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Patent Searching and Data


Title:
PORT MEMBER FOR INFUSION BAG, AND INFUSION BAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102802
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a port member for an infusion bag, which can suppress formation of clearances or wrinkles in a seal portion in the manufacturing process and which can prevent a resin sheet constituting a bag body from being damaged while it is being stored or transported. The port member for the infusion bag comprises a tubular body portion having its end portions sealed by a plug member constituted to be pierced by a hollow needle, and a tubular sealed portion merging into the other end of the body portion to communicate internally with the inside of the body portion and sealed such that it is clamped by the end portions of the resin sheet laid thereon to form the bag body having an internal space for containing at least a medicine. The port member is characterized in that the sealed portion is flattened in the radial direction.

Inventors:
INOUE, Fujio (INC. 115, AzaKuguhara, Tateiwa, Muya-cho, Naruto-sh, Tokushima 01, 7728601, JP)
井上 冨士夫 (〒01 徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115 株式会社大塚製薬工場内 Tokushima, 7728601, JP)
TATEISHI, Isamu (INC. 115, AzaKuguhara, Tateiwa, Muya-cho, Naruto-sh, Tokushima 01, 7728601, JP)
Application Number:
JP2008/052847
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
February 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OTSUKA PHARMACEUTICAL FACTORY, INC. (115 Aza Kuguhara, Tateiwa Muya-cho, Naruto-sh, Tokushima 01, 7728601, JP)
株式会社大塚製薬工場 (〒01 徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115 Tokushima, 7728601, JP)
INOUE, Fujio (INC. 115, AzaKuguhara, Tateiwa, Muya-cho, Naruto-sh, Tokushima 01, 7728601, JP)
井上 冨士夫 (〒01 徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115 株式会社大塚製薬工場内 Tokushima, 7728601, JP)
International Classes:
A61J1/10; A61J1/05; B65D33/38
Attorney, Agent or Firm:
FUJIMOTO, Noboru (Sakaisuji-Inabata Bldg. 2F, 15-14 Minamisemba 1-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 81, 5420081, JP)
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Claims:
 中空針を刺通可能に構成された栓体によって一端部が封止される筒状の本体部と、該本体部の他端に連設されて本体部内に内部を連通させ、少なくとも薬剤を収容する内部空間を有するバッグ本体を形成すべく重ね合わされた樹脂シートの端部に挟まれた状態でシールされる筒状の被シール部とを備えた輸液バッグ用ポート部材であって、前記被シール部は、径方向に扁平して形成されていることを特徴とする輸液バッグ用ポート部材。
 中空針を刺通可能に構成された栓体によって一端部が封止される筒状の本体部と、該本体部の他端に連設されて本体部内に内部を連通させ、少なくとも薬剤を収容する内部空間を有するバッグ本体を形成すべく重ね合わされた樹脂シートの端部に挟まれた状態でシールされる筒状の被シール部とを備えた輸液バッグ用ポート部材であって、前記被シール部は、径方向に変形可能に構成されていることを特徴とする輸液バッグ用ポート部材。
 前記被シール部は、本体部よりも薄肉に形成されて径方向に変形可能に形成されている請求項2記載の輸液バッグ用ポート部材。
 前記本体部は、一端から他端までの長さが前記中空針の全長よりも長く形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の輸液バッグ用ポート部材。
 前記本体部及び栓体は、二色成形により成形されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の輸液バッグ用ポート部材。
 重ね合わされた樹脂シートの端部同士がシールされることで少なくとも薬剤を収容する内部空間が形成されたバッグ本体と、バッグ本体に流体的に接続されたポート部材とを備え、該ポート部材が、中空針を刺通可能に構成された栓体によって一端部が封止された筒状の本体部と、該本体部の他端に連設されて本体部内に内部を連通させ、重ね合わされた樹脂シートの端部に挟まれた状態でシールされた筒状の被シール部とを備えている輸液バッグであって、前記ポート部材は、被シール部が径方向に扁平し、該被シール部の短径方向の両側から樹脂シートの端部に挟まれた状態でシールされていることを特徴とする輸液バッグ。
 前記本体部は、一端から他端までの長さが前記中空針の全長よりも長く形成されている請求項6記載の輸液バッグ。
Description:
輸液バッグ用ポート部材、及び 液バッグ

 本発明は、少なくとも薬剤を収容する内 空間が形成されたバッグ本体に対して流体 に接続される輸液バッグ用ポート部材、及 該ポート部材を備えた輸液バッグに関する

 従来から、各種薬剤を収容するための容 として種々のものが提供されており、その つとして、図11(a)に示す如く、重ね合わさ た樹脂シートS,Sの端部(外周端部)E,E同士がシ ールされることで少なくとも薬剤を収容する 内部空間500が形成されたバッグ本体50と、バ グ本体50に流体的に接続されたポート部材51 とを備えた輸液バッグ5が知られている。

 前記ポート部材51は、中空針Nを刺通可能 構成された栓体510によって一端部が封止さ た筒状の本体部511と、該本体部511の他端に 設されて本体部511内に内部を連通させた円 状の被シール部512とを備えている。

 そして、該ポート部材51は、図11(b)に示す 如く、前記バッグ本体50を構成すべく重ね合 された樹脂シートS,Sの端部E,Eに前記被シー 部512が挟まれた状態でシールされることで バッグ本体50に対して流体的に接続されて る。すなわち、ポート部材51は、重ね合わさ れた樹脂シートS,Sの端部E,E同士をシールして バッグ本体50を作製するに際し、被シール部5 12が二枚の樹脂シートS,Sの端部E,Eに挟み込ま た状態で樹脂シートS,Sと液密にシールされ ことで、該被シール部512を介して本体部511 バッグ本体50の内部空間500とが連通した状 でバッグ本体50に取り付けられている。

