数野 淳 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Osaka, 5508661, JP)
SHIMOMURA, Tetsuo (17-18, Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-sh, Osaka 61, 5508661, JP)
下村 哲生 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Osaka, 5508661, JP)
NAKAI, Yoshiyuki (17-18, Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-sh, Osaka 61, 5508661, JP)
東洋ゴム工業株式会社 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 Osaka, 5508661, JP)
KAZUNO, Atsushi (17-18, Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-sh, Osaka 61, 5508661, JP)
数野 淳 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Osaka, 5508661, JP)
SHIMOMURA, Tetsuo (17-18, Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-sh, Osaka 61, 5508661, JP)
下村 哲生 (〒61 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Osaka, 5508661, JP)
| 微細気泡を有するポリウレタン発泡体からなる研磨層を含む研磨パッドにおいて、前記ポリウレタン発泡体は、 (1)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)との反応によりtanδのピーク温度が100℃以上である無発泡ポリウレタンを形成するイソシアネート末端プレポリマーA、 (2)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)との反応によりtanδのピーク温度が40℃以下である無発泡ポリウレタンを形成するイソシアネート末端プレポリマーB、及び (3)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン) との反応硬化体であり、かつイソシアネート末端プレポリマーAとイソシアネート末端プレポリマーBの配合比が、A/B=50/50~90/10(重量%)であることを特徴とする研磨パッド。 |
| イソシアネート末端プレポリマーAは、数平均分子量500~800の高分子量ポリオールを原料成分として含有し、イソシアネート末端プレポリマーBは、数平均分子量1500~3000の高分子量ポリオールを原料成分として含有する請求項1記載の研磨パッド。 |
| イソシアネート末端プレポリマーAの原料であるイソシアネート成分が、芳香族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネートであり、イソシアネート末端プレポリマーBの原料であるイソシアネート成分が、芳香族ジイソシアネートである請求項1記載の研磨パッド。 |
| イソシアネート末端プレポリマーAのNCO重量%は9.8~15であり、イソシアネート末端プレポリマーBのNCO重量%は1.5~7である請求項1記載の研磨パッド。 |
| イソシアネート末端プレポリマーを含む第1成分と鎖延長剤を含む第2成分とを混合し、硬化してポリウレタン発泡体を作製する工程(1)を含む研磨パッドの製造方法において、 前記工程(1)は、イソシアネート末端プレポリマーを含む第1成分にシリコン系ノニオン界面活性剤をポリウレタン発泡体中に0.05~10重量%になるように添加し、さらに前記第1成分を非反応性気体と撹拌して前記非反応性気体を微細気泡として分散させた気泡分散液を調製した後、前記気泡分散液に鎖延長剤を含む第2成分を混合し、硬化してポリウレタン発泡体を作製する工程であり、 前記イソシアネート末端プレポリマーは、鎖延長剤との反応によりtanδのピーク温度が100℃以上であるポリウレタンを形成するイソシアネート末端プレポリマーAと、鎖延長剤との反応によりtanδのピーク温度が40℃以下であるポリウレタンを形成するイソシアネート末端プレポリマーBとであり、かつイソシアネート末端プレポリマーAとイソシアネート末端プレポリマーBの配合比が、A/B=50/50~90/10(重量%)であることを特徴とする研磨パッドの製造方法。 |
| 請求項1記載の研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む半導体デバイスの製造方法。 |
本発明はレンズ、反射ミラー等の光学材 やシリコンウエハ、ハードディスク用のガ ス基板、アルミ基板、及び一般的な金属研 加工等の高度の表面平坦性を要求される材 の平坦化加工を安定、かつ高い研磨効率で うことが可能な研磨パッドに関するもので る。本発明の研磨パッドは、特にシリコン エハ並びにその上に酸化物層、金属層等が 成されたデバイスを、さらにこれらの酸化 層や金属層を積層・形成する前に平坦化す 工程に好適に使用される。
