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Title:
PRINTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087841
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a printer by which a read/write range wherein communication is performed with a RF tag can be adjusted wide, without requiring a complicated mechanism nor changing the arrangement position of a RFID antenna. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A RFID antenna (20) which performs communication with a RF tag (6) is arranged so that a vertical line of a coil surface intersects with a vertical line of a surface of a label (3) transferred on a label continuous body transfer path and the transfer direction of the label (3) transferred on the label continuous body transfer path, and that the longitudinal direction is along the labelcontinuous body transfer path. The RFID antenna is turnably configured by having the vertical line of a coil surface of a rectangular coil (21) as a rotating axis (23).

Inventors:
KYOI TOSHIAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/075070
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
December 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SATO KK (JP)
KYOI TOSHIAKI (JP)
International Classes:
G06K17/00; B41J3/36; H01Q1/12; H01Q3/04; H01Q7/00
Foreign References:
JP2006338179A2006-12-14
JP2005284802A2005-10-13
JP2003296666A2003-10-17
JP2005354137A2005-12-22
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Claims:
 ラベルに設けられたRFタグと通信を行うRFIDアンテナがラベルの搬送路に配設さ
れているプリンタであって、
 前記RFIDアンテナは、コイル面の垂直線が、前記搬送路を搬送される前記ラベルの
面の垂直線および前記搬送路を搬送される前記ラベルの搬送方向とそれぞれ交差すると共
に、長手方向が前記搬送路に沿うように配設された長方形コイルを具備し、前記長方形コ
イルは、前記コイル面の垂直線を回転軸として回動可能であることを特徴とするプリンタ
 前記回転軸は、前記長方形コイルのコイル面の中心を通っていることを特徴とする請求
項1記載のプリンタ。
Description:
プリンタ

 本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)に って通信を行うRFタグ
が設けられたラベルに印字を行うプリンタに 関し、特にRFタグと通信を行うリーダライ
タに接続されたRFIDアンテナがラベルの搬送 に配設されているプリンタに関する。

 RFIDによって通信を行うRFタグが設けられた ベルに印字を行うプリンタにおい
て、一般的に、リーダライタに接続されたRFI DアンテナによってRFタグと通信を行
う読み書き範囲は、対象のなるRFタグ以外に 響を与えないように狭い範囲に設定され
ている。一方、ラベル3の大きさや、ラベル3 おけるRFタグ6の場所によっては、印
字待機状態において、RFタグの停止位置とRFID アンテナの配設位置とが異なる場合
があり、RFタグとの通信のため、RFタグをRFID ンテナの配設位置に一旦停止さ
せなければならず、スループットが低下して しまうことがある。

 そこで、RFIDアンテナの配設位置を搬送方向 に沿って移動可能に構成し、RFタグ
の停止位置に合わせてRFIDアンテナの配設位 を調整することで、RFタグと通信を
行う読み書き範囲を可変にすることが提案さ れている(例えば、特許文献1参照)。

 しかしながら、従来技術では、RFIDアンテナ の配設位置を搬送方向に沿って移動可
能するための複雑な機構が必要となってしま うと共に、プリンタ内にRFIDアンテナを
配設する場合、プラテンローラ、位置検出セ ンサ等の機構を避ける関係から、配設場所が
限定されてしまい、RFIDアンテナの配設位置 搬送方向に沿って広範囲に移動させる
ことができず、RFタグと通信を行う読み書き 囲の調整を狭い範囲でしか行うことがで
きなくなってしまうという問題点があった。

特開2006-82560号公報

 本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも であり、その目的とするところは、複雑な
機構を必要とせず、RFIDアンテナの配設位置 変更させることなく、RFタグと通信
を行う読み書き範囲を広範囲に調整すること ができるプリンタを提供する点にある。

