Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
PIVOTING MECHANISM AND RECEIVING DEVICE USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105324
Kind Code:
A1
Abstract:
A pivoting mechanism in which a movable body pivots from a first position of a body to an intermediate position on the way to the second position of the body against urging force of urging means, pivots from the intermediate position to the second position under the urging force, pivots from the second position to the intermediate position on the way to the first position against the urging force, and pivots from the intermediate position to the first position under the urging force. The pivoting mechanism has damper means for braking the movable body only when it pivots to the second position and to the first position under the urging force.

More Like This:
Inventors:
NISHIDA RYUHEI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053000
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 21, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
NIFCO INC (JP)
NISHIDA RYUHEI (JP)
International Classes:
F16C11/04; B60N3/10; B60R7/04; B60R7/06; B65D27/00; B65D43/16; H05K5/02
Foreign References:
JP2006205857A2006-08-10
JPH0680917U1994-11-15
JPS62139747U1987-09-03
JPH07320471A1995-12-08
Attorney, Agent or Firm:
OGAWA, Toshiharu (SIA Kanda Square17, Kanda-konyacho,Chiyoda-ku, Tokyo 35, JP)
Download PDF:
Claims:
 可動体を、本体の第1位置から第2位置に向かう途中までは付勢手段の付勢力に抗して回動操作し途中から第2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第1位置まで付勢力にて回動する回動機構において、前記可動体が付勢力にて前記第2位置及び第1位置へ回動されるときだけ該可動体を制動するダンパー手段を備えていることを特徴とする回動機構。
 請求項1に記載の回動機構において、前記ダンパー手段は前記可動体の回動運動を往復運動に変換する変換手段を介して制動することを特徴とする回動機構。
 可動体を、本体の第1位置と第2位置とに切り換えるとき、その切換動作の一部を付勢手段の付勢力にて回動したり該付勢力に抗して回動操作する回動機構において、
 前記本体に設けられたガイド部と、前記可動体と一体に回動されるレバーと、該レバーに対し摺動自在に支持された状態で前記ガイド部の軌跡に応じて摺動される摺動体とを有し、
 前記可動体を、前記第1位置から第2位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第1位置まで付勢力にて回動することを特徴とする回動機構。
 付勢手段及び制動用ダンパー手段を有し、可動体を、本体の第1位置と第2位置とに切り換えるとき、その切換作動の一部を前記付勢手段の付勢力にて回動したり該付勢力に抗して回動操作すると共に、前記ダンパー手段により制動する回動機構において、
 前記本体に設けられたガイド部と、前記可動体と一体に回動されるレバーと、該レバーに対し摺動自在に支持された状態で前記ガイド部の軌跡に応じて摺動される摺動体と、前記摺動体に作動連結される前記ダンパー手段とを有し、
 前記可動体を、前記第1位置から第2位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第1位置まで付勢力にて回動することを特徴とする回動機構。
 付勢手段及び制動用ダンパー手段を有し、可動体を、本体の第1位置と第2位置とに切り換えるとき、その切換作動の一部を前記付勢手段の付勢力にて回動したり該付勢力に抗して回動操作すると共に、前記ダンパー手段により制動する回動機構において、
 前記本体に設けられたガイド部と、前記可動体と一体に回動されるレバーと、該レバーに対し摺動自在に支持された状態で前記ガイド部の軌跡に応じて摺動される摺動体と、前記摺動体に一方向クラッチを介して作動連結される前記ダンパー手段とを有し、
 前記可動体を、前記第1位置から第2位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作し途中から第1位置まで付勢力にて回動すると共に、前記可動体が付勢力にて回動されるときにだけ前記ダンパー手段にて制動されるようにしたことを特徴とする回動機構。
 請求項1、4、5の何れかに記載の回動機構において、前記可動体は前記本体に対し両側のアームを介して回動可能に取り付けられていると共に、前記両アームのうち、一方のアームには前記ダンパー手段が一体に回動されるよう付設され、他方のアームには前記付勢手段が作動するよう付設されていることを特徴とする回動機構。
 請求項3から5の何れかに記載の回動機構において、前記付勢部材はコイルばねであると共に、前記ガイド部は略V形に形成されていることを特徴とする回動機構。
 請求項5から7の何れかに記載の回動機構において、前記一方向クラッチ及び前記ダンパー手段が前記レバーに取り付けられていることを特徴とする回動機構。
 可動体を本体の第1位置と第2位置とに切り換える収納装置において、請求項1から8の何れかに記載の回動機構を具備していることを特徴とする収納装置。
Description:
回動機構及びそれを用いた収納 置

 本発明は、可動体を本体の第1位置と第2 置とに回動して切り換える回動機構のうち 特に切換動作の一部を付勢手段の付勢力に 回動するようにした回動機構及びそれを用 た収納装置に関するものである。

