根本 英雄 (〒94 富山県富山市杉谷2630番地 富山大学薬学部内 Toyama, 9300194, JP)
MATSUYA, Yuji (University of Toyama 2630, Sugitani, Toyama-sh, Toyama 94, 9300194, JP)
松谷 裕二 (〒94 富山県富山市杉谷2630番地 富山大学薬学部内 Toyama, 9300194, JP)
明治乳業株式会社 (〒08 東京都江東区新砂1丁目2番10号 Tokyo, 1368908, JP)
NEMOTO, Hideo (University of Toyama 2630, Sugitani, Toyama-sh, Toyama 94, 9300194, JP)
根本 英雄 (〒94 富山県富山市杉谷2630番地 富山大学薬学部内 Toyama, 9300194, JP)
MATSUYA, Yuji (University of Toyama 2630, Sugitani, Toyama-sh, Toyama 94, 9300194, JP)
| 下記式(1) |
| 前記式(1)で表される化合物またはその塩が、下記式(3) |
| 前記保護基が「-TBS」である、請求項1または2に記載の製造方法。 |
| 前記糖鎖が「- 1 glc 6 - 1 glc、」である、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。 |
| 前記R 1
~R 5
が以下の(a)~(d)のいずれかの組合せからなる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法; (a)R 1 =CH 2 OH、R 2 =メチル基、R 3 =水素原子、R 4 =水酸基、R 5 =- 1 glc 6 - 1 glc、 (b)R 1 =メチル基、R 2 =メチル基、R 3 =水酸基、R 4 =水酸基、R 5 =- 1 glc 6 - 1 glc、 (c)R 1 =CH 2 OH、R 2 =メチル基、R 3 =水素原子、R 4 =水酸基、R 5 =水素原子、および (d)R 1 =水素原子、R 2 =水素原子、R 3 =水素原子、R 4 =水素原子、R 5 =-TBS。 |
| 前記触媒が第一世代グラブズ触媒である、請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。 |
本発明は、ウィタノライド類の製造方法 関する。
ウィタノライド類は、Withania, Acnistus(Dunal ia), Physalis, Nicandra, Datura類等に属するナス の植物より単離されうるδ-ラクトンを有す エルゴスタン系のステロイドである。
ウィタノライド類は、ウィタフェリンA、 ウィタノライドD、ウィタノライドE、ソミノ 等さまざまな誘導体があり、いくつかのウ タノライド類は、抗腫瘍作用や昆虫に対す 摂食阻害作用を有することが知られている ウィタノライド類は天然から得られる量は 常に微量であり、従来から種々の合成方法 開発されてきた。
具体的には、たとえば、ステロイド性エ キシドを原料とし、フェニルチオラクトン を合成中間体とするウィタフェリンA、およ びデオキシウィタフェリンAの合成方法、(非 許文献1)、α-フェニルチオラクトン体を原 とし、チオフェニル基のアルキル化、アリ スルホキシド-スルフェナート転移反応を利 したウィタフェリンA、およびデオキシウィ タフェリンAの合成方法(非特許文献2)、プレ ネノロンを原料とし、γカップリング反応、 アリルスルホキシド-スルフェナート転位反 を利用したウィタノライドDの合成方法(非特 許文献3)、ステロイド性ジアセテートを原料 し、ヘテロディールスアルダー反応等を利 したウィタノライドEの合成方法(非特許文 4)、20-カルボキシアルデヒドを原料とし、フ リルカルビノール体を合成中間体としたウィ タノライド側鎖の合成方法(非特許文献5)など が開示されている。
しかしながら従来の合成方法は、いずれ 工程数が多く、収率も低いため、より効率 なウィタノライド類の製造方法の開発が望 れていた。
本発明の課題は、ウィタノライド類を効 的に合成することができる新規な製造方法 開発することにある。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく 意研究を行ったところ、ステロイド骨格の 鎖部分に閉環メタセシス反応を適用するこ により、効率的に側鎖上にラクトン環を形 させ、ウィタノライド類を容易に製造でき ことを見出した。
すなわち、本発明は以下を含む。
〔1〕下記式(1)
〔2〕前記式(1)で表される化合物またはその
が、下記式(3)
〔3〕前記保護基が「-TBS」である、〔1〕また
は〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕前記糖鎖が「- 1
glc 6
- 1
glc、」である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載
の製造方法。
〔5〕前記R 1
~R 5
が以下の(a)~(d)のいずれかの組合せからなる
〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の製造方法;