 本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲 る構成とした。
 請求項1記載の発明の要旨は、ラベルに設け られたRFタグと通信を行うRFIDアン
テナがラベルの搬送路に配設されているプリ ンタであって、前記RFIDアンテナは、コ
イル面の垂直線が、前記搬送路を搬送される 前記ラベルの面の垂直線および前記搬送路を
搬送される前記ラベルの搬送方向とそれぞれ 交差すると共に、長手方向が前記搬送路に沿
うように配設された長方形コイルを具備し、 前記長方形コイルは、前記コイル面の垂直線
を回転軸として回動可能であることを特徴と するプリンタに存する。
 また請求項2記載の発明の要旨は、前記回転 軸は、前記長方形コイルのコイル面の中心
を通っていることを特徴とする請求項1記載 プリンタに存する。

 本発明のプリンタは、RFタグと通信を行うRF IDアンテナを、コイル面の垂直線が
、搬送路を搬送されるラベルの面の垂直線お よび搬送路を搬送されるラベルの搬送方向と
それぞれ交差すると共に、長手方向が搬送路 に沿うように配設し、長方形コイルのコイル
面の垂直線を回転軸として回動可能に構成す ることにより、回転軸を中心にRFIDアン
テナを回動させるだけでRFタグと通信を行う み書き範囲を変更させることができるた
め、複雑な機構を必要とせず、RFIDアンテナ 配設位置を変更させることなく、RF
タグと通信を行う読み書き範囲を広範囲に調 整することができるプリンタという効果を奏
する。

 さらに、本発明のプリンタは、長方形コイ のコイル面の中心を通る回転軸を中心にR
FIDアンテナを回動可能に構成することにより 、RFIDアンテナの回動に必要とする
スペースを最小限に押さえることができ、設 計の自由度を確保することができるという効
果を奏する。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て詳細に説明する。

(本実施の形態)
 図1は、本発明に係るプリンタの実施の形態 の構成を示す構成図であり、図2は、本発
明に係るプリンタの実施の形態に用いられる ラベルの形態を示す図であり、図3は、図1
に示すアンテナの構成を示す概略側面図であ り、図4は、図3に示す回転軸に設けられた
ラッチ機構の構成を示す図であり、図5は、 1に示すアンテナの回動動作を説明するた
めの説明図である。

 本実施の形態のプリンタは、帯状台紙4に仮 着されているラベル3を被印字媒体として
印字を施す印字手段であり、図1を参照する 、プラテンローラ1と、発熱体がプラテン
ローラ1に対向する面に形成されているサー ルヘッド2とを有し、複数枚のラベル3が
帯状台紙4に仮着されているラベル連続体5を ラテンローラ1とサーマルヘッド2との
間に挟持搬送し、サーマルヘッド2の発熱体 選択的に発熱させることにより、ラベル3
を感熱発色させて所望の文字、バーコード等 の印字を施すように構成されている。なお、
熱転写リボンとラベル連続体5をプラテンロ ラ1とサーマルヘッド2との間に挟持搬送
し、熱転写リボンのインクをラベル3に転写 せて印字を施すようにしても良い。

 本実施の形態のプリンタに用いられるラベ 3は、図2に示すように、RFID(Radi
o Frequency Identification)によって通信を行うRF グ6が設けられているラベル3
であり、帯状台紙4に間隔をおいて仮着され ラベル連続体5として用いられ、巻き芯7
にロール状に巻き回された状態で用紙供給部 8に装填される。なお、RFタグ6とは、ア
ンテナ61とICチップ62とからなり、電波を用い て無線(非接触)で情報通信が可能
なタグであり、非接触ICタグ、無線ICタグ、 接触IC等の他の呼称で表される場合
もあるが、本発明では、代表してRFタグ6と表 現する。

 ラベル連続体5の裏面側には、ラベル3の先 を検出するための図示しない位置検出マ
ーク(例えば、アイマークと称される黒の矩 のマーク)が印刷等によって形成されてお
り、用紙供給部8からプラテンローラ1とサー ルヘッド2との間に至るラベル連続体5
の搬送路(以下、ラベル連続体搬送路と称す) 下側に、ラベル連続体5の裏面に形成さ
れた位置検出マークを検出し、位置検出マー クの検出信号を出力する位置検出センサ9が
設けられている。位置検出マークの検出信号 は、位置検出センサ9から制御部10に入力
され、制御部10は、位置検出マークの検出信 に基づく印字タイミングで、サーマルヘ
ッド2と、プラテンローラ1の回転とを制御し 印字を施す。

