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Title:
PROCESS FOR PRODUCTION OF NANO-IMPRINTED FILM, DISPLAYS AND LIQUID CRYSTAL DISPLAYS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/118943
Kind Code:
A1
Abstract:
The invention provides a process by which a high-precision nano-imprinted film can be produced even when the base supporting the film has ultraviolet-absorbing power. A process for the production of a nano-imprinted film which is formed on a base and has nanometer-sized recesses and projections on the surface, comprising the first step of applying an ultraviolet-curable resin to a base containing an ultraviolet-absorbing component to form a coating, the second step of irradiating the coating with ultraviolet rays from the face side of the coating to form a semi-cured coating, the third step of subjecting the semi-cured coating to nano-imprinting to form a coating having recesses and projections on the surface and the fourth step of curing the resulting coating to form a nano-imprinted film.

Inventors:
IMAOKU TAKAO
TAGUCHI TOKIO
HAYASHI HIDEKAZU
TSUDA KAZUHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/070307
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
November 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
IMAOKU TAKAO
TAGUCHI TOKIO
HAYASHI HIDEKAZU
TSUDA KAZUHIKO
International Classes:
B29C59/04; G02B1/11; G02B1/118; G02B5/30; G02F1/1335; H01L21/027; B29L11/00
Domestic Patent References:
WO2007040023A12007-04-12
Foreign References:
JP2006062240A2006-03-09
JP2001264520A2001-09-26
JP2004205990A2004-07-22
JP2006039450A2006-02-09
Attorney, Agent or Firm:
YASUTOMI, Yasuo et al. (JP)
Yasuo Yasutomi (JP)
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Claims:
基材上に形成された、ナノメートルサイズの凹凸を表面に有するナノインプリントフィルムの製造方法であって、
該製造方法は、紫外線吸収成分を含む基材上に、紫外線硬化性を有する樹脂を塗布して膜を形成する第一工程と、
該膜の表面側から紫外線を照射し、半硬化した膜を形成する第二工程と、
該半硬化した膜の表面に凹凸処理を行い、凹凸面を有する膜を形成する第三工程と、
該凹凸面を有する膜に硬化処理を行い、ナノインプリントフィルムを得る第四工程とを含む
ことを特徴とするナノインプリントフィルムの製造方法。
前記第三工程では、金型を膜の表面に押し当てることを特徴とする請求項1記載のナノインプリントフィルムの製造方法。
前記第四工程では、凹凸面を有する膜の表面側から紫外線を照射することを特徴とする請求項1又は2記載のナノインプリントフィルムの製造方法。
前記金型は、紫外線を遮光する材料で構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載のナノインプリントフィルムの製造方法。
前記金型は、外周面にナノメートルサイズの凹凸が形成された円筒体であり、
前記第三工程では、半硬化した膜の表面に対し回転する金型を押し当て、ナノメートルサイズの凹凸を膜表面に連続的に形成することを特徴とする請求項2~4のいずれかに記載のナノインプリントフィルムの製造方法。
前記基材は、紫外線吸収成分を含む支持部材と、偏光素子とを有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のナノインプリントフィルムの製造方法。
請求項1~6のいずれかに記載の製造方法で作製されたナノインプリントフィルムを表示面に備えることを特徴とする表示装置。
基材上に形成された、ナノメートルサイズの凹凸を表面に有するナノインプリントフィルムを備える表示装置であって、
該基材は、紫外線吸収成分を含み、
該ナノインプリントフィルムは、表面側からの紫外線照射のみで硬化処理されたものであることを特徴とする表示装置。
一対の基板及び該一対の基板に挟持された液晶層を備える液晶表示装置であって、
該一対の基板の一方は、基材、及び、該基材上に形成されたナノメートルサイズの凹凸を表面に有するナノインプリントフィルムを表示面側の表面に備え、
該基材は、紫外線吸収成分を含む支持部材と、偏光素子とを有し、
該ナノインプリントフィルムは、表面側からの紫外線照射のみで硬化処理されたものである
ことを特徴とする液晶表示装置。
Description:
ナノインプリントフィルムの製 方法、表示装置及び液晶表示装置

本発明は、ナノインプリントフィルムの製 造方法、表示装置及び液晶表示装置に関する 。より詳しくは、表示面において光を低反射 させる反射防止膜に好適に用いられるナノイ ンプリントフィルムを製造する方法、並びに 、ナノインプリントフィルムを表示面に備え る表示装置及び液晶表示装置に関するもので ある。

ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)ディスプレイ 、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、 プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel) エレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence )ディスプレイ等のディスプレイの表面には 傷つき防止機能、外光の映り込み防止機能 汚れ防止機能等の様々な機能が要求される そこで、このようなディスプレイの表面に 保護フィルム等の保護部材が貼り付けられ ことがあるが、この保護フィルムが外光の り込みを防止する反射防止膜としても機能 ることで、要求される機能を一度に付与す ことができる。