(a)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(b)R 1
=メチル基、R 2
=メチル基、R 3
=水酸基、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(c)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=水素原子、および
(d)R 1
=水素原子、R 2
=水素原子、R 3
=水素原子、R 4
=水素原子、R 5
=-TBS。
〔6〕前記触媒が第一世代グラブズ触媒であ
、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の製造方法
〔7〕下記工程1~8;
[発明の実施の形態]
本発明は、触媒を利用した閉環メタセシス
応により下記式(1)
本明細書において、「糖鎖」とは、グル ースなどの各種の糖がグリコシド結合によ て結合した基のことをいう。
前記式(1)および式(2)で表される化合物のR 5 が糖鎖の場合、該糖鎖は、「- 1 glc 6 - 1 glc」が好ましい。なお、「glc」とはグルコー スを意味し、「- 1 glc 6 - 1 glc」とは、一のグルコースの1位と式中の3位 炭素原子に結合した酸素原子とが結合し、 グルコースの6位と他のグルコースの1位と 1,6結合した基を意味する。
本明細書における保護基には、水酸基の 護基として一般的に利用されるものが挙げ れる。このような保護基として具体的には たとえばt-ブチルジメチルシリル(TBS)基、ト リメチルシリル(TMS)基、トリエチルシリル(TES )基、t-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)基など シリルエーテル系保護基、ベンジル(Bn)基、p -メトキシベンジル(PMB)基などのエーテル系保 護基、メトキシメチル(MOM)基、2-メトキシエ キシメチル(MEM)基、テトラヒドロピラニル(TH P)基などのアセタール系保護基、アセチル基 ピバロイル基、ベンゾイル基などのアシル 保護基などが挙げられる。
前記式(1)および式(2)で表される化合物のR 5 が保護基の場合、該保護基は、シリルエーテ ル系保護基が好ましく、シリルエーテル系保 護基のうちでは、TBS基が好ましい。
前記式(1)および(2)で表される化合物の置換
としては、以下の(a)~(d)のいずれかの組合せ
が好ましい;
(a)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(b)R 1
=メチル基、R 2
=メチル基、R 3
=水酸基、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(c)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=水素原子、および
(d)R 1
=水素原子、R 2
=水素原子、R 3
=水素原子、R 4
=水素原子、R 5
=-TBS。
なお、(a)あるいは(b)の場合、R 5
のglcどうしの結合はβ結合であることがより
ましい。
前記式(1)、式(2)および後述する式(3)で表 れる化合物における22位の立体配置は限定 れないが、R体が好ましい。
前記閉環メタセシス反応で利用される触媒
特に限定されないが、たとえば第一世代グ
ブス触媒;
前記式(1)で表される化合物に前記触媒を いることにより、温和な条件、高収率で前 式(2)で表される化合物を合成することがで る。
前記「塩」とは、本明細書中に記載され 化合物のナトリウム塩、カリウム塩などの ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウ 塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウ 塩、またはトリメチルアミン塩、トリエチ アミン塩、N,N-ジイソプロピルエチルアミン 塩などの有機塩基塩を意味する。
本明細書において、「閉環メタセシス反 」とは、分子内の2種類のオレフィンから二 重結合の切断、生成を経て環状オレフィンを 生成する触媒反応のことをいう。
前記閉環メタセシス反応は溶媒中で行うこ ができる。溶媒は、無極性溶媒が好ましい 無極性溶媒のうちではCH 2 Cl 2 、トルエンまたは1,2-ジクロロエタンが好ま く、これらのうちではCH 2 Cl 2 がより好ましい。
前記閉環メタセシス反応の反応温度は、 常15~40℃であり、より好ましくは室温で行 ことができる。また、前記閉環メタセシス 応の反応時間は、通常1~24時間であり、4~6時 が好ましい。
前記式(1)で表される化合物に閉環メタセ ス反応を適用することにより効率的かつ高 率に前記式(2)で表される化合物またはその を製造することができる。また、本発明の 造方法は、温和な条件で反応を進めること でき、単離も容易であるため、工業的な利 にも優れている。
本発明の別の態様としては、下記式(3)
前記式(3)で表される化合物のR 5 が糖鎖の場合、該糖鎖は、「- 1 glc 6 - 1 glc」が好ましい。
