Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
PHOTOSENSITIVE INSULATING RESIN COMPOSITION FOR FORMING RESIN ELECTRODE, METHOD FOR FORMING RESIN CONVEX BODY, AND RESIN CONVEX BODY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084333
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a photosensitive insulating resin composition for forming a resin electrode, which enables formation of a resin convex body that has a shape suitable for electrode formation and excellent adhesion, by forming a predetermined pattern by photolithography and then thermosetting the pattern in an electrode formation process wherein an electrode is formed by coating the surface of a resin convex body with a metal. Also disclosed are a method for forming a resin convex body, and a resin convex body. The photosensitive insulating resin composition contains an alkali-soluble resin (A) having a phenolic hydroxy group, a photosensitive acid generator (B), a curing agent (C), an adhesion assistant (D) and a solvent (E).

Inventors:
ITOU ATSUSHI (JP)
OKUDA RYUUICHI (JP)
GOTOU HIROFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070604
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
November 12, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
JSR CORP (JP)
ITOU ATSUSHI (JP)
OKUDA RYUUICHI (JP)
GOTOU HIROFUMI (JP)
International Classes:
H01L21/60; C08K5/1515; C08L61/04; C09D161/06; G03F7/004; G03F7/038
Foreign References:
JP2007328090A2007-12-20
JP2007048971A2007-02-22
Attorney, Agent or Firm:
KOJIMA, Seiji (8-20 Jingu 3-chome Atsuta-k, Nagoya-shi Aichi 31, JP)
Download PDF:
Claims:
 感光性絶縁樹脂組成物を用いて被加工基板上に形成された樹脂凸形状体の表面に、金属を被覆して電極を形成する電極形成方法において用いられる前記感光性絶縁樹脂組成物であって、
 (A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂と、(B)光感応性酸発生剤と、(C)硬化剤と、(D)密着助剤と、(E)溶剤と、を含有することを特徴とする樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 前記(C)硬化剤として、分子中に2つ以上のアルキルエーテル化されたアミノ基を有する化合物を含む請求項1に記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 前記(A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、前記(B)光感応性酸発生剤の含有量が0.2~2.5質量部、前記(C)硬化剤の含有量が5~30質量部、前記(D)密着助剤の含有量が0.5~5質量部である請求項1又は2に記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 更に、(F)オキシラン環含有化合物を含む請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 前記(F)オキシラン環含有化合物の含有量が、前記(A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、3~30質量部である請求項4に記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 前記樹脂凸形状体を前記被加工基板と平行な仮想面で切断した場合の前記樹脂凸形状体の断面積が、前記仮想面を前記被加工基板から離隔するにつれて順次小さくなっている請求項1乃至5のいずれかに記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物。
 (1)請求項1乃至6のいずれかに記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物を被加工基板に塗工し、乾燥して塗膜を形成する塗膜形成工程と、
 (2)得られた塗膜に、所望のマスクパターンを介して露光する露光工程と、
 (3)露光された塗膜を加熱処理する加熱処理工程と、
 (4)加熱処理された塗膜をアルカリ性現像液により現像して、パターンを形成するパターン形成工程と、
 (5)得られたパターンに対して加熱処理を行い、樹脂凸形状体を形成する樹脂凸形状体形成工程と、を備えることを特徴とする樹脂凸形状体の形成方法。
 請求項7に記載の樹脂凸形状体の形成方法によって形成されたことを特徴とする樹脂凸形状体。
Description:
樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂 成物、樹脂凸形状体の形成方法および樹脂 形状体

 本発明は、樹脂電極形成用感光性絶縁樹 組成物、樹脂凸形状体の形成方法および樹 凸形状体に関する。更に詳しくは、樹脂凸 状体の表面に金属を被覆して電極を形成す 電極形成方法において、フォトリソグラフ により所定形状のパターンを形成した後、 硬化させることにより、電極形成に適した 状を有し且つ密着性に優れる樹脂凸形状体 得ることができる樹脂電極形成用感光性絶 樹脂組成物、樹脂凸形状体の形成方法およ 樹脂凸形状体に関する。

 従来、表示体装置等の基板上に駆動用ICを 装するための接続方法としては、例えば、CO G(Chip On Glass)接続が知られている。この接続 では、例えば、Auメッキバンプを駆動用ICに 成し、異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペース ト(ACP)を用いて駆動用ICを実装するといった 法が採られている。このような方法におけ Auメッキバンプは、半導体素子上にTiW/Au等の シード層をスパッタし、レジストをパターニ ングした後に、電解Auメッキを施すことによ て形成されている。
 ところが、近年では前記駆動用ICの電極が ギャップ化(狭ピッチ化)するのに伴い、高ア スペクトのレジスト形成、或いはシード層の エッチング等、安定したバンプ形成が困難に なってきている。また、電極ギャップ寸法が 異方性導電膜(ACF)中の導電性微粒子の寸法に くなることにより、この導電性微粒子によ てショートが起こる可能性も生じている。

 このような背景のもとで、狭ギャップ化( 狭ピッチ化)が可能で接続信頼性の高い突起 極を製造することができ、更に端子間の接 については高価な異方性導電膜を用いるこ なく行うことができ、しかも接続信頼性の 査も容易に行えるようにした、半導体装置 製造方法とこれによって得られる半導体装 、及び回路基板、電気光学装置、電子機器 が開示されている(特許文献1~3参照)。

特開2005-136402号公報

特開2005-340761号公報

特開2005-47037号公報

 前述の特許文献1~3における突起電極には、 脂製の突起体が用いられており、この突起 の表面に金属配線が形成されている。前記 起体の形成には、樹脂成分として、ポリイ ド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、 ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性ポリイ ド樹脂等の弾性樹脂材料を含む感光性樹脂 成物が用いられている。
 しかしながら、樹脂製の突起体を形成する めの前記感光性樹脂組成物については、前 電極形成に適した形状への形状付与性、及 基板との密着性等により優れるものが求め れているのが現状である。

 本発明は、前記実情に鑑みてなされたも であり、樹脂凸形状体の表面に金属を被覆 て電極を形成する電極形成方法において、 ォトリソグラフィにより所定形状のパター を形成した後、熱硬化させることにより、 極形成に適した形状を有し且つ密着性に優 る樹脂凸形状体を得ることができる樹脂電 形成用感光性絶縁樹脂組成物、樹脂凸形状 の形成方法及び樹脂凸形状体を提供するこ を目的とする。