保護フィルムの材料としては、複屈折性が 生じにくく、透湿性に優れ、かつ接着性の高 いトリアセチルセルロース(TAC:Tri Acetyl Cellul ose)が多く用いられる。そして、外光の映り み対策として、このTACフィルム表面に微細 凹凸を形成し、光の散乱効果を用いて外光 映り込みを防止する防眩(AG:Anti Glare)処理、 は、TACフィルム表面に屈折率の異なった材 を被膜し、TACフィルム表面で反射した光と 膜表面で反射した光との干渉効果によって 射を低減させる低反射(LR:Low Reflection)処理 施すことが知られている。

LCDにおいては、通常、偏光板が観察面側の 最表面に位置するので、偏光板がこのような 機能を有することが求められる。このような 偏光板の製造方法としては、まず、基材とな るTACフィルムをロールから巻き出し、続いて 、縦方向及び/又は横方向に延伸され、該延 された方向にヨウ素分子が吸着配向された リビニルアルコール(PVA:Poly Vinyl Alcohol)フィ ルムをロールから巻き出してこれらを貼り合 わせ、続いて、PVAフィルムのもう一方の面に 対しもう1枚TACフィルムを貼り合わせて、PVA ィルムが2枚のTACフィルムによって挟み込ま るものとし、最後に、TACフィルム表面に凹 を設けるためのエンボス加工を施す手段が られている(例えば、特許文献1参照。)。な 、延伸されたPVAフィルムは偏光フィルムと て機能する。

ところで、近年、表示面における低反射を 実現するための方法として、モスアイ構造と 呼ばれる微細な凹凸パターンが密集した構造 を表示面上に形成する技術が注目を集めてい る(例えば、特許文献2参照。)。より詳しくは 、モスアイ構造は、凹凸の周期が可視光波長 以下、すなわち、ナノサイズ(数十~数百nm)で 御された構造を有しており、これにより、 示面に入射する光に対する屈折率を凹凸の さに沿って連続的に変化させることができ ため、表示面において光の反射を低減させ ことができる。

このような凹凸構造を形成する方法としては 、金型に刻み込んだナノサイズの凹凸を、基 板上に塗布した樹脂材料に押し付けて形状を 転写する技術、いわゆるナノインプリント技 術が現在注目されている。ナノインプリント 技術の方式としては、熱ナノインプリント技 術、UV(Ultraviolet;紫外線)ナノインプリント技 等が挙げられる。UVナノインプリント技術は 、例えば、透明基板上に紫外線硬化樹脂の薄 膜を成膜し、該薄膜上に、ナノサイズの凹凸 を有する金型を押し付けて薄膜上に凹凸を形 成し、その後紫外線を照射することによって 薄膜を硬化させ、透明基板上に金型の反転形 状のナノインプリントフィルムを形成する技 術である。

米国特許第6888676号明細書

特開2004-205990号公報

しかしながら、偏光フィルムに通常添加さ れるヨウ素は、紫外線照射を受けると劣化し てしまう。そのため、劣化防止の策として、 偏光板に対して紫外線吸収剤を含有させるこ とでPVAフィルムに吸着配向されたヨウ素を紫 外線から保護することが考えられる。また、 このときTACフィルム等の支持部材に対して紫 外線吸収剤を添加することができれば、紫外 線吸収能を有する支持部材を得ることができ る。

ところが、このように偏光板が紫外線吸収 能を有していると、上述の特許文献2に記載 方法のように微細凹凸パターンが形成され 側の逆側から紫外線を照射した場合に、偏 板によってその紫外線が吸収されることに るため、紫外線硬化性樹脂を凹凸パターン 材料とするUVナノインプリント技術を用いる ことができない。ここで、微細凹凸パターン が形成される側から紫外線を照射する方法も 考えられるが、通常、紫外線の照射は、凹凸 パターンを有する金型等の圧接と同時に行わ れるため、その金型が透光性を有しているこ とが必須となる。

本発明は、上記現状に鑑みてなされたもの であり、フィルムの基材が紫外線吸収能を有 する場合であっても、精度の高いナノインプ リントフィルムを効率的に製造することがで きる方法を提供することを目的とするもので ある。

