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Patent Searching and Data


Title:
PRESS THROUGH PACKAGE AND ITS PRODUCTION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057507
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide an easy-to-produce PTP exhibiting good hermetic sealing performance and performing unsealing surely (with no variation) and easily even if manufacturing precision is relaxed. Its production method is also provided. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The press through package comprises a lid material (3) having a resin film (3a), an aluminum foil (3b) and a thermal adhesive layer (3c), and a container (5) having a flange (5b) and a large number of pockets (5a). The resin film (3a) is provided with a plurality of weakened points (3h), i.e. cut pattern units, to form a string (3j), the pitch P1 along the string of weakened points (3h) is smaller than the pitch of the pockets, and at least one or at least a part of the weakened points are located at positions corresponding to all pockets.

Inventors:
SEKIGUCHI, Tomonobu (6-8 Kyutaro-machi 3-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 56, 5410056, JP)
関口 朋伸 (〒56 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東洋アルミニウム株式会社内 Osaka, 5410056, JP)
YAMADA, Kazunori (6-8 Kyutaro-machi 3-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 56, 5410056, JP)
Application Number:
JP2008/069260
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
October 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYO ALUMINIUM KABUSHIKI KAISHA (6-8 Kyutaro-machi 3-chome, Chuo-ku Osaka-shi Osaka, 56, 5410056, JP)
東洋アルミニウム株式会社 (〒56 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 Osaka, 5410056, JP)
SEKIGUCHI, Tomonobu (6-8 Kyutaro-machi 3-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 56, 5410056, JP)
関口 朋伸 (〒56 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東洋アルミニウム株式会社内 Osaka, 5410056, JP)
International Classes:
B65D75/60; B31B1/14; B65B9/02; B65D75/34; B65D83/04
Attorney, Agent or Firm:
WATANABE, Seiichi (Watanabe Patent Office, 3F Nishi-Yachiyo Bldg.23-26, Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-shi, Osaka 02, 5500002, JP)
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Claims:
 樹脂フィルム、アルミニウム箔および熱接着層を有する蓋材と、フランジ部および多数のポケット部を有する容器とを備えるプレススルーパック包装体であって、
 前記樹脂フィルムに、切込み模様単位である弱化点が、複数、条をなすように設けられ、前記弱化点の前記条に沿うピッチは、前記ポケット部のピッチよりも小さく、前記弱化点の1つ以上または弱化点の少なくとも部分が、すべての前記ポケット部に対応する位置に位置することを特徴とする、プレススルーパック包装体。
 前記弱化点のピッチが前記ポケット部のサイズの半分以下であることを特徴とする、請求項1に記載のプレススルーパック包装体。
 前記弱化点が、前記フランジ部にも位置することを特徴とする、請求項1または2に記載のプレススルーパック包装体。
 前記熱接着層がイージーピール性熱接着層からなることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のプレススルーパック包装体。
 前記蓋材と、前記容器のフランジ部との接着部を貫通するように設けた分離用のミシン目を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載のプレススルーパック包装体。
 前記プレススルーパック包装体の周縁部の少なくとも一辺に、前記蓋材と前記容器とが接着されていない掴み部を設けたことを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載のプレススルーパック包装体。
 前記ポケット部に薬剤を収納したことを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載のプレススルーパック包装体。
 樹脂フィルム、アルミニウム箔および熱接着層を有する蓋材と、フランジ部および多数のポケット部を有する容器とを備えるプレススルーパック包装体の製造方法であって、
 前記樹脂フィルムに、切込み模様単位である弱化点を、複数、条をなすように、前記ポケット部のピッチよりも小さいピッチで形成する工程と、
 前記樹脂フィルム、アルミニウム箔および熱接着層を積層し、蓋材を作製する工程と、
 前記フランジ部および多数のポケット部を有する容器を準備する工程と、
 前記蓋材と前記容器とを、前記弱化点の1つ以上または弱化点の少なくとも部分が、すべての前記ポケット部に対応する位置に位置するように重ね合わせ、熱接着する工程とを備えることを特徴とする、プレススルーパック包装体の製造方法。
 前記樹脂フィルムの弱化点の形成において、前記切込み模様単位に対応する切込み凸部を表面に配列したロールにより、前記条をなす弱化点を形成することを特徴とする、請求項8に記載のプレススルーパック包装体の製造方法。
Description:
プレススルーパック包装体およ その製造方法

