ダイキン工業株式会社 (〒23 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号梅田センタービル Osaka, 5308323, JP)
| ゴムラテックス(RL)を凝析液(CL)に連続的に接触させて含水長尺ゴム凝析体を製造する含水長尺ゴム凝析体製造工程と、 前記含水長尺ゴム凝析体中の水分を低減させる含水長尺ゴム凝析体脱水工程と を備える長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記含水長尺ゴム凝析体製造工程では、前記ゴムラテックスが連続的に基材(11)に注がれた後に、前記基材上の前記ゴムラテックスに特定位置から前記凝析液が掛けられて、順次、前記含水長尺ゴム凝析体が製造され、 前記含水長尺ゴム凝析体製造工程において製造された前記含水長尺ゴム凝析体を前記基材から剥離する含水長尺ゴム凝析体剥離工程をさらに備え、 前記含水長尺ゴム凝析体脱水工程では、前記含水長尺ゴム凝析体剥離工程において前記基材から剥離された前記含水長尺ゴム凝析体中の水分が低減される 請求項1に記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記含水長尺ゴム凝析体が剥離された後の前記基材に付着する付着物を除去する付着物除去工程をさらに備える、 請求項2に記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記含水長尺ゴム凝析体脱水工程は、含水長尺ゴム凝析体加圧工程と、含水長尺ゴム凝析体風乾工程とを含み、 前記含水長尺ゴム凝析体加圧工程では、少なくとも一対の加圧ローラ(71)の間に前記含水長尺ゴム凝析体が通され、 含水長尺ゴム凝析体風乾工程では、前記含水長尺ゴム凝析体加圧工程後の前記含水長尺ゴム凝析体が風乾燥される 請求項2又は3に記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記含水長尺ゴム凝析体剥離工程において前記基材から剥離された前記含水長尺ゴム凝析体を水洗する含水長尺ゴム凝析体洗浄工程をさらに備える 請求項2から4のいずれかに記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記基材は、上部の一部が水平となるように少なくとも2本のローラ(12,13)に張架られ一定の軌道上を周回する無端環状ベルトである、 請求項2から5のいずれかに記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記無端環状ベルトは、外表面から周方向に沿って全周に渡って立設される壁部(11b)を少なくとも2つ有し、水平部分(Pf)の前後に水平部分よりも高い高位部分(Ph)を有するように前記ローラに張架られている、 請求項6に記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記無端環状ベルトは、外表面から周方向に沿って全周に渡って立設される壁部を少なくとも2つ有し、 前記壁部の間に前記無端環状ベルトと僅かな隙間をもって配置される液止め壁が設けられる 請求項6に記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 前記無端環状ベルトには、振動が加えられる 請求項6から8のいずれかに記載の長尺ゴム凝析体製造方法。 |
| 容器(218)に所定量のゴムラテックス(RL)を張るゴムラテックス投入工程と、 前記容器に張られたゴムラテックスに凝析液(CL)を接触させて含水シート状ゴム凝析体(SC)を製造する含水シート状ゴム凝析体製造工程と、 前記含水シート状ゴム凝析体中の水分を低減させる含水シート状ゴム凝析体脱水工程と を備えるシート状ゴム凝析体製造方法。 |
本発明は、長尺のゴム凝析体及びシート ゴム凝析体の製造方法に関する。
フッ素ゴム等のゴムは、その取り扱いの容
さから未架橋ゴムシートに成形されて出荷
れる場合がある。通常、この未架橋ゴムシ
トは、ゴムラテックスを凝析液により凝析
せて未架橋ゴム凝析粒体を形成し(例えば、
特許文献1参照)乾燥した後、その未架橋ゴム
析粒体を二軸押出等して成形されている。
本発明の課題は、未架橋ゴムシート成形 費やされる時間を短縮すると共に未架橋ゴ シートの成形コストを低減することにある
第1発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は 、含水長尺ゴム凝析体製造工程及び含水長尺 ゴム凝析体脱水工程を備える。含水長尺ゴム 凝析体製造工程では、ゴムラテックスが凝析 液に連続的に接触させられて含水長尺ゴム凝 析体が製造される。なお、ここにいう「長尺 ゴム凝析体」は、フィルム形状を呈していて もよいし、シート形状を呈していてもよいし 、糸形状を呈していてもよいし、紐形状を呈 していてもよい。また、この長尺ゴム凝析体 は、基材上にゴムラテックスを塗布した後に 凝析液を掛けて製造してもよいし、ラテック ス及び凝析液を用いた引上紡糸方法によって 製造してもよいし、ラテックス及び凝析液を 用いた湿式紡績方法によって製造してもよい 。また、ここにいう「凝析」は、塩析であっ てもかまわない。また、ここにいう「凝析液 」は、1価、2価又は3価の塩溶液又は酸溶液で あり、例えば、硫酸アルミニウム水溶液や塩 化マグネシウム水溶液等である。また、ここ にいう「ゴムラテックス」は、合成ゴムラテ ックスであってもよいし、天然ゴムラテック スであってもよい。また、このゴムラテック スとしては、例えば、シリコーンゴムラテッ クス、エチレンプロピレンゴムラテックス、 アクリロニトリルブタジエンゴムラテックス 、スチレンブタジエンゴムラテックス、クロ ロプレンゴムラテックス、アクリルゴムラテ ックス、ブチルゴムラテックス、フッ素ゴム ラテックス等が挙げられる。また、このゴム ラテックスには予め架橋剤や充填材を添加し ておいてもよい。なお、架橋剤は微粉末状で あってもかまわないが、かかる場合、さらに 分散剤を添加するのが好ましい。また、充填 材としては、例えば、カーボンやタルク等の 非水溶性の充填材が挙げられる。そして、含 水長尺ゴム凝析体脱水工程では、含水長尺ゴ ム凝析体中の水分が低減される。なお、この 含水長尺ゴム凝析体脱水工程では含水長尺ゴ ム凝析体を直接風乾燥してもよいし、一対以 上の加圧ローラによって含水長尺ゴム凝析体 の水分を押し出した後に含水長尺ゴム凝析体 を風乾燥するようにしてもよい。また、本発 明に係る長尺ゴム凝析体は、従来のように二 軸押出されて得られるゴム凝析体とは異なる 。本発明に係る長尺ゴム凝析体は多孔質体で あり、従前のゴム凝析体は二軸押出により得 られるものであり、圧縮力によってほとんど 空孔を有していない。本願に係る長尺ゴム凝 析体は、この点に特徴を有している。
