Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
POURING MEMBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051221
Kind Code:
A1
Abstract:
A sealing cap (3) has two or more rotation prevention sections (3d) vertically extending downward from an end surface on the opening end side of the cap (3) so as to be symmetrical about the center axis of the cap (3). The rotation prevention sections (3d) each have a recess (3e) formed at substantially the center in the width direction of the rotation prevention section (3d) and open on the front end side of the rotation prevention section (3d). A flange (2c) is provided at the boundary between a base (23) and a pouring tube (22) of a pouring section body (2), and engagement projections (2b) are formed at predetermined positions on the flange (2c). The engagement projections (2b) are adapted to fit into the recesses (3e) in a manner parallel to the direction in which the rotation prevention sections (3d) vertically extend downward. The construction minimizes unnecessary rotation of the sealing cap (3) and enables a user to easily determine that sealing is completed.

Inventors:
MIYAZAKI, Akihito (TECHNOLOGY & PACKAGING DEVELOPMENT DIVISION, 1-1-70, Yako, Tsurumi-kuYokohama-sh, Kanagawa 01, 2300001, JP)
宮崎 哲人 (〒01 神奈川県横浜市鶴見区矢向1-1-70 東洋製罐株式会社開発本部内 Kanagawa, 2300001, JP)
HAYASHI, Hiroaki (TECHNOLOGY & PACKAGING DEVELOPMENT DIVISION, 1-1-70, Yako, Tsurumi-kuYokohama-sh, Kanagawa 01, 2300001, JP)
林 浩昭 (〒01 神奈川県横浜市鶴見区矢向1-1-70 東洋製罐株式会社開発本部内 Kanagawa, 2300001, JP)
TAKEUCHI, Kimio (TECHNOLOGY & PACKAGING DEVELOPMENT DIVISION, 1-1-70, Yako, Tsurumi-kuYokohama-sh, Kanagawa 01, 2300001, JP)
Application Number:
JP2008/068850
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 17, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
TOYO SEIKAN KAISHA, LTD. (3-1 Uchisaiwaicho 1-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 22, 1008522, JP)
東洋製罐株式会社 (〒22 東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 Tokyo, 1008522, JP)
MIYAZAKI, Akihito (TECHNOLOGY & PACKAGING DEVELOPMENT DIVISION, 1-1-70, Yako, Tsurumi-kuYokohama-sh, Kanagawa 01, 2300001, JP)
宮崎 哲人 (〒01 神奈川県横浜市鶴見区矢向1-1-70 東洋製罐株式会社開発本部内 Kanagawa, 2300001, JP)
HAYASHI, Hiroaki (TECHNOLOGY & PACKAGING DEVELOPMENT DIVISION, 1-1-70, Yako, Tsurumi-kuYokohama-sh, Kanagawa 01, 2300001, JP)
林 浩昭 (〒01 神奈川県横浜市鶴見区矢向1-1-70 東洋製罐株式会社開発本部内 Kanagawa, 2300001, JP)
International Classes:
B65D33/38; B65D41/04
Attorney, Agent or Firm:
WATANABE, Kihei (Shibashin Kanda Bldg. 3rd Floor, 26 Kanda Suda-cho 1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 41, 1010041, JP)
Download PDF:
Claims:
 注出部材本体と、前記注出部材本体に同心状に装着される一端が閉じられた筒状の開封キャップとを備え、
 前記注出部材本体が、基部から円筒状に立ち上がる注出筒部と、前記注出筒部の先端に薄肉部を介して形成された封止部とを有し、前記封止部に係合させた前記開封キャップを中心軸回りに回転させることにより、前記封止部を前記薄肉部で捩じ切って前記注出筒部を開封させるようにするとともに、
 前記開封キャップの開口端側の端面から、中心軸に対して対称に二以上の回り止め片を垂下させて、前記回り止め片の幅方向のほぼ中央に先端側を開放させた凹部を形成し、
 前記注出部本体の前記基部と前記注出筒部との境界部に設けたフランジ部上の所定の位置に、前記回り止め片の垂下する方向とほぼ平行に前記凹部に嵌入する係止突起を突設したことを特徴とする注出部材。
 前記注出部材には、前記注出筒部を開封して前記開封キャップを取り外した後に、前記注出部材本体と同心状に螺着される筒状のアダプターがさらに備えられ、
 前記アダプターは、径方向に対称に張り出す一対の羽根部を有するとともに、
 前記注出部材本体と前記アダプターとの螺着がなされ、中心軸を含む同一平面上で前記注出部材本体に形成された前記係止突起と前記羽根部とが並んだときに、前記係止突起に当接する当接部と、
 前記アダプターの側面からの高さがネジ締め方向とは反対側に向かって高くなっていく傾斜面を有し、前記注出部材本体と前記アダプターとの螺着がなされるに際し、前記係止突起が前記傾斜面を乗り越えて前記当接部との間に落とし込まれるようにした緩み止めリブとを
前記アダプターの前記フランジ部に対向する側の端縁に沿った側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注出部材。
 前記注出筒部の前記基部近傍の側面に、前記アダプターを螺着させるためのネジ山を形成するとともに、
 前記注出筒部の前記ネジ山よりも先端側の側面に環状に突出する環状リブを形成したことを特徴とする請求項2に記載の注出部材。
 前記注出部材本体と前記アダプターとを螺着させた際に、
 前記環状リブが、前記アダプターの内面に密着するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の注出部材。
Description:
注出部材

