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Title:
PRESSURE REGULATION VALVE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072597
Kind Code:
A1
Abstract:
A pressure regulation valve (1) comprises a cap (202) provided with a wall (20B), a housing (10) arranged on the opening (20A) side of the cap (202) and having a valve seat (16C), a diaphragm (32) arranged between the cap (202) and the housing (10), a valve element (31) interlocking with the diaphragm (32) for opening/closing the valve seat (16C), an adjusting spring (33) pressing the diaphragm (32), a pressing member (39), and an adjusting screw (36) screwed into a female screw (26) formed in the wall (20B) and adjusting the adjusting spring (33) through the pressing member (39). In this pressure valve (1), the wall (20B) is formed integrally with the cap (202) and a through hole (202A) forming a first contact portion (25B) to be in contact with the pressing member (39) is formed in the cap (202).

Inventors:
WADA YOSHIMASA (JP)
NAGAOKA MASATOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072139
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NISSAN TANAKA CORP (JP)
WADA YOSHIMASA (JP)
NAGAOKA MASATOSHI (JP)
International Classes:
F16K17/30; F16K1/30; F16K7/16; G05D16/06
Foreign References:
JP2007225085A2007-09-06
JPS49139334U1974-11-30
JPH0665910U1994-09-16
JPH044373A1992-01-08
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (MarunouchiChiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 一端側が開口部とされるとともに他端側に壁部が設けられ、該壁部に雌ネジが形成されたキャップと、
 前記キャップの開口部側に配置され、流入側流路と、流出側流路と、前記流入側流路と前記流出側流路の間に形成された弁座とを有するハウジングと、
 前記キャップと前記ハウジングの間に配置され、前記流入側流路側又は前記流出側流路側の流体圧力により変形可能なダイヤフラムと、
 前記ダイヤフラムの変形に連動して移動し、前記弁座を開閉する弁体と、
 前記キャップ内に配置され、軸線方向の一端側が前記ダイヤフラムを押圧するスプリングと、
 前記スプリングの前記軸線方向の他端側に配置される押圧部材と、
 前記雌ネジに螺合されて進退可能とされ、前記押圧部材を介して前記スプリングの押圧力を調整する調整ネジとを備えた圧力調整弁であって、
 前記キャップは、前記壁部と一体に形成されるとともに周壁部に前記スプリングの伸縮方向に延在し前記キャップの内部と外部とを貫通する貫通孔が形成され、
 前記貫通孔は、前記一端側が前記押圧部材に形成された被当接片と当接して前記スプリングが所定量以上圧縮されるのを制限する第1の当接部とされている圧力調整弁。
 請求項1記載の圧力調整弁であって、
 前記貫通孔は、前記他端側が前記押圧部材に形成された被当接片と当接して前記スプリングが所定量以上伸張されるのを制限し、前記スプリングの移動ストロークを調整する第2の当接部とされている圧力調整弁。
 請求項1又は請求項2に記載の圧力調整弁であって、
 前記押圧部材は、前記スプリングの内周に配置され、前記スプリングの横ずれを規制する凸部を備えている圧力調整弁。
Description:
圧力調整弁

 本発明は、調整する圧力の上限を制限す ことが可能な圧力調整弁に関する。

 従来、1次側流体が流入する流入側流路と 2次側流体が流出する流出側流路との間に形 された弁座を、1次側流体又は2次側流体の圧 力により変形するダイヤフラムと連動する弁 体で開閉することにより圧力を調整する圧力 調整弁として、1次側流体の圧力を調整する 圧弁や2次側流体の圧力を調整する減圧弁が いられている。(例えば、特許文献1参照。)

 このように構成された圧力調整弁は、例 ば、減圧弁の場合、2次側流体の圧力が低下 すると弁体が弁座から離間して流入側流路と 流出側流路とが連通し、1次側から2次側に流 が流れるようになっており、ダイヤフラム 押圧するスプリングの伸縮状態を調整して 定圧力を調整するようになっている。

