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Title:
PORTABLE DEVICE, DATA TRANSFER METHOD OF PORTABLE DEVICE AND DATA TRANSFER CONTROL PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116161
Kind Code:
A1
Abstract:
Even if residual quantity of power is consumed, a portable telephone function can be used as much as possible. A portable device (10) has a common memory (13a) to which an information processor (11) and an information processor (12) can access, a data writing part (11b) which the information processor (11) has and which writes data into the common memory (13a), a power monitoring part (13b) monitoring residual quantity of a battery (14) supplying power to the information processor (11) and the information processor (12), a transfer control part (13c) requesting writing of work object data being a work object in the information processing part (11a) into the common memory (13a) from the data writing part (11b) when residual quantity becomes not more than prescribed quantity and an operation stop part (13d) stopping an operation of the information processor (11) after the data writing part (11b) writes work object data into the common memory (13a). The portable telephone function can be used as long as possible by the portable device (10) even if residual quantity of power is consumed.

Inventors:
SAITO KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055217
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
SAITO KOJI (JP)
International Classes:
G06F1/30; H04M1/73
Foreign References:
JPH09138716A1997-05-27
JPH11184576A1999-07-09
JPH11249754A1999-09-17
Attorney, Agent or Firm:
HATTORI, KIYOSHI (JP)
Kiyoshi Hattori (JP)
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Claims:
 データを処理する情報処理部を有する第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置において、
 前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置が共にアクセス可能な共有メモリと、
 前記第1の情報処理装置が備える、前記共有メモリにデータを書き込むデータ書き込み部と、
 前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視する電源監視部と、
 前記残量が一定量以下になったとき、前記データ書き込み部に、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データの前記共有メモリへの書き込みを要求する転送制御部と、
 前記データ書き込み部により前記作業対象データが前記共有メモリに書き込まれた後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させる動作停止部と、
 を有することを特徴とする携帯型装置。
 前記第1の情報処理装置は、前記作業対象データを用いた前記情報処理部での作業内容を識別するための作業識別情報を生成して出力する情報生成部を備え、
 前記第2の情報処理装置は、前記共有メモリに書き込まれたデータを読み込んで処理する情報引継処理部を備え、
 前記残量が一定量以下となり、前記データ書き込み部が前記作業対象データを前記共有メモリに書き込む際に、前記情報生成部は、当該作業対象データに対する前記作業識別情報を生成して出力し、
 前記情報引継処理部は、前記共有メモリに書き込まれた前記作業対象データを用いて、前記情報生成部から出力された前記作業識別情報に基づく処理を引き続き行うことを特徴とする請求の範囲第1項記載の携帯型装置。
 前記情報生成部から出力された前記作業識別情報は、前記転送制御部によって前記第2の情報処理装置に転送されることを特徴とする請求の範囲第2項記載の携帯型装置。
 前記情報生成部から出力された前記作業識別情報は、対応する前記作業対象データと共に前記共有メモリに書き込まれることを特徴とする請求の範囲第2項記載の携帯型装置。
 前記作業識別情報は、対応する前記作業対象データのファイル形式を識別する情報、または、当該作業対象データを用いて前記情報処理部で実行されていた作業の種別を示す情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求の範囲第2乃至4項のいずれか1項に記載の携帯型装置。
 データを処理する情報処理部を備える第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置において、
 前記第1の情報処理装置が備える、データを転送するデータ転送部と、
 前記第2の情報処理装置が備える、前記データ転送部から転送されたデータを受信するデータ受信部と、
 前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視する電源監視部と、
 前記残量が一定量以下になったとき、前記データ転送部に、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データの前記データ受信部への転送を要求する転送制御部と、
 前記データ転送部により前記作業対象データが前記データ受信部に転送された後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させる動作停止部と、
 を有することを特徴とする携帯型装置。
 前記第2の情報処理装置は前記データ受信部で受信したデータを読み込んで処理する情報引継処理部を備え、
 前記残量が一定量以下となり、前記データ転送部が前記作業対象データを前記データ受信部に転送する際に、当該作業対象データに対する、前記作業対象データを用いた前記情報処理部での作業内容を識別するための作業識別情報を生成して出力し、
 前記情報引継処理部は、前記データ転送部に転送された前記作業対象データを用いて、前記作業識別情報に基づく処理を引き続き行うことを特徴とする請求の範囲第6項記載の携帯型装置。
 前記データ転送部から出力された前記作業識別情報は、対応する前記作業対象データと共に前記データ受信部に転送されることを特徴とする請求の範囲第7項記載の携帯型装置。
 前記データ転送部から出力された前記作業識別情報は、前記転送制御部によって前記第2の情報処理装置に転送されることを特徴とする請求の範囲第7項記載の携帯型装置。
 前記作業識別情報は、対応する前記作業対象データのファイル形式を識別する情報、または、当該作業対象データを用いて前記情報処理で実行されていた作業の種類を示す情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求の範囲第7乃至9項のいずれか1項に記載の携帯型装置。
 データを処理する情報処理部を有する第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置のデータ転送方法において、
 電源監視部が、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視するステップと、
 前記第1の情報処理装置が備えるデータ書き込み部が、前記残量が一定量以下になったとき、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データを、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置が共にアクセス可能な共有メモリに書き込むステップと、
 動作停止部が、前記データ書き込み部により前記作業対象データが前記共有メモリに書き込まれた後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させるステップと、
 を有することを特徴とする携帯型装置のデータ転送方法。
 データを処理する情報処理部を有する第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置のデータ転送方法において、
 電源監視部が、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視するステップと、
 前記第1の情報処理装置が備えるデータ転送部が、前記残量が一定量以下になったとき、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データを、前記第2の情報処理装置が備えるデータ受信部に転送するステップと、
 動作停止部が、前記データ転送部により前記作業対象データが前記データ受信部に転送された後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させるステップと、
 を有することを特徴とする携帯型装置のデータ転送方法。
 データを処理する情報処理部を備える第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置でのデータ転送を制御するためのデータ転送制御プログラムにおいて、
 携帯型装置が備えるコンピュータに、
 電源監視部が、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視する手段、
 前記第1の情報処理装置が備えるデータ書き込み部が、前記残量が一定量以下になったとき、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データを、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置が共にアクセス可能な共有メモリに書き込むように制御する手段、
 動作停止部が、前記データ書き込み部により前記作業対象データが前記共有メモリに書き込まれた後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させる手段、
 として機能させることを特徴とするデータ転送制御プログラム。
 データを処理する情報処理部を備える第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可能であって携帯電話機能を実現する第2の情報処理装置とを一体に備えている携帯型装置でのデータ転送を制御するためのデータ転送制御プログラムにおいて、
 携帯型装置が備えるコンピュータに、
 電源監視部が、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置に電源を供給するバッテリの残量を監視する手段、
 前記第1の情報処理装置が備えるデータ転送部が、前記残量が一定量以下になったとき、前記情報処理部で作業対象とされていた作業対象データを、前記第2の情報処理装置が備えるデータ受信部に転送する手段、
 動作停止部が、前記データ転送部により前記作業対象データが前記データ受信部に転送された後、前記第1の情報処理装置の動作を停止させる手段、
 として機能させることを特徴とするデータ転送制御プログラム。
Description:
携帯型装置、携帯型装置のデー 転送方法およびデータ転送制御プログラム