本発明者らは、紫外線を用いてナノインプ リントフィルムを製造する方法について種々 検討したところ、基材上に硬化性の樹脂を塗 布して膜を形成し、塗布した膜の表面に対し 凹凸を設け、凹凸が設けられた膜を硬化させ る一連の工程に着目し、従来の方法において 均一に成膜を行い、かつ精度の高い凹凸を得 るためには、凹凸を形成すると同時に樹脂膜 を硬化させる必要があったことを見いだした 。これに対し本発明者らは、まず、基材上に 樹脂膜を塗布する際には、基材上に均一な膜 厚で成膜できるよう比較的低い粘度の状態で 樹脂の塗布を行い、一方、塗布した樹脂の表 面に対し凹凸を設ける際には、型崩れが起こ らないように比較的高い粘度の状態で凹凸を 形成することで、凹凸面を形成すると同時に 紫外線照射を行わなくとも、精度の高いナノ インプリントを行うことができることを見い だした。また、これにより、たとえ基材が紫 外線を吸収する成分を含んでいたとしても、 膜の表面側から紫外線の照射を行って凹凸を 形成することができることを見いだし、上記 課題をみごとに解決することができることに 想到し、本発明に到達したものである。

すなわち、本発明は、基材上に形成された 、ナノメートルサイズの凹凸を表面に有する ナノインプリントフィルムの製造方法であっ て、上記製造方法は、紫外線吸収成分を含む 基材上に、紫外線硬化性を有する樹脂を塗布 して膜を形成する第一工程と、上記膜の表面 側から紫外線を照射し、半硬化した膜を形成 する第二工程と、上記半硬化した膜の表面に 凹凸処理を行い、凹凸面を有する膜を形成す る第三工程と、上記凹凸面を有する膜に硬化 処理を行い、ナノインプリントフィルムを得 る第四工程とを含むナノインプリントフィル ムの製造方法である。

本発明の製造方法について、以下に詳述す る。

本発明によって製造されるナノインプリン トフィルムは、ナノメートルサイズの凹凸を 表面に有する。本明細書において「ナノメー トルサイズの凹凸」とは、隣接する凹凸の頂 点間の横幅が、ナノメートル単位、すなわち 、1nm以上、1000nm未満である凹凸形状をいう。 好ましくは、隣接する凹凸の頂点間の横幅が 可視光波長の下限、すなわち、380nm以下であ 、そうすることで、例えば、表示装置の表 面における反射光を低減することが可能な ノインプリントフィルムを得ることができ 。

本発明のナノインプリントフィルムの製造 方法は、紫外線吸収成分を含む基材上に、紫 外線硬化性を有する樹脂を塗布して膜を形成 する第一工程を含む。本明細書において「紫 外線」とは、1~400nmの波長域を有する電磁波 いい、本発明に用いられる紫外線吸収成分 、この波長域周辺(1~420nm)に吸収極大を有す 成分である。本発明の製造方法は、このよ に基材が紫外線吸収成分を含むことで、基 が紫外線非透過性を有するときに特に好適 用いられる。なお、紫外線の極大波長域と 外線吸収剤の吸収極大波長域とが重複する 合に紫外線非透過性は向上する。本発明で 、上記第一工程として、このような基材上 紫外線硬化性を有する樹脂を塗布して膜を 成する。塗布される樹脂は、膜を均一に塗 することが可能な程度の粘性を有するよう 調製されることが好ましい。

本発明のナノインプリントフィルムの製造 方法は、上記膜の表面側から紫外線を照射し 、半硬化した膜を形成する第二工程を含む。 このように膜の表面側から紫外線を照射する ことで、基材上に塗布された膜の粘性を高め ることができ、その後の工程において膜表面 に凹凸を形成する際の精度を格段に高めるこ とができる。紫外線を照射するインプリント 法によれば、熱硬化処理を行ってインプリン トする場合と比べて、熱膨張、熱収縮等を考 慮しなくてすむ。また、加熱及び冷却時間を 考慮しなくてよいため、工程時間を短縮する ことができる。

本発明のナノインプリントフィルムの製造 方法は、上記半硬化した膜の表面に凹凸処理 を行い、凹凸面を有する膜を形成する第三工 程を含む。この工程により、ナノインプリン トフィルムの凹凸のサイズは規定される。上 記第三工程では、凹凸の形成方法として、金 型を膜の表面に押し当てることが好ましい。 金型によれば、容易に凹凸を形成することが できる。なお、本明細書において金型とは、 金属材料で構成されるものに限定されず、膜 の表面に対しナノサイズの凹凸を形成するこ とができるものであれば特に限定されない。