この長尺ゴム凝析体製造方法では、先ず 含水長尺ゴム凝析体製造工程においてゴム テックスが凝析液に連続的に接触させられ 含水長尺ゴム凝析体が製造される。次いで 含水長尺ゴム凝析体脱水工程において含水 尺ゴム凝析体中の水分が低減される。つま 、この長尺ゴム凝析体製造方法では、ゴム テックスから未架橋ゴム凝析粒体を経るこ なく直接、未架橋シート(本発明でいう「長 尺ゴム凝析体」に相当する)が成形される。 のため、この長尺ゴム凝析体製造方法を利 すれば、従来よりも未架橋ゴムシート成形 費やされる時間を大幅に短縮することがで 、ひいては未架橋ゴムシートの成形コスト 低減することができる。また、この長尺ゴ 凝析体製造方法では、凝析機や、整粒機、 液分離器、二軸押出機等の製造設備が必要 されず、製造設備を大幅に簡略化すること できる。このため、この長尺ゴム凝析体製 方法は、設備面から見ても未架橋ゴムシー 成形の製造コストを低減することができる また、この他、本発明に係る長尺ゴム凝析 製造方法を採用する利点としては、作業環 がきれいになったり(凝析粒体を製造しない め)、作業環境が静かになったり、設備機器 のメンテナンス作業が容易になったり、押出 機に適用できない品種についても適用できる ようになったり、品種切換が容易となったり 、原料(ゴムラテックス)ロスが低減したりす こと等が考えられる。
なお、特開平10-638号公報及び特表2004-51400 9号公報にはゴムラテックスフィルムの製造 法が開示されている。前者の公報に開示さ る製造方法では、側面温度が35~70度Cに設定 れたドラムと、約70~120度Cの温風とによりラ ックス中の水分を蒸発させて未架橋ゴムシ トを製造している。一方、後者の公報に開 される製造方法では、95~160度Cのドラムドラ イヤと、95~170度Cのコンベア式ドライヤとに りラテックス中の水分を蒸発させて未架橋 ムシートを製造している。このため、これ の製造方法を実施するためには、少なくと 2つの加熱装置が必要とされる。これに対し 本発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法では 連続凝析により未架橋ゴムシートを製造し おり、特に加熱装置を必要としない。この め、本発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法 、特開平10-638号公報に開示されるゴムラテ クスフィルムの製造方法に比べて製造コス を低く抑えることができる利点がある。
また、特開2004-269656号公報にはゴムシー の製造方法が開示されている。この公報に 示される製造方法では、ゴム溶液を二枚の 持体の間に挟み込んでロール等を介してゴ 溶液を薄膜化した後、その薄膜化されたゴ 溶液を凝固浴中に浸漬させて未架橋ゴムシ トを製造している。このため、この製造方 を実施するためには、高粘度のゴム溶液を 製しなければならない。しかし、ゴムラテ クスの粘度をゴム溶液程度まで高めること 極めて困難であり、また、フッ素含有率の い高分子量のフッ化ゴムはほとんど溶媒に けない傾向にある。これに対し、本発明に る長尺ゴム凝析体製造方法では、ゴムラテ クスから直接、未架橋ゴムシートを製造す ことができる。このため、本発明に係る長 ゴム凝析体製造方法は、特開2004-269656号公報 に開示されるゴムシートの製造方法に比べて 幅広い種類のゴムに適用できる利点がある。
第2発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第1発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法であ
て、含水長尺ゴム凝析体製造工程では、ゴ
ラテックスが連続的に基材に注がれた後に
基材上のゴムラテックスに特定位置から凝
液が掛けられて、順次、含水長尺ゴム凝析
が製造される。なお、「凝析液の掛け方」
散布であってもよいし、噴霧であってもよ
し、射出であってもよいし、滴下であって
よいし、注入であってもよい。そして、長
ゴム凝析体製造方法は、含水長尺ゴム凝析
剥離工程をさらに備える。含水長尺ゴム凝
体剥離工程では、含水長尺ゴム凝析体製造
程において製造された含水長尺ゴム凝析体
基材から剥離される。そして、含水長尺ゴ
凝析体脱水工程では、含水長尺ゴム凝析体
離工程において基材から剥離された含水長
ゴム凝析体中の水分が低減される。
この長尺ゴム凝析体製造方法では、先ず、
水長尺ゴム凝析体製造工程においてゴムラ
ックスが連続的に基材に塗布された後に、
材上のゴムラテックスに特定位置から凝析
が掛けられて、順次、含水長尺ゴム凝析体
製造される。次いで、含水長尺ゴム凝析体
離工程において含水長尺ゴム凝析体製造工
で製造された含水長尺ゴム凝析体が基材か
剥離される。そして、含水長尺ゴム凝析体
水工程において含水長尺ゴム凝析体剥離工
で基材から剥離された含水長尺ゴム凝析体
の水分が低減される。このため、この長尺
ム凝析体製造方法を利用すれば、適切量の
析液により無駄なく長尺ゴム凝析体を製造
ることができる。なお、特開2004-269656号公
に開示されるゴムシートの製造方法のよう
、凝析浴を設け、そこに基材に塗布された
ムラテックスを通すことも考えられるが、
常、ゴムラテックスの粘度は極めて低くシ
トの形状を保てないおそれがあり好ましく
い。また、凝析浴を利用する場合、凝析剤
濃度に経時的な変化が見られるため、凝析
の管理が煩雑になると共に未架橋ゴムシー
の品質にバラツキが生じるおそれがあり好
しくない。
第3発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第2発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法であ
て、付着物除去工程をさらに備える。付着
除去工程では、含水長尺ゴム凝析体が剥離
れた後の基材に付着する付着物が除去され
。なお、ここにいう「付着物」とは、凝析
やゴムラテックスの残渣等である。なお、
の付着物除去工程は、基材が無端環状ベル
である場合、無端環状ベルトの長尺ゴム凝
体剥離位置よりも下流側に液吸い取り装置
を設けることによって実現される。なお、
こにいう「液吸い取り装置」とは、例えば
スポンジローラ機構等である。
この長尺ゴム凝析体製造方法では、付着物
去工程において含水長尺ゴム凝析体が剥離
れた後の基材に付着する付着物が除去され
。このため、この長尺ゴム凝析体製造方法
利用すれば、常に清浄な状態の基材にゴム
テックスを供給することができる。したが
て、この長尺ゴム凝析体製造方法を利用す
ば、高品質の長尺ゴム凝析体を製造するこ
ができる。
第4発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は 、第2発明又は第3発明に係る長尺ゴム凝析体 造方法であって、含水長尺ゴム凝析体脱水 程には、含水長尺ゴム凝析体加圧工程及び 水長尺ゴム凝析体風乾工程が含まれる。含 長尺ゴム凝析体加圧工程では、少なくとも 対の加圧ローラの間に含水長尺ゴム凝析体 通される。また、含水長尺ゴム凝析体風乾 程では、含水長尺ゴム凝析体加圧工程後の 水長尺ゴム凝析体が風乾燥される。なお、 こにいう「風乾燥」は熱風乾燥であっても いし冷風乾燥であってもよい。なお、ゴム テックスに架橋剤が添加されており、熱風 燥が利用される場合、熱風温度は、架橋反 が開始しない程度の温度とされる必要があ 。また、含水長尺ゴム凝析体の風乾燥には 風乾燥機を利用してもよいし、付着防止エ が吹き出されているガイドローラ等を利用 てもよいし、風乾燥機と付着防止エアが吹 出されているガイドローラとを組み合わせ 利用してもよい。