 従来の回動機構としては、図19(a)(b)(特許 献1の構造)に示されるように、リッド42を本 体41の開位置と閉位置とに切り換えるとき、 の切換作動の一部をトーションばね43の付 力にて回動したり該付勢力に抗して回動操 するものがある。具体的には、リッド42の両 側面に突設されて片側2個で合計4個のピン44a, 44bと、本体両側に設けられてピン44a,44bと嵌 する枝溝46a付きのガイド溝46と、リッド42を2 方向へ反転付勢するトーションばね43と、本 両側に突設された軸部48に枢支されて、ピ 44aの突出端と嵌合する逃げ溝45aを形成して る回動板45とを有している。ここで、トーシ ョンばね43は、一端側が本体41側の係止部47に 係止され、他端側がピン44aに係止されている 。そして、リッド42は、図19(a)の閉位置で、 ン44bがガイド溝46の上端に位置し、ピン44aが 枝溝46aに位置して、トーションばね43により 方向へ付勢され該付勢状態で保持される。 位置へ切り換える際は、リッド42をトーシ ンばね43の付勢力に抗し開方向へ回動操作す る。すると、リッド42は、ピン44bを中心に所 角回動し、ピン44aが枝溝46aからガイド溝46 戻った後、両ピン44a,44bが共に図19(b)のごと ガイド溝46の下端側へ移動する。トーション バネ43は、ピン44aが枝溝46aからガイド溝46に ると、反転しながらリッド42を開方向へ付勢 移動する。

 また、従来の回動機構としては、付勢手段 びロータリー式ダンパー手段を有し、リッ を本体の閉位置と開位置とに切り換えると 、その切換作動の一部を付勢手段の付勢力 て回動したり該付勢力に抗して回動操作す と共に、ダンパー手段により制動すること 多い。この場合、制動機構としては、特許 献2に示されるように、ダンパー手段が一方 向クラッチ(ワンウェイクラッチ装置)を介し 、リッドの開時には作動してリッドをゆっ り開き、閉時には作動しないようにしたも もある。

特開2001-336335号公報

特開2005-67708号公報

 上記した各回動機構では、リッドの開閉操 性を向上するものではあるが、次のような から未だ課題を有している。
(ア)、まず、特許文献2の回動機構では、リッ ドが閉から開位置に付勢力で移動されるとき に、ダンパー手段が一方向クラッチを介して リッドの開速度を制動し、逆にリッドが付勢 力に抗して開から閉位置に回動操作されると きにダンパー手段の制動を受けずに操作する ことができる。しかしながら、この回動機構 において、制動機構としてはリッドが閉から 開位置に回動されるとき、又は、リッドが開 から閉位置に回動されるときの何れか一方で 制動力を付与する。換言すると、リッドが特 許文献1のごとく閉位置から途中まで手動で 動操作し途中から付勢力で回動して開位置 切り換えたり、開位置から途中まで手動で 動操作し途中から付勢力で回動して閉位置 切り換えるような構造において、従来の制 機構では、リッドを付勢力で回動する部分 程だけ制動したり、逆にリッドを手動で回 操作する部分過程だけ制動を受けないよう はできず、そのことが高級化を図る上での 約要因となっている。

(イ)、また、特許文献1の回動機構では、ト ーションバネが作動方向を切り換えて、リッ ドが開閉途中より閉側に近くなると該リッド を閉方向へ付勢移動し、開閉途中より開側に 近くなると該リッドを開方向へ付勢移動する ため、例えば、リッドが閉位置あるいは開位 置にあるとき、特にロック手段を付設しなく てもリッドのばたつきを抑えることができる 。しかしながら、この回動機構では、トーシ ョンバネの作動切換、つまり反転に伴う違和 感や雑音発生により高級感を損なう。このよ うな課題は、例えば、リッドが大きくなった り重くなるような場合等で、それに対応して バネ圧の大きなトーションバネを使用しなけ ればならないようなときに顕著となる。

 そこで、本発明の目的は、回動機構にダ パー手段の制動を最適な態様で与え(例えば 、可動体が付勢力にて回動されるときにだけ 付与)、それにより使い勝手及び高級感を向 する。また、例えば、付勢手段として非反 式の付勢部材を用いることも可能にし、そ により高級感をより向上する。