前記式(3)で表される化合物のR 5 が保護基の場合、該保護基は、シリルエーテ ル系保護基が好ましく、シリルエーテル系保 護基のうちでは、TBS基が好ましい。
前記式(3)および(4)で表される化合物の置換
としては、以下の(a)~(d)のいずれかの組合せ
が好ましい;
(a)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(b)R 1
=メチル基、R 2
=メチル基、R 3
=水酸基、R 4
=水酸基、R 5
=- 1
glc 6
- 1
glc、
(c)R 1
=CH 2
OH、R 2
=メチル基、R 3
=水素原子、R 4
=水酸基、R 5
=水素原子、および
(d)R 1
=水素原子、R 2
=水素原子、R 3
=水素原子、R 4
=水素原子、R 5
=-TBS。
なお、(a)あるいは(b)の場合、R 5
のglcどうしの結合はβ結合であることがより
ましい。
前記式(4)で表される化合物におけるハロ ン原子としては、F、Cl、Br、Iが挙げられ、 れらのうちではClが好ましい。
式(3)で表される化合物に式(4)で表される 合物を反応させる前記エステル化反応には 塩基を用いることができる。塩基として好 しくはジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、 トリエチルアミンなどのトリアルキルアミン や、ピリジン類などが挙げられ、これらのう ちではDIPEAがより好ましい。
前記エステル化反応には溶媒を使用するこ ができる。溶媒は、無極性溶媒が好ましく 無極性溶媒のうちではCH 2 Cl 2 、トルエンまたはTHFがより好ましい。
前記エステル化反応の反応温度は、通常0 ~30℃であり、好ましくは室温である。また、 前記エステル化反応の反応時間は、通常1~10 間であり、2~4時間がより好ましい。
前記エステル化反応を利用することによ 、効率的に閉環メタセシス反応の前駆体で る前記式(1)で表される化合物を製造するこ ができる。
本発明の別の態様は、トランスデヒドロア
ドロステロンまたはその誘導体を原料とし
ウィタノライド類の製造方法である。
該製造方法は、たとえば、以下のスキームA
に沿って実施することができる。
前記スキームAにおいて、R 1 は、水素原子、メチル基またはCH 2 OHを意味し、R 2 は、水素原子またはメチル基を意味し、R 3 は、水素原子または水酸基を意味し、R 4 は、水素原子または水酸基を意味し、R 5 は、水素原子、糖鎖または保護基を意味する 。
前記スキームAにおける第一工程は、化合物 (5)の3位の水酸基にR 5 を導入する工程である。
R 5 として糖鎖を導入する場合、該糖鎖は、「- 1 glc 6 - 1 glc」が好ましい。また、糖鎖の導入は、たと えば第4版実験科学講座26巻pp267-354(伊藤幸成 小川智也著、日本化学会編(丸善)1992)に記載 方法により行うことができる。
R 5 として保護基を導入する場合、該保護基は、 その後の反応に影響を与えなければ特に限定 されないが、トリメチルシリル(TMS)基、トリ チルシリル(TES)基、t-ブチルジメチルシリル (TBS)基、トリイソプロピルシリル(TIPS)基また t-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)基などのシ ルエーテル系保護基、ベンジル(Bn)基、p-メ キシベンジル(PMB)基などのエーテル系保護 、メトキシメチル(MOM)基、2-メトキシエトキ メチル(MEM)基、テトラヒドロピラニル(THP)基 などのアセタール系保護基、アセチル基、ピ バロイル基、ベンゾイル基などのアシル系保 護基を導入することができる。これらのうち では、シリルエーテル系保護基が好ましく、 シリルエーテル系保護基のうちでは、TBS基が 好ましい。
第一工程における保護基の導入は、たと ば「Greene and Wuts, "Protective Groups in Organic Synthesis" (第2版、John Wiley & Sons 1991)」 記載の方法により行うことができる。
具体的には例えば、式(5)で表される化合物 R 5 -L(式中、R 5 は前記と同意義を示し、Lは脱離基を意味す 。)を加えることにより式(6)で表される化合 を合成することができる。脱離基として好 しくはトリフルオロメタンスルホニルオキ (OTf)基である。
前記スキームAにおける第二工程は、化合物 (6)の17位のカルボニル基をオレフィンに変換 る工程であり、たとえば、対応するリンイ ドを用いたウィッティッヒ反応により得る とができる。リンイリドとしては、Ph 3 P + CH(R 3 )CH 3 Br - (式中、R 3 は水素原子または保護された水酸基を意味す る。)が好ましく、Ph 3 P + CH 2 CH 3 Br - がより好ましい。また、第二工程では、t-ブ キシカリウム(t-BuOK)、n-ブチルリチウム(n-BuL i)、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)など 塩基を用いることができる。
第二工程で使用される溶媒としては、THF たはエーテル(ジエチルエーテル)などの無 性溶媒などが挙げられ、これらのうちではTH Fを好ましく用いることができる。
