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Patent Searching and Data


Title:
PORTABLE ELECTRIC LIGHT FOR BICYCLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026627
Kind Code:
A1
Abstract:
A portable electric light for a bicycle is provided with a main body case having an opening at least on a front surface; a front base, which stores a light emitting section and is connected to the main body case from the front side; a battery unit stored in the main body case; and a diffusion lens for projecting light by spreading the transmitted light in prescribed directions. The diffusion lens can be freely attached to and removed from the front base, and can be attached to the front base in a discretionary direction in the optical axis direction.

Inventors:
KURIHARA HIROSHI
SAKO YUKINOBU
KUSUMOTO JUNYA
Application Number:
PCT/JP2007/066736
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 29, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC IND CO LTD (JP)
KURIHARA HIROSHI
SAKO YUKINOBU
KUSUMOTO JUNYA
International Classes:
F21L2/00; F21L4/00; F21Y101/02
Foreign References:
JP2006111153A2006-04-27
JPS62185687U1987-11-26
JP2000085657A2000-03-28
Attorney, Agent or Firm:
KOTANI, Etsuji et al. (2-2 Nakanoshima 2-chome,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka 05, JP)
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Claims:
 少なくとも前面に開口を有する本体ケースと、
 発光部が収納され、前記本体ケースに前側から接続される前ベースと、
 前記本体ケースに収納される電池ユニットと、
 透過した光が所定の方向に広がるように光を出射させる散光レンズと、を備え、
 前記散光レンズは、前記前ベースに対して着脱自在で、かつ前記前ベースに対して光軸回りの任意の向きで取り付け可能である自転車用携帯電灯。
 前記散光レンズは、前記前ベースに取り付けられた状態で光軸回りに回動可能である請求項1に記載の自転車用携帯電灯。
 前記前ベースは、筒状のベース本体部と、このベース本体部よりも径方向内側に設けられた環状の支持部とを有し、
 前記散光レンズは、レンズ面の周縁部に爪部を有し、この爪部は前記支持部に係合可能に構成されている請求項2に記載の自転車用携帯電灯。
 前記発光部はLEDである請求項1に記載の自転車用携帯電灯。
 前記前ベースには、放熱部材が当該前ベースに接触した状態で収納されている請求項4に記載の自転車用携帯電灯。
 前記放熱部材は、前記前ベースに対してねじ嵌合されている請求項5に記載の自転車用携帯電灯。
 前記前ベースは、筒状のベース本体部と、このベース本体部から径方向内側に突出するストッパとを有し、
 前記ストッパと前記放熱部材との間に有底筒状のレンズが保持されている請求項6に記載の自転車用携帯電灯。
 前記本体ケースは、後面にも開口を有しており、
 開口を有し、前記本体ケースの後端部に結合される電池蓋と、
 前記本体ケースに収納されるスイッチと、
 前記電池蓋の開口を塞ぐとともに、この開口を通した操作によって前記スイッチを作動可能な弾性カバーと、を備えている請求項1に記載の自転車用携帯電灯。
 前記本体ケースに収納される電池残量表示部を備え、
 前記弾性カバーは透明又は半透明の材質で構成されている請求項8に記載の自転車用携帯電灯。
 前記電池蓋と前記本体ケースとの間にシール部材が介装されている請求項8に記載の自転車用携帯電灯。
 前記スイッチと前記弾性カバーの間にガイド筒が配置され、
 前記ガイド筒の内側には、このガイド筒の内周面との間に空間が形成されるように、スイッチピンの保持部が設けられている請求項9に記載の自転車用携帯電灯。
 少なくとも前面に開口を有する本体ケースと、
 発光部が収納され、前記本体ケースに前側から接続される前ベースと、
 前記本体ケースに収納される電池ユニットと、
 透過した光が所定の方向に広がるように光を出射させる散光レンズと、を備え、
 前記散光レンズは、光軸回りに回動可能に前記前ベースに取り付けられている自転車用携帯電灯。
Description:
自転車用携帯電灯

