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Patent Searching and Data


Title:
POLYMER MIXTURE, POLYMER COMPOSITION AND PNEUMATIC TIRE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119232
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a polymer composition having good durability and air permeation resistance, while exhibiting excellent adhesion to an adjacent rubber and excellent workability. A polymer mixture contains 99-60% by mass of a styrene-isobutylene-styrene triblock copolymer and 1-40% by mass of a polyamide polymer containing a polyamide in a molecular chain and having a Shore D hardness of not more than 70. The polymer composition contains the polymer mixture, and this polymer composition is used in a member of a tire.

Inventors:
MIYAZAKI, Tatsuya (6-9, Wakinohama-cho 3-chome, Chuo-ku, Kobe-sh, Hyogo 72, 65100, JP)
宮崎 達也 (〒72 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Hyogo, 65100, JP)
Application Number:
JP2009/053399
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
February 25, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SUMITOMO RUBBER INDUSTRIES, LTD. (6-9 Wakinohama-cho 3-chome, Chuo-ku Kobe-sh, Hyogo 72, 65100, JP)
住友ゴム工業株式会社 (〒72 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 Hyogo, 65100, JP)
MIYAZAKI, Tatsuya (6-9, Wakinohama-cho 3-chome, Chuo-ku, Kobe-sh, Hyogo 72, 65100, JP)
International Classes:
C08L53/00; B60C1/00; B60C5/14; B60C13/00; C08L77/00
Attorney, Agent or Firm:
FUKAMI, Hisao et al. (Fukami Patent Office, Nakanoshima Central Tower 22nd Floor, 2-7, Nakanoshima 2-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 05, 53000, JP)
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Claims:
 スチレン-イソブチレン-スチレントリブロック共重合体99~60質量%と、ポリアミドを分子鎖に含むショアD硬度が70以下のポリアミド系ポリマー1~40質量%を含むポリマー混合物。
 前記ポリマー混合物が、エチレン-ビニルアルコール共重合体15~40質量%を含む請求の範囲1記載のポリマー混合物。
 前記スチレン-イソブチレン-スチレントリブロック共重合体がスチレンを10~30質量%の範囲で含む請求の範囲1または請求の範囲2記載のポリマー混合物。
 前記ポリアミド系ポリマーがポリアミド成分とポリエーテル成分からなるブロック共重合体である請求の範囲1~3いずれか記載のポリマー混合物。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物100質量部に対して、フィラーを5~40質量部含むポリマー組成物。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物100質量部に対して、前記フィラーとしてマイカを10~25質量部含む請求の範囲5に記載のポリマー組成物。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物100質量部に対して、非フェノール系の樹脂を1~30質量部含むポリマー組成物。
 前記非フェノール系の樹脂がC5石油系レジン、C9石油系レジンおよびテルペン樹脂からなる群から選択された1種以上を含む請求の範囲7に記載のポリマー組成物。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなるインナーライナーを有する空気入りタイヤ(1)。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなるインナーライナーゴム(9b)に、70℃~130℃のカレンダー工程の温度で圧延されたインスレーションゴム(11)とを接合して得たインナーライナーゴム-インスレーションゴム接合体。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなるインナーライナー(9)を有する空気入りタイヤ(1)であって、
 前記インナーライナー(9)に、70℃~130℃のカレンダー工程の温度で圧延されたインスレーションゴム(11)を接合した空気入りタイヤ(1)。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなるインナーライナーゴム(9b)に、ゴム組成物の濃度が5~20重量%のゴム糊を塗布したゴム糊塗布インナーライナーゴム(9b)。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなるインナーライナー(9)を有する空気入りタイヤ(1)であって、
 前記インナーライナー(9)に、ゴム組成物の濃度が5~20重量%のゴム糊を塗布した空気入りタイヤ(1)。
 請求の範囲1~4いずれかに記載のポリマー混合物または請求の範囲5~8いずれかに記載のポリマー組成物からなる保護膜(10)を備えたサイドウォール部(3)を有する空気入りタイヤ(1)。
Description:
ポリマー混合物、ポリマー組成 および空気入りタイヤ

 本発明は、耐久性と耐空気透過性が良好 、かつ隣接ゴムとの接着性に優れたポリマ 混合物、ポリマー組成物およびこれを用い 空気入りタイヤに関する。

 近年、車の低燃費化に対する強い社会的 請から、タイヤの軽量化が図られており、 イヤ部材のなかでも、タイヤの内部に配さ 、空気入りタイヤ内部から外部への空気の れの量(空気透過量)を低減して耐空気透過 を向上させるはたらきをもつインナーライ ーにおいても、軽量化などが行われるよう なってきた。

 現在、インナーライナー用ゴム組成物は ブチルゴム70~100質量%および天然ゴム30~0質 %を含むブチル系ゴムを使用することで、タ ヤの耐空気透過性を向上させることが行わ ている。また、ブチル系ゴムはブチレン以 に約1質量%のイソプレンを含み、これが硫 ・加硫促進剤・亜鉛華と相まって、隣接ゴ との共架橋を可能にしている。上記ブチル ゴムは、通常の配合では乗用車用タイヤで 0.6~1.0mm、トラック・バス用タイヤでは1.0~2.0m m程度の厚みが必要となるが、タイヤの軽量 を図るために、ブチル系ゴムより耐空気透 性に優れ、インナーライナー層の厚みをよ 薄くできるポリマーが提案されている。

 特開2007-291256号公報(特許文献1)には、空 圧低下の抑制、耐久性の向上および燃費の 上を同時に実現することが可能な空気入り イヤとして、天然ゴムおよび/または合成ゴ からなるゴム成分の100質量部に対して、下 の一般式(I)、

 (式中、mおよびnはそれぞれ独立して1~100 あり、xは1~1000である。)で表されるエチレン -ビニルアルコール共重合体が15~30質量部の範 囲内で少なくとも含有されたインナーライナ ー用ゴム組成物をインナーライナー層に用い てなる空気入りタイヤが提案されている。し かし、特開2007-291256号公報(特許文献1)の技術 おいては、該ゴム組成物を用いたゴムシー の厚みは1mmであり、タイヤの軽量化という で改善の余地がある。

 特開平9-165469号公報(特許文献2)には、空気 過率の低いナイロンを用いてインナーライ ー層を形成し、ゴム組成物であるタイヤ内 またはカーカス層との接着性を向上させる とのできる空気入りタイヤが提案されてい 。しかし、特許文献2の技術においては、ナ ロンフィルム層を形成するために、ナイロ フィルムをRFL処理した後、ゴム組成物から るゴム糊を接着する必要があり、工程が複 化するという問題がある。

特開2007-291256号公報

特開平9-165469号公報

 本発明は上記の課題を解決し、耐空気透 性を維持しつつ、耐久性、隣接ゴムとの接 性および加工性の向上を同時に実現するこ が可能なポリマー組成物の提供を目的とす 。

 本発明は、スチレン-イソブチレン-スチ ントリブロック共重合体99~60質量%と、ポリ ミドを分子鎖に含むショアD硬度が70以下の リアミド系ポリマー1~40質量%を含むポリマー 混合物である。

