HIDAKA MASATO (JP)
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エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに設けることを特徴とする部品溶接装置。 |
エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットの側方に、シリンダロッドと連動してシリンダ軸と平行に移動する連動部材を設け、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、前記連動部材に設けることを特徴とする部品溶接装置。 |
前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記連動部材を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッド側に連結することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。 |
エアシリンダユニットに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットは、位置決めピンの軸線上から側方に変位した位置に配設され、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構は、エアシリンダユニットの側方で且つ位置決めピンの軸線上以外の箇所でシリンダロッドと連動して移動する連動部材、またはエアシリンダユニット自体に設けられることを特徴とする部品溶接装置。 |
エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構として、被検出子の移動ストロークをセンサで検出する機構とし、前記被検出子が、シリンダロッドの移動の途中からシリンダロッドと連動して移動するようにしたことを特徴とする部品溶接装置。 |
前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記被検出子を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに連動して移動する部材に取り付けることを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。 |
前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。 |
前記検知機構の検知精度を0.2mm以下とすることを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれか1項に記載の部品溶接装置。 |
本発明は、例えばプロジェクションナッ 等の溶接部品を溶接する装置に関する。
従来、例えばプロジェクションナット等を
接する装置として、本発明者の提案に係る
ット等溶接装置(例えば、特許文献1参照。)
どが知られており、この技術では、ナット
を所定の位置に位置決めするための位置決
ピンをエアシリンダユニットのシリンダロ
ド上端に連結して、位置決めピンを下部電
の貫通孔を通して上下動自在にし、ナット
の供給の有無や姿勢の適否や溶接の適否等
自動的に判定するため、シリンダロッドに
性目盛りを形成するとともに、エアシリン
に、磁性目盛りを検出する磁気検出部を設
ることで、シリンダロッドのストローク精
を1.0mm以下の細かい精度で検出できるよう
している。
ところで、位置決めピンが連結されるシ ンダロッドに、ストローク検知用のセンサ 設ける場合、シリンダロッドは位置決めピ の真下に位置するため、溶接時に生じるス ッタリング(溶接部位から飛散する異物とな る微粒子)が下方に落下してセンサに付着し すくなり、測定精度が狂ったり、センサが 作動を起こしたりする等の要因になりやす った。
そこで、本発明は、センサに対するスパ タリング等の悪影響を抑制し、しかもコン クトで、測定精度の高い溶接装置を提供す ことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、エ シリンダユニットのシリンダロッドに連結 れる位置決めピンが上下動可能となり、こ 位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して 没自在にされるとともに、この位置決めピ の位置を検出することにより溶接部品の有 や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断す ようにした部品溶接装置において、前記エ シリンダユニットを両ロッドタイプのもの し、前記位置決めピンの位置を検出するた の検知機構を、位置決めピンが連結される のシリンダロッドとは反対側のシリンダロ ドに設けるようにした。