 本発明は、電池を電源とし光源に高出力L EDを使用し、自転車のハンドル部に取り付け 用することを主目的とした自転車用携帯電 に関するものである。

 従来のこの種の携帯電灯は、特許文献1に 開示されているように、外筒中に配置された 反射鏡と、集光レンズとを備え、外筒の前面 に集光レンズを着脱自在に取り付けられる構 造が知られている。集光レンズを着脱自在に している目的は、集光状態を調整するためで ある。すなわち、照射の形状は円状であり、 小さな円状で遠くまでを照らしたい時に集光 レンズを取り付けて使い、近くの広い面積を 照らしたい時には、集光レンズを外して照射 の円状を大きく散光にして使う。

 LEDは寿命が長く振動に強いなどの特徴を ち、近年は高出力LEDが開発されて明るさも 段に明るくなってきた。高出力のLEDとは1W 上の出力があるLEDを指す。自転車用携帯電 にもLEDが増加してきている。しかし明るさ レベルは豆球に比べると低い。また、自転 用携帯電灯の場合を考えた時、照射として 広くて明るいのが望ましいが、必要なのは 平方向に対して明るさが広がることである すなわち自転車用電灯では、楕円形状の照 が必要となる。ここで問題が生じるのは、 転車のハンドルにおいてななめ上方に傾い 場所に電灯を取り付けたときである。この 合、楕円照射が斜めに傾くため自転車運転 支障となる。

 特許文献2には、電池電圧を検出し表示する LEDを備え付けた自転車用携帯電灯が示されて いる。自転車用携帯電灯となると雨などの防 水性を考慮する必要があるが、特許文献2で LEDを直接に表面に露出させた構造が示され いる。

実開昭63-106001号公報

実開平7-8901号公報

 自転車のハンドルに取り付けられる従来 携帯電灯において、散光状態では照明範囲 広いものの、単に円形に広がっているため 全体が暗くなってしまう。また、明るくす ため集光状態にすると、狭い範囲しか照明 当たらないため、自転車用の前照灯として 要な水平方向の照度が確保できないという 題を有していた。

 上記従来の課題にかんがみて、本発明は 集光状態ではもちろんのこと、散光状態の も自転車の前照灯として必要な水平方向の 度を確保できる自転車用携帯電灯を提供す ことを目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明に係 自転車用携帯電灯は、少なくとも前面に開 を有する本体ケースと、発光部が収納され 前記本体ケースに前側から接続される前ベ スと、前記本体ケースに収納される電池ユ ットと、透過した光が所定の方向に広がる うに光を出射させる散光レンズと、を備え 前記散光レンズは、前記前ベースに対して 脱自在で、かつ前記前ベースに対して光軸 りの任意の向きで取り付け可能である自転 用携帯電灯である。

 また本発明に係る自転車用携帯電灯は、 なくとも前面に開口を有する本体ケースと 発光部が収納され、前記本体ケースに前側 ら接続される前ベースと、前記本体ケース 収納される電池ユニットと、透過した光が 定の方向に広がるように光を出射させる散 レンズと、を備え、前記散光レンズは、光 回りに回動可能に前記前ベースに取り付け れている自転車用携帯電灯である。

本発明の実施の形態による自転車用携 電灯の断面図である。 (A)同実施形態による自転車用携帯電灯 本体ケースの斜視図であり、(B)同自転車用 帯電灯の散光レンズの断面図であり、(C)同 転車用携帯電灯の前ベースのレンズ周辺を 品毎に分解して示す斜視図である。 同自転車用携帯電灯の高出力LED及び放 板周辺を部品毎に分解して示す斜視図であ 。 同自転車用携帯電灯の電池ユニットの 池周辺を部品毎に分解して示す斜視図であ 。 同自転車用携帯電灯の電池ユニットの イッチ周辺を部品毎に分解して示す斜視図 ある。 同自転車用携帯電灯の電池蓋を部品毎 分解して示す斜視図である。

