す 。この変化を観測することで、最適な角度 なるように、鏡251の位置が調整される。

 次に、図15のフローチャートを参照し、 物261に外光を照射させるための制御につい 説明する。ステップS51において、電動回転 構位置や光センサ301などがリセットされる ステップS51において、回転制御部332に保持 れていたデータ(前回終了時の角度などのデ タ)がリセットされ、光センサ301の前回の処 理結果などがリセットされる。

 ステップS52において、光センサ301により の強度などの測定が開始され、その測定結 のデータが入力される。ここでは、光の強 が測定されるとして説明を続ける。光セン 301により測定された、その時点で植物261に 射されている光の強度は、光センサデータ 理部333に供給され、解析などの処理が実行 れる。

 ステップS53において、電動回転機構の駆 、すなわち、モータ151による回転軸113の回 が実行される。ステップS53において、電動 転機構が回転されることにより、光センサ3 01で測定される光の強度が変化する場合があ 。変化した光の強度が最適なところで、回 を止めるために、ステップS54において、光 ンサ301で測定された光の強度が、所定の閾 以内であるか否かが判断される。ここでは 閾値として閾値TH1と閾値TH2が設定されてい 。閾値TH1と閾値TH2は、閾値TH1<閾値TH2とい う関係を満たす値である。

 光センサ301で測定された光の強度を強度Vと したとき、下記の条件が満たされるか否かが 、ステップS54において判断される。この条件 が満たされるときの強度Vが、植物261に照射 れている光の強度Vとして、最適な光の強度V である。
 閾値TH1<強度V<閾値TH2

 光センサデータ処理部333は、光センサ301 ら供給される測定結果が、この条件を満た か否かを判断し、その判断結果を、回転制 部332に供給する。回転制御部332は、判断結 が、条件が満たされてないことを示してい 場合、さらにモータ151を制御して回転させ 条件が満たされていることを示している場 、モータ151の回転を停止させる。

 ステップS54において、光センサ301で測定 れた光の強度Vが、閾値TH1<強度V<閾値TH2 という条件を満たさないと判断された場合、 ステップS52に戻り、それ以降の処理が繰り返 される。ステップS52乃至S54の処理が繰り返さ れることにより、閾値TH1<強度V<閾値TH2の 条件が満たされる状態にされる。この閾値TH1 <強度V<閾値TH2が満たされる状態とは、植 物261に適切な量の光が照射されている状態で ある。

 すなわち、換言すれば、ステップS52乃至S 54の処理が繰り返されることにより、植物261 適切な量の光が照射される状態にされる。 って、ステップS54において、閾値TH1<強度 V<閾値TH2が満たされると判断された場合、 テップS55に処理が進められ、電動回転機構 回転が停止される。

 ステップS56において、機能終了であるか かが判断される。例えば、リモートコント ーラ(不図示)による指示や、インタラプト 号が入力されたときなどに、機能終了であ と判断され、図15に示したフローチャートの 処理は終了される。一方、ステップS56におい て、機能終了ではないと判断された場合、ス テップS52に処理が戻され、それ以降の処理が 繰り返される。処理が繰り返されることによ り、窓281からの外光の向きが変わり、鏡251に より反射される光の強度が変化したときには 、適切な角度に鏡251の向きが変更されるよう にすることができる。

 このように、回転機能を有する鏡251の回 を制御することで、かつ、その制御を光セ サ301からの測定結果に基づき行うことで、 ーザの手を煩わすことなく、植物261に外光 長い時間照射させることが可能となる。

 なお、ここでは、植物261に光を当てるこ を例に挙げて説明したが、例えば、洗濯物 光を照射したり、ユーザの手元を照らす照 として用いたり、その用途は、種々考えら る。そして、そのような所定のオブジェク に光を照射させるような用途であっても、 述した構成や処理を適用することで対応す ことができる。

 また、図12乃至図15を参照して説明した実 施の形態においては、フレーム24に鏡251が1枚 だけ装着された例に挙げて説明したが、異な る回転軸を有する複数の鏡251がフレーム24に 着されるように構成することも可能である そして、複数枚の鏡251を有する構成とした 合、それぞれの鏡251を、異なる方向に向け ことが可能となり、異なる位置に置いてあ 植物などに、それぞれ最適な光を照射させ ことが可能である。

