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Patent Searching and Data


Title:
PRESS SHEARING DIE WITH ROTARY CUTTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093449
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To shear the horizontal portion at the end edge portion of a work and the vertical wall portion simultaneously in one step without adding a complicated cam step, thus significantly reducing man-hours and the time required for the work. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A rotary cutter (10) for shearing the vertical wall portion of a work is coupled with a press die consisting of an upper die set (1) having an upper fixed blade (5) on the lower surface and a lower die set (6) having a lower fixed blade (8) on the upper surface. The rotary cutter is arranged such that a rotary cam can shear the vertical wall portion of a work during the descending/cutting step of the upper die set by bonding the body plate (11) to a proper part on the underside of the upper die set, attaching a rotary cam (12) having a supporting collar (15) fitted to the inner circumference rotatably to the body plate, locating the inner tip portion of the shearing blade of the rotary cam lower than the tip portion of the upper fixed blade by a predetermined distance, and overlapping the tip portion of the shearing blade and the tip portion of the upper fixed blade by a required width.

Inventors:
TAKAHASHI MOTOSHI (JP)
SON HAE WON (KR)
Application Number:
PCT/JP2007/068643
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
September 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
CLIMB NCD CO LTD (JP)
SHIN WON CO LTD (KR)
TAKAHASHI MOTOSHI (JP)
SON HAE WON (KR)
International Classes:
B23D31/00; B21D28/00; B23D23/00
Foreign References:
JPS53139687U1978-11-04
JPS6171314U1986-05-15
JPS61226215A1986-10-08
JPS63212412A1988-09-05
JPS6215417U1987-01-29
Attorney, Agent or Firm:
HONDA, Teruo (9-17 Tomigaya 1-chom, Shibuya-ku Tokyo 63, JP)
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Claims:
下端部に上側固定刃を具えた上部ダイセットと、上端部に下側固定刃を形成した下部ダイセットとを備えたプレス金型に、工作物の縦壁部分を剪断する回転カッター装置を結合したものであって、上記回転カッター装置は、上部ダイセットの下側適所に本体プレートを固着し、内側に支持カラーを設けた回転カムを上記本体プレートに回動可能に装着すると共に、   前記回転カムの剪断刃の内側先端部を上側固定刃の先端部より所定距離下方に位置し、且つ剪断刃の先端部と上側固定刃の先端部とを所要幅オーバーラップするようにして 上部ダイセットの下降切断工程時に、回転カムが工作物の縦壁部分を剪断できるように構成したことを特徴とするプレス剪断金型。
上側固定刃を形成した上部ダイブロックを具えた上部ダイセットと、下側固定刃を形成した下部ダイブロックを具えた下部ダイセットとを具えたプレス金型に、工作物の縦壁部分を剪断する回転カッター装置を結合したものであって、上記回転カッター装置は、先端部外周に回転刃を形成した回転カムを本体プレートの内側部に回動可能に装着してなり、前記本体プレートを上部ダイブロックの左右両側に並設して、両回転刃と上側固定刃の各先端が同一線上に位置するように固定すると共に、前記各回転カムの剪断刃の内側先端部を上側固定刃の先端部より所定距離下方に位置し、且つ剪断刃の先端部と上側固定刃の先端部とを所要幅オーバーラップするようにして、上部ダイセットの下降切断工程時に、両回転カムが所要間隔を置いて並設した工作物の縦壁部分を同時に剪断できるように構成したことを特徴とするプレス剪断金型。
上側固定刃を形成した上部ダイブロックを具えた上部ダイセットと、下側固定刃を形成した下部ダイブロックを具えた下部ダイセットとを具えたプレス金型に、工作物の縦壁部分を剪断する回転カッター装置を結合したものであって、前記回転カッター装置は、外周両側に回転刃を並設した円盤状の回転カムを本体プレートの前側部に回動可能に装着してなり、前記下部ダイブロックを前記回転カムの幅と略同一間隔を置いて対設し、前記本体プレートを回転カムの先端部が下部ダイブロック間に位置するように固定すると共に、前記回転カムの剪断刃の内側先端部を上側固定刃の先端部より所定距離下方に位置し、且つ剪断刃の先端部と上側固定刃の先端部とを所要幅オーバーラップするようにして、上部ダイセットの下降切断工程時に、回転カムの先端で、工作物の縦壁部分を回転カムの幅をもって剪断できるように構成したことを特徴とするプレス剪断金型。
Description:
回転カッター装置を備えたプレ 剪断金型

