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Patent Searching and Data


Title:
POLYURETHANE RESIN
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051114
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a polyurethane resin which is obtained by a reaction between a polyisocyanate component, which contains 1,4-bis(isocyanatomethyl)cyclohexane including not less than 80% by mole of trans forms, and an active hydrogen compound component.

Inventors:
KUWAMURA, Goro (INC. 580-32,,Nagaura, Sodegaura-sh, Chiba 65, 2990265, JP)
桑村 五郎 (〒65 千葉県袖ヶ浦市長浦580番地32 三井化学ポリウレタン株式会社内 Chiba, 2990265, JP)
NAKAGAWA, Toshihiko (INC. 580-32,,Nagaura, Sodegaura-sh, Chiba 65, 2990265, JP)
中川 俊彦 (〒65 千葉県袖ヶ浦市長浦580番地32 三井化学ポリウレタン株式会社内 Chiba, 2990265, JP)
Application Number:
JP2008/068599
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUI CHEMICALS POLYURETHANES, INC. (5-2 Higashi-Shimbashi 1-chome, Minato-ku Tokyo, 17, 1057117, JP)
三井化学ポリウレタン株式会社 (〒17 東京都港区東新橋一丁目5番2号 Tokyo, 1057117, JP)
KUWAMURA, Goro (INC. 580-32,,Nagaura, Sodegaura-sh, Chiba 65, 2990265, JP)
桑村 五郎 (〒65 千葉県袖ヶ浦市長浦580番地32 三井化学ポリウレタン株式会社内 Chiba, 2990265, JP)
NAKAGAWA, Toshihiko (INC. 580-32,,Nagaura, Sodegaura-sh, Chiba 65, 2990265, JP)
International Classes:
C08G18/75; B29C41/18; B29C45/00; C08L75/04; B29K75/00; B29K105/04; B60R13/02
Attorney, Agent or Firm:
OKAMOTO, Hiroyuki (Sun Mullion NBF Tower 21st Floor,6-12, Minamihommachi 2-chome,Chuo-ku, Osaka-shi, Osaka, 541-0054, JP)
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Claims:
 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンを含有するポリイソシアネート成分と、活性水素化合物成分との反応により得られることを特徴とする、ポリウレタン樹脂。
 前記1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンが、85モル%以上のトランス体を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 成形用樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 光学用ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 前記活性水素化合物成分が、水酸基価が280~1240mgKOH/gであり、平均官能基数が2を超過し5未満であるポリオール成分であることを特徴とする、請求項4に記載のポリウレタン樹脂。
 前記ポリイソシアネート成分は、ポリイソシアネートを含み、
 前記活性水素化合物成分は、高分子量ポリオール、親水基を含有する活性水素化合物、および、鎖伸長剤を含み、
 まず、前記ポリイソシアネートと、前記高分子量ポリオール、および、親水基を含有する活性水素化合物とを反応させて、イソシアネート基末端プレポリマーを調製し、
 次いで、前記イソシアネート基末端プレポリマーと、
 前記鎖伸長剤と
を反応させることにより、水性ポリウレタン樹脂として得られることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 請求項6に記載のポリウレタン樹脂からなることを特徴とする、フィルム。
 請求項6に記載のポリウレタン樹脂が用いられていることを特徴とする、人工および合成皮革。
 粒子状ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 スラッシュ成形に用いられることを特徴とする、請求項9に記載のポリウレタン樹脂。
 請求項9に記載のポリウレタン樹脂を、スラッシュ成形することにより得られることを特徴とする、スラッシュ成形品。
 弾性成形用ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 請求項12に記載のポリウレタン樹脂が用いられていることを特徴とする、弾性成形品。
 前記ポリイソシアネート成分が、脂環族ポリイソシアネートおよび芳香脂肪族ポリイソシアネートの少なくとも一方のイソシアヌレート変性体を含み、
 反応射出成形用ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 脂環族ポリイソシアネートおよび芳香脂肪族ポリイソシアネートが、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,5-ジ(イソシアナトメチル)ビシクロ[2,2,1]へプタン、2,6-ジ(イソシアナトメチル)ビシクロ[2,2,1]へプタン、イソホロンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン、および、1,4-ビス(イソシアナトメチル)ベンゼンからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項14に記載のポリウレタン樹脂。
 請求項14に記載のポリウレタン樹脂から成形されていることを特徴とする、反応射出成形品。
 前記ポリイソシアネート成分が、
 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンのアロファネート変性体と、
 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンのイソシアヌレート変性体とを、
 アロファネート/イソシアヌレート組成比が、50/50~100/0となるように含有し、
 二液硬化型ポリウレタン樹脂として調製されることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 さらに、発泡剤を含有し、
 発泡および反応させることにより、ポリウレタンフォームとして得られることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
 前記活性水素化合物成分が、ポリオール成分であり、
 前記ポリオール成分は、水酸基価が10~120mgKOH/gであり、
 分子末端の1級水酸基が40モル%以上であることを特徴とする、請求項17に記載のポリウレタン樹脂。
 衣料用成形品、サニタリー用成形品または靴用成形品として用いられることを特徴とする、請求項17に記載のポリウレタン樹脂。
Description:
ポリウレタン樹脂

 本発明は、ポリウレタン樹脂に関し、詳 くは、各種産業分野において用いられるポ ウレタン樹脂に関する。

 ポリウレタン樹脂は、通常、ポリイソシア ート成分とポリオール成分との反応により 造されており、例えば、エラストマー、レ ズ、合成皮革、スラッシュパウダー、弾性 形品(スパンデックス)、RIM成形品、塗料、 着剤、シーリング材、フォームなどとして 各種産業分野において広範に使用されてい 。
 ポリイソシアネート成分として、工業的に 、トリレンジイソシアネート(TDI)やジフェ ルメタンジイソシアネート(MDI)などの芳香族 ジイソシアネートがよく知られているが、ヘ キサメチレンジイソシアネート(HDI)や3-イソ アナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシ イソシアネート(IPDI)、さらには、ジシクロ キシルメタンジイソシアネート(水添MDI)や ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(水 XDI)などの脂肪族・脂環族ジイソシアネート 、耐黄変性が要求される分野において普及 ている。

 なかでも、ビス(イソシアナトメチル)シク ヘキサンは、耐黄変性とともに機械物性に れており、今後のさらなる使用が期待され いる。
 ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン は、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘ サンと1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンとの構造異性体があり、さらに、1,3- ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンと1, 4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン のそれぞれにおいて、トランス体およびシ 体の幾何異性体の存在が知られている。

 例えば、トランス体に対するシス体の含有 合が、3.3:1(すなわち、トランス体77モル%)の 1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキサンのホス ゲン化により、77モル%のトランス体を含む1,4 -ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンを 合成して、その1,4-ビス(イソシアナトメチル) シクロヘキサンを用いてエラストマーを合成 することが報告されている(例えば、下記特 文献1参照。)。

米国特許第4565835号

 しかるに、ポリウレタン樹脂の製造におい は、各種用途に応じた要求物性が向上する うに、原料成分を選択することが望まれる
 本発明の目的は、各種用途において、要求 性を向上させることのできるポリウレタン 脂を提供することにある。

 上記目的を達成するため、本発明のポリウ タン樹脂は、80モル%以上のトランス体を含 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ を含有するポリイソシアネート成分と、活 水素化合物成分との反応により得られるこ を特徴としている。
 また、本発明のポリウレタン樹脂では、前 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ が、85モル%以上のトランス体を含んでいる とが好適である。

 また、本発明のポリウレタン樹脂は、成形 樹脂であることが好適である。
 また、本発明のポリウレタン樹脂は、光学 ポリウレタン樹脂であることが好適である
 また、本発明のポリウレタン樹脂では、前 活性水素化合物成分が、水酸基価が280~1240mg KOH/gであり、平均官能基数が2を超過し5未満 あるポリオール成分であることが好適であ 。

 また、本発明のポリウレタン樹脂では、 記ポリイソシアネート成分は、ポリイソシ ネートを含み、前記活性水素化合物成分は 高分子量ポリオール、親水基を含有する活 水素化合物、および、鎖伸長剤を含み、ま 、前記ポリイソシアネートと、前記高分子 ポリオール、および、親水基を含有する活 水素化合物とを反応させて、イソシアネー 基末端プレポリマーを調製し、次いで、前 イソシアネート基末端プレポリマーと、前 鎖伸長剤とを反応させることにより、水性 リウレタン樹脂として得られることが好適 ある。

 また、本発明のフィルムは、上記ポリウレ ン樹脂からなることを特徴としている。
 さらに、本発明の人工および合成皮革は、 記ポリウレタン樹脂が用いられていること 特徴としている。
 また、本発明のポリウレタン樹脂は、粒子 ポリウレタン樹脂であることが好適である

 また、本発明のポリウレタン樹脂は、スラ シュ成形に用いられることが好適である。
 また、本発明のスラッシュ成形品は、上記 リウレタン樹脂を、スラッシュ成形するこ により得られることを特徴としている。
 また、本発明のポリウレタン樹脂は、弾性 形用ポリウレタン樹脂であることが好適で る。

 また、本発明の弾性成形品は、上記ポリウ タン樹脂が用いられていることを特徴とし いる。
 また、本発明のポリウレタン樹脂では、前 ポリイソシアネート成分が、脂環族ポリイ シアネートおよび芳香脂肪族ポリイソシア ートの少なくとも一方のイソシアヌレート 性体を含み、反応射出成形用ポリウレタン 脂であることが好適である。

 また、本発明のポリウレタン樹脂では、 環族ポリイソシアネートおよび芳香脂肪族 リイソシアネートが、1,3-ビス(イソシアナ メチル)シクロヘキサン、1,4-ビス(イソシア トメチル)シクロヘキサン、2,5-ジ(イソシア トメチル)ビシクロ[2,2,1]へプタン、2,6-ジ(イ シアナトメチル)ビシクロ[2,2,1]へプタン、 ソホロンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシ アナトメチル)ベンゼン、および、1,4-ビス(イ ソシアナトメチル)ベンゼンからなる群から 択される少なくとも1種であることが好適で る。

 また、本発明の反応射出成形品は、上記ポ ウレタン樹脂から成形されていることを特 としている。
 また、本発明のポリウレタン樹脂では、前 ポリイソシアネート成分が、80モル%以上の ランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチ )シクロヘキサンのアロファネート変性体と 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イ シアナトメチル)シクロヘキサンのイソシア レート変性体とを、アロファネート/イソシ アヌレート組成比が、50/50~100/0となるように 有し、二液硬化型ポリウレタン樹脂として 製されることが好適である。

 また、本発明のポリウレタン樹脂は、さら 、発泡剤を含有し、発泡および反応させる とにより、ポリウレタンフォームとして得 れることが好適である。
 また、本発明のポリウレタン樹脂では、前 活性水素化合物成分が、ポリオール成分で り、前記ポリオール成分は、水酸基価が10~1 20mgKOH/gであり、分子末端の1級水酸基が40モル %以上であることが好適である。

 また、本発明のポリウレタン樹脂は、衣 用成形品、サニタリー用成形品または靴用 形品として用いられることが好適である。

 本発明のポリウレタン樹脂は、ポリイソ アネート成分として、80モル%以上のトラン 体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ヘキサンを含んでいる。そのため、各種用 に応じた要求物性を向上させることができ 。

図1は、2)エラストマーの合成および評 における、実施例3および比較例1のDSC測定 果を示す。

発明の実施形態

 本発明のポリウレタン樹脂は、ポリイソシ ネート成分と、活性水素化合物成分との反 により得ることができる。
 本発明において、ポリイソシアネート成分 、必須成分として、80モル%以上のトランス を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンを含有している。
 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ には、シス-1,4-ビス(イソシアナトメチル)シ クロヘキサン(以下、シス1,4体とする。)、お び、トランス-1,4-ビス(イソシアナトメチル) シクロヘキサン(以下、トランス1,4体とする )の幾何異性体があり、本発明では、1,4-ビス (イソシアナトメチル)シクロヘキサンは、ト ンス1,4体を、80モル%以上、好ましくは、85 ル%以上含有する。

 上記1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンは、トランス体を80モル%以上含有す 1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキサンを原 として、例えば、特開平7-309827号公報に記 されるホスゲン法(冷熱2段法(直接法)や造塩 )、あるいは、特開2004-244349号公報や特開2003 -212835号公報などに記載されるノンホスゲン などにより、製造することができる。

 また、上記1,4-ビス(イソシアナトメチル)シ ロヘキサンは、誘導体として調製すること できる。
 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ の誘導体としては、例えば、1,4-ビス(イソ アナトメチル)シクロヘキサンの多量体(ダイ マー、トリマー(例えば、イソシアヌレート 性体など)など)、ビウレット変性体(例えば 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ と水との反応により生成するビウレット変 体など)、アロファネート変性体(例えば、1,4 -ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンと モノオールまたは低分子量ポリオール(後述) の反応より生成するアロファネート変性体 ど)、ポリオール変性体(例えば、1,4-ビス(イ ソシアナトメチル)シクロヘキサンと低分子 ポリオール(後述)または高分子量ポリオール (後述)との反応より生成するポリオール変性 など)、オキサジアジントリオン変性体(例 ば、1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘ サンと炭酸ガスとの反応により生成するオ サジアジントリオンなど)、カルボジイミド 性体(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘ キサンの脱炭酸縮合反応により生成するカル ボジイミド変性体など)、ウレトジオン変性 などが挙げられる。

 また、上記ポリイソシアネート成分は、本 明のポリウレタン樹脂の優れた効果を損な ない範囲で、ポリイソシアネート、例えば 脂環族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシ ネート、芳香脂肪族ジイソシアネート、芳 族ジイソシアネートなどのジイソシアネー を含有することができる。
 脂環族ジイソシアネートとしては、例えば 1,3-シクロペンタンジイソシアネート、1,4- クロヘキサンジイソシアネート、1,3-シクロ キサンジイソシアネート、3-イソシアナト チル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルイソシ ネート(別名:イソホロンジイソシアネート) 4,4’-メチレンビス(シクロヘキシルイソシ ネート)、メチル-2,4-シクロヘキサンジイソ アネート、メチル-2,6-シクロヘキサンジイソ シアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シ クロヘキサン、1,3-ビス(イソシアナトエチル) シクロヘキサン、1,4-ビス(イソシアナトエチ )シクロヘキサン、2,5-または2,6-ビス(イソシ アナトメチル)ノルボルナン(NBDI)およびその 合物などが挙げられる。

 脂肪族ジイソシアネートとしては、例え 、トリメチレンジイソシアネート、テトラ チレンジイソシアネート、ペンタメチレン イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ ネート、1,2-プロピレンジイソシアネート、 1,2-ブチレンジイソシアネート、2,3-ブチレン イソシアネート、1,3-ブチレンジイソシアネ ート、2,4,4-または2,2,4-トリメチルヘキサメチ レンジイソシアネート、2,6-ジイソシアネー メチルカプロエートなどが挙げられる。

 芳香脂肪族ジイソシアネートとしては、例 ば、1,3-または1,4-キシリレンジイソシアネ トもしくはその混合物、1,3-または1,4-テトラ メチルキシリレンジイソシアネートもしくは その混合物、ω,ω’-ジイソシアナト-1,4-ジエ ルベンゼンなどが挙げられる。
 芳香族ジイソシアネートとしては、例えば 2,4-トリレンジイソシアネートおよび2,6-ト レンジイソシアネート、ならびにこれらト レンジイソシアネートの異性体混合物、4,4 -ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’- ジフェニルメタンジイソシアネートおよび2,2 ’-ジフェニルメタンジイソシアネート、な びにこれらジフェニルメタンジイソシアネ トの任意の異性体混合物、トルイレンジイ シアネート、パラフェニレンジイソシアネ ト、ナフタレンジイソシアネートなどが挙 られる。

 また、これらジイソシアネートの誘導体 併用することもできる。より具体的には、 れらジイソシアネートの多量体(ダイマー、 トリマー(例えば、イソシアヌレート変性体 ど)、ビウレット変性体、アロファネート変 体、ポリオール変性体、オキサジアジント オン変性体、カルボジイミド変性体、ウレ ジオン変性体などを併用することもできる

 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキ ンと併用できるポリイソシアネートとして 好ましくは、3-イソシアナトメチル-3,5,5-ト メチルシクロヘキシルイソシアネート(別名 :イソホロンジイソシアネート)、4,4’-メチレ ンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,4- シクロヘキサンジイソシアネート、1,3-ビス( ソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,5-ま は2,6-ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナ (NBDI)およびその混合物、1,5-ペンタメチレン イソシアネート、1,6-ヘキサメチレンジイソ シアネート、ならびに、これらポリイソシア ネートの誘導体が挙げられる。

 なお、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シク ヘキサンには、シス-1,3-ビス(イソシアナト チル)シクロヘキサン(以下、シス1,3体とす 。)、および、トランス-1,3-ビス(イソシアナ メチル)シクロヘキサン(以下、トランス1,3 とする。)の幾何異性体があり、1,3-ビス(イ シアナトメチル)シクロヘキサンを1,4-ビス( ソシアナトメチル)シクロヘキサンと併用す 場合には、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シ ロヘキサンは、トランス1,3体を、好ましく 、50質量%以上、さらに好ましくは、70質量% とりわけ好ましくは、90質量%以上含有する

 上記ポリイソシアネート成分は、80モル%以 のトランス体を含む1,4-ビス(イソシアナト チル)シクロヘキサンを、例えば、50モル%以 、好ましくは、70モル%以上、さらに好まし は、80モル%、とりわけ、好ましくは、90モ %含んでいる。
 本発明において、活性水素化合物成分とし は、例えば、ポリオール成分(水酸基を2つ 上有するポリオールを主として含有する成 )、ポリチオール成分(メルカプト基(チオー 基)を2つ以上有するポリチオールを主として 含有する成分)、ポリアミン成分(アミノ基を2 つ以上有するポリアミンを主として含有する 化合物)などが挙げられる。

 本発明において、ポリオール成分としては 低分子量ポリオールおよび高分子量ポリオ ルが挙げられる。
 低分子量ポリオールは、水酸基を2つ以上有 する数平均分子量400未満の化合物であって、 エチレングリコール、プロピレングリコール 、1,3-プロパンジオール、1,4-ブチレングリコ ル、1,3-ブチレングリコール、1,2-ブチレン リコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサ ンジオール、ネオペンチルグリコール、アル カン(7~22)ジオール、ジエチレングリコール、 トリエチレングリコール、ジプロピレングリ コール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、ア カン-1,2-ジオール(C17~20)、1,3-または1,4-シク ヘキサンジメタノールおよびそれらの混合 、1,4-シクロヘキサンジオール、水素化ビス ェノールA、1,4-ジヒドロキシ-2-ブテン、2,6- メチル-1-オクテン-3,8-ジオール、ビスフェ ールAなどの2価アルコール、例えば、グリセ リン、トリメチロールプロパンなどの3価ア コール、例えば、テトラメチロールメタン( ンタエリスリトール)、ジグリセリンなどの 4価アルコール、例えば、キシリトールなど 5価アルコール、例えば、ソルビトール、マ ニトール、アリトール、イジトール、ダル トール、アルトリトール、イノシトール、 ペンタエリスリトールなどの6価アルコール 、例えば、ペルセイトールなどの7価アルコ ル、例えば、ショ糖などの8価アルコールな が挙げられる。

 高分子量ポリオールは、水酸基を2つ以上 有する数平均分子量400以上の化合物であって 、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエ ステルポリオール、ポリカーボネートポリオ ール、ポリウレタンポリオール、エポキシポ リオール、植物油ポリオール、ポリオレフィ ンポリオール、アクリルポリオール、および 、ビニルモノマー変性ポリオールが挙げられ る。

 ポリエーテルポリオールとしては、例えば ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ レンエーテルグリコールなどが挙げられる
 ポリプロピレングリコールとしては、例え 、上記した低分子量ポリオールまたは芳香 /脂肪族ポリアミン(後述)を開始剤とする、 チレンオキサイド、プロピレンオキサイド どのアルキレンオキサイドの付加重合物(2 以上のアルキレンオキサイドのランダムお び/またはブロック共重合体を含む。)が挙げ られる。

 ポリテトラメチレンエーテルグリコールと ては、例えば、テトラヒドロフランのカチ ン重合により得られる開環重合物や、テト ヒドロフランの重合単位に上記した2価アル コールを共重合した非晶性ポリテトラメチレ ンエーテルグリコールなどが挙げられる。
 ポリエステルポリオールとしては、例えば 上記した低分子量ポリオール(好ましくは、 2価アルコール)と多塩基酸とを、公知の条件 、反応させて得られる重縮合物が挙げられ 。

 多塩基酸としては、例えば、シュウ酸、 ロン酸、コハク酸、メチルコハク酸、グル ール酸、アジピン酸、1,1-ジメチル-1,3-ジカ ボキシプロパン、3-メチル-3-エチルグルタ ル酸、アゼライン酸、セバチン酸、その他 飽和脂肪族ジカルボン酸(炭素数11~13)、例え 、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、そ 他の不飽和脂肪族ジカルボン酸、例えば、 ルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル 、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカ ボン酸、その他の芳香族ジカルボン酸、例 ば、ヘキサヒドロフタル酸、その他の脂環 ジカルボン酸、例えば、ダイマー酸、水添 イマー酸、ヘット酸などのその他のカルボ 酸、および、それらカルボン酸から誘導さ る酸無水物、例えば、無水シュウ酸、無水 ハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、 水2-アルキル(C12~C18)コハク酸、無水テトラ ドロフタル酸、無水トリメリット酸、さら は、これらのカルボン酸などから誘導され 酸ハライド、例えば、シュウ酸ジクロライ 、アジピン酸ジクロライド、セバチン酸ジ ロライドなどが挙げられる。

 また、ポリエステルポリオールとして、 えば、上記した低分子量ポリオールと、ヒ ロキシル基含有植物油脂肪酸(例えば、リシ ノレイン酸を含有するひまし油脂肪酸、12-ヒ ドロキシステアリン酸を含有する水添ひまし 油脂肪酸など)などのヒドロキシカルボン酸 を、公知の条件下、縮合反応させて得られ 植物油系ポリエステルポリオールなどが挙 られる。

 また、ポリエステルポリオールとして、 えば、上記した低分子量ポリオール(好まし くは、2価アルコール)を開始剤として、例え 、ε-カプロラクトン、γ-バレロラクトンな のラクトン類を開環重合して得られる、ポ カプロラクトンポリオール、ポリバレロラ トンポリオール、さらには、それらに上記 た2価アルコールを共重合したラクトン系ポ リエステルポリオールなどが挙げられる。

 ポリカーボネートポリオールとしては、 えば、上記した低分子量ポリオール(好まし くは、2価アルコール)を開始剤とするエチレ カーボネートの開環重合物や、例えば、1,4- ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、3-メ チル-1,5-ペンタンジオールや1,6-ヘキサンジオ ールなどの2価アルコールと、開環重合物と 共重合した非晶性ポリカーボネートポリオ ルなどが挙げられる。

 また、ポリウレタンポリオールは、上記 より得られたポリエステルポリオール、ポ エーテルポリオールおよび/またはポリカー ボネートポリオールを、イソシアネート基に 対する水酸基の当量比(OH/NCO)が1を超過する割 合で、上記ポリイソシアネート(1,4-ビス(イソ シアナトメチル)シクロヘキサンを含む。以 同様)と反応させることによって、ポリエス ルポリウレタンポリオール、ポリエーテル リウレタンポリオール、ポリカーボネート リウレタンポリオール、あるいは、ポリエ テルポリエーテルポリウレタンポリオール どとして得ることができる。

 エポキシポリオールとしては、例えば、上 した低分子量ポリオールと、例えば、エピ ロルヒドリン、β-メチルエピクロルヒドリ などの多官能ハロヒドリンとの反応により られるエポキシポリオールが挙げられる。
 植物油ポリオールとしては、例えば、ひま 油、やし油などのヒドロキシル基含有植物 などが挙げられる。例えば、ひまし油ポリ ール、またはひまし油ポリオールとポリプ ピレンポリオールとの反応により得られる ステル変性ひまし油ポリオールなどが挙げ れる。

 ポリオレフィンポリオールとしては、例え 、ボリブタジエンポリオール、部分ケン価 チレン-酢酸ビニル共重合体などが挙げられ る。
 アクリルポリオールとしては、例えば、ヒ ロキシル基含有アクリレートと、ヒドロキ ル基含有アクリレートと共重合可能な共重 性ビニルモノマーとを、共重合させること よって得られる共重合体が挙げられる。

 ヒドロキシル基含有アクリレートとして 、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリ レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ ト、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート 2,2-ジヒドロキシメチルブチル(メタ)アクリ ート、ポリヒドロキシアルキルマレエート ポリヒドロキシアルキルフマレートなどが げられる。好ましくは、2-ヒドロキシエチル (メタ)アクリレートなどが挙げられる。