 また、最適な光を照射させるためには、 記した閾値TH1や閾値TH2を適宜設定すればよ 。例えば、植物261に照射する光の強度と、 ーザの手元を照射する光の強度を、異なる 度としたい場合には、閾値TH1や閾値TH2を、 望の強度になるように設定すれば良い。

 次に、回転軸113を複数設けたときの、フ ーム24の構成について説明する。図16は、2 の回転軸を設けたフレーム24の構成を示す図 である。図16に示した例では、上側のフレー をフレーム24とし、下側のフレームをフレ ム24'とする。

 フレーム24の上部には、ビーム111が固定 れている。ビーム111とビーム112は、回転軸11 3を介して、回転自在に接続されている。こ 部分に関しては、図4に示したフレーム24と 様の構成とされている。なお、図16には図示 していないが、ビーム112には、図4に図示し ビーム112と同様に、車輪23Aや車輪23Bが固定 れており、天井21に設けられたガイド22(図3) 沿って、移動可能に構成されている。

 フレーム24の下部には、ビーム112'が固定 れている。このビーム112'は、ビーム112と同 様の構成と機能を有する。ビーム112'は、回 軸113'を介してビーム111'と回転自在に接続さ れている。このビーム111'は、ビーム111と同 の構成と機能を有する。また、回転軸113'は 回転軸113と同様の構成と機能を有する。

 ビーム111'は、フレーム24'に固定されてい る。ビーム111'は、回転軸113'を軸として回転 能に取り付けられているため、フレーム24' 、フレーム24に対して回転可能に取り付け れていることになる。フレーム24'の下側に 、ビーム117が固定されている。

 回転軸113と回転軸113'は、基本的に同様の 構成を有し、その構成は、図5や図6を参照し 説明したようにモータ151などを含む構成と れている。図16に示した構成によれば、フ ーム24は、回転軸113を軸として回転し、フレ ーム24'は、回転軸113'を軸として回転し、そ 回転は、それぞれ個別に行うことが可能で る。

 よって、図17に示すように、フレーム24と フレーム24'を、それぞれ異なる方向に向ける ことができる。図17には、フレーム24に振動 31-1を装着し、フレーム24'に振動材31-2を装着 した例を示している。このように、振動材31- 1や振動材31-2をフレーム24(24')に装着した場合 、衝立スピーカ装置101'として用いることが きる。

 衝立スピーカ装置101'の振動材31-1からの は、図17に示したように、振動材31-1の正面 向である進行方向Aの方向に出力され、振動 31-2からの音は、振動材31-2の正面方向であ 進行方向Bの方向に出力される。進行方向Aと 進行方向Bは、異なる方向である。すなわち 振動材31-1が向いている方向と振動材31-2が向 いている方向が異なれば、異なる方向に音を 出力させることができ、本実施の形態におい ては、そのようなことを実現できる。

 このように、異なる方向に音を出力させ ことの効果なども含め、以下に具体例を挙 て説明を加える。図18は、衝立スピーカ装 101'が設置された部屋を疑似的に示した図で る。

 第1のポイントには、ユーザ401が位置して いる。ユーザ401の近傍には、ユーザ401が操作 するリモートコントローラ402や、ユーザ401の 近傍の音に関する情報を収集するセンサ403が 位置している。同様に、第2のポイントには ユーザ411が位置している。ユーザ411の近傍 は、ユーザ411が操作するリモートコントロ ラ412や、ユーザ411の近傍の音に関する情報 収集するセンサ413が位置している。

 第3のポイントには、衝立スピーカ装置101 'が設置されている。図18に示した状態のとき 、本実施の形態を適用した衝立スピーカ装置 101'であれば、第1のポイントに位置するユー 401に向けて音を出力することも、第2のポイ ントに位置するユーザ411に向けて音を出力す ることも、同時に行うことが可能である。よ って、ユーザ401とユーザ411に対して、それぞ れ音響伝達ロスのない状態で、音を提供する ことが可能となる。

 振動材31-1と振動材31-2から、同一の音を 力するようにした場合、ユーザ401とユーザ41 1は同一の音を聞き、その音は、それぞれの ーザにとって、振動材31-1または振動材31-2が 最適な向きに向いているため、それぞれのユ ーザにとって最適な音であるようにすること ができる。

