古城 昭 (〒57 東京都江戸川区西小岩3-35-16 小池酸素工業株式会社内 Tokyo, 〒1330057, JP)
KOBAYASHI, ryuji (3-35-16, Nishikoiwa, Edogawa-k, Tokyo 57, 〒1330057, JP)
小林 隆二 (〒57 東京都江戸川区西小岩3-35-16 小池酸素工業株式会社内 Tokyo, 〒1330057, JP)
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古城 昭 (〒57 東京都江戸川区西小岩3-35-16 小池酸素工業株式会社内 Tokyo, 〒1330057, JP)
| 電極と該電極と同軸に設けたノズル部材との間に供給したプラズマガスをプラズマ化してノズル部材から噴射して被切断材を切断するプラズマ切断トーチであって、ノズル部材の外側であってノズル部材と同軸に配置された第2のノズル部材と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを旋回させる第1の旋回孔と、前記第1の旋回孔と接続された第1の二次気流ガス供給路と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを前記第1の旋回孔の旋回方向とは反対方向に旋回させる第2の旋回孔と、前記第2の旋回孔と接続された第2の二次気流ガス供給路と、前記第1の二次気流ガス供給路又は第2の二次気流ガス供給路に対し二次気流ガスを供給する二次気流ガス供給部材と、を有することを特徴とするプラズマ切断トーチ。 |
本発明は、鋼板に代表される被切断材を 断する際に、表面に対し略垂直で上縁が略 角な切断面と、上縁が略曲面状な切断面と を選択的に行えるようにしたプラズマ切断 ーチに関するものである。
例えば橋梁に代表される鉄鋼構造体は、 板を所望の形状に切断した切断材を溶接し 多数の構造部材を形成し、これらの構造部 を組み立てて構成されている。従って、個 の構造部材を構成する切断材の端部には、 の部材に対し溶接される溶接面と、大気に 出している露出面とが存在する。鉄鋼構造 を構成する構造部材の切断材は、ガス切断 或いはプラズマ切断法を採用して切断され のが一般的であり、切断面が鋼板の表面に して略直角になる垂直切断が施される。
一方、鉄鋼構造体では、構造部材の大部 が大気に暴露するため、表面を塗装して錆 発生を防ぐようにしている。この場合、被 断材を切断することで形成された露出面も 装されることとなるが、該露出面を構成す 切断面と鋼板の表面との交点(縁)は略直角 なり、この縁を起点として塗膜が剥離し易 なるという問題が生じることがあった。
上記した露出面と表裏面との縁を起点と る塗膜の剥離を防止するために、該縁をサ ダーや面取機による二次加工を施して略曲 状或いは鈍い角度にした後、塗装を施して る。このように、鋼板から切断した切断材 露出面に沿って縁を二次加工するのでは大 な時間と労力が必要となる。
このため、本件出願人は、被切断材を切 する際に、縁を曲面状に切断し得るように たプラズマ切断方法とプラズマ切断装置を 発して特許出願している(特許文献1参照)。 の技術では、作業員の手を煩わすことなく 合理的な切断を行うことができる。
特許文献1に記載された発明であっても完 全なものではなく、未だ解決すべき課題が存 在する。即ち、切断に際し、開先切断と上下 の縁を曲線状に切断する切断とを選択的に行 うことから、制御が複雑になるという課題を 有する。
本発明の目的は、被切断材を切断する過 で、切断面と表面との縁を直角又は曲面状 切断することができるプラズマ切断トーチ 提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る ラズマ切断トーチは、電極と該電極と同軸 設けたノズル部材との間に供給したプラズ ガスをプラズマ化してノズル部材から噴射 て被切断材を切断するプラズマ切断トーチ あって、ノズル部材の外側であってノズル 材と同軸に配置された第2のノズル部材と、 前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形 された通路に供給する二次気流ガスを旋回 せる第1の旋回孔と、前記第1の旋回孔と接続 された第1の二次気流ガス供給路と、前記ノ ル部材と第2のノズル部材の間に形成された 路に供給する二次気流ガスを前記第1の旋回 孔の旋回方向とは反対方向に旋回させる第2 旋回孔と、前記第2の旋回孔と接続された第2 の二次気流ガス供給路と、前記第1の二次気 ガス供給路又は第2の二次気流ガス供給路に し二次気流ガスを供給する二次気流ガス供 部材とを有して構成されるものである。