 本願の発明は、上記目的を達成するため以 のような構成を工夫したものである。
 本発明の第1観点によれば、可動体を、本体 の第1位置から第2位置に向かう途中までは付 手段の付勢力に抗して回動操作し途中から 2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前記 第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢 に抗して回動操作し途中から第1位置まで付 勢力にて回動する回動機構において、前記可 動体が付勢力にて前記第2位置及び第1位置へ 動されるときだけ該可動体を制動するダン ー手段を備えていることを特徴としている また、以上の発明において、前記ダンパー 段は前記可動体の回動運動を往復運動に変 する変換手段(形態例だと、ガイド部17、ア ム20或いはレバー4、摺動体5)を介して制動 ることが好ましい(本発明の第2観点)。

 本発明の第3観点によれば、可動体を、本 体の第1位置と第2位置とに切り換えるとき、 の切換動作の一部を付勢手段の付勢力にて 動したり該付勢力に抗して回動操作する回 機構において、前記本体に設けられたガイ 部と、前記可動体と一体に回動されるレバ と、該レバーに対し摺動自在に支持された 態で前記ガイド部の軌跡に応じて摺動され 摺動体とを有し、前記可動体を、前記第1位 置から第2位置に向かう途中までは付勢力に して回動操作し途中から第2位置までは付勢 にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位 に向かう途中までは付勢力に抗して回動操 し途中から第1位置まで付勢力にて回動する とを特徴としている。

 本発明の第4観点によれば、付勢手段及び 制動用ダンパー手段を有し、可動体を、本体 の第1位置と第2位置とに切り換えるとき、そ 切換作動の一部を前記付勢手段の付勢力に 回動したり該付勢力に抗して回動操作する 共に、前記ダンパー手段により制動する回 機構において、前記本体に設けられたガイ 部と、前記可動体と一体に回動されるレバ と、該レバーに対し摺動自在に支持された 態で前記ガイド部の軌跡に応じて摺動され 摺動体と、前記摺動体に作動連結される前 ダンパー手段とを有し、前記可動体を、前 第1位置から第2位置に向かう途中までは付 力に抗して回動操作し途中から第2位置まで 付勢力にて回動し、かつ、前記第2位置から 第1位置に向かう途中までは付勢力に抗して 動操作し途中から第1位置まで付勢力にて回 することを特徴としている。

 本発明の第5観点によれば、本発明の第4 点と比べ、前記ダンパー手段が前記摺動体 対し一方向クラッチを介して作動連結され おり、前記可動体を、前記第1位置から第2位 置に向かう途中までは付勢力に抗して回動操 作し途中から第2位置までは付勢力にて回動 、かつ、前記第2位置から第1位置に向かう途 中までは付勢力に抗して回動操作し途中から 第1位置まで付勢力にて回動すると共に、前 可動体が付勢力にて回動されるときにだけ 記ダンパー手段にて制動される点で異なっ いる。

 以上の発明において、可動体はリッド、 、カバーなどを含む。本体はボックス、各 の収納部や装置などを含む。本体の第1位置 及び第2位置は、例えば、可動体が形態例の うなリッドであれば一方が開位置で他方が 位置となる。

 本発明の第1観点では、可動体を、第1位 から第2位置に向かう途中までは付勢力に抗 て回動操作し途中から第2位置までは付勢力 にて回動し、かつ、前記第2位置から第1位置 向かう途中までは付勢力に抗して回動操作 途中から第1位置まで付勢力にて回動する回 動機構として、可動体が付勢力で回動される ときだけダンパー手段による制動を付与し、 それにより適用装置の使い勝手及び高級感を より向上できる。これに対し、本発明の第2 点では、前記ダンパー手段が可動体の回動 動を往復運動に変換する変換手段を介して 動するため、本発明の第1観点による回動機 であっても図1~図18に例示されるごとく既存 の回転ダンパーを適用可能にする。

 本発明の第3観点では、図1~図12に例示さ るように、レバー及び摺動体を利用して、 えば、付勢手段として非反転式の付勢部材 用いて反転式ばねと同様な付勢態様、つま 、可動体を、第1位置から第2位置に向かう途 中までは付勢力に抗して回動操作し途中から 第2位置までは付勢力にて回動し、かつ、前 第2位置から第1位置に向かう途中までは付勢 力に抗して回動操作し途中から第1位置まで 勢力にて回動可能となる。このため、この 動機構では、従来機構に比較して、反転に う違和感や雑音発生を確実に解消でき、そ により適用装置の使い勝手及び高級感を向 できる。

 本発明の第4観点では、本発明の第3観点 作用効果に加え、従来と同様なダンパー手 による制動を簡単に付与でき、それにより 用装置の使い勝手及び高級感をより向上で る。

 本発明の第5観点では、本発明の第4観点 作用効果に加え、可動体が付勢力にて回動 れるときにだけダンパー手段にて制動され 、つまり、この構造では、可動体が付勢力 回動されるときにだけダンパー手段により 動されるが、付勢力に抗して回動操作する きはダンパー手段の制動を一方向クラッチ 介して受けないため、手動時の軽い操作力 いしは操作性を維持できる。それにより、 発明の第5観点では、本発明の第1観点と同様 にダンパー手段の制動をベストモードで与え 、使い勝手及び高級感をより向上できる。