 また、振動材31-1と振動材31-2から、異な 音を出力するようにした場合、通常なら異 る音が交わってしまい、聞きづらい音とな てしまうが、それぞれのユーザにとって、 動材31-1または振動材31-2が最適な向きに向い ているため、向けられている振動材31-1また 振動材31-2からの音の方が良く聞こえるよう なる。よって、結果として、振動材31-1と振 動材31-2から、異なる音を出力するようにし 場合、それぞれの音を所望とするユーザに して、それぞれの音を提供することが可能 なる。

 このようなことを可能にするために衝立 ピーカ装置101'の回転軸113と回転軸113'のそ ぞれの回転を制御する制御部は、図19のよう な構成とされる。すなわち、図19に示した制 部は、音声セレクタ部451、音質調整部452、 1回転制御部453、第2回転制御部454、および ンサデータ処理部455を含む構成とされる。

 音声セレクタ部451は、外部から音声信号 入力する。同一の音声を異なるチャンネル 出力する場合には、入力された音声信号が なるチャンネルに出力されるような制御を う。異なる音声を異なるチャンネルに出力 る場合には、入力される異なる音声信号を 異なるチャンネルにそれぞれ振り分け、異 るチャンネルで出力されるような制御を行 。なおここでは、異なるチャンネルとは、2 チャンネルである場合を例に挙げ、そのうち の1チャンネルは振動材31-1を含むスピーカ機 とし、もう1チャンネルは振動材31-2を含む ピーカ機能であるとする。

 音声セレクタ部451は、入力された音声信 を、どのチャンネルに出力するかなどの制 を、リモートコントローラ402やリモートコ トローラ412からのリモートコントローラデ タに基づいて行う。

 音質調整部452は、音量や各伝達特性を補 するようなフィルタ演算を行い、その演算 施された音声信号を、振動材31-1や振動材31- 2にそれぞれ出力する。

 第1回転制御部453は、回転軸113の回転の制 御を行う。その制御はリモートコントローラ 402からのリモートコントローラデータと、セ ンサデータ処理部455からのデータに基づいて 行われる。同様に、第2回転制御部454は、回 軸113'の回転の制御を行う。その制御はリモ トコントローラ412からのリモートコントロ ラデータと、センサデータ処理部455からの ータに基づいて行われる。

 センサデータ処理部455は、センサ403やセ サ413からの測定結果のセンサデータを入力 、そのセンサデータを解析する。解析結果 、第1回転制御部453と第2回転制御部454に供 される。センサ403やセンサ413は、音量を測 できるセンサなどを用いることができる。 こでは、センサ403やセンサ413は、それぞれ イクロホンであるとして説明を続ける。

図19に示した制御部の動作について、図20 フローチャートを参照して説明する。ステ プS81において、電動回転機構位置やセンサ40 3,413などがリセットされる。ステップS81にお て、第1回転制御部453や第2回転制御部454に 持されていたデータ(前回終了時の角度など データ)がリセットされ、センサ403,413の前 の処理結果などがリセットされる。

 ステップS82において、回転システムの値 N=0にセットされる。回転システムとは、1つ の回転軸と、その回転軸を軸として回転する フレームや振動材からなるシステムである。 例えば、ここで例に挙げている図17に示した 成においては、回転軸113とフレーム24(振動 31-1)で、1つの回転システムが構成され、回 軸113'とフレーム24'(振動材31-2)で、1つの回 システムが構成される。よって、図17に示し た衝立スピーカ装置101'には、2つの回転シス ムが含まれることになる。

 回転軸の制御は、ここでは、回転システ 毎に順次行われるとして説明を続ける。そ で、制御対象となる回転システムを設定す ために、各回転システムに番号を割り当て とする。ステップS82の処理は、処理対象と る回転システムの番号を初期化する処理で る。ここでは、回転軸113を含む回転システ の番号を”0”とし、回転軸113'を含む回転 ステムの番号を”1”とする。