 共重合性ビニルモノマーとしては、例え 、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ) アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル( タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリ ート、s-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチ (メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリ レート、イソペンチル(メタ)アクリレート、 キシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メ )アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)ア リレート、シクロヘキシルアクリレートな のアルキル(メタ)アクリレート(炭素数1~12)、 例えば、スチレン、ビニルトルエン、α-メチ ルスチレンなどの芳香族ビニル、例えば、( タ)アクリロニトリルなどのシアン化ビニル 例えば、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マ イン酸、イタコン酸などのカルボキシル基 含むビニルモノマー、または、そのアルキ エステル、例えば、エチレングリコールジ( タ)アクリレート、ブチレングリコールジ( タ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ )アクリレート、オリゴエチレングリコール (メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ ンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ パントリ(メタ)アクリレートなどのアルカ ポリオールポリ(メタ)アクリレート、例えば 、3-(2-イソシアネート-2-プロピル)-α-メチル チレンなどのイソシアネート基を含むビニ モノマーなどが挙げられる。

 そして、アクリルポリオールは、これらヒ ロキシル基含有アクリレート、および、共 合性ビニルモノマーを、適当な溶剤および 合開始剤の存在下において共重合させるこ により得ることができる。
 また、アクリルポリオールには、例えば、 リコーンポリオールやフッ素ポリオールが まれる。

 シリコーンポリオールとしては、例えば、 記したアクリルポリオールの共重合におい 、共重合性ビニルモノマーとして、例えば γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシ ンなどのビニル基を含むシリコーン化合物 配合されたアクリルポリオールが挙げられ 。
 フッ素ポリオールとしては、例えば、上記 たアクリルポリオールの共重合において、 重合性ビニルモノマーとして、例えば、テ ラフルオロエチレン、クロロトリフルオロ チレンなどのビニル基を含むフッ素化合物 配合されたアクリルポリオールが挙げられ 。

 ビニルモノマー変性ポリオールは、上記し 高分子量ポリオールと、ビニルモノマーと 反応により得ることができる。
 高分子量ポリオールとして、好ましくは、 リエーテルポリオール、ポリエステルポリ ールおよびポリカーボネートポリオールか 選択される高分子量ポリオールが挙げられ 。

 また、ビニルモノマーとしては、例えば、 記したアルキル(メタ)アクリレート、シア 化ビニルまたはシアン化ビニリデンなどが げられる。これらビニルモノマーは、単独 用または2種類以上併用することができる。 た、これらのうち、好ましくは、アルキル( メタ)アクリレートが挙げられる。
 そして、ビニルモノマー変性ポリオールは これら高分子量ポリオール、および、ビニ モノマーを、例えば、ラジカル重合開始剤( 例えば、過硫酸塩、有機過酸化物、アゾ系化 合物など)の存在下などにおいて反応させる とにより得ることができる。

 これらポリオール成分は、単独使用または2 種類以上併用することができる。
 ポリチオール成分としては、例えば、脂肪 ポリチオール、芳香族ポリチオール、複素 含有ポリチオール、メルカプト基以外に硫 原子を含有する脂肪族ポリチオール、メル プト基以外に硫黄原子を含有する芳香族ポ チオール、メルカプト基以外に硫黄原子を 有する複素環含有ポリチオールなどが挙げ れる。

 脂肪族ポリチオールとしては、例えば、 タンジチオール、1,2-エタンジチオール、1,1 -プロパンジチオール、1,2-プロパンジチオー 、1,3-プロパンジチオール、2,2-プロパンジ オール、1,6-ヘキサンジチオール、1,2,3-プロ ントリチオール、1,1-シクロヘキサンジチオ ール、1,2-シクロヘキサンジチオール、2,2-ジ チルプロパン-1,3-ジチオール、3,4-ジメトキ ブタン-1,2-ジチオール、1-メチルシクロヘキ サン-2,3-ジチオール、ビシクロ〔2,2,1〕ヘプ -exo-cis-2,3-ジチオール、1,1-ビス(メルカプト チル)シクロヘキサン、チオリンゴ酸ビス(2- ルカプトエチルエステル)、2,3-ジメルカプ コハク酸(2-メルカプトエチルエステル)、2,3- ジメルカプト-1-プロパノール(2-メルカプトア セテート)、2,3-ジメルカプト-1-プロパノール( 3-メルカプトプロピオネート)、ジエチレング リコールビス(2-メルカプトアセテート)、ジ チレングリコールビス(3-メルカプトプロピ ネート)、1,2-ジメルカプトプロピルメチルエ ーテル、2,3-ジメルカプトプロピルメチルエ テル、2,2-ビス(メルカプトメチル)-1,3-プロパ ンジチオール、ビス(2-メルカプトエチル)エ テル、エチレングリコールビス(2-メルカプ アセテート)、エチレングリコールビス(3-メ カプトプロピオネート)、トリメチロールプ ロパンビス(2-メルカプトアセテート)、トリ チロールプロパンビス(3-メルカプトプロピ ネート)、ペンタエリスリトールテトラキス( 2-メルカプトアセテート)、ペンタエリスリト ールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート )などが挙げられる。

 芳香族ポリチオールとしては、例えば、1 ,2-ジメルカプトベンゼン、1,3-ジメルカプト ンゼン、1,4-ジメルカプトベンゼン、1,2-ビス (メルカプトメチル)ベンゼン、1,3-ビス(メル プトメチル)ベンゼン、1,4-ビス(メルカプト チル)ベンゼン、1,2-ビス(メルカプトエチル) ンゼン、1,3-ビス(メルカプトエチル)ベンゼ 、1,4-ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2- ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1 ,3-ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン 1,4-ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ 、1,2-ビス(メルカプトエチレンオキシ)ベン ン、1,3-ビス(メルカプトエチレンオキシ)ベ ゼン、1,4-ビス(メルカプトエチレンオキシ) ンゼン、1,2,3-トリメルカプトベンゼン、1,2, 4-トリメルカプトベンゼン、1,3,5-トリメルカ トベンゼン、1,2,3-トリス(メルカプトメチル )ベンゼン、1,2,4-トリス(メルカプトメチル)ベ ンゼン、1,3,5-トリス(メルカプトメチル)ベン ン、1,2,3-トリス(メルカプトエチル)ベンゼ 、1,2,4-トリス(メルカプトエチル)ベンゼン、 1,3,5-トリス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2, 3-トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ 、1,2,4-トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベ ンゼン、1,3,5-トリス(メルカプトメチレンオ シ)ベンゼン、1,2,3-トリス(メルカプトエチレ ンオキシ)ベンゼン、1,2,4-トリス(メルカプト チレンオキシ)ベンゼン、1,3,5-トリス(メル プトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,4-テト メルカプトベンゼン、1,2,3,5-テトラメルカプ トベンゼン、1,2,4,5-テトラメルカプトベンゼ 、1,2,3,4-テトラキス(メルカプトメチル)ベン ゼン、1,2,4,5-テトラキス(メルカプトメチル) ンゼン、1,2,3,4-テトラキス(メルカプトエチ )ベンゼン、1,2,3,5-テトラキス(メルカプトエ ル)ベンゼン、1,2,4,5-テトラキス(メルカプト エチル)ベンゼン、1,2,3,4-テトラキス(メルカ トメチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,5-テトラ ス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,2 ,4,5-テトラキス(メルカプトエチレンオキシ) ンゼン、1,2,3,4-テトラキス(メルカプトエチ ンオキシ)ベンゼン、1,2,3,5-テトラキス(メル プトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,4,5-テト キス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン 2,2’-ジメルカプトビフェニル、4,4’-ジメル カプトビフェニル、4,4’-ジメルカプトビベ ジル、2,5-トルエンジチオール、3,4-トルエン ジチオール、1,4-ナフタレンジチオール、1,5- フタレンジチオール、2,6-ナフタレンジチオ ール、2,7-ナフタレンジチオール、2,4-ジメチ ベンゼン-1,3-ジチオール、4,5-ジメチルベン ン-1,3-ジチオール、9,10-アントラセンジメタ ンチオール、1,3-ジ(p-メトキシフェニル)プロ ン-2,2-ジチオール、1,3-ジフェニルプロパン- 2,2-ジチオール、フェニルメタン-1,1-ジチオー ル、2,4-ジ(p-メルカプトフェニル)ペンタンな が挙げられる。

 複素環含有ポリチオールとしては、例え 、2-メチルアミノ-4,6-ジチオール-sym-トリア ン、2-エチルアミノ-4,6-ジチオール-sym-トリ ジン、2-アミノ-4,6-ジチオール-sym-トリアジ 、2-モルホリノ-4,6-ジチオール-sym-トリアジ 、2-シクロヘキシルアミノ-4,6-ジチオール-sy m-トリアジン、2-メトキシ-4,6-ジチオール-sym- リアジン、2-フェノキシ-4,6-ジチオール-sym- リアジン、2-チオベンゼンオキシ-4,6-ジチオ ール-sym-トリアジン、2-チオブチルオキシ-4,6- ジチオール-sym-トリアジンなどが挙げられる

 メルカプト基以外に硫黄原子を含有する 肪族ポリチオールとしては、例えば、ビス( メルカプトメチル)スルフィド、ビス(メルカ トエチル)スルフィド、ビス(メルカプトプ ピル)スルフィド、ビス(メルカプトメチルチ オ)メタン、ビス(2-メルカプトエチルチオ)メ ン、ビス(3-メルカプトプロピルチオ)メタン 、1,2-ビス(メルカプトメチルチオ)エタン、1,2 -ビス(2-メルカプトエチルチオ)エタン、1,2-ビ ス(3-メルカプトプロピル)エタン、1,3-ビス(メ ルカプトメチルチオ)プロパン、1,3-ビス(2-メ カプトエチルチオ)プロパン、1,3-ビス(3-メ カプトプロピルチオ)プロパン、1,2,3-トリス( メルカプトメチルチオ)プロパン、1,2,3-トリ (2-メルカプトエチルチオ)プロパン、1,2,3-ト ス(3-メルカプトプロピルチオ)プロパン、テ トラキス(メルカプトメチルチオメチル)メタ 、テトラキス(2-メルカプトエチルチオメチ )メタン、テトラキス(3-メルカプトプロピル チオメチル)メタン、ビス(2,3-ジメルカプトプ ロピル)スルフィド、2,5-ジメルカプト-1,4-ジ アン、2,5-ジメルカプトメチル-1,4-ジチアン ビス(メルカプトメチル)ジスルフィド、ビス (メルカプトエチル)ジスルフィド、ビス(メル カプトプロピル)ジスルフィドなど、および れらのチオグリコール酸およびメルカプト ロピオン酸のエステル、ヒドロキシメチル ルフィドビス(2-メルカプトアセテート)、ヒ ロキシメチルスルフィドビス(3-メルカプト ロピオネート)、ヒドロキシエチルスルフィ ドビス(2-メルカプトアセテート)、ヒドロキ エチルスルフィドビス(3-メルカプトプロピ ネート)、ヒドロキシプロピルスルフィドビ (2-メルカプトアセテート)、ヒドロキシプロ ピルスルフィドビス(3-メルカプトプロピオネ ート)、ヒドロキシメチルジスルフィドビス(2 -メルカプトアセテート)、ヒドロキシメチル スルフィドビス(3-メルカプトプロピオネー )、ヒドロキシエチルジスルフィドビス(2-メ ルカプトアセテート)、ヒドロキシエチルジ ルフィドビス(3-メルカプトプロピオネート) ヒドロキシプロピルジスルフィドビス(2-メ カプトアセテート)、ヒドロキシプロピルジ スルフィドビス(3-メルカプトプロピオネート )、2-メルカプトエチルエーテルビス(2-メルカ プトアセテート)、2-メルカプトエチルエーテ ルビス(3-メルカプトプロピオネート)、1,2-ビ 〔(2-メルカプトエチル)チオ〕-3-メルカプト プロパン、1,4-ジチアン-2,5-ジオールビス(2-メ ルカプトアセテート)、1,4-ジチアン-2,5-ジオ ルビス(3-メルカプトプロピオネート)、チオ グリコール酸ビス(2-メルカプトエチルエス ル)、チオジプロピオン酸ビス(2-メルカプト エチルエステル)、4,4-チオジブチル酸ビス(2- ルカプトエチルエステル)、ジチオジグリコ ール酸ビス(2-メルカプトエチルエステル)、 チオジプロピオン酸ビス(2-メルカプトエチ エステル)、4,4-ジチオジブチル酸ビス(2-メル カプトエチルエステル)、チオグリコール酸 ス(2,3-ジメルカプトプロピルエステル)、チ ジプロピオン酸ビス(2,3-ジメルカプトプロピ ルエステル)、ジチオグリコール酸ビス(2,3-ジ メルカプトプロピルエステル)、ジチオジプ ピオン酸ビス(2,3-ジメルカプトプロピルエス テル)などが挙げられる。

 メルカプト基以外に硫黄原子を含有する 香族ポリチオールとしては、例えば、1,2-ビ ス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,3-ビス (メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,4-ビス( ルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2-ビス(メ カプトエチルチオ)ベンゼン、1,3-ビス(メル プトエチルチオ)ベンゼン、1,4-ビス(メルカ トエチルチオ)ベンゼン、1,2,3-トリス(メルカ プトメチルチオ)ベンゼン、1,2,4-トリス(メル プトメチルチオ)ベンゼン、1,3,5-トリス(メ カプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3-トリス(メ ルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4-トリス( ルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,3,5-トリス (メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,4-テ ラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2 ,3,5-テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベン ン、1,2,4,5-テトラキス(メルカプトメチルチ )ベンゼン、1,2,3,4-テトラキス(メルカプトエ ルチオ)ベンゼン、1,2,3,5-テトラキス(メルカ プトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5-テトラキス (メルカプトエチルチオ)ベンゼンなど、およ これらの核アルキル化物などが挙げられる

 メルカプト基以外に硫黄原子を含有する複 環含有ポリチオールとしては、例えば、3,4- チオフェンジチオール、2,5-ジメルカプト-1,3, 4-チアジアゾールなど、およびこれらのチオ リコール酸およびメルカプトプロピオン酸 エステルなどが挙げられる。
 ポリチオール成分として、さらには、例え 、これらポリチオールの塩素置換体、臭素 換体などのハロゲン置換体が挙げられる。

 これらポリチオールは、単独使用または2種 類以上併用することができる。
 ポリアミン成分としては、例えば、芳香族 リアミン、芳香脂肪族ポリアミン、脂環族 リアミン、脂肪族ポリアミン、アミノアル ール、第1級アミノ基、または、第1級アミ 基および第2級アミノ基を有するアルコキシ リル化合物、ポリオキシエチレン基含有ポ アミンなどが挙げられる。

 芳香族ポリアミンとしては、例えば、4,4’- ジフェニルメタンジアミン、トリレンジアミ ンなどが挙げられる。
 芳香脂肪族ポリアミンとしては、例えば、1 ,3-または1,4-キシリレンジアミンもしくはそ 混合物などが挙げられる。
 脂環族ポリアミンとしては、例えば、3-ア ノメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルア ン(別名:イソホロンジアミン)、4,4’-ジシク ロヘキシルメタンジアミン、2,5(2,6)-ビス(ア ノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4-シク ヘキサンジアミン、1-アミノ-3-アミノメチル -3,5,5-トリメチルシクロヘキサン、ビス-(4-ア ノシクロヘキシル)メタン、ジアミノシクロ ヘキサン、3,9-ビス(3-アミノプロピル)-2,4,8,10- テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,3-およ び1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキサンおよ びそれらの混合物などが挙げられる。

 脂肪族ポリアミンとしては、例えば、エ レンジアミン、プロピレンジアミン、1,3-プ ロパンジアミン、1,4-ブタンジアミン、1,5-ペ タンジアミン、1,6-ヘキサメチレンジアミン 、ヒドラジン(水和物を含む。)、ジエチレン リアミン、トリエチレンテトラミン、テト エチレンペンタミン、1,2-ジアミノエタン、 1,2-ジアミノプロパン、1,3-ジアミノペンタン どが挙げられる。

 アミノアルコールとしては、例えば、N-(2- ミノエチル)エタノールアミンなどが挙げら る。
 第1級アミノ基、または、第1級アミノ基お び第2級アミノ基を有するアルコキシシリル 合物としては、例えば、γ-アミノプロピル リエトキシシラン、N-フェニル-γ-アミノプ ピルトリメトキシシランなどのアルコキシ リル基含有モノアミン、N-β(アミノエチル) -アミノプロピルトリメトキシシラン、N-β( ミノエチル)γ-アミノプロピルメチルジメト シシランなどが挙げられる。

 ポリオキシエチレン基含有ポリアミンとし は、例えば、ポリオキシエチレンエーテル アミンなどのポリオキシアルキレンエーテ ジアミンが挙げられる。より具体的には、 えば、日本油脂製のPEG#1000ジアミンや、ハ ツマン社製のジェファーミンED―2003、EDR-148 XTJ-512などが挙げられる。
 これらポリアミン成分は、単独使用または2 種類以上併用することができる。

 また、ポリウレタン樹脂の分子量を調整す 場合には、活性水素化合物成分として、モ オールおよび/またはモノアミンを併用する ことができる。
 モノオールとしては、例えば、メタノール エタノール、プロパノール、ブタノール、2 -エチルヘキシルアルコール、その他のアル ノール(C5~38)および脂肪族不飽和アルコール( 9~24)、アルケニルアルコール、2-プロペン-1- ール、アルカジエノール(C6~8)、3,7-ジメチル- 1,6-オクタジエン-3-オールなどが挙げられる

 モノアミンとしては、例えば、ジメチル ミン、ジエチルアミン、ジ-n-プロピルアミ 、ジイソプロピルアミン、ジ-n-ブチルアミ 、ジイソブチルアミン、ジ-t-ブチルアミン ジヘキシルアミン、2-エチルヘキシルアミ 、3-メトキシプロピルアミン、3-エトキシプ ピルアミン、3-(2-エチルヘキシルオキシプ ピルアミン)、3-(ドデシルオキシ)プロピルア ミン、モルホリンなどが挙げられる。

 なお、本発明では、必要に応じて、公知の 加剤を添加することができる。
 本発明のポリウレタン樹脂は、ポリイソシ ネート成分として、80モル%以上のトランス を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンを含んでいる。そのため、各種用途 応じた要求物性を向上させることができる
 そのため、本発明のポリウレタン樹脂は、 えば、エラストマー(溶液系ポリウレタン、 水系ポリウレタン、パウダー、熱硬化エラス トマー、熱可塑性エラストマー、スプレー成 形ウレタン、弾性繊維、フィルム、シートな ど)、レンズ(メガネレンズ)、人工および合成 皮革、スラッシュパウダー、弾性成形品(ス ンデックス)、RIM成形品、塗料(主に溶液系、 粉体系硬化剤:アダクト、アロファネート、 ュレット、ウレトジオン、イソシアヌレー およびそれらの混合物)、接着剤、シーリン 材、フォームなど、幅広い用途に用いるこ ができる。

 以下において、各用途に応じた本発明のポ ウレタン樹脂の製造方法について説明する
 まず、本発明のポリウレタン樹脂として、 ラストマー(成形用樹脂)を製造する場合に いて説明する。
 本発明のポリウレタン樹脂をエラストマー して製造する場合における、上記ポリイソ アネート成分としては、好ましくは、80モ %以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソシア トメチル)シクロヘキサンを、単独で使用す 。

 本発明のポリウレタン樹脂をエラストマー して製造する場合における、上記活性水素 合物成分としては、例えば、上記ポリオー 成分が挙げられる。
 活性水素化合物成分として、好ましくは、 記高分子量ポリオール、より好ましくは、 リエステルポリオール、さらに好ましくは アジピン酸系、セバチン酸系、フタル酸系 リエステルポリオールが挙げられる。

 本発明のポリウレタン樹脂をエラストマー して製造する場合における、高分子量ポリ ールの水酸基価は、例えば、10~125mgKOH/gであ り、その数平均分子量は、例えば、400~5000、 ましくは、1400~3000、さらに好ましくは、1500 ~2500である。
 水酸基価は、JIS K 1557-1のA法またはB法に準 拠するアセチル化法やフタル化法などから求 めることができる。また、水酸基価と水酸基 当量とは、次式(1)の関係にある。

          水酸基価=56100/水酸基当量  (1 )
 数平均分子量は、水酸基当量および平均官 基数から求めることができ、平均官能基数 、次式(2)から求めることができる。
平均官能基数=(各ポリオールの官能基数×当 数)の総和/各ポリオールの当量数の総和  (2 )
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンなど を、適宜の割合で配合することができる。好 ましくは、低分子量ポリオール、ポリアミン 成分を配合する。

 そして、本発明のポリウレタン樹脂は、例 ば、バルク重合や溶液重合などの重合方法 より、エラストマーとして製造することが きる。
 バルク重合では、例えば、窒素気流下にお て、ポリイソシアネート成分を撹拌しつつ これに、活性水素化合物成分を加えて、反 温度50~250℃、さらに好ましくは50~200℃で、0 .5~15時間程度反応させる。

 溶液重合では、有機溶媒に、ポリイソシア ート成分、活性水素化合物成分を加えて、 応温度50~120℃、さらに好ましくは50~100℃で 0.5~15時間程度反応させる。
 有機溶媒としては、例えば、アセトン、メ ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン シクロヘキサノンなどのケトン類、例えば アセトニトリルなどのニトリル類、酢酸メ ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブ ルなどのアルキルエステル類、例えば、n- キサン、n-ヘプタン、オクタンなどの脂肪族 炭化水素類、例えば、シクロヘキサン、メチ ルシクロヘキサンなどの脂環族炭化水素類、 例えば、トルエン、キシレン、エチルベンゼ ンなどの芳香族炭化水素類、例えば、メチル セロソルブアセテート、エチルセロソルブア セテート、メチルカルビトールアセテート、 エチルカルビトールアセテート、エチレング リコールエチルエーテルアセテート、プロピ レングリコールメチルエーテルアセテート、 3-メチル-3-メトキシブチルアセテート、エチ -3-エトキシプロピオネートなどのグリコー エーテルエステル類、例えば、ジエチルエ テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな のエーテル類、例えば、塩化メチル、塩化 チレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化 チル、ヨウ化メチレン、ジクロロエタンな のハロゲン化脂肪族炭化水素類、例えば、N -メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド N,N’-ジメチルアセトアミド、ジメチルスル キシド、ヘキサメチルホスホニルアミドな の極性非プロトン類などが挙げられる。

 さらに、上記重合反応においては、必要に じて、例えば、アミン類や有機金属化合物 どの公知のウレタン化触媒を添加してもよ 、また、得られるイソシアネート基末端プ ポリマーから遊離の(未反応の)ポリイソシ ネートを、例えば、蒸留や抽出などの公知 除去手段により除去してもよい。
 アミン類としては、例えば、トリエチルア ン、トリエチレンジアミン、ビス-(2-ジメチ ルアミノエチル)エーテル、N-メチルモルホリ ンなどの3級アミン類、例えば、テトラエチ ヒドロキシルアンモニウムなどの4級アンモ ウム塩、例えば、イミダゾール、2-エチル-4 -メチルイミダゾールなどのイミダゾール類 どが挙げられる。

 有機金属化合物としては、例えば、酢酸 、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ラウリル 錫、ジブチル錫ジアセテート、ジメチル錫 ラウレート、ジブチル錫ジラウレート、ジ チル錫ジメルカプチド、ジブチル錫マレエ ト、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫 ネオデカノエート、ジオクチル錫ジメルカ チド、ジオクチル錫ジラウリレート、ジブ ル錫ジクロリドなどの有機錫系化合物、例 ば、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛などの有 鉛化合物、例えば、ナフテン酸ニッケルな の有機ニッケル化合物、例えば、ナフテン コバルトなどの有機コバルト化合物、例え 、オクテン酸銅などの有機銅化合物、例え 、オクチル酸ビスマス、ネオデカン酸ビス スなどの有機ビスマス化合物などが挙げら る。

 さらに、ウレタン化触媒として、例えば、 酸カリウム、酢酸カリウム、オクチル酸カ ウムなどのカリウム塩が挙げられる。
 これらウレタン化触媒は、単独使用または2 種類以上併用することができる。
 バルク重合および溶液重合では、例えば、 リイソシアネート成分と活性水素化合物成 とを、活性水素化合物成分中の活性水素基( 水酸基、メルカプト基、アミノ基)に対する リイソシアネート成分中のイソシアネート の当量比(NCO/活性水素基)が、例えば、0.75~1.3 、好ましくは、0.9~1.1となるように配合する

 また、上記重合反応をより工業的に実施す 場合には、ポリウレタン樹脂は、例えば、 ンショット法およびプレポリマー法などの 知の方法により、得ることができる。
 ワンショット法では、例えば、ポリイソシ ネート成分と活性水素化合物成分とを、活 水素化合物成分中の活性水素基(水酸基、メ ルカプト基、アミノ基)に対するポリイソシ ネート成分中のイソシアネート基の当量比(N CO/活性水素基)が、例えば、0.75~1.3、好ましく は、0.9~1.1となるように処方(混合)した後、例 えば、室温~250℃、好ましくは、室温~200℃で 例えば、5分~72時間、好ましくは、4~24時間 化反応させる。なお、硬化温度は、一定温 であってもよく、あるいは、段階的に昇温 たは冷却することもできる。

 この硬化反応においては、ポリイソシアネ ト成分、および/または、活性水素化合物成 分を、好ましくは、加温して、低粘度化させ てから混合し、その後、必要に応じて脱泡し た後、予備加熱した成形型に注入する。
 そして、成形型に注入して反応させた後、 型すれば、所望形状に成形されたポリウレ ン樹脂を得ることができる。なお、脱型後 必要に応じて、室温にて、7日間以内程度で 熱成させることもできる。