 かかる圧力調整弁に関して、例えば、JISB680 3(ISO2503の相当)には、アセチレンガスを取り う場合には2次側の圧力が0.15MPaを超えないよ うに設計製作するべきことが規定され、又酸 素を取り扱う場合には、圧力調整ハンドルで スプリングが密着されて棒状とならないよう にすべきことが規定されている。

特開平7-12245号公報

 しかしながら、例えば、圧力調整弁の調整 ンドルが外れた場合に、所定のハンドルの わりにネジ長が異なる他の圧力調整弁の調 ハンドルが取り付けられてダイヤフラムを 圧しすぎると、調整される圧力の上限が変 して上限圧力を確実に制限できない可能性 あるという問題があった。
 また、スプリングの圧縮長さを制限しよう すると、構造が複雑になって部品点数が増 する場合が一般的であり、加工コストや組 コストが増加するとともに上限圧力を所定 力に制限するための調整が必要な場合があ という問題があった。

 本発明は、このような事情を考慮してな れたもので、簡単な構造にて流体の調整可 な圧力の上限を所定の上限圧力に制限する とができる圧力調整弁を提供することを目 とする。

 上記課題を解決するために、この発明は以 の手段を提案している。
 この発明は、一端側が開口部とされるとと に他端側に壁部が設けられ、該壁部に雌ネ が形成されたキャップと、前記キャップの 口部側に配置され、流入側流路と、流出側 路と、前記流入側流路と前記流出側流路の に形成された弁座とを有するハウジングと 前記キャップと前記ハウジングの間に配置 れ、前記流入側流路側又は前記流出側流路 の流体圧力により変形可能なダイヤフラム 、前記ダイヤフラムの変形に連動して移動 、前記弁座を開閉する弁体と、前記キャッ 内に配置され、軸線方向の一端側が前記ダ ヤフラムを押圧するスプリングと、前記ス リングの前記軸線方向の他端側に配置され 押圧部材と、前記雌ネジに螺合されて進退 能とされ、前記押圧部材を介して前記スプ ングの押圧力を調整する調整ネジとを備え 圧力調整弁であって、前記キャップは、前 壁部と一体に形成されるとともに周壁部に 記スプリングの伸縮方向に延在し前記キャ プの内部と外部とを貫通する貫通孔が形成 れ、前記貫通孔は、前記一端側が前記押圧 材に形成された被当接片と当接して前記ス リングが所定量以上圧縮されるのを制限す 第1の当接部とされている。

 この発明に係る圧力調整弁によれば、流体 設定圧力を調整する場合に、押圧部材が第1 の当接部に当接することにより、押圧部材が ダイヤフラムを上限圧力に対応する押圧力以 上に押圧することが制限され、調整ネジの締 め込み過ぎにより調整される流体圧力の上限 が所定の上限圧力を超えることが防止される とともに、調整ネジの締め込み過ぎによりス プリングが密着するのを防止することができ る。
 また、第1の当接部がキャップの貫通孔に形 成されているので、キャップへの押圧部材の 組み立てが容易であり、またスプリングの作 動状況をキャップ外部から容易に確認可能と される。
 また、キャップの他端側に設けられる壁部 雌ネジが形成され、この壁部と当接部がキ ップに一体に形成されているため、スプリ グの伸張範囲が正確に調整されるとともに 限圧力を確実に維持することができる。
 また、壁部がキャップに一体に形成されて るので、押圧部材がキャップの外部に抜け のを防止することができる。

 また、圧力調整弁は、前記貫通孔は、前 他端側が前記押圧部材に形成された被当接 と当接して前記スプリングが所定量以上伸 されるのを制限する第2の当接部とされてい てもよい。

 この発明に係る圧力調整弁によれば、被 接片が第1の当接部及び第2の当接部と当接 てスプリングの伸縮ストロークが制限され ので、圧力調整弁の圧力調整範囲を所定の 囲内に制限することができる。