 以下、本発明を実施するための最良の形 について図面を参照しながら詳細に説明す 。

 図1は本発明による自転車用携帯電灯の一 実施形態を示す断面図である。図2(A)はこの 施形態による自転車用携帯電灯の本体ケー の斜視図であり、図2(B)は同自転車用携帯電 の散光レンズの断面図であり、図2(C)は同自 転車用携帯電灯の前ベースのレンズ周辺を部 品毎に分解して示す斜視図であり、図3は同 転車用携帯電灯の高出力LED及び放熱板周辺 部品毎に分解して示す斜視図であり、図4は 自転車用携帯電灯の電池ユニットの電池周 を部品毎に分解して示す斜視図であり、図5 は同自転車用携帯電灯の電池ユニットのスイ ッチ周辺を部品毎に分解して示す斜視図であ り、図6は同自転車用携帯電灯の電池蓋を部 毎に分解して示す斜視図である。

 まず、図1~図3を参照して、本実施形態に る自転車用携帯電灯の本体部及び前部の構 について説明する。自転車用携帯電灯は、 体ケース1と、金属製の前ベース2とを備え いる。前ベース2は全体として筒状に形成さ ている。本体ケース1は、円筒状に形成され るものであり、図2(A)における左側の端部が 面側の開口端1aとなっており、図2(A)におけ 右側の端部が後面側の開口端1cとなっている 。前面開口端1aの内周面には雌ねじからなる じ1bが形成され、後面開口端1cの内周面には 雌ねじからなるねじ1dが形成されている。

 前ベース2は、図2(C)に示すように、円筒 のベース本体部2dを有する。図2(C)の右端部 ベース本体部2dの後端部となるが、この右端 部における外周面には雄ねじからなるねじ2a 形成されている。このねじ2aは、本体ケー 1の前面開口端1aのねじ1bとねじ嵌合可能に構 成されている。またベース本体部2dの後端部 おける内周面には、雌ねじからなるねじ2b 形成されている。

 本体ケース1と前ベース2との締結部には シール部材としてのOリング3が装着されてい る。すなわち、本体ケース1と前ベース2との にOリング3が挟み込まれている。これによ 、本体ケース1と前ベース2との締結部が防水 構造となっている。

 前ベース2には、透明性のレンズ4が収納 れている。レンズ4は有底の円筒状をなして る。レンズ4の筒状部4dは、前ベース2の内面 に沿うようになっている。

 レンズ4の筒状部4dの内面には、軸方向に って延びるリブ4aと、リブ4aに隣接して配置 される突起4bとが設けられている。突起4bは リブ4aとの間に所定の間隔をおいてリブ4aの 長線上に配置されている。そして、レンズ4 の内側には反射鏡5が配設され、反射鏡5は、 のつば部5aがレンズ4のリブ4aと突起4bとの間 に嵌まり込むことによってレンズ4に固定さ ている。

 レンズ4の筒状部4dの外周面には溝4cが形 されていて、この溝4cには、シール部材とし てのOリング6が装着されている。Oリング6は レンズ4と前ベース2との間に挟み込まれた状 態となる。これにより、レンズ4と前ベース2 の間が防水構造となっている。

 発光部としてのLED8は1W以上の出力を有す 高出力タイプのものであり、LED8の背面側に は、LED8の熱を放熱するための放熱部材7が設 られている。放熱部材7は、円筒形状の本体 部7dと、この本体部7dの略中央の位置に設け れた壁部7aとを有し、壁部7aによって本体部7 d内の空間が前後に仕切られている。本体部7d の前端面はレンズ4の筒状部4dの後端面と当接 されている。

 壁部7aの中央には、前記LED8の背面に接触 能な凸部7bが設けられている。また本体部7d の外周面には雄ねじからなるねじ7cが設けら ている。本体部7dのねじ7cを前記前ベース2 内側に形成されたねじ2bにねじ嵌着すること により、放熱部材7は前ベース2によって支持 れる。そして、前記レンズ4はこの放熱部材 7のねじ嵌着によって、前ベース2に強固に保 されることとなる。また、放熱部材7と前ベ ース2とがねじ締結となっているため、ねじ よる凹凸接触によって接触面積を大きくす ことができ、これにより、高出力LED8の熱を ベース2に効率的に伝えることができる。な お、LED8は前記反射鏡5の光中心となる中央穴5 bに臨ませている。