 また、プレポリマー法では、例えば、ま 、イソシアネート成分と活性水素化合物成 の一部(好ましくは、高分子量ポリオール) を反応させて、分子末端にイソシアネート を有するイソシアネート基末端プレポリマ を合成する。次いで、得られたイソシアネ ト基末端プレポリマーと、活性水素化合物 分の残部(好ましくは、低分子量ポリオール よび/またはポリアミン成分)とを反応させ 、硬化反応させる。なお、プレポリマー法 おいて、活性水素化合物成分の残部は、鎖 長剤として用いられる。

 イソシアネート基末端プレポリマーを合 するには、ポリイソシアネート成分と活性 素化合物成分の一部とを、活性水素化合物 分の一部中の活性水素基に対するポリイソ アネート成分中のイソシアネート基の当量 (NCO/活性水素基)が、例えば、1.1~20、好まし は、1.3~10、さらに好ましくは、1.3~6となる うに処方(混合)し、反応容器中にて、例えば 、室温~150℃、好ましくは、50~120℃で、例え 、0.5~18時間、好ましくは、2~10時間反応させ 。なお、この反応においては、必要に応じ 、上記したウレタン化触媒を添加してもよ 、また、反応終了後には、必要に応じて、 反応のポリイソシアネート成分を、例えば 蒸留や抽出などの公知の除去手段により、 去することもできる。

 次いで、得られたイソシアネート基末端 レポリマーと、活性水素化合物成分の残部 を反応させるには、イソシアネート基末端 レポリマーと、活性水素化合物成分の残部 を、活性水素化合物成分の残部中の活性水 基に対するイソシアネート基末端プレポリ ー中のイソシアネート基の当量比(NCO/活性 素基)が、例えば、0.75~1.3、好ましくは、0.9~1 .1となるように処方(混合)し、例えば、室温~2 50℃、好ましくは、室温~200℃で、例えば、5 ~72時間、好ましくは、1~24時間硬化反応させ 。

 この硬化反応においては、イソシアネート 末端プレポリマー、および/または、活性水 素化合物成分の残部を、好ましくは、加温し て、低粘度化させてから混合し、その後、必 要に応じて脱泡した後、予備加熱した成形型 に注入する。
 そして、成形型に注入して反応させた後、 型すれば、所望形状に成形されたポリウレ ン樹脂を得ることができる。なお、脱型後 必要に応じて、室温にて、7日間以内程度で 熱成させることもできる。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂をエラ トマーとして製造する場合においては、必 に応じて、さらに、公知の添加剤、例えば 可塑剤、ブロッキング防止剤、耐熱安定剤 耐光安定剤、酸化防止剤、離型剤、触媒、 らには、顔料、染料、滑剤、フィラー、加 分解防止剤などを、適宜の割合で配合する とができる。これら添加剤は、各成分の合 時に添加してもよく、あるいは、各成分の 合・溶解時に添加してもよく、さらには、 成後に添加することもできる。

 そして、このようにエラストマーとして得 れるポリウレタン樹脂は、優れた耐黄変性 有しながら、かつ、優れた硬度発現性(つま り、見かけの硬度)、弾性的性質および熱的 質を有する。
 次に、本発明のポリウレタン樹脂として、 ンズを製造する場合について説明する。
 このような場合において、本発明のポリウ タン樹脂は、上記ポリイソシアネート成分 上記活性水素化合物成分との反応により、 学用ポリウレタン樹脂として製造される。

 本発明のポリウレタン樹脂を光学用ポリウ タン樹脂として製造する場合における、上 ポリイソシアネート成分としては、例えば 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イ シアナトメチル)シクロヘキサンを、単独で 用する。
 本発明のポリウレタン樹脂を光学用ポリウ タン樹脂として製造する場合における、上 活性水素化合物成分としては、例えば、上 ポリオール成分および/またはポリチオール 成分が挙げられる。

 活性水素化合物成分として、好ましくは、 記高分子量ポリオールおよび/または上記脂 肪族チオール、より好ましくは、ポリエーテ ルポリオールおよび/またはペンタエリスリ ールテトラキス(3-メルカプトプロピオネー )が挙げられる。
 本発明のポリウレタン樹脂を光学用ポリウ タン樹脂として製造する場合における、ポ オール成分の水酸基価は、例えば、280~1240mg KOH/g、好ましくは、400~940mgKOH/gであり、その 平均分子量は、平均官能基数は、例えば、2 超過し、好ましくは、2.5を超過し、さらに ましくは、2.8を超過し、通常、5未満、好ま しくは、4.5未満である。

 水酸基価および平均官能基数がこのような 囲であれば、光学用ポリウレタン樹脂とし 製造されるポリウレタン樹脂の、耐衝撃性 よび耐熱性を向上させることができる。
 また、ポリオール成分の数平均分子量は、 えば、90~1000、好ましくは、100~800である。
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記低分子量ポリオ ル、ポリチオール成分(脂肪族ポリチオール を除く)、ポリアミン成分、モノオールおよ /またはモノアミンなどを、適宜の割合で配 することができる。

 ポリイソシアネート成分と活性水素化合 成分とを反応させるには、例えば、上記し ワンショット法(本発明のポリウレタン樹脂 をエラストマーとして製造する場合における ワンショット法)や、上記したプレポリマー (本発明のポリウレタン樹脂をエラストマー して製造する場合におけるプレポリマー法) などの、公知のポリウレタンの成形方法に準 拠することができる。

 ワンショット法を採用する場合には、ポ イソシアネート成分と活性水素化合物成分 を、活性水素化合物成分中の活性水素基(水 酸基、メルカプト基、アミノ基)に対するポ イソシアネート成分中のイソシアネート基 当量比(NCO/活性水素基)が、例えば、0.5~2.0、 ましくは、0.75~1.25となるように処方(混合) た後、成形型に注入して、例えば、室温~150 、好ましくは、室温~120℃で、例えば、10分~ 72時間、好ましくは、4~24時間硬化反応させる 。

 プレポリマー法を採用する場合には、ま 、ポリイソシアネート成分と活性水素化合 成分の一部とを、活性水素化合物成分の一 中の活性水素基に対するポリイソシアネー 成分中のイソシアネート基の当量比(NCO/活 水素基)が、例えば、1.1~20、好ましくは、1.5~ 10となるように処方(混合)し、反応容器中に 、例えば、室温~150℃、好ましくは、50~120℃ 、例えば、0.5~18時間、好ましくは、2~10時間 反応させ、イソシアネート基末端プレポリマ ーを製造する。

 次いで、得られたイソシアネート基末端 レポリマーと、活性水素化合物成分の残部 を反応させるには、イソシアネート基末端 レポリマーと、活性水素化合物成分の残部 を、活性水素化合物成分の残部中の活性水 基に対するイソシアネート基末端プレポリ ー中のイソシアネート基の当量比(NCO/活性 素基)が、例えば、0.5~2.0、好ましくは、0.75~1 .25となるように処方(混合)し、成形型に注入 て、例えば、室温~150℃、好ましくは、室温 ~120℃で、例えば、5分~72時間、好ましくは、1 ~24時間硬化反応させる。

 なお、得られたポリウレタン樹脂(光学用ポ リウレタン樹脂)を、偏光レンズなどに用い 場合には、上記の成形方法において、例え 、インサート成形、つまり、成形型に、偏 膜などを予めセットした上で、混合した原 (ポリイソシアネート成分および活性水素化 物成分)を注入することもできる。
 なお、本発明のポリウレタン樹脂を光学用 リウレタン樹脂として製造する場合におい も、必要に応じて、さらに、公知の添加剤 例えば、内部離型剤、可塑剤、消泡剤、レ リング剤、艶消し剤、難燃剤、揺変剤、粘 付与剤、増粘剤、滑剤、帯電防止剤、界面 性剤、反応遅延剤、脱水剤、酸化防止剤、 外線吸収剤、加水分解防止剤、耐候安定剤 どを、適宜の割合で配合することができる

 例えば、内部離型剤を配合する場合には 上記の成形方法において、例えば、混合し 原料(ポリイソシアネート成分および活性水 素化合物成分)を、成形型に注入するときに これら混合した原料とともに、好ましくは 温した内部離型剤を、ポリイソシアネート 分および活性水素化合物成分の総量100質量 に対して、例えば、0.01~10質量部、好ましく 、0.1~5質量部の割合で成形型に注入する。

 内部離型剤としては、例えば、リン酸エス ル系離型剤、アルキルリン酸塩系離型剤、 肪酸エステル系離型剤が挙げられる。好ま くは、リン酸エステル系離型剤が挙げられ 。このような内部離型剤を配合することよ て、成形型から容易に離型することができ ポリウレタン樹脂を得ることができる。
 そして、このように光学用ポリウレタン樹 として得られるポリウレタン樹脂は、優れ 外観(透明性)を有しながら、硬度、熱的性 、貯蔵弾性率(高温下における貯蔵弾性率)屈 折率および耐衝撃性に優れる。

 そのため、このポリウレタン樹脂(光学用 ポリウレタン樹脂)は、実用レベルの光学特 を満足し、しかも、耐熱性や耐衝撃性など 機械部性にすぐれるポリウレタン樹脂(光学 ポリウレタン樹脂)として、例えば、透明レ ンズ、サングラスレンズ、偏光レンズなどの 光学レンズや、例えば、防護メガネ、フード 、防御用盾、自動車保安部品、照明部品など の光学部品に好適に用いることができる。

 次に、本発明のポリウレタン樹脂として、 ィルム、人工皮革、合成皮革などを製造す 場合について説明する。
 このような場合においては、本発明のポリ レタン樹脂は、上記ポリイソシアネート成 と上記活性水素化合物成分との反応により 水性ポリウレタン樹脂(ポリウレタン樹脂の 水系ディスパージョン)として製造される。

 本発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレ ン樹脂として製造する方法としては、上記 たプレポリマー法(本発明のポリウレタン樹 脂をエラストマーとして製造する場合におけ るプレポリマー法)が採用される。
 より具体的には、ポリウレタン樹脂を水性 リウレタン樹脂として製造するには、例え 、まず、上記したイソシアネート成分と、 性水素化合物成分とを、活性水素化合物成 中の活性水素基に対するイソシアネート成 中のイソシアネート基の当量比(NCO/活性水 基)が1を超過する割合で反応させ、イソシア ネート基末端プレポリマーを得る。

 本発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレ ン樹脂として製造する場合における、上記 リイソシアネート成分としては、例えば、8 0モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソ アナトメチル)シクロヘキサンを、単独で使 する。
 本発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレ ン樹脂として製造する場合における、活性 素化合物成分としては、例えば、上記ポリ ール成分が挙げられる。

 活性水素化合物成分として、好ましくは、 分子量ポリオール、より好ましくは、ポリ ステルポリオール、ポリエーテルポリオー およびポリカーボネートポリオールが挙げ れる。
 本発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレ ン樹脂として製造する場合における、高分 量ポリオールの水酸基価は、例えば、10~125m gKOH/gであり、その数平均分子量は、例えば、 400~5000、好ましくは、1400~3000、さらに好まし は、1500~2500である。

 また、ポリウレタン樹脂を水性ポリウレタ 樹脂として製造する場合においては、活性 素化合物成分は、親水基を含有する活性水 化合物(以下、親水基含有活性水素化合物と する。)を含んでいる。
 親水基含有活性水素化合物は、少なくとも1 つの親水基と、2つ以上の活性水素基とを併 する化合物であって、親水基としては、例 ば、アニオン性基、カチオン性基、ノニオ 性基が挙げられる。活性水素基としては、 ソシアネート基と反応する基であって、例 ば、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、 ポキシ基などが挙げられる。親水基含有活 水素化合物として、より具体的には、カル ン酸基含有活性水素化合物、スルホン酸基 有活性水素化合物、水酸基含有活性水素化 物、親水基含有多塩基酸、ポリオキシエチ ン基含有活性水素化合物などが挙げられる

 カルボン酸基含有活性水素化合物として 、例えば、2,2-ジメチロール酢酸、2,2-ジメ ロール乳酸、2,2-ジメチロールプロピオン酸( 以下、DMPAとする。)、2,2-ジメチロールブタン 酸(以下、DMBAとする。)、2,2-ジメチロール酪 、2,2-ジメチロール吉草酸などのジヒドロキ ルカルボン酸、例えば、リジン、アルギニ などのジアミノカルボン酸、または、それ の金属塩類やアンモニウム塩類などが挙げ れる。好ましくは、2,2-ジメチロールプロピ オン酸(DMPA),2,2-ジメチロールブタン酸(DMBA)が げられる。

 スルホン酸基含有活性水素化合物として 、例えば、エポキシ基含有化合物と酸性亜 酸塩との合成反応から得られる、ジヒドロ シブタンスルホン酸、ジヒドロキシプロパ スルホン酸が挙げられる。また、例えば、N ,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-アミノエタン ルホン酸、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ア ミノブタンスルホン酸、1,3-フェニレンジア ン-4,6-ジスルホン酸、ジアミノブタンスルホ ン酸、ジアミノプロパンスルホン酸、3,6-ジ ミノ-2-トルエンスルホン酸、2,4-ジアミノ-5- ルエンスルホン酸、N-(2-アミノエチル)-2-ア ノエタンスルホン酸、2-アミノエタンスル ン酸、N-(2-アミノエチル)-2-アミノブタンス ホン酸、または、それらスルホン酸の金属 類やアンモニウム塩類などが挙げられる。

 水酸基含有活性水素化合物としては、例え 、N-(2-アミノエチル)エタノールアミンが挙 られる。
 親水基含有多塩基酸としては、例えば、ス ホン酸を含有する多塩基酸、より具体的に 、5-スルホイソフタル酸、スルホテレフタ 酸、4-スルホフタル酸、5-(p-スルホフェノキ )イソフタル酸、5-(スルホプロポキシ)イソ タル酸、4-スルホナフタレン-2,7-ジカルボン 、スルホプロピルマロン酸、スルホコハク 、2-スルホ安息香酸、2,3-スルホ安息香酸、5 -スルホサリチル酸、および、それらカルボ 酸のアルキルエステル、さらには、それら ルホン酸の金属塩類やアンモニウム塩類な が挙げられる。好ましくは、5-スルホイソフ タル酸のナトリウム塩、5-スルホイソフタル ジメチルのナトリウム塩が挙げられる。

 ポリオキシエチレン基含有活性水素化合物 、主鎖または側鎖にポリオキシエチレン基 含み、2つ以上の活性水素基を有する化合物 である。
 ポリオキシエチレン基含有活性水素化合物 しては、例えば、ポリエチレングリコール( 例えば、数平均分子量200~6000、好ましくは300~ 3000)、ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオー が挙げられる。

 ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールは 側鎖にポリオキシエチレン基を含み、2つ以 上の活性水素基を有する化合物であって、次 のように合成することができる。
 すなわち、まず、上記したジイソシアネー (1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ ンを含む。以下同様)と片末端封鎖ポリオキ エチレングリコール(例えば、炭素数1~4のア キル基で片末端封止したアルコキシエチレ グリコールであって、数平均分子量200~6000 好ましくは300~3000)とを、片末端封鎖ポリオ シエチレングリコールの水酸基に対して、 イソシアネートのイソシアネート基が過剰 なる割合でウレタン化反応させ、必要によ 未反応のジイソシアネートを除去すること より、ポリオキシエチレン鎖含有モノイソ アネートを得る。

 次いで、ポリオキシエチレン鎖含有モノイ シアネートと、ジアルカノールアミン(例え ば、ジエタノールアミンなど)とを、ジアル ノールアミンの2級アミノ基に対して、ポリ キシエチレン基含有モノイソシアネートの ソシアネート基がほぼ等量となる割合でウ ア化反応させる。
 ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールを るためのジイソシアネートとして、好まし は、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI) どの脂肪族ジイソシアネート、1,4-または1,3- ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H 6 XDI)、3-イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチル クロヘキシルイソシアネート(別名:イソフォ ロンジイソシアネート(IPDI))、4,4’-メチレン ス(シクロヘキシルイソシアネート)(H 12 MDI)、2,6-ビス(イソシアナトメチル)ノルボナ (NBDI)などの脂環族ジイソシアネートが挙げ れる。さらに好ましくは、HDIが挙げられる

 なお、ポリオキシエチレン基含有活性水素 合物が配合される場合には、ポリオキシエ レン基は、そのポリウレタン樹脂(固形分) 対する含量が、例えば、0.9~30質量%、好まし は、2~20質量%、さらに好ましくは、2~10質量% である。
 なお、ポリウレタン樹脂またはイソシアネ ト基末端プレポリマー中のポリオキシエチ ン基の濃度は、例えば、内部標準物質を用 たNMR法などにより測定することができる。

 これら親水基含有活性水素化合物は、単独 用または2種類以上併用することができる。 また、これらのうち、好ましくは、カルボン 酸基含有活性水素化合物およびポリオキシエ チレン基含有活性水素化合物が挙げられる。
 なお、活性水素化合物成分として、上記し 低分子量ポリオール、ポリチオール成分、 リアミン成分、モノオールおよび/またはモ ノアミンなどを、適宜の割合で配合すること ができる。

 そして、イソシアネート基末端プレポリ ーを得るには、例えば、上記ポリイソシア ート成分と、上記活性水素化合物成分(親水 基含有活性水素化合物を含む)とを、上記し バルク重合(本発明のポリウレタン樹脂をエ ストマーとして製造する場合におけるバル 重合)や、上記した溶液重合(本発明のポリ レタン樹脂をエラストマーとして製造する 合における溶液重合)などの公知の重合方法 よって反応させる。

 そして、上記各成分は、活性水素化合物 分(親水基含有活性水素化合物を含む)中の 性水素基に対する、ポリイソシアネート成 中のイソシアネート基の当量比(NCO/活性水素 基)が、例えば、1.1~2.5、好ましくは、1.2~2.3、 さらに好ましくは、1.2~2.0の割合となるよう 処方(混合)する。イソシアネート基の当量比 が、この範囲にあれば、ポリウレタン樹脂の 分散安定性を向上させることができる。その ため、このポリウレタン樹脂を用いて、風合 に優れるフィルム、人工皮革および合成皮革 を得ることができる。

 バルク重合を採用する場合には、例えば、 素気流下において、ポリイソシアネート成 を撹拌しつつ、これに、高分子量ポリオー および親水基含有活性水素化合物を加えて 反応温度50~130℃、好ましくは、50~80℃で、3~ 15時間程度反応させる。
 溶液重合を採用する場合には、上記した有 溶媒に、ポリイソシアネート成分、高分子 ポリオール、および、親水基含有活性水素 合物を加えて、反応温度50~120℃、好ましく 、50~80℃で、3~15時間程度反応させる。

 なお、上記重合反応においては、親水基含 活性水素化合物を、高分子量ポリオールの 子鎖中に含有させれば、その高分子量ポリ ールと上記ポリイソシアネート成分とを反 させて、イソシアネート基末端プレポリマ を得ることができる。
 例えば、上記したポリエステルポリオール 合成において、低分子量ポリオールとして 上記した親水基含有活性水素化合物を配合 ることにより、高分子量ポリオールの分子 中に、親水基含有活性水素化合物を含有さ ることができる。

 また、例えば、上記したポリエステルポリ ールの合成において、多塩基酸として、親 基含有多塩基酸を配合することにより、高 子量ポリオールの分子鎖中に、親水基含有 性水素化合物を含有させることもできる。
 また、例えば、開環重合により得られるポ エステルポリオール、ポリエーテルポリオ ル、ポリカーボネートポリオール、エポキ ポリオールの合成において、開始剤または 重合成分として、上記した親水基含有活性 素化合物を配合することにより、高分子量 リオールの分子鎖中に、親水基含有活性水 化合物を含有させることもできる。

 さらには、親水基含有活性水素化合物と、 えば、ポリエーテルポリオール(好ましくは 、ポリテトラメチレンエーテルグリコール) どの高分子量ポリオールとを、反応させる とにより、高分子量ポリオールの分子鎖中 、親水基含有活性水素化合物を含有させる ともできる。
 そして、得られるイソシアネート基末端プ ポリマーにおいて、親水基として、アニオ 性基またはカチオン性基が含まれている場 には、好ましくは、中和剤を添加して、ア オン性基またはカチオン性基の塩を形成さ る。

 例えば、アニオン性基が含まれている場 には、中和剤としては、慣用の塩基、例え 、有機塩基[例えば、第3級アミン類(トリメ ルアミン、トリエチルアミンなどのトリC1-4 アルキルアミン、ジメチルエタノールアミン 、メチルジエタノールアミン、トリエタノー ルアミン、トリイソプロパノールアミンなど のアルカノールアミン、モルホリンなどの複 素環式アミンなど)]、無機塩基[アンモニア、 アルカリ金属水酸化物(水酸化リチウム、水 化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アル リ土類金属水酸化物(水酸化マグネシウム、 水酸化カルシウムなど)、アルカリ金属炭酸 (炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)]が挙 られる。これらの塩基は、単独使用または2 類以上併用できる。

 中和剤は、アニオン性基1当量あたり、0.4~1. 2当量、好ましくは、0.6~1当量の割合で添加す る。
 このようにして得られるイソシアネート基 端プレポリマーは、その分子末端に、2つ以 上の遊離のイソシアネート基を有するポリウ レタンプレポリマーであって、そのイソシア ネート基の含有量(イソシアネート基含量)が 例えば、0.3~10質量%、好ましくは、0.5~6質量% 、さらに好ましくは、1.0~5.0質量%である。ま 、イソシアネート基の平均官能基数は、例 ば、1.5~3.0、好ましくは、1.9~2.5である。ま 、その数平均分子量(標準ポリスチレンを検 線とするGPC測定による数平均分子量)が、例 えば、1000~30000、好ましくは、1500~20000である また、イソシアネート基末端プレポリマー 親水基濃度は、例えば、0.1~1.0mmol/g、好まし くは、0.2~0.7mmol/g、さらに好ましくは、0.2~0.6m mol/gである。

 本発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレ ン樹脂として製造するには、次いで、上記 より得られたイソシアネート基末端プレポ マーと、鎖伸長剤とを、水中で反応させて 散させる。これによって、イソシアネート 末端プレポリマーが鎖伸長剤によって鎖伸 されたポリウレタン樹脂を、水性ポリウレ ン樹脂として得ることができる。
 鎖伸長剤としては、例えば、上記2価アルコ ール、上記3価アルコールなどの低分子量ポ オール、例えば、上記脂環族ポリアミン、 記脂肪族ポリアミンなどのポリアミン成分 どが挙げられる。

 また、鎖伸長剤として、例えば、アルコキ シリル基を含有する活性水素化合物が挙げ れる。アルコキシシリル基を含有する活性 素化合物は、アルコキシシリル基と活性水 基とを併有する化合物である。
 アルコキシシリル基において、Si原子に結 するアルコキシ基としては、例えば、メト シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ 基、イソプロポキシ基、イソブトキシ基な の炭素数1~4のアルコキシ基などが挙げられ 好ましくは、メトキシ基、エトキシ基が挙 られる。また、上記アルコキシ基のSi原子へ の結合数は、通常1~3つ、好ましくは、1~2つで ある。

 活性水素基としては、例えば、水酸基、メ カプト基、アミノ基などが挙げられ、好ま くは、アミノ基が挙げられる。
 アルコキシシリル基を含有する活性水素化 物として、より具体的には、例えば、N-β( ミノエチル)-γ-アミノプロピルメチルジメト キシシラン、N-β(アミノエチル)-γ-アミノプ ピルトリメトキシシラン、γ-(2-アミノエチ )アミノプロピルトリエトキシシラン、γ-(2- ミノエチル)アミノプロピルジメトキシシラ ン、γ-(2-アミノエチル)アミノプロピルジエ キシシラン、γ-アミノプロピルトリメトキ シラン、γ-アミノプロピルトリエトキシシ ン、γ-アミノプロピルジメトキシシラン、γ -アミノプロピルジエトキシシラン、N,N’-ビ 〔a-(トリメトキシシリル)プロピル〕エチレ ンジアミンなどが挙げられる。

 また、鎖伸長剤に含有される活性水素基の 量は、好ましくは、250~800mgKOH/gであり、さ に好ましくは、350~600mgKOH/gである。活性水素 基の当量がこの範囲にあれば、耐久性に優れ るポリウレタン樹脂(水性ポリウレタン樹脂) 得ることができる。
 これら鎖伸長剤は、単独使用または2種類以 上併用することができる。

 そして、本発明のポリウレタン樹脂を水 ポリウレタン樹脂として製造するには、上 により得られるイソシアネート基末端プレ リマーと鎖伸長剤とを水中で反応させて分 させる。これによって、イソシアネート基 端プレポリマーが鎖伸長剤によって鎖伸長 れたポリウレタン樹脂を、水分散液(ポリウ レタン樹脂の水系ディスパージョン)として ることができる。

 イソシアネート基末端プレポリマーと鎖伸 剤とを水中で反応させるには、例えば、ま 、イソシアネート基末端プレポリマーを水 添加して、イソシアネート基末端プレポリ ーを分散させる。次いで、これに鎖伸長剤 添加して、イソシアネート基末端プレポリ ーを鎖伸長する。
 イソシアネート基末端プレポリマーを分散 せるには、攪拌下、イソシアネート基末端 レポリマーを水に徐々に添加する。水は、 ソシアネート基末端プレポリマー100質量部 対して、好ましくは60~1000質量部の割合とな るように添加される。

