株式会社神戸製鋼所 (〒85 兵庫県神戸市中央区脇浜町2丁目10番26号 Hyogo, 65185, JP)
| 定置式非傾動型電気炉を用いて溶融金属を製造する方法であって、 前記電気炉は、炉幅方向の一方の端部に上方から炉内に接続する原料装入シュートと、炉幅方向の他方の端部であって炉内高さ方向の下部である位置を電気で加熱する加熱器と、炉上部において前記一方の端部と前記他方の端部との間に設けられた二次燃焼バーナとを備えており、 前記原料装入シュートから炭材および/または溶融金属となる非揮発性金属元素を含有する炭材内装塊成化物を所定量炉内に装入して、炉内上方の前記一方の端部から炉内下方の前記他方の端部に向かう下り勾配の斜面を有する原料充填層を形成し、 次いで、前記原料装入シュートから前記炭材内装塊成化物を所定量炉内に装入して、前記原料充填層の斜面上に塊成化物層を形成し、 その後、前記塊成化物層の下端部を前記加熱器で加熱して前記炭材内装塊成化物を溶融することにより、炉内に溶融金属層と溶融スラグ層を形成するとともに、前記溶融により前記塊成化物層をその下端部に向かって前記原料充填層の斜面に沿って降下させつつ、前記二次燃焼バーナから炉内に酸素含有ガスを吹き込んで、前記塊成化物層から発生するCO含有ガスを燃焼させ、その放射熱により前記塊成化物層を加熱して還元する溶融金属の製造方法。 |
| 定置式非傾動型電気炉を用いて溶融金属を製造する方法であって、 前記電気炉は、炉幅方向の一方の端部と他方の端部に上方から炉内にそれぞれ接続する複数の原料装入シュートと、炉幅方向において前記一方の端部に接続する原料装入シュートと他方の端部に接続する原料装入シュートの間であって炉内高さ方向の下部である位置を電気で加熱する加熱器と、高さ方向では炉上部であって炉幅方向では前記一方の端部に接続する原料装入シュートと前記加熱器との間である位置および高さ方向では炉上部であって炉幅方向では前記他方の端部に接続する原料装入シュートと当該加熱器との間である位置にそれぞれ設けられた二次燃焼バーナとを備えており、 前記原料装入シュートから炭材および/または溶融金属となる非揮発性金属元素を含有する炭材内装塊成化物を所定量炉内に装入して、炉内上方の前記一方の端部から炉内下方の前記加熱器が加熱する位置に向かう下り勾配の斜面と、炉内上方の前記他方の端部から炉内下方の当該加熱器が加熱する位置に向かう下り勾配の斜面とを有する原料充填層を形成し、 次いで、前記原料装入シュートから前記炭材内装塊成化物を所定量炉内に装入して、前記原料充填層の各斜面上に塊成化物層を形成し、 その後、前記塊成化物層の下端部を前記加熱器で加熱して前記炭材内装塊成化物を溶融することにより、炉内に溶融金属層と溶融スラグ層を形成するとともに、前記溶融により前記塊成化物層をその下端部に向かって前記原料充填層の各斜面に沿って降下させつつ、前記二次燃焼バーナから炉内に酸素含有ガスを吹き込んで、前記塊成化物層から発生するCO含有ガスを燃焼させ、その放射熱により前記塊成化物層を加熱して還元する溶融金属の製造方法。 |
| 前記加熱器で加熱するときに、前記原料装入シュートから前記炭材内装塊成化物を連続的または間欠的に炉内に装入し、前記塊成化物層のうち、前記塊成化物層の下端部に位置する前記炭材内装塊成化物を順次溶融する請求項1または2に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電気炉は炉上部に接続して炉内に生成した排ガスを排出する排ガスダクトをさらに備えている請求項1~3のいずれか1項に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記炭材内装塊成化物は揮発性金属元素をさらに含有し、前記排ガスダクトによって排出された排ガスから前記揮発性金属を分離および回収する請求項4に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記加熱器は上方から炉内に挿入される電極であり、通電によって当該加熱器の下端がアーク加熱される請求項1~5のいずれか1項に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電極の下端部を前記塊成化物層中または前記溶融スラグ層中に浸漬してアーク加熱を行う請求項6に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電気炉の炉上部において、前記排ガスダクトと前記原料装入シュートとの距離が、当該排ガスダクトと前記電極との距離より短い請求項6または7に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電気炉は、前記排ガスダクトと前記原料装入シュートの間に、炉内に垂下する