 本発明は、カプセル、錠剤の薬剤等を収 するためのプレススルーパック包装体に関 、詳しくは、プレススルー機能とイージー ール機能を併せ持つプレススルーパック包 体およびその製造方法に関する。

 従来のプレススルーパック包装体(以下「 PTP」と略記する場合がある)は、アルミニウ 箔および熱接着層からなる蓋材と、多数の ケット部を形成した容器とから形成されて る。カプセルや錠剤等の薬剤を収納したポ ット部の凸部背面を手指で押し込み、蓋材 アルミニウム箔を破断させ、薬剤を取り出 た後、これを服用する。この場合、アルミ ウム箔の破片が生じることがあり、誤って 剤と共に該アルミニウム箔破片を飲み込ん しまうという事故が報告されている。また 老人や幼児などの弱者にとっては薬剤を押 出す筋力が不足し、PTPから薬剤を取り出し いという苦情もある。さらに病院などでは 1日に数十~数百の薬剤を扱う関係上、一度に 多数の薬剤を容易に取り出したいという要望 がある。

 上記の問題を解決することを目的に、蓋材 アルミ箔層などの複数層の積層体から構成 、レーザー光線によって表層に部分的な切 みを設けた技術が提案されている(特許文献 1および2)。この方法によれば、小さい力で容 易にPTPから薬剤を取り出すことができる。

特開2003-63558号公報

実開平1-161469号公報

 しかし、上記特許文献に開示の方法では 次の点で不十分である。問題点:レーザー光 線によって積層体の表層に部分的な切込みを 設けるのはスキルを要し、切込みの位置にわ ずかでもズレが生じると開封に支障をきたす おそれがある。すなわち切込みの形成に高精 度加工を要し、これが歩留り低下等のおそれ を生じる。またポケット部の位置が確定して からでないと切込みの位置も特定できず、高 価なレーザー銃を後工程で使用しなければな らない。

 本発明は、上記の従来技術の問題を克服 るためになされたものであり、密封性がよ 、かつ作製精度を緩和しても、確実に(ばら つきなく)開封を容易に行うことができる、 造が容易なPTPおよびその製造方法を提供す ことを目的とする。

 本発明のPTPは、樹脂フィルム、アルミニ ム箔および熱接着層を有する蓋材と、フラ ジ部および多数のポケット部を有する容器 を備える。このPTPは、樹脂フィルムに、切 み模様単位である弱化点が、複数、条をな ように設けられ、弱化点の条に沿うピッチ 、ポケット部のピッチよりも小さく、弱化 の1つ以上または弱化点の少なくとも部分が 、すべてのポケット部に対応する位置に位置 することを特徴とする。

 上記の構成によれば、弱化点の位置が多 ずれても開封(プレススルー)が容易なPTPを ることができる。弱化点を設けるのは樹脂 ィルムだけであり、強度は弱化点以外の部 の樹脂フィルムおよびアルミニウム箔で確 され、とくにアルミニウム箔で完全被覆さ るので、密封性に優れる。そして、弱化点 より押し込み破壊の起点が形成されるので プレススルーが容易なPTPを得ることができ 。上記の弱化点の配列の場合、弱化点形成 重ね合わせ等の作業において高い精度は不 なので、製造を容易にすることができる。 らにロット間、1ロット内のPTP間、および1つ のPTP内のポケット部間におけるプレススルー 性能のばらつきをなくすことができる。した がって、製造を容易にした上で、製品の品質 を向上させることができる。ここで、条が延 在する方向は、通常(工業生産上)、樹脂フィ ム原反の長手方向である。弱化点の条に沿 ピッチは、弱化点の中心のピッチ(1つの弱 点の端部から次の弱化点の同方向端部まで 距離と同等)であり、複数のPTPについて十分 平均をとった値とする。またポケット部の ッチ等についても同様である。