 前記ポリマー混合物が、エチレン-ビニル アルコール共重合体15~40質量%を含むことが好 ましい。

 前記スチレン-イソブチレン-スチレント ブロック共重合体がスチレンを10~30質量%の 囲で含むことが好ましい。

 前記ポリアミド系ポリマーがポリアミド 分とポリエーテル成分からなるブロック共 合体であることが好ましい。

 本発明は、前記ポリマー混合物100質量部 対して、フィラーを5~40質量部含むポリマー 組成物であることが好ましい。

 本発明は、前記ポリマー混合物100質量部 対して、前記フィラーとしてマイカを10~25 量部含むポリマー組成物であることが好ま い。

 本発明は、前記ポリマー混合物100質量部 対して、非フェノール系の樹脂を1~30質量部 含むポリマー組成物であることが好ましい。

 前記非フェノール系の樹脂がC5石油系レ ンおよび/またはテルペン樹脂を含むことが ましい。

 さらに、本発明は、上記ポリマー組成物 らなるインナーライナーを有する空気入り イヤおよび/または上記ポリマー組成物から なる保護膜を備えたサイドウォール部を有す るタイヤである。

 本発明のポリマー組成物は前記ポリマー 合物100質量部に対して、非フェノール系の 脂を1~30質量部含むことが好ましい。

 前記非フェノール系の樹脂がC5石油系レ ン、C9石油系レジンおよびテルペン樹脂から なる群から選択された1種以上を含むことが ましい。

 本発明は、前記ポリマー組成物からなる ンナーライナーを有する空気入りタイヤに する。

 本発明は、前記ポリマー混合物または前 ポリマー組成物からなるインナーライナー ムに、70℃~130℃のカレンダー工程の温度で 延されたインスレーションゴムとを接合し 得たインナーライナーゴム-インスレーショ ンゴム接合体である。

 本発明は、前記ポリマー混合物または前 ポリマー組成物からなるインナーライナー 有する空気入りタイヤであって、前記イン ーライナーに、70℃~130℃のカレンダー工程 温度で圧延されたインスレーションゴムを 合した空気入りタイヤである。

 本発明は、前記ポリマー混合物または前 ポリマー組成物からなるインナーライナー ムに、ゴム組成物の濃度が5~20重量%のゴム を塗布したゴム糊塗布インナーライナーゴ である。

 本発明は、前記ポリマー混合物または前 ポリマー組成物からなるインナーライナー 有する空気入りタイヤであって、前記イン ーライナーに、ゴム組成物の濃度が5~20重量 %のゴム糊を塗布した空気入りタイヤである

 本発明は、前記ポリマー混合物または前 ポリマー組成物からなる保護膜を備えたサ ドウォール部を有する空気入りタイヤであ 。

 本発明によれば、スチレン-イソブチレン -スチレントリブロック共重合体およびポリ ミド系ポリマーを特定量配合することによ 、耐久性と耐空気透過性が良好で、かつ隣 ゴムとの接着性に優れたポリマー組成物を 供することができる。

 さらに前記ポリマー組成物に非フェノー 系の樹脂を添加することにより、加工性に れたポリマー組成物を提供することができ 。

 また、前記ポリマー組成物にインスレー ョンゴムを接合すること、またはゴム糊を 布することで、隣接ゴムとの接着性および 工性を更に向上させることができる。

本発明に係る空気入りタイヤの右半分 示す模式的断面図である。 本発明に係る空気入りタイヤの右半分 示す模式的断面図である。 本発明に係るインナーライナーゴム-イ ンスレーションゴム接合体とカーカスの模式 的断面図である。

符号の説明

 1 空気入りタイヤ、2 トレッド部、3 サ ドウォール部、4 ビード部、5 ビードコア 6 カーカス、6a カーカスコード、7 ベルト 層、8 ビードエーペックス、9 インナーライ ナー、9b インナーライナーゴム、10 保護膜 11 インスレーションゴム。

 本発明のポリマー混合物は、スチレン-イ ソブチレン-スチレントリブロック共重合体( 下、SIBSともいう)99~60質量%と、ポリアミド 分子鎖に含むショアD硬度が70以下のポリア ド系ポリマー1~40質量%を含む。

 SIBSのイソブチレン部位由来により、該ポ リマー混合物は優れた耐空気透過性と耐久性 を有する。また、SIBSは芳香族以外の分子構 が完全飽和であることにより、劣化硬化が 制され、優れた耐久性を有する。一方、ポ アミド系ポリマーのポリアミド部位由来の 与により、該ポリマー混合物は不飽和ポリ ーと接着可能となり、隣接ゴムとの接着性 向上する。

 さらに本発明においては、該ポリマー混 物を含むポリマー組成物を空気入りタイヤ 使用する場合、SIBSを含有させることにより 耐空気透過性を確保するため、たとえばハロ ゲン化ブチルゴム等の、従来耐空気透過性を 付与するために使用されてきた高比重のハロ ゲン化ゴムを使用しないか、使用する場合に も使用量の低減が可能である。これによって タイヤの軽量化が可能であり、燃費の向上効 果が得られる。さらに該ハロゲン化ゴムは、 ゴム中のハロゲンにより空気入りタイヤのプ ライコードとゴムとの間の接着性を悪化させ るという問題点を有しているが、本発明にお いては該ハロゲン化ゴムの使用量を低減でき るため、プライコードと該ポリマー組成物と の間の接着性の向上による空気入りタイヤの 耐久性の向上効果も得られる。

 <スチレン-イソブチレン-スチレントリブ ック共重合体>
 本発明のポリマー混合物において、SIBSの含 有量は99~60質量%とされる。SIBSの含有量が60質 量%以上であることにより、優れた耐空気透 性と耐久性を有するポリマー組成物を得る とができる。また、耐空気透過性と耐久性 より良好になる点で、該含有量は95~80質量% されることが好ましい。

 該SIBSは一般的にスチレンを10~40質量%含む 。耐空気透過性と耐久性がより良好になる点 で、該スチレンの含有量は10~30質量%であるこ とが好ましい。

 該SIBSは、イソブチレンとスチレンのモル 比(イソブチレン/スチレン)が、該共重合体の ゴム弾性の点から40/60~95/5であることが好ま い。SIBSにおいて、各ブロックの重合度は、 ム弾性と取り扱い(重合度が10,000未満では液 状になる)の点からイソブチレンでは10,000~150, 000程度、またスチレンでは0~30,000程度である とが好ましい。

 SIBSは、一般的なビニル系化合物の重合法 により得ることができ、例えば、リビングカ チオン重合法により得ることができる。

 例えば、特開昭62-48704号公報および特開 64-62308号公報には、イソブチレンと他のビニ ル化合物とのリビングカチオン重合が可能で あり、ビニル化合物にイソブチレンと他の化 合物を用いることでポリイソブチレン系のブ ロック共重合体を製造できることが開示され ている。このほかにも、リビングカチオン重 合法によるビニル化合物重合体の製造法が、 例えば、米国特許第4,946,899号、米国特許第5,2 19,948号、特開平3-174403号公報などに記載され いる。

 SIBSは分子内に芳香族以外の二重結合を有 していないために、分子内に二重結合を有し ている重合体、例えばポリブタジエン、に比 べて紫外線に対する安定性が高く、従って耐 候性が良好である。さらに分子内に二重結合 を有しておらず、飽和系のゴム状ポリマーで あるにも関わらず、波長589nmの光の20℃での 折率(nD)は、ポリマーハンドブック(1989年:ワ リー(Polymer Handbook, Willy,1989))によると、1.50 6である。これは他の飽和系のゴム状ポリマ 、例えば、エチレン-ブテン共重合体に比べ 有意に高い。

