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Title:
PROCESS FOR PRODUCING CUSHIONING MATERIAL FOR PACKING, PACKING CUSHIONING MATERIAL PRODUCING APPARATUS AND PACKING CUSHIONING MATERIAL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/050824
Kind Code:
A1
Abstract:
A process for producing a cushioning material for packing, and packing cushioning material producing apparatus, capable of easily producing a packing cushioning material having a multiplicity of gas compartments with check valve; and a packing cushioning material of structure allowing the production process. The process comprises forming a linear cut on a film sheet to be positioned as an interlayer; subsequently, interposing a first fusion bonding preventive sheet between a superior layer and an interlayer and interposing a second fusion bonding preventive sheet between the interlayer and an inferior layer; carrying out press fusion bondings, from the side of opposite surface, of a check valve pattern to region interposed with the second fusion bonding preventive sheet and, further, a portion overlying a site of communication between the check valve pattern and supply channel to region interposed with the first fusion bonding preventive sheet; and thereafter, performing fusion bonding of all the layers of laminated film sheet in the state of being freed of the fusion bonding preventive sheets so as to provide gas compartments and supply channels.

Inventors:
TANAKA, Yasuzumi (Nanbu Heights 704 926 Shinmaruko-Higashi 2-chome, Nakahara-ku Kawasaki-shi Kanagawa, 04, 2110004, JP)
Application Number:
JP2007/070489
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 19, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TANAKA, Yasuzumi (Nanbu Heights 704 926 Shinmaruko-Higashi 2-chome, Nakahara-ku Kawasaki-shi Kanagawa, 04, 2110004, JP)
International Classes:
B31D5/00; B31B1/84; B65D81/07
Attorney, Agent or Firm:
NAGAI, Yoshihisa (Kanda Center Bldg, 3-2 Kajicho 2-chom, Chiyoda-ku Tokyo 44, 1010044, JP)
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Claims:
 積層されたフィルムシート間に、逆止弁を有する気室とこれに連通する供給路とを有し、製造後にその気室に気体を充填して前記気室を膨張させて使用する梱包用緩衝材の製造方法であって、下記(A)~(E)の工程を有することを特徴とする梱包用緩衝材の製造方法。
 (A)複数のフィルムシートを積層する前段で、中層に位置させるフィルムシートに線状に切り込みを形成する切り込み形成工程。