 本発明は、流動性の内容物が密封充填さ る容器に取り付けられて、内容物の注出口 形成する注出部材に関する。

 従来、流動性の内容物が密封充填される容 として、樹脂フィルムなどの軟包材を製袋 てなる袋状の容器(パウチ)が知られている そして、病院などの医療機関では、この種 袋状容器は、経腸栄養剤、流動食、薬液な を密封充填するための容器として多用され おり、これらの内容物を注出して患者に投 するにあたっては、ノズル状の注出部材が 用され、その一例が特許文献1に示されてい 。

特開2002-293361号公報

 特許文献1に示された注出部材(容器用キ ップ装置)は、開封用キャップを注出筒に対 て回転させることにより、開封用キャップ 係合された止め栓を捩じ切って、注出筒に を触れることなく衛生的に開封できるよう なっている。

 しかしながら、上記のような開封機構を えた注出部材にあっては、例えば、移送時 、内容物を密封充填する際などに、開封用 ャップが回転してしまうと、止め栓が捩じ られて内容物が漏れだしてしまうおそれが る。このため、使用時以外には、開封用キ ップの不必要な回転が抑止されるようにす ことが望まれる。

 また、止め栓は開封用キャップに隠れお 、開封する際に、使用者は、止め栓が捩じ られたことを目視にて確認することができ いので、止め栓の捩じ切りによる開封が完 したかどうかの判断が困難となる。このた 、開封用キャップを必要以上に回転させて 無駄な作業時間を費やしてしまったり、開 用キャップの回転が足りずに、止め栓が完 に捩じ切られていないまま、開封用キャッ を無理に引き抜こうとして内容物をこぼし しまったりするなどの問題があることも指 されている。

 また、病院などの医療機関での使用が想定 れる用途にあっては、医療ミスを未然に防 という観点から、局長通知形状による規制 よって注出部材の形状を限定することで、 った使用がなされないようにしている。こ ため、開封された注出部材をカテーテルな のチューブに差し込んで内容物を患者に投 する際に、異なる径のカテーテルの全てに 応させることが困難となる。
 したがって、そのままでは対応することが きない比較的大径のカテーテルに対しては 注出口の外径をカテーテルの内径に適合さ るためのアダプターを併用することになる 、この場合、注出部材がアダプターに確実 取り付けられていることを、使用者が容易 識別できるようにするとともに、取り付け の緩みを防止することが望まれる。

 また、アダプターを併用する使用態様に っては、カテーテルにアダプターを差し込 だまま、内容物の投与を終えた容器を新し 容器に交換したり、その合間に、カテーテ チップシリンジにより別の薬液を投与した することがある。このようなアダプターの い回しがなされる場合であっても、注出部 やカテーテルチップシリンジに対するアダ ターのシール性能の劣化を防いで、液漏れ 生じないようにする必要がある。特に、カ ーテルチップシリンジによる投与を行うと には、カテーテルチップシリンジの筒先を ダプター内のシール面に押しつけることに るが、そのときの押圧力によってアダプタ 内のシール面が変形してしまうことがある このため、そのようなアダプター内のシー 面の変形を考慮して、注出部材に対するア プターのシール性能を維持する必要がある