この長尺ゴム凝析体製造方法では、含水 尺ゴム凝析体加圧工程において少なくとも 対の加圧ローラの間に含水長尺ゴム凝析体 通される。その後、含水長尺ゴム凝析体風 工程において含水長尺ゴム凝析体が風乾燥 れる。このため、この長尺ゴム凝析体製造 法を利用すれば、含水長尺ゴム凝析体加圧 程において、含水長尺ゴム凝析体中の水分 押し出すことができると共に含水長尺ゴム 析体の強度を向上させることができる。そ て、長尺ゴム凝析体風乾工程においてこの うに強度が高まった含水長尺ゴム凝析体を 全に乾かすことができる。
第5発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第2発明から第4発明のいずれかに係る長尺ゴ
凝析体製造方法であって、含水長尺ゴム凝
体洗浄工程をさらに備える。なお、含水長
ゴム凝析体洗浄工程は含水長尺ゴム凝析体
離工程と含水長尺ゴム凝析体脱水工程との
で実施されてもよいし、含水長尺ゴム凝析
剥離工程と含水長尺ゴム凝析体加圧工程と
間で実施されてもよいし、含水長尺ゴム凝
体加圧工程と含水長尺ゴム凝析体風乾工程
の間で実施されてもよい。含水長尺ゴム凝
体洗浄工程では、含水長尺ゴム凝析体剥離
程において基材から剥離された含水長尺ゴ
凝析体が水洗される。
この長尺ゴム凝析体製造方法では、含水長
ゴム凝析体洗浄工程において含水長尺ゴム
析体剥離工程で基材から剥離された含水長
ゴム凝析体が水洗される。このため、この
尺ゴム凝析体製造方法を利用すれば、ゴム
テックス中の不要成分や凝析液中の凝析剤
を長尺ゴム凝析体から取り除くことができ
。したがって、この長尺ゴム凝析体製造方
では、より純度が高い長尺ゴム凝析体を製
することができる。
第6発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第2発明から第5発明のいずれかに係る長尺ゴ
凝析体製造方法であって、基材は、上部の
部が水平となるように少なくとも2本のロー
ラに張架られ一定の軌道上を周回する無端環
状ベルトである。
このため、この長尺ゴム凝析体製造方法を
用すれば、低粘度のゴムラテックスから長
ゴム凝析体を容易に製造することができる
ちなみに、基材が、特開平10-638号公報に示
れるようなドラムであれば、低粘度のゴム
テックスからは非常に薄いフィルム状の長
ゴム凝析体しか得ることができないという
都合がある。
第7発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第6発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法であ
て、無端環状ベルトは、外表面から周方向
沿って全周に渡って立設される壁部を少な
とも2つ有する。また、無端環状ベルトは、
平部分の前後に水平部分よりも高い高位部
を有するようにローラに張架られている。
このため、この長尺ゴム凝析体製造方法を
用すれば、低粘度のゴムラテックスを一定
さで無端環状ベルト上に一定時間保持して
くことができる。したがって、長尺ゴム凝
体製造方法を利用すれば、低粘度のゴムラ
ックスから比較的厚い厚さの長尺ゴム凝析
を製造することができる。
第8発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第6発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法であ
て、無端環状ベルトは、外表面から周方向
沿って全周に渡って立設される壁部を少な
とも2つ有する。また、壁部の間に無端環状
ルトと僅かな隙間をもって配置される液止
壁が設けられる。なお、液止め壁は、ベル
の上流側のみに設けられてもよいし上流側
び下流側の両側に設けられてもよい。
このため、この長尺ゴム凝析体製造方法を
用すれば、低粘度のゴムラテックスを一定
さで無端環状ベルト上に一定時間保持して
くことができる。したがって、長尺ゴム凝
体製造方法を利用すれば、低粘度のゴムラ
ックスから比較的厚い厚さの長尺ゴム凝析
を製造することができる。
第9発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は、
第6発明から第8発明のいずれかに係る長尺ゴ
凝析体製造方法であって、無端環状ベルト
は、振動が加えられる。
このため、この長尺ゴム凝析体製造方法を
用すれば、含水長尺ゴム凝析体製造工程に
いてゴムラテックスと凝析液とをより均一
接触させることができる。したがって、こ
長尺ゴム凝析体製造方法を利用すれば、厚
方向により均一な品質を有する長尺ゴム凝
体を製造することができる。
第10発明に係るシート状ゴム凝析体製造 法は、ゴムラテックス投入工程、含水シー 状ゴム凝析体製造工程及び含水シート状ゴ 凝析体脱水工程を備える。ゴムラテックス 入工程では、容器に所定量のゴムラテック が張られる。なお、ここにいう「容器」と ては、例えば、トレイ等の底面が比較的広 容器が好ましい。シート状ゴム凝析体製造 程では、容器に張られたゴムラテックスに 析液が接触させられて含水シート状ゴム凝 体が製造される。含水シート状ゴム凝析体 水工程では、含水シート状ゴム凝析体中の 分が低減される。なお、本発明に係るシー 状ゴム凝析体は、従来のように二軸押出さ て得られるゴム凝析体とは異なる。本発明 係るシート状ゴム凝析体は多孔質体であり 従前のゴム凝析体は二軸押出により得られ ものであり、圧縮力によってほとんど空孔 有していない。本願に係るシート状ゴム凝 体は、この点に特徴を有している。
このシート状ゴム凝析体製造方法では、 ず、ゴムラテックス投入工程において容器 所定量のゴムラテックスが張られる。次い 、含水シート状ゴム凝析体製造工程におい 容器に張られたゴムラテックスに凝析液が 触させられて含水シート状ゴム凝析体が製 される。そして、含水シート状ゴム凝析体 水工程において含水シート状ゴム凝析体中 水分が低減される。つまり、このシート状 ム凝析体製造方法では、ゴムラテックスか 未架橋ゴム凝析粒体を経ることなく直接、 架橋ゴムシート(本発明でいう「シート状ゴ ム凝析体」に相当する)が成形される。この め、このシート状ゴム凝析体製造方法を利 すれば、従来よりも未架橋ゴムシート成形 費やされる時間を大幅に短縮することがで 、ひいては未架橋ゴムシートの成形コスト 低減することができる。また、このシート ゴム凝析体製造方法では、凝析機や、整粒 、固液分離器、二軸押出機等の製造設備が 要とされず、製造設備を大幅に簡略化する とができる。このため、このシート状ゴム 析体製造方法は、設備面から見ても未架橋 ムシート成形の製造コストを低減すること できる。また、この他、本発明に係るシー 状ゴム凝析体製造方法を採用する利点とし は、作業環境がきれいになったり(凝析粒体 製造しないため)、作業環境が静かになった り、設備機器のメンテナンス作業が容易にな ったり、押出機に適用できない品種について も適用できるようになったり、品種切換が容 易となったり、原料(ゴムラテックス)ロスが 減したりすること等が考えられる。