 そして、水中に分散したイソシアネート基 端プレポリマーに鎖伸長剤を、攪拌下、イ シアネート基末端プレポリマー中のイソシ ネート基に対する、鎖伸長剤中の活性水素 の当量比(活性水素基/NCO)が、実質的に等量 例えば、0.5~1.1、好ましくは、0.7~1割合とな ように、添加する。
 また、鎖伸長剤としてポリアミン成分(ジア ミン)を用いる場合には、そのアミノ基は、 ソシアネート基末端プレポリマーのイソシ ネート基との反応性が高く、また、反応に り生成されるウレア結合は、分子間凝集力 非常に高いことから、鎖伸長剤とイソシア ートモノマーとの局所的な反応の低減が必 である。そのため、鎖伸長剤は、好ましく 、水溶液として配合する。水溶液中のジア ンの濃度は、少なくとも20質量%が好ましく さらに好ましくは、少なくとも50質量%であ 。また、鎖伸長剤は、好ましくは、40℃以下 の温度で添加し、添加終了後は、さらに撹拌 しつつ、例えば、常温にて反応を完結させる 。

 なお、イソシアネート基末端プレポリマー 溶液重合により得られている場合には、イ シアネート基末端プレポリマーの反応終了 に、有機溶媒を、例えば、減圧下において 適宜の温度で加熱することにより除去する
 なお、活性水素化合物成分として、親水基 有活性水素化合物を使用しない場合、すな ち、水性ポリウレタン樹脂として製造にお て、ポリウレタン樹脂を内部乳化させない 合には、例えば、ポリオキシエチレンアル ルエーテルなどのノニオン型界面活性剤、 リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ リウムなどのアニオン型界面活性剤などの 部乳化剤を用いて、外部乳化(転相乳化、強 制乳化)することにより、外部乳化型の水性 リウレタン樹脂(ポリウレタン樹脂の水系デ スパージョン)を得ることができる。

 このようにして得られる水性ポリウレタン 脂(ポリウレタン樹脂の水系ディスパージョ ン)は、その固形分が、例えば、20~50質量%と るように調製される。
 また、このポリウレタン樹脂は、その数平 分子量(標準ポリスチレンを検量線とするGPC 測定による数平均分子量)が、例えば、3000~100 000、好ましくは、5000~80000である。また、ポ ウレタン樹脂(固形分)は、そのウレア基に対 するウレタン基の仕込み比が、例えば、0.05~1 .2が好ましく、さらに好ましくは、0.1~0.8であ る。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂を水性ポ ウレタン樹脂として製造する場合において 、必要に応じて、さらに、公知の添加剤、 えば、可塑剤、ブロッキング防止剤、耐熱 定剤、耐光安定剤、酸化防止剤、離型剤、 媒、さらには、顔料、染料、滑剤、フィラ 、加水分解防止剤などを、適宜の割合で配 することができる。
 そして、水性ポリウレタン樹脂として製造 れた本発明のポリウレタン樹脂を成膜すれ 、耐薬品性、熱的性質、破断強度、破断伸 および強度発現性に優れ、さらには、分散 定性、耐溶剤性および風合にも優れるフィ ムを得ることができる。

 そのため、上記特性を生かした人工皮革ま は合成皮革などに好適に用いることができ 。
 なお、成膜は、例えば、グラビアコート法 リバースコート法、ロールコート法、バー ート法、スプレーコート法、エアナイフコ ト法、ディッピング法などの公知のコーテ ング方法により、水性ポリウレタン樹脂を 材に塗布し、その後、加熱乾燥する。

 本発明のポリウレタン樹脂を人工皮革およ 合成皮革の製造に用いる場合には、例えば 湿式法、乾式法の原料として用いることが きる。
 なお、水性ポリウレタン樹脂は、上記した うなフィルム、人工皮革および合成皮革に らず、例えば、自動車、電子機器、衣料、 療、建材、塗料、接着剤などの各種用途に 用いることができる。

 次に、本発明のポリウレタン樹脂として、 ラッシュパウダーを製造する場合について 明する。
 このような場合において、本発明のポリウ タン樹脂は、上記ポリイソシアネート成分 上記活性水素化合物成分との反応により、 子状ポリウレタン樹脂として製造される。
 本発明のポリウレタン樹脂を粒子状ポリウ タン樹脂として製造する場合における、上 ポリイソシアネート成分としては、例えば 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イ シアナトメチル)シクロヘキサンを単独で使 する。

 本発明のポリウレタン樹脂を粒子状ポリウ タン樹脂として製造する場合における、活 水素化合物成分としては、例えば、上記ポ オール成分などが挙げられる。
 活性水素化合物成分として、好ましくは、 分子量ポリオール、より好ましくは、ポリ ステルポリオールが挙げられる。
 また、本発明のポリウレタン樹脂を粒子状 リウレタン樹脂として製造する場合におい 、活性水素化合物成分は、鎖伸長剤を含ん いる。

 鎖伸長剤としては、例えば、上記した本発 のポリウレタン樹脂を水性ポリウレタン樹 として製造する場合における鎖伸長剤と同 の鎖伸長剤が挙げられ、具体的には、上記2 価アルコール、上記3価アルコールなどの低 子量ポリオール、上記脂環族ジアミン、上 脂肪族ジアミンなどのポリアミン成分など 挙げられる。
 鎖伸長剤として、好ましくは、2価アルコー ル、さらに好ましくは、エチレングリコール 、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール 1,6-ヘキサメチレングリコールが挙げられる 。

 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンを併 用することができる。
 ポリイソシアネート成分と活性水素化合物 分とを反応させるには、例えば、上記した ンショット法(本発明のポリウレタン樹脂を エラストマーとして製造する場合におけるワ ンショット法)や、上記したプレポリマー法( 発明のポリウレタン樹脂をエラストマーと て製造する場合におけるプレポリマー法)な どの、公知のポリウレタンの成形方法に準拠 することができる。好ましくは、プレポリマ ー法により、ポリイソシアネート成分と活性 水素化合物成分とを反応させる。

 ワンショット法を採用する場合には、上記 成分を、上記ポリイソシアネート成分と上 活性水素化合物成分とを、活性水素化合物 分中の活性水素基に対する、ポリイソシア ート成分中のイソシアネート基の当量比(NCO /活性水素基)が、例えば、0.8~1.1、好ましくは 、0.9~1.05となる割合で、同時に配合して反応 せる。
 この反応は、例えば、窒素雰囲気下、反応 度40~260℃、好ましくは、80~220℃で、反応時 0.5~10時間、好ましくは、2~8時間継続する。

 また、反応には、必要により、上記したウ タン化触媒(本発明のポリウレタン樹脂をエ ラストマーとして製造する場合におけるウレ タン化触媒)や、上記した有機溶媒(本発明の リウレタン樹脂をエラストマーとして製造 る場合における有機溶媒)を添加することが できる。
 ウレタン化触媒は、例えば、高分子量ポリ ール100質量部に対して、例えば、0.001~5質量 部、好ましくは、0.01~3質量部添加される。

 そして、ワンショット法では、得られたポ ウレタン樹脂を、必要により、公知の方法 より粉砕後、冷凍粉砕法により、本発明の リウレタン樹脂を粉体として得る。
 プレポリマー法を採用する場合には、まず 鎖伸長剤を除く活性水素化合物成分(例えば 、高分子量ポリオール、および、必要により 配合される、低分子量ポリオール、ポリチオ ール成分、ポリアミン成分、モノオールおよ びモノアミン)中の活性水素基に対する、上 ポリイソシアネート成分中のイソシアネー 基の当量比(NCO/活性水素基)が、例えば、1.1~4 、好ましくは、1.4~2.5となる割合で、それら 配合して反応させ、イソシアネート基末端 レポリマーを得る。

 上記当量比が1.1未満であると、ポリウレタ 樹脂が過度に高分子量となり、成形性を低 させる場合がある。一方、当量比が4を超過 すると、スラッシュ成形品が硬くなり、その 触感を損なう場合がある。
 この反応は、例えば、窒素雰囲気下、反応 度40~180℃、好ましくは、60~140℃で、反応時 0.5~10時間、好ましくは、2~8時間継続し、反 系において、所望のイソシアネート基含量( 例えば、1~12質量%)となった時点で反応を終了 する。また、反応には、必要により、上記し たウレタン化触媒(本発明のポリウレタン樹 をエラストマーとして製造する場合におけ ウレタン化触媒)や、上記した有機溶媒(本発 明のポリウレタン樹脂をエラストマーとして 製造する場合における有機溶媒)を添加する とができる。

 次いで、得られたイソシアネート基末端プ ポリマーと鎖伸長剤とを、イソシアネート 末端プレポリマー中のイソシアネート基に する、鎖伸長剤中の活性水素基の当量比(活 性水素基/NCO)が、例えば、0.8~1.1、好ましくは 、0.9~1.05となる割合で配合して、鎖伸長反応 せることにより、ポリウレタン樹脂を得る
 鎖伸長反応では、例えば、イソシアネート 末端プレポリマーを、非水性分散媒または 性分散媒に分散させて、イソシアネート基 端プレポリマーの分散液を調製し、その分 液に、鎖伸長剤を、一括または分割して添 する。

 非水性分散媒としては、上記した有機溶媒 挙げられ、水性分散媒としては、例えば、 や、水およびアルコール類(例えば、メタノ ール、エタノールなど)の混合溶液などが挙 られる。
 非水性分散媒または水性分散媒の配合割合 、例えば、イソシアネート基末端プレポリ ー100質量部に対して、例えば、10~200質量部 好ましくは、20~150質量部である。

 なお、水性分散媒にイソシアネート基末 プレポリマーを分散させる場合においては 例えば、イソシアネート基末端プレポリマ の調製における活性水素化合物成分に、上 した親水基含有活性水素化合物(本発明のポ リウレタン樹脂を水性ポリウレタン樹脂とし て製造する場合における親水基含有活性水素 化合物)を含有させることにより、イソシア ート基末端プレポリマーを内部乳化させる とができる。

 また、水性分散媒にイソシアネート基末 プレポリマーを分散させる場合においては 水性分散媒および/またはイソシアネート基 末端プレポリマーに、上記した外部乳化剤( 発明のポリウレタン樹脂を水性ポリウレタ 樹脂として製造する場合における外部乳化 )と同様の外部乳化剤を添加し、イソシアネ ト基末端プレポリマーを外部乳化させるこ もできる。

 さらに、分散液には、分散相の沈降を防 すべく、分散安定剤を添加することができ 。分散安定剤としては、特開2004-169011号公 に記載される分散剤、例えば、アルケニル 水コハク酸とポリオールまたはポリエステ ポリオールとを脱水縮合させてなる樹脂、 えば、ジカルボン酸とペンタエリスリトー とを脱水縮合させてなるポリエステルの残OH 基の一部に脂肪酸を脱水縮合させてなるアル キッド樹脂、例えば、不飽和結合含有ジカル ボン酸とポリオールまたはポリエステルポリ オールとの脱水縮合により得られるポリオー ルにエチレン性不飽和単量体をグラフト重合 させた後、OH基をマスキングした樹脂、例え 、不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオー またはポリエステルポリオールとの脱水縮 により得られるポリオールのOH基をマスキ グした後、エチレン性不飽和単量体をグラ ト重合させてなる樹脂などが挙げられる。

 外部乳化剤または分散安定剤の配合割合は イソシアネート基末端プレポリマー100質量 に対して、例えば、0.05~5質量部、好ましく 、0.1~3質量部、より好ましくは、0.15~1.5質量 部である。
 鎖伸長反応では、例えば、反応温度10~100℃ 好ましくは、20~90℃で、反応時間0.5~8時間、 好ましくは、2~6時間反応させる。また、反応 には、必要により、上記した公知のウレタン 化触媒を添加することができる。

 これによって、ポリウレタン樹脂を、分散 として得ることができる。
 なお、鎖伸長反応では、イソシアネート基 端プレポリマーを、非水性分散媒または水 分散媒に分散させずに、イソシアネート基 端プレポリマーおよび鎖伸長剤を、直接反 させることもできる。
 そして、本発明のポリウレタン樹脂は、分 液が非水性分散媒から調製されている場合 は、例えば、ろ過などの分離手段によって 体分を分離して、ポリウレタン樹脂を粉体 して得る。また、分散液が水性分散媒から 製されている場合には、例えば、噴霧乾燥 より、固体分を分離し、ポリウレタン樹脂 粉体として得る。さらに、非水性分散媒ま は水性分散媒に分散させずに、イソシアネ ト基末端プレポリマーおよび鎖伸長剤を、 接反応させる場合には、例えば、冷凍粉砕 により、ポリウレタン樹脂を粉体として得 。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂を粒子 ポリウレタン樹脂として製造する場合にお ても、必要に応じて、さらに、公知の添加 、例えば、可塑剤、ブロッキング防止剤、 熱安定剤、耐光安定剤、酸化防止剤、離型 、さらには、酸化防止剤、顔料、染料、滑 、フィラー、加水分解防止剤、さらには、 架橋性モノマー、重合防止剤などを、適宜 割合で配合することができる。これら添加 は、各成分の合成時に添加してもよく、あ いは、各成分の混合・溶解時に添加しても く、さらには、合成後に添加することもで る。

 そして、このようにして粉体(粒子状ポリウ レタン樹脂)として得られる本発明のポリウ タン樹脂によれば、スラッシュ成形時の成 後の金型からの脱型性、引張強度および熱 性質に優れ、さらには、触感(風合)および意 匠性にも優れるスラッシュ成形品を、生産効 率よくスラッシュ成形することができる。
 そのため、本発明のスラッシュ成形品は、 張強度および熱的性質に優れ、さらには、 感(風合)および意匠性にも優れる。

 よって、粒子状ポリウレタン樹脂として られる本発明のポリウレタン樹脂およびそ 成形品は、スラッシュ成形が実施される種 の分野、例えば、ソファーや寝具などの家 類、玩具、スポーツ用品、トナーバインダ などにおいて有用であり、とりわけ、自動 内装品において、有用である。なお、本発 のポリウレタン樹脂(粒子状ポリウレタン樹 脂)は、スラッシュ成形が実施される分野以 にも、例えば、トナーバインダーなどにお て有用である。

 次に、本発明のポリウレタン樹脂として、 性成形品(スパンデックス)を製造する場合 ついて説明する。
 このような場合において、本発明のポリウ タン樹脂は、上記ポリイソシアネート成分 上記活性水素化合物成分との反応により、 性成形用ポリウレタン樹脂として製造され 。

 本発明のポリウレタン樹脂を弾性成形用ポ ウレタン樹脂として製造する場合における 上記ポリイソシアネート成分としては、例 ば、80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス (イソシアナトメチル)シクロヘキサンを単独 使用する。
 本発明のポリウレタン樹脂を弾性成形用ポ ウレタン樹脂として製造する場合における 活性水素化合物成分としては、例えば、上 ポリオール成分などが挙げられる。

 活性水素化合物成分として、好ましくは、 分子量ポリオール、より好ましくは、ポリ ステルポリオール、ポリエーテルポリオー が挙げられる。
 また、本発明のポリウレタン樹脂を粒子状 リウレタン樹脂として製造する場合におい 、活性水素化合物成分は、鎖伸長剤を含ん いる。
 鎖伸長剤としては、上記した本発明のポリ レタン樹脂を水性ポリウレタン樹脂として 造する場合における鎖伸長剤と同様の鎖伸 剤が挙げられ、具体的には、例えば、上記2 価アルコール、上記3価アルコールなどの低 子量ポリオール、例えば、上記脂環族ジア ン、上記脂肪族ジアミンなどのポリアミン 分などが挙げられる。好ましくは、ポリア ン成分、さらに好ましくは、脂肪族ジアミ が挙げられる。

 また、本発明のポリウレタン樹脂を弾性 形用ポリウレタン樹脂として製造する場合 おける鎖伸長剤としては、上記モノアミン 用いることができ、さらに、ポリウレタン 脂の成形性や伸長性を損なわない範囲で、 えば、ビス-(4-アミノ-3-クロロフェニル)メ ン、ジエチルトルエンジアミン、ジメチル オトルエンジアミン、トリメチレン-ビス(4- ミノベンゼート)、4、4’-ジアミノ-3,3-ジエ ル-5,5-ジメチルジフェニルメタンなどのア ン化合物を用いることもできる。

 これら鎖伸長剤は、単独使用または2種類 以上併用することができる。とりわけ、ポリ アミン成分とモノアミンとを併用することに より、本発明のポリウレタン樹脂を所望の分 子量に調整することができる。これらのうち 、ポリアミン成分として、好ましくは、エチ レンジアミン、ヒドラジン(水和物を含む)、1 ,2-ジアミノプロパン、1,4-ビス(アミノメチル) シクロヘキサン、1,4-シクロヘキサンジアミ が挙げられ、モノアミンとして、好ましく 、ジ-n―ブチルアミン、ジエチルアミンが挙 げられる。より好ましくは、ジエチルアミン とエチレンジアミンとの併用(例えば、ジエ ルアミン(DEA)およびエチレンジアミン(EDA)の ル比(DEA/EDA)が、0.5/99.5~20/80)が挙げられる。

 これらの鎖伸長剤を使用して鎖伸長すれば ポリウレタン樹脂に含有されるハードセグ ント(ポリイソシアネート成分と鎖伸長剤と の反応により得られるセグメント)にウレア (-NH 2 -CO-NH 2 -)を含ませることができる。そのため、伸縮 および伸長性に優れるポリウレタン樹脂を ることができる。
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンを併 用することができる。

 ポリイソシアネート成分と活性水素化合 成分とを反応させるには、例えば、上記し ワンショット法(本発明のポリウレタン樹脂 をエラストマーとして製造する場合における ワンショット法)や、上記したプレポリマー (本発明のポリウレタン樹脂をエラストマー して製造する場合におけるプレポリマー法) などの、公知のポリウレタンの成形方法に準 拠することができる。

 ワンショット法を採用する場合には、上 各成分を、上記ポリイソシアネート成分と 記活性水素化合物成分とを、活性水素化合 成分中の活性水素基に対する、上記ポリイ シアネート成分中のイソシアネート基の当 比(NCO/活性水素基)が、例えば、0.9~1.1、好ま しくは、0.98~1.05となる割合で、同時に配合し て反応させる。

 この反応は、例えば、上記したバルク重合( 本発明のポリウレタン樹脂をエラストマーと して製造する場合におけるバルク重合)や、 記した溶液重合(本発明のポリウレタン樹脂 エラストマーとして製造する場合における 液重合)と同様の方法により実施することが できる。
 バルク重合を採用する場合には、例えば、 記各成分を、窒素雰囲気下、100~250℃、好ま しくは、130~220℃で、0.5~12時間、好ましくは 1~10時間反応させる。

 溶液重合を採用する場合には、例えば、上 各成分を、窒素雰囲気下、30~100℃、好まし は、40~90℃で、2~10時間、好ましくは、3~8時 反応させる。
 プレポリマー法を採用する場合には、まず 鎖伸長剤を除く活性水素化合物成分(例えば 、高分子量ポリオール、および、必要により 配合される、低分子量ポリオール、ポリチオ ール成分、ポリアミン成分、モノオール、モ ノアミン)中の活性水素基に対する、上記ポ イソシアネート成分中のイソシアネート基 当量比(NCO/活性水素基)が、例えば、例えば 1.1~3、好ましくは、1.3~2.5、さらに好ましく 、1.3~2となる割合で、それらを配合して反応 させ、イソシアネート基末端プレポリマーを 得る。

 この反応は、例えば、窒素雰囲気下、反応 度40~130℃、好ましくは、50~120℃で、反応時 1~10時間、好ましくは、2~6時間継続する。ま た、反応には、必要により、上記したウレタ ン化触媒(本発明のポリウレタン樹脂をエラ トマーとして製造する場合におけるウレタ 化触媒)や有機溶媒を添加することができる
 次いで、得られたイソシアネート基末端プ ポリマーと鎖伸長剤とを、鎖伸長剤中の活 水素基に対するイソシアネート基末端プレ リマー中のイソシアネート基の当量比(NCO/ 性水素基)が、例えば、0.9~1.1、好ましくは、 0.98~1.05となる割合で配合して、鎖伸長反応さ せることにより、ポリウレタン樹脂を得る。

 鎖伸長反応では、例えば、イソシアネート 末端プレポリマーと鎖伸長剤とを有機溶媒 溶解させて反応させる。これによって、イ シアネート基末端プレポリマーが鎖伸長剤 よって鎖伸長されたポリウレタン樹脂を、 液として得ることができる。
 有機溶媒としては、上記した有機溶媒、好 しくは、N,N’-ジメチルアセトアミドが挙げ られる。

 イソシアネート基末端プレポリマーと鎖伸 剤とを有機溶媒中で反応させるには、例え 、まず、イソシアネート基末端プレポリマ に溶媒を添加して、イソシアネート基末端 レポリマーを溶解させて、プレポリマー溶 を調製する。次いで、このプレポリマー溶 に鎖伸長剤を添加して、イソシアネート基 端プレポリマーを鎖伸長する。
 イソシアネート基末端プレポリマーを溶媒 溶解させるには、例えば、攪拌下、イソシ ネート基末端プレポリマーに有機溶媒を徐 に添加する。有機溶媒は、イソシアネート 末端プレポリマー100質量部に対して、好ま くは180~900質量部の割合となるように添加さ れる。より具体的には、イソシアネート基末 端プレポリマーの濃度が、例えば、10~35質量% となるように添加する。

 なお、溶解時には、イソシアネート基末端 レポリマーの温度を、例えば、50℃以下、 ましくは、40℃以下となるように、予め下げ ておく。
 次いで、プレポリマー溶液に鎖伸長剤を、 記した割合となるように添加する。ポリア ン成分を鎖伸長剤として用いる場合、好ま くは、20℃以下の温度で添加し、添加終了 は、さらに撹拌しつつ、例えば、25~80℃にて 反応を完結させる。一方、低分子量ポリオー ルを鎖伸長剤として用いる場合、好ましくは 、40~90℃で鎖伸長剤を滴下し、該温度範囲で 応を完結させる。また、鎖伸長剤は、溶媒 鎖伸長剤溶液として添加することもできる

 このようにして得られるポリウレタン樹脂 、その数平均分子量(標準ポリスチレンを検 量線とするGPC測定による数平均分子量)が、 えば、60000~300000、好ましくは、90000~250000で る。
 本発明のポリウレタン樹脂を弾性成形用ポ ウレタン樹脂として製造する場合には、そ 目的および用途などにより、好ましくは、 ルホンアミド基を有するスルホンアミド基 有化合物を含有させる。

 スルホンアミド基含有化合物を含有させる とにより、弾性成形用ポリウレタン樹脂と て製造される本発明のポリウレタン樹脂の 安定性を向上させることができる。
 そのため、弾性成形用ポリウレタン樹脂を 例えば、加熱処理(例えば、乾燥処理など) れる弾性成形品、例えば、洋服、靴下など 弾性繊維に用いる場合には、その弾性成形 ポリウレタン樹脂にスルホンアミド基含有 合物を含有させれば、熱安定性に優れる弾 繊維およびシートなどを得ることができる

 スルホンアミド基含有化合物としては、 えば、メタンスルホンアミド、N,N-ジメチル メタンスルホンアミド、N,N-ジメチルエタン ルホンアミド、N,N-ジエチルメタンスルホン ミド、N-メトキシメタンスルホンアミド、N- ドデシルメタンスルホンアミド、N-シクロヘ シル-1-ブタンスルホンアミド、2-アミノエ ンスルホンアミドなどの脂肪族スルホンア ド類、例えば、ベンゼンスルホンアミド、 メチルベンゼンスルホンアミド、スルファ ルアミド、o-トルエンスルホンアミドおよび p-トルエンスルホンアミドならびにこれらの 合物、ヒドロキシナフタレンスルホンアミ 、ナフタレン-1-スルホンアミド、ナフタレ -2-スルホンアミド、m-ニトロベンゼンスル ンアミド、p-クロロベンゼンスルホンアミド などの芳香族スルホンアミド類などが挙げら れる。

 これらスルホンアミド基含有化合物は、単 使用または2種類以上併用することができる 。また、これらのうち、好ましくは、芳香族 スルホンアミド類が挙げられ、さらに好まし くは、o-トルエンスルホンアミド、p-トルエ スルホンアミド、およびこれらの混合物が げられる。
 また、本発明のポリウレタン樹脂を弾性成 用ポリウレタン樹脂として製造する場合に おいて、本発明のポリウレタン樹脂がスル ンアミド基含有化合物を含有する場合には ポリウレタン樹脂に対するスルホンアミド 含有化合物の含有量は、質量基準で、例え 、好ましくは、1~10000ppmであり、さらに好ま しくは、10~8000ppmであり、とりわけ好ましく 、100~3000ppmである。

 スルホンアミド基含有化合物を、ポリウレ ン樹脂に含有させるには、特に制限されず 例えば、ポリイソシアネート成分や活性水 化合物成分とともに配合してもよく、また 、プレポリマー溶液に添加する。
 なお、本発明のポリウレタン樹脂を弾性成 用ポリウレタン樹脂として製造する場合に いても、さらに、公知の添加剤、例えば、 塑剤、ブロッキング防止剤、耐熱安定剤、 光安定剤、離型剤、さらには、顔料、染料 滑剤、フィラー、加水分解防止剤などを添 することができる。これら添加剤は、各成 の合成時に添加してもよく、あるいは、各 分の混合・溶解時に添加してもよく、さら は、ポリウレタン樹脂の分離・乾燥後に添 することもできる。

