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Title:
PROCESS AND EQUIPMENT FOR REFORMING GASIFICATION GAS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/153948
Kind Code:
A1
Abstract:
The reforming of gasification gas is carried out by feeding both a tar-containing gasification gas and oxygen into a reforming furnace and combusting the gasification gas partially to heat the inside of the reforming furnace to a target reforming temperature necessary to the reforming.  Oxygen (9) and first -stage gasification gas (3a) in such amounts that a target reforming temperature necessary to the reforming can be attained by the combustion of gasification gas with oxygen are fed into a reforming furnace (1) from one end side thereof to form a heating zone (A) in the reforming furnace (1), while the remaining gasification gas as second-stage gasification gas (3b) is fed into the downstream neighborhood of the heating zone (A) in the reforming furnace (1) to form a reforming zone (B).

Inventors:
SUDA TOSHIYUKI (JP)
FUJIMORI TOSHIRO (JP)
OHARA HIROAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/002661
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
June 12, 2009
Export Citation:
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Assignee:
IHI CORP (JP)
SUDA TOSHIYUKI (JP)
FUJIMORI TOSHIRO (JP)
OHARA HIROAKI (JP)
International Classes:
C10K1/00; C10J3/00; C10J3/02
Foreign References:
JP2009108188A2009-05-21
JPH1121564A1999-01-26
Other References:
"Mokushitsu Biomass no Gas-ka Hatsuden Wagakoku Hatsu no Jissho Plant Kansei", GEKKAN ENERGY, vol. 37, no. 10, 2004, pages 67 - 69
Attorney, Agent or Firm:
Patent firm YAMADA PATENT OFFICE (JP)
Patent business corporation Yamada patent firm (JP)
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Claims:
 タールを含有するガス化ガスと酸素とを改質炉に供給し、ガス化ガスを部分燃焼させて改質炉内を改質に必要な改質目標温度に高めることによりガス化ガスの改質を行うガス化ガスの改質方法であって、酸素によりガス化ガスが燃焼して改質に必要な改質目標温度が得られる量の酸素及び第1段ガス化ガスを改質炉の一端側から供給することにより改質炉内に加熱域を形成し、改質炉内における加熱域の下流近傍に残りのガス化ガスを第2段ガス化ガスとして供給することにより改質域を形成することを特徴とするガス化ガスの改質方法。
 改質域での改質目標温度が900~1400℃であることを特徴とする請求項1に記載のガス化ガスの改質方法。
 第2段ガス化ガスの供給により改質域の温度が低下する温度低下分を見込んで加熱域での加熱温度を高く設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のガス化ガスの改質方法。
 タールを含有するガス化ガスと酸素とを改質炉に供給し、ガス化ガスを部分燃焼させて改質炉内を改質に必要な改質目標温度に高めることによりガス化ガスの改質を行うガス化ガスの改質装置であって、酸素によりガス化ガスが燃焼して改質に必要な改質目標温度が得られる量の酸素とガス化ガスの一部とを改質炉の一端から供給して改質炉内に加熱域を形成するための酸素供給路及び第1段ガス化ガス供給路と、前記加熱域の下流近傍に残りのガス化ガスを供給して改質域を形成する第2段ガス化ガス供給路と、を有することを特徴とするガス化ガスの改質装置。
 酸素供給路は、該酸素供給路によって改質炉に供給する酸素の供給量を調節するための流量調節手段を有することを特徴とする請求項4に記載のガス化ガスの改質装置。
 第1段ガス化ガス供給路は、該第1段ガス化ガス供給路によって改質炉に供給するガス化ガスの供給量を調節するための流量調節手段を有することを特徴とする請求項4に記載のガス化ガスの改質装置。
 第1段ガス化ガス供給路は、該第1段ガス化ガス供給路によって改質炉に供給するガス化ガスの供給量を調節するための流量調節手段を有することを特徴とする請求項5に記載のガス化ガスの改質装置。
 第1段ガス化ガス供給路は、改質炉の外周壁に接線方向からガス化ガスを供給する第1段ノズルを有していることを特徴とする請求項6に記載のガス化ガスの改質装置。
 第1段ガス化ガス供給路は、改質炉の外周壁に接線方向からガス化ガスを供給する第1段ノズルを有していることを特徴とする請求項7に記載のガス化ガスの改質装置。
 第1段ノズルは、改質炉の周方向に等間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のガス化ガスの改質装置。
 第2段ガス化ガス供給路は、改質炉の外周壁に対して接線方向からガス化ガスを供給する第2段ノズルを有することを特徴とする請求項4に記載のガス化ガスの改質装置。
 第2段ガス化ガス供給路は、改質炉の外周壁に対して接線方向からガス化ガスを供給する第2段ノズルを有することを特徴とする請求項8に記載のガス化ガスの改質装置。
 第2段ガス化ガス供給路は、改質炉の外周壁に対して接線方向からガス化ガスを供給する第2段ノズルを有することを特徴とする請求項9に記載のガス化ガスの改質装置。
 第2段ノズルは、改質炉の周方向に等間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項11、12又は13に記載のガス化ガスの改質装置。
Description:
ガス化ガスの改質方法及び装置