 <ポリアミド系ポリマー>
 本発明のポリマー混合物において、ポリア ド系ポリマーの含有量は1~40質量%とされる ポリアミド系ポリマーの含有量が40質量%以 であることにより、耐久性と接着性とが両 されたポリマー混合物を得られる。また、 久性と接着性が確保でき、耐空気透過性に れるSIBSとエチレン-ビニルアルコール共重合 体をより多く配合できる点で、該含有量は3~2 0質量%とされることが好ましい。

 本発明のポリアミド系ポリマーは、ショ D硬度が70以下のポリアミド系ポリマーであ ことが好ましい。ショアD硬度が70を超える タイヤ屈曲時および移動時の亀裂性に劣る め好ましくない。ショアD硬度は、好ましく は15~70の範囲、さらに好ましくは18~70の範囲 より好ましくは20~70の範囲、特に好ましくは 25~70の範囲が好ましい。

 本発明のポリアミド系ポリマーは、下記 ポリエーテルアミドエラストマー(X)を50質 %以上含むことが好ましい。

 ポリエーテルアミドエラストマー(X):
下記式(II)で表されるトリブロックポリエー ルジアミン化合物(A)、ポリアミド形成性モ マー(B)、及びジカルボン酸化合物(C)を重合 て得られるポリアミド成分とポリエーテル 分からなるブロック共重合体である。

 (式中、aおよびbは1~20、cは4~50を示す。)
 上記ポリアミド形成性モノマー(B)が、下記 (III)および/または下記式(IV)で表わされるこ とが好ましい。

 (式中、R 1 は炭化水素鎖を含む連結基を表わす。)

 (式中、R 2 は炭化水素鎖を含む連結基を表わす。)
 上記ジカルボン酸化合物(C)が、下記式(V)お び/または脂肪族ジカルボン酸化合物および /または脂環族ジカルボン酸化合物で表され ことが好ましい。

 (式中、R 3 は炭化水素鎖を含む連結基を表わし、yは0ま は1を表わす。)
 該ポリアミド系ポリマーがポリアミド成分 由来するハードセグメント、ポリエーテル 分に由来するソフトセグメントを有するポ アミド系ポリマーであると、結晶性が低く り、このため、破断伸びEBが高く、低温か 高温領域まで柔軟性を示すポリアミド系ポ マーを得ることができる。

 また、ポリアミド系ポリマーはタイヤ加 温度(140~180℃)で流動性が高まり、凹凸面と 濡れ性が高まるため、隣接ゴムとの接着性 おいても優れた効果を発揮することができ 。

 本発明におけるポリアミド系ポリマーは 公知のポリアミド系ポリマーを用いること できる。ポリアミド系ポリマーとしては、 イロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロ 12から選ばれる少なくとも1種の脂肪族ナイ ンからなるポリアミドブロックと、ポリオ シエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリ キシブチレンから選ばれる少なくとも1種の リエーテルブロックとから構成されるエラ トマーなどを用いることができる。

 ポリアミド系ポリマーの製法に関しては に限定されず、特開昭56-65026号公報、特開 55-133424号公報、特開昭63-95251号公報等に開示 されている方法を利用することができる。

 <ポリマー混合物>
 本発明のポリマー混合物は、SIBSと、ポリア ミドを分子鎖に含むショアD硬度が70以下のポ リアミド系ポリマーに加えて、他のポリマー または樹脂を含んでも良い。

 本発明のポリマー混合物は、エチレン-ビ ニルアルコール共重合体を15~40質量%の範囲内 で含むことが好ましい。ポリマー混合物中の エチレン-ビニルアルコール共重合体の含有 が15質量%以上であることにより、ポリマー 成物のガスバリアー性が確保される。また 含有量が40質量%以下であることにより、ポ マー組成物の作製時の混練性が確保される ともに、タイヤのインナーライナー層にお て機械強度等の基本性能が確保される。該 有量は、さらに20質量%以上、さらに25質量% 上とされることが好ましい。また、タイヤ 耐久性の観点から、該含有量はさらに30質量 %以下とされることが好ましい。

 本発明のエチレン-ビニルアルコール共重 合体は、下記の一般式(I)

(式中、mおよびnはそれぞれ独立して1~100で り、xは1~1000である。)で表わされるエチレ -ビニルアルコール共重合体であることが好 しい。

 エチレン-ビニルアルコール共重合体のエ チレン由来部位により、該ポリマー混合物と の相溶性が良好に付与され、エチレン-ビニ アルコール共重合体はポリマー組成物中に 細な分散サイズで存在することができる。 方、該エチレン-ビニルアルコール共重合体 、ビニルアルコール由来部位の寄与により 好なガスバリアー性を有する。すなわち、 発明においては、ポリマー組成物中に、ガ バリアー性に優れるエチレン-ビニルアルコ ール共重合体が微細なサイズで島状に分散し ていることにより、タイヤのインナーライナ ー層が薄くされた場合でも良好なガスバリア ー性が発現される。これによりタイヤの軽量 化が可能であり、燃費の向上効果が得られる 。

 一般式(I)において、エチレン-ビニルアル コール共重合体を構成するためにmおよびnは1 以上とされる。一方、mおよびnがそれぞれ100 下であることにより、ポリマー混合物との 溶性とガスバリアー性とが両立されたエチ ン-ビニルアルコール共重合体が得られる。 ポリマー混合物との相溶性がより良好になる 点で、mは、さらに5以上とされることが好ま い。また、ガスバリアー性がより良好にな 点で、nは、さらに5以上とされることが好 しい。一方、ビニルアルコール由来部位に るガスバリアー性の発現を損ない難い点で mは、さらに95以下、さらに80以下とされるこ とが好ましい。また、エチレン由来部位によ るポリマー混合物との良好な相溶性の発現を 損ない難い点で、nは、さらに95以下、さらに 80以下とされることが好ましい。

 一般式(I)において、エチレン-ビニルアル コール共重合体を構成するためにxは1以上と れる。一方、xが1000以下であることにより ポリマー組成物の作製時の混練性が確保さ 、エチレン-ビニルアルコール共重合体が均 に分散されたポリマー組成物が得られる。 リマー混合物との相溶性およびガスバリア 性が良好に発現される点で、xは、さらに10 上とされることが好ましく、混練性が良好 ある点で、xは、さらに500以下、さらに100以 下とされることが好ましい。

 一般式(I)で表されるエチレン-ビニルアル コール共重合体は、他の成分との共重合体と された状態でポリマー組成物中に含有されて も良く、この場合のエチレン-ビニルアルコ ル共重合体の含有量とは、一般式(I)で表さ る構造部分の含有量を意味する。

 エチレン-ビニルアルコール共重合体の分 子構造は、たとえば赤外吸収スペクトル(IR) 核磁気共鳴スペクトル(NMR)等により確認する ことができる。

 ポリマー組成物は、下記の一般式(VI)、

(式中、Rはアルキル基であり、pおよびqは れぞれ独立して1~100であり、zは1~5である。) 表わされる相溶化剤をさらに含むことが好 しい。該相溶化剤は、ポリマー組成物中で ポリマー混合物とエチレン-ビニルアルコー ル共重合体との相溶性をさらに高める作用を 有する。一般式(VI)中のpおよびqがそれぞれ1 上である場合、相溶化剤としての作用が良 であり、pおよびqがそれぞれ100以下である場 合、ポリマー混合物での該相溶化剤の分散性 が良好である。pはさらに5以上が好ましく、 たさらに95以下、さらに80以下が好ましい。 qはさらに5以上が好ましく、またさらに95以 、さらに80以下が好ましい。