高度の表面平坦性を要求される材料の代 的なものとしては、半導体集積回路(IC、LSI) を製造するシリコンウエハと呼ばれる単結晶 シリコンの円盤があげられる。シリコンウエ ハは、IC、LSI等の製造工程において、回路形 に使用する各種薄膜の信頼できる半導体接 を形成するために、酸化物層や金属層を積 ・形成する各工程において、表面を高精度 平坦に仕上げることが要求される。このよ な研磨仕上げ工程においては、一般的に研 パッドはプラテンと呼ばれる回転可能な支 円盤に固着され、半導体ウエハ等の加工物 研磨ヘッドに固着される。そして双方の運 により、プラテンと研磨ヘッドとの間に相 速度を発生させ、さらに砥粒を含む研磨ス リーを研磨パッド上に連続供給することに り、研磨操作が実行される。
研磨パッドの研磨特性としては、研磨対 物の平坦性(プラナリティー)及び面内均一 に優れ、研磨速度が大きいことが要求され 。研磨対象物の平坦性、面内均一性につい は研磨層を高弾性率化することによりある 度は改善できる。
次世代素子への展開を考慮すると、平坦 をさらに向上できるような高硬度の研磨パ ドが必要となる。平坦性を向上させるため は、無発泡系の硬い研磨パッドを用いるこ も可能である。しかし、このような硬いパ ドを用いた場合、研磨対象物の被研磨面に クラッチ(傷)を付けるという問題が生じる また、無発泡系の研磨パッドは、研磨操作 にパッド表面にスラリー中の砥粒を十分に 持することができないため、研磨速度の観 からも望ましくない。さらに、高硬度の研 パッドほど耐摩耗性が低下する傾向にある め、これら研磨パッドでは長寿命化の要求 対して問題が生じる。
また、非水溶性の熱可塑性重合体に水溶 物質を分散させた研磨パッドが提案されて る(特許文献1)。この研磨パッドは、無発泡 であるが、研磨パッド中に分散させた水溶 物質が研磨時に溶解して研磨パッド表面に 泡体のような孔ができ、また研磨パッドが 潤して研磨パッド表面の硬度が低下するた 、スクラッチの低減と研磨速度の向上には 効である。しかしながら、該研磨パッドは ッド表面が膨潤して硬度が低下するため平 化特性に関しては不十分である。
また、プラナリティー向上とスクラッチ低
を両立することを目的として、有機ポリイ
シアネート、水溶性高分子ポリオールを含
する高分子量ポリオール、及び低分子量ポ
オールを反応させてなるイソシアネート末
プレポリマーと鎖延長剤との重合体からな
研磨パッドが開示されている(特許文献2)。
かしながら、該研磨パッドもパッド表面が
潤して硬度が低下するため、今後要求され
平坦化特性を十分満足できるものではない
本発明は、平坦化特性及び耐摩耗性に優 る研磨パッド及びその製造方法を提供する とを目的とする。また、該研磨パッドを用 た半導体デバイスの製造方法を提供するこ を目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭 検討を重ねた結果、以下に示す研磨パッド より上記目的を達成できることを見出し本 明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、微細気泡を有するポ
ウレタン発泡体からなる研磨層を含む研磨
ッドにおいて、前記ポリウレタン発泡体は
(1)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)との
応によりtanδのピーク温度が100℃以上であ
無発泡ポリウレタンを形成するイソシアネ
ト末端プレポリマーA、
(2)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)との
応によりtanδのピーク温度が40℃以下である
無発泡ポリウレタンを形成するイソシアネー
ト末端プレポリマーB、及び
(3)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
との反応硬化体であり、かつイソシアネート
末端プレポリマーAとイソシアネート末端プ
ポリマーBの配合比が、A/B=50/50~90/10(重量%)で
ることを特徴とする研磨パッド、に関する
本発明者らは、前記2種のイソシアネート 末端プレポリマーを特定の配合比で用いるこ とにより、平坦化特性及び耐摩耗性の向上を 両立することができることを見出した。
イソシアネート末端プレポリマーA又はB 単独で使用した場合や、tanδのピーク温度が 前記範囲外である無発泡ポリウレタンを形成 するイソシアネート末端プレポリマーを単独 で使用又は併用した場合には、平坦化特性又 は耐摩耗性のいずれかが劣り、両特性を共に 向上させることはできない。
また、イソシアネート末端プレポリマーA の配合比が50重量%未満の場合には、ポリウレ タンの貯蔵弾性率が小さくなるため、研磨パ ッドの平坦化特性を向上させることができな い。一方、イソシアネート末端プレポリマー Aの配合比が90重量%を超える場合には、耐摩 性が低下する。
前記イソシアネート末端プレポリマーAは 、数平均分子量500~800の高分子量ポリオール 原料成分として含有し、前記イソシアネー 末端プレポリマーBは、数平均分子量1500~3000 高分子量ポリオールを原料成分として含有 ることが好ましい。
また、前記イソシアネート末端プレポリ ーAの原料であるイソシアネート成分が、芳 香族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシア ネートであり、前記イソシアネート末端プレ ポリマーBの原料であるイソシアネート成分 、芳香族ジイソシアネートであることが好 しい。前記高分子量ポリオールやイソシア ート成分を用いることにより、無発泡ポリ レタンのtanδのピーク温度を上記範囲に調整 しやすくなる。