本発明のナノインプリントフィルムの製造 方法は、上記凹凸面を有する膜に硬化処理を 行い、ナノインプリントフィルムを得る第四 工程を含む。この工程により、金型によって 転写された凹凸の形が固定され、ナノインプ リントフィルムとして完成する。上記第四工 程では、上記第二工程のように、凹凸面を有 する膜の表面側から紫外線を照射することが 好ましいが、上記樹脂が熱硬化性を有する場 合には加熱処理を行う方法を用いてもよく、 上記樹脂が紫外線以外の光、例えば、可視光 線に対して硬化性を有する場合には、可視光 の波長域を有する光を照射する方法を用いて もよい。また、これら加熱と光照射とを組み 合わせて行ってもよい。加熱と光照射とを同 時に行うことで、硬化処理速度を速めること ができる。なお、本明細書において「可視光 線」とは、380~780nmの波長域を有する電磁波を いう。

本発明の製造方法の構成としては、このよ うな構成要素を必須として形成されるもので ある限り、その他の構成要素を含んでいても 含んでいなくてもよく、特に限定されるもの ではない。

本発明の製造方法の他の好ましい態様につ いて、以下に詳述する。

上記凹凸処理として金型が用いられる場合 であって、かつ上記金型が紫外線を遮光する 材料で構成されている場合に、本発明は特に 好適に用いられる。遮光とは、光を反射、吸 収すること等をいう。本発明においては、凹 凸処理と同時に膜の表面に対し紫外線を照射 する必要がないので、金型の材料として紫外 線を遮光する材料を用いてもよい。したがっ て、金型を構成する材料として、例えば、ア ルミニウム、タンタル、チタン、シリコン等 の加工が容易な金属を用いることができ、こ れにより、例えば、高価な石英を用いる場合 と比べ、費用を抑えることが可能となる。ま た、加工が容易な金属を用いることで、高精 細な凹凸形状を有するナノインプリントフィ ルムを容易に作製することができる。

上記金型は、外周面にナノメートルサイズ の凹凸が形成された円筒体であり、上記第三 工程では、半硬化した膜の表面に対し回転す る金型を押し当て、ナノメートルサイズの凹 凸を膜表面に連続的に形成することが好まし い。本発明はフィルムの表面に加工を施す技 術に関するものであるため、例えば、ロール に巻き付けられたフィルムを巻き出して、そ のフィルム表面に凹凸処理を連続的に施して いくことが製造効率上好ましく、そのため、 凹凸処理を行う部材としては、外周面にナノ メートルサイズの凹凸が形成された円筒体を 用いて、それを回転させながら凹凸を膜表面 に押し当て、膜に対し凹凸形状を転写できる ものが効率的である。また、円筒体の金型ロ ールを回転させる方法によれば、シームレス な(継ぎ目のない)表面構造を形成することが きる。このようなナノメートルサイズの凹 を有する金型は、例えば、陽極酸化及びエ チングを用いる方法、電子線を用いたEB(Elec tron beam)描画法、電子線リソグラフィ法、ス ッパ露光法等を用いることで精度のよいも を作製することができる。なお、円筒体が える凹凸の好ましい形状としては、円錐状 び角錐状が挙げられる。これにより、一定 割合で徐々に屈折率が変化したものが作製 れる。

上記基材は、紫外線吸収成分を含む支持部 材と、偏光素子とを有することが好ましい。 基材がヨウ素を含有する偏光素子を有するこ とで、本発明で得られたナノインプリントフ ィルムをLCDの表面に配置される反射防止膜と して用いることができ、また、その支持部材 が紫外線吸収成分を含んでいるので、偏光素 子に対する保護機能が果たされる。

本発明はまた、上記本発明の製造方法によ って得られたナノインプリントフィルムを表 示面に備える表示装置の発明でもある。この ように本発明の製造方法で得られたナノイン プリントフィルムをパネルの表示面に備え付 けることで、低反射性に優れた、外光の映り 込みが少ない表示装置を得ることができる。 本発明の表示装置としては、CRT、LCD、PDP、EL の表示装置が挙げられる。

本発明はまた、基材上に形成された、ナノ メートルサイズの凹凸を表面に有するナノイ ンプリントフィルムを備える表示装置であっ て、上記基材は、紫外線吸収成分を含み、上 記ナノインプリントフィルムは、表面側から の紫外線照射のみで硬化処理されたものであ る表示装置でもある。本発明の表示装置が備 えるナノインプリントフィルムは紫外線照射 によって硬化する材料で構成されており、ナ ノインプリントフィルムが形成される基材は 紫外線吸収成分を含んでいる。したがって、 このようなナノインプリントフィルムが裏面 からの紫外線照射によって硬化されたもので ある場合、良質な膜とはなりにくい。これに 対し本発明の表示装置は、表面側からの紫外 線照射のみで形成されたナノインプリントフ ィルムを有しているため、良質な膜が得られ ており、低反射性に優れている。また、基材 自身が紫外線吸収機能を有しているので、膜 厚の薄い表面基材を作製することができる。 したがって、本発明の表示装置は、紫外線吸 収機能及び低反射性に優れ、かつ膜厚の薄い 表面基材を備える表示装置といえる。