 これらの添加剤のうち、耐熱安定剤として 、例えば、ヒンダードフェノール系安定剤 アミン系安定剤、リン系安定剤、イオウ安 剤などの安定剤が挙げられる。
 耐光安定剤としては、例えば、ベンゾフェ ン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系 外線吸収剤、ヒンダードアミン系紫外線吸 剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノ クリレート系紫外線吸収剤、アクリロニト ル系紫外線吸収剤、ニッケルないしコバル 錯塩系紫外線吸収剤などが挙げられ、好ま くは、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベ ゾトリアゾール系紫外線吸収剤が挙げられ 。

 そして、このようにして弾性成形用ポリウ タン樹脂として製造される本発明のポリウ タン樹脂によれば、繰返し変形下における 機械的強度の低下および残留歪みを抑制す ことができ、また、熱的性質、破断強度、 断伸びおよび強度発現性を向上させること でき、さらには、耐黄変性を向上させるこ もできる。
 そのため、本発明の成形品は、繰り返し変 下においても、機械的強度の低下および残 歪が生じにくく、また、熱的性質、破断強 、破断伸びおよび強度発現性に優れ、さら は、耐黄変性にも優れる。

 よって、本発明の成形品は、弾性性能が 求される各種弾性成形品(スパンデックス) 例えば、ソックス、ストッキング、丸編、 リコット、水着、スキーズボン、作業服、 火服、洋服、ゴルフズボン、ウエットスー 、ブラジャー、ガードル、手袋などの各種 維製品に使用される弾性繊維、例えば、食 包装用ラップなどに使用される弾性フィル 、例えば、紙おむつなどのサニタリー製品 漏れ防止用締付け材料、防水資材の締付け 料、似せ餌、造花、電気絶縁材、ワイピン クロス、コピークリーナー、ガスケットな に有用である。

 本発明のポリウレタン樹脂を弾性繊維に用 る場合には、例えば、溶融紡糸、乾式紡糸 湿式紡糸などの公知の紡糸方法で作製する とができる。
 弾性繊維を溶融紡糸で作製する場合におい 、具体的な紡糸条件としては、例えば、紡 温度160~230℃であり、20~50デニールの繊維が られる紡糸速度に調整する。そして、紡糸 れる弾性繊維は、例えば、カバリング糸や 糸の状態で使用される。

 一方、本発明のポリウレタン樹脂を弾性フ ルムに用いる場合には、溶媒キャスト法、 るいはTダイキャスト法、インフレーション 法などの公知の方法で作成することができる 。
 弾性フィルムをTダイキャスト法およびイン フレーション法で作成する場合において、具 体的なフィルム成形条件としては、例えば、 ダイ温度160~230℃であり、20~100μmのフィルム みが得られる巻取り速度に調整する。また 弾性シートを作成する場合においては、ダ のリップ幅や巻取り速度を調整する。これ より、100μmを超過する厚みの成形品(弾性シ ト)を得ることができる。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂は、上記 た弾性成形品に限られず、例えば、スパン ンド法やメルトブローン成形法などの方法 より得る不織布、塗料、ホットメルト法な の方法により得る接着剤の原料など各種用 に用いることもできる。
 次に、本発明のポリウレタン樹脂を、反応 出(RIM)成形用ポリウレタン樹脂として製造 る場合について説明する。

 RIM成形用ポリウレタン樹脂として製造され 本発明のポリウレタン樹脂は、上記ポリイ シアネート成分と、上記活性水素化合物成 とを反応させることにより、得ることがで る。
 本発明のポリウレタン樹脂をRIM成形用ポリ レタン樹脂として製造する場合における、 記ポリイソシアネート成分としては、例え 、80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス( ソシアナトメチル)シクロヘキサンと、上記 たポリイソシアネートのイソシアヌレート 性体(以下、単にイソシアヌレート変性体と いう場合がある。)とを併用する。

 イソシアヌレート変性体として、好ましく 、脂環族ジイソシアネートのイソシアヌレ ト変性体、芳香脂肪族ジイソシアネートの ソシアヌレート変性体、より好ましくは、 環族ジイソシアネートのイソシアヌレート 性体が挙げられる。
 ポリイソシアネート成分におけるイソシア レート変性体の含有量は、ポリイソシアネ ト成分100質量部中、例えば、60~10質量部、 ましくは、50~20質量部、より好ましくは、40~ 20質量部である。

 これら質量混合比が上記の範囲であれば、R IM成形用ポリウレタン樹脂の引裂き強度(引裂 き抵抗)を向上させることができるので、反 射出成形後の金型からの脱型時における反 射出成形品の破損(例えば、破れなど)を抑制 することができる。また、反応射出成形品の 長期耐熱性を向上させることもできる。
 そして、本発明のポリウレタン樹脂をRIM成 用ポリウレタン樹脂として製造する場合に いて、ポリイソシアネート成分を調製する は、例えば、1,4-ビス(イソシアナトメチル) クロヘキサンと、イソシアヌレート変性体 を、上記した質量混合比で配合し、公知の 拌機で混合する。

 本発明のポリウレタン樹脂をRIM成形用ポリ レタン樹脂として製造する場合における、 性水素化合物成分としては、例えば、上記 リオール成分などが挙げられる。
 活性水素化合物成分として、好ましくは、 分子量ポリオール、より好ましくは、ポリ ーテルポリオールが挙げられる。
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンを併 用することができる。

 本発明のポリウレタン樹脂をRIM成形用ポ ウレタン樹脂として製造する場合において ポリウレタン樹脂は、公知の反応射出成形 置にて成形することができる。なお、公知 反応射出成形装置とは、例えば、ポリイソ アネート成分を供給するための第1供給タン ク(1)と、活性水素化合物成分を供給するため の第2供給タンク(2)と、ポリイソシアネート 分および活性水素化合物成分を混合し、そ 混合物を金型に射出するためのミキシング ッド(3)と、金型(4)とを、少なくとも備えて る装置である。

 具体的には、まず、第1供給タンク(1)から ポリイソシアネート成分を、第2供給タンク(2 )から活性水素化合物成分を、ミキシングヘ ド(3)にそれぞれ供給する。このとき、ポリ ソシアネート成分の原料温度を、例えば、35 ~55℃に調整しておく。一方、活性水素化合物 成分の原料温度を、例えば、35~55℃に調整し おく。また、混合時において、活性水素化 物成分中の活性水素基に対するポリイソシ ネート成分中のイソシアネート基のモル比 百分率で表わしたインデックス(INDEX)は、例 えば、80~120であり、好ましくは、95~105に設定 される。

 次いで、ミキシングヘッド(3)で、ポリイ シアネート成分と活性水素化合物成分とを 拌混合し、金型(4)に、例えば、200~2500g/secの 射出速度で射出する。また、金型(4)は、予め 、例えば、10~30MPaで加圧し、例えば、60~80℃ 加熱しておく。さらに、必要により、成形 の脱型性を向上すべく、金型(4)の成形面に 例えば、水系ワックスエマルジョンなどの 型剤を塗布しておく。

 そして、ポリイソシアネート成分および活 水素化合物成分を金型(4)に射出後、例えば 1~3分間、金型(4)内でポリイソシアネート成 と活性水素化合物成分とを重合させる。そ 後、金型(4)を常温常圧になるまで冷却減圧 、金型(4)から反応射出成形品を脱型させて 反応射出成形品を得る。
 なお、本発明のポリウレタン樹脂をRIM成形 ポリウレタン樹脂として製造する場合にお ても、必要に応じて、さらに、公知の添加 、例えば、上記したウレタン化触媒(本発明 のポリウレタン樹脂をエラストマーとして製 造する場合におけるウレタン化触媒)、耐光 定剤(紫外線吸収剤)、酸化防止剤(耐熱安定 )、多機能安定剤などを、適宜の割合で配合 ることができる。これら添加剤は、ポリイ シアネート成分および/または活性水素化合 物成分に予め添加する。好ましくは、活性水 素化合物成分に添加する。

 ウレタン化触媒としては、上記したウレタ 化触媒が挙げられ、好ましくは、有機金属 合物、より好ましくは、ジブチル錫ジネオ カノエートが挙げられる。また、ウレタン 触媒の添加量は、例えば、活性水素化合物 分100質量部に対して、0.1~1.5質量部であり、 好ましくは、0.3~1.0質量部である。
 耐光安定剤(紫外線吸収剤)としては、上記 た耐光安定剤(本発明のポリウレタン樹脂を 弾性成形用ポリウレタン樹脂として製造す 場合における耐光安定剤)が挙げられる。好 ましくは、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収 剤、ヒンダードアミン系紫外線吸収剤が挙げ られる。また、紫外線吸収剤の添加量は、例 えば、活性水素化合物成分100質量部に対して 、0.1~1.0質量部であり、好ましくは、0.3~0.7質 部である。

 酸化防止剤(耐熱安定剤)としては、上記 た耐熱安定剤(本発明のポリウレタン樹脂を 性成形用ポリウレタン樹脂として製造する 合における耐熱安定剤)が挙げられる。好ま しくは、ヒンダードフェノール系安定剤が挙 げられる。また、酸化防止剤の添加量は、例 えば、活性水素化合物成分100質量部に対して 、0.1~1.0質量部であり、好ましくは、0.3~0.7質 部である。

 多機能安定剤は、例えば、紫外線吸収機 と酸化防止機能の両機能を有する安定剤で って、そのような安定剤として、具体的に 、ベンゾトリアゾリル-アルキルビスフェノ ール化合物などが挙げられる。また、多機能 安定剤の添加量は、例えば、ポリオール成分 100質量部に対して、0.1~1.0質量部であり、好 しくは、0.3~0.7質量部である。

 さらに、ポリイソシアネート成分と活性水 化合物成分との混合物には、その用途に応 て、公知の添加剤、例えば、鎖伸長剤、架 剤、顔料、難燃剤、顔料分散剤(潤滑分散剤 )、整泡剤、消泡剤などを、適宜の割合で配 することもできる。
 そして、このように射出成形用ポリウレタ 樹脂として得られた本発明のポリウレタン 脂によれば、成形後の金型からの脱型性、 度、熱的性質および引裂抵抗発現性に優れ さらには、耐候性にも優れる反応射出成形 を、生産効率よく射出成形することができ 。

 そのため、本発明の反応射出成形品は、硬 、熱的性質および引裂抵抗発現性に優れ、 らには、耐候性にも優れる。
 よって、反応射出成形用ポリウレタン樹脂 して得られる本発明のポリウレタン樹脂お びその反応射出成形品は、反応射出成形が 施される種々の分野、例えば、自動車のバ パー、ダッシュボード、ドアトリム、イン トルメントパネルなどの輸送機器の部材、 舗、オフィスおよびその他の建築内装部品 一般および事務用家具などにおいて有用で り、とりわけ、高温環境下に晒される、自 車のインストルメントパネル、ドアトリム どの輸送機器の内装部材のスキン層などに いて有用である。

 次に、本発明のポリウレタン樹脂を、塗料( 塗料組成物)および接着剤(接着剤組成物)とし て用いる場合について説明する。
 本発明のポリウレタン樹脂を塗料および接 剤として用いる場合には、本発明のポリウ タン樹脂は、上記ポリイソシアネート成分 、上記活性水素化合物成分とを、それぞれ 製し、それらを使用時に配合する、二液硬 型ポリウレタン樹脂として調製される。

 本発明のポリウレタン樹脂を二液硬化型 リウレタン樹脂として製造する場合におけ 、上記ポリイソシアネート成分としては、 えば、80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビ ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンを、 導体として調製し、80モル%以上のトランス を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンの誘導体を、単独で使用する。

 より具体的には、上記ポリイソシアネート 分は、80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビ ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンのア ファネート変性体および/またはイソシアヌ レート変性体を単独で使用する。
 80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イ シアナトメチル)シクロヘキサンのアロファ ート変性体および/またはイソシアヌレート 変性体は、例えば、80モル%以上のトランス体 を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘ キサンと、炭素数10~50のモノオールとの反応 どにより得ることができる。

 炭素数10~50のモノオールとしては、例え 、n-デカノール、n-ウンデカノール、n-ドデ ノール(ドデシルアルコール)、ブチルヘキサ ノール、トリメチルノニルアルコール、n-ト デカノール、n-テトラデカノール、5-エチル -2-ノナノール、n-ペンタデカノール、n-ヘキ デカノール、2-ヘキシルデカノール、n-ヘプ デカノール、3,9-ジエチル-6-デカノール、n- クタデカノール、2-イソヘプチルイソウン カノール、n-ノナデカノール、エイコサノー ル、2-オクチルドデカノール、セリルアルコ ル、2-デシルテトラデカノール、2-セチルス テアリルアルコール、メリシルアルコールな どが挙げられる。好ましくは、炭素数10~30の ノオール、さらに好ましくは、炭素数10~16 モノオール、より具体的には、n-デカノール (n-デシルアルコール)、n-ドデカノール(n-ドデ シルアルコール)、n-ヘキサデカノール(n-ヘキ サデシルアルコール)が挙げられる。これら ノオールは、単独使用または2種類以上併用 ることもできる。

 また、これらモノオールは、分子中に1つの ヒドロキシル基を有していれば、それ以外の 分子構造は、本発明の優れた効果を阻害しな い限り、特に制限されず、例えば、分子中に 、エステル基、エーテル基、シクロヘキサン 環、芳香環などを有することもできる。
 そして、本発明のポリウレタン樹脂を二液 化型ポリウレタン樹脂として製造する場合 おいて、上記ポリイソシアネート成分を調 するには、例えば、80モル%以上のトランス を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサンと、炭素数10~50のモノオールとを、 ロファネート/イソシアヌレート組成比(80モ %以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソシア トメチル)シクロヘキサンのアロファネート 変性体と、80モル%以上のトランス体を含む1,4 -ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンの イソシアヌレート変性体との質量比)が、50/50 ~100/0、好ましくは、60/40~95/5となるように反 させる。

 つまり、アロファネート組成(80モル%以上の トランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチ )シクロヘキサンのアロファネート変性体) 、イソシアヌレート組成(80モル%以上のトラ ス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シ ロヘキサンのイソシアヌレート変性体)に対 して、同じかそれ以上となるように反応させ る。
 アロファネート/イソシアヌレート組成比は 、例えば、示差屈折率検出器(RID)を装備した ルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)に って、ポリイソシアネート成分の分子量分 を測定して、得られたクロマトグラム(チャ ト)から、80モル%以上のトランス体を含む1,4 -ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンの アロファネート変性体(具体的には、メチル レタン化物)に相当するピークと、80モル%以 のトランス体を含む1,4-ビス(イソシアナト チル)シクロヘキサンのイソシアヌレート変 体に相当するピークとの比率(面積比率)を めることにより、算出することができる。 宜的には、GPCにより測定されたクロマトグ ムにおいて、80モル%以上のトランス体を含 1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ のアロファネート変性体に相当するピーク 外のピークを、80モル%以上のトランス体を む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキ ンのイソシアヌレート変性体に相当するピ クとみなして(但し、未反応の80モル%以上の ランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチ )シクロヘキサンが残存する場合には、その 反応の80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビ ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンに相 するピークは除外する。)、すべてのピーク に対する80モル%以上のトランス体を含む1,4- ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンのア ロファネート変性体に相当するピークの面積 比率を、アロファネート組成比(その残余が ソシアヌレート組成比)として、算出するこ ができる。

 ポリイソシアネート成分において、アロフ ネート/イソシアヌレート組成比が上記の範 囲となるように、80モル%以上のトランス体を 含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキ サンと、炭素数10~50のモノオールとを反応さ るには、特定の反応触媒の存在下、特定の 応条件で反応させる。
 かかる反応触媒としては、反応の制御が容 であり、反応生成物の着色が少なく、熱安 性に劣る二量体の生成を低減できるものが いられ、例えば、上記したウレタン化触媒( 本発明のポリウレタン樹脂をエラストマーと して製造する場合におけるウレタン化触媒) 挙げられる。

 また、反応触媒としては、上記したウレ ン化触媒に加えて、例えば、テトラメチル ンモニウム、テトラエチルアンモニウムな のテトラアルキルアンモニウムのハイドロ キサイドやその有機弱酸塩、例えば、トリ チルヒドロキシプロピルアンモニウム、ト エチルヒドロキシプロピルアンモニウムな のトリアルキルヒドロキシアルキルアンモ ウムのハイドロオキサイドやその有機弱酸 、例えば、酢酸、カプロン酸、オクチル酸 ミリスチン酸などのアルキルカルボン酸の ルカリ金属塩、例えば、上記アルキルカル ン酸の錫、亜鉛、鉛などの金属塩、例えば アルミニウムアセチルアセトン、リチウム セチルアセトンなどのβ-ジケトンの金属キ ート化合物、例えば、塩化アルミニウム、 フッ化硼素などのフリーデル・クラフツ触 、例えば、チタンテトラブチレート、トリ チルアンチモン酸化物などの種々の有機金 化合物、例えば、ヘキサメチルシラザンな のアミノシリル基含有化合物などが挙げら る。好ましくは、アルキルカルボン酸のア カリ金属塩が挙げられる。これら反応触媒 、単独使用または2種以上併用することもで きる。

 触媒の添加割合は、80モル%以上のトランス を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロ キサン100質量部に対して、例えば、0.1質量 以下、好ましくは、0.01質量部以下である。 ポリウレタン化化合物の高分子化を防ぐため 、触媒は可能な限り少量が望ましい。
 かかる反応条件としては、例えば、窒素ガ などの不活性ガス雰囲気、常圧(大気圧)下 おいて、反応温度が、例えば、70℃を超過す る温度、好ましくは、80~130℃であり、反応時 間が、例えば、1~24時間、好ましくは、2~20時 である。

 また、この反応において、80モル%以上の ランス体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチ )シクロヘキサンと、炭素数10~50のモノオー とは、炭素数10~50のモノオール中の水酸基に 対する、80モル%以上のトランス体を含む1,4- ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン中の イソシアネート基の当量比(NCO/OH)が、例えば 5~50、好ましくは、15~40となる配合割合にて 配合される。

 また、この反応では、必要により、上記の 機溶媒(本発明のポリウレタン樹脂をエラス トマーとして製造する場合における有機溶媒 )を配合してもよく、さらに、任意のタイミ グで公知の触媒失活剤を添加することもで る。
 そして、この反応は、より具体的には、例 ば、不活性ガスにて置換した反応容器に、8 0モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソ アナトメチル)シクロヘキサンと、炭素数10~5 0のモノオールとを、上記の配合割合にて仕 み、その後、例えば、80℃を超過する温度、 好ましくは、85~120℃で、2~6時間反応させた後 、反応触媒を添加して、さらに、例えば、90~ 110℃、好ましくは、90~100℃で、2~24時間反応 せ、その後、触媒失活剤(例えば、o-トルエ スルホン酸アミドなど。)を添加して、反応 停止させるようにする。

 反応終了後、未反応の80モル%以上のトラン 体を含む1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ヘキサンは、必要により、蒸留などの公知 除去方法により、除去する。
 さらに、反応終了後において、得られたポ イソシアネート成分と、数平均分子量が、 えば、400~5000、好ましくは、700~3000のポリオ ールとを反応させることにより、得られたポ リイソシアネート成分をポリオールにて変性 することもできる。

 このようなポリオールとしては、例えば ポリオキシエチレンジオール、ポリオキシ チレントリオール、ポリオキシプロピレン オール、ポリオキシプロピレントリオール ポリオキシエチレン・オキシプロピレンジ ール、ポリオキシエチレン・オキシプロピ ントリオールなどのポリオキシアルキレン リオール、ひまし油ポリオール、アクリル リオール、ポリエステルポリオールなどが げられる。これらポリオールは、単独使用 たは2種以上併用することもできる。

 ポリオールの配合割合は、例えば、ポリイ シアネート成分100質量部に対して、例えば 1~20質量部、好ましくは、5~15質量部である
 また、ポリイソシアネート成分とポリオー とは、特に制限されず、公知の反応条件に 反応させることができる。
 このようにして得られたポリイソシアネー 成分、上記したように、好ましくは、アロ ァネート/イソシアヌレート組成比が、50/50~ 100/0(質量比)、さらには、60/40~95/5(質量比)で り転化率(反応率)が、例えば、30~50%、さらに は、35~45%であり、イソシアネート含有量が、 例えば、10~20%、さらには、12~18%であり、未反 応の80モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス( ソシアナトメチル)シクロヘキサンの含有量 が、例えば、1.0質量%以下、さらには、0.5質 %以下である。

 本発明のポリウレタン樹脂を二液硬化型ポ ウレタン樹脂として製造する場合における 上記活性水素化合物成分としては、例えば 上記ポリオール成分などが挙げられ、好ま くは、高分子量ポリオール、塗料組成物と て好ましくは、アクリルポリオールが挙げ れる。
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンなど を、適宜の割合で配合することができる。

 二液硬化型ポリウレタン樹脂は、好まし は、二液硬化型塗料および/または二液硬化 型接着剤として用いられ、具体的には、まず 上記活性水素化合物成分を用意し、その活性 水素化合物成分とは別途、ポリイソシアネー ト成分を調製して、使用直前に、活性水素化 合物成分とポリイソシアネート成分とを混合 して二液硬化型ポリウレタン樹脂を調製し、 その二液硬化型ポリウレタン樹脂を、被塗物 または被着物に塗布する。

 また、二液硬化型ポリウレタン樹脂には、 記成分以外に、目的および用途により、他 機能性配合剤を含有することができる。
 そのような機能性配合剤として、例えば、 膜の乾燥性を改善するために、CAB(セルロー スアセテートブトレート)、NC(ニトロセルロ ス)などを含有させてもよく、また、塗膜の 沢、硬度、塗料の施工性を改良するために アクリル酸またはそのエステルからなる重 体やポリエステルなどを含有させることが きる。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂を二液 化型ポリウレタン樹脂として製造する場合 おいても、必要に応じて、さらに、公知の 加剤、例えば、塗料組成物としては、着色 料、染料、紫外線吸収剤、硬化促進剤、光 定剤、つや消し剤など、接着剤組成物とし は、塗膜の付着性向上のためのリンの酸素 またはその誘導体やシランカップリング剤 どを、適宜の割合で配合することができる

 着色顔料、染料としては、例えば、耐候性 良好なカーボンブラック、酸化チタンなど 無機顔料、例えば、フタロシアニンブルー フタロシアニングリーン、キナクリドンレ ド、インダンスレンオレンジ、イソインド ノン系イエローなどの有機顔料、染料など 挙げられる。
 紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ ノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジ 系、シアノアクリレート系の紫外線吸収剤 挙げられる。

 硬化促進剤としては、例えば、ジブチル錫 ラウレートなどが挙げられる。
 光安定剤としては、例えば、ヒンダードア ン系光安定剤などが挙げられ、より具体的 は、例えば、アデカスタブLA62、アデカスタ ブLA67(以上、アデカアーガス化学社製、商品 )、チヌビン292、チヌビン144、チヌビン123、 チヌビン440(以上、チバ・スペシャルティ・ ミカルズ社製、商品名)などが挙げられる。

 つや消し剤としては、例えば、超微粉合成 リカなどが挙げられる。つや消し剤を配合 れば、優雅な半光沢、つや消し仕上げの塗 を形成することができる。
 リンの酸素酸またはその誘導体において、 ンの酸素酸としては、例えば、次亜リン酸 亜リン酸、オルトリン酸、次リン酸などの ン酸類、例えば、メタリン酸、ピロリン酸 トリポリリン酸、ポリリン酸、ウルトラリ 酸などの縮合リン酸類などが挙げられる。

 また、リンの酸素酸の誘導体としては、 えば、ナトリウム、カリウムなどのリン酸 または縮合リン酸塩、例えば、オルトリン モノメチル、オルトリン酸モノエチル、オ トリン酸モノプロピル、オルトリン酸モノ チル、オルトリン酸モノ-2-エチルヘキシル オルトリン酸モノフェニル、亜リン酸モノ チル、亜リン酸モノエチル、亜リン酸モノ ロピル、亜リン酸モノブチル、亜リン酸モ -2-エチルヘキシル、亜リン酸モノフェニル どのモノエステル類、例えば、オルトリン ジ-2-エチルヘキシル、オルトリン酸ジフェ ル、オルトリン酸トリメチル、オルトリン トリエチル、オルトリン酸トリプロピル、 ルトリン酸トリブチル、オルトリン酸トリ- 2-エチルヘキシル、オルトリン酸トリフェニ 、亜リン酸ジメチル、亜リン酸ジエチル、 リン酸ジプロピル、亜リン酸ジブチル、亜 ン酸ジ-2-エチルヘキシル、亜リン酸ジフェ ル、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエ ル、亜リン酸トリプロピル、亜リン酸トリ チル、亜リン酸トリ-2-エチルヘキシル、亜 ン酸トリフェニルなどのジ、トリエステル 、または、縮合リン酸とアルコール類とか 得られるモノ、ジ、トリエステル類などが げられる。

