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Patent Searching and Data


Title:
PHOTODETECTOR AND METHOD FOR MANUFACTURING PHOTODETECTOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026536
Kind Code:
A1
Abstract:
A photodetector (1) is provided with an n-type InAs substrate (12); an n-type InAs buffer layer (14) formed on the n-type InAs substrate (12); an n-type InAs light absorbing layer (16) formed on the n-type InAs buffer layer (14); an InAsXPYSb1-X-Y cap layer (18) (X≥0, Y>0) formed on the n-type InAs light absorbing layer (16); a first inorganic insulating film (20) which is formed on the cap layer (18) and has an opening section (20h) in a deposition direction; a p-type impurity semiconductor layer (24) which is formed by diffusing a p-type impurity from the opening section (20h) of the first inorganic insulating film (20) and reaches an upper layer of the n-type InAs light absorbing layer (16) from the cap layer (18); and a second inorganic insulating film (22) formed on the first inorganic insulating film (20) and the p-type impurity semiconductor layer (24).

Inventors:
YOKOI, Akihito (1126-1 Ichino-cho,Higashi-ku, Hamamatsu-sh, Shizuoka 58, 4358558, JP)
Application Number:
JP2007/066539
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
HAMAMATSU PHOTONICS K.K. (1126-1, Ichino-cho Higashi-ku, Hamamatsu-sh, Shizuoka 58, 4358558, JP)
浜松ホトニクス株式会社 (〒58 静岡県浜松市東区市野町1126番地の1 Shizuoka, 4358558, JP)
International Classes:
H01L31/10
Attorney, Agent or Firm:
HASEGAWA, Yoshiki et al. (SOEI PATENT AND LAW FIRM, Ginza First Bldg.10-6, Ginza 1-chome, Chuo-ku, Tokyo 61, 1040061, JP)
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Claims:
 第1導電型InAs基板と、
 前記第1導電型InAs基板上に形成された第1導電型InAsバッファ層と、
 前記第1導電型InAsバッファ層上に形成された第1導電型InAs光吸収層と、
 前記第1導電型InAs光吸収層上に形成されており、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、
 前記キャップ層上に形成されており、堆積方向に開口部を有する第1の無機絶縁膜と、
 前記第1の無機絶縁膜の開口部から第2導電型不純物を拡散することによって形成され、前記キャップ層から前記第1導電型InAs光吸収層の上層まで達する第2導電型不純物半導体層と、
 前記第1の無機絶縁膜上及び前記第2導電型不純物半導体層上に形成された第2の無機絶縁膜と、
を備える、光検出器。
 第1導電型InAs基板と、
 前記第1導電型InAs基板上に形成された第1導電型InAsバッファ層と、
 前記第1導電型InAsバッファ層上に形成された第1導電型InAs光吸収層と、
 前記第1導電型InAs光吸収層上に形成されており、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、
 前記キャップ層上に形成された第1の無機絶縁膜と、
 前記第1の無機絶縁膜を介して第2導電型不純物をイオン注入することによって形成され、前記キャップ層から前記第1導電型InAs光吸収層の上層まで達する第2導電型不純物半導体層と、
 前記第1の無機絶縁膜上に形成された第2の無機絶縁膜と、
を備える、光検出器。
 前記キャップ層の厚さは、0.8μm以上1.4μm以下である、
請求項1又は2に記載の光検出器。
 前記第2導電型不純物半導体層における受光領域の厚さは、前記キャップ層の厚さに比して薄い、
請求項1~3の何れか1項に記載の光検出器。
 前記キャップ層は第1導電型不純物を含み、
 前記キャップ層のうち少なくとも下層の一部における前記第1導電型不純物の濃度分布は、前記第1導電型InAs光吸収層から前記キャップ層へ向けて濃度が高くなるように傾斜している、
請求項1~4の何れか1項に記載の光検出器。
 第1導電型InAs基板上に、第1導電型InAsバッファ層と、第1導電型InAs光吸収層と、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、第1の無機絶縁膜とを順次に堆積する第1の堆積工程と、
 前記第1の無機絶縁膜に開口部を堆積方向に形成する開口部形成工程と、
 前記第1の無機絶縁膜の開口部を用いて前記キャップ層から前記第1導電型InAs光吸収層の上層まで第2導電型不純物を拡散することによって第2導電型不純物半導体層を形成する拡散工程と、
 前記第1の無機絶縁膜上及び前記第2導電型不純物半導体層上に第2の無機絶縁膜を堆積する第2の堆積工程と、
を有する、光検出器の製造方法。
 第1導電型InAs基板上に、第1導電型InAsバッファ層と、第1導電型InAs光吸収層と、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、第1の無機絶縁膜とを順次に堆積する第1の堆積工程と、
 前記第1の無機絶縁膜を介して前記キャップ層から前記第1導電型InAs光吸収層の上層まで第2導電型不純物をイオン注入することによって第2導電型不純物半導体層を形成するイオン注入工程と、
 前記第1の無機絶縁膜上に第2の無機絶縁膜を堆積する第2の堆積工程と、を有する、光検出器の製造方法。
Description:
光検出器及び光検出器の製造方