 本発明の第6観点では、上記の回動機構に おいて、可動体は本体に対し両側のアームを 介して回動可能に取り付けられていると共に 、両アームのうち、一方のアームにはダンパ ー手段が一体に回動されるよう付設され、他 方のアームには付勢手段が作動するよう付設 されている構成である。これは、図13~図18に 示されるように、付勢手段とダンパー手段 が可動体の両側に配置されるため、設計自 度を拡大でき、付勢圧の調整や変更も容易 なる。

 本発明の第7観点では、上記の回動機構に おいて、前記付勢部材はコイルばねであると 共に、前記ガイド部は略V形に形成されてい という構成である。これは、各発明に共通 た構成を形態例に基づいて明らかにしたこ に意義がある。これに対し、本発明の第8観 では、上記の回動機構において、前記一方 クラッチ及び前記ダンパー手段が前記レバ に取り付けられている構成であり、ベスト ードがユニット品として取扱性などからも れている。

 本発明の第9観点は、可動体を本体の第1 置と第2位置とに切り換える収納装置におい 、本発明の第1乃至第8観点のいずれかによ 回動機構を具備している構成であり、以上 回動機構の用途例を図1~図18に基づいて明ら にしたことに意義がある。そして、この収 装置は上記した各発明の作用効果を具備で る。

形態例の回動機構を適用した収納装置 リッドの閉位置で示す側面図である。 図1のA-A線断面図である。 上記回動機構を示す上面図である。 (a)は図3のB-B線断面図、(b)は図3のC-C線 面図である。 図1の収納装置においてリッドを途中ま で回動した状態を示す作動図である。 図5のリッドを開位置まで回動した状態 を示す作動図である。 上記収納装置と回動機構の主部材を示 概略構成図である。 本体単品を示し、(a)は側面図、(b)は(a) D-D線断面図である。 レバー単品を示し、(a)は上面図、(b)及 (c)は(a)のE-E線断面図とF-F線断面図である。 摺動体単品を示し、(a)は上面図、(b)は 下面図、(c)は後端方向から見た端面図、(d)は ボスやピン部材と共に示す(a)のG-G線断面図で ある。 一方向クラッチを示し、(a)は上面図、 (b)は(a)のH-H線断面図、(c)は(a)のJ-J線断面図で ある。 変形例1を図1に対応して示す図である 変形例2を図1に対応して示す図である 図13の側面と反対側の側面を示す図で る。 変形例2を図5に対応して示す図である 変形例2を図6に対応して示す図である 図6の側面と反対側の側面を示す図で る。 図13のA1-A1線断面図である。 (a)(b)は特許文献1の回動機構を示す説 図である。

 本発明の最良の形態について添付図面を 照しながら説明する。図1と図2は形態例の 動機構を具備した収納装置例を示し、図3と 4(a)(b)は前記回動機構の細部を示し、図5と 6は作動を示し、図7は前記回動機構の構成部 材同士の概略的な関係を示している。図8(a)(b )は本体単品を示し、図9(a)~(c)はレバー単品を 示し、図10(a)~(d)は摺動体単品を示し、図11(a)~ (c)は一方向クラッチを示している。図12は変 例1、図13~図18は変形例2を示している。なお 、図面は作図上一部を省略化したり簡略化し ている。以下の説明では、収納装置、回動機 構及び作動、変形例1、変形例2の順に詳述す 。

(収納装置)形態例の収納装置は、図1~図6に されるように、本体1に対してリッド2を回 機構3を介して本体側開口部を塞ぐ図1の閉位 置と、本体側開口部を全開する図6の開位置 に回動して切り換えるとき、リッド2が閉か 開位置に向かう途中までは付勢力に抗して 動操作され、途中から開位置までは付勢力 て回動され、かつ、リッド2が開から閉位置 に向かう途中までは付勢力に抗して回動操作 され、途中から閉位置まで付勢力にて回動さ れるようになっている。

 ここで、本体1は、図1及び図8(a)(b)に示さ るように、内部が前後壁10,11と両側壁12並び に底壁13などにより区画されて上開口したボ クス状をなしている。前壁10及び両側壁12に は鍔状の上フランジ部などが設けられている 。両側壁12の後側には、後壁11との間に一段 り出した張出部14が設けられると共に、前記 フランジ部の内側対応部及び張出部14の前端 に設けられた開口などを通じて内外が連通 れている。両側壁12にはリッド用枢軸部15が 後方上側に設けられている。