 また、圧力調整弁は、前記押圧部材が、 記スプリングの内周に配置され、前記スプ ングの横ずれを規制する凸部を備えていて よい。

 この発明に係る圧力調整弁によれば、押 部材が、スプリングの内周に配置されスプ ングの横ずれを規制する凸部を備えている で、スプリングを安定して伸縮させること 可能となり、上限圧力の維持及び圧力調整 安定して行うことができる。

 本発明に係る圧力調整弁によれば、押圧 材がキャップの外部に抜けることが防止さ るとともに流体の圧力を所定の上限圧力以 に確実に制限することができる。

本発明の一実施形態に係る減圧弁を示 縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る減圧弁のキ ップ及び押圧部材の概略を示す図である。 図2におけるIII-III断面を示す図である 本発明の一実施形態に係る押圧部材の 略を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る減圧弁の作 用を示す図であり、押圧部材が第1の当接部 当接していない状態を示す縦断面図である 本発明の一実施形態に係る減圧弁の作 用を示す図であり、押圧部材が第1の当接部 当接している状態を示す縦断面図である。

符号の説明

 DA 押圧部材の最大径
  1 減圧弁(圧力調整弁)
 10 ハウジング
 12 流入路
 14 流出路
 202 キャップ
 20A 開口部
 20B 壁部
 25B 第1の当接部
 25C 第2の当接部
 26 雌ネジ
 32 ダイヤフラム
 33 調整スプリング
 36 調整ネジ
 39 押圧部材
 39A,39B 被当接片

 以下、図1から図5Bに基づいて、減圧弁1につ いて説明する。
 図1は、本発明の一実施形態に係る圧力調整 弁を示す図であり、符号1は、例えば、アセ レンガスの圧力を減圧する減圧弁(圧力調整 )であり、上限圧力が0.15MPaとされるもので る。

 減圧弁1は、図1に示すように、ハウジング10 と、キャップ202と、圧力調整機構30と、ハン ル40とを備え、圧力調整機構30は、弁体31と ダイヤフラム32と、調整スプリング(スプリ グ)33と、受皿34と、押圧部材39と、調整ネジ 36と、ロッド37とを有している。
 ハウジング10は、キャップ202の開口部20A側 連結され、ハウジング10とキャップ202の間に はダイヤフラム32が配置されている。

 ハウジング10は、例えば、真ちゅう等の 属からなり、1次側流体が流入する流入側流 12と、2次側流体が流出する流出側流路14と 流入側流路12と流出側流路14とを連通する連 流路16と、凹部17とが形成され、凹部17は、 イロット孔14Cにより流出側流路14と連通さ ている。

 流入側流路12は、例えば、継手等を接続 るための雌ネジが形成され一方端がハウジ グ10の外部に開口する第1の流入側流路12Aと 第1の流入側流路12Aと連通流路16とを連通す 第2の流入側流路12Bとを備えている。

 流出側流路14は、例えば、継手等を接続 るための雌ネジが形成され一方端がハウジ グ10の外部に開口する第1の流出側流路14Aと 第2の流出側流路14Aと連通流路16とを連通す 第2の流出側流路14Bとを備えている。

 連通流路16は、調整スプリング33の軸線O1 同軸に配置され、例えば、断面円形の大径 16Aと小径孔16Bとを備え、大径孔16Aと小径孔1 6Bとが接続される大径孔16Aの底部には、小径 16Bの周縁部から大径孔16A側に突出する環状 部が形成され、この環状凸部は弁体31によ 開閉される弁座16Cとされている。

 大径孔16Aには、弁座16Cから順に弁体31、 圧バネ19が収納され、弁体31は軸線O1方向に 動自在とされるとともに押圧バネ19によって 弁座16C側に押圧され、弁体31により弁座16Cが 閉可能とされている。