本発明は、光検出器及びこの光検出器の製 造方法に関するものである。

 光検出器として、フォトダイオードが知ら ている。特許文献1には、p型InAsPSb半導体層 n型InAs半導体層とによってpn接合が形成され たメサ型のフォトダイオードが記載されてい る。  

特開平10-233523号公報

 しかしながら、メサ型のフォトダイオー では、pn接合部が露出してしまうので、吸 などによって特性の経時変化が大きく、信 性が低い。また、pn接合部の露出は、暗電流 の増大も招く。

そこで、本発明は、信頼性を向上し、且つ 暗電流を低減することが可能な光検出器を提 供することを目的としている。

 本発明に係る光検出器は、(a)第1導電型InAs 板と、(b)第1導電型InAs基板上に形成された第 1導電型InAsバッファ層と、(c)第1導電型InAsバ ファ層上に形成された第1導電型InAs光吸収層 と、(d)第1導電型InAs光吸収層上に形成されて り、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとIn を含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、(e)キャ プ層上に形成されており、堆積方向に開口 を有する第1の無機絶縁膜と、(f)第1の無機絶 縁膜の開口部から第2導電型不純物を拡散す ことによって形成され、キャップ層から第1 電型InAs光吸収層の上層まで達する第2導電 不純物半導体層と、(g)第1の無機絶縁膜上及 第2導電型不純物半導体層上に形成された第 2の無機絶縁膜とを備える。

 本発明に係る光検出器の製造方法は、(1)第1 導電型InAs基板上に、第1導電型InAsバッファ層 と、第1導電型InAs光吸収層と、As、P及びSbの ちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、第1の無 絶縁膜とを順次に堆積する第1の堆積工程と 、(2)第1の無機絶縁膜に開口部を堆積方向に 成する開口部形成工程と、(3)第1の無機絶縁 の開口部を用いてキャップ層から第1導電型 InAs光吸収層の上層まで第2導電型不純物を拡 することによって第2導電型不純物半導体層 を形成する拡散工程と、(4)第1の無機絶縁膜 及び第2導電型不純物半導体層上に第2の無機 絶縁膜を堆積する第2の堆積工程とを有する

 この光検出器によれば、第1の無機絶縁膜 の開口部を用いて第2導電型不純物を拡散す ことによって第2導電型不純物半導体層が形 され、この第2導電型不純物半導体層及び第 1の無機絶縁膜上には第2の無機絶縁膜が形成 れているので、第2導電型不純物半導体層と 第1導電型InAs光吸収層とによって形成されたp n接合部は、耐湿性に優れた無機絶縁膜によ て被覆されている。したがって、信頼性を 上することができると共に暗電流を低減す ことができる。また、受光領域を含む第2導 型不純物半導体層以外は第1の無機絶縁膜及 び第2の無機絶縁膜によって2重に被覆されて るので、暗電流をより低減することができ 。

 ここで、InAsとInAs X P Y Sb 1-X-Y との格子整合度は高い。したがって、この光 検出器によれば、光吸収層とキャップ層との 格子整合度を向上することができ、結晶歪み を低減することができる。更に、この光検出 器によれば、第2導電型不純物半導体層がキ ップ層から第1導電型InAs光吸収層の上層まで 達しているので、被検出光の波長に対する吸 収長を十分に確保することができる。その結 果、被検出光の波長に対する受光感度を向上 することができる。