 放熱部材7には、端子板9と基板12が固定さ れている。端子板9は円板状の本体部を備え とともに、本体部の外周部及び中央部を前 方向に突出させた形状である。この中央部 突出した中央筒9dは、後面側に開口した内側 穴9aを有している。この内側穴9aには陽極ば 10が圧入されており、この陽極ばね10は、内 穴9aに形成された爪9bによって係止されてい る。また、中央筒9dの外側面には爪9cが設け れており、中央筒9dにはこの爪9cによって陰 ばね11が嵌着されている。そして、この端 板9と、前記LED8を搭載した基板12とは、前記 熱部材7の壁部7aを両側から挟みつけるよう して2本のビス13によって互いに結合されて る。

 前記陽極ばね10及び陰極ばね11にはそれぞ れ延出部10a,11aが設けられており、これら延 部10a、llaはそれぞれ基板12に接続されて、LED 8と電気的に導通可能となっている。また陽 ばね10の電気的接続部は中心に位置し、陰極 ばね11は前記陽極ばね10の周囲に位置させた 成としている。

 前ベース2には、散光レンズ28が装着され 。図2(B)(C)に示すように、散光レンズ28は、 面視で円形状に形成されるとともに、左右 両端部に切欠き部が形成されている。そし 、散光レンズ28は、この切欠き部のところ 爪部28aと凸部28bとをそれぞれ有している。 部28aはこの切欠き部から光軸方向に延びる ともにその先端部から径方向外側に突出し 形状となっている。凸部28bは爪部28aの外側 設けられている。

 なお、図例では、散光レンズ28のレンズ の左右に切欠き部及び爪部28aが設けられ、 対の爪部28aを有する構成を示しているが、 れに限られるものではない。例えば、切欠 部及び爪部28aは1つ又は3つ以上設けられてい てもよい。ただし、爪部28aが1つの場合には 散光レンズ28を安定して保持すべく、周方向 にある程度の長さを有するように形成するの が好ましい。

 一方、前ベース2には、ベース本体部2dの 端部にストッパ2eと、支持部2fが設けられて いる。ストッパ2eは、ベース本体部2dから径 向内側に突出した部位であり、円環状に形 されている。ストッパ2eの後面にはレンズ4 当接している。一方、支持部2fは、ストッパ 2eの内周面における前側部から更に径方向内 に突出した部位であり、円環状に形成され いる。このため、ストッパ2eに当接してい レンズ4と支持部2fとの間には、隙間2cが形成 されている。この隙間2cは前ベース2の全周に 亘って形成されるため、円環状となっている 。

 散光レンズ28は、支持部2fの前面側から支 持部2fに装着されている。すなわち、凸部28b 押圧することによって爪部28aを径方向内側 撓ませ、その状態で前ベース2の前面開口に 挿入することで、散光レンズ28を前側から支 部2fに装着することができる。そして、支 部2fとレンズ4の端面との間の隙間2cに、散光 レンズ28の爪部28aが挿入されている。この状 で散光レンズ28は、その本体部28dと爪部28a によって支持部2fを前後方向に挟んでいる。 また、凸部28bが支持部2fに対して圧入状態と っているため、散光レンズ28は振動等を受 ることによって回動することはない。また 凸部28bを押圧して爪部28aを内側に撓ませる とにより、散光レンズ28を前ベース2から容 に取り外すことができる。言い換えると、 光レンズ28は、前ベース2に対して着脱可能 嵌着されている。

 散光レンズ28のレンズ裏側には凸筋28cが けられている。凸筋28cは所定の方向に連続 に延びるように形成されていて、凸筋28cは 数本設けられている。レンズ面に複数本の 筋28cが設けられることにより、透過光を一 向に広げることができる。すなわちこの散 レンズ28では、楕円形状の照射形状となって いる。前述したように散光レンズ28は、爪部2 8aによって前ベース2に着脱できるとともに、 装着後は光軸回りに回動させることもできる 。このため、散光レンズ28を任意の向きで前 ース2に装着したり、あるいは装着後に回転 させることで、楕円の照射形状を任意の向き にすることができる。したがって、この自転 車用携帯電灯では、例えば水平に広い楕円形 状の照射にしたり、あるいは垂直に広い楕円 形状の照射に変更することも可能である。