 本発明は以下のとおりである。
 1.感光性絶縁樹脂組成物を用いて被加工基 上に形成された樹脂凸形状体の表面に、金 を被覆して電極を形成する電極形成方法に いて用いられる前記感光性絶縁樹脂組成物 あって、
 (A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可 性樹脂と、(B)光感応性酸発生剤と、(C)硬化 と、(D)密着助剤と、(E)溶剤と、を含有する とを特徴とする樹脂電極形成用感光性絶縁 脂組成物。
 2.前記(C)硬化剤として、分子中に2つ以上の ルキルエーテル化されたアミノ基を有する 合物を含む前記1.に記載の樹脂電極形成用 光性絶縁樹脂組成物。
 3.前記(A)フェノール性水酸基を有するアル リ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、前 (B)光感応性酸発生剤の含有量が0.2~2.5質量部 前記(C)硬化剤の含有量が5~30質量部、前記(D) 密着助剤の含有量が0.5~5質量部である前記1. は2.に記載の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂 組成物。
 4.更に、(F)オキシラン環含有化合物を含む 記1.乃至3.のいずれかに記載の樹脂電極形成 感光性絶縁樹脂組成物。
 5.前記(F)オキシラン環含有化合物の含有量 、前記(A)フェノール性水酸基を有するアル リ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、3~30 量部である前記4.に記載の樹脂電極形成用 光性絶縁樹脂組成物。
 6.前記樹脂凸形状体を前記被加工基板と平 な仮想面で切断した場合の前記樹脂凸形状 の断面積が、前記仮想面を前記被加工基板 ら離隔するにつれて順次小さくなっている 記1.乃至5.のいずれかに記載の樹脂電極形成 感光性絶縁樹脂組成物。
 7.(1)前記1.乃至6.のいずれかに記載の樹脂電 形成用感光性絶縁樹脂組成物を被加工基板 塗工し、乾燥して塗膜を形成する塗膜形成 程と、
 (2)得られた塗膜に、所望のマスクパターン 介して露光する露光工程と、
 (3)露光された塗膜を加熱処理する加熱処理 程と、
 (4)加熱処理された塗膜をアルカリ性現像液 より現像して、パターンを形成するパター 形成工程と、
 (5)得られたパターンに対して加熱処理を行 、樹脂凸形状体を形成する樹脂凸形状体形 工程と、を備えることを特徴とする樹脂凸 状体の形成方法。
 8.前記7.に記載の樹脂凸形状体の形成方法に よって形成されたことを特徴とする樹脂凸形 状体。

 本発明の樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組 物によれば、被加工基板上にフォトリソグ フィにより所定形状のパターンを形成した 、熱硬化させることによって、パターン上 において熱だれを発生させ、被加工基板と 行な仮想面で切断した場合の断面積が、被 工基板から離れるほど小さくなっており、 つ被加工基板との密着性に優れている樹脂 形状体を容易に得ることができる。そのた 、樹脂凸形状体の表面に金属を被覆して電 を形成する電極形成方法において好適に用 ることができ、前記電極を容易に形成する とができる。
 本発明の樹脂凸形状体の形成方法によれば 特定の感光性絶縁樹脂組成物を用いて樹脂 形状体を形成しているため、電極形成に適 た形状を有し且つ密着性に優れる樹脂凸形 体を容易に形成することができる。そのた 、樹脂凸形状体の表面に金属を被覆して形 される電極を容易に形成することができる

現像パターン及び樹脂凸形状体の各断 形状を模式的に示す説明図である。 樹脂凸形状体を備える電極を模式的に す説明図である。 図2におけるA-A断面を模式的に示す説明 図である。 樹脂凸形状体と被加工基板との接合部におけ る面積S 1 、及び樹脂凸形状体の仮想面における断面積 S 2 の模式的な説明図である。

符号の説明

 1;被加工基板、11;金属パッド、12;パッシ ーション膜、21;現像パターン、22;樹脂凸形 体、3;配線部、4;仮想面。

 以下、本発明の実施の形態について詳細に 明する。
1.樹脂電極形成用感光性絶縁樹脂組成物
 本発明における樹脂電極形成用感光性絶縁 脂組成物(以下、単に「感光性絶縁樹脂組成 物」という。)は、被加工基板上に形成され 樹脂凸形状体の表面に、金属を被覆して電 を形成する電極形成方法において、前記樹 凸形状体を形成するために用いられるもの あって、(A)フェノール性水酸基を有するア カリ可溶性樹脂と、(B)光感応性酸発生剤と (C)硬化剤と、(D)密着助剤と、(E)溶剤と、を 有する。

 <(A)フェノール性水酸基を有するアルカリ 可溶性樹脂>
 本発明における「フェノール性水酸基を有 るアルカリ可溶性樹脂」(以下、「アルカリ 可溶性樹脂(A)」という。)としては、例えば ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン ポリヒドロキシスチレンの共重合体、ヒド キシスチレンとスチレンの共重合体、ヒド キシスチレン、スチレン及び(メタ)アクリル 酸誘導体の共重合体、フェノール-キシリレ グリコール縮合樹脂、クレゾール-キシリレ グリコール縮合樹脂、フェノール-ジシクロ ペンタジエン縮合樹脂等が挙げられる。これ らのなかでも、ノボラック樹脂、ポリヒドロ キシスチレン、ポリヒドロキシスチレンの共 重合体、ヒドロキシスチレンとスチレンの共 重合体、ヒドロキシスチレン、スチレン及び (メタ)アクリル酸誘導体の共重合体、フェノ ル-キシリレングリコール縮合樹脂が好まし い。尚、これらのアルカリ可溶性樹脂(A)は、 1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合 せて用いてもよい。

 前記ノボラック樹脂は、例えば、フェノー 類とアルデヒド類とを触媒の存在下で縮合 せることにより得ることができる。
 前記フェノール類としては、例えば、フェ ール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレ ール、o-エチルフェノール、m-エチルフェノ ール、p-エチルフェノール、o-ブチルフェノ ル、m-ブチルフェノール、p-ブチルフェノー 、2,3-キシレノール、2,4-キシレノール、2,5- シレノール、2,6-キシレノール、3,4-キシレ ール、3,5-キシレノール、2,3,5-トリメチルフ ノール、3,4,5-トリメチルフェノール、カテ ール、レゾルシノール、ピロガロール、α- フトール、β-ナフトール等が挙げられる。
 また、前記アルデヒド類としてはホルムア デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトア デヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられる

 具体的なノボラック樹脂としては、例え 、フェノール/ホルムアルデヒド縮合ノボラ ック樹脂、クレゾール/ホルムアルデヒド縮 ノボラック樹脂、フェノール-ナフトール/ホ ルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂等が挙げ られる。

 本発明におけるアルカリ可溶性樹脂(A)の 量平均分子量(Mw)は、得られる絶縁膜の解像 性、硬化後の形状、弾性率、密着性等の観点 から、2000以上であることが好ましく、より ましくは2000~20000程度である。尚、樹脂の重 平均分子量は、単分散ポリスチレンを標準 するゲルパーミエーションクロマトグラフ ー(GPC)により測定することができる。