 本発明に係る光検出器は、(a)第1導電型InAs 板と、(b)第1導電型InAs基板上に形成された第 1導電型InAsバッファ層と、(c)第1導電型InAsバ ファ層上に形成された第1導電型InAs光吸収層 と、(d)第1導電型InAs光吸収層上に形成されて り、As、P及びSbのうちの少なくとも2つとIn を含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、(e)キャ プ層上に形成された第1の無機絶縁膜と、(f) 1の無機絶縁膜を介して第2導電型不純物を オン注入することによって形成され、キャ プ層から第1導電型InAs光吸収層の上層まで達 する第2導電型不純物半導体層と、(g)第1の無 絶縁膜上に形成された第2の無機絶縁膜とを 備える。

 本発明に係る光検出器の製造方法は、(1)第1 導電型InAs基板上に、第1導電型InAsバッファ層 と、第1導電型InAs光吸収層と、As、P及びSbの ちの少なくとも2つとInとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなるキャップ層と、第1の無 絶縁膜とを順次に堆積する第1の堆積工程と 、(2)第1の無機絶縁膜を介してキャップ層か 第1導電型InAs光吸収層の上層まで第2導電型 純物をイオン注入することによって第2導電 不純物半導体層を形成するイオン注入工程 、(3)第1の無機絶縁膜上に第2の無機絶縁膜 堆積する第2の堆積工程とを有する。

 この光検出器によれば、第1の無機絶縁膜 を介して第2導電型不純物をイオン注入する とによって第2導電型不純物半導体層が形成 れ、第1の無機絶縁膜上には第2の無機絶縁 が形成されているので、第2導電型不純物半 体層と第1導電型InAs光吸収層とによって形 されたpn接合部は、耐湿性に優れた無機絶縁 膜によって2重に被覆されている。したがっ 、信頼性を向上することができると共に暗 流を低減することができる。

 上述したように、InAsとInAs X P Y Sb 1-X-Y との格子整合度は高いので、この光検出器で も、光吸収層とキャップ層との格子整合度を 向上することができ、結晶歪みを低減するこ とができる。更に、この光検出器でも、第2 電型不純物半導体層がキャップ層から第1導 型InAs光吸収層の上層まで達しているので、 被検出光の波長に対する吸収長を十分に確保 することができ、被検出光の波長に対する受 光感度を向上することができる。

 上記したキャップ層の厚さは、0.8μm以上1 .4μm以下であることが好ましい。本願発明者 、実験の解析結果より、キャップ層が厚い ど暗電流の大きさが小さくなることを見出 た。この光検出器では、キャップ層の厚さ 0.8μm以上であるので、暗電流をより低減す ことができる。また、キャップ層の厚さが1 .4μm以下であるので、キャップ層に第2導電型 不純物をドープしてなる第2導電型不純物半 体層における光吸収の増加を抑制すること できると共に、第2導電型不純物半導体層の 散時間又はイオン注入時間の増大、すなわ 光検出器の製造時間の増大を抑制すること できる。

 また、上記した第2導電型不純物半導体層 における受光領域の厚さは、キャップ層の厚 さに比して薄いことが好ましい。これによれ ば、キャップ層の厚さを薄くすることなく、 第2導電型不純物半導体層における受光領域 厚さを薄くすることができるので、暗電流 増加することなく、第2導電型不純物半導体 における光吸収を低減することができる。

また、上記したキャップ層は第1導電型不 物を含み、キャップ層のうち少なくとも下 の一部における第1導電型不純物の濃度分布 、第1導電型InAs光吸収層からキャップ層へ けて濃度が高くなるように傾斜しているこ が好ましい。この構成によれば、キャップ のうち少なくとも下層の一部における第1導 型不純物の濃度が連続的又は段階的に増加 ているので、光吸収層からキャップ層へ向 てエネルギーバンドギャップが連続的又は 階的に高くなる。したがって、キャリアの 動がスムーズに行われ、高速に動作するこ ができる。

本発明によれば、光検出器の信頼性を向上 し、且つ暗電流を低減することができる。

本発明の第1の実施形態に係る光検出器 を示す図である。 キャップ層の厚さに対する暗電流の測 結果である。 図1に示す光検出器の製造工程を示す断 面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光検出器 を示す断面図である。 図4に示す光検出器の製造工程を示す断 面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光検出器 を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光検出器 を示す断面図である。

符号の説明

1,1A,1B,1C…光検出器、12…n型InAs基板、14…n型I nAsバッファ層、16…n型InAs光吸収層、18,18A…n InAs X P Y Sb 1-X-Y キャップ層、20,20A…第1の無機絶縁膜、20h… 口部、22,22A…第2の無機絶縁膜、24,24A,24B…p 不純物半導体層、24m…受光領域、26,26A,28… 線電極。

