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Patent Searching and Data


Title:
PRIZE ACQUIRING GAME MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/101975
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a prize acquiring game machine which allows a prize to be extracted while minimizing the leakage of the cool air from the machine to the outside and without being damaged. The prize acquiring game machine comprises a prize gripping means for gripping a prize and a prize storing unit for storing prizes. The prize acquiring game machine is characterized by having a cooling means therein for cooling the prize storing unit or holding the same at a low temperature with the cool air fed from the cooling means.

Inventors:
MIMURA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052305
Publication Date:
August 20, 2009
Filing Date:
February 12, 2009
Export Citation:
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Assignee:
ATLUS CO LTD (JP)
MIMURA HIROSHI (JP)
International Classes:
A63F9/30; F25D11/00
Foreign References:
JP2001190831A2001-07-17
JP2003114077A2003-04-18
Attorney, Agent or Firm:
KUMAKURA, Yoshio et al. (Shin-Tokyo Bldg.3-1, Marunouchi 3-chome,Chiyoda-k, Tokyo 55, JP)
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Claims:
 景品を把持するための景品把持手段と景品を格納するための景品格納部とを備えた景品取得遊戯装置であって、前記景品取得遊戯装置内に冷却手段を設け、前記冷却手段から供給される冷気によって前記景品格納部を冷却することを特徴とする景品取得遊戯装置。
 前記景品把持手段は開閉制御可能な爪部を有することを特徴とする請求項1に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品は冷菓であることを特徴とする請求項1~2のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品は乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)のアイスクリームであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品格納部は、前記冷却手段によって供給される冷気によって前記景品格納部内を略マイナス25度に保冷することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 景品を把持するための景品把持手段と景品を格納するための景品格納部とを備えた景品取得遊戯装置であって、
 前記景品取得遊戯装置内の冷却手段と、
 前記把持手段が景品を把持した際に前記景品を前記遊戯装置外へ送り出すための投入口を有する景品投入部とをさらに備え、
 前記投入口は、前記景品格納部の最上位置よりも高く設置されたことを特徴とする景品取得遊戯装置。
 前記景品把持手段は開閉制御可能な爪部を備え、
 前記景品投入部は、景品スロープとシューター部とから構成され、前記景品スロープは開閉可能に制御されることを特徴とする請求項6に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品スロープが閉状態の際には、前記スロープの周縁部が前記景品取得遊戯装置内側面に略密着するよう構成されたことを特徴とする請求項7に記載の景品取得遊戯装置。
 前記開閉可能に制御される景品スロープはセンサーバーを備え、前記シューター部には少なくとも2つのフォトセンサーを備え、前記少なくとも2つのフォトセンターがセンサーバーの位置を感知することにより前記景品スロープの開状態及び閉状態を判断することを特徴とする請求項7~8のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記開閉可能に制御される景品スロープは、前記景品把持手段が景品を把持したことを検知して開動作を開始するよう制御されることを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記開閉可能に制御される景品スロープは、前記景品把持手段が景品を把持して最上位まで景品を持ち上げたことを検知してから開動作を開始するよう制御されることを特徴とする請求項7~10のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品把持手段はフォトセンサーを備え、前記フォトセンサーの検知により景品を把持していると判断することを特徴とする請求項11に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品把持手段は重量センサーを備え、前記重量センサーの検知により景品を把持していると判断することを特徴とする請求項11に記載の景品取得遊戯装置。
 前記開閉可能に制御される景品スロープは、開状態において前記景品把持手段が景品をリリースして一定時間経過後に閉動作を開始することを特徴とする請求項7~13のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品スロープの周縁部に密封処理を施したことを特徴とする請求項7~14のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品スロープ背面下部に密封処理を施したことを特徴する請求項7~15のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記シューター部側面上方部に密封処理を施したことを特徴とする請求項7~16のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品スロープ先端部に傾斜面を形成したことを特徴とする請求項7~17のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 操作レバーをさらに備え、
 前記景品スロープは前記操作レバーによって開閉制御されることを特徴とする請求項7に記載の景品取得遊戯装置。
 操作ボタンをさらに備え、
 前記景品スロープは前記操作ボタンによって開閉制御されることを特徴とする請求項7に記載の景品取得遊戯装置。
 前記一定時間は調整可能に設定できることを特徴とする請求項14に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品取得遊戯装置内に前記景品格納部上部周縁に周縁棚部を設け、前記景品投入部を前記周縁棚部の幅に収まるように設置したことを特徴とする請求項7~21のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品取得遊戯装置内に前記景品格納部上部周縁に周縁棚部を設け、前記景品投入部を前記周縁棚部の幅に収まるように設置したことにより、前記景品格納部平面を最大限利用した景品のレイアウトが可能になることを特徴とする請求項22に記載の景品取得遊戯装置。
 前記景品スロープは透明アクリル板で形成されたことを特徴とする請求項7~23のいずれか1項に記載の景品取得遊戯装置。
Description:
景品取得遊戯装置