 また、本発明の感光性絶縁樹脂組成物に ける前記アルカリ可溶性樹脂(A)の含有割合 、感光性樹脂組成物に含まれる固形分全体 100質量%とした場合に、30~90質量%であること が好ましく、より好ましくは40~80質量%、更に 好ましくは40~70質量%である。この含有割合が 30~90質量%である場合には、感光性絶縁樹脂組 成物を用いて形成された膜がアルカリ水溶液 による十分な現像性を有しているため好まし い。

<低分子フェノール性化合物>
 本発明の感光性樹脂組成物には、得られる 化物の耐熱性を損なうことなく、アルカリ 溶性を向上させるために、添加剤として低 子フェノール性化合物が含有されていても い。
 前記フェノール性低分子化合物としては、 えば、4,4’-ジヒドロキシジフェニルメタン 、4,4’-ジヒドロキシジフェニルエーテル、 リス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビス (4-ヒドロキシフェニル)-1-フェニルエタン、 リス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、1,3-ビス [1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]ベ ゼン、1,4-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1- チルエチル]ベンゼン、4,6-ビス[1-(4-ヒドロキ シフェニル)-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロキ ベンゼン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1- [4-〔1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル 〕フェニル]エタン、1,1,2,2-テトラ(4-ヒドロキ シフェニル)エタン等が挙げられる。これら フェノール性低分子化合物は、1種単独で用 てもよいし、2種以上を組み合わせて用いて もよい。

 また、本発明の感光性絶縁樹脂組成物が 記低分子フェノール性化合物を含有する場 、この低分子フェノール性化合物の含有量 、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部に対 て、1~100質量部であることが好ましく、よ 好ましくは3~80質量部、更に好ましくは5~60質 量部である。

<(B)光感応性酸発生剤>
 本発明における「光感応性酸発生剤」(以下 、「酸発生剤(B)」ともいう。)は、光或いは 射線等の照射により酸を発生する化合物で る。この酸の触媒作用により、後述する硬 剤(C)及びオキシラン環含有化合物(F)中の官 基と、前記アルカリ可溶性樹脂(A)とが反応 、或いは、硬化剤(C)同士等が反応し、ネガ のパターンを形成することができる。
 前記酸発生剤(B)としては、例えば、オニウ 塩化合物、ハロゲン含有化合物、ジアゾケ ン化合物、スルホン化合物、スルホン酸化 物、スルホンイミド化合物、ジアゾメタン 合物等を用いることもできる。

 前記オニウム塩化合物としては、例えば ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホ ウム塩、ジアゾニウム塩、ピリジニウム塩 が挙げられる。好ましいオニウム塩の具体 としては、ジフェニルヨードニウムトリフ オロメタンスルホネート、ジフェニルヨー ニウム-p-トルエンスルホネート、ジフェニ ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネー 、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロ スフェート、ジフェニルヨードニウムテト フルオロボレート、トリフェニルスルホニ ムトリフリオロメタンスルホネート、トリ ェニルスルホニウム-p-トルエンスルホネー 、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオ アンチモネート、4-t-ブチルフェニル・ジフ ェニルスルホニウムトリフルオロメタンスル ホネート、4-t-ブチルフェニル・ジフェニル ルホニウム-p-トルエンスルホネート、4,7-ジ- n-ブトキシナフチルテトラヒドロチオフェニ ムトリフリオロメタンスルホネート、4-(フ ニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウム トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロ スフェート、4-(フェニルチオ)フェニルジフ ェニルスルホニウムトリス(ヘプタフルオロ ロピル)トリフルオロホスフェート、ジ-p-ト ルヨードニウムトリス(ヘキサフルオロエチ ル)トリフルオロホスフェート、4-(フェニル オ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサ ルオロアンチモネート等が挙げられる。

 前記ハロゲン含有化合物としては、例え 、ハロアルキル基含有炭化水素化合物、ハ アルキル基含有複素環式化合物等が挙げら る。具体的には、例えば、1,10-ジブロモ-n- カン、1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2,2,2-トリ ロロエタン、フェニル-ビス(トリクロロメチ ル)-s-トリアジン、4-メトキシフェニル-ビス( リクロロメチル)-s-トリアジン、4-メトキシ チリル-ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジ 、スチリル-ビス(トリクロロメチル)-s-トリ ジン、ナフチル-ビス(トリクロロメチル)-s- リアジン、2,4-トリクロロメチル(ピペロニ )-s-トリアジン、2-[2-(5-メチルフラン-2-イル) チニル]-4,6-ビス-(トリクロロメチル)-s-トリ ジン、2-[2-(フラン-2-イル)エチニル]-4,6-ビス -(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-[4-〔2-{4 ,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン-2- イル}ビニル〕フェノキシ]エタノール、2-[2-(3 ,4-ジメトキシフェニル)エチニル]-4,6-ビス(ト クロロメチル)-s-トリアジン、2-(p-メトキシ チリル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-ト アジン等のs-トリアジン誘導体が挙げられ 。

 前記ジアゾケトン化合物としては、例え 、1,3-ジケト-2-ジアゾ化合物、ジアゾベンゾ キノン化合物、ジアゾナフトキノン化合物等 が挙げられる。具体的には、例えば、フェノ ール類の1,2-ナフトキノンジアジド-4-スルホ 酸エステル化合物等が挙げられる。

 前記スルホン化合物としては、例えば、 -ケトスルホン化合物、β-スルホニルスルホ 化合物及びこれらの化合物のα-ジアゾ化合 等が挙げられる。具体的には、例えば、4- リスフェナシルスルホン、メシチルフェナ ルスルホン、ビス(フェナシルスルホニル)メ タン等が挙げられる。

 前記スルホン酸化合物としては、例えば アルキルスルホン酸エステル類、ハロアル ルスルホン酸エステル類、アリールスルホ 酸エステル類、イミノスルホネート類等が げられる。具体的には、例えば、ベンゾイ トシレート、ピロガロールトリストリフル ロメタンスルホネート、o-ニトロベンジル リフルオロメタンスルホネート、o-ニトロベ ンジル-p-トルエンスルホネート等が挙げられ る。

 前記スルホンイミド化合物としては、例 ば、N-(トリフルオロメチルスルホニルオキ )スクシンイミド、N-(トリフルオロメチルス ルホニルオキシ)フタルイミド、N-(トリフル ロメチルスルホニルオキシ)ジフェニルマレ ミド、N-(トリフルオロメチルスルホニルオ シ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2,3-ジカルボ キシイミド、N-(トリフルオロメチルスルホニ ルオキシ)ナフチルイミド等が挙げられる。

 前記ジアゾメタン化合物としては、例え 、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)ジ ゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル) ジアゾメタン、ビス(フェニルスルホニル)ジ ゾメタン等が挙げられる。