 また、注出部材をアダプターに取り付ける は、注出筒の側面にネジ山を形成し、螺着 よる取り付けがなされるようにすることが えられる。
 しかしながら、そのようなネジ山が注出筒 側面に形成されていると、アダプターを用 るほどには内径が大きくないカテーテルに して、注出筒を直に差し込んだときに、カ ーテルの素材によっては、カテーテルの開 部が押し広げられてネジ山に乗り上げてし うこともある。そうすると、注出された内 物が、注出筒の側面を旋回するネジ山を伝 って漏れだしてしまう。
 このようなカテーテルに対しては、例えば アダプターを無理やり差し込んで、これに 出部材を取り付けるなどすればよいが、そ ような煩雑な作業は使用者の負担となるば りか、カテーテルを損傷してしまうことに なりかねない。

 本発明は、上記の事情に鑑みてなされた のであり、開封キャップの回転によって開 できる開封機構を備えた注出部材であって 開封キャップの不必要な回転を抑止すると もに、開封が完了したことを容易に判断で 、さらには、アダプターを併用する際の諸 題を解決することができる注出部材の提供 目的とする。

 本発明に係る注出部材は、注出部材本体 、前記注出部材本体に同心状に装着される 端が閉じられた筒状の開封キャップとを備 、前記注出部材本体が、基部から円筒状に ち上がる注出筒部と、前記注出筒部の先端 薄肉部を介して形成された封止部とを有し 前記封止部に係合させた前記開封キャップ 中心軸回りに回転させることにより、前記 止部を前記薄肉部で捩じ切って前記注出筒 を開封させるようにするとともに、前記開 キャップの開口端側の端面から、中心軸に して対称に二以上の回り止め片を垂下させ 、前記回り止め片の幅方向のほぼ中央に先 側を開放させた凹部を形成し、前記注出部 体の前記基部と前記注出筒部との境界部に けたフランジ部上の所定の位置に、前記回 止め片の垂下する方向とほぼ平行に前記凹 に嵌入する係止突起を突設した構成として る。

 上記構成とした本発明に係る注出部材に れば、開封キャップから垂下させた回り止 片と、注出部材本体側に突設した係止突起 を係止させることによって、開封キャップ 不必要な回転を抑止することができる。そ て、少なくとも両者の係止が解除されると に、弾性変形する回り止め片が復元する際 振動がクリック感として伝わり、使用者は このときのクリック感によって、開封の開 時期を容易に知ることができる。

本発明に係る注出部材の側面側を示す 明図である。 本発明に係る注出部材の正面側を示す 明図である。 本発明に係る注出部材の平面側を示す 明図である。 図2(a)のA-A断面に相当する要部断面を示 す説明図である。 注出部材本体から開封キャップを取り した状態を示す説明図である。 注出部材本体にアダプターを螺着した 態を示す説明図である。 図6(a)の鎖線で示す部分の拡大図である 。 注出部材本体にアダプターを螺着した 態を示す平面図である。 アダプターの縦断面(F-F断面)及びアダ ター内にカテーテルチップシリンダを押し んだ状態を示す説明図である。

 以下、本発明の好ましい実施形態につい 、図面を参照しつつ説明する。

 図1は、本実施形態に係る注出部材について 、その側面側を示す説明図であり、図2は、 正面側を示す説明図である。
 これらの図に示す注出部材1は、注出部材本 体2と、注出部材本体2に装着される開封キャ プ3とを備えているが、後述するように、ア ダプター4(図6参照)を備えることもある。注 部材本体2、開封キャップ3及びアダプター4 、例えば、ポリプロピレン,ポリエチレン等 ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂 用いて、射出成形などの成形手段によって 造することができる。

 ここで、図1(a)は、注出部材1の側面図で り、図1(b)は、その要部切り欠き断面図であ 。また、図2(a)は、注出部材1の正面図であ 、図2(b)は、その要部切り欠き断面図である また、注出部材本体2の平面図を図3(a)に示 、注出部材1の平面図を図3(b)に示すが、図1(b )及び図2(b)に示す注出部材本体2の断面(各図 注出部材本体2の右半分に示す断面)は、それ ぞれ図3(a)のB-B断面、D-D断面に相当し、図1(b) び図2(b)における開封キャップ3の断面は、 れぞれ図3(b)のC-C断面、E-E断面に相当する。