このように、エアシリンダユニットを両ロ
ドタイプのものとし、位置決めピンが連結
れる側のシリンダロッドとは反対側のシリ
ダロッドに検知機構を設ければ、検知機構
位置が溶接部位から遠ざかり、しかも、溶
部位と検知機構の間にシリンダが介在する
め、検知機構に対するスパッタリングの悪
響を抑制することができる。
なお、検知機構の検知方式等は任意であり
0.2mm以下程度の検知精度が得られれば、磁
を検知する磁気センサでも、磁気抵抗を検
する磁気抵抗センサでも、光を検知する光
ンサでも、電気抵抗の変化を検知する抵抗
ンサでも、その他の方式のセンサでもよい
また本発明では、エアシリンダユニット シリンダロッドに連結される位置決めピン 上下動可能となり、この位置決めピンが下 電極の貫通孔を通して出没自在にされると もに、この位置決めピンの位置を検出する とにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や 溶接の適否等を判断するようにした部品溶 装置において、前記エアシリンダユニット 側方に、シリンダロッドと連動してシリン 軸と平行に移動する連動部材を設け、前記 置決めピンの位置を検出するための検知機 を、前記連動部材に設けるようにした。
このように、エアシリンダユニットの側方
検知機構を設ければ、検知機構が溶接部位
真下に位置せず、スパッタリングの悪影響
受けにくくすることができる。
この際、エアシリンダユニットを両ロッド
イプのものとし、前記連動部材を、前記位
決めピンが連結される側のシリンダロッド
は反対側のシリンダロッド側に連結するよ
にすれば、検知機構の位置を一層溶接部位
ら遠ざけることができる。
また本発明では、エアシリンダユニット 連結される位置決めピンが上下動可能とな 、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を して出没自在にされるとともに、この位置 めピンの位置を検出することにより溶接部 の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を 断するようにした部品溶接装置において、 記エアシリンダユニットを、位置決めピン 軸線上から側方に変位した位置に配設し、 記位置決めピンの位置を検出するための検 機構を、エアシリンダユニットの側方で且 位置決めピンの軸線上以外の箇所でシリン ロッドと連動して移動する連動部材、また エアシリンダユニット自体に設けるように た。
このように、エアシリンダユニットを位 決めピンの軸線上から変位した位置に配設 、このエアシリンダユニット自体、または アシリンダユニットの側方(位置決めピンの 軸線上を除く)の連動部材に検知機構を設け ば、検知機構が位置決めピンの真下に位置 ず、スパッタリングの影響を避けることが きる。
また本発明では、エアシリンダユニット シリンダロッドに連結される位置決めピン 上下動可能となり、この位置決めピンが下 電極の貫通孔を通して出没自在にされると もに、この位置決めピンの位置を検出する とにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や 溶接の適否等を判断するようにした部品溶 装置において、前記位置決めピンの位置を 出するための検知機構として、被検出子の 動ストロークをセンサで検出する機構とし 前記被検出子が、シリンダロッドの移動の 中からシリンダロッドと連動して移動する うにした。
すなわち、エアシリンダユニットを両ロッ
タイプのものにしたり、シリンダユニット
側方に連動部材を設けたりすれば、装置の
型化を伴うため、検知機構として被検出子
移動ストロークをセンサで検出する機構と
、被検出子が、シリンダロッドの移動の途
からシリンダロッドに連動するようにすれ
、検知機構の小型化が図られ、装置全体を
ンパクトに構成することができる。
そして、エアシリンダユニットを両ロッド
イプのものとし、前記被検出子を、前記位
決めピンが連結される側のシリンダロッド
は反対側のシリンダロッドに連動して移動
る部材に取り付けるようにすれば、検知機
を溶接部位から遠ざけることができ、スパ
タリングの抑制により効果的である。
この際、検知機構を磁性目盛りと磁気検出
子によって構成したり、被検出子を磁性目
りとし、前記センサを磁気検出素子によっ
構成すれば、検知精度を精密にすることが