 上記の弱化点のピッチをポケット部のサ ズの半分以下とするのが好ましい。これに って、弱化点の配置精度のばらつき許容度 さらに緩和し、かつ例外的な稀な場合を除 て、弱化点を各ポケット部に2個以上配置で きるので、薬剤の押し出しをさらに容易にす ることができる。ここでポケット部の平面形 状が円形の場合は、ポケット部のサイズは、 ポケット部の周囲のフランジ部の円形縁(内 )の直径をいい、長円形、楕円形等の円形以 の場合は、ポケット部の周囲のフランジ部 おける当該形状縁(内法)の最長径(当該形状 における最も離れた2点を結ぶ線分に相当) いう。

 上記の弱化点を、フランジ部にも位置さ ることができる。これによって、弱化点の 置精度のばらつき許容度を緩和することが きる。

 上記の熱接着層をイージーピール性熱接 層とすることによって、イージーピール機 を高めることができ、病院などで多量の薬 を扱う場合に、蓋材を容器から容易に剥が て一度に多数の薬剤を簡単に取り出すこと できる。

 上記の蓋材と、容器のフランジ部との接 部を貫通するように設けた分離用のミシン を有してもよい。これによって、必要な薬 量に容易に区分けすることができる。

 上記のプレススルーパック包装体の周縁 の少なくとも一辺に、蓋材と容器とが接着 れていない掴み部を設けることができる。 れによって、蓋材の容器からのピールを容 にすることができ、多数の薬剤を簡単に取 出すことができる。

 上記のポケット部に薬剤を収納すること できる。これにより、薬剤の密封保持、薬 の容易押出し、多数の薬剤の容易取り出し が可能な形態で薬剤を提供することができ 。また、薬剤以外にも菓子類や健康食品等 収納することができる。

 本発明のPTPの製造方法は、樹脂フィルム アルミニウム箔および熱接着層を有する蓋 と、フランジ部および多数のポケット部を する容器とを備えるPTPの製造方法である。 の製造方法は、樹脂フィルムに、切込み模 単位である弱化点を、複数、条をなすよう 、前記ポケット部のピッチよりも小さいピ チで形成する工程と、樹脂フィルム、アル ニウム箔および熱接着層を積層し、蓋材を 製する工程と、フランジ部および多数のポ ット部を有する容器を準備する工程と、蓋 と容器とを、弱化点の1つ以上または弱化点 の少なくとも部分が、すべてのポケット部に 対応する位置に位置するように重ね合わせ、 熱接着する工程とを備えることを特徴とする 。

 上記の方法によれば、蓋材の各層を積層 る前に樹脂フィルムのみに弱化点を形成す ので、積層した後にポケット部に狙いを付 て弱化点を形成する方法に比較して、精度 緩和してPTPを作製しても、ロット間、同じ ット内のPTP間、同じPTP内のポケット部間で プレススルー性能のばらつきをなくすこと できる。このため製品品質を向上させた上 、製造を容易にすることができる。

 上記の樹脂フィルムの弱化点の形成にお て、切込み模様単位に対応する切込み凸部 表面に配列したロールすなわちパンチング より、条をなす弱化点を形成することがで る。これによって、経済性に優れた方法で 弱化点の配列を容易に得ることができる。

 本発明によって密封性がよく、かつ作製 度を緩和しても、確実に(ばらつきなく)開 を容易に行うことができる、製造が容易なPT Pを得ることができる。

 図1は、本発明の実施の形態におけるPTPを 蓋材3の側から見た斜視図である。また、図2 、図1のII-II線に沿う断面図である。図1およ び図2において、このPTP10は、蓋材3と容器5と 接着されて形成されており、図1では図示さ れていない錠剤は容器5のポケット部5aに収納 されている。容器5における平坦部であるフ ンジ部5bは、蓋材3と当接し、接着される部 となる。蓋材3のアルミニウム箔には、ポケ ト部5aに対応する位置にポケット部5aと同じ サイズの円形の非接着部3tが形成されている 非接着部3tは平滑であり、ポケット部5aに対 応した領域である。非接着部3tの周囲は、通 、容器5のフランジ部5bと接着される際に、 着強度を高めるため、プレス加工で凹凸模 を付されながら接着されるので、微細な凹 が付され、非接着部3tを際立たせている。 面的に見て非接着部3tとポケット部5aとはほ 重なり合う。ポケット部は、条(図1~2では図 示せず)に沿うように5個、2列に配列されてい る。条を分断するように、蓋材3と容器のフ ンジ部5bとを貫通するミシン目Mが設けられ 錠剤を2個ずつ区分け分離しやすくしてある また、PTPの周縁部の1辺に接着していない掴 み部Gを設けて、容器5から蓋材3をピールする のを容易にしている。