 小径孔16Bは、大径孔16Aと凹部17とを連通 るように形成され、小径孔16Bにはロッド37が 軸線O1方向に移動可能に収納されるとととも 流入側流路12と流出側流路14とを連通する流 路の一部をなしている。

 凹部17は、キャップ202側に開口しダイヤ ラム32により覆われるようになっており、パ イロット孔14Cを介して凹部17に流入した2次側 流体の圧力がダイヤフラム32に印加されるよ になっている。

 キャップ202は、図2、図3に示すように、押 部材収納部24B及びスプリング収納部28Bが円 形状の第1の凹部21Bからなり、押圧部材収納 24Bの周壁部には軸線O1に対称に軸線O1方向に 伸びる幅W1の貫通孔202Aが1対(2本)形成され、 通孔202Aの開口部20A側(他端側)の壁面に第1の 接部25Bが形成されている。
 また、貫通孔202Aの軸線O1方向における当接 25Bと対向する側(一端側)の壁面は第2の当接 25Cとされるようになっている。

 キャップ202は、一端側が開口部20Aとされ 他端側に壁部20Bが形成されて閉塞された略 底多段円筒状とされ、内周側には調整スプ ング33が収納される第1の凹部21と、第1の凹 21の開口部20A側に位置し第1の凹部21よりも 径の第2の凹部22とを備え、第2の凹部22の開 部20A側にはハウジング10と連結するためのネ ジが形成されている。

 壁部20Bは、例えば鋳造または機械加工によ 削り出しによりキャップ202の一部として一 成形されており、中央部には調整スプリン 33の軸線O1と同軸の雌ネジ26が形成され、雌 ジ26には、調整ネジ36が螺合されるようにな っている。
 雌ネジ26は、例えば、壁部20Bに機械加工が されることによりキャップ202と一体に成形 れている。

 なお、雌ネジ26は、壁部20Bとネジ加工さ た壁部20Bとは別の部材を壁部20Bに嵌挿、又 脱落しないように装着して構成してもよく この場合、雌ネジ26が形成された部材を設け るための穴は、この部材が脱落した場合でも 押圧部材39がキャップ202から外方に抜け出る とがない寸法、形状に形成されている。

 ダイヤフラム32は、弾力性のある円形平板 の金属板で、平板状の面に直交する方向に 出自在とされ、中央部に弁体31と連結され、 又は連動するためのロッド37が接続されると もに、外周縁部がハウジング10及びキャッ 202によって挟持されて、ハウジング10の凹部 17の開口部を覆うように配置されている。
 ダイヤフラム32は、流出側流路14とパイロッ ト孔により連通する凹部17内の圧力により軸 方向に膨出するようになっている。

 調整スプリング33は、軸線O1方向に伸縮自 在とされるとともにスプリング収納部28Bに収 納され、一端側が受皿34を介してダイヤフラ 32に支持され、他端側が押圧部材39を介して 調整ネジ36に支持されている。

 また、調整スプリング33は、2次側流体の圧 が低下することにより伸張してダイヤフラ 32を凹部17側に膨出するとともに、2次側流 の圧力が高くなることにより圧縮されるよ になっており、このダイヤフラム32の変形は 連結部材32A、ロッド37を介して弁体31に伝達 れるようになっている。
 その結果、弁体31がダイヤフラム32の変形と 連動して移動し弁座16Cを開閉するようになっ ている。

 受皿34は、平面視円形とされて周縁部が やかに立ち上がる壁部を備えており、ダイ フラム32の調整スプリング33側に配置されて 整スプリング33の一端側を受け、ダイヤフ ム32を挟んで受皿34の反対側に配置される連 部材32Aのネジによってダイヤフラム32に取 けられている。