隔壁をさらに備えている請求項4、5または8に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電気炉は、前記電極と前記二次燃焼バーナとの間に、炉内に垂下する隔壁をさらに備えている請求項6~8のいずれか1項に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記電気炉は、前記二次燃焼バーナと前記排ガスダクトとの間に、炉内に垂下する隔壁をさらに備えている請求項4、5、8または9に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記原料装入シュートは炉内の高さ方向の異なる位置に原料を装入する請求項1~11のいずれか1項に記載の溶融金属の製造方法。 |
| 前記原料装入シュートは原料投入口を上下方向に移動可能なアウターシュートを備えている請求項12に記載の溶融金属の製造方法。 |
本発明は、炭材内装塊成化物を、予備還 することなく、直接、電気式加熱溶解炉で 元溶融して溶融金属を製造する方法に関す 。
従来の高炉法や溶融還元法に代わる新し 製鉄法として、炭材内装酸化金属塊成化物 回転炉床炉で予備還元して固体還元金属と 、この固体還元金属をアーク炉またはサブ ージドアーク炉で溶解して溶融金属を得る 融金属製造プロセスが種々提案されている( 例えば、特許文献1~4参照)。
しかしながら、溶解炉としてアーク炉を いるプロセスでは、その溶解効率の確保、 火物の保護、スラグフォーミングの抑制等 観点から、固体還元金属は金属化率を高く 持するとともに、粉率を低く維持する必要 ある。このため、このプロセスでは、回転 床炉の生産性を高めることが難しく、設備 大型化する問題が残されていた。
一方、溶解炉としてサブマージドアーク を用いるプロセスでは、炉内に固体還元金 が堆積層を形成するため、上記アーク炉を いたプロセスと比べて、耐火物の損傷やス グフォーミングの問題は少なく、固体還元 属の金属化率や粉率の制約が小さく、回転 床炉を比較的小型化することができる。し しながら、このプロセスでは、固体還元金 中に残留する酸化金属の還元に伴って発生 るCOガスの化学エネルギを有効に利用する とが困難なため、その生産性を十分に高め 操業コストを十分に低減させることができ いという問題が残されていた。
なお、サブマージドアーク炉を用いた溶 金属の製造方法として、回転炉床炉による 備還元を省略して、未還元の炭材内装酸化 属塊成化物を直接、サブマージドアーク炉 装入し、予備還元工程と溶融工程とを一つ 炉内で行うことも考えられる。しかしなが 、該炭材内装酸化金属塊成化物が、溶融金 となる非揮発性金属元素の他に揮発性金属 素をも含有する場合(すなわち、製鉄所ダス トなどを酸化金属原料として用いた場合)に 、該揮発金属元素は、せっかく炉下部で固 還元金属から揮発除去されても、炉上部の 温領域で再度凝縮し、固体還元金属に付着 て炉内を循環したり、炉壁に付着物を形成 たりする。このため、排ガスから該揮発性 属元素を効率的に回収できなくなるだけで く、固体還元金属の降下不良等の操業トラ ルを引き起こすことが想定される。
したがって、従来のプロセスでは、溶解 としてアーク炉、サブマージドアーク炉の ずれを採用する場合も、回転炉床炉による 備還元工程と溶解炉による溶解工程との2工 程からなる構成を必須としている。これに伴 い、回転炉床炉から溶解炉への固体還元金属 の移送手段が必要となるとともに、排ガス処 理系統も回転炉床炉と溶解炉の2系統が必要 なり、トータルプロセスとして、設備コス が高くなることに加え、熱ロスも大きく、 ネルギ原単位も十分に低減できないという 題があった。
本発明は、この様な状況に鑑みてなされ ものであり、炭材内装塊成化物を用いて溶 金属を製造する方法であって、設備コスト よびエネルギ原単位を従来プロセスよりも 幅に低減しうる溶融金属の製造方法を提供 ることを目的とする。
本発明の一局面は、定置式非傾動型電気 を用いて溶融金属を製造する方法であって 前記電気炉は、炉幅方向の一方の端部に上 から炉内に接続する原料装入シュートと、 幅方向の他方の端部であって炉内高さ方向 下部である位置を電気で加熱する加熱器と 炉上部において前記一方の端部と前記他方 端部との間に設けられた二次燃焼バーナと 備えており、前記原料装入シュートから炭 および/または溶融金属となる非揮発性金属 元素を含有する炭材内装塊成化物を所定量炉 内に装入して、炉内上方の前記一方の端部か ら炉内下方の前記他方の端部に向かう下り勾 配の斜面を有する原料充填層を形成し、次い で、前記原料装入シュートから前記炭材内装 塊成化物を所定量炉内に装入して、前記原料 充填層の斜面上に塊成化物層を形成し、その 後、前記塊成化物層の下端部を前記加熱器で 加熱して前記炭材内装塊成化物を溶融するこ とにより、炉内に溶融金属層と溶融スラグ層 を形成するとともに、前記溶融により前記塊 成化物層をその下端部に向かって前記原料充 填層の斜面に沿って降下させつつ、前記二次 燃焼バーナから炉内に酸素含有ガスを吹き込 んで、前記塊成化物層から発生するCO含有ガ を燃焼させ、その放射熱により前記塊成化 層を加熱して還元する溶融金属の製造方法 ある。