 本発明は、携帯型装置、携帯型装置のデ タ転送方法およびデータ転送制御プログラ に関し、特に、2つのシステムを備える携帯 型装置、携帯型装置のデータ転送方法および データ転送制御プログラムに関する。

 近年、ハードウェアデバイスの小型化・ 性能化が進んでいる。これに伴って、携帯 能な1つの小型端末内で複数の異なる用途の システムを実現することが可能になってきて いる。一般に、単一のシステム上では、CPU(Ce ntral Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)など の1式のハードウェア資源に対して1以上のオ レーティングシステム(Operating System:以下、 OSという)が実行される。しかし、上記のよう な小型端末では、例えば、コンピュータの機 能を実行する1式のハードウェア資源と携帯 話との機能を実行する1式のハードウェア資 とが、それぞれ独立したシステムとして搭 される。そして、各システムで個別のOSが 行され、コンピュータと携帯電話との2つの 能が1つの小型端末によって実現される。こ のような小型端末では、装置の小型化のため にモニタや入力装置は2つのシステムで共有 れる。すなわち、利用者は、同一の端末に モニタに表示される画面を切り換えること 、2つのシステムの機能を利用することがで る。

 また、単一のシステム上で複数のOSを実 させて、各OSおよびその上で実行可能なアプ リケーションソフト(以下、アプリケーショ という)を切り換えて利用するという方法も 従来良く知られている技術である。

 ところで、OSには、システムの省電力を 現可能なものが存在する。このようなOSとし て、例えば、ウィンドウズ(登録商標)は、ACPI (Advanced Configuration and Power Interface)による電 源管理機能を備えている。この電源管理機能 では、システムを省電力モードに移行させ、 ハードウェアデバイスへの電力供給を制御す ることによってシステムの消費電力を抑える ことができる。省電力モードとしては、RAMな どの限られたハードウェアデバイスにのみ電 力を供給して、RAMに記憶されたデータを保持 し、このデータからOSを高速に元の状態に復 可能なスタンバイ状態が存在する。

 そして、このような省電力機能を利用して 複数のOSの切り換えや特定のアプリケーシ ンの起動に要する時間を短縮することがで る。複数のOSを切り換える方法では、システ ム起動時に操作対象外のOSをスタンバイ状態 してRAM上に格納し、適宜、高速に切り換え 利用する方法が知られている(例えば、特許 文献1参照)。

特開2001-256066号公報

 しかし、コンピュータと携帯電話との2つの 機能が1つの小型端末で実現される場合には 次のような問題点があった。
 コンピュータ機能と、コンピュータ機能よ も消費電力が小さい携帯電話機能とを単純 合わせた携帯端末において、コンピュータ 能を利用していると、電力がすくに消費さ てしまう。電力が消費されると、例えば、 急時において、携帯電話機能も利用できな なるという問題があった。

 本発明はこのような点に鑑みてなされた のであり、バッテリが消耗してもできる限 長く携帯電話機能を利用できる携帯型装置 携帯型装置のデータ転送方法およびデータ 送制御プログラムを提供することを目的と る。

 上記目的を達成するために、データを処 する情報処理部を有する第1の情報処理装置 と、前記第1の情報処理装置と並列に動作可 であって携帯電話機能を実現する第2の情報 理装置とを一体に備えている携帯型装置が 供される。

 この携帯型装置は、前記第1の情報処理装 置および前記第2の情報処理装置が共にアク ス可能な共有メモリと、前記第1の情報処理 置が備える、前記共有メモリにデータを書 込むデータ書き込み部と、前記第1の情報処 理装置および前記第2の情報処理装置に電源 供給するバッテリの残量を監視する電源監 部と、前記残量が一定量以下になったとき 前記データ書き込み部に、前記情報処理部 作業対象とされていた作業対象データの前 共有メモリへの書き込みを要求する転送制 部と、前記データ書き込み部により前記作 対象データが前記共有メモリに書き込まれ 後、前記第1の情報処理装置の動作を停止さ る動作停止部と、を有する。

 このような携帯型装置では、第1の情報処 理装置と第2の情報処理装置とが共にアクセ 可能な共有メモリが設けられる。情報処理 によるデータの処理中において、電源監視 により、残量が一定量以下になったことが 出されると、第1の情報処理装置が備えるデ タ書き込み部が共有メモリにデータを書き む。データの書き込みが完了すると、動作 止部によって第1の情報処理装置の動作が停 止される。

 また上記目的を達成するために、データ 処理する情報処理部を有する第1の情報処理 装置と、前記第1の情報処理装置と並列に動 可能であって携帯電話機能を実現する第2の 報処理装置とを一体に備えている携帯型装 が提供される。

 この携帯型装置は、前記第1の情報処理装 置が備える、データを転送するデータ転送部 と、前記第2の情報処理装置が備える、前記 ータ転送部から転送されたデータを受信す データ受信部と、前記第1の情報処理装置お び前記第2の情報処理装置に電源を供給する バッテリの残量を監視する電源監視部と、前 記残量が一定量以下になったとき、前記デー タ転送部に、前記情報処理部で作業対象とさ れていた作業対象データの前記データ受信部 への転送を要求する転送制御部と、前記デー タ転送部により前記作業対象データが前記デ ータ受信部に転送された後、前記第1の情報 理装置の動作を停止させる動作停止部と、 有する。