 本発明は、簡略な装置によって水素の生 を高められるようにしたガス化ガスの改質 法及び装置に関する。

 近年、流動層ガス化炉或いは固定層ガス化 等のガス化装置によって石炭、バイオマス の原料をガス化して高燃焼性のガス化ガス 生成することが行われており、このガス化 スは、そのまま燃焼用燃料として用いたり 或いは目的のガス成分を得るための精製を ったり、或いは液化して液体燃料とするこ 等が行われるようになってきている。前記 ス化ガスは、水素(H 2 )、炭化水素(C m H n )、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO 2 )等のガス成分と共に、水蒸気(H 2 O)及びタールを含有している。

 ガス化装置で生成したガス化ガスは、後 の前記したような精製或いはその他の種々 装置機器に搬送されて利用されるが、この 、ガス化ガス中に含まれるタールは配管や 置機器に付着して堆積し、閉塞等のトラブ を発生する原因となるため、従来はスクラ ーを設置して水噴射によりタールを除去す ことが行われていた。

 一方、前記ガス化ガスを改質炉に供給する 共に、酸素(O 2 )を供給してガス化ガスの一部を燃焼させる とにより温度を高めてタールを改質するこ が行われており、この改質によれば、改質 れないタールは固体炭素(チャー)となること により前記配管や装置機器への付着堆積の問 題が防止され、改質後のガスはH 2 及びCO、CHが富化されたものとになる。

 改質炉ではタール(Tar)は次の反応によって 質される。

 又、改質炉では炭化水素は次の反応によっ 改質される。

 改質反応による生成物は酸素(O 2 )の供給により次のように反応する。

 改質炉について技術開示した先行技術情 としては、特許文献1、特許文献2がある。

特開2003-262319号公報

特許第3415748号公報

 前記特許文献1、特許文献2に示すような 来の改質炉においては、改質炉の一端から ス化ガスと酸素を供給し、ガス化ガスの一 を酸素で燃焼させることにより改質炉内を 質が進む改質目標温度に高め、この改質目 温度を所要時間保持する(反応時間を維持す )ことによりガス化ガスの改質を行っている 。

 しかし、上記したようにガス化ガスと酸素 を改質炉に一端側から供給すると、酸素は 主にH 2 と選択的に反応して改質炉内を必要な改質目 標温度まで高めるように作用するため、ガス 化ガス製品として利用価値の高いH 2 が昇温のために無駄に消費され、結果的に改 質炉から導出される改質後ガス中のH 2 の濃度が低下するという問題がある。更に、 改質炉内では燃焼によって一旦H 2 の濃度が減少した後に、H 2 の生成反応が行われることになるため、目標 H 2 濃度を得るためには反応時間を長く維持する 必要があり、このために改質炉の長さ寸法が 大型化するという問題がある。

 本発明は、上記実情に鑑みてなしたもの 、小型、簡略な装置によって水素の生成を められるようにしたガス化ガスの改質方法 び装置を提供しようとするものである。

 本発明は、タールを含有するガス化ガス 酸素とを改質炉に供給し、ガス化ガスを部 燃焼させて改質炉内を改質に必要な改質目 温度に高めることによりガス化ガスの改質 行うガス化ガスの改質方法であって、酸素 よりガス化ガスが燃焼して改質に必要な改 目標温度が得られる量の酸素及び第1段ガス 化ガスを改質炉の一端側から供給することに より改質炉内に加熱域を形成し、改質炉内に おける加熱域の下流近傍に残りのガス化ガス を第2段ガス化ガスとして供給することによ 改質域を形成することを特徴とするガス化 スの改質方法、に係るものである。