また、本発明の他の一局面は、定置式非 動型電気炉を用いて溶融金属を製造する方 であって、前記電気炉は、炉幅方向の一方 端部と他方の端部に上方から炉内にそれぞ 接続する複数の原料装入シュートと、炉幅 向において前記一方の端部に接続する原料 入シュートと他方の端部に接続する原料装 シュートの間であって炉内高さ方向の下部 ある位置を電気で加熱する加熱器と、高さ 向では炉上部であって炉幅方向では前記一 の端部に接続する原料装入シュートと前記 熱器との間である位置および高さ方向では 上部であって炉幅方向では前記他方の端部 接続する原料装入シュートと当該加熱器と 間である位置にそれぞれ設けられた二次燃 バーナとを備えており、前記原料装入シュ トから炭材および/または溶融金属となる非 揮発性金属元素を含有する炭材内装塊成化物 を所定量炉内に装入して、炉内上方の前記一 方の端部から炉内下方の前記加熱器が加熱す る位置に向かう下り勾配の斜面と、炉内上方 の前記他方の端部から炉内下方の当該加熱器 が加熱する位置に向かう下り勾配の斜面とを 有する原料充填層を形成し、次いで、前記原 料装入シュートから前記炭材内装塊成化物を 所定量炉内に装入して、前記原料充填層の各 斜面上に塊成化物層を形成し、その後、前記 塊成化物層の下端部を前記加熱器で加熱して 前記炭材内装塊成化物を溶融することにより 、炉内に溶融金属層と溶融スラグ層を形成す るとともに、前記溶融により前記塊成化物層 をその下端部に向かって前記原料充填層の各 斜面に沿って降下させつつ、前記二次燃焼バ ーナから炉内に酸素含有ガスを吹き込んで、 前記塊成化物層から発生するCO含有ガスを燃 させ、その放射熱により前記塊成化物層を 熱して還元する溶融金属の製造方法である
本発明の目的、特徴、局面および利点は 以下の詳細な説明および図面によって、よ 明白となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて 詳細に説明する。
[実施形態]
〔定置式非傾動型電気炉の構成〕
図1に、本発明の一実施形態に係る定置式非
傾動型電気炉の概略構成を示す。本実施形態
に係る定置式非傾動型電気炉(以下、単に「
」ということもある。)は、水平断面形状が
矩形のアーク炉であり、炉上部(本実施形態
では炉天井部1)には、排ガスダクト3および複
数の原料装入シュート4が接続されるととも
、炉内には、加熱器として、炉天井部1を介
て複数本の電極5が挿入されている。原料装
入シュート4は、炉幅方向の両端部(一方の端
と他方の端部)2,2にそれぞれ設置される一方
、電極5は、炉幅方向の中央部に設置されて
る。さらに、炉上部(炉天井部1)には、複数
の二次燃焼バーナ6が設けられている。
排ガスダクト3は、電極5より原料装入シ ート4に近い側に設置するのが好ましい。二 燃焼後の酸化性の排ガスが電極5の方向に流 れて電極5を損傷するのを抑制するためであ 。
電極5と二次燃焼バーナ6との間、二次燃 バーナ6と排ガスダクト3との間、排ガスダク ト3と原料装入シュート4との間には、炉天井 1から炉内に垂下する隔壁9,10,11を設けるの 好ましい。
電極5と二次燃焼バーナ6との間に隔壁9を設 けるのが推奨されるのは、上記と同様、二次 燃焼後の酸化性排ガスが電極5に接触するの 防止するためである。
また、二次燃焼バーナ6と排ガスダクト3と 間に隔壁10を設けるのが推奨されるのは、 次燃焼後の排ガスが排ガスダクト3へショー カットするのを防止して、塊成化物層13へ 放射伝熱量を十分に確保するためである。
また、排ガスダクト3と原料装入シュート4 の間に隔壁11を設けるのが推奨されるのは 原料装入シュート4が高温の排ガスで過熱さ て損傷するのを防止するためである。
隔壁9,10,11は、設置による上記各効果の度 合い、設置コスト、メンテナンスの手間等を 総合的に勘案して、その全部を設置するよう にしてもよいし、その一部を設置するように してもよい。
そして、炉下部には、炉幅方向と垂直な 長手方向の炉側壁に、例えば、原料装入シ ート4が設けられていない(すなわち、炉内 原料充填層12が形成されていない)炉長手方 の中央部に、出銑孔7と排滓孔8とを設けるの が好ましい。出銑滓の際における開孔作業を 容易にするためである。