第1発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を 利用すれば、従来よりも未架橋ゴムシート成 形に費やされる時間を大幅に短縮することが でき、ひいては未架橋ゴムシートの成形コス トを低減することができる。また、この長尺 ゴム凝析体製造方法では、凝析機や、整粒機 、固液分離器、二軸押出機等の製造設備が必 要とされず、製造設備を大幅に簡略化するこ とができる。このため、この長尺ゴム凝析体 製造方法は、設備面から見ても未架橋ゴムシ ート成形の製造コストを低減することができ る。また、この他、本発明に係る長尺ゴム凝 析体製造方法を採用する利点としては、作業 環境がきれいになったり(凝析粒体を製造し いため)、作業環境が静かになったり、設備 器のメンテナンス作業が容易になったり、 出機に適用できない品種についても適用で るようになったり、品種切換が容易となっ り、原料(ゴムラテックス)ロスが低減した すること等が考えられる。
第2発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、適切量の凝析液により無駄なく長
尺ゴム凝析体を製造することができる。
第3発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、常に清浄な状態の基材にゴムラテ
ックスを供給することができる。したがって
、この長尺ゴム凝析体製造方法を利用すれば
、高品質の長尺ゴム凝析体を製造することが
できる。
第4発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、含水長尺ゴム凝析体加圧工程にお
いて、含水長尺ゴム凝析体中の水分を押し出
すことができると共に長尺ゴム凝析体の強度
を向上させることができる。そして、含水長
尺ゴム凝析体風乾工程においてこのように強
度が高まった含水長尺ゴム凝析体を完全に乾
かすことができる。
第5発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、ゴムラテックス中の不要成分や凝
析液中の凝析剤等を長尺ゴム凝析体から取り
除くことができる。したがって、この長尺ゴ
ム凝析体製造方法では、より純度が高い長尺
ゴム凝析体を製造することができる。
第6発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、低粘度のゴムラテックスから長尺
ゴム凝析体を容易に製造することができる。
第7発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、低粘度のゴムラテックスを一定高
さで無端環状ベルト上に一定時間保持してお
くことができる。このため、長尺ゴム凝析体
製造方法を利用すれば、低粘度のゴムラテッ
クスから比較的厚い厚さの長尺ゴム凝析体を
製造することができる。
第8発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、低粘度のゴムラテックスを一定高
さで無端環状ベルト上に一定時間保持してお
くことができる。このため、長尺ゴム凝析体
製造方法を利用すれば、低粘度のゴムラテッ
クスから比較的厚い厚さの長尺ゴム凝析体を
製造することができる。
第9発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法を利
用すれば、含水長尺ゴム凝析体製造工程にお
いてゴムラテックスと凝析液とをより均一に
接触させることができる。このため、この長
尺ゴム凝析体製造方法を利用すれば、厚さ方
向により均一な品質を有する長尺ゴム凝析体
を製造することができる。
第10発明に係るシート状ゴム凝析体製造方
を利用すれば、従来よりも未架橋ゴムシー
成形に費やされる時間を大幅に短縮するこ
ができ、ひいては未架橋ゴムシートの成形
ストを低減することができる。また、この
ート状ゴム凝析体製造方法では、凝析機や
整粒機、固液分離器、二軸押出機等の製造
備が必要とされず、製造設備を大幅に簡略
することができる。このため、このシート
ゴム凝析体製造方法は、設備面から見ても
架橋ゴムシート成形の製造コストを低減す
ことができる。また、この他、本発明に係
シート状ゴム凝析体製造方法を採用する利
としては、作業環境がきれいになったり(凝
粒体を製造しないため)、作業環境が静かに
なったり、設備機器のメンテナンス作業が容
易になったり、押出機に適用できない品種に
ついても適用できるようになったり、品種切
換が容易となったり、原料(ゴムラテックス)
スが低減したりすること等が考えられる。
11 無端環状ベルト(基材)
11b 壁部
12 従ローラ(ローラ)
13 駆動ローラ(ローラ)
71 加圧ローラ
CL 凝析液
LC 長尺ゴム凝析シート(長尺ゴム凝析体)
Pf 水平部分
Ph 高位部分
RL ゴムラテックス
-第1実施形態-
本発明の第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シ
ート製造装置1は、図1及び図2に示されるよう
に、主に、ベルト装置10、ゴムラテックス供
装置20、凝析液供給装置30、ベルト洗浄装置
40、第1メインガイドローラ51、第2メインガイ
ドローラ61、脱水装置70、洗浄装置80、乾燥装
置90及び製品受け皿111から構成されている。
下、これらの構成要素について詳述する。
(1)ベルト装置
ベルト装置10は、図1及び図3に示されるよう
に、主に、無端環状ベルト11、駆動ローラ13
従ローラ12、第1抑えローラ14及び第2抑えロ
ラ15から構成されている。
無端環状ベルト11は、図1及び図3に示される
ように、主に、本体部11a及び一対の壁部11bか
ら構成されている。壁部11bは、本体部11aの縁
よりも少し内側の外表面から周方向に沿って
全周に渡って立設している。そして、この無
端環状ベルト11は、壁部11bが外側を向くよう
して、駆動ローラ13及び従ローラ12に張架ら
れている。なお、本体部11aは強度の観点から
ステンレス等の金属素材により形成されるの
が好ましい。また、この本体部11aは親水性処
理(第2実施形態参照)されているのが好ましい
。また、壁部11bは、ゴム等、成形容易な疎水
性素材により形成されるのが好ましい。
駆動ローラ13には、図示しない電動機が装
されており、その電動機により軸を中心と
て回転駆動される。
従ローラ12は、駆動ローラ13と同一の半径を
有するローラであって、軸が駆動ローラ13の
と平行になるように設置されている。また
従ローラ12の軸及び駆動ローラ13の軸を含む
面は、水平方向と平行の関係、つまり、鉛直
方向と直交する関係にある。
第1抑えローラ14は、無端環状ベルト11の壁
11bに挟まれる空間の幅と一致する幅を有す
ローラであり、従ローラ12の駆動ローラ側寄
りの位置で、無端環状ベルト11を本体部11aの
面から従ローラ12に向かって押し付けてい
。なお、この状態において、第1抑えローラ1
4は、壁部11bの間にはまり込んでいる。
第2抑えローラ15は、無端環状ベルト11の壁
11bに挟まれる空間の幅と一致する幅を有す
ローラであり、駆動ローラ13の従ローラ側寄
りの位置で、無端環状ベルト11を本体部11aの
面から駆動ローラ13に向かって押し付けて
る。なお、この状態において、第2抑えロー
15は、壁部11bの間にはまり込んでいる。
そして、このベルト装置10では、無端環状
ルト11の上部において第1抑えローラ14との接
触点から第2抑えローラ15との接触点までの間
に水平部分Pfが形成されると共に、従ローラ1