 これにより、上記構成の輸液バッグ5は、前 記栓体510に中空針Nを刺通させることで、該 空針Nを介してバッグ本体50から薬剤を注出 又はバッグ本体50に薬剤を注入できるように なっている(例えば、特許文献1参照)。

日本国登録実用新案第3118911号公報

 ところで、上記構成の輸液バッグ5は、ポ ート部材51の被シール部512(樹脂シートS,Sのシ ールされる部分)が円筒状に形成されている め、ポート部材51を樹脂シートS,Sに接続する (シールする)と、該被シール部512に対応する 分の樹脂シートS,Sが該被シール部512の形状 沿って大きく突出(変形)した態様となる。

 その結果、樹脂シートS,S同士がシールさ る部分と、樹脂シートS,Sと被シール部512と シールされる部分との境界或いはその近傍 おいて、樹脂シートS,SにシワWが形成された り(図11(a)参照)、微小な隙間Gが形成されたり( 図11(b)参照)してしまう場合があり、商品とし ての見栄えが良くないだけでなく、シワWの 分や隙間Gから薬剤が漏れてしまう虞があっ 。

 また、バッグ本体50が変形自在な樹脂シ トS,Sで構成されるため、輸液バッグ5を保管 運搬するときに、薬剤を収容したバッグ本 50を折った状態(例えば、二つ折りにした状 )にされることがあるが、被シール部512が円 筒状に形成されているため、その被シール部 512の開口端縁部に対応する部分EPが突出した( 角の立った)状態となり、バッグ本体50を折る ことによって該突出した部分EPとそれに対向 る部分とが局部的に接触して樹脂シートS,S 孔が開く虞もあった。

 そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、 造過程においてシール部分で隙間やシワが 成されるのを抑制することができ、保管や 搬時にバッグ本体を構成する樹脂シートを めるのを抑制することのできる輸液バッグ ポート部材、及び輸液バッグを提供するこ を課題とする。

 本発明に係る輸液バッグ用ポート部材は 中空針を刺通可能に構成された栓体によっ 一端部が封止される筒状の本体部と、該本 部の他端に連設されて本体部内に内部を連 させ、少なくとも薬剤を収容する内部空間 有するバッグ本体を形成すべく重ね合わさ た樹脂シートの端部に挟まれた状態でシー される筒状の被シール部とを備えた輸液バ グ用ポート部材であって、前記被シール部 、径方向に扁平して形成されていることを 徴とする。なお、ここで「重ね合わされた 脂シート」とは、二枚の樹脂シートを重ね わせたものは勿論のこと、一枚の樹脂シー を二つ折りにして曲げ稜線を境にした二つ 領域を重ね合わせたものも含む概念である

 上記輸液バッグ用ポート部材によれば、 シール部が径方向に扁平して形成されてい ため、被シール部の周方向において、曲率 径が大きい湾曲面、或いは略平面をなす部 と、曲率半径が非常に小さい部分とが形成 れる。すなわち、被シール部が長径(曲率半 径の小さな部分間)と短径(曲率半径が大きい 曲面、或いは略平面をなす部分間)を有した 態様で形成される。そのため、被シール部の 短径方向の両側から該被シール部を樹脂シー トの端部で挟み込んでシールすれば、樹脂シ ートの端縁の延びる方向において、樹脂シー トが平坦に近い状態でシールされることにな る。その結果、樹脂シートの端部同士がシー ルされる部分と、樹脂シートと被シール部と がシールされる部分との境界において、隙間 やシワが形成されるのを抑制することができ る。

 そして、上記構成の輸液バッグ用ポート 材を備えた輸液バッグにおいては、上述の うにポート部材の被シール部が扁平に形成 れることで大きく突出した部分が無くなる め、バッグ本体を折った状態で保管や運搬 行ってもポート部材の端部(被シール部の端 部)と、それに対応する部分との局部的な接 が抑制される結果、樹脂シートに孔が開く とも抑制される。

 また、本発明に係る別の輸液バッグ用ポ ト部材は、中空針を刺通可能に構成された 体によって一端部が封止される筒状の本体 と、該本体部の他端に連設されて本体部内 内部を連通させ、少なくとも薬剤を収容す 内部空間を有するバッグ本体を形成すべく ね合わされた樹脂シートの端部に挟まれた 態でシールされる筒状の被シール部とを備 た輸液バッグ用ポート部材であって、前記 シール部は、径方向に変形可能に構成され いることを特徴とする。なお、ここで「重 合わされた樹脂シート」とは、二枚の樹脂 ートを重ね合わせたものは勿論のこと、一 の樹脂シートを二つ折りにして曲げ稜線を にした二つの領域を重ね合わせたものも含 概念である。

 上記輸液バッグ用ポート部材によれば、 体が一端部に封着された筒状の本体部の他 に連設された筒状の被シール部が径方向に 形可能に構成されているため、被シール部 樹脂シートの端部に挟み込んで(径方向に押 圧して)シールすれば、被シール部が径方向 扁平した状態で、該被シール部に樹脂シー がシールされることになる。

 これにより、被シール部の周方向におい 、曲率半径が大きい湾曲面、或いは略平面 なす部分と、曲率半径が非常に小さい部分 が形成される。すなわち、被シール部が長 (曲率半径の小さな部分間)と短径(曲率半径 大きい湾曲面、或いは略平面をなす部分間) を有した態様になる。そのため、樹脂シート の端縁の延びる方向において、樹脂シートが 平坦に近い状態でシールされることになり、 樹脂シートの端部同士がシールされる部分と 、樹脂シートと被シール部とがシールされる 部分との境界において、隙間やシワが形成さ れるのを抑制することができる。

 そして、上記構成の輸液バッグ用ポート 材を備えた輸液バッグにおいては、上述の うにポート部材の被シール部が扁平になる とで、大きく突出した部分が無くなるため バッグ本体を折った状態で保管や運搬を行 てもポート部材の端部(被シール部の端部) 、それに対応する部分との局部的な接触が 制される結果、樹脂シートに孔が開くこと 抑制される。