 一般式(VI)中のzは、ブロック共重合体を 成するために1以上とされる。また、ポリマ 組成物での該相溶化剤の分散性が良好であ 点で、zは5以下とされることが好ましい。z さらに2以上が好ましく、またさらに4以下 好ましい。

 一般式(VI)で表される相溶化剤のポリマー 混合物中の含有量は、0.1~4.8質量%の範囲内と れることが好ましい。該含有量が0.1質量%以 上である場合相溶化剤としての作用が良好に 発現され、4.8質量%以下である場合、タイヤ インナーライナー層において機械強度等の 本性能が低下することを良好に防止できる 該含有量は、さらに0.5質量%以上、さらに1.0 量%以上、さらに1.5質量%以上とされること 好ましく、また、さらに4.3質量%以下、さら 3.8質量%以下、さらに3.4質量%以下とされる とが好ましい。

 一般式(VI)で表される相溶化剤は、他の成 分との共重合体とされた状態でポリマー組成 物中に含有されても良く、この場合の該相溶 化剤の含有量とは、一般式(VI)で表される構 部分の含有量を意味する。

 本発明のポリマー混合物は、SIBSとポリア ミド系ポリマーに加えて、ナイロン、PET、ク ロロブチルゴム、天然ゴム、エチレンプロピ レン-ジエン三元共重合体(EPDM)、スチレンブ ジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム、イソプレ ンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム 、アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)等を 配合することができる。

 <ポリマー組成物>
 上記ポリアミド系ポリマーとSIBSからなるポ リマー組成物のショアA硬度は25~65の範囲内と されることができる。該硬度が25以上である 合インナーライナー用ポリマー組成物の機 強度が良好であり、65以下である場合イン ーライナー用ポリマー組成物が硬くなり過 ることによる耐久性の低下等を防止できる 該硬度はさらに40以上、さらに42以上、さら 45以上が好ましく、またさらに62以下、さら に58以下が好ましい。なお上記の硬度は、JIS K 6253にしたがって測定される値である。

 本発明において用いられるインナーライ ー用ポリマー組成物の比重は1.70以下とされ ることができる。該比重が1.70以下である場 、タイヤの軽量化による燃費の向上効果が 好である。該比重はさらに1.40以下、さらに1 .20以下に好ましく設定される。

 <軟化剤>
 本発明においては、インナーライナー用ポ マー組成物が、非フェノール系の樹脂を含 でいても良い。この場合、該インナーライ ー用ポリマー組成物の耐空気透過性、転が 抵抗および加工性がより向上する。該非フ ノール系の樹脂の含有量は、ポリマー混合 100質量部に対して、1~30質量部の範囲内とさ れることが好ましい。

 前記非フェノール系の樹脂は、イソブチ ンとSP値(solubility Parameter:相溶度パラメータ )が近く、相溶性の良いC5石油系レジン(C5石油 系レジンとはナフサ分解によって得られるC5 分中のオレフィン、ジオレフィン類を主原 とする脂肪族系石油樹脂)、C9石油系レジン( C9石油系レジンとはナフサ分解によって得ら るC9留分中のオレフィンを主原料とする芳 族系石油系樹脂)およびテルペン樹脂から選 された1種以上を用いることが好ましく、中 でもC5石油系レジンを用いることがより好ま い。たとえば、C5石油系レジンとしては、 井石油化学製ハイレッツG-100、丸善石油製マ ルカレッツT-100AS、トーネックス製エスコレ ツ1102、C9石油系レジンとしては、東ソー製 トコールXL、テルペン樹脂としてはヤスハラ ケミカル製YSレジンPX300N、YSレジンPX1150Nなど 挙げることができる。

 ポリマーのSP値に近い軟化剤を用いると ポリマーとの混ざりが良く、隣接部材と加 接着性が良く、加工時には適度に常温粘着 発揮することができる。

 軟化剤としてC5石油系レジンを用いる場 は、耐空気透過性、複素弾性率、粘着性お び加工性を向上させるため、該含有量はポ マー混合物100質量部に対して、10~30質量部の 範囲内とすることがより好ましい。10質量部 上では隣接部材との粘着力が向上し、成形 にフィルムが自然に剥がれるのを防止する とができるため好ましい。また30質量部以 ではtanδが良好で、加工時の過密着(しわ、 開き)を防止できるため好ましい。

 <フィラー>
 本発明においては、インナーライナー用ポ マー組成物が、カーボンブラック、タルク クレー、マイカ、炭酸カルシウムなどから るフィラーを少なくとも1種さらに含んでも よい。この場合、該インナーライナー用ポリ マー組成物の破断時の抗力および機械強度が 良好となり、特にマイカなどの偏平フィラー を含む場合は、ガスバリアー性がより向上す る。該フィラーの含有量は、ポリマー混合物 100質量部に対して5~40質量部の範囲内とされ ことが好ましい。該含有量が5質量部以上で る場合インナーライナー用ポリマー組成物 機械強度が高くなるためタイヤの耐久性お び操縦性能が良好となり、40質量部以下で る場合、インナーライナー用ゴム組成物の 製時の加工性が良好である。該含有量は、 らに10~30質量部の範囲内がより好ましい。

 本発明においては、前記フィラーとして イカをポリマー混合物100質量部に対して10~2 5質量部含むことが、空気遮断効果の向上の 点からさらに好ましい。

 マイカ(雲母)としては、マスコバイト(白 母)、フロゴバイト(金雲母)およびバイオタ ト(黒雲母)から群から選ばれる1種以上であ ことが好ましい。これらのなかでも、他の イカより扁平率が大きく空気遮断効果が優 るため、フロゴバイトを用いることが好ま い。

 マイカの平均粒子径は40μm以上、好まし は45μm以上である。平均粒子径が40μm未満で 、空気保持性の向上効果が充分でない傾向 ある。また、マイカの平均粒子径は100μm以 、好ましくは70μm以下である。平均粒子径 100μmをこえると、マイカが大きく亀裂の起 となり、インナーライナーが屈曲疲労によ 割れる傾向がある。

 マイカの表面を被覆する樹脂としては、 レタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂 ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂などがあ られる。なかでも、ゴムとの相溶性が比較 高いという点から、ウレタン樹脂、アクリ 樹脂、エポキシ樹脂が好ましい。被覆方法 しては、樹脂を溶融させ、その中にマイカ 入れて、撹拌したのち、凝固させ、それを 砕するなどの方法が用いられている。

 マイカのアスペクト比(扁平率)は、50以上 、好ましくは55以上である。アスペクト比が5 0未満では、充分な空気保持性の向上効果が られない。また、マイカのアスペクト比は 100以下であることが好ましく、70以下である ことがより好ましい。アスペクト比が100をこ えると、マイカの強度が低下することで、マ イカに割れが生じる。ここでアスペクト比と は、マイカにおける厚さに対する長径の比を いう。

 マイカは、湿式粉砕、乾式粉砕などの粉 方法によって得ることができる。湿式粉砕 きれいな表面ができ、空気保持性の向上効 がやや高い。また、乾式粉砕は製造工程が 単でコストが安いというそれぞれの特徴が り、それぞれのケースにより使い分けると い。