きる。
また、検知機構として、接触子と抵抗線の
み合わせによる抵抗センサにしてもよく、
た、磁石と磁気抵抗検出センサの組み合わ
による磁気抵抗センサにしてもよく、磁性
とコイルの組み合わせによる差動トランス
してもよい。
特にプロジェクションナット等を溶接する
に適した溶接装置として、位置決めピンの
動ストロークを検出する検知機構を溶接部
から遠ざけたり、溶接部位の真下を避けた
置に配置することで、スパッタリングによ
検出精度の低下や、誤作動等を抑制するこ
ができ、溶接部品の有無や、姿勢の異常や
溶接の適否等の判断を正確に行うことがで
る。
また、検知機構として、シリンダロッドの
動の途中で検知を始めるようにすることで
置のコンパクト化が図れる。
この際、検知機構として、磁性目盛りと磁
検出素子の組み合わせにすることで、検知
度を高めることができ、また、検知機構と
て、抵抗センサや磁気抵抗センサや差動ト
ンスを採用しても所望の検知精度を得るこ
ができる。
1・・・部品溶接装置、3・・・下部電極 3h・・・貫通孔、6・・・位置決めピン、5・ ・エアシリンダユニット、5a・・・シリン ロッド、18・・・検知機構、20・・・筒状の ンサ、22・・・連動ロッド(連動部材)、23・ ・センサ筒。
本発明の実施の形態について添付した図面
基づき説明する。
ここで図1は本発明に係る部品溶接装置にお
いてエアシリンダユニットを両ロッドタイプ
のもので構成した一例を示す説明図、図2は
アシリンダユニットの側方にシリンダ軸と
行に連動部材を設けた例を示す構成例図、
3はエアシリンダユニットを位置決めピンの
線上から側方に変位させた例を示す構成例
、図4はシリンダユニットの移動の途中で連
動部材が連動するような機構を両ロッドタイ
プシリンダの下方のシリンダロッド側に設け
た構成例図、図5は図4の連動部材を通常のシ
ンダユニットのシリンダロッドに設けた構
例図、図6は位置決めピンの作用を説明する
説明図である。
本発明に係る部品溶接装置は、位置決め ンの位置を検知する検知機構に対するスパ タリング等の悪影響を抑制し、検知精度が く、しかもコンパクトな溶接装置を提供で るようにされている。
すなわち、本発明に係る部品溶接装置1の 第1実施例は、図1に示すように、二重筒構造 電極ホルダ2と、この電極ホルダ2の上端部 結合され且つ中央部に貫通孔3hを有する下部 電極3と、電極ホルダ2の下端部に絶縁材4を介 して連結される両ロッドタイプのエアシリン ダユニット5と、エアシリンダユニット5の作 によって前記貫通孔3hから出没自在に上下 する位置決めピン6を備えている。
そして、この位置決めピン6の上下方向のス
トロークを検知するため、シリンダユニット
5のシリンダ5bから下方に延出するシリンダロ
ッド5aの周辺には、該シリンダロッド5aの移
ストロークを検出するための検知機構18が組
み込まれている。
部品溶接装置1の細部について説明する前に
、まず溶接時における位置決めピン6の作用
について、溶接部品がナットである場合を
にとって、図6に基づき説明する。
エアシリンダユニット5により位置決めピン
6を貫通孔3hから上方に突出させた状態で、図
6(a)に示すように、下部電極3の上部に、ボル
挿通用の下穴hが形成される鋼板等の板状ワ
ークWを位置決めピン6に嵌め込むようにセッ
し、その後、その上からナットNを位置決め
ピン6に被せるようにセットする。
この際、ナットNが正常の姿勢の場合、プロ
ジェクション部p(溶接によって溶解する部分)
が下方に位置しており、プロジェクション部
pと板状ワークWとの間には、隙間が形成され
状態になるようにしている。
次いで、上部電極7が上方から下降してき て、ナットNの上面を下方に押圧しながらナ トNを板状ワークWに押し付ける。このとき、 下方のエアシリンダユニット5によって位置 めピン6を上方に押し上げる力は、上部電極7 が下方に押圧する押圧力より弱くしているた め、図6(b)に示すように、ナットNは押されて 方に降下し、上方に付勢されている位置決 ピン6も一緒に降下する。そしてこの位置を 検知機構18で検知し、基準位置に対して所定 囲以内にあれば、正規のナットNが正規の姿 勢でセットされていると判断し、加圧通電が 行われる。また、検知機構18で検知した位置 基準値の範囲を逸脱している場合、ナットN の姿勢や種類等が異常であると判断して、溶 接作業は中止させられる。
加圧通電がなされて溶接が完了すると、 6(c)に示すように、プロジェクション部pが 解してナットNと位置決めピン6は降下する。 このため、検知機構18によってこの位置決め ン6の降下ストロークを検知できれば、ナッ トNが正常に溶接されたか否かを知ることが き、降下ストロークが基準値の範囲内であ ば、正常に溶接が行われたものと判断する 、基準値の範囲外であれば、溶接は異常で ったと判断され、所要の処置がとられる。