 次に、本体ケース1の中に位置する電池ユ ニットについて、図1、図4、図5を参照しつつ 説明する。電池ユニットは、本体ケース1に 納されるものであり、電池14と、電池ケース 17と、絶縁板18とを有する。電池ケース17には 、陽極端子15と陰極端子16とが配設されてい 。陽極端子15の電気的接触部は、電池ケース 17の前面における中央部に配置されている。 極端子16の電気的接触部は、陽極端子の周 に配置される。絶縁板18は、前記陽極端子15 陰極端子16を保持すべく電池ケース17に接着 固定されている。

 前記陽極端子15、陰極端子16は、何れも電 気的接触部から外周方向に延びる延出部を有 するとともに、この延出部から後面方向に延 出させている電線15a、16aを備えている。

 電源の電池14として、充電式電池が使用 れており、電線14aは電池の陽極、陰極とな 電線である。

 電池ユニットは、第1基板カバー19、制御 板21、第2基板カバー20等を備えている。第1 板カバー19は、電池14の後面に配置されてい る。第1基板カバー19は、スイッチ23、電池残 表示用LED22などの制御回路を搭載した制御 板21を支える。LED22は、電圧低下時に点灯す 電池残量表示部である。

 第1基板カバー19は、前後方向に延びる脚 19bを備え、この脚部19bの側面には爪19aが形 されている。一方、第2基板カバー20は、有 筒状に形成されており、前後方向に延びる 部20cを有する。側部20cには穴20aが形成され いる。そして、第1基板カバー19の爪19aを第2 基板カバー20の穴20aを嵌着させた状態で第1基 板カバー19及び第2基板カバー20間に制御基板2 1が保持されている。前記電池14の電線14aと、 前記陽極端子15、陰極端子16からの電線15a、16 aは何れもこの制御基板21に電気的に接続され ている。

 前記スイッチ23と電池残量表示用LED22は、 制御基板21の略中央の位置に配置されており 第2基板カバー20の底部20dに形成された中央 20bの範囲内に位置している。つまり、後側 ら見たときに、スイッチ23及びLED22は、中央 穴20bの範囲内に収まっている。

 つづいて、本体ケース1の後面開口部1c側 構成について、図1と図6を参照しつつ説明 る。本体ケース1の後端部には有底筒状の電 蓋24が装着されている。具体的に、電池蓋24 の胴部24eには雄ねじからなるねじ24aが設けら れていて、このねじ24aを本体ケース1のねじ1d に螺合させることにより、電池蓋24が本体ケ ス1に取り付けられている。電池蓋24と本体 ース1とのねじ締結部の終わり部分(後端部 )にOリング3が装着されている。これにより 本体ケース1と電池蓋24との接続部の防水構 が形成されている。

 電池蓋24は、後端に位置する底面24dの中 に開口した穴24bを有している。

 第2基板カバー20と電池蓋24との間には、 イッチゴム押え25と、弾性力バーであるスイ ッチゴム27とが挟持されている。略円盤状と たスイッチゴム押え25は、その外周面に小 な凸部25aが複数個設けられており、この凸 25aが前記電池蓋24の胴部24eの内面に設けられ た溝24cに嵌り込むようになっている。これに より、スイッチゴム押え25のぬけ止めがされ いる。また、このスイッチゴム押え25が、 イッチゴム27のフランジ部27aを前記電池蓋24 底面24dに押し付けることにより、電池蓋24 穴24bに対する防水構造が形成されている。

 そして、前記スイッチゴム押え25の中央 穴25bにスイッチピン26のピン部26aが挿入され ており、このピン部26aの先端は前記のスイッ チ23と連接されている。スイッチピン26は抜 止めのためのフランジ26bを有している。フ ンジ26bは前記スイッチゴム27の前面における 中央部に接している。したがって、スイッチ ゴム27を押圧することによりスイッチピン26 前進させることができる。