また、排ガスダクト3の下流側には、周知 の熱交換器(図示せず)を設置すればよく、こ により炉から排出された高温排ガスの顕熱 回収して、アーク用電力の発電やペレットB の乾燥等のエネルギとして有効利用すること ができる。
電極5としては、例えば、熱効率に優れた 、製鋼用アーク電気炉で常用される三相交流 型のものが推奨される。例えば、三相電極の 各2相の組合せでできる3組の単相電極から電 6本を作るという構成を採用することができ る。
また、電極5は、その先端部を後記塊成化 物層13または溶融スラグ層15中に位置させ(浸 させ)つつ、溶解操作を行うのが好ましい。 これにより、アークによる放射加熱と抵抗加 熱の効果を並存させることができ、溶解をよ り促進することができるとともに、後記原料 充填層12で保護されていない炉壁内面の損傷 抑制することができる。
以下、この定置式非傾動型アーク炉を使 して、炉内に原料充填層を形成するための 填層形成用原料として石炭を、該原料充填 上に積層する炭材内装塊成化物として炭材 装酸化金属塊成化物である炭材内装酸化鉄 レットをそれぞれ用い、溶融金属として溶 を製造する場合を例に挙げて説明する。
〔溶融金属の製造方法〕
予め、上記炉幅方向の両端部2,2に設置され
原料装入シュート4,4から所定量の充填層形
用原料としての炭材である石炭Aを炉内に装
入して、該炉幅方向の両端部2,2から電極5の
端部の下方に向かう下り勾配の斜面12aを有
る原料充填層としての炭材充填層12を形成し
ておく。ここで、石炭Aの粒度は、後記炭材
装酸化鉄ペレットBが炭材充填層12の空隙内
潜り込まない程度に、炭材内装酸化鉄ペレ
トBの粒度に応じて調整しておくとよい。
次いで、上記炉幅方向の両端部2,2に設置 れた原料装入シュート4,4から炭材内装塊成 物としての炭材内装酸化鉄ペレット(以下、 単に「ペレット」ともいう。)Bを連続的また 間欠的に装入して、炭材充填層12の斜面12a に塊成化物層としてのペレット層13を形成す る。ペレットB中の内装炭材の配合量は、酸 鉄が金属鉄まで還元されるに必要な理論C量 、溶鉄の目標C濃度を加味して決定するとよ い。なお、ペレットBは、炉内装入時に爆裂( ースティング)しないように、事前に乾燥し ておくのが好ましい。
電極5は、上述のごとく、その下端部がペ レット層13中に浸漬された状態となるように 予め高さを調節しておくとよい。
その後、前記電極に通電してアーク加熱 行うことにより、ペレット層13の下端部近 のペレットBが急速に加熱されて順次還元溶 し、溶融金属としての溶鉄と溶融スラグと 分離され、炉下部に溶鉄層14と溶融スラグ 15を形成する。なお、溶融スラグ層15の塩基 等を調整するため、ペレットB中には、予め 石灰石やドロマイトなどのCaO源やMgO源を添加 しておくのが好ましい。
上記のようにして、ペレット層13の下端 近傍からペレットBが順次溶融されていくと ペレット層13自体はその自重により前記炭 充填層の斜面に沿って電極5の下端部に向か て炉内を順次降下していくこととなる。な 、万一ペレット層13中のペレットの一部が 材充填層12の空隙内に潜り込んだとしても、 該ペレットの一部は炉内に長時間滞留するた め加熱還元されてやがて溶融し、溶鉄と溶融 スラグに分離して炭材充填層12の空隙を介し 炉下部の溶鉄層14および溶融スラグ層15に滴 下するので問題ない。
そして、ペレット層13中のペレットが電 5に近づくと、電極5からのアークによる放射 熱と抵抗熱により効率的に加熱され、ペレッ ト中の酸化鉄が内装炭材により固体金属鉄に 予備還元されるとともに、CO含有ガス(可燃性 ガス)を生成する。内装炭材として石炭など 発分を含有する炭材を用いた場合は、加熱 より内装炭材から脱揮された揮発分も該CO含 有ガスに加わる。
このCO含有ガスは、炉天井部1に設けられ 二次燃焼バーナ6から吹込まれた酸素含有ガ スとしての例えば酸素ガスにより燃焼(二次 焼)され、その放射熱によってもペレット層1 3は加熱される。このように放射熱にて加熱 れたペレット層13では、上記電極5からのア クによる放射加熱と抵抗加熱による場合と 様、当該ペレット層13中の酸化鉄が固体金属 鉄に予備還元されるとともにCO含有ガスが生 するので、上記二次燃焼による放射加熱が らに促進されることとなる。
上記のようにして、原料供給シュート4か ら炉内に装入されたペレットBは、炭材充填 12の斜面12a上を降下する間に、上記二次燃焼 による放射加熱(以下、「二次燃焼熱」とも う。)により固体状態で高金属化率まで予備 元された後、電極5下端部近傍でアーク加熱 および抵抗加熱により溶融し、溶鉄と溶融ス ラグとに分離されることとなる。
したがって、電極5下端部近傍に生成する 溶融スラグ中の酸化鉄濃度は十分に低くなり 、電極5の損耗を抑制することができる。