第二工程の反応温度は、通常0~100℃であ 。また、反応時間は、通常12~48時間であり、 好ましくは13~26時間である。反応は還流させ 行うことが好ましい。
前記スキームAにおける第三工程は、化合 物(7)を化合物(8)に変換する工程であり、たと えば、ホルムアルデヒドやパラホルムアルデ ヒドを利用したエン反応を用いることにより 得ることができる。
第三工程では、ジメチルアルミニウムクロ ド(Me 2 AlCl)やジエチルアルミニウムクロリド(Et 2 AlCl)を試薬として用いることができる。
第三工程で使用される溶媒としては、CH 2 Cl 2 、トルエンなどの無極性溶媒などが挙げられ 、これらのうちでは、CH 2 Cl 2 を好ましく用いることができる。
第三工程の反応温度は、通常-78~0℃であ 、-78~-40℃が好ましい。また、反応時間は、 常10分~4時間であり、好ましくは20分~3.5時間 である。
前記スキームAにおける第四工程は、化合 物(8)の16位-17位間の二重結合を触媒を利用し 水素添加反応により単結合に還元し、化合 (9)を合成する工程である。水素源として、 ましくは、水素ガスを用いることができる また、触媒は通常パラジウム触媒、ニッケ 触媒、ルテニウム触媒、白金触媒を用いる とができる。これらのうちではパラジウム 媒が好ましく、パラジウム触媒のうちでは パラジウムカーボン(Pd/C)が好ましい。
第四工程では、極性溶媒、無極性溶媒のい れも使用できる。無極性溶媒のうちでは、T HF、トルエンまたはCH 2 Cl 2 を好ましく用いることができる。
第四工程の反応温度は、通常15~40℃であ 、室温が好ましい。また、反応時間は、通 2~15時間であり、好ましくは4~13時間である。
前記スキームにおける第五工程は、化合 (9)に酸化剤を加えて化合物(10)を合成する工 程である。アルコールからアルデヒドに酸化 することができれば、酸化剤は特に限定され ないが、ピリジニウムジクロメート(PDC)やピ ジニウムクロロクロメート(PCC)が好ましく これらのうちではPDCがより好ましい。また 反応には、モレキュラーシーブを添加する ともできる。
第五工程で使用される溶媒としては、CH 2 Cl 2 、トルエンまたはTHFなどの無極性溶媒が挙げ られ、これらのうちでは、CH 2 Cl 2 を好ましく用いることができる。
第五工程の反応温度は、通常15~40℃であ 、室温が好ましい。また、反応時間は、通 1~5時間であり、好ましくは2~4時間である。
前記スキームAにおける第六工程は、化合物
(10)を化合物(3)に変換する工程であり、たと
ば、グリニャー反応を用いることにより得
ことができる。グリニャー試薬として、
第六工程で使用される溶媒としては、THF トルエンまたはエーテル(ジエチルエーテル )などの無極性溶媒などが挙げられ、無極性 媒のうちではTHFを好ましく用いることがで る。
第六工程の反応温度は、通常-78~0℃であ 、-78~-40℃が好ましい。また、反応時間は、 常10分~1時間であり、好ましくは20分~40分で る。
前記スキームAにおける第七工程は、化合物
(3)を化合物(1)に変換する工程であり、たとえ
ば、下記構造を有する酸ハライド;
を塩基の存在下で反応させることにより得る
ことができる。反応条件等の詳細は化合物(1)
の製造方法で示したとおりである。
前記スキームAにおける第八工程は、化合 物(1)から化合物(2)を合成する工程であり、閉 環メタセシス反応により得ることができる。 反応条件等の詳細は化合物(2)の製造方法で示 したとおりである。
化合物(2)のR 5 が水素原子の場合、該水素原子は、化合物(5) の水素原子でもよく、第一工程のR 5 として保護基を導入し、その後のいずれかの 工程の前または後に行われる脱保護反応によ り生じる水素原子でもよい。
化合物(2)のR 5 が保護基の場合、第一工程のR 5 として保護基を導入してもよく、その後のい ずれかの工程の前または後に保護基を導入し てもよい。
化合物(2)のR 5 が糖鎖の場合、第一工程のR 5 として糖鎖を導入してもよく、第一工程のR 5 として保護基を導入し、その後のいずれかの 工程の前または後に行われる脱保護反応によ り遊離した水酸基に糖鎖を導入してもよい。
また、R 5 が保護基である場合、脱保護反応は、たとえ ば「Greene and Wuts, "Protective Groups in Organic Synthesis" (第2版、John Wiley & Sons 1991)」に 記載の方法により行うことができる。また、 遊離した水酸基と前記糖鎖との結合は、たと えば第4版実験科学講座26巻pp267-354(伊藤幸成 小川智也著、日本化学会編(丸善)1992)に記載 方法により行うことができる。
前記スキームAに沿った合成方法を利用する
ことにより、入手容易で安価な出発原料を用
いて、従来より短い工程数、かつ高収率でウ
ィタノライド類を製造することができる。
なお本明細書において引用された全ての先
技術文献は、参照として本明細書に組み入
られる。
以下、実施例により本発明を説明するが 本発明は実施例に何ら限定されるものでは い。
実施例におけるデータ測定は下記の機器類
用いて行った。
融点は、柳本微量融点測定装置を用いて測
した。測定値は全て未補正である。また、