 以下、図面を参照して本発明の好適な実施 態について詳細に説明する。なお、各図面 おいて同一又は相当の部分に対しては同一 符号を附すこととする。
[第1の実施形態]

 図1は、本発明の第1の実施形態に係る光 出器を示す図である。図1(a)には、受光面側 らみた光検出器が示されており、図1(b)には 、図1(a)におけるI-I線に沿う断面図が示され いる。

 図1に示す光検出器1は、プレーナ型のフォ ダイオードである。光検出器1では、n型(第1 電型)InAs基板12上に、n型InAsバッファ層14、n InAs光吸収層16、n型InAs X P Y Sb 1-X-Y キャップ層18(X≧0、Y>0)、第1の無機絶縁膜20 及び第2の無機絶縁膜22が順次に堆積されてい る。

 受光面側から見た第1の無機絶縁膜20の中 部には、堆積方向に開口した略円状の開口 20hが形成されており、この開口部20hからp型 (第2導電型)不純物を拡散することによって、 p型不純物半導体層24が形成されている。p型 純物半導体層24の深さは、キャップ層18から 吸収層16の上層まで達している。p型不純物 しては、例えば、ZnやCdなどが用いられる。 このようにして、p型不純物半導体層24とn型 吸収層16との境界にpn接合が形成されている

 光吸収層16の不純物濃度は、p型不純物半 体層24の不純物濃度に比べて低濃度である これによって、pn接合部付近に生じる空乏層 は光吸収層16側に広がり易くなり、その空乏 の厚さは厚くなる。その結果、受光感度が 上する。この光吸収層16の結晶性を改善す ために、光吸収層16を挟み込むようにバッフ ァ層14及びキャップ層18が設けられている。

 キャップ層18は、Inの他に、As、P及びSbのう の少なくともPとSbとを含むInAs X P Y Sb 1-X-Y からなる。ここで、XはAsの組成比率である。 後述するように、Xは製造方法に起因してゼ 以上となる。InAs X P Y Sb 1-X-Y は、InAsと高い格子整合度で格子整合するこ ができる。本実施形態では、キャップ層18と 光吸収層16との格子整合度が±0.1%以内となる うに、As、P及びSbの組成比が調整されてい 。また、キャップ層18の厚さは、0.8μm以上1.4 μm以下であることが好ましく、1.0μm以上1.4μm 以下であることが更に好ましい。

 図2は、キャップ層の厚さに対する暗電流 の測定結果である。図2によれば、キャップ 18を厚くしていくと、0.7μmから暗電流が低下 し始め、1.0μmでは、暗電流がナノアンペアオ ーダーまで低下していることがわかる。この ように、キャップ層18の厚さが0.8μm以上であ ば、暗電流を低減することができる。キャ プ層18の厚さが1.0μm以上であれば、暗電流 さらに低減することができる。

 また、キャップ層18の厚さが1.4μm以下で れば、キャップ層18にp型不純物を拡散して るp型不純物半導体層24における光吸収の増 を抑制することができると共に、p型不純物 導体層24の拡散時間の増大、すなわち光検 器1の製造時間の増大を抑制することができ 。

 図1に戻り、第1の無機絶縁膜20及び第2の無 絶縁膜22の材料としては、例えば、Si 3 N 4 やSiO 2 などが用いられる。これらの無機絶縁膜は、 耐湿性に優れている。

 第2の無機絶縁膜22は、p型不純物半導体層 24上及び第1の無機絶縁膜20上に設けられてい 。第2の無機絶縁膜22は、pn接合部形成に用 られた開口部20hの保護膜及び受光領域24mに 射する被検出光の反射防止膜として機能す 。

 この第2の無機絶縁膜22には、リング状の 口部が堆積方向に設けられており、この開 部にはリング状のコンタクト層(図示せず) リング状の配線電極26とが順に設けられてい る。開口部の径は第1の無機絶縁膜20の開口部 20hの径より小さいので、配線電極26はコンタ ト層を介してp型不純物半導体層24に電気的 接続されている。コンタクト層の材料とし は、例えば、AuZnやTi/Pt/Auなどのオーミック の高い材料が用いられ、配線電極26の材料 しては、例えば、Ti/Pt/Au、Ti/Pt/AuZn、Ti/Au又は Cr/Auなどが用いられる。