 この場合、前記被シール部は、本体部よ も薄肉に形成されて径方向に変形可能に形 されていることが好ましい。このようにす ば、被シール部の径方向の変形を可能とし 上で、本体部の剛性を高めることができ、 体部で中空針が刺通してしまうのを防止す ことができる。

 本発明の一態様として、前記本体部は、 端から他端までの長さが前記中空針の全長 りも長く形成されていることが好ましい。 のようにすれば、栓体に刺通した中空針の 端が被シール部にまで到達せず、バッグ本 の存在する部分で中空針が誤って刺さって まうのを防止することができる。

 特に、被シール部が薄肉に形成される場 、中空針が被シール部に到達して刺さって まうと容易に貫通してしまう虞があるが、 述の如く、中空針が被シール部に到達しな ため、そのような事態になることも防止す ことができる。

 また、前記本体部及び栓体は、二色成形 より成形されていることが好ましい。この うにすれば、本体部に対して栓体が密着す ので、本体部の一端部に対する封止性能が まり、また、中空針の刺通も許容すること できる。なお、ここで「二色成形」とは、 体部又は栓体の何れか一方を予め成形して き、他方を一方とは異なる材質で予め成形 た本体部又は栓体に密着させるように成形 ることを言う。すなわち、予め成形した本 部の一端部内に充填した成型材料を固化さ ることで栓体を成形したり、予め成形した 体を金型内に入れ、栓体と金型との間に充 した成形材料を固化させることで本体部を 形したりすることをいう。

 本発明に係る輸液バッグは、重ね合わさ た樹脂シートの端部同士がシールされるこ で少なくとも薬剤を収容する内部空間が形 されたバッグ本体と、バッグ本体に流体的 接続されたポート部材とを備え、該ポート 材が、中空針を刺通可能に構成された栓体 よって一端部が封止された筒状の本体部と 該本体部の他端に連設されて本体部内に内 を連通させ、重ね合わされた樹脂シートの 部に挟まれた状態でシールされた筒状の被 ール部とを備えている輸液バッグであって 前記ポート部材は、被シール部が径方向に 平し、該被シール部の短径方向の両側から 脂シートの端部に挟まれた状態でシールさ ていることを特徴とする。なお、ここで「 ね合わされた樹脂シート」とは、二枚の樹 シートを重ね合わせたものは勿論のこと、 枚の樹脂シートを二つ折りにして曲げ稜線 境にした二つの領域を重ね合わせたものも む概念である。

 上記構成の輸液バッグによれば、被シー 部が径方向に扁平しているため、被シール の周方向において、曲率半径が大きい湾曲 、或いは略平面をなす部分と、曲率半径が さい部分とが形成される。すなわち、被シ ル部が長径(曲率半径の小さな部分間)と短 (曲率半径が大きい湾曲面、或いは略平面を す部分間)を有した態様で形成される。その ため、被シール部の短径方向の両側から該被 シール部を樹脂シートの端部で挟み込んでシ ールすることで、樹脂シートの端縁の延びる 方向において、樹脂シートが平坦に近い状態 でシールされることになる。その結果、樹脂 シートの端部同士がシールされる部分と、樹 脂シートと被シール部とがシールされる部分 との境界において、隙間やシワが形成される ことが抑制される。

 そして、上述のようにポート部材の被シ ル部が扁平に形成されることで、大きく突 した部分が無くなるため、バッグ本体を折 た状態で保管や運搬を行ってもポート部材 端部(被シール部の端部)と、それに対応す 部分との局部的な接触が抑制される結果、 脂シートに孔が開くことも抑制される。

 本発明の一態様として、前記本体部は、 端から他端までの長さが前記中空針の全長 りも長く形成されていることが好ましい。 のようにすれば、栓体に刺通した中空針の 端が被シール部にまで到達せず、バッグ本 の存在する部分で中空針が誤って刺さって まうのを防止することができる。

 本発明に係る輸液バッグ用ポート、及び 液バッグによれば、製造過程においてシー 部分で隙間やシワが形成されるのを抑制す ことができ、保管や運搬時にバッグ本体を 成する樹脂シートを傷めるのを抑制するこ ができるという優れた効果を奏し得る。

本発明の第一実施形態に係る輸液バッ の全体正面図を示す。 第一実施形態に係る輸液バッグの縦断 図であって、シール部分にハッチングを付 た断面図を示す。 第一実施形態に係るポート部材であっ 、(a)は、正面図、(b)は、縦断面図、(c)は、 面図、(d)は、(b)のI-I断面図を示す。 第一実施形態に係るポート部材をバッ 本体に対して液密に接合する際の状態であ て、(a)は、樹脂シートの端部で被シール部 挟み込む状態を示し、(b)は、重ね合わされ 樹脂シートを被シール部にシールした状態 示す。 第一実施形態に係るポート部材の製造 法を説明するための説明図であって、(a)は 接続筒部、変形筒部、及び被シール部が円 状の筒体を構成する成型品の縦断面図を示 、(b)は、筒体に第一金型を挿入した状態を し、(c)は、筒体に第一金型を挿入した状態 封止部に第二金型を嵌入させた状態を示し (d)は、成形材料を注入する状態を示し、(e) 、充填された成形材料が固化し、第一金型 び第二金型を抜き取る状態を示し、(f)は、 シール部を扁平状に成型した状態を示す。 本発明の第二実施形態に係る輸液バッ の縦断面図であって、シール部分にハッチ グを付した断面図を示す。 第二実施形態に係るポート部材であっ 、(a)は、正面図、(b)は、縦断面図、(c)は、 面図を示す。 第二実施形態に係るポート部材をバッ 本体に対して液密に接合する際の状態であ て、(a)は、樹脂シートの端部で被シール部 挟み込む状態を示し、(b)は、重ね合わされ 樹脂シートを被シール部にシールした状態 示す。 本発明の他実施形態であって、(a)は、 部空間が区画されていないバッグ本体を有 る輸液バッグの断面図を示し、(b)は、内部 間が二つに区画されたバッグ本体を有する 液バッグの断面図を示す。 本発明の別の実施形態に係るポート部 材の縦断面図であって、(a)は、被シール部の 外径を接続筒部の外径よりも小さくしたポー ト部材の縦断面図を示し、(b)は、被シール部 材の内径を接続筒部の内径よりも大きくする とともに、被シール部材の外径を接続筒部の 外径よりも小さくしたポート部材の縦断面図 を示す。 従来の輸液バッグの説明図であって、 (a)は、バッグ本体の一部を省略した正面図を 示し、(b)は、ポート部材とバッグ本体(樹脂 ート)とのシールの状態を説明するための断 図を示す。