 本発明は、ゲームセンター等の遊戯施設 設置され、プレーヤーがシャベルやクレー 等の景品把持手段を操作して中に積まれた 品を取得する景品取得遊戯装置に関し、特 景品が乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以 上)のアイスクリームなどの冷菓であった場 に、装置内部の冷気をできる限り外部に漏 さず景品を低温で保冷し、プレーヤーの遊 により景品が取り出される際には、できる ぎり景品を傷めずに取り出せるよう構成さ た遊戯装置に関する。

 従来、ゲームセンター等の遊戯施設に設 されている遊戯装置として景品取得遊戯装 がある。この装置の一般的な遊戯方法は、 面をアクリル板等の透明な板で囲われた装 内に山積みされた景品を、プレーヤーが装 内部のシャベルやクレーン等の景品把持手 をボタンやレバーなどの操作手段を介して 作して上手に掴み取り、掴んだ景品を装置 中央又は隅に設定された投入口まで移動及 落下させ、景品取り出し口より景品を取り すというものである。

 この景品取得遊戯装置の中には景品取得 段であるシャベルやクレーンに改良を加え エアー吸着によって景品を取得するもの、 るいは強弱調整可能な磁力を発生する磁力 生部を備えて磁性体を係着させた景品を吸 させるものがある(特許文献1)。

 また、景品の種類についても従来、ぬい るみや常温保存菓子などが使われていたが ラクトアイスなどの冷菓景品も使用される うになった。この場合、装置内の空間を低 に保つため装置内の天井部に低音風を発生 せる低音風発生機を設ける、冷気層を形成 持するための保冷手段を用いる、生成され 冷気を装置内で循環させる循環路を形成す といった改善も見られた(特許文献2)。

特開2000-176147号公報

特許第3634284号明細書

 しかしながら、出願人が調査したところ よると、従来の装置は、内部をマイナス18 程度にまで冷却及び保冷することが性能上 限界であり、乳性分が少ないラクトアイス どの保冷には問題はなかったが、乳性分の いアイスクリーム(乳固形分15.0%以上、うち 脂肪分8.0%以上)の場合には溶けてしまうとい う問題があり、遊戯場等の営業時間中に長時 間安全にアイスクリーム景品を保冷するため の温度としては略マイナス25度が望まれると ろであった。

 より具体的には、例え従来の冷却装置の 能によりマイナス25度以下の冷気を装置内 供給できたとしても、例えば遊戯装置の性 上必須の構成となる景品投入口から景品取 出し口にいたるまでの通路から冷気が大量 漏れ出てしまうといった問題があり、一定 電圧環境下で動作可能な高性能の冷却装置 用いたとしても、保冷の性能限界はマイナ 18度程度という結論を導かざるを得ないもの であった。

 さらに、一般的には乳性分の多いアイス リームは味が良い代わりに1gあたりに含ま る細菌数も多いため、従来技術において乳 分の多いアイスクリームを冷菓景品として 用しようとすると、溶けやすいばかりか細 が繁殖しやすくなるという品質管理上重大 問題をも引き起こしかねず、こうした冷菓 品の保冷にはより厳密な低温管理が必要と れる。

 そのため、従来技術による景品取得遊戯 置では景品として扱えるアイスクリーム類 び乳製品の種別は自ずと制約され、味が良 で品質も良い景品をプレーヤーに提供する とにより遊戯としての嗜好性を高めるとい 点でも課題を有していた。

 本発明は、かかる課題を解決すべく、景 取得遊戯装置において従来よりも優れた冷 及び保冷手段を提供し、遊戯装置としての 好性の向上を図ることを目的とする。

 そこで、本発明は、景品を把持するため 景品把持手段と景品を格納するための景品 納部とを備えた景品取得遊戯装置であって 前記景品取得遊戯装置内に冷却手段を設け 前記冷却手段から供給される冷気によって 記景品格納部を冷却することを特徴とする 品取得遊戯装置を提供するものである。