本発明はまた、一対の基板及び該一対の基 板に挟持された液晶層を備える液晶表示装置 であって、上記一対の基板の一方は、基材、 及び、該基材上に形成されたナノメートルサ イズの凹凸を表面に有するナノインプリント フィルムを表示面側の表面に備え、上記基材 は、紫外線吸収成分を含む支持部材と、偏光 素子とを有し、上記ナノインプリントフィル ムは、表面側からの紫外線照射のみで硬化処 理されたものである液晶表示装置でもある。 上述のとおり、液晶表示装置が通常備える偏 光板は、偏光素子の保護機能の観点から、紫 外線吸収成分を有する基材を含んで構成され ていることが好ましい。本発明の液晶表示装 置が備えるナノインプリントフィルムは紫外 線照射によって硬化する材料で構成されてお り、ナノインプリントフィルムが形成される 基材は紫外線吸収成分を含んでいる。したが って、このようなナノインプリントフィルム が裏面からの紫外線照射によって硬化された ものである場合、良質な膜とはなりにくい。 これに対し本発明の液晶表示装置は、表面側 からの紫外線照射のみで形成されたナノイン プリントフィルムを有しているため、良質な 膜が得られており、低反射性に優れている。 また、基材自身が紫外線吸収機能を有してい るので、膜厚の薄い偏光板を作製することが できる。したがって、本発明の液晶表示装置 は、偏光素子保護機能及び低反射性に優れ、 かつ膜厚の薄い偏光板を備える液晶表示装置 といえる。

本発明のナノインプリントフィルムの製造 方法によれば、裏面露光を行うことなくUVナ インプリント法を用いることができるので ナノインプリントフィルム材料が塗布され 基材が紫外線を吸収するものであったとし も、容易に、高精細な凹凸を有するナノイ プリントフィルム作製することができる。

以下に実施例を掲げ、本発明について、図 面を参照して更に詳細に説明するが、本発明 はこれらの実施例のみに限定されるものでは ない。

(実施例1)
実施例1では、本発明のナノインプリントフ ルムの製造方法の一例を示す。図1は、実施 1で作製されるナノインプリントフィルムの 製造工程を示す模式図である。実施例1にお るナノインプリントフィルムの製造方法に いて、以下、順を追って説明する。

<基材の準備>
まず、ナノインプリントフィルムを形成する ための基材を準備する。実施例1において基 は液晶表示装置等に用いられる偏光板であ 。図2は、実施例1で用いられる偏光板の断面 模式図である。図2に示すように、偏光板(基 )20は、一方の支持部材である第一のTACフィ ム21、偏光素子であるPVAフィルム22、及び、 もう一方の支持部材である第二のTACフィルム 23の3つの層が積層されたフィルム構造を有し ている。PVAフィルム22は、横方向及び/又は縦 方向に延伸されており、PVAフィルム22表面に ヨウ素が延伸方向に吸着配向されている。 一のTACフィルム21及び第二のTACフィルム23の 少なくとも一方には紫外線吸収剤が含有され ており、1~400nmの波長域を有する紫外線が照 されたときに、その吸収極大での波長にお て、紫外線照射量(J/cm 2 )の50%以上を吸収する。好ましくは、第一のTA Cフィルム21及び第二のTACフィルム23のいずれ が紫外線吸収剤を含有しており、いずれも 上記割合で紫外線を吸収する。紫外線吸収 としては、例えば、ベンゾフェノン系化合 、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾエ ト系化合物、トリアジン系化合物などの有 化合物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化ス 等の金属酸化物等が挙げられる。このよう 紫外線吸収剤は、例えば、微粒子の状態でT ACフィルム内に存在する。図1に示すように、 実施例1においてこのような偏光板20は、巻き 付けられてロール状となっており、その基材 フィルムロール11を回転させることで巻き出 ことができる。

<塗布(第一工程)>
まず、基材フィルムロール11を回転させつつ 材フィルムロール11から、ベルト状の基材 ィルム20を図1中の矢印の方向に送り出す。 に、基材フィルム20に対しダイコーター12を いて樹脂材料を塗布し、膜30を形成する。 布方法としては、その他にスリットコータ 、グラビアコーター等を用いる方法が挙げ れる。

実施例1において塗布される樹脂材料は、 外線を照射すると硬化する性質(紫外線硬化 )を有する樹脂で構成されており、例えば、 紫外線を吸収して重合が開始するモノマー、 それ単独では紫外線を吸収しても重合は開始 しないが、光重合開始剤が添加され、その光 重合開始剤が紫外線を吸収して活性種となっ て重合が開始するモノマー等を用いることが でき、適宜、光重合開始剤、光増感剤等が加 えられてもよい。このとき起こる光重合反応 としてはラジカル重合、カチオン重合等が挙 げられる。