 図3は、蓋材3の断面図である。蓋材3は、 脂フィルム3aと、アルミニウム箔3bと、熱接 着層3cとで構成される。樹脂フィルム3aとア ミニウム箔3bとは、図示しない接着剤で接着 されている。樹脂フィルム3aには、切込み模 単位である弱化点3hが付されている。なお 図3の例では、蓋材3は、樹脂フィルム3a、ア ミニウム箔3b、熱接着層3cがこの順で積層さ れているが、本発明の実施態様は必ずしもこ れに限定されるものではなく、例えば、アル ミニウム箔、樹脂フィルム、熱接着層という 順で積層されていてもよい。ただし、前者( 3の例)のほうが、樹脂フィルム3aに裏印刷で る点(すなわち樹脂フィルム3a+印刷層、アル ミニウム箔3b、熱接着層3cの順)や、樹脂フィ ム用の多種の印刷インキが使用できる等の で好ましい。図4は、蓋材3における弱化点3h の配列パターンを説明するために示すPTP10の 視図である。弱化点3hの配列パターンの下 分は表記を省略してある。また、図5は、図4 における樹脂フィルム3aの部分拡大図である 樹脂フィルム3aにおける切込み模様単位の 化点3hは、図4の場合は、短い縦線である。

 図4および図5の場合、弱化点3hの条に沿うピ ッチP 1 は非常に短く、ポケット部(図示せず)または ルミニウム箔における非接着部3tのピッチP o よりも格段に小さい。また、弱化点のピッチ P 1 は、非接着部3tの直径Dの半分以下である。こ のため、弱化点3hの1個以上が必ずポケット部 対応位置に位置するようにできる。さらに、 上記の弱化点3hの配列パターンは、弱化点3h 条をなすように配列する弱化条3jの間隙(隣 合う弱化条3jに属する弱化点の間の間隙)S 1 が、非接着部3tの径Dの1/2以下なので、複数の 弱化条3jが非接着部3tを通過する。図4および 5に示す弱化点3hの配列パターンは、弱化条3 jの間隙S 1 が小さく、かつピッチP 1 が小さいため、弱化点3hが必ずポケット部対 位置に位置することを、間隙S 1 およびピッチP 1 の両方で保証することができる。

 本発明において、樹脂フィルム3aに設ける 化点3hのピッチP 1 がポケット部対応位置、たとえば非接着部3t ピッチP o より小さいことが、まず必要である。図4お び図5に示す弱化点3hの配列パターンは、弱 点3hをポケット部対応位置に、より多く配置 するために、ピッチP 1 および間隙S 1 に、より限定的な制限を課して多数の弱化点 3hがポケット部対応位置に位置するようにし 場合を示すものである。次に、PTPの構成要 ごとに、詳細に説明する。

1.樹脂フィルム
 本発明のPTP10の蓋材に用いる樹脂フィルム3a は、厚み6~50μmの樹脂フィルムを用いること 好ましい。さらに好ましくは厚み6~25μmの樹 フィルム3aを用いるのがよい。厚み6μm未満 は、強度が十分でなく、蓋材の剥離時に途 で破断するおそれがある。一方、50μmを超 ると強度が必要以上に大きくなり過ぎ、プ ススルー機能を阻害するおそれがある。従 て樹脂フィルム3aの厚みを6~50μmの範囲内と れば、プレススルー機能とイージーピール 能を併せ持つのに好適である。樹脂フィル 3aの種類は特に制限されるものではないが、 ポリエチレン系フィルム、ポリプロピレン系 フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリア ミド(ナイロン)系フィルム、(メタ)アクリル 樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレ 系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチ ン-酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニ アルコール、ポリカーボネート系樹脂、ポ 酢酸ビニル系樹脂、アセタール系樹脂、そ 他各種の樹脂のフィルムを使用することが きる。これらの樹脂のフィルムは、一軸な し二軸方向に延伸されているものでもよく 無延伸のものであってもよい。プレススル 機能の観点からは特に端裂抵抗が70N以下の 脂フィルムが好ましく、端裂抵抗が20~60Nの 脂フィルムを用いるのがさらに好ましい。 のような樹脂フィルムとしては東洋紡績株 会社製「ティアファイン(登録商標)TF110」ポ リエステルフィルム(端裂抵抗タテ:45N、ヨコ: 45N)を挙げることができる。端裂抵抗が70N以 (さらに好ましくは20~60N)の樹脂フィルムを用 いることによりイージーピール機能を損なう ことなく、プレススルー機能を向上させるこ とができ、よりスムーズに内容物を個別に取 り出すことができる。なお、端裂抵抗はJIS C  2318により測定(試料巾:20mm)することができ 。