 また、基板12の下側には配線電極28が設け られている。例えば、配線電極28の材料とし は、AuGe/Ni/Auが用いられる。

 次に、光検出器1の製造方法について説明す る。図3は、光検出器の製造工程を示す断面 である。
(第1の堆積工程)

 まず、n型InAs基板112(12)上に半導体層の堆積 造を形成する。図3(a)に示すように、n型InAs 板112上に、n型InAsバッファ層114(14)、n型InAs 吸収層116(16)及びn型InAs X P Y Sb 1-X-Y キャップ層118(18)を順次に形成する。これら 半導体層は、例えば有機金属気相エピタキ 法(OrganoMetallic Vapor Phase Epitaxy:OMVPE)、液相 ピタキシ法(Liquid PhaseEpitaxy:LPE)又は分子線エ ピタキシ法(Molecular Beam Epitaxy:MBE)を用いて成 長される。以下では、有機金属気相エピタキ シ法を例示する。

 まず、Inを含むIII族材料ガスと、Asを含むV 材料ガスとを結晶成長炉内に供給すること よって、n型InAsバッファ層114、n型InAs光吸収 116を順次に形成する。次に、Asを含むV族材 ガスの供給を停止すると共にP及びSbを含むV 族材料ガスの供給を開始し、n型InAs X P Y Sb 1-X-Y キャップ層(X≧0、Y>0)118を形成する。この うに、キャップ層118を形成する際にはAsを含 むV族材料ガスの供給を停止する。しかしな ら、結晶成長炉内にはAsが残留していること があり、形成されたキャップ層118におけるAs 組成比率Xはゼロ以上となる。なお、Asを含 V族材料ガスの供給を継続してもよい。

 その後、キャップ層118上に保護膜として第1 の無機絶縁膜120(20)を形成する。第1の無機絶 膜120は、化学気相成長法(Chemical Vapor Deposit ion:CVD)を用いて成長される。
(開口部形成工程)

 次いで、図3(b)に示すように、第1の無機絶 膜120の中央部をフォトリソグラフィを用い エッチングによって除去し、堆積方向に略 状の開口部120h(20h)を形成する。
(拡散工程)

 次いで、図3(c)に示すように、p型不純物と てZn又はCdを含む材料ガスを結晶成長炉内に 給することによって、第1の無機絶縁膜120の 開口部120hを用いて、キャップ層118から光吸 層116の上層までp型不純物を熱拡散し、p型不 純物半導体層124(24)を形成する。
(第2の堆積工程)

 次いで、第1の無機絶縁膜120上及びp型不純 半導体層124上に第2の無機絶縁膜122(22)を形成 する。第2の無機絶縁膜122は、化学気相成長 を用いて成長される。
(電極形成工程)

 次いで、図3(d)に示すように、第2の無機 縁膜122の中央部をフォトリソグラフィを用 てエッチングによってリング状に除去し、 積方向にリング状の開口部122hを形成する。 の後、図3(e)に示すように、この開口部122h リング状のコンタクト層とリング状の配線 極126(26)とを順に形成する。次に、基板112の 面を所定の厚さまで削った後に、配線電極1 28(28)を形成する。

 このように、第1の実施形態の光検出器1 よれば、p型不純物半導体層24とn型光吸収層1 6とによって形成されたpn接合部は、耐湿性に 優れた無機絶縁膜によって被覆されている。 したがって、信頼性を向上することができる と共に暗電流を低減することができる。更に 、受光領域24mを含むp型不純物半導体層24以外 は、第1の無機絶縁膜20及び第2の無機絶縁膜22 によって2重に被覆されているので、暗電流 より低減することができる。

 また、第1の実施形態の光検出器1によれ 、キャップ層18の厚さが0.8μm以上1.4μm以下で あるので、キャップ層18にp型不純物を拡散し てなるp型不純物半導体層24における光吸収を 大きく増加することなく、またp型不純物半 体層24の拡散時間、すなわち光検出器1の製 時間を大きく増大することなく、暗電流を 減することができる。

 また、第1の実施形態の光検出器1によれば 光吸収層16とキャップ層18とが、それぞれ格 整合度が高いInAsとInAs X P Y Sb 1-X-Y とからなるので、光吸収層16とキャップ層18 の格子整合度を向上することができ、結晶 みを低減することができる。