2及び駆動ローラ13の上部の円弧面に接触する
高位部分Phとが形成される。なお、高位部分P
hは、水平部分Pfよりも高い位置に位置してい
る。また、無端環状ベルト11の張力を過大に
ることなく、無端環状ベルト11の上面をた
ませずに水平に保つため、無端環状ベルト11
の上側の裏には適宜従動方式のローラ列16が
けられる。
(2)ゴムラテックス供給装置
ゴムラテックス供給装置20は、図1に示され
ように、主に、ゴムラテックス貯留タンク2
1、ゴムラテックス供給管22、ゴムラテックス
供給量調節バルブ23及びゴムラテックス排出
24から構成されている。
ゴムラテックス貯留タンク21には、図1に示
れるように、ゴムラテックスRLが貯留され
。なお、このゴムラテックスRLの比重は、水
の比重よりも大きい。
ゴムラテックス供給管22は、ゴムラテック
貯留タンク21の下端からゴムラテックス排出
器24まで延びる配管である。
ゴムラテックス供給量調節バルブ23は、ゴ
ラテックス供給管22の途中に設けられており
、ゴムラテックス貯留タンク21からゴムラテ
クス排出器24へ流れるゴムラテックスRLの供
給量を調節する役目を担っている。
ゴムラテックス排出器24は、無端環状ベル
11の壁部11bに挟まれる空間の幅よりも若干狭
い横長の器であって、下端に横長のスリット
状の排出口(図示せず)を有している。そして
このゴムラテックス排出器24に導かれたゴ
ラテックスRLは、この排出口を介して無端環
状ベルト11の水平部分Pfの壁部11bに挟まれる
間に供給される。
(3)凝析液供給装置
凝析液供給装置30は、図1に示されるように
主に、凝析液貯留タンク31、凝析液供給管32
、凝析液供給量調節バルブ33及び凝析液噴霧
34から構成されている。
凝析液貯留タンク31には、図1に示されるよ
に、凝析液CLが貯留される。なお、この凝
液CLは、例えば、硫酸アルミニウム水溶液で
ある。
凝析液供給管32は、凝析液貯留タンク31の下
端から凝析液噴霧機34まで延びる配管である
凝析液供給量調節バルブ33は、凝析液供給
32の途中に設けられており、凝析液貯留タン
ク31から凝析液噴霧機34へ流れる凝析液CLの供
給量を調節する役目を担っている。
凝析液噴霧機34は、無端環状ベルト11の壁部
11bに挟まれる空間の幅よりも若干狭い横長の
器であって、下端に横長の凝析液噴霧口(図
せず)を有している。そして、この凝析液噴
機34に導かれた凝析液CLは、この凝析液噴霧
口を介して無端環状ベルト11に注がれている
ムラテックスRLに噴霧される。
(4)ベルト洗浄装置
ベルト洗浄装置40は、無端環状ベルト11の上
側の駆動ローラ13の近傍に設置される装置で
って、図1に示されるように、主に、吸水可
能なスポンジローラ列、すなわち、第1スポ
ジローラ41、第2スポンジローラ42及び第3ス
ンジローラ43、並びに絞り出しローラ44、第1
排水受け皿45、第1排水管46から構成されてい
。
第1スポンジローラ41は、無端環状ベルト11
壁部11bに挟まれる空間の幅と一致する幅を
するローラであり、無端環状ベルト11の水平
部分Pfの駆動ローラ13近傍の位置で、無端環
ベルト11の本体部11aの上面にローラ面が接触
するように設置されている。なお、この状態
において、第1スポンジローラ41は、壁部11bの
間にはまり込んでいる。そして、この第1ス
ンジローラ41は、無端環状ベルト11上の液残
(凝析後のゴムラテックスの分散媒や凝析液
の残渣等)を吸い取る。
第2スポンジローラ42は、第1スポンジローラ
41のローラ面に接しており、第1スポンジロー
ラ41が吸い取った液残渣を吸い取る。
第3スポンジローラ43は、第2スポンジローラ
42のローラ面に接しており、第2スポンジロー
ラ42が吸い取った液残渣を吸い取る。
絞り出しローラ44は、第3スポンジローラ43
押し付けられるようにして設置されており
第3スポンジローラ43が吸い取った液残渣を
1排水受け皿45へ絞り出す。
第1排水受け皿45は、液残渣を受けるために
けられている。
第1排水管46は、第1排水受け皿45に絞り出さ
る液残渣を、図示しない排水タンクへと導
。
(5)第1メインガイドローラ及び第2メインガ
ドローラ
第1メインガイドローラ51及び第2メインガイ
ドローラ61は、無端環状ベルト11上で製造さ
る含水長尺ゴム凝析シートLCoを剥離して脱
装置70へと導くために設けられている。
(6)脱水装置
脱水装置70は、図1に示されるように、主に
加圧ローラ71、第2排水受け皿72及び第2排水
73から構成されている。
加圧ローラ71は、含水長尺ゴム凝析シートLC
oを圧縮して脱水すると共に含水長尺ゴム凝
シートLCo中の凝析物の密度を高める。なお
以下、このように脱水及び高密度化された
尺ゴム凝析シートLCを「高密度長尺ゴム凝析
シートLCp」と称する。
第2排水受け皿72は、含水長尺ゴム凝析シー
LCoから加圧ローラ71により絞り出される水
を受けるために設けられている。
第2排水管73は、第2排水受け皿72に絞り出さ
る水分を、図示しない排水タンクへと導く
(7)洗浄装置
洗浄装置80は、図1に示されるように、主に
第1洗浄ガイドローラ81、第2洗浄ガイドロー
ラ82、第3洗浄ガイドローラ83及び洗浄槽84か
構成されている。
第1洗浄ガイドローラ81及び第2洗浄ガイドロ
ーラ82は、高密度長尺ゴム凝析シートLCpを洗
槽84へと導くために設けられている。
第3ガイドローラは、洗浄後の高密度長尺ゴ
ム凝析シートLCp(以下「洗浄済み長尺ゴム凝
シートLCw」と称する)を乾燥装置90へと導く
めに設けられている。
洗浄槽84には、洗浄液WLが貯留されている。
なお、この洗浄液には、第2洗浄ガイドロー
82が浸漬されている。
(8)乾燥装置
乾燥装置90は、図2に示されるように、主に
乾燥炉91、第1乾燥ガイドローラ92及び第2乾
ガイドローラ93から構成されている。
乾燥炉91には、図2に示されるように、複数
の第1乾燥ガイドローラ92、第1乾燥ガイドロ
ーラ92よりも1つ少ない第2乾燥ガイドローラ93
、図示しない加熱装置が設けられている。
第1乾燥ガイドローラ92は、上側乾燥ガイド
ーラ92a及び下側乾燥ガイドローラ92bから成
ている。
下側乾燥ガイドローラ92bは、図4に示される
ように、主に、軸921b、ブロック体922b及び円
体923bから構成されている。軸921bは、円柱
状部材であり、円筒体923bの軸に沿って配置
れている。なお、この軸921bは、円筒体923b
端部において円筒体923bと結合されている。
ロック体922bは、図4に示されるように、横
面が略D字形の棒状部材であり、平面部Fpに
行に延びる円柱状の貫通孔を有している。
して、このブロック体922bの貫通孔には、軸9
21bが挿通されている。なお、このブロック体
922bは、軸921bにも円筒体923bにも結合されてい
ない。このため、このブロック体922bは、重
バランスの関係により、平面部分Fpが常に上
を向くようになっている。円筒体923bは、図4
示されるように、半径方向に複数の貫通孔P
rを有しており、ブロック体922bの外側に挿通
れている。この結果、ブロック体922bと、円
筒体923bの洗浄済み長尺ゴム凝析シートLCwと
触する部分との間には、横長の空間SPが形成