 尚、これらの酸発生剤(B)は、1種単独で用 いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い もよい。

 前記酸発生剤(B)の含有量は、本発明の感 性絶縁樹脂組成物の感度、解像度、パター 形状等を確保する観点から、アルカリ可溶 樹脂(A)100質量部(但し、感光性絶縁樹脂組成 物が前記低分子フェノール性化合物を含んで いる場合には、アルカリ可溶性樹脂(A)と、低 分子フェノール性化合物との合計100質量部) 対して、0.2~2.5質量部であることが好ましく より好ましくは0.3~2質量部、更に好ましく 0.4~1.5質量部である。この酸発生剤(B)の含有 が0.2~2.5質量部である場合には、放射線に対 して高い透明性を有し、露光により硬化反応 の進行に十分な量の酸が発生することで、高 残膜率で良好なパターン形状を得ることがで きるため好ましい。

<(C)硬化剤>
 本発明における「硬化剤」(以下、「硬化剤 (C)」ともいう。)は、前記アルカリ可溶性樹 (A)と反応する硬化成分(架橋成分)として作用 するものであれば、特に限定されない(但し 後述の(F)オキシラン環含有化合物を除く)。
 前記硬化剤(C)としては、例えば、分子中に なくとも2つ以上のアルキルエーテル化され たアミノ基を有する化合物、チイラン環含有 化合物、オキセタニル基含有化合物、イソシ アネート基含有化合物(ブロック化されたも を含む)等が挙げられる。これらの硬化剤(C) なかでも、分子中に少なくとも2つ以上のア ルキルエーテル化されたアミノ基を有する化 合物が好ましい。

 前記分子中に少なくとも2つ以上のアルキル エーテル化されたアミノ基を有する化合物と しては、例えば、(ポリ)メチロール化メラミ 、(ポリ)メチロール化グリコールウリル、( リ)メチロール化ベンゾグアナミン、(ポリ) チロール化ウレア等の窒素化合物中の活性 チロール基(CH 2 OH基)の全部又は一部(少なくとも2つ)がアルキ ルエーテル化された化合物を挙げることがで きる。ここで、アルキルエーテルを構成する アルキル基としては、メチル基、エチル基又 はブチル基が挙げられ、互いに同一であって もよいし、異なっていてもよい。また、アル キルエーテル化されていないメチロール基は 、一分子内で自己縮合していてもよく、二分 子間で縮合して、その結果オリゴマー成分が 形成されていてもよい。具体的には、ヘキサ メトキシメチルメラミン、ヘキサブトキシメ チルメラミン、テトラメトキシメチルグリコ ールウリル、テトラブトキシメチルグリコー ルウリル等を用いることができる。
 尚、これらの硬化剤(C)は、1種単独で用いて もよいし、2種以上を組み合わせて用いても い。

 前記硬化剤(C)の含有量は、前記アルカリ 溶性樹脂(A)100質量部(但し、感光性絶縁樹脂 組成物が前記低分子フェノール性化合物を含 んでいる場合には、アルカリ可溶性樹脂(A)と 、低分子フェノール性化合物との合計100質量 部)に対して、5~30質量部であることが好まし 、より好ましくは7~28質量部、更に好ましく は9~26質量部である。この硬化剤(C)の含有量 5~30質量部である場合には、硬化反応が十分 進行し、得られる硬化物は高解像度で良好 パターン形状を有し、耐熱性、電気絶縁性 優れるため好ましい。

<(D)密着助剤>
 本発明における前記密着助剤〔以下、「密 助剤(D)」ともいう。〕は、基材との密着性 向上させるために配合されている。
 前記密着助剤(D)としては、例えば、カルボ シル基、メタクリロイル基、イソシアネー 基、エポキシ基等の反応性置換基を有する 能性シランカップリング剤等が挙げられる 具体的には、例えば、トリメトキシシリル 息香酸、γ-メタクリロキシプロピルトリメ キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン ビニルトリメトキシシラン、γ-イソシアナ トプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシ キシプロピルトリメトキシシラン、β-(3,4- ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ ラン、1,3,5-N-トリス(トリメトキシシリルプ ピル)イソシアヌレート等が挙げられる。こ れらの密着助剤(D)は、1種単独で用いてもよ し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。

 前記密着助剤(D)の含有量は、前記アルカ 可溶性樹脂(A)100質量部(但し、感光性絶縁樹 脂組成物が前記低分子フェノール性化合物を 含んでいる場合には、アルカリ可溶性樹脂(A) と、低分子フェノール性化合物との合計100質 量部)に対して、0.5~5質量部であることが好ま しく、より好ましくは0.7~4.5質量部、更に好 しくは1~4質量部である。この密着助剤(D)の 有量が0.5~5質量部である場合には、貯蔵安定 性に優れ、且つ良好な密着性を得ることがで きる。

<(E)溶剤>
 本発明における前記溶剤〔以下、「溶剤(E) ともいう。〕は、感光性絶縁樹脂組成物の り扱い性を向上させたり、粘度や保存安定 を調節したりするために配合されている。
 前記溶剤(E)としては、例えば、エチレング コールモノメチルエーテルアセテート、エ レングリコールモノエチルエーテルアセテ ト等のエチレングリコールモノアルキルエ テルアセテート類;プロピレングリコールモ ノメチルエーテル、プロピレングリコールモ ノエチルエーテル、プロピレングリコールモ ノプロピルエーテル、プロピレングリコール モノブチルエーテル等のプロピレングリコー ルモノアルキルエーテル類;プロピレングリ ールジメチルエーテル、プロピレングリコ ルジエチルエーテル、プロピレングリコー ジプロピルエーテル、プロピレングリコー ジブチルエーテル等のプロピレングリコー ジアルキルエーテル類;プロピレングリコー モノメチルエーテルアセテート、プロピレ グリコールモノエチルエーテルアセテート プロピレングリコールモノプロピルエーテ アセテート、プロピレングリコールモノブ ルエーテルアセテート等のプロピレングリ ールモノアルキルエーテルアセテート類;エ チルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロ ソルブ類、ブチルカルビトール等のカルビト ール類;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n-プロ ピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エステル類 ;酢酸エチル、酢酸n-プロピル、酢酸イソプロ ピル、酢酸n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n -アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イ プロピル、プロピオン酸n-ブチル、プロピオ ン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステ ル類;3-メトキシプロピオン酸メチル、3-メト シプロピオン酸エチル、3-エトキシプロピ ン酸メチル、3-エトキシプロピオン酸エチル 、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の 他のエステル類;トルエン、キシレン等の芳 族炭化水素類;2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、 4-ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン ;N-ジメチルホルムアミド、N-メチルアセト ミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル ロリドン等のアミド類;γ-ブチロラクン等の クトン類が挙げられる。これらの溶剤(E)は 1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み わせて用いてもよい。