また、前記イソシアネート末端プレポリ ーAのNCO重量%は9.8~15であり、前記イソシア ート末端プレポリマーBのNCO重量%は1.5~7であ ことが好ましい。プレポリマーA及びBのNCO 量%を上記範囲に調整することにより、無発 ポリウレタンのtanδのピーク温度を上記範 に調整しやすくなる。
また、本発明は、イソシアネート末端プレ
リマーを含む第1成分と鎖延長剤を含む第2
分とを混合し、硬化してポリウレタン発泡
を作製する工程(1)を含む研磨パッドの製造
法において、
前記工程(1)は、イソシアネート末端プレポ
マーを含む第1成分にシリコン系ノニオン界
面活性剤をポリウレタン発泡体中に0.05~10重
%になるように添加し、さらに前記第1成分を
非反応性気体と撹拌して前記非反応性気体を
微細気泡として分散させた気泡分散液を調製
した後、前記気泡分散液に鎖延長剤を含む第
2成分を混合し、硬化してポリウレタン発泡
を作製する工程であり、
前記イソシアネート末端プレポリマーは、
延長剤との反応によりtanδのピーク温度が10
0℃以上であるポリウレタンを形成するイソ
アネート末端プレポリマーAと、鎖延長剤と
反応によりtanδのピーク温度が40℃以下であ
るポリウレタンを形成するイソシアネート末
端プレポリマーBとであり、かつイソシアネ
ト末端プレポリマーAとイソシアネート末端
レポリマーBの配合比が、A/B=50/50~90/10(重量%)
であることを特徴とする研磨パッドの製造方
法、に関する。
さらに本発明は、前記研磨パッドを用い 半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む 導体デバイスの製造方法、に関する。
1:研磨パッド(研磨層)
2:研磨定盤
3:研磨剤(スラリー)
4:研磨対象物(半導体ウエハ)
5:支持台(ポリシングヘッド)
6、7:回転軸
本発明の研磨パッドは、微細気泡を有す ポリウレタン発泡体からなる研磨層を有す 。本発明の研磨パッドは、前記研磨層のみ あってもよく、研磨層と他の層(例えばクッ ション層など)との積層体であってもよい。
ポリウレタン樹脂は耐摩耗性に優れ、原 組成を種々変えることにより所望の物性を するポリマーを容易に得ることができるた 、研磨層の形成材料として特に好ましい材 である。
前記ポリウレタン樹脂は、(1)4,4’-メチレ ンビス(o-クロロアニリン)との反応によりtanδ のピーク温度が100℃以上である無発泡ポリウ レタンを形成するイソシアネート末端プレポ リマーA、(2)4,4’-メチレンビス(o-クロロアニ ン)との反応によりtanδのピーク温度が40℃ 下である無発泡ポリウレタンを形成するイ シアネート末端プレポリマーB、及び(3)4,4’- メチレンビス(o-クロロアニリン)との反応硬 体を含むものである。
前記イソシアネート末端プレポリマーA及 びBは、イソシアネート成分、及びポリオー 成分(高分子量ポリオール、低分子量ポリオ ル等)を用いて調製することができる。
イソシアネート成分としては、ポリウレ ンの分野において公知の化合物を特に限定 く使用できる。イソシアネート成分として 、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トル ンジイソシアネート、2,2’-ジフェニルメタ ジイソシアネート、2,4’-ジフェニルメタン ジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタン イソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシア ート、p-フェニレンジイソシアネート、m-フ ェニレンジイソシアネート、p-キシリレンジ ソシアネート、m-キシリレンジイソシアネ ト等の芳香族ジイソシアネート、エチレン イソシアネート、2,2,4-トリメチルヘキサメ レンジイソシアネート、1,6-ヘキサメチレン イソシアネート等の脂肪族ジイソシアネー 、1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、4,4 ’-ジシクロへキシルメタンジイソシアネー 、イソホロンジイソシアネート、ノルボル ンジイソシアネート等の脂環式ジイソシア ートが挙げられる。これらは1種で用いても 2種以上を混合しても差し支えない。
イソシアネート成分としては、上記ジイ シアネート化合物の他に、3官能以上の多官 能ポリイソシアネート化合物も使用可能であ る。多官能のイソシアネート化合物としては 、デスモジュール-N(バイエル社製)や商品名 ュラネート(旭化成工業社製)として一連のジ イソシアネートアダクト体化合物が市販され ている。
前記イソシアネート末端プレポリマーAを 調製する場合には、芳香族ジイソシアネート 及び脂環式ジイソシアネートを併用すること が好ましく、特にトルエンジイソシアネート とジシクロへキシルメタンジイソシアネート を併用することが好ましい。
前記イソシアネート末端プレポリマーBを 調製する場合には、芳香族ジイソシアネート を用いることが好ましく、特にトルエンジイ ソシアネートを用いることが好ましい。
高分子量ポリオールとしては、ポリテト メチレンエーテルグリコールに代表される リエーテルポリオール、ポリブチレンアジ ートに代表されるポリエステルポリオール ポリカプロラクトンポリオール、ポリカプ ラクトンのようなポリエステルグリコール アルキレンカーボネートとの反応物などで 示されるポリエステルポリカーボネートポ オール、エチレンカーボネートを多価アル ールと反応させ、次いで得られた反応混合 を有機ジカルボン酸と反応させたポリエス ルポリカーボネートポリオール、及びポリ ドキシル化合物とアリールカーボネートと エステル交換反応により得られるポリカー ネートポリオールなどが挙げられる。これ は単独で用いてもよく、2種以上を併用して もよい。