 リンの酸素酸またはその誘導体は、上記し 各種リンの酸素酸またはその誘導体を、単 使用または複数種類併用することができる また、リンの酸素酸またはその誘導体は、 リイソシアネート成分および活性水素化合 成分の合計100質量部に対して、0.001~3質量部 、好ましくは、0.01~2.5質量部配合される。
 シランカップリング剤は、例えば、構造式R -Si≡(X) 3 またはR-Si≡(R’)(X) 2 (式中、Rは、ビニル基、エポキシ基、アミノ 、イミノ基、イソシアネート基またはメル プト基を有する有機基を示し、R’は炭素数 1~4の低級アルキル基を示し、Xはメトキシ基 エトキシ基またはクロル原子を示す。)で示 れる。

 シランカップリング剤として、具体的に 、例えば、ビニルトリクロルシランなどの ロロシラン、例えば、γ-グリシドキシプロ ルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプ ピルトリエトキシシラン、β-(3,4-エポキシ クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、 (γ-グリシドキシプロピル)ジメトキシシラ などのエポキシシラン、例えば、N-β-(アミ エチル)-γ-アミノプロピルトリメトキシシラ ン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、 N-β-(アミノエチル)-γ-プロピルメチルジメト シシラン、n-(ジメトキシメチルシリルプロ ル)エチレンジアミン、n-(トリエトキシシリ ルプロピル)エチレンジアミン、N-フェニル-γ -アミノプロピルトリメトキシシランなどの ミノシラン、例えば、ビニルトリエトキシ ランなどのビニルシラン、例えば、γ-イソ アナトプロピルトリメトキシシラン、γ-イ シアナトプロピルトリエトキシシランなど イソシアナトシランなどが挙げられる。

 シランカップリング剤は、上記した各種シ ンカップリング剤を、単独使用または複数 類併用することができる。また、シランカ プリング剤は、ポリイソシアネート成分お び活性水素化合物成分の合計100質量部に対 て、0.001~10質量部、好ましくは、0.01~5質量 配合される。
 これら機能性配合剤および添加剤は、予め 上記ポリイソシアネート成分および/または 活性水素化合物成分に配合してもよく、ある いは、ポリイソシアネート成分および活性水 素化合物成分の配合後の二液硬化型ポリウレ タン樹脂に配合することもできる。

 本発明のポリウレタン樹脂を二液硬化型ポ ウレタン樹脂として製造する場合には、使 時において、ポリイソシアネート成分と活 水素化合物成分とを配合して、二液硬化型 リウレタン樹脂を調製し、それを被塗物ま は被着物に塗布する。
 ポリイソシアネート成分および活性水素化 物成分の配合割合は、例えば、活性水素化 物成分中の活性水素基に対する、ポリイソ アネート成分中のイソシアネート基の当量 (NCO/活性水素基)として、例えば、0.5~1.5、好 ましくは、0.8~1.2となる割合である。

 そして、このように二液硬化型ポリウレタ 樹脂として製造された本発明のポリウレタ 樹脂によれば、短い乾燥時間で乾燥および 化し、塗膜硬度、引張強度などの塗膜物性 よび接着物性に優れ、さらには、耐溶剤性 耐候性、耐衝撃性などにも優れる塗膜を得 ことができる。
 なお、二液硬化型ポリウレタン樹脂は、被 物または被着物に対して、特に制限されず 例えば、スプレー塗装、エアスプレー塗装 はけ塗り、浸漬法、ロールコーター、フロ コーターなどの任意の塗装方法により、塗 することができる。

 また、被塗物としては、特に制限されず 例えば、コンクリート、自然石、ガラスな の無機物、例えば、鉄、ステンレス、アル ニウム、銅、真鍮、チタンなどの金属、例 ば、プラスチック、ゴム、接着剤、木材な の有機物が挙げられる。とりわけ、既に形 された塗膜の表面に対する再塗装に適する また、有機無機複合材であるFRP、樹脂強化 ンクリート、繊維強化コンクリートなどの 装にも適する。

 また、被着物としては、特に制限されず、 えば、各種建材および各種積層フィルムが げられる。
 より具体的には、自動車、電車、航空機な の輸送用機器、橋梁部材、鉄塔などの土木 材、防水材シート、タンク、パイプなどの 業機材、ビル外装、ドア、窓門部材、モニ メント、ポールなどの建築部材、道路の中 分離帯、ガードレール、防音壁などの道路 材、通信機材、電気および電子部品などが げられる。

 次に、本発明のポリウレタン樹脂を、ポリ レタンフォームとして製造する場合につい 説明する。
 ポリウレタンフォームとして製造される本 明のポリウレタン樹脂は、上記ポリイソシ ネート成分、上記活性水素化合物成分、発 剤およびウレタン化触媒を含有する原料か 製造される。

 本発明のポリウレタン樹脂をポリウレタン ォームとして製造する場合における、上記 リイソシアネート成分としては、例えば、8 0モル%以上のトランス体を含む1,4-ビス(イソ アナトメチル)シクロヘキサンを、単独で使 する。
 本発明のポリウレタン樹脂をポリウレタン ォームとして製造する場合における、上記 性水素化合物成分としては、例えば、上記 リオール成分が挙げられる。

 活性水素化合物成分として、好ましくは、 記高分子量ポリオール、より好ましくは、 リエーテルポリオールが挙げられる。
 本発明のポリウレタン樹脂をポリウレタン ォームとして製造する場合における、高分 量ポリオールの水酸基価は、例えば、10~120m gKOH/g、好ましくは、20~10mgKOH/g、より好ましく は、20~80mgKOH/gであり、その数平均分子量は、 例えば、400~20000である。

 水酸基価が上記範囲であれば、ポリウレタ フォームの反発弾性の向上および圧縮永久 みの低減を達成することができる。
 また、高分子量ポリオールの平均官能基数 、機械物性の向上の観点から、好ましくは 2~6程度である。
 さらに、高分子量ポリオールは、ビス(イソ シアナトメチル)シクロヘキサンの反応性が 芳香族ジイソシアネートの反応性と比較し 低いため、ポリウレタンフォームの反発弾 を高めるべく、好ましくは、分子末端に1級 酸基を含有させる。その場合、分子末端の 水酸基に対する1級水酸基の割合(分子末端1 水酸基化率)は、例えば、40モル%以上、好ま しくは、50モル%以上、さらに好ましくは、60 ル%以上である。なお、分子末端1級水酸基 率は、 1 H-NMR測定により求めることができる。

 また、高分子量ポリオールは、ポリイソシ ネート成分との混合性を向上させるべく、 ましくは、常温液状として調製される。
 なお、活性水素化合物成分として、必要に り、さらに、例えば、上記した低分子量ポ オール、ポリチオール成分、ポリアミン成 、モノオールおよび/またはモノアミンなど を、適宜の割合で配合することができる。活 性水素化合物成分として、低分子量ポリオー ル、ポリアミン成分を併用する場合には、そ れら低分子量ポリオールおよび/またはポリ ミン成分は、ポリウレタンフォームの反発 性の向上を図るべく、架橋剤として配合さ る。

 架橋剤は、単独使用または2種類以上併用す ることができる。また、架橋剤の配合割合は 、高分子量ポリオール100質量部に対して、例 えば、0.5~10質量部、好ましくは、1~7質量部で ある。
 発泡剤としては、例えば、化学発泡剤およ 物理発泡剤が挙げられる。化学発泡剤とし は、ポリイソシアネート成分と反応して炭 ガスを発生させる、例えば、水が挙げられ 。化学発泡剤の配合割合は、高分子量ポリ ール100質量部に対して、例えば、0.1~6質量 、好ましくは、0.5~5質量部、より好ましくは 、0.5~4質量部である。

 物理発泡剤としては、例えば、メチレン ロライド類、クロロフルオロカーボン類、 ドロキシクロロフルオロカーボン類(HCFC-134a など)、炭化水素類(シクロペンタンなど)、炭 酸ガス、液化炭酸ガス、超臨界(炭酸)ガス、H FC(ヒドロフルオロカーボン)類、有機発泡剤( 解温度が60~130℃の有機発泡剤であって、例 ば、ジアゾアミノベンゼン、ジアゾ酢酸エ ル、ジアゾ酢酸アミド、アゾジカルボンア ドなどのアゾ化合物、例えば、ベンゼンス ホニルヒドラジド、p-トルエンスルホニル ドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合 など)、無機発泡剤(分解温度が60~130℃の無機 発泡剤であって、炭酸アンモニウム、炭酸水 素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、亜リ ン酸アンモニウムなど)が挙げられる。

 物理発泡剤は、単独使用または2種類以上併 用することができる。また、物理発泡剤の配 合割合は、高分子量ポリオール100質量部に対 して、例えば、0.1~4質量部、好ましくは、0.1~ 3質量部である。
 発泡剤の配合割合によって、ポリウレタン ォームの密度を制御することができる。
 ウレタン化触媒としては、上記した公知の レタン化触媒が挙げられる。好ましくは、 ミン類とカリウム塩とを併用する。また、 レタン化触媒の配合割合は、高分子量ポリ ール100質量部に対して、例えば、0.01~3質量 、好ましくは、0.02~1.5質量部である。

 なお、本発明のポリウレタン樹脂をポリウ タンフォームとして製造する場合において 、原料として、必要に応じて、さらに、整 剤や、その他の添加剤を、適宜の割合で配 することができる。
 整泡剤としては、例えば、シロキサンーオ シアルキレンブロック共重合体などのシリ ーン系整泡剤が挙げられる。具体的には、M OMENTIVE社製の商品名:L-580、L-590、L-620、L-680、L -682、L-690、SC-154、SC-155、SC-240、L-598、L-2100、L -2171、SH-210、L-2114、SE-232、L-533、L-534、L-539、M -6682B、L-626、L-627、L-3001、L-3111、L-3415、L-3002 L-3010、L-3222、L-3416、L-3003、L-3333、L-3417、L-217 1、L-3620、L-3630、L-3640、L-3170、L-3360、L-3350、L- 3555、L-3167、L-3150、L-3151、L-5309、SH-209、L-3184 どが挙げられる。

 また、東レ・ダウ・コーニング社製の商 名:SF-2964、SF-2962、SF-2969、SF-2971、SF-2902L、SF- 2904、SF-2908,SF=2909、SRX-274C、SZ-1328、SZ-1329,SZ-133 0、SZ-1336、SZ=1346、SZ-3601、SRX-294A、SRX-280A、SRX- 298、SH-190、SH-192、SH-194などが挙げられる。

 また、信越化学工業社製の商品名:F-327、F-34 5,F-305、F-242Tなどや、BYK Chemie社製の商品名:Si lbyk 9700、Silbyk 9705、Silbyk 9710などが挙げら る。
 整泡剤は、単独使用または2種類以上併用す ることができる。また、整泡剤の配合割合は 、高分子量ポリオール100質量部に対して、例 えば、0.1~3質量部、好ましくは、0.2~1.5質量部 である。

 その他の添加剤としては、例えば、上記 化防止剤(本発明のポリウレタン樹脂を弾性 成形用ポリウレタン樹脂として製造する場合 における酸化防止剤)、上記耐光安定剤(本発 のポリウレタン樹脂を弾性成形用ポリウレ ン樹脂として製造する場合における耐光安 剤)、上記多機能安定剤(本発明のポリウレ ン樹脂をRIM成形用ポリウレタン樹脂として 造する場合における多機能安定剤)などが挙 られる。

 そして、本発明のポリウレタン樹脂をポリ レタンフォームとして製造する場合におい は、ポリウレタンフォームの製造方法は、 に制限されず、公知の発泡方法を用いるこ ができる。
 例えば、原料として、ポリイソシアネート 分以外の成分(すなわち、必須成分として、 活性水素化合物成分、発泡剤およびウレタン 化触媒、任意成分として、架橋剤、整泡剤お よび添加剤)を、予め配合して、レジンプレ ックスを調製する。次いで、ポリイソシア ート成分とレジンプレミックスとを配合し 、発泡成形する。発泡成形には、例えば、 ラブ発泡成形法やモールド発泡成形法など 公知の方法が用いられる。

 なお、上記した各種成分(すなわち、必須成 分として、活性水素化合物成分、発泡剤およ びウレタン化触媒、任意成分として、架橋剤 、整泡剤および添加剤)は、例えば、レジン レミックスに、予め配合せずに、発泡直前 配合することもできる。
 ポリイソシアネート成分とレジンプレミッ スとの配合割合は、活性水素化合物成分中 活性水素基に対するポリイソシアネート成 中のイソシアネート基のモル比を百分率で わしたインデックス(INDEX)として、例えば、 70~180、好ましくは、80~150、より好ましくは、 85~130である。

 また、上記の製造では、メカニカルフロス 泡成形法を用いることができる。メカニカ フロス発泡成形法では、まず、レジンプレ ックスに空気を吹き込み、泡立てて、レジ プレミックスにおいて均一でミクロな泡を 形させ(エアーローディング)、次いで、ポ イソシアネートを混合して。60~130℃で反応 化させる。
 例えば、衣料用成形品、サニタリー用成形 などは、スラブ発泡成形により製造する。 体的には、まず、フォームをスラブ発泡成 し、その後、所定の大きさに裁断する。そ て、目的とする形状となるように、フォー を型に入れて熱成形することにより成形品 製造する。熱成形条件としては、例えば、1 80~220℃で数十秒から数分間加熱する。

 一方、靴用成形品、体圧分散用成形品な は、モールド発泡成形により製造する。具 的には、まず、例えば、予め40~70℃に温度 整した所望形状の型に、レジンプレミック およびポリイソシアネート成分を混合した 応液を注入し、その後、モールド内で発泡 形して、フォームを製造する。その後、塗 、接着などの工程を経て、目的とする成形 を製造する。

 上記により、本発明のポリウレタン樹脂を 例えば、軟質、半硬質、硬質または微発泡( 密度が、例えば、10~200kg/m 3 、好ましくは、20~80kg/m 3 、さらに好ましくは、25~70kg/m 3 。)のポリウレタンフォームとして得ること できる。
 そして、このようにポリウレタンフォーム して製造される本発明のポリウレタン樹脂 、短時間で発泡成形を完了でき(発泡開始か ら発泡完了までの時間が短く)、収縮性が低 、反発弾性の保持率に優れ、さらには、熱 紫外線の履歴が付与されても色相変化が少 く、クッション性および耐黄変性にも優れ 。

 そのため、このようにしてポリウレタン ォームとして製造される本発明のポリウレ ン樹脂は、マットレスやソファーなどの家 用品、ブラジャーや肩パッドなどの衣料用 、靴底などの靴用品、さらには、車両用の ッドやクッションなどの体圧分散用品、電 冷蔵庫や建築物の耐熱材、充填材、車両の ンドルなどの車両用品など、幅広い分野に いて用いることができる。

 次に、本発明を、製造例、合成例、実施例 よび比較例に基づいて説明するが、本発明 、下記の実施例によって限定されるもので ない。なお、以下の説明において、特に言 がない限り、「部」および「%」は質量基準 である。また、合成例などに用いられる測定 方法を、以下に示す。
1)1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ の製造
(ポリイソシアネートの加水分解性塩素濃度 測定)
 各1,4-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキ ンに含有される加水分解性塩素の濃度(以下 、HCと略する。)は、JIS K-1556(2000)の附属書3に 記載されている加水分解性塩素の試験方法に 準拠して測定した。

  製造例1(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン1(以下、1,4-BIC1とする。)の製造方 )
  13 C-NMR測定によるトランス/シス比が93/7の1,4-ビ (アミノメチル)シクロヘキサン(三菱瓦斯化 社製)を原料として、冷熱2段ホスゲン化法 加圧下で実施した。

 電磁誘導撹拌機、自動圧力調整弁、温度 、窒素導入ライン、ホスゲン導入ライン、 縮器および原料フィードポンプを備え付け ジャケット付き加圧反応器に、オルトジク ロベンゼン2500質量部を仕込んだ。次いで、 ホスゲン1425質量部をホスゲン導入ラインよ 加え撹拌を開始した。反応器のジャケット は冷水を通し、内温を約10℃に保った。そこ へ、1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキサン400 質量部をオルトジクロロベンゼン2500質量部 溶解した溶液を、フィードポンプにて60分か けてフィードし、30℃以下、常圧下で冷ホス ン化を実施した。フィード終了後、フラス 内は淡褐白色スラリー状液となった。

 次いで、反応器内液を60分で140℃に昇温 ながら0.25MPaに加圧し、さらに圧力0.25MPa、反 応温度140℃で2時間熱ホスゲン化した。また 熱ホスゲン化の途中でホスゲンを480質量部 加した。熱ホスゲン化の過程でフラスコ内 は淡褐色澄明溶液となった。熱ホスゲン化 了後、100~140℃で窒素ガスを100L/時で通気し 脱ガスした。

 次いで、減圧下で溶媒のオルトジクロル ンゼンを留去した後、ガラス製フラスコに 充填物(住友重機械工業株式会社製、商品名 :住友/スルザーラボパッキングEX型)を4エレメ ント充填した蒸留管、還流比調節タイマーを 装着した蒸留塔(柴田科学株式会社製、商品 :蒸留頭K型)および冷却器を装備する精留装 を用いて、138~143℃、0.7~1KPaの条件下、さら 還流しながら精留し、1,4-BIC1を382質量部得た 。

 得られた1,4-BIC1のガスクロマトグラフィー 定による純度は99.9%、APHA測定による色相は5 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は93/7であっ 。加水分解性塩素(HC)は19ppmであった。
  製造例2(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン2(以下、1,4-BIC2とする。)の製造方 )
   13 C-NMR測定によるトランス/シス比が41/59の1,4-ビ ス(アミノメチル)シクロヘキサン(東京化成工 業社製)を原料として、1,4-BIC1と同様の方法に て388質量部の1,4-BIC2を得た。得られた1,4-BIC2 ガスクロマトグラフィー測定による純度は99 .9%、APHA測定による色相は5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は41/59であっ 。HCは22ppmであった。

  製造例3(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン3(以下、1,4-BIC3とする。)の製造方 )
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、製造例1の1,4-B IC1を865質量部、製造例2の1,4-BIC2を135質量部装 入し、窒素雰囲気下、室温にて1時間撹拌し 。得られた1,4-BIC3のガスクロマトグラフィー 測定による純度は99.9%、APHA測定による色相は 5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は86/14であっ 。HCは19ppmであった。

  製造例4(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン4(以下、1,4-BIC4とする。)の製造方 )
 製造例1の1,4-BIC1を769質量部、製造例2の1,4-BI C2を231質量部用いた以外は、製造例3と同様の 操作にて、1,4-BIC4を得た。得られた1,4-BIC4の スクロマトグラフィー測定による純度は99.9% 、APHA測定による色相は5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は81/19であっ 。HCは20ppmであった。

  製造例5(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン5(以下、1,4-BIC5とする。)の製造方 )
 製造例1の1,4-BIC1を692質量部、製造例2の1,4-BI C2を308質量部用いた以外は、製造例3と同様の 操作にて、1,4-BIC5を得た。得られた1,4-BIC5の スクロマトグラフィー測定による純度は99.9% 、APHA測定による色相は5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は77/23であっ 。HCは20ppmであった。

  製造例6(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン6(以下、1,4-BIC6とする。)の製造方 )
 製造例1の1,4-BIC1を173質量部、製造例2の1,4-BI C2を827質量部用いた以外は、製造例3と同様の 操作にて、1,4-BIC6を得た。得られた1,4-BIC6の スクロマトグラフィー測定による純度は99.9% 、APHA測定による色相は5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は50/50であっ 。HCは21ppmであった。

  製造例7(1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ロヘキサン7(以下、1,4-BIC7とする。)の製造方 )
 製造例1の1,4-BIC1を577質量部、製造例2の1,4-BI C2を423質量部用いた以外は、製造例3と同様の 操作にて、1,4-BIC7を得た。得られた1,4-BIC7の スクロマトグラフィー測定による純度は99.9% 、APHA測定による色相は5、 13 C-NMR測定によるトランス/シス比は71/29であっ 。HCは21ppmであった。
2)エラストマーの合成および評価
(イソシアネート基末端プレポリマー溶液に 有されるイソシアネート基含量/単位:質量%)
 イソシアネート基末端プレポリマー溶液の ソシアネート基含量は、電位差滴定装置を いて、JIS K-1556に準拠したn-ジブチルアミン 法により測定した。

  合成例1(プレポリマー(A)の合成)
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、製造例1の1,4-B IC1を230.8質量部、数平均分子量2000のアジペー ト系ポリエステルポリオール(商品名:タケラ クU-2024、三井化学ポリウレタン社製、略号U -2024)を1000質量部装入し、窒素雰囲気下、80℃ にてイソシアネート基含量が4.70質量%になる で反応させ、イソシアネート基末端プレポ マー(A)(以下、プレポリマー(A)と略する。) 得た。

 合成例2(プレポリマー(B)の合成)
 製造例3の1,4-BIC3を230.8質量部用いた以外は 合成例1と同様の配合処方および操作にて、 レポリマー(B)を得た。
 合成例3(プレポリマー(C)の合成)
 製造例4の1,4-BIC4を230.8質量部用いた以外は 合成例1と同様の配合処方および操作にて、 レポリマー(C)を得た。

 合成例4(プレポリマー(D)の合成)
 製造例4の1,4-BIC4を197.6質量部、ヘキサメチ ンジイソシアネート(HDI、商品名:タケネート T-700、三井化学ポリウレタン社製)30.2質量部 用い、イソシアネート基含量が4.77質量%にな るまで反応させた以外は、合成例1と同様の 合処方および操作にて、プレポリマー(D)を た。

 合成例5(プレポリマー(E)の合成)
 製造例5の1,4-BIC5を230.8質量部用いた以外は 合成例1と同様の配合処方および操作にて、 レポリマー(E)を得た。
 合成例6(プレポリマー(F)の合成)
 製造例6の1,4-BIC6を230.8質量部用いた以外は 合成例1と同様の配合処方および操作にて、 レポリマー(F)を得た。

 合成例7(プレポリマー(G)の合成)
 製造例2の1,4-BIC2を230.8質量部用いた以外は 合成例1と同様の配合処方および操作にて、 レポリマー(G)を得た。
 これら、プレポリマーの配合を表1に示す。

  実施例1(エラストマー(A)の合成)
 予め80℃に調整したプレポリマー(A)1230.8質 部、耐熱安定剤(商品名:イルガノックス1135 チバスペシャルティケミカル社製)3.9質量部 触媒(オクチル酸錫、商品名:スタノクト、 ーピーアイコーポレーション社製)をジイソ ニルアジペート(商品名:DINA、ジェイ・プラ 社製)を用いて4質量%に希釈した溶液0.32質量 部をステンレス容器に入れ、スリーワンモー タ(商品名:HEIDON FBL3000、新東科学社製)を使用 して、600rpmの撹拌下、約1分間撹拌混合した 次いで、鎖伸長剤として予め80℃に調整した 1,4-ブタンジオール(和光純薬株式会社製、略 1,4-BD)61.4質量部を添加した。さらに約2分間 体が均一になるまで充分に撹拌したのち、 ちに真空脱泡を行い、混合液中の泡を取り いた。予め離型剤(商品名:ミラックスRS-102 ミヨシ油脂社製)を塗布し、100℃に温調した ート、ブロック、ボタン金型に泡が入らな ように注意しながら、混合液を流し込み、1 00℃にて22時間反応させた。その後、金型か エラストマー(A)を取り外し、室温23℃、相対 湿度50%の恒温恒湿条件下にて、4時間後に硬 を測定し、さらに7日間養生した後、物性測 に使用した。

  実施例2(エラストマー(B)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(B)1 230.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様の 配合処方および操作にて、エラストマー(B)を 得た。
  実施例3(エラストマー(C)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(C)1 230.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様の 配合処方および操作にて、エラストマー(C)を 得た。

  実施例4(エラストマー(D)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(D)1 227.8質量部、1,4-ブタンジオール62.2質量部を いた以外は、実施例1と同様の配合処方およ 操作にて、エラストマー(D)を得た。
  比較例1(エラストマー(E)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(E)1 230.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様の 配合処方および操作にて、エラストマー(E)を 得た。

  比較例2(エラストマー(F)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(F)1 230.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様の 配合処方および操作にて、エラストマー(F)を 得た。
  比較例3(エラストマー(G)の合成)
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(G)1 230.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様の 配合処方および操作にて、エラストマー(G)を 得た。

  評価
 各実施例および各比較例で得られたエラス マー(以下、各エラストマーと略する。)の 度、硬度発現性、圧縮永久歪、抗張力、軟 温度、および、DSC測定によるハードセグメ トの凝集温度を以下の方法で測定した。そ 結果を表2に示す。
<硬度:ShoreA>
 「JIS K-7311 ポリウレタン系熱可塑性エラス トマーの試験方法」に準じてShoreA硬さを測定 し、その結果を数値として示した。
<硬度発現性>
 各エラストマーを金型から取り出した後、 準状態に4時間静置した。直ちに硬度測定を 実施し、これを0日の値(A)とした。さらに7日 の硬度(B)を測定した。これらの値から次式 て、硬度発現性の値を得た。