 ステップS83において、センサからのセン データの入力が行われる。ここでは、回転 ステムの番号Nが”0”に設定されている状 なので、回転軸113を含む回転システムを制 するためのセンサデータが入力される。回 軸113を含む回転システムは、ユーザ401(図18) 居る位置に向けられるとする。このように 定されているときには、ユーザ401の近傍に 置されているセンサ403(図18)からのセンサデ ータが入力され、処理される。

 ステップS83において、センサデータ処理 455に、センサ403からのセンサデータが供給 れると、ステップS84において、センサデー の処理が実行される。すなわち、センサ403 、この場合、マイクロホンであり、マイク ホンにより集音された音のデータがセンサ ータとして供給される。そのようなセンサ ータが解析され、音の強度が測定される。

 なお、振動材31-1から出力される音波や、 センサ403で集音される音波は、可聴帯域内の 音波だけに限定されるわけではない。例えば 、振動材31-1の角度を調整するための処理(図2 0に示したフローチャートの処理)が実行され ときには、ユーザ401には聞こえない音が用 られて処理が行われるようにしても良い。

 すなわちこの場合、振動材31-1から音が出 力されていると、その音が、センサ403で集音 され、その集音されている音の強度が測定さ れることになる。ステップS85において、第1 転制御部453により回転装置相対位置が計算 れる。そして、ステップS86において、第1回 制御部453は、計算結果を用いて、回転軸113 回転を制御する。ステップS87において、セ サの感度は最大であるか否かが判断され、 大でないと判断された場合、ステップS83に 理が戻され、それ以降の処理が繰り返され 。

 ステップS83乃至S87の処理が繰り返される とにより、音の強度が最大になる位置まで 振動材31-1が回転される。音の強度が最大の 位置とは、結果的に、ユーザ401に、振動材31- 1の正面が向いている状態であり、音響伝達 スがない状態である。このような好ましい 態に、ステップS83乃至S87の処理が繰り返さ ることにより移行される。

 ステップS87において、センサの感度が最 であると判断された場合、ステップS88に処 が進められる。ステップS88において、回転 ステムの番号Nが最大値であるか否かが判断 される。この場合、番号Nの最大値は”1”で るので、ステップS88における判断が行われ ときの番号Nの値が1以下であれば、ステッ 89に処理が進められる。

 ステップS89において、回転システムの番 が1だけインクリメントされる。1だけイン リメントされることにより、処理対象とさ る回転システムが変更されたことになり、 の変更された回転システムに対して、ステ プS83以降の処理が繰り返される。

 図17に示した衝立スピーカ装置101'のよう 、2つの回転軸131,131'を有する場合、第2の回 転軸(この場合、回転軸131')は、第1の回転軸( の場合、回転軸113)との相対関係より成り立 つ。1つめの回転システムの制御が終了する 、次の回転システムの制御に処理が移行し 2つめの回転システムの相対回転角度が決定 れ、その決定に基づいて2つの目の回転シス テムの制御が行われる。このようにして、1 めの回転システムの制御と同様に、2つめの 転システムの制御も行われる。

 一方、ステップS88において、回転システ の番号は、最大値であると判断された場合 全ての回転システムに対して回転に関する 理が終了したことを示しているので、図20 示したフローチャートの処理は終了される

 このようにして、複数の回転軸が設けら ている衝立スピーカ装置101'の各振動材31が 各ユーザにとって、最適な位置に向けられ 。

 このような複数の回転軸を有する装置の 御は、衝立スピーカ装置101'のように、音声 を出力するスピーカにだけ適用されるのでは なく、他の装置においても適用することが可 能である。上述したように、フレーム24には 同一の機能を有するものを複数装着するこ も可能であるし、異なる機能を有する異な ものを装着することも可能であるように構 されている。また、回転軸も複数備えるこ が可能であるように構成されている。よっ 、以下のような適用例も、本実施の形態を 用すれば、実現できる。

 例えば、図10を参照して説明したように フレーム24やフレーム24'にディスプレイを装 着し、それぞれのディスプレイを、異なる方 向に向け、異なる方向に位置するユーザに、 ディスプレイからの映像などを提供するとい ったことも、本発明を適用すれば、可能にな る。