溶融スラグと分離された溶鉄は、ペレッ 中に残存する炭材を溶解して目標C濃度の溶 鉄となる。
このようにして生成した、溶鉄と溶融ス グは、炉下部に設けた出銑孔7と出滓孔8か 、例えば高炉の出銑滓方法と同様にして、 欠的に排出することができる。
一方、初期に炉内に石炭Aを装入して形成 した炭材充填層12は、炉内で徐々に加熱され 、その揮発分が除去され、やがてチャー化 いしコークス化する。除去された揮発分は ペレット層13から発生する一酸化炭素(CO)含 ガスとともに、二次燃焼バーナ6から吹込ま れた酸素含有ガスで燃焼され、ペレット層13 放射加熱エネルギとして有効に利用される 上述したように、ペレットB中の内装炭材の 炭素(C)にて内装酸化鉄の還元および溶鉄への 浸炭が賄われるので、チャー化ないしコーク ス化した炭材充填層13は、理論上は消費され いが、実操業では、炭材充填層12中に潜り んだペレットとの直接還元反応や、溶鉄へ 浸炭反応等により長期間の操業中に徐々に 費されていく。したがって、例えば一定の 業期間ごとに、原料装入シュート4からのペ ットBの供給を停止した状態にて、少なくと もアーク加熱を一定時間継続して、炉内のペ レット層13をほぼ完全に溶融し切って炭材充 層12の斜面12aを露出させたのち、アーク加 および二次燃焼を中断した状態で、原料装 シュート4から石炭(炭材)Aを所定量装入する とで、炭材充填層12の炉内充填量を維持す ことができる。
炉幅方向の両側壁の内面は、炭材充填層 覆われているので、これらの部分の耐火物 損耗は大幅に抑制される。したがって、炭 充填層で覆われていない、炉長手方向の両 壁にのみ、耐腐食性に優れた高品質の耐火 や水冷構造を採用すればよく、大幅に設備 ストを低減できることとなる。
(変形例)
上記実施形態では、原料装入シュート4およ
び電極5の配置に関し、原料装入シュート4を
幅方向の両端部2,2にそれぞれ設置する一方
電極5を炉天井部1の中央部に設置する例を
したが、原料装入シュート4を炉幅方向の片
部(一方の端部)2に設置する一方、電極5を炉
幅方向の他端部(他方の端部)2に設置するよう
にしてもよい。本変形例を採用すると、炉内
に形成される炭材充填層12の斜面が片側だけ
なるので、上記実施形態に比べて、耐火物
護の観点からは不利になるが、炉幅が縮小
れ、設備のコンパクト化が図れるメリット
ある。
また、上記実施形態では、電気炉として ーク炉を用いた例を示したが、これに限定 れるものではなく、サブマージドアーク炉 電磁誘導加熱炉など電気エネルギによって 熱する炉であればよい。アーク炉では、加 器として電極を用いることができ、電磁誘 加熱炉では、加熱器としてソレノイド型加 コイルを用いることができる。
また、上記実施形態では、排ガスダクト3 と原料装入シュート4は、いずれも炉天井部1 接続する例を示したが、これに限定される のではなく、いずれか一方または双方を炉 壁の上部に接続するようにしてもよい。な 、原料装入シュート4を炉側壁の上部に接続 した場合は、原料装入シュート4は自動的に 幅方向の端部に設置されることになる。
また、上記実施形態では、定置式非傾動 アーク炉の水平断面形状として、略矩形の のを例示したが、これに限定されるもので なく、例えば略楕円のものや真円のものを いてもよい。この場合単相電極でなく、三 電源の各相を用いて3本の電極を作るように 構成してもよい。ただし、略矩形のものを用 いた場合、炉幅は一定にしておいて、炉長手 方向(炉幅方向に垂直な方向)を延長すること 、スケールアップを容易に行えるメリット ある。
また、上記実施形態では、炭材内装塊成 物Bとして、炭材内装酸化金属塊成化物であ る炭材内装酸化鉄ペレットを用いた例を示し たが、これに限定されるものではなく、酸化 金属に代えて塩化金属を含有する炭材内装塩 化金属塊成化物を用いてもよいし、酸化金属 、塩化金属等の金属化合物を複数含有する炭 材内装金属化合物塊成化物を用いてもよい。
また、上記実施形態では、炭材内装塊成 物Bとして、非揮発性の金属元素である鉄の みを含有するものを例示したが、非揮発性の 金属元素の他、揮発性の金属元素、例えば、 Zn、Pbを含有するものであってもよい。すな ち、塊成化物Bとして、揮発性の金属元素を 有する製鉄所ダストなどを酸化金属原料と て用いることができる。揮発性の金属元素 、炉内で加熱されて炭材内装塊成化物Bから 揮発するが、本発明では、炉上部に設けられ た二次燃焼バーナ6から供給される酸素含有 スが炉内のCOガスを燃焼することによって、 炉上部の温度を十分に高く保持できるので、 炭材内装塊成化物Bから揮発した揮発性金属 素が、炉上部で再凝縮することが確実に防 され、炉から排出された排ガスから該揮発 金属元素を効率的に回収することができる