     硬度発現性 = (B-A)/7
 値が小さくなるほど、脱型後の硬度変化が なく、硬度発現性に優れる。
<圧縮永久歪(単位:%)>
 「JIS K-6262 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-常 、高温及び低温における圧縮永久ひずみの め方」に準じて、大型試験片、温度23℃、試 験片を圧縮する割合を25%、保持時間22時間と て測定を行った。
<抗張力(単位:GPa)>
 「JIS K-7311 ポリウレタン系熱可塑性エラス トマーの試験方法」に記載の方法に準拠して 得られたシートを用いた引張試験を実施した 。試験片をJIS-3号ダンベルにて打ち抜き、引 試験機(東洋精器社製、商品名:全自動ゴム 張試験機 TYPE:AE-CT)にて、標線間20mm、引張速 度300mm/分の条件で測定を行った。得られた応 力-歪曲線の破断に至るまでの応力の面積(積 値)を抗張力とした。
<軟化温度(単位:℃)>
 Seiko Instruments社製、商品名:TMA/SS6000を用い 、JIS K-7196「熱可塑性プラスチックフィルム 及びシートの熱機械分析による軟化温度試験 方法」に従って測定を実施した。荷重0.49N、 素N2雰囲気下、昇温速度5℃/min、圧子の直径 は1.0mmのものを使用した。
<DSC測定によるハードセグメントの凝集温 (単位:℃)>
 示差走査熱量計(エスアイアイ・ナノテクノ ロジー社製、商品名:EXSTAR6000 PCステーション 、および、DSC220C)を使用して測定した。約8mg ポリウレタンを、アルミニウム製パンにで るだけ密着可能な形状となるように薄く切 して採取した。このアルミニウム製パンに バーを被せてクリンプしたものを測定用試 とした。同様にアルミナを採取したものを ファレンス試料とした。サンプルおよびリ ァレンスをセル内の所定位置にセットした 、流量40NmL/minの窒素気流下、試料を10℃/min 速度で-90℃まで冷却し、同温度で5分間保持 後、次いで、10℃/minの速度で270℃まで昇温し た。さらに270℃で5分間保持した後、-70℃ま 10℃/minの速度で冷却した。この冷却の間に れる発熱ピークの温度をハードセグメント 凝集温度と定義した。実施例3および比較例1 のDSC測定結果を図1に示す。なお、図1におい 、ハードセグメントの凝集温度を矢印で示 た。

3)光学用ポリウレタン樹脂(レンズ)の合成お び評価
 a)活性水素化合物成分が、ポリオール成分 ある場合
  合成例1(プレポリマー(A)の合成)
 攪拌装置、温度計、冷却管および窒素導入 を具備した反応器に、予め、加熱減圧操作 行い脱水した、平均水酸基価869mgKOH/g、平均 官能基数3のポリエーテルポリオール(開始剤: トリメチロールプロパン、商品名:アクトコ ルT-880、三井化学ポリウレタン株式会社製)10 0質量部、および、1,4-BIC3 505.1質量部を加え 窒素雰囲気下、90℃、3時間反応を行うこと より、NCO質量%が25.4質量%のイソシアネート 末端プレポリマー(A)(以下、プレポリマー(A) 略する。)を得た。

  合成例2(プレポリマー(B)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を用いた以外は、合 成例1と同様の配合処方および操作にて、プ ポリマー(B)を得た。
  合成例3(プレポリマー(C)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、合 成例1と同様の配合処方および操作にて、プ ポリマー(C)を得た。

  実施例1(光学用ポリウレタン樹脂(A)の合成 )
 窒素雰囲気下、上記したポリエーテルポリ ール(アクトコールT-880)に、上記したポリエ ーテルポリオール中の水酸基に対するプレポ リマー(A)中のイソシアネート基の当量比(NCO/ 酸基)が1.00となる量のプレポリマー(A)を添 し、23℃で3分間撹拌した後、撹拌しながら 1時間、真空脱泡し、反応混合液を得た。そ 後、予め、シリコーン系離型剤を塗布し、1 20℃に加温したモールドに、反応混合液を注 し、120℃、5時間熱硬化反応を行った。その 後、23℃、相対湿度55%の恒温恒湿環境下、光 用ポリウレタン樹脂(A)を取り出し、以下の 価を行った。

  実施例2(光学用ポリウレタン樹脂(B)の合成 )
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(B) 用いた以外は、実施例1と同様の配合処方お よび操作にて、光学用ポリウレタン樹脂(B)を 得た。
  比較例1(光学用ポリウレタン樹脂(C)の合成 )
 プレポリマー(A)に代えて、プレポリマー(C) 用いた以外は、実施例1と同様の配合処方お よび操作にて、光学用ポリウレタン樹脂(C)を 得た。

  評価
 各実施例および各比較例で得られた光学用 リウレタン樹脂(A)~(C)の外観、硬度、軟化温 度の差、貯蔵弾性率を以下の方法で測定した 。その結果を表3に示す。
<外観>
 目視により観察した。なお、外観の観察は 120℃、5時間熱硬化反応を行った後、23℃、 対湿度55%の恒温恒湿下、光学用ポリウレタ 樹脂を取り出し、同環境下、3日間静置した 試料を用いた。
<硬度:ShoreD>
 JIS K7312-1996の硬さ試験に準拠して、実施例 よび比較例の光学用ポリウレタン樹脂(A)~(C) の硬度を測定した。上記した<外観>と同 の試料を用いた。
<軟化温度の差(単位:℃)>
 熱機械分析計(Seiko Instruments社製、商品名:TM A/SS6000)を用いて、JIS K-7196「熱可塑性プラス ックフィルム及びシートの熱機械分析によ 軟化温度試験方法」に従って測定を実施し 。荷重0.49N、窒素雰囲気下、昇温速度5℃/min 、直径1.0mmの圧子を使用した。なお、軟化温 の差とは、上記実施例および比較例で記載 た120℃、5時間熱硬化反応を行った後、23℃ 相対湿度55%の恒温恒湿下、約12時間後の光 用ポリウレタン樹脂(A)~(C)の軟化温度(a/単位: ℃)と、前記した恒温恒湿下、3日間後の光学 ポリウレタン樹脂(A)~(C)の軟化温度(b/単位: )との差(b-a/単位:℃)である。
<170℃における貯蔵弾性率(単位:MPa)>
 動的粘弾性測定装置(レオメトリックス・フ ァー・イースト社製、商品名:RSA-III)を用いて 、熱硬化性ポリウレタンの貯蔵弾性率の温度 依存性を測定した。上記した<外観>と同 の試料を用いた。空気雰囲気下、室温から3 50℃まで、昇温速度5℃/min、測定周波数1Hzの 件で測定し、170℃における貯蔵弾性率を求 た。

 b)活性水素化合物成分がポリチオールであ 場合
 実施例1(光学用ポリウレタン樹脂(D)の合成)
 ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカ トプロピオネート)(三井化学社製)に、ペン エリスリトールテトラキス(3-メルカプトプ ピオネート)中のチオール基に対するイソシ アネート基の当量比(NCO/チオール基)が1.0とな る量の1,4-BIC3を添加し、反応混合液を得た。 いで、この反応混合液の全量100質量部に対 て、ジメチルチンジクロライド0.01質量部を 、気泡が混入しないように混合した。

 次いで、十分に脱泡した後、この反応混 液を離型処理したガラス製モールドに注入 た。30℃から120℃まで22時間かけて徐々に昇 温させながら、最終的に120℃下、5時間かけ 重合を行なった。重合反応終了後、室温ま 徐々に冷却し、1日後に光学用ポリウレタン 脂(D)(熱硬化性チオウレタン)をモールドか 取り出した。その後、さらに、23℃、相対湿 度55%の恒温恒湿下、5日間静置した後、以下 評価を行った。

 比較例1(光学用ポリウレタン樹脂(E)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作にて、光 用ポリウレタン樹脂(E)を得た。
  評価
 実施例および比較例で得られた光学用ポリ レタン樹脂(D)および(E)の外観、屈折率、耐 撃性、軟化温度の差を以下の方法で測定し 。その結果を表4に示す。
<外観>
 目視により観察した。なお、外観の観察は 120℃、5時間重合反応終了後、23℃、相対湿 55%の恒温恒湿下、光学用ポリウレタン樹脂( D)および(E)を取り出し、同環境下、5日間静置 した試料を用いた。
<軟化温度の差(単位:℃)>
 熱機械分析計(Seiko Instruments社製、商品名:TM A/SS6000)を用いて、JIS K-7196「熱可塑性プラス ックフィルム及びシートの熱機械分析によ 軟化温度試験方法」に従って測定を実施し 。荷重0.49N、窒素雰囲気下、昇温速度5℃/min 、直径1.0mmの圧子を使用した。なお、軟化温 の差とは、上記実施例および比較例で記載 た120℃、5時間の重合反応終了後、23℃、相 湿度55%の恒温恒湿下、約12時間後の光学用 リウレタン樹脂(D)および(E)の軟化温度(a/単 :℃)と、前記した恒温恒湿下、5日間後の光 用ポリウレタン樹脂(D)および(E)の軟化温度(b /単位:℃)との差(b-a/単位:℃)である。
<屈折率>
 ブルフリッヒ屈折計を用いて、20℃で測定 た。
<耐衝撃性(落球試験)>
 眼鏡レンズの衝撃性に関するFDA規格(1972年) 記載された手法に準拠して、落球試験を実 した。すなわち、光学用ポリウレタン樹脂( D)および(E)に対して、127cmの高さから鋼球を 下させた後に、硬化物の外観変化を目視観 して、下記の基準によって耐衝撃性を評価 た。

 なお、耐衝撃性の試験は、120℃、5時間重合 反応終了後、23℃、相対湿度55%の恒温恒湿下 光学用ポリウレタン樹脂(D)および(E)を取り し、同環境下、5日間静置した試料を用いた 。
  良好:642gの鋼球を落下させたが外観変化を 確認できなかった。
  不良:642gの鋼球を落下させると、硬化物の 割れが確認された。

4)水性ポリウレタン樹脂およびフィルムの合 および評価
(イソシアネート基末端プレポリマーのカル キシル基濃度/単位:mmol/g)
 イソシアネート基末端プレポリマーの親水 濃度は、電位差滴定装置(平沼産業株式会社 製、モデル:COM-980)を用いて中和滴定法により 求めた。
 より具体的には、TEAを添加する前のプレポ マー溶液を1.5g程度秤量し、予め調製した40m lのトルエン/エタノール混合溶媒(トルエン/ タノールの体積比が2/1)に溶解した。次いで 0.1mol/Lのエタノール性水酸化カリウム(力価 き滴定用試薬)を用いた電位差滴定を行い、 カルボキシル基濃度を測定した。

 なお、測定した試料は、プレポリマーのア トニトリル溶液であるため、仕込んだ溶媒 量に基づいてプレポリマーの質量に補正し 実測値からプレポリマーのカルボキシル基 度を算出した。
(イソシアネート基末端プレポリマーのオキ エチレン基濃度/単位:質量%)
 重水素化クロロホルム5mLにイソシアネート 端プレポリマーを0.5g溶解させた。さらに内 部標準物質として重水素化クロロホルムに溶 解させたテトラクロロエタンを一定量加えた 。この溶液の 1 H-NMR(JEOL製、JNM-AL400)によりオキシエチレン基 度を測定した。

  製造例1(ポリオキシエチレン側鎖含有ジオ ール(A)の合成)
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、数平均分子量 1000のメトキシポリエチレングリコール1000質 部(東邦化学工業株式会社製)と1,6-ヘキサメ レンジイソシアネート(商品名:タケネート-7 00、三井化学ポリウレタン株式会社製)1682質 部とを仕込み、窒素雰囲気下90℃で9時間反 させた。得られた反応液を薄膜蒸留して、 反応の1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート 取り除き、ポリオキシエチレン基含有モノ ソシアネートを得た。次いで、攪拌機、温 計、還流管、および、窒素導入管を備えた4 つ口フラスコに、ジエタノールアミン82.5質 部を仕込み、窒素雰囲気下、空冷しながら 記モノイソシアネート917.5質量部を、反応温 度が70℃を越えないように徐々に滴下した。 下終了後、約1時間、窒素雰囲気下において 70℃で攪拌し、イソシアネート基が消失した とを確認し、ポリオキシエチレン側鎖含有 オール(A)を得た。

 ポリオキシエチレン側鎖含有ジオール(A)中 オキシエチレン基濃度は、 1 H-NMRにて実測した結果、76質量%であった。
  合成例1(プレポリマー溶液(A)の合成)
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、1,4-BIC3を265質 部、予め110℃に加熱し、減圧乾燥した数平 分子量2000のアジペート系ポリエステルポリ オール(商品名:タケラックU-5620、三井化学ポ ウレタン株式会社製、以下、U-5620と略する )を1000質量部、アセトニトリル(以下、ANと する。)を1366質量部、および、ポリエステル ポリオールと同様に加熱し、減圧乾燥したジ メチロールプロピオン酸(以下、DMPAと略する )を59質量部装入し、窒素雰囲気下、75℃で8 間反応させた。これにより、イソシアネー 基含量が1.10質量%のイソシアネート基末端 レポリマー溶液(以下、プレポリマー溶液)を 得た。

 次いで、この反応液を20℃まで冷却し、ト エチルアミン(以下、TEAと略する。)を42質量 添加した。すなわち、イソシアネート基末 プレポリマー中の親水基(カルボキシル基) 対して、0.95の当量となるように、TEAを添加 た。
 その後、同温度にて、30分間撹拌混合する とにより、TEAによってカルボン酸が中和さ たイソシアネート基末端プレポリマー(以下 プレポリマーと略する。)溶液(A)を得た。得 られたプレポリマー溶液(A)の合成条件の詳細 および性状を表5に示す。

 なお、表5において、「イソシアネート基の 当量比」とは、高分子量ポリオールおよび親 水基含有活性水素化合物中の水酸基に対する 、ポリイソシアネート成分中のイソシアネー ト基の当量比(NCO/水酸基)を示す。
  合成例2(プレポリマー溶液(B)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を265質量部用いた以 外は、合成例1と同様の操作にて、イソシア ート基含量が1.13質量%のプレポリマー溶液(B) を得た。得られたプレポリマー溶液(B)の合成 条件の詳細および性状を表5に示す。

  合成例3(プレポリマー溶液(C)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を265質量部用いた以 外は、合成例1と同様の操作にて、イソシア ート基含量が1.16質量%のプレポリマー溶液(C) を得た。得られたプレポリマー溶液(C)の合成 条件の詳細および性状を表5に示す。
  合成例4(プレポリマー溶液(D)の合成)
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、1,4-BIC3を184質 部、予め110℃に加熱し、減圧乾燥したU-5620 1000質量部、ANを502質量部、アセトンを627質 部、および、ポリエステルポリオールと同 に加熱し、減圧乾燥したポリオキシエチレ 側鎖含有ジオールを142質量部装入し、窒素 囲気下、75℃で7時間反応させた。これによ 、イソシアネート基含量が1.01質量%のプレ リマー溶液(D)を得た。得られたプレポリマ 溶液(D)の合成条件の詳細および性状を表5に す。

  合成例5(プレポリマー溶液(E)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を184質量部用いた以 外は、合成例4と同様の操作にて、イソシア ート基含量が1.02質量%のプレポリマー溶液(E) を得た。得られたプレポリマー溶液(E)の合成 条件の詳細および性状を表5に示す。
合成例6(プレポリマー溶液(F)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を184質量部用いた以 外は、合成例4と同様の操作にて、イソシア ート基含量が1.02質量%のプレポリマー溶液(F) を得た。得られたプレポリマー溶液(F)の合成 条件の詳細および性状を表5に示す。

  実施例1(水性ポリウレタン樹脂(A)の合成)
 予め10℃に調整したイオン交換水1000質量部 3L容積のステンレス容器に入れ、ホモディ パー(商品名:T.K.ホモディスパー、プライミ ス社製)を使用して、2000rpmの撹拌下、予め20 に調整したプレポリマー溶液(A)750質量部を 々に添加して分散させた。

 次いで、ヒドラジン2.99質量部を、20質量%水 溶液に調製した鎖伸長剤液14.9質量部を発熱 注意しながら徐々に加えた。なお、プレポ マー中のイソシアネート基に対する鎖伸長 中のアミノ基の当量比(以下、鎖伸長剤の当 比と略する。)は、0.95とした。
 また、ヒドラジンは、ヒドラジン一水和物( 和光純薬工業株式会社製)を用いたが、ヒド ジンの質量部は、ヒドラジン一水和物に相 する(以下の実施例および比較例における、 伸長剤の当量比およびヒドラジンの使用量 関する記載についても同様である。)。

 そして、鎖伸長剤液の添加後、10~25℃にて 2時間撹拌し、鎖伸長反応させた。さらに、A Nを減圧下、留去させることにより、固形分35 質量%の水性ポリウレタン樹脂(A)の水分散液 得た。得られた水性ポリウレタン樹脂(A)の 成条件の詳細および性状を表6に示す。
  実施例2(水性ポリウレタン樹脂(B)の合成)
 プレポリマー溶液(B)を用い、鎖伸長剤とし 、ヒドラジン3.07質量部を、20質量%水溶液に 調製した鎖伸長剤液を15.4質量部用いた以外 、実施例1と同様の条件および操作にて、水 ポリウレタン樹脂(B)の水分散液を得た。得 れた水性ポリウレタン樹脂(B)の合成条件の 細および性状を表6に示す。

  実施例3(水性ポリウレタン樹脂(C)の合成)
 攪拌機、温度計、還流管、および、窒素導 管を備えた4つ口フラスコに、プレポリマー 溶液(D)を750質量部装入し、30℃まで加温した 次いで、予め20℃に調整したイオン交換水10 00質量部を徐々に添加して水性化し、ヘキサ チレンジアミン(和光純薬工業株式会社製、 以下、HDAと略する。)9.85質量部を、20質量%水 液に調製した鎖伸長剤液を49.2質量部加えて 鎖伸長した。

 そして、鎖伸長剤液の添加後、10~25℃にて 2時間撹拌し、鎖伸長反応させた。さらに、A Nおよびアセトンを減圧下、留去させること より、固形分35質量%の水性ポリウレタン樹 (C)の水分散液を得た。得られた水性ポリウ タン樹脂(C)の合成条件の詳細および性状を 6に示す。
  実施例4(水性ポリウレタン樹脂(D)の合成)
プレポリマー溶液(E)を用い、鎖伸長剤として 、HDA9.92質量部を、20質量%水溶液に調製した 伸長剤液を49.6質量部用いた以外は、実施例3 と同様の条件および操作にて、水性ポリウレ タン樹脂(D)の水分散液を得た。得られた水性 ポリウレタン樹脂(D)の合成条件の詳細および 性状を表6に示す。

  比較例1(水性ポリウレタン樹脂(E)の合成)
 プレポリマー溶液(C)を用い、鎖伸長剤とし 、ヒドラジン3.15質量部を、20質量%水溶液に 調製した鎖伸長剤液を15.8質量部用いた以外 、実施例1と同様の条件および操作にて、水 ポリウレタン樹脂(E)の水分散液を得た。得 れた水性ポリウレタン樹脂(E)の合成条件の 細および性状を表6に示す。

  比較例2(水性ポリウレタン樹脂(F)の合成)
 プレポリマー溶液(F)を用い、鎖伸長剤とし 、HDA9.94質量部を、20質量%水溶液に調製した 鎖伸長剤液を49.7質量部用いた以外は、実施 3と同様の条件および操作にて、水性ポリウ タン樹脂(F)の水分散液を得た。得られた水 ポリウレタン樹脂(F)の合成条件の詳細およ 性状を表6に示す。

  評価
 各実施例および各比較例で得られた水性ポ ウレタン樹脂(以下、各水性ポリウレタン樹 脂と略する。)の耐酸性(耐オレイン酸性)、軟 化温度、破断強度、破断伸びおよび強度発現 性を、以下の方法で測定した。その結果を表 6に示す。
<試験サンプルの作成>
 水性ポリウレタン樹脂(A)、(B)および(E)を、 セトンで脱脂したOHPフィルム上にアプリケ ターを用いて塗布し、110℃で1時間乾燥する ことで、厚さ約60μmのフィルムを得た。その 、当該フィルムを、23℃、相対湿度55%の実 室で1週間養生した。これにより、試験サン ルを作製した。

 水性ポリウレタン樹脂(C)、(D)および(F)を、 ラスチックトレイに入れ、90℃以上の飽和 蒸気を約1分間当てることで凝固させた。一 夜、23℃、相対湿度55%の実験室内にて静置 た後、110℃で2時間乾燥することで、厚さ約2 50μmのフィルムを得た。その後、当該フィル を、23℃、相対湿度55%の実験室で1週間養生 た。これにより、試験サンプルを作製した
<耐オレイン酸性(単位:%)>
 各水性ポリウレタン樹脂の試験サンプルを1 ×10cmのサイズに切り出し、この試験サンプル の質量を測定した。次いで、23℃にてオレイ 酸(和光純薬工業株式会社製)に7日間浸漬し 。浸漬後、試験サンプルの質量測定前に、 験サンプルの表面に付着したオレイン酸を 早く拭き取った。そして、浸漬後の試験サ プルの質量を測定した。オレイン酸への浸 前後の試験サンプルの質量から、次式にて 耐オレイン酸性(%)を計算した。

     耐オレイン酸性(%) = (浸漬後の試験 ンプルの質量(g)-浸漬前の試験サンプルの質 (g))/浸漬前の試験サンプルの質量(g)×100
<軟化温度(単位:℃)>
 各水性ポリウレタン樹脂の試験サンプルを 幅5mm、長さ50mmのサイズにダンベルで打ち抜 いた。次いで、この試験サンプルに対して、 動的粘弾性測定装置(アイティ計測制御社製 モデル:DVA-200)を用いて、引張モード、標線 長25mm、昇温速度5℃/min、測定周波数10Hzの条 で、試験サンプルの動的粘弾性を測定した ゴムもしくは皮革状平坦領域の貯蔵弾性率 変曲する領域にて、貯蔵弾性率のそれぞれ 接線の交点を求め、この温度を軟化温度と 義した。
<破断強度(TS)(単位:%)>
 各水性ポリウレタン樹脂の試験サンプルを 幅1cm、長さ10cmのサイズにダンベルで打ち抜 いた。次いで、この試験サンプルに対して、 引張圧縮試験機(インテスコ社製、Model205N)を いて、23℃、引張速度300mm/min、チャック間 離50mmの条件で引張試験した。これにより、 水性ポリウレタン樹脂の破断強度(TS)を測定 した。
<破断伸び(EL)(単位:%)>
 各水性ポリウレタン樹脂の試験サンプルを 幅1cm、長さ10cmのサイズにダンベルで打ち抜 いた。次いで、この試験サンプルに対して、 引張圧縮試験機(インテスコ社製、Model205N)を いて、23℃、引張速度300mm/min、チャック間 離50mmの条件で引張試験した。これにより、 水性ポリウレタン樹脂の破断伸び(EL)を測定 した。
<強度発現性(単位:MPa/日)>
 試験サンプル作成における110℃での熱処理 了後、23℃、相対湿度55%の室内にて1時間静 した後の引張試験における破断強度をTS1(MPa )とし、7日経過後の引張試験における破断強 をTS2(MPa)として、下記式から強度発現性を めた。

     強度発現性 = (TS2-TS1)/7

5)粒子状ポリウレタン樹脂およびスラッシュ 形品の合成および評価
 a)分散安定剤(I)の製造
 アジペート系ポリエステルポリオール(商品 名:U-2610、三井化学ポリウレタン社製)2000質量 部、無水マレイン酸98質量部を、攪拌機付の3 つ口フラスコに入れ、窒素気流下、徐々に昇 温後、150℃、20時間で撹拌した。さらに、窒 バブリングしながら、2.66kPaの減圧下、170℃ まで徐々に温度を上げて、同温度にて5時間 拌し、不飽和結合含有ポリオールを得た。

 窒素雰囲気下、70℃に昇温後、不飽和結合 有ポリオール1300質量部に対して、イソシア 酸エチル200質量部を徐々に滴下し、75~80℃ て6時間反応させて、分子末端にウレタン結 を有する不飽和結合含有化合物を合成した
 次いで、その不飽和結合含有化合物を130℃ 0.66kPa以下の条件下で減圧処理した。さらに 、不飽和結合含有化合物6077質量部に対して 酢酸ブチル11547質量部を添加して、均一な溶 液を調製した後、十分に窒素置換して、110℃ に昇温した。

 窒素雰囲気下、110℃で、予め、ラウリルメ クリレート21270質量部と過酸化ベンゾイル11 00質量部とを混合したモノマー液を約1時間で 滴下した。110~120℃で2時間反応した後、さら 130℃で2時間反応した。固形分質量約65質量% の分散安定剤(I)を得た。
 b)粒子状ポリウレタン樹脂の合成
  実施例1(粒子状ポリウレタン樹脂(A)合成)
 窒素導入管、温度計、冷却管および攪拌装 を具備した反応容器に、高分子量ポリオー として、タケラックU-2420(アジペート系ポリ エステルポリオール、三井化学ポリウレタン 社製)250.08質量部およびタケラックU-2024(アジ ート系ポリエステルポリオール、三井化学 リウレタン社製)300.5質量部、酸化防止剤と てイルガノックス245(チバスペシャリティケ ミカルズ社製)3.1質量部、ベンゾトリアゾー 系紫外線吸収剤としてチヌビン571(チバスペ ャリティケミカルズ社製)3.1質量部、ヒンダ ードアミン系耐光安定剤としてチヌビン765( バスペシャリティケミカルズ社製)3.1質量部 ポリイソシアネート成分として1,4-BIC3 97.22 量部を装入し、よく攪拌しながら80~85℃に 温させた。