 本実施形態において、注出部材本体2は、 基部23と、基部23から図中上方に向かって円 状に立ち上がる注出筒部22と、注出筒部22の 端に薄肉部21aを介して形成された封止部21 、基部23に対して図中下方に位置する舟形部 24とを有している。基部23と舟形部24は、図示 するように、注出筒部22内に連通して通液路2 aが形成されるように、その内部を貫通させ ある。

 注出部材本体2の舟形部24は、例えば、樹 フィルムのような軟包材を製袋してなるパ チなどの容器に、注出部材1を内容物の注出 口として取り付ける際の溶着部となる部位で ある。舟形部24は、図中左右に張り出す三つ 溶着基板24aと、基部23との境界部に位置す 位置決め基板24bとを有している。そして、 ウチを形成する軟包材の側辺に位置決め基 24bを当接させて、その位置決めをしつつ、 該軟包材を溶着基板24aの側面に溶着するこ で、パウチに対する注出部材1の取り付けが されるようになっている。

 一方、開封キャップ3は、天板3aによって一 が閉じられた筒状の部材とされており、注 部材本体2に対して、封止部21と係合するよ に打栓により装着されて、注出筒部22の周 を覆うようになっている。
 なお、図1(a)及び図2(a)では、開封キャップ3 覆われた注出部材本体2の一部を鎖線で示し ている。

 注出部材本体2の封止部21に開封キャップ3 を係合させるには、例えば、図示するように 、封止部21に、その周縁に沿って鍔状に突出 る突出部21bを形成するとともに、この突出 21bと係合する係合リブ3bを開封キャップ3の 周面に形成するなどすればよい。これによ 、注出部材本体2に開封キャップ3を装着す 際に、開封キャップ3に形成された係合リブ3 bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越 えて互いに係合することで、開封キャップ3 封止部21との係合がなされるようにすること ができる。

 また、開封キャップ3は、注出部材本体2に 心状に装着されるところ、その中心軸回り 回転させることにより、開封キャップ3に係 された封止部21が薄肉部21aで捩じ切られて 注出筒部22を開封するようにしてある(図5参 )。これによって、パウチ内の内容物が通液 路2aを通過して、注出筒部22の先端から注出 れるようにすることができる。
 なお、図5は、注出筒部本体2から開封キャ プ3を取り外した状態を示す要部切り欠き断 図であり、図1(b)と同様に断面を示した。

 開封キャップ3による封止部21の捩じ切りを 能とするには、例えば、図示するように、 止部21に、その径方向に張り出す一対の張 出し片21cを形成するとともに、この張り出 片21cが係止される係止溝3cを開封キャップ3 内周面に形成するなどすればよい。これに り、開封キャップ3を中心軸回り(左右問わず )に回転させると、これに伴って封止部21も回 転し、薄肉部21aで捩じ切られるようにするこ とができる。
 なお、捩じ切られた封止部21は、捩じ切ら た後も開封キャップ3との係合が維持される うにすることで、開封キャップ3からの脱落 を防止することができる。

 このようにして注出部材本体2に開封キャ ップ3を装着すれば、注出部材本体2の注出筒 22が開封キャップ3で覆われた状態のまま、 用者の手指が注出筒部22に触れることなく 封止部21を捩じ切って注出筒部22を開封させ パウチ内の内容物を注出させることができ 。すなわち、使用者は、例えば、一方の手 注出部材本体2の基部23を把持しつつ、他方 手で開封キャップ3を回転させるだけで、注 出筒部22に触れることなく衛生的に封止部21 捩じ切ることができる。

 また、開封キャップ3には、開封キャップ3 不必要な回転を抑止するための回り止め片3d を形成してある。回り止め片3dは、開封キャ プ3の開口端側の端面から垂下するように形 成するものとし、図示するように、回り止め 片3dの幅方向のほぼ中央には、回り止め片3d 先端側を開放させた凹部3eを形成する。そし て、この凹部3eに、注出部材本体2側に形成さ れた係止突起2bが、回り止め片3dの垂下する 向とほぼ平行に嵌入することで、開封キャ プ3の不必要な回転を抑止することが可能と り、使用時以外に封止部21が捩じ切られて まうのを防止することができる。
 なお、注出部材本体2側に形成された係止突 起2bと、開封キャップ3に形成された回り止め 片3dとは、注出部材本体2に開封キャップ3を 栓する際の位置決めに利用することもでき 。