 このような携帯型装置では、情報処理部 よるデータの処理中において、電源監視部 より、残量が一定量以下になったことが検 されると、第1の情報処理装置が備えるデー タ転送部が第2の情報処理装置が備えるデー 受信部にデータを転送する。データの転送 完了すると、動作停止部によって第1の情報 理装置の動作が停止される。

 上記携帯型装置では、電力の残量が消耗し もできる限り長く携帯電話機能を利用する とができる。
 本発明の上記および他の目的、特徴および 点は本発明の例として好ましい実施の形態 表す添付の図面と関連した以下の説明によ 明らかになるであろう。

実施の形態の概要を説明する概念図で る。 第1の実施の形態の携帯端末のハードウ ェア構成を示す図である。 第1の実施の形態における転送されるデ ータに付加される引継情報を示す表である。 第1の実施の形態における携帯端末の機 能を示す図である。 第1の実施の形態におけるコンピュータ 装置が作業を行っている場合のシーケンス図 である。 第1の実施の形態におけるコンピュータ 装置が作業を行っていない場合のシーケンス 図である。 第2の実施の形態における携帯端末の機 能を示す図である。 第2の実施の形態におけるコンピュータ 装置が作業を行っている場合のシーケンス図 である。 第2の実施の形態におけるコンピュータ 装置が作業を行っていない場合のシーケンス 図である。

 以下、実施の形態について図面を参照しな ら説明する。なお、以下の実施の形態につ ては、図面では同一または類似の部分は同 または類似の符号を付している。
 まず、実施の形態の概要について説明する

 図1は、実施の形態の概要を説明する概念図 である。
 携帯型装置10は、図1に示すように、情報処 装置11、情報処理装置11と並列に動作可能な 情報処理装置12および共有メモリ13aにより構 されている。さらに、携帯型装置10は、情 処理装置11,12およびバッテリ14と接続された 源管理装置13を備えている。なお、情報処 装置12の消費電力は、情報処理装置11のそれ り少ないこととする。

 情報処理装置11は、共有メモリ13aにアクセ することができる。また、情報処理装置11は 、情報処理部11aおよびデータ書き込み部11bを 備えている。
 情報処理部11aは、例えばプログラムの実行 どにより、データを処理する機能を備えて る。例えば、テキストや写真などのデータ 作成や編集などの作業を行う。

 データ書き込み部11bは、情報処理部11aで 業対象とされていたデータを共有メモリ13a 書き込む。なお、データは、情報処理部11a よって行われていた作業内容を表す作業識 情報が付加されて、共有メモリ13aに書き込 れる。また、データ書き込み部11bは、デー の書き込みが完了すると、その旨を、転送 御部13cを介して動作停止部13dに通知する。

 情報処理装置12は、情報処理装置11と並列 に動作することができ、携帯電話機能を実現 することができる。また、情報処理装置12も 有メモリ13aにアクセスすることができる。 たがって、情報処理装置12は、データ書き み部11bによって書き込まれたデータを共有 モリ13aから読み込むことができる。

 共有メモリ13aは、情報処理装置11,12の双方 らアクセスされて、データの書き込み、読 込みが行われる。
 電源管理装置13は、情報処理装置11、12およ バッテリ14と接続されている。バッテリ14は 、携帯型装置10内の各部に電力を供給する二 電池(バッテリ)である。また、電源管理装 13は、電源監視部13b、転送制御部13cおよび動 作停止部13dを備えている。

 電源監視部13bは、バッテリ14の残量を監 する。そして、電源監視部13bは、監視して たバッテリ14の残量が一定量以下になると、 転送制御部13cを動作させる。

 転送制御部13cは、バッテリ14の残量が一 量以下になったとき、データ書き込み部11b 、情報処理部11aで作業対象とされていたデ タを共有メモリ13aに書き込ませる。

 動作停止部13dは、データ書き込み部11bの共 メモリ13aへの書き込みが完了すると、情報 理装置11の動作を停止させる。
 次に、このような構成である携帯型装置10 おいて、バッテリ14の残量が減少したときの 動作について説明する。

 まず、情報処理装置11において、データ 対して情報処理部11aにより、作業が行われ 。例えば、テキストや写真などのデータの 成、編集などの作業が行われる。同時に、 源監視部13bは携帯型装置10を継続的に動作さ せるために各部に供給されるバッテリ14の残 を監視する。

 電源監視部13bは、バッテリ14の残量が一 量以下になると、転送制御部13cを動作させ 。そして、転送制御部13cは、データ書き込 部11bに、情報処理部11aの作業対象とされて たデータを共有メモリ13aに書き込ませる。 時に、転送制御部13cは、情報処理装置12に、 共有メモリ13aに書き込まれたデータを読み込 ませる。

 データ書き込み部11bは、共有メモリ13aへの ータの書き込みが完了すると、その旨を動 停止部13dに通知する。
 動作停止部13dは、データの書き込み完了通 を受信すると、情報処理装置11の動作を停 させる。

 その後、情報処理装置12は、読み込んだ ータに付加された作業識別情報を参照する そして、情報処理装置12は、データに対して 、情報処理装置11が行っていた作業内容を引 継ぐ。なお、作業対象のデータのファイル 式を識別する情報、作業の内容を、識別情 を有する作業識別情報に付加しておくこと 、情報処理装置12で容易に引き継ぐことが きる。

 以上のように、携帯型装置10では、情報 理装置11が動作している間に、バッテリ14の 量が減少すると、情報処理装置11の作業対 とされていたデータが、共有メモリ13aを介 て、消費電力が情報処理装置11よりも少ない 情報処理装置12へ転送され、作業が引き継が る。

 このため、情報処理装置11においてデー の作業中に、電力の残量が減少しても、作 を中断することなく、情報処理装置12に作業 を引き続き行わせることが可能となる。そし て、情報処理装置12の携帯電話機能の利用時 の短縮を抑えることが可能となる。