ラジカル重合であれば、例えば、単官能( タ)アクリレート及び/又は多官能(メタ)アク レートを重合性モノマー成分とし、光重合 始剤によってラジカル反応を開始させる。

単官能(メタ)アクリレートとしては、例え 、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ア ル、2-エチルヘキシル、オクチル、ノニル ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、 クロヘキシル、ベンジル、メトキシエチル ブトキシエチル、フェノキシエチル、ノニ フェノキシエチル、テトラヒドロフルフリ 、グリシジル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒド キシプロピル、3-クロロ-2-ヒドロキシプロ ル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミ エチル、ノニルフェノキシエチルテトラヒ ロフルフリル、カプロラクトン変性テトラ ドロフルフリル、イソボルニル、ジシクロ ンタニル、ジシクロペンテニル、ジシクロ ンテニロキシエチル等の置換基を有する(メ )アクリレートが挙げられる。

多官能(メタ)アクリレートとしては、例え 、1、3-ブチレングリコール、1、4-ブタンジ ール、1、5-ペンタンジオール、3-メチル-1、 5-ペンタンジオール、1、6-ヘキサンジオール ネオペンチルグリコール、1、8-オクタンジ ール、1、9-ノナンジオール、トリシクロデ ンジメタノール、エチレングリコール、ポ エチレングリコール、プロピレングリコー 、ジプロピレングリコール、トリプロピレ グリコール、ポリプロピレングリコール等 置換基を有する(メタ)アクリレートが挙げ れる。

光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイ ンイソブチルエーテル、2、4-ジエチルチオキ サントン、2-イソプロピルチオキサントン、 ンジル、2、4、6-トリメチルベンゾイルジフ ェニルフォスフィンオキシド、2-ベンジル-2- メチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)- タン-1-オン、ビス(2、6-ジメトキシベンゾイ )-2、4、4-トリメチルペンチルフォスフィン キシド等が挙げられる。

光増感剤としては、例えば、トリメチルア ミン、メチルジメタノールアミン、トリエタ ノールアミン、p-ジエチルアミノアセトフェ ン、p-ジメチルアミノ安息香酸エチル、p-ジ メチルアミノ安息香酸イソアミル、N、N-ジメ チルベンジルアミン及び4、4’-ビス(ジエチ アミノ)ベンゾフェノン等が挙げられる。

カチオン重合であれば、例えば、カチオン 重合型の光重合開始剤を含むエポキシ樹脂を 用いる。エポキシ樹脂としては、例えば、ビ スフェノールA-エピクロールヒドリン型、長 脂肪族型、グリシジルエステル型、グリシ ルエーテル型、脂環式、臭素化、複素環式 等が挙げられる。カチオン重合型の光重合 始剤としては、スルホニウム塩、ヨードニ ム塩、ジアゾニウム塩等が挙げられる。

このとき塗布される樹脂材料は、基材フィル ム20全体にほぼ均一な厚さで膜30を形成する とができる程度の粘度を有していることが ましく、例えば、有機溶媒等を利用して粘 を調整することにより粘度を適切に調製し 後、塗布工程に進むことが好ましい。また 塗布する樹脂材料としても、紫外線13の照射 によって粘度を容易に調節することが可能な 材料であることが好ましい。これにより製造 効率が向上する。均一に塗布を行うのに好ま しい粘度の範囲は、1×10 -3 ~1(Pa・s)である。このような範囲とすること より、膜厚ムラの少ない良質の膜を作製す ことができる。

<半硬化処理(第二工程)>
続いて、塗布した状態の膜30に対し、膜30の 度を高めるための紫外線13照射を行う。光源 としては、蛍光ランプ、低圧水銀ランプ、高 圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハラ イドランプ等を用いることができる。光源は 、用いる材料に応じて適宜変更する。実施例 1において基材フィルム20は、紫外線13を吸収 る特性を有しているため、この工程におい 紫外線13の照射は、膜30の表面側から行われ る。この処理は室温で行うことができる。紫 外線13の照射によって、紫外線硬化性樹脂膜 では光重合が起こり、硬化が進むため、塗 した膜30の粘度が向上する。ここでは、膜30 を完全に硬化させる処理は行わず、半硬化さ せるにとどめる。このときの硬化の度合いと しては、次の凹凸処理が良好に行われるよう に、樹脂全体の40~60重量%が硬化する条件とす ることが好ましい。紫外線13の照射量は、用 る材料によって適切な値が異なるため、例 ば、下記第四工程で照射を行う300~3000J/cm 2 の照射条件に合わせてそれを基準値とし、適 宜設定を行う。したがって、膜30の材料は、 外線照射量によって粘度を制御することが 能な材料であることが好ましい。また、硬 するための紫外線照射量に一定の幅をもつ 料であることが好ましい。なお、膜30の材 が嫌気性を有する場合には、紫外線13の照射 は、窒素雰囲気下で行うことが好ましい。