 上記ガス化ガスの改質方法において、改 域での改質目標温度が900~1400℃であること 好ましい。

 又、上記ガス化ガスの改質方法において 第2段ガス化ガスの供給により改質域の温度 が低下する温度低下分を見込んで加熱域での 加熱温度を高く設定することは好ましい。

 本発明は、タールを含有するガス化ガス 酸素とを改質炉に供給し、ガス化ガスを部 燃焼させて改質炉内を改質に必要な改質目 温度に高めることによりガス化ガスの改質 行うガス化ガスの改質装置であって、酸素 よりガス化ガスが燃焼して改質に必要な改 目標温度が得られる量の酸素とガス化ガス 一部とを改質炉の一端から供給して改質炉 に加熱域を形成するための酸素供給路及び 1段ガス化ガス供給路と、前記加熱域の下流 近傍に残りのガス化ガスを供給して改質域を 形成する第2段ガス化ガス供給路と、を有す ことを特徴とするガス化ガスの改質装置、 係るものである。

 又、上記ガス化ガスの改質装置において 酸素供給路に、該酸素供給路によって改質 に供給される酸素の供給量を調節するため 流量調節手段を有することは好ましい。

 上記ガス化ガスの改質装置において、第1 段ガス化ガス供給路に、該第1段ガス化ガス 給路によって改質炉に供給されるガス化ガ の供給量を調節するための流量調節手段を することは好ましい。

 又、上記ガス化ガスの改質装置において 第1段ガス化ガス供給路が、改質炉の外周壁 に接線方向からガス化ガスを供給する第1段 ズルを有することは好ましい。

 又、上記ガス化ガスの改質装置において 第1段ノズルが改質炉の周方向に等間隔で複 数配置されていることは好ましい。

 又、上記ガス化ガスの改質装置において 第2段ガス化ガス供給路が、改質炉の外周壁 に対して接線方向からガス化ガスを供給する 第2段ノズルを有することは好ましい。

 又、上記ガス化ガスの改質装置において 第2段ノズルが、改質炉の周方向に等間隔で 複数配置されていることは好ましい。

 上記本発明のガス化ガスの改質方法及び 置によれば、酸素によりガス化ガスが燃焼 て改質に必要な改質目標温度が得られる量 酸素及び第1段ガス化ガスを改質炉の一端側 から供給することにより改質炉内に加熱域を 形成し、改質炉内における加熱域の下流近傍 に残りのガス化ガスを第2段ガス化ガスとし 供給することにより改質域を形成して、ガ 化ガスの改質を行うようにしたので、加熱 においては第1段ガス化ガス中のタールも燃 して改質目標温度を維持するようになり、 熱域の下流近傍に供給される第2段ガス化ガ スは、酸素が燃え尽きた状態で改質目標温度 が維持された改質域に供給されるために水素 を燃焼させることなく改質反応のみが促進さ れるようになり、よって水素濃度が高められ た改質後ガスを取り出すことができる効果が ある。

 更に、改質域においては水素が燃焼する となく、改質反応を効果的に促進させて水 濃度を高めることができるため、従来に比 て反応時間を短縮することができて改質炉 小型化が達成できるという効果がある。

本発明の改質装置の一実施例を示す斜 面図である。 図1の改質装置をII方向から見た平面図 ある。 図1の改質装置の作用を示す断面図であ る。 本発明の改質装置の他の実施例を示す 正面図である。 図4の改質装置をV方向から見た平面図 ある。

 以下、本発明の実施例を添付図面を参照 て説明する。

 図1は本発明の改質装置の一実施例を示す 斜正面図、図2は図1の改質装置をII方向から た平面図である。

 図1、図2において、1は円筒状を有する改 炉であり、改質炉1の一端(図1では上端)には 、ガス化装置2で生成したガス化ガス3の一部 第1段ガス化ガス3aとして供給する第1段ガス 化ガス供給路4を設けている。該第1段ガス化 ス供給路4は、改質炉1の一端側の外周壁に して接線方向から第1段ガス化ガス3aを供給 るための第1段ノズル5を有し、改質炉1内に 回流を形成するようにしている。又、改質 1の前記一端から離反した中間部には、前記 ス化装置2からのガス化ガス3の残りを分岐 て第2段ガス化ガス3bとして供給するように た第2段ガス化ガス供給路6を設けている。該 第2段ガス化ガス供給路6は、改質炉1の外周壁 に対して接線方向から第2段ガス化ガス3bを供 給するための第2段ノズル7を有し、改質炉1内 に第1段ノズル5と同方向の旋回流を形成する うにしている。