符号の説明

 1…輸液バッグ、10…バッグ本体、11…ポ ト部材、20…第一金型、21…第二金型、100… 部空間、100a…第一室、100b…第二室、100c… 三室、101…第一弱シール部、102…第二弱シ ル部、102a…易開通部、102b,102b…ストレート 部、103…ガスバリヤフィルム、110…栓体、111 …本体部、112…被シール部、112a…曲率半径 大きな部分、或いは略平面状をなす部分、11 2b…曲率半径の小さな部分、113…封止部、114 接続筒部、115…変形筒部、120…筒体、200… 形型、201…棒状部、202…規制部、210…成形 、211…注出口、212…嵌入部、213…規制部、A …空間、E1,E2,E1’,E2’…端部、E3,E4,E3’,E4’ 端部(側端部)、N…中空針、S…樹脂シート、 …角度

 以下、本発明の第一実施形態について、 付図面を参照しつつ説明する。

 図1及び図2に示す如く、本実施形態に係 輸液バッグ1は、少なくとも薬剤を収容する 部空間100が形成されたバッグ本体10と、該 ッグ本体10に流体的に接続されたポート部材 (輸液バッグ用ポート部材)11とを備えている

 前記バッグ本体10は、重ね合わされた樹 シートS,Sの端部E1,E1,E2,E2,E3,E3,E4,E4同士をシー ルすることで形成されたもので、該シール部 分に包囲された領域内に少なくとも薬剤を収 容可能に構成された内部空間100が形成されて いる。本実施形態に係るバッグ本体10は、重 合わせた二枚の樹脂シートS,Sの外周端部E1,E 1,E2,E2,E3,E3,E4,E4同士を全周に亘ってシールす ことで形成されている。該バッグ本体10を構 成する樹脂シートS,Sには、種々のものを採用 することができるが、樹脂シートS,S同士のシ ール性や、ポート部材11に対するシール性を 慮し、本実施形態においては、ポロプロピ ン(PP)とポリエチレン(PE)との合成樹脂シー が採用されている。

 本実施形態に係るバッグ本体10は、前記 部空間100が三つに区画され、希釈液が収容 れた空間(以下、第一室という)100a、薬剤(本 施形態においては粉状の薬剤)が収容された 空間(以下、第二室という)100b、何も収容され ていない空間(以下、第三室という)100cが形成 されている。具体的には、本実施形態に係る バッグ本体10は、縦長に形成されており、該 ッグ本体10の横方向(長手方向と直交する方 )に延びる二本の弱シール部101,102が長手方 に間隔をあけて形成されることで内部空間10 0が三つに区画され、バッグ本体10の長手方向 の一端側から順に、第一室100a、第二室100b、 三室100cが形成されている。

 前記弱シール部101,102は、樹脂シートS,S同 士の接着(溶着)力が、二枚の樹脂シートS,Sの 周端部E1,E1,E2,E2,E3,E3,E4,E4同士の接着(溶着)力 よりも弱くなるように形成されており、当該 部分が優先的に剥離できるように形成されて いる。なお、以下の説明において、第一室100 aと第二室100bとを区画する弱シール部101を第 弱シール部といい、第二室100bと第三室100c を区画する弱シール部102を第二弱シール部 いうこととする。

 第一弱シール部101は、バッグ本体10の横 向に真っ直ぐ延びる帯状に形成されている これに対し、第二弱シール部102は、前記第 室100bに向けて突出状に形成された易開通部1 02aと、該易開通部102aと連続して該易開通部10 2aの両側から略真っ直ぐに延びるストレート 102b,102bとを備えている。

 前記易開通部102aは、第二室100b側に頂点 位置するようにV字状に突出して形成されて る。すなわち、該易開通部102aは、第三室100 c側が窪まるように、該第三室100c側の端縁が 点を有して第二室100b側に凸をなす屈曲領域 (V字状の領域)で構成されている。このように 易開通部102aをV字状(山型)に突出した態様に る場合、その易開通部102aの頂角の角度αは 20°~150°に設定することが好ましい。上記構 の第二弱シール部102は、輸液バッグ1を押圧 したときの圧力が該易開通部102aに集中的に 用する結果、該易開通部102aが優先的に剥離 始め、他の部分(ストレート部102b,102b)より いち早く開通するようになっている。

 本実施形態に係る輸液バッグ1は、第二室 100bを画定する領域を外側から覆うように、 体及び水蒸気の通過を阻止するガスバリヤ を有するフィルム材(以下、ガスバリヤフィ ムという)103,103がバッグ本体10(樹脂シートS, S)に貼り付けられている。

 該ガスバリヤフィルム103,103は、例えば、 ポリエチレンテレフタレート(PET)にシリカ及 /又はアルミナを蒸着したもの、或いは、PET にアルミ箔を貼り合わせたものを、ポリエチ レン(PE)等のオレフィン系樹脂に貼着して多 構造をなすものを採用することができる。