 (B)複数のフィルムシートを積層するにあたって、異なる層間に、第1の溶着防止シートと第2の溶着防止シートとを、それぞれが積層フィルムシートのライン方向に交差せずかつ各溶着防止シートが平面視において重ならないようにして、介在させる溶着防止シート介在工程。
 (C)第1及び第2溶着防止シートが介在された状態で、第2溶着防止シート介在領域に逆止弁パターンを、第1溶着防止シート介在領域に逆止弁パターンと供給路との連通部分に重なる部分を、それぞれ他方面側から溶着処理する第1溶着処理工程。
 (D)介在された両溶着防止シートを残して、所定位置が溶着された積層フィルムシートのみをライン下流に移動させる移動工程。
 (E)溶着防止シート非介在状態となった積層フィルムシートに対して、前記逆止弁パターンと供給路との境界が溶着されないように一部を欠損させた枠状の型を、その欠損位置を前記第1溶着工程において第1溶着防止シート介在範囲で溶着した部分に合わせ、かつ溶着された逆止弁パターン及び前記切り込みを包括するようにして押し当て、この押し当て部分の積層フィルムシート全層を溶着処理して気室及び供給路を形成する第2溶着処理工程。
 前記(E)第2溶着処理工程において、幅方向に並列する供給路の一部を、前記供給口のライン方向上下流のいずれかの部位で溶着処理して封止する、請求項1記載の梱包用緩衝材の製造方法。
 積層されたフィルムシート間に逆止弁を有する多数の気室とこれに連通する供給路とを有し、製造後にその気室に気体を充填して前記気室を膨張させて使用する梱包用緩衝材を連続的に製造する梱包用緩衝材の製造装置であって、
 複数の連続フィルムシートを積層する前段で、中層に位置させるフィルムシートに流れ方向に沿って連続的又は間欠的に切り込みを形成する切り込み形成手段と、
 ライン方向に交差せずに、かつ、平面視において重ならないようにして、積層フィルムシートの異なる層間に介在される第1溶着防止シート及び第2溶着防止シートと、
 溶着防止シートが介在された状態の積層フィルムシートに対して、その第2溶着防止シート介在領域に逆止弁パターンを、第1溶着防止シート介在領域に前記逆止弁パターンと供給路との連通部分となる部分に対応する部分を、それぞれ領域に他方面側から型を圧接してプレス溶着する第1溶着処理手段と、
 介在された溶着防止シートを残して、所定位置が溶着されたフィルムシートのみをライン下流に移動させる移動手段と、
 溶着防止シート非介在状態となった積層フィルムシートに対して、逆止弁パターンと供給路との境界が溶着されないように一部を欠損させた枠状の型を、その欠損位置を前記第1溶着工程において第1溶着防止シート介在範囲で溶着した部分に合わせかつ溶着された逆止弁パターン及び前記切り込みを包括するようにして押し当て、積層フィルムシート全層をプレス溶着して気室及び供給路を形成する第2溶着処理手段と、を備えることを特徴とする梱包用緩衝材の製造装置。
 溶着防止シート非介在状態となった積層フィルムシートに対して溶着処理する枠状の型は、枠間のうち幅方向に並列する部分について、所定の一列または数列を除き前記欠損部の上流側又は下流側の何れかの部位が封止されるように連続している請求項3記載の梱包用緩衝材の製造装置。
 積層されたフィルムシート間に、逆止弁を有する気室とこれに連通する供給路とを有し、製造後にその気室に気体を充填して前記気室を膨張させて使用する梱包用緩衝材であって、
 前記梱包用緩衝材は、上層フィルムシート、下層フィルムシート及びこれらの間に介在される中層フィルムシートの少なくとも三層以上の層構造をなし、
 前記気室は、前記供給路との間の気体供給口を除いて各層が溶着されて袋構造をなしており、かつ前記中層に、上層フィルムシートと中層フィルムシートとの間の層間と、中層フィルムシートと下層フィルムシートとの間の層間とに連通する連通孔が形成され、
 前記逆止弁は、上層とフィルムシート中層フィルムシートとの間にこれらの層の溶着処理によって形成された通気路であり、その通気路が前記連通孔と前記気体供給口とに連通していることを特徴とする梱包用緩衝材。
 多数の気室を有し、各気室の逆止弁同士、連通口同士及び連通孔同士のそれぞれが、所定方向に一直線上に並列している請求項5記載の梱包用緩衝材。
Description:
梱包用緩衝材の製造方法、梱包 緩衝材の製造装置及び梱包用緩衝材

 本発明は、物品の輸送に際して、外部か の衝撃から保護すべく用いられる梱包用緩 材、及びその製造方法と製造装置に関する

 梱包用緩衝材は、対象物品の形状等に応 た種々の形態が知られるが、製品形状に拘 されず高い汎用性を有し、また衝撃緩衝効 も極めて高いことから、積層フィルム間に 気等が封入された多数の円柱状気室を有す 気室緩衝材が特に頻用されている(特許文献 1~3等)。

 この気室緩衝材は、エアキャップ(登録商標 )、プチプチ(登録商標)とも呼ばれ、安価なポ リエチレンフィルムを素材として容易かつ安 価に製造できる利点を有する。
 しかし、この種の気室緩衝材は、製造段階 気室内に予め気体が充填されるために、非 にかさばる。従って、保管、製造工場から 売店などへの輸送に際して多大なスペース 占有する。このため物品保護のために使い てにされるものであるにも関わらず、スペ スコストが極めて悪いという欠点がある。