 前記第1段ガス化ガス供給路4には、該第1 ガス化ガス供給路4によって改質炉1に供給 れる第1段ガス化ガス3aの供給量を調節する めの弁等の流量調節手段8を設けている。

 前記改質炉1における一端の端面には酸素9(O 2 )を供給するための酸素供給路10が設けてあり 、該酸素供給路10は、複数(図2では4個)の酸素 ノズル11を介して改質炉1に接続されており、 該複数の酸素ノズル11により前記第1段ノズル 5から供給される第1段ガス化ガス3aに対する 素9の混合性を高めるようにしている。前記 素供給路10には、該酸素供給路10によって改 質炉1に供給される酸素9の供給量を調節する めの流量調節手段12を設けている。尚、酸 供給路10は図1に破線で示すように第1段ノズ 5に接続することによって、第1段ノズル5を して供給される第1段ガス化ガス3aに対して 素9を直接供給するようにしてもよい。

 上記において、酸素供給路10からはガス ガス3との燃焼によって改質炉1内に改質に必 要な改質目標温度(900~1400℃)が得られる量の 素9を流量調節手段12により供給し、又、第1 ガス化ガス供給路4からは前記酸素9との燃 によって前記改質目標温度が得られる量の 1段ガス化ガス3aを流量調節手段8により供給 る。これにより、図3に示すように、改質炉 1の一端側の内部には加熱域Aが形成されるよ にしている。一方、前記第2段ガス化ガス供 給路6は、前記加熱域Aの下流の終了点Xの直下 位置において改質炉1に接続されており、こ により、前記加熱域Aの終了点Xから改質炉1 他端(下端)の間には改質域Bが形成され、該 質域Bでは改質目標温度である900~1400℃が維 されるようになっている。尚、改質炉1に対 る前記第2段ガス化ガス供給路6の接続位置 、前記加熱域Aの下流近傍であればよいが、 熱域Aの終了点Xの直下位置に接続すると改 炉1を小型化できるので好ましい。

 ここで、改質目標温度は、改質域Bで実際 に改質を行うときの温度であり、加熱域Aの 熱温度は前記改質目標温度よりも高い温度 設定している。即ち、改質目標温度を例え 1200℃と設定して加熱域Aの加熱温度を同じく 1200℃とした場合には、ガス化装置2から導入 れるガス化ガス3の温度が例えば900℃以下で あると、改質域Bに900℃以下の第2段ガス化ガ 3bが供給されることによって改質域Bの温度 低下され、更に第2段ガス化ガス3b中のター が改質される際の吸熱反応によっても改質 Bの温度は低下されることになるため、改質 域Bの温度は例えば1100℃となってしまい改質 必要な温度が得られない場合が生じる。こ ため、熱量計算或いは経験則に基づいて、 熱域Aの温度を改質域Bでの温度低下分を見 んだ高い温度に設定する。即ち、加熱域Aの 度を例えば1400℃に維持するように流量調節 手段8による第1段ガス化ガス3aの供給量と流 調節手段12による酸素9の供給量とを調整す ことによって、改質域Bの改質目標温度1200℃ が維持されるようにする。

 前記改質炉1の他端には、改質後ガス13を り出すようにした取出流路14が設けてあり 該取出流路14は前記旋回流を保持するように 改質炉1の外周壁に対して接線方向に接続さ ている。

 以下に、図1~図3の実施例の作用を説明す 。

 ガス化装置2で生成したガス化ガス3は、 の一部が第1段ガス化ガス3aとして第1段ガス ガス供給路4により第1段ノズル5を介して改 炉1の一端に接線的に供給され、残りのガス 化ガス3は第2段ガス化ガス3bとして第2段ガス ガス供給路6により第2段ノズル7を介して改 炉1の一端から離反した中間部に接線的に供 給される。