<(F)オキシラン環含有化合物>
 本発明の感光性絶縁樹脂組成物には、前記 化剤(C)以外の硬化成分として、オキシラン 含有化合物(以下、「オキシラン環含有化合 物(F)」ともいう。)が含有されていてもよい
 前記オキシラン環含有化合物(F)としては、 キシラン環を分子内に含有しているもので れば特に制限されないが、例えば、フェノ ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール ボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール エポキシ樹脂、トリスフェノール型エポキ 樹脂、テトラフェノール型エポキシ樹脂、 ェノール-キシリレン型エポキシ樹脂、ナフ トール-キシリレン型エポキシ樹脂、フェノ ル-ナフトール型エポキシ樹脂、フェノール- ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、脂環 式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等が挙 げられる。

 前記オキシラン環含有化合物(F)の含有量 、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100質量部(但し 、感光性絶縁樹脂組成物が前記低分子フェノ ール性化合物を含んでいる場合には、アルカ リ可溶性樹脂(A)と、低分子フェノール性化合 物との合計100質量部)に対して、1~30質量部で ることが好ましく、より好ましくは1.5~25質 部、更に好ましくは2~20質量部である。この オキシラン環含有化合物(F)の含有量が1~30質 部である場合には、耐熱性、電気絶縁性に れるため好ましい。

 また、前記硬化剤(C)がアルキルエーテル されたアミノ基を有する化合物である場合 オキシラン環含有化合物(F)は、アルキルエ テル化されたアミノ基を有する化合物及び キシラン環含有化合物(F)の合計を100質量%と した場合に、50質量%以下であることが好まし く、より好ましくは5~40質量%である。この割 が50質量%以下である場合、得られる硬化膜 、高解像性を損なうことなく耐薬品性にも れるため好ましい。

<架橋微粒子>
 本発明の感光性絶縁樹脂組成物には、得ら る硬化物の耐久性や熱衝撃性を向上させる めに添加剤として架橋微粒子が含有されて てもよい。
 前記架橋微粒子としては、この架橋微粒子 構成する重合体のガラス転移温度(Tg)が0℃ 下であれば特に限定されないが、不飽和重 性基を2個以上有する架橋性モノマー(以下、 単に「架橋性モノマー」という。)と、架橋 粒子のTgが0℃以下となるように選択される1 又は2種以上の「他のモノマー」と、を共重 合したものが好ましい。特に、前記他のモノ マーを2種以上併用し、且つ他のモノマーの ちの少なくとも1種が、カルボキシル基、エ キシ基、アミノ基、イソシアネート基、ヒ ロキシル基等の重合性基以外の官能基を有 るものであることが好ましい。

 前記架橋性モノマーとしては、例えば、 ビニルベンゼン、ジアリルフタレート、エ レングリコールジ(メタ)アクリレート、プ ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー 、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク リレート、ポリプロピレングリコールジ(メ )アクリレート等の重合性不飽和基を複数有 る化合物が挙げられる。これらのなかでも ジビニルベンゼンが好ましい。

 前記架橋微粒子を製造する際に用いられ 前記架橋性モノマーは、共重合に用いられ 全モノマー100質量%に対して、1~20質量%であ ことが好ましく、より好ましくは2~10質量% ある。

 また、前記他のモノマーとしては、例え 、ブタジエン、イソプレン、ジメチルブタ エン、クロロプレン、1,3-ペンタジエン等の ジエン化合物、(メタ)アクリロニトリル、α- ロロアクリロニトリル、α-クロロメチルア リロニトリル、α-メトキシアクリロニトリ 、α-エトキシアクリロニトリル、クロトン ニトリル、ケイ皮酸ニトリル、イタコン酸 ニトリル、マレイン酸ジニトリル、フマル ジニトリル等の不飽和ニトリル化合物類、( メタ)アクリルアミド、N,N’-メチレンビス(メ タ)アクリルアミド、N,N’-エチレンビス(メタ )アクリルアミド、N,N’-ヘキサメチレンビス( メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル( タ)アクリルアミド、N-(2-ヒドロキシエチル)( メタ)アクリルアミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシ チル)(メタ)アクリルアミド、クロトン酸ア ド、ケイ皮酸アミド等の不飽和アミド類、( メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、 (メタ)アクリル酸ラウリル、ポリエチレング コール(メタ)アクリレート、ポリプロピレ グリコール(メタ)アクリレート等の(メタ)ア リル酸エステル類、スチレン、α-メチルス レン、o-メトキシスチレン、p-ヒドロキシス チレン、p-イソプロペニルフェノール等の芳 族ビニル化合物、ビスフェノールAのジグリ シジルエーテル、グリコールのジグリシジル エーテル等と(メタ)アクリル酸、ヒドロキシ ルキル(メタ)アクリレート等との反応によ て得られるエポキシ(メタ)アクリレート及び 、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートと リイソシアナートとの反応によって得られ ウレタン(メタ)アクリレート類、グリシジ (メタ)アクリレート、(メタ)アリルグリシジ エーテル等のエポキシ基含有不飽和化合物 (メタ)アクリル酸、イタコン酸、コハク酸- -(メタ)アクリロキシエチル、マレイン酸-β-( メタ)アクリロキシエチル、フタル酸-β-(メタ )アクリロキシエチル、ヘキサヒドロフタル -β-(メタ)アクリロキシエチル等の不飽和酸 合物、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、 ジエチルアミノ(メタ)アクリレート等のアミ 基含有不飽和化合物、(メタ)アクリルアミ 、ジメチル(メタ)アクリルアミド等のアミド 基含有不飽和化合物、ヒドロキシエチル(メ )アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ) クリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリ レート等のヒドロキシル基含有不飽和化合物 等が挙げられる。

 これらの他のモノマーのなかでも、ブタ エン、イソプレン、(メタ)アクリロニトリ 、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、ス チレン、p-ヒドロキシスチレン、p-イソプロ ニルフェノール、グリシジル(メタ)アクリレ ート、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルキ (メタ)アクリレート類等が好ましい。

 また、前記架橋微粒子の製造には、他の ノマーとして、少なくも1種のジエン化合物 、具体的にはブタジエンが用いられているこ とが好ましい。このようなジエン化合物は、 共重合に用いる全モノマー100質量%に対して20 ~80質量%であることが好ましく、より好まし は30~70質量%である。他のモノマーとして、 記ブタジエン等のジエン化合物が全モノマ 100質量%に対して20~80質量%で共重合される場 には、架橋微粒子がゴム状の軟らかい微粒 となり、得られる硬化膜にクラック(割れ) 発生するのを防止でき、耐久性に優れた硬 膜を得ることができる。