外線吸収スペクトル(IR)は、JASCO FT/IR-660を
いて測定した。水素、および炭素核磁気共
スペクトル(H 1
-NMR、C 13
-NMR)は、Varian FX270、Varian Gemini300、Varian UNITY
puls500核磁気共鳴装置を用いて測定した。な
お、化学シフトはppm値で示し、シグナルの分
裂様式は次の略号を使用した。s=singlet,d=double
t,t=triplet,q=quartet,m=multiplet,br=broad。結合定数(J)
は、Hzで示した。低分解能Massスペクトル測定
には島津GCMS-QP500型、JEOL D-200、LEOL AX505(70eVdi
rect inlet system)を使用した。
また、実施例で使用される試薬は、特に言
がない限り市販の試薬を使用した。
[実施例1]
下記スキームBに沿って、化合物(2a)を製造
た。
第一工程:3-(t-ブチルジメチルシラニロキシ)
-10,13-ジメチル-1,2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16-テ
ラデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレ
-17-オン(化合物(6a))の合成
アルゴン雰囲気下、市販のトランスデヒド
アンドロステロン(化合物(5a))(1.44g,5.00mmol)(SI
GMA-ALDRICH 製品番号D4000)のジクロロメタン(25mL
)溶液に、0℃でトリエチルアミン(2.10mL,15.0mmol
)とTBSOTf(1.72mL, 7.50mmol)を加え、0℃で1時間撹
後、ジクロロメタンで希釈した反応液を10%HC
l水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗
後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
後溶媒を留去した。この残留物をシリカゲ
カラムクロマトグラフィー(CH 2
Cl 2
)で精製し、白色固体物質(mp151-153℃)として化
合物(6a)(1.90g,4.71mmol,94%)を得た。得られた化合
物(6a)のNMR等の測定結果を以下に示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 5.35 (1H, d, J=5.1Hz), 3.52-3.45 (1H, m), 2.51- 1.06 (19H, m), 1.03 (3H, s), 0.89 (12H, s), 0.06 ( 6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 221.03, 141.76, 120.37, 72.41, 51.79, 50.31, 47. 51, 42.76, 37.29, 36.69, 35.81, 32.00, 31.50, 31.44, 30.80, 25.90, 21.86, 20.33, 19.43, 18.21, 13.52, -4. 61; IR (KBr ): 2928, 2857, 1748, 1668 cm -1 ; MS (EI):m/z 345 (M + -57); HMRS Calcd for C 21 H 33 O 2 Si: 345.2250 (M + -57), found: 345.2271; [α] 25.3 D =+6.10 (c = 1.00, CHCl 3 )
第二工程:t-ブチル-(17-エチリデン-10,13-ジメ
ル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒ
ドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3イル
オキシ)-ジメチルシラン(化合物(7a))の合成
アルゴン雰囲気下、エチルトリフェニルホ
ホニウム臭化物(20.87g,56.2mmol)のTHF(120mL)溶液
、t-BuOK(6.34g,56.2mmol)を加え、室温で1時間撹
した。この溶液に化合物(6a)(5.82g,14.4mmol)を加
え15時間加熱還流した後、飽和塩化アンモニ
ム水溶液で反応を停止し、ジクロロメタン
抽出した有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
ろ過後溶媒を留去した。この残留物をシリ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CH 2
Cl 2
:ヘキサン=1:4)で精製し、白色固体物質(mp127-13
0℃)として化合物(7a)(5.08g,12.2mmol,85%)を得た。
られた化合物(7a)のNMR等の測定結果を以下に