 マイカの含有量は、ポリマー混合物100質 部に対して10質量部以上、好ましくは15質量 部以上である。マイカの含有量が10質量部未 では、インナーライナーの充分な空気保持 、発熱性および耐亀裂成長性が得られない また、マイカの含有量は、ゴム成分100質量 に対して25質量部以下、好ましくは20質量部 以下であることが好ましい。マイカの含有量 が25質量部をこえると、ゴム組成物の引き裂 強度が落ちるなどして、クラックが発生し すくなる。

 カーボンブラックおよび/またはシリカとし て用いるカーボンブラックのチッ素吸着比表 面積(N 2 SA)は、十分な補強性が得られ、耐亀裂成長性 に優れるという点から、20m 2 /g以上が好ましく、25m 2 /g以上がより好ましい。また、カーボンブラ クのN 2 SAは、ポリマー組成物の硬度を抑え、低発熱 に優れるという点から、70m 2 /g以下が好ましく、60m 2 /g以下がより好ましく、40m 2 /以下がさらに好ましい。

 カーボンブラックおよび/またはシリカと して用いるシリカとしては、湿式法で調整さ れたものや、乾式法で調整されたものがあげ られるが、特に制限はない。

 シリカのチッ素吸着比表面積(N 2 SA)は、補強性、破断性に優れるという点から 、80m2/g以上が好ましく、100m 2 /g以上が好ましい。また、シリカのN 2 SAは、ポリマー組成物の硬度を抑え、低発熱 に優れるという点から、200m 2 /g以下が好ましく、180m 2 /g以下がより好ましく、150m 2 /g以下がさらに好ましい。

 シリカを用いる場合には、該シリカの含 量は、ポリマー混合物100質量部に対して30 量部以下が好ましい。30質量部を超えるとシ リカ同士が自己凝集する場合がある。

 さらに、本発明のインナーライナー用ポ マー組成物は、ポリマー成分を相対的に減 し、ポリマー組成物を補強することができ コストを低減することができるという点か 、炭酸カルシウム、オースチンブラック、 ルク、クレー、炭酸カルシウムなどを含有 ていても良い。中でも、粒径が亀裂成長の とならず、分散性良く再凝集しないタルク クレーを含有することが好ましい。

 なお、軟化剤としてプロセスオイル、パ フィンオイル等の低分子量液状オイルを配 すると、フィルムとして加工する場合、薄 が高温条件下(200℃前後)に置かれるためオ ルが揮発し、粘着剤としての機能が発揮さ にくくなる傾向が見られる。

 <その他の配合成分>
 本発明において用いられるインナーライナ 用ポリマー組成物には、その他通常のタイ 用ポリマー組成物において配合される下記 ような成分を適宜配合することができる。

 可塑剤として、たとえばDMP(フタル酸ジメ チル)、DEP(フタル酸ジエチル)、DBP(フタル酸 ブチル)、DHP(フタル酸ジヘプチル)、DOP(フタ 酸ジオクチル)、DINP(フタル酸ジイソノニル) 、DIDP(フタル酸ジイソデシル)、BBP(フタル酸 チルベンジル)、DLP(フタル酸ジラウリル)、DC HP(フタル酸ジシクロヘキシル)等を配合して 良い。

 <ポリマー組成物の作製>
 本発明のポリマー組成物は、インジェクシ ン加工により作製される。すなわち、所定 配合処方にしたがったポリマー混合物をイ ジェクションプレスに設置されている回転 ーター内に投入し、回転ローター内でポリ ー成分のブレンドを行った後、加圧して射 成形することにより、本発明のポリマー組 物を調整することができる。

 上記射出成形は、13cm×13cm×2mm(厚み)の金 を使用し、金型ヘッド圧力100Kf、ヘッド温度 200℃、インジェクション速度80mm/秒、ロータ 回転数100rpmの条件下で行うことが好ましい

 本発明のポリマー混合物にフィラーを添 する場合は、インジェクションプレスに設 されている回転ローターでは、分散度合い 不十分となる場合があるため、あらかじめ リマー混合物とフィラーをニーダー、ロー 、バンバリーミキサーなど予備混合するこ が好ましい。該予備混合は、さらに温調ロ ルや温調バンバリー(温度条件:130℃~180℃)で 行うことが好ましい。

 また、本発明のポリマー組成物は、2軸押 出し機にてペレット化したのち、Tダイフィ ム押出し機にて作製することもできる。

 <インナーライナーゴム-インスレーショ ゴム接合体>
 本発明に係るポリマー混合物またはポリマ 組成物をタイヤのインナーライナーに使用 る場合は、インナーライナーゴム-インスレ ーションゴム接合体を使用することが好まし い。

 インナーライナーゴム-インスレーション ゴム接合体について図3を用いて説明する。 ンスレーションゴム11は、インナーライナー ゴム9bとカーカス6との間に介在することによ り、両者間の接着力を高めて層間剥離を防ぐ とともに、加硫成形時のゴム流れに起因する インナーライナー9とカーカスコード6aとの接 触を抑制する。そのために、このインスレー ションゴム11は、接着性に優れることが重要 あり、例えばゴム成分100質量部中に、天然 ム(NR)を50質量部以上配合させたNR系ゴムを 用することができる。なお残部ゴムとして イソプレンゴム(IR)或いはブタジエンゴム(BR) が好適に使用しうる。

 前記インナーライナーゴム-インスレーシ ョンゴム接合体の作製方法はたとえば以下の 通りである。はじめにポリマー混合物または ポリマー組成物を、2軸押出し機にてペレッ 化したのち、Tダイフィルム押出し機にてポ マーフィルムを作製する。前記ポリマーフ ルムを70℃~130℃のカレンダー工程の温度で 延されたインスレーションゴムとを接合し インナーライナーゴム-インスレーションゴ ム接合体を得る。

 前記インスレーションゴムのカレンダー 程の温度は70℃~130℃が好ましい。該温度が7 0℃未満であるとインナーライナーゴムとイ スレーションゴム間の十分な粘着性能が得 れない。また該温度が130℃を超えると、イ スレーションゴムが加硫反応を始めており インナーライナーゴムとインスレーション ム間の十分な粘着性能が得られない。

 <ゴム糊塗布インナーライナーゴム>
 本発明に係るポリマー混合物またはポリマ 組成物をタイヤのインナーライナーに使用 る場合は、ゴム糊塗布インナーライナーゴ を使用することが好ましい。

 前記ゴム糊塗布インナーライナーゴムの 製方法はたとえば以下の通りである。はじ にポリマー混合物またはポリマー組成物を 2軸押出し機にてペレット化したのち、Tダ フィルム押出し機にてポリマーフィルムを 製する。前記ポリマーフィルムにゴム組成 の濃度が5~20重量%のゴム糊を塗布して、ゴム 糊塗布インナーライナーゴムを得る。

 前記ゴム糊は空気入りタイヤに通常用い れるものを使用することができる。たとえ 天然ゴムを70質量%以上含むジエン系ゴムを むゴム組成物をトルエン、N‐ヘキサン、ま たはナフサ等の極性の低い有機溶塩に溶かし たものであり、それ以外に、硫黄、カーボン 、オイル、粘着付与剤であるレジン、老化防 止剤、ステアリン酸、亜鉛華、加硫促進剤、 加硫遅延剤等が、重量部でカーカス層のゴム 配合と同等程度の量が含まれている。