 また、一方の側壁12には概略V形状のガイ 部17が設けられている。このガイド部17は、 断面が略凹状のガイド溝であり、内底面に突 出されて全体がV形に延びている断面略凸形 リブ18を有している。また、ガイド部17は図8 (a)のごとくV形の折り曲げ部17aが枢軸部15と対 向する配置となっている。詳述すると、ガイ ド部17は、枢軸部15より垂下した線と、枢軸 15と折り曲げ部17aとを結ぶ線との間の角度a 所定角となるよう設定されている。すなわ 、この角度aは、例えば、後述するように付 部材6のコイルばねが付勢力を蓄える最終点 、又は、蓄えた付勢力を放出する始点を考慮 して設計される。

 リッド2は、矩形の板状をなし、両側に突 設された支持用アーム20と、前縁の左右中間 設けられて手動で回動操作する際に指等を っかける不図示の摘み部などを有している 各アーム20には、図2に示されるように、取 孔21が同軸線上に設けられている。符号22は 係合穴である。そして、このリッド2は、本 1に対し両側のアーム20が本体内から前記し フランジ部の内側対応部の開口及び張出部14 の前端面の開口などを通じて外、つまり側壁 12の外面側へ突出された状態で、枢軸用筒部 23及びねじ部材24などを介して回動可能に支 持される。その際、この構造では、図2に示 れるように、対応側壁12の枢軸部15に対しア ム20と、回動機構3を構成しているレバー4と を重ねた状態で、筒部材23がレバー4の取付孔 40、アーム20の取付孔21に挿通された後、ねじ 部材24が筒部材23から側壁12の枢軸部15にねじ まれる。これにより、レバー4は、側壁12に し筒部材23及びねじ部材24を介してアーム20 共に支持されると共に、アーム20に対し筒 材23及びねじ部材24を介して一体化されてリ ド2と一体に回動される。

 なお、前記レバー4は、アーム20に単独で 定し、リッド2と一体に回動されるようにし てもよい。そして、リッド2は、筒部材23を中 心として本体1の開口部を塞いだ閉位置と、 体1の開口部を全開した開位置とに回動切り えられる。この場合、リッド2は、閉位置及 び開位置において、回動機構3の付勢部材6の 勢力(初期付勢力)を受けてばたつかないよ に設計されているが、例えば、ラッチ手段 追加して本体1の閉位置に解除可能に係止す ようにしてもよい。

(回動機構)形態例の回動機構3は、上記した レバー4と、レバー4に対し摺動自在に支持さ ると共に前記ガイド部17と嵌合される摺動 5と、レバー4と摺動体5との間に配置された 勢部材6と、摺動体5に一方向クラッチ7を介 て作動連結されるダンパー手段である回転 ンパー6とをユニットとして備えている。な 、本発明の第2観点による変換手段9は、リ ド2の回動運動を往復運動に変換する構成で り、以上の回動機構3のうち、特に、本体側 のガイド部17と、リッド側のアーム20或いは バー4つまりリッド2と一体に回動する部材と 、該部材に摺動自在に保持されてガイド部17 嵌合される摺動体5とで構成される。

 レバー4は、図7及び図9(a)~(c)に示されるよ うに概略L形の板状をなしている。L形の垂直 部4Aには、先端側の前記取付孔40と、取付孔 40の手前に突出されているばね用係止軸部41 、係止軸部41の両側から後端に向かって平行 に延びている対の案内壁部42と、案内壁部42 士の間にあって、長手方向の途中より後端 至る箇所を開口した貫通孔43及び貫通孔43と 止軸部41との間を一段低くした逃げ溝44と、 逃げ溝44の下面に突出された規制軸45と、後 側の下面に突出された突起46とが設けられて いる。このうち、両側の案内壁部42は、それ れ外側面に突出されている横リブ42aを有し 図4(a)のごとく摺動体5の対応部を下面との に摺動自在に嵌合支持する。規制軸45は、上 記したリッド側アーム20の係合穴22に係止さ ることで、アーム20に対するレバー4の回動 確実に阻止する。これに対し、L形の水平片 4Bには、一方向クラッチ7を保持する支持軸4 7と、回転ダンパー6を位置決めする凹状の配 部48とが設けられている。なお、L形の水平 部4Bは、本発明の第1観点の場合に省略して 差し支えなく、又、本発明の第2観点の場合 に図12のごとく簡略化される。