なお、本明細書において、揮発性金属元素 は金属単体またはその塩等の化合物の1気圧 での融点が1100℃以下の金属元素をいう。金 単体として例えば、亜鉛、鉛等を挙げるこ ができる。揮発性金属元素の化合物として えば塩化ナトリウム、塩化カリウム等を挙 ることができる。揮発性金属元素の化合物 の揮発性金属は、電気炉(例えば、アーク炉 サブマージドアーク炉)で金属に還元される ことで、その一部またはすべてが炉内で気体 状態で存在する。また、揮発性金属元素の塩 化物は、電気炉内で加熱されて、その一部ま たはすべてが炉内で気体状態で存在する。一 方、非揮発性金属元素とは金属単体またはそ の酸化物等の化合物の1気圧での融点が1100℃ 超える金属元素をいう。金属単体として例 ば、鉄、ニッケル、コバルト、クロム、チ ン等を挙げることができる。非揮発性金属 酸化物として、例えば、CaO、SiO 2 、Al 2 O 3 等を挙げることができる。非揮発性金属元素 の化合物は、電気炉としてアーク炉やサブマ ージドアーク炉を用いたときには、炉内での 加熱や還元反応によって、還元された金属単 体としてまたは還元されない化合物として、 炉内アーク近傍(アーク温度領域)では気体状 で存在できるものの、アークから離れたと ろでは液体または固体状態で存在する。
また、上記実施形態では、炭材内装塊成 物Bの形態として、ペレットを例示したが、 ブリケットを採用してもよい。ブリケットは 、球状のペレットより安息角が大きいので、 炭材充填層12の斜面12a上における滞留時間を 保するためには、ペレットを用いた場合に べて、炉高は高くする必要があるものの、 幅は縮小できるメリットがある。
また、上記実施形態では、炭材内装塊成 物Bおよび溶融金属14を構成する非揮発性金 元素として鉄(Fe)のみを例示したが、Feの他 Ni、Mn、Cr等の非鉄金属を含有してもよい。
また、上記実施形態では、溶融スラグの 基度調整手段として、炭材内装塊成化物Bに 予めCaO源やMgO源を添加しておく手段を例示し たが、この手段に代えてまたは加えて、原料 装入シュート4から炭材内装塊成化物Bととも 石灰石やドロマイトを装入するようにして よい。
また、上記実施形態では、原料充填層と ての炭材充填層12を形成する炭材として、 炭を例示したが、コークスを用いてもよい コークスを用いた場合、すでに乾留されて り、炉内で揮発分が発生しないため、二次 焼への寄与は低下するものの、石炭より粉 されにくいので、飛散ロス量を低減できる リットがある。
さらには、原料充填層12を形成する充填 形成用原料として、石炭やコークスなどの 材に代えてまたは加えて炭材内装塊成化物B 用いてもよい。原料充填層12を形成する原 として炭材内装塊成化物Bを用いても、溶鉄 の接触部分においては還元・溶融が進行す ものの、該溶鉄との接触部分から離れた部 には熱が伝わりにくく、塊成化物Bは固体状 態に維持されるため、一旦形成された原料充 填層12は長期間充填層状態に保たれる。また 原料充填層12内の温度は上記溶鉄との接触 分から離れて炉壁に近づくほど低下するの 、溶融FeOの形成による耐火物の損傷も問題 ならない。
また、上記実施形態では、二次燃焼バー 6は炉天井部にのみ設置する例を示したが、 これに加えてさらに長手方向の側壁上部に設 けてもよく、また、例えば炉長が短い場合は 、長手方向の側壁上部にのみ設けてもよい。
また、上記実施形態では、出銑孔7と排滓 孔8とを、対向する側壁にそれぞれ分けて設 する例を示したが、同じ側壁側に両者とも 置してもよいし、あるいは、排滓孔8を省略 て出銑孔7のみを設置し、該出銑孔7から溶 と溶融スラグを排出するようにしてもよい
また、上記実施形態では、原料装入シュ トとして、原料投入口の炉内高さを固定し 原料装入シュート4を用いた例を示したが、 炉内の高さ方向の異なる位置に原料を装入す ることができる原料装入シュートを用いるこ とができる。
具体的には、図2に示すように、原料装入 シュートとして、原料投入口40を上下方向に 動可能なアウターシュート42を備えた原料 入シュート41を用いることが好ましい。原料 装入シュート41は、原料を蓄えるホッパー44 、ホッパー44に連結したインナーシュート43 、インナーシュート43に摺動可能に上下方 に移動可能なアウターシュート42からなる。 炭材および炭材内装塊成化物の安息角に応じ てアウターシュート42を上下させることで、 成化物層13の下端部を適正な位置に調整す ことができる。
原料装入シュートとして、炉内の高さ方 の異なる位置に原料を装入可能な原料装入 ュート41を用いた場合には、例えば、溶解 に装入原料を安息角の異なるものに変更し も原料投入口を上下させることで、加熱器 加熱部(加熱器として電極5を用いた場合には 、下端部)と塊成化物層13の下端部との距離を 一定に調整することができ、原料投入口の炉 内高さを固定した原料装入シュート4を用い 場合と比べて、溶解特性および熱効率をよ 一層適正化することができる。