 前記ゴム糊中のゴム組成物の含有量は5~20 重量%が好ましい。該含有量が5重量%未満であ ると粘着性に劣る。また該含有量が30重量%を 超えると均一に塗布することが困難であり、 粘着性に劣る。

 ゴム糊の塗布方法は、従来公知のものを 用することができ、たとえばスプレーで塗 する方法などが好ましい。

 <空気入りタイヤ>
 本発明の空気入りタイヤは、本発明のポリ ー混合物またはポリマー組成物をインナー イナーに用いて、通常の方法によって製造 れる。インナーライナー層は、ポリマー混 物またはポリマー組成物の配合成分を、温 ロール(温度条件:130℃~160℃)にてシート状( ィルム状)に押出加工し、タイヤ成形機上で のタイヤ部材とともに貼りあわせ、未架橋 イヤを形成する。この未架橋タイヤを加硫 中で加熱加圧することによって本発明の空 入りタイヤを製造できる。

 さらに、本発明の空気入りタイヤは、本 明のポリマー混合物またはポリマー組成物 らなるインナーライナーに、70℃~130℃のカ ンダー工程の温度で圧延されたインスレー ョンゴムを接合することができる。インス ーションゴムを用いることによって、イン ーライナー層とカーカスの接着性および加 性が向上し、耐久性に優れた空気入りタイ を得ることができる。

 また、本発明の空気入りタイヤは本発明 ポリマー混合物またはポリマー組成物から るインナーライナーに、ゴム組成物の濃度 5~20重量%のゴム糊を塗布することができる ゴム糊を塗布することによって、タイヤ作 時の成形粘着性能を向上させることができ 。

 本発明においては、規定内圧を充填した 態のタイヤ最大幅位置において測定される ンナーライナー層の厚みが0.1~1.5mmの範囲内 あることが好ましい。インナーライナー層 厚みが0.1mm以上である場合、空気圧低下の 制効果が良好であり、1.5mm以下である場合、 タイヤの軽量化による燃費の向上効果が良好 である。インナーライナー層の厚みは、さら に0.15mm以上、さらに0.2mm以上が好ましく、ま さらに1.0mm以下、さらに0.6mm以下が好ましい 。

 本発明は、乗用車用、トラック・バス用 重機用等、種々の空気入りタイヤに対して 用され得る。図1は、本発明に係る空気入り タイヤの右半分を示す断面図である。空気入 りタイヤ1は、トレッド部2とサイドウォール 3とビード部4とを有している。さらに、ビ ド部4にはビードコア5が埋設される。また、 一方のビード部4から他方のビード部にわた て設けられ、両端を折り返してビードコア5 係止するカーカス6と、該カーカス6のクラ ン部外側の2枚のプライよりなるベルト層7と が配置されている。カーカス6の内側には一 のビード部4から他方のビード部4に亘るイン ナーライナー9が配置されている。さらに図3 示すように、インナーライナーゴム9bはイ スレーションゴム11を接合することができる 。ベルト層7は、スチールコードまたはアラ ド繊維等のコードよりなるプライの2枚をタ ヤ周方向に対して、コードが通常5~30°の角 になるようにプライ間で相互に交差するよ に配置される。またカーカスはポリエステ 、ナイロン、アラミド等の有機繊維コード タイヤ周方向にほぼ90°に配列されており、 カーカスとその折り返し部に囲まれる領域に は、ビードコア5の上端からサイドウォール 向に延びるビードエーペックス8が配置され 。

 また、本発明によるポリマー組成物は、タ ヤのサイドウォール部の保護膜(図2)や気体 送ホースにも転用することができる。本発 によるポリマー組成物をタイヤのサイドウ ール部の保護膜に使用すると、タイヤの空 遮断性が向上し、オゾンおよび酸化劣化を 制することができる。このためサイドウォ ル部に使用する老化防止剤を減少すること できる。サイドウォール部の厚みは0.1~2.0mm 範囲内であることが好ましく、さらに0.2mm~0 .6mmの範囲内であることが好ましい。
<実施例>
 実施例にもとづいて、本発明を具体的に説 するが、本発明はこれらのみに限定される のではない。

 実施例および比較例で使用した各種薬品は 下の通りである。
 SIBS 102T:カネカ社製の「シブスターSIBSTAR 10 2(ショアーA硬度25、スチレン含量25%)」
 SIBS 103T:カネカ社製の「シブスターSIBSTAR 10 3(ショアーA硬度46、スチレン含量30%)」
 ポリアミド系ポリマー 1:宇部興産社製の「 UBESTA XPA 9040(ショアーD硬度40)」
 ポリアミド系ポリマー 2:宇部興産社製の「 UBESTA XPA 9048(ショアーD硬度48)」
 エチレン-ビニルアルコール共重合体:クラ 社製の「エバールE105」
 ナイロン:宇部興産社製の「ナイロン66」
 PET:宇部興産社製の「ポリエチレンテレフタ ラートPET」
 クロロブチル:エクソンモービル社製の「エ クソンクロロブチル1068」
 NR(天然ゴム):TSR20
 C5石油系レジン:丸善石油化学社製の「マル レッツT-100AS」
 C9石油系レジン:丸善石油化学社製の「ペト ールXL」
 非反応性フェノール樹脂:日本油脂社製の「 SP1068」
 テルペン樹脂1:ヤスハラケミカル社製の「YS レジンPX1150N」
 テルペン樹脂2:ヤスハラケミカル社製の「YS レジンPX300N」
 パラフィンオイル:ジャパンエナジー社製の 「ミネラルオイル」
 カーボン:東海カーボン社製の「シーストV (N660、N2SA:27m 2 /g)
 ハードクレー:Southeasten Clay社(米国)製の「 ードクレークラウン」
 タルク:Luzenac社(フランス)製の「Mistron HAR」 (平均粒径5.7μm、平均偏平率4.7)
 マイカ:レブコ社製の「マイカ(雲母)S-200HG」 (フロゴバイト、平均粒径50μm、アスペクト比 55)
 <実施例1~19および比較例2~9、11~14>
 表2および表3に示す配合処方にしたがった リマー混合物および軟化剤を、インジェク ョンプレスの回転ローター内(100rpm、長さ1M) 投入しブレンドしたのち、プレスに13cm×13cm ×厚み2mmの金型を装着し、金型ヘッド圧力100K gf、ヘッド温度220℃、インジェクション速度8 0mm/秒、ローター回転数100rpmの条件で押し出 ことにより、実施例1~19、および比較例2~9、1 1~14のポリマーシートを作製した。

 なお、実施例6~8および18、19は、ポリマー 混合物とフィラーを予めニーダー、ロール( 調ロール(温度条件:160℃))、バンバリーミキ ーなどを用いてミキシングしてマスターバ チを作製した後、これを計量しなおしてイ ジェクションプレスへ投入し、ポリマーシ トを作製した。インジェクションプレスの 件は、上記と同様である。

 また、空気入りタイヤについては、上記 リマー混合物を用いて厚み0.6mmおよび0.3mmの ポリマーシートを作製し、それぞれタイヤの インナーライナー部分に適用して170℃で20分 プレス成形し、195/65R15サイズのタイヤを作 した。