 該ガスバリヤフィルム103,103は、両端部E1 ,E2’が第一弱シール部101及び第二弱シール 102に重合し、両側端部E3’,E4’が樹脂シー S,Sの短手方向の端部E3,E4(外周端部の一部)に 合した状態で、バッグ本体10を構成する二 の樹脂シートS,Sのそれぞれの外面に貼り付 られている。

 より具体的には、ガスバリヤフィルム103, 103の一端部(第一室100a側)E1’は、バッグ本体1 0の横方向の略全長に延び、第一弱シール部10 1に少なくとも一部が重なるようにシールさ ている。これに対し、ガスバリヤフィルム10 3,103の他端部(第三室100c側)E2’は、バッグ本 10の横方向の略全長に延び、第二弱シール部 102に対して第三室100c側(排出側)で重なるよう にシールされている。

 上記構成の輸液バッグ1は、第一弱シール 部101及び第二弱シール部102に重なり合うよう にガスバリヤフィルム103,103が貼着されるこ で、その貼着した部分E1’,E2’が増強されて いるが、上述の如く易開通部102aが第二室100b に突出状に形成されているため、開封時(輸 液バッグ1を押圧した時)に易開通部102aの剥離 (或いは、開通)が起因して第二弱シール部102 体が容易に剥離乃至開通、すなわち、第二 100bと第三室100cとが連通するようになって る。

 前記ポート部材11は、図3(a)~(d)に示す如く 、中空針Nを刺通可能に構成された栓体110に って一端部(後述する封止部113)が封止される 筒状の本体部111と、該本体部111の他端に連設 されて本体部111内に内部を連通させる扁平筒 状の被シール部112とを備えている。

 前記本体部111及び被シール部112は、一体 に形成された樹脂成形品で、本実施形態に いては、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフ ィン系の樹脂によって成型されている。本実 施形態に係る本体部111は、二色成形により栓 体110と一体的に成形されている。

 本実施形態に係る本体部111は、前記栓体1 10によって封止された円筒状の封止部113と、 止部113に連設されて該封止部113内に内部を 通させた円筒状の接続筒部114と、該接続筒 114と前記被シール部112とを接続する変形筒 115とを備えている。前記封止部113は、接続 部114よりも大径に形成されており、封止部1 13及び接続筒部114が外観略段付き棒状を呈し いる。

 封止部113は、本体部111の軸線方向の一端 を構成するもので、内径が接続筒部114の内 よりも大きく設定されており、封止部113及 接続筒部114が連続することで本体部111の内 が多段的に形成されている。

 本実施形態に係る封止部113は、該封止部1 13の一端部(接続筒部114と接続される端部)に 方向外方に延出した鍔部113’が形成されて る。該鍔部113’は、輸液バッグ1を製造する 際してレール(図示しない)に係止して該ポ ト部材11を供給できるようにしたものである 。従って、該鍔部113’は必須の構成ではなく 、製造設備の形態に応じて適宜設ければよい 。

 本実施形態に係るポート部材11は、本体 111の一端から他端までの長さ(好ましくは、 止部113と接続筒部114との合計長さ)が前記栓 体110に挿通される中空針Nよりも長く設定さ ている。すなわち、該ポート部材11は、栓体 110を刺通した中空針Nの先端がバッグ本体10の 存在する領域に到達しない長さに設定されて おり、中空針Nが誤ってバッグ本体10に刺さっ てしまうのを防止できるようになっている。

 前記変形筒部115は、円筒状の接続筒部114 扁平筒状の被シール部112とを連通状態で接 し、一端から他端に向けて円筒状から扁平 状に形態が変化している。従って、該変形 部115は、接続筒部114に接続された一端開口 略円形をなす一方で、被シール部112に接続 れた他端開口が被シール部112に対応して扁 形状をなしている。

 本実施形態に係る被シール部112は、図3(c) に示す如く、径方向に扁平した筒状に形成さ れている。これにより、該被シール部112は、 周方向において、曲率半径が大きい湾曲面、 或いは略平面をなす部分112a,112aと、曲率半径 が小さい部分112b,112bとが形成されている。す なわち、被シール部112が長径(曲率半径の小 な部分112b,112b間)と短径(曲率半径が大きい湾 曲面、或いは略平面状をなす部分112a,112a間) 有した態様で形成されている。本実施形態 係る被シール部112は、薬剤の通過を許容す ことを前提に、短径が接続筒部114の直径よ も小さく、長径が接続筒部114の直径よりも きくなるように形成されている。より具体 には、被シール部112は、内径における短径 接続筒部114の内径(直径)の5%~50%に設定され、 内径における長径が接続筒部114の内径(直径) 110%~150%に設定されている。但し、薬剤の通 を考慮すると、被シール部112の開口面積が 接続筒部114の開口面積に対して20%~40%になる ようにすることが好ましい。

 上記構成のポート部材11は、図4(a)に示す く、前記被シール部112が該被シール部112の 径方向の両側から前記バッグ本体10を構成 る二枚の樹脂シートS,Sの端部E2,E2(重ね合わ れた樹脂シートS,Sの端部E2,E2)に挟み込まれ 状態で、図4(b)に示す如く、該被シール部112 各樹脂シートS,Sの端部E2,E2がシールされる 本実施形態に係るポート部材11は、バッグ本 体10の長手方向の他端部となる樹脂シートS,S 端部E2,E2、すなわち、第三室100cを画定する 部E2,E2に挟まれた状態でシールされ、空室 ある第三室100c内と当該ポート部材11内とが 通した状態でバッグ本体10に液密に接続され ている(図1及び図2参照)。