2.弱化点の形成
 図6は弱化点3hまたは弱化条3jを設けた樹脂 ィルム3aを例示する斜視図であり、(a)は切込 み模様単位である弱化点3hが点の場合、(b)は 化点が+記号の場合、(c)は><記号(字体の 制限から横表示としているが実際は縦表示) 場合を例示する。積層前の樹脂フィルム3aに は、ポケット部に対応する位置を通過するよ う弱化条3jを形成しておく必要がある。好ま くは互いに平行な2本以上の弱化条3jを形成 るのがよい。弱化条3jの本数は、必要に応 て適宜設定すればよいが、1ポケットあたり1 ~10本(条)とすればよく、弱化条3jどうしの間 は0.3~50mm程度が好ましく、0.5~20mm程度がさら 好ましい。各弱化条どうしは、互いに略平 の位置関係にあることが好ましい。弱化条 形成する個々の弱化点の具体的形状は単な ミシン目でもよいが、図6(a)~(c)に例示する のを含めて、「十」、「×」、「í」、「・ 、「ハ」、「V」、「><(字体の制限から 横表示としているが実際は縦表示)」、「/」 どの任意の記号、文字等であってもよい。 化点3hの大きさは最大長さで0.05~20mm程度が ましく、個々の弱化点3hのピッチP 1 は、通常0.5~20mm程度とすればよい。各弱化点3 hは樹脂フィルム3aを完全に貫通していること が好ましいが、所謂ハーフカットのように完 全に貫通していなくてもよい。弱化条3jまた 弱化点3hの形成方法は特に制限されるもの はないが、例えば、弱化点3hと同形状の突起 を有するロールに樹脂フィルムを接触させる などの方法を採用することができる。

 図7は突起付きロールを用いてパンチング 加工によって樹脂フィルム3aに形成した弱化 3hを示す平面図(写真)であり、図8はその説 図である。写真は、加速電圧15kVの走査型電 顕微鏡(SEM)像であり、以後の写真も同様で る。また、図9は同じ弱化点3hについて横断 るように切断して、弱化点3hの中央から端の 方向を斜め上から見た図(写真)であり、図10 その説明図である。パンチング加工によれ 、弱化点3hの端部はシャープに形成され、薬 剤押出しの際に高い応力集中が弱化点3hの端 に形成される。このため、プレススルー性 高めることが可能である。

 図11はレーザー加工によって樹脂フィル 3aに形成した弱化点3hを示す平面図(写真)で り、図12はその説明図である。また、図13は じ弱化点3hについて横断するように切断し 、弱化点3hの中央から端の方向を斜め上から 見た図(写真)であり、図14はその説明図であ 。レーザー加工によれば、樹脂フィルム3aを 溶融して弱化点3hを形成するので、パンチン 加工ほどシャープな端部は形成されないが それでも実際にプレススルー性が高く、実 レベルの弱化点3hを形成することができる パンチング加工を選択するか、レーザー加 を選択するかは、既存の設備や、樹脂フィ ム3a、アルミニウム箔3bの種類、弱化点3hの 置密度などを総合的に考慮して決めること できる。

3.アルミニウム箔
 本発明のPTP10の蓋材3に用いるアルミニウム 3bは、公知のPTPで採用されているものと同 のものを用いることができる。例えば厚み10 ~30μm程度の(JIS)1N30材、8021材、8079材などの硬 材を採用することができる。また、JIS等で 定されているアルミニウム箔以外のアルミ ウム箔、たとえばAl-Mn系アルミニウム合金 も採用することができる。なお、アルミニ ム箔と樹脂フィルムの積層は特に制限され ものではないが、ドライラミネート接着剤 用いたドライラミネート法によるのが好ま い。