 本発明は、プレス剪断金型、特に、垂直 や急傾斜部からなる縦壁部分を有するワー 端縁部を剪断する金型に関するものである

 従来、ワーク端縁部の縦壁部分を切断する 合には、水平部分の切断と同様に、上刃(上 部ダイセットの上側固定刃)を垂直に切り下 す「縦切り法」が採用されている。
 しかし、この方法で水平部分と縦壁部分を 時に剪断する場合、該縦壁部分の垂線に対 る傾斜角度を、一般鋼板では最小でも約5゜ 、高張力鋼板では10゜~20゜にする必要がある
 而して、傾斜角を約5゜~10゜付けた場合、切 断長は板厚の4~5倍になるため、この部位を切 断する上刃の損傷は、水平部を切断する上刃 より激しくなる。このために、縦壁部を切断 する上刃は、耐久性等を向上させるために表 面処理を施す必要があると共に、途上での補 修も頻繁に行う必要も有った。
 また、切断面にバリが多く発生するために 製品の品質が低下すると共に、バリにより 我をする惧れが有り、製品を取扱う上で安 性に問題があった。
 また、縦壁部分の傾斜角が設計上、垂直若 くは5゜以下に設定されている場合には、切 断する前に、製品形状を崩して角度付けを行 い、切断後に、改めて、リストライク&フ ンジ型等で、正規形状に復元させているが 製品形状のスプリングバック等のため、試 錯誤を繰り返すことが多く、大変な手間を する等の問題点があった。

 そこで、以上のような問題点を回避するた に、ワーク端縁部の縦壁部分bを剪断するた めに、図18に示すような、上型カム50の下降 より下型スライドカム51を前進させ、 該下 スライドカム51の先端部に設けた垂直状の ム切刃52と下型切刃53でワークWの縦壁部分を 切断する、寄せカム型の剪断装置を用いて行 っており、水平部分aの剪断は別のプレス工 で更に行う方法が採用されている。
 しかし、この方法では、装置の構造が複雑 あると共に型サイズも大きくなるためコス 高の要因となると共に、作業工数及び時間 増えるために効率的な作業ができない等の 点があった。

特開昭61-226215号公報

 本発明は、従来の上記難点を解決するた になされたものであって、ワークに対する 度付け等の前処理や正規形状への復元とい た後処理が不要であり、ワーク端縁部を短 間に極めて効率よく剪断できるようにする 共に、切断面に発生するバリが微小で且つ めて少なくして、加工製品が優れた品質を 持するようにしたものである。

 上記目的を達成するために、本発明におけ プレス剪断金型では、下端部に上側固定刃 具えた上部ダイセットと、上端部に下側固 刃を形成した下部ダイセットとを備えたプ ス金型に、工作物の縦壁部分を剪断する回 カッター装置を結合したものであって、上 回転カッター装置は、上部ダイセットの下 適所に本体プレートを固着し、内側に支持 ラーを設けた回転カムを上記本体プレート 回動可能に装着すると共に、   前記回転カムの剪断刃の内側先端部を上側固 定刃の先端部より所定距離下方に位置し、且 つ剪断刃の先端部と上側固定刃の先端部とを 所要幅オーバーラップするようにして、上部 ダイセットの下降切断工程時に、回転カムが 工作物の縦壁部分を剪断できるように構成し てある。

 また、本発明におけるプレス剪断金型は 上側固定刃を形成した上部ダイブロックを えた上部ダイセットと、下側固定刃を形成 た下部ダイブロックを具えた下部ダイセッ を具えたプレス金型に、工作物の縦壁部分 剪断する回転カッター装置を結合したもの あって、上記回転カッター装置は、先端部 周に回転刃を形成した回転カムを本体プレ トの内側部に回動可能に装着してなり、前 本体プレートを上部ダイブロックの左右両 に並設すると共に、両回転刃と上側固定刃 各内側先端部が同一線上に位置するように 定すると共に、前記各回転カムの剪断刃の 側先端部を上側固定刃の先端部より所定距 下方に位置し、且つ剪断刃の先端部と上側 定刃の先端部とを所要幅オーバーラップす ようにして、上部ダイセットの下降切断工 時に、両回転カムが所要要間隔を置いて併 した工作物の縦壁部分を同時に剪断できる うに構成する場合もある。