 押圧部材39は、図4に示すように小径凸部35A 有する多段円板状とされ、小径凸部35Aの反 側の端面に調整ネジ36の支持凸部36Aを支持 る略円錐形状の凹部35Bが形成され、小径凸 35Aの外周には調整スプリング33の他端側の内 周が配置可能とされている。
 また、前述の押圧部材39の中心に対称な位 に径方向外方に伸びる幅W2の被当接片39A、39B が一対(2つ)形成されている。この被当接片39A と被当接片39Bとは異なる形状とされてもよい が、この実施の形態においては同じ形状とさ れている。
 押圧部材39の被当接片39A、39Bが、貫通孔202A 形成された第1の当接部25Bと当接することに より、調整スプリング33が所定量以上圧縮さ ることが制限されるようになっている。

 また、押圧部材収納部24Bは、押圧部材39 調整スプリング33を軸線O1方向に押圧可能な 勢、すなわち押圧部材39の軸線が、軸線O1方 向に姿勢を変えることができる大きさとされ ている。

 例えば、押圧部材39の最大径DA、最大径DA部 の厚さLA、被当接片39A、39Bの外周同士(最大 法部分)を結ぶ長さLC、幅W2と、キャップ202 内周壁の最小径(スプリング収納部28Bの内径 相当)D21、貫通孔202Aの幅W1、とは、
      DA<D21<LC
とされ、
      W2<W1
とされている。

 また、長さLCは、貫通孔202Aの軸線O1方向の さとの関わりにおいて、押圧部材39を図2に すように斜めにして第1の凹部21Bに挿入した 合に、一方の被当接片39Aが一方の貫通孔202A に挿入されて第2の当接部25Cに当接した場合 、他方の被当接片39Bが他方の貫通孔202Aの第1 の当接部25Bの内周側最小径部分を通過可能に 設定されている。
 また、押圧部材39は、被当接片39A、39Bを除 円板状に形成された部分の最大径がDA、最大 径DA部分の厚さがLA、小径凸部35Aは外径がDB、 小径凸部35Aの厚さがLBとされている。

 その結果、押圧部材39は、開口部20A側か 押圧部材収納部24Bに収納可能とされるとと に、調整スプリング33を押圧する姿勢で、被 当接片39A、39Bが貫通孔202Aに挿入されて押圧 材収納部24Bから脱落することが防止され、 らに調整ネジ36により調整スプリング33を圧 する方向に移動した場合、第1の当接部25Bと 当接することにより調整スプリング33が所定 以上圧縮されることが制限されるようにな ている。

 調整ネジ36は、先端に先端側が縮径され 略円錐形状の支持凸部36Aを備え、雌ネジ26に 螺合されて調整スプリング33の軸線O1方向に 退可能とされるとともに支持凸部36Aが押圧 材39の凹部35Bに当接して調整スプリング33を 持するようになっている。

 ロッド37は、一端が弁体31と当接するととも に、他端がダイヤフラム32の連結部材32Aと当 し、ダイヤフラム32中央部が膨出して変形 た変位を弁体31に伝達するようになっている 。
 なお、この実施形態において、ロッド37は 結部材32A及び弁体31と当接してダイヤフラム 32の変形による変位を弁体31に伝達する構成 したが、連結部材32Aと弁体31の双方又はいず れか一方と連結される構成としてもよい。

 ハンドル40は、有底の略円筒状とされた 周の長手方向に凹部が形成され、底部中央 の円筒形状内方に軸線O1と同軸の調整ネジ36 埋設され、この調整ネジ36が雌ネジ26に螺合 され、ハンドル40を回動することにより調整 ジ36が雌ネジ26に対して進退するようになっ ている。

 次に、減圧弁1の作用について説明する。
 減圧弁1は、ダイヤフラム32に印加される圧 が低下すると調整スプリング33の押圧力に り弁体31が弁座16Cから離間して弁座16Cが開放 され、流入側流路12から流出側流路14に流体 流れる。
 また、ダイヤフラム32に印加される圧力が 定の圧力よりも高くなると調整スプリング33 が圧縮されるとともに押圧バネ19の押圧力に り弁体31が弁座16Cに当接して弁座16Cが閉塞 れ、流入側流路12から流出側流路14への流体 流れが停止される。