 また、第1の実施形態の光検出器1によれば p型不純物半導体層24がキャップ層18からn型 吸収層16の上層まで達しているので、被検出 光(例えば、赤外線領域の光)の波長に対する 収長を十分に確保することができる。その 果、被検出光の波長に対する受光感度を向 することができる。
[第2の実施形態]

 図4は、本発明の第2の実施形態に係る光 出器を示す断面図である。図4に示す光検出 1Aは、光検出器1において第1の無機絶縁膜20 第2の無機絶縁膜22、p型不純物半導体層24及 配線電極26に代えてそれぞれ第1の無機絶縁 20A、第2の無機絶縁膜22A、p型不純物半導体 24A、配線電極26Aを備えている構成で第1の実 形態と異なっている。光検出器1Aのその他 構成は、第1の実施形態と同様である。

 第1の無機絶縁膜20Aは、キャップ層18上に 成されている。第1の無機絶縁膜20Aには、上 記した第1の無機絶縁膜20と同一な材料が用い られる。

 受光面側から見たキャップ層18における 央部及び光吸収層16の上層における中央部に は、p型不純物半導体層24Aが形成されている p型不純物半導体層24Aは、第1の無機絶縁膜20A を介してp型不純物をイオン注入することに って形成される。p型不純物半導体層24Aの深 は、キャップ層18から光吸収層16の上層まで 達している。p型不純物は、上記したp型不純 半導体層24におけるp型不純物と同一である このようにして、p型不純物半導体層24Aとn 光吸収層16との境界にpn接合が形成されてい 。

 第2の無機絶縁膜22Aは、第1の無機絶縁膜20 A上に形成されている。第2の無機絶縁膜22Aに 、上記した第2の無機絶縁膜22と同一な材料 用いられる。第1の無機絶縁膜20A及び第2の 機絶縁膜22Aは、半導体層の保護膜及び入射 の反射防止膜として機能する。

 これらの第1の無機絶縁膜20A及び第2の無 絶縁膜22Aの中央部には、リング状の開口部 設けられており、この開口部にコンタクト (図示せず)と配線電極26Aとが順に形成されて いる。リング状の開口部の径はp型不純物半 体層24Aの径より小さいので、配線電極26Aは ンタクト層を介してp型不純物半導体層24Aに 気的に接続されている。コンタクト層及び 線電極26Aには、それぞれ、上述したコンタ ト層、配線電極26と同一な材料が用いられ 。

 次に、光検出器1Aの製造方法について説明 る。図5は、光検出器の製造工程を示す断面 である。
(第1の堆積工程)

 まず、図5(a)に示すように、第1の実施形態 同様に、n型InAs基板112(12)上に、n型InAsバッフ ァ層114(14)、n型InAs光吸収層116(16)、n型InAs X P Y Sb 1-X-Y キャップ層118(18)(X≧0、Y>0)及び第1の無機絶 縁膜120A(20A)を順次に形成する。
(イオン注入工程)

 次いで、図5(b)に示すように、フォトリソグ ラフィにより作成したレジスト(図示せず)を スクに、p型不純物としてZn又はCdのイオン 第1の無機絶縁膜120Aの中央部に受光面側から 打込むことによって、第1の無機絶縁膜120Aを してキャップ層118から光吸収層116の上層ま p型不純物をイオン注入し、p型不純物半導 層124A(24A)を形成する。その後、マスクに使 したレジストを除去した後、加熱によるア ール処理を行う。これによって、注入したp 不純物が活性化されると共に、注入ダメー が低減される。
(第2の堆積工程)

 次いで、図5(c)に示すように、第1の実施形 と同様に、第1の無機絶縁膜120A上に第2の無 絶縁膜122A(22A)を形成する。
(電極形成工程)

 次いで、図5(d)に示すように、第1の無機 縁膜120A及び第2の無機絶縁膜122Aの中央部を ォトリソグラフィを用いてエッチングによ て除去し、堆積方向にリング状の開口部122h 形成する。その後、図5(e)に示すように、こ の開口部122hにリング状のコンタクト層とリ グ状の配線電極126A(26A)とを順に形成する。 に、基板112の底面を所定の厚さまで削った に、配線電極128(28)を形成する。

 このように、第2の実施形態の光検出器1A よれば、p型不純物半導体層24Aとn型光吸収 16とによって形成されたpn接合部は、耐湿性 優れた無機絶縁膜によって2重に被覆されて いる。したがって、信頼性を向上することが できると共に暗電流を低減することができる 。