前記イソシアネート末端プレポリマーAを 調製する場合には、数平均分子量500~800の高 子量ポリオールを用いることが好ましく、 り好ましくは数平均分子量550~750の高分子量 リオールである。
前記イソシアネート末端プレポリマーBを 調製する場合には、数平均分子量1500~3000の高 分子量ポリオールを用いることが好ましく、 より好ましくは数平均分子量1700~2500の高分子 量ポリオールである。
低分子量ポリオールとしては、例えば、 チレングリコール、1,2-プロピレングリコー ル、1,3-プロピレングリコール、1,2-ブタンジ ール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオ ル、2,3-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオー ル、ネオペンチルグリコール、1,4-シクロヘ サンジメタノール、3-メチル-1,5-ペンタンジ ール、ジエチレングリコール、トリエチレ グリコール、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ )ベンゼン、トリメチロールプロパン、グリ リン、1,2,6-ヘキサントリオール、ペンタエ スリトール、テトラメチロールシクロヘキ ン、メチルグルコシド、ソルビトール、マ ニトール、ズルシトール、スクロース、2,2,6 ,6-テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ ノール、ジエタノールアミン、N-メチルジ タノールアミン、及びトリエタノールアミ 等が挙げられる。これらは単独で用いても く、2種以上を併用してもよい。
また、イソシアネート末端プレポリマーA 及びBの原料として、エチレンジアミン、ト レンジアミン、ジフェニルメタンジアミン 及びジエチレントリアミン等の低分子量ポ アミンを併用することもできる。また、モ エタノールアミン、2-(2-アミノエチルアミノ )エタノール、及びモノプロパノールアミン のアルコールアミンを併用することもでき 。これらは単独で用いてもよく、2種以上を 用してもよい。
低分子量ポリオールや低分子量ポリアミ 等の配合量は特に限定されないが、前記tan のピーク温度を目的とする範囲内に調整す ために、イソシアネート末端プレポリマーA はBの原料である全活性水素基含有化合物の 5~55モル%であることが好ましく、より好まし は5~40モル%である。
イソシアネート末端プレポリマーAを作製 する際には、NCO重量%が9.8~15になるように前 原料を配合することが好ましく、より好ま くはNCO重量%が11~14.5である。一方、イソシア ネート末端プレポリマーBを作製する際には NCO重量%が1.5~7になるように前記原料を配合 ることが好ましく、より好ましくはNCO重量% 2~6.5である。
ポリウレタン発泡体をプレポリマー法に り製造する場合において、プレポリマーA及 びBの硬化には鎖延長剤として4,4’-メチレン ス(o-クロロアニリン)(MOCA)を使用する。MOCA 使用することにより反応性及び得られるポ ウレタン発泡体の物性が優れたものとなる
本発明において、イソシアネート末端プ ポリマーAとイソシアネート末端プレポリマ ーBの配合比は、A/B=50/50~90/10(重量%)であるこ が必要であり、好ましくはA/B=55/45~85/15(重量% )である。また、所望する研磨特性を有する 磨パッドを得るためには、MOCAのアミノ基数 対するイソシアネート成分のイソシアネー 基数は、0.8~1.2であることが好ましく、さら に好ましくは0.99~1.15である。イソシアネート 基数が前記範囲外の場合には、硬化不良が生 じて要求される比重及び硬度が得られず、研 磨特性が低下する傾向にある。
また、前記イソシアネート末端プレポリ ーA及びBとMOCAを反応して得られる無発泡ポ ウレタンの40℃における貯蔵弾性率(E’)は80 0~2500MPaであることが好ましく、より好ましく は900~2000MPaである。貯蔵弾性率が800MPa未満の 合には平坦化特性が悪くなる傾向にあり、2 500MPaを超える場合には ウエハ表面にスクラ チが発生しやすくなる傾向にある。また、4 0℃におけるtanδは0.07~0.3であることが好まし 、より好ましくは0.1~0.2である。tanδが0.07未 満の場合には耐摩耗性が低下する傾向にあり 、0.3を超える場合には ドレス性が低下して 磨速度が小さくなる傾向にある。なお、40 における貯蔵弾性率及びtanδを評価する理由 は、通常研磨時には研磨パッド表面の温度が 40℃程度まで上昇するため、該温度でのポリ レタン樹脂の物性を評価する必要があるか である。
ポリウレタン発泡体は、溶融法、溶液法 ど公知のウレタン化技術を応用して製造す ことができるが、コスト、作業環境などを 慮した場合、溶融法で製造することが好ま い。
本発明のポリウレタン発泡体の製造は、 レポリマー法により行われる。プレポリマ 法にて得られるポリウレタン樹脂は、物理 特性が優れており好適である。
なお、イソシアネート末端プレポリマーA 及びBは、分子量が800~5000程度のものが加工性 、物理的特性等が優れており好適である。