 そこでこの問題に鑑み、気室緩衝材の輸送 保管の欠点を改善すべく、積層フィルム間 逆止弁を有する多数の気室とこれに連通す 供給路を有した構造をなし、供給路を介し 圧空を送気することで、各気室が不可逆的 膨張して使用可能としたものがある(特許文 献4、5等)。
 この逆止弁付きの気室を有する梱包用緩衝 は、輸送・保管の際には極めて薄いシート をなしていることからスペースコストに極 て優れる。
 しかしながら、この逆止弁付きの気室を有 る梱包用緩衝材は、現状、非常に煩雑な製 工程を必要としており、製造コストが極め 高く、低コスト化が難しいとされている。

 すなわち、この構造の梱包用緩衝材は、例 ば、下記特許文献6(特に実施例)など示され ように、逆止弁及び供給路からの気体供給 となる部分に、フィルム同士が溶着されな ようにすべく予め溶着防止剤を印刷して非 着部分を形成している。その結果、袋構造 形成する溶着処理に先立ってフィルムの所 位置に印刷処理をする工程が必須であり、 段の製造工程及び印刷設備が必要である。
 さらに、連続フィルムシートから順次繰り して、溶着のためのプレス処理をする際に 高速運転すると連続フィルムシートの伸び に起因して印刷部分と溶着部分とのずれが じやすくなるため、操業速度の高速化も困 であった。

特開2007-76663

特開2005-59891

特開2005-59890

特開2007-253981

特開2003-137352

特開2002-104520

 そこで、本発明は上記のような梱包用緩 材の諸問題に鑑みて、逆止弁付き気室を有 る梱包用緩衝材を簡易に製造可能とする製 方法と製造装置、及びそのような製造方法 可能にした構造の梱包用緩衝材を提供する とを課題とする。

 この課題を解決すべく、本発明者が鋭意研 をした結果、以下の本発明によりその課題 解決するにいたった。その本発明は、積層 れたフィルムシート間に、逆止弁を有する 室とこれに連通する供給路とを有し、製造 にその気室に気体を充填して前記気室を膨 させて使用する梱包用緩衝材の製造方法で り、下記(A)~(E)の工程を有する梱包用緩衝材 の製造方法である。
 (A)複数のフィルムシートを積層する前段で 中層に位置させるフィルムシートに線状に り込みを形成する切り込み形成工程。
 (B)複数のフィルムシートを積層するにあた て、異なる層間に、第1の溶着防止シートと 第2の溶着防止シートとを、それぞれが積層 ィルムシートのライン方向に交差せずかつ 溶着防止シートが平面視において重ならな ようにして、介在させる溶着防止シート介 工程。
 (C)第1及び第2溶着防止シートが介在された 態で、第2溶着防止シート介在領域に逆止弁 ターンを、第1溶着防止シート介在領域に逆 止弁パターンと供給路との連通部分に重なる 部分を、それぞれ他方面側から溶着処理する 第1溶着処理工程。
 (D)介在された両溶着防止シートを残して、 定位置が溶着された積層フィルムシートの をライン下流に移動させる移動工程。
 (E)溶着防止シート非介在状態となった積層 ィルムシートに対して、前記逆止弁パター と供給路との境界が溶着されないように一 を欠損させた枠状の型を、その欠損位置を 記第1溶着工程において第1溶着防止シート 在範囲で溶着した部分に合わせ、かつ溶着 れた逆止弁パターン及び前記切り込みを包 するようにして押し当て、この押し当て部 の積層フィルムシート全層を溶着処理して 室及び供給路を形成する第2の溶着処理工程