 減圧弁1の圧力調整は、ハンドル40を回動し 行われ、ハンドル40を回動して調整ネジ36が 回動され進退すると、支持凸部36Aが押圧部材 39を介して調整スプリング33を軸線O1方向に伸 縮する。
 支持凸部36Aが前進して調整スプリング33が 縮された場合、ダイヤフラム32に付加される 押圧力が大きくなり、2次側流体の調整圧力 高くなる。
 2次側流体の圧力が調整範囲にある場合には 、図5Aに示されるように、押圧部材39の被当 片39A、39Bは第1の当接部25Bに当接することな 調整ネジ36が進退可能である。

 なお、この実施形態においては、ハンドル4 0を回動して調整ネジ36を緩めて、例えば、調 整ネジ36の支持凸部36Aが押圧部材39の凹部35B ら離れた場合には、押圧部材39の被当接片39A 、39Bが第2の当接部25Cと当接して押圧部材39が 所定の長さ以上に調整スプリング33が伸びる を抑制するようになっている。
 その結果、ハンドル40を回動することによ 減圧弁1の2次側流体の圧力を所定の範囲内に 調整することができる。

 次いで、ハンドル40により調整ネジ36を回動 して支持凸部36Aを前進させると、図5Bに示さ るように、押圧部材39の被当接片39A、39Bが 1の当接部25Bに当接して調整ネジ36が前進不 となる。
 その結果、ハンドル40が回動不能となると もに押圧部材39が調整スプリング33を圧縮す ことができなくなり、ダイヤフラム32への 圧力が増加しなくなる押圧部材39が第1の当 部25Bに当接した際の2次側流体の圧力が2次側 流体の上限圧力となり、2次側流体の圧力が れ以上高くなることが防止される。

 また、押圧部材39がキャップ202から抜け ることがないので、調整ネジ36が緩め過ぎら れ又は調整ネジ36が抜けてもダイヤフラム32 押圧されなくなることによる2次側流体の圧 調整が不能となることが防止される。

 また、押圧部材39に小径凸部35Aが形成さ 、小径凸部35Aが調整スプリング33の内周に配 置されるようになっているので、調整スプリ ング33の他端側と押圧部材39とが軸線O1に直交 する方向に相対的に大きくずれることが抑制 され調整スプリング33を安定して伸縮するこ ができる。その結果、2次側流体の圧力を安 定して調整することができる。

 また、従来、調整スプリング33の長さを調 するために調整ネジ36を回転させると、摩擦 により調整ネジ36の回転が押圧部材39を介し 調整スプリング33に伝達されて調整スプリン グ33に軸線O1周りのねじれやねじれによる経 変化が発生し、調整スプリング33の圧縮力が 変化する可能性があり、又ねじれによりダイ ヤフラム32が破損する可能性があった。
 そのため、従来、調整ネジ36の回転が押圧 材39に伝達されるのを抑制する目的で調整ネ ジ36の先端を先鋭又は球面状に形成して押圧 材39との接触面積を小さくし、又はボール の回転体を介して接触させることが一般的 あったが、減圧弁等の圧力調整弁では、被 接片39A、39Bを貫通孔202Aに挿入されていて調 ネジ36の回転が調整スプリング33に伝達され なくなるために、上記従来の構成が必要とさ れなくなる。

 キャップ202によれば、第1の当接部25Bを構成 する貫通孔202Aを切削等の機械加工により成 する場合に容易に加工することができる。
 また、被当接片39A、39Bの当接状態を容易に 認することができる。