本発明に係るプラズマ切断トーチでは、 次気流ガスの旋回方向を変更することがで る。このため、切断の進行方向と二次気流 スの旋回方向を適宜組み合わせることで、 切断材の表面と切断面との交点(縁)を略直 に又は略曲線状に切断することができる。
プラズマ切断では、二次気流ガスの旋回 切断面の表面に対する垂直度と密接な関係 有する。例えば、切断の進行方向下流側に かって右側が製品である場合、二次気流ガ を右旋回させることで、切断面が表面に対 略垂直で且つ表面と切断面との縁が略直角 切断を行うことができる。このとき、進行 向下流側に向かって左側は、切断面が表面 対し傾斜し且つ表面と切断面との縁が曲面 になる。
従って、被切断材に対して切断する際に 二次気流ガスの旋回方向を選択することに って、表面と切断面との縁が略直角な切断 と、表面と切断面との縁が曲面状の切断面 、を選択的に形成することができる。特に 切断の進行過程で二次気流ガスの旋回方向 変更することによって、縁が略直角な切断 と、縁が曲面状の切断面とを形成すること できる。
A プラズマ切断トーチ
1 トーチ本体
1a 軸
2 電極
3 電極台
3a、3b 筒部材
4 センタリングストーン
4a 旋回孔
5 ノズル部材
6 第2ノズル部材
7 プラズマガス供給路
10 プラズマ室
11 二次気流ガス通路
12 第1二次気流ガス供給路
12a 配管
13 第2二次気流ガス供給路
13a 配管
15 二次気流ガス供給部材
16 二次気流ガス供給装置
20 第1旋回孔
21 第2旋回孔
22 供給部材
23 分配部材
23a Oリング溝
23b、23c 溝
25 Oリング
以下、本発明に係るプラズマ切断トーチ 実施の形態について図を用いて説明する。 1はプラズマ切断トーチの構成を説明する断 面図である。図2は図1のプラズマ切断トーチ 同図の右方向から見た図である。図3は図2 III-III線に沿って図1を断面した図である。図 4は図2のIV-IV線に沿った断面図である。図5は ラズマ切断トーチに二次気流ガスを供給す 供給系を説明する図である。
図1~図5に於いて、プラズマ切断トーチAは 、トーチ本体1の軸1a上に電極2が配置されて り、電極台3の筒部材3aに嵌合してプラズマ 断トーチAに装着され、且つ筒部材3aから抜 出されることでプラズマ切断トーチAから離 し得るように構成されている。電極2及び筒 部材3aは夫々導電性材料によって形成されて り、互いに接触して電極台3に接続され、該 電極台3を介して図示しない電源装置に接続 れている。
電極台3の筒部材3aの外周部に絶縁性を持 た筒部材3bが配置されており、この筒部材3b に筒状に形成された絶縁性を持ったセンタリ ングストーン4が嵌挿され、更にセンタリン ストーン4の外周にカップ状に形成された導 性を持ったノズル部材5が配置され、後述す る分配部材23に嵌合されている。またノズル 材5の外周部位に絶縁性を持ったキャップと なる第2ノズル部材6が配置され、この第2ノズ ル部材6をトーチ本体1に締結することによっ 、電極2、センタリングストーン4、ノズル 材5が電極台3に装着されている。
特に、ノズル部材5と電極2とは両者の間 筒部材3b、センタリングストーン4が介在す ことから絶縁されており、ノズル部材5は分 部材23、供給部材22を介して図示しない電源 装置と接続されている。
上記の如くして、電極2、センタリングス トーン4、ノズル部材5が第2ノズル部材6によ て電極台3に装着されたとき、電極2とセンタ リングストーン4、ノズル部材5とによってプ ズマ室10が形成され、ノズル部材5と第2ノズ ル部材6との間に二次気流ガス通路11が形成さ れる。
プラズマ室10にはセンタリングストーン4 介してプラズマガス供給路7が接続されてお り、該プラズマガス供給路7に図示しないプ ズマガス供給装置からプラズマガスを供給 得るように構成されている。またセンタリ グストーン4には旋回孔4aが形成されており プラズマ室10に供給されるプラズマガスを該 旋回孔4aの旋回方向に旋回させることが可能 ある。
センタリングストーン4に形成された旋回 孔4aの旋回方向は限定するものではなく、プ ズマガスを時計方向に旋回させ、又は反時 方向に旋回させるように構成されたものが 供されている。従って、プラズマ切断トー Aによる切断方向と、製品の方向に対応させ て適宜選択して装着することが可能である。
二次気流ガス通路11には旋回方向が反対 向に形成された第1の旋回孔となる第1旋回孔 20、及び第2の旋回孔となる第2旋回孔21が開口 しており、これらの第1旋回孔20又は第2旋回 21から二次気流ガスが供給されることで、二 次気流ガスの旋回方向を選択し得るように構 成されている。