 <比較例1および10>
 比較例1および10は、表3に示すゴム成分100質 量部に対して、ゴム配合物として、亜鉛華( 邦亜鉛社製の「銀嶺R」)4質量部、ミネラル イル(出光興産社製の「ダイアナプロセスPA32 」)10質量部、ステアリン酸(日本油脂社製の 椿」)1質量部、硫黄(鶴見化学工業社製の「5% オイル処理粉末硫黄」)0.5質量部および促進 (大内新興化学工業社製の「ノクセラーDM(ジ- 2-ベンゾチアゾリルジスルフィド)」)1.2質量 を含む。上記の配合処方にしたがい、バン リーミキサーを用いて、亜鉛華、硫黄およ 加硫促進剤以外の薬品を添加し、最高温度15 0℃の条件下で4分間混練りし、混練物を得た その後、得られた混練物に亜鉛華、硫黄お び加硫促進剤を添加し、2軸オープンロール を用いて、最高温度95℃の条件下で4分間練り 込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未 加硫ゴム組成物を金型にてシート状に圧延し 、170℃の条件下で12分間プレス加硫すること より、比較例1および10の加硫ゴムシートを 製した。

 また、未加硫ゴム組成物を用いて厚み0.6m mおよび0.3mmのゴムシートを作製し、それぞれ タイヤのインナーライナー部分に適用して170 ℃で20分間プレス成形し、195/65R15サイズの空 入りタイヤを得た。

 <接着試験>
 厚さ2mmの隣接カーカスコード付トッピング ムシート、厚さ1mmの当該ポリマーシートま は加硫ゴムシートおよび補強キャンバス布 を、150℃の条件下で20分間加圧加温するこ によってカーカスを作製した。

 得られたカーカスを用いてJIS K6256「加硫 ゴム及び熱可塑性ゴム―接着性の求め方」に したがって剥離試験を行い、以下の基準にし たがって評価した。

 <空気透過性試験>
 ASTM D-1434-75M法にしたがい、当該ポリマーシ ートおよび加硫ゴムシートの空気透過量を測 定した。

 <引っ張り試験>
 JIS K 6251「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引 特性の求め方」に準じて、当該ポリマーシ トおよび加硫ゴムシートからなる3号ダンベ ル型試験片を用いて引張試験を実施し、各試 験片の破断時伸びEB(%)を測定した。

 <硬度>
 JIS K 6253「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬 の求め方」に準じて、当該ポリマーシート よび加硫ゴムシートの硬度を25℃でJIS-A硬度 計を用いて測定した。

 <正接損失(tanδ)>
 JIS K 5394に準拠し、粘弾性測定装置を用い 温度25℃において初期歪3%、動的歪±2%、周 数10Hzの条件にて測定した。

 <加工性>
 インジェクション混合および押し出し後の 状ゴムを温調ロール(150℃)で圧延し、厚さ0. 6mmのシートを作製する。その際のシート平坦 性、穴開き有無、シート端の凹凸具合を評点 付けした。評価基準は以下の通りである。

 A:シート平坦、穴開きなし、シート端ス レート、隣接ゴムと適切な加工タック有り

 B:Aの全てを満たさないが、実使用可能な加 性を有する。
 C:実使用不可能。

 <転がり抵抗変化率>
 (株)神戸製鋼所製の転がり抵抗試験機を用 、製造した195/65R15スチールラジアルPCタイヤ をJIS規格リム15×6JJに組み付け、荷重3.4kN、空 気圧230kPa、速度80km/時間の条件下で、室温(38 )にて走行させて、転がり抵抗を測定した。 そして、下記計算式により、比較例1を基準( 0)とし、各配合の転がり抵抗変化率(%)を指数 で表示した。なお、転がり抵抗変化率が小さ いほど、転がり抵抗が低減され、好ましいこ とを示し、具体的には、マイナスであること が好ましい。

 (転がり抵抗変化率)=(各配合の転がり抵抗- 較例1の転がり抵抗)
í(比較例1の転がり抵抗)×100
 <静的空気圧低下率試験>
 195/65R15スチールラジアルPCタイヤをJIS規格 ム15×6JJに組み付け、初期空気圧300Kpaを封入 、90日間室温で放置し、空気圧の低下率を 算する。

 <タイヤ耐久性試験>
 195/65R15スチールラジアルPCタイヤをJIS規格 ム15×6JJに組み付け、空気圧150kPa、荷重6.96KN 試験条件下で、室温(38℃)にて、φ1707mmドラ 上で、速度80km/hで走行させる。インナーラ ナー内側の割れに由来する空気漏れ、概観 イドウォールにふくれの発生があれば停止 せる。その膨れの発生までの距離の優劣に り耐久性を判定する。評価基準は以下の通 である。

 A:距離>30,000km
 B:20,000<距離≦30,000km
 C:10,000≦距離≦20,000km
 結果を表2および表3に示す。

 <実施例20,21、比較例15~19>
 表4に示す配合処方にしたがったポリマー混 合物(比較例15はフィラーを含む)を、2軸押出 機(押出し径:50mmφ,長さ:1m,温調:220℃)にてペ ット化したのち、Tダイフィルム押出し機( 出し径:80mmφ,温調:220℃,フィルムゲージ:0.6mm) にて実施例20,21、比較例15~19のポリマーフィ ムを作製した。前記ポリマーフィルムと表4 示すカレンダー工程の温度で圧延されたイ スレーションゴムとを接合して得たインナ ライナーゴム-インスレーションゴム接合体 について、以下の試験を行なった。

 また、空気入りタイヤについては、前記 リマーフィルムおよびインスレーションゴ を用いて厚み0.6mmおよび0.3mmのポリマーシー トを作製し、それぞれタイヤのインナーライ ナー部分に適用して170℃で20分間プレス成形 、195/65R15サイズのタイヤを作製した。

 <接着試験>
 厚さ2mmの隣接カーカスコード付トッピング ムシート、厚さ1mmの当該インナーライナー ム-インスレーションゴム接合体および補強 キャンバス布地を、150℃の条件下で20分間加 加温することによってカーカスを作製し、 施例1と同様の条件および基準にしたがって 評価した。

 <空気透過量>
 当該インナーライナーゴム-インスレーショ ンゴム接合体につき、実施例1と同様の条件 測定した。

 <正接損失指数>
 当該インナーライナーゴム-インスレーショ ンゴム接合体につき、実施例10と同様の条件 正接損失(tanδ)を測定した。比較例15を基準( 100)として、各配合の正接損失を指数で表示 た。

 (正接損失指数)=(各配合の正接損失/比較例15 の正接損失)×100
 <加工性>
 フィルム押出し機にて、厚さ0.6mmのインナ ライナーゴム-インスレーションゴム接合体 シートを作製する。その際のシート平坦性 穴開き有無、シート端の凹凸具合を評点付 した。評価基準は以下の通りである。

 A:シート平坦、穴開きなし、シート端ス レート、隣接ゴムと適切な加工タック有り

 B:Aの全てを満たさないが、実使用可能な加 性を有する。
 C:実使用不可能。

 <転がり抵抗変化率>
 実施例1と同様の方法で転がり抵抗を測定し た。そして、下記計算式により、比較例15を 準(±0)とし、各配合の転がり抵抗変化率(%) 指数で表示した。なお、転がり抵抗変化率 小さいほど、転がり抵抗が低減され、好ま いことを示し、具体的には、マイナスであ ことが好ましい。