前記ポリウレタン発泡体の製造は、イソ アネート末端プレポリマーA及びBを含む第1 分、及びMOCAを含む第2成分を混合して硬化 せるものである。
ポリウレタン発泡体の製造方法としては 中空ビーズを添加させる方法、機械的発泡 、化学的発泡法などが挙げられる。なお、 方法を併用してもよいが、特にポリアルキ シロキサンとポリエーテルとの共重合体で るシリコン系ノニオン界面活性剤を使用し 機械的発泡法が好ましい。該シリコン系ノ オン界面活性剤としては、SH-192、L-5340(東レ ダウコーニングシリコン製)、B8465(ゴールド ュミット製)等が好適な化合物として例示さ る。
なお、必要に応じて、酸化防止剤等の安 剤、滑剤、顔料、充填剤、帯電防止剤、そ 他の添加剤を加えてもよい。
研磨パッド(研磨層)を構成する微細気泡タ
プのポリウレタン発泡体を製造する方法の
について以下に説明する。かかるポリウレ
ン発泡体の製造方法は、以下の工程を有す
。
1)気泡分散液を作製する発泡工程
イソシアネート末端プレポリマーA及びBを
む第1成分にシリコン系ノニオン界面活性剤
ポリウレタン発泡体中に0.05~10重量%になる
うに添加し、非反応性気体の存在下で撹拌
、非反応性気体を微細気泡として分散させ
気泡分散液とする。前記プレポリマーが常
で固体の場合には適宜の温度に予熱し、溶
して使用する。
2)硬化剤(鎖延長剤)混合工程
上記の気泡分散液にMOCAを含む第2成分を添
、混合、撹拌して発泡反応液とする。 3)注
工程
上記の発泡反応液を金型に流し込む。
4)硬化工程
金型に流し込まれた発泡反応液を加熱し、
応硬化させる。
前記微細気泡を形成するために使用され 非反応性気体としては、可燃性でないもの 好ましく、具体的には窒素、酸素、炭酸ガ 、ヘリウムやアルゴン等の希ガスやこれら 混合気体が例示され、乾燥して水分を除去 た空気の使用がコスト的にも最も好ましい
非反応性気体を微細気泡状にしてシリコ 系ノニオン界面活性剤を含む第1成分に分散 させる撹拌装置としては、公知の撹拌装置は 特に限定なく使用可能であり、具体的にはホ モジナイザー、ディゾルバー、2軸遊星型ミ サー(プラネタリーミキサー)等が例示される 。撹拌装置の撹拌翼の形状も特に限定されな いが、ホイッパー型の撹拌翼の使用にて微細 気泡が得られ好ましい。
なお、発泡工程において気泡分散液を作 する撹拌と、混合工程における鎖延長剤を 加して混合する撹拌は、異なる撹拌装置を 用することも好ましい態様である。特に混 工程における撹拌は気泡を形成する撹拌で くてもよく、大きな気泡を巻き込まない撹 装置の使用が好ましい。このような撹拌装 としては、遊星型ミキサーが好適である。 泡工程と混合工程の撹拌装置を同一の撹拌 置を使用しても支障はなく、必要に応じて 拌翼の回転速度を調整する等の撹拌条件の 整を行って使用することも好適である。
ポリウレタン発泡体の製造方法において 、発泡反応液を型に流し込んで流動しなく るまで反応した発泡体を、加熱、ポストキ アすることは、発泡体の物理的特性を向上 せる効果があり、極めて好適である。金型 発泡反応液を流し込んで直ちに加熱オーブ 中に入れてポストキュアを行う条件として よく、そのような条件下でもすぐに反応成 に熱が伝達されないので、気泡径が大きく ることはない。硬化反応は、常圧で行うこ が気泡形状が安定するために好ましい。
ポリウレタン発泡体において、第3級アミ ン系等の公知のポリウレタン反応を促進する 触媒を使用してもかまわない。触媒の種類、 添加量は、混合工程後、所定形状の型に流し 込む流動時間を考慮して選択する。
ポリウレタン発泡体の製造は、各成分を 量して容器に投入し、撹拌するバッチ方式 あっても、また撹拌装置に各成分と非反応 気体を連続して供給して撹拌し、気泡分散 を送り出して成形品を製造する連続生産方 であってもよい。
また、ポリウレタン発泡体の原料となる レポリマーを反応容器に入れ、その後鎖延 剤を投入、撹拌後、所定の大きさの注型に し込みブロックを作製し、そのブロックを 状、あるいはバンドソー状のスライサーを いてスライスする方法、又は前述の注型の 階で、薄いシート状にしても良い。また、 料となる樹脂を溶解し、Tダイから押し出し 成形して直接シート状のポリウレタン発泡体 を得ても良い。
前記ポリウレタン発泡体の平均気泡径は 20~80μmであることが好ましく、より好まし は30~60μmである。
前記ポリウレタン発泡体のアスカーD硬度 は、45~65度であることが好ましく、より好ま くは55~65度である。
前記ポリウレタン発泡体の比重は、0.6~0.8 7であることが好ましく、より好ましくは0.75~ 0.85である。
本発明の研磨パッド(研磨層)の被研磨材 接触する研磨表面は、スラリーを保持・更 するための凹凸構造を有する。発泡体から る研磨層は、研磨表面に多くの開口を有し スラリーを保持・更新する働きを持ってい が、研磨表面に凹凸構造を形成することに り、スラリーの保持と更新をさらに効率よ 行うことができ、また被研磨材との吸着に る被研磨材の破壊を防ぐことができる。凹 構造は、スラリーを保持・更新する形状で れば特に限定されるものではなく、例えば XY格子溝、同心円状溝、貫通孔、貫通してい ない穴、多角柱、円柱、螺旋状溝、偏心円状 溝、放射状溝、及びこれらの溝を組み合わせ たものが挙げられる。また、これらの凹凸構 造は規則性のあるものが一般的であるが、ス ラリーの保持・更新性を望ましいものにする ため、ある範囲ごとに溝ピッチ、溝幅、溝深 さ等を変化させることも可能である。