示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 5.32 (1H, d, J=5.4Hz), 5.13 (H, tq, J=2.2, 7.0 Hz), 3.52-3.41 (1H, m), 3.47-1.02 (19H, m), 0.99 (3H , s), 0.87 (15H, m), 0.04 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 150.28, 141.58, 121.02, 113.45, 72.59, 56.57, 50 .24, 44.05, 42.83, 37.34, 37.02, 36.64, 32.09, 31.76, 31.44, 25.94, 24.49, 21.22, 19.40, 18.25, 16.61, 13 .13, -4.59; IR (KBr ): 3032, 2938, 1771, 1668 cm -1 ; MS (EI):m/z 357 (M + -57); HMRS Calcd for C 23 H 37 OSi: 357.2614 (M + -57), found: 357.2581; [α] 28.1 D =-45.19 (c=1.00, CHCl 3 )
第三工程:2-[3-(t-ブチルジメチルシラニロキ
)-13-メチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15-ドデカヒ
ロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イ
]-プロパン-1-オール(化合物(8a))の合成
アルゴン雰囲気下、化合物(7a)(1.24g,3.00mmol)
ジクロロメタン(30mL)溶液に、-78℃でパラホ
ムアルデヒド(1.80g,60.0mmol)とジメチルアルミ
ウムクロライド(28.8mL,30.0mmol)を加え、-78℃
3時間撹拌した後、飽和重曹水で反応を停止
た。反応液をセライトろ過し、ジクロロメ
ンで抽出した後、硫酸マグネシウムで乾燥
せ、ろ過後溶媒を留去した。この残留物を
リカゲルクロマトグラフィー(CH 2
Cl 2
)で精製し、白色固体物質(mp154-157℃)として化
合物(8a)(0.960g,2.15mmol,72%)を得た。得られた化
物(8a)のNMR等の測定結果を以下に示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 5.41 (1H, s), 5.32 (1H, d, J=5.1Hz), 3.62-3.39 (3H, m), 2.39-1.07 (19H, m), 1.03-1.00 (6H, m), 0.8 7 (9H, s), 0.80 (3H, s), 0.04 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 157.59, 141.85, 122.99, 120.93, 72.57, 66.54, 57 .39, 50.81, 47.01, 42.84, 37.32, 36.83, 35.37, 34.88, 32.07, 31.61, 31.23, 30.58, 25.93, 20.79, 19.35, 18 .24, 18.07, 16.20, -4.59; IR (KBr): 3389, 3031, 2939 , 1668, 1618 cm -1 ; MS (EI):m/z 387 (M + -57); HMRS Calcd for C 24 H 39 O 2 Si: 387.2720 (M + -57), found: 387.2712; [α] 28.1 D =-50.67 (c=1.00, CHCl 3 )
第四工程:2-[3-(t-ブチルジメチルシラニロキ
)-10,13-ジメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-
トラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナン
トレン-17-イル]プロパン-1-オール(化合物(9a))
合成
化合物(8a)(1.52g,3.41mmol)のTHF溶液(34mL)に10%Pd/C(
256mg)を加えたのち水素を充填させ、室温で12.
5時間撹拌させた。反応液をセライトろ過し
後、溶媒を留去した。この残留物をシリカ
ルクロマトグラフィー(CH 2
Cl 2
:ヘキサン=1:2)で精製し、白色固体物質(mp159-16
1℃)として化合物(9a)(1.27g,2.82mmol,83%)を得た。
られた化合物(9a)のNMR等の測定結果を以下に
示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 5.30 (1H, d, J=5.1Hz), 3.59 (1H, dd, J=3.5, 10 .5Hz), 3.46 (1H, m), 3.36 (1H, dd, J=7.0, 10.5Hz), 2.25-1.05 (19H, m), 1.02 (3H, d, J=4.3Hz), 0.98 (3H, s), 0.867 (9H, s), 0.68 (3H, s), 0.04 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 141.59, 121.07, 72.63, 68.03, 56.54, 52.45, 50.2 0, 42.82, 42.43, 39.66, 38.75, 37.39, 36.58, 32.08, 31.93, 27.72, 25.93, 24.38, 21.05, 19.42, 18.25, 16.7 5, 11.92, -4.59; IR (KBr): 3306, 2936, 2882, 2857, 1669 cm -1 ; MS (EI):m/z 389 (M + -57); HMRS Calcd for C 24 H 41 O 2 Si: 389.2876 (M + -57), found: 389.2871; [α] 24.4 D =-37.87 (c=1.00, CHCl 3 )