 摺動体5は、図4(a)(b)と図7及び図10(a)~(d)に されるように概略細長い板状をなし、一側 手方向に設けられたギア部50と、後側で左 中間に突設されているばね用係止軸部51と、 係止軸部51より手前で左右中間に貫通された 通孔52と、下面側に突設されて貫通孔52と連 通している筒部53と、両下側に設けられてい 嵌合部54,54とを有している。筒部53には、図 10(d)のごとくカラー55がシャフト56を介して連 結される。この場合、シャフト56は径小の軸 57を有している。カラー55は筒形をなしガイ ド部17の溝内に摺動自在に嵌合される。そし 、カラー55は、筒部53に対し、シャフト56が 部53に係合固定され、軸部57がカラー55の中 係止孔に圧入されることで強固に一体化さ る。

 以上の摺動体5は、図4(a)のごとくレバー4 対し、両側の嵌合部54がレバー側の対応す 案内壁部42の横リブ42aを外側から嵌合した状 態に組み込まれ、案内壁部42に沿って摺動さ る。この摺動範囲は、図9(b)のごとく摺動体 5の先端が逃げ溝44の前端面に規制される前方 位置から、カラー55が突起46に規制される後 位置までである。また、レバー4と摺動体5と の間、詳細にはレバー側係止軸部41と摺動体 係止軸部51との間には図5のごとく非反転式 付勢部材6が配置される。この付勢部材6は イルばねであり、一端6aを係止軸部41に係止 た後、他端6bを引っ張って初期付勢力(これ 、例えば、図3の態様で摺動体5、引いては ッド2が不用意にがたつかないようにする程 の付勢力)を発現した状態で係止軸部51に係 する。このため、摺動体5は、通常、レバー 4に対して付勢部材6の初期付勢力により取付 40側、つまり図3の初期位置に保持されてい 。

 一方向クラッチ7は、図11(a)~(c)に示される ように、第1ギア体30及び第2ギア体35並びに巻 ばね39からなる。第1ギア体30は、中心の筒状 31と、筒状部31の上側外周から略傘状に設け られている接続部32と、接続部32の下周囲に って対向した箇所から更に下に突出されて る先端内爪33a付きの係合片部33と、接続部32 下周囲に設けられているギア部34とを有し いる。なお、接続部32上面にあって符号32aは 各内爪33aを形成する際の型抜用孔、符号32bは ばね用係止孔である。

 第2ギア体35は、筒状部31を内側に嵌合す 筒状部36と、筒状部36の外周から略逆傘状に けられている連結部37と、筒状部36の下周囲 に設けられているギア部38とを有している。 結部37の先端外周には鍔状爪37aが周設され いる。巻ばね39は、筒状部36の外径に対応し 巻径で、一端39aが折り曲げられ、他端が自 端に設定されている。

 組立操作では、まず、巻ばね39が第2ギア 側筒状部36の連結部37より上側周囲に巻き付 けられる。この状態から、第2ギア体35は例え ば、筒状部36の内径に筒状部31を挿入し、巻 ね39の一端39aを入力部側の係止孔32bに係止し た後、連結部37を接続部32の内側に押しなが 鍔状爪37aを係合片部33の内爪33aに掛け止める ことで第1ギア体30に対して組み付けられて一 方向クラッチ7となる。

 以上の一方向クラッチ7は、図4(a)(b)のご くレバー4に対し筒状部31内に支持軸47を差し 込み、かつ図1のごとくねじ部材25を支持軸47 孔にねじ込むことにより支持軸47を支点と て回動可能に取り付けられる。なお、図3及 図4(a)(b)はねじ部材25を省略している。

 回転ダンパー8は、配置部48に位置決めさ た状態で、ねじ部材26により固定される。 の回転ダンパー8は、周知のロータリー式オ ルダンパー等からなり、作動油の抵抗を受 ている不図示の出力軸に装着された回転ギ 8aを有している。取付状態では、回転ギア8a が第1ギア体30のギア部34と噛み合っている。 お、回転ダンパー8はロータリー式であれば エアダンパーであってもよい。

(作動)以上の回動機構3において、摺動体5と 方向クラッチ7及び回転ダンパー8はユニット 品として次のように作動される。
(ア)、図3及び図4(a)(b)の状態において、まず 第2ギア体35が摺動体5にギア部50とギア部38と の噛み合いを介して作動連結されている。そ して、一方クラッチ7は、第2ギア体35が摺動 5を介して逆時計回りの方向へ回動されると は巻ばね39が巻ほぐされる方向へ変位して 第1ギア体30と第2ギア体35とが非連結態様と り、第2ギア体35だけが単独で回動される、 まりクラッチオフの状態となる。このクラ チオフ状態では、第1ギア体30が回動されな ため回転ダンパー8の制動は第2ギア体35や摺 体5に何ら作用しない。