 一方、酸素供給路10からの酸素9は改質炉1 の一端端面に備えた酸素ノズル11を介して改 炉1内に供給される。

 この時、酸素供給路10からは第1段ガス化 ス3aとの燃焼によって改質炉1内に改質に必 な例えば900~1400℃の改質目標温度が得られ 量の酸素9を流量調節手段12により供給し、 、第1段ガス化ガス供給路4からは前記酸素9 の燃焼によって前記改質目標温度が得られ 量の第1段ガス化ガス3aを流量調節手段8によ 供給し、これによって改質炉1の一端側内部 には図3に示すように加熱域Aが形成される。 の時、加熱域Aの加熱温度は、第2段ガス化 スの供給により改質域Bの温度が低下する温 低下分を見込んで高い温度に設定する。

 加熱域Aでは、前記第1段ガス化ガス3a中のH 2 が先ず選択的に燃焼して温度の上昇が行われ 、続いて第1段ガス化ガス3a中のCO及びCHが燃 して更に昇温されることにより第1段ガス化 ス3a中のタールも燃焼される。そして、上 加熱域Aの下流の終了点Xでは、前記酸素供給 路10から供給される酸素9は燃え尽きた状態と なる。

 第2段ガス化ガス供給路6による第2段ガス化 ス3bは、前記加熱域Aの終了点Xの下流の直下 に供給されるので、酸素が燃え尽きた状態の 改質域Bでは第2段ガス化ガス3b中のH 2 が燃焼することはなく、改質域Bでは改質反 のみが促進される。従って、H 2 及びCO、CHの濃度が高められた改質後ガス13が 取出流路14から取り出される。

 上記したように、設定された量の第1段ガス 化ガス3aと酸素9を改質炉1の一端に供給して 焼させることにより、下流側に改質が進む 質目標温度を維持した改質域Bが形成される うに加熱域Aを形成し、加熱域Aの下流の終 点Xの直下に形成される改質域Bに第2段ガス ガス3bを供給して改質を行うようにしたので 、改質目標温度まで加熱する加熱域Aにおい は第1段ガス化ガス3a中のタールも燃焼する うになり、加熱域Aの下流の終了点Xの直下に 供給された第2段ガス化ガス3bは、酸素9が燃 尽きた状態で改質目標温度に維持された改 域Bにおいて、H 2 を燃焼させることなく改質反応のみが促進さ れるようになり、よって、H 2 濃度が高められた改質後ガス13が得られるよ になる。

 更に、改質域BにおいてはH 2 が燃焼することなく、改質反応が効果的に促 進されて水素濃度が高められるため、従来に 比して反応時間を短縮することができて、改 質炉1を小型化することができる。

 図4、図5は、本発明の他の実施例を示す ので、図4、図5においては、前記第1段ガス ガス供給路4が改質炉1を取り巻く環状供給管 15を有しており、該環状供給管15における周 向等間隔位置には、前記改質炉1に対して接 方向に第1段ガス化ガス3aを供給するように た複数の第1段ノズル5aを配置している。

 又、前記第2段供給ガス化ガス路6も改質 1を取り巻く環状供給管16を有しており、該 状供給管16における周方向等間隔位置には、 前記改質炉1に対して接線方向に第2段ガス化 ス3bを供給するようにした複数の第2段ノズ 7aを配置している。

 図4、図5に示すように、改質炉1に対して 方向に等間隔且つ接線方向に備えた複数の 1段ノズル5a及び第2段ノズル7aを備えると、 1段ガス化ガス3a及び第2段ガス化ガス3bは改 炉1内に分散供給されるようになり、よって 加熱域Aでの均一な加熱、及び改質域Bでの均 な改質反応を行わせることができる。

 なお、本発明は上記実施例にのみ限定さ るものではなく、本発明の要旨を逸脱しな 範囲内において種々変更を加え得ることは 論である。

 本発明のガス化ガスの改質方法及び装置 、改質反応を効果的に促進させて改質炉を 型化する際に適用することができる。

  1  改質炉
  3  ガス化ガス
  3a        第1段ガス化ガス
  3b        第2段ガス化ガス
  4  第1段ガス化ガス供給路
  5  第1段ノズル
  5a        第1段ノズル
  6  第2段ガス化ガス供給路
  7  第2段ノズル
  7a        第2段ノズル
  8  流量調節手段
  9  酸素
 10  酸素供給路
 12  流量調節手段
  A  加熱域
  B  改質域
  X  終了点