<凹凸処理(第三工程)>
続いて、基材フィルム20は、ピンチロール14 介して円筒状の金型ロール15へと進み、金型 ロール15の外周面に沿って半周分移動する。 のとき、基材フィルム20に塗布された膜30が 金型ロールの外周面と接する。金型ロール15 、頂点間の幅が50~500nmであり、かつ深さが50 ~1000nmの円錐状(コーン形状)又は角錐状の複数 の凹凸が外周面に形成された円筒体である。 好ましくは、金型ロール15の深さは50~500nmで る。なお、インプリント時の離型性を高め ために用いられる離型剤の種類によって、 型ロールの深さと、膜に形成される凹凸の さとが異なることがある。円筒の寸法は、 えば、内径250mm、外径260mm、長さ400mmである このような金型ロール15は、例えば、押出加 工により作製された円筒状のアルミニウム管 を切削研磨した後、得られた研磨アルミニウ ム管の平滑なアルミニウム表面に対し、アル ミニウムの陽極酸化とエッチングとを3回繰 返し実施することにより作製することがで る。金型ロール15は、円筒状のアルミニウム 管の外周を同時に陽極酸化及びエッチングし て作製されたものであり、継ぎ目のない(シ ムレスな)構造を有する。したがって、この うな金型ロールによれば、膜30に対し、継 目のないナノメートルサイズの凹凸を連続 に転写することができる。

基材フィルム20が金型ロール15の外周面と する位置には、金型ロール15の外周面と対向 するように円柱状のピンチロール16が配置さ ている。この位置において、金型ロール15 ピンチロール16とで基材フィルム20を挟み込 、金型ロール15と膜30とを加圧密着させるこ とにより、金型ロール15の表面形状が膜30表 に転写され、表面に凹凸を有する膜40が形成 される。金型ロール15とピンチロール16とで 材フィルム20を均一に挟み込むために、基材 フィルム20の幅は、金型ロール15及びピンチ ール16の長さよりも小さい。なお、ピンチロ ール16は、ゴム製である。膜30の表面に凹凸 状が転写された後は、基材フィルム20は金型 ロール15の外周面に沿ってピンチロール17に かって進み、ピンチロールを介して次の工 へと進む。

<硬化処理(第四工程)>
続いて、凹凸面を有する膜40に対し硬化処理 行う。実施例1においては、硬化処理として 紫外線18の照射を行う。硬化処理を行う際の 外線照射量は、用いる材料によって適宜変 する必要があるが、通常、300~3000(mJ/cm 2 )の範囲である。このとき行う硬化処理は、 40の材料が紫外線硬化性を有するため、第二 工程と同様、紫外線照射によって行うことが 好ましい。また、実施例1において基材フィ ム20は、紫外線を吸収する特性を有している ため、第二工程と同様、紫外線18の照射は、 40の表面側から行う。膜40の材料が嫌気性を 有する場合には、紫外線18の照射は、窒素雰 気下で行うことが好ましい。

第四工程において硬化処理の種類は特に限 定されず、例えば、膜40の材料が熱硬化性を する場合には加熱処理を行って硬化させて よく、膜40の材料が可視光線硬化性を有す 場合には可視光を照射して硬化させてもよ 。したがって、第四工程においては、これ の処理を複数組み合わせて行ってもよく、 施例1において膜40の材料は、紫外線硬化性 熱硬化性との両方を有していることが好ま い。例えば、紫外線照射と加熱とを組み合 せて行う、可視光線照射と加熱とを組み合 せて行う、紫外線と可視光線との両方の波 域を有する光の照射を行う工程が挙げられ 。これにより、工程時間を短縮することが 能となる。

膜40が硬化すれば、表面に形成された凹凸 状が固定されるので、これにより、ナノイ プリントフィルムが完成する。

続いて、ラミネーションフィルムロール51 ら供給されたラミネーションフィルムが、 ンチロール52により、膜40の表面側に貼り合 わせされる。最後に、基材フィルム、ナノイ ンプリントフィルム、及び、ラミネーション フィルムの積層フィルム50が巻き付けられて 層フィルムロール53が作製される。ラミネ ションフィルムを貼り合わせることにより 膜表面にホコリが付着したり、傷がつくこ を防止することができる。