次に、前記部品溶接装置1の細部の構造につ
いて図1に基づき説明する。
前記電極ホルダ2は、外筒8の内側に内筒9が
密状に嵌合する二重筒構造であり、外筒8と
内筒9との嵌合面には縦方向に対面して二本
水路sと、円周方向に上下一対の円形水路か
なる冷却水路が形成されている。そして、
の冷却水路に冷却水を供給するための給水
11と、冷却水路の冷却水を排出するための
水部12が電極ホルダ2の下端側に接続され、
極ホルダ2を介して下部電極3を間接的に冷却
するようにされている。
また、前記エアシリンダユニット5は、前 述のように両ロッドタイプのものとしており 、シリンダ5bから上方外部と下方外部に向け シリンダロッド5aが張り出すようなタイプ ものを使用するとともに、シリンダ5bから上 方外部に延出するシリンダロッド5aの上端に 、絶縁ジョイント14を介して連結シャフト13 を連結しており、この連結シャフト13の上端 前記位置決めピン6を連結している。そして 、絶縁ジョイント14によって連結シャフト13 シリンダロッド5aとを電気的に絶縁するよう にされている。
また、前記電極ホルダ2とエアシリンダユ ニット5間に介装される絶縁材4は、電極ホル 2とシリンダ5b間を電気的に絶縁するととも 、この絶縁材4には、電極ホルダ2内にスパ タリングを入り込むのを防止するためのブ ーエア供給部15が連結されており、このブロ ーエア供給部15から送り込んだブローエアを 極ホルダ2の筒内上方に向けて流動させるこ とにより、溶接時に生じるスパッタリングが 電極ホルダ2の筒内に入り込むのを阻止する うにしている。
前記エアシリンダユニット5は、シリンダ ロッド5aを上方に移動させるための第1エア供 給部16と、シリンダロッド5aを下方に移動さ るための第2エア供給部17を備えており、本 施例では、溶接作業が開始されると、第1エ 供給部16からエアを供給してエアを入れっ なしの状態にしている。
そして、前述のように、位置決めピン6を 常に上方に付勢しておき、上部電極7が降下 てきてナットNを下方に押圧すると、位置決 ピン6が降下するようにしている。
次に、下方に向けて延出するシリンダロッ
5aの周囲の検知機構18について説明する。
下方に向けて延出するシリンダロッド5aに
、等間隔に微小幅で磁性部と非磁性部が交
に配列されるような被検出子としての磁性
盛りが形成されており、このシリンダロッ
5aの周囲に、磁気検出素子を備えた筒状のセ
ンサ20が設けられており、このセンサ20の磁
検出素子によって、シリンダロッド5aの磁性
目盛りを検知できるようにされている。
そして、本実施例では、シリンダロッド5a
移動ストローク(位置決めピン6の移動ストロ
ーク)の検知精度を0.2mm以下の細かい値まで検
出できるようにしている。
以上のような部品溶接装置1において、非 常に細かい精度で位置決めピン6の移動を検 できるため、ナットNの有無や、姿勢の異常 ばかりでなく、プロジェクション部pの溶解 まで検知することができるが、溶接時に下部 電極3と板状ワークWの接触部付近で生じるス ッタリングは、シリンダ5bの下方に位置す 検知機構18までは届きにくく、検知精度に影 響はない。
次に、部品溶接装置の第2実施例について、
図2に基づき説明する。
この実施例では、両ロッドタイプのエアシ
ンダユニット5の下方に延出するシリンダロ
ッド5aの下端部に、連結バー21を介してシリ
ダ軸と平行な連動ロッド22をセンサ筒23の内
に上下動可能に設け、この連動ロッド22と
ンサ筒23によって検知機構18を構成するとと
に、連結バー21にガイドロッド24を取付け、
このガイドロッド24の移動をガイドブッシュ2
5でガイドすることによって、連動ロッド22が
ぶれないで移動するようにしている。
そして、検知機構18としては、連動ロッ 22に磁性目盛りを形成するとともに、センサ 筒23に磁気検出素子を設けており、センサ筒2 3やガイドブッシュ25は固定部材26に固定して る。
この実施例では、検知機構18の位置が、溶
部位の真下から側方にずれているため、ス
ッタリングが落下して検出精度が狂うよう
悪影響を一層抑制することができる。
なお、本実施例では、検知機構18を両ロッ
タイプのエアシリンダユニット5の下方側の
リンダロッド5aの側方に設けているため、
パッタリングの悪影響を一層抑制できるが
必ずしも両ロッドタイプのエアシリンダユ
ット5に限られるものではなく、上方のシリ