 また、本発明は、景品を把持するための 品把持手段と景品を格納するための景品格 部とを備えた景品取得遊戯装置であって、 記景品取得遊戯装置内の冷却手段と、前記 持手段が景品を把持した際に前記景品を前 遊戯装置外へ送り出すための投入口を有す 景品投入部とをさらに備え、前記投入口は 前記景品格納部の最上位置よりも高く設置 れたことを特徴とする景品取得遊戯装置を 供するものである。

 さらに、前記景品把持手段は開閉制御可 な爪部を備え、前記景品投入部は、景品ス ープとシューター部とから構成され、前記 品スロープは開閉可能に制御されるととも 、前記景品スロープが閉状態の際には、前 スロープの周縁部が前記景品取得遊戯装置 側面に略密着するよう構成されたことを特 とする景品取得遊戯装置を提供するもので る。

 本発明の実施形態における景品取得遊戯 置を以下に図面を参照して詳細に説明する

 図1に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置の外観斜視図を示す。景品遊戯装 置1は、操作レバー6及び操作ボタン7を上部に 備え、下部には景品取出口8を備えた操作台5 各側面に付設された基台部2と、基台部2の 部四隅から突設された支柱部3と、各支柱部3 を覆うように付設された天井部9とで装置枠 が構成され、天井部9の縁部と基台部2の上部 周縁と支柱部3とで囲まれた四面の領域には アクリル板等の透明板4がそれぞれ開放可能 取り付けられており、透明板4を閉じた状態 では景品遊戯装置1の内部に略密閉空間が構 されるようになっている。

 このように、透明板4を閉じた状態では景 品遊戯装置1の内部には略密閉空間が構成さ ることとなるので、例えば内部に冷菓景品 山積みして低温に保持するための低温風又 冷気を供給したとしても外部には漏れにく 構造となっている。さらに密閉性を高める めに、開閉可能な透明板4、あるいは基台部2 や天井部9の周縁部にパッキン等を付設又は 着するようにしてもよい。

 なお、景品遊戯装置1には、唯一の開口部 として景品取出口8が備えられているが、こ から景品遊戯装置内部の冷気が漏出しない うにするための構造については後述する。

 図2に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1の外観側面図を示す。図1に示し 部材と同一の部材番号が付されたものは、 1のものと同じ部材である。

 図3に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1の側面断面図を示す。ちょうど 2におけるA-A線に沿った断面となっている。 た、図1及び2に示した部材と同一の部材番 が付されたものは、図1及び2のものと同じ部 材である。

 図3には、開閉可能部を有する景品投入部 10の一部が確認できる。10aは景品投入部が閉 た状態であり、10bは景品投入部が開いた状 である。また、景品投入部10は、閉じた状 (10a)では周縁部が透明板4の内面に略密着す とともに、基台部2の上部周縁に設けられた 縁棚部13の幅に収まるように設計されてい 。このような特徴ある設計により、景品投 部10が閉じた状態においては、冷気を外部に 漏出することなく、景品収納部(アイス冷蔵 )11の容量を減少させる部分も存在しないの 、収納部11により多くの景品を収納すること ができ、かつ景品レイアウトの自由度を一層 高めることができるようになっている。

 また、基台部2の内部には、景品取得遊戯 装置内部に送り込む冷気を生成するための冷 却用コンプレッサー12が設置されている。

 ここで、景品投入部10と景品収納部11との 特徴的な位置関係について説明する。冷却用 コンプレッサー12で生成された冷気は、図示 ない冷却経路(エクスパンジョンバルブ、エ バポレータ等)を通ることにより景品収納部11 を冷却し、収納部11内部の温度を略マイナス2 5度に保つ。一方で、景品投入部10の開閉部( 述するようにこの化開閉部材は景品スロー 106である)は、開いた状態でも景品収納部11 最上位置(最も高い位置)よりもさらに高いた め、景品収納部11に滞留する冷気が、開いた 態の景品投入部10から漏出し難い構造とな ている。

 図4に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1の平面断面図を示す。ちょうど 3におけるB-B線に沿った断面となっている。 た、図1~3に示した部材と同一の部材番号が されたものは、図1~3のものと同じ部材であ 。景品投入部10の上部(後述の景品スロープ1 06)がそれぞれ周縁棚部13の幅Wに収まるように 設置されているので景品収納部11の開口面を て景品の配置に利用することができ、プレ の自由度を一層高めることができる。