 また、本発明におけるプレス剪断金型は 上側固定刃を形成した上部ダイブロックを えた上部ダイセットと、下側固定刃を形成 た下部ダイブロックを具えた下部ダイセッ を具えたプレス金型に、工作物の縦壁部分 剪断する回転カッター装置を結合したもの あって、前記回転カッター装置は、外周面 に回転刃を並設した円盤状の回転カムを本 プレートの前側部に回動可能に装着してな 、前記下部ダイブロックを前記回転カムの と略同一間隔を置いて対設すると共に、前 本体プレートを回転カムの先端部が下部ダ ブロック間に位置し得るよう固定すると共 、前記回転カムの剪断刃の内側先端部を上 固定刃の先端部より所定距離下方に位置し 且つ剪断刃の先端部と上側固定刃の先端部 を所要幅オーバーラップするようにして、 部ダイセットの下降切断工程時に、回転カ の先端部で工作物の縦壁部分を回転カムの で剪断できるように構成する場合もある。

 本発明においては、請求項1記載の構成によ り、ワーク端縁部の略垂直をなす縦壁部分の 剪断を、別途複雑なカム工程を追加しないで 、水平部分の剪断加工と同時に行うことがで きるので、作業工程が簡単になり、作業効率 が向上できる。
 従って、作業工数が大幅に節減できると共 、工程遅延を防止できる利点がある。
 又、切断部分には破断面が発生せず切断面 みであるため、破断時に発生する破断音が く無音切断を行うことができると共に、切 面に発生するバリも極めて少ないので、製 の品質が向上すると共に、作業上の安全性 も優れている。
 又、縦壁部分を回転カムの先端部外周の切 刃で切断するようにしてあるので、従来の 型固定刃のように連続して同じ部位により 断することがない。従って、極めて耐久性 向上すると共に、プレス生産途上での補修 回転カムを円筒研削すればよいので非常に 単である。
 又、請求項2のように構成したことにより、 水平部分の両側に縦壁部分を有するハットチ ャンネル型等のワーク(自動車のメンバー類) 端縁部の縦壁部分の剪断を、別途複雑なプ ス工程を追加しないで、水平部分の剪断加 と同時に極めて効率的に行うことが出来る
 又、請求項3のように構成したことにより、 ワーク端縁部の略垂直をなす縦壁部分を、所 要幅をおいて、別途複雑なプレス工程を追加 しないで、水平部分の剪断加工と同時に行う ことができる。
 従って、左右製品を中央部で連設して一体 形してなるワーク(自動車のプレス製品等) 、その連接部から確実且つ容易に分離剪断 ることが出来る。

 以下、添付図面に従って本発明の実施例を 説する。
 図1乃至図3において、1は上部ダイセット、2 はワーク押えパッド、3はダイホルダー、4は イホルダー3の下端部に固着した上側ダイブ ロックであって、下端部に上側固定刃5を設 てある。
 また、6は下部ダイセット、7は下側ダイブ ックであって、上端部に下側固定刃8を設け あり、両固定刃5、8で、ワークWの水平部分a を剪断し得るようになっている。

 10は上部ダイセット1の下側部適所に、本体 レート11を設けて固定した回転カッター装 であって、先端部外周に回転刃13を形成した 裁頭 円錐形状の回転カム12を、固定ボルト14によ 前記本体プレート11の内側部に回転可能に装 着してある。
 15は、固定ボルト14と回転カム12間に嵌装し 支持カラー、16は本体プレート11と回転カム 12間のスペーサー、20はガイドポスト、21は吊 下げ用フックを夫々示す。

 而して、図1及び図6に示すように、前記 体プレート11は、回転カム12の剪断刃13の内 (ワークに接触する側)先端部を上側固定刃5 先端部より所定距離下方に位置するように 定すると共に、回転刃13の先端部と上側固定 刃5の先端部とを凡そ2mm位オーバーラップす ようにして、ボルト17及び固定ピン18で上部 イ1に固定してある。なお、12″は作動前の 転カムを示す。

 次に、この金型を用いて、垂直部や急傾斜 からなる縦壁部分を有するワークWの端縁部 を切断する方法を説明する。
 上部ダイセット1が下降して、該上部ダイセ ット1の下側に固着した回転カム12の回転刃13 、ほぼ垂直をなすワークの縦壁部分bの上端 面に接すると、前記回転カム12は、剪断抵抗 より自然に回転しながら、その回転刃13で 壁部分bを縦方向に剪断する。
 而して、回転カム12の下降時より、やや遅 て、回転カムに近接した上側固定刃5が下降 、縦壁部分bに連続している水平部分aを剪 し、縦壁部分bの剪断が完了すると同時に、 の水平部分aの剪断も完了する。
 従って、ワーク端縁部の縦壁部分bと水平部 分aの剪断加工を一工程で行うことができる