第五工程:2-[3-(t-ブチルジメチルシラニロキ
)-10,13-ジメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-
トラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナン
トレン-17-イル]-プロピオンアルデヒド(化合
(10a))の合成
アルゴン雰囲気下、化合物(9a)(500mg,1.12mmol)
ジクロロメタン溶液(38mL)にモルキュラーシ
ブス4A(206mg)とピリジニウムジクロメート(2.11
g,5.60mmol)を加え、室温で3時間撹拌させた。反
応液をセライトろ過した後、溶媒を留去した
。この残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製し、白色
体物質(mp127-131℃)として化合物(10a)(241mg,0.543m
mol,80%)を得た。得られた化合物(10a)のNMR等の
定結果を以下に示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 9.58 (1H, d, J=3.2Hz), 5.32 (1H, d, J=5.1Hz), 3.48-3.46 (1H, m), 2.36-1.17 (18H, m), 1.12 (3H, d, J=4.6), 1.00 (3H. s), 0.87 (9H, s), 0.73 (3H, s), 0.06 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 204.94, 141.49, 120.91, 72.53, 56.01, 51.92, 51. 01, 50.16, 49.45, 42.93, 42.78, 39.47, 37.35, 32.04, 31.87, 31.84, 27.02, 25.90, 24.63, 20.97, 19.39, 18. 21, 13.55, 12.19, -4.61; IR (KBr): 2936, 2898, 2856, 2819, 1730, 1670 cm -1 ; MS (EI):m/z 387 (M + -57); HMRS Calcd for C 24 H 39 O 2 Si: 387.2720 (M + -57), found: 387.2742; [α] 24.9 D =-42.36 (c=1.00, CHCl 3 )
第六工程:2-[3-(t-ブチルジメチルシラニロキ
)-10,13-ジメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-
トラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナン
トレン-17-イル]-ヘクス-5-エン-3-オール(化合
(3a))の合成
アルゴン雰囲気下、化合物(10a)(500mg,1.12mmol)
THF溶液(38mL)に、-78℃でアリルマグネシウム
ロライド(1.63mL,1.63mmol)を加え、-78℃で30分撹
拌した後、飽和塩化アンモニウムで反応を停
止させた。反応液をジクロロメタンで抽出し
、有機層を10%HCl水溶液、飽和重曹水、飽和食
塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥、ろ過後溶媒を留去した。この残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製し、白色固体
質(mp150-154℃)として化合物(3a)(235mg,0.482mmol,89%
)(ジアステレオマー比=1:1)を得た。得られた
合物(3a)のNMR等の測定結果を以下に示す。
低極性側:
1
H-NMR (270MHz) (CDCl 3
):δ 5.80-5.77 (1H, m), 5.30 (1H, d, J=5.1Hz), 5.12-
5.06 (2H, m), 3.70 (1H, dd, J=5.1, 8.6Hz), 3.52-3.45
(1H, m), 2.25-1.02 (21H, m), 0.98 (3H, s), 0.90 (
3H, d, J=5.1Hz), 0.87 (9H, s), 0.66 (3H, s), 0.04
(6H, s); 13
C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3
):δ 141.57, 135.74, 121.09, 117.37, 72.62, 72.47, 56
.67, 52.62, 50.16, 42.82, 42.28, 40.13, 40.09, 39.81,
37.37, 36.56, 32.08, 31.96, 31.88, 27.70, 25.94 24.