 図5に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1のブロック構成図を示す。景品 得遊戯装置1は、大きく分けて制御部500と入 力部(501~503)とからなる。入出力部はコイン 入部501(図1等において不図示)と、遊戯のデ ンストレーション時や景品キャッチ(或いは ミス)時等のアクション時に効果音を鳴らす めのスピーカ部502(図1等において不図示)と 操作レバー6や操作ボタン7を含む操作部503と からなる。制御部500は、冷凍システム制御部 504と景品をキャッチするためのキャッチャー 等の把持手段(図1等において不図示)を制御す るための制御部505と景品投入部10の一部であ て開閉可能な景品スロープ106(後述)を駆動 るための景品スロープ駆動系制御部506と、 出力部との間の信号を制御するための入出 制御部507と冷蔵管理を含め装置全体の制御 行うための中央制御部508と必要なデータ情 をメモリに読み出しするためのメモリ制御 とからなる。

 その他、特に図示しないが、景品取得遊 装置が動作するために従来必要とされた電 回路及び機器等のハードウェア(例えば、マ イクロコンピュータ、RAMやROM等の記憶装置) 並びにかかるハードウェアを制御するため ソフトウェア(例えば、制御プログラムやデ ンストレーション用のサウンドデータ等の ータを含む)は適宜備えるものである。

 図6に、本発明にかかる景品取得遊戯装置 1における景品投入部10の正面図及び左右側面 図並びに平面図を示す。まず、景品投入部10 正面図である図6(a)において、シューター108 の正面108aがちょうど景品取得遊戯装置1の基 部2の内側に取り付けられて景品スロープ106 が基台部2の上部から突出する形になり、景 スロープ106が閉じた状態では景品スロープ10 6の縁部106a、106b、106cが透明板4の内面と密着 た状態になる。同時に、景品スロープ106の 面106dの下部は、シューター背面108bの上部 一部重なり(図6(b)又は(c))、密接状態となる この密接状態をさらに高めるために、景品 ロープ106の背面106dの下部外面又はシュータ 背面108bの上部内面の重なる部分にゴム等を 圧着して密封処理することもできる。なお、 景品スロープ106は、プレーヤーの遊戯の妨げ とならないよう透明アクリル板等で形成する ことが望ましい。

 また、景品スロープ106の先端は傾斜面106e を形成しており、このスロープ106が開いた時 にはキャッチャー等の把持手段(不図示)が落 させた景品を受け取りやすくなっている。 方で、スロープ106が閉じた時には透明板4に 対しても一定の傾斜面を形成することとなる ため、例えば冷気を景品取得遊戯装置内部の 上方から下方へと送り出したときの気流の流 れを良くすることができる。

 また、景品スロープ106の開閉は、軸受け ースに軸支されたシャフト105a及び105bを軸 して行われ、その開閉動作はモーターベー 102に固定されたギアモーター101の駆動によ ものである。さらに、この開閉角度の制御 、例えば軸受けに固定されたセンサーバー10 7の位置をフォトセンター109a及び109bによって 感知し(図6(b))、景品スロープ106を所定の位置 まで開いた状態から所定の位置まで閉じた状 態までの間を駆動制御することができる。

 図7に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1の景品投入部10の分解斜視図を示 す。景品投入部10の構成部材である景品スロ プ106の基本動作は上述のとおりであるが、 の動作を可能にする機構をさらに詳説する 図7に示すととおり、景品投入部10は、ギア ーター101と、モーターベース102と、軸受け ース103と、軸受け104と、シャフト105と、景 スロープ106と、センサーバー107と、シュー ー108と、フォトセンター109とからなる。こ ように構成された駆動系は、例えば、プレ ヤーが操作部503を操作することにより、あ いはプレーヤー操作による景品キャッチを 示しないフォトセンサーや重量センサーな で検出することにより作動を開始し、適宜 閉の駆動制御が行われる。

 図8に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1の景品投入部10の斜視図を示す。 景品スロープ106が閉じた状態では、景品スロ ープ背面106dの下部外面と、シューター背面10 8bの上部内面とが一部重なって、図示したよ な接触領域P(該部分にゴム等を圧着して密 処理が可能)を設けるように構成したことは でに述べたとおりであるが、シューター縁 108c(及びその反対側のシューター縁部108d)に もゴム等を圧着して密封処理を施すことが可 能である。