4.熱接着層
 本発明のPTP10の蓋材3に用いる熱接着層3cは イージーピール性熱接着樹脂からなるのが ましい。例えばエチレン-酢酸ビニル共重合 フィルム(EVA)、エチレン-メタアクリル酸共 合体(EMAA)、ポリエチレン-ポリブテンのブレ ンド樹脂、EMAA樹脂あるいはEMAA樹脂等のエチ ン共重合体10~90重量部にPP樹脂90~10重量部を 合した樹脂、CMPS VN-503(商品名 三井・デュ ンポリケミカル株式会社製)などを採用する ことができる。イージーピール性熱接着樹脂 は、アルミニウム箔の容器側片面に乾燥重量 2~15g/m 2 程度となるように塗布するのが好ましい。

5.蓋材の表面等
 本発明のPTPの蓋材3には、以上の他に印刷や 着色を施してもよく、OP(オーバープリント) 、プライマー層、アンカーコート層等を必 に応じて積層してもよく、また防曇剤、滑 、防滑剤、各種のコート剤を任意の層の表 にコーティングしてもよい。また、本発明 効果を損なわない範囲で、紙、合成紙等を 層してもよい。各層の積層方法も上記に限 されるものではなく、公知の方法を採用す ことができるのはいうまでもない。

6.容器
 本発明のPTP10に用いる容器5は、フランジ部5 bに囲まれるように多数のポケット5aを形成し た公知の容器であって、例えばポリプロピレ ン、塩化ビニルなどの樹脂シートを用いて、 プラグアシスト成形、真空または圧空成形、 真空圧空成形、熱プレスなどにより成形でき る。また、市販のPTP用容器を用いることもで きる。上記容器に錠剤やカプセルなどの薬剤 (内容物)を収納後、開口部に蓋材を被せ熱接 することにより封緘し、本発明の包装体を 供することができる。開口部に蓋材を被せ 際には、上記弱化条が当該開口部を通過す ようにすればよいが、弱化条は連続的かつ 数設けられているので、しごく容易に蓋材 被せることができる。

7.ミシン目、掴み部
 本発明のPTP10には、市販のPTPと同様、蓋材3 容器5の接着部を貫通するように分離用のミ シン目Mを設けてもよい。1回当たりの服用量 分離することや、必要量の薬剤を提供する に当該ミシン目で分離すればよい。また、P TPの周縁の少なくとも一辺には図1や図4に示 ような掴み部Gを設けることができ、この掴 部Gを手指でつまんで蓋材を容易に引き剥が すことができる。引き剥がす方向は、前記弱 化条3jの条方向と一致させておけば、蓋材を き剥がす途中での破断やスリップスティッ 現象を防止でき、イージーピール性の点で ましい。この掴み部Gは、予め蓋材と容器5 剥離させておくのが望ましいが、この部分 熱接着層3cを欠落させたり、熱接着剤の塗布 量を極端に少なくしたり、熱接着剤の塗布面 積を調整したり、またはこの部分の熱接着剤 に剥離剤を混合もしくは積層したりして掴み 部Gを形成しやすくしておくこともできる。

8.製造方法
 図15は、本発明のPTPの製造方法を示す図で る。この製造方法では、樹脂フィルム3aに弱 化点3hまたは弱化条3jを形成する。弱化点3hの 形成方法は、図15では上述のロールによる形 方法を示しているが、ロールによらなくて よく、たとえばレーザー加工によってもよ 。次いで、弱化点3hを形成した樹脂フィル 3aと、アルミニウム箔3bと、熱接着層3cとを 層して、積層体からなる蓋材3を形成する。 ルミニウム箔3bには、通常、接着の際、ポ ット部対応位置に、非接着部3tが結果的に形 成されることになる。蓋材3には、図15では表 示していないが、掴み部Gやミシン目Mを設け おくのがよい。蓋材3は、いずれかの時点で (容器に接着された後でもよい)所定仕様のPTP1 0に適合するサイズに打ち抜かれて、最終的 、当該所定仕様の容器5と一体化した蓋材3を 構成する。