 ここで前記スイッチゴム27が透明又は半 明な弾性体材質で構成されていれば、電池 量表示用LED22の発光を外部から確認すること ができる。電池残量表示用LED22は電池の残量 報知するためのものであり、電池の電圧が 定値以下になると点灯し、ユーザーに電池 換または充電を促すことができる。

 スイッチゴム押え25には、スイッチピン26 の保持部である筒部25cと、この筒部25cと同心 円状に配置されたガイド筒25dとが設けられて いる。筒部25cは、スイッチゴム押え25の中央 位置するように前記穴25bを有している。ガ ド筒25dには、後側からスイッチゴム27が装 される。

 筒部25cの外径は、ガイド筒25dの内径より 十分に小さくなっている。このため、筒部2 5cとガイド筒25dとの間は空間となっていて、 の空間は、スイッチゴム押え25の厚み方向 貫通している。そして、筒部25cとガイド筒25 dとは3本のリブ25eにて接続されている。後側 ら見ると、LED22がこの空間及び電池蓋24の穴 24bの範囲内に収まっている。このため、リブ 25eとリブ25eの間の空間を通してLED22の光が通 。つまり、電池蓋24の底面24dと制御基板21と の間には、透明なスイッチゴム27の他にスイ チピン26を支持するためのスイッチゴム押 25が配設されているが、このスイッチゴム押 え25に筒部25cを保持しつつ空間を形成するこ により、外からLED22を臨むことができる。

 以上のような構成にすることにより、放 部材で放熱させることができるため、LEDに 電流を流すことができるようになり、照度 確保することができる。しかも、自転車の ンドルに傾いた状態で取り付けられ、照射 斜めになった時でも、散光レンズが回転自 になっているため、多様に異なる自転車ハ ドルの傾きに応じて散光レンズを回転させ ことで、照射の広がり方向を簡単に水平方 に修正することができる。このため、前方 左右を視認することが可能となり、自転車 安全に走行させることができる。

 また、前ベースの前面に散光レンズを着 自在に取り付けられるとともに装着後にも 光レンズが回転自在となっているため、自 車のハンドルに傾いた状態で取り付けられ 照射が斜めになった時でも、ハンドルの傾 に応じて散光レンズを回転させることで簡 に照射の広がり方向を水平方向に修正する とができる。

 また、自転車用携帯電灯は雨などの防水 策が必要であり、特にLEDなどの電気部品に いては防水対策が必要となる。本実施形態 は、スイッチの近傍に電池の残量を表示す LEDが設けられるとともに、このLEDの光が外 から見えるように弾性体力バーを透明性材 又は半透明性材質によって構成することで LEDが露出しないようになっている。このた 防水性が確保されたままで電池残量の確認 可能となっている。更に、LEDの光が弾性体 バーを透過することで広がり、より大きく 認できる。

 高出力LEDの性能を十分活用しようとする 電流を最大限に流して出力を上げる必要が り、その放熱対策が必要となる。そして、 熱対策の放熱部材を大きくするとコストが くなるばかりか形状も大きくなり携帯電灯 してふさわしくなくなる。しかしながら、 実施形態では、高出力LEDの放熱対策として 前ベースを金属性材質とし、前ベースと放 部材とをねじ嵌合させる構成とすることに り、より小さな放熱部材でも前ベース全体 放熱させることができる。さらにねじの凹 の接触で接触面積が大きくなり放熱が効果 に行われるため、高出力LEDの出力アップが きるとともに、より安価でより形状の小さ 携帯性の優れた自転車用携帯電灯が実現で る。

 なお、本実施形態では、散光レンズ28が 脱可能に構成される例を示したが、これに られるものではない。つまり、散光レンズ28 が前ベース2に取り外せないように構成され いて、かつ、光軸回りに回動するように前 ース2に取り付けられている構成としてもよ 。

[実施の形態の概要]
 ここで、本実施の形態の概要について、以 に説明する。

 (1)本実施形態では、散光レンズを容易に ベースから取り外して、再び前ベースに取 付けることができる。このとき、自転車の ンドルの形状に応じて散光レンズの向きを えて取り付け直すことができる。すなわち 散光レンズは前ベースに光軸回りの任意の きで取り付けることができる。したがって 自転車用携帯電灯が、ハンドルのうち傾斜 たところに取り付けられた場合であっても 取り付け部位の傾きに応じた向きで散光レ ズを取り付け直すことにより、光軸に対し 照射範囲が広がる向きを水平方向に調整す ことができる。