 (転がり抵抗変化率)=(各配合の転がり抵抗- 較例15の転がり抵抗)
í(比較例15の転がり抵抗)×100
 <静的空気圧低下率試験>
 実施例1と同様の方法で空気圧の低下率を計 算した。

 結果を表4に示す。

 <実施例22~25、比較例20~24>
 表5に示す配合処方にしたがったポリマー混 合物、軟化剤、フィラーを、2軸押出し機(押 し径:50mmφ,長さ:1m,温調:220℃)にてペレット したのち、Tダイフィルム押出し機(押出し径 :80mmφ,温調:220℃,フィルムゲージ:0.6mm)にて実 例22~25、比較例20~24のポリマーシートを作製 した。該ポリマーシートについて以下の試験 を行なった。

 また、空気入りタイヤについては、表5に 示す配合処方に従って厚み0.6mmおよび0.3mmの リマーシートを作製し、それぞれタイヤの ンナーライナー部分に適用して170℃で20分間 プレス成形し、195/65R15サイズのタイヤを作製 した。

 <接着試験>
 厚さ2mmの隣接カーカスコード付トッピング ムシート、厚さ1mmの当該ポリマーシートお び補強キャンバス布地を、150℃の条件下で2 0分間加圧加温することによってカーカスを 製し、実施例1と同様の条件および基準にし がって評価した。

 <空気透過量>
 当該ポリマーシートにつき、実施例1と同様 の条件で測定した。

 <正接損失指数>
 当該ポリマーシートにつき、実施例10と同 の条件で正接損失(tanδ)を測定した。比較例2 0を基準(100)として、各配合の正接損失を指数 で表示した。

 (正接損失指数)=(各配合の正接損失/比較例20 の正接損失)×100
 <加工性>
 フィルム押出し機にて、厚さ0.6mmのポリマ シートを作製する。その際のシート平坦性 穴開き有無、シート端の凹凸具合を評点付 した。評価基準は以下の通りである。

 A:シート平坦、穴開きなし、シート端ス レート、隣接ゴムと適切な加工タック有り

 B:Aの全てを満たさないが、実使用可能な加 性を有する。
 C:実使用不可能。

 <転がり抵抗変化率>
 実施例1と同様の方法で転がり抵抗を測定し た。そして、下記計算式により、比較例20を 準(±0)とし、各配合の転がり抵抗変化率(%) 指数で表示した。なお、転がり抵抗変化率 小さいほど、転がり抵抗が低減され、好ま いことを示し、具体的には、マイナスであ ことが好ましい。

 (転がり抵抗変化率)=(各配合の転がり抵抗- 較例20の転がり抵抗)
í(比較例20の転がり抵抗)×100
 <静的空気圧低下率試験>
 実施例1と同様の方法で空気圧の低下率を計 算した。

 結果を表5に示す。

 実施例22~24はスチレン-イソブチレン-スチ レントリブロック共重合体90質量%とポリアミ ド系ポリマー10質量%からなるゴム成分100質量 部に対して、C5石油系レジン、C9石油系レジ またはテルペン樹脂をそれぞれ10質量部ずつ 含むポリマー組成物である。実施例25はスチ ン-イソブチレン-スチレントリブロック共 合体70質量%、ポリアミド系ポリマー10質量% よびエチレン・ビニルアルコール共重合体20 質量%からなるゴム成分100質量部に対して、C5 石油系レジンを10質量部含むポリマー組成物 ある。これらは、ゴム成分としてクロロブ ルおよびNRを含む比較例20に比べて接着性、 耐空気透過性が良好で、加工性にも優れてい る。

 比較例21はスチレン-イソブチレン-スチレ ントリブロック共重合体の含有量が少なく、 耐空気透過性および静的空気低下率が劣る。 比較例22はポリアミド系ポリマーを含まず、 着性に劣る。比較例23はスチレン-イソブチ ン-スチレントリブロック共重合体を含まず 、耐空気透過性および静的空気低下率が劣る 。比較例24はスチレン-イソブチレン-スチレ トリブロック共重合体およびポリアミド系 リマーを含まず、耐空気透過性、静的空気 下率および接着性に劣る。

 <実施例26,27、比較例25~29>
 表6に示す配合処方にしたがったポリマー混 合物、フィラーを、2軸押出し機(押出し径:50m mφ,長さ:1m,温調:220℃)にてペレット化したの 、Tダイフィルム押出し機(押出し径:80mmφ,温 :220℃,フィルムゲージ:0.6mm)にて実施例26,27 比較例25~29のポリマーフィルムを作製した。 該ポリマーフィルムに表6に示すゴム組成物 濃度を有するゴム糊を塗布したゴム糊塗布 ンナーライナーゴムついて以下の試験を行 った。なお、ゴム糊の配合比は濃度20%であ 。

 また、空気入りタイヤについては、表6に 示す配合処方のポリマーフィルムを用いて厚 み0.6mmおよび0.3mmのポリマーシートを作製し 該ポリマーシートにゴム糊を塗布したゴム 塗布インナーライナーゴムをそれぞれタイ のインナーライナー部分に適用して170℃で20 分間プレス成形し、195/65R15サイズのタイヤを 作製した。

 <接着試験>
 厚さ2mmの隣接カーカスコード付トッピング ムシート、厚さ1mmの当該ゴム糊塗布インナ ライナーゴムおよび補強キャンバス布地を 150℃の条件下で20分間加圧加温することに ってカーカスを作製し、実施例1と同様の条 および基準にしたがって評価した。

 <空気透過量>
 当該ゴム糊塗布インナーライナーゴムにつ 、実施例1と同様の条件で測定した。

 <正接損失指数>
 当該ゴム糊塗布インナーライナーゴムにつ 、実施例10と同様の条件で正接損失(tan δ) 測定した。比較例25を基準(100)として、各配 の正接損失を指数で表示した。

 (正接損失指数)=(各配合の正接損失/比較例25 の正接損失)×100
 <加工性>
 フィルム押出し機にて、厚さ0.6mmのインナ ライナーゴム-インスレーションゴム接合体 シートを作製する。その際のシート平坦性 穴開き有無、シート端の凹凸具合を評点付 した。評価基準は以下の通りである。

 A:シート平坦、穴開きなし、シート端ス レート、隣接ゴムと適切な加工タック有り

 B:Aの全てを満たさないが、実使用可能な加 性を有する。
 C:実使用不可能。

 <転がり抵抗変化率>
 実施例1と同様の方法で転がり抵抗を測定し た。そして、下記計算式により、比較例25を 準(±0)とし、各配合の転がり抵抗変化率(%) 指数で表示した。なお、転がり抵抗変化率 小さいほど、転がり抵抗が低減され、好ま いことを示し、具体的には、マイナスであ ことが好ましい。

 (転がり抵抗変化率)=(各配合の転がり抵抗- 較例25の転がり抵抗)
í(比較例25の転がり抵抗)×100
 <静的空気圧低下率試験>
 実施例1と同様の方法で空気圧の低下率を計 算した。

 結果を表6に示す。

 今回開示された実施の形態および実施例 すべての点で例示であって制限的なもので ないと考えられるべきである。本発明の範 は上記した説明ではなくて請求の範囲によ て示され、請求の範囲と均等の意味および 囲内でのすべての変更が含まれることが意 される。

 空気圧低下の抑制効果、耐久性および隣 ゴムとの接着性に優れる本発明の空気入り イヤは、乗用車用、トラック・バス用、重 用等の種々の用途に対して好適に適用され る。




 
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