 従って、被シール部112にシールされた樹 シートS,Sの端部E2,E2は、被シール部112の周 向における曲率半径の大きい部分(或いは真 直ぐに延びる部分)112a,112aに沿った状態とな っており、当該輸液バッグ1は、被シール部11 2にシールされた部分と、樹脂シートS,Sの端 E2,E2同士がシールされた部分とが連続し、樹 脂シートS,Sの端部E2,E2が全長に亘って略平坦 近い状態になっている。その結果、樹脂シ トS,Sの端部E2,E2同士がシールされる部分と 樹脂シートS,Sの端部E2,E2と被シール部112とが シールされる部分との境界において、隙間や シワが形成されることが抑制されている。

 次に、上記構成のポート部材11の作製方 について概略説明すると、まず、図5(a)に示 如く、封止部113及び接続筒部114が上記形態 なし、且つ変形筒部115及び被シール部112が 続筒部114に連続する円筒状をなしたものを 型する。この成形品は、被シール部112、変 筒部115、及び接続筒部114が一体的で全長に って略同径の筒体120を構成している。そし 、図5(b)に示す如く、筒体120に対し被シール 部112となる部分側から第一金型20を挿入する 該第一金型20は、先端に栓体110の内面を形 する成形型200が形成され、筒体120の内周面 対して外周面が摺接した状態で嵌入される 状部201と、該棒状部201の基端に連設され、 記成形型200が栓体110における内面形成位置 到達した状態で、筒体120の開口端縁に接触 て棒状部201の進入を規制する規制部202とを えている。

 そして、図5(c)に示す如く、前記封止部113 の開口端部に第二金型21を嵌合させる。該第 金型21は、先端に栓体110の外面を形成する 形型210が形成されるとともに成形型210側に 体110を成形するための成形材料を注出する 出口211が形成され、封止部113に対して開口 側から嵌入される嵌入部212と、該嵌入部212 基端に連設され、前記成形型210が栓体110に ける外面形成位置に到達した状態で、封止 113の開口端縁に接触して嵌入部212の進入を 制する規制部213とを備えている。なお、本 施形態において、筒体120に対する第一金型20 の挿入を封止部113に対する第二金型21の嵌入 りも先に行っているが、第二金型21の嵌入 第一金型20の挿入よりも先に行ってもよいし 、第一金型20の挿入と第二金型21の嵌合とを 時に行ってもよい。

 そして、図5(d)に示す如く、筒体120に対し て第一金型20(棒状部201)が挿入されるととも 、封止部113に対して第二金型21(嵌入部212)が 入された上で、注出口211から成型材料を注 し、封止部113、第一金型20(成形型200)及び第 二金型21(成形型210)で包囲された空間Aに成形 料を充填する。なお、成型材料は、初期の 階で流動性を有し、経時的に固化して弾性 発揮するもので、例えば、熱可塑性エラス マ(ポリプロピレンエラストマ等のポリオレ フィン系エラストマ、又はスチレン系エラス トマとポリオレフィン系エラストマとの混合 物)等を採用することができる。そして、図5( e)に示す如く、充填した成形材料が固化した に第一金型20及び第二金型21を抜き取ると、 封止部113が栓体110によって封止された状態に なる。しかる後、筒体120の前記被シール部112 に相当する部位を径方向にプレス(好ましく 、加熱プレス)することで、図5(f)に示す如く 、被シール部112が径方向に扁平した形状にな り、上記ポート部材11が完成する。

 そして、上述の如く、二枚の樹脂シートS ,Sでバッグ本体10を作製するに当り、前記被 ール部112が該被シール部112の短径方向の両 から二枚の樹脂シートS,Sの端部E2,E2(重ね合 された樹脂シートS,Sの端部E2,E2)に挟み込ま た状態で、被シール部112に各樹脂シートS,S 端部E2,E2がシールされることで、該ポート部 材11がバッグ本体10に対して液密且つ流体的 接続されることになる(図1、図2,図4参照)。

 そして、上記構成のポート部材11を備え 輸液バッグ1は、薬剤及び希釈液が収容され 状態で保管、運搬されることになる。この き、バッグ本体10を長手方向に二つ折りに れる場合があるが、本実施形態に係る輸液 ッグ1は、ポート部材11の被シール部112が扁 した筒状に形成されているため、そのポー 部材11の被シール部112に対応する部分と、そ の部分と対向する樹脂シートS,Sとが部分的に 接触することが軽減される結果、樹脂シート S,Sに孔が開いてしまうことが抑制される。

 以上のように、本実施形態に係る輸液バ グ1及び該輸液バッグ用ポート部材11は、樹 シートS,Sの端部E2,E2に挟み込まれた状態で ールされる被シール部112が径方向に扁平し 形成されているので、製造過程においてシ ル部分で隙間やシワが形成されるのを抑制 ることができ、保管や運搬時にバッグ本体10 を構成する樹脂シートS,Sを傷めるのを防止す ることができる。

 次に、本発明の第二実施形態について説 する。なお、本実施形態に係る輸液バッグ 、図6に示す如く、第一実施形態の輸液バッ グ1に対してポート部材11の被シール部112の構 成を異にするのみで、その他の構成が第一実 施形態と同様であるため、以下の説明におい て、ポート部材の被シール部、及び被シール 部と関連のある変形筒部についてのみ詳細に 説明し、バッグ本体については、第一実施形 態と同一名称及び同一符号を付して説明を割 愛することとする。また、ポート部材におい ても、第一実施形態の構成に相当する構成に ついても、同一名称及び同一符号を付すこと とする。