 なお、前記(E)第2溶着処理工程において、 幅方向に並列する供給路の一部を、前記供給 口のライン方向上下流のいずれかの部位で溶 着処理して封止してもよい。

 以上の本発明の製造方法によれば、まず、 来、気体を使用時に封入することができる 包用緩衝材を製造するには、その気体供給 等を形成するためにフィルム同士の溶着を 止すべくフィルムシートに、予め溶着防止 を印刷しておく必要があったところ、本発 ではこのような印刷工程を要せずに、中層 ィルムシートへの連続的な切り込みと、二 の溶着処理のみで気体供給口、逆止弁及び 室が連続的に形成することができる。
 従って、製造の煩雑さは解消され、溶着防 剤等が不要になるから製造コストを格段に 減することができる。さらに、製造装置の 型化や製造装置自体のコストも低下させる とができる上、メンテナンス性、故障リス も低減されるからランニングコストも低減 きる。

 また、構成されるフィルム間に溶着防止 ートを介在させた状態で所定位置を溶着す だけであり、印刷部分を考慮しなくてよい で、溶着位置を高精度に調整する必要もな 、高速操業も可能になるとともに、溶着位 の失敗が減少し製品歩留まりも向上する。

 さらに、第2溶着処理工程において、枠状 の型を適宜の形状することで矩形のみならず 六角形、ハート型などの種々の形状の気室を きわめて容易に形成することができる。そし てこの形状変更は第2溶着処理工程における 枠の変更のみで簡易に行えるから気室の形 に柔軟に対応できるという利点がある。

 なお、積層フィルムシートは、三層構造 上であればよく四層とすることができる。 ましくは三層である。

 さらに、この製造方法を可能ならしめる製 装置として下記の装置をも発明した。
 この装置は、積層されたフィルムシート間 逆止弁を有する多数の気室とこれに連通す 供給路とを有し、製造後にその気室に気体 充填して前記気室を膨張させて使用する梱 用緩衝材を連続的に製造する梱包用緩衝材 製造装置であって、
 複数の連続フィルムシートを積層する前段 、中層に位置させるフィルムシートに流れ 向に沿って連続的又は間欠的に切り込みを 成する切り込み形成手段と、
 ライン方向に交差せずに、かつ、平面視に いて重ならないようにして、積層フィルム ートの異なる層間に介在される第1溶着防止 シート及び第2溶着防止シートと、
 溶着防止シートが介在された状態の積層フ ルムシートに対して、その第2溶着防止シー ト介在領域に逆止弁パターンを、第1溶着防 シート介在領域に前記逆止弁パターンと供 路との連通部分となる部分に対応する部分 、それぞれ領域に他方面側から型を圧接し プレス溶着する第1溶着処理手段と、
 介在された溶着防止シートを残して、所定 置が溶着されたフィルムシートのみをライ 下流に移動させる移動手段と、
 溶着防止シート非介在状態となった積層フ ルムシートに対して、逆止弁パターンと供 路との境界が溶着されないように一部を欠 させた型枠を、その欠損位置を前記第1溶着 工程において第1溶着防止シート介在範囲で 着した部分に合わせかつ溶着された逆止弁 ターン及び前記切り込みを包括するように て押し当て、積層フィルムシート全層をプ ス溶着して気室及び供給路を形成する第2の 着処理手段と、を備えることを特徴とする

 なお、溶着防止シート非介在状態となっ 積層フィルムシートに対して溶着処理する 状の型は、枠間のうち幅方向に並列する部 について、所定の一列または数列を除き前 欠損部の上流側又は下流側の何れかの部位 封止されるように連続していてもよい。

 そして、以上の製造方法及び製造装置によ 製造される梱包用緩衝材は、積層されたフ ルムシート間に、逆止弁を有する気室とこ に連通する供給路とを有し、製造後にその 室に気体を充填して前記気室を膨張させて 用する梱包用緩衝材であって、
 前記梱包用緩衝材は、上層フィルムシート 下層フィルムシート及びこれらの間に介在 れる中層フィルムシートの少なくとも三層 上の層構造をなし、
 前記気室は、前記供給路との間の気体供給 を除いて各層が溶着されて袋構造をなして り、かつ前記中層に、上層フィルムシート 中層フィルムシートとの間の層間と、中層 ィルムシートと下層フィルムシートとの間 層間とに連通する連通孔が形成され、
 前記逆止弁は、上層とフィルムシート中層 ィルムシートとの間にこれらの層の溶着処 によって形成された通気路であり、その通 路が前記連通孔と前記気体供給口とに連通 ていることを特徴とする梱包用緩衝材。