 また、第2の実施形態の光検出器1Aでも、 ャップ層18の厚さが0.8μm以上1.4μm以下であ ので、キャップ層18にp型不純物をイオン注 してなるp型不純物半導体層24における光吸 を大きく増加することなく、またp型不純物 導体層24のイオン注入時間、すなわち光検 器1の製造時間を大きく増大することなく、 電流を低減することができる。

 また、第2の実施形態の光検出器1Aでも、光 収層16とキャップ層18とが、それぞれ格子整 合度が高いInAsとInAs X P Y Sb 1-X-Y とからなるので、光吸収層16とキャップ層18 の格子整合度を向上することができ、結晶 みを低減することができる。

 また、第2の実施形態の光検出器1Aでも、p型 不純物半導体層24Aがキャップ層18からn型光吸 収層16の上層まで達しているので、被検出光( 例えば、赤外線領域の光)の波長に対する吸 長を十分に確保することができる。その結 、被検出光の波長に対する受光感度を向上 ることができる。
[第3の実施形態]

 図6は、本発明の第3の実施形態に係る光 出器を示す断面図である。図6に示す光検出 1Bは、光検出器1においてp型不純物半導体層 24に代えてp型不純物半導体層24Bを備えている 構成で第1の実施形態と異なっている。光検 器1Bのその他の構成は、第1の実施形態と同 である。

 p型不純物半導体層24Bでは、p型不純物半 体層24において受光領域24mを含む領域の上層 が削られている。このようにして、p型不純 半導体層24Bにおける受光領域24mの厚さは、 受光領域24nの厚さ及びキャップ層18の厚さに 比べて薄くなっている。

 第3の実施形態の光検出器1Bでも、第1の実施 形態の光検出器1と同様な利点を得ることが きる。更に、第3の実施形態の光検出器1Bに れば、キャップ層18の厚さを薄くすることな く、p型不純物半導体層24Bにおける受光領域24 mの厚さを薄くすることができるので、暗電 を増加することなく、p型不純物半導体層24B おける光吸収を低減することができる。
[第4の実施形態]

 図7は、本発明の第4の実施形態に係る光 出器を示す断面図である。図7に示す光検出 1Cは、光検出器1においてキャップ層18に代 てキャップ層18Aを備えている構成で第1の実 形態と異なっている。光検出器1Cのその他 構成は、第1の実施形態と同様である。

 キャップ層18Aは、キャップ層18と同様に、In As X P Y Sb 1-X-Y (X≧0、Y>0)からなり、キャップ層18Aと光吸 層16との格子整合度が±0.1%以内となるように 、As、P及びSbの組成比が調整されている。キ ップ層18Aは、上層18bと下層18cとから構成さ ている。上層18bのn型不純物濃度は、キャッ プ層18と同様である。一方、下層18cはグレー ッド層であり、そのn型不純物の濃度分布は 、光吸収層16からキャップ層の上層18bへ向け 濃度が高くなるように傾斜している。

 第4の実施形態の光検出器1Cでも、第1の実 施形態の光検出器1と同様な利点を得ること できる。更に、第4の実施形態の光検出器1C よれば、キャップ層18Aのうち少なくとも下 18cの一部におけるn型不純物の濃度が連続的 は段階的に増加しているので、光吸収層16 らキャップ層の上層18bへ向けてエネルギー ンドギャップが連続的又は段階的に高くな 。したがって、キャリアの移動がスムーズ 行われ、高速に動作することができる。

 なお、本発明は上記した本実施形態に限 されることなく種々の変形が可能である。 えば、上記の実施形態では、第1導電型をn 、第2導電型をp型としたが、これとは逆に、 第1導電型をp型、第2導電型をn型とすること 可能である。

 また、第1の実施形態では、p型不純物半 体層を作成する時に、p型不純物としてZn又 Cdを含む材料ガスを結晶成長炉内に供給する ことによって拡散を行ったが、Znの化合物と 3(b)の基板を石英管に封入し加熱することに より、拡散を行うことが可能である。

 また、第3の実施形態では、第1の実施形 の光検出器におけるp型不純物半導体層の受 領域を薄膜化したが、第2の実施形態の光検 出器においても同様にp型不純物半導体層の 光領域を薄膜化することが可能である。

また、第4の実施形態では、第1の実施形態 光検出器におけるキャップ層の下層をグレ デッド層としたが、第2の実施形態の光検出 器においても同様にキャップ層の下層をグレ ーデッド層とすることが可能である。




 
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