第1旋回孔20、第2旋回孔21は、電極台3の前 端側に配置された筒状の供給部材22に形成さ ており、供給部材22は該供給部材22の内側に 配置された分配部材23に嵌合して設けられて る。
即ち、分配部材23の外周には3個のOリング 溝23aが形成されており、これらのOリング溝23 aの間に2個のガス分配用の溝23b、23cが形成さ ている。前記溝23bには供給部材22、分配部 23を貫通して形成された第1二次気流ガス供 路12が接続されており、また溝23cには供給部 材22、分配部材23を貫通して形成された第2二 気流ガス供給路13が接続されている。
供給部材22の分配部材23に形成された溝23b 、23cと対応する位置には、外周側から内周側 に貫通し且つ所定の旋回方向を持った第1旋 孔20と第2旋回孔21が形成されている。従って 、分配部材23の各Oリング溝23aにOリング25を装 着することによって、溝23bと供給部材22の第1 旋回孔20、溝23cと第2旋回孔21が互いに独立し 接続することになる。
供給部材22に形成された第1旋回孔20の旋 方向は特に限定するものではなく、時計方 或いは反時計方向に旋回していれば良い。 かし、第2旋回孔21の旋回方向は、前記第1旋 孔20の旋回方向とは反対方向であることが 要である。即ち、第1旋回孔20の旋回方向が 計方向である場合、第2旋回孔21の旋回方向 反時計方向に限定される。従って、第1旋回 20の旋回方向が反時計方向である場合、第2 回孔21の旋回方向は時計方向となる。
第1旋回孔20、第2旋回孔21を構成する孔の や径は特に限定するものではなく、プラズ 切断トーチAの仕様に対応させて適宜設定す ることが好ましい。この場合、第1旋回孔20の 孔の数及び径と、第2旋回孔21の孔の数及び径 とは等しいことが好ましい。
第1二次気流ガス供給路12は配管12aを介し 図5に示すように二次気流ガス供給部材15に 続され、第2二次気流ガス供給路13も同様に 管13aを介して二次気流ガス供給部材15に接 されている。二次気流ガス供給部材15は、プ ラズマ切断トーチAに形成された第1二次気流 給路12、第2二次気流ガス供給路13に対し選 的に二次気流ガスを供給する機能を有する のであり、この機能を発揮し得る構成であ ば具体的な構成、或いは構造を限定するも ではない。
本実施例では、二次気流ガス供給部材15 して、個々の配管12a、13aに取り付けた電磁 閉弁、或いは配管12a、13aに接続した切換弁 を用いて構成している。従って、電磁開閉 を選択的に開閉するように制御し、或いは 換弁を切り換えて制御することによって、 給経路を何れか一方に設定することが可能 ある。
二次気流ガス供給部材15には二次気流ガ 供給装置16が接続されている。この二次気流 ガス供給装置16は、二次気流ガスとしての酸 ガス或いは他のガスを二次気流ガス供給部 15に供給し得るものであれば良く、工場内 管やボンベ等によって構成されている。
上記の如く構成されたプラズマ切断トー Aでは、二次気流ガス供給部材15を操作する とによって、第1二次気流ガス供給路12又は 2二次気流ガス供給路13に二次気流ガスを供 することが可能である。即ち、第1二次気流 ガス供給路12、第2二次気流ガス供給路13を選 して二次気流ガスを供給することが可能で り、これらの供給路12、13を選択することに よって二次気流ガス通路11に供給する二次気 ガスの旋回方向を選択することが可能であ 。
このため、プラズマ切断トーチAによる切 断が進行しているとき、製品に対して噴射す る二次気流ガスの旋回方向を選択することが 可能となり、被切断材の表面と切断面との交 点である縁を略直角に切断するか、曲面状に 切断するかを選択することが可能となる。
次に、上記の如く構成されたプラズマ切 トーチAによって図示しない被切断材に対し 、縁を略直角に切断する場合と、縁を略曲面 状に切断する場合についての手順を説明する 。このプラズマ切断トーチAでは、第1旋回孔2 0の旋回方向が時計方向、第2旋回孔21の旋回 向が反時計方向とし、且つプラズマアーク 旋回方向は時計方向とし、切断方向下流側 向かって右側が製品であるものとする。
先ず、製品の縁を略直角に切断する場合 ついて説明する。この場合、二次気流ガス 旋回方向は時計方向となる。従って、二次 流ガス供給部材15では、二次気流ガスの供 系を配管12aとして選択し、二次気流ガス通 11に対し時計方向に旋回した二次気流ガスを 供給する。