 さらに、多数の気室を有し、各気室の逆 弁同士、連通口同士及び連通孔同士のそれ れが、所定方向に一直線上に並列している 、より好ましく製造可能である。

 以上の本発明によれば、逆止弁付き気室 有する梱包用緩衝材を簡易に製造可能とす 製造方法と、そのような製造方法を可能に た構造の梱包用緩衝材が提供される。

本発明の梱包用緩衝材の製造方法の工 概略図である。 本発明の梱包用緩衝材の製造方法の第1 溶着処理工程を説明するための概略図である 。 本発明の梱包用緩衝材の製造方法の各 程における溶着位置を説明するための平面 である。 本発明の梱包用緩衝材の製造方法の第2 溶着処理工程で使用する枠状金型を説明する ための斜視図である。 本発明の梱包用緩衝材の他の製造方法 各工程における溶着位置を説明するための 面図である。 本発明の梱包用緩衝材の第1の例の平面 図である。 そのVII-VII断面図である。 本発明の梱包用緩衝材の第3の例の平面 図である。 本発明の梱包用緩衝材の第4の例を示す 平面図である。

符号の説明

 1…上層フィルムシート、2…中層フィル シート、3…下層フィルムシート、4…第1溶 防止シート、4b…第1溶着防止シートの帯状 分、5…第2溶着防止シート、5b…第1溶着防止 シートの帯状部分、2S…切り込み(スリット線 )、S…スリッター、10…気室、11…逆止弁(通 路構造)、12…気体供給口、20…供給路、50A,50 B、55A…逆止弁パターン、55B…線状溶着部、60 A…プレス溶着溶金型、60…枠状金型、60b…連 続部、欠損部、61…欠損部、65A…枠状溶着部 65B…封止溶着部、a…空気、Z…梱包用緩衝 製造装置。X1…逆止弁付き気室を有する梱包 用緩衝材。L…製造ライン流れ方向。

 次いで、本発明の実施の形態を図1~9を参 しながら以下に詳述する。

 『梱包用緩衝材の製造方法及び製造装置』
 本形態の梱包用緩衝材X1の製造方法と装置 概略は図1に示す。

 本形態の製造方法は、後述の図6及び7に す逆止弁付き気室を有する梱包用緩衝材X1を 連続的に製造する方法である。この方法では 、まず、図1中(a)に示されるように、積層に 要な数の連続フィルムシートロール(図示し い)より順次、連続フィルムシート1~3を繰り 出す。

 そして、各連続フィルムシート1~3を積層 る前に、中層に位置させる連続フィルムシ ト2に対して、その流れ方向(以下、ライン 向ともいう)に沿うように連続的な又は間欠 な切り込み2Sを形成する。

 切り込み2Sは、幅方向(ライン方向に直行す 方向)に間隔を開けて複数本形成する。形成 する本数は、幅方向に形成する気室の列に対 応した本数とする。すなわち、幅方向に気室 を3列形成する場合には、幅方向に3本の切り みを形成する。
 この切り込み2Sは、連続フィルムシート2の 裏に貫通するように形成したスリット形状 望ましく、例えば、幅方向に複数並列させ カッター刃の上下移動を制御して、ライン 流れる連続フィルムシート2に対して連続的 に又は間欠的に当接させるように構成した既 知のスリッター機構Sにより行うことができ 。

 次いで、中層に位置させる連続フィルム ート2に切り込み2Sを形成したならば、上層 び下層に位置させる連続フィルムシート1,3 積層させるとともに、図1中(b)に示す第1溶 処理工程に流す。