 次いで、モノオールとして2-エチルヘキシ アルコール(和光純薬工業株式会社製)2.26質 部を一括装入した。約2時間反応を継続させ 後、NCO質量%が2.73質量%まで低下しているこ を確認して、イソシアネート基末端プレポ マーを得た。
 その後、該プレポリマーに対して、予め混 しておいた分散安定剤(I)0.4質量部とn-ヘプ ン20質量部とを、反応器に一括装入し、約0.5 時間かけてイソシアネート基末端プレポリマ ーを分散させた。その後、該プレポリマーに 対して、n-ヘプタン50質量部を装入して、約0. 5時間かけてイソシアネート基末端プレポリ ーを分散させた。

 次いで、1,4-ブタンジオール(和光純薬株式 社製)19.36質量部を分割装入後、同温度で5時 反応させ、熱可塑性ポリウレタン樹脂の分 液を得た。
 続いて、その分散液を30℃以下に冷却し、 過により固体分を採取した。
 次いで乾燥機に、固体分100質量部、離型剤 してTSF-451-3000(シリコーンオイル、GE東芝シ コーン社製)0.5質量部、ブロッキング防止剤 (商品名:PM032D、ガンツ化成社製)0.3質量部を装 入し、減圧下で攪拌しながら40℃にて3時間乾 燥した。その後、内容物を25℃以下に冷却し 後、排出し、粒子状ポリウレタン樹脂(A)を た。

 得られた粒子状ポリウレタン樹脂(A)100質量 に、顔料として、0.6質量部のカーボンブラ ク/炭酸カルシウム分散体(商品名:PV-817、住 カラー社製)および0.4質量部のカーボンブラ ック/炭酸カルシウム分散体(住化カラー社製 商品名;PV-801)を、ヘンシェルミキサーに投 し、回転速度700min -1 で1分間攪拌した。次いで、48メッシュのふる いを通過させた後、さらに、200メッシュのふ るいを通過させて、粒子状ポリウレタン樹脂 (A)を着色した。

  実施例2(粒子状ポリウレタン樹脂(B)の合成 )
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作により、 子状ポリウレタン樹脂(B)を得た。
 比較例1(粒子状ポリウレタン樹脂(C)の製造)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作により、 子状ポリウレタン樹脂(C)を得た。

 なお、各実施例および比較例により得ら た、粒子状ポリウレタン樹脂(以下、各パウ ダーと略する。)の、上記添加剤(顔料)配合前 における平均粒子径は、110~170μm程度であっ 。各パウダーの体積平均粒子径は、粒度分 計(日機装社製、型式:MICROTRAC HRA)を、n-ヘプ ンで置換し、n-ヘプタンに分散させた各パ ダーの体積平均粒子径を測定することによ 、求めた。平均粒子径は、体積分率の粒径 布カーブにおける50%の累積パーセントの値 した。

  評価
<脱型可能時間(単位:min)>
 オーブンにより、シボつきの金型を250℃に 熱した後、各パウダー300gを縦15cm、横15cmの 型上にふりまき、8秒間静置させた後、溶融 しなかった余分のパウダーを払い落とした。 次いで、270℃で60秒間静置した後、オーブン ら取り出して30秒後に、23℃の水に金型を30 間浸漬して水冷し、厚さ1mmのシートを取り した。

 脱型後のシートの縦の長さをL2(mm)、金型の の長さをL1(mm)としたときに、次式で求めら る絶対値を、シートの寸法変化率と定義し 寸法変化率が1.5%未満で脱型できる時間を測 定した。
     寸法変化率=|(L2-L1)×100/L1|
 そして、各パウダーによりシートを成形し 後、以下の方法により、得られたシートの 性を測定した。その結果を表7に示す。
<シートの50%モジュラス(単位:MPa)>
 シートの50%モジュラスは、JIS K-6251に記載 方法に準じて、測定した。シートをJIS-4号ダ ンベルにて打ち抜き、引張試験機(商品名:万 引張試験装置RTA-500型、オリエンテック社製 )にて、引張速度300mm/minの条件で伸長し、50% ジュラスを求めた。
<シートの軟化温度(単位:℃)>
 動的粘弾性測定装置(レオメトリックス・フ ァー・イースト社製、商品名:RSA-III)を用いて 、シートの貯蔵弾性率の温度依存性を測定し た。-90℃~200℃において、昇温速度5℃/min、測 定周波数10Hzの条件で測定し、ゴム状もしく 皮革状平坦領域の貯蔵弾性率が変曲する領 にて、貯蔵弾性率のそれぞれの接点の交点 求め、この温度を軟化温度と定義した。

6)弾性成形用ポリウレタン樹脂および弾性成 品の合成および評価
  実施例1(弾性成形品(A)の合成)
 窒素雰囲気下、撹拌翼、温度計および水冷 コンデンサーを装着した反応機に、予め減 脱水処理した、数平均分子量2000のアジペー ト系ポリエステルポリオール(商品名:タケラ クU-7020、三井化学ポリウレタン株式会社製) (以下、U-7020と略する。)100質量部と、同じく め減圧脱水処理した、数平均分子量2000のポ リテトラメチレンエーテルグリコール(商品 :PolyTHF2000、BASFジャパン株式会社製)(以下、Po lyTHFと略する。)100質量部と、1,4-BIC3を30.8質量 部とを、U-7020およびPolyTHFの水酸基に対する1, 4-BIC3のイソシアネート基の当量比(NCO/水酸基) が1.59となるように仕込み、80℃まで昇温した 。

 次いで、撹拌しながら、80℃で1時間反応さ た後、触媒として、ジブチル錫ジラウレー (和光純薬工業株式会社製)を0.002質量部添加 した。
 次いで、同温度にてイソシアネート基含量 2.05質量%になるまで反応させ、イソシアネ ト基末端ポリウレタンプレポリマー(以下、 レポリマーと略する。)(A)を得た。

 次いで、プレポリマー(A)の濃度が10質量%と るように、予め、モレキュラーシーブス4A 浸漬していたN,N’-ジメチルアセトアミド(有 機合成グレード、和光純薬工業株式会社製)( 下、DMAcと略する。)を、30℃以下に温度を下 げたプレポリマー(A)に添加して、プレポリマ ーを溶解させた。
 その後、プレポリマー(A)のDMAc溶液の温度が 20℃を越えないように、3.26質量部のエチレン ジアミン(以下、EDAと略する。)と0.25質量部の ジエチルアミン(以下、DEAと略する。)との混 アミンの1.08質量%のDMAc溶液(以下、アミン溶 液と略する。)を滴下して、鎖伸長反応させ 。EDAとDEAのアミノ基濃度の比率は、それぞ 94.2モル%および5.8モル%であり、プレポリマ (A)のDMAc溶液中のイソシアネート基に対する 混合アミンのアミノ基の当量比は1.001であ 。

 アミン溶液を滴下後、室温で2時間反応さ せた後、60℃まで昇温し、同温度にて2時間反 応させた。次いで、安定剤としてIrganox245(チ ・ジャパン株式会社製)1.17質量部、Tinuvin765( チバ・ジャパン株式会社製)1.17質量部、Tinuvin 213(チバ・ジャパン株式会社製)1.17質量部を添 加し、弾性成形用ポリウレタン樹脂(A)のDMAc 液を得た。

 そして、ガラス板上に、厚みが100μmとなる うに弾性成形用ポリウレタン樹脂(A)のDMAc溶 液を注ぎ、窒素雰囲気下、40℃で24時間、常 でDMAcを留去させた。
 次いで、60℃に昇温後、同温度で5時間乾燥 た。さらに同温度で、7時間減圧することに より、DMAcを留去し、さらに100℃、1時間加熱 、弾性成形品(A)を得た。

  実施例2(弾性成形品(B)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を30.8質量部使用し 以外は実施例1と同様の配合処方および操作 て、弾性成形品(B)を得た。
  比較例1(弾性成形品(C)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を30.8質量部使用し 以外は実施例1と同様の配合処方および操作 て、弾性成形品(C)を得た。

  評価
 各実施例および比較例で得られた弾性成形 (以下、各弾性成形品と略する。)の繰り返 伸張変形後の残留歪、軟化温度、破断強度 破断伸びおよび強度発現性を以下の方法で 定した。結果を表8に示す。
<繰返し伸長変形後の残留歪み(単位:%)>
 短冊状の各弾性成形品に対して、23℃、相 湿度55%の実験室内に設置した引張試験機(モ ル:205型、インテスコ社製)を用いて、引張 験を行なった。より具体的には、引張方向 30mmの試料長(L1)であるフィルムを、引張速度 500mm/minで200%まで伸長する操作を5回繰り返し 。

 5回目に300%まで伸長した後、その状態で60秒 間保持した。次いで、応力が検出されなくな るまで、この伸長を回復させた時の試料長(L2 )を測定した。
 そして、以下の式を用いて繰返し伸長変形 の残留歪みを算出した。
     残留歪み = {(L2-L1)/L1}×100
<軟化温度(単位:℃)>
 各弾性成形品を、幅5mm、長さ50mmのサイズに ダンベルで打ち抜いた。次いで、この弾性成 形品に対して、動的粘弾性測定装置(アイテ 計測制御社製、モデル:DVA-200)を用いて、引 モード、標線間長25mm、昇温速度5℃/min、測 周波数10Hzの条件で、弾性成形品の動的粘弾 を測定した。ゴムもしくは皮革状平坦領域 貯蔵弾性率が変曲する領域にて、貯蔵弾性 のそれぞれの接線の交点を求め、この温度 軟化温度と定義した。
<破断強度(TS)(単位:%)>
 各弾性成形品を、幅1cm、長さ10cmのサイズに ダンベルで打ち抜いた。次いで、この各弾性 成形品に対して、引張圧縮試験機(インテス 社製、Model205N)を用いて、23℃、引張速度300mm /min、チャック間距離50mmの条件で引張試験し 。これにより、各弾性成形品の破断強度(TS) を測定した。
<破断伸び(EL)(単位:%)>
 各弾性成形品を、幅1cm、長さ10cmのサイズに ダンベルで打ち抜いた。次いで、この弾性成 形品に対して、引張圧縮試験機(インテスコ 製、Model205N)を用いて、23℃、引張速度300mm/mi n、チャック間距離50mmの条件で引張試験した これにより、各弾性成形品の破断伸び(EL)を 測定した。
<強度発現性(単位:MPa/日)>
 弾性成形品作成における100℃での熱処理終 後、23℃、相対湿度55%の室内にて1時間静置 た後の引張試験における破断強度をTS1(MPa) し、7日経過後の引張試験における破断強度 TS2(MPa)として、下記式から強度発現性を求 た。

     強度発現性 = (TS2-TS1)/7

7)反応射出成形用ポリウレタン樹脂および反 射出成形品の合成および評価
 a)NBDIイソシアヌレート変性体の調製
 窒素雰囲気下、50℃でノルボルネンジイソ アネート(商品名:コスモネートNBDI、三井化 社製、以下、NBDIと略する。)430.0質量部と、 化カリウム1.70質量部とを5時間攪拌し、混 した後、ろ過を行なった。このろ液に、ジ チル錫ジラウレートを0.043質量部添加し、液 相に窒素をバブリングしながら、減圧脱気を 行った。

 さらに、そのろ液を40℃に昇温し、その 液に、予め調製したイソシアヌレート化触 (弗化カリウム(城北化学社製)およびポリエ レングリコール(水酸基価400mgKOH/g、以下、PEG 400と略する。)を室温で3時間混合し、1.6質量% の弗化カリウムのPEG400溶液としたイソシアヌ レート化触媒)を、40~45℃の反応温度にて、0.8 85質量部滴下し、17時間反応を行った。

 その後、反応停止剤(商品名:JP-506H、城北化 社製)を0.06質量部添加し、40~45℃で1時間攪 することにより、NBDIのイソシアヌレート変 体を含有したポリイソシアネート混合物を た。
 得られたポリイソシアネート混合物のNCO質 %は、32.1%であり、NBDIのイソシアヌレート変 性体の含有量(測定法:GPC)は、38.1%であった。 下、このポリイソシアネート混合物を、NBDI ヌレートマスと略する。

  実施例1
 窒素雰囲気下、撹拌機を装着した反応器に 1,4-BIC3 70質量部、および、NBDIヌレートマス  30質量部を仕込み、減圧脱気しながら、撹 混合し、ポリイソシアネート成分を調製し 。
 一方、別の撹拌機を装着した反応器に、ポ エーテルポリオール(商品名:EP-950P、三井化 ポリウレタン社製)100質量部、1,4-ブタンジ ール(三菱化学社製)35質量部、ウレタン化触 であるジブチルチンジネオデカノエート(GE リコーン社製、商品名:UL-28)0.5質量部、およ び、消泡剤(日本ユニカー社製、商品名:SAG-47) 0.5質量部を添加し、70℃にて、減圧脱気しな ら、30分間、撹拌混合し、ポリオール成分 調製した。

 反応射出成形用ポリウレタン樹脂、すなわ 、上記したポリイソシアネート成分および リオール成分を、金型に固定されている2成 分高圧発泡機のミキシングヘッド内で混合し 、ゲートからアルミニウム製試験金型内に射 出し、反応射出成形品が脱型可能な時間、す なわち、表9に記載の脱型時間で脱型して、 応射出成形品(1)を得た。
 ポリイソシアネート成分およびポリオール 分の配合比は、NCOインデックス(NCO/OH)100で 出した。

 なお、成形条件は、以下の通りである。ま 、金型の成形面には、予め水系シリコーン 離型剤を塗布した。
 射出速度:400g/sec
 ポリイソシアネート成分原料温度:45℃
 ポリオール成分原料温度:45℃
 金型寸法:460×380×1mm
 金型温度:70℃
  実施例2
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作にて、反 射出成形品(2)を得た。

  比較例1
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作にて、反 射出成形品(3)を得た。
  評価
<脱型時間(単位:秒)>
 各実施例および比較例における、ポリイソ アネート成分およびポリオール成分の配合 と同様の配合比で混合したポリイソシアネ ト成分とポリオール成分との混合液に、触 を添加し、減圧・撹拌を開始した時点から ゲル化したポリウレタン樹脂を金型から離 可能な時間を測定した。測定時間を各実施 および比較例の脱型時間(DT)とした。

 各実施例および比較例で得られた反応射出 形品(以下、各成形品と略する。)のshore-A硬 、軟化温度および引き裂き抵抗発現性を、 下の方法で測定した。これらの結果を表9に 示す。
<Shore-A硬度>
 JIS K6301(1969)に記載の加硫ゴム試験方法に準 拠して、各成形品のShore-A硬度を測定した。
<軟化温度(単位:℃)>
 各成形品を、ダンベルにより、幅5mm、長さ5 0mmのサイズに打ち抜いた。次いで、このサン プルに対して、動的粘弾性測定装置(モデル:D VA-200、アイティ計測制御社製)を用いて、引 モード、標線間長25mm、昇温速度5℃/min、測 周波数1Hzの条件で、動的粘弾性の温度分散 測定した。ゴムもしくは皮革状平坦領域の 蔵弾性率が変曲する領域にて、貯蔵弾性率 それぞれの接線の交点を求め、この温度を 化温度と定義した。
<引裂き抵抗発現性(単位:N/mm・日)>
 金型から脱型後、4時間経過した成形品につ いて、JIS K6301(1969)に記載の加硫ゴム試験方 に準拠して、引裂き試験を行い、各成形品 引裂き抵抗(TR)を測定した。その結果をTR0と た。

 さらに、脱型後、23℃、相対湿度55%の恒温 湿環境下、2日静置した成形品のTRを測定し 得られた値をTR2とした。これらの値から次 式に従って、引裂き抵抗発現性を求めた。
     引裂き抵抗発現性 = (TR2-TR0)/2
 値が小さいほど、物性の発現性が良好と判 する。

8)二液硬化型ポリウレタン樹脂および塗膜の 成および評価
  実施例1(二液硬化型ポリウレタン樹脂(A)お よび塗膜(A)の合成)
 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管およびジ ロート冷却管を装着した反応機に、窒素ガ 雰囲気下、1,4-BIC3 338.11質量部、および、ド デシルアルコール32.38質量部を仕込み、85℃ 昇温し、同温度で4時間反応させた。

 次いで、90℃に昇温し、同温度にて、触媒 あるオクチル酸ビスマスを0.007質量部添加し て、1時間反応させた。
 その後、100℃に昇温し、同温度で4時間反応 させた後、FT-IRおよびNCO質量%の測定を行い、 イソシアネート基濃度を確認後、さらに、オ クチル酸ビスマスを0.01質量部添加した。引 続き、100℃にて、8時間反応を継続した。そ 後、触媒失活剤として、o-トルエンスルホ 酸アミド0.02質量部を添加し、触媒を失活さ て、反応を停止させた。

 薄膜蒸発器で処理することにより、得られ 反応液から、未反応の1,4-BIC3を除去して、 黄色透明のポリイソシアネート成分を得た
 このポリイソシアネート成分と、市販のア リルポリオール(商品名:アクリディックA-801 、DIC社製)とを、アクリルポリオール中の水 基に対するポリイソシアネート成分中のイ シアネート基の当量比(NCO/水酸基)が1.0とな ように配合し、反応混合液(二液硬化型ポリ レタン樹脂(A))を調製した。

 なお、実施例1におけるポリイソシアネー ト成分は、NMR、FT-IRおよびGPC測定より、アロ ァネート/イソシアヌレート組成比が82/18で ることが確認された。また、ウレタン基は 質的に認められなかった。未反応の1,4-BIC3 含有量は0.5質量%であり、NCO質量%は、13.6%で った。また、酢酸エチルに1000質量%以上希 しても白濁せず、完全に溶解していた。

 次いで、得られた二液硬化型ポリウレタン 脂(A)を、クロメート処理した鋼板およびガ ス板に、平均膜厚25±5μmに塗布し、25℃、相 対湿度55%の条件下で硬化させることにより、 塗膜(A)を形成した。
  実施例2(二液硬化型ポリウレタン樹脂(B)お よび塗膜(B)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作により、 液硬化型ポリウレタン樹脂(B)および塗膜(B) 得た。

 なお、実施例2におけるポリイソシアネー ト成分は、NMR、FT-IRおよびGPC測定より、アロ ァネート/イソシアヌレート組成比が81/19で ることが確認された。また、ウレタン基は 質的に認められなかった。未反応の1,4-BIC4 含有量は0.5質量%であり、NCO質量%は、13.5%で った。また、酢酸エチルに1000質量%以上希 しても白濁せず、完全に溶解していた。

  比較例1(二液硬化型ポリウレタン樹脂(C)お よび塗膜(C)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作により、 液硬化型ポリウレタン樹脂(C)および塗膜(C) 得た。
 なお、比較例1におけるポリイソシアネート 成分は、NMR、FT-IRおよびGPC測定より、アロフ ネート/イソシアヌレート組成比が81/19であ ことが確認された。また、ウレタン基は実 的に認められなかった。未反応の1,4-BIC7の 有量は0.5質量%であり、NCO質量%は、13.5%であ た。また、酢酸エチルに1000質量%以上希釈 ても白濁せず、完全に溶解していた。

 アロファネート/イソシアヌレート組成比 は、各実施例および比較例におけるポリイソ シアネート成分を、検出器RIDを装備したGPCに て分子量分布の測定を行い、すべてのピーク に対するアロファネート体に相当するピーク の面積比率をアロファネート体の組成比とし て、その残余をイソシアヌレート体の組成比 として算出した。なお、NMRおよびFT-IRにて、 ロファネート、イソシアヌレートおよびウ タン結合等の官能基の測定もあわせて実施 た。

  評価
 各実施例および比較例で得られた二液硬化 ポリウレタン樹脂(以下、各二液硬化型ポリ ウレタン樹脂と略する。)および塗膜(以下、 塗膜と略する。)の、指触乾燥時間、硬化乾 燥時間、塗膜硬度および引張強度を、以下の 方法で測定した。その結果を表10に示す。
<指触乾燥時間(単位:分)>
 JIS K 5600-1-1に準拠して、25℃、相対湿度55% 条件下で、塗った面の中央に触れてみて、 料で指先が汚れない状態になった時間を測 した。
<硬化乾燥時間(単位:時間)>
 JIS K 5600-1-1に準拠して、25℃、相対湿度55% 条件下で、試験片の中央を親指と人差し指 強く挟んでみて、塗面に指紋によるへこみ 付かず、すり跡が付かない状態になった時 を測定した。
<塗膜硬度>
 JIS K 5600-5-6に準拠して、塗膜表面に傷がつ いた時点での鉛筆硬度を、塗膜硬度として評 価した。
<引張強度(単位:MPa)>
 引張圧縮試験機(インテスコ社製、Model205N) 用いて、ガラス板から試料を剥がし、乾燥 、23℃、引張速度50mm/minの条件で引張試験し 引張強度を測定した。

9)ポリウレタンフォームの合成および評価
  実施例1(ポリウレタンフォーム(A)の合成)
 ポリエーテルポリオール(A)(開始剤:グリセ ン、水酸基価:34mgKOH/g、エチレンオキサイド 量:15質量%、分子末端1級水酸基化率:82モル%) 100質量部、トリエタノールアミン(三井化学 製)5質量部、TOYOCAT F22(東ソー社製、アミン 触媒)0.5質量部、および、L-580(MOMENTIVE社製、 リコーン系整泡剤)1.0質量部を秤量し、23℃ 相対湿度55%の実験室内で、それらを均一に るまで撹拌混合することにより、レジンプ ミックスを調製した。さらに、イオン交換 1.5質量部に、炭酸カリウム(K 2 CO 3 )0.7質量部の比率で溶解した炭酸カリウム水 液を調製した。

 その後、レジンプレミックス、炭酸カリ ム水溶液、および、製造例3の1,4-BIC3の温度 、ともに23℃に調整した。次いで、上記の 験室内で、レジンプレミックスに、炭酸カ ウム水溶液を2.2質量部添加後、回転数500rpm 条件で6秒間、撹拌混合したのち、すみやか 、イソシアネートインデックスが110となる の、製造例3の1,4-BIC3を添加後、回転数2000rpm の条件で6秒間、撹拌混合し、反応液を調製 た。

 その後、素早く、木製のボックス(一辺が12c mの立方体で、上部が開放されているボック )に反応液を注入し、発泡形成した。得られ ポリウレタンフォームを、23℃、相対湿度55 %の実験室で1日間静置後に切断し、ポリウレ ンフォーム(A)を得た。
 得られたポリウレタンフォーム(A)を、下記 示す物性評価に供した。

  実施例2(ポリウレタンフォーム(B)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC4を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作にて、ポ ウレタンフォーム(B)を得た。
  比較例1(ポリウレタンフォーム(C)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用いた以外は、実 施例1と同様の配合処方および操作にて、ポ ウレタンフォーム(C)を得た。

  比較例2(ポリウレタンフォーム(D)の合成)
 1,4-BIC3に代えて、1,4-BIC7を用い、L-580に代え F-242T(信越化学工業社製、シリコーン系整泡 剤)を用いた以外は、実施例1と同様の配合処 および操作にて、ポリウレタンフォーム(D) 得た。
  評価
 各実施例および各比較例で得られたポリウ タンフォームのクリームタイム(CT)、ライズ タイム(RT)、収縮性、フリー密度およびアス ーF硬度(発泡1日後、3日後、7日後におけるア スカーF硬度)を測定した。その結果を表11に す。
<発泡時間(単位:秒)>
 クリームタイム(CT)と、ライズタイム(RT)と 測定した。
<収縮性>
 フォームブロック中央部の断面(底面と平行 )の面積が、ボックスの内寸(12cm×12cm)に対し 、少なくとも30%以上減じている状態を「収 」とした。逆に、目視で収縮現象が認めら なかったものは、多くとも減少率が10%以下 あった。
<密度(単位:kg/m 3 )>
 JIS K6400に準拠して、密度を測定した。

 フォーム中央部から10cm×10cm×5cmの試験片 、10cm×10cmの面がフォームブロック底面と平 行になるように採取し、10cm×10cmの面の上面 アスカーF硬度計(高分子計器社製)を載せ、10 秒後の数値を読み取った。

 なお、上記説明は、本発明の例示の実施 態として提供したが、これは単なる例示に ぎず、限定的に解釈してはならない。当該 術分野の当業者によって明らかな本発明の 形例は、後記の特許請求の範囲に含まれる のである。

 本発明のポリウレタン樹脂は、例えば、 ラストマー(溶液系ポリウレタン、水系ポリ ウレタン、パウダー、熱硬化エラストマー、 熱可塑性エラストマー、スプレー成形ウレタ ン、弾性繊維、フィルム、シートなど)、レ ズ(メガネレンズ)、人工および合成皮革、ス ラッシュパウダー、弾性成形品(スパンデッ ス)、RIM成形品、塗料(主に溶液系、粉体系硬 化剤:アダクト、アロファネート、ビュレッ 、ウレトジオン、イソシアヌレートおよび れらの混合物)、接着剤、シーリング材、フ ームなど、幅広い用途に、好適に用いるこ ができる。




 
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