される。そして、この横長の空間SPには乾燥
熱空気が供給され、その乾燥加熱空気は円
体923bの貫通孔Prを通って乾燥炉91内に放出
れる。
第2乾燥ガイドローラ93は、図5に示されるよ
うに、主に、軸931及び円筒体933から構成され
ている。軸931は、円柱棒状部材であり、円筒
体933の軸に沿って配置されている。なお、こ
の軸931は、円筒体933の端部において円筒体933
と結合されている。円筒体933は、図4に示さ
るように、半径方向に複数の貫通孔Prを有し
ており、軸931の外側に挿通されている。この
結果、軸931と円筒体933との間には、円筒形の
空間SPが形成される。そして、この円筒形の
間SPには乾燥加熱空気が供給され、その乾
加熱空気は円筒体933の貫通孔Prを通って乾燥
炉91内に放出される。
洗浄済み長尺ゴム凝析シートLCwは、このよ
に構成される乾燥装置90により乾燥される
なお、以下、このように乾燥された洗浄済
長尺ゴム凝析シートLCwを「乾燥済み長尺ゴ
凝析シートLCd」と称する。
(9)製品受け皿
製品受け皿111は、乾燥装置90から補助ガイ
ローラ101を介して繰り出される乾燥済み長
ゴム凝析シートLCdを受ける。
<長尺ゴム凝析体製造装置の使用方法>
長尺ゴム凝析シートLCの製造開始時には、
ードフィルム(図示せず)が必要とされる。こ
のリードフィルムは、先ず、ゴムラテックス
排出器24から補助ガイドローラ101まで長尺ゴ
凝析シートLCのパスラインに沿ってセット
れる。このようにしてリードフィルムがセ
トされた後、リードフィルムのゴムラテッ
ス排出器側の端部上にゴムラテックス排出
24からゴムラテックスRLを供給しリードフィ
ムを各種ローラによって送っていく。する
、長尺ゴム凝析シートLCの連続形成が開始
れる。そして、一定時間が経過すると、リ
ドフィルムは系外に排出され、長尺ゴム凝
シート製造装置1ではパスラインに長尺ゴム
析シートLCが流れることになる。また、ラ
ックスの品種を変更する場合にも変更前の
ムラテックスの長尺ゴム凝析シートLCをリー
ドフィルムとして利用することもできる。
<長尺ゴム凝析体製造装置における長尺ゴ
ム凝析シートの流れ>
ここでは、長尺ゴム凝析シート製造装置1に
おける長尺ゴム凝析シートの変化について説
明する。
長尺ゴム凝析シート製造装置1では、先ず、
周回する無端環状ベルト11上にゴムラテック
排出器24からゴムラテックスRLが連続的に供
給される。そして、このゴムラテックスRLは
凝析液噴霧機34の下を通過するときに連続
に凝析液CLを噴霧されて凝析し、多孔質の含
水長尺ゴム凝析シートLCoとなる。その後、こ
の含水長尺ゴム凝析シートLCoは、第1メイン
イドローラ51及び第2メインガイドローラ61に
よって無端環状ベルト11から剥離され、脱水
置70へと導かれる。そして、脱水装置70へと
導かれた含水長尺ゴム凝析シートLCoは、加圧
ローラ71を通って高密度長尺ゴム凝析シートL
Cpとなり、第1洗浄ガイドローラ81及び第2洗浄
ガイドローラ82によって洗浄槽84へと導かれ
。そして、高密度長尺ゴム凝析シートLCpは
洗浄槽84を通って洗浄済み長尺ゴム凝析シー
トLCwとなり、第1乾燥ガイドローラ92によって
乾燥炉91へと導かれる。そして、洗浄済み長
ゴム凝析シートLCwは、乾燥炉91を通って乾
済み長尺ゴム凝析シートLCdとなる。そして
最後に、その乾燥済み長尺ゴム凝析シートLC
dは、補助ガイドローラ101によって製品受け
111へと供給される。
<長尺ゴム凝析体製造装置の特徴>
(1)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、周回する無端環状ベルト11上にゴ
ムラテックスRLが供給され、その後、そのゴ
ラテックスRLに凝析液CLが噴霧され、多孔質
の長尺ゴム凝析シートLCが順次形成される。
して、この長尺ゴム凝析シートLCは、無端
状ベルト11から剥離された後、脱水装置70及
乾燥装置90を経て脱水される。つまり、こ
長尺ゴム凝析シート製造装置1では、ゴムラ
ックスRLから未架橋ゴム凝析粒体を経るこ
なく直接、未架橋ゴムシートが成形される
このため、この長尺ゴム凝析シート製造装
1では、従来よりも未架橋ゴムシート成形に
やされる時間を大幅に短縮することができ
ひいては未架橋ゴムシートの成形コストを
減することができる。また、この長尺ゴム
析シート製造装置1では、凝析機や、整粒機
、固液分離器、二軸押出機等の製造設備が必
要とされず、製造設備が大幅に簡略化されて
いる。このため、この長尺ゴム凝析シート製
造装置1は、設備面から見ても未架橋ゴムシ
ト成形の製造コストを低減している。また
この他、この長尺ゴム凝析シート製造装置1
採用すれば、作業環境がきれいになったり(
凝析粒体を製造しないため)、作業環境が静
になったり、設備機器のメンテナンス作業
容易になったり、押出機に適用できない品
についても適用できるようになったり、品
切換が容易となったり、原料(ゴムラテック
)ロスが低減したりする利益を享受すること
ができる。
(2)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、凝析浴ではなく凝析液噴霧機34が
採用される。このため、この長尺ゴム凝析シ
ート製造装置1では、適切量の凝析液CLにより
無駄なく長尺ゴム凝析シートLCを製造するこ
ができる。
(3)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、ベルト洗浄装置40が設けられる。
ベルト洗浄装置40は、含水長尺ゴム凝析シー
LCoが剥離された後の無端環状ベルト11上の
残渣を無端環状ベルト11から除去する。この
ため、この長尺ゴム凝析シート製造装置1で
、常に清浄な状態の無端環状ベルト11にゴム
ラテックスRLを供給することができる。した
って、この長尺ゴム凝析シート製造装置1で
は、高品質の長尺ゴム凝析シートLCが製造さ
る。
(4)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、加圧ローラ71の間に含水長尺ゴム
凝析シートLCoが通され、その後、乾燥装置90
おいて長尺ゴム凝析シートLCが風乾燥され
。このため、この長尺ゴム凝析シート製造
置1では、脱水装置70において含水長尺ゴム
析シートLCo中の水分が押し出される共に長
ゴム凝析シートLCの密度が高められ、ひいて
は、長尺ゴム凝析シートLCの強度が向上され
。そして、乾燥装置90においてこのように
度が高まった長尺ゴム凝析シートLCが完全に
乾燥される。
(5)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、洗浄装置80において高密度長尺ゴ
ム凝析シートLCpが水洗される。このため、こ
の長尺ゴム凝析シート製造装置1では、ゴム
テックスPL中の不要成分や凝析液CL中の凝析
等が長尺ゴム凝析シートLCから取り除かれ
。したがって、この長尺ゴム凝析シート製
装置1では、より純度が高い長尺ゴム凝析シ
トLCが製造される。
(6)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、ゴムラテックスRL塗布用の基材と
してドラムではなく無端環状ベルト11が採用