 なお、景品スロープ106が閉じた状態で透 板4の内面と密着した際にも密封性を一層高 めるために、景品スロープ縁部106a、106b、106c にゴム等(例えば、パッキン)を圧着又は装着 て密封処理を施すこともできる。

 図9に、本発明の実施形態における景品取 得遊戯装置1における景品投入部10の景品スロ ープ106の開閉機構を説明する。図9(a)は、景 スロープ106が閉じた状態であり、縁部106a~106 cは透明板4の内面に密着している。この時、 ンサーバー107はちょうどフォトセンター109a の位置にある。一方で、図9(b)は、景品スロ プ106が開いた状態であり、景品スロープ106 図示しない把持手段が掴んできた景品を受 取ることができる。この時、センターバー10 7はちょうどフォトセンサー109bの位置にある 景品スロープ駆動系制御部506は、このセン ーバー107の位置を検知するフォトセンター1 09a及び109bによって、景品スロープ106の開状 又は閉状態を判断する。

 さらに、スロープ閉状態から開動作への 動タイミングは、プレーヤーによる操作レ ー6や操作ボタン7によるものであってもよ し、図示しない把持手段が景品をキャッチ た時を契機として開動作を開始するよう制 することとしてもよい。この場合、把持手 が景品をキャッチしたことは、図示しない ォトセンサーで検知することも可能であり 把持手段が検知した景品の重量変動などを 出することによっても判断することができ 。

 また、スロープ開状態から閉動作への起 タイミングは、プレーヤーによる操作レバ 6や操作ボタン7によるものであってもよい 、把持手段が景品をリリースしたときから 示しないタイマで時間計測を行い、所定の 間を経過した時点で自動的に閉動作を開始 るよう制御することとしてもよい。また、 の所定時間は外部から調整可能に設定でき ように構成してもよい。

 また、本発明のように開閉動作を伴う景 スロープ106で景品を一旦キャッチした後、 ロープ106を緩やかに閉状態まで動作するよ 制御して景品を取出口まで送り出すことと たので、リリースした景品を投入口へ放り とす従来の景品取得遊戯装置とは異なり、 イスクリームのような冷菓景品を傷めるこ なく取出口まで送り出すことができるとい 効果をも奏する。

 図10に、本発明の実施形態における景品 得遊戯装置1の動作フローを示すが、このフ ーに示した各段階はあくまでも本発明の実 形態の一例に過ぎず、細部の動作について これまで説明した事項の趣旨の範囲で変更 能である。

 まず、S1001で図示しない電源投入等によ 景品取得遊戯装置1の動作開始すると、装置 適宜デモンストレーションを行ってプレー ーのコイン投入を待つ(S1002)。プレーヤーが コインをコイン投入口に投入すると(S1002でYES )、制御部500内で制御起動信号が出力されて 操作部503からの操作信号を待機する状態に る(S1003)。次に、プレーヤーによる操作レバ 6等の操作によりキャッチャー部(把持手段) 移動方向指示があると(S1004)、その移動方向 指示に応じてキャッチャー部(把持手段)を移 するよう図示しない把持手段駆動系を制御 る(S1005)。次に、プレーヤーによる操作ボタ ン7等の操作によりキャッチャー部(把持手段) の降下指示があると(S1006でYES)、キャッチャ 部(把持手段)の図示しない爪部を徐々に開き ながら降下させるよう制御する。キャッチャ ー部(把持手段)が最下限まで降下したことを 御部が検知すると(S1008でYES)、タイマ(不図 )を起動して時間の計測を開始する(S1009)。所 定時間が経過すると(S1010でYES)、キャッチャ 部(把持手段)の爪部を徐々に閉じながら上昇 させるよう制御する(S1011)。そして、景品投 部10の位置までキャッチャー部(把持手段)を 動制御するとともに、景品スロープ106を所 の開位置まで開口制御する(S1012)。

 この時、キャッチャー部(把持手段)等に ォトセンサー又は重量センサー等のセンタ を取り付けて景品を確実にキャッチしたこ を判断した場合に景品スロープ106の開口を 始するように制御してもよい。景品をキャ チしていないのにスロープを開くこととす と、遊戯装置1内の冷気を無駄に漏出させて まうことを考慮したものである。キャッチ ー部(把持手段)が景品を確実にキャッチし かどうかの判断基準は、例えばキャッチャ 部(把持手段)が最上限位置まで上昇してもな おフォトセンサーないし重量センサーが景品 を把持していることを検出した時点で景品を 確実にキャッチしたものと判断し、景品スロ ープ106の開口を開始することが考えられる。