 本実施例は、図11に示すような、水平部aの 端部に両縦壁部b、bを有するハットチャン ル型のワークWを剪断する場合である。
 以下、添付の図7乃至図10に従って本実施例 詳説する。なお、実施例1と構成上同じ部位 には同一符号を付してある。
 図7において、1は上部ダイセット、2はワー 押えパッドであって、水平板30の両側部に 要間隔をおいて垂直板31、31を設けてあり、 記上部ダイセット1の下側中央部に、スプリ ング材(図示省略)を介して昇降可能に装着し ある。
 3は前記ワーク押えパッド2と対向するする うに設けた上側ダイホルダー、4は該上側ダ ホルダー3の下端部に固定した上側ダイブロ ックであって、その下端部に上側固定刃5を けてある。
 図8において、6は下部ダイセット、7はワー Wを載置する下側ダイブロックであって、そ の先端部には下側固定刃8を設けてあり、前 上側固定刃5と噛み合わせてワークWの水平部 分aを剪断し得るようになっている。

 10、10は一対の回転カッター装置であって、 夫々の構成は上記実施例1のものと同一であ ので、詳しい説明は省略する。
 而して、回転カッター装置10、10は、本体プ レート11、11が上部ダイブロック4を挟むよう して並設し、各回転カム12、12の回転刃13、1 3の先端部は上側回転刃5の先端部と同一線上 位置するように配置してある。
 32はガイドプレートであって、ワークWが高 力鋼板や厚板の場合、回転カッター装置10 スラスト力が発生するのを防止する為に、 側ダイブロック7より所定の間隔を置いて下 ダイセット上に立設してあり、上側ダイブ ック及び後述する回転カッターの本体プレ トの各外側面が当接しながらスライドし得 ように形成してある。
 なお、33、33は本体プレート11、11を上部ダ セット1に接続するための取付プレート、34 34は、上部ダイセット1の昇降動作を案内す ガイドポストを示す。

 而して、本実施例においても、図10に示 ように、各本体プレート11、11は、前記回転 ム12,12の回転刃部13、13の内側先端部を上側 定刃5の先端部より所定距離下方に位置する ように固定すると共に、回転刃部13、13の先 部と上側固定刃5の先端部とを凡そ2mm位オー ーラップするようにして、上部ダイセット1 に固定してある。

 次に、この金型を用いてワークWの端縁部を 切断する方法を説明する。
 上部ダイセット1が下降して、ワーク押えパ ッド2の水平板部30でワークWの水平部aを押圧 ると共に、両垂直板部31、31でワークWの両 壁部b、bを押圧保持する。
 さらに上部ダイセット1が下降して、該上部 ダイセット1の下側に固着した回転カム12、12 回転刃部13、13が、略垂直をなすワークWの 縦壁部分b、bの上端面に接すると、回転カム 12、12は、剪断抵抗により自然に回転しなが 、その回転刃部13、13で縦壁部分b、bを縦方 に剪断する。
 而して、両回転カム12の下降時より、やや れて、両回転カム12に挟接されている上側固 定刃5が下降して、両縦壁部分b、b間の水平部 分aを剪断し、両縦壁部分b、bの剪断が完了す ると同時に、その水平部分aの剪断も完了す 。従って、ワークWの端縁部の両縦壁部分b、 bと水平部分aの剪断加工を一工
程で行うことができる。