 尚、前記架橋微粒子は、1種単独で用いて もよいし、2種以上を混合して用いてもよい

 また、前記架橋微粒子の平均粒径は、通常3 0~500nmであり、好ましくは40~200nm、更に好まし くは50~120nmである。
 この架橋微粒子の粒径のコントロール方法 特に限定されないが、例えば、乳化重合に り架橋微粒子を合成する場合、使用する乳 剤の量により乳化重合中のミセルの数を制 し、粒径をコントロールすることができる
 尚、本発明における架橋微粒子の平均粒径 は、大塚電子製の光散乱流動分布測定装置 LPA-3000」を用い、架橋微粒子の分散液を常 に従って希釈して測定した値である。

 前記架橋微粒子の配合量は、前記アルカ 可溶性樹脂(A)100質量部(但し、感光性絶縁樹 脂組成物が前記低分子フェノール性化合物を 含んでいる場合には、アルカリ可溶性樹脂(A) と、低分子フェノール性化合物との合計100質 量部)に対して、0.5~50質量部であることが好 しく、より好ましくは1~30質量部である。こ 架橋微粒子の配合量が0.5~50質量部である場 には、他の成分との相溶性又は分散性に優 、得られる硬化膜の熱衝撃性及び耐熱性を 上させることができる。

<界面活性剤>
 本発明の感光性絶縁樹脂組成物には、樹脂 成物の塗布性を向上さるために、添加剤と て界面活性剤(レベリング剤)が含有されて てもよい。
 前記界面活性剤としては、例えば、ポリオ シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ チレンステリアルエーテル、ポリオキシエ レンセチルエーテル、ポリオキシエチレン レインエーテル等のポリオキシエチレンア キルエーテル類、ポリオキシエチレンオク ルフェノールエーテル、ポリオキシエチレ ノニルフェノールエーテル等のポリオキシ チレンアルキルアリルエーテル類、ポリオ シエチレンポリオキシプロピレンブロック ポリマー類、ソルビタンモノラウレート、 ルビタンモノパルミテート、ソルビタンモ ステアレート等のソルビタン脂肪酸エステ 類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ レート、ポリオキシエチレンソルビタンモ パルミテート、ポリオキシエチレンソルビ ンモノステアレート、ポリオキシエチレン ルビタントリオレエート、ポリオキシエチ ンソルビタントリステアレート等のポリオ シエチレンソルビタン脂肪酸エステルのノ オン系界面活性剤、エフトップEF301、EF303、 EF352(トーケムプロダクツ)、メガファックF171 F172、F173(大日本インキ化学工業)、フロラー ドFC430、FC431(住友スリーエム)、アサヒガード AG710、サーフロンS-381、S-382、SC101、SC102、SC103 、SC104、SC105、SC106、サーフィノールE1004、KH-1 0、KH-20、KH-30、KH-40(旭硝子)、フタージェント 250、251、222F、FTX-218(ネオス)等のフッ素系界 活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341、 X-70-092、X-70-093(信越化学工業)、SH8400(東レ・ ウコーニング)、アクリル酸系又はメタクリ 酸系ポリフローNo.75、No.77、No.90、No.95(共栄 油脂化学工業)が挙げられる。これらの界面 活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以 を組み合わせて用いてもよい。

 また、前記界面活性剤の含有量は、前記 ルカリ可溶性樹脂(A)100質量部(但し、感光性 絶縁樹脂組成物が前記低分子フェノール性化 合物を含んでいる場合には、アルカリ可溶性 樹脂(A)と、低分子フェノール性化合物との合 計100質量部)に対して、0.01~1質量部であるこ が好ましく、より好ましくは0.01~0.5質量部で ある。この含有量が0.01~1質量部である場合に は、塗布均一性に優れた塗膜を得ることがで きる。

<他の添加剤>
 また、本発明の感光性絶縁樹脂組成物には 必要に応じて他の添加剤を本発明の特性を なわない程度に含有させることができる。 のような他の添加剤としては、無機フィラ 、増感剤、クエンチャー等が挙げられる。

2.感光性絶縁樹脂組成物の調製方法
 前記感光性絶縁樹脂組成物の調製方法は特 限定されず、公知の方法により調製するこ ができる。また、各成分を中に入れ完全に をしたサンプル瓶を、ウェーブローターの で攪拌することによっても調製することが きる。

3.電極形成方法
 本発明の感光性絶縁樹脂組成物を用いた具 的な電極の形成方法を以下に示す。
 具体的な電極形成方法としては、[1]感光性 縁樹脂組成物を用いて被加工基板上に樹脂 形状体を形成する工程(以下、「工程(1)」と いう。)と、[2]前記樹脂凸形状体の表面に、 属を被覆して電極を形成する工程(以下、「 程(2)」という。)と、を備える方法が挙げら れる。尚、この工程(1)が、本発明における樹 脂凸形状体の形成方法に相当する。

 <工程(1)>
 前記工程(1)では、感光性絶縁樹脂組成物を いることにより、被加工基板上に樹脂凸形 体が形成される。尚、前記「感光性絶縁樹 組成物」については、前述の説明をそのま 適用することができる。
 前記樹脂凸形状体は、例えば、以下のよう して形成することができる。
 まず、感光性絶縁樹脂組成物を被加工基板 塗工し、乾燥して溶剤等を揮発させて塗膜 形成する(塗膜形成工程)。その後、所望の スクパターンを介して露光し(露光工程)、加 熱処理(以下、この加熱処理を「PEB」という )を行い、前記感光性絶縁樹脂組成物におけ アルカリ可溶性樹脂(A)と、硬化剤(C)等との 応を促進させる(加熱処理工程)。次いで、 ルカリ性現像液により現像して、未露光部 溶解、除去することにより所望のパターン 得ることができる(パターン形成工程)。更に 、電極形成に適した形状とし且つ絶縁膜特性 を得るために前記パターンに対して加熱処理 を行い、樹脂凸形状体を得ることができる( 脂凸形状体形成工程)。

 前記被加工基板としては、半導体基板、 リコンウエハー、ガラス基板、プリント基 等が挙げられる。尚、この被加工基板には パッシベーション膜等の表面保護膜、電極 ッド、金属配線等が形成されていてもよい

 前記感光性絶縁樹脂組成物を被加工基板 塗工する方法としては、例えば、ディッピ グ法、スプレー法、バーコート法、ロール ート法、又はスピンコート法等の塗布方法 用いることができる。また、塗布膜の厚さ 、塗布手段、組成物溶液の固形分濃度や粘 を調節することにより、適宜制御すること できる。

 また、前記露光に用いられる放射線として 、例えば、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタ ハライドランプ、g線ステッパー、h線ステ パー、i線ステッパー、gh線ステッパー、ghi ステッパー等の紫外線や電子線、レーザー 線等が挙げられる。また、露光量としては 用する光源や樹脂膜厚等によって適宜選定 れるが、例えば、高圧水銀灯からの紫外線 射の場合、樹脂膜厚1~50μmでは、100~20000J/m 2 程度である。