れている。このため、長尺ゴム凝析シート
造装置1では、低粘度のゴムラテックスRLで
っても比較的厚めの長尺ゴム凝析シートLC
容易に製造することができる。
(7)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、無端環状ベルト11に壁部11bが設け
られている。また、この長尺ゴム凝析シート
製造装置1では、無端環状ベルト11の上部にお
いて第1抑えローラ14との接触点から第2抑え
ーラ15との接触点までの間に水平部分Pfが形
されると共に、従ローラ12及び駆動ローラ13
の上部の円弧面に接触する高位部分Phとが形
されている。このため、この長尺ゴム凝析
ート製造装置1では、低粘度のゴムラテック
スRLを一定高さで無端環状ベルト11上に一定
間保持しておくことができる。したがって
この長尺ゴム凝析シート製造装置1では、低
度のゴムラテックスRLから比較的厚い厚さ
長尺ゴム凝析シートCLを製造することができ
る。
(8)
第1実施形態に係る長尺ゴム凝析シート製造
装置1では、第2乾燥ガイドローラ93及び下側
燥ガイドローラ92bからも乾燥加熱空気が吹
出される。このため、この長尺ゴム凝析シ
ト製造装置1では、洗浄済み長尺ゴム凝析シ
トLCwの第2乾燥ガイドローラ93や下側乾燥ガ
ドローラ92bへの付着が防止される。このた
、この長尺ゴム凝析シート製造装置1では、
長尺ゴム凝析シートLCをスムーズに製造する
とができる。
<第1実施形態の変形例>
(A)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
加熱乾燥後に強制冷却を行うこともあり得
。このような場合にはポリエチレンシート
の付着防止フィルムをパスラインに流しな
ら長尺ゴム凝析シートLCを製造してもよい
このようにすれば、製品受け皿111に重ね置
れる長尺ゴム凝析シートLCの付着を防止する
ことができ、後々の長尺ゴム凝析シートLCの
り扱いが容易となる。
(B)
先の実施の形態に係る長尺ゴム凝析シート
造装置1では、無端環状ベルト11の上部にお
て第1抑えローラ14との接触点から第2抑えロ
ーラ15との接触点までの間に水平部分Pfが形
されると共に、従ローラ12及び駆動ローラ13
上部の円弧面に接触する高位部分Phとが形
されていた。しかし、第1抑えローラ14及び
2抑えローラ15を取り除いて、無端環状ベル
11を駆動ローラ13及び従ローラ12にのみ張架
るようにし、無端環状ベルト11の壁部11bの間
に無端環状ベルト11と僅かな隙間をもって配
される一対の液止め壁を設けるようにして
よい。
(C)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
ベルト装置10に振動機を取り付けてもよい
このようにすれば、無端環状ベルト11上にお
いてゴムラテックスRLと凝析液CLとをより速
均一に接触させることができ、厚さ方向に
り均一な品質を有する長尺ゴム凝析体を製
することができる。
(D)
先の実施の形態に係る長尺ゴム凝析シート
造装置1では、乾燥装置90から補助ガイドロ
ラ101を介して繰り出される乾燥済み長尺ゴ
凝析シートLCdが製品受け皿111に重ね置かれ
が、補助ガイドローラに代えて、又は、補
ガイドローラの後に巻き取りローラを設置
、乾燥済み長尺ゴム凝析シートLCdを巻き取
ようにしてもよい。
(E)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
ゴムラテックス貯留タンク21に貯留される
ムラテックスRLに予め架橋剤を混入させてお
いてもよい。また、必要であれば、架橋剤の
分散剤も同時に混入させておいてもよい。な
お、これはゴムラテックスの分散液と同じも
のであることが好ましい。また、かかる場合
、乾燥装置90における乾燥温度、並びに第2乾
燥ガイドローラ93及び下側乾燥ガイドローラ9
2bから吹き出される乾燥加熱空気の温度を架
反応が開始しない程度の温度とする必要が
る。
(F)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
凝析液貯留タンク31に貯留される凝析液CLに
予め架橋剤を混入させておいてもよい。なお
、かかる場合、乾燥装置90における乾燥温度
並びに第2乾燥ガイドローラ93及び下側乾燥
イドローラ92bから吹き出される乾燥加熱空
の温度を架橋反応が開始しない程度の温度
する必要がある。
(G)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
ゴムラテックス貯留タンク21に貯留される
ムラテックスRLにカーボンやタルク等の非水
溶性の充填材を混入させておいてもよい。
(H)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
公知の引上紡糸方法や湿式紡績方法を用い
ゴム凝析糸を連続製造するようにしてもよ
。
(I)
先の実施の形態に係る長尺ゴム凝析シート
造装置1では第2乾燥ガイドローラ93及び下側
乾燥ガイドローラ92bから乾燥加熱空気が吹き
出されたが、第2乾燥ガイドローラ93及び下側
乾燥ガイドローラ92bから吹き出される空気の
温度は特に限定されず常温であってもよい。
(J)
先の実施の形態に係る長尺ゴム凝析シート
造装置1では3本のスポンジローラ41,42,43が設
けられたが、これに代えて、直径を大きくし
た1本のスポンジローラを絞り出しローラに
抗させて設置してもよい。また、液処理量
多い場合には、スポンジローラに代えて、
の吸い込みをポンプにより行い、ローラー
清掃を行わせることも可能である。
(K)
先の実施の形態に係る長尺ゴム凝析シート
造装置1ではゴムラテックスRLが無端環状ベ
ト11上に供給された後に凝析液CLが散布され
たが、凝析液CLを無端環状ベルト11上に供給
た後にゴムラテックスRLを散布するようにし
てもかまわない。
-第2実施形態-
本発明の第2実施形態では、ゴムラテックス
投入工程、凝析液散布工程、含水シート状ゴ
ム凝析体引き上げ工程及び含水シート状ゴム
凝析体乾燥工程を経て、目的とするシート状
ゴム凝析体が得られる。
ゴムラテックス投入工程では、トレイにゴ
ラテックスが投入され、ゴムラテックスの
膜が形成される。
凝析液散布工程では、トレイに張られたゴ
ラテックスの液膜に凝析液が散布され、一
時間経過後に含水シート状ゴム凝析体が形
される。なお、この凝析液は第1実施形態に
おいて用いられたものと同じものである。ま
た、本工程において凝析液は単純にトレイに
流し込まれてもよい。
含水シート状ゴム凝析体引き上げ工程では
含水シート状ゴム凝析体をトレイから取り
す。
含水シート状ゴム凝析体乾燥工程では、ト
イから取り出された含水シート状ゴム凝析
を乾燥させる。乾燥方法としては、第1実施
形態において挙げた方法が利用できる。
なお、シート状ゴム凝析体の製造は、図6に
示されるようなゴム凝析シート製造装置201に
より連続的に行われてもよい。
第2実施形態に係るゴム凝析シート製造装置
201は、図6に示されるように、主に、トレイ
きベルト装置210、ゴムラテックス供給装置20
、凝析液供給装置30、製品受け皿221、排水受
皿222及び排水管223から構成される。
なお、本実施の形態において、ゴムラテッ