 また、本実施の形態のプリンタは、RFタグ6 通信を行う通信手段であるRFIDア
ンテナ20を有し、このRFIDアンテナ20を制御す リーダライタ11が接続され、
RFIDアンテナ20がラベル連続体搬送路の下側に 配設されている。リーダライタ11
は、RFIDアンテナ20を介してRFタグ6と非接触通 信を行う機能、すなわちRFタ
グ6(ICチップ62のメモリ)に記憶されている情 を非接触で読み出す機能と、RF
タグ6(ICチップ62のメモリ)に情報を非接触で き込む機能とを有する。なお、本
実施の形態おいて、RFIDアンテナ20とRFタグ6と の通信には、電磁波を用いた電
磁誘導方式が用いられており、電磁波の周波 数として13.56MHzを採用することが
望ましい。

 制御部10には、パーソナルコンピュータ等 ホスト40が外部インタフェース(外部
I/F)30を介して接続され、外部I/F30を介して、 部に接続されたホスト40
との間で各種データやコマンドの送受信を行 うことができるようになっており、制御部1
0は、RFタグ6に書き込む通信データと、ラベ 3に印字する印字データとを、ホスト
40から外部I/F30を介して受信し、印字待機状 、すなわち搬送停止状態でリーダ
ライタ11を用いて受信した通信データをRFタ 6に書き込み、その後に、受信した印
字データをラベル3に印字する。

 RFIDアンテナ20は、図3を参照すると、長方形 状に巻き回された長方形コイル2
1が樹脂等からなるケース22によって封止され ており、長方形コイル21の長手方向が
ラベル連続体搬送路に沿うように、すなわち 長方形コイル21の一方の長辺211がラベ
ル連続体搬送路に沿うように下部に近接して 配設されており、長方形コイル21の向きは
、ラベル連続体搬送路に対して垂直に、すな わちコイル面210の垂直線が、ラベル連続
体搬送路を搬送されるラベル連続体5(ラベル3 )の面の垂直線およびラベル連続体搬送
路を搬送されるラベル連続体5(ラベル3)の搬 方向とそれぞれ交差するように配設さ
れている。なお、コイル面210とは、長方形コ イル21で囲まれた内側の内面であり、
例えば、長方形コイル21がフィルム等のシー 上に形成されている場合には、シート面
がコイル面210となる。また、長方形コイル21 コイル面210と垂直で、且つ長方
形コイル21のコイル面210の中心を通る回転軸2 3がケース22に植設されており、
回転軸23が図示しない支持部に軸支され、図3 に矢印で示すように、回転軸23を中心
にRFIDアンテナ20を回動させ、長方形コイル21 何れか一方の短辺212、21
3をラベル連続体搬送路に近接させることで 長方形コイル21からの電磁分布を変更で
きるようになっている。

 また、回転軸23には、図4を参照すると、部 的に複数の歯が形成されている回動規
制板24が取り付けられており、図4に矢印で示 す方向にバネ等で付勢され、回動規制板
24の形成されている歯に押圧されて係合する ッチ爪25によって、回転軸23の回動
範囲、すなわちRFIDアンテナ20の回動範囲が規 制されていると共に、回動させたR
FIDアンテナ20の姿勢が保持される。