 また、例えば、図11を参照して説明した うに、振動材、ディスプレイ、鏡といった なる機能を有するものを装着し、それぞれ なる方向に向けるといったことも、本発明 適用すれば可能になる。よって、例えば、 楽を楽しむユーザに振動材を向け、映像を しむユーザにディスプレイを向け、植物に を当てるために、植物の方向に鏡を向ける いったことも可能になる。

 このように、本発明によれば、単なる衝 て間仕切りのみの機能だけでなく、複数の 転軸を持つ回転可能なフレーム構造に複数 スピーカ、ディスプレイ、鏡など、様々な 能を有するものを取り付けることが可能と る。そして、状況に応じてそれぞれの機能 、適切な位置に移動することが可能である ともに、移動先で回転軸を軸として回転す ことが可能な構成とすることができる。そ ため、複数枚のフレーム構造でいままでに いような効果を期待することができる。

 このような本実施の形態を適用した装置 、リビング、会議室、映画館、舞台などを じめとする天井のついた施設において使用 ることが可能である。

 また、本実施の形態として例に挙げた衝 スピーカ装置101(101')は、音声伝達効果を向 させるための衝立スピーカ装置であり、フ ーム構造である。この衝立スピーカ装置の レーム構造には、音の進行方向すなわち指 性を制御するための回転機構を取り付けた 、人の位置を検出するセンサなどを取り付 たりすることが可能なフレーム機構である その結果、ユーザの聞いている位置を問わ 、ユーザに最適な音を届けることが可能と る。またこのようなフレーム構造を使うこ で映像フラットパネルを取り付けることも き、ユーザの位置に最適な視野角を確保す こともできる。

 上述した一連の処理(例えば、回転軸131の 制御に関する処理)は、ハードウェアにより 行させることもできるし、ソフトウエアに り実行させることもできる。一連の処理を フトウエアにより実行させる場合には、そ ソフトウエアを構成するプログラムが、専 のハードウェアに組み込まれているコンピ ータ、または、各種のプログラムをインス ールすることで、各種の機能を実行するこ が可能な、例えば汎用のパーソナルコンピ ータなどに、プログラム記録媒体からイン トールされる。

 図21は、上述した一連の処理をプログラ により実行するパーソナルコンピュータの ードウェアの構成の例を示すブロック図で る。コンピュータにおいて、CPU(Central Process ing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Acc ess Memory)503は、バス504により相互に接続され ている。

 バス504には、さらに、入出力インターフ ース505が接続されている。入出力インター ェース505には、キーボード、マウス、マイ ロホンなどよりなる入力部506、ディスプレ 、スピーカなどよりなる出力部507、ハード ィスクや不揮発性のメモリなどよりなる記 部508、ネットワークインタフェースなどよ なる通信部509、磁気ディスク、光ディスク 光磁気ディスク、あるいは半導体メモリな のリムーバブルメディア511を駆動するドラ ブ510が接続されている。

 以上のように構成されるコンピュータで 、CPU501が、例えば、記憶部508に記憶されて るプログラムを、入出力インターフェース5 05およびバス504を介して、RAM503にロードして 行することにより、上述した一連の処理が われる。

 コンピュータ(CPU501)が実行するプログラ は、例えば、磁気ディスク(フレキシブルデ スクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Re ad Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁 気ディスク、もしくは半導体メモリなどより なるパッケージメディアであるリムーバブル メディア511に記録して、あるいは、ローカル エリアネットワーク、インターネット、デジ タル衛星放送といった、有線または無線の伝 送媒体を介して提供される。

 そして、プログラムは、リムーバブルメ ィア511をドライブ510に装着することにより 入出力インターフェース505を介して、記憶 508にインストールすることができる。また プログラムは、有線または無線の伝送媒体 介して、通信部509で受信し、記憶部508にイ ストールすることができる。その他、プロ ラムは、ROM502や記憶部508に、あらかじめイ ストールしておくことができる。

 なお、コンピュータが実行するプログラ は、本明細書で説明する順序に沿って時系 に処理が行われるプログラムであっても良 し、並列に、あるいは呼び出しが行われた き等の必要なタイミングで処理が行われる ログラムであっても良い。

 また、本明細書において、システムとは 複数の装置により構成される装置全体を表 ものである。

 なお、本発明の実施の形態は、上述した 施の形態に限定されるものではなく、本発 の要旨を逸脱しない範囲において種々の変 が可能である。