 次に、実施の形態についてより具体的に説 する。なお、以下の実施の形態では、概要 説明した携帯型装置の1例として、携帯端末 の場合を例にあげて説明する。
 まず、第1の実施の形態について説明する。

 図2は、第1の実施の形態の携帯端末のハー ウェア構成を示す図である。
 携帯端末100は、コンピュータ装置110と携帯 話装置120との2つの情報処理装置を並列に実 行可能な端末装置である。コンピュータ装置 110と携帯電話装置120とは、バス105を介して、 表示部101、入力部102、入出力切換部103、電源 部104、電源管理装置130および共有メモリ130a 対して共通に接続されている。

 表示部101は、コンピュータ装置110および 帯電話装置120の各CPU111,121からの命令に従っ て画像を表示させるモニタである。表示部101 としては、例えば、液晶モニタが用いられる 。

 入力部102は、コンピュータ装置110並びに 帯電話装置120への入力を行う。入力部102と ては、例えば、キーボード並びにポインテ ングデバイスが用いられる。

 入出力切換部103は、コンピュータ装置110 携帯電話装置120との操作対象を切り換える この切り換えによって、表示部101への出力 を切り換えることができる。また、同様に て、入力部102からの入力先を切り換えるこ ができる。利用者は、例えば、携帯端末100 設けられた切換スイッチ(図示せず)を操作 ることにより、入出力切換部103に対して、 の切り換え動作の実行を指示することがで る。

 電源部104は、バッテリ(図示せず)と接続さ ており、携帯端末100の各部への電力供給を う。
 共有メモリ130aは、コンピュータ装置110およ び携帯電話装置120からアクセス可能である。 そして、共有メモリ130aに対して、書き込み よび読み出しを自由に行うことができる。

 電源管理装置130は、電源部104により供給 れる電力の残量を監視する。そして、コン ュータ装置110の動作中に電力の残量が一定 以下になったとき、コンピュータ装置110に コンピュータ装置110の作業対象とされてい データを共有メモリ130aに書き込ませる。そ して、コンピュータ装置110の動作を停止させ る。また、携帯電話装置120に、共有メモリ130 aに書き込ませたデータを読み込ませ、コン ュータ装置110で行われていたデータの作業 継続させる。

 また、電源管理装置130は、例えば、内部 CPUが所定のプログラムを実行することで各 の制御動作を実行する情報処理装置(例えば 、マイクロコンピュータなど)として実現さ てもよい。この場合、電源管理装置130の内 などに設けられたメモリにプログラムが記 され、このプログラムがCPUによって実行さ ることで、電源管理装置130の各機能が実現 れる。

 なお、本実施の形態では、携帯電話機能 携帯電話装置120のみで実現されるが、例え さらに、携帯電話の通話や電子メールの送 信などに必要な処理機能をコンピュータ装 110でのソフトウェア処理によって実現し、 ンピュータ装置110の制御の下で、携帯電話 置120の無線通信モジュール124を介して通話 電子メールの送受信が可能とされていても い。

 また、以上の表示部101、入力部102、入出 切換部103、電源部104、共有メモリ130aおよび 電源管理装置130は、2つの情報処理装置、す わちコンピュータ装置110および携帯電話装 120のそれぞれによって共用される構成とな ている。また、コンピュータ装置110と携帯 話装置120との間でも、電源管理装置130の制 の下で、バス105を通じたデータの送受信、 よび共有メモリ130aを介したデータの受け渡 が可能となっている。しかし、各部の共用 ため、あるいはコンピュータ装置110と携帯 話装置120との間の情報転送のために、他の 成が採用されてもよい。

 例えば、コンピュータ装置110と携帯電話 置120との間で共有メモリ130aを介さずに情報 を受け渡すために、表示部101や入力部102など と接続するバス105とは別のバスが設けられて もよい。この場合、例えば上記のようにコン ピュータ装置110でも携帯電話の処理機能を実 現可能とされていれば、このバスを介して、 発呼や着呼、電子メールの送受信などを制御 するためのコマンドが携帯電話装置120との間 で送受信されてもよい。

 また、共有メモリ130aとしては、図2のよ に共通のバス105に接続される構成の他に、 えば、デュアルインタフェース方式のメモ を用いて、それぞれのインタフェースを介 てコンピュータ装置110および携帯電話装置12 0からのアクセスを受ける構成としてもよい

 次に、コンピュータ装置110および携帯電話 置120のハードウェア構成について引き続き 2を参照しながら説明する。
 コンピュータ装置110は、CPU111によって統括 に制御されている。CPU111には、バス115を介 てRAM112およびフラッシュメモリ113が接続さ ている。

 RAM112には、CPU111に実行させるOSやプログ ムの少なくとも一部が一時的に格納される また、RAM112には、CPU111による処理に必要な 種データが格納される。

 フラッシュメモリ113には、コンピュータ 置110上のOSやアプリケーションのプログラ が格納される。また、フラッシュメモリ113 は、CPU111による処理に必要な各種データが 納される。

 携帯電話装置120は、CPU121によって統括的 制御されている。CPU121には、バス125を介し RAM122、フラッシュメモリ123および無線通信 ジュール124が接続されている。また、無線 信モジュール124には、アンテナ126が接続さ ている。

 RAM122には、CPU121に実行させるOSやプログ ムの少なくとも一部が一時的に格納される また、RAM122には、CPU121による処理に必要な 種データが格納される。

 フラッシュメモリ123には、携帯電話装置1 20上のOSやアプリケーションのプログラムが 納される。また、フラッシュメモリ123には CPU121による処理に必要な各種データが格納 れる。

 無線通信モジュール124は、無線通信のた のRF(Radio Frequency)回路や、送受信信号の変 調回路などを備える。携帯電話装置120は、 線通信モジュール124およびアンテナ126を介 て基地局と無線通信することで、他の携帯 話などの情報処理機器との間でデータの送 信や音声通話を行うことが可能になる。

 図3は、第1の実施の形態における転送され データに付加される引継情報を示す表であ 。
 本実施の形態では、図2に示したハードウェ ア構成において、コンピュータ装置110の作業 対象であったデータが携帯電話装置120に転送 される。図3は、転送されるデータに関する 継情報について説明するものである。