実施例1によって作製されたナノインプリ トフィルムの構造について詳述する。図3は 実施例1で作製されるナノインプリントフィ ルムの断面模式図である。(a)はナノインプリ ントフィルムの断面構造であり、(b)はナノイ ンプリントフィルムに入射する光の屈折率を 示す。図3(a)に示されるように、実施例1で作 されるナノインプリントフィルム40は、凹 が形成されていない底面部位41と、表面に形 成されたナノメートルサイズの凹凸部位42と 構成されており、凹凸一つあたりの形状は 細りの角錐状又は円錐状である。このよう 凹凸部位42は、隣接する凹凸の頂点間の幅 、50~500nmで形成されている。このように隣接 する凹凸の頂点間の幅を調節することで、フ ィルム表面での反射率を大きく減少させるこ とができる。また、凹凸の高さは、50~500nmで 成されている。この範囲とすることで、フ ルム表面での反射率を、より大きく減少さ ることができる。

ここで、実施例1で作製されるナノインプ ントフィルム40が低反射を実現することがで きる原理について簡単に説明する。光はある 媒質から異なる媒質へ進むとき、これらの媒 質界面で屈折する。屈折の程度は光が進む媒 質の屈折率によって決まり、例えば、空気で あれば約1.0、樹脂であれば約1.5の屈折率を有 する。上述のように実施例1においては、ナ インプリントフィルム40の表面に形成された 凹凸42は、その一つ当たりの形状が角錐状又 円錐状であり、すなわち、凹凸の先端方向 向かって徐々に幅が小さくなっていく形状 有している。したがって、図3(b)に示すよう に、空気層とナノインプリントフィルム層と の界面においては、空気の屈折率である約1.0 から、フィルム構成材料の屈折率(樹脂であ ば約1.5)まで、屈折率が連続的に徐々に大き なっているとみなすことができる。光が反 する量は媒質間の屈折率差に比例するため このように光の屈折界面を擬似的にほぼ存 しないものとすることで、フィルム表面で 反射率を大きく減少させることができる。 お、このような表面構造は、一般的に「モ アイ(蛾の目)構造」とも呼ばれる。

図4は、実施例1で作製されるナノインプリ トフィルムを備える偏光板を示す断面模式 である。図4に示すように、実施例1によっ 偏光板(積層フィルム)50は、一方の支持部材 ある第一のTACフィルム21、偏光素子であるPV Aフィルム22、もう一方の支持部材である第二 のTACフィルム23、及び、ナノメートルサイズ 凹凸を表面に有するナノインプリントフィ ム40の4つの層が積層されたフィルム構造を する。このような偏光板50は、例えば、ナ インプリントフィルムが表示面側に位置す ようにして液晶表示装置の表示面に配置さ ることで、ディスプレイ表面における外光 反射を低減させることが可能な液晶表示装 とすることができる。液晶表示装置の具体 な構成としては、例えば、アレイ基板、液 層及びカラーフィルタ基板がこの順に表示 に向かって配置されており、アレイ基板及 カラーフィルタ基板のそれぞれの表面に偏 板が設けられる形態が挙げられる。反射防 膜としてのナノインプリントフィルムは、 ラーフィルタ基板上の偏光板の表示面側の 面に貼り付けられる。また、基材であるTAC ィルム21、23自身が紫外線吸収機能を有して るので、偏光板50の膜厚は薄く形成されて り、装置全体が薄型化されている。このよ に、実施例1で作製された液晶表示装置は、 光素子保護機能及び低反射性に優れ、かつ 厚の薄い偏光板(表面基材)を備える液晶表 装置といえる。

なお、本願は、2008年3月24日に出願された 本国特許出願2008-076473号を基礎として、パリ 条約ないし移行する国における法規に基づく 優先権を主張するものである。該出願の内容 は、その全体が本願中に参照として組み込ま れている。

実施例1で作製されるナノインプリント フィルムの製造工程を示す模式図である。 実施例1で用いられる偏光板の断面模式 図である。 実施例1で作製されるナノインプリント フィルムの断面模式図であり、(a)はナノイン プリントフィルムの断面構造を示し、(b)はナ ノインプリントフィルムに入射する光の屈折 率を示す。 実施例1で作製されるナノインプリント フィルムを備える偏光板を示す断面模式図で ある。

符号の説明

11:基材フィルムロール
12:ダイコーター
13:紫外線(第二工程)
14、16、17、52:ピンチロール
15:金型ロール
18:紫外線(第四工程)
20:基材フィルム、偏光板(基材)
21:第一のTACフィルム
22:偏光素子
23:第二のTACフィルム
30:膜(第一工程で塗布された状態)
40:膜(第三工程で表面に凹凸が形成された状 )、ナノインプリントフィルム
41:底面部位
42:凹凸部位
50:積層フィルム、偏光板
51:ラミネーションフィルムロール
53:積層フィルムロール