 本実施形態に係るポート部材11は、図7(a)~ (c)に示す如く、変形筒部115及び被シール部112 が円形筒状に形成されるとともに径方向に変 形可能に構成されている。本実施形態に係る ポート部材11は、接続筒部114、変形筒部115、 び被シール部112の外径が同一に設定されて る。これに対し、被シール部112の内径は、 続筒部114の内径よりも大きく設定され、変 筒部115の内径は、接続筒部114側から被シー 部112側に向けて接続筒部114の内径から被シ ル部112の内径に徐々に拡大するように設定 れている。これにより、本実施形態に係る ート部材11は、被シール部112の肉厚を接続 部114よりも薄肉に形成し、該変形筒部115は 被シール部112側よりも接続筒部114側の方が 肉になるように形成されている。そして、 実施形態においては、変形筒部115も部分的 薄肉に形成されるため、前記封止部113と接 筒部114との合計長さを中空針Nの長さよりも く設定し、栓体110を刺通した中空針Nの先端 が薄肉部分に到達するのを防止するようにな っている。

 そして、本実施形態に係るポート部材11 、上述の如く、被シール部112を薄肉に形成 ることで、該被シール部112に対する径方向 押圧により、径方向に扁平な状態なるよう なっている。本実施形態に係る被シール部11 2は、外径が接続筒部114と同一に設定されて るため、扁平状態になったときに、短径が 続筒部114の直径(外径)よりも小さく、長径が 接続筒部114の直径(外径)よりも大きくなるよ に構成されている。より具体的には、被シ ル部112は、変形した状態(径方向に扁平にな った状態)で、内径における短径が接続筒部11 4の内径(直径)の5%~50%になり、内径における長 径が接続筒部114の内径(直径)の110%~150%になる うに肉厚が設定されている。なお、本実施 態に係るポート部材11は、径方向の押圧で シール部112が扁平に変形するが、該被シー 部112においては自己の復元力で薬剤の通過 許容した開口が確保される。

 そして、本実施形態に係る輸液バッグ1は 、第一実施形態と同様に、バッグ本体10を作 すべく、重ね合わせた樹脂シートS,Sの端部E 2,E2同士をシールするに当り、図8(a)に示す如 、前記被シール部112が両側からバッグ本体1 0を構成する樹脂シートS,Sの端部E2,E2(重ね合 された樹脂シートS,Sの端部E2,E2)に挟み込ま た状態で該被シール部112に各樹脂シートS,S 端部E2,E2がシールされる。このとき、樹脂シ ートS,Sをシールする際のプレス力(押圧力)に り、図8(b)に示す如く、被シール部112が扁平 した上で樹脂シートS,Sがシールされ、空室で ある第三室100c内と当該ポート部材11内とが連 通した状態でバッグ本体10に液密に接続され (図6参照)。なお、変形筒部115は、上述の如 被シール部112が扁平になるに伴って、接続 部114側が円筒形をなす一方で被シール部112 が扁平筒状になる。

 従って、本実施形態に係る輸液バッグ1に ついても、第一実施形態と同様に、被シール 部112にシールされた樹脂シートS,Sの端部E2,E2 被シール部112の周方向における曲率半径の きい部分(或いは真っ直ぐに延びる部分)に った状態となっており、被シール部112にシ ルされた部分と、樹脂シートS,Sの端部E2,E2同 士がシールされた部分とが連続し、樹脂シー トS,Sの端部E2,E2が全長に亘って略平坦に近い 態になっている。その結果、樹脂シートS,S 端部E2,E2同士がシールされる部分と、樹脂 ートS,Sの端部E2,E2と被シール部112とがシール される部分との境界において、隙間やシワが 形成されることが抑制されている。

 そして、本実施形態に係る輸液バッグ1に ついても、バッグ本体10を長手方向に二つ折 にされた状態で、保管、運搬されることに るが、ポート部材11の被シール部112が扁平 、且つ薄肉であるため、そのポート部材11の 被シール部112に対応する部分と、その部分と 対向する樹脂シートS,Sとが部分的に接触する ことが軽減される結果、樹脂シートS,Sに孔が 開いてしまうことが抑制される。

 以上のように、本実施形態に係る輸液バ グ1は、バッグ本体10を構成する樹脂シートS ,Sがシールされることでポート部材11の被シ ル部112が扁平になるため、第一実施形態と 様の作用、及び効果を奏することができる また、本実施形態に係るポート部材10は、被 シール部112が薄肉に形成されることで、バッ グ本体10(樹脂シートS,S)に対するシールとと に被シール部112を扁平にすることができる め、ポート部材11を作製するに際して被シー ル部112を予め扁平状に成形する工程が必要な く、低コスト化を実現することができる。

 尚、本発明は、上記何れの実施形態にも 定されるものではなく、本発明の要旨を逸 しない範囲内において種々変更を加え得る とは勿論である。

 上記第一及び第二実施形態において、本 部111と栓体110とを異なる材質で一体的に成 する二色成形として、予め成形した本体部1 11に成形材料を充填し、それを固化させるこ で栓体110を本体部111と一体的に成形するよ にしたが、二色成形は、これに限定される のではなく、例えば、予め栓体110を成形し おき、本体部111を成形するための金型内に 体110を入れて該栓体110と金型との間に成形 料を充填し、それを固化させることで本体 111を栓体110と一体的に成形するようにして よい。

 上記第一及び第二実施形態において、封 部113に対して栓体110を一体的に成型するよ にしたが、これに限定されるものではなく 例えば、予め成型した栓体110を封止部113に 着するようにしてもよい。すなわち、ポー 部材11は、流通過程におかれる状態で本体 111の一端部が栓体110によって封止される必 がなく、ポート部材11のうち、封止部113、接 続筒部114、変形筒部115、及び扁平筒状の被シ ール部112が一体的に成形されたものが輸液バ ッグ用ポート部材として独立して流通過程に おかれてもよい。そして、このように栓体110 を別体にした場合、栓体110を成形するための 第一金型20を筒体120に挿入する必要がないた 、第一実施形態に係るポート部材11におい は、栓体110を嵌着させる前、又は嵌着させ 後に、被シール部112を扁平状に成形すれば い。但し、封止部113と栓体110との一体性、 なわち、封止性能を高めるには上記実施形 のように一体成型することが好ましい。