 表130bによれば、転送されるデータに対応し て生成される引継情報として、例えば、デー タのファイル名、アドレス情報、データ量お よび作業識別情報が挙げられる。
 ファイル名には、転送されるデータの拡張 が付されている。例えば、テキストファイ であれば、“abc.txt”などである。アドレス 情報は、データが書き込まれた共有メモリ130 a上におけるアドレスを示す。データ量は、 字通り、転送されるデータのデータ量を示 。

 作業識別情報は、対応するデータを用い コンピュータ装置110で実行されていた作業 種別を識別する情報であり、さらにデータ 種類と作業状態識別情報とに分けられる。 ータの種類は、例えば、電子メール、アド ス帳、写真またはテキストなどが挙げられ 、アプリケーションプログラムの識別情報 どとして記述される。作業状態識別情報は データが転送される前に、コンピュータ装 110で行われていた作業状態を示す。例えば データの転送前に、コンピュータ装置110で 子メールが作成されていれば、データの種 には「メール」が、作業状態識別情報には 作成中」が示される。また、写真を編集し いれば、データの種類では「写真」が、作 状態識別情報には「編集中」が示される。

 携帯端末100では、このような引継情報が、 送されるデータに対応して生成される。
 次に、携帯端末100の機能構成について説明 る。

 図4は、第1の実施の形態における携帯端末 機能を示す図である。
 携帯端末100は、コンピュータ装置110、携帯 話装置120、共有メモリ130a、電源管理装置130 および電源部104により構成されている。

 コンピュータ装置110は、共有メモリ130aに アクセスすることができる。また、コンピュ ータ装置110は、情報処理部141、データ書き込 み部142および引継情報生成部143を備えている 。情報処理部141、データ書き込み部142および 引継情報生成部143の機能は、CPU111によって所 定のプログラムが実行されることで実現され る。

 情報処理部141は、テキスト、電子メール 写真、アドレス帳などのデータの作成や編 などの作業を行う。そして、情報処理部141 、これらの作業中では、例えば、作業対象 データをRAM112に一時的に読み込んだ状態で 理し、ユーザの入力操作によって保存が要 されると、そのデータをフラッシュメモリ1 13に書き込む。

 データ書き込み部142は、電源管理装置130 転送制御部132からの要求に応じて、情報処 部141で作業対象とされていたデータを、共 メモリ130aに書き込む。また、データ書き込 み部142は、共有メモリ130aへのデータの書き みが完了すると、書き込んだデータのファ ル名、データ量、共有メモリ130a上のアドレ 、種類および情報処理部141での作業状態を 継情報生成部143に通知する。

 引継情報生成部143は、データ書き込み部1 42から通知された情報から、図3に示したよう な引継情報を生成する。そして、引継情報生 成部143は、転送制御部132に、データの書き込 み完了を通知するとともに、生成した引継情 報も送信する。

 携帯電話装置120は、コンピュータ装置110 並列に動作することができ、携帯電話機能 実現する。そして、携帯電話装置120も共有 モリ130aにアクセスすることができる。なお 、携帯電話装置120の消費電力は、コンピュー タ装置110の消費電力よりも少ない。また、携 帯電話装置120は、情報引継処理部151、データ 読み込み部152および引継情報受付部153を備え ている。情報引継処理部151、データ読み込み 部152および引継情報受付部153の機能は、CPU121 によって所定のプログラムが実行されること で実現される。

 情報引継処理部151は、所定のプログラム 記述された手順に従って、共有メモリ130aを 介して読み込まれたデータを処理する。デー タは、共有メモリ130aからデータ読み込み部15 2によって読み込まれて、情報引継処理部151 渡される。このデータに行われる処理は、 ータ読み込み部152によって読み込まれたデ タに対応する引継情報の作業識別情報から 別される、コンピュータ装置110の情報処理 141が行っていた処理内容(またはそれとほぼ じ内容)である。すなわち、情報引継処理部 151は、共有メモリ130aからデータを読み込み そのデータを用いて、直前に情報処理部141 実行されていた処理を代行することができ 。なお、情報引継処理部151での処理は、対 するコンピュータ装置110側の処理を簡易化 たものであってもよい。また、情報引継処 部151は、処理したデータをフラッシュメモ 123に保存することができる。

 データ読み込み部152は、引継情報受付部1 53から渡された引継情報を参照して、共有メ リ130aからデータを読み込む。そして、デー タ読み込み部152は、読み込んだデータと引継 情報とを情報引継処理部151に転送し、このデ ータに対する処理の継続実行を情報引継処理 部151に要求する。

 引継情報受付部153は、電源管理装置130の 送制御部132から、データの共有メモリ130aへ の書き込み完了と引継情報とが通知される。 そして、引継情報受付部153は、引継情報をデ ータ読み込み部152へ通知する。

 共有メモリ130aは、コンピュータ装置110お よび携帯電話装置120の双方からアクセス可能 であり、少なくとも、コンピュータ装置110か らのデータの書き込みと、携帯電話装置120か らのデータの読み出しとが可能とされている 。

 電源管理装置130は、コンピュータ装置110 携帯電話装置120および電源部104と接続して る。また、電源管理装置130は、電源監視部1 31、転送制御部132および動作停止部133を備え いる。

 電源監視部131は、電源部104から供給され 電力の残量を監視する。そして、電源監視 131は、監視していた電力の残量が一定量以 になると、転送制御部132を動作させる。

 転送制御部132は、電源部104から供給され 電力の残量が一定量以下になったとき、次 処理をデータ書き込み部142に実行させる。 ず、情報処理部141が処理を実行中であれば 情報処理部141が作業対象としていたデータ 、データ書き込み部142に取得させ、共有メ リ130aに転送させる。さらに、データ書き込 み部142に、共有メモリ130aに転送したデータ 関する情報(ファイル名、アドレス情報およ データ量など)を引継情報生成部143に通知さ せる。また、転送制御部132は、引継情報生成 部143から書き込み完了と引継情報とが通知さ れると、動作停止部133を動作させて、引継情 報を引継情報受付部153に通知する。

 動作停止部133は、転送制御部132から動作 求が通知されると、コンピュータ装置110の 作を停止させ、電源部104からコンピュータ 置110への電源供給を停止させる。