 露光後は、発生した酸によるアルカリ可 性樹脂(A)と硬化剤(C)等の硬化反応を促進さ るために前記PEB処理を行う。PEB条件は樹脂 成物の配合量や使用膜厚等によって異なる 、通常、70~150℃、好ましくは80~120℃で、1~60 分程度である。その後、アルカリ性現像液に より現像して、未露光部を溶解、除去するこ とによって所望のパターンを形成する。この 場合の現像方法としては、シャワー現像法、 スプレー現像法、浸漬現像法、パドル現像法 等を挙げることができる。現像条件としては 通常、20~40℃で1~10分程度である。

 前記アルカリ性現像液としては、例えば 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アン ニア水、テトラメチルアンモニウムヒドロ シド、コリン等のアルカリ性化合物を濃度 1~10質量%程度になるように水に溶解したア カリ性水溶液を挙げることができる。また 前記アルカリ性水溶液には、例えば、メタ ール、エタノール等の水溶性の有機溶剤や 面活性剤等を適量添加することもできる。 、アルカリ性現像液で現像した後に水で洗 し、乾燥させる。

 現像後に得られるパターン形状は、通常 断面(被加工基板に対して垂直な断面)が矩 の、直線状或いは曲線状のラインパターン は円柱状(楕円柱状も含む)或いは角柱状パタ ーン等が挙げられる〔図1(a)参照〕。

 また、現像後に、加熱処理を行うことで、 1に示すように、得られたパターン21上部に いて熱だれを発生させることで、電極形成 適した形状を有する樹脂凸形状体22を得る とができる。更には、この加熱処理により 十分に硬化され、且つ絶縁膜としての特性 十分に発現される。
 前記樹脂凸形状体の形状は、樹脂凸形状体 被加工基板と平行な仮想面で切断した場合 前記樹脂凸形状体の断面積が、前記仮想面 前記被加工基板から離隔するにつれて順次 さくなっていることが好ましい。即ち、図4 を用いて具体的に説明すると、図4(a)に示す 加工基板1と樹脂凸形状体22との接合面の面 S 1 と、図4(b)に示す被加工基板1と平行な仮想面4 で切断した場合の樹脂凸形状体22の断面積S 2 とを比べた際に、この断面積S 2 が仮想面4を被加工基板1から離隔するにつれ 順次小さくなっていることが好ましい。
 また、この樹脂凸形状体の断面(被加工基板 に対して垂直な断面)は、略半円形状、略台 状等であることが好ましい。

 前記加熱処理における加熱温度は、感光性 縁樹脂組成物における各成分の配合量等に り適度調整されるが、120~300℃であることが 好ましく、より好ましくは130~290℃、更に好 しくは140~280℃である。尚、加熱時間は、0.01 ~20時間℃であることが好ましく、より好まし くは0.1~15時間、更に好ましくは0.2~10時間であ る。このような加熱条件であれば、電極形成 に適した形状を有する樹脂凸形状体を確実に 得ることができる。
 また、硬化を十分に進行させたり、得られ 形状の変形を防止するために、2段階での加 熱処理を行うこともでき、2段階目の加熱温 は、150~350℃であることが好ましく、より好 しくは170~330℃、更に好ましくは200~300℃で る。尚、2段階目の加熱時間は、0.01~20時間で あることが好ましく、より好ましくは0.1~8時 、更に好ましくは0.2~10時間である。また、 記加熱処理としては、昇温プロセスを使用 ることもできる。この際の昇温速度は、0.1~ 100℃/分であることが好ましく、より好まし は0.2~50℃/分、更に好ましくは0.5~10℃/分であ る。
 これらの加熱処理には、一般的なオーブン 、赤外線炉等の加熱設備を使用することが きる。

<工程(2)>
 前記工程(2)では、前記樹脂凸形状体の表面 金属が被覆されて電極が形成される。
 例えば、図2及び図3に示すように、金属パ ド11及びパッシベーション膜(表面保護膜)12 形成された被加工基板1上に、感光性樹脂組 物を用いて、前述のように断面が略半円形 の線状の樹脂凸形状体22を形成し、その後 金属パッド11上から樹脂凸形状体22の頂上を 過する配線部3を形成することにより、本発 明の電極を形成することができる。

 以下、実施例を挙げて、本発明を更に具 的に説明する。但し、本発明は、これらの 施例に何ら制約されるものではない。

[1]感光性絶縁樹脂組成物の調製
(実施例1)
 表1に示すとおり、[A]アルカリ可溶性樹脂(A- 1)80質量部、[a]低分子フェノール性化合物(a-1) 20質量部、[B]光感応性酸発生剤(B-1)0.8質量部 [C]硬化剤(C-1)15質量部、[D]密着助剤(D-1)2.5質 部、[F]オキシラン環含有化合物(F-1)5質量部 [G]架橋微粒子(G-1)5質量部及び[H]界面活性剤(H -1)0.2質量部を、[E]溶剤(E-1)130質量部に溶解す ことにより感光性絶縁樹脂組成物を調製し 。

(実施例2~4及び比較例1~3)
 実施例1と同様にして、表1に示すとおり、[A ]アルカリ可溶性樹脂、[a]低分子フェノール 化合物、[B]光感応性酸発生剤、[C]硬化剤、[D ]密着助剤、[F]オキシラン環含有化合物、[G] 橋微粒子及び[H]界面活性剤を、[E]溶剤に溶 することにより各感光性絶縁樹脂組成物を 製した。

 尚、表1に記載の組成は、以下のとおりであ る。
<[A]アルカリ可溶性樹脂>
 A-1:m-クレゾール/p-クレゾール=60/40(モル比) ノボラック樹脂、ポリスチレン換算重量平 分子量(Mw)=7000
 A-2:フェノールのノボラック樹脂、Mw=7000
 A-3:p-ヒドロキシスチレンの単独重合体、丸 石油化学製、商品名「S-2P」、Mw=2000.Mw/Mn=3.0
<[a]低分子フェノール性化合物>
 a-1:1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-[4-{1-(4- ドロキシフェニル)-1-メチルエチル}フェニ ]エタン
<[B]酸発生剤>
 B-1:4-メトキシスチリル-ビス(トリクロロメ ル)-s-トリアジン(日本シイベルヘグナー製、 商品名「トリアジンPMS」)
 B-2:2-[2-(5-メチルフラン-2-イル)エチニル]-4,6- ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン(三和ケ ミカル製、商品名「TME-トリアジン」)
 B-3:4,7-ジ-n-ブトキシナフチルテトラヒドロ オフェニウムトリフルオロメタンスルホネ ト
<[C]硬化剤>
 C-1:ヘキサメトキシメチルメラミン(三井サ テック製、商品名「サイメル300」)