 また、回り止め片3dは、開封キャップ3の 心軸に対して対称に配置されるようにする 図示する例では、二つの回り止め片3dが、18 0°隔てて対向するように配置してある。注出 部材本体2側に形成する係止突起2bは、図示す るように、注出筒部22と基部23との境界部に ランジ部2cを設け、開封キャップ3に形成さ た回り止め片3dに対応するフランジ部2c上の 定の位置に突設すればよい。

 図示する例において、封止部21を捩じ切る には、図4(a)に示す状態から開封キャップ3を 回転させることになるが、このとき、回り止 め片3dは、係止突起2bによって押し退けられ ように弾性変形しながら、係止突起2bとの係 止が解除される。そして、回り止め片3dが係 突起2bから離れて復元する際の振動が、ク ック感として使用者に伝わってくる。
 さらに、開封キャップ3が中心軸回りにほぼ 半回転すると、図4(b)に示すように、反対側 係止突起2bに回り止め片3dが当接し、これに って、開封キャップ3は、これ以上の回転が なされないか、又は回転させ難い状態になる 。

 したがって、図4(b)の例では、封止部21の捩 切りに必要な回転角度を、例えば160°より 小さくなるように、薄肉部21aの肉厚や、そ 材料などを適宜調整することで、開封キャ プ3の回転が止められた感触によって、封止 21の捩じ切りが完了したこと、又は既に完 していることを、使用者に、感覚的に知ら ることができる。
 すなわち、このような態様にあっては、一 のクリック感によって開封開始時期を使用 に知らせ、図4(b)の状態で開封キャップ3の 転を停止させることで開封完了時期を使用 に知らせるというように、開封開始時期と 封完了時期とを使用者に感触的に知らせる とができるとともに、実際の開封も完了し 開封キャップ3を上方へ引き上げ可能な状態 なっている。

 また、図4(b)の当接状態から、さらに開封キ ャップ3を回転させると、係止突起2bが、回り 止め片3dを押し退けながら凹部3eに嵌入して 回り止め片3dと係止されることになり、この ときにも、回り止め片3dが復元する際の振動 よる同様のクリック感が使用者に伝わって る。
 このとき、封止部21の捩じ切りに必要な回 角度が180°よりも小さくなるように、薄肉部 21aの肉厚や、その材料などを適宜調整してお けば、封止部21の開封開始時期と開封完了時 とを、それぞれ一回のクリック感(計2回の リック感)によって使用者に知らせることが きる。
 すなわち、一回目のクリック感によって開 開始時期を使用者に知らせ、封止部21の捩 切りが実際に完了した後に、二度目のクリ ク感によって、封止部21の捩じ切りが完了し たこと、又は完了していることを使用者に感 触的に知らせることができるとともに、実際 の開封も完了し、開封キャップ3を上方へ引 上げ可能な状態になっている。

 これらにより、封止部21を捩じ切る際に 開封キャップ3を必要以上に回転させて、無 な作業時間を費やしてしまったり、開封キ ップ3の回転が足りずに封止部21の捩じ切り 完了しないまま、開封キャップ2を無理に引 き抜こうとして内容物をこぼしてしまったり するなどの不具合を回避することができる。

 ここで、図4に示す断面は、図2(a)のA-A断面 相当し、開封キャップ3の開口端側の端面を 点破線で示している。
 このとき、図4(b)において、係止突起2bと回 止め片3dが、図示するように面で当接する 、これ以上開封キャップ3が回転しない、あ いは回転し難い当接状態となってしまうお れがある。これに対して、図4(c),(d)に示す うに、凹部3eの外側面又は係止突起2bの側面 少なくともどちらか一方を、凹部3eの内側 と同様に、係止突起2bが乗り越えやすいよう な傾斜斜面又は曲面状とし、互いに線接触又 は点接触にすることで、係止突起2bが、回り め片3dを押し退けながら凹部3eに嵌入しやす くなる。なお、図4(c),(d)は、図4(b)の鎖線で囲 む部分に相当する。
 また、凹部3eは貫通した穴状のものでもよ が、注出部材本体2に開封キャップ3を打栓す る際に、軸荷重を受ける際の強度不足となら ないよう、図示するように、凹部3eの底側(開 封キャップ3の中心側の内側面)を残しておく が好ましい。なお、係止突起2bと凹部3eとの 噛み合い量(干渉量)を調整することで、係止 起2bを回り止め片3dに当接させるか、乗り越 えさせるかの調整も可能である。