 電源部104は、バッテリ(図示せず)と接続さ ており、電源管理装置130を介して、携帯端 100の各部への電力供給を行う。
 このようなハードウェア構成および機能を える携帯端末100の動作について以下に説明 る。

 図5は、第1の実施の形態におけるコンピ ータ装置が作業を行っている場合のシーケ ス図、図6は、第1の実施の形態におけるコン ピュータ装置が作業を行っていない場合のシ ーケンス図である。

 携帯端末100における各部間の信号の伝送 おいて、電力の残量が一定量以下になった きに、コンピュータ装置110がデータに対し 作業を行っている場合および行っていない 合について図5,6にそれぞれ示している。

 まず、電力の残量が一定量以下になったと に、コンピュータ装置110が作業を行ってい 場合について、図5のシーケンス図が示す処 理をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS11]電源管理装置130において、電 監視部131は電力の残量が一定量以下に低下 たことを検出すると、転送制御部132を動作 せる。そして、転送制御部132は、電力の残 の低下の検出をコンピュータ装置110に通知 る。

 [ステップS12]コンピュータ装置110におい 、電力の残量低下が通知されると、データ き込み部142は、情報処理部141において作業 のデータの有無を確認する。そして、作業 象とされているデータが有る場合、データ き込み部142はその旨を電源管理装置130へ通 する。

 [ステップS13]電源管理装置130において、 業対象とされているデータが有ることが通 されると、転送制御部132は、作業対象とさ ているデータを共有メモリ130aに書き込むよ にコンピュータ装置110に要求する。

 [ステップS14]コンピュータ装置110におい 、書き込み要求が通知されると、データ書 込み部142は、情報処理部141から作業対象と れているデータを取得し、共有メモリ130aに き込む。

 [ステップS15]コンピュータ装置110におい 、さらに、データ書き込み部142は、書き込 だデータのファイル名、共有メモリ130a上の ドレス、データ量、種類および情報処理部1 41のデータに対する作業状況を引継情報生成 143に通知する。引継情報生成部143は、デー 書き込み部142から通知された情報から図3に 示したような引継情報を生成する。そして、 引継情報生成部143は、データの書き込みの完 了と引継情報とを電源管理装置130に通知する 。

 [ステップS16]電源管理装置130において、 き込み完了が通知されると、転送制御部132 、動作停止部133を動作させる。そして、動 停止部133は、動作を停止するようにコンピ ータ装置110に要求する。

 [ステップS17]停止要求が通知されると、 ンピュータ装置110は動作を停止する。図示 ないが、コンピュータ装置110の動作停止処 の完了後、電源管理装置130の制御によりコ ピュータ装置110への電源供給が停止される

 [ステップS18]電源管理装置130において、引 情報が通知されると、転送制御部132は、引 情報受付部153に引継情報を通知する。
 [ステップS19]携帯電話装置120において、引 情報が通知されると、引継情報受付部153が 継情報を受け付ける。そして、引継情報受 部153は、引継情報をデータ読み込み部152に 知する。データ読み込み部152は、引継情報 ファイル名、アドレス情報、データ量など 参照して、共有メモリ130aからデータを特定 て、共有メモリ130aにアクセスする。

 [ステップS20]携帯電話装置120において、デ タ読み込み部152は、特定したデータを共有 モリ130aから読み込む。
 [ステップS21]携帯電話装置120において、デ タ読み込み部152は、読み込んだデータを情 引継処理部151に転送する。このとき、デー 読み込み部152は、引継情報の作業識別情報 参照し、対応するアプリケーションを起動 せることで、情報引継処理部151に処理の継 実行を要求する。なお、ファイル名の拡張 を基に、あるいは、拡張子と作業識別情報 の組み合わせを基に、起動させるアプリケ ションを特定してもよい。このように起動 れた情報引継処理部151は、データに対して ンピュータ装置110で行われていた作業を引 続き行う。

 次に、電力の残量が一定量以下になった きに、コンピュータ装置110が作業を行って ない場合について、図6のシーケンス図が示 す処理をステップ番号に沿って説明する。

 [ステップS11]電源管理装置130において、 源監視部131は電力の残量が一定量以下に低 したことを検出すると、転送制御部132を動 させる。そして、転送制御部132は電力の残 の低下の検出をコンピュータ装置110に通知 る。

 [ステップS12a]コンピュータ装置110におい 、電力の残量低下が通知されると、データ き込み部142は、情報処理部141において作業 のデータの有無を確認する。そして、作業 象とされているデータが無い場合、データ き込み部142は、その旨を電源管理装置130へ 知する。

 [ステップS17a]電源管理装置130は、作業対 とされているデータが無いことが通知され と、転送制御部132は動作停止部133を動作さ る。そして、動作停止部133は、動作を停止 るようにコンピュータ装置110に要求する。

 [ステップS18a]コンピュータ装置110において 停止要求が通知されると、情報処理部141が ンピュータ装置110全体の動作を停止させる
 [ステップS22]電源管理装置130において、転 制御部132は動作停止部133を動作させて、コ ピュータ装置110を停止させたことを携帯電 装置120に通知する。

 なお、第1の実施の形態では、引継情報を 、転送制御部132を介して携帯電話装置120に転 送する場合を例に挙げて説明した。一方で、 引継情報を、作業対象とされていたデータの 付加データとして、共有メモリ130aを介して 帯電話装置120に転送するようにしてもよい この場合、引継情報受付部153は用いず、デ タ読み込み部152に、共有メモリ130aを常に監 させて、共有メモリ130aに書き込まれた引継 情報を即座に取得させるようにする。

 または、引継情報のうち、データ読み込 部152が共有メモリ130a内のデータにアクセス するために必要な情報(図3のファイル名、ア レス情報、データ量など)のみを、転送制御 部132を介して転送し、情報引継処理部151で実 行すべき処理を特定するための情報(図3の作 識別情報や、ファイル名など)については、 作業対象とされていたデータの付加データと して共有メモリ130aを介して転送されるよう してもよい。

 以上の第1の実施の形態の携帯端末100では 、コンピュータ装置110が動作している間に、 電力の残量が減少すると、コンピュータ装置 110の作業対象とされていたデータを、共有メ モリ130aを介して、消費電力がコンピュータ 置110よりも少ない携帯電話装置120へ転送し 作業を引き継がせる。