<[D]密着助剤>
 D-1:γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシ ラン(チッソ製、商品名「S510」)
 D-2:1,3,5-N-トリス(トリメトキシシリルプロピ ル)イソシアヌレート〔(モメンティブ製、商 名「Y11597」)
<[E]溶剤>
 E-1:2-ヘプタノン
 E-2:乳酸エチル
<[F]オキシラン環含有化合物>
 F-1:トリメチロールプロパンポリグリシジル エーテル(ナガセケムテックス製、商品名「 ナコールEX321L」)
<[G]架橋微粒子>
 G-1:ブタジエン/ヒドロキシブチルメタクリ ート/メタクリル酸/ジビニルベンゼン=55/37/6/ 2(質量%)、平均粒径=75nm、Tg=-10℃
 G-2:ブタジエン/スチレン/ヒドロキシブチル タクリレート/メタクリル酸/ジビニルベン ン=48/24/20/6/2(質量%)、平均粒径=70nm、Tg=-35℃
<[H]界面活性剤(レベリング剤)>
 H-1:商品名「FTX-218」(ネオス製)
 H-2:商品名「SH8400」(東レ・ダウコーニング )

[2]感光性絶縁樹脂組成物の評価
 前記実施例1~4及び比較例1~3の各感光性絶縁 脂組成物の特性を、下記の方法に従って評 した。その結果を表2に示す。
(1)解像性
 6インチのシリコンウエハーに感光性絶縁樹 脂組成物をスピンコートし、ホットプレート を用いて110℃で3分間加熱し、15μm厚の均一な 樹脂塗膜を作製した。その後、アライナー(Ka rl Suss社製、「MA-100」)を用い、パターンマス クを介して高圧水銀灯からの紫外線を波長350 nmにおける露光量が3000~5000J/m 2 となるように露光した。次いで、ホットプレ ートで110℃、3分間加熱(PEB)し、2.38質量%テト メチルアンモニウムハイドロキサイド水溶 を用いて23℃で90秒間、浸漬現像した。そし て、得られたパターンの最小寸法を解像度と した。

(2)パターン形状
 6インチのシリコンウエハーに感光性絶縁樹 脂組成物をスピンコートし、ホットプレート を用いて110℃で3分間加熱し、15μm厚の均一な 樹脂塗膜を作製した。その後、アライナー(Ka rl Suss社製、「MA-100」)を用い、パターンマス クを介して高圧水銀灯からの紫外線を波長350 nmにおける露光量が3000~5000J/m 2 となるように露光した。次いで、ホットプレ ートで110℃、3分間加熱(PEB)し、2.38質量%テト メチルアンモニウムハイドロキサイド水溶 を用いて23℃で90秒間、浸漬現像した。その 後、得られたパターニング基板を、クリーン オーブン(空気下)を用いて190℃で1時間加熱し てパターンを熱硬化させた。次いで、得られ た線幅20μmのラインパターンの断面形状を断 SEM(日立ハイテクフィールディング製、型番 「S4200」)を用いて確認し、下記の基準で評価 した。
 ○;断面形状が台形或いは半円形
 ×;矩形

(3)弾性率
 支持基板上に、感光性絶縁樹脂組成物を塗 し、ホットプレートを用いて100℃で20分間 熱した後、クリーンオーブン(空気下)を用い て190℃で1時間加熱して樹脂塗膜を硬化させ 、50μm厚の硬化膜を作製した。その後、この 硬化膜から、5mm×20mm(厚み50μm)の試験片を作 した。次いで、この試験片を用いて、引っ り法(JIS K 7113)により弾性率を測定した。

(4)密着性
 シリコンウエハーに感光性絶縁樹脂組成物 塗布し、ホットプレートを用いて120℃で5分 間加熱し、15μm厚の均一な樹脂塗膜を作製し 。その後、クリーンオーブン(空気下)を用 て190℃で1時間加熱して樹脂塗膜を硬化させ 硬化膜を得た。次いで、この硬化膜をプレ シャークッカー試験装置〔タバイエスペッ (株)社製、型番「EHS-221MD」〕で、温度121℃ 湿度100%、圧力2.1気圧の条件下で168時間処理 た。そして、試験前後での密着性をJIS K 56 00-5,-6に準拠してクロスカット試験(碁盤目テ プ法)を行い、評価した。

 尚、本発明においては、前述の具体的な実 例に示すものに限られず、目的、用途に応 て本発明の範囲内で種々変更した形態とす ことができる。
 また、本発明では、参考発明として以下の 極形成方法及び感光性絶縁樹脂組成物を挙 ることができる。
 1.[1]感光性絶縁樹脂組成物を用いて被加工 板上に樹脂凸形状体を形成する工程と、[2] 記樹脂凸形状体の表面に、金属を被覆して 極を形成する工程と、を備える電極形成方 であって、
 前記感光性絶縁樹脂組成物が、(A)フェノー 性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂と、( B)光感応性酸発生剤と、(C)硬化剤と、(D)密着 剤と、(E)溶剤と、を含有することを特徴と る電極形成方法。
 2.前記(C)硬化剤として、分子中に2つ以上の ルキルエーテル化されたアミノ基を有する 合物を含む前記1.に記載の電極形成方法。
 3.前記(A)フェノール性水酸基を有するアル リ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、前 (B)光感応性酸発生剤の含有量が0.2~2.5質量部 前記(C)硬化剤の含有量が5~30質量部、前記(D) 密着助剤の含有量が0.5~5質量部である前記1. は2.に記載の電極形成方法。
 4.更に、(F)オキシラン環含有化合物を含む 記1.乃至3.のいずれかに記載の電極形成方法
 5.前記(F)オキシラン環含有化合物の含有量 、前記(A)フェノール性水酸基を有するアル リ可溶性樹脂を100質量部とした場合に、3~30 量部である前記1.に記載の電極形成方法。
 6.前記樹脂凸形状体を前記被加工基板と平 な仮想面で切断した場合の前記樹脂凸形状 の断面積が、前記仮想面を前記被加工基板 ら離隔するにつれて順次小さくなっている 記1.乃至5.のいずれかに記載の電極形成方法
 7.[1]感光性絶縁樹脂組成物を用いて被加工 板上に樹脂凸形状体を形成する工程と、[2] 記樹脂凸形状体の表面に、金属を被覆して 極を形成する工程と、を備える電極形成方 において用いられる前記感光性絶縁樹脂組 物であって、
 (A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可 性樹脂と、(B)光感応性酸発生剤と、(C)硬化 と、(D)密着助剤と、(E)溶剤と、を含有する とを特徴とする感光性絶縁樹脂組成物。