(イ)、逆に、一方クラッチ7は、第2ギア体35 が摺動体5を介して時計回りの方向へ回動さ るときは(換言すると、摺動体5がレバー側貫 通孔43の後方に摺動された後、付勢部材6に蓄 積された付勢力で図3の初期位置に摺動され ときは)巻ばね39が巻き込まれる方向へ変位 、第1ギア体30と第2ギア体35とが巻ばね39を介 して連結態様となって一体に回動される、つ まりクラッチオンの状態となる。このクラッ チオン状態では、第1ギア体30が第2ギア体35と 一体に回動される。このため、第2ギア体35は 、第1ギア体30を介して回転ダンパー8の制動 を受けて緩やかに回動され、その結果、付 部材6の付勢力により摺動される摺動体5の速 度も制動される。

 また、回動機構3は、図1と図5及び図6に例示 されるリッド2の開閉時に次のよう作動する
(ウ)、リッド2を図1の閉位置から図6の開位置( 全開位置)に切り換えるときは、リッド2を図5 の角度(この角度は図8(a)のa度(例えば概略45度 )、つまりレバー4がアーム20を介して折り曲 部17aに達する)まで手動で回動操作すると、 後は付勢力で自動的に回動して開位置に切 換えられる。ここで、手動操作時には、摺 体5が付勢部材6の付勢力に抗しつつ貫通孔43 に沿って、かつ上記したカラー55を介してガ ド部17の溝形状に誘導されながら、貫通孔43 の前から後方へ直線的に動く。その際は上記 したクラッチオフの状態、かつ、付勢部材6 付勢力を蓄える。また、付勢力による回動 には、摺動体5が付勢部材6の付勢力により貫 通孔43に沿って、かつ上記したカラー55を介 てガイド部17の溝形状に誘導されながら、貫 通孔43の後から前方へ直線的に動く。その際 、上記クラッチオンの状態で、リッド2が摺 動体4及び一方向クラッチ7を介して回転ダン ー8の制動力を受けて緩やかに回動される。

(エ)、リッド2を図6の開位置(全開位置)から 図1の閉位置に切り換えるときは、リッド2を 5の角度まで手動で回動操作すると、以後は 付勢力で自動的に回動して閉位置に切り換え られる。この作動も上記と同様である。すな わち、手動操作時には、摺動体5が付勢部材6 付勢力に抗しつつ貫通孔43に沿って、かつ ラー55を介してガイド部17の溝形状に誘導さ ながら、貫通孔43の前から後方へ直線的に く。その際は上記クラッチオフの状態、か 、付勢部材6に付勢力を蓄える。また、付勢 による回動時には、摺動体5が付勢部材6の 勢力により貫通孔43に沿って、かつ上記カラ ー55を介してガイド部17の溝形状に誘導され がら、貫通孔43の後から前方へ直線的に動く 。その際は、上記したクラッチオンの状態で 、リッド2が摺動体4及び一方向クラッチ7を介 して回転ダンパー8の制動力を受けて緩やか 回動される。なお、以上のガイド部17は、カ ラー55がガイド溝内で、リブ18に極力線接触 るようにして摺動特性を良好に保たれるよ 工夫されている。

(変形例1)図12は以上の回動機構を簡略化し 一例を示し、上記形態と同じか類似する部 及び対応する部位に同じ符号を付している この変形例は、上記した一方向クラッチ7を 省略すると共に、回転ダンパー8を摺動体4に に作動連結したものである。すなわち、こ 変形例では、上記したレバー4を構成してい る水平片部4Bが回転ダンパー8の取付部となる 。そして、回転ダンパー8は、回転ギア8aが摺 動体4のギア部50と噛み合っており、摺動体4 介してリッド2の回動を制動することになる

(変形例2)図13~図18は以上の回動機構におい 、付勢手段及びダンパー手段を可動体の両 に分けて配置する場合の一例を示し、上記 態と同じか類似する部材及び対応する部位 同じ符号を付している。この説明では、変 例1と同じく重複記載を省くため変更点だけ を詳述する。

 すなわち、この変形例2において、回動機 構3は、上記したレバー4と、レバー4に対し摺 動自在に支持されると共に上記ガイド部17と 合される摺動体5と、摺動体5に一方向クラ チ7を介して作動連結されるダンパー手段で る回転ダンパー6とをユニットとして備えて いる。換言すると、図1~図12の構造に比べて 上記した回動機構3のうち、付勢部材6及びそ の配置部(図1において、符号41及び51の係止軸 部)が省略されると共に、両側壁12のうち、ガ イド部17が設けられていない側の側壁12及び 体1の対応部に対し付勢部材60及びその配置 が追加されている。