ス供給装置20及び凝析液供給装置30は、第1
施形態のゴムラテックス供給装置20及び凝析
液供給装置30と同一のものである。したがっ
、本実施の形態においてゴムラテックス供
装置20及び凝析液供給装置30の説明は省略し
、トレイ付きベルト装置210、製品受け皿221、
排水受け皿222及び排水管223について詳述する
。
(1)トレイ付きベルト装置
トレイ付きベルト装置210は、図6に示される
ように、主に、無端環状ベルト211、複数のト
レイ218、駆動ローラ13及び従ローラ12から構
されている。
無端環状ベルト211は、駆動ローラ13及び従
ーラ12に張架られている。
駆動ローラ13及び従ローラ12は、第1実施形
に係る駆動ローラ13及び従ローラ12と同一で
る。したがって、ここでは、説明を省略す
。
トレイ218はステンレス製のトレイであり、
表面はバフ研磨されて滑らかにされている
また、このトレイ218には、表面にピロリン
ナトリウムや光半導体触媒等の親水化剤が
ーティング処理されている。このため、ト
イ底にゴムラテックスRLが広がりやすくな
と共にシート状ゴム凝析体SCがトレイ218から
剥離しやすくなっている。なお、好ましい親
水化剤の商品としては、株式会社イケダ製の
エコクリーンが挙げられる。
なお、このトレイ付きベルト装置210では、
1実施形態に係るベルト装置10と同様に、無
環状ベルト211の張力を過大にすることなく
無端環状ベルト211の上面をたわませずに水
に保つため、無端環状ベルト211の上側の裏
は適宜従動方式のローラ列16が設けられて
る。
(2)製品受け皿
製品受け皿221は、トレイ218から剥げ落ちて
る多孔質の含水シート状ゴム凝析体SCを受
る。なお、この製品受け皿221は、含水シー
状ゴム凝析体SCとほぼ同時に落ちてくる残液
がたまらないように底がメッシュ状となって
いる。なお、この製品受け皿221に溜められた
含水シート状ゴム凝析体SCは、後に乾燥処理
れる。
(3)排水受け皿
排水受け皿222は、製品受け皿221を通って流
てくる残液を受けるために設けられている
つまり、この排水受け皿222には常に製品受
皿221が乗っている。
(4)排水管
排水管223は、排水受け皿222に排出される残
を、図示しない排水タンクへと導く。
<第2実施形態の変形例>
(A)
先の実施の形態に係るトレイ218はステンレ
製であったが、トレイは、ガラス製であっ
もよいしホーロー製であってもよい。
(B)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
ゴムラテックスRL供給前のトレイ218にポリ
チレンシート等の付着防止フィルムを引く
うにしてもよい。なお、かかる場合、トレ
内表面の親水化は特に必要とされない。
(C)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
トレイ218は無端環状ベルト211の幅方向に複
列配置されてもよい。
(D)
先の実施の形態に係るゴム凝析シート製造
置201では鉛直面上を周回するトレイ付きベ
ト装置210が採用されたが、これに代えて、
平面上を周回するトレイ付き周回コンベア
置が採用されてもかまわない。なお、かか
場合、このコンベア装置の一部にコンベア
反転する機構を設けておけば、トレイ付き
ルト装置210と同様の利便性を得ることがで
る。
(E)
先の実施の形態では特に言及しなかったが
ゴムラテックスRL、凝析液CLは、連続的にト
レイ218に供給されてもよいし、トレイ218間の
間隔に合わせて間欠的にトレイ218に供給され
てもよい。なお、ゴムラテックスRL、凝析液C
Lが連続供給される場合、隣接するトレイ218
間隔を極めて狭くするのが好ましい。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細 説明する。
200mLのダイキン工業製フッ素ゴムラテッ スG901(固形分:26質量%,乳化剤:パーフルオロオ クタン酸アンモニウム,乳化剤添加量:水の質 に対して1000wt.ppm)を、水平に静置したステ レス製のトレイ(幅150mmx奥行き250mmx深さ40mm) 流し入れた後、トレイを任意に傾けて同フ 素ゴムラテックスをトレイの底にまんべん く行き渡るようにし、トレイの底に同フッ ゴムラテックスの液薄膜を形成した。この 、トレイに300mLの0.07質量%硫酸アルミニウム 溶液をじょうろを用いて散布したところ、6 0秒経過後に、トレイ底に5~8mm厚みの多孔質状 のシート状ゴム凝析体が形成された。なお、 このシート状ゴム凝析体には、直径2~3mmの孔 観察された。そして、このシート状ゴム凝 体をトレイから引き剥がすと、このシート ゴム凝析体は破けることなく1枚のシートと して引き剥がされた。なお、残液は透明であ った。そして、この残液をビーカーに採取し 、そのビーカーに26.6質量%の液状硫酸アルミ ウム原液を0.5mL加えて一晩放置したところ 沈殿物(未凝析ゴム)が得られた。なお、この 沈殿物の乾燥後の質量は0.1mg以下であった。
200mLのダイキン工業製フッ素ゴムラテッ スG901(固形分:26質量%,乳化剤:パーフルオロヘ キサン酸アンモニウム,乳化剤添加量:水の質 に対して2000wt.ppm)を、水平に静置したステ レス製のトレイ(幅150mmx奥行き250mmx深さ40mm) 流し入れた後、トレイを任意に傾けて同フ 素ゴムラテックスをトレイの底にまんべん く行き渡るようにし、トレイの底に同フッ ゴムラテックスの液薄膜を形成した。この 、トレイに300mLの0.08質量%硫酸アルミニウム 溶液をじょうろを用いて散布したところ、6 0秒経過後に、トレイ底に5~8mm厚みの多孔質状 のシート状ゴム凝析体が形成された。なお、 このシート状ゴム凝析体には、直径1~2mmの孔 観察された。そして、このシート状ゴム凝 体をトレイから引き剥がすと、このシート ゴム凝析体は破けることなく1枚のシートと して引き剥がされた。なお、残液は透明であ った。そして、この残液をビーカーに採取し 、そのビーカーに26.6質量%の液状硫酸アルミ ウム原液を0.5mL加えて一晩放置したところ 沈殿物(未凝析ゴム)が得られた。なお、この 沈殿物の乾燥後の質量は0.1mg以下であった。
(比較例)
200mLのダイキン工業製フッ素ゴムラテック
G901(固形分:26質量%,乳化剤:パーフルオロヘキ
サン酸アンモニウム,乳化剤添加量:水の質量
対して2000wt.ppm)を、水平に静置したビーカ
に流し入れた後、そのビーカーに300mLの0.08
量%硫酸アルミニウム水溶液を注ぎ、内容物
スパチュラで60秒間攪拌したところ、ビー
ー底に凝集物が観察された。この凝集物を
り除き、残液を観察すると僅かに白濁して
た。そして、その残液を他のビーカーに採
し、そのビーカーに26.6質量%の液状硫酸アル
ミニウム原液を0.5mL加えて一晩放置したとこ
、沈殿物(未凝析ゴム)が得られた。なお、
の沈殿物の乾燥後の質量は135mg以下であった
。
本発明に係る長尺ゴム凝析体製造方法は 従来よりも未架橋ゴムシート成形に費やさ る時間を大幅に短縮することができ、ひい は未架橋ゴムシートの成形コストを低減す ことができるという特徴を有しており、ラ ックスゴムの凝析方法として有用である。