20, 21.09, 19.42, 18.25, 11.74, 11.69, -4.60; IR (KB
r): 3607, 3077, 2935, 2898, 2857, 1640 cm -1
; MS (EI):m/z 429 (M +
-57); HMRS Calcd for C 27
H 45
O 2
Si: 429.3189 (M +
-57), found: 429.3174; [α] 24.5 D
=-28.11 (c=1.00, CHCl 3
)
高極性側:
1
H-NMR (270MHz) (CDCl 3
):δ 5.85-5.80 (1H, m), 5.32 (1H, d, J=5.4Hz), 5.17-
5.14 (2H, m), 3.71-3.67 (1H, m), 3.51-3.43 (1H, m),
2.27-1.01 (21H, m), 0.99 (3H, s), 0.93 (3H, d, J=7
.0Hz), 0.88 (9H, s), 0.70 (3H, s), 0.05 (6H, s)
第七工程:1-{1-[3-(t-ブチルジメチルシラニロ
シ)-10,13-ジメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,1
7-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナ
ントレン-17-イル]-エチル}-ブト-3-エニルエス
ル(化合物(1a))の合成
アルゴン雰囲気下、化合物(3a)(低極性化合
)(111mg,0.229mmol)のジクロロメタン溶液(7mL)に、
0℃でジイソプロピルエチルアミン(0.20mL,1.13mm
ol)とアクリル酸クロリド(74.4μL,0.916mmol)を加
、室温で2.5時間反応させた。反応液をジク
ロメタンで希釈し、10%HCl水溶液、飽和重曹
、飽和食塩水で順次洗浄後、有機層を硫酸
グネシウムで乾燥、ろ過後溶媒を留去した
この残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製し、
色固体物質(mp113-117℃)として化合物(1a)(109mg,
0.202mmol,88%)を得た。得られた化合物(1a)のNMR等
の測定結果を以下に示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 6.32 (1H, dd, J=1.6, 17.0Hz), 6.09 (1H, dd, J= 10.4, 17.4Hz), 5.80 (1H, dd, J=1.8, 10.1Hz), 5.70-5.6 8 (1H, m), 5.27 (1H, d, J=4.9Hz), 5.08-4.99 (3H, m) , 3.52-3.45 (1H, m), 2.38-1.04 (20H, m), 1.01 (3H, d, J=6.8Hz), 0.97 (3H, s), 0.86 (9H, s), 0.65 (3H, s), 0.03 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 165.81, 141.43, 134.11, 130.17, 128.95, 121.10, 117.44, 75.41, 72.56, 56.59, 52.49, 50.13, 42.26, 39. 73, 38.70, 37.35, 36.88, 36.53, 32.05, 31.91, 31.81, 28.03, 25.91, 24.21, 21.04, 19.40, 18.21, 12.69, 11. 62, -4.60; IR (KBr): 2935, 2861, 1721, 1641 cm -1 ; MS (EI):m/z 483 (M + -57); HMRS Calcd for C 30 H 47 O 3 Si: 483.3295 (M + -57), found: 483.3267; [α] 24.7 D =-34.13 (c=0.68, CHCl 3 )
第八工程:6-{1-[3-(t-ブチルジメチルシラニロ
シ)-10,13-ジメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,1
7-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナ
ントレン-17-イル]-エチル}-5,6-ジヒドロピラン
-2-オン(化合物(2a))の合成
アルゴン雰囲気下、化合物(1a)(109mg,0.202mmol)
ジクロロメタン溶液(11mL)に第一世代グラブ
触媒(133mg,0.162mmol)(Fluka製品番号09587)を加え
室温で5.5時間撹拌させ、反応液の溶媒を留
した。この残留物をシリカゲルカラムクロ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:6)で精
し、白色固体物質(mp213-217℃)として目的化
物(2a)(61mg,0.119mmol,59%)(第一工程~第八工程のト
ータル収率8.8%)を得た。得られた化合物(2a)の
NMR等の測定結果を以下に示す。
1 H-NMR (270MHz) (CDCl 3 ):δ 6.89 (1H, td, J=2.0, 9.7Hz), 5.98 (1H, dd, J=2 .1, 9.7Hz), 5.28 (1H, d, J=5.1Hz), 4.48 (1H, m), 3. 48-3.45 (1H, m), 2.61-2.50 (1H, m), 2.25-1.19 (19H, m), 1.05 (3H, d, J=6.5Hz), 0.98 (3H, s), 0.87 (9H, s), 0.67 (3H, s), 0.04 (6H, s); 13 C-NMR (67.5MHz) (CDCl 3 ):δ 164.91, 145.84, 141.44, 121.13, 121.01, 80.04, 7 2.54, 56.45, 51.14, 48.00, 42.77, 42.13, 39.54, 39.50 , 37.28, 36.47, 32.03, 31.90, 31.76, 27.62, 27.35, 2 5.89, 24.09, 21.01, 19.37, 18.19, 13.18, 11.67, -4.64 ; IR (KBr): 2936, 2900, 2882, 2857, 1702 cm -1 ; MS (EI):m/z 455 (M + -57); HMRS Calcd for C 28 H 43 O 3 Si:455.2982 (M + -57), found: 455.2989; [α] 24.7 D =-58.51 (c=0.92, CHCl 3 )
本発明は、前記式(1)で表される化合物に 環メタセシス反応を適用するものであるの 効率的かつ高収率に式(2)で表される化合物 たはその塩を製造することができる。また 本発明の製造方法は、温和な条件で反応を めることができ、単離も容易であるため、 業的な利用にも優れている。
Next Patent: TILTING AUTOMATIC POURING METHOD AND STORAGE MEDIUM