 容器5の形成では、まず、所定材質の樹脂 について、ポケット部5aおよびフランジ部5b 有するように加工すればよいが、上述のと り市販品を利用してもよい。PTP10の製造は、 薬剤を容器5のポケット部5aに充填し、上記の 蓋材3と位置合せを行いながら接着し、次い 、仕様に適合したサイズに打ち抜き、所定 様のPTP10を完成する。この例では打ち抜き工 程を最終工程としたが、たとえばバッチ式の 場合は、本発明の効果を損なわない範囲で、 薬剤充填工程の前や、接着工程の前に変更す ることができる。

 図15に示すPTPの製造方法において、重要な イントが下記に示すように2つある。
(1)まず、樹脂フィルム3aにのみ、弱化点3hま は弱化条3jを形成する。
(2)その際、これまで詳細に説明してきた弱化 点3hの配列パターンを形成する。
上記の(1)により、蓋材3の積層体を形成した に弱化点を形成しないので、弱化点3hの形成 の際に、蓋材3の全厚みを貫通したり、アル ニウム箔を損傷したりするおそれはない。 のため、保管時にポケット部内が湿気に侵 れたりする等の問題は排除される。また(2) より、弱化点3hをポケット部対応位置に1つ つ狙いを付けて配置する必要がなく、配置 度の許容度を大きく緩和することができる 上記(2)のように、ポケット部に限らず弱化 を実質的に数多く、設けることができるの 、上記(1)のように、蓋材3の全厚みを貫通し り、アルミニウム箔3bを損傷したりする事 が完全に排除できる製造方法を用いている めであり、このため、実質的に数多く弱化 を設けても、不都合を生じるおそれがまっ くないからである。

 次に実施例により、本発明における作用効 を説明する。用いた試験体は、本発明例1~10 と、比較例1~4である。すべての試験体におい て容器は共通して同じであり、また容器のポ ケット部のピッチは17mmであり、ポケット部 サイズは10mmであった。
これら試験体について説明する。
<本発明例1~10>
 本発明例1~9については厚み9~12μmのPETフィル ム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)に また本発明例10については厚み14μmのポリエ ステルフィルム(上述のティアファイン(登録 標))に、突起を有するロールを用いて弱化 を形成した。弱化点の形状・大きさ(1個あた りの最大長さ)は、表1中に示す。ポリウレタ 系接着剤(乾燥後重量1.5g/m 2 )を用いて厚み17~20μmのアルミニウム箔(1N30、 質箔)をドライラミネート法により貼り合わ せた後、アルミニウム箔面にワックス添加ポ リプロピレン系イージーピール性熱接着剤を 乾燥後重量で5g/m 2 となるように塗布し本発明例1~10の各蓋材を 製した。複数のポケットを成形したポリプ ピレン製のPTP用容器に直径8mmの錠剤を収納 、上記各蓋材をそれぞれ100℃でヒートシー しPTP包装体を作製した。あとで示す表1によ ば、本発明例1~10の試験体の弱化点のピッチ は、容器のポケット部のピッチ17mmより小さ 、本発明の要件を満たしている。

<比較例1>
構成は、弱化条を形成しない点を除いて、本 発明例1と同様にPTP包装体を作製した。
<比較例2>
 厚み20μmのアルミニウム箔(1N30,硬質箔)の一 にオーバープリント(OP)剤を厚み約1μm塗布 、アルミニウム箔の他面にエチレンビニル ルコール(EVA)添加ポリプロピレン系熱接着剤 を乾燥後重量で5g/m 2 となるように塗布し比較例2の蓋材を作製し 。複数のポケットを成形したポリプロピレ 製のPTP用容器に直径8mmの錠剤を収納し、こ 蓋材を100℃でヒートシールしPTP包装体を作 した。
<比較例3>
 厚み20μmのアルミニウム箔(1N30,硬質箔)の一 にオーバープリント(OP)剤を厚み約1μm塗布 、アルミニウム箔の他面にポリウレタン系 着剤(乾燥後重量3g/m 2 )を用いて厚み30μmのポリプロピレン/ポリエ レン/ポリスチレンアロイグラフト重合樹脂 らなる共押出しイージーピール性熱接着性 ィルムをドライラミネート法により貼り合 せ、比較例3の蓋材を作製した。複数のポケ ットを成形したポリプロピレン製のPTP用容器 に直径8mmの錠剤を収納し、この蓋材を100℃で ヒートシールしPTP包装体を作製した。
<比較例4>
厚み20μmのアルミニウム箔(1N30,硬質箔)の一面 にオーバープリント(OP)剤を厚み約1μm塗布し アルミニウム箔の他面にポリプロピレン系 ージーピール性熱接着剤を乾燥後重量で5g/m 2 となるように塗布し比較例4の蓋材を作製し 。複数のポケットを成形したポリプロピレ 製のPTP用容器に直径8mmの錠剤を収納し、こ 蓋材を100℃でヒートシールしPTP包装体を作 した。