 上記第一及び第二実施形態において、二 の樹脂シートS,Sを重ね合わせて互いの端部E 1,E1,E2,E2,E3,E3,E4,E4同士をシールすることでバ グ本体10を形成したが、これに限定されるも のではなく、例えば、一枚の樹脂シートを二 つ折りにして、曲げ稜線を境にして対向する (重なり合う)二つの領域の端部同士をシール たり、或いは二つの領域の外周端部同士を 周に亘ってシールしたりすることでバッグ 体10を形成してもよい。

 上記第一及び第二実施形態において、バ グ本体10の内部空間100を三つに区画した輸 バッグ1について説明したが、これに限定さ るものではなく、例えば、図9(a)に示す如く 、バッグ本体10に薬剤(薬液)を収容する内部 間100のみを形成したものや、図9(b)に示す如 、弱シール部101’によってバッグ本体10の 部空間100を二つに区画して希釈液を収容す 第一室100aと薬剤を収容する第二室100bとを形 成したもの等であってもよい。すなわち、ポ ート部材11が取り付けられるバッグ本体10は 少なくとも薬剤を収容する内部空間100を形 したものであればよい。

 上記第一及び第二実施形態において、粉 の薬剤を内部空間100(第二室100b)に収容する うにしたが、バッグ本体10に収容される薬 は、液体であってもよい。また、上述の如 、内部空間100を薬剤のみを収容するように 成する場合には、薬剤は液状のものが採用 れることは言うまでもない。また、上記実 形態において、薬剤と希釈液とを分離した 液バッグ1について説明したが、薬剤が液体 ある場合には、該薬液に希釈液が一成分と て含まれるものである。従って、前記ポー 部材11が取り付けられる輸液バッグ1は、薬 として希釈液のみが収容されるものであっ も勿論よい。

 上記第一及び第二実施形態において、本 部111(封止部113及び接続筒部114)が中空針Nの さよりも長くなるように設定したが、これ 限定されるものではなく、例えば、栓体110 刺通した中空針Nの先端がバッグ本体10に到 しないように、ポート部材11の全長を中空 Nの長さよりも長く設定するようにしてもよ 。すなわち、栓体110を刺通した中空針Nでバ ッグ本体10を貫通させないようにポート部材1 1の長さを設定すればよい。但し、上述の如 、変形筒部115は円筒状から扁平筒状に形状 変化して内部が被シール部112に向けて狭ま 部位であるため、中空針Nが変形筒部115に接 することを考慮すると、封止部113及び接続 部114の合計長さを中空針Nの長さよりも長く 設定することが好ましいことは言うまでもな い。

 上記第一及び第二実施形態において、本 部111と被シール部112とを一体的に成形した 、これに限定されるものではなく、例えば 本体部111と被シール部112とを別体で作製し 後に、これらを接続するようにしてもよい 従って、本体部111と被シール部112とを同一 材で形成したものに限定されるものではな 、本体部111と被シール部112とを異なる素材 形成し、これらを接続するようにしてもよ 。このように本体部111と被シール部112とを 素材とする場合、例えば、本体部111を剛性 富む素材で構成し、被シール部112を柔軟な 材で構成すれば、本体部111の剛性を担保し 上で被シール部112を径方向に変形可能なも にすることができ、第二実施形態と同様の ート部材11とすることができる。

 上記第一及び第二実施形態において、封 部113を接続筒部114よりも大径にして本体部1 1を外観段付き棒状に形成したが、これに限 されるものではなく、例えば、封止部113及 接続筒部114を同じサイズで形成してもよい 但し、封止部113は、栓体110によって封止さ るため、中空針Nを円滑に刺通できるサイズ 栓体110を封着できるサイズのものにするこ は勿論のことである。

 上記第二実施形態において、接続筒部114 変形筒部115、及び被シール部112の外径を同 に設定する一方で、被シール部112の内径を 続筒部114の内径よりも大きく設定すること 、該被シール部112を接続筒部114よりも薄肉 形成したが、これに限定されるものではな 、例えば、図10(a)に示す如く、被シール部11 2の内径を接続筒部114の内径と同一にする一 で、被シール部112の外径を接続筒部114の外 よりも小さく設定して被シール部112の肉厚 接続筒部114よりも薄肉に形成したり、図10(b) に示す如く、被シール部112の内径を接続筒部 114の内径よりも大きく設定するとともに被シ ール部112の外径を接続筒部114の外径よりも小 さく設定して被シール部112の肉厚を接続筒部 114よりも薄肉に形成したりしてもよい。そし て、上記第一及び第二実施形態において、変 形筒部115を被シール部112に向かうにつれて薄 肉になるように形成したが、これに限定され るものではなく、例えば、変形筒部115を被シ ール部112と連続するように(内外径が被シー 部112と同一になるように)形成してもよい。

 すなわち、変形筒部115は、被シール部112 変形に追従して変形できるように形成され ばよい。但し、第二実施形態で説明したよ に、変形筒部115は接続筒部114側が円筒状を する一方で被シール部112側が扁平筒状を呈 る(内孔が狭まる形状をなす)ため、封止部11 3及び接続筒部114の合計長さが中空針Nと同等 いはそれ以下に設定された場合、中空針Nを 刺通させる量や、栓体110に刺通させた中空針 Nの姿勢によってはその先端部が接触する可 性が高くなり、該変形筒部115全体を薄肉に 成すると、栓体110を刺通した中空針Nの先端 接触した場合に貫通し易くなってしまう。 のため、上記実施形態と同様に、封止部113 び接続筒部114の合計長さを中空針Nの長さよ りも長く設定し、栓体110を刺通した中空針N 先端が変形筒部115に到達しないようにした 、被シール部112の変形を許容した上で接続 部114を出来る限る厚肉に形成して中空針Nが 通するのを阻止できるようにしたりするこ 好ましい。