 このため、コンピュータ装置110において ータの作業中に、電力の残量が減少しても コンピュータ装置110で行われていた作業を 断することなく、携帯電話装置120で作業を き続き行うことが可能となる。そして、携 電話装置120の携帯電話機能の利用時間の短 を抑えることが可能となる。

 次に、第2の実施の形態について説明する。
 第2の実施の形態では、第1の実施の形態と なり、共有メモリを用いずに、コンピュー 装置と携帯電話装置との間でデータの転送 直接的に行う場合を例に挙げて説明する。

 なお、第2の実施の形態におけるハードウ ェア構成は、図2に示した携帯端末100におい 、共有メモリ130aを除いた場合であり、これ 携帯端末100aとする。このため、第2の実施 形態のハードウェハ構成の図示と各構成に いての説明とを省略する。

 次に、携帯端末100aの機能構成について説明 する。
 図7は、第2の実施の形態における携帯端末 機能を示す図である。
 携帯端末100aは、コンピュータ装置110、携帯 電話装置120、電源管理装置130および電源部104 により構成されている。

 コンピュータ装置110は、情報処理部141と 新たに、データ転送部142aとを備えている。 情報処理部141およびデータ転送部142aの機能 、CPU111によって所定のプログラムが実行さ ることで実現される。

 情報処理部141は、テキスト、電子メール 写真またはアドレス帳などのデータの作成 編集などの作業を行う。そして、情報処理 141は、これらの作業中では、例えば、作業 象のデータをRAM112に一時的に読み込んだ状 で処理し、ユーザの入力操作によって保存 要求されると、そのデータをフラッシュメ リ113に書き込む。

 データ転送部142aは、電源管理装置130の転 送制御部132からの要求に応じて、情報処理部 141で作業対象とされていたデータを、携帯電 話装置120へ転送する。なお、このとき、デー タは、ファイル名と、情報処理部141によって 行われていた作業状態を示す作業識別情報と が付加されている。また、データ転送部142a 、データの転送が完了すると、その旨を転 制御部132に通知する。

 携帯電話装置120は、コンピュータ装置110 並列に動作することができ、携帯電話機能 実現する。なお、携帯電話装置120の消費電 は、コンピュータ装置110の消費電力よりも ない。また、携帯電話装置120は、情報引継 理部151およびフラッシュメモリ123に加えて 新たに、データ受信部152aを備えている。情 報引継処理部151およびデータ受信部152aの機 は、CPU121によって所定のプログラムが実行 れることで実現される。

 情報引継処理部151は、所定のプログラム 記述された手順に従って、データ転送部142a から転送されたデータを処理する。データは 、データ転送部142aからデータ受信部152aに転 されて、データ受信部152aから情報引継処理 部151に渡される。このデータに行われる処理 は、データ転送部142aによってデータに付加 れたファイル名と作業識別情報とから判別 れる、コンピュータ装置110の情報処理部141 行っていた処理内容である。すなわち、情 引継処理部151は、データ転送部142aから転送 れたデータを用いて、直前に情報処理部141 実行されていた処理を代行することができ 。なお、情報引継処理部151での処理は、対 するコンピュータ装置110側の処理を簡易化 たものであってもよい。また、情報引継処 部151は、処理したデータをフラッシュメモ 123に格納することができる。

 データ受信部152aは、データ転送部142aか 転送されたデータを受信する。このとき、 ータには、ファイル名と、情報処理部141に って行われていた作業状態を示す作業識別 報とが付加されている。そして、データ受 部152aは、データのファイル名および作業識 情報を参照して、データを情報引継処理部1 51に転送し、このデータに対する処理の継続 行を情報引継処理部151に要求する。なお、 ータ受信部152aは、情報引継処理部151が他の 処理を行っている場合などには、受信したデ ータをフラッシュメモリ123に格納することが できる。

 フラッシュメモリ123は、情報引継処理部151 たはデータ受信部152aからのデータを格納す る。
 電源管理装置130は、コンピュータ装置110、 帯電話装置120および電源部104と接続してい 。また、電源管理装置130は、電源監視部131 転送制御部132および動作停止部133を備えて る。

 電源監視部131は、電源部104から供給され 電力の残量を監視する。そして、電源監視 131は、監視していた電力の残量が一定量以 になると、転送制御部132を動作させる。

 転送制御部132は、電源部104から供給され 電力の残量が一定量以下になったとき、次 制御をデータ転送部142aに行わせる。まず、 情報処理部141が、処理を実行中であれば、情 報処理部141が作業対象としていたデータを、 データ転送部142aに取得させ、データ受信部15 2aに転送させる。また、転送制御部132は、デ タ転送部142aからデータの転送完了を通知す ると、動作停止部133を動作させる。

 動作停止部133は、転送制御部132から動作要 が通知されると、コンピュータ装置110の動 を停止させる。
 電源部104は、バッテリ(図示せず)と接続さ ており、電源管理装置130を介して、携帯端 100aの各部への電力供給を行う。

 このようなハードウェア構成および機能を える携帯端末100aの動作について以下に説明 する。
 図8は、第2の実施の形態におけるコンピュ タ装置が作業を行っている場合のシーケン 図、図9は、第2の実施の形態におけるコンピ ュータ装置が作業を行っていない場合のシー ケンス図である。

 携帯端末100aにおける各部間の信号の伝送 において、電力の残量が一定量以下になった ときに、コンピュータ装置110がデータに対し て作業を行っている場合および行っていない 場合について図8,9にそれぞれ示している。

 まず、電力の残量が一定量以下になったと 、コンピュータ装置110が作業を行っている 合について、図8のシーケンス図が示す処理 をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS101]電源管理装置130において、電 監視部131は、電力の残量が一定量以下に低 したことを検出すると、転送制御部132を動 させる。そして、転送制御部132は、電力の 量の低下の検出をコンピュータ装置110へ通 する。

 [ステップS102]コンピュータ装置110におい 、電力の残量低下が通知されると、データ 送部142aは、情報処理部141において作業中の データの有無を確認する。そして、作業対象 とされているデータが有る場合、データ転送 部142aはその旨を電源管理装置130へ通知する