 上記の試験体に対して、プレススルーテス およびイージーピールテストを行った。各 ストは次のとおりである。
1.プレススルーテスト
 各包装体の容器の底(蓋材と反対側のポケッ ト部分)を手指で圧迫し、錠剤が蓋材を突き って錠剤を取り出せるかをテストした。評 結果は、次の記号により表示した。
○:問題なく錠剤を取り出せる。
×:蓋材を突き破ることができず、錠剤を取り 出せない。
2.イージーピールテスト
 各包装体の蓋材の端を手指で摘んで引っ張 、蓋材が容器から剥離できるかテストした 評価結果は、次の記号により表示した。
○:問題なく蓋材が剥離し、錠剤を取り出せ 。
×:力を入れても蓋材が剥離せず、錠剤を取り 出せない。
××:蓋材が破断し、開封できず。

 上記のテスト結果を表1に示す。これによ れば、本発明例1~10は、例外なく、プレスス ーテストおよびイージーピールテストの両 で、良好な結果を得ることができた。とく 、樹脂フィルムおよびアルミニウム箔の厚 を増した本発明例6~10においても、問題なく 好なプレススルー性能を得ることができた これに比して、弱化点を設けない比較例で 、樹脂フィルムを配置した比較例1などでプ レススルー性が劣ることが分かる。またイー ジーピールテストでは、イージーピール性熱 接着層を設けない場合、性能劣化が明瞭であ る。

 今回開示された実施の形態はすべての点 例示であって制限的なものではないと考え れるべきである。本発明の範囲は上記した 明ではなくて特許請求の範囲によって示さ 、特許請求の範囲と均等の意味および範囲 でのすべての変更が含まれることが意図さ る。

 本発明のPTPおよびその製造方法によれば 作製精度を緩和しても、ロット間、1ロット 内のPTP間、1PTP内のポケット部間でのプレス ルー性能のばらつきなく、開封を容易に行 ことができる高品質の製品を得ることがで るので、この分野で貢献することが期待さ る。

本発明の実施の形態におけるPTPの斜視 である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 蓋材の断面図である。 蓋材の樹脂フィルムにおける弱化点の 列パターンを説明するためのPTPの斜視図で る。 図4における樹脂フィルムの部分拡大図 である。 弱化点の配列パターンを例示する樹脂 ィルムの図であり、(a)は弱化点が点の場合 (b)は弱化点が+記号の場合、(c)は><記号 場合を示す図である。 パンチング加工によって樹脂フィルム 形成した弱化点を示す平面図(写真)である 図7の説明図である。 図7と同じ弱化点を切断加工(横断)して 弱化点の中央から端の方向を上方から見た (写真)である。 図9の説明図である。 レーザー加工によって樹脂フィルムに 形成した弱化点を示す平面図(写真)である。 図11の説明図である。 図11と同じ弱化点を切断加工(横断)し 、弱化点の中央から端の方向を上方から見 図(写真)である。 図13の説明図である。 本発明のPTPの製造方法を例示する図で ある。

符号の説明

 3 蓋材、3a 樹脂フィルム、3b アルミニウ 箔、3c 熱接着層、3h 弱化点、3j 弱化条、3t  非接着部(アルミニウム箔平坦部)、5 容器 5a ポケット部、5b フランジ部、10 PTP、21  剤、31 ロール、D 非接着部の直径、G 掴み 部、M ミシン目、P 1  弱化点のピッチ、S 1  弱化条の間隙。