 制御部10は、印字待機状態のラベル3が停止 ている状態で、リーダライタ11を用
いてRFタグ6と通信を行うが、ラベル3の大き や、ラベル3におけるRFタグ6の場
所によっては、RFタグ6の停止位置とRFIDアン ナ20の配設位置とが異なり、R
Fタグ6の停止位置がRFIDアンテナ20の長方形コ ル21の電磁分布外になってし
まうと、RFタグ6と通信を行うことができなく なってしまう。そこで本実施の形態では
、RFタグ6の停止位置がRFIDアンテナ20の配設位 置と異なる場合に、RFIDア
ンテナ20を回転させて長方形コイル21からの 磁分布を変更させることで、RFID
アンテナ20の配設位置とは異なる場所に停止 たRFタグ6との通信を可能にする。

 すなわち、図3に示すように、RFタグ6の停止 位置がRFIDアンテナ20の配設位
置に位置する場合には、長方形コイル21の長 211をラベル連続体搬送路に平行にす
ることで、RFIDアンテナ20の配設位置に読み書 き範囲を形成させ、図5(a)に示
すように、RFタグ6の停止位置がRFIDアンテナ20 の配設位置よりも搬送方向上流
側に位置する場合には、矢印Aで示す方向にRF IDアンテナ20を回転させ、長方形コ
イル21の搬送方向上流側に位置する短辺212を ベル連続体搬送路に近づけることで
、RFIDアンテナ20の配設位置よりも搬送方向上 流側に読み書き範囲を形成させ、図
5(b)に示すように、RFタグ6の停止位置がRFIDア テナ20の配設位置よりも
搬送方向下流側に位置する場合には、矢印B 示す方向にRFIDアンテナ20を回転さ
せ、長方形コイル21の搬送方向下流側に位置 る短辺213をラベル連続体搬送路に近
づけることで、RFIDアンテナ20の配設位置より も搬送方向下流側に読み書き範囲を
形成させる。

 以上説明したように、本実施の形態によれ 、RFタグ6と通信を行うRFIDアンテ
ナ20を、コイル面210の垂直線が、ラベル連続 搬送路を搬送されるラベル3の面の
垂直線およびラベル連続体搬送路を搬送され るラベル3の搬送方向とそれぞれ交差すると
共に、長手方向がラベル連続体搬送路に沿う ように配設し、長方形コイル21のコイル面
210の垂直線を回転軸23として回動可能に構成 ることにより、回転軸23を中心に
RFIDアンテナ20を回動させるだけでRFタグ6と通 信を行う読み書き範囲を変更さ
せることができるため、複雑な機構を必要と せず、RFIDアンテナ20の配設位置を変
更させることなく、RFタグ6と通信を行う読み 書き範囲を広範囲に調整することができ
るという効果を奏する。

 さらに、本実施の形態によれば、長方形コ ル21のコイル面210の中心を通る回転
軸23を中心にRFIDアンテナ20を回動可能に構成 ることにより、RFIDアンテ
ナ20の回動に必要とするスペースを最小限に さえることができ、設計の自由度を確保
することができるという効果を奏する。

 なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ ず、本発明の技術思想の範囲内において、
各実施の形態は適宜変更され得ることは明ら かである。また、上記構成部材の数、位置、
形状等は上記実施の形態に限定されず、本発 明を実施する上で好適な数、位置、形状等に
することができる。なお、各図において、同 一構成要素には同一符号を付している。

本発明に係るプリンタの実施の形態の 成を示す構成図である。 本発明に係るプリンタの実施の形態に いられるラベルの形態を示す図である。 図1に示すアンテナの構成を示す概略側 面図である。 図3に示す回転軸に設けられたラッチ機 構の構成を示す図である。 図1に示すアンテナの回動動作を説明す るための説明図である。

符号の説明

 1 プラテンローラ
 2 サーマルヘッド
 3 ラベル
 4 帯状台紙
 5 ラベル連続体
 6 RFタグ
 7 巻き芯
 8 用紙供給部
 9 位置検出センサ
 10 制御部
 11 リーダライタ
 20 RFIDアンテナ
 21 長方形コイル
 22 ケース
 23 回転軸
 24 回動規制板
 25 ラッチ爪
 30 外部インタフェース
 40 ホスト
 61 アンテナ
 62 ICチップ
 210 コイル面
 211 長辺
 212、213 短辺