 なお、上記実施の形態においては、第1の凹 部21Bが円筒形状に形成された場合について説 明したが、例えば、第1の凹部21Bの内周に径 向内方に伸びるリブが形成され、このリブ 先端部の内方にスプリング収納部が形成さ るとともに、押圧部材39の最大径DAがスプリ グ収納部の内径よりも小径とされる構成と てもよい。
 この場合、被当接片39A、39Bが隣接するリブ 間を通過することが可能となり、押圧部材3 9の押圧部材収納部24Bへの収納をより容易か 効率的に行うことができる。

 なお、この発明は、上記実施の形態に限定 れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しな 範囲において、種々の変更をすることが可 である。
 上記実施の形態においては、圧力調整弁が 圧弁1である場合について説明したが、減圧 弁1に代えては背圧弁に適用してもよい。

 また、上記実施の形態においては、キャ プ202に形成された貫通孔202Aの軸線O1方向の 端側が第1の当接部25Bとされ、他端側が第2 当接部25Cとされる場合について説明したが 例えば、他端側の壁面が第2の当接部25Cとさ ない構成としてもよい。

 また、上記実施の形態においては、弁体3 1が、流入側流路12と流出側流路14とを連通さ る連通流路16に配置され、弁座16Cを開閉す 構成について説明したが、ダイヤフラム32に より弁体を移動させて弁座を開閉する種々の 圧力調整弁に対して適用可能であることはい うまでもない。

 また、上記実施の形態においては、押圧 材収納部24B、スプリング収納部28B、押圧部 39が、軸線O1方向から見て平面視円形の場合 について説明したが、平面視した形状が、例 えば、多角形等の他の形状であってもよい。

 また、上記実施の形態では、減圧弁1が取 り扱うガスが、例えば、アセチレンガスとさ れる場合について説明したが、取り扱う流体 としては、窒素、アルゴン等の不活性ガス、 水素、メタン、エチレン等の可燃性ガス、酸 素等の支燃性ガス、塩素、二酸化硫黄等の腐 食性ガスをはじめとする気体のほか、水、酸 又はアルカリを含有する液体等、種々の流体 を対象とすることができる。

 ダイヤフラム32については、金属製の円 で構成された場合について説明したが、材 に関して、ステンレス鋼をはじめとする金 の他、ゴム膜や、合成樹脂膜等の弾力性を する他の材質を用いることが可能であり、 らに、形状に関して、円板形状の平板に限 されず、例えば弁体31を中心としてダイヤフ ラム32に環状リブが形成されている場合や、 るいは球面等、立体的形状の一部を用いて イヤフラム32が構成されてもよい。

 本発明は、一端側が開口部とされるととも 他端側に壁部が設けられ、該壁部に雌ネジ 形成されたキャップと、前記キャップの開 部側に配置され、流入側流路と、流出側流 と、前記流入側流路と前記流出側流路の間 形成された弁座とを有するハウジングと、 記キャップと前記ハウジングの間に配置さ 、前記流入側流路側又は前記流出側流路側 流体圧力により変形可能なダイヤフラムと 前記ダイヤフラムの変形に連動して移動し 前記弁座を開閉する弁体と、前記キャップ に配置され、軸線方向の一端側が前記ダイ フラムを押圧するスプリングと、前記スプ ングの前記軸線方向の他端側に配置される 圧部材と、前記雌ネジに螺合されて進退可 とされ、前記押圧部材を介して前記スプリ グの押圧力を調整する調整ネジとを備えた 力調整弁であって、前記キャップは、前記 部と一体に形成されるとともに周壁部に前 スプリングの伸縮方向に延在し前記キャッ の内部と外部とを貫通する貫通孔が形成さ 、前記貫通孔は、前記一端側が前記押圧部 に形成された被当接片と当接して前記スプ ングが所定量以上圧縮されるのを制限する 1の当接部とされている圧力調整弁に関する 。
 本発明によれば、押圧部材がキャップの外 に抜けることが防止されるとともに流体の 力を所定の上限圧力以下に確実に制限する とができる。