具体的には、原料を安息角のより大きな のに変更して、塊成化物層13の下端部と加 器の加熱部との距離が離れ始めたときには アウターシュート42(原料投入口40)を上昇さ て塊成化物層13の下端部と加熱器の加熱部と を離れすぎないようにすることで、スラグ温 度の上昇およびその輻射熱による排ガス温度 の上昇を防止することができる。また、電気 炉の天井を水冷している場合でもその冷却水 出側温度の上昇を防止することができる。一 方、原料を安息角のより小さなものに変更し たときには、塊成化物層13の下端部と加熱器 加熱部との距離が接近するので、アウター ュート42(原料投入口40)を下降させることに って、塊成化物層13の下端部と加熱器の加 部との接触を防止することができる。その 果、原料の金属化率が低い場合であっても そのFeO中の酸素と電極材料であるグラファ トとの反応による電極の消耗を防止するこ ができる。
また、一定電圧の条件下で操業する場合 は、電流をモニターし、電流値が上昇した 合にはアウターシュート42を下降させて、 成化物層13の下端部と加熱器の加熱部との距 離を離して、電流値の上昇と電極の異常損耗 を防ぐことができる。
なお、塊成化物層13の下端部と加熱器の 熱部との距離は、排ガス温度、天井温度、 却水温度、スラグ温度、およびカメラ等で ニターできる。加熱器として電極を用いた 合には、電極消耗量や電極間抵抗でもモニ ーできる。
以上、詳述したように、本発明の一局面 、定置式非傾動型電気炉を用いて溶融金属 製造する方法であって、前記電気炉は、炉 方向の一方の端部に上方から炉内に接続す 原料装入シュートと、炉幅方向の他方の端 であって炉内高さ方向の下部である位置を 気で加熱する加熱器と、炉上部において前 一方の端部と前記他方の端部との間に設け れた二次燃焼バーナとを備えており、前記 料装入シュートから炭材および/または溶融 金属となる非揮発性金属元素を含有する炭材 内装塊成化物を所定量炉内に装入して、炉内 上方の前記一方の端部から炉内下方の前記他 方の端部に向かう下り勾配の斜面を有する原 料充填層を形成し、次いで、前記原料装入シ ュートから前記炭材内装塊成化物を所定量炉 内に装入して、前記原料充填層の斜面上に塊 成化物層を形成し、その後、前記塊成化物層 の下端部を前記加熱器で加熱して前記炭材内 装塊成化物を溶融することにより、炉内に溶 融金属層と溶融スラグ層を形成するとともに 、前記溶融により前記塊成化物層をその下端 部に向かって前記原料充填層の斜面に沿って 降下させつつ、前記二次燃焼バーナから炉内 に酸素含有ガスを吹き込んで、前記塊成化物 層から発生するCO含有ガスを燃焼させ、その 射熱により前記塊成化物層を加熱して還元 る溶融金属の製造方法である。
また、本発明の他の一局面は、定置式非 動型電気炉を用いて溶融金属を製造する方 であって、前記電気炉は、炉幅方向の一方 端部と他方の端部に上方から炉内にそれぞ 接続する複数の原料装入シュートと、炉幅 向において前記一方の端部に接続する原料 入シュートと他方の端部に接続する原料装 シュートの間であって炉内高さ方向の下部 ある位置を電気で加熱する加熱器と、高さ 向では炉上部であって炉幅方向では前記一 の端部に接続する原料装入シュートと前記 熱器との間である位置および高さ方向では 上部であって炉幅方向では前記他方の端部 接続する原料装入シュートと当該加熱器と 間である位置にそれぞれ設けられた二次燃 バーナとを備えており、前記原料装入シュ トから炭材および/または溶融金属となる非 揮発性金属元素を含有する炭材内装塊成化物 を所定量炉内に装入して、炉内上方の前記一 方の端部から炉内下方の前記加熱器が加熱す る位置に向かう下り勾配の斜面と、炉内上方 の前記他方の端部から炉内下方の当該加熱器 が加熱する位置に向かう下り勾配の斜面とを 有する原料充填層を形成し、次いで、前記原 料装入シュートから前記炭材内装塊成化物を 所定量炉内に装入して、前記原料充填層の各 斜面上に塊成化物層を形成し、その後、前記 塊成化物層の下端部を前記加熱器で加熱して 前記炭材内装塊成化物を溶融することにより 、炉内に溶融金属層と溶融スラグ層を形成す るとともに、前記溶融により前記塊成化物層 をその下端部に向かって前記原料充填層の各 斜面に沿って降下させつつ、前記二次燃焼バ ーナから炉内に酸素含有ガスを吹き込んで、 前記塊成化物層から発生するCO含有ガスを燃 させ、その放射熱により前記塊成化物層を 熱して還元する溶融金属の製造方法である