 ここで、本体1の両側壁12のうち、ガイド 17が設けられていない側の側壁12には、図14 図18のごとくガイドリブ19aと突起部19bとが けられている。また、これと対応して、リ ド2の対応するアーム20には、ねじ部材24で枢 支される箇所より先端側にばね用係止孔27が けられている。ガイドリブ19aは、取付孔40( 18を参照)を中心とした円弧であり、この上 付勢部材60を摺動自在かつ反転可能に支持 る。突起部19b及び係止孔27は、付勢部材60の 応する端部60b,60cを係止する。つまり、この 付勢部材60は、反転式ばねであり、巻線部60a 中間に有し、該巻線部60の両端部60b,60cを略V 形になるよう形成したものである。そして、 付勢部材60は、一端部60bがリッド側係止孔27 挿入して係止され、他端部60cが本体側突起 19bに係止されると、巻線部60aがガイドリブ19 a上に横たわった状態で支持される。

(作動)以上の変形例2では、上記(ア)と(イ)の 動は同じであるが、(ウ)と(エ)の作動が次の うになる。
(ウ)、リッド2を図13,図14の閉位置から図16,図1 7の開位置(全開位置)に切り換えるときは、リ ッド2を図15の角度(この角度は図8のa度(例え 概略45度)、つまりレバー4がアーム20を介し 折り曲げ部17aに達する)まで手動で回動操作 ると、以後は付勢部材60の付勢力で自動的 回動して開位置に切り換えられる。ここで 手動操作時には、リッド2が付勢部材60の付 力に抗して操作され、摺動体5が貫通孔43に ってかつ上記したカラー55を介してガイド部 17の溝形状に誘導されながら、貫通孔43の前 ら後方へ直線的に動く。その際は上記した ラッチオフの状態で、かつ、付勢部材60が反 転用の付勢力を蓄える。また、この付勢力に よる回動時には、リッド2が付勢部材60の反転 に伴う付勢力により回動され、摺動体5が貫 孔43に沿って、かつ上記したカラー55を介し ガイド部17の溝形状に誘導されながら、貫 孔43の後から前方へ直線的に動く。その際は 、上記クラッチオンの状態で、リッド2が摺 体4及び一方向クラッチ7を介して回転ダンパ ー8の制動力を受けて緩やかに回動される。

(エ)、リッド2を図16,図17の開位置(全開位置 )から図13,図14の閉位置に切り換えるときは、 リッド2を図15の角度まで手動で回動操作する と、以後は付勢部材60が反転に伴う付勢力で 動的に回動して閉位置に切り換えられる。 の作動も上記と同様である。すなわち、手 操作時には、リッド2が付勢部材60の付勢力 抗して操作され、摺動体5が貫通孔43に沿っ 、かつカラー55を介してガイド部17の溝形状 に誘導されながら、貫通孔43の前から後方へ 線的に動く。その際は上記クラッチオフの 態で、かつ、付勢部材60に反転用の付勢力 蓄える。また、付勢力による回動時には、 ッド2が付勢部材60の反転に伴う付勢力によ 回動され、摺動体5が貫通孔43に沿って、か 上記カラー55を介してガイド部17の溝形状に 導されながら、貫通孔43の後から前方へ直 的に動く。その際は、上記したクラッチオ の状態で、リッド2が摺動体4及び一方向クラ ッチ7を介して回転ダンパー8の制動力を受け 緩やかに回動される。

 以上の変形例2では、図1~図12の構造に比 回動機構3から付勢部材6(60)を分離したもの 、回動機構3が組立容易になり、加えて回動 構3の兼用ないしは利用範囲を拡大でき、付 勢圧の調整や変更を簡単に行うことができる 。勿論、この回動機構3は、付勢部材60を構成 要素としていないため、本発明の第2観点に るリッド2の回動運動を往復運動に変換する 換手段9(本体側のガイド部17と、リッド側の アーム20或いはレバー4つまりリッド2と一体 回動する部材と、該部材に摺動自在に保持 れてガイド部17に嵌合される摺動体5とで構 される)により近づくことになる。この変換 段9は、例えば、既存の回転ダンパー8を容 に採用可能にしたり、回転ダンパー8及び一 向クラッチ7を容易に採用可能にする。本発 明の第3観点では、そのような変換手段9を構 する各部材同士の有用性を想定して特定し ものである。

 なお、本発明は、本発明の要旨を逸脱する となく、細部は必要に応じて種々変更可能 ものである。例えば、レバー4を対応するア ーム20と一体的に形成したり、可動体が大き ったり重いような場合は図1~図12の付勢部材 6と共に変形例2の付勢部材60を同時に採用し も差し支えない。
 
 なお、2007年2月27日に出願された日本国特許 出願第2007-47808号及び2007年7月5日に出願され 日本国特許出願第2007-177367号の明細書、特許 請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここ に引用し、本発明の明細書の開示として、取 り入れるものである。