 そして、景品投入部10まで移動したキャ チャー部(把持手段)の爪部を徐々に開くよう 制御し(S1013)、景品を落下させる。その後、 品を受け止めた景品スロープ106は、一定時 経過後に開状態と閉状態の中間位置までス ープを閉じるよう制御する(S1014)。この中間 置は、タイマ(不図示)等の時間によって自 に設定でき、このようなスロープ中間位置( 間角度)を設けることによって冷菓景品の傷 みを一層軽減することが可能となる。さらに 一定時間経過後に景品スロープ106を初期状態 (閉状態)まで収納するよう制御する(S1015)。最 後にキャッチャー部(把持手段)を初期位置ま 移動させるよう制御する(S1016)。

 図11に、従来の景品取得遊戯装置の景品 納部と本発明にかかる景品取得遊戯装置1の 品収納部11との対比を説明する。図11(a)は従 来の景品取得遊戯装置の平面断面図であり景 品収納部20の中央ないし隅に景品投入口21が けられているものである(図11(a)では左下隅) 景品投入口21からは図示しない景品取出口 でのシューター経路があり、プレーヤーが まくキャッチした景品はこの景品投入口21へ ダイレクトに落とされて景品取出口まで送り 出される。

 一方で、図11(b)に本発明にかかる景品取 遊戯装置1の景品収納部11の平面図を示すが すでに説明したとおり、景品投入部10は、基 台部2の上部周縁に設けられた周縁棚部13の幅 に収まるように構成されているので、景品収 納部11の開口面積を最大限に利用することが き、景品のレイアウトに一層の自由度をも らし、併せてプレーヤーの遊戯の嗜好性を 段と向上させる効果を奏するものである。

 なお、図12に、本発明にかかる景品取得 戯装置1における景品取得経路を説明すると 図示しない把持手段からリリースされた景 1201は、いったん開状態にある景品スロープ 106で受け止められ(1202)、一定時間後にこのス ロープ106が緩やかに閉じることにより(場合 よっては中間位置で一時停止することも可 である)、景品1203を傷めることなく取出口8 送り出すことができる。

 なお、図12においては景品1203が垂直に落 しているように見えるがシューター108から 品取出口8までの経路に適宜スロープを設け て冷菓景品の送り出しをいっそう緩やかなも のとすることができる。スロープの設け方と しては、シューター108から取出口8の手前ま 前方に延びるスロープを設ける他に、例え 、図2において景品投入部10の位置はそのま に、取出口8の位置のみ右側に設けることに って基台部2の側部表面に沿ったスロープを 設けるという方法もある。このようにすれば 、スロープを設けたために基台部2に余計な 出部分を生じさせてしまうことを回避する とができる。

本発明にかかる景品取得遊戯装置の外 斜視図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の外 側面図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の側 断面図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の平 断面図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置のブ ック構成図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の景 投入部の正面図及び左右側面図並びに平面 である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の景 投入部の分解斜視図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の景 投入部の斜視図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置にお る景品投入部の景品スロープの開閉機構を 明する説明図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置の動 作フローを示すフローチャートである。 従来の景品取得遊戯装置の景品収納部 と本発明にかかる景品取得遊戯装置の景品収 納部との対比を説明する説明図である。 本発明にかかる景品取得遊戯装置にお ける景品取得経路を説明する説明図である。

符号の説明

1   景品取得遊戯装置
2   基台部
3   支柱部
4   透明板
5   操作台
6   操作レバー
7   操作ボタン
8   景品取出口
9   天井部
10  景品投入部
11  景品収納部
12  冷却用コンプレッサー
13  周縁棚部
20  景品収納部
21  景品投入口
101 ギアモーター
102 モーターベース
103 軸受けベース
104 軸受け
105 シャフト
106 景品スロープ
 106a 景品スロープ縁部
 106b 景品スロープ縁部
 106c 景品スロープ縁部
 106d 景品スロープ背面
 106e 景品スロープ先端傾斜面
107 センサーバー
108 シューター
 108a シューター正面
 108b シューター背面
 108c シューター縁部
 108d シューター縁部
109a、b フォトセンサー




 
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