前記凹凸構造の作製方法は特に限定され ものではないが、例えば、所定サイズのバ トのような治具を用い機械切削する方法、 定の表面形状を有した金型に樹脂を流しこ 、硬化させることにより作製する方法、所 の表面形状を有したプレス板で樹脂をプレ し作製する方法、フォトリソグラフィを用 て作製する方法、印刷手法を用いて作製す 方法、炭酸ガスレーザーなどを用いたレー ー光による作製方法などが挙げられる。
研磨層の厚みは特に限定されるものでは いが、通常0.8~4mm程度であり、1.5~2.5mmである ことが好ましい。前記厚みの研磨層を作製す る方法としては、前記微細発泡体のブロック をバンドソー方式やカンナ方式のスライサー を用いて所定厚みにする方法、所定厚みのキ ャビティーを持った金型に樹脂を流し込み硬 化させる方法、及びコーティング技術やシー ト成形技術を用いた方法などが挙げられる。
また、前記研磨層の厚みバラツキは100μm 下であることが好ましい。厚みバラツキが1 00μmを越えるものは、研磨層に大きなうねり 持ったものとなり、被研磨材に対する接触 態が異なる部分ができ、研磨特性に悪影響 与える。また、研磨層の厚みバラツキを解 するため、一般的には、研磨初期に研磨層 面をダイヤモンド砥粒を電着、融着させた レッサーを用いてドレッシングするが、上 範囲を超えたものは、ドレッシング時間が くなり、生産効率を低下させるものとなる
研磨層の厚みのバラツキを抑える方法と ては、所定厚みにスライスした研磨シート 面をバフィングする方法が挙げられる。ま 、バフィングする際には、粒度などが異な 研磨材で段階的に行うことが好ましい。
本発明の研磨パッドは、前記研磨層とク ションシートとを貼り合わせたものであっ もよい。
前記クッションシート(クッション層)は 研磨層の特性を補うものである。クッショ シートは、CMPにおいて、トレードオフの関 にあるプラナリティとユニフォーミティの 者を両立させるために必要なものである。 ラナリティとは、パターン形成時に発生す 微小凹凸のある被研磨材を研磨した時のパ ーン部の平坦性をいい、ユニフォーミティ は、被研磨材全体の均一性をいう。研磨層 特性によって、プラナリティを改善し、ク ションシートの特性によってユニフォーミ ィを改善する。本発明の研磨パッドにおい は、クッションシートは研磨層より柔らか ものを用いることが好ましい。
前記クッションシートとしては、例えば ポリエステル不織布、ナイロン不織布、ア リル不織布などの繊維不織布やポリウレタ を含浸したポリエステル不織布のような樹 含浸不織布、ポリウレタンフォーム、ポリ チレンフォームなどの高分子樹脂発泡体、 タジエンゴム、イソプレンゴムなどのゴム 樹脂、感光性樹脂などが挙げられる。
研磨層とクッションシートとを貼り合わ る手段としては、例えば、研磨層とクッシ ンシートとを両面テープで挟みプレスする 法が挙げられる。
前記両面テープは、不織布やフィルム等 基材の両面に接着層を設けた一般的な構成 有するものである。クッションシートへの ラリーの浸透等を防ぐことを考慮すると、 材にフィルムを用いることが好ましい。ま 、接着層の組成としては、例えば、ゴム系 着剤やアクリル系接着剤等が挙げられる。 属イオンの含有量を考慮すると、アクリル 接着剤は、金属イオン含有量が少ないため ましい。また、研磨層とクッションシート 組成が異なることもあるため、両面テープ 各接着層の組成を異なるものとし、各層の 着力を適正化することも可能である。
本発明の研磨パッドは、プラテンと接着 る面に両面テープが設けられていてもよい 該両面テープとしては、上述と同様に基材 両面に接着層を設けた一般的な構成を有す ものを用いることができる。基材としては 例えば不織布やフィルム等が挙げられる。 磨パッドの使用後のプラテンからの剥離を 慮すれば、基材にフィルムを用いることが ましい。また、接着層の組成としては、例 ば、ゴム系接着剤やアクリル系接着剤等が げられる。金属イオンの含有量を考慮する 、アクリル系接着剤は、金属イオン含有量 少ないため好ましい。
半導体デバイスは、前記研磨パッドを用 て半導体ウエハの表面を研磨する工程を経 製造される。半導体ウエハとは、一般にシ コンウエハ上に配線金属及び酸化膜を積層 たものである。半導体ウエハの研磨方法、 磨装置は特に制限されず、例えば、図1に示 すように研磨パッド(研磨層)1を支持する研磨 定盤2と、半導体ウエハ4を支持する支持台(ポ リシングヘッド)5とウエハへの均一加圧を行 ためのバッキング材と、研磨剤3の供給機構 を備えた研磨装置などを用いて行われる。研 磨パッド1は、例えば、両面テープで貼り付 ることにより、研磨定盤2に装着される。研 定盤2と支持台5とは、それぞれに支持され 研磨パッド1と半導体ウエハ4が対向するよう に配置され、それぞれに回転軸6、7を備えて る。また、支持台5側には、半導体ウエハ4 研磨パッド1に押し付けるための加圧機構が けてある。研磨に際しては、研磨定盤2と支 持台5とを回転させつつ半導体ウエハ4を研磨 ッド1に押し付け、スラリーを供給しながら 研磨を行う。スラリーの流量、研磨荷重、研 磨定盤回転数、及びウエハ回転数は特に制限 されず、適宜調整して行う。
これにより半導体ウエハ4の表面の突出し た部分が除去されて平坦状に研磨される。そ の後、ダイシング、ボンディング、パッケー ジング等することにより半導体デバイスが製 造される。半導体デバイスは、演算処理装置 やメモリー等に用いられる。
以下、本発明を実施例を上げて説明する 、本発明はこれら実施例に限定されるもの はない。
[測定、評価方法]
(数平均分子量の測定)