ダロッド5aの側方に検知機構18を設けるよう
にしてもよい。
次に、部品溶接装置の第3の実施例について
図3に基づき説明する。
この部品溶接装置1は、エアシリンダユニッ
ト5の位置を、位置決めピン6の軸線上から側
に変位させた構成例であり、位置決めピン6
が連結される連結シャフト13の下方部周囲を
部ガイド30でガイドするとともに、連結シ
フト13の下端部に水平な連結バー21の一端側
結合し、この連結バー21の中間部には、エ
シリンダユニット5のシリンダロッド5aを連
している。また、この連結バー21の他端側寄
りには、磁性目盛りを形成し且つセンサ筒23
内部を移動自在な連動ロッド22の一端部を
合するとともに、連動ロッド22とセンサ筒23
よって検知機構18を構成するようにしてい
。また、エアシリンダユニット5のシリンダ5
bや、センサ筒23は、固定部材26に固定してい
。
このような検知機構18の場合でも、その位
が位置決めピン6の真下の位置から側方にず
ているため、スパッタリングの影響を受け
くく、検出精度が狂うような不具合はない
なお、この実施例では、検知機構18をエア
リンダユニット5の側方に配置しているが、
知機構18をエアシリンダユニット5自体に組
込むようにしてもよい。この場合、磁性目
りはシリンダロッド5aに形成し、磁気検出
子はシリンダ5bに設けるようにする。この場
合でも、検知機構18の位置が位置決めピン6の
真下ではないため、スパッタリングの影響を
受けにくい。
次に、部品溶接装置の第4の実施例について
図4に基づき説明する。
この実施例は、シリンダロッド5aの移動の
中から、検知機構18の連動ロッド22がシリン
ロッド5aの移動に連動して移動するように
たものであり、図4(a)では、検知機構18のセ
サ筒23を、両ロッドタイプのエアシリンダユ
ニット5のシリンダ5b下端部に結合した取付板
27に固定し、シリンダロッド5aの下端部に結
した係合板28の係合部28kを連動ロッド22の下
部に係合自在にし、図4(b)では、逆に、検知
機構18のセンサ筒23をシリンダロッド5a下端部
に結合した取付板27に固定し、シリンダ5b下
部に取り付けた係合板28の係合部28kに対して
連動ロッド22の上端部を係合自在にしたもの
ある。この場合、図4(a)の場合は、必要に応
じてセンサ筒23に対して連動ロッド22を常時
方に付勢しておくようにし、図4(b)の場合は
センサ筒23に対して連動ロッド22を常時上方
に付勢しておくようにする。
このような第4実施例では、検知機構18で検
するストローク範囲として、シリンダロッ
5aのすべてのストローク範囲でなく、必要
所だけのストローク範囲内を検知するよう
しておけば、検知機構18の小型化が図られ、
装置全体のコンパクト化を図ることができる
。
なお、この第4の実施例でも、検知機構18を
ロッドタイプのエアシリンダユニット5の下
方側のシリンダロッド5a側に設けているが、
ずしも両ロッドタイプのエアシリンダユニ
ト5に限られるものではなく、図5に示すよ
に、通常のエアシリンダユニット5のシリン
ロッド5aに設けるようにしてもよい。
この場合、図5(a)は、図4(a)に似た構成のも
で、検知機構18のセンサ筒23を、絶縁材4の下
端部に結合した取付板27に固定し、シリンダ
ッド5aに結合した係合板28の係合部28kを連動
ロッド22の下端部に係合自在にし、図5(b)では
、逆に、検知機構18のセンサ筒23をシリンダ
ッド5aに結合した取付板27に固定し、絶縁材4
の下端部に取り付けた係合板28の係合部28kに
して連動ロッド22の上端部を係合自在にし
ものである。
この場合も、図4の場合と同様に、図5(a)の
合は、必要に応じてセンサ筒23に対して連動
ロッド22を常時下方に付勢しておくようにし
図5(b)の場合は、センサ筒23に対して連動ロ
ド22を常時上方に付勢しておくようにして
く。
以上のように本発明の部品溶接装置1は、ス
パッタリングが検知機構18に与える悪影響を
制することができ、しかも装置のコンパク
化を図ることもできる。
なお、以上の各実施例では、検知機構18と
て磁性目盛りと磁気検出素子の組み合わせ
しているが、検知方式は任意であり、例え
検知精度0.2mm以下の精度が得られれば、抵抗
センサ、磁気抵抗センサ、差動トランス、光
センサ、レーザーセンサ等のほか任意のセン
サが使用できる。
溶接部品を溶接するにあたり、部品を位 決めするための位置決めピンの移動ストロ クを精密に検出できるため、溶接品質を高 ることができ、特にプロジェクションナッ 等の溶接に好適である。
Next Patent: DUPLEX HEAD SURFACE GRINDER