 また、回り止め片3dとともに、開封キャ プ3の開口端側の端面から垂下する突片3fは 注出部材本体2に開封キャップ3を打栓する際 に、開封キャップ3が傾いてしまうのを防止 たり、回り止め片3dが打栓時の軸荷重を受け て折れないよう補強したりするために必要に 応じて形成するが、図4に示すように、係止 起2bとの干渉を避けて形成する。また、突片 3fは、回り止め片3dとともに係合リブ3bとの中 心軸方向(高さ方向)の距離を規定し、注出部 本体2の突出部21bと係合リブ3bとが好適に係 できるよう長さを設定するのが好ましい。

 以上のような注出部材1は、例えば、経腸 栄養剤、流動食などを内容物として密封充填 するパウチに取り付けて使用することができ る。そして、封止部21を捩じ切って開封キャ プ3を取り外してから、開封された注出筒部 22をカテーテルなどのチューブに差し込んで 続した後に、内容物を注出することにより 患者への投与がなされるが、このような病 などの医療機関での使用が想定される用途 あっては、局長通知形状による規制によっ 注出本体2の形状が制限されてしまう。この ため、異なる内径のカテーテルの全てに、注 出本体2を対応させることが困難となり、対 できない径のカテーテルに対しては、注出 の外径をカテーテルの内径に適合させるた に、図6に示すようなアダプター4を併用する ことになる。

 ここで、図6(a)は、注出筒部22を開封して 封キャップ3を取り外した後の注出部材本体 2に、アダプター4を螺着した状態の正面側を す要部切り欠き断面図であり、図中鎖線で む部分を図7に拡大して示す。図6(a)に示す 面(図中左半分に示す断面)は、図8のF-F断面 相当するが、図8は、アダプター4を螺着した 状態の平面図であり、図中矢印で、アダプタ ー4のネジ締め方向を示している。また、図6( b)は、アダプター4を螺着した状態の側面図で ある。

 アダプター4は、注出部材本体2の注出部 本体2に同心状に螺着される筒状の部材であ 、注出筒部22の外周面には、アダプター4を 着するためのネジ山2fが形成されている。 際の使用に際しては、カテーテルに接続し ままのアダプター4を、注出部材本体2から取 り外したり、取り付けたりしてパウチを交換 することがある。このため、パウチを交換す る際にカテーテルが捻れてしまわないように 、アダプター4のネジ締め角度は、45~270°程度 であるのが好ましい。

 また、図示する例において、アダプター4の 側面には、アダプター4をネジ締めする際の 掛けとなる一対の羽根部4aが、径方向に対称 に張り出して形成されており、羽根部4aの図 下端側は、図6(b)に示すように、ネジ締め方 向とは反対側に湾曲して当接部4bとされてい 。この当接部4bは、注出部材本体2とアダプ ー4との螺着がなされ、注出部材本体2の中 軸を含む同一平面上で、フランジ部2c上に突 設された係止突起2bと、アダプター4に形成さ れた羽根部4aとが並んだときに、係止突起2b 当接するようになっている。
 このようにすることで、それ以上のアダプ ー4の回転が妨げられるとともに、ネジ締め 完了時の羽根部4aの位置を予め定めておくこ で、羽根部4aの位置を目視にて確認するだ で、使用者は、ネジ締めが完了したことを 易に判断することができる。

 また、アダプター4のフランジ部2cに対向す 側の端縁に沿った側面には、上記のような 接部4bを形成するとともに、注出部材本体2 螺着されたアダプター4の緩みを防止するた めの緩み止めリブ4cを形成してある。この緩 止めリブ4cは、アダプター4の側面からの高 が、ネジ締め方向とは反対側に向かって高 なっていく傾斜面を有している。そして、 出部材本体2とアダプター4との螺着がなさ るに際し、フランジ部2c上に突設された係止 突起2bが、その傾斜面を乗り越えて、当接部4 bとの間に落とし込まれるようにしてある。
 これによって、当接部4bと緩み止めリブ4cと の間に係止突起2bが挟まれて、アダプター4が ネジ締め方向とは反対側に回転してしまうの が抑制され、アダプター4が緩んでしまうの 防止することができる。