数平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーショ
ン・クロマトグラフィ)にて測定し、標準ポ
スチレンにより換算した。
GPC装置:島津製作所製、LC-10A
カラム:Polymer Laboratories社製、(PLgel、5μm、500
)、(PLgel、5μm、100Å)、及び(PLgel、5μm、50Å)
の3つのカラムを連結して使用
流量:1.0ml/min
濃度:1.0g/l
注入量:40μl
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン
(tanδピーク温度の測定)
作製したイソシアネート末端プレポリマー(
a)、(b)、(c)、又は(d)と、MOCAとをISO Index=105に
るように混合し、100℃で20時間キュアを行
て無発泡ポリウレタンをそれぞれ作製した
動的粘弾性測定装置(METTLER TOLEDO社製、DMA861e
)を用いて下記測定条件で該無発泡ポリウレ
ンのtanδピーク温度を測定した。
測定条件
周波数:1Hz
温度:-60~150℃
昇温速度:2.5℃/min
制御荷重:3N
(無発泡ポリウレタンの40℃における貯蔵弾
率及びtanδの測定)
作製したイソシアネート末端プレポリマー(
a)~(d)とMOCAとを表1記載の割合でそれぞれ混合
、100℃で20時間キュアを行って無発泡ポリ
レタンをそれぞれ作製した。動的粘弾性測
装置(METTLER TOLEDO社製、DMA861e)を用いて下記
定条件で各無発泡ポリウレタンの40℃におけ
る貯蔵弾性率(MPa)及びtanδを測定した。
測定条件
周波数:1Hz
温度:-60~150℃
昇温速度:2.5℃/min
制御荷重:3N
(平均気泡径測定)
作製したポリウレタン発泡体を厚み1mm以下
なるべく薄くカミソリ刃で平行に切り出し
ものを平均気泡径測定用試料とした。試料
スライドガラス上に固定し、SEM(S-3500N、日
サイエンスシステムズ(株))を用いて100倍で
察した。得られた画像を画像解析ソフト(WinR
oof、三谷商事(株))を用いて、任意範囲の全気
泡径を測定し、平均気泡径を算出した。
(比重測定)
JIS Z8807-1976に準拠して行った。作製したポ
ウレタン発泡体を4cm×8.5cmの短冊状(厚み:任
)に切り出したものを比重測定用試料とし、
温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置
た。測定には比重計(ザルトリウス社製)を
い、比重を測定した。
(硬度測定)
JIS K6253-1997に準拠して行った。作製したポ
ウレタン発泡体を2cm×2cm(厚み:任意)の大き
に切り出したものを硬度測定用試料とし、
度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置し
た。測定時には、試料を重ね合わせ、厚み6mm
以上とした。硬度計(高分子計器社製、アス
ーD型硬度計)を用い、硬度を測定した。
(研磨特性の評価)
研磨装置としてSPP600S(岡本工作機械社製)を
い、作製した研磨パッドを用いて、研磨速
の評価を行った。研磨速度は、8インチのシ
リコンウエハに熱酸化膜を1μm製膜したもの
約0.5μm研磨して、このときの時間から算出
た。この操作を繰り返し、8時間連続研磨後
研磨速度を表1に示す。酸化膜の膜厚測定に
は、干渉式膜厚測定装置(大塚電子社製)を用
た。研磨条件としては、スラリーとして、
リカスラリー(SS12 キャボット社製)を研磨
に流量150ml/min添加した。研磨荷重としては35
0g/cm 2
、研磨定盤回転数35rpm、ウエハ回転数30rpmと
た。
また、平坦性の評価は、8インチシリコンウ
エハに熱酸化膜を0.5μm堆積させた後、L/S(ラ
ン・アンド・スペース)=25μm/5μm及び、L/S=5μm
/25μmのパターンニングを行い、さらに酸化膜
(TEOS)を1μm堆積させて、初期段差0.5μmのパタ
ン付きウエハを製作した。このウエハを上
研磨条件にて研磨を行って、グローバル段
が2000Å以下になる時の、25μmスペースの底
分の削れ量を測定することで評価した。8時
連続研磨後の削れ量を表1に示す。平坦性は
削れ量の値が小さいほど優れていると言える
。
(ドレス速度の測定)
作製した研磨パッドの表面をダイヤモンド
レッサー(旭ダイヤモンド社製、Mタイプ#100
20cmψ円形)を用いて回転させながら均一にド
レッシングした。この時のドレッサー荷重は
450g/cm 2
、研磨定盤回転数は30rpm、ドレッサー回転数
15rpm、ドレス時間は100minとした。そして、
レス前後の研磨パッドの厚さからドレス速
(μm/min)を算出した。ドレス速度は4.5以下で
ることが好ましい。
製造例1
容器にトルエンジイソシアネート(2,4-体/2,6-
体=80/20の混合物)37.4重量部、4,4’-ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート16.8重量部、
平均分子量650のポリテトラメチレンエーテ
グリコール41.6重量部、1,3-ブタンジオール4.2
重量部を入れ、100℃で3時間反応させてイソ
アネート末端プレポリマー(a)(NCO重量%:14%)を
た。該プレポリマー(a)を原料とした無発泡
リウレタンのtanδピーク温度は133℃であっ
。
製造例2
容器にトルエンジイソシアネート(2,4-体/2,6-
体=80/20の混合物)18.4重量部、数平均分子量2000
のポリテトラメチレンエーテルグリコール80.