 (2)前記散光レンズは、前記前ベースに取 付けられた状態で光軸回りに回動可能であ 。この態様では、散光レンズが前ベースに して回動可能になっているので、散光レン が前ベースに装着された状態で、散光レン の向きを変えることができる。したがって 光軸に対して照射範囲が広がる向きを、水 方向に広がるように容易に調整することが きる。

 (3)前記前ベースは、筒状のベース本体部 、このベース本体部よりも径方向内側に設 られた環状の支持部とを有し、前記散光レ ズは、レンズ面の周縁部に爪部を有し、こ 爪部は前記支持部に係合可能に構成されて る。この態様では、前ベースの支持部が環 に構成され、この支持部に爪部が係合する 成となっているので、散光レンズを光軸回 の任意の向きに姿勢を変えた状態で保持す ことができる。

 (4)前記発光部はLEDである。

 (5)前記前ベースには、放熱部材が当該前 ースに接触した状態で収納されている。こ 態様では、発光部の熱を放熱部材から前ベ スに伝熱させて放熱させることができる。

 (6)前記放熱部材は、前記前ベースに対し ねじ嵌合されている。この態様では、放熱 材と前ベースとの接触面積を増やすことが きるので、放熱部材から前ベースへの伝熱 率を向上することができる。この結果、放 部材を大きくしなくても前ベースによる放 特性を向上することができる。

 (7)前記前ベースは、筒状のベース本体部 、このベース本体部から径方向内側に突出 るストッパとを有し、前記ストッパと前記 熱部材との間に有底筒状のレンズが保持さ ている。この態様では、放熱部材を前ベー にねじ嵌合することで、レンズを強固に保 することができる。

 (8)前記本体ケースは、後面にも開口を有 ており、開口を有し、前記本体ケースの後 部に結合される電池蓋と、前記本体ケース 収納されるスイッチと、前記電池蓋の開口 塞ぐとともに、この開口を通した操作によ て前記スイッチを作動可能な弾性カバーと を備えている。この態様では、弾性カバー 押圧することによってスイッチを作動させ ことができる。

 (9)前記本体ケースに収納される電池残量 示部を備え、前記弾性カバーは透明又は半 明の材質で構成されている。この態様では 外部から電池残量を知ることができる。

 (10)前記電池蓋と前記本体ケースとの間に シール部材が介装されている。この態様では 、電池蓋と本体ケースとの間の防水機能を向 上することができる。

 (11)前記スイッチと前記弾性カバーの間に ガイド筒が配置され、前記ガイド筒の内側に は、このガイド筒の内周面との間に空間が形 成されるように、スイッチピンの保持部が設 けられている。この態様では、ガイド筒の内 周面とスイッチピン保持部との間の空間を通 して電池残量表示部を確認することができる 。

 (12)少なくとも前面に開口を有する本体ケ ースと、発光部が収納され、前記本体ケース に前側から接続される前ベースと、前記本体 ケースに収納される電池ユニットと、透過し た光が所定の方向に広がるように光を出射さ せる散光レンズと、を備え、前記散光レンズ は、光軸回りに回動可能に前記前ベースに取 り付けられている自転車用携帯電灯である。 この態様では、散光レンズが前ベースに対し て回動可能になっているので、散光レンズが 前ベースに装着された状態で、散光レンズの 向きを変えることができる。したがって、自 転車用携帯電灯が、ハンドルのうち傾斜した ところに取り付けられた場合であっても、取 り付け部位の傾きに応じて散光レンズを光軸 回りに回動させることにより、したがって、 光軸に対して照射範囲が広がる向きを、水平 方向に広がるように容易に調整することがで きる。

 本発明にかかる自転車用携帯電灯は、自 車に取り付けると前方の水平方向に明るさ 広がるため、自転車用の前照灯として有用 ある。