 この第1溶着処理工程においては、特に図 2にも示すように、上層フィルムシート1と中 フィルムシート2との間に第1溶着防止シー 4を介在し、中層フィルムシート2と下層フィ ルムシート3との間に第2溶着防止シート5を介 在した状態で、プレス溶着処理を行う。

 積層フィルムシート間に各溶着防止シー 4,5を介在させるには、連続フィルムシート 上流から下流に流すさいに、上下に適当距 離間させて固定した第1溶着防止シート4と 2溶着防止シート5との間に中層フィルムシー ト2が通るようにし、第1溶着防止シート4上を 上層フィルムシート1が通るようにし、第2溶 防止シート5の下を下層フィルムシート3が るようにすればよい。

 ここで第1及び第2の溶着防止シート4,5につ て説明すると、これらはライン方向に交差 ないように下流側に向かって適当長延在す 複数本の帯状部分4b…、5b…を有しており、 らに第1溶着防止シート4の帯状部分4b…と第 2溶着防止シート5の帯状部分5b…とは平面直 において重ならず、かつ幅方向においては 互となる位置関係となっている。
 各溶着防止シート4,5における帯状部分4b,5b 本数は少なくとも幅方向に形成する気室の 以上の本数となっている。

 また、第1及び第2溶着防止シート4,5は、 の第1溶着処理工程において実際にプレス金 群50A,50Bが積層フィルムに対して当接する範 囲よりも、上流側においてライン側部等に治 具などを介して固定されており、連続フィル ムシートの流れに関わらず位置が固定されて いる(図1中に各溶着防止シートの固定位置を 号Pとして例示する)。

 なお、本発明における溶着防止シートと 、積層フィルムシート間に介在させること 、その表裏に位置するフィルムシート同士 溶着を防止するものであり、自身にもフィ ムシートが溶着されないものである。その 質としては一般に耐熱シートと呼ばれるも のなから適宜選択して採用することができ 好適な例を挙げれば、テフロンシート、特 ガラス繊維入りテフロンシートである。溶 防止シートの厚みや硬さは、使用する連続 ィルムシート厚さとプレス溶着処理時の溶 温度、自由端部のばたつきを考慮して適宜 めることができる。

 次いで、上記のとおりに第1溶着防止シー ト4及び第2溶着防止シート5が各層間に介在さ れたならば、特に図3にも示されるとおり、 の状態で第2溶着防止シート介在位置にある 層フィルムシートと中層フィルムシートの 層部分に対しては逆止弁パターン55Aを溶着 よって形成する。

 本形態では逆止弁は、意図的に細く長く がりくねるように形成した通気路構造、(迷 路構造と呼ばれることもある)であり、その 気路構造のパターンの金型50Aを当該積層フ ルムシートに上方から圧接するとともに熱 超音波等によって、それに接触している上 フィルムシート1と中層フィルムシート2とを 溶着させる。

 なお、適宜の箇所を溶着する技術は既知 種々の技術が採用できるが、本形態で例示 る金型を圧接させて行うプレス溶着が極め 容易かつ高速に広範囲を一度に溶着処理で るので適する。

 一方、この金型50Aの圧接と同時又は別途 、第1溶着防止シート介在領域に対しては、 後に逆止弁11と供給路20との連通部分(気体供 口12)と重なる部分を線状に溶着する。溶着 理自体は、逆止弁パターンを形成する場合 同様であり、当該位置に線状に形成した金 50Bを圧接するとともに熱、超音波等によっ 、それに接触している下層フィルムシート3 と中層フィルムシート2とを溶着させる。図3 、線状溶着部分を符号55Bで示す。

 本工程においては各金型50A,50Bを上層と中 層、中層と下層とに対して上下から挟み込む ように押し当てて溶着処理すればワンショッ トで、上層と中層の溶着と中層と下層の溶着 を別途にすれば2ショットで溶着処理を終え ことができる。

 次いで、第1及び第2の溶着防止シート4,5 残して、所定位置が溶着された積層フィル シートのみを下流に流す。このとき、第1溶 防止シート4及び第2溶着防止シート5の帯状 分4b,5bはライン方向に交差しないように配 れているとともに、帯状部分4b,5bに対しては 各フィルムシート1~3が溶着されないため、積 層フィルムシートに溶着部分があっても積層 フィルムシートのみを連続的にライン下流に 流すことが可能である。なお、積層フィルム シートの下流への移動は、送りロールなど既 知の手段を採用できる。

 次いで、溶着防止シート非介在状態とな た積層フィルムシートに対して、特に図4に 示すように、前記逆止弁11と供給路20との連 部分、すなわち気室への気体供給口12となる 部分が溶着されないように一部を欠損させた 矩形枠60が並ぶ金型60Aを、その欠損部分61を 記第1溶着処理工程において第1溶着防止シー ト介在領域で溶着した線状部分に合わせ、か つ溶着された逆止弁パターン及び前記切り込 み2Sを包括するようにして押し当てて溶着処 する。

 特に、本形態では、幅方向への適当位置 カット(フリーカットともいう)を実現すべ 、前記金型60Aは矩形枠間のうち幅方向に並 する部分について、所定の一列または数列 除き前記欠損部の上流側又は下流側の何れ の部位が封止されるように連続しており(連 部分を符号60bでしめす)、これによって当該 部位に当接する部分についても溶着するよう にしている。

 なお、溶着処理原理は、熱溶着、超音波 着など第1溶着処理工程と同様である。図3 、金型60Aによる溶着部分を符号65A、特に60b よる部分を65Bで示す。

 ここでの金型60Aによる第2溶着処理工程で は、積層フィルムシート間に溶着防止シート は介在されていないから、前記欠損部61を除 ては積層フィルムシート全層が溶着される そして、この溶着処理により気室が枠形状 袋構造となるとともに気室外に供給路が形 される。なお、もちろんであるが積層フィ ムシートの幅方向縁部もライン方向に沿っ 適宜線上に溶着処理して、最も幅方向縁部 位置する気室への供給路をも構成する。こ 縁部の溶着処理も第2溶着処理工程で同時に 行うことができる。

 かくして、本製造方法及び装置により、 型剤の予めの印刷などを行なわずに、主に 段の溶着処理工程により、三枚の連続フィ ムシートから極めて簡易かつ高速に逆止弁 きの気室を有する梱包用緩衝材X1が製造さ る。

 なお、本形態に用いる連続フィルムシー は、気室緩衝材に用いられている既知の熱 塑性フィルム素材のなかから、当業者が大 さ、強度などを考慮選択することができる

 <他の製造例>
 なお、上述の例は、上層フィルムシート1、 中層フィルムシート2、下層フィルムシート3 構成される三層構造の梱包用緩衝材を製造 る例であるが、本発明の製造方法は、必要 応じて中層フィルムシート2を増加させるな どすれば、四層以上の層構造の梱包用緩衝材 を製造することも可能である。

 この場合、中層フィルムシート2を形成す る複数の連続フィルムシートを重ねてから切 り込みを形成してもよいし、中層フィルムシ ート2を形成する各フィルムシートに切り込 を形成してから重ねてもよい。この場合切 込みの位置は、重ねた際に平面視において ずしも重なり合う位置にある必要はない。

 また、上記例ではフリーカットを達成す く気室11間の供給路の一部を溶着処して封 するようにしたが、例えば、本製造方法の 段において連続する梱包緩衝材のシートを 宜の長さにカットしたのち、当該カット部 を線状に溶着処理して適宜の大きさ(長さ)の 梱包用緩衝材として使用するのであれば、第 2溶着処理工程において、部分60bのない金型 使用して溶着処理を行い、前記供給路20の所 定部位65Bを封止しないようにして製造しても よい。

 さらに、筒状の気室が連接する形態とす ならば、図5に示すとおり、第1溶着防止シ ト及び第2溶着防止シートについては、帯状 分4b、5bを複数形成する必要はない。そして 、この場合には、特に第1溶着防止シートに いては、上流から下流までを効果的にライ 側部に固定することができる。

 『梱包用緩衝材の構造例』
 次いで、本発明の梱包用緩衝材X1の構造例 図6及び7を参照しながら説明する。図6は平 図、図7はそのVII-VII断面図である。

 本形態の梱包用緩衝材X1は、積層された ィルムシート間に、溶着処理のみで構成さ た、逆止弁11を有する多数の気室10…とこれ に連通する供給路20とを有する。

 気室の大きさは特に限定されない。保護 べく対象製品に応じて適宜の大きさとする とができる。

 他方、本形態では気室は、外装となる上 層フィルムシート1,2の間に中層フィルムシ ト2が介在された三層構造をなしており、特 徴的に前記中層フィルムシート2に切り込み2S が形成されていて、上層フィルムシート1と 層フィルムシート2との層間と中層フィルム ート2と下層フィルムシート3との間の層間 連通するように構成されている。

 また、本形態では前記逆止弁11は、上層 ィルムシート1と中層フィルムシート2との間 にこれらの層の溶着によって、意図的に細く 長く曲がりくねるように形成された通気路( 路構造と呼ばれることもある)であり、特徴 にこの通気路が、前記切り込み2Sと供給路20 とに連通している。

 特に、本形態では供給口に隣接する供給 は、一部を除いて気体が一通となるように 着によって封止されている(図中、その溶着 部は65Bで示す)。これにより、製造後には例 ばロール状にして現場に搬入し、適宜の位 でカットするいわゆるフリーカットが実現 れる。もちろん、主供給路部ともいうべき 着部位65Bを形成していない所定の供給路部 ついては、フリーカットの際に外部と連通 ることになるが、この連通部分においては 例えば、クリップ等で当該連通部分を挟持 て密封し、経路の気密性を確保して気体充 を行えばよい。

 以上の特徴的な構造によって、本形態の 包用緩衝材X1は、特に図6に示すように、供 路20から気体供給口12を介して流入する気体 が前記切り込み2Sを介して中層フィルムシー と下層フィルムシートとの層間に導かれ、 室内への気体が充填されるにつれて前記逆 弁(通気路)11に重なる中層フィルムシートと 下層フィルムシートとの間の層間が膨張し、 当該逆止弁11部分を構成する中層フィルムシ ト2が上層フィルムシート1に押しつけられ 逆止弁(通気路)が徐々に押し潰されて、気体 の逆流が防止される。

 そしてフィルムシート素材自体の伸びに る気室内の内圧向上と逆止弁部分のフィル 同士の摩擦とによって、気室10内に導かれ 気体が再び逆流することがなくなり、気室10 が膨張した状態を維持するのである。そして 、この状態となれば前述の主供給路の外部縁 通部分をクリップ等で止めているのであれば これを外しても膨張は維持される。

 他方で、この本形態における梱包用緩衝 X1は、さらに多数の逆止弁11…同士、切り込 み2S…同士及び気体供給口12…同士のそれぞ が、所定方向に一直線上に並列しているの よく、この構成をとることで、製造時にラ ン方向に逆止弁、連通口、連通孔となる部 を連続フィルムシートに対して連続的に形 することができるようになり、上述の本発 の製造方法によって安価に効果的に製造す ことができるようになる。

 なお、他の構造例についても示すと、平 視においては、図8~9にそれぞれ示すように 室の外形が六角形であるハニカム形態やハ ト型とした形態、筒形状が連続的に並ぶ形 を例示できる。

 このように適宜の気室形状にするにあた ては、上述の製造方法における前段の逆止 パターン等の溶着位置と、後段の溶着処理 際の枠状金型の形状とを適宜設計及び調整 ることで達成できる。

 以上の本発明は、溶着可能な積層シート に、逆止弁を有する多数の気室とこれに連 する供給路が形成され、前記供給路を介し 気室に空気等を送気することで、現場で気 を膨張させて使用可能にする梱包用緩衝材 対して利用可能である。