4重量部、1,4-ブタンジオール1.1重量部を入れ
100℃で5時間反応させてイソシアネート末端
プレポリマー(b)(NCO重量%:4.4%)を得た。該プレ
リマー(b)を原料とした無発泡ポリウレタン
tanδピーク温度は-38℃であった。
製造例3
容器にトルエンジイソシアネート(2,4-体/2,6-
体=80/20の混合物)39重量部、数平均分子量1000
ポリテトラメチレンエーテルグリコール56重
量部、1,4-ブタンジオール5重量部を入れ、100
で5時間反応させてイソシアネート末端プレ
ポリマー(c)(NCO重量%:9.4%)を得た。該プレポリ
ー(c)を原料とした無発泡ポリウレタンのtan
ピーク温度は76℃であった。
製造例4
容器にトルエンジイソシアネート(2,4-体/2,6-
体=80/20の混合物)22.2重量部、数平均分子量2000
のポリエチレンアジペート(日本ポリウレタ
製、N-4040)76.6重量部、1,4-ブタンジオール1.1
量部を入れ、100℃で5時間反応させてイソシ
ネート末端プレポリマー(d)(NCO重量%:6.4%)を
た。該プレポリマー(d)を原料とした無発泡
リウレタンのtanδピーク温度は3.5℃であった
。
実施例1
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)85重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(b)15重量部、及びシリコン系ノニオン界面
活性剤(ゴールドシュミット製、B8465)3重量部
入れ、温度を80℃に調整した。その後、撹
翼を用いて、回転数900rpmで反応系内に気泡
取り込むように約4分間激しく撹拌を行った
そこへ予め120℃で溶融した4,4’-メチレンビ
ス(o-クロロアニリン)(イハラケミカル社製、
ハラキュアミンMT)38重量部を添加した。NCO
量%は12.56%である。約1分間撹拌を続けた後に
、パン型のオープンモールドへ反応溶液を流
し込んだ。この反応溶液の流動性がなくなっ
た時点でオーブン内に入れ、110℃で6時間ポ
トキュアを行い、ポリウレタン発泡体ブロ
クを得た。このポリウレタン発泡体ブロッ
をバンドソータイプのスライサー(フェッケ
社製)を用いてスライスし、ポリウレタン発
泡体シートを得た。次にこのシートをバフ機
(アミテック社製)を使用して、所定厚さにな
ように表面バフをし、厚み精度を整えたシ
トとした(シート厚み:1.27mm)。このバフ処理
したシートを所定の直径(60cm)に打ち抜き、
加工機(東邦鋼機社製)を用いてシート表面
溝幅0.25mm、溝ピッチ1.50mm、溝深さ0.40mmの同
円状の溝加工を行って研磨層を作製した。
の後、該研磨層の裏面に市販の不織布にポ
ウレタンを含浸させたクッション材(クッシ
ン層)を積層して研磨パッドを作製した。
実施例2
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)60重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(b)40重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
30.7重量部を添加した。NCO重量%は10.16%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
実施例3
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)70重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(b)30重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
33.6重量部を添加した。NCO重量%は11.12%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
実施例4
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)85重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(d)15重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
38.9重量部を添加した。NCO重量%は12.86%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
実施例5
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)70重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(d)30重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
35.4重量部を添加した。NCO重量%は11.72%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
実施例6
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)60重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(d)40重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
33.1重量部を添加した。NCO重量%は10.96%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
比較例1
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)100重量部、及び前記シリコン系ノニオン
面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
た。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
反応系内に気泡を取り込むように約4分間激
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融し
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)4
2.3重量部を添加した。NCO重量%は14%である。
の後、実施例1と同様の方法で研磨パッドを
製した。
比較例2
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)30重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(b)70重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
22重量部を添加した。NCO重量%は7.28%である。
の後、実施例1と同様の方法で研磨パッドを
作製した。
比較例3
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(a)30重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(c)70重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
32.6重量部を添加した。NCO重量%は10.78%である
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
を作製した。
比較例4
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(b)100重量部、及び前記シリコン系ノニオン
面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
た。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
反応系内に気泡を取り込むように約4分間激
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融し
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)1
3.3重量部を添加した。NCO重量%は4.4%である。
の後、実施例1と同様の方法で研磨パッドを
作製した。
比較例5
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(c)100重量部、及び前記シリコン系ノニオン
面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
た。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
反応系内に気泡を取り込むように約4分間激
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融し
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)2
8.4重量部を添加した。NCO重量%は9.4%である。
の後、実施例1と同様の方法で研磨パッドを
作製した。
比較例6
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(b)40重量部、イソシアネート末端プレポリ
ー(c)60重量部、及び前記シリコン系ノニオン
界面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
で反応系内に気泡を取り込むように約4分間
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)
22.4重量部を添加した。NCO重量%は7.4%である。
その後、実施例1と同様の方法で研磨パッド
作製した。
比較例7
反応容器にイソシアネート末端プレポリマ
(d)100重量部、及び前記シリコン系ノニオン
面活性剤3重量部を入れ、温度を80℃に調整
た。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpm
反応系内に気泡を取り込むように約4分間激
しく撹拌を行った。そこへ予め120℃で溶融し
た前記4,4’-メチレンビス(o-クロロアニリン)1
9.3重量部を添加した。NCO重量%は6.4%である。
の後、実施例1と同様の方法で研磨パッドを
作製した。
実施例及び比較例にて得られた研磨パッド
使用して研磨試験を行い、研磨特性を評価
た。その結果を表1に示す。
表1の結果より、本発明の研磨パッドは平 坦化特性及び耐摩耗性が共に良好であるが、 比較例の研磨パッドは平坦化特性又は耐摩耗 性のいずれかが劣っていることがわかる。