プラズマ切断トーチAを図示しない走行台 車に搭載して被切断材の表面に対し垂直に配 置する。プラズマ室10にプラズマガスを供給 る。このとき、供給されたプラズマガスは ンタリングストーン4によって時計方向に旋 回している。また、第1二次気流ガス供給路12 に二次気流ガスを供給し、この二次気流ガス を時計方向に旋回させながら二次気流ガス通 路11に供給する。
電極2とノズル部材5の間で放電させて供 されたプラズマガスをプラズマ化してパイ ットアークを形成して噴射する。ノズル部 5から噴射されたパイロットアークが被切断 に到達した後、電極2とノズル部材5との間 放電を遮断すると共に電極2と被切断材との で放電させてメインアークを形成する。こ とき噴射されたメインアークに沿って時計 向に旋回する二次気流ガスが噴射する。
ノズル部材5から噴射されたメインアーク 、第2ノズル部材6から噴射された二次気流ガ によって被切断材を切断しつつ、プラズマ 断トーチAを予め設定された予定切断線に沿 って走行させることで、被切断材を所望の形 状に切断する。このとき、切断方向の下流側 に向かって右側の切断面は、該切断面と表面 との縁が略直角に形成される。
次に、製品の縁を略曲面状に切断する場 について説明する。この場合、二次気流ガ の旋回方向は反時計方向となる。従って、 次気流ガス供給部材15では、二次気流ガス 供給系を配管13aとして選択し、二次気流通 11に対し反時計方向に旋回した二次気流ガス を供給する。
プラズマ室10にセンタリングストーン4に って時計方向に旋回しているプラズマガス 供給する。また第2二次気流ガス供給路13に 次気流ガスを供給し、該二次気流ガスを反 計方向に旋回させながら二次気流ガス通路1 1に供給する。
電極2とノズル部材5の間で放電させて供 されたプラズマガスをプラズマ化してパイ ットアークを形成して噴射し、ノズル部材5 ら噴射されたパイロットアークが被切断材 到達した後、電極2とノズル部材5との間の 電を遮断すると共に電極2と被切断材との間 放電させてメインアークを形成する。この き噴射されたメインアークに沿って反時計 向に旋回する二次気流ガスが噴射する。
ノズル部材5から噴射されたメインアーク 、第2ノズル部材6から噴射され反時計方向に 回する二次気流ガスによって被切断材を切 しつつ、プラズマ切断トーチAを予め設定さ れた予定切断線に沿って走行させることで、 被切断材を所望の形状に切断する。このとき 、切断方向の下流側に向かって右側の切断面 は、該切断面と表面との縁が略曲面状に形成 される。
更に、予め設定された切断線に、縁を直 に切断すべき部分と、縁を曲面状に切断す き部分とが混在しているような場合につい 説明する。縁を直角に切断すべき部分では 前述したように二次気流ガス供給部材15を 作して二次気流ガスを第1二次気流ガス供給 12に供給し、時計方向に旋回させた二次気 ガスをメインアークに沿って噴射して切断 る。これにより、切断面は表面に対し略垂 となり、且つ縁が略直角となる。また縁を 面状に切断すべき部分では、二次気流ガス 第2二次気流ガス供給路13に供給し、反時計 向に旋回させた二次気流ガスをメインアー も沿って噴射して切断する。これにより、 断面の縁は略曲面状となる。
従って、予め設定された単一の切断線で っても、縁を直角に切断すべき部分と、縁 曲面状に切断すべき部分と、を夫々に対応 せて切断することが可能である。
尚、被切断材の表面と切断面との縁を略 角に切断し、或いは略曲面状に切断する際 、前述したように二次気流ガスの旋回方向 時計方向又は反時計方向に選択するのに加 てメインアークの旋回方向も選択すること 好ましい。
即ち、前述の実施例に於いて、切断の進 方向下流側に向けて右側に縁が略直角な切 を行いたいとき、旋回方向が時計方向に設 されているセンタリングストーンを選択し 装着すると共に二次気流ガスを時計方向に 回させることで、より品質の向上した切断 実現することが可能である。また縁が略曲 状の切断を行いたいとき、旋回方向が反時 方向に設定されているセンタリングストー を選択して装着すると共に二次気流ガスを 時計方向に旋回させることで、曲面状の縁 持った切断面を実現することが可能である
本発明のプラズマ切断トーチを用いて被 断材の表面と切断面との縁を略曲面状に切 する場合、プラズマ切断トーチを被切断材 表面に対し垂直に配置したとき、縁は略曲 状に形成されるものの、切断面は切溝が上 面側が広く下表面側が狭くなるように傾斜 る。このため、縁が略曲面状で且つ表面に し略垂直な切断面を形成する場合には、プ ズマ切断トーチを前記した傾斜を相殺し得 ような角度に傾斜させておくことが必要で る。
本発明のプラズマ切断トーチでは、橋梁 に於ける構造部材であって大気に暴露され 露出面を切断する際に利用して有利である