 また、カテーテルに接続されたアダプター4 から、カテーテルチップシリンジ6により、 液などの投与がなされることがある(図9参照 )。
 ここで、図9(a)は、アダプター4の縦断面を し、図9(b)は、カテーテルチップシリンジ6の 筒先を、アダプター4内のシール面に押しつ た状態を示す断面図であり、これらの図に すアダプター4の断面は、図8のF-F断面に相当 する。

 このようにして薬液などを投与するときに 、図9(b)に示すように、カテーテルチップシ リンジ6の筒先を、アダプター4内のシール面 押しつけて、その密着性を高めながらカテ テルチップシリンジ6からの注出を行うが、 これが繰り返されると、アダプター4内のシ ル面が変形してしまうことがある。
 すなわち、図示する例にあっては、図6(a)、 図9(a)及び図9(b)に示すように、アダプター4の 内径は長手方向ほぼ中央で、先端側に向かっ て絞り込まれている。そして、この絞り込ま れた面をシール面として、注出部材本体2の 出筒部22先端や、カテーテルチップシリンジ 6の筒先と密着させて、そのシール性能が発 されるようにしている。ところが、このよ に、注出部材本体2と、カテーテルチップシ ンジ6とに対するアダプター4内のシール面 同一の面だけにすると、アダプター4は、カ ーテルチップシリンジ6が無理に押し込まれ て上記同一のシール面の内径が拡げられるお それがあり、一方、注出部材本体2に対して 、螺着によって取り付けられるので、シー 性能確保のための追加押し込みができず、 液などが漏れるおそれがある。

 このため、注出筒部22の側面には、ネジ 2fよりも先端側となる位置に、図示するよう な環状に突出する環状リブ2dを形成するのが ましい。そして、この環状リブ2dが、注出 材本体2とアダプター4とを螺着させた際に、 アダプター4の内面に密着するようにして、 テーテルチップシリンジ6に対するシール面 は別の部位でシール性能が発揮されるよう することで、注出部材本体2に対するアダプ ター4のシール性能を維持することができる

 また、カテーテル5の太さ、弾性などによっ ては、多少太くともアダプター4を介さずに カテーテル5に注出筒部22を直に差し込み、 長通知形状の下に設けたネジ山2fを頼りにカ テーテル5を圧入・固定可能な場合がある。 た、カテーテル5が柔軟な材料から形成され いるなどして、図5に二点鎖線で示すように 、カテーテル5の端縁がネジ部2cを乗り上げて しまうこともある。すると、注出筒部22の側 を旋回するネジ山2fを伝わって、内容物が れだしてしまうおそれがある。注出筒部22の 側面に、上記のような環状リブ2dを形成する は、カテーテル5に直に差し込まれた注出筒 部22と、カテーテル5の内面との密着性を高め て、注出された内容物がねじ山2fに至らない うにして、その漏れを防止する上でも有効 ある。
 なお、比較的小径のカテーテル5に対しては 、抜け止め2eによりカテーテル5の内面との密 着性を高めることができる。

 以上、本発明について、好ましい実施形 を示して説明したが、本発明は、前述した 施形態にのみ限定されるものではなく、本 明の範囲で種々の変更実施が可能であるこ は言うまでもない。

 例えば、図示する例では、二つの回り止 片3dを180°隔てて形成してあるが、例えば、 封止部21の捩じ切りに必要な回転角度が120° りも小さい場合には、三つの回り止め片3dを 120°隔てて形成するなどして、前述したのと 様に、二度目のクリック感によって、封止 21の捩じ切りが完了したこと(又は完了して ること)を使用者に知らせることできるし、 回り止め片3dの幅を拡げるなどして、回り止 片3dの外側面と係止突起2bとが、120°回転し ときに当接して開封キャップ3の回転が停止 するようにしてもよい。このように、回り止 め片3dは、開封キャップ3の中心軸に対して対 称に配置されていれば、その数は、封止部21 捩じ切りに必要な回転角度に応じて任意に 定することができる。

 本発明に係る注出部材は、衛生的に開封 る必要がある内容物が密封充填される容器 、特に好適に利用することができる。