 本実施例は、図17に示すような、左右対称(R /L)部品をその連設部40をして一体成形(ドロー 型等)したワークWの端縁部を剪断分離する金 である。
 以下、図12乃至図16の図面に従って本実施例 を詳説する。なお、実施例1と構成上同じ部 には同一符号を付してある。
 図12乃至図14において、1は上部ダイセット 2、2はワーク押えパッドであって、上部ダイ セット1にワーク連設部40の間隔Sよりやや広 の間隔をおいて対設してあり、4はダイホル ー(図示省略)の下端部に固着した上側ダイ ロックであり、その下端部に上側固定刃5を けてある。
 また、6は下部ダイセット、7、7は下部ダイ ットに設けた一対の下側ダイブロックであ て、その内側上端部に下側固定刃8を設けて ある。
 上記ワーク押えパッド2は夫々、水平板部41 内側端部に押え板部42を垂設して、該押え 部42の外側面部がワークWの連設部40の側面部 に係合し得るようにしてある。なお、44は支 杆、45はバネ部材を示す。
 また、前記上側ダイブロック4は、下端部に 上側固定刃5を設けてなり、上側ダイセット1 下側中央部にダイホルダー3を介して垂設し てある。而して、上側ダイブロック4は、ワ ク押えパッド2の押え板部42、42間を昇降する ようにしてある。
 また、上記下部ダイブロック7、7は各々、 の内側上端部に下側固定刃8を
設けてあり、下側ダイセット6上に間隔Sを置 て対向配置させて、両下側固定刃8、8と上 固定刃5とが夫々互いに噛み合うようにして る。
 また、図15及び図16は、回転カッター装置10 示し、その11は矩形状の本体プレートであ て、前側部に所定深さの取付溝46を設けて、 取付板47、47を対設してあり、前記間隔Sとほ 同一巾の外周面を有し、その外周面両側端 沿って刃部13,13を夫々周設した円盤状の回 カム12を前記取付溝46内に装入して、支持ピ 48で軸着すると共に、回転カム12の一側部は 本体プレート11の先端部より所定幅突出する うに装着してある。
 なお、図14に示すように、前記本体プレー 11は、回転刃部13の内側先端部を上側固定刃5 の先端部より所定距離下方に位置するように すると共に、回転刃部13の先端部と上側固定 5の先端部とが凡そ2mm位オーバーラップする ようにして、上側ダイブロック4の下側部に 定してある。

 次に、本実施例において、R/L部品を一体加 されたワークWを分離剪断する方法を説明す る。
 前工程で、端縁部を除く水平部を打抜き加 により除去されたワークWを、連設部が下側 ダイブロック7,7間に位置するようにして、下 側ダイブロック上に固定する。
 上部ダイセット1が下降すると、両ワーク押 えパッド2、2が先に下降して、垂直板部42、42 がワーク連設部40の側面部を押圧保持する。
 而して、上部ダイセット1の下側に固着した 回転カム12の回転刃部13、
13が、略垂直をなす連設部両側の縦壁部分b、 bの上端面に接すると、前記回転カム12は、剪 断抵抗により自然に回転しながら、その回転 刃部13、13で縦壁部分b、bを同時に縦方向に剪 断する。
 而して、回転カム12の下降時より、やや遅 て、上側ダイブロックが下降して、両上側 定刃で、両縦壁部分b、bに続く水平部分a、a 剪断し、両縦壁部分b、bの剪断が完了する 同時に、その水平部分a、aの剪断も完了する 。
 従って、R/L部品を一体加工されたワーク製 Wの分離剪断を極めて効率的に行うことがで きる。

本発明に係るプレス剪断金型の上部ダ セットの裏面図である。 図1におけるA-A線切断部の概略図である 。 図1におけるB-B線切断部の概略図である 。 回転カッター装置の側面一部断面図で る。 同上平面図である。 ワーク端縁部を剪断する状態を示す説 図である。 別実施例におけるプレス剪断金型の上 ダイセットの裏面図である。 下部ダイセットの平面図である。 剪断状態を示す側面図である。 同上背面図である。 ワークの斜視図である。 別実施例におけるプレス剪断金型の剪 断前の状態を示す説明図である。 別実施例におけるプレス剪断金型の一 部断面平面図である ワーク端縁部の剪断状態を示す断面図 である 回転カッター装置の斜視図である。 同上底面図である。 ワークの斜視図である。 従来の寄せカム式剪断装置の概略図で ある。

符号の説明

 1   上部ダイセット
 2   ワーク押えパッド
 3   ダイホルダー
 4   上側ダイブロック
 5   上側固定刃
 6   下部ダイセット
 7   下側ダイブロック
 8   下側固定刃
 10  回転カッター装置
 11  本体プレート
 12  回転カム
 13  回転刃
 14  固定ボルト
 15  支持カラー
 30  水平板
 31  垂直板
 32  ガイドプレート
 33  取付プレート
 34  ガイドプレート
 40  連結部
 41  水平板部
 42  押え板部
 46  取付溝
 47  取付板
 48  支持ピン