 [ステップS103]電源管理装置130において、 業対象とされているデータが有ることが通 されると、転送制御部132は、作業対象とさ ていたデータが転送されることを携帯電話 置120に通知する。

 [ステップS104]携帯電話装置120において、デ タの転送予告が通知されると、データ受信 152aは、「ACK」を電源管理装置130に通知する 。
 [ステップS105]電源管理装置130において、「A CK」が通知されると、転送制御部132は、作業 象とされていたデータを携帯電話装置120に 送するように要求する。

 [ステップS106]コンピュータ装置110におい 、データの転送要求が通知されると、デー 転送部142aは情報処理部141から作業対象とさ れているデータを取得し、携帯電話装置120に 転送する。

 なお、このデータ転送は、バス105を介し コンピュータ装置110から携帯電話装置120に 接的に行われてもよいが、他の例として、 源管理装置130の転送制御部132を介して行わ てもよい。また、引継情報のみが転送制御 132を介して転送されてもよい。

 また、コンピュータ装置110と携帯電話装 120との間に、データ転送用の専用のバスが けられ、このバスを通じて少なくとも作業 象とされていたデータが転送されてもよい この場合、前述のように、コンピュータ装 110が携帯電話の処理機能を実現可能とされ いれば、このバスを介して、発呼や着呼、 子メールの送受信などを制御するためのコ ンドが携帯電話装置120との間で送受信され もよい。

 [ステップS107]携帯電話装置120において、 ータが転送されると、データ受信部152aは、 データを受信する。このとき、データ受信部 152aは、データに付加されたファイル名と作 識別情報とを参照し、対応するアプリケー ョンを起動させることで、情報引継処理部15 1に処理の継続実行を要求する。このように 動された情報引継処理部151は、データに対 てコンピュータ装置110で行われていた作業 引き続き行う。

 [ステップS108]コンピュータ装置110において さらに、データ転送部142aは、データの転送 が完了すると、その旨を電源管理装置130に通 知する。
 [ステップS109]電源管理装置130において、デ タの転送完了が通知されると、転送制御部1 32は、動作停止部133を動作させる。そして、 作停止部133は、動作を停止するようにコン ュータ装置110に要求する。

 [ステップS110]コンピュータ装置110において 停止要求が通知されると、情報処理部141が ンピュータ装置110全体の動作を停止させる
 次に、電力の残量が一定量以下になったと に、コンピュータ装置110が作業を行ってい い場合について、図9のシーケンス図が示す 処理をステップ番号に沿って説明する。

 [ステップS101]電源管理装置130において、 源監視部131は、電力の残量が一定量以下に 下したことを検出すると、転送制御部132を 作させる。そして、転送制御部132は、電力 残量の低下の検出をコンピュータ装置110へ 知する。

 [ステップS102a]コンピュータ装置110におい て、電力の残量低下が通知されると、データ 転送部142aは、情報処理部141において作業中 データの有無を確認する。そして、作業対 とされているデータが無い場合、データ転 部142aはその旨を電源管理装置130へ通知する

 [ステップS109a]電源管理装置130において、 作業対象とされているデータが無いことが通 知されると、転送制御部132は、動作停止部133 を動作させる。そして、動作停止部133は、動 作を停止するようにコンピュータ装置110に要 求する。

 [ステップS110]コンピュータ装置110において 停止要求が通知されると、情報処理部141が ンピュータ装置110全体の動作を停止させる
 [ステップS111]電源管理装置130において、コ ピュータ装置110の停止が完了すると、動作 止部133は、その旨を携帯電話装置120に通知 る。

 以上のように、携帯端末100aでは、コンピ ュータ装置110が動作している間に、電力の残 量が減少すると、コンピュータ装置110の作業 対象とされていたデータを、消費電力がコン ピュータ装置110よりも少ない携帯電話装置120 へ転送し、作業を引き継がせる。

 このため、コンピュータ装置110において ータの作業中に、電力の残量が減少しても コンピュータ装置110で行われていた作業を 断することなく、携帯電話装置120で作業を き続き行うことが可能となる。そして、携 電話装置120の携帯電話機能の利用時間の短 を抑えることが可能となる。

 なお、上記の電源処理装置130の処理機能 、コンピュータなどの情報処理装置によっ 実現することができる。その場合、情報処 装置などが有すべき機能の処理内容を記述 たプログラムが提供される。そのプログラ を情報処理装置などで実行することにより 上記処理機能が情報処理装置などで実現さ る。

 処理内容を記述したプログラムは、情報 理装置などで読み取り可能な記録媒体に記 しておくことができる。情報処理装置など 読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装 、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メ リなどがある。磁気記録装置には、HDD、フ キシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)など ある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Di sc)、DVD-RAM、CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory) 、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁 記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)などが ある。

 上記プログラムを流通させる場合には、 えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD-R OMなどの可搬型記録媒体が販売される。また プログラムをサーバコンピュータに格納し おき、ネットワークを介して、サーバコン ュータから他のコンピュータにそのプログ ムを転送することもできる。

 上記プログラムを実行する情報処理装置 どは、例えば、可搬型記録媒体に記録され プログラムもしくはサーバコンピュータか 転送されたプログラムを、自己の記憶装置 格納する。そして、情報処理装置などは、 己の記憶装置からプログラムを読み取り、 ログラムに従った処理を実行する。なお、 報処理装置などは、可搬型記録媒体から直 プログラムを読み取り、そのプログラムに った処理を実行することもできる。

 また、情報処理装置などは、サーバコンピ ータからプログラムが転送される毎に、逐 、受け取ったプログラムに従った処理を実 することもできる。
 上記については単に本発明の原理を示すも である。さらに、多数の変形、変更が当業 にとって可能であり、本発明は上記に示し 説明した正確な構成および応用例に限定さ るものではなく、対応するすべての変形例 よび均等物は、添付の請求項およびその均 物による本発明の範囲とみなされる。

符号の説明

 10 携帯型装置
 11,12 情報処理装置
 11a 情報処理部
 11b データ書き込み部
 13 電源管理装置
 13a 共有メモリ
 13b 電源監視部
 13c 転送制御部
 13d 動作停止部
 14 バッテリ