本発明では、塊成化物層の下端部が加熱 に加熱されて溶融することで、まだ溶融し いない塊成化物層を原料充填層の斜面に沿 て塊成化物層の下端部、すなわち加熱器の 熱部近傍に向かって移動させつつ、該塊成 物層から発生したCO含有ガスを二次燃焼バ ナから吹き込んだ酸素含有ガスで燃焼させ 、その放射熱で該塊成化物層自身を加熱し 予備還元する。そして、この予備還元され 塊成化物層を上記加熱器の加熱部近傍で還 溶融して溶融金属とするので、未還元の炭 内装塊成化物から直接溶融金属を得ること できる。このため、従来法に比べて設備コ トおよびエネルギ原単位がともに大幅に低 できる。また、上記二次燃焼バーナによる 焼熱が炉上部の温度を十分に高く保持する で、炭材内装塊成化物が揮発性金属元素を 有する場合には、揮発した該揮発性金属元 の再凝縮を防止することができる。
これら製造方法において、前記加熱器で 熱するときに、前記原料装入シュートから 記炭材内装塊成化物を連続的または間欠的 炉内に装入し、前記塊成化物層のうち、前 塊成化物層の下端部に位置する前記炭材内 塊成化物を順次溶融させることが好ましい 炭材内装塊成化物を連続的または間欠的に 入することにより、溶融金属を継続して製 することができる。
これら製造方法において、前記電気炉が ガスダクトを備えており、前記炭材内装塊 化物が揮発性金属元素をさらに含有すると には、前記排ガスダクトによって排出され 排ガスから前記揮発性金属を分離および回 することが好ましい。これにより、排ガス クトを介して炉から排出された排ガス中か 、揮発除去された揮発性金属元素を効率的 回収することができる。
これら製造方法において、前記電気炉と て、前記加熱器は上方から炉内に挿入され 電極であり、通電によって当該加熱器の下 がアーク加熱されるアーク炉を用いること できる。そして、前記電極の下端部を前記 成化物層中または前記溶融スラグ層中に浸 してアーク加熱を行うことが好ましい。こ により、アークによる放射加熱と抵抗加熱 効果を並存させることができ、炭材内装塊 化物の溶解をより促進することができると もに、原料充填層で保護されていない炉壁 面の損傷を抑制することができる。
これら製造方法において、前記電気炉の 上部において、前記排ガスダクトと前記原 装入シュートとの距離が、当該排ガスダク と前記電極との距離より短いことが好まし 。排ガスダクトと原料装入シュートの距離 、排ガスダクトと電極の距離より短いので 電極で加熱されることにより発生した可燃 ガスを順次二次燃焼させることが可能とな 領域が広くなるとともに、二次燃焼後の酸 性の排ガスが排ガスダクトの方向に流れて この排ガスが電極に流れて電極を損傷する を抑制することができる。
これら製造方法において、前記電気炉は 前記排ガスダクトと前記原料装入シュート 間に、炉内に垂下する隔壁をさらに備えて ることが好ましい。この隔壁によって、原 装入シュートが高温の排ガスで過熱されて 傷するのを防止することができる。
これら製造方法において、前記電気炉は 前記電極と前記二次燃焼バーナとの間に、 内に垂下する隔壁をさらに備えていること 好ましい。この隔壁によって、二次燃焼後 酸化性排ガスが電極に接触するのを防止す ことができる。
これら製造方法において、前記電気炉は 前記二次燃焼バーナと前記排ガスダクトと 間に、炉内に垂下する隔壁をさらに備えて ることが好ましい。この隔壁によって、二 燃焼後の排ガスが排ガスダクトへショート ットするのを防止して、塊成化物層への放 伝熱量を十分に確保することができる。
これら製造方法において、原料に応じた 置から原料を装入することが好ましく、原 の安息角に応じて前記原料装入シュートの 料投入口の高さを変更することが好ましい 例えば、前記原料装入シュートが原料投入 を上下方向に移動可能なアウターシュート 備えていればよい。これにより、原料の安 角に応じて原料装入シュートのアウターシ ートを上下方向に移動させて原料投入口の さを変更することで、塊成化物層の下端部 加熱器の加熱部との距離を適正に保つこと できるので、溶解特性または熱効率を適正 できる。例えば、加熱器としてアーク炉(電 気炉)の上方から炉内に挿入される電極を用 た場合において、炭材内装塊成化物をブリ ットから安息角がより小さなペレットに切 替えたときに、ペレットの溶解が最も効果 に進行するようにアウターシュートを下方 移動させて、電極とペレット層(塊成化物層) の下端部との距離を調整することで、エネル ギ原単位を上昇させずに、また電極を異常に 消耗させること無く、ペレットを溶解するこ とが適正化できる。
本発明の溶融金属の製造方法を用いれば、
備コストおよびエネルギ原単位を従来の溶
金属の製造方法よりも大